JP4200820B2 - 移動通信システム、携帯移動端末及びそれらに用いるメッセージ一斉配信方法 - Google Patents

移動通信システム、携帯移動端末及びそれらに用いるメッセージ一斉配信方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は移動通信システム携帯移動端末及びそれらに用いるメッセージ一斉配信方法に関し、特に移動通信システムにおける交通渋滞情報等の情報配信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯移動端末においては、音声通話機能の他に、電子メールの送受信機能、インタネットを閲覧するためのブラウザ機能、静止画や動画を撮影するためのカメラ機能等、様々な機能が搭載されるようになってきている。
【0003】
つまり、従来の携帯移動端末では、上記のブラウザ機能を動作させてインタネットを閲覧することで、移動しながら、より多くの情報を入手することができるようになってきている。
【0004】
しかしながら、上記の携帯移動端末では、自動車等に乗りながら、ブラウザ機能を用いて情報を入手しようとしても、ブラウザ機能を動作させるために複雑な操作が必要となるので、大変不便である。
【0005】
例えば、自動車等に乗りながら交通情報を得ようとした場合には、AM(Amplitude Modulation)ラジオ放送等によって、その地域の交通渋滞情報を得ることができる。
【0006】
また、上記の携帯移動端末に配設されたSMS(Short MessageService)機能を利用することで、ショートメッセージに交通情報を内在させ、カーナビと連動させて地域単位での交通情報を配信する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−84478号公報(第3〜5頁、図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述した交通情報については、AMラジオ放送等で得ることができるが、その地域の交通渋滞情報等の限定された地域のみの情報しか得ることができない。
【0009】
また、携帯移動端末では、それに搭載されたブラウザ機能を用いることで、有料のコンテンツを見ることができ、上記のAMラジオ放送等よりも広い範囲の情報を入手することが可能であるが、その情報を得るために複数回のキー操作を行わなければならず、車を運転しながらその情報を見ることができない。
【0010】
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、自動車を運転しながらでも、ブラウザ機能による情報を入手することができる移動通信システム携帯移動端末及びそれらに用いるメッセージ一斉配信方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明による移動通信システムは、ショートメッセージを受信するためのSMS(Short Message Service)機能と、外部に音を出力するための音源とを備えた携帯移動端末と、前記ショートメッセージを圏内の携帯移動端末に無線にて配信するMSC(Mobile Switching Center)とを含む移動通信システムであって、
少なくとも交通情報の内容に相当する情報をインタネットを通して蓄えるサーバ装置と、
前記サーバ装置から受信したデータを前記MSCの圏内の携帯移動端末に一斉配信するSMS一斉配信データの予め設定されたフォーマット形式に変換する情報処理端末とを備え、
前記携帯移動端末を前記情報処理端末に接続可能とし、
前記MSCは、前記情報処理端末にて作成されたメッセージが前記携帯移動端末を通して送られてきた時に当該メッセージを少なくとも不特定多数一斉配信する配信手段備え、
前記携帯移動端末は、前記MSCから一斉配信されたメッセージを放送用の文章に展開する手段と、前記放送用の文章を前記音源用のデータに変換する手段と、その変換されたデータを前記音源を用いて再生する再生手段とを備えている。
【0013】
本発明による携帯移動端末は、MSC(Mobile Switching Center)から無線にて配信されるショートメッセージを受信するためのSMS(Short Message Service)機能と、外部に音を出力するための音源とを含む携帯移動端末であって、
少なくとも交通情報の内容に相当する情報をインタネットを通して蓄えるサーバ装置から受信したデータを前記MSCの圏内の携帯移動端末に一斉配信するSMS一斉配信データの予め設定されたフォーマット形式に変換する情報処理端末に接続可能とし、
前記情報処理端末にて作成されたメッセージを前記MSCの圏内の端末に一斉配信する際に当該メッセージを前記MSCに送信する手段と、
前記MSCから一斉配信されたメッセージを放送用の文章に展開する手段と、
前記放送用の文章を前記音源用のデータに変換する手段と、
その変換されたデータを前記音源を用いて再生する再生手段と
を備えている。
【0014】
本発明によるメッセージ一斉配信方法は、ショートメッセージを受信するためのSMS(Short Message Service)機能と、外部に音を出力するための音源とを備えた携帯移動端末に無線にて前記ショートメッセージを配信するMSC(Mobile Switching Center)を含む移動通信システムに用いるメッセージ一斉配信方法であって、
少なくとも交通情報の内容に相当する情報をインタネットを通して蓄えるサーバ装置と、
前記サーバ装置から受信したデータを前記MSCの圏内の携帯移動端末に一斉配信するSMS一斉配信データの予め設定されたフォーマット形式に変換する情報処理端末とを前記移動通信システムに設け、
前記携帯移動端末を前記情報処理端末に接続可能とし、
前記MSCが、前記情報処理端末にて作成されたメッセージが前記携帯移動端末を通して送られてきた時に当該メッセージを少なくとも不特定多数一斉配信する配信ステップを実行し、
前記携帯移動端末が、前記MSCから一斉配信されたメッセージを放送用の文章に展開するステップと、前記放送用の文章を前記音源用のデータに変換する手段と、その変換されたデータを前記音源を用いて再生するステップとを実行している。
【0015】
すなわち、本発明の移動通信システムにおいては、携帯移動端末においてブラウザ機能を用いて得られる情報を、自動車での移動中等でも容易に得ることを可能とすることを特徴とする。
【0016】
本発明の移動通信システムでは、既存のシステムであるSMS(Short Message Service)機能を利用して上記の交通渋滞情報等の情報を伝達し、携帯移動端末に広く復旧している音源を利用することで、それらの情報を音声で再生することによって、自動車の運転をしながらでも、携帯移動端末から情報を入手可能としている。
【0017】
一般的には、上記のシステムを携帯移動端末に組込む場合には、ハードウェア/ソフトウェアを含めたコストが高くかかる。本発明の移動通信システムでは、W−CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access)/GSM(Global System for Mobile Communications)等で既存のシステムであるSMS機能を改良することによって、交通渋滞情報等の配信機能を実現している。
【0018】
また、日本等で広く普及している携帯移動端末の機能には、着信メロディの再生機能がある。本発明の移動通信システムでは、その着信メロディの再生用として組込まれている音源を利用し、上記のSMS機能によって得た交通渋滞情報等を、AMラジオのように、音声にて放送可能としている。
【0019】
さらに、本発明の移動通信システムでは、携帯移動端末が位置登録を行った地域毎に、その地域の情報を放送することが可能であり、ユーザのキー操作による有効設定がなくとも、有事の公共情報を放送することも可能である。
【0020】
一方、本発明の移動通信システムでは、SMS送信を行う主装置において、圏外となった携帯移動端末へのSMS送信をキャンセルする機能と、配信予定でない、すなわち他の地域より移動してきた携帯移動端末に対してもSMS送信を可能としている。
【0021】
また、本発明の移動通信システムでは、携帯移動端末に対してSMS送信する際に送信先を特定せずに送信し、SMS送信を行う主装置において、在圏する携帯移動端末を検索し、在圏する携帯移動端末すべてにSMSメッセージを自動的に送信可能としている。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による移動通信システムの構成を示すブロック図である。図1において、本発明の一実施例による移動通信システムは、地域A,Bにおいて、GMSC(Gateway Mobile Switching Center)/IWMSC(Inter Working Mobile Switching Center)2a,2bと、MSC(Mobile Switching Center)3a,3bと、HLR(Home Location Register)4a,4bと、SCP(Service Control Point)5a,5bと、RNC(Radio Network Controller)6a,6bと、BS(Base Station)7a,7bと、携帯移動端末[以下、MS(Mobile Station)とする]8a〜11a,8b〜11bとから構成されている。
【0023】
GMSC/IWMSC2a,2bはそれぞれSMSC(Short Message Service Controller)1に接続され、MS11a,8bはそれぞれPC(Personal Computer)12,14に接続可能となっている。PC12,14は図示せぬインタネットを通してサーバ13に接続可能となっている。
【0024】
図2は本発明の一実施例で用いるSMSデータのフォーマットを示す図である。図2(a)はSMS一斉配信データCのフォーマットを示し、図2(b)はSMSデータDのフォーマットを示している。
【0025】
これらの図において、SMS一斉配信データCは「CP−User DataIEI」と、「Length indicator」と、「RPDU(一斉配信表示)C1」と、「RPDU(強制放送フラグ)C2」と、「RPDU(oct1 ユーザデータ)」と、「RPDU Maximum length 248 octets」とからなっている。
【0026】
SMSデータDは「CP−User Data IEI」と、「Lengthindicator」と、「RPDU(oct1 ユーザデータ)」と、「RPDU(oct2 ユーザデータ)」と、「RPDU(oct3 ユーザデータ)」と、「RPDU Maximum length 248 octets」とからなっている。
【0027】
本実施例では、サーバ13に交通情報等の情報を作成登録しておき、一定の間隔にインタネットを介してPC12,14に通知にする。PC12,14は受信したデータをSMS一斉配信データCのフォーマット形式[図2(a)参照]に変換する。
【0028】
MS11aではPC12において作成されたメッセージを図5に示すSMS一斉配信の手順にしたがって、BS7a及びRNC6aを介してMSC3aに送る。MSC3aではSMS一斉配信メッセージの解析処理、HLR4aを介したMSC3a内に在圏するMS8a〜10aの検索、SMS一斉配信メッセージの作成、IWMSC2aを介したSMSC1へのメッセージ送信をそれぞれ行う。
【0029】
また、SMSC1から受信側のMS8a〜10aへのSMS一斉配信メッセージの送信時の構成は、GMSC2aとHLR4aとから構成される。GMSC2aはHLR4aへの問合せを行うことによって送信したMS11aと同じMSC3a内の在圏のMS8a〜10aを取得する。GMSC2aは送信データ先のMSが在圏していれば、そのMSへSMSの送信を行い、送信データ先のMSがそのMSC3aに対して圏外の場合にメッセージを破棄する。
【0030】
図3は図1のMSCの構成を示すブロック図である。図3において、MSC3はSMS受信処理部31と、SMS一斉配信解析処理部32と、在圏加入者情報検索処理部33と、SMSメッセージ作成処理部34とから構成されている。尚、MSC3a,3bはこのMSC3と同様の構成となっている。
【0031】
SMS一斉配信解析処理部32はSMS受信処理部31にてSMSデータを受信すると、そのSMSデータが放送用のSMSか、個人に送信するSMSかを解析する。在圏加入者情報検索処理部33はHLR4の情報を基にMSC3a,3b内に在圏するMS8a〜11a,8b〜11bの検索を行う。
【0032】
SMSメッセージ作成処理部34はSMS一斉配信解析処理部32の解析結果に応じてSMS一斉配信メッセージの作成を行い、そのメッセージをIWMSC2a,2bを介してSMSC1へ送信する。
【0033】
MSC3aのSMS一斉配信解析処理部32はSMS受信処理部31でSMSメッセージが検出されると、そのSMSメッセージに対してSMS一斉配信メッセージの判定を行う。
【0034】
SMS一斉配信メッセージの判定を行う方法としては、SMS一斉配信データCにおいてRPDU(一斉配信表示)C1がONになっていれば、一斉配信メッセージと認識する方法が考えられる。
【0035】
SMS一斉配信解析処理部32が受信したSMSメッセージをSMS一斉配信メッセージであると検出すると、在圏加入者情報検索処理部33はHLR4aに対してMSC3a内に在圏している加入者及び一斉配信が有効のMS8a〜10aを検索する。
【0036】
SMSメッセージ作成処理部34は在圏加入者情報検索処理部33での検索結果で有効となったMSに対して、SMSメッセージの複製を行う。そして、従来のSMSの手順にしたがって、IWMSC2aを介してSMSC1に送信する。SMSC1に送信するショートメッセージを組込むことによって、MSC3a内で管理される加入者にSMSメッセージを自動的に配信することができる。
【0037】
図4は図1のMSの構成を示すブロック図である。図4において、MS8はTRX(無線送受信部)81と、無線制御部82と、データ解析部83と、SMSデータ解析部84と、音源データ変換部85と、音源用デバイス制御部86と、レシーバ87と、LCD・キー・マイク88と、操作部89と、送信データ生成部90と、外部入力制御部91とから構成され、外部入力制御部91を介して外部PC16に接続される。尚、図1のMS8a〜11a,8b〜11bはこのMS8の構成と同様の構成となっている。。
【0038】
TRX81及び無線制御部82が無線回線(図示せず)からSMS一斉配信メッセージを受信すると、データ解析部83は受信したデータが有効なデータであるかどうかの解析を行う。SMSデータ解析部84はデータ解析部83で有効なデータであると解析されると、そのデータにおいてSMS一斉配信の識別子があるか否かの解析を行う。
【0039】
音源データ変換部85はSMSデータ解析部84でSMS一斉配信の識別子があると解析されると、SMS一斉配信メッセージのユーザデータから文字列を抜出し、そのデータを放送用のデータに変換する。音源用デバイス制御部86は音源データ変換部85で変換されたデータを音源用デバイス(図示せず)のアーキテクチャへの変換を行い、変換した音声をレシーバ87から放送する。
【0040】
キー88は上記の機能の有効/無効設定を行い、操作部89は入力されたキーを解析し、有効/無効を判定する。送信データ生成部90は操作部89で有効と判定された設定をMSC3aに通知するためのデータを作成する。
【0041】
また、外部入力制御部91が外部PC16から入力されたデータをMS8内に取込むと、送信データ生成部90は外部入力されたデータをSMSデータフォーマットに変換し、SMS一斉配信メッセージを無線制御部82及びTRX81から無線回線へと送信する。
【0042】
これによって、本実施例ではMS8a〜10aにおいてSMS一斉配信を受信してから、受信した文字列を放送用の文章に変換し、その放送用の文章を音声へと変換することが可能となる。
【0043】
図5は本発明の一実施例によるSMS一斉配信(MO:Mobile Originating)の動作を示すシーケンスチャートであり、図6は本発明の一実施例によるSMS一斉配信(MT:Mobile Terminating)の動作を示すシーケンスチャートであり、図7は図1のMS8a〜11a,8b〜11bの動作を示すフローチャートである。これら図1〜図7を参照して本発明の一実施例による移動通信システムの動作について説明する。
【0044】
MS11aはサーバ13からPC12を介して送られてきたデータをSMSとして送信するためにサービス要求をMSC3aに送信する(図5のa1)。その後、MS11aは秘匿、認証を実施した後(図5のa2)、ショートメッセージ転送要求によってSMS放送用のデータをMSC3aに送信する(図5のa3)。
【0045】
MSC3aは上記のメッセージを受信した後、HLR4aへの問合わせによって在圏MSの検索を要求する(図5のa4)。HRLは在圏MSの検索が完了すると、トリガ通知によってMSC3aに在圏MSの情報を展開する(図5のa5)。
【0046】
MSC3aはトリガ分析(SMS分析)によって、在圏MS数のSMSメッセージを複製し(図5のa6)、ショートメッセージ転送要求によってIWMSC2aを介してSMSC1に送信する(図5のa7)。
【0047】
SMSC1はショートメッセージ転送要求の応答として、ショートメッセージ転送応答をMSC3aに応答する(図5のa8)。MSC3aは複製したSMSメッセージが存在する場合、再度、ショートメッセージ転送要求をSMSCに送信する。MSC3aはこの処理を在圏MS分だけ行い、在圏MS分のショートメッセージ転送要求をSMSC1に送信する(図5のa9,a11)。
【0048】
MSC3aはショートメッセージ転送要求の送信が完了した後、SMSC1からショートメッセージ転送応答を受信すると(図5のa10,a12)、ショートメッセージ転送応答をMS11aに応答して送信動作を完了する(図5のa13)。
【0049】
MS11aではSMSの一斉配信であることを識別するため、SMS一斉配信データCのフォーマット形式にしたがってメッセージの作成を行う。RPDU(一斉配信表示)C1をONにした場合には、MSC3a内での解析処理によって一斉配信メッセージであることを識別することができる。また、RPDU(強制放送フラグ)C2をONにした場合には、ユーザ設定の有無によらず、強制的にSMSを配信することができる。このRPDU(強制放送フラグ)C2は公共情報等、有事の連絡方法に用いると有効である。
【0050】
SMSC1は上記のショートメッセージ転送要求を受信すると、ショートメッセージ転送要求をGMSC2aに送信する(図6のb1)。GMSC2aはそのショートメッセージ転送要求を受信すると、SCP5aに対してルーティング情報問合せを送信し、送信先MSが在圏するか確認する(図6のb2)。GMSC2aはMSがすでにMSC3a内に在圏しない場合、SCP5aからルーティング情報応答を受信する(図6のb3)。
【0051】
その後、GMSC2aはHLR4aに対して問合せを送信し(図6のb4)、HLR4aからトリガ通知を受信すると(図6のb5)、着信分析、トリガ分析を行い、MSC3aに在圏しないMSのメッセージを削除する(図6のb6)。また、GMSC2aは新たに在圏するMSのSMSを複製し、ショートメッセージ転送要求によってMSC3aに通知する(図6のb7)。
【0052】
MSC3aは着呼/秘匿/認証において無線回線の接続を行い(図6のb8)、その接続の完了後、ショートメッセージ転送要求をMSに送信する(図6のb9)。MSはMSC3aに対して応答としてショートメッセージ転送応答を送信するので(図6のb10)、MSC3aはショートメッセージ転送応答をGMSC2aに送信する(図6のb11)。
【0053】
また、GMSC2aは着信者分析アドレス翻訳を実施することによって、着信データ先のMSを検索し、検索の完了後、その検索結果をショートメッセージ転送要求によってMSC3aに通知し(図6のb7)、着呼、秘匿、認証において無線区間を接続する(図6のb8)。無線区間の接続後、MSC3aはその旨をメッセージ転送要求によってMSに通知する(図6のb9)。
【0054】
MSはこのメッセージを受信すると、メッセージ受信の完了後、ショートメッセージ転送応答をMSC3aに応答する(図6のb10)。MSC3aはMSからショートメッセージ転送応答を受信すると、ショートメッセージ転送応答をGMSC2aに応答する(図6のb11)。
【0055】
GMSC2aはMSC3aからのショートメッセージ応答を分析し(図6のb12)、配信成功であれば、ショートメッセージ転送応答をSMSC1に応答する(図6のb14)。また、GMSC2aは配信失敗であれば、SMS破棄を実施し(図6のb13)、ショートメッセージ転送応答をSMSC1に応答する(図6のb14)。
【0056】
MS8ではショートメッセージ転送要求を受信した後(図6のb9)、受信データ解析を行い(図7ステップS1)、その解析の結果、SMSメッセージを検出すると(図7ステップS2)、受信データ解析を実行する(図7ステップS3)。
【0057】
MS8は受信データ解析において、RPDU(強制放送フラグ)C2がONであれば(図7ステップS4)、SMSデータ変換処理において、SMSメッセージに定義されている文字列を分解し、MS8内部に保持しているデータに変換して放送用の文章を作成する(図7ステップS5)。MS8は作成した文章を音源用デバイス設定値に変換し(図7ステップS6)、その文章を音声にてレシーバ87またはスピーカ(図示せず)から放送する(図7ステップS7)。
【0058】
MS8は受信データ解析において、RPDU(強制放送フラグ)C2がOFFであれば(図7ステップS4)、LCD表示において文字をLCD88に表示する(図7ステップS8)。
【0059】
このように、本実施例は、AM(Amplitude Modulation)ラジオ等で放送されている交通渋滞情報を、MS8a〜11a,8b〜11bに搭載されているSMS(Short Message Service)機能を利用して提供する。
【0060】
サーバ13には警察等の交通渋滞情報を発信する側から、AMラジオ放送で発信されている交通情報の内容に相当する情報がインタネットを通して蓄えられている。また、サーバ13はインタネットを通してPC12,14にデータを送信し、PC12,14は受信した情報を図2に示すSMS一斉配信データCのフォーマット形式[図2(a)参照]に変換し、MS11a,8bに送信する。MS11a,8bはSMS通信機能を利用して交通情報を送信する。
【0061】
MSC3a,3bにはSMS一斉配信制御部(図示せず)が配設され、SMS一斉配信制御部によってデータが放送用のSMSと個人に送信するSMSとに分類されて配信される。データが放送用のSMSの場合には、位置登録済みの端末分、SMSC1へSMS一斉配信メッセージを送信する。
【0062】
また、サーバ13はPC12,14それぞれの地域A,Bにあった交通情報を送信する。地域A,Bにあった情報はSMS送信携帯端末の網において、放送用のSMSに分類され、上記の位置登録済みの端末分、SMSC1へSMS一斉配信メッセージとして送信される。
【0063】
SMS受信時、SMSC1は既存の機能を用いてSMS制御を行うことによって、MSC3a,3bのSMS一斉配信制御部で付加されたアドレスにSMS一斉配信メッセージを送信する。
【0064】
SMSの受信時、MS8a〜11a,8b〜11bにおいては通常のSMSとして受信され、SMSデータの解析によってLCD(Liquid Crystal Display)に文字列を表示するか、文字列を解析して放送用の文章に変換し、音源用のデバイス(図示せず)から音声に変換して放送する。
【0065】
本実施例によって、交通情報等の決められた言葉(例えば、「渋滞情報」、「環8」、「瀬田」、「先頭」、「5K」等)や情報には、SMS通信等の文字に制限があるデータ転送手段を利用しても十分に対応可能であり、既存のシステムを流用することによって安価に機能を実現することができる。
【0066】
これによって、本実施例では、既存のシステムにおいて、一部のソフト変更のみで、MS8,8a〜11a,8b〜11bによる音声放送において、ラジオ放送と同等の機能を実現することができる。したがって、自動車の運転等のMS8,8a〜11a,8b〜11bのブラウザ機能(図示せず)を使用することができないシーンにおいて、ブラウザ機能等によって得られる情報と同等の情報を音声によって入手することができる。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、上記のような構成及び動作とすることで、自動車を運転しながらでも、ブラウザ機能による情報を入手することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による移動通信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】(a)は本発明の一実施例によるSMS一斉配信データCのフォーマットを示す図、(b)は本発明の一実施例によるSMSデータDのフォーマットを示す図である。
【図3】図1のMSCの構成を示すブロック図である。
【図4】図1のMSの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施例によるSMS一斉配信(MO)の動作を示すシーケンスチャートである。
【図6】本発明の一実施例によるSMS一斉配信(MT)の動作を示すシーケンスチャートである。
【図7】図1のMSの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 SMSC
2a,2b GMSC/IWMSC
3,3a,3b MSC
4a,4b HLR
5a,5b SCP
6a,6b RNC
7a,7b BS
8,8a〜11a,
8b〜11b 携帯移動端末
12,14 PC
13 サーバ
16 外部PC
31 SMS受信処理部
32 SMS一斉配信解析処理部
33 在圏加入者情報検索処理部
34 SMSメッセージ作成処理部
81 TRX
82 無線制御部
83 データ解析部
84 SMSデータ解析部
85 音源データ変換部
86 音源用デバイス制御部
87 レシーバ
88 LCD・キー・マイク
89 操作部
90 送信データ生成部
91 外部入力制御部
A,B 地域
C SMS一斉配信データ
C1 RPDU(一斉配信表示)
C2 RPDU(強制放送フラグ)
D SMSデータ

Claims (15)

  1. ショートメッセージを受信するためのSMS(Short Message Service)機能と、外部に音を出力するための音源とを備えた携帯移動端末と、前記ショートメッセージを圏内の携帯移動端末に無線にて配信するMSC(Mobile Switching Center)とを含む移動通信システムであって、
    少なくとも交通情報の内容に相当する情報をインタネットを通して蓄えるサーバ装置と、
    前記サーバ装置から受信したデータを前記MSCの圏内の携帯移動端末に一斉配信するSMS一斉配信データの予め設定されたフォーマット形式に変換する情報処理端末とを有し、
    前記携帯移動端末を前記情報処理端末に接続可能とし、
    前記MSCは、前記情報処理端末にて作成されたメッセージが前記携帯移動端末を通して送られてきた時に当該メッセージを少なくとも不特定多数一斉配信する配信手段有し、
    前記携帯移動端末は、前記MSCから一斉配信されたメッセージを放送用の文章に展開する手段と、前記放送用の文章を前記音源用のデータに変換する手段と、その変換されたデータを前記音源を用いて再生する再生手段とを有することを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記携帯移動端末の位置情報を登録するHLR(Home Location Register)を含み、
    前記配信手段は、前記HLRの位置登録情報から加入者情報を入手して前記メッセージを少なくとも不特定多数に一斉配信することを特徴とする請求項1記載の移動通信システム。
  3. 前記加入者情報を基に前記配信手段から一斉配信されたメッセージの送信先の携帯移動端末が前記MSCの圏外の時に当該メッセージを破棄することを特徴とする請求項2記載の移動通信システム。
  4. 前記携帯移動端末が前記MSC内に在圏しているか否かを確認するためのSCP(Service Control Point)を含むことを特徴とする請求項3記載の移動通信システム。
  5. 前記フォーマット形式は、一斉配信すべきメッセージか否かを示す一斉配信表示を含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか記載の移動通信システム。
  6. 前記フォーマット形式は、一斉配信すべきメッセージを強制的に配信すべきか否かを示す強制配信フラグを含むことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか記載の移動通信システム。
  7. MSC(Mobile Switching Center)から無線にて配信されるショートメッセージを受信するためのSMS(Short Message Service)機能と、外部に音を出力するための音源とを含む携帯移動端末であって、
    少なくとも交通情報の内容に相当する情報をインタネットを通して蓄えるサーバ装置から受信したデータを前記MSCの圏内の携帯移動端末に一斉配信するSMS一斉配信データの予め設定されたフォーマット形式に変換する情報処理端末に接続可能とし、
    前記情報処理端末にて作成されたメッセージを前記MSCの圏内の端末に一斉配信する際に当該メッセージを前記MSCに送信する手段と、
    前記MSCから一斉配信されたメッセージを放送用の文章に展開する手段と、
    前記放送用の文章を前記音源用のデータに変換する手段と、
    その変換されたデータを前記音源を用いて再生する再生手段と
    を有することを特徴とする携帯移動端末。
  8. 前記フォーマット形式は、一斉配信すべきメッセージか否かを示す一斉配信表示を含むことを特徴とする請求項7記載の携帯移動端末。
  9. 前記フォーマット形式は、一斉配信すべきメッセージを強制的に配信すべきか否かを示す強制配信フラグを含むことを特徴とする請求項7または請求項8記載の携帯移動端末。
  10. ショートメッセージを受信するためのSMS(Short Message Service)機能と、外部に音を出力するための音源とを備えた携帯移動端末に無線にて前記ショートメッセージを配信するMSC(Mobile Switching Center)を含む移動通信システムに用いるメッセージ一斉配信方法であって、
    少なくとも交通情報の内容に相当する情報をインタネットを通して蓄えるサーバ装置と、
    前記サーバ装置から受信したデータを前記MSCの圏内の携帯移動端末に一斉配信するSMS一斉配信データの予め設定されたフォーマット形式に変換する情報処理端末とを前記移動通信システムに設け、
    前記携帯移動端末を前記情報処理端末に接続可能とし、
    前記MSCが、前記情報処理端末にて作成されたメッセージが前記携帯移動端末を通して送られてきた時に当該メッセージを少なくとも不特定多数に一斉配信する配信ステップを実行し、
    前記携帯移動端末が、前記MSCから一斉配信されたメッセージを放送用の文章に展開するステップと、前記放送用の文章を前記音源用のデータに変換する手段と、その変換されたデータを前記音源を用いて再生するステップとを実行することを特徴とするメッセージ一斉配信方法。
  11. 前記配信ステップにおいて、前記携帯移動端末の位置情報を登録するHLR(Home Location Register)の位置登録情報から加入者情報を入手して前記メッセージを少なくとも不特定多数に一斉配信することを特徴とする請求項10記載のメッセージ一斉配信方法。
  12. 前記加入者情報を基に前記配信手段から一斉配信されたメッセージの送信先の携帯移動端末が前記MSCの圏外の時に当該メッセージを破棄することを特徴とする請求項11記載のメッセージ一斉配信方法。
  13. SCP(Service Control Point)を用いて前記携帯移動端末が在圏しているか否かを確認することを特徴とする請求項12記載のメッセージ一斉配信方法。
  14. 前記フォーマット形式は、一斉配信すべきメッセージか否かを示す一斉配信表示を含むことを特徴とする請求項10から請求項13のいずれか記載のメッセージ一斉配信方法。
  15. 前記フォーマット形式は、一斉配信すべきメッセージを強制的に配信すべきか否かを示す強制配信フラグを含むことを特徴とする請求項10から請求項14のいずれか記載のメッセージ一斉配信方法。
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