JP4198949B2 - Door lock bracket - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地震時に適合するドア用錠受け金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術の一例としては、特開平11−62337号(特許第3037913号)に記載の一例がある。この実施例のドア用錠受の構成は次の通りである。
【0003】
「ドア枠に設けた取付け孔(受入れ口)に固定する固定部材と、ドア側のカンヌキを係脱させる係止孔が形成され、かつ、固定部材に挿嵌されて該固定部材を介して取付け孔に嵌め込み状態に支持させる筒形部材と、筒形部材に固定され、かつ、取付け孔と固定部材及び筒形部材の全体を覆うカバーとを備え、筒形部材は、ドア閉鎖時にドアと平行方向に付与される面内外力の発生方向に所定間隔をあけて固定部材に挿嵌され、この間隔の範囲で面内外力の発生方向にスライド可能とされ、また、面内外力と直交方向の面外外力が発生したときは、固定部材に対しスライド不能とした状態で、ドア枠の取付け孔に嵌め込み状態に保持させて面外外力と対抗させるようにしており、カバーは、所定以上の面内外力が発生したとき変形して、その発生方向への筒形部材の固定部材に対するスライドを許し、通常時には筒形部材の固定部材に対するスライドを阻止するようにドア枠に保持されているドア用錠受」。
【0004】
上記構成のドア用錠受は、ドア枠に設けた取付け孔(受入れ口)と丁度嵌合する筒形部材にケース状の固定部材を貫通状態に挿入嵌合し、筒形部材の上下の開口端から突出した前記固定部材の取付け耳部(取付け片)をドア枠の正面壁に固着するものであるから、地震発生時、筒形部材はカバーの上下斜辺部分の変形に伴い水平方向に後退動可能なものの、上下方向に移動できないという問題点を有している。であるから、地震の揺れ方向(縦揺れ、横揺れ)如何により、筒形部材が著しく変形する可能性がある。それ故に、ドアの開閉がスムースにできなくなる可能性がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような従来の要望点に鑑み、第1の目的は、地震発生時、地震の揺れ対応して施錠片と関係があるストライク及び可動コアが、トロヨケ内の後方空隙部ないし上下の空隙部へと多方向へ後退動することができることである。これによりドアの開閉がスムースにできなくなる危険性を極力回避することができることである。第2の目的は、構成する各部品を合理的に組み合わせることができることである。第3の目的は、可動コアをトロヨケに組み合わせる際に簡単に仮止めすることができることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のドア用錠受け金具は、ドア枠1に嵌合状態に固定されるトロヨケ2と、このトロヨケの奥の内壁面並びに上下の対向内壁との間にそれぞれ空隙部45,46を設定してその正面開口16から該トロヨケ内に遊嵌合状態に嵌め込まれる可動コア3と、トロヨケ2及び可動コア3の正面側をカバーするように可動コア3を介して前記ドア枠1の正面壁10aに当接状態に取り付けられるカバー状ストライク4とから成り、前記トロヨケ2の左右の側壁15cには、それらの内周の垂直方向一辺の中央部に基準縁部としての小係合溝20aを有する一対の保持ピン逃し用切欠部20が形成され、一方、可動コア3の左右側壁3cの挿通孔28を貫通する上下一対の保持ピン21が、前記小係合溝20aにそれぞれ係合することにより、前記枠状可動コア3が前記トロヨケ内に保持され、地震発生時、前記ストライク並びに可動コアは、外的な強い衝撃力を受けた場合、ストライクの傾斜状上下端部の変形に伴い前記保持ピン21が前記小係合溝20aから保持ピン逃し用切欠部20の内周の垂直方向他辺へと該保持ピン逃し用切欠部20の開口範囲内で多方向へ移動する動作を介して前記トロヨケ2内の後方空隙部45ないし上下の空隙部46へと位置変位することを特徴とする。
【0007】
上記構成に於いて、可動コアの左右の側壁には、トロヨケの左右の側壁に形成した被係合部22と仮止め係合する係合部30が設けられていることを特徴とすることを特徴とする。
【0008】
また、本発明のドア用錠受け金具は、ドア枠1に嵌合状態に固定されるトロヨケ2A、このトロヨケの奥の内壁面並びに上下の対向内壁との間にそれぞれ空隙部45,46を設定してその正面開口16から該トロヨケ内に遊嵌合状態に嵌め込まれる可動コア3Aと、トロヨケ2A及び可動コア3Aの正面側をカバーするように可動コア3Aを介して前記ドア枠1の正面壁10aに当接状態に取り付けられるカバー状ストライク4Aとから成り、前記トロヨケ2Aの左右の側壁15cには、上下一対の保持ピン用挿通孔28Aが形成され、一方、前記可動コア3Aの左右の側壁3cには、それらの内周の垂直方向一辺の中央部に基準縁部としての小係合溝20aを有する保持ピン逃し用切欠部20Aが形成されて いると共に、前記上下一対の保持ピン21は前記小係合溝20aにそれぞれ係合することにより、前記枠状可動コア3が前記トロヨケ内に保持され、地震発生時、前記ストライク並びに可動コアは、外的な強い衝撃力を受けた場合、ストライクの傾斜状上下端部の変形に伴い前記保持ピン21が前記小係合溝20aから保持ピン逃し用切欠部20Aの内周の垂直方向他辺へと該保持ピン逃し用切欠部20Aの開口範囲内で多方向へ移動する動作を介して前記トロヨケ2内の後方空隙部45ないし上下の空隙部46へと位置変位することを特徴とする
【0009】
なお、本発明の本質的事項は、例えば図1、図2、図9、図10等で示すように、トロヨケ2、2A内にその正面開口16から遊嵌合状態に嵌め込まれる可動コアの保持構成に、上下一対の保持ピン21、21Aと、これらの保持ピンと係合する保持ピン逃し用切欠部20、20Aを採用したことである。
【0010】
ここで「基準縁部20a」とは、保持ピン21が当接する切欠部(20,20A)の内周の垂直方向一辺の中央縁部をいう。
【0011】
【発明の実施の形態】
まず、図1及び図2に於いて、本発明(完成品としてのドア用錠受け金具)の実施の環境部材を説明する。1はドア枠、2はドア枠に嵌合状態に固定されるトロヨケ、3はトロヨケ内に、少なくともトロヨケの奥の内壁面並びに上下の対向内壁との間にそれぞれ空隙部を設定して遊嵌合状態に嵌め込まれる枠状可動コア、4はトロヨケ2及び可動コア3の正面側を全体又は部分的にカバーするように可動コア3を介して間接的に又は直接前記ドア枠1の正面壁に当接状態に取り付けられるカバー状ストライク、5はドア枠1に対して開閉可能に設けられるドア、6はドア側に設けた錠前の第1の施錠片(ここではデッドボルト)、7はデッドボルト6と並存的に設けられた錠前の第2の施錠片(ここでは鎌片)である。なお、前記鎌片7は、防犯機能を高めるために設けられており、施錠時、図1で示すようにデッドボルト6と水平方向に重なった状態で可動コア3の正面壁26の内壁面に対してその先端部が掛合可能な状態となっている。
【0012】
図1はドア枠1にトロヨケ2、枠状可動コア3、カバー状ストライク4をそれぞれ固定的に取り付けた場合における通常の使用状態を示す。なお、本発明の特定要件に関係のない部分は省略してある。
【0013】
次に図2乃至図8を参照にして本発明の第1実施例を説明する。図2はドア用錠受け具を構成する各部材の分解斜視図である。図2の左側から錠受け具の構成部材を順番に説明する。
【0014】
まず簡略化したドア枠1から説明する。角筒部10はドア5の垂直端面と対向する一部のみを示してある。10aは正面壁、10bは背面壁、10c,10cは左右の側壁、11は前記正面壁10aに形成された縦長状の受入れ口、12は受入れ口に連通するように左側の上下の部位にそれぞれ垂直線状に切欠されたストライク用切欠溝、13はこれらの切欠溝12,12付近の正面壁10aに形成された上下のネジ孔である。
【0015】
次にトロヨケ2について説明する。トロヨケ2の形状は普通一般のそれと同様である。すなわち、トロヨケ2の部分を区分けすると、図3で示すように、ドア枠1の受入れ口11にスッポリトと入り込む正面開口の角形ケース部15と、この角形ケース部15の開口16側の上下端部にそれぞれ一体形成された突片状の取付け片17,17とから成り、前記取付け片17,17には、ドア枠1のネジ孔13,13と符合する貫通孔18,18が形成されている。
【0016】
しかして、本実施例では、前記角形ケース部15の左右の側壁15c,15cの上下の部位には、左右一対の保持ピン逃し用切欠部20,20がそれぞれ計4個形成されている。これらの切欠部20は、図1又は図2で示すように、それぞれ上下一対の可動コア用保持ピン21,21と関係する。
【0017】
すなわち、各保持ピン21は左右一対の逃し用切欠部20,20をそれぞれ貫通する。切欠部20は、通常の使用状態では、一つの保持ピン21の外周面と一部係合するやや半円弧状の小係合溝20aと、基準縁部としての小係合溝20aを基準にして角形ケース部15の背面壁15b方向に拡大して幅広(例えば矩形状、垂直長孔状など)に広がる保持ピン逃し部20bとを有している。
【0018】
また前記左右の側壁15c,15cの上下部位寄りの部位には、小さな被係合部(例えば係合小孔、内壁面に形成された小さな溝など)22,22が形成されている。
【0019】
次にトロヨケ2の正面開口16から該トロヨケ内に遊嵌合状態に嵌め込まれる可動コア3について説明する。可動コア3は、図1、図4で示すように、複数個の開口を有する箱型形状に形成されている。すなわち、3a,3aは上下の正面壁で、本実施例では、施錠時、鎌片7の先端部はいずれか一方の正面壁3aの内壁面に対して掛合可能な状態となっている(鎌片7は可動コアに対しては係合している)。3c,3cは左右の側壁、25は前記正面壁3a,3aの間に形成された縦長の前方開口、26は正面壁3a,3aにそれぞれ形成された上下の凹所、27はこれらの凹所26,26にそれぞれ形成された上下のネジ孔、28は前記左右の側壁3c,3cの上下にそれぞれ形成された保持ピン用挿通孔、30は左右の側壁3c,3cの上下部位寄りの部位にそれぞれ形成され、かつ、前述したトロヨケ2の小さな被係合部22,22にそれぞれ係脱する小さな係合部(例えば小突起)、31は上下の後方開口、32は後方開口31を上下に分断するように左右の側壁3c,3cの中央部に固定的に横設した断面コ字型の施錠片用受け片である。
【0020】
ところで、図1で示すように、可動コア3は係合部30や上下の保持ピン21,21を介してトロヨケ2に遊嵌合状態に保持される。可動コア3がトロヨケ2に遊嵌合した時、可動コア3の小突起状の係合部30,30は、トロヨケ2の小さな被係合部22,22にそれぞれ係合する。したがって、トロヨケ2と可動コア3は、仮ではあるが一体的になる。
【0021】
また、可動コア3に入り込んだ施錠片6の下面と前記受け片32の水平上板部32aとの間には、多少のクリアランス(たとえば7mm程度)が設定されているが、地震発生時、受け片32はドア枠の変形によってデッドボルト6の下面と水平上板部32aとが互いに衝突し合った場合その衝撃力を受ける。また本実施例では鎌片7も設けられているので、施錠片6と同時に鎌片7が後退しながら上昇した場合には、可動コア3の前方開口25の上縁部が、両方の施錠片6,7からその衝撃力を受ける。
【0022】
したがって、可動コア3は、両方の施錠片6,7がトロヨケ2側に移動してきた時、後述するように施錠片用受け片32の水平上板部32a等を介して後退上下動可能な状態となる。
【0023】
次に図4を参照にしてカバー状のストライク4について説明する。35はカバー部本体、36はカバー部本体に上方と下方にそれぞれ連設する変形可能な傾斜状上下端部、37はカバー部本体の右側端部から該カバー部本体に直交するように設けられた進入係合側壁、38は可動コア3の前方開口25と同一形状の正面開口、39はカバー部本体の上下部に形成され、かつ、可動コア3のネジ孔27,27と符合するストライク固着具40用の挿通孔である。
【0024】
なお、ストライク4は、前記進入係合側壁37に対向する他方側の側壁を有しない。またドア枠1の切欠溝12に係合する進入係合側壁37の上下の突片状端部37a,37aと傾斜状上下端部36,36とは互いに切れている。
【0025】
したがって、トロヨケ固着具41,41をカバーするストライク4の傾斜状上下端部36,36は、例えばストライク4を戸枠側に押し付ける略水平方向X、又はストライク4をドア5の端面側に押し付ける逆方向Xの衝撃力が作用すると変形可能である。
【0026】
次に各部材の組み合わせについて簡単に説明する。まずトロヨケ2と可動コア3とを一体的に組み合わせる。この時トロヨケ2の被係合部22,22に可動コア3の係合部30,30を係合させ、また上下の保持ピン21,21をトロヨケ2の上下の切欠部20,20と可動コア3の上下の挿通孔28,28にそれぞれ差し込む。
【0027】
次にトロヨケ2のケース部15をドア枠1の受入れ口11に嵌め込み、上下の取付け片17,17をドア枠1の正面壁10aに面接触させる。そして、トロヨケ固着具41,41を可動コアの貫通孔18,18に合わせてドア枠のネジ孔13,13に螺締する。これによりトロヨケ2はドア枠1に固着される。
【0028】
次にストライク4をトロヨケ2の上下の取付け片17,17を覆うようにする。しかる後にストライク固着具40,40を挿通孔39,39に合わせて可動コア3のネジ孔27,27に螺締する。螺締すると、上下の保持ピン21,21はトロヨケの小係合溝20aに確実に係合するから、図1,図5に示すように、各部材2,3,4は一体的になる。なお、施錠片6の上面とストライク4の正面開口28の上縁部との間には多少のリアランスがある。
【0029】
図6及び図7は、ドア枠1が変形するような地震発生時における可動コア3の移動方向の一例を示す。前述したように、地震発生時、例えば施錠片6がドア枠1の変形によって施錠片6が傾倒し、或いは下降し、その下面と受け片32の水平上板部32aとが互いに衝突し合った場合には、可動コア3がその受け片32を介して施錠片6から強い衝撃力を受ける。
【0030】
したがって、今仮に、図1の使用状態に於いて、ストライク4のカバー部本体35の壁面に対して交差する方向Xの面外外力(外部の衝撃力)が発生すると同時に、カバー部本体35の壁面に対して平行する方向Yの外力(外部の衝撃力)が発生した場合には、ドア枠1とドア5との間でストライク4が水平〜垂直方向へと衝撃的に押圧されることになるから、その上下端部36,36は外拡変位してドア枠1の正面壁10aをトロヨケ方向X並びに上下方向Yへとスライドする。この時可動コア3の小係合突起30,30は変形し、或いは破壊してトロヨケ2の小孔22から外れる。
【0031】
しかし、保持ピン21を介してストライク4と可動コア3は一体であるから、ストライク4と可動コア3は、地震発生時、外的な強い衝撃力を受けた場合、ストライクの傾斜状上下端部の変形に伴い前記保持ピン21が小係合溝20aから保持ピン逃し用切欠部20の内周の垂直方向他辺へと該保持ピン逃し用切欠部20の開口範囲内で多方向へ移動する動作を介してトロヨケ2内の後方空隙部45ないし上下の空隙部46へと位置変位する。
【0032】
【実施例】
第1実施例に於いて、トロヨケ2の左右の側壁15c,15cの上下の部位には、左右一対の保持ピン逃し用切欠部20,20がそれぞれ計4個形成されているが、ドア側の錠前の構造如何によってはその数を増やし又は減じても良い。また、可動コアの左右の側壁3c,3cの中央部には、地震発生時、錠前の施錠片の下面と当接可能な施錠片用受け片が固定的に一つ横設されているが、施錠片の上面と当接可能な状態にもう一つ受け片を横設しても良い。なお、施錠片用受け片の形状等は任意に設計変更可能である。また、例えば可動コアの左右の側壁に被係合部22を形成し、一方、トロヨケの左右の側壁に前記被係合部22に仮止め係合する係合部30を設けることも均等事項である。
【0033】
次に図9乃至図11に示す第2実施例について説明する。なお、第2実施例の説明にあたって、第1実施例と同一の部分には、同一又は同様の符合を付して重複する説明を省略する。
【0034】
第2実施例において、前記実施例と主に異なる点は、本発明の特徴点(保持ピン用切欠部と挿通孔の形成対象)を設計変更したことである。すなわち、図10で示すようにトロヨケ2Aの左右の側壁15c,15cの方に保持ピン21,21用の挿通孔28A,28Aを上下にそれぞれ形成し、一方、可動コア3Aの左右の側壁3c,3cに、保持ピン逃がし用切欠部20A,20Aを上下にそれぞれ形成したことである。この実施例の上下の保持ピン21,21と上下の切欠部20A,20Aとの係合関係は、図9に示す通りである。
【0035】
図9と第1実施例の図1とを比較すると、切欠部20A,20Aの向きが逆になっており、ストライク固着具40,40を螺締した時は、上下の保持ピン21,21は、トロヨケ2A内の後方空隙部45側に位置する小係合溝20a,20aにそれぞれ係合する。
【0036】
付言すると、保持ピン21は、通常の使用状態では、トロヨケ2の左右の側壁の上下部にそれぞれ形成した一対の切欠部20の基準縁部20aと係合し、地震発生時、保持ピン21は、基準縁部20aからトロヨケ2のケース部15の背面壁15b方向に拡大して幅広に広がる保持ピン逃し部20bへと移動可能である。このように設計変更しても第1実施例と同一の作用・効果がある。
【0037】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては、次に列挙するような効果がある。
(1)地震発生時、地震の揺れに対応して施錠片と係合関係があるストライク4及び可動コア3は、保持ピン逃し用切欠部20の開口範囲内で多方向へ移動可能な保持ピン21を介してトロヨケ内の後方空隙部ないし上下の空隙部へと多方向へ後退動することができる。したがって、ドアの開閉がスムースにできなくなる危険性を極力回避することができる。
(2)構成する各部品を合理的に組み合わせることができる。
(3)請求項4に記載の発明は、可動コアをトロヨケに組み合わせる際に簡単に仮止めすることができる。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図8は本発明の第1実施例を示す各説明図。図9乃至図11は本発明の第2実施例を示す各説明図
【図1】第1実施例の実施形態を示す概略説明図(通常の使用状態)。
【図2】分解斜視図。
【図3】ドア枠とトロヨケの関係を示す斜視図。
【図4】可動コアとストライクとの関係を示す斜視図。
【図5】トロヨケと可動コアとストライクとを結合関係を示す斜視図。
【図6】平面から見た概略説明図。
【図7】地震発生時の可動コアの状態を示す概略断面説明図(平面視)。
【図8】地震発生時の可動コアの状態を示す概略断面説明図(側壁視)。
【図9】第2実施例の実施形態を示す概略説明図(通常の使用状態)。
【図10】分解斜視図。
【図11】地震発生時の可動コアの状態を示す概略断面説明図(側壁視)。
【符号の説明】
X…水平方向、Y…上下方向、1…ドア枠、2,2A…トロヨケ、3,3A…可動コア、3a…正面壁、3c…左右の側壁、4…ストライク、5…ドア、6,7…施錠片、10…角筒部、10a…正面壁、10b…背面壁、10c…左右の側壁、11…受入れ口、12…ストライク用切欠溝、13…ネジ孔、15…角形ケース部、15c…左右の側壁、16…開口、17…取付け片、18…貫通孔、20,20A…切欠部、20a…小係合溝、20b…保持ピン逃し部、21…保持ピン、22…被係合部、25…前方開口、26…凹所、27…ネジ孔、28,28A…挿通孔、30…係合部、31…後方開口、32…施錠片用受け片、32a…水平上板部、35…カバー部本体、36…傾斜状上下端部、37…進入係合側壁、38…正面開口、39…挿通孔、40…ストライク固着具、41…トロヨケ固着具、45…後方空隙部、46…上下の空隙部。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a lock bracket for a door that is suitable for an earthquake.
[0002]
[Prior art]
As an example of the prior art, there is an example described in JP-A-11-62337 (Patent No. 3037913). The structure of the door lock of this embodiment is as follows.
[0003]
“A fixing member for fixing to a mounting hole (receiving port) provided in the door frame and a locking hole for engaging and disengaging the door-side cannula are formed, and is inserted into the fixing member and attached via the fixing member. A cylindrical member that is fitted in the hole and supported, and a cover that is fixed to the cylindrical member and covers the mounting hole, the fixing member, and the entire cylindrical member, and the cylindrical member is parallel to the door when the door is closed. Is inserted into the fixing member at a predetermined interval in the direction of generation of the in-plane external force applied in the direction, and is slidable in the direction of generation of the in-plane external force within the range of this interval, and is orthogonal to the in-plane external force When an out-of-plane external force is generated, the fixed member is made slidable and is held in the door frame mounting hole so as to be opposed to the out-of-plane external force. When internal / external force is generated, Allowing sliding relative to the stationary member of the tubular member to the raw direction, door lock receiving held in the door frame so as to prevent sliding with respect to the fixed member of the cylindrical member at the time of normal. "
[0004]
The door lock having the above-described structure is formed by inserting and fitting a case-like fixing member in a penetrating manner into a cylindrical member that is just fitted to a mounting hole (receiving port) provided in the door frame, and opening the upper and lower sides of the cylindrical member. Since the mounting ears (mounting pieces) of the fixing member protruding from the end are fixed to the front wall of the door frame, the cylindrical member is retracted in the horizontal direction along with the deformation of the upper and lower oblique sides of the cover in the event of an earthquake. Although it can move, it has a problem that it cannot move up and down. Therefore, there is a possibility that the cylindrical member is remarkably deformed depending on the direction of the earthquake (pitch, roll). Therefore, there is a possibility that the door cannot be opened and closed smoothly.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In view of the above-described conventional demands, the first object of the present invention is that when an earthquake occurs, the strike and the movable core that are related to the locking piece in response to the shaking of the earthquake include It is possible to move backward in multiple directions to the gap. As a result, it is possible to avoid as much as possible the danger that the door can be opened and closed smoothly. The second purpose is to be able to rationally combine the constituent parts. The third object is that the movable core can be easily temporarily fixed when it is combined with the troyoke.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In the door lock bracket of the present invention,
[0007]
In the above configuration, the left and right side walls of the movable core are provided with
[0008]
In the door lock bracket of the present invention, the
The essential matter of the present invention is, for example, as shown in FIG. 1, FIG. 2, FIG. 9, FIG. In the configuration, a pair of upper and
[0010]
Here, the “
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
First, in FIG. 1 and FIG. 2, an environmental member for carrying out the present invention ( a door lock bracket as a finished product ) will be described. 1 is a door frame, 2 is a trolley that is fixed to the door frame in a fitted state, 3 is a loose fit, and at least a gap is set between the inner wall at the back of the trolley and the upper and lower opposing inner walls. The frame-shaped
[0012]
FIG. 1 shows a normal use state when the
[0013]
Next, a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 2 is an exploded perspective view of each member constituting the door lock receiver. The components of the lock receiver will be described in order from the left side of FIG.
[0014]
First, the simplified door frame 1 will be described. Only a part of the
[0015]
Next,
[0016]
Thus, in this embodiment, a total of four left and right holding
[0017]
That is, each holding
[0018]
Further, small engaged portions (for example, small engagement holes, small grooves formed on the inner wall surface, etc.) 22 and 22 are formed at portions of the left and
[0019]
Next, the
[0020]
By the way, as shown in FIG. 1, the
[0021]
Further, a slight clearance (for example, about 7 mm) is set between the lower surface of the
[0022]
Therefore, the
[0023]
Next, the cover-
[0024]
The
[0025]
Therefore, the inclined upper and
[0026]
Next, the combination of each member is demonstrated easily. First, the
[0027]
Next, the
[0028]
Next, the
[0029]
6 and 7 show an example of the moving direction of the
[0030]
Therefore, in the state of use of FIG. 1, an out-of-plane external force (external impact force) in the direction X intersecting the wall surface of the
[0031]
However, since the
[0032]
【Example】
In the first embodiment, a total of four left and right holding
[0033]
Next, a second embodiment shown in FIGS. 9 to 11 will be described. In the description of the second embodiment, the same parts as those in the first embodiment are denoted by the same or similar reference numerals, and redundant description is omitted.
[0034]
In the second embodiment, the main difference from the previous embodiment is that the design of the characteristic point of the present invention (the object for forming the holding pin notch and the insertion hole) is changed. That is, as shown in FIG. 10, the
[0035]
Comparing FIG. 9 with FIG. 1 of the first embodiment, the directions of the
[0036]
In addition, the holding
[0037]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, the present invention has the following effects.
(1) When an earthquake occurs, shaking locking piece and the
(2) Each component to be configured can be rationally combined.
(3) The invention according to
[Brief description of the drawings]
1 to 8 are explanatory views showing a first embodiment of the present invention. FIG. 9 to FIG. 11 are explanatory views showing a second embodiment of the present invention. FIG. 1 is a schematic explanatory view showing an embodiment of the first embodiment (normal use state).
FIG. 2 is an exploded perspective view.
FIG. 3 is a perspective view showing a relationship between a door frame and Troyoke.
FIG. 4 is a perspective view showing a relationship between a movable core and a strike.
FIG. 5 is a perspective view showing a coupling relationship between Troyoke, a movable core, and a strike.
FIG. 6 is a schematic explanatory view seen from a plane.
FIG. 7 is a schematic cross-sectional explanatory diagram (plan view) showing the state of the movable core at the time of the earthquake.
FIG. 8 is a schematic cross-sectional explanatory view (side wall view) showing the state of the movable core when an earthquake occurs.
FIG. 9 is a schematic explanatory view showing an embodiment of a second example (normal use state).
FIG. 10 is an exploded perspective view.
FIG. 11 is a schematic cross-sectional explanatory view (side wall view) showing the state of the movable core when an earthquake occurs.
[Explanation of symbols]
X: Horizontal direction, Y: Vertical direction, 1 ... Door frame, 2, 2A ... Troyoke, 3, 3A ... Movable core, 3a ... Front wall, 3c ... Left and right side walls, 4 ... Strike, 5 ... Door, 6, 7 DESCRIPTION OF SYMBOLS ... Locking piece, 10 ... Square tube part, 10a ... Front wall, 10b ... Back wall, 10c ... Left and right side walls, 11 ... Receiving port, 12 ... Strike notch groove, 13 ... Screw hole, 15 ... Square case part, 15c ... right and left side walls, 16 ... opening, 17 ... mounting piece, 18 ... through hole, 20, 20A ... notch, 20a ... small engagement groove, 20b ... holding pin relief, 21 ... holding pin, 22 ... engaged Part, 25 ... front opening, 26 ... recess, 27 ... screw hole, 28, 28A ... insertion hole, 30 ... engagement part, 31 ... rear opening, 32 ... receiving piece for locking piece, 32a ... horizontal upper plate part, 35: Cover body, 36: Inclined upper and lower ends, 37: Incoming engagement side wall, 38: Front opening 39 ... insertion holes, 40 ... strike fasteners, 41 ... Toroyoke fasteners, 45 ... rear cavity portion, 46 ... upper and lower air-gap portion.
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