JP4201539B2

JP4201539B2 - File

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Publication number: JP4201539B2
Application number: JP2002201995A
Authority: JP
Inventors: 竜也田畑
Original assignee: Kokuyo Co Ltd
Current assignee: Kokuyo Co Ltd
Priority date: 2002-07-10
Filing date: 2002-07-10
Publication date: 2008-12-24
Anticipated expiration: 2022-07-10
Also published as: CN1221404C; CN1467096A; JP2004042402A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、書類等を綴じて保管又は使用する綴じ具を備えたファイルに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
近年、オフィスなどで用いられる、表裏一対の開閉表紙部と、これら開閉表紙部の基端間に設けた背表紙部と、この背表紙部の内面又は開閉表紙部の基端部近傍内面に取り付けた綴じ具とを有したファイルにおいて、前記背表紙部に当該背表紙部の表面（背面）から突出して手で把持可能な取手部材を取り付けるようにして、書棚などに複数並列して収納された状態からスムーズに取り出すことが可能であり、さらに持ち運びにも好都合となるようにしたものが開発されている。
【０００３】
さらに、このような取手部材を取り付けて構成したファイルにおいて、この取手部材が背表紙部の表面から浮いてしまい、背表紙部の外観を損ねてしまうという不具合を解決するものとして、例えば、背表紙部に当該背表紙部の表面より凹ませた取手収容部を形成して、不用時には、その取手収容部に取手部材を収容させて表面より突出させないようにするものも考えられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなものであると、通常、取手部材は使用時のバランスを考慮して背表紙部の中央部に設定されるため、背表紙部に配置される見出し片が上下に分断されることになってしまう。書棚等に背表紙部を手前側へ向けて配置させることになるファイルにとって、前記綴じ具に綴じている書類等の内容を示す見出し片は極めて重要であり、見出し片が分断されて小さいものとなってしまうのは不都合である。
【０００５】
一方、背表紙部の上下に手指を引っ掛けられるような凹部を形成して、見出し片を装着する領域を上下方向に沿って確保するようなものの考えられているが、このようなものは、ファイルを把持するバランスが悪く、書棚などから引き出すことは可能であっても、このような凹部を把持してファイルを持ち運ぶことは、現実的には困難である。
【０００６】
そこで、上記のような不具合を解決するべく、ファイルの美観を損ねず、なお且つバランス良く把持できる取手を備えるとともに、背表紙部の中央部に上端部近傍から下端部近傍に亘って見出し片を取り付ける領域を確保することが可能な使用勝手の良好な新しいファイルを提供する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明のファイルは、表裏一対の開閉表紙部と、これら開閉表紙部の基端間に設けた背表紙部と、この背表紙部の内面又は開閉表紙部の基端部近傍内面に設けられ書類等の被綴込体を綴じる綴じ具とを具備するものであって、前記背表紙部の上下方向における中央部を少なくとも含み且つ少なくとも一方の側端部近傍に形成される開口を通じて当該開口に連続する凹部内に手指を差し入れて把持し得る取手を設けていることを特徴とする。なお、「上下方向における中央部」とは、上下方向の中央の周辺部を指している。
【０００８】
このようなものファイルであれば、当該ファイルに設けた取手によって背表紙側の上下方向における中央部を把持することができるようになる。また、この取手は、凹部を利用したものであるため、別体の取手部材を取り付けるようなもののように背表紙部から外方へ表出せず、ファイルの外観を損ねるのを防ぐことが可能となる。さらに、開口及び取手に干渉されることなく上端部近傍から下端部近傍に亘って連続する見出し片を装着する領域を確保することができるようになる。さらに、開口を形成する位置調整さえ行えば、その見出し片を、背表紙部の幅方向（左右方向）における中央部に装着してさらに見易くなるように構成することも可能となる。すなわち、収納状態からの引き出しや持ち運び等の場合に好適なものであり、しかも把持した際の重量バランスが良好でなお且つファイルの美観を保つ取手と、背表紙部の上端部から下端部側に亘る見易い見出し片とを共に兼ね備え使用勝手を向上させた新しいファイルを提供することができるようになる。
【０００９】
また、このようなファイルとして、例えば背表紙部の上下方向における中央部を含んでさらにその上下に延びるような開口が形成され、取手が背表紙部の上下に亘って延びるようなものであってもよいが、背表紙部の強度を確保するためには、開口及び取手を上下方向における中央部のみに設けるようにすれば好ましい。
【００１０】
また、左右どちらの手指にも対応でき、また安定した状態で把持できるようなものとするためには、開口を、記背表紙部の上下方向における中央部の両側端部近傍に形成するようにして、取手を左右両側端部側から手指を差し入れることができるように形成することが望ましい。
【００１１】
また、本発明を適用するファイルが、前記開閉表紙部とこの開閉表紙部の基端間に連続する背部とを備え前記綴じ具が取り付けられるファイル本体と、前記背部を覆うように取り付けられ当該背部と前記背表紙部を構成する背カバー部材とを備えてなるものであれば、元来、綴じ具装着のための固定具やリベットなどを隠蔽し得る効果を備えた背カバー部材を利用することによって、背表紙部の内面の上下方向における中央部に取り付けられる綴じ具と干渉することなく、背表紙部の背面側の上下方向における中央部に取手を設けることができるようになる。特に、背カバー部材がある程度の厚み寸法（前後幅寸法）を有するものであれば、その背カバー部材の厚みを利用して前記凹部を形成し取手を設けることが無理なく可能となる。
【００１２】
そして、このようなファイルの好適な具体的態様としては、前記開口を避けて、背表紙部の幅方向における中央部に上下方向に沿って見出し片装着部を形成しているものが挙げられる。このようなものであれば、左右どちら側からでも見出し片を見易くなるからである。
【００１３】
また、このように背表紙部を、背部と背カバー部材とによって構成するようにしたものに、取手を設けるようにした場合には、前記取手を、前記ファイル本体と一体成形するようにし、前記開口を、背カバー部材に形成するようにすれば好ましい。背カバー部材側に取手を設けると、持ち運び時に背カバー部材とファイル本体との係合部分に書類等を綴じた状態のファイル本体の荷重が働いて係合が外れてしまう可能性があるが、このようなものであれば、実際、把持するのはファイル本体であるため、前記係合部分が棄損することなく安定した状態で把持できるようになるからである。
【００１４】
また、このように取手をファイル本体と一体成形したようなものである場合には、背カバー部材に、背面側に開放される窓部を形成して、この窓部を通じて、前記ファイル本体と一体成形された取手を、背カバー部材の前記窓部を通じて露出させるようにすると望ましい。このようにすれば、取手は、窓部を構成する背カバー部材の壁部の厚み寸法分だけ背面側へ位置付けることが可能となり、すなわち、この壁部の厚み寸法を、手指を差し入れる凹部の厚み寸法に加えることができる。その結果、背カバー部材の厚み寸法の短寸化、ひいてはファイルの奥行き幅（前後方向における長さ）の短寸化できるようになり、ワゴンの引出し等の閉塞された収納空間に収納する場合、特に開閉自由端部を下方に位置付けるようにした場合に都合がよい。そして、取手を、前記窓部を通じてこの窓部の周辺部とほぼ面一をなすように表出させるようにすれば、この窓部に跨って見出し片を取り付けた場合であっても、見出し片を装着しやすく、また見出し片に凹凸形状が生じず外観上好ましい。
【００１５】
さらに、凹部の厚み寸法を大きくとれるようにして背カバー部材の厚みを可及的に小さくするためには、前記背部に当該凹部に連続して空間を形成するような当該背部の肉厚を貫通させた孔又は背部を窪ませた穴を形成することが望ましい。そして、このような背部を貫通させた孔又は背部を窪ませた穴を、取手を成形する際の抜き加工によって形成されるものとすれば、製作の利便性を図ることができるようになる。
【００１６】
また、このように窓部から取手を表出させるように構成したものにおいて、美観を保つためには、見出し片を、この窓部を通じて表出させた取手を隠蔽するように取り付けることが望ましい。そして、このような取手の隠蔽を実現する好適な具体的態様としては、請求項４記載の見出し片装着部を、背カバー部材に、窓部と略同幅寸法を有し、当該窓部を跨いでその上下に延びるように設定するようにしたものが挙げられる。
【００１７】
このように取手を備えたファイルの使用勝手をさらに向上させるためには、開平表紙部を、選択的に開成不能に係止する係止部を設けることが望ましい。このようなものであれば、取手を把持して持ち運ぶ場合や棚、ワゴン等に収納する場合などに、開閉表紙部を開成させない状態を維持して所定箇所に収納し易くなり、また持ち運びし易くなる。そして、このような係止部の具体的態様としては、前記開閉表紙部の一部に形成され、開閉表紙部の閉止状態において綴じ具の一部と例えば外方からの操作によって係り合うように構成したものが挙げられる。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
【００１９】
このファイル１は、一対の開閉表紙部２ａ、２ｂと、この開閉表紙部２ａ、２ｂの基端間に連続する背部２ｃとを備えたファイル本体２と、このファイル本体２の内面に取り付けた綴じ具３とを備え、ファイル本体２の背部２ｃに背カバー部材４を取り付けることによって背表紙部Ｂを構成しているものである。なお、以下に説明する前後方向とは、開閉表紙部２ａの開閉自由端部側を前方（図中Ｆで示している）、そして背表紙部Ｂが設けられた側を後方（図中Ｒで示している）とし、上下方向とは、背カバー部材４の長手方向を指すものとする。
【００２０】
ファイル本体２は、例えばＡ４規格やＢ５規格の書類等の被綴込体を綴じるように対応させた表裏一対の縦長な開閉表紙部２ａ、２ｂと、これら開閉表紙部２ａ、２ｂの基端部にヒンジ部２ｄを介して設けられている背部２ｃとを備えたものであり、例えば合成樹脂などによって成形している。なお、ファイル本体２は、背部２ｃを略中央部分において上下方向に縦割りした２つのファイル本体要素によって構成されたようなものであってもよい。
【００２１】
開閉表紙部２ａ、２ｂには、それぞれファイル１を閉成させた状態で綴じ具３の側端面が当設する部分に一対の平面視Ｌ字型をなす突条２１、２１を対向して設けている。そして、この対向する突条２１、２１の内法寸法を、綴じ具３の外形長さと略一致させるとともに、高さ寸法を、綴じ具３の後述する押さえ板３２の厚み寸法と略一致するように設定している。すなわち、ファイル１の閉止状態においてこの綴じ具３の押さえ板３２が突条２１、２１の内部におおよそ位置決めされて収容されるようになっている。そして、この突条２１、２１の内に綴じ具３の押さえ板３２を収容させた状態で、各開閉表紙部２ａ、２ｂを開成不能に係止する係止部２２を形成している。この係止部２２は、突条２１、２１間の中間部における反綴側に背表紙部Ｂの長手方向に沿って延びるヒンジ部２２１と、このヒンジ部２２１から開閉表紙部２ａ、２ｂの基端側に連続して外面視矩形状をなし先端に爪部２２２ａを形成してる係止片２２２と、この係止片２２２のヒンジ部２２１を除く周囲に開閉表紙部２ａ、２ｂの肉厚を貫通させた外面視コ字形をなす図示しないスリットとを形成して構成している。
【００２２】
この係止片２２２は、基端部をヒンジ部２２１に連続させ、先端部を前記スリットにより開放したものであり、その先端部を開閉表紙部２ａ、２ｂの閉止状態において押さえ板３２と重合する位置に位置付けている。そして、この係止片２２２全体の形状を、開閉表紙部２ａ、２ｂの内面側に緩やかに湾曲して突出するものとしており、その形状に沿って外面側から内面側に窪ませた操作用の凹部２２３を形成していて、この凹部２２３に指の腹を当てて押すように操作して押さえ板３２に爪部２２２ａを係合するように構成している。
【００２３】
また、背部２ｃには、綴じ具３を固定するための固定具３５を取り付けるための取付孔２ｃ１を形成している。さらに、背カバー部材４を装着するためのファイル本体２側の係合部として、背面２ｃａの両側部に一対ずつ上下に設けた突条Ｆ１１の所定部位に外向きの係合爪Ｆ１１を間欠的に形成するとともに、上下端部に、内面２ｃｂ側に段部Ｆ２１を備えた係合凹部Ｆ２（図６参照）を形成している。
【００２４】
綴じ具３は、図４に示すように、例えば、背部２ｃの内面２ｃｂ側に固定されたベース３１と、このベース３１の左右両側に着脱可能に取り付けられた一対の押さえ板３２、３２と、各押さえ板３２、３２から突出し互いに嵌め合う綴じ桿３３、３４とを具備して前記押さえ板３２、３２間に書類等の被綴込体を綴じ込むことが可能なものであり、いわゆるチューブ式のものである。なお、図中、判りやすく示すために綴じ桿３４を途中で分断して示している。前記ベース３１は、ファイル本体２の背部２ｃに設けた図５、６に示す取付孔２ｃ１によって取り付けられる上下の固定具３５、３５によって、ファイル本体２の背部２ｃに取り付けられている。図示例の綴じ具３は、この固定具３５によって、リベット等を使用せずに、ベース３１をファイル本体２に取り付けられるようなものであるが、ベース３１をリベット等で取り付けるタイプのものであってもよい。なお、この綴じ具３の素材としては、例えば金属等が挙げられ、その他合成樹脂によるものであってもよい。
【００２５】
背カバー部材４は、前記背部２ｃ幅寸法に略相当する距離離間して後方へ向かって漸次内側へ湾曲する一対の側壁部４１ａ、４１ｂと、この側壁部４１ａ、４１ｂの後端部間に連続し背部２ｃと略平行をなすように形成された背壁部４２と、側壁部４１ａ、４１ｂの前端部間を上下方向における中間部位を接続するように形成された前壁部４３（図８参照）と、前記側壁部４１ａ、４１ｂ及び背壁部４２の上端部及び下端部を覆うように設けられた天壁部４４及び底壁部４５（図４参照）とを具備してなり、ファイル本体２の背部２ｃの高さ寸法及び幅寸法と略一致した高さ寸法及び幅寸法に設定した柱状のものである。前記前壁部４３の上端部及び下端部には、この前壁部４３と背壁部４２と連結させる水平方向に延びる壁部４３１、４３２（図１０参照）を設けて、内部に空洞を有する背カバー部材４の補強となるようにしている。また、前記側壁部４１ａ、４１ｂの前端部に、前記係合爪Ｆ１に係合する内向きの係合爪Ｃ１を形成するとともに、天壁部４４及び底壁部４５の前端部に、前記段部Ｆ２１に対応する段部Ｃ２１を備え前記係合凹部Ｆ２に嵌まり込んで係合する係合凸部Ｃ２を形成して、ファイル本体２に固定するための背カバー部材４側の係合部を構成している。なお、この背カバー部材４をファイル本体２に固定するための手段は、その他適宜のものであってよい。
【００２６】
しかして、本実施形態においては、前記背表紙部Ｂを構成する背カバー部材４の両側端部近傍の上下方向における中央部に開口４Ｋａ、４Ｋｂを形成し、この開口４Ｋａ、４Ｋｂを通じて当該開口４Ｋａ、４Ｋｂに連続する凹部５ａ、５ｂ（図１２参照）内に手指を差し入れて把持し得る取手６を設けるとともに、背カバー部材４の幅方向の中央部に上下に延びる見出し装着部７を形成している。具体的には、前記取手６は、ファイル本体２と一体成形により設けるようにしたもので、図２、３、１１、１２に示すように前記背カバー部材４の背面側に開放される窓部４Ｗを形成してこの窓部４Ｗを通じて表出させるようにしている。
【００２７】
詳述すれば、まず窓部４Ｗは、背表紙部Ｂのほぼ上下方向及び幅方向（左右方向）における中央部に、取手６の外形状の大きさと略一致乃至若干大きく設定して形成したものである。
【００２８】
そして、前記背カバー部材４の前壁部４３には、取手６が、前記窓部４Ｗに到達するように、取手６を挿通させる開口４３Ｋを形成している。
【００２９】
開口４Ｋａ、４Ｋｂは、背カバー部材４の両側壁部４１ａ、４１ｂと背壁部４２とに跨る位置の上下方向における中央部に、側方から手指を差し入れ可能な開口幅に設定して形成したもので、前記窓部４Ｗを挟むように位置する。そして、この開口４Ｋａ、４Ｋｂは、図１１、１２に示すように、背壁部４２の前記窓部４Ｗの側縁部分（図中４２ｘで示している）と、前壁部４３の開口４３Ｋの側縁部分（図中４３ｘで示している）との間に形成されることになるため、これらの部分４２ｘ、４３ｘの開口４Ｋａ、４Ｋｂの開口端側を、アール状に成形して、手指を差し込み易くしている。
【００３０】
取手６は、ファイル本体２と一体成形により前記背部２ｃの背面２ｃａから突出するように形成したもので、手指が接触する部位である把持部６１と、この把持部６１を背面２ａから所定距離後方へ位置付けるように支持し上下方向に延びる支持部６２と、これら把持部６１及び支持部６２の上端部及び下端部に補強となる上壁６３及び下壁６４とを備えてなり、背表紙部Ｂの上下方向における中央部のみに設けられている。前記把持部６１は、両手で挟み込める程度の幅寸法に設定してある。また、支持部６２は、把持部６１の幅方向における中央部に接続するもので、その上下方向の長さ寸法は、前記開口４Ｋａ、４Ｋｂとほぼ同じ乃至若干大きく設定してある。これら把持部６１と支持部６２とは、図１１、１２に示すように平断面形状（横断面形状）が略Ｔ字型をなすように成形される。しかして、前記開口４Ｋａ、４Ｋｂから、把持部６１の裏側（前方側に相当）に亘り、左右２つの凹部５ａ、５ｂが支持部６２を挟んで形成されることになる。また、取手６の背面２ｃａからの突出幅寸法を、背カバー部材４の前後方向の厚み寸法と略一致させて、前記窓部４Ｗから表出させた取手６が、当該窓部４Ｗの周辺部に相当する後述する嵌込凹部７１とほぼ面一となるようにしている。
【００３１】
また、ファイル本体２の背部２ｃには、図１１、１２に示すように前記凹部５ａ、５ｂに連続して空間を形成するように当該背部２ｃの肉厚を貫通させた貫通孔２ｃ２が形成されている。この貫通孔２ｃ２は、背面２ｃａから突出させた前記取手６の左右に凹部５ａ、５ｂが形成されるように背部２ｃの内面２ｃｂ側への抜き加工によって形成したものである。
【００３２】
一方、見出し片装着部７は、例えば紙製等の見出し片Ｌと透明乃至半透明の樹脂製の見出し片カバーＬＣとともに装着するように構成しており、嵌込凹部７１と、嵌込凹部７１に嵌め込んだ見出し片カバーＬＣに形成された差込片ＬＣ１を差し込んで固定する差込孔７２と、見出し片Ｌ及び見出し片カバーＬＣを取り出す際に指掛け可能な凹部７３とを備えてなる。嵌込凹部７１は、背壁部４２の背面側を、その上端部から下端部近傍に亘って、前記見出し片Ｌと見出し片カバーＬＣとの厚み寸法に対応させて凹ませて形成したものである。そして、この嵌込凹部７１は、前記窓部４Ｗと同幅寸法に設定され当該窓部４Ｗを跨るように形成したもので、嵌込凹部７１と同幅寸法を有する見出し片Ｌ及び見出し片カバーＬＣが前記窓部Ｗから表出させた取手６を隠蔽するように取り付るようにしている。差込孔７２は、前記見出し片カバーＬＣの外周縁部から突出させた差込片ＬＣ１を差し込めるように、嵌込凹部７１の外周縁部に形成したものである。凹部７３は、背部２ｃの天壁部４４と背壁部４２とに連続するように部分球状に凹ませたものである。なお、嵌込凹部７１に嵌め込んだ状態の見出し片Ｌに指掛け可能なものであれば、部分球状には限られない。また、本実施形態の見出し装着部７は、見出し片Ｌを見出し片カバーＬＣとともに装着するようなものであるが、見出し片Ｌのみを凹凸係合や接着など適宜手段で装着するようなものであってもよい。
【００３３】
次に、このファイル１を組み立て手順について説明する。まず、ファイル本体２の背部２ｃの背面２ｃａ側から突出する取手６を、背カバー部材４の窓部４Ｗから表出するように位置付けるとともに、ファイル本体２の係合爪部Ｆ１と、背カバー部材４側の係合爪部Ｃ１と一時的に弾性変形させて係合させるとともに、ファイル本体２側の係合凹部Ｆ２に背カバー部材４の係合凸部Ｃ２を、それぞれの段部Ｆ２１段部Ｃ２１とが当接するよう嵌め込んで係合させるようにする。しかして、背カバー部材４は、左右方向、前後方向及び上下方向の位置決めがなされた状態でファイル本体２に取り付けられることとなる。この際、取手６は、図３に示すように嵌込凹部７１と面一をなすように窓部４Ｗから表出している。そして、見出し片Ｌ及び見出し片カバーＬＣを、嵌込凹部７１に嵌め込み、差込片ＬＣ１を差込孔７２に差し込むようにして装着する。
【００３４】
以上のように構成した本実施形態におけるファイル１は、背表紙部Ｂの上下方向における中央部を含んだ両側端部近傍に形成した開口４Ｋａ、４Ｋｂを通じてこの開口４Ｋａ、４Ｋｂに連続する凹部５ａ、５ｂ内に手指を指し入れて把持できる取手を設けるようにしたので、これら開口４Ｋａ、４Ｋｂや取手６に干渉することなく、幅方向の中央部に上下に亘って延びる取手装着部７を形成することができる。すなわち、このファイル１に幅方向の中央部に所定幅を有して上下に延び見易い見出し片Ｌを装着することができる。
【００３５】
また、本実施形態の取手６は、背表紙部に形成される凹部を利用した立体的な形状をしており、把持する場合には、凹部５ａ、５ｂが形成されている背カバー部材４の裏側に手を指し入れた状態で把持することになるので、別体の取手部材を適宜の手段で取り付けたようなものと比較すると、しっかりと把持でき棚やワゴンの引出し内での収納状態から引っ張り出すような場合に安定している。加えて、取手６が背表紙部Ｂから突出することがないのでファイル１の背面からの外観を損ねることがない。
【００３６】
また、取手６を背表紙部Ｂの上下方向における中央部のみに設けているので、背表紙部Ｂの上端部から下端部に亘るように設けられたようなものと比較して、背表紙部Ｂの剛性を低下させない。そして、この取手６は、背表紙部Ｂの上下方向及び幅方向（左右方向）の中央部に位置するため、バランスよく把持できる。
【００３７】
また、開口４Ｋａ、４Ｋｂを両側端部に形成するようにしたので、親指側と人差し指側間で挟んで握るように取手６を把持でき、バランス良く持ち運ぶことができるとともに、右利きの使用者にも左利きの使用者にも対応できる。
【００３８】
本実施形態特有の効果としては、ファイル１を背カバー部材４を備えて構成しているので、ファイル本体２の背面２ｃ側に表出する固定具３５を隠蔽することができるともに背表紙部Ｂに強度を確保できるようになり、さらに、この背カバー部材４の厚み寸法を有効に利用して、取手６及び取手６に手指を差し込むための凹部５ａ、５ｂを形成することができる。
【００３９】
また、ファイル本体２と一体成形によって設けた取手６を把持することによって、書類等が綴じてあるファイル本体２を直接的に持つことになり、背カバー部材４とファイル本体２の係合部分がファイル本体２側の荷重によって外れてしまうことを心配せず、安定した状態でファイル１を持ち上げたり、持ち運んだりできる。
【００４０】
また、取手６の突出端側に位置する把持部６１を背カバー部材４に形成した窓部４Ｗから表出させるとともに、取手６の基端側に位置する背部２ｃに凹部５ａ、５ｂと連続する空間を形成する貫通孔２ｃ２を形成したので、凹部５ａ、５ｂを厚み寸法（前後幅）を大きくして手指を差し込み易くできる。そして、この結果、背カバー部材４の厚み寸法を、凹部の確保のために大きく設定せずともよく、ファイル１の前後幅を短寸化させることができ、特にワゴンの引出し内など閉塞された空間に収納する場合に都合がよい。また、前記貫通孔２ｃ２を取手６を形成するための抜き加工により形成されるようにしているので、貫通孔２ｃ２を形成するための別途加工を必要とせず、製作の利便性を図ることができる。
【００４１】
また、開閉表紙部２ａ、２ｂを選択的に開成不能に係止する係止部２２を設けたので、収納する場合や、取手６を把持して書棚などから取り出す場合や持ち運ぶような場合には、ファイル１の開閉表紙部２ａ、２ｂが開いてしまうのを禁止させることができ使用勝手が良い。
【００４２】
なお、本発明は上記実施形態に限られない。
【００４３】
例えば、図１３、１４に示すような、上記実施形態と略同様の基本構成を有し一部の構成を異ならせたファイル１’のようなであってもよい。図中、ファイル１と同様の構成には、同じ符号に「’」を付して示している。このものは、上記実施形態で符号４３ｘで示した部位に対応する背カバー部材４’の前壁部４３’の開口４３Ｋ’の側縁部分を、内側に向かって背部２ｃ側に湾曲又は屈曲するような形状に成形するとともに（図中４３’ｙで示している）、この４３’ｙに対応する背カバー部材４’の背部２ｃ’の部位を肉薄となるように成形して（図中２ｃ’ｙで示している）、形成される凹部５ａ’５ｂ’が、上記実施形態の凹部５ａ、５ｂより大きくなるようにしてさらに手指を差し入れ易くしたようなものであってもよい。また、図示したように、窓部４Ｗ’の側縁部分４２ｘ’に係合段部４２ｘ’ａを形成するとともに、取手６’の把持部６１’の左右端部に、この段部４２ｘ’ａ係り合う係合段部６１’ａを形成して把持部６１’を背カバー部材４’と係合させて取手６’のぐらつきを規制するようにしてもよい
また、その他、図１５〜１７に示したような実施形態のファイルＡ１であってもよい。なお、図中上記実施形態のファイル１に対応する構成について、特に詳述することなく同様の符号の先頭に「Ａ」を付して示している。
【００４４】
このファイルＡ１は、前記ファイル本体２と略同様の構成を有するファイル本体Ａ２の背部Ａ２ｃに背カバー部材Ａ４を図示しない適宜の係合手段で固定して構成したものであり、前記背部Ａ２ｃとともに背表紙部ＡＢを構成する背カバー部材Ａ４の上下方向における中央部を少なくとも含んで一方の側端部近傍に形成される開口Ａ４Ｋを通じて当該開口Ａ４Ｋに連続する凹部Ａ５内に手指を差し入れて把持し得る取手Ａ６を備えたものである。さらに、背カバー部材Ａ４の背面側には、上下方向に沿って見出し装着部ＡＬを形成している。
【００４５】
具体的には、この実施形態の取手Ａ６は、図１７に見出し片ＡＬ及び見出し片カバーＡＬＣを装着しない状態の横断面図を示したように、ファイル本体Ａ２の背部Ａ２ｃから突出するように当該ファイル本体Ａ２と一体成形により設けられたもので、手指が接触する部位である把持部Ａ６１と、この把持部Ａ６１を背面Ａ２ｃａから所定距離後方へ位置付けるように支持する支持部Ａ６２とを備えてなる。そして、この取手Ａ６も上記実施形態の取手６と同様に、背カバー部材Ａ４に形成した窓部Ａ４Ｗから背面側に表出させるようにしている。把持部Ａ６１は、支持部Ａ６１の後端部から前記開口Ａ４Ｋを形成した側（図示例のものでは右側端部側）に湾曲させて略水平に延びるように形成したものであり、前記開口Ａ４Ｋからこの把持部Ａ６１の裏側（前方側に相当）に亘り、凹部Ａ５が形成されることになる。また、この取手Ａ６の背面Ａ２ｃａからの突出幅寸法を、背カバー部材Ａ４の前後方向の厚み寸法と略一致させて、前記窓部Ａ４Ｗから表出させた取手Ａ６が、当該窓部Ａ４Ｗの周辺部に相当する見出し片装着部Ａ７を構成する嵌込凹部Ａ７１とほぼ面一となるようにしている。
【００４６】
見出し装着部Ａ７は、前記見出し片装着部７とほぼ同様の構成を有するもので嵌込凹部Ａ７１と、差込孔Ａ７２と、凹部Ａ７３とを備えてなる。そして、前記窓部Ａ４Ｗと同幅寸法に設定されこの窓部Ａ４Ｗを跨るように形成したものである。
【００４７】
さらに、ファイル本体Ａ２を構成する開閉表紙部Ａ２ａ、Ａ２ｂには、切り込みにより包囲された舌片状をなす係止部たる係止舌片Ａ２２を形成して、開閉表紙部Ａ２ａ、Ａ２ｂを閉じた閉止状態において指で押すように操作して、それぞれ対応する綴じ具Ａ３の一部と係り合うよう構成し、各開閉表紙部Ａ２ａ、Ａ２ｂを開成不能に係止することができるようにしている。
【００４８】
このようなファイルＡ１であっても、収納状態からの引き出し時や持ち運び時に背表紙部ＡＢの上下方向における中央部を把持可能であり、なお且つ背表紙部ＡＢの外観を損ねない取手Ａ６と、上下方向に延びる見易い見出し片ＡＬとを兼ね備えたものとすることができる。さらに、この実施形態のファイルＡ１も、取手Ａ６をファイル本体Ａ２と一体に形成しているため、書類等が綴じてあるファイル本体Ａ２を直接的に持つことになり、背カバー部材Ａ４とファイル本体Ａ２の係合部分がファイル本体Ａ２側の荷重によって外れてしまうことを心配せず、安定した状態でファイル１を持ち上げたり、持ち運んだりできる。
【００４９】
なお、本実施形態において、さらに、ファイル本体Ａ２を構成する背部Ａ２ｃに貫通させた孔又は窪ませた穴を形成して前記凹部Ａ５の厚み寸法を大きくなるようにしてもよい。そして、このような貫通孔等を上記実施形態のように取手を形成するための抜き加工によって形成するようにすれば、製造の利便性を図ることができる。また、図示例の背カバー部材Ａ４は前壁部を備えないものとしているが、前壁部を備え、この前壁部に取手を窓部に到達させるように挿通させる開口を形成したようなものであってもよい。
【００５０】
また、上記した何れの実施形態においても、背カバー部材に開口を形成し、背カバー部材の内部空間を前記開口に連続する凹部とするとともに背カバー部材を構成する背壁部の裏側を把持するように構成して、背カバー部材自体を取手として機能させるようにしたものであってもよい。このようなものであれば、取手を形成するための材料を要さず、製作の利便性を図ることができる上にコストダウンすることも可能である。
【００５１】
その他、ファイルが、背カバー部材を備えたものでなく、開閉表紙部と背部とからなるものであって、前記背部を所定の厚み寸法を有するように成形することによって、取手を設けるようにしたものであってもよい。
【００５２】
また、ファイルが、背カバーと開閉表紙部の一部を構成する開閉表紙部取付部を一体的に備えた背部材を備えてなるようなものであってもよい。
【００５３】
また、ファイルに取り付けられる綴じ具は、上記実施形態のようなチューブファイルに用いるタイプのものに限らず、リングファイルに使用されるタイプのものであってもよい。
【００５４】
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【００５５】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【００５６】
すなわち、本発明によれば、当該ファイルに設けた取手によって背表紙側の上下方向における中央部を把持することができ、なお且つこの取手は、凹部を利用したものであるため、別体の取手部材を取り付けるようなもののように背表紙部から外方へ表出せず、ファイルの外観を損ねない。さらに、開口及び取手に干渉されることなく上端部近傍から下端部近傍に亘って連続する見出し片を装着する領域を確保することができる。さらに、開口を形成する位置調整さえ行えば、その見出し片を、背表紙部の幅方向（左右方向）における中央部に装着してさらに見易くなるように構成することも可能である。すなわち、収納状態からの引き出しや持ち運びに好適でありなお且つファイルの美観を保つ取手と、背表紙部の上端部から下端部側に亘る見易い見出し片とを共に兼ね備え使用勝手を向上させた新しいファイルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態を示す全体斜視図。
【図２】図１の分解斜視図。
【図３】図１の分解斜視図。
【図４】同開閉表紙部の内側の様子を示す全体斜視図。
【図５】本実施形態のファイル本体を示す背面図。
【図６】図５におけるＸ−Ｘ線断面図。
【図７】本実施形態の背カバー部材を示す背面側を示す図。
【図８】本実施形態の背カバー部材を示す前面側を示す図。
【図９】本実施形態の背カバー部材を示す側面図。
【図１０】図７におけるＹ−Ｙ線断面図。
【図１１】図１におけるＺ−Ｚ線断面図による背表紙部を示す説明図。
【図１２】図１におけるＺ−Ｚ線断面図による背表紙部を示す説明図。
【図１３】本実施形態における変形例を示す説明図。
【図１４】本実施形態における変形例を示す説明図。
【図１５】本発明の別の実施形態における示す全体斜視図。
【図１６】同実施形態の背面図。
【図１７】同実施形態における背表紙部の様子を示す部分断面図。
【符号の説明】
１、１’、Ａ１・・・ファイル
２、２’、Ａ２・・・ファイル本体
２２、Ａ２２・・・係合部
２ａ、２ｂ、２ａ’、２ｂ’、Ａ２ａ、Ａ２ｂ・・・開閉表紙部
２ｃ、２ｃ’・・・背部
２ｃ２、２ｃ２’・・・背部を貫通させた孔（貫通孔）
３、３‘、Ａ３’・・・綴じ具
４、４’、Ａ４・・・背カバー部材
４Ｋａ、４Ｋｂ、４Ｋａ’、４Ｋｂ’、Ａ４Ｋ・・・開口
４Ｗ、４Ｗ’Ａ４Ｗ・・・窓部
５ａ、５ｂ、５ａ’、５ｂ’、Ａ５・・・凹部
６、６’Ａ６・・・取手
７、Ａ７・・・見出し片装着部
Ｂ、Ｂ’、ＡＢ・・・背表紙部
Ｌ、ＡＬ・・・見出し片[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a file provided with a binding tool for binding or storing or using documents.
[0002]
[Prior art]
In recent years, a pair of front and back cover parts used in offices, a back cover part provided between the base ends of these open and close cover parts, and an inner surface of the back cover part or an inner surface near the base end part of the open and close cover part In a file having a binding tool, a plurality of handle members that can be gripped by hand are attached to the back cover part in parallel with the back cover part so as to protrude from the front surface (rear face) of the spine cover part. Products that can be taken out smoothly from the state and that are more convenient to carry are being developed.
[0003]
Furthermore, in a file configured by attaching such a handle member, the handle member is lifted from the surface of the spine cover portion, and the problem that the appearance of the spine cover portion is damaged is solved. It is also conceivable to form a handle housing portion that is recessed from the surface of the spine cover portion at the portion so that, when not in use, a handle member is housed in the handle housing portion so as not to protrude from the surface.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a case, since the handle member is normally set at the center of the spine portion in consideration of the balance during use, the heading piece arranged on the spine portion is divided vertically. It will be. For a file whose back cover portion is to be placed on the front side on a bookshelf or the like, a heading piece indicating the contents of a document or the like bound to the binding tool is extremely important, and the heading piece is divided and small. It is inconvenient to become.
[0005]
On the other hand, it is considered that a concave part that allows a finger to be hooked is formed on the top and bottom of the spine part, and an area for mounting the heading piece is secured along the vertical direction. Even if the balance of gripping is poor and it is possible to pull it out from a bookshelf or the like, it is practically difficult to carry a file by gripping such a recess.
[0006]
Therefore, in order to solve the problems described above, a handle that does not impair the aesthetics of the file and that can be gripped in a balanced manner is provided, and a heading piece is provided in the center of the spine cover from the vicinity of the upper end to the vicinity of the lower end. Providing a new file with good usability that can secure the mounting area.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
That is, the file of the present invention is provided on a pair of front and back open / close cover parts, a back cover part provided between the base ends of these open / close cover parts, and an inner surface of the back cover part or an inner surface near the base end part of the open / close cover part. And a binding tool for binding a body to be bound such as a document, wherein the opening includes at least a central portion in the vertical direction of the spine cover portion and is formed in the vicinity of at least one side end portion. A handle is provided in which a finger can be inserted and held in a concave portion that is continuous. The “center portion in the vertical direction” refers to the peripheral portion at the center in the vertical direction.
[0008]
With such a file, the center portion in the vertical direction on the spine cover side can be gripped by a handle provided in the file. In addition, since this handle uses a concave portion, it is possible to prevent the appearance of the file from being spoiled without being exposed outwardly from the spine portion like a case where a separate handle member is attached. Become. Furthermore, it is possible to secure an area for mounting a continuous heading piece from the vicinity of the upper end to the vicinity of the lower end without being interfered by the opening and the handle. Further, as long as the position for forming the opening is adjusted, the heading piece can be attached to the central portion in the width direction (left and right direction) of the spine cover portion so that it can be easily seen. That is, it is suitable for pulling out and carrying from the storage state, and has a handle that has a good weight balance when gripped and keeps the aesthetics of the file, and from the upper end to the lower end of the back cover. It becomes possible to provide a new file that has both easy-to-read headline pieces and improved usability.
[0009]
Further, as such a file, for example, an opening is formed so as to extend further up and down including the central portion in the vertical direction of the spine cover part, and the handle extends over the vertical part of the spine cover part. However, in order to secure the strength of the spine portion, it is preferable that the opening and the handle are provided only in the central portion in the vertical direction.
[0010]
In addition, in order to be able to handle both left and right fingers and to be able to grip in a stable state, openings should be formed in the vicinity of both side edges of the central portion in the vertical direction of the back cover. Thus, it is desirable to form the handle so that the fingers can be inserted from the left and right end portions.
[0011]
In addition, a file to which the present invention is applied includes a file body provided with the opening / closing cover portion and a back portion continuous between the base ends of the opening / closing cover portion, to which the binding tool is attached, and the back portion attached to cover the back portion. And a back cover member that constitutes the spine cover part, use a back cover member that has an effect of concealing a fixing tool or a rivet for attaching a binding tool. Thus, the handle can be provided in the central portion in the vertical direction on the back side of the spine cover portion without interfering with the binding tool attached to the central portion in the vertical direction of the inner surface of the spine cover portion. In particular, if the back cover member has a certain thickness dimension (front-rear width dimension), it is possible to use the thickness of the back cover member to form the recess and provide a handle.
[0012]
As a preferred specific mode of such a file, there is one in which a heading piece mounting portion is formed along the vertical direction at the center portion in the width direction of the spine portion, avoiding the opening. This is because it is easier to see the heading piece from either the left or right side.
[0013]
In addition, when the handle is provided on the back cover portion constituted by the back portion and the back cover member, the handle is formed integrally with the file body, Preferably, the opening is formed in the back cover member. If a handle is provided on the back cover member side, there is a possibility that the file body in the state in which documents etc. are bound to the engagement part between the back cover member and the file main body during work will be disengaged due to the load acting on the file main body. In such a case, since the file body is actually gripped, the engaging portion can be gripped in a stable state without loss.
[0014]
Further, when the handle is formed integrally with the file body, a window part opened on the back side is formed on the back cover member, and the file body is integrated with the window part through the window part. It is desirable that the molded handle is exposed through the window portion of the back cover member. In this way, the handle can be positioned on the back side by the thickness dimension of the wall portion of the back cover member that constitutes the window portion, that is, the thickness dimension of the wall portion is set to the concave portion into which the finger is inserted. It can be added to the thickness dimension. As a result, the thickness of the back cover member can be shortened, and the depth width of the file (length in the front-rear direction) can be shortened. When storing in a closed storage space such as a wagon drawer, This is particularly convenient when the open / close free end is positioned below. Then, if the handle is exposed through the window portion so as to be substantially flush with the peripheral portion of the window portion, even if the heading piece is attached across the window portion, Is easy to wear, and the heading piece is preferable in terms of appearance because it does not have an uneven shape.
[0015]
Further, in order to reduce the thickness of the back cover member as much as possible so that the thickness dimension of the concave portion can be increased, the thickness of the back portion penetrating the back portion so as to form a space continuously to the concave portion is penetrated. It is desirable to form a hole or a hole with a recessed back. And if the hole which penetrated such a back part or the hole which dented the back part shall be formed by the punching process at the time of shape | molding a handle, the convenience of manufacture can be aimed at now.
[0016]
In addition, in such a structure that the handle is exposed from the window part, it is desirable to attach the heading piece so as to conceal the handle exposed through the window part in order to maintain the beauty. And as a suitable specific mode for realizing such a concealment of the handle, the heading piece mounting portion according to claim 4 is provided on the back cover member, and has a width dimension substantially the same as that of the window portion. One that is set so as to extend up and down across the straddle.
[0017]
In order to further improve the usability of a file having a handle in this way, it is desirable to provide a locking portion that selectively locks the open flat cover portion so that it cannot be opened. If this is the case, when holding the handle and storing it in a shelf, wagon, etc., it will be easy to store it in a predetermined place while keeping the opening / closing cover part unopened, and easy to carry Become. And as a specific aspect of such a locking part, it is formed in a part of the opening / closing cover part, and is engaged with a part of the binding tool by an operation from the outside, for example, in the closed state of the opening / closing cover part. What is configured is mentioned.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0019]
The file 1 includes a file main body 2 having a pair of open / close cover portions 2a and 2b and a back portion 2c continuous between the base ends of the open / close cover portions 2a and 2b, and a binding attached to the inner surface of the file main body 2. The back cover portion B is configured by attaching the back cover member 4 to the back portion 2c of the file main body 2. The front-rear direction described below refers to the opening / closing free end portion side of the opening / closing cover portion 2a in front (indicated by F in the figure), and the side on which the spine cover portion B is provided in the rear (indicated by R in the drawing). The vertical direction refers to the longitudinal direction of the back cover member 4.
[0020]
The file main body 2 includes, for example, a pair of front and back long open / close cover portions 2a and 2b corresponding to a binding object such as an A4 standard or B5 standard document, and base ends of the open / close cover portions 2a and 2b. And a back portion 2c provided via a hinge portion 2d. The back portion 2c is formed of, for example, a synthetic resin. The file main body 2 may be configured by two file main body elements obtained by vertically dividing the back portion 2c in a substantially central portion in the vertical direction.
[0021]
The open / close cover portions 2a and 2b are provided with a pair of L-shaped projections 21 and 21 facing each other at the portion where the side end surface of the binding tool 3 is placed with the file 1 closed. ing. Then, the inner dimensions of the opposing protrusions 21, 21 are made to substantially match the outer length of the binding tool 3, and the height dimension is made to substantially match the thickness dimension of a presser plate 32 described later of the binding tool 3. Is set. That is, in the closed state of the file 1, the holding plate 32 of the binding tool 3 is positioned and accommodated in the ridges 21 and 21 approximately. And the latching | locking part 22 which latches each opening-and-closing cover part 2a, 2b so that it cannot open is formed in the state which accommodated the pressing board 32 of the binding tool 3 in this protrusion 21,21. The locking portion 22 includes a hinge portion 221 extending along the longitudinal direction of the spine portion B on the anti-binding side at the intermediate portion between the ridges 21 and 21, and a base of the opening and closing cover portions 2a and 2b from the hinge portion 221. A locking piece 222 having a rectangular shape as viewed from the outside continuously on the end side and forming a claw portion 222a at the tip, and the thickness of the opening and closing cover portions 2a and 2b around the hinge portion 221 of the locking piece 222. A slit (not shown) having a U-shaped outer view that is penetrated is formed.
[0022]
The locking piece 222 has a base end portion continuous to the hinge portion 221 and a tip end portion opened by the slit, and the tip end portion overlaps with the pressing plate 32 in the closed state of the open / close cover portions 2a and 2b. Positioned in position. The shape of the entire locking piece 222 is projected gently curved toward the inner surface side of the opening and closing cover portions 2a and 2b, and the operation piece is recessed from the outer surface side to the inner surface side along the shape. A concave portion 223 is formed, and the claw portion 222a is engaged with the presser plate 32 by operating the concave portion 223 by pressing the belly of a finger.
[0023]
In addition, an attachment hole 2c1 for attaching a fixture 35 for fixing the binding tool 3 is formed in the back portion 2c. Further, as the engaging portion on the file main body 2 side for mounting the back cover member 4, outward engaging claws F11 are intermittently provided at predetermined portions of the protrusions F11 provided in pairs on both sides of the back surface 2ca. In addition, an engaging recess F2 (see FIG. 6) having a stepped portion F21 on the inner surface 2cb side is formed on the upper and lower ends.
[0024]
As shown in FIG. 4, the binding tool 3 includes, for example, a base 31 fixed to the inner surface 2cb side of the back portion 2c, and a pair of pressing plates 32 and 32 detachably attached to the left and right sides of the base 31. A binding rod 33, 34 that protrudes from each pressing plate 32, 32 and fits to each other is provided, and a binding object such as a document can be bound between the pressing plates 32, 32, so-called tube type. belongs to. In the figure, the binding rod 34 is shown divided in the middle for easy understanding. The base 31 is attached to the back portion 2c of the file body 2 by upper and lower fixtures 35, 35 attached by attachment holes 2c1 shown in FIGS. The binding tool 3 in the illustrated example is such that the base 31 can be attached to the file body 2 without using a rivet or the like by this fixing tool 35, but the base 31 is a type in which the base 31 is attached with a rivet or the like. May be. In addition, as a raw material of this binding tool 3, a metal etc. are mentioned, for example, The thing by another synthetic resin may be sufficient.
[0025]
The back cover member 4 is continuous between a pair of side wall portions 41a and 41b that are gradually spaced inward toward the rear at a distance substantially corresponding to the width of the back portion 2c, and the rear end portions of the side wall portions 41a and 41b. A back wall portion 42 formed so as to be substantially parallel to the back portion 2c and a front wall portion 43 formed so as to connect an intermediate portion in the vertical direction between the front end portions of the side wall portions 41a and 41b (see FIG. 8). And a top wall 44 and a bottom wall 45 (see FIG. 4) provided to cover the upper and lower ends of the side walls 41a and 41b and the back wall 42, and the file body The columnar shape is set to a height dimension and a width dimension that substantially coincide with the height dimension and the width dimension of the back portion 2c. The upper and lower end portions of the front wall portion 43 are provided with horizontally extending wall portions 431 and 432 (see FIG. 10) that are connected to the front wall portion 43 and the back wall portion 42, and have a cavity inside. The back cover member 4 is reinforced. In addition, an inward engagement claw C1 that engages with the engagement claw F1 is formed at the front end portions of the side wall portions 41a and 41b, and at the front end portions of the top wall portion 44 and the bottom wall portion 45, the step An engagement portion on the back cover member 4 side for fixing to the file body 2 by forming an engagement convex portion C2 having a step portion C21 corresponding to the portion F21 and engaging with the engagement recess F2. Is configured. The means for fixing the back cover member 4 to the file body 2 may be any other appropriate means.
[0026]
Thus, in the present embodiment, the openings 4Ka and 4Kb are formed in the central portion in the vertical direction near the both end portions of the back cover member 4 constituting the spine cover portion B, and the openings 4Ka are formed through the openings 4Ka and 4Kb. A handle 6 is provided in the recesses 5a and 5b (see FIG. 12) that are continuous to 4 Kb. The handle 6 can be inserted and gripped, and a heading mounting portion 7 that extends vertically is formed at the center of the back cover member 4 in the width direction. ing. Specifically, the handle 6 is formed by integral molding with the file main body 2, and as shown in FIGS. 2, 3, 11, and 12, a window portion opened to the back side of the back cover member 4. 4W is formed and exposed through the window 4W.
[0027]
Specifically, first, the window 4W is formed in the central portion of the spine cover B in the substantially vertical direction and the width direction (left-right direction) so as to be approximately the same as or slightly larger than the outer shape of the handle 6. It is.
[0028]
An opening 43K through which the handle 6 is inserted is formed in the front wall portion 43 of the back cover member 4 so that the handle 6 reaches the window portion 4W.
[0029]
The openings 4Ka and 4Kb are formed by setting the opening width so that a finger can be inserted from the side at the center in the vertical direction at the position straddling the both side walls 41a and 41b and the back wall 42 of the back cover member 4. It is positioned so as to sandwich the window portion 4W. As shown in FIGS. 11 and 12, the openings 4Ka and 4Kb are formed between the side edge portion (indicated by 42x in the figure) of the window portion 4W of the back wall portion 42 and the opening 43K of the front wall portion 43. Since it is formed between the side edge portions (indicated by 43x in the figure), the opening end sides of the openings 4Ka and 4Kb of these portions 42x and 43x are formed into a round shape, and the fingers are It is easy to insert.
[0030]
The handle 6 is formed integrally with the file body 2 so as to protrude from the back surface 2ca of the back portion 2c, and a grip portion 61 that is a portion with which a finger contacts, and the grip portion 61 at a predetermined distance from the back surface 2a. A support portion 62 which is supported so as to be positioned in the vertical direction and extends in the vertical direction, and an upper wall 63 and a lower wall 64 which are reinforced at the upper end portion and the lower end portion of the grip portion 61 and the support portion 62, and a spine portion B Are provided only at the center in the vertical direction. The grip 61 is set to have a width dimension that can be sandwiched between both hands. Further, the support portion 62 is connected to the central portion in the width direction of the grip portion 61, and the length dimension in the vertical direction is set to be substantially the same as or slightly larger than the openings 4Ka and 4Kb. As shown in FIGS. 11 and 12, the gripping portion 61 and the support portion 62 are formed so that the flat cross-sectional shape (transverse cross-sectional shape) is substantially T-shaped. Thus, the left and right recesses 5a and 5b are formed across the support portion 62 from the openings 4Ka and 4Kb to the back side of the grip portion 61 (corresponding to the front side). Further, the handle 6 that is exposed from the window 4W with the width of the handle 6 projecting from the back surface 2ca substantially equal to the thickness of the back cover member 4 in the front-rear direction is the peripheral portion of the window 4W. It is made to be substantially flush with a fitting recess 71, which will be described later.
[0031]
Further, as shown in FIGS. 11 and 12, a through hole 2c2 is formed in the back portion 2c of the file body 2 so as to penetrate the wall thickness of the back portion 2c so as to form a space continuously to the recesses 5a and 5b. ing. The through hole 2c2 is formed by punching the inner surface 2cb of the back portion 2c so that the recesses 5a and 5b are formed on the left and right sides of the handle 6 projected from the back surface 2ca.
[0032]
On the other hand, the heading piece mounting portion 7 is configured to be mounted together with a heading piece L made of, for example, paper and a heading piece cover LC made of transparent or translucent resin. The insertion piece 72 is inserted into and fixed to the insertion piece LC1 formed in the entry piece cover LC, and the depression 73 can be fingered when taking out the entry piece L and the entry piece cover LC. The insertion concave portion 71 is formed by denting the back side of the back wall portion 42 from the upper end portion to the vicinity of the lower end portion in correspondence with the thickness dimension of the heading piece L and the heading piece cover LC. is there. And this insertion recessed part 71 is formed so that it may be set to the same width dimension as the said window part 4W, and the said window part 4W may be straddled, The heading piece L and heading piece cover which have the same width dimension as the insertion recessed part 71 The LC is attached so as to conceal the handle 6 exposed from the window W. The insertion hole 72 is formed in the outer peripheral edge of the fitting recess 71 so that the insertion piece LC1 projected from the outer peripheral edge of the heading piece cover LC can be inserted. The concave portion 73 is formed in a partial spherical shape so as to be continuous with the top wall portion 44 and the back wall portion 42 of the back portion 2c. In addition, as long as the finger can be hooked on the heading piece L fitted in the fitting recess 71, the shape is not limited to the partial spherical shape. Further, the heading mounting portion 7 of the present embodiment is such that the heading piece L is mounted together with the heading piece cover LC, but only the heading piece L is mounted by appropriate means such as uneven engagement and adhesion. There may be.
[0033]
Next, the procedure for assembling the file 1 will be described. First, the handle 6 protruding from the back surface 2ca side of the back part 2c of the file body 2 is positioned so as to be exposed from the window part 4W of the back cover member 4, and the engaging claw part F1 of the file body 2 and the back cover member The engaging claw C1 on the 4 side is temporarily elastically deformed and engaged, and the engaging convex part C2 of the back cover member 4 is connected to the engaging concave part F2 on the file body 2 side, respectively. It is made to engage and engage with C21. Thus, the back cover member 4 is attached to the file main body 2 in a state in which positioning in the left-right direction, the front-rear direction, and the up-down direction is performed. At this time, the handle 6 is exposed from the window 4W so as to be flush with the fitting recess 71 as shown in FIG. Then, the heading piece L and the heading piece cover LC are fitted into the fitting recess 71, and the insertion piece LC 1 is inserted into the insertion hole 72.
[0034]
The file 1 according to the present embodiment configured as described above includes a recess 5a continuous to the openings 4Ka and 4Kb through the openings 4Ka and 4Kb formed in the vicinity of both side edges including the central portion in the vertical direction of the spine portion B. Since a handle capable of pointing and gripping a finger within 5b is provided, a handle mounting portion 7 extending vertically is formed at the center in the width direction without interfering with these openings 4Ka, 4Kb and the handle 6. be able to. That is, a heading piece L having a predetermined width at the center in the width direction and extending vertically can be easily attached to the file 1.
[0035]
In addition, the handle 6 of the present embodiment has a three-dimensional shape using a recess formed in the spine cover, and when gripping, the handle 6 of the back cover member 4 in which the recesses 5a and 5b are formed. Since it will be gripped with your hand pointing to the back side, it can be gripped firmly compared to the case where a separate handle member is attached by appropriate means from the storage state in the drawer of the shelf or wagon Stable when pulling out. In addition, since the handle 6 does not protrude from the spine portion B, the appearance from the back of the file 1 is not impaired.
[0036]
Further, since the handle 6 is provided only in the center portion in the vertical direction of the spine portion B, the spine portion is compared with that provided so as to extend from the upper end portion to the lower end portion of the spine portion B. The rigidity of B is not lowered. And since this handle 6 is located in the center part of the up-down direction and the width direction (left-right direction) of the spine part B, it can be gripped with good balance.
[0037]
In addition, since the openings 4Ka and 4Kb are formed at both end portions, the handle 6 can be gripped so as to be sandwiched between the thumb side and the index finger side, and can be carried in a well-balanced manner. Can also handle left-handed users.
[0038]
As an effect peculiar to the present embodiment, since the file 1 includes the back cover member 4, the fixing tool 35 exposed on the back surface 2 c side of the file body 2 can be concealed and the back cover portion B In addition, the thickness of the back cover member 4 can be effectively utilized to form the handle 6 and the recesses 5a and 5b for inserting fingers into the handle 6.
[0039]
Further, by gripping the handle 6 provided integrally with the file main body 2, the file main body 2 to which documents and the like are bound is directly held, and the engagement portion between the back cover member 4 and the file main body 2 is provided. The file 1 can be lifted or carried in a stable state without worrying that it will come off due to the load on the file body 2 side.
[0040]
Further, the gripping portion 61 located on the protruding end side of the handle 6 is exposed from the window portion 4W formed on the back cover member 4, and the back portion 2c located on the proximal end side of the handle 6 is continuous with the recesses 5a and 5b. Since the through-hole 2c2 that forms the space is formed, it is possible to increase the thickness dimension (front-rear width) of the recesses 5a and 5b so that fingers can be easily inserted. As a result, the thickness dimension of the back cover member 4 does not need to be set large in order to secure the recess, and the front-rear width of the file 1 can be shortened, particularly in the wagon drawer. Convenient when stored in space. Further, since the through hole 2c2 is formed by a punching process for forming the handle 6, there is no need for a separate process for forming the through hole 2c2, and the convenience of manufacturing can be improved. .
[0041]
In addition, since the locking portion 22 is provided for selectively locking the opening and closing cover portions 2a and 2b so that they cannot be opened, when storing the case, when holding the handle 6 and taking it out from a bookshelf, etc. The opening / closing cover portions 2a and 2b of the file 1 can be prohibited from being opened, which is easy to use.
[0042]
The present invention is not limited to the above embodiment.
[0043]
For example, as shown in FIGS. 13 and 14, a file 1 ′ having a basic configuration substantially the same as that of the above embodiment and a part of the configuration may be different. In the figure, the same components as those of the file 1 are indicated by the same reference numerals with “′”. In this embodiment, the side edge portion of the opening 43K ′ of the front wall portion 43 ′ of the back cover member 4 ′ corresponding to the portion indicated by reference numeral 43x in the above embodiment is bent or bent inward toward the back portion 2c. The back cover member 4 'corresponding to 43'y is shaped so as to be thin (2c in the figure). It may be such that the formed recesses 5a and 5b are larger than the recesses 5a and 5b of the above-described embodiment, so that fingers can be inserted more easily. Further, as shown in the figure, the engaging step portion 42x'a is formed on the side edge portion 42x 'of the window portion 4W', and the step portion 42x'a is formed on the left and right ends of the gripping portion 61 'of the handle 6'. Engaging engagement step portions 61′a may be formed, and the grip portion 61 ′ may be engaged with the back cover member 4 ′ to restrict wobbling of the handle 6 ′.
In addition, the file A1 of the embodiment as shown in FIGS. In the figure, the configuration corresponding to the file 1 of the above-described embodiment is indicated by adding “A” to the head of the same reference numeral without any detailed description.
[0044]
The file A1 is configured by fixing a back cover member A4 to a back portion A2c of a file body A2 having a configuration substantially similar to that of the file body 2 by an appropriate engagement means (not shown). Through the opening A4K formed in the vicinity of one side end including at least the central portion in the vertical direction of the back cover member A4 constituting the cover portion AB, a finger can be inserted and held in the recess A5 continuous to the opening A4K. A handle A6 is provided. Further, a heading mounting portion AL is formed along the vertical direction on the back side of the back cover member A4.
[0045]
Specifically, the handle A6 of this embodiment is so projected as to protrude from the back A2c of the file main body A2, as shown in the cross-sectional view of the state in which the heading piece AL and the heading piece cover ALC are not mounted in FIG. It is provided by integral molding with the file main body A2, and includes a gripping part A61 that is a part that comes into contact with fingers, and a support part A62 that supports the gripping part A61 so that the gripping part A61 is positioned rearward from the back surface A2ca by a predetermined distance. . And this handle A6 is made to expose on the back side from window part A4W formed in back cover member A4 similarly to the handle 6 of the said embodiment. The gripping part A61 is formed so as to extend from the rear end part of the support part A61 to the side where the opening A4K is formed (on the right end part side in the illustrated example) and to extend substantially horizontally, and the opening A4K. A recess A5 is formed over the back side (corresponding to the front side) of the gripping part A61. Further, the handle A6 that is exposed from the window A4W so that the projecting width dimension of the handle A6 from the back surface A2ca is substantially the same as the thickness dimension in the front-rear direction of the back cover member A4 is the periphery of the window A4W. It is made to be substantially flush with the fitting recess A71 constituting the heading piece mounting part A7 corresponding to the part.
[0046]
The heading mounting portion A7 has substantially the same configuration as the heading piece mounting portion 7, and includes an insertion recess A71, an insertion hole A72, and a recess A73. And it is set to have the same width as the window portion A4W and is formed so as to straddle the window portion A4W.
[0047]
Further, the opening / closing cover portions A2a and A2b constituting the file main body A2 are formed with a locking tongue piece A22 which is a locking portion surrounded by a cut, and the opening and closing cover portions A2a and A2b are closed. In the closed state, it is configured to engage with a part of the corresponding binding tool A3 by operating it with a finger so that each of the open / close cover parts A2a and A2b can be locked so as not to be opened.
[0048]
Even with such a file A1, a handle A6 that can grip the center portion in the vertical direction of the spine portion AB when being pulled out from the stored state or carried, and that does not impair the appearance of the spine portion AB, It is possible to have an easy-to-see heading piece AL extending in the vertical direction. Furthermore, since the file A1 of this embodiment also has the handle A6 integrally formed with the file main body A2, the file A1 to which documents and the like are bound is directly held, and the back cover member A4 and the file main body The file 1 can be lifted or carried in a stable state without worrying that the engaging portion of A2 is disengaged due to the load on the file main body A2.
[0049]
In addition, in this embodiment, you may make it further increase the thickness dimension of the said recessed part A5 by forming the hole penetrated in the back part A2c which comprises file main body A2, or the hollow hole. And if such a through-hole etc. are formed by the punching process for forming a handle like the said embodiment, the convenience of manufacture can be aimed at. In addition, the back cover member A4 in the illustrated example does not include a front wall portion, but includes a front wall portion, and an opening through which a handle is inserted to reach the window portion is formed in the front wall portion. It may be.
[0050]
In any of the above-described embodiments, an opening is formed in the back cover member, the inner space of the back cover member is formed as a concave portion continuous with the opening, and the back side of the back wall portion constituting the back cover member is gripped. The back cover member itself may be configured to function as a handle. If such a thing, the material for forming a handle is not required, but the convenience of manufacture can be aimed at and cost can also be reduced.
[0051]
In addition, the file is not provided with a back cover member but is composed of an opening / closing cover part and a back part, and a handle is provided by molding the back part to have a predetermined thickness dimension. It may be a thing.
[0052]
Further, the file may include a back member that integrally includes a back cover and an opening / closing cover part mounting portion that constitutes a part of the opening / closing cover part.
[0053]
Further, the binding tool attached to the file is not limited to the type used for the tube file as in the above embodiment, but may be the type used for the ring file.
[0054]
In addition, the specific configuration of each part is not limited to the above embodiment, and various modifications can be made without departing from the spirit of the present invention.
[0055]
【The invention's effect】
The present invention is implemented in the form as described above, and has the following effects.
[0056]
That is, according to the present invention, the center portion in the vertical direction on the spine cover side can be gripped by the handle provided in the file, and this handle uses a recess, so that a separate handle is used. It does not appear outward from the spine portion like a member is attached, and the appearance of the file is not impaired. Furthermore, it is possible to secure an area for mounting a continuous heading piece from the vicinity of the upper end to the vicinity of the lower end without being interfered by the opening and the handle. Further, as long as the position for forming the opening is adjusted, the heading piece can be attached to the central portion in the width direction (left-right direction) of the spine cover portion so that it is easier to see. In other words, a new file that is suitable for pulling out and carrying from the stored state and has a handle that keeps the aesthetic appearance of the file and an easy-to-see heading piece extending from the upper end to the lower end of the spine cover, and has improved usability. Can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall perspective view showing an embodiment of the present invention.
2 is an exploded perspective view of FIG. 1. FIG.
3 is an exploded perspective view of FIG. 1. FIG.
FIG. 4 is an overall perspective view showing the inside of the opening / closing cover part.
FIG. 5 is a rear view showing the file body of the embodiment.
6 is a cross-sectional view taken along line XX in FIG.
FIG. 7 is a view showing the back side of the back cover member of the present embodiment.
FIG. 8 is a diagram showing a front side showing a back cover member of the present embodiment.
FIG. 9 is a side view showing a back cover member of the present embodiment.
10 is a cross-sectional view taken along line YY in FIG.
11 is an explanatory diagram showing a spine portion according to a cross-sectional view taken along the line ZZ in FIG. 1. FIG.
12 is an explanatory view showing a spine portion according to a cross-sectional view taken along the line ZZ in FIG. 1. FIG.
FIG. 13 is an explanatory diagram showing a modification of the present embodiment.
FIG. 14 is an explanatory diagram showing a modification of the present embodiment.
FIG. 15 is an overall perspective view showing another embodiment of the present invention.
FIG. 16 is a rear view of the embodiment.
FIG. 17 is a partial cross-sectional view showing a situation of a spine portion in the same embodiment.
[Explanation of symbols]
1, 1 ', A1 ... file
2, 2 ', A2 ... File body
22, A22 ... engaging portion
2a, 2b, 2a ', 2b', A2a, A2b ... Open / close cover
2c, 2c '... back
2c2, 2c2 '... holes through the back (through holes)
3, 3 ', A3' ... binding tool
4, 4 ', A4 ... back cover member
4Ka, 4Kb, 4Ka ', 4Kb', A4K ... opening
4W, 4W'A4W ... Window
5a, 5b, 5a ', 5b', A5 ... concave portion
6, 6'A6 ... handle
7, A7 ... heading piece mounting part
B, B ', AB ... spine cover
L, AL ... Heading piece

Claims

A pair of front and back opening and closing cover parts, a spine cover part provided between the base ends of these opening and closing cover parts, and a binding tool for binding a body to be bound such as documents,
While providing a handle that can be gripped by inserting a finger into a recess continuous with the opening through an opening formed in the vicinity of at least one side end including at least a central portion in the vertical direction of the spine portion,
A file main body provided with the opening / closing cover part and a back part continuous between the base ends of the opening / closing cover part, to which the binding tool is attached, and a spine that is attached to cover the back part and constitutes the back cover part A cover member,
The file is characterized in that the handle is formed integrally with the file body, and the opening is formed in the back cover member .

The file according to claim 1, wherein the opening and the handle are provided only in a central portion in the vertical direction .

The file according to claim 1 or 2, wherein the opening is formed in the vicinity of both side end portions of the central portion in the vertical direction of the spine portion, and the handle can be inserted with fingers from both left and right side portions .

The file according to any one of claims 1 to 3, wherein a heading piece mounting portion is provided along a vertical direction at a center portion in the width direction of the spine portion .

The back cover member is formed with a window portion opened to the back side, and a handle formed integrally with the file main body is exposed through the window portion. File.

The file according to claim 5, wherein the handle is exposed so as to be substantially flush with a peripheral portion of the window portion through the window portion.

The file according to claim 5 or 6, wherein a heading piece is attached so as to conceal a handle exposed through the window .

The hole according to any one of claims 1 to 7 , wherein a hole penetrating the thickness of the back portion or a hole recessed in the back portion is formed in the back portion of the file main body so as to form a space continuously to the concave portion . File.

The file according to claim 8, wherein a hole penetrating the thickness of the back portion or a hole recessed in the back portion is formed by a punching process when the handle is formed .

The file according to any one of claims 1 to 9, further comprising a locking portion that selectively locks the opening / closing cover portion so that it cannot be opened .

11. The file according to claim 10, wherein the locking portion is formed on a part of the opening / closing cover part and is operated in a closed state of the opening / closing cover part to engage with a part of the binding tool .