JP4197986B2 - Ball catching equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として、幼児や婦女子あるいは老人や身体障害者などが特に練習することなしに気軽に楽しめる球技、例えば、超軟質ボールを用いた野球やソフトボールなどの球技に好適に用いることができる球技用捕球用具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
野球やソフトボールなどの球技においては、ボールを打つためのバットと、守備において打球や他の野手からの送球を捕球するためのグローブやミットなどの捕球用具が必要であり、この捕球用具としては皮革製のものが現在主流となっている。これらの球技は、我が国において最も人気のあるスポーツの一つであるが、そのゲームは比較的ハードであるために、危険防止や技術向上のために十分な熟練が必要であり、幼児、老人、婦女子あるいは身体障害者などには馴染み難いものになっている。
【0003】
そこで、もっと気軽に楽しめるソフトな球技が望まれており、これに対応するために、本件出願人は、例えば発泡ポリウレタン製の超軟質ボールを用いて安全性を一挙に高めた球技を行うのに適した球技用捕球用具を提案している(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
この球技用捕球用具は、捕球袋の捕球口に沿って設けられた筒状の袋部にフレームを通して捕球口を環状に支持し、且つフレームに外向きのグリップを連結した構成を有している。
【0005】
【特許文献1】
特開平2000−254269号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述の球技用捕球用具は、グリップを片手で把持して捕球口を打球や送球の球筋に向けて構えるだけで、既存のグラブやミットのようにタイミングよく閉じるような操作を行うことなしに,グリップを把持した手の直ぐ先で捕球袋内にボールを実感よく球を受入れ、且つ既存のグラブやミットに比し十分にソフトな捕球袋内にボールをこれの勢いを吸収して反発なく安定に捕球することができるものである。したがって、この球技用捕球用具は、安全性の高い発泡ポリウレタン製などの超軟質ボールと組み合わせることにより、幼児や婦女子などが特に練習しなくても可能な球技やゲームを容易に行うことができる顕著な効果を奏するものである。
【0007】
ところが、上記球技用捕球用具には改善の余地が残存している。すなわち、上記球技用捕球用具では、上述のような球技を容易に行うことを目的として、捕球袋が、打球や送球によるボールの勢いを吸収して反発なく安定に捕球できるように保持されている構成とする必要があることから、捕球袋がこれの捕球口に沿った個所に間隔を存して設けられた複数の袋部に通されたフレームによって環状に保持されているので、捕球袋内に受け入れたボールの勢いで袋部がフレームに沿って摺動しながら変位するのに伴い捕球袋が変形すると、捕球袋がその変形された形状のままとなるので、つぎに、捕球するまでの間に捕球袋を元の形状に戻す操作を行わなければならず、この形状を元に戻す煩雑な操作を捕球する毎に行う必要があり、これが使い勝手の悪いものにしている。
【0008】
また、捕球袋は、ソフトな生地を素材として形成する必要があることから、超軟質ボールであってもこれを何度も受け入れていると損傷や劣化が生じて取り替えなければならない。その取り替えに際しては、フレームをグリップから外して、そのフレームを捕球袋の袋部から抜脱し、新たな捕球袋の袋部にフレームを通して、そのフレームの両端部をグリップに連結する手順で行うことになる。したがって、フレームは、グリップに対し容易に着脱できるとともにグリップに対し抜脱不能な状態に確実に連結されなければならないが、上記球技用捕球用具では、上述のような構造に関して十分に考慮されているとは言い難いものであり、未だ改善の余地が残存している。
【0009】
そこで、本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたもので、受け入れたボールの勢いで変形した捕球袋の形状修正の操作を行わなくても常に捕球袋の捕球口がほぼ所要形状を保持することができ、捕球袋の交換を容易、且つ迅速に行えるようにしながらも捕球袋を保持するフレームをグリップに強固に連結できる構成を備えた球技用捕球用具を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る球技用捕球用具は、捕球袋におけるボールを受け入れる捕球口に沿って複数の取付筒部が間隔を存して設けられ、前記各取付筒部にそれぞれ挿通された環状の保形フレームによって前記捕球口が環状に保持され、前記保形フレームの両端部がほぼ平行に延びてなる一対の連結フレーム部がグリップに連結されてなる球技用捕球用具において、前記捕球袋は、前記捕球口における少なくとも前記グリップの延長上の個所が前記保形フレームに固定されてなる固定部を有するとともに、前記捕球口における前記固定部の両側に前記取付筒部がそれぞれ形成され、前記保形フレームにおける前記取付筒部が遊挿状態で取り付けられる個所に位置規制凹部がそれぞれ形成されており、この各位置規制凹部が、前記捕球袋内に入るボールの勢いによる力を受けたときに前記各取付筒部に対し摺動しながら変位するのを許容する程度の抵抗を与えて位置規制するように構成されたことを特徴としている。
【0011】
この球技用捕球用具では、捕球袋が、固定部を介して保形フレームに固定されて捕球口が型崩れしないように確実に保持されていながら、固定部の両側の取付筒部が保形フレームに沿って或る程度自由に動くことが可能になっているので、捕球袋が、捕球口から受け入れるボールの球筋に対応して両側の取付筒部が保形フレームに沿って滑りながら変位することにより、ボールを受け止め易い形状に変形するにも拘わらず、向きが互いに逆の球筋のボールの受け入れを繰り返すことにより、使用時において両側の取付筒部が両側の位置規制凹部内に自然と納まるように或る程度の位置規制がなされるので、捕球袋の変形をその都度修正する操作を行わなくても、捕球袋が常にほぼ適正な形状を保持する。これにより、捕球袋の捕球口は、使用するボールの形状に対し比較的大きく設定して受け入れ確率を高めるようにしても、反発によるボールの飛び出しが生じず、捕球確率が向上する。
【0012】
上記発明において、グリップは、保形フレームの一対の連結フレーム部を挟み込んだ状態で互いにねじ結合されることによって前記両連結フレーム部に固着された一対のグリップ半体を有し、このグリップ半体が、前記連結フレーム部の係合部に係合して前記連結フレーム部の抜脱を防止する係止部を有している構成を備えていることが好ましい。
【0013】
この構成によれば、捕球袋を保持する保形フレームが、容易に分解および組み立てできるグリップに対し挟み込まれる形態で、且つ確実な抜け止め状態で強固に連結されるので、捕球袋の交換作業を極めて簡単な作業で迅速に行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施の形態に係る球技用捕球用具の一部破断した斜視図、図2はその球技用捕球用具の一部破断した側面図、図3はその球技用捕球用具の一部破断した平面図である。この球技用捕球用具は、発泡ポリウレタンなどで形成された超軟質ボールを捕球するためのものであり、その構成を大別すると、超軟質ボールを受け入れる捕球袋1と、この捕球袋1の捕球口5を環状形状に保持する保形フレーム2と、この保形フレーム2に対して捕球袋1の捕球口5を保持するための環状形状の一部を補完する補助フレーム3と、保形フレーム2および補助フレーム3の各々の両端部が強固に連結されたグリップ4とを備えて構成されている。
【0015】
上記捕球袋1は、図3に明示するように、各1枚ずつの帯状布11と矩形状布12を互いに直交するよう配置して、その帯状布11と矩形状布12との交差部分を互いに縫い合わされた縫合部13によって帯状布11と矩形状布12とを相互に結合して形成されている。これら帯状布11および矩形状布12は、超軟質ボールに馴染みのよい生地、例えばネット生地または織り生地を素材として形成されている。これらの生地は、目の詰まった生地に比較して、空気抵抗を軽減するよう適当な通気性を有しているので、超軟質ボールを受け止めるのに好適である。
【0016】
帯状布11の前端部(図2および図3における右端部)には、図2に明示するように二つ折りした布片を縫い合わせて筒状とした前側取付筒部7が設けられているとともに、帯状布11の後端部(図2および図3における左端部)には、帯状布11の端部を折り返して筒状に縫い合わせた後側取付筒部10が形成されている。一方、矩形状布12は、前後方向(図2および図3の左右方向)における中央部に左右方向に延びる細長い孔形状の通気部14が設けられている。この矩形状布12の両端部には、折り返した端部を筒状に縫い合わせた左側および右側取付筒部8,9が形成されている。なお、帯状布11および矩形状布12の各々の両側縁部および通気部14の周縁部には、二つ折りした補強布17がそれぞれ縫合されて、強度の補強が図られている。
【0017】
捕球袋1は、上記の前側取付筒部7、左側取付筒部8、右側取付筒部9および後側取付筒部10が、捕球口5に沿って各々の間に間隔を設けた配置で形成されており、前側取付筒部7、左側取付筒部8および右側取付筒部9にそれぞれ通された環状の保形フレーム2と、後側取付筒部10に通された環状の補助フレーム3とにより、捕球口5が環状形状に保持されている。この捕球袋1は、単純な平面形状の帯状布11および矩形状布12の組み合わせによって所定の袋形状を満足しながら、帯状布11と矩形状布12との各隣接部間に通気用の空間部を形成していることにより、弾み易くて捕球し難い超軟質ボールをその反発力を効果的に吸収して受け止めることができる。
【0018】
上記保形フレーム2および補助フレーム3は、共に合成樹脂によって環状形状に成形された樹脂成形品であって、或る程度の可撓性を有している。保形フレーム2は、捕球袋1に予め形成された各筒部7〜9に挿通できる矩形の断面形状を有しており、捕球袋1の捕球口5を環状に保持する保持フレーム部2aと、両端部分が互いにほぼ平行に延びて形成された後述の一対の連結フレーム部2b,2cとを有している。
【0019】
上記保持フレーム部2aには、捕球袋1の前側取付筒部7を嵌まり込ませてこれを動かないように位置規制する拘束凹部18と、左側取付筒部8および右側取付筒部9に対し受け止めたボールの勢いによる力が加わった場合にこれの動きを許容するとともに力が加わらない場合にこれが妄りに動かない程度に軽く位置規制する左側および右側位置規制凹部19,20が形成されている。すなわち、捕球袋1の前側取付筒部7は、保形フレーム2を圧入状態に挿入させる比較的小さな断面形状に形成され、且つ捕球袋1の左側および右側取付筒部8,9は保形フレーム2を遊挿できる比較的大きな断面形状に形成されている。また、この実施の形態では、拘束凹部18および左右両側の各位置規制凹部19,20の各々の両端個所に、対応する取付筒部7,8,9の動きを規制するための鋸歯形状の位置規制凹凸部18a,19a,20aがそれぞれ形成されている。
【0020】
図4は、上記球技用捕球用具におけるグリップ4部分の分解斜視図を示す。同図において、保形フレーム2における一対の連結フレーム部2b,2cには、相対向する内面部分に、係合凹所21,22がそれぞれ形成されている。一方、グリップ4は、これの外体を二つ割りした形状の一対のグリップ半体23,24と、これらグリップ半体23,24に対しこれの嵌合孔23a,24aにそれぞれ嵌合して固定される一対の固定具27,28と、蓋片29とを備えて構成されている。一対の固定具27,28は共に同一形状であり、一対のグリップ半体23,24は、一方のグリップ半体23に固定ボルト30の挿通孔部31が形成され、他方のグリップ半体24にその固定ボルト30を挿通させる円筒ボス32が形成されている構成のみが相違するだけであり、その他の形状は同一である。
【0021】
図5はグリップ4における一方のグリップ半体23を除外して示した平面図である。グリップ半体24は、一端部に、保形フレーム2の一対の連結フレーム部2b,2cおよび補助フレーム3の一部が嵌入される平面視Y形状の導入部33を有し、他端部に端壁34が形成されている。他方のグリップ半体23にも同様の導入部33および端壁34が形成されている。また、グリップ4の部分の切断平面図である図6(a)およびこの(a)のA−A線断面図である同図(b)に示すように、一対のグリップ半体23,24には、相互に嵌合する段差部37,38が各々の周縁部に沿って形成されている。また、各々の端壁34には係止孔39が穿設されている。
【0022】
図6に示すように、一対の固定具27,28には、対応するグリップ半体23,24の嵌合孔23a,24aに挿入する外面側に環状の係止段部27a、28aが形成されており、一対の固定具27,28は、係止段部27a,28aに対し外方側の突出部分が嵌合孔23a,24a内に嵌入した状態で、係止段部27a,28aが嵌合孔23a,24aの内面側孔縁部に当接することにより、グリップ半体23,24に着脱される。両固定具27,28の相対向面の中央部には、断面正方形状の角筒リブ27b,28bが突設されており、この両角筒リブ27b,28bの対向両側部には、図6(a)に示すように、保形フレーム2の連結フレーム部2b,2cの係合凹所21,22がそれぞれ係合する。また、図4に示すように、固定具27,28には、補助フレーム3の一部を導き入れる導入溝部40が各々の一端部に形成されている。
【0023】
上記保形フレーム2とは別体に設けられた補助フレーム3は、図6(a)に明示するように、ゴムチューブ42に挿通してこのゴムチューブ42により全体が被覆された状態で、捕球袋1の後側取付筒部10内に挿通して、一端部に形成された取付部3aに挿入した他端部をかしめ加工して両端が互いに連結されていることにより、環状形状に形成されている。したがって、補助フレーム3は、ゴムチューブ42によって後側取付筒部10を動かないように位置規制した状態に保持する。この補助フレーム3は、図5に示すように、一方のグリップ半体24の円筒ボス32に引っ掛けるように配置して抜け止めされた状態でY字状の導入部33内に挿入され、相互に合体される両グリップ半体23,24により一対の固定具27,28を介して挟持固定されている。
【0024】
上記球技用捕球用具は、上述のように保形フレーム2と補助フレーム3とを備え、保形フレーム2によって図3に示すような滑らかな外形およびグリップ4との連結に適した形状並びに形態を持ちながら、捕球袋1のグリップ4の近傍個所では、補助フレーム3によって保形フレーム2による形状に拘束されないで、捕球した超軟質ボールなどをグリップ4側に受け止めて送球に備えるなどし易い捕球口5の形状を形成している。また、補助フレーム3は、図3に示すように、グリップ4との間に位置する指通し孔43を形成しており、これにより、この球技用捕球用具は、グリップ4を把持している手の人指し指を指通し孔43に掛けることによって、人指し指で捕球袋1がグリップ4から延びている方向や範囲を実感し易く、球筋に対して捕球袋1の捕球口5の位置や向きを適正に捌き易いものとなり、グリップ4を5指で握っている場合に比し、捕球し易くなる。さらに、補助フレーム3は指通し孔43に通した人指し指を捕球袋1へ捕球するボールから隔絶して保護する役目も果たす。
【0025】
上記球技用捕球用具は、捕球袋1の捕球口5が、これに沿った4つの取付筒部7〜10に通した保形フレーム2および補助フレーム3によって環状に保持されているので、グリップ4を片手で把持して捕球口5を打球や送球の球筋に向けて構えるだけで、野球用やソフトボール用の皮革と詰め物よりなる既存のグラブやミットのようにボールが入ったときにタイミングよく閉じる操作を行うことなしに、グリップ4を把持した手の直ぐ先で捕球袋1内にボールを実感良く受け入れることができ、且つ既存のグラブやミットに比し十分にソフトな捕球袋1内でボールの勢いを吸収して反発なく安定に捕球することができ、受け入れたボールをグリップ4を握った直ぐ先にある開いたままの捕球口5から他方の手で容易に握って自由に送球することができる。
【0026】
また、捕球袋1は、保形フレーム2と補助フレーム3とによって捕球口5が環状に保持されているだけであるから、保形フレーム2を中心として捕球袋1が保形フレーム2の一面側で捕球する位置と他面側で捕球する位置との間で反転されて、保形フレーム2の一面側および他面側の別なく同じ条件での捕球ができ、しかも、この捕球袋1の向きの反転は捕球者が行わなくても捕球するボールの勢いによって自然になされるので、既存のグラブやミットのように手表裏を反転させることなく、グリップ4を把持した片手を身体の左側に振るか、右側に振るかだけで自在に行える。したがって、各種球筋のボールを捕球したり、捕球したボールを他へ送球したりするのに、既存のグラブやミットを使う場合よりも操作が格段に容易で、熟練なしに行える。そのため、この球技用捕球用具は、安全性の高い超軟質ボールと組み合わせることにより、幼児や婦女子あるいは老人や身体障害者などが特に練習せずに行う遊びやゲームに適し、幼児からシニアまでの幅広い範囲に適用されるゲームを構成することができる。
【0027】
特に、上記球技用捕球用具では、前側取付筒部7が保形フレーム2の拘束凹部18に嵌まり込んで動かないように規制され、且つ後側取付筒部10が補助フレーム3のゴムチューブ42により動きを規制されているので、捕球袋1はグリップ4の延長上の前後位置で捕球口5が型崩れしないように確実に保持されていながら、左右両側の取付筒部8,9が保形フレーム2に沿って或る程度自由に動くことが可能になっている。
【0028】
したがって、図7に示すように、超軟質ボール44が下向きの球筋Dで捕球口5から捕球袋1内に入ってきた場合には、同図に実線で示すように、左右両側の取付筒部8,9が保形フレーム2に沿って滑りながら左右両側の位置規制凹部19,20から食み出してグリップ4寄りに若干変位することにより、捕球袋1の底部がグリップ4寄りに偏る形状に変形しながら超軟質ボール44を保形フレーム2の外側へ潜らせるようにして、超軟質ボール44をこれの勢いを吸収して反発させることなく安定に受け止めることができる。
【0029】
また、捕球袋1が上記の実線の形状に変形した状態において、同図に仮想線で示すように、超軟質ボール44が上向きの球筋Uで捕球口5から捕球袋1内に入ってきた場合には、左右両側の取付筒部8,9が保形フレーム2に沿って滑りながら左右両側の位置規制凹部19,20に対し反グリップ4寄りに変位することにより、捕球袋1の底部が反グリップ4寄りに偏る形状に変形しながら超軟質ボール44を保形フレーム2の外側へ潜らせるようにして、やはり超軟質ボール44をこれの勢いを吸収して反発させることなく安定に受け止めることができる。このとき、上方へ変位する捕球袋1は、左右両側の取付筒部8,9が左右両側の位置規制凹部19,20の端部に当接した時点で止められる。
【0030】
すなわち、捕球袋1は、捕球口5から受け入れる超軟質ボール44の球筋D,Uに対応して左右両側の取付筒部8,9が保持フレーム部2aに沿って滑りながら変位することにより、超軟質ボール44を受け止め易い形状に変形するにも拘わらず、向きが互いに逆の球筋D,Uの超軟質ボール44の受け入れを繰り返すことにより、使用時において左右両側の取付筒部8,9が保形フレーム2の左右両側の位置規制凹部19,20内に自然と納まるように或る程度の位置規制がなされるので、捕球袋1の変形をその都度修正する操作を行わなくても、捕球袋1が常にほぼ適正な形状を保持する。これにより、捕球袋1の捕球口5は、使用する超軟質ボール44の形状に対し比較的大きく設定して受け入れ確率を高めるようにしても、反発による超軟質ボール44の飛び出しが生じず、捕球確率が向上する。
【0031】
また、捕球袋1は、ソフトな材質で形成されているから、超軟質ボール44を捕球するものであるといっても長期間の使用によって劣化や損傷が生じるので、新たなものに交換する必要が生じる。この球技用捕球用具では、捕球袋1の交換を極めて容易、且つ迅速に行うことができるとともに、この捕球袋1を保持する保形フレーム2および補助フレーム3をグリップ4に抜脱するおそれなく強固に連結できる構成になっている。この構成について、以下に説明する。
【0032】
すなわち、劣化または損傷した捕球袋1の取り外しに際しては、先ず、固定ボルト30を、ナット47(図4)との螺合を解除したのちに、円筒ボス32および挿通孔部31から抜脱し、蓋片29をこれの一対の係止爪29a,29bを係止孔39から抜脱してグリップ4から取り外せば、一対のグリップ半体23,24の結合が解除されるので、捕球袋1を保持する保形フレーム2および補助フレーム3がグリップ4から外れる。そして、捕球袋1は、左右両側の取付筒部8,9および前側取付筒部7を保形フレーム2の保持フレーム部2aから抜き出すとともに、後側取付筒部10を補助フレーム3から抜き出すことにより、取り外すことができる。
【0033】
つぎに、新たな捕球袋1は、これの左右両側の取付筒部8,9および前側取付筒部7に保形フレーム2を順次挿通させるとともに、後側取付筒部10に補助フレーム3を挿通させることにより、保形フレーム2および補助フレーム3に取り付ける。続いて、図5に示すように、保形フレーム2の一対の連結フレーム部2b,2cを、一方の固定具28が嵌合孔24aに嵌入して固定された一方のグリップ半体24の導入部33に挿入し、且つ連結フレーム部2b,2cの係合凹所21,22を固定具28の角筒リブ28bに対しこれを両側から挟み込む配置で係合させるとともに、補助フレーム3を、グリップ半体24の円筒ボス32に引っ掛ける配置で導入部33内に挿入する。
【0034】
続いて、他方の固定具27を、一方の固定具28の角筒リブ28bによって位置規制された保形フレーム2の一対の連結フレーム部2b,2cの各々の係合凹所21,22間に、自体の角筒リブ27bを嵌入させるようにして、一対の連結フレーム部2b,2c上に被せる配置で載置する。この状態で、他方のグリップ半体23を、これの嵌合孔23a内に他方の固定具27の外面側を嵌入させて、これの係止段部27aが嵌合孔23aの内面側孔縁部に嵌合するようにして他方のグリップ半体24上に被せると、図6に示すように、他方のグリップ半体23の段差部37と一方のグリップ半体24の段差部38とが嵌合し、且つ他方のグリップ半体23の挿通孔部31が一方のグリップ半体24の円筒ボス32に相互に合致した配置で接触する。
【0035】
最後に、固定ボルト30を、挿通孔部31側から円筒ボス32に挿通させて、ナット47に螺合して締結することにより、一対のグリップ半体23,24は、捕球袋1寄りの個所で固定ボルト30とナット47とで相互に固定される。さらに、蓋片29の一対の係止爪29a,29bを両グリップ半体23,24の各々の端壁34の係止孔39に係入することにより、一対のグリップ半体23,24は、捕球袋1とは反対側の個所で相互に結合される。これにより、捕球袋1を保持する保形フレーム2の一対の連結フレーム部2b,2cは、一対のグリップ半体23,24により両側から挟持固定されるとともに、各々の係合凹所21,22が各グリップ半体23,24の角筒リブ27b,28bに係合し、且つ連結フレーム部2b,2cが角筒リブ27b,28bとグリップ半体23,24とで両側から挟持されていることによって上記係合の解除が確実に防止されることにより、保形フレーム2がグリップ4に対し抜け止め防止状態で強固に連結される。
【0036】
一方、補助フレーム3は、挿通孔部31と円筒ボス32とにより抜け止め防止された状態で、一対の固定具27,28の各々の導入溝部40内に嵌まり込んだ配置で挟持固定され、グリップ4に抜け止め防止状態で強固に連結される。このように、捕球袋1を保持する保形フレーム2および補助フレーム3は、容易に分解および組み立てできるグリップ4に対し挟み込まれる形態で、且つ確実な抜け止め状態で強固に連結されるので、捕球袋1の交換作業を極めて簡単な作業で迅速に行うことができる。
【0037】
なお、上記実施の形態では、捕球袋1を、帯状布11と、通気部14を形成した矩形状布12とを直交する配置で組み合わせた構成としたが、上記矩形状布12に代えて、帯状布11と同様の帯状布を2枚用意して、これら2枚の帯状布の両端部をそれぞれ縫合により連結したものを用いてもよい。この場合には、2枚の帯状布の間に、上記実施の形態の通気部14よりも大きな通気部を形設することができ、超軟質ボール44を好適に受け止めることができる。
【0038】
さらに、図8に示すように、捕球袋45は、グリップ4の延長上に沿って配置した1枚の帯状布11と、互いに平行に配置した2枚の帯状布48,49とを直交させて、その帯状布48,49の両端部を折り返して縫合してなる取付筒部50,51に保形フレーム2を挿通して帯状布48,49を保持する構成としてもよい。この捕球袋45は、保形フレーム2の左右両側の位置規制凹部19,20に対しそれぞれ2つずつの取付筒部50,51が保持されるので、捕球する超軟質ボール44の球筋に応じて捕球袋45が一層柔軟に変形できるとともに、使用中において両取付筒部50,51が取付筒部50,51内に戻り易い利点がある。
【0039】
なお、上記各実施の形態では、グリップ4を一対のグリップ半体23,24と一対の固定具27,28との組み合わせにより構成したが、固定具27,28と各グリップ半体23,24とを一体形成してもよく、そのようにした場合には、部品点数が減少してグリップの分解および組み立てが一層容易となる。また、上記実施の形態では、捕球袋1,45における前側取付筒部7を、帯状布11とは別体の補強布を二つ折りにして、この補強布を拘束凹部18が圧入する小さな断面形状になるよう縫い合わせて形成したが、捕球袋1における補助フレーム3に対向する前側部分は、保形フレーム2に動かないように固定すれば足りるので、縛り付けるなどの結合手段で保形フレーム2に固着してもよい。この結合手段を採用する場合には、保形フレーム2に拘束凹部18を形成する必要がない。
【0040】
【発明の効果】
以上のように本発明の球技用捕球用具によれば、捕球袋が、固定部を介して保形フレームに固定されて捕球口が型崩れしないように確実に保持されていながら、固定部の両側の取付筒部が保形フレームに沿って或る程度自由に動くことが可能になっているので、捕球袋が、捕球口から受け入れるボールの球筋に対応して両側の取付筒部が保形フレームに沿って滑りながら変位することにより、ボールを受け止め易い形状に変形するにも拘わらず、向きが互いに逆の球筋のボールの受け入れを繰り返すことにより、使用時において両側の取付筒部が両側の位置規制凹部内に自然と納まるように或る程度の位置規制がなされるので、捕球袋の変形をその都度修正する操作を行わなくても、捕球袋が常にほぼ適正な形状を保持する。これにより、捕球袋の捕球口は、使用するボールの形状に対し比較的大きく設定して受け入れ確率を高めるようにしても、反発によるボールの飛び出しが生じず、捕球確率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る球技用捕球用具を示す一部破断した斜視図。
【図2】同上の球技用捕球用具の一部破断した側面図。
【図3】同上の球技用捕球用具の一部破断した平面図。
【図4】同上の球技用捕球用具のグリップの部分の分解斜視図。
【図5】同上のグリップの一方のグリップ半体を除外して示した平面図。
【図6】(a)は同上のブリップの部分の切断側面図、(b)は(a)のA−A線断面図。
【図7】同上の球技用捕球用具における捕球すべきボールの球筋の相違に対応した捕球袋の変形を示す側面図。
【図8】本発明の一実施の形態に係る球技用捕球用具を示す側面図。
【符号の説明】
1,45 捕球袋
2 保形フレーム
2b,2c 連結フレーム部
4 グリップ
5 捕球口
7 前側取付筒部(固定部)
8,9,10,50,51 取付筒部
19,20 位置規制凹部
21,22 係合凹所(係合部)
23,24 グリップ半体
27b,28b 角筒リブ(係止部)
44 超軟質ボール(ボール)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention can be suitably used mainly for ball games such as baseball and softball using super soft balls, which can be easily enjoyed by infants, women and girls, elderly people, physically disabled people, etc. without particular practice. The present invention relates to a ball catching tool.
[0002]
[Prior art]
In ball games such as baseball and softball, a bat for hitting the ball and a catching tool such as a glove or a mitt for catching a hit ball or a fielder from a fielder in the defensive are required. Leather tools are currently the mainstream. These ball games are one of the most popular sports in our country, but since the game is relatively hard, it requires sufficient skill to prevent danger and improve technology. It is difficult to get familiar with women and girls or disabled people.
[0003]
Therefore, a soft ball game that can be enjoyed more easily is desired, and in order to respond to this, the present applicant, for example, to perform a ball game that has increased safety at once by using an ultra-soft ball made of polyurethane foam, for example. A suitable ball catching tool for ball games has been proposed (see, for example, Patent Document 1).
[0004]
This ball game catching tool has a configuration in which a cylindrical bag portion provided along a catch port of a catch bag is annularly supported through a frame, and an outward grip is connected to the frame. Have.
[0005]
[Patent Document 1]
JP 2000-254269 A
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The above-described ball game catching tool does not perform an operation that closes in a timely manner like an existing grab or mitt just by holding the grip with one hand and holding the catching port toward the ball of the ball to be thrown or thrown. In addition, the ball is received in the ball catching bag immediately after the hand holding the grip and absorbs the momentum of the ball in the ball catching bag that is sufficiently softer than existing grabs and mitt. Thus, it is possible to catch the ball stably without repulsion. Therefore, this ball game catching tool can be easily combined with a highly safe ultra-soft ball made of polyurethane foam or the like, and can easily perform ball games and games that infants and women do not need to practice. It has a remarkable effect.
[0007]
However, there is still room for improvement in the ball game catching device. In other words, in the above ball game catching tool, the ball catching bag is held so that it can absorb the momentum of the ball hit or thrown and can stably catch the ball for the purpose of easily performing the ball game as described above. Therefore, the catching bag is held in an annular shape by a frame passed through a plurality of bag portions provided at intervals along the catching port. Therefore, if the catching bag is deformed as the bag part is displaced while sliding along the frame due to the momentum of the ball received in the catching bag, the catching bag remains in its deformed shape. Next, an operation to return the catching bag to the original shape must be performed before catching the ball, and it is necessary to perform a complicated operation to restore the shape every time the ball is caught. To be bad.
[0008]
In addition, the catch bag needs to be formed of soft cloth as a raw material, so even if it is an ultra-soft ball, if it is received many times, it will be damaged and deteriorated and must be replaced. When replacing, remove the frame from the grip, remove the frame from the bag portion of the catch bag, pass the frame through the bag portion of the new catch bag, and connect both ends of the frame to the grip. It will be. Therefore, the frame must be easily detachable from the grip and securely connected to the grip so that it cannot be removed. However, in the ball game catching device, sufficient consideration is given to the structure as described above. There is still room for improvement.
[0009]
Accordingly, the present invention has been made in view of the above-described conventional problems, and the catching port of the catching bag is always substantially the required shape without performing the operation of correcting the shape of the catching bag deformed by the momentum of the received ball. A ball catching device for ball games having a structure capable of firmly connecting a frame holding the catching bag to a grip while allowing easy and quick exchange of the catching bag. It is intended.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a ball catching tool for ball games according to the present invention is provided with a plurality of mounting tube portions at intervals along a ball catching port for receiving a ball in a ball catching bag. The ball catching hole is held in an annular shape by annular shape retaining frames respectively inserted into the portions, and a pair of connecting frame portions in which both end portions of the shape retaining frame extend substantially in parallel are connected to a grip. In the ball catching tool, the ball catching bag has a fixing portion in which at least a portion on the extension of the grip in the ball catching port is fixed to the shape retaining frame, and both sides of the fixing portion in the ball catching port. The mounting cylinder part is formed on each Before The mounting cylinder part in the storage frame is In the loose insertion state Position restricting recesses are formed at the attachment locations, and each position restricting recess is displaced while sliding with respect to each mounting cylinder when receiving the force of the ball entering the ball catching bag. Allowed to do It was configured to restrict the position by giving enough resistance It is characterized by that.
[0011]
In this ball game catching tool, the ball catching bag is fixed to the shape retaining frame via the fixing portion and the ball catching port is securely held so that it does not lose its shape. Since it is possible to move to some extent along the shape retaining frame, the mounting cylinders on both sides correspond to the ball muscles of the ball received from the ball catching opening along the shape retaining frame. Even when the ball is deformed while slipping, it is deformed into a shape that can easily receive the ball. Therefore, even if the operation of correcting the deformation of the ball catching bag is not performed every time, the ball catching bag always maintains a substantially appropriate shape. Thus, even if the catching port of the catching bag is set to be relatively large with respect to the shape of the ball to be used to increase the acceptance probability, the ball does not jump out due to repulsion and the catching probability is improved.
[0012]
In the above invention, the grip has a pair of grip halves fixed to the connecting frame parts by being screwed together with the pair of connecting frame parts of the shape retaining frame being sandwiched. However, it is preferable to have a configuration having a locking portion that engages with the engaging portion of the connecting frame portion to prevent the connecting frame portion from being pulled out.
[0013]
According to this configuration, the shape retaining frame that holds the catch bag is firmly connected in a form that is sandwiched with a grip that can be easily disassembled and assembled, and is securely detached. Work can be performed quickly with extremely simple work.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 is a partially broken perspective view of a ball game catching tool according to an embodiment of the present invention, FIG. 2 is a partially broken side view of the ball game catching tool, and FIG. 3 is a ball game catching ball. It is the top view which fractured | ruptured the tool partially. This ball game catching tool is for catching an ultra-soft ball formed of foamed polyurethane or the like. When the configuration is roughly divided, a
[0015]
As shown in FIG. 3, the
[0016]
At the front end portion (the right end portion in FIGS. 2 and 3) of the belt-
[0017]
In the
[0018]
The
[0019]
In the holding
[0020]
FIG. 4 is an exploded perspective view of the
[0021]
FIG. 5 is a plan view excluding one
[0022]
As shown in FIG. 6, the pair of
[0023]
As clearly shown in FIG. 6A, the
[0024]
The ball game catching tool includes the
[0025]
In the ball game catching tool, the
[0026]
Further, the
[0027]
In particular, in the above ball game catching tool, the front mounting
[0028]
Therefore, as shown in FIG. 7, when the super soft ball 44 enters the catching
[0029]
Further, in the state where the
[0030]
That is, the
[0031]
In addition, since the
[0032]
That is, when removing the deteriorated or damaged catching
[0033]
Next, the new catching
[0034]
Subsequently, the
[0035]
Finally, the fixing
[0036]
On the other hand, the
[0037]
In the above embodiment, the
[0038]
Further, as shown in FIG. 8, the
[0039]
In the above-described embodiments, the
[0040]
【The invention's effect】
As described above, according to the ball game catching tool of the present invention, the ball catching bag is fixed to the shape retaining frame via the fixing portion, and the ball catching mouth is securely held so as not to lose its shape. Since the mounting cylinders on both sides of the part can move to some extent along the shape-retaining frame, the mounting cylinders on both sides correspond to the ball streak of the ball received from the catching port. The mounting cylinders on both sides can be used at the time of use by repeatedly accepting balls with opposite directions, despite the fact that the part slides along the shape-retaining frame and is deformed to easily accept the ball. Since the position is restricted to a certain extent so that the part naturally fits in the position restricting recesses on both sides, the catching bag is always almost appropriate without performing an operation to correct the deformation of the catching bag each time. Retain shape. Thus, even if the catching port of the catching bag is set to be relatively large with respect to the shape of the ball to be used to increase the acceptance probability, the ball does not jump out due to repulsion and the catching probability is improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially broken perspective view showing a ball catching tool for ball games according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a partially cutaway side view of the ball game catching tool.
FIG. 3 is a partially broken plan view of the ball game catching tool of the above.
FIG. 4 is an exploded perspective view of a grip portion of the ball game catching tool.
FIG. 5 is a plan view excluding one grip half of the above-described grip.
6A is a cut side view of the blip portion of the above, and FIG. 6B is a cross-sectional view taken along line AA of FIG.
FIG. 7 is a side view showing the deformation of the ball catching bag corresponding to the difference in the ball muscle of the ball to be caught in the ball game catching tool same as above.
FIG. 8 is a side view showing a ball catching tool for ball games according to one embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1,45 catching bag
2 Shape retention frame
2b, 2c connecting frame
4 Grip
5 catching mouth
7 Front mounting cylinder (fixed part)
8, 9, 10, 50, 51 Mounting tube
19, 20 Position restriction recess
21, 22 Engaging recess (engaging part)
23,24 Grip half body
27b, 28b Square tube rib (locking part)
44 Super soft ball
Claims (2)
前記捕球袋は、前記捕球口における少なくとも前記グリップの延長上の個所が前記保形フレームに固定されてなる固定部を有するとともに、前記捕球口における前記固定部の両側に前記取付筒部がそれぞれ形成され、
前記保形フレームにおける前記取付筒部が遊挿状態で取り付けられる個所に位置規制凹部がそれぞれ形成されており、この各位置規制凹部が、前記捕球袋内に入るボールの勢いによる力を受けたときに前記各取付筒部に対し摺動しながら変位するのを許容する程度の抵抗を与えて位置規制するように構成されたことを特徴とする球技用捕球用具。A plurality of mounting tube portions are provided at intervals along a ball catching port for receiving a ball in the ball catching bag, and the ball catching port is annularly formed by an annular shape retaining frame inserted through each of the mounting tube portions. In a ball game catching tool in which a pair of connecting frame portions that are held and both ends of the shape retaining frame extend substantially in parallel are connected to a grip,
The ball catching bag has a fixing portion in which at least a portion on the extension of the grip in the ball catching port is fixed to the shape retaining frame, and the mounting tube portion on both sides of the fixing portion in the ball catching port. Each formed,
Position restricting recesses are respectively formed at locations where the mounting cylinder part of the shape retaining frame is attached in a loosely inserted state, and each of these position restricting recesses has received a force due to the momentum of the ball entering the ball catching bag. A ball catching tool for ball games, which is configured to restrict the position by giving resistance to allow displacement while sliding with respect to each of the mounting cylinders.
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