JP4198801B2 - Circuit, system, and method for synchronization word detection in a bitstream communication device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ通信に関し、特にビットストリーム通信装置における同期化ワードの検出のための回路、システム、および方法に関する。したがって、例を示す方法によって時分割多重アクセス(「TDMA」)装置の場合において、その背景および実施形態が以下に説明される。
【0002】
【従来の技術、及び、発明が解決しようとする課題】
TDMAのビットストリーム・システムは、通常、無線通信の場合において実装され、また、共通のビットストリームを各種の受信機に対して通信したい場合の他の環境においても存在することができる。その場合、各受信機は自分に対して意図されている情報と他の受信機に対して意図されている情報とを区別することができる。これに関して、後で詳しく説明されるように、TDMAのビットストリームは情報のパケットを含む。各情報パケットは一般にユーザ・データを含み、その前にそのパケットの中にこのドキュメントの中で同期化ワードと呼ばれている部分が先行している。同期化ワードは各受信機に知られているビット・パターンである。したがって、受信機はそのパケットの中の他の情報の境界を定義するための基礎としてその同期化ワードを検出することができる。さらに詳しく言えば、同期化ワードに続いて受信機の識別子があり、識別子そのものの次にその識別された受信機に対して意図されているユーザ・データが続いている。結果として、同期化ワードを検出することによって、受信機は同期化ワードそのものの境界を知ることができる。代表的なシステムは同期化ワードの全体ではなく、一部を受信した後、その同期化ワードを検出する。したがって、同期化ワードの十分な部分が受信されてその同期化ワードの一部分であることが決定されると、その受信機は次に同期化ワードの終りをを判定し、それによってそのパケットの内部の他の情報の始めと終り(すなわち、その受信機の識別子およびユーザ・データ)を定義することができる。
【0003】
上記を前提として、この分野の技術に熟達した人であれば、TDMA通信における同期化ワードの正確で効率的な識別が必要であることが理解される。同期化ワードの識別に失敗すると、その情報パケットの残りの部分に関する通信が失敗することになるので、同期化ワードの検出における精度は重要である。同期化ワードの検出における効率は、それ自身各種の方法で現われる。たとえば、同期化ワードを検出するための機能に影響する1つのファクタは、送信信号のパワーに基づいている。この点に関して、パワー出力が高いほど、送信される信号の振幅が大きくなる。振幅が大きくなることは信号の中のノイズを克服するために使うことができ、それによってその受信機によって同期化ワードを正しく検出するための能力を改善する。しかし、電子回路の実装において普通であるように、パワーを増加させるという条件は効率の悪いことであると考えられることが多い。したがって、効率の面で、同期化ワードを正しく検出する満足できる確率を依然として得ていながら、パワー出力信号を減らすことが提案され、あるいは必要となる可能性がある。もう1つの効率の例は同期化ワードの検出のタイミングにおいて発生する。特に、同期化ワードの先頭が受信機によって受信された時点から測定することができる経過時間の量と、その後、受信機がその入ってきた情報から同期化ワードを検出するまでの間に測定することができる経過時間の量に留意されたい。この経過時間が長くなり過ぎた場合、それはその受信機の動作における遅延時間と考えることができる。そのような遅延時間も受信機の効率を評価する際に考慮される可能性がある。さらにもう1つの例として、いくつかの従来の技術のシステムは同期化ワードの検出における精度のレベルが高いが、その受信機にとって知られている信号の特殊な属性を必要とすることによってそれを行っている。たとえば、以下に説明されるようなそのような1つのシステムは入ってくる同期化ワードを識別するために入ってくる信号の信号対ノイズ比(「SNR」)の分散に対するアクセスを持っていることを必要とする。このSNRの分散を確認することは困難であり、複雑である可能性がある。さらに、SNRの分散が与えられたとしても、入ってくる同期化ワードを検出するためにその受信機の計算機能が高いことが要求される可能性がある。したがって、いくつかのシステムにおいては、これらの追加の要求がそのシステムに対する与えられた設計または他の基準において効率的でないと考えられる可能性がある。
上記の観点から、従来の技術のこれらの欠点に対処する必要がある。したがって、以下の本発明の実施形態はそのような欠点を考慮し、TDMA装置などにおける、同期化ワードの検出のための改善された回路、システム、および方法を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
1つの実施形態においては、ビットストリーム・パケットを受信するための回路を含んでいる通信システムがある。そのビットストリーム・パケットは少なくとも3つのグループのビットを含む。それらは(1)所定のビット・パターンの複数のプリアンブル・プリフィックス;(2)その複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットに続いている複数の同期化ワード・ビット;および(3)その複数の同期化ワード・ビットに続いている複数のデータ・ビットである。そのシステムは複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの最初の部分の受信に応答して搬送波およびクロック復元動作を完了するための回路をさらに含む。また、さらに、そのシステムはそのビットストリーム・パケットの内部の複数の同期化ワード・ビットの位置を決定するための回路を含む。決定のための回路はビット・テスト・パターン・ベクトルと、ビットストリーム・パケットからのビットのサンプル・ベクトルとの間の何回かの比較を実行するための回路を含む。ビット・テスト・パターン・ベクトルと、ビットのサンプル・ベクトルとは両方ともいくつかの比較のそれぞれに対して変化する。いくつかの比較のうちの少なくとも1つに対して、ビットのサンプル・ベクトルは複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの最初の部分が続いている複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの第2の部分を含む。さらに、少なくともいくつかの比較に対して、ビット・テスト・パターン・ベクトルは複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの所定のビット・パターンにマッチしている1つまたはそれ以上のビットを含み、そして同期化ワード・ビットにマッチしている1つまたはそれ以上のビットをさらに含む。他の回路、システム、および方法も開示され、特許請求される。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の好適な実施形態の詳細について説明する前に、より詳しい紹介説明を提示することによって、次の説明以外に図1〜図3が各種の時分割多重アクセス(「TDMA」)の概念について説明する。この分野の技術に熟達した人には理解されるように、これらの概念は後で説明される本発明の実施形態以外に、従来の技術の両方に関して関連している。さらに詳細の背景として図1〜図3の後に図4a〜図6があり、対応している説明によると、図1〜図3のような場合において現在実装されている従来の各種の技術のシステムについて説明するための基礎が提供される。
図1は、一般的に10で示されている無線システムの図を示している。システム9はRCVR1〜RCVRNとして示されている整数N台の受信機以外に、送信機TRを含む。整数Nはシステム10のような無線システムが各種の異なる個数の受信機を使うことができるような無線システムを示すために使われている。システム10は、TDMA通信を実装するシステムの代表的なものである。したがって、システム10は、普通、或るタイプの無線システムであり、セルラー無線および衛星システムにおいて使われるような無線システムである。いずれにおいても、システム10のコンポーネントを見ると、送信機TRはTDMAのビットストリームを送信するための十分な処理および通信のハードウェアおよびソフトウェアを含み、そして各受信機RCVR1〜RCVRNはTDMAのビットストリームを受信して正しく解釈するための十分な処理および通信のハードウェアおよびソフトウェアを含む。送信機TRおよび受信機RCVR1〜RCVRNの両方に対するハードウェアおよびソフトウェア(たとえば、ファームウェア)は、集積回路などの各種の回路を使って実装することができる。そのような実装は下記の詳細説明のようなTDMAのビットストリームの理解を前提としてさらに評価される。
【0006】
図2は、送信機TRから受信機RCVR1〜RCVRNに対して通信されるTDMAのビットストリームを全体として形成するバイナリ・パケットのシーケンスを示している。このTDMAシーケンスの中の各パケットは大文字「P」、およびさらに添字が付いて示されており、その添字は次の説明から明らかになる理由のために、最も左のパケットから最も右のパケットへ向かって「1」から開始され、インクリメントされる番号である。図2のTDMAパケットはG1 〜GX で示されている整数X個のグループにさらに分けられている。さらに、1つのグループの中の各パケットは図1の中のRCVR1〜RCVRNの1つに対応する。この一対一の対応を示すために、各パケットにはさらに大文字「R」に続いてそのパケットが向けられている図1の中の受信機と同じ番号を識別する整数が続いているラベルが付けられている。たとえば、グループG1 の中で、パケットP1 にはR1のラベルが付けられ、したがって、それはパケットP1 が後でさらに分かるように受信機RCVR1に対してデータを提供するために送信機TRによって通信されることが意図されている。グループG1 の中の別の例として、パケットPNにはRNというラベルが付けられており、したがって、受信機RCVRNに対してデータを提供するために送信機TRから通信される。
これまでに設定されている決まりを前提として、この分野の技術に熟達した人であれば、「時分割多重アクセス」という用語を理解することができる。詳しく言えば、単独グループのパケットと通信するために必要であるような与えられた期間に対して、その期間はスロット(パケット)に分割され、複数の受信機がその期間の一部分の間に意味のある情報にそれぞれアクセスすることができるようになっている。言い換えれば、N個の受信機の場合、それぞれはその期間の間に1つのスロットが指定され、そしてそのスロットはその受信機によって送信された次々のパケットの各グループに対して繰り返される。ふたたび例を示す方法によって受信機RCVR1には図2の時分割されたシーケンスの中の第1のスロットが割り当てられ、各グループの中の第1のパケットが受信機RCVR1に向けられている。別の例として、受信機RCVRNには時分割シーケンスの中のN番目のスロットが割り当てられ、各グループの中のN番目のパケットが受信機RCVRNに対して向けられている。この方法での時間の分割を理解した上で、その同じ決まりが図2のTDMAシーケンスの中の各パケットに対して、第1のグループG1 のN個のパケットのうちの第1のパケットP1 から始まってX番目のグループGX の中のN番目のパケットとしてのパケットPXNで終るように適用されることをさらに理解されたい。
【0007】
図3は、図2のP1 〜PXNの各パケットの中で実施されるシリアル情報の各種の部分の内訳けを示している。図3の表現は図2のパケットの任意のものに適用することができるので、図3のパケットにはPのラベルだけが一般的に付けられており、添字は含まれていない。図の中の左から右への導入の問題として、図3のパケットPを見ると、パケットPは次の3つの部分を含む。それらは(1)プリアンブル、(2)受信機の識別子、および(3)ユーザ・データである。これらの3つの各部分については以下に説明される。
プリアンブルはこの分野においては他の方法、たとえば、ヘッダと呼ばれる場合もあるが、首尾一貫性の目的で、このドキュメントの残りの部分に対してはプリアンブルとして呼ばれる。プリアンブルは図3の中にさらに説明されている2つのバイナリ情報の部分を含む。プリアンブルの第1の(すなわち、左側の)部分はプリフィックスであり、プリアンブルの第2の部分は同期化ワードである。これらの各部分について以下に別々に説明される。
プリアンブル・プリフィックスは、通常は、図3の中の例によって示されているように1の次に0、その次に1が来るような交番のビット・シーケンスから構成されている。プリアンブル・プリフィックスはシステムによって長さが変わる可能性があるが、与えられたシステムに対しては固定されており、16〜64ビット程度が普通である。また、その交番パターンは単独のビットより多いビットを含むことができ、たとえば、整数F個の1の第1のグループの次に整数F個の0の第2のグループが続き、またその後に整数F個の1のグループが続くというふうになっている可能性があることに留意されたい。プリアンブル・プリフィックスはこの分野の技術においてよく知られているように、搬送波およびクロックの復元(「CCR」)のための手段を提供する。一般に、CCRはタイミング取得の手順である。言い換えれば、TDMAのビットストリームを受信している各受信機は、先ず最初に1つのパケットの先頭の位置にあるそのプリアンブル・プリフィックスを受信する。したがって、受信機はこれらの初期ビットを使ってその内部タイミングを調節し、プリアンブル・プリフィックスの中の連続しているビットの間の正しい境界を確認する。たとえば、このタイミングを使ってフェーズ・ロック・ループまたは他の同等な回路を同期化することができる。いずれにしても、ビットの境界を確かめることによって、受信機はタイミングのベースを確立したことになり、したがって、プリアンブル・プリフィックスに続く次々のビットが互いに正しく区別される。
【0008】
同期化ワードはプリアンブル・プリフィックスから区別できるバイナリ・シーケンスから構成され、そして後で説明されるようにパケットの残りのビットからさらに区別することができる。同期化ワードはその長さがシステムごとに変わる可能性があるが、与えられたシステムに対しては固定されており、そして普通は16〜80ビット程度である。たとえば、ディジタルのヨーロッパのコードレス電話(Digital European Cordless Telephone(「DECT」)システムは16ビットの同期化ワードを実装し、一方、MIL−STD−188−183標準は74ビットの同期化ワードを実装する。いずれにしても、同期化ワードはプリアンブル・プリフィックスおよび同期化ワードに続く情報の両方からそれ自身を区別する目的で働く任意の組のビットであってよいことに留意されたい。したがって、CCR機能がプリフィックス・ビットの最初の部分に関して受信機によって実現されると、同期化ワードの先頭が0個またはそれ以上の或る個数のビットの後に続き、プリフィックス・ビットのシーケンスの終りを定義するセパレータを提供する。したがって、そして後で分かるように、図1の各受信機は同期化ワードを検出するように動作し、そうすることによって、プリアンブル・プリフィックスが完了していることを結論付けることができる。さらに、同期化ワードの最後のビット(すなわち、その終り)の場所を知ることによって、各受信機は定義によってそのプリアンブルが完了していて、そのパケットの残りの2つの部分(すなわち、受信機の識別子およびユーザ・データ)がそのパケットの中に次の定義されているビットであることが知らされる。進行する前に、後で説明される好適な実施形態は同期化ワードを検出することを特に目的としていることにさらに留意されたい。したがって、例を示す方法によって、ビットのランダム・パターンが同期化ワードに対して図3の中で示されており、このパターンが同期化ワードを検出するためのこの好適な実施形態の態様を示すために、このドキュメントの残りの部分のために使われる。しかし、明らかに他のビット・パターンも同期化ワードに対して使うことができる。
【0009】
図3の中のパケットPの受信機の識別子はその名前が示している単純な機能を実行する。すなわち、それはどの受信機に対してその特定のパケットが向けられているかを識別する。例を示す方法によって、そして図1に戻って、パケットP1 が詳細に説明された場合、それは受信機RCVR1を識別した受信機識別子を示すことになる。別の例として、パケットPN+2 が詳細に説明された場合、それは受信機RCVR2を識別した受信機識別子を示すことになる。この識別子が符号化されている方法は各種の技法において実行され得ることに留意されたい。その実装とは関係なく、各受信機はTDMAのビットストリームの中の各パケットに対する受信機識別子を評価することができることを理解されたい。そしてそうすることによって、与えられたパケットがそれ自身に向けられているか、あるいは或る他の受信機に対して向けられているかどうかを知らされる。
図3の中のパケットPのユーザ・データはシリアル・データ・ストリームを使って送信することができる任意のタイプのデータを単に表しているに過ぎない。したがって、そのようなデータは完全なバイナリの精度が不要である信号のタイプの代表的なものであってよい。これらのシステムの例はオーディオまたはビデオの信号を含んでいてもよい。他方、ユーザ・データはディジタル文字などの正確なバイナリ表現である可能性があり、そのデータについて完全性のより高い測度が要求される。いずれにしても、受信機がそのCCRを実行すると、同期化ワードの場所を見つけ、そのパケットの受信機の識別子の中でそれが識別されたことを知ると、そのようなデータの機能と首尾一貫している方法でそのユーザ・データを処理することができる。
【0010】
各TDMAの各種の部分について説明して来たところで、本発明はそのような各パケットの中の同期化ワードの検出に向けられていることが以前に紹介されたことを思い出されたい。これに関して、そしてさらに紹介する方法によって、プリアンブルのフォーマットはプリアンブル・プリフィックスが受信されている間の或る点において、CCRの機能が完了されることを示唆することに留意されたい。しかし、CCRの正しい動作を確保するために、この点より後で追加のプリアンブル・プリフィックス・ビットが受信されるケースがあり得る。言い換えれば、同期化ワードの先頭が出て来る前にCCRが完了するように、プリアンブル・プリフィックス・ビットの数は十分に大きいことが期待されている。この説明を前提として、受信機は入ってくるパケットのどのビットがまだプリアンブル・プリフィックスの後者の部分の一部であるかどうかを知る必要があり、あるいは言い換えれば、同期化ワードの先頭部分の場所を知ることが必要である。これらの原理をさらに示すために、図4aは、図3からのプリアンブル・プリフィックスのビットを示しており、その後に整数L個のビットを有しているベクトルCを定義している同期化ワードが続いていることが示されている。各ビットは文字「c」をその同期化ワードの内部のそのビットの場所を示している添字と組み合わせることによって示されている。プリアンブル・プリフィックスを受信している間の或る点において、受信機はそのCCR機能を完了することになることを思い出されたい。例を示す方法によって、図4aはこのビットを識別する凡例を含む。それは例のCCRが12番目のプリアンブル・プリフィックス・ビットの後で完了したと仮定する。さらに、このドキュメントの残りの部分に対して、このタイプのプリアンブル・プリフィックス・ビットは、CCRを完了したプリアンブル・プリフィックス・ビットとして参照される。もちろん、そのビット自身はCCRを実際には完了しないことを理解されたい。代わりに、受信機は先行しているプリアンブル・プリフィックス・ビット以外に、このビットを受信してCCRを完成する。いずれの場合でも受信機による次の動作は同期化ワードの先頭を判定することである。言い換えれば、残りの入ってくるビット・シーケンスに対して、受信機はその入ってくるシーケンスのどれだけ多くの追加のビットがまだプリアンブル・プリフィックス・ビットであるかを、CCRが完了していても判定しなければならない。このドキュメントの残りの部分に対して、このビットの可変の数は「m」の残りのプリアンブル・プリフィックス・ビットと呼ばれる。さらに、図4aの例において、m=4であることは明らかである。この個数を求めるための技法がこの好適な実施形態の主題であり、それはTDMAおよびその従来の技術に関する追加の紹介の後で説明される。
【0011】
図4bは、図4aと同じビットストリーム・シーケンスを示しているが、同期化ワードを検出するための各種の従来の技法によって使われているようなビット・ウィンドウWの概念をさらに導入する。詳しく言えば、CCRが完了すると、同期化ワードの先頭が或る最大個数のビットの範囲内で出て来ることが仮定される。このドキュメントの残りの部分に対してこの最大値は「M」ビットと呼ばれる。この仮定を前提として同期化ワードの検出技法のために、ビットのグループについてM個までの次々の評価を実行するのが普通である。各評価についてL個のビットを含め、それによってビット・ウィンドウWの長さを定義して行われる。最初の評価に対して、ウィンドウWの範囲内に含まれているビットのシーケンスは図4bの中でビット・ウィンドウWの場所によって示されているように、CCRを完了したビットの後の次のビットから始まる。したがって、下記の各種の技法の1つを使って、ビット・ウィンドウWの中に含まれているビットが既知の同期化ワードに対して比較され、ビット・ウィンドウWの中のビットが同期化ワードであることの尤もらしさ(尤度)を反映する判定が行われる。最後に、例のために、図4bは、12個のビットにまたがっているビットウィンドウWを示している。すなわち、L=12である。
さらに例を示す方法によって、図4cは、図4aおよび4bと同じシーケンスをふたたび示しているが、図4cにおいてはビット・ウィンドウWはビットのシーケンスにおいて1つ進んでいる。このシフトが与えられて、従来の技術ではそのウィンドウが同期化ワードを含む尤もらしさをふたたび判定する。これらの図が与えられて、この分野の技術に熟達した人であれば、その技法の基準に従って、同期化ワードにまたがるビット・ウィンドウWの位置をその適用可能な技法が判定するまで、この方法においてビット・ウィンドウWが進み続けることを理解されたい。ビット・ウィンドウWは幅がLビット(たとえば、L=12)であるので、完全に評価するにはビットストリームに沿ってウィンドウWをL回まで進める可能性がある。しかし、実際に進める数はすぐ次に説明されるいくつかの従来の技術の技法によって、ウィンドウの範囲内でビットを解析するために実装されている追加の技法に基づいて変わる可能性がある。
【0012】
図5は、上記のビット・ウィンドウの技法をさらに使いながら、同期化ワードを検出するためのハードウェアおよびソフトウェアの組合せで実装されている従来の技術のシステム20を示している。したがって、システム20は図1のシステム10のRCVR1〜RCVRNの各受信機の中に実装されており、それによってTDMAの通信を許可し、そして詳しく言えば、TDMAのビットストリームの中の同期化ワードの検出ができるようにしている。
システム20は2段の記憶レジスタ22および24を含む。記憶レジスタ22および24は下記のバイナリ信号の表現を記憶することができるハードウェアを表している。したがって、レジスタ22および24は集積回路の中のメモリまたはレジスタ空間などの、各種の回路の記憶デバイスとして実装することができる。いずれにしても、これらの各レジスタについて以下に説明される。
記憶レジスタ22は与えられたシステムに対して知られているように同期化ワードの表現を格納する。したがって、図4a〜cの決まりによって、記憶レジスタ22は同期化ワードの連続したビットに対応している記憶ビットc1 〜cL として示されている。ここでLは同期化ワードの長さ(すなわち、ビットの数)として定義されていることを思い出されたい。さらに、格納されている量は同期化ワードの「表現」であることに留意されたい。さらに詳しく言えば、そして下記に示す計算上の理由のために、その表現は同期化ワードの各バイナリ「0」に対して−1の値がレジスタ22の中に記憶され、一方、同期化ワードの各バイナリ「1」に対して+1の値がレジスタ22の中に格納されているようになっている。これに関して、下記の表1はレジスタ22の中に格納されているようなそれの表現と同様、図3からの同期化ワードを示している。
【表1】
【0013】
記憶レジスタ24は入ってくるTDMAのビットストリームから取られた整数L個のビットのグループの表現を格納する。ここで任意の一時刻において、これらのビット・グループの全体が上記のビット・ウィンドウWの形式での1つのウィンドウを提供する。特に、記憶レジスタ24の中のビットは右側からシフト・インされ、そしてCCRを完了したプリアンブル・プリフィックス・ビットの次のパケットの中のビットの表現でもある。この後の説明に対する決まりを提供するために、レジスタ24の内部で、変数y1 〜yL がビットを示すために使われることに留意されたい。これに関して、各エントリy1 〜yL はビットのグループを表すために意図されていることに留意されたい。ここで各変数y(すなわち、y1 、y2 など)に対するビット・グループは同じ整数個のビットを含むが、TDMAのビットストリームを受信している受信機の解読動作に基づいて、1またはそれ以上の大きな数である可能性がある。このグループ指定に対する理由は、すぐ次に説明されるように、TDMAのビットストリームの受信機が「ハード」または「ソフト」の決定のいずれに基づいているかどうかから発生する。
TDMAの技術分野において、TDMAのビットストリームはパルス成形を使って送信され、各送信されるビットはアナログの同期パルスによって送られることは知られている。通常、そのような同期パルスはかなりの振幅のピーク(バイナリの1または0のそれぞれに対して正または負のいずれか)を有しているが、その前後の振幅変動は比較的小さい。そのような各パルスを受信している受信機はそのアナログ信号をサンプルし、そのタイミング復元手段に基づいて、そのパルスのピークの期待される位置においてサンプルを測定する。さらに、この同じものがフィルタリングおよびアナログ−ディジタル変換を通じて整数K個のビットを出力する。したがって、たとえば、Kが8の場合、与えられる同期パルスは値が−128〜127の範囲にある8ビットの数によって表される。既知の「ソフト判定ベースの受信機」の場合、Kビットの各グループを処理し続け、それによって複雑性は増加するが、通常は精度も増加する。したがって、上で使われたビット・グループの決まりyN に対して、ソフト判定ベースの受信機の中の各ビット・グループyN はK個のビットを含む。これと対照的に、既知の「ハード判定ベースの受信機」の場合、Kビットの各グループを単独のビットに縮小する。たとえば、代表的な方式は0より大きいKの値が入ってくるバイナリ1を表し、したがって、その受信機による追加の解析は1に等しいグループyN の中の単独のビットを使って行われ、Kの値が0に等しいか、あるいはそれより小さい場合に、それは入ってくるバイナリ0を表すと信じられ、したがって、受信機による追加の解析はグループyN の中の0に等しい単独のビットを使って実行される。
【0014】
前の説明を前提として、本発明の実施形態はハード判定およびソフト判定の受信機の両方に対して等しく適用され、この分野の技術に熟達した人によって確かめられるような他のタイプの受信機にも実際に適用できることに留意されたい。いずれにしても、上記のように、いずれの方式に対してもビットのグループはyN によって表され、そのグループのビット数は1またはそれ以上であることを理解されたい。それにもかかわらず、残りの説明および例を単純化するために(ただし本発明の適用範囲を制限せずに)、ハード判定ベースの受信機の方法が仮定され、それによってyN の各値に対して単独のビットを提供する。その例を前提として、下記の説明は各ビット・グループが単独のビットだけを有しているケースとしてL個のビットを参照するが、前の説明からソフト判定ベースの受信機はL*Kビットを考慮することになることを理解されたい。y1 〜yL へ戻り、これらの添字の決まりを前提として、記憶レジスタ24の中のビットが左へ一度シフトされるたびに、各添字がインクリメントされることに留意されたい。たとえば、最初のそのようなシフトの後、記憶レジスタ24はビットy2 〜yL+1 を格納することになる。ここで、システム20の動作を示す下記の式についての理解を容易にするためにこの点が作られている。ふたたび、記憶レジスタ24の中のビットは記憶レジスタ22に関して上で説明されたのと同じ意味での表現であることに留意されたい。言い換えれば、実際の「0」の論理ビットが−1によって表され、「1」の論理ビットが+1によって表される置き換えが行われる。したがって、ふたたび例を示す方法によって、下記の表2はレジスタ24の中に記憶されているビットの表現と同様に、CCRが完了した後に続く図4a〜cからの実際のビットの整数L個の数(すなわち、16)を示している。
【表2】
【0015】
システム20は次の説明から理解されるように、乗算および比較の演算を実行するための十分な回路を含む計算回路26をさらに含む。この分野の技術に熟達した人であれば、そのような機能、したがって、そのような回路は各種の回路によって実現できることを理解されたい。いずれにしても、レジスタ22および24の中に格納されているビット・シーケンスが与えられて計算回路16の追加の機能によって次々の比較演算が可能となり、ここでビット・ウィンドウWは各動作の間に定義され、そのような各演算に対するウィンドウはL個のビットを含む。そのような演算を使う2つの技法がすぐ次に説明される。
システム20によって実行することができる第1の技法は、システム20の比較に基づいてしきい値に達したときに同期化ワードを検出する。特に、この技法は次の式によって表すことができる。
【数1】
ここでまだ定義されていない変数は次の通りである。
^mはCCRを完了したプリアンブル・プリフィックス・ビットに続くm個の残りのプリアンブル・プリフィックスの予測値であり、ここで、0≦^m≦Mであり、
τは以下に説明されるように設定されるしきい値である。式中及び文中の^mと
【外1】
は同一である。
式1の適用の詳細が下記の例の方法によって示される。しかし、このポイントにおいて、しきい値τに達するか、あるいはそれを超えるまで予備観測として式1が^mの各値に対して繰り返されることに留意されたい。各繰返しは記憶レジスタ24の中のビットにおける1ビット左へのシフトに対応し、すなわち、最も左のビットが記憶レジスタ24からシフト・アウトされ、入ってくるTDMAのビットストリームの中の次のビットが記憶レジスタ24の右端の位置へシフト・インされる。したがって、この動作はCCRの動作を完了したビットに続くTDMAのビットストリームの中のビットにわたって左から右へビット・ウィンドウWのシフトを実行する。これらの動作をさらに理解し易くするために、以下に説明される代わりの例が図6に示されている。
【0016】
図6は、^mの連続したインクリメントのための繰返し動作と同様に、問題としているビットの代わりの表示例を示している。図6のトップの行は図3および4aの情報から、CCRを完了したプリアンブル・プリフィックス・ビットに続く実際のビットストリームを示している。したがって、この現在の例においては、プリアンブル・プリフィックスの最後の4つのビットの後に、12ビットの同期化ワードが続いている。図6の中で下の方へ続けると、2番目の行は上で紹介された技法に従ってトップの行のビットの表現を示している。図6の中の残りの5個の行はそれぞれ図6のトップ行の値に沿って移動する際のビット・ウィンドウWの動作の段階を提供している。これらの各段階について以下に説明される。図6の第3の行を見ると、式1の最初の解析、すなわち、^m=0に対するウィンドウWの位置を示している。^mはCCRを完了したプリアンブル・プリフィックス・ビットに続くM個の残りのプリアンブル・プリフィックス・ビットの予測値であることを思い出されたい。したがって、図6の第3の行の中のウィンドウの位置はCCRを完了したビットの後に残りのプリアンブル・ビットはない(すなわち、^m=0)の予測に基づいている。この場合、予測はCCRを完了したビットの後の次のビットが同期化ワードの中の最初のビットであることである。式1の適用はこの予測の測度の導出として働く。詳しく言えば、この段階において、式1は下記の式1.1に示されているようになる。
【0017】
【数2】
式1.1に従って、入ってくるビットストリームy
i の各ビットの表現に、同期化ワードの中のすべてのL個のビットに対する同期化ワードの中の対応しているビット表現ci が乗算され、その結果が集計されてτに対して比較される。この乗算をさらに理解するために、図6の第3行の中のビット・ウィンドウWの下で、図5の記憶レジスタ22の中に表現によって格納されている同期化ワードが示されている。したがって、図6の第3行からyi ci の各積は−1または+1のいずれかの結果となることに留意されたい。さらに詳しく言えば、yi およびci の与えられたペアが同じであった場合、そのペアに対する積は+1となり、一方、yi およびci の与えられたペアが異なっていた場合、そのペアに対する積は−1である。したがって、式1(あるいは現在の例においては1.1)は、実効的に、そのペアの積によって決定されるようにyi とci のペアの各ビットの比較を実行する。さらに、これらの各積を集計することによって、最終結果が−Lと+Lとの間になる。これに関して、各yi とci との間で比較的多数のマッチがあった場合、式1は+Lに向かう傾向がある。逆に、各yi とci との間にミスマッチが比較的多数あった場合、式1は−Lに向かう傾向がある。したがって、結論として、式1の結果が大きければ大きいほど、yi 〜yL がci 〜cL にそれぞれマッチしている確率が大きい。ここで、τ=L、したがって、τ=12であると仮定する。したがって、図6の第3行に示されている実際の値が与えられて、この分野の技術に熟達した人であれば、式1.1が次の結果になることを確認することができる。
【数3】
したがって、0の結果はτ=12より小さい。さらに、式1.1の結果が小さいことは^m=0の予測が不正確であったこと、すなわち、CCRを完了したビットに続く次のビットが同期化ワードの最初のビットではないと判定された。結果として、すぐ次に説明されるように、このプロセスは^mの次の繰返しのために繰り返される。
【0018】
図6の第4行を見ると、それは式1の第2の解析、すなわち、^m=1に対するビット・ウィンドウWの場所を示している。したがって、図6の第4行はCCRを完了したビットの後に1つのプリアンブル・プリフィックス・ビットが存在するという予測に基づいて、言い換えれば、^m=1の場合、1つの追加のプリアンブル・プリフィックス・ビットが存在すること、そしてその後の追加のビットが同期化ワードの中の最初のビットであることが予測されている。ふたたび式1を適用してこの予測の測度を導くと、次の式1.2に示されているようになる。
【数4】
式1.2の中のyの添字から、この分野の技術に熟達した人であれば、記憶レジスタ22および24の中の値の比較解析のシフトの効果をここで理解するはずである。詳しく言えば、式1.2は記憶レジスタ24の中のビットを左へシフトすることによって得られ、それによって最も左のビット(すなわち、ストリームの一番古いビット)が捨てられ、そして新しいビットが右からシフト・インされている。その後、レジスタ22および24の対応しているビットが乗算され、そしてその結果の積がふたたび集計されてτに対して比較される。したがって、図1.6の第4行に示されている実際の値が与えられて、この分野の技術に熟達した人であれば、式1.2が得られることを確認することができる。
【数5】
ここでふたたび、結果の−2はτ=12より小さく、したがって、式1.2の値が低いという結果は^m=1の予測が不正確であったことを示唆している。言い換えれば、同期化ワードに到着する前にプリアンブル・プリフィックスの中のビットが1つ残っていたという仮定は成立しなかったわけである。結果として、すぐ次に説明されるように、^mの次の繰返しのためにふたたびそのプロセスが繰り返される。
図6の第5行および第6行を見ると、この分野の技術に熟達した人であれば、式1の第3および第4の解析、すなわち、^m=2および^m=3のそれぞれに対するビット・ウィンドウWの場所をこれらの追加の行がどのように示すかを前の例から理解することができるはずである。したがって、第5行に対して式1は下記の式1.3のように示され、そして第6行に対して式1は以下の式1.4に示されるようになる。
【数6】
【0019】
式1.3および1.4の中のyの添字から、記憶レジスタ24の中の異なるビットを含めるようにそのようなビット・ウィンドウWがシフトされているか、そしてそれらが記憶レジスタ22の中の対応しているビットに対してどのように比較されるかを理解することができるはずである。これに関して、式1.3および1.4は次のようになる。
【数7】
式1.3および1.4の両方に対して、対応している結果はτ=12より小さく、それによって^m=2または^m=3の予測は不正確であることが示されている。したがって、さらに別の繰返しとして、そのプロセスは以下に示されるように、^m=4の値に対して繰り返され、現在の例に対する式1の解析が終了する。
図6の第7行を見ると、そのビット・ウィンドウWの位置は^m=4の段階を表している。この場合において式1の動作に到着する前に、ビット・ウィンドウWの中の各ビットyi がそれぞれ同期化ワードの対応している各ビットci とマッチしていること(第7行のトップとボトムのエントリを比較することによって分かるように)に留意されたい。ここで、数学的観点から、第7行に示されているようにビット・ウィンドウWを配置するように式1を適用することによって次の式1.5が得られる。
【数8】
結果として、式1.5は次の値となる。
【数9】
第7行から予期されるように、ビット・ウィンドウWの中の各エントリが同期化ワードの表現の対応しているビットにマッチしているので、式1.5はτ、すなわち、12に等しい値となる。言い換えれば、^m=4の予測が正しいことがここで判定される。したがって、CCRが完了した後の4つのビット(すなわち、^m=4)がプリアンブル・プリフィックスの中に残っていたわけであり、その後、同期化ワードが見つかった。したがって、式1.5の繰返しが完了すると、従来の技術のプロセスは同期化ワードを識別している。結果として、そのワードの終りの場所を決定することができ、それによってTDMAパケットの残りの部分の始めと終りをさらに定義することができる。
【0020】
同期化ワードを検出するための従来の技法が提示されたところで、τによって表されている式1のしきい値についてここで考えてみる。詳しく言えば、前の例はビット・ウィンドウWが同期化ワードにマッチするビットを取り囲んでいるポイントにおいて式1が最大値に達することを示している。さらに、上記の例は式1の最大値の結果がL(すなわち、同期化ワードの中のビットの数)に等しいことを示している。言い換えれば、この最大のポイントにおいて、積yi ci がそれぞれ1に等しく、したがって、各Lの合計は必然的にLに等しい。この結論を前提として、τがLに設定され、同期化ワードが各状況において正確に検出される理想の状況に注目されたい。しかし、以下に説明されるように、現在の実際的な実装においては、そのような理想的な結果はノイズの効果によって妨げられる。
入ってくるTDMAのビットストリームの中に各ビットが受信されるとき、その振幅は追加のノイズ信号によって影響される可能性があることに留意されたい。結果としてこのノイズによってそのような各ビットのバイナリ値が誤って解釈される可能性がある。したがって、上記の表現の技法の場合において、ノイズの影響を受けたバイナリの0は−1ではなく+1として誤って表される可能性がある。同様に、ノイズの影響を受けたバイナリ1は+1ではなく、−1として誤って表現される可能性がある。そのような誤りの表現が発生した場合、式1の結果はLには達しない。したがって、ノイズが加わると、同期化ワードを検出するための考慮事項の複雑性が増加する。このノイズの影響に対処するための1つの方法は、式1に関して上記のシステムを使う方法であるが、τをLより或るレベルだけ低く設定し、したがって、その差がこのノイズの貢献を考慮することになる。しかし、τを減らすことによって、式1の方法の精度は減少する。このノイズの影響を補正するための他の方法も以下に提示される。そのような方法はよりよい結果を提供することができるが、各種の理由のために欠点も提供する。
【0021】
上記のノイズの影響を補正するための1つの方法は送信機TRの必要なパワーを増加することである。言い換えれば、伝送信号を増幅することによって、ノイズが同等程度のレベルにまで増幅されないと仮定して、受信された信号の信号対ノイズ比(「SNR」)が減少する。そのような方法においては、理想的には送信される各ビットの振幅が追加されるノイズ信号の貢献に十分に打ち勝つレベルにまで上げられる。結果として、その信号の受信機は同期化ワード検出の間に入ってくる各ビットを正しく解釈する。したがって、入ってくる同期化ワードを検出するための機能の精度にかなりの確信を持ってτをLに等しく、あるいはLに近い値に設定することができる。この技法は式1の有効性をさらに高めることができるが、欠点も提供する。たとえば、各種の理由のためにパワーの条件が制限されることが多い。したがって、必要なパワーを上げることを要求する技法は許されない可能性がある。許されると考えられる場合であっても、そのような技法は効率的であるとは考えられない。たとえば、パワーを増加することによって設計における他の問題点に影響する可能性がある。この分野の技術に熟達した人によってさらに他の例が確認される。
上記のノイズの影響を補正するための別の方法は、しきい値τを消去するように式1を修正することである。この代わりの方法は式1の計算を繰り返し、すべての計算が完了した後、最大の結果を提供した式の繰返しに対してウィンドウWの内部に同期化ワードが収まったことを判定する。数学的に言えば、この代替案は次の式2によって表される。
【数10】
式2は0とMとの間の^mの各値に対して(すなわち、M+1回の繰返しに対して)、各集計がy(i+ ^m)ci のL個の積である集計が実行される。さらに、前に付いている「max」の指示はM+1の集計のうちの最大の結果を提供する1つを選択することによって式2が解かれることを示すために含められている。式2についての一例が図6の表示をふたたび考慮することによって、そしてM=4と仮定することによって評価される。その場合、この分野の技術に熟達した人であれば、式2をM+1回繰り返すことによって式1.1〜1.5からの結果と同じ結果(すなわち、それぞれ0、−2、−4、4、および12が得られることが理解される。次に、式2の最大化の態様は12の結果が選択されることになる。すなわち、同期化ワードは^m=4の値に対して検出されることになる。しかし、式2の実際の実装においてMが4より大きくなる可能性があることに留意されたい。そのような場合、この分野の技術に熟達した人であれば、M=4以降の式2の追加の繰返しによって12より小さい結果が得られることが理解される。言い換えれば、そのような追加の繰返しがあっても、12が依然として最大の結果であり、したがって、式2に関する最終の演算は最大の結果を出した^mの値(すなわち、^m=4)を選定することになる。
【0022】
式2の方法は上記のノイズの影響を緩和する方法で同期化ワードを検出するが、或る種の欠点も提供することに留意されたい。たとえば、式2の方法は0〜Mの範囲全体にわたっての繰返しが必要である。対照的に、式1の方法はしきい値τに達したときに停止し、したがって、その結果がより早く得られることを思い出されたい。言い換えれば、式2の技法は決定に達する前に比較的長い遅延時間を必要とする。さらに、式2に対するすべての繰返しにわたって全体的な解析を実行するために、すべての繰返しにわたってその履歴をセーブするためのいくつかの技法がなければならず、最大の結果に対応している繰返しがその履歴から識別できるようにしなければならない。この履歴の条件は回路および処理の要求が増加する可能性があるので、或る状況においては欠点とみなされる可能性がある。
従来の技術の最終の方法として、マッセイ氏(Mr.Massey)は同期化ワードを検出するための技法として次の式3を導いた。その式は上記の方法と同じスライディング・ビット・ウィンドウを利用するが、下記のようにノイズの影響をさらに補正する。
【数11】
ここで、
y、c、およびLは前の方法に対して定義されているのと同じであり、
σは入ってくるTDMAストリームの中の加算的なガウス雑音信号の正規化された分散である。直観的に、SNRが大きいほど、σの値は小さくなる。
【0023】
式3は式1および2の方法に比べて改善された結果を提供することがこの技術の分野において示されてきた。しかし、それにも欠点がある。たとえば、分散の追加の値(すなわち、σ)およびその分散の影響が与えられた双曲余弦評価をさらに必要とする。したがって、実際問題として、この分散が求められなければならず、そして理想的にはTDMAの通信が発生するたびに絶えず更新されなければならない。したがって、当然、この分野の技術において知られているように、これらの要求のためにかなりの余分の複雑性を伴っている。上記の各種の考慮事項以外にこれらの欠点を前提として、本発明の発明者は、効率の面で上記の従来の技術を超えるか、あるいはほぼ等しい結果が得られ、そして同等か、あるいはより小さい効率の結果を達成する対応している従来の技術の技法に比較して複雑でない方法で実装することができる、改善された実施形態を以下に提供する。
従来の技術について詳細に説明したところで、説明は本発明の好適な実施形態に移る。これに関して、図7がシステム30を示しており、このシステムも同期化ワードを検出するためにハードウェアとソフトウェアの組合せで実装されている。一見して、システム30は或る種の点において従来の技術のシステム20と同等であるように見えるかもしれない。しかし、このドキュメントの残りの部分では方法および結果の両方におけるかなりの違いを示す。システム30を見ると、それは図1のシステム10の各受信機RCVR1〜RCVRNの中に実装されるのが好ましく、それによってTDMAの通信を可能とし、そしてさらに詳しくは、TDMAのバイナリ・ストリームの情報の中の同期化ワードを検出することができる。その装置および方法の詳細が以下に示される。さらに、それらの詳細からこの分野の技術に熟達した人であれば、システム30はアプリケーション固有の集積回路(「ASIC」)、ディジタル信号プロセッサ(「DSP」)などの集積回路を含めて、各種の回路を使って構築することができることを理解されたい。
システム30は2つの記憶レジスタ32および34を含む。記憶レジスタ32および34は以下に説明されるバイナリ信号の表現を格納することができるハードウェアを表し、したがって、集積回路におけるメモリまたはレジスタ空間などの各種の回路の記憶装置を使って実装することができる。
【0024】
記憶レジスタ32は以下で理解されるように、入ってくるTDMAのビットストリームの中のビットに対して比較されるテスト・パターン・ベクトルSの表現を格納する。ここでふたたび、このレジスタは表現を格納し、そしてこの表現という用語は前に導入されたようにバイナリの1および0のそれぞれを置き換えるように使われる、同じ+1および−1のフォーマットを示すことが意図されていることに留意されたい。また、同期化ワードを検出するために、システム30は記憶レジスタ32の中のテスト・パターンを使ってM+1回の比較を実行し、そのテスト・パターンはそれらの比較のたびに変化する。以下に説明されるように、各比較は記憶レジスタ34の中に格納されている表現について行われる。したがって、上記の従来の技術の方法と同様に、これらの比較は0≦^m≦Mの段階に対応する。導入の方法によって、これらの繰り返される比較の最初のものの場合、テスト・パターン・ベクトルSはベクトルCと同じであり、すなわち、1〜Lのiの各値に対してsi =ci である。これに関して、図7において、記憶レジスタ32はL個のビットを格納することに留意されたい。しかし、さらに、追加の繰返しに対して、テスト・パターン・ベクトルSは変化し、同期化ワードのベクトルCとは等しくない。ベクトルSに対するこの調整は、本発明者によって発見された主要な改良点を表し、そして好適な実施形態と上記の従来の技術との間の重要な相違点を提供する。
【0025】
CCRを完了するプリアンブル・プリフィックス・ビットが見つかった後、本発明の好適な実施形態の目標は同期化ワードを検出することである。しかし、この努力の中で、同期化ワード(すなわち、ベクトルC)が出て来る前にプリアンブル・プリフィックスの0からM個までの間のビットが残っている。これらのプリアンブル・プリフィックス・ビットを次の式4に示されているようなベクトルBによって定義する。
【数12】
プリアンブル・プリフィックス・ビットはシステムごとに或る既知の方法で交互に変化するビットのシーケンスであることを思い出されたい。しかし、本発明の発明者によって認識されているように、上記の従来の技術の技法は同期化ワードを検出するときにこれらのビットによって提供されているその既知の情報を捨てている。これと極めて対照的に、そして以下に詳しく説明されるように、このドキュメントにおいて定義される本発明の実施形態は、この情報を使って効率の良い、そして改善された同期化ワード検出を実現する。これに関して、そして記憶レジスタ32の中に格納されているテスト・パターン・ベクトルSの定義へ戻って、ベクトルSはシステム30によって実行される技法の次々の繰返しごとに変化するパターンとしてここでは定義される。特に、入ってくる同期化ワードを検出しているとき、ベクトルSは各繰返しごとに同期化ワードのベクトルCの一部分またはすべてのいずれかと連結されているベクトルBの部分を含むように変更される。同期化ワード・ベクトルCの一部分との連結がここで説明され、後者の連結の説明は後まで延ばされる。したがって、ここでは、Sに対する次々のベクトルはS0 〜SM (ここで、添字は単に1つのベクトルSを別のベクトルSと区別するためだけにあり、指数関数を示そうとしているわけではない)として定義される。詳しくはS0 〜SM は次の式5.1〜5.5によって定義される。
【数13】
【0026】
図7に示されているものと同様に、式5.1〜5.5が与えられて、この分野の技術に熟達した人であれば、^m=0の比較に対して、記憶レジスタ32は同期化ワード・ベクトルCを格納することが分かるはずである。それ以降の各比較に対して、記憶レジスタ32は同期化ワード・ベクトルCの1つのビットを右側へシフト・アウトし、プリアンブル・プリフィックス・ベクトルBの次のビットbを左からシフト・インする。したがって、以下において理解されるように、そして従来の技術とは違って、本発明の実施形態においては同期化ワードを検出するために、CCRを完了したビットに続くプリアンブル・プリフィックス・ビットが使われる。
ここで記憶レジスタ34に戻ると、このレジスタはCCRを完了したプリアンブル・プリフィックス・ビットに続いて入って来ているTDMAのビットストリームからサンプルされたL個のビットの表現を格納している。先ず最初に、やはりここでもその格納されている情報は表現であり、バイナリの1および0に対してそれぞれ+1および−1のフォーマットを実装していることを意味していることに留意されたい。第2に、これらのビットは上記の従来の技術の技法とは違ってシフトされない。したがって、1つのウィンドウが定義される範囲に対して、その左端のビットがCCRを完了したビットの次のビットであるように定義され、完全な同期化ワードの検出の場合、そのビットおよびその右側のビットは不変のまま残っている。言い換えれば、従来の技術と違って、記憶レジスタ34の中の左端のビットは左へシフトされず、そのレジスタからシフト・アウトされない。したがって、記憶レジスタの左端にはビットy1 が示されており、そしてそれは従来の技術においてそうであったようにはシフトしない。記憶レジスタの右端にはビットyL があり、それもシフトしない。記憶レジスタ34の中のビットの数は後で説明される実施形態の場合はyL を超えて増やされるが、後で説明される実施形態と同様に現在説明されている実施形態は両方とも記憶レジスタ34の左へのビットのシフト・アウトはないことに留意されたい。
【0027】
システム30は次の説明から理解されるように、乗算および比較の演算を実行するための十分な回路を含む計算回路36をさらに含む。ふたたび、この分野の技術に熟達した人であれば、そのような機能、したがって、そのような回路はASICまたはDSPなどの各種の回路によって実現されることを理解されるはずである。いずれにしても、レジスタ32および34の中に格納されているビット・シーケンスが与えられて、計算回路36の追加の機能によって次々の比較演算を実行することができ、記憶レジスタ34の中のビットが各比較ごとに変化する記憶レジスタ32の中のテスト・パターン・ベクトルSに対して効果的に比較される。特に、この技法は次の式6によって記述することができる。
【数14】
式6の適用の詳細が以下の例によって示される。ここで、式6は^mのすべての値に対して繰り返され、そしてその解は結果が最大値を示す繰返しであることに留意されたい。最初の比較の後の各繰返しは記憶レジスタ32の中のテスト・パターン・ベクトルSの中のシフトに対応する。上記のベクトルSが定義される方法を前提として、そのような各シフトは右側への1ビットのシフトであり、すなわち、同期化ワード・ベクトルCの右端のビットが記憶レジスタ32からシフト・アウトされ、一方、プリアンブル・プリフィックス・ベクトルBの中の次のビットが記憶レジスタ32の左端の位置にシフト・インされる。これらの動作をさらに理解し易くするために、以下に説明される代わりの図が図8に示されている。
図8は、システム30を使って式6を実装するために^mをインクリメントする次々のステップに対する次々の演算を示している。図8のトップの2つの行には図6と同じ情報があり、したがって、CCRの決定に続くビットストリームおよびその+1または−1の表現をそれぞれ示している。図8の中の残りの7つの行は記憶レジスタ32を通じてのベクトルSのビットのシフトの段階を示している。これらの各段階について以下に説明される。
図8の第3の行を見ると、それは先ず記憶レジスタ34の中の固定のビットと、その下に記憶レジスタ32の中のテスト・パターン・ベクトルSのビットが示されており、両方ともそれらが式6の最初(すなわち、^m=0)の繰返しに対して存在するものである。^m=0なので、この最初の段階はCCRを完了したビットの後にはプリアンブル・ビットが残っていないことの予測に対応する。式6の適用はこの予測の測度を得るように働き、その結果が下の式6.1に示されているようになる。
【数15】
【0028】
式6.1によると、同期化ワードの長さL(たとえば、12)に対して、入ってくるストリームyi の各ビットの表現がテスト・パターン・ベクトルSの中の対応しているビット表現si が乗算されたものである。ここで^m=0の場合、そのベクトルは同期化ワード・ベクトルCと同じものである。したがって、図8の第3行に示されている実際の値が与えられて、この分野の技術に熟達した人であれば、式6.1に示されている結果を確認することができる。
式6はM+1の結果にわたる最大値を求めるために繰り返されるので、図8の残りの表示(すなわち、行4〜9)はこれらの各段階を示している。現在の例の目的に対して、Mは6であると仮定され、それによって図8に示されている全体で7つの異なるシナリオが発生することに留意されたい。しかし、この例の値にもかかわらず、Mの値は、通常は同期化ワードの長さの半分以下に取られ、したがって、各種の考察に基づいて異なる可能性がある。いずれにしても、図8の行4〜9を見て、この分野の技術に熟達した人であれば、式6が^m=1〜^m=6に対して繰り返すことを確認することができる。さらに、そのような人はそのような演算の結果が次の表3に示されていることを確認することができる。
【表3】
【0029】
表3の中の値を求めて、式6に対する解は最高の結果を示した^mの値を識別することによって完了する。表3の結果が与えられて^m=4に対応しているエントリがこの解を示しており、したがって、システム30はCCRを完了したプリアンブル・プリフィックス・ビットに続いて4つのプリアンブル・プリフィックス・ビットが受信された後に同期化ワードが受信されたことを判定する。
本発明の実施形態の1つの動作を示した所で、図9は、他の代替案に比較した場合のその動作の効率性を示しているグラフ40を示している。詳しく言えば、グラフ40はDECT標準の中にあるように、同期化ワードとプリアンブル・ビットとを使ってTDMAのビットストリームについての誤りの性能を評価するためにモンテカルロ・シミュレーションの結果を示している。グラフ40を得るために使われた例は、次のように、11101001100010101の16ビット(すなわち、L=16)の同期化ワードを実装した。したがって、上記の−1/+1の置き換え技法を使って、この同期化ワードに対する表現は次のシーケンス、すなわち、1、1、1、−1、1、−1、1、1、−1、−1、−1、−1、1、−1、1、−1のシーケンスが得られる。さらに、プリアンブル・プリフィックス・パターンは{1、−1}であり、実装されたMの値はM=8に対するものであった。これらのテスト基準が与えられて、グラフ40の結果が以下に説明される。
グラフ40の特定のプロットについて説明する前に、その軸にも留意されたい。グラフ40の縦軸の値は同期化ワード誤りが発生した確率の対数である。グラフ40の横軸の値は信号対ノイズ比(「SNR」)ある。すなわち、Ebは各ビットのエネルギーであり、NOはその信号の中のノイズのエネルギーを表している。したがって、その比はパワー測定を表している。グラフ40の特定の結果に注目して、プロット42は上記の従来の式1によって特徴付けられる技法を使ったシミュレーションの結果を示している。グラフ40のプロット46は式3によって特徴付けられる従来の技術の上記のマッセイの基準の結果を示している。したがって、この分野の技術に熟達した人であれば、プロット46の結果がプロット42より改善されていること、すなわち、4dBのSNRにおいてマッセイの基準は同期化誤りの確率の対数値が約3.5低下していること(すなわち、−2.5から−6へ)が分かる。しかし、さらに、グラフ40のプロット44は図7および8に関して上で説明され、式6によって特徴付けられる本発明の実施形態の結果を示している。したがって、グラフ40は本発明の実施形態がマッセイの方法と実質的に同じプロットを生じ、ここで本発明の実施形態はその方法においていくつかのプリアンブル・プリフィックス・ビットの解析を含んでいることによる利点を有することを示している。さらに、本発明の実施形態の結果は、マッセイの方法の場合に発生する各種の追加の複雑性(それらの複雑性については上で説明された)を伴わずに実現されている。したがって、総合の効率において、本発明の実施形態は各種の実際的な実装に対して遥かに良く適合していることを証明することができる。
【0030】
上記のプロットの他に、グラフ40は第4のプロット48を含んでいることに留意されたい。これに関して、上記の本発明の実施形態によって示されたように、同期化ワードの検出においていくつかのプリアンブル・プリフィックス・ビットを利用する方法は、本発明の代わりの実施形態に対しても提供することに留意されたい。この場合においては、プロット48は現在の発明の範囲内に考慮されるさらにもう1つの実施形態の結果を示している。この別の実施形態は既に提供された場合において、そして以下に提供されるような数学的な説明を通じてさらに評価することができる。それを説明する前に、先ず最初に、この別の実施形態はマッセイ(および他の従来の技術)の方法よりさらに改善された結果を提供することに留意されたい。実際、プロット48をトレースすることによって、この分野の技術に熟達した人であれば、グラフ40の中に示されている例の範囲全体にわたって約1dBの改善が得られていることが分かる。したがって、この代替案は各種の場合において好ましい可能性がある。ただし、この代替案は次の説明から理解されるように複雑度が増加する。
【0031】
次に示す発明の実施形態と上記の実施形態との間の相違点を紹介し、ベクトルS(入ってくるTDMAのビットストリームの比較のために使われるテスト・サンプル・パターンであることを思い出されたい)の代わりの定義を見る。詳しく言えば、式5.1〜5.5の導入に関連して同期化ワード・ベクトルCの一部分またはすべてのいずれかと連結されているベクトルBの一部を含めるように各繰返しごとにベクトルSが変えられることを思い出されたい。前の説明ではその連結が同期化ワード・ベクトルの一部だけとの連結であることを示した。しかし、ここではBの同じ部分(すなわち、CCRを完了したプリアンブル・プリフィックス・ビットに続くビットを同期化ワード・ベクトルCの全体と連結することによって得られることに留意されたい。したがって、この代わりの実施形態の場合、ベクトルSに対する次々のベクトルS0 〜SM は次の式6.1〜6.5によって定義される。
【数16】
したがって、S
i は次元L+iのベクトルであり、すなわち、各ベクトルSは同期化ワードベクトルCの表現全体を含み、そしてさらにプリアンブル・プリフィックス・ビットのうちのi個のビットを含む。この拡張された定義は、CCRが丁度完了した時点で、受信ユニットは次にS0 〜SM のうちのどれか1つを受信することになる可能性がある。Mは同期化ワードが検出可能であるビットの数として定義されているので、精度の面での最適の好ましい解は、CCRが完了したプリアンブル・プリフィックス・ビットに続いて同期化ワードがどこで整列されていたかを判定する前にL+M個のデータ・サンプルを収集する。さらに、最初のL+M個のサンプルに続いているビットはランダムであり、したがって、同期化ワードを検出するのには役に立たない。
【0032】
Di が次の式7によって定義されるとする。
【数17】
ここで、
Dは次元iのベクトルであり、ランダムなデータから構成されていて、P(dj =1)=P(dj =0)=1/2である。
A=(a1 ,a2 ,...,an )であって、B=(b1 ,b2 ,...,bm )である場合、ベクトル(A,B)はそれぞれの要素ごとの連結を表すとする。言い換えれば、(A,B)=(a1 ,a2 ,...an ,b1 ,b2 ,...,bm )である。次に、受信機における最初のL+M個の値は次の式8によって定義されるビット・サンプル・ベクトルY=(y1 ,y2 ,...yL+M )によって表される。
【数18】
ここで、
mは同期化ワードの前のプリアンブル・プリフィックス・ビットの未知の数であり、
Nは加算的な白色ガウス雑音をモデル化する。すなわち、N=(n1 ,n2 ,...nL+M );ni 〜n(0,σ)、ここで、n(0,σ)はガウスのランダム変数である。
ランダム・サンプル・ベクトルYを受信したとき、その受信機の仕事は同期化ワードがどこにあるかを決定すること、すなわち、等価的にはmを推定することである。最適の受信機は、先験的な確率
【外2】
が最大になるような
【外3】
がYであると推定する。mが{0,1,...,M)の範囲で一様であると仮定した場合、最適の受信機は
【外4】
を最大にする
【外5】
を等価的に拾う。これは、最尤法の基準と等価である。したがって、次の実施形態は次の式9を求める受信機の方法を提供する。
【数19】
式8を眺め、次に式9を眺めると、それは次の式10と同じである。
【数20】
【0033】
ランダム変数n1 ,n2 ,...nL+M は独立であるので、式10は次の式11のように書くことができる。
【数21】
ここで、dj M-^m は+1または−1のいずれかのランダム表現データ値であり、確率が等しく、次の式12が得られる。
【数22】
nは(O,σ)のガウスのランダム変数であるので、P(n=η)は次の式13のガウス確率密度関数(η)である。
【数23】
式12を式13の中に代入することによって、次の式14が得られる。
【数24】
同様に、(si ^m )2 =1であることに留意して、次の式15が得られる。
【数25】
式14および15を式11に代入することによって、次の式16が得られる。
【数26】
【0034】
^mには無関係な項を消去し、対数を取ると、式8の最尤法の基準は次のようになる。
【数27】
Σ
j=1 L+^m ln(cosh(yj /σ2 ))は^mには無関係であるので、それは結果を変えることなしに右辺での最大化から除くことができる。そしてそれによってこの好適な実施形態に対する最適の解は次の式18に示されているようになる。
【数28】
発明者による上記のプレゼンテーションを前提として、同期化ワードの検出のための最適の解の実施形態が本発明の適用範囲に従って式18を実装するためにここで提示される。先に進む前に、そしてそのような実施形態の一例に対する紹介の方法によって、式18の動作に関するいくつかの観察を注記する。先ず最初に、式18の、式3によって示されているマッセイの式との対比に留意されたい。たとえば、式18を実装している具体例はそのベクトルSの定義によって、同期化ワードに先行している^mの既知のプリアンブル・プリフィックス・ビットを考慮に入れる。他方、マッセイはそのプリアンブル・プリフィックス・ビットを無視する。別の例として、式18を実装している1つの実施形態はTDMAのビットストリームからの受信されたL+^m個の値との相関を実行する。対照的に、マッセイの基準は同期化ワードのL個のビットだけを考慮に入れ、入ってくるTDMAのビットストリームにまたがるスライディング・ウィンドウをさらに実装する。第2に、式18と3との共通の態様に留意されたい。その中で両方の技法が非線形の双曲余弦要素を実装し、そしてそれぞれに対してこれは同期化ワードを取り囲んでいるランダム・データおよびノイズを考慮する正規化因子として見ることができる。
【0035】
図10は、図7を参照して以前の発明の具体例として供給されたシステム30に対する小変更を表しているシステム30aを示しており、それは図9のグラフ40のプロット48によって示されている結果を得る。図10において、図7において以前に使われた各参照識別子に対して文字「a」が追加されている。各識別子におけるこの変更は、図10のアイテムが図7の中に示されているそれに対応しているアイテムから区別されるように行われているが、図10のアイテムが或る点においては図7のアイテムと同等であるように認識されるようにするためにも行われている。システム30aと30との同等の性質が与えられて、この分野の技術に熟達した人であれば、同期化ワードを検出するためにハードウェアとソフトウェアの組合せを含んでいる可能性がある各種の構成において、システム30aを実装することができることをふたたび評価するはずである。さらに、そのようなシステムは図1のシステム10の各受信機RCVR1〜RCVRNの中に実装されることが好ましく、それによってTDMAの通信ができるようになり、詳しく言えば、TDMAのバイナリ・ストリームの情報の中の同期化ワードの検出ができるようになる。
【0036】
システム30aを見ると、入ってくるTDMAのバイナリ・ビットストリームの中のビットに対して比較するために使われるテスト・パターン・ベクトルSの表現(すなわち、ビット当たりに+1または−1)を格納するための記憶レジスタ32aを含む。記憶レジスタ32aに関して、先ず最初に本発明は同期化ワードの検出のための方法の一部としてCCRに続くプリアンブル・プリフィックス・ビットを使って実装することにふたたび留意されたい。第2に、図7の記憶レジスタ32は最初の比較に対して、同期化ワード・ベクトルCの中のL個のビットのそれぞれを格納し、その最初の比較の後、次々の各比較はプリアンブル・プリフィックス・ビットの1つをそのレジスタの左へシフト・インする。したがって、同様に、記憶レジスタ32aはこの同じ関係で動作し、すなわち、同期化ワード・ベクトルCが最初の比較に対して記憶レジスタ32の中で左詰めになり、その後、次々の各比較に対して右へシフトし、一方プリアンブル・プリフィックス(すなわち、ベクトルB)から追加の1つのビットを左からシフト・インする。レジスタ32aと32との間のこの共通性を前提として、この2つの間の違いにここで注目する。詳しく言えば、記憶レジスタ32はそのレジスタの左側へベクトルBをシフト・インするとき、そして同時並行的にそのレジスタの右端から同期化ワードのビットを1つシフト・アウトすることを思い出されたい。言い換えれば、記憶レジスタ32は各比較に対してL個のビットだけを記憶している。それと対照的に、同期化ワード・ベクトルCのL個の各ビットが記憶レジスタ32aの中で右へシフトされ、式18のL+M回のすべての繰返しに対してそのレジスタの中にとどまっていることに留意されたい。言い換えれば、最初の繰返し(すなわち、^m=0)の場合、記憶レジスタ32aはL個のビットだけを格納し、そしてそれらは同期化ワード・ベクトルCであるが、残りのL+M回の繰返しまでの繰返しに対しては、プリアンブル・プリフィックスからの追加のビットが左から追加され、したがって、既に格納されているビットの終りに追加される。したがって、式18の最後の繰返しの場合、記憶レジスタ32aはベクトルSM を格納し、それは上記の式6.5において定義されているように、そのベクトルCの右側に連結されているプリアンブル・プリフィックス・ビットのM個以外に、同期化ワード・ベクトルCの全体を含む。
レジスタ34aを見て、このレジスタはレジスタ34がL個のビットを格納するのに対して、レジスタ34aはL+M個までのビットが格納できることに留意されたい。この追加のビットは上記のようにレジスタ32aの中に格納されているベクトルSの拡張された定義に対してそれが比較される機能を前提として理解されるはずである。したがって、レジスタ32aと同様に、記憶レジスタ34aの中の実際のビットの数は、式18の繰返しのそれぞれに対して変化する。たとえば、最初の繰返し(すなわち、^m=0)に対して、記憶レジスタ34aは入ってくるTDMAのビットストリームのL個のビットだけを格納し、その左端のビットはCCRが完了したプリアンブル・プリフィックス・ビットの次の最初のビットを表している。L+M回の繰返しまでの残りの各繰返しに対して、入ってくるTDMAのビットストリームから追加のビットが、既に格納ビットの後尾に右から追加される。
【0037】
最後にシステム30aに関して、システム30aは次の説明以外に、式18から理解されるような乗算および比較の演算を実行するための十分な回路を含む計算回路36aを含むことに留意されたい。ふたたび、そのような機能、および、したがってそのような回路はASIC、DSPなどによって実現することができる。いずれにしても、レジスタ32aおよび34aの中に格納されているビット・シーケンスが与えられて、計算回路36aの追加の機能によって、それらのレジスタの値が次々の各比較に対して1ビットずつ増えるのを包含するための機能を含めて、記憶レジスタ32aおよび34aの中のビットを乗算して集計することによって次々の比較演算を行うことができる。さらに、計算回路36aは式18に示されているσを含んでいる計算を実行するため、L+M回の各繰返しの結果を格納するため、そしてそれらの結果から最大値を選択するための十分な記憶容量を備えていることが考えられる。このプロセスを完了する際、ここでも最大値は入ってくるTDMAのビットストリームの中の同期化ワードの検出を示す^mの値に対応する。
図11は、システム30aを使って式18を実装するために^mをインクリメントする次々のステップに対する次々の演算を示している。図11のトップの2行は図8の同じ行と同じ情報を含み、したがって、CCRの決定の後の実際のビットストリームおよびその+1および−1の表現をそれぞれ示している。しかし、さらに、以下に示される例を分かり易くするために、これらのトップの2行の中に同期化ワードに続くランダムな2つのデータ・ビットも示されていることに留意されたい。図11の中の残りの7行は記憶レジスタ32aおよび34aの中へ追加のビットをシフトする段階を提供する。これらの各段階については以下に説明される。
【0038】
図11の第3行(トップから)を見ると、それは先ず最初に記憶レジスタ34aの中に固定のL+M個のビットを示している。それらのビットの下には記憶レジスタ32aの中のベクトルSからの対応しているテスト・パターン・ビットがある。したがって、この第3行は式18の最初の繰返し(すなわち、^m=0)に対して比較されるべきビットの場所を示している。ふたたび、^m=0なので、この最初の段階は、CCRを完了したビットの後には残りのプリアンブル・ビットがないことの予測に対応している。式18の適用はこの予測の測度を得るように働き、そして^m=0として、次の式18.1を計算することによって解くことができる。
【数29】
式18.1の最初の集計によって、記憶レジスタ32aおよび34aの中のL個の各ビットは互いに乗算され、その積が集計される。さらに、式1の第2の集計は第1の集計からの正規化を差し引き、その正規化は上で定義されたσ以外に記憶レジスタ34aの中の各ビットに基づいている。したがって、式18.1はこれらの追加の値が与えられて解くことができ、その結果が以下にさらに詳しく分かるように、L+M個のサンプルのすべてにわたってそれが最大値であるかどうかを後で判定する目的のために記憶される。
式18はL+M個の結果についての最大値を求めるために繰り返されるので、図11の残りの部分(すなわち、行4〜9)はそれらの各段階を示している。現在の例の目的のために、Mがふたたび6であると仮定され、それによって合計7つの異なるシナリオが図11の中に示されている。したがって、図11の行4〜9を見ると、この分野の技術に熟達した人であれば、各行は^m=0〜^m=6の昇順の対応している段階を表していることが分かる。したがって、各段階において、追加のプリアンブル・プリフィックス・ビットがベクトルSに対して付加され、それは記憶レジスタ32aの左へのシフト・インによって行われる。このシフトが発生すると、記憶レジスタ32aおよび34aの中のビットがふたたび式18に従って乗算され、そしてその結果がσに関連している第2の集計によって補正される。この解析の締めくくりとして、式18のL+M回の各繰返しに対する結果が得られて格納されると、同期化ワードは記憶されている最大の値に対応する^mの値(この例においては^m=4である)を選択することによって検出される。
【0039】
上記を前提として、この分野の技術に熟達した人であれば、図7のシステム30および図10のシステム30aは同期化ワードの検出のための代替の装置および方法を提供することが分かる。両方の代替案を調べた所で、この2つに関していくつかの観察をここで注記する。最初の観察として、図9のグラフ40のプロット44および48に示されているように、両方の実施形態は従来の技術に比較してかなり良い結果を提供する。たとえば、両方の実施形態はプロット42によって示されている従来の技術のしきい値技法を超えている。さらに、システム30は従来の技術のマッセイのシステムの効率とほぼ等しく、システム30aはその従来の技術のシステムの効率を超えている。第2の観察として、システム30はシステム30aによって達成されるものより複雑性の小さい方法を実効的に表している。この対比は上記の動作説明を比較することによって理解され、そしてまた式6と18とを比較することによっても理解することができる。いずれの場合においてもこの分野の技術に熟達した人であれば、システム30はシステム30aからの2つの変更によってその結果に達することが分かる。先ず最初に、システム30aに対する比較において、システム30はテスト・パターン・ベクトルSのビットを切り詰めてL個のビットだけが使われるようにしている。第2に、システム30aに対する比較において、システム30はσを含んでいる追加の解析を実行しない。これらの観察を前提として、この分野の技術に熟達した人であれば、実装の考慮事項に基づいていずれかのシステム・タイプを選択することができる。言い換えれば、システム30の方法によって達成される方法は受け入れ可能であり、したがって、システム30aの方法の追加の複雑性を必要とすることなしにそれを実装することができる。逆に、与えられたシステムの中に十分なハードウェアおよびソフトウェアがいずれも既に存在しているか、あるいは含めることが許される場合、そのようなシステムにおいてはシステム30aのパワーの要求の削減が実現される。
【0040】
上記から、上記の実施形態は、たとえば、TDMAのシステムなどのバイナリの通信システムにおいて同期化ワードを検出するための改善された装置および方法を提供することが理解できる。上記の各種の実施形態は本発明の内容の柔軟性をさらに示しており、これから、この分野の技術に熟達した人であれば、説明された原理の各種の変形版を実装することができる代わりの構成を評価することができるはずである。たとえば、上記の方法は乗算と加算との組合せにおいて+1/−1のビット表現の技法を使ってビットごとの比較を実行するが、代わりにビットの各ペアが互いにマッチしているかどうかを判定するために比較される代わりの技法を使うこともできる。これに関して、従来の技術においてよく知られているように各種の論理演算(たとえば、ビットごとの論理ANDの真の結果の集計)を使うこともできる。本発明の柔軟性のもう1つの例として、図1のシステム10はその実施形態を実装することができる場合において提示されているが、本発明の内容は数多くの他の通信環境にも実装することができる。これらの例および上記の他の例、またはこの分野の技術に熟達した人によって確かめられる例を前提として、本発明の実施形態が詳細に記述されてきたが、次の特許請求の範囲によって定義されている本発明の適用範囲から逸脱することなしに、上記の説明に対して各種の置き換え、修正または変更を行うことができることを理解されたい。
【0041】
以上の説明に関し更に以下の項を開示する。
(1)通信システムであって、
ビットストリーム・パケットを受信するための回路であって、前記ビットストリーム・パケットが、
所定のビット・パターンを有している複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットと、
前記複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットに続く複数の同期化ワード・ビットと、
前記複数の同期化ワード・ビットに続く複数のデータ・ビットとを含むビットストリーム・パケットを受信するための回路と、
前記複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの第1の部分の受信に応答して搬送波およびクロックの復元の動作を完了するための回路と、
ビット・テスト・パターン・ベクトルとを前記ビットストリーム・パケットからのビットのサンプル・ベクトルとの間の何回かの比較を実行するための回路を含んでいる、前記ビットストリーム・パケットの内部の複数の同期化ワード・ビットの場所を判定するための回路とを含み、
前記ビット・テスト・パターン・ベクトルと、前記ビットのサンプル・ベクトルは両方とも前記何回かの各比較のたびに変化し、
前記比較のうちの少なくとも1つに対して、前記ビットのサンプル・ベクトルが前記複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの前記第1の部分に続いている複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの第2の部分を含み、
前記何回かの比較のうちの少なくともいくつかについて、前記ビット・テスト・パターン・ベクトルは前記複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの前記所定のビット・パターンにマッチしている1つまたはそれ以上のビットを含み、そしてさらに前記同期化ワード・ビットにマッチしている1つまたはそれ以上のビットをさらに含む通信システム。
【0042】
(2)第1項記載の通信システムにおいて、前記比較のうちの1つを除いた前記いくつかの比較のすべてに対して、前記ビット・テスト・パターン・ベクトルは前記複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの前記所定のビット・パターンにマッチしている1つまたはそれ以上のビットを含み、そして前記同期化ワード・ビットの少なくとも1つの部分にマッチしている1つまたはそれ以上のビットをさらに含む通信システム。
(3)第2項記載の通信システムにおいて、前記比較の除外されたものに対して、前記ビット・テスト・パターン・ベクトルの中のビットが前記同期化ワード・ビットの中のビットにマッチするようになっている通信システム。
(4)第3項記載の通信システムにおいて、前記ビットストリーム・パケットの中の前記複数の同期化ワード・ビットの場所を判定するための前記回路が、
前記何回かの各比較に対する精度の測度を提供するための回路と、
前記何回かの各比較に対する精度の前記測度を記憶するための回路とをさらに含む通信システム。
(5)第1項記載の通信システムにおいて、前記何回かの比較の少なくともいくつかに対して、前記ビット・テスト・パターン・ベクトルは前記複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの所定のビット・パターンにマッチしている1つまたはそれ以上のビットを含み、そしてさらに前記同期化ワード・ビットのすべてにマッチしている複数のビットをさらに含む通信システム。
(6)第5項記載の通信システムにおいて、前記比較のうちの1つを除いた複数の比較のすべてに対して、前記ビット・テスト・パターン・ベクトルは前記複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの前記所定のビット・パターンにマッチしている1つまたはそれ以上のビットを含み、そして前記同期化ワード・ビットのすべてにマッチしている複数のビットをさらに含む通信システム。
(7)第6項記載の通信システムにおいて、前記比較のうちの除外されたものに対して、前記ビット・テスト・パターン・ベクトルの中のビットが前記同期化ワード・ビットの中のビットにマッチするようになっている通信システム。
【0043】
(8)第7項記載の通信システムにおいて、前記ビットストリーム・パケットの中の前記複数の同期化ワード・ビットの前記場所を判定するための前記回路が、
前記何回かの各比較に対する精度の測度を提供するための回路と、
前記何回かの各比較に対する精度の前記測度を記憶するための回路とをさらに含む通信システム。
(9)第1項記載の通信システムにおいて、前記ビットストリーム・パケットの中の前記複数の同期化ワード・ビットの前記場所を判定するための前記回路が、
前記何回かの各比較に対する精度の測度を提供するための回路と、
前記何回かの各比較に対する精度の前記測度を記憶するための回路とを含む通信システム。
(10)第9項記載の通信システムにおいて、
前記ビット・テスト・パターン・ベクトルは第1の論理状態の各ビットに対して正の1によって、そして前記第1の論理状態とは異なる第2の論理状態の各ビットに対して負の1によって表されるようになっていて、
前記ビットのサンプル・ベクトルは前記第1の論理状態の各ビットに対して正の1によって、そして前記第2の論理状態の各ビットに対して負の1によって表されるようになっていて、
前記ビット・テスト・パターン・ベクトルと前記ビットのサンプル・ベクトルとの間の何回かの比較を実行するための回路が、
前記ビット・テスト・パターン・ベクトルと、前記ビットのサンプル・ベクトルとのビットごとの乗算を実行するための回路と、
前記ビットごとの乗算のそれぞれの積を加算するための回路とを含む通信システム。
(11)第10項記載の通信システムにおいて、前記ビットストリーム・パケットの中の前記複数の同期化ワード・ビットの場所を判定するための前記回路が、前記記憶された精度の測度の最大のものに対応している前記ビットストリーム・パケットの中の場所に前記同期化ワード・ビットがあることを判定するようになっている通信システム。
【0044】
(12)第9項記載の通信システムにおいて、前記ビットストリーム・パケットの中の前記複数の同期化ワード・ビットの場所を判定するための前記回路が、前記記憶された精度の測度の最大のものに対応している前記ビットストリーム・パケットの中の場所に前記同期化ワード・ビットがあることを判定するようになっている通信システム。
(13)第1項記載の通信システムにおいて、前記複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの前記第2の部分が、前記複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの前記第1の部分のすぐ後に続くようになっている通信システム。(14)第1項記載の通信システムにおいて、前記ビットストリーム・パケットの中の前記複数の同期化ワード・ビットの前記場所を判定するための前記回路が、何回かの比較を実行するための前記回路を補正するための回路をさらに含み、前記補正回路は前記ビットストリーム・パケットの中の加算的ガウス雑音信号の正規化された分散に対して応答するようになっている通信システム。
(15)第1項記載の通信システムにおいて、前記ビットストリーム・パケットが時分割多重アクセスのビットストリーム・パケットを含む通信システム。
(16)第1項記載の通信システムにおいて、前記受信のための回路および前記判定のための回路が第1の受信機ユニットを形成し、そして前記システムは前記ビットストリーム・パケットを前記第1の受信機ユニットに対して送信するための送信機ユニットをさらに含む通信システム。
(17)第16項記載の通信システムにおいて、
前記ビットストリーム・パケットが、複数のビットストリーム・パケットの中の1つのパケットであり、
前記第1の受信機ユニットは前記複数のビットストリーム・パケットのそれぞれを受信し、
前記複数のビットストリーム・パケットに対して、判定のための前記回路が前記複数のビットストリーム・パケットの前記対応している1つの中の複数の同期化ワード・ビットの場所を判定するようになっている通信システム。
【0045】
(18)第17項記載の通信システムにおいて、前記複数の各ビットストリーム・パケットに対して、前記比較を実行するための回路がテスト・パターン・ベクトルと前記ビットストリーム・パケットに対応している前記ビットストリーム・パケットからのビットのサンプル・ベクトルとの間の何回かの比較を実行するようになっていて、
前記複数の各ビットストリーム・パケットに対して、前記ビット・テスト・パターン・ベクトルおよび前記ビットのサンプル・ベクトルは両方とも、前記ビットストリーム・パケットに対応している前記何回かの各比較に対して変化し、
前記複数の各ビットストリーム・パケットに対して、前記ビットストリーム・パケットに対応している前記何回かの比較のうちの少なくとも1つに対して、前記ビットのサンプル・ベクトルは前記複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの前記第1の部分に続いている前記複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの第2の部分を含むようになっていて、
前記複数の各ビットストリーム・パケットに対して、前記ビットストリーム・パケットに対応している前記何回かの比較のうちの少なくともいくつかに対して、前記ビット・テスト・パターン・ベクトルは前記複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの前記所定のビット・パターンにマッチしている1つまたはそれ以上のビットを含み、そして前記同期化ワード・ビットにマッチしている1つまたはそれ以上のビットをさらに含む通信システム。
(19)第17項記載の通信システムにおいて、
前記第1の受信機ユニットの他に複数の受信機ユニットをさらに含み、
前記複数の各ビットストリーム・パケットが前記第1の受信機ユニットまたは前記複数の受信機ユニットのうちの1つのいずれか異なるものに向けられている通信システム。
(20)第16項記載の通信システムにおいて、
前記ビットストリーム・パケットは前記第1の受信機ユニットを識別するためのコードをさらに含み、
前記コードが前記複数の同期化ワード・ビットの直後に続き、
前記複数のデータ・ビットが前記コードの直後に続くようになっている通信システム。
【0046】
(21)通信システムを動作させるための方法であって、
ビットストリーム・パケットを受信するステップであって、前記ビットストリーム・パケットが、
所定のビット・パターンを有している複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットと、
前記複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの後に続く複数の同期化ワード・ビットと、
前記複数の同期化ワード・ビットの後に続く複数のデータ・ビットとを含むビットストリーム・パケットを受信するステップと、
前記複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの第1の部分を受信したことに応答して、搬送波およびクロックの復元動作を完了するステップと、
ビット・テスト・パターン・ベクトルと、前記ビットストリーム・パケットからのビットのサンプル・ベクトルとの間の何回かの比較を実行することによって、前記ビットストリーム・パケットの中の複数の同期化ワード・ビットの場所を決定するステップとを含み、
前記ビット・テスト・パターン・ベクトルおよび前記ビットのサンプル・ベクトルの両方が前記何回かの各比較のたびに変化し、
前記何回かの比較のうちの少なくとも1つに対して、前記ビットのサンプル・ベクトルは前記複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの前記第1の部分に続く前記複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの第2の部分を含み、
前記何回かの比較のうちの少なくともいくつかに対して、前記ビット・テスト・パターン・ベクトルは前記複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの前記所定のビット・パターンにマッチしている1つまたはそれ以上のビットを含み、そして前記同期化ワード・ビットにマッチしている1つまたはそれ以上のビットをさらに含む方法。
【0047】
(22)第21項記載の方法において、前記実行のステップが、前記比較のうちの1つを除いた前記何回かの比較のすべてに対して、前記ビット・テスト・パターン・ベクトルが前記複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの前記所定のビット・パターンにマッチしている1つまたはそれ以上のビットを含み、そして前記同期化ワード・ビットの少なくとも一部分にマッチしている1つまたはそれ以上のビットをさらに含む方法。
(23)第22項記載の方法において、前記実行のステップが、前記除かれた1つの比較に対して、前記ビット・テスト・パターン・ベクトルの中のビットが前記同期化ワード・ビットの中のビットにマッチするように前記1つの比較を実行するステップからなる方法。
(24)第23項記載の方法において、前記何回かの比較を実行するステップのうちの少なくともいくつかに対して、前記ビット・テスト・パターン・ベクトルが前記複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの前記所定のビット・パターンにマッチしている1つまたはそれ以上のビットを含み、そして前記同期化ワード・ビットのすべてにマッチしているいくつかのビットをさらに含む方法。(25)第24項記載の方法において、前記実行のステップが、前記比較の1つを除いて前記何回かの比較のすべてに対して、前記ビット・テスト・パターン・ベクトルが、前記複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの前記所定のビット・パターンにマッチしている1つまたはそれ以上のビットを含み、前記同期化ワード・ビットのすべてにマッチしているいくつかのビットをさらに含む方法。
(26)第25項記載の方法において、前記除外された比較に対して、前記ビット・テスト・パターン・ベクトルの中のビットが前記同期化ワード・ビットの中のビットにマッチするように1回の比較を実行するようになっている方法。
【0048】
(27)第21項記載の方法において、
前記ビットストリーム・パケットの中の前記複数の同期化ワード・ビットの前記場所を決定するための前記ステップが、
前記何回かの各比較に対する精度の測度を提供するステップと、
前記何回かの各比較に対する精度の測度を記憶するステップとをさらに含む方法。
(28)第24項記載の方法において、
前記ビット・テスト・パターン・ベクトルは第1の論理状態の各ビットに対して正の1によって、そして前記第1の論理状態とは異なる第2の論理状態の各ビットに対して負の1によって表されるようになっていて、
前記ビットのサンプル・ベクトルは前記第1の論理状態の各ビットに対して正の1によって、そして前記第2の論理状態の各ビットに対して負の1によって表されるようになっていて、
前記ビット・テスト・パターン・ベクトルと、前記ビットのサンプル・ベクトルとの何回かの比較を実行する前記ステップが、
前記ビット・テスト・パターン・ベクトルと、前記ビットのサンプル・ベクトルとのビットごとの乗算を実行するステップと、
前記ビットごとの各乗算の積を加算するステップとからなる方法。
(29)第27項記載の方法において、前記ビットストリーム・パケットの中の前記複数の同期化ワード・ビットの場所を決定する前記ステップが、前記同期化ワード・ビットが、前記記憶されている精度の測度の最大のものに対応している前記ビットストリーム・パケット内の1つの位置にあると判定するようになっている方法。
(30)第21項記載の方法において、前記複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの前記第2の部分が、前記複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの前記第1の部分のすぐ次にあるようになっている方法。
(31)第21項記載の方法において、前記ビットストリーム・パケットの中の前記複数の同期化ワード・ビットの前記場所を決定するステップが、何回かの比較を実行するための前記回路を補正するステップをさらに含み、前記補正のステップは、前記ビットストリームのパケットの中の加算的なガウス雑音信号の正規化された分散に応答するようになっている方法。
【0049】
(32)第21項記載の方法において、前記ビットストリーム・パケットが時分割多重アクセスのビットストリーム・パケットを含む方法。
(33)ビットストリーム・パケット(P)を受信するための回路(RCVR1)を含んでいる通信システム(10)。そのビットストリーム・パケットは少なくとも3つのグループのビットを含む。それらは(i)所定のビット・パターンを有する複数のプリアンブル・プリフィックス・ビット;(ii)複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの次にある複数の同期化ワード・ビット;および(iii)複数の同期化ワード・ビットに続く複数のデータ・ビットである。このシステムは複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの第1の部分の受信に応答して、搬送波およびクロックの復元動作を完了するための回路をさらに含む。またさらに、このシステムはビットストリーム・パケットの中の複数の同期化ワード・ビットの場所を決定するための回路(30)を含む。決定の回路はビット・テスト・パターン・ベクトル(32)と、ビットストリーム・パケットからのビットのサンプル・ベクトル(34)との間で何回かの比較を実行するための回路(36)を含む。ビット・テスト・パターン・ベクトルおよびビットのサンプル・ベクトルは両方とも何回かの各比較に対して変化する。何回かの比較のうちの少なくとも1つに対して、ビットのサンプル・ベクトルは複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの第1の部分に続く複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの第2の部分を含む。さらに、何回かの比較の少なくともいくつかに対して、ビット・テスト・パターン・ベクトルは複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの所定のビット・パターンにマッチしている1つまたはそれ以上のビットを含み、そして同期化ワード・ビットにマッチしている1つまたはそれ以上のビットをさらに含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術および本発明の実施形態の両方を実装することができる構成の一例としての通信システムを示す。
【図2】時分割多重アクセス(「TDMA」)のビットストリームを示す。
【図3】図2のビットストリームの単独のパケットにおける情報の内訳けを示す。
【図4】aは同期化ワードが続いているプリアンブル・プリフィックスの受信中に発生する、搬送波およびクロック復元(「CCR」)の一例を示す。bは図4bのビットストリームの中のビット・ウィンドウを定義するための従来の技術を示しており、ビット・ウィンドウはCCRを完了したプリアンブル・プリフィックス・ビットのすぐ後に示されている。cは図4bのビット・ウィンドウが、図4bの中に示されている場所から次の連続したビットへ進んだ後の図4bのビット・ウィンドウを示す。
【図5】入ってくるTDMAのビットストリームに沿ってシフトするビット・ウィンドウの中の対応しているビットに対する既知の同期化ワードの中のビットの比較のための従来のシステムを示す。
【図6】図5のシステムに従ってそのビット・ウィンドウの5つの連続したシフトの合計にわたって比較されるビットの一例を示す。
【図7】テスト・パターン・ベクトルを入ってくるビットストリームの中の対応しているビットに対して比較するための本発明の第1の実施形態を示しており、テスト・パターン・ベクトルは最初の比較のために同期化ワードだけを含み、そして次々の比較のために、そのテスト・パターン・ベクトルはプリアンブル・プリフィックスの1ビットを追加し、同期化ワードの1ビットを取り除く。
【図8】次々の合計7回の比較にわたって図7のシステムによって比較されるビットの一例を示す。
【図9】2つの従来の技術の方法と2つの本発明の実施形態との結果のグラフを示す。
【図10】テスト・パターン・ベクトルの中の対応しているビットを、入ってくるビットストリームの中の対応しているビットに対して比較する本発明の第2の実施形態を示しており、そのテスト・パターン・ベクトルは最初の比較に対しては同期化ワードだけを含み、そして次々の各比較に対しては、テスト・パターン・ベクトルにはプリアンブル・プリフィックスのビットが追加される。
【図11】7回の次々の比較にわたって図10のシステムによって比較されるビットの一例を示す。
【符号の説明】
10 無線システム
20 同期化ワード検出システム
22 記憶レジスタ
24 記憶レジスタ
26 計算回路
30 同期化ワード検出システム
32 記憶レジスタ
34 記憶レジスタ
36 計算回路[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to data communication, and more particularly to a circuit, system, and method for detection of a synchronization word in a bitstream communication device. Accordingly, in the case of a time division multiple access ("TDMA") device by way of example, its background and embodiments are described below.
[0002]
[Background Art and Problems to be Solved by the Invention]
TDMA bitstream systems are typically implemented in the case of wireless communications, and can also exist in other environments where it is desired to communicate a common bitstream to various receivers. In that case, each receiver can distinguish between information intended for itself and information intended for other receivers. In this regard, the TDMA bitstream includes packets of information, as will be described in detail later. Each information packet generally contains user data, which is preceded by a portion of the document called the synchronization word. The synchronization word is a bit pattern known to each receiver. Thus, the receiver can detect the synchronization word as the basis for defining the boundaries of other information in the packet. More specifically, the synchronization word is followed by the identifier of the receiver followed by the user data intended for the identified receiver following the identifier itself. As a result, by detecting the synchronization word, the receiver can know the boundary of the synchronization word itself. A typical system detects a synchronization word after receiving a portion of the synchronization word instead of the entire synchronization word. Thus, when a sufficient portion of the synchronization word is received and determined to be part of the synchronization word, the receiver then determines the end of the synchronization word, thereby causing the interior of the packet to The beginning and end of other information (ie the receiver identifier and user data) can be defined.
[0003]
Given the above, one skilled in the art will understand that accurate and efficient identification of synchronization words in TDMA communications is necessary. Failure to identify the synchronization word results in communication failure for the remainder of the information packet, so accuracy in the detection of the synchronization word is important. The efficiency in the detection of the synchronization word manifests itself in various ways. For example, one factor that affects the ability to detect synchronization words is based on the power of the transmitted signal. In this regard, the higher the power output, the greater the amplitude of the transmitted signal. Increasing the amplitude can be used to overcome noise in the signal, thereby improving the ability to correctly detect the synchronization word by the receiver. However, as is common in electronic circuit packaging, the condition of increasing power is often considered to be inefficient. Therefore, in terms of efficiency, it may be suggested or necessary to reduce the power output signal while still obtaining a satisfactory probability of correctly detecting the synchronization word. Another example of efficiency occurs at the timing of synchronization word detection. In particular, the amount of elapsed time that can be measured from the time the beginning of the synchronization word is received by the receiver and then the time between the receiver detecting the synchronization word from its incoming information. Note the amount of elapsed time that can be. If this elapsed time becomes too long, it can be considered as a delay time in the operation of the receiver. Such a delay time may also be taken into account when evaluating the efficiency of the receiver. As yet another example, some prior art systems have a high level of accuracy in detecting synchronization words, but do so by requiring special attributes of the signal known to the receiver. Is going. For example, one such system as described below has access to the signal-to-noise ratio (“SNR”) variance of the incoming signal to identify incoming synchronization words. Need. It is difficult to confirm the dispersion of the SNR and it may be complicated. Furthermore, even if the SNR variance is given, it may be required that the receiver has a high computing capability in order to detect incoming synchronization words. Thus, in some systems, these additional requirements may be considered inefficient in a given design or other criteria for that system.
In view of the above, it is necessary to address these shortcomings of the prior art. Accordingly, the following embodiments of the present invention take into account such drawbacks and provide improved circuits, systems, and methods for synchronization word detection, such as in a TDMA device.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In one embodiment, there is a communication system that includes circuitry for receiving bitstream packets. The bitstream packet includes at least three groups of bits. They are: (1) a plurality of preamble prefixes in a predetermined bit pattern; (2) a plurality of synchronization word bits following the plurality of preamble prefix bits; and (3) the plurality of synchronization words. A plurality of data bits following the bit. The system further includes circuitry for completing the carrier and clock recovery operations in response to receiving the first portion of the plurality of preamble prefix bits. Still further, the system includes circuitry for determining the location of a plurality of synchronization word bits within the bitstream packet. The circuitry for determination includes circuitry for performing several comparisons between the bit test pattern vector and a sample vector of bits from the bitstream packet. Both the bit test pattern vector and the bit sample vector change for each of several comparisons. For at least one of the several comparisons, the bit sample vector includes a second portion of a plurality of preamble prefix bits followed by a first portion of the plurality of preamble prefix bits. Further, for at least some comparisons, the bit test pattern vector includes one or more bits that match a predetermined bit pattern of a plurality of preamble prefix bits and is synchronized It further includes one or more bits that match the word bits. Other circuits, systems, and methods are also disclosed and claimed.
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Before describing the details of the preferred embodiment of the present invention, by presenting a more detailed introduction, FIGS. 1 through 3 illustrate various time division multiple access (“TDMA”) concepts in addition to the following. explain. As will be appreciated by those skilled in the art, these concepts relate to both the prior art, as well as the embodiments of the invention described below. As a background of further details, FIGS. 4a to 6 are provided after FIGS. 1 to 3, and according to the corresponding description, systems of various conventional technologies currently implemented in the cases as shown in FIGS. A basis for explaining is provided.
FIG. 1 shows a diagram of a wireless system, generally designated 10. The
[0006]
FIG. 2 shows a sequence of binary packets forming a TDMA bit stream communicated as a whole from the transmitter TR to the receivers RCVR1 to RCVRN. Each packet in this TDMA sequence is shown with a capital “P” and an additional subscript, from the leftmost packet to the rightmost packet, for reasons that will become apparent from the following description. The number starts from “1” and is incremented. The TDMA packet in FIG.1~ GXIt is further divided into groups of integer X shown in FIG. Further, each packet in one group corresponds to one of RCVR1 to RCVRN in FIG. To indicate this one-to-one correspondence, each packet is further labeled with a capital letter “R” followed by an integer identifying the same number as the receiver in FIG. 1 to which the packet is directed. It has been. For example, group G1Packet P1Is labeled R1, so it is a packet P1Is intended to be communicated by the transmitter TR to provide data to the receiver RCVR1, as will be further understood later. Group G1As another example, the packet PN is labeled RN and is therefore communicated from the transmitter TR to provide data to the receiver RCVRN.
Given the rules established so far, anyone skilled in the art can understand the term “time division multiple access”. Specifically, for a given period, such as is necessary to communicate with a single group of packets, that period is divided into slots (packets), meaning that multiple receivers are meant for a portion of that period. You can access each piece of information. In other words, for N receivers, each is assigned a slot during that period, and that slot is repeated for each group of successive packets transmitted by that receiver. Again by way of example, receiver RCVR1 is assigned the first slot in the time-shared sequence of FIG. 2, and the first packet in each group is directed to receiver RCVR1. As another example, the receiver RCVRN is assigned the Nth slot in the time division sequence, and the Nth packet in each group is directed to the receiver RCVRN. With the understanding of the division of time in this way, the same rule applies to the first group G for each packet in the TDMA sequence of FIG.1First packet P of N packets of1Xth group G starting fromXPacket P as the Nth packet inXNIt should be further understood that it applies to end with.
[0007]
FIG. 3 shows P in FIG.1~ PXNThe breakdown of the various parts of the serial information implemented in each packet is shown. Since the representation of FIG. 3 can be applied to any of the packets of FIG. 2, the packet of FIG. 3 is generally only labeled P and does not include a subscript. As a problem of introduction from left to right in the figure, when looking at the packet P in FIG. 3, the packet P includes the following three parts. They are (1) preamble, (2) receiver identifier, and (3) user data. Each of these three parts is described below.
The preamble is sometimes referred to in this field as other methods, such as a header, but for the purposes of consistency, it is referred to as the preamble for the rest of the document. The preamble includes two pieces of binary information that are further described in FIG. The first (ie, left) portion of the preamble is a prefix and the second portion of the preamble is a synchronization word. Each of these parts will be described separately below.
The preamble prefix usually consists of an alternating bit sequence such that 1 is followed by 0 and then 1 as shown by the example in FIG. The preamble prefix may vary in length depending on the system, but is fixed for a given system, usually around 16-64 bits. The alternating pattern can also include more bits than a single bit, for example, an
[0008]
The synchronization word is composed of a binary sequence that can be distinguished from the preamble prefix and can be further distinguished from the remaining bits of the packet as will be explained later. The length of the synchronization word can vary from system to system, but is fixed for a given system and is usually on the order of 16-80 bits. For example, the digital European Cordless Telephone (“DECT”) system implements a 16-bit synchronization word, while the MIL-STD-188-183 standard implements a 74-bit synchronization word. In any case, it should be noted that the synchronization word can be any set of bits that serve to distinguish itself from both the preamble prefix and the information that follows the synchronization word. Is implemented by the receiver with respect to the first part of the prefix bits, the synchronization word begins with a certain number of bits of zero or more and a separator defining the end of the sequence of prefix bits. Provided. Thus, and as will be seen later, each receiver in FIG. 1 operates to detect the synchronization word, and by doing so, it can be concluded that the preamble prefix is complete. By knowing the location of the last bit of the synchronization word (ie, its end), each receiver has its preamble completed by definition, and the remaining two parts of its packet (ie, the receiver's identifier) And user data) is known to be the next defined bit in the packet.Before proceeding, the preferred embodiment described below specifically detects the synchronization word. It should be further noted that the random pattern of bits is shown in FIG. This pattern is shown and will be used for the remainder of this document to illustrate aspects of this preferred embodiment for detecting synchronization words, but obviously other bit patterns may be used. Can be used for synchronization words.
[0009]
The receiver identifier of packet P in FIG. 3 performs a simple function indicated by its name. That is, it identifies to which receiver the particular packet is directed. By way of example and back to FIG.1Is described in detail, it will indicate the receiver identifier that identified the receiver RCVR1. As another example, packet PN + 2Is described in detail, it will indicate the receiver identifier that identified the receiver RCVR2. Note that the manner in which this identifier is encoded can be performed in various techniques. It should be understood that regardless of its implementation, each receiver can evaluate a receiver identifier for each packet in the TDMA bitstream. And by doing so, you are informed whether a given packet is directed to itself or to some other receiver.
The user data of packet P in FIG. 3 merely represents any type of data that can be transmitted using a serial data stream. Accordingly, such data may be representative of signal types that do not require full binary accuracy. Examples of these systems may include audio or video signals. On the other hand, user data can be an accurate binary representation such as digital characters, and a more complete measure is required for that data. In any case, when the receiver performs its CCR, it finds the location of the synchronization word, knows that it was identified in the receiver identifier of the packet, and the function and success of such data. The user data can be processed in a consistent manner.
[0010]
Having described the various parts of each TDMA, recall that it was previously introduced that the present invention is directed to the detection of synchronization words in each such packet. In this regard, and with the method introduced further, it should be noted that the format of the preamble suggests that the CCR function is completed at some point while the preamble prefix is received. However, there may be cases where additional preamble prefix bits are received after this point to ensure correct operation of the CCR. In other words, the number of preamble prefix bits is expected to be large enough so that CCR is completed before the beginning of the synchronization word comes out. Given this explanation, the receiver needs to know which bits of the incoming packet are still part of the latter part of the preamble prefix, or in other words, the location of the beginning of the synchronization word. It is necessary to know. To further illustrate these principles, FIG. 4a shows the bits of the preamble prefix from FIG. 3, followed by a synchronization word defining a vector C having an integer L bits. It is shown that it continues. Each bit is indicated by combining the letter “c” with a subscript indicating the location of that bit within the synchronization word. Recall that at some point while receiving the preamble prefix, the receiver will complete its CCR function. By way of example, FIG. 4a includes a legend identifying this bit. It assumes that the example CCR is completed after the 12th preamble prefix bit. Furthermore, for the remainder of this document, this type of preamble prefix bit is referred to as the preamble prefix bit that completed the CCR. Of course, it should be understood that the bit itself does not actually complete the CCR. Instead, the receiver receives this bit in addition to the preceding preamble prefix bit to complete the CCR. In either case, the next action by the receiver is to determine the beginning of the synchronization word. In other words, for the remaining incoming bit sequence, the receiver can determine how many additional bits of the incoming sequence are still preamble prefix bits even if the CCR is complete. Judgment must be made. For the remainder of this document, this variable number of bits is referred to as the “m” remaining preamble prefix bits. Furthermore, in the example of FIG. 4a, it is clear that m = 4. The technique for determining this number is the subject of this preferred embodiment, which will be described after additional introduction on TDMA and its prior art.
[0011]
FIG. 4b shows the same bitstream sequence as FIG. 4a, but further introduces the concept of bit window W as used by various conventional techniques for detecting synchronization words. Specifically, when CCR is complete, it is assumed that the beginning of the synchronization word comes out within a certain maximum number of bits. For the rest of the document, this maximum value is called the “M” bit. Given this assumption, it is common to perform up to M successive evaluations on a group of bits for the synchronization word detection technique. This is done by including L bits for each evaluation, thereby defining the length of the bit window W. For the first evaluation, the sequence of bits contained within window W is the next to the bit after completing the CCR, as indicated by the location of bit window W in FIG. Start with a bit. Thus, using one of the various techniques described below, the bits contained in bit window W are compared against a known synchronization word, and the bits in bit window W are synchronized to the synchronization word. A determination that reflects the likelihood (likelihood) of being is performed. Finally, for the sake of example, FIG. 4b shows a bit window W that spans 12 bits. That is, L = 12.
By way of further example, FIG. 4c again shows the same sequence as in FIGS. 4a and 4b, but in FIG. 4c the bit window W has been advanced by one in the sequence of bits. Given this shift, the prior art again determines the likelihood that the window contains a synchronization word. Given these figures, those skilled in the art will follow this technique until the applicable technique determines the position of the bit window W across the synchronization word according to the criteria of the technique. It should be understood that the bit window W continues to advance at. Since the bit window W is L bits wide (eg, L = 12), the window W may be advanced L times along the bitstream for full evaluation. However, the actual number advanced may vary based on additional techniques implemented to parse the bits within the window by several prior art techniques described immediately below.
[0012]
FIG. 5 illustrates a
[Table 1]
[0013]
In the TDMA art, it is known that a TDMA bit stream is transmitted using pulse shaping and each transmitted bit is sent by an analog sync pulse. Typically, such sync pulses have significant amplitude peaks (either positive or negative for binary ones or zeros, respectively), but the amplitude variation before and after is relatively small. The receiver receiving each such pulse samples the analog signal and, based on the timing recovery means, measures the sample at the expected position of the peak of the pulse. In addition, the same outputs integer K bits through filtering and analog-to-digital conversion. Thus, for example, if K is 8, a given sync pulse is represented by an 8-bit number whose value is in the range of -128 to 127. In the case of the known “soft decision based receiver”, it continues to process each group of K bits, which increases complexity but usually also increases accuracy. Therefore, the bit group convention used above yNFor each bit group y in the soft decision based receiverNContains K bits. In contrast, the known “hard decision based receiver” reduces each group of K bits to a single bit. For example, a typical scheme represents a binary 1 that contains a value of K greater than 0, so that additional analysis by that receiver is a group y equal to 1.NIt is believed to represent an
[0014]
Given the previous description, embodiments of the present invention apply equally to both hard decision and soft decision receivers, and to other types of receivers as verified by those skilled in the art. Note that is also applicable in practice. In any case, as noted above, the bit group for any scheme is yNIt should be understood that the number of bits in the group is one or more. Nevertheless, to simplify the remaining description and examples (but without limiting the scope of the present invention), a hard decision based receiver method is assumed, whereby yNProvide a single bit for each value of. Given that example, the following description refers to L bits as the case where each bit group has only a single bit, but from the previous description the soft decision based receiver has L * K bits Please understand that you will consider. y1~ YLReturning to the remarks, it is noted that each subscript is incremented each time a bit in the
[Table 2]
[0015]
The
A first technique that can be performed by
[Expression 1]
The variables not yet defined here are:
^ M is the predicted value of the remaining m preamble prefixes following the preamble prefix bits that have completed CCR, where 0≤ ^ m≤M;
τ is a threshold value set as described below. ^ M in expressions and sentences
[Outside 1]
Are the same.
Details of the application of
[0016]
FIG. 6 shows a display example instead of the bit in question, as well as the repeated operation for successive increments of ^ m. The top row of FIG. 6 shows the actual bitstream following the preamble prefix bits that have completed CCR from the information of FIGS. 3 and 4a. Thus, in this current example, the last four bits of the preamble prefix are followed by a 12-bit synchronization word. Continuing downward in FIG. 6, the second row shows a representation of the bits in the top row according to the technique introduced above. The remaining five rows in FIG. 6 each provide a stage of operation of the bit window W as it moves along the value of the top row of FIG. Each of these steps is described below. Looking at the third row of FIG. 6, the first analysis of
[0017]
[Expression 2]
Incoming bitstream y according to Equation 1.1
iTo the corresponding bit representation c in the synchronization word for all L bits in the synchronization wordiAnd the results are aggregated and compared against τ. To further understand this multiplication, the synchronization word stored by representation in the
[Equation 3]
Therefore, the result of 0 is less than τ = 12. Furthermore, the small result of Equation 1.1 is that the prediction of ^ m = 0 was incorrect, that is, the next bit following the bit that completed the CCR is not the first bit of the synchronization word It was done. As a result, this process is repeated for the next iteration of ^ m, as described immediately below.
[0018]
Looking at the fourth row of FIG. 6, it shows the location of the bit window W for the second analysis of
[Expression 4]
From the subscript y in Equation 1.2, one skilled in the art should now understand the effect of shifting the comparative analysis of the values in the storage registers 22 and 24. Specifically, equation 1.2 is obtained by shifting the bits in the
[Equation 5]
Here again, the result of -2 is less than τ = 12, so the low value of Equation 1.2 suggests that the prediction of ^ m = 1 was inaccurate. In other words, the assumption that one bit in the preamble prefix remained before arriving at the synchronization word did not hold. As a result, the process is repeated again for the next iteration of ^ m, as described immediately below.
Looking at
[Formula 6]
[0019]
From the subscript y in equations 1.3 and 1.4, whether such a bit window W has been shifted to include different bits in the
[Expression 7]
For both equations 1.3 and 1.4, the corresponding result is smaller than τ = 12, indicating that the prediction of ^ m = 2 or ^ m = 3 is inaccurate . Thus, as yet another iteration, the process is repeated for the value of m = 4, as shown below, ending the analysis of
Looking at the seventh row in FIG. 6, the position of the bit window W represents the stage of ^ m = 4. In this case, before arriving at the operation of
[Equation 8]
As a result, Equation 1.5 has the following value:
[Equation 9]
As expected from
[0020]
Now that a conventional technique for detecting a synchronization word has been presented, consider now the threshold of
Note that as each bit is received in the incoming TDMA bitstream, its amplitude may be affected by additional noise signals. As a result, this noise can cause the binary value of each such bit to be misinterpreted. Therefore, in the case of the above representation technique, the noise-affected
[0021]
One way to correct for the above noise effects is to increase the required power of the transmitter TR. In other words, amplifying the transmission signal reduces the signal-to-noise ratio (“SNR”) of the received signal, assuming that noise is not amplified to a comparable level. In such a method, ideally the amplitude of each transmitted bit is raised to a level that sufficiently overcomes the contribution of the added noise signal. As a result, the receiver of that signal correctly interprets each incoming bit during synchronization word detection. Therefore, τ can be set equal to L or close to L with considerable confidence in the accuracy of the function for detecting incoming synchronization words. While this technique can further increase the effectiveness of
Another way to correct for the above noise effect is to modify
[Expression 10]
[0022]
It should be noted that the method of
As the final method of the prior art, Mr. Massey has derived
[Expression 11]
here,
y, c, and L are the same as defined for the previous method;
σ is the normalized variance of the additive Gaussian noise signal in the incoming TDMA stream. Intuitively, the larger the SNR, the smaller the value of σ.
[0023]
It has been shown in the art that
Now that the prior art has been described in detail, the description moves to a preferred embodiment of the present invention. In this regard, FIG. 7 shows a
[0024]
[0025]
After the preamble prefix bits that complete the CCR are found, the goal of the preferred embodiment of the present invention is to detect the synchronization word. However, in this effort, there are between 0 and M bits of the preamble prefix before the synchronization word (ie, vector C) comes out. These preamble prefix bits are defined by a vector B as shown in
[Expression 12]
Recall that the preamble prefix bits are a sequence of bits that alternate in a known manner from system to system. However, as recognized by the inventor of the present invention, the above prior art techniques discard that known information provided by these bits when detecting a synchronization word. In sharp contrast, and as will be described in more detail below, the embodiments of the present invention defined in this document use this information to achieve efficient and improved synchronized word detection. . In this regard, and returning to the definition of the test pattern vector S stored in the
[Formula 13]
[0026]
Similar to what is shown in FIG. 7, given equations 5.1-5.5, and a person skilled in the art,
Returning now to the
[0027]
The
[Expression 14]
Details of the application of
FIG. 8 shows successive operations for successive steps to increment ^ m to implement
Looking at the third row of FIG. 8, it shows first the fixed bits in the
[Expression 15]
[0028]
According to Equation 6.1, the incoming stream y for a synchronization word length L (eg, 12)iIs a corresponding bit representation s in the test pattern vector S.iIs multiplied. Here, if ^ m = 0, the vector is the same as the synchronization word vector C. Therefore, given the actual values shown in the third row of FIG. 8, those skilled in the art can confirm the results shown in Equation 6.1.
Since
[Table 3]
[0029]
Finding the values in Table 3, the solution to
Having shown one operation of an embodiment of the present invention, FIG. 9 shows a
Before describing a particular plot of
[0030]
Note that in addition to the above plot,
[0031]
Introducing the differences between the following embodiment of the invention and the above embodiment, it is recalled that the vector S (a test sample pattern used for comparison of incoming TDMA bitstreams) See the alternative definition of Specifically, the vector S at each iteration to include a portion of the vector B that is concatenated with either a portion or all of the synchronized word vector C in connection with the introduction of equations 5.1-5.5. I want to remember that can be changed. The previous description has shown that the concatenation is with only part of the synchronized word vector. However, it should be noted here that it is obtained by concatenating the same part of B (ie, the bit following the preamble prefix bit that completed the CCR with the entire synchronization word vector C. Therefore, this alternative In the case of the embodiment, the vector S one after the other for the vector S0~ SMIs defined by the following equations 6.1-6.5.
[Expression 16]
Therefore, S
iAre vectors of dimension L + i, i.e. each vector S contains the entire representation of the synchronized word vector C, and further contains i bits of the preamble prefix bits. This extended definition is the same as when the CCR is just completed,0~ SMAny one of them may be received. Since M is defined as the number of bits that a synchronization word can be detected, the best preferred solution in terms of accuracy is where the synchronization word is aligned following the preamble prefix bit where the CCR is complete. Collect L + M data samples before determining if they were. Furthermore, the bits following the first L + M samples are random and are therefore useless for detecting a synchronization word.
[0032]
DiIs defined by the following
[Expression 17]
here,
D is a vector of dimension i, is composed of random data, and P (dj= 1) = P (dj= 0) = 1/2.
A = (a1, A2,. . . , An) And B = (b1, B2,. . . , Bm), The vector (A, B) represents the connection of each element. In other words, (A, B) = (a1, A2,. . . an, B1, B2,. . . , Bm). Next, the first L + M values at the receiver are the bit sample vectors Y = (y1, Y2,. . . yL + M).
[Expression 18]
here,
m is an unknown number of preamble prefix bits before the synchronization word;
N models additive white Gaussian noise. That is, N = (n1, N2,. . . nL + M; Ni˜n (0, σ), where n (0, σ) is a Gaussian random variable.
When a random sample vector Y is received, the receiver's job is to determine where the synchronization word is, ie equivalently to estimate m. Optimal receiver is a priori probability
[Outside 2]
Is like maximizing
[Outside 3]
Is assumed to be Y. m is {0, 1,. . . , M), the optimal receiver is
[Outside 4]
Maximize
[Outside 5]
Pick up equivalently. This is equivalent to the maximum likelihood criterion. Thus, the following embodiment provides a receiver method for determining
[Equation 19]
Looking at
[Expression 20]
[0033]
Random variable n1, N2,. . . nL + MSince is independent,
[Expression 21]
Where dj M-^mAre random expression data values of either +1 or −1, and the probabilities are equal, and the following Expression 12 is obtained.
[Expression 22]
Since n is a Gaussian random variable of (O, σ), P (n = η) is a Gaussian probability density function (η) of the following Equation 13.
[Expression 23]
By substituting equation 12 into equation 13, the following equation 14 is obtained.
[Expression 24]
Similarly, (si^m)2Note that = 1, the following equation 15 is obtained:
[Expression 25]
By substituting Equations 14 and 15 into
[Equation 26]
[0034]
If a term unrelated to ^ m is deleted and the logarithm is taken, the criterion of the maximum likelihood method of
[Expression 27]
Σ
j = 1 L +^mln (cosh (yj/ Σ2)) Is irrelevant to ^ m, so it can be removed from maximization on the right side without changing the result. And thereby the optimal solution for this preferred embodiment is as shown in equation 18 below.
[Expression 28]
Given the above presentation by the inventor, an optimal solution embodiment for synchronization word detection is presented here to implement Equation 18 according to the scope of the present invention. Before proceeding, and by way of introduction to an example of such an embodiment, some observations regarding the operation of Equation 18 are noted. First of all, note the comparison of Equation 18 with Massey's equation shown by
[0035]
FIG. 10 illustrates a system 30a that represents a minor change to the
[0036]
Looking at the system 30a, it stores a representation of the test pattern vector S that is used to compare against the bits in the incoming TDMA binary bitstream (ie, +1 or -1 per bit). Including a
Looking at register 34a, note that register 34 stores L bits, whereas register 34a can store up to L + M bits. This additional bit should be understood on the assumption that it is compared to the extended definition of vector S stored in
[0037]
Finally, with respect to system 30a, it should be noted that system 30a includes a calculation circuit 36a that includes sufficient circuitry to perform multiplication and comparison operations as understood from Equation 18, in addition to the following description. Again, such a function, and thus such a circuit, can be realized by an ASIC, DSP, etc. In any case, given the bit sequence stored in
FIG. 11 shows successive operations for successive steps to increment ^ m to implement Equation 18 using system 30a. The top two lines of FIG. 11 contain the same information as the same lines of FIG. 8, and thus show the actual bitstream and its +1 and −1 representations after CCR determination, respectively. However, it should be further noted that two random data bits following the synchronization word are also shown in these top two rows for clarity of the example shown below. The remaining seven rows in FIG. 11 provide for shifting additional bits into
[0038]
Looking at the third row of FIG. 11 (from the top), it first shows a fixed L + M bits in the storage register 34a. Below these bits are the corresponding test pattern bits from vector S in
[Expression 29]
Due to the initial summation of equation 18.1, each of the L bits in
Since Equation 18 is repeated to find the maximum value for the L + M results, the remaining portions of FIG. 11 (ie, rows 4-9) show their respective stages. For the purposes of the current example, it is assumed that M is again 6 so that a total of 7 different scenarios are shown in FIG. Accordingly, looking at
[0039]
Given the above, those skilled in the art will recognize that the
[0040]
From the above, it can be seen that the above embodiments provide an improved apparatus and method for detecting synchronization words in a binary communication system such as, for example, a TDMA system. The various embodiments described above further illustrate the flexibility of the subject matter of the present invention, so that those skilled in the art can implement various variations of the described principles. It should be possible to evaluate the configuration of For example, the above method performs a bit-by-bit comparison using a +/- 1 bit representation technique in a combination of multiplication and addition, but instead determines whether each pair of bits matches each other. Alternative techniques can be used for comparison. In this regard, various logical operations (e.g., summing the true result of bitwise logical AND) can be used as is well known in the art. As another example of the flexibility of the present invention, the
[0041]
The following items are further disclosed regarding the above description.
(1) A communication system,
A circuit for receiving a bitstream packet, wherein the bitstream packet is
A plurality of preamble prefix bits having a predetermined bit pattern;
A plurality of synchronization word bits following the plurality of preamble prefix bits;
A circuit for receiving a bitstream packet comprising a plurality of data bits following the plurality of synchronization word bits;
The plurality ofPreamble prefix bitFirstA circuit for completing a carrier and clock recovery operation in response to receiving the portion;
A plurality of bits inside the bitstream packet, including circuitry for performing several comparisons between a bit test pattern vector and a sample vector of bits from the bitstream packet Circuitry for determining the location of the synchronization word bits of
The bit test pattern vector and the bit sample vector both change for each of the several comparisons,
For at least one of the comparisons, a second portion of a plurality of preamble prefix bits wherein a sample vector of the bits follows the first portion of the plurality of preamble prefix bits. Including
For at least some of the comparisons, the bit test pattern vector is one or more bits that match the predetermined bit pattern of the plurality of preamble prefix bits And further including one or more bits matching the synchronization word bits.
[0042]
(2) In the communication system according to
(3) In the communication system according to
(4) In the communication system according to
A circuit for providing a measure of accuracy for each of the number of comparisons;
And a circuit for storing said measure of accuracy for each of said number of comparisons.
(5) In the communication system according to
(6) In the communication system according to
(7) In the communication system according to
[0043]
(8) In the communication system according to
A circuit for providing a measure of accuracy for each of the number of comparisons;
And a circuit for storing said measure of accuracy for each of said number of comparisons.
(9) The communication system according to
A circuit for providing a measure of accuracy for each of the number of comparisons;
A communication system including a circuit for storing the measure of accuracy for each of the comparisons.
(10) In the communication system according to
The bit test pattern vector is a positive 1 for each bit of the first logic state and a negative 1 for each bit of a second logic state different from the first logic state. It is supposed to be represented
The sample vector of bits is represented by a positive 1 for each bit of the first logic state and by a negative 1 for each bit of the second logic state;
A circuit for performing several comparisons between the bit test pattern vector and the bit sample vector;
A circuit for performing a bit-by-bit multiplication of the bit test pattern vector and the sample vector of the bits;
And a circuit for adding each product of the bitwise multiplications.
(11) The communication system according to
[0044]
(12) The communication system according to
(13) In the communication system according to
(15) The communication system according to
(16) In the communication system according to
(17) In the communication system according to item 16,
The bitstream packet is one of a plurality of bitstream packets;
The first receiver unit receives each of the plurality of bitstream packets;
For the plurality of bitstream packets, the circuit for determining determines the location of a plurality of synchronization word bits in the corresponding one of the plurality of bitstream packets. Communication system.
[0045]
(18) In the communication system according to item 17, a circuit for performing the comparison for each of the plurality of bitstream packets corresponds to a test pattern vector and the bitstream packet. It is designed to perform several comparisons between a sample vector of bits from a bitstream packet,
For each of the plurality of bitstream packets, the bit test pattern vector and the bit sample vector are both for each of the number of comparisons corresponding to the bitstream packet. Change,
For each of the plurality of bitstream packets, for at least one of the number of comparisons corresponding to the bitstream packet, a sample vector of the bits is the plurality of preambles Including a second portion of the plurality of preamble prefix bits following the first portion of the prefix bits;
For each of the plurality of bitstream packets, for at least some of the number of comparisons corresponding to the bitstream packet, the bit test pattern vector is the plurality of bitstream packets. A communication that includes one or more bits that match the predetermined bit pattern of preamble prefix bits and further includes one or more bits that match the synchronization word bits system.
(19) In the communication system according to item 17,
A plurality of receiver units in addition to the first receiver unit;
A communication system wherein each of the plurality of bitstream packets is directed to a different one of the first receiver unit or one of the plurality of receiver units.
(20) In the communication system according to item 16,
The bitstream packet further includes a code for identifying the first receiver unit;
The code immediately follows the plurality of synchronization word bits;
A communication system wherein the plurality of data bits follows immediately after the code.
[0046]
(21) A method for operating a communication system,
Receiving a bitstream packet, wherein the bitstream packet is
A plurality of preamble prefix bits having a predetermined bit pattern;
A plurality of synchronization word bits following the plurality of preamble prefix bits;
Receiving a bitstream packet comprising a plurality of data bits following the plurality of synchronization word bits;
Completing a carrier and clock recovery operation in response to receiving a first portion of the plurality of preamble prefix bits;
By performing several comparisons between a bit test pattern vector and a sample vector of bits from the bitstream packet, a plurality of synchronization words in the bitstream packet Determining the location of the bits,
Both the bit test pattern vector and the bit sample vector change for each of the several comparisons;
For at least one of the number of comparisons, a sample vector of bits is a second of the plurality of preamble prefix bits following the first portion of the plurality of preamble prefix bits. Part of
For at least some of the comparisons, the bit test pattern vector is one or more that match the predetermined bit pattern of the plurality of preamble prefix bits. And further comprising one or more bits matching the synchronization word bit.
[0047]
(22) The method according to
(23) In the method of
24. The method of claim 23, wherein for at least some of the steps of performing the number of comparisons, the bit test pattern vector includes the plurality of preamble prefix bits. A method comprising one or more bits matching a predetermined bit pattern and further comprising a number of bits matching all of the synchronization word bits. (25) The method according to
26. The method of claim 25, wherein once for the excluded comparison, a bit in the bit test pattern vector matches a bit in the synchronization word bit. A method that is supposed to perform comparisons.
[0048]
(27) In the method according to
The step for determining the location of the plurality of synchronization word bits in the bitstream packet;
Providing a measure of accuracy for each of the number of comparisons;
Storing a measure of accuracy for each of the number of comparisons.
(28) In the method described in
The bit test pattern vector is a positive 1 for each bit of the first logic state and a negative 1 for each bit of a second logic state different from the first logic state. It is supposed to be represented
The sample vector of bits is represented by a positive 1 for each bit of the first logic state and by a negative 1 for each bit of the second logic state;
Performing the number of comparisons between the bit test pattern vector and the sample vector of bits;
Performing a bit-by-bit multiplication of the bit test pattern vector and a sample vector of the bits;
Adding the product of each multiplication for each bit.
29. The method of claim 27, wherein the step of determining the location of the plurality of synchronization word bits in the bitstream packet comprises the precision with which the synchronization word bits are stored. A method adapted to determine that a position in the bitstream packet corresponding to the largest measure of is in a position.
(30) In the method of
31. The method of
[0049]
(32) The method according to
(33) A communication system (10) including a circuit (RCVR1) for receiving a bitstream packet (P). The bitstream packet includes at least three groups of bits. They are (i) a plurality of preamble prefix bits having a predetermined bit pattern; (ii) a plurality of synchronization word bits next to the plurality of preamble prefix bits; and (iii) a plurality of synchronizations A plurality of data bits following a word bit. The system further includes circuitry for completing a carrier and clock recovery operation in response to receiving the first portion of the plurality of preamble prefix bits. Still further, the system includes a circuit (30) for determining the location of a plurality of synchronization word bits in the bitstream packet. The decision circuit includes a circuit (36) for performing several comparisons between the bit test pattern vector (32) and a sample vector (34) of bits from the bitstream packet. . Both the bit test pattern vector and the bit sample vector change for each comparison several times. For at least one of the several comparisons, the bit sample vector includes a second portion of the plurality of preamble prefix bits following the first portion of the plurality of preamble prefix bits. In addition, for at least some of the comparisons, the bit test pattern vector includes one or more bits that match a predetermined bit pattern of a plurality of preamble prefix bits. And one or more bits that match the synchronization word bits.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 illustrates a communication system as an example of a configuration that can implement both prior art and embodiments of the present invention.
FIG. 2 shows a time division multiple access (“TDMA”) bitstream.
3 shows a breakdown of information in a single packet of the bitstream of FIG.
FIG. 4a shows an example of carrier and clock recovery (“CCR”) that occurs during reception of a preamble prefix followed by a synchronization word. b shows a conventional technique for defining a bit window in the bitstream of FIG. 4b, the bit window being shown immediately after the preamble prefix bits that have completed CCR. c shows the bit window of FIG. 4b after the bit window of FIG. 4b has advanced from the location shown in FIG. 4b to the next consecutive bit.
FIG. 5 illustrates a conventional system for comparison of bits in a known synchronization word against corresponding bits in a bit window that shifts along an incoming TDMA bitstream.
6 shows an example of bits compared over a sum of five consecutive shifts of that bit window according to the system of FIG.
FIG. 7 shows a first embodiment of the present invention for comparing a test pattern vector against corresponding bits in an incoming bitstream, where the test pattern vector is the first For comparison, only the synchronization word is included, and for successive comparisons, the test pattern vector adds one bit of the preamble prefix and removes one bit of the synchronization word.
FIG. 8 shows an example of bits that are compared by the system of FIG. 7 over a total of seven subsequent comparisons.
FIG. 9 shows a graph of the results of two prior art methods and two embodiments of the present invention.
FIG. 10 illustrates a second embodiment of the present invention that compares corresponding bits in a test pattern vector against corresponding bits in an incoming bitstream; The test pattern vector contains only the synchronization word for the first comparison, and for each successive comparison, a preamble prefix bit is added to the test pattern vector.
FIG. 11 shows an example of bits compared by the system of FIG. 10 over seven successive comparisons.
[Explanation of symbols]
10 Wireless system
20 Synchronized word detection system
22 Memory register
24 memory registers
26 Calculation circuit
30 Synchronized word detection system
32 memory registers
34 Memory register
36 Calculation circuit
Claims (2)
ビットストリーム・パケットを受信するための回路であって、前記ビットストリーム・パケットが、
所定のビット・パターンを有している複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットと、
前記複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットに続く複数の同期化ワード・ビットと、
前記複数の同期化ワード・ビットに続く複数のデータ・ビットとを含むビットストリーム・パケットを受信するための回路と、
前記複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの第1の部分の受信に応答して搬送波およびクロックの復元の動作を完了するための回路と、
ビット・テスト・パターン・ベクトルとを前記ビットストリーム・パケットからのビットのサンプル・ベクトルとの間の何回かの比較を実行するための回路を含んでいる、前記ビットストリーム・パケットの内部の複数の同期化ワード・ビットの場所を判定するための回路とを含み、
前記ビット・テスト・パターン・ベクトルと、前記ビットのサンプル・ベクトルは両方とも前記何回かの各比較のたびに変化し、
前記比較のうちの少なくとも1つに対して、前記ビットのサンプル・ベクトルが前記複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの前記第1の部分に続いている複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの第2の部分を含み、
前記何回かの比較のうちの少なくともいくつかについて、前記ビット・テスト・パターン・ベクトルは前記複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの前記所定のビット・パターンにマッチしている1つまたはそれ以上のビットを含み、そしてさらに前記同期化ワード・ビットにマッチしている1つまたはそれ以上のビットをさらに含む通信システム。A communication system,
A circuit for receiving a bitstream packet, wherein the bitstream packet is
A plurality of preamble prefix bits having a predetermined bit pattern;
A plurality of synchronization word bits following the plurality of preamble prefix bits;
A circuit for receiving a bitstream packet comprising a plurality of data bits following the plurality of synchronization word bits;
A circuit for completing a carrier and clock recovery operation in response to receiving a first portion of the plurality of preamble prefix bits;
A plurality of bits inside the bitstream packet, including circuitry for performing several comparisons between a bit test pattern vector and a sample vector of bits from the bitstream packet Circuitry for determining the location of the synchronization word bits of
The bit test pattern vector and the bit sample vector both change for each of the several comparisons,
For at least one of the comparisons, a second portion of a plurality of preamble prefix bits wherein a sample vector of the bits follows the first portion of the plurality of preamble prefix bits. Including
For at least some of the comparisons, the bit test pattern vector is one or more bits that match the predetermined bit pattern of the plurality of preamble prefix bits And further including one or more bits matching the synchronization word bits.
ビットストリーム・パケットを受信するステップであって、前記ビットストリーム・パケットが、
所定のビット・パターンを有している複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットと、
前記複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの後に続く複数の同期化ワード・ビットと、
前記複数の同期化ワード・ビットの後に続く複数のデータ・ビットとを含むビットストリーム・パケットを受信するステップと、
前記複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの第1の部分を受信したことに応答して、搬送波およびクロックの復元動作を完了するステップと、
ビット・テスト・パターン・ベクトルと、前記ビットストリーム・パケットからのビットのサンプル・ベクトルとの間の何回かの比較を実行することによって、前記ビットストリーム・パケットの中の複数の同期化ワード・ビットの場所を決定するステップとを含み、
前記ビット・テスト・パターン・ベクトルおよび前記ビットのサンプル・ベクトルの両方が前記何回かの各比較のたびに変化し、
前記何回かの比較のうちの少なくとも1つに対して、前記ビットのサンプル・ベクトルは前記複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの前記第1の部分に続く前記複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの第2の部分を含み、
前記何回かの比較のうちの少なくともいくつかに対して、前記ビット・テスト・パターン・ベクトルは前記複数のプリアンブル・プリフィックス・ビットの前記所定のビット・パターンにマッチしている1つまたはそれ以上のビットを含み、そして前記同期化ワード・ビットにマッチしている1つまたはそれ以上のビットをさらに含む方法。A method for operating a communication system, comprising:
Receiving a bitstream packet, wherein the bitstream packet is
A plurality of preamble prefix bits having a predetermined bit pattern;
A plurality of synchronization word bits following the plurality of preamble prefix bits;
Receiving a bitstream packet comprising a plurality of data bits following the plurality of synchronization word bits;
Completing a carrier and clock recovery operation in response to receiving a first portion of the plurality of preamble prefix bits;
By performing several comparisons between a bit test pattern vector and a sample vector of bits from the bitstream packet, a plurality of synchronization words in the bitstream packet Determining the location of the bits,
Both the bit test pattern vector and the bit sample vector change for each of the several comparisons;
For at least one of the number of comparisons, the bit sample vector is a second of the plurality of preamble prefix bits following the first portion of the plurality of preamble prefix bits. Part of
For at least some of the comparisons, the bit test pattern vector is one or more that match the predetermined bit pattern of the plurality of preamble prefix bits. And further comprising one or more bits matching the synchronization word bit.
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