JP4196727B2 - Clamping device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クランプ装置に関するもので、特に、上下で互いに交差する一対のH型鋼同士を固定する際に用いるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
床面上に機器を設置する際に、予め、床面に骨組み材として配設された型鋼、例えばH型鋼にその機器フレームの支柱体を支持させる必要がある。
【0003】
ところで、機器フレームの支柱体をH型鋼に支持する際に、その設置レイアウトが変更になった場合、すなわち既に設置されているH型鋼に支持することができななくなった場合、新たに、現地にて別のH型鋼を設置する必要があり、しかも作業上、簡便な方法にて固定する必要がある。
【0004】
従来、H型鋼同士を固定する装置としては、図17に示すように、上下で互いに交差する一対のH型鋼51,52の各フランジ部51a,52aにボルト53,54を介して係脱自在にされた一対のクランパ55,56が、一方に設けられた支持ピン57に他方が揺動自在に設けられたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−170267号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のクランプ装置によると、一方のクランパ55に形成された凹部55a内に他方のクランパ56を支持ピン57により揺動自在に設けた構成は複雑であり製作コストが高くつくとともに、一対のクランパ55,56同士が揺動自在に設けられているため、両H型鋼51,52同士にずれが発生するおそれがあった。
【0007】
そこで、本発明は、互いに交差された一対のH型鋼同士を固定する際に、製作コストが安価で且つ確実に固定し得るクランプ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係るクランプ装置は、上下に重ねて且つ互いに交差するように配置された一対のH型鋼同士を固定するためのクランプ装置であって、
互いに表面同士が接触しているH型鋼のフランジ部の裏面に所定長さに亘って接触し得る接触面を有する長方形状の平板部、この平板部の一側縁側にフランジ部とほぼ同一高さでもって90度曲げられた折曲部、およびこの折曲部の両端部に且つ当該折曲部と同一方向に突設された係合片からなる当接板と、
上記各当接板が、当接されるH型鋼と異なるH型鋼を跨ぐように井桁状に配置された状態で、それぞれの端部同士を連結する連結具とから構成し、
且つ上記各当接板の両端部に突設された係合片同士の間隔が、各当接板が井桁状に連結された状態において、一方のH型鋼のフランジ部に当接される当接板の両係合片により、他方のH型鋼のフランジ部に当接される一対の当接板を保持し得るように、当該両当接板の外縁間の距離に等しくなるようにしたものである。
【0009】
このクランプ装置の構成によると、両端部に係合片がそれぞれ突設された4個の当接板を井桁状に配置して交差するH型鋼のフランジ部同士を挟持するとともに、それぞれに設けられた係合片同士により、当接板が互いにずれないようにしたので、非常に簡単且つ安価な構成にて、H型鋼同士を確実にクランプし得る。
【0010】
また、請求項2に係るクランプ装置は、上下に重ねて且つ互いに90度でもって交差するように配置された一対のH型鋼同士を固定するためのクランプ装置であって、
互いに接触しているH型鋼同士の両フランジ部の交差部分にこれら両H型鋼の軸心に対し45度の角度でもって外嵌し得る4個の挟持体と、上記互いに接触しているフランジ部同士の交差部分に外嵌されてこれら両フランジ部同士を挟持する4個の挟持体を、互いにその位置がずれないように連結する索状体とから構成し、
さらに上記各挟持体を、両フランジ部を案内し得る凹状部がそれぞれ形成された一対の押え板と、これら一対の押え板同士を連結する連結具とから構成し、
且つ上記一対の各押え板に形成される凹状部の形状を、各フランジ部に45度の角度でもって外嵌された際に、交差する各フランジ部に合致するように互いに対称となるように したものである。
【0011】
このクランプ装置の構成によると、H型鋼の交差部分におけるフランジ部同士を4個の挟持体により挟持するとともにこれら4個の挟持体を索状体により互いに連結するようにしたので、やはり、非常に簡単且つ安価な構成にて、H型鋼同士を確実にクランプし得る。
【0012】
また、請求項3に係るクランプ装置は、上下に重ねて且つ互いに交差するように配置された一対のH型鋼同士を固定するためのクランプ装置であって、
側面視がC字形状にされるとともにその両先端部にH型鋼のフランジ部の左右側縁部に係合し得る係合爪部が形成された一対の係合金具と、
上記一対の係合金具が一方のH型鋼のフランジ部の両側に配置されるとともにそれぞれの両係合爪部により他方のH型鋼のフランジ部に係合された状態で、各係合金具の中央に形成された凹状部に挿通可能にされてその一端側にて一方のH型鋼のフランジ部の裏面に当接されるとともに他端側に他方のH型鋼のフランジ部の表面を押圧し得るボルト材が螺挿された押え片とから構成したものである。
【0013】
このクランプ装置の構成によると、例えば下側のH型鋼のフランジ部の両側に係合金具を配置するとともに、その両端部に形成された係合爪部を他方である上側のH型鋼のフランジ部の両側縁部に係合させた状態で、係合金具の凹状部に押え片を挿入させた後、ボルト材により当該係合金具を下側のH型鋼に付勢させるようにしたので、やはり、非常に簡単且つ安価な構成にて、H型鋼同士を確実にクランプし得る。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態に係るクランプ装置を、図1〜図6に基づき説明する。
【0015】
通常、機器、棚などを設置する際に、その支柱部材を、予め、床面上に所定方向で配設された強度部材(骨組み材)としてのH型鋼に支持させるようにしているが、その設置レイアウトがH型鋼の軸心に対して横方向(H型鋼の軸心と直交する方向)で変更になった場合、新たにH型鋼を既設のH型鋼上に且つ当該既設のH型鋼の軸心と直交する方向で配設する必要が生じる。
【0016】
本発明に係るクランプ装置は、このような場合、すなわち既設のH型鋼上に新たなH型鋼を、互いに直交する(90度でもって交差する)ように載置して固定する際に用いるものである。
【0017】
図1〜図3に示すように、本第1の実施の形態に係るクランプ装置1は、上下に重ねて且つ互いに直交するように配置された一対のH型鋼2,3同士を固定するもので、互いに表面同士が接触しているH型鋼2,3のフランジ部2a,3aの裏面に所定長さでもって当接し得るとともに両端部に相手方のH型鋼2,3側に突出する係合片4が設けられた4個の当接板5と、これら各当接板5が、当接されるH型鋼(2または3)と異なるH型鋼(3または2)を跨ぐように井桁状に配置された状態で、それぞれの端部同士を連結するボルト・ナット(連結具)6,7とから構成され、且つ上記各当接板5が井桁状に連結された状態においては、互いの当接板5が、それぞれ端部に突出された係合片4により、フランジ部2a,3aから離間するのが(位置ずれが)防止されている。なお、各当接板5には、井桁状に配置された状態で、ボルト6を挿通するためのボルト穴(穴部)8が形成されている。
【0018】
ここで、上記当接板5について、より具体的に説明する。
この当接板5は、図4〜図6に示すように、H型鋼のフランジ部の裏面に所定長さに亘って接触し得る接触面を有する長方形状の平板部5aと、この平板部5aの一側縁(外縁)側には所定高さでもって90度曲げられた折曲部5bとから構成され、またこの折曲部5bの両端部には一対の係合片4がその折曲部5bと同じ方向で突設されるとともに、当接板5の平板部5aの両端寄り位置には、当接板が井桁状に配置された状態で、両当接板5,5同士を連結するためのボルト6挿通用のボルト穴8が形成されている。
【0019】
また、上記当接板5の折曲部5bの高さhは、H型鋼2,3のフランジ部2a,3aの厚さとほぼ同一に(好ましくは、同一かまたは僅かだけ低くされる)なるようにされている。
【0020】
さらに、各当接板5における一対の係合片4,4同士の内側離間距離Lは、例えば下側H型鋼2のフランジ部2aの両側に当接板(下方の当接板である)5が配置された状態で、これら両当接板5,5の外縁間の距離Sに等しくなるような長さにされている。したがって、当接板5が井桁状に組まれた状態では、上側または下側の当接板5の一方に形成された両係合片4,4により、他方の一対の当接板5,5同士が離間する水平方向での移動が阻止されることになる。
【0021】
上記クランプ装置1を用いて、既設の下側H型鋼2上に、直交するように配置された上側H型鋼3を固定する場合について説明する。
まず、下側H型鋼2の上フランジ部2aの両側縁に沿ってその下面(裏面)にそれぞれ平板部5aが当接するように且つ上側H型鋼3を下方から横切るように一対の当接板5(5A)を潜らせた状態(下方から跨ぐような状態)にしておき、次に上側H型鋼3の下フランジ部3aの両側縁に沿ってその上面(裏面)にそれぞれ平板部5aが当接するように且つ下側H型鋼2を上方から跨ぐように、一対の当接板5(5B)を配置する。
【0022】
そして、このとき、上側および下側のいずれか一方の一対の当接板5,5に対し、他方の一対の当接板5,5を見た場合、一方の各当接板5,5における両係合片4,4間に、他方の両当接板5,5の各係合片4が位置するように配置される。勿論、この状態においては、井桁状の各交差部分では、ボルト穴8,8同士が一致しており、したがってこのボルト穴8,8同士にボルト6を挿通した後、ナット7により固定される。
【0023】
この状態で、上下に配置された各当接板5,5同士は、互いに相手方の係合片4,4に引っ掛かることになり、したがって当接板5,5同士の水平方向での移動、すなわち水平方向でのずれが防止されるため、H型鋼2,3同士は確実にクランプされる。
【0024】
このように、長方形状の平板部5aの一端縁の両端部に係合片4がそれぞれ突設された4個の当接板5を井桁状に配置して直交するH型鋼2,3のフランジ部2a,3a同士を挟持するとともに、それぞれに設けられた係合片4同士により、井桁状に配置された当接板5が互いにずれるのを防止するようにしたので、非常に簡単且つ安価な構成にて、H型鋼同士を確実にクランプすることができる。
【0025】
次に、本発明の第2の実施の形態に係るクランプ装置を、図7〜図12に基づき説明する。
【0026】
図7〜図11に示すように、本第2の実施の形態に係るクランプ装置11についても、上下に重ねて且つ互いに直交するように配置された一対のH型鋼12,13同士を固定するためのものである。
【0027】
すなわち、このクランプ装置11は、互いに接触しているH型鋼12,13同士の両フランジ部12a,13aを案内し得る凹状部14a,15aをそれぞれ有してその上下から挟持し得る一対の押え板14,15および両押え板14,15同士を連結するボルト・ナット(連結具)16,17からなる挟持体18が4組(4個)と、各挟持体18によりフランジ部12a,13a同士の交差部分を挟持した状態で、これら4組の挟持体18を互いにその位置がずれないように連結する針金(索状体)19とから構成されている。
【0028】
上記各挟持体18を構成する押え板14,15について説明すると、図10〜図12に示すように、平面視が三角形状に、すなわちフランジ部を挟持する先端側が細くされるとともにボルトが挿通される基端側が広くされ、且つ各フランジ部12a,13aに接触する互いの対向面に形成される凹状部14a,15aの形状は、その使用状態において、各フランジ部12a,13aの形状に合致するようにされている。
【0029】
すなわち、各挟持体18は、両フランジ部12a,13aの交差部分にH型鋼12,13の軸心に対し45度の角度でもって外嵌(係合)されるため、下側H型鋼12に接触する押え板14に形成される凹状部14aの形状と、上側H型鋼13に接触する押え板15に形成される凹状部15aの形状とは、図12の斜線にて示すように(下側を実線による斜線にて示し、上側を破線による斜線にて示す)、当該押え板14,15の中心線aに対して互いに対称となる。
【0030】
勿論、両押え板14,15の凹状部14a,15aの中心線a上で且つ基端側(外側寄り)の適所にはボルト16挿通用のボルト穴(穴部)14b,15bが形成されるとともに、同じく両押え板14,15の基端寄り位置の互いの対向面には、それぞれ鋸刃状の凹凸部14c,15cが形成されて、フランジ部12a,13aを挟んでいる場合に両者がずれないように考慮されており、さらに各挟持体18を各フランジ部12a,13aに挟持させた際に、各挟持体18が外れないにように針金(索状体)19を挿通するための半円状(または1/4円状)の溝部14d,15dが、各押え板14,15の対向面に形成されている。これら両押え板14,15を合わせることにより、針金19を挿通し得る挿通穴20が得られる。
【0031】
上記クランプ装置11により、既設の下側H型鋼12上に、直交するように配置された上側H型鋼13を固定する場合について説明する。
まず、図7に示すように、下側および上側H型鋼12,13のフランジ部12a,13a同士の交差部分にて、一対の押え板14,15を、その凹状部14a,15aが各フランジ部12a,13aに合致するように上下から押し当てた後、ボルト16をそれぞれボルト穴14b,15bに挿通させてナット17を締め付ける。
【0032】
この動作を、残りの両フランジ部12a,13aの各交差部分にて行い、4組の挟持体18にて下側H型鋼12に上側H型鋼13をクランプし、最後に、各挟持体18に形成された挿通穴20に針金19を挿通させて、4組の挟持体18を一体的に連結すればよい。
【0033】
このように、互いに直交するH型鋼12,13の交差部分におけるフランジ部12a,13a同士を、4組の挟持体18により挟持するとともにこれら4組の挟持体を針金19により連結させたので、この場合も、非常に簡単且つ安価な構成にて、H型鋼同士を確実にクランプすることができる。
【0034】
次に、本発明の第3の実施の形態に係るクランプ装置を、図13〜図16に基づき説明する。
図13〜図16に示すように、本第3の実施の形態に係るクランプ装置21についても、上下に重ねて且つ互いに直交するように配置された一対のH型鋼22,23同士を固定するためのものである。
【0035】
すなわち、このクランプ装置21は、側面視がC字形状にされるとともにその両先端部に一方のH型鋼、例えば上側H型鋼23の下側フランジ部23aの左右側縁部に係合し得る係合爪部24aがそれぞれ形成された一対の係合金具24と、これら一対の係合金具24,24が他方のH型鋼、例えば下側H型鋼22の上フランジ部22aの両側に配置されてそれぞれ両係合爪部24a,24aにより上側H型鋼23の下フランジ部23aに係合された状態で、各係合金具24の中央に形成された凹状部24bに挿通されてその一端側にて下側H型鋼22の上フランジ部22aの下面(裏面)に当接されるとともに他端側に上側H型鋼23の下フランジ部23aの下面(表面)を押圧し得る押しボルト(ボルト材)25が螺挿された押え板(押え片)26と、上記係合金具24が下側H型鋼22の両側に配置された状態で、当該両係合金具24,24同士が離間するのを阻止するための位置決め部材27とから構成されている。
【0036】
なお、この位置決め部材27としては、両端部に係合金具24の係合爪部24aに係合し得る折曲部28aが形成された所定長さの係合板28と、この係合板28の係合状態にて、その折曲部28aを係合金具24の係合爪部24aに固定するための固定具、例えばビス29とから構成されている。
【0037】
上記クランプ装置21により、既設の下側H型鋼22上に、直交するように配置された上側H型鋼23を固定する場合について説明する。
まず、下側H型鋼22の上フランジ部22aの両側位置で、両係合爪部24a,24aが上側H型鋼23の下フランジ部23aの上面(裏面)に係合するように係合金具24を配置するとともに、両係合金具24の凹状部24bに、一端側が下側H型鋼22の上フランジ部22aの下面に当接するように押え板26を挿入した後、その他端側に形成されたねじ穴26aに押しボルト25を螺挿し、当該押え板26の他端側を上側H型鋼23の下フランジ部23aの下面から離間させて、梃子の原理で、係合金具24を下方に付勢し、その両係合爪部24a,24aにより上側H型鋼23を下側H型鋼22に押圧させて、上側H型鋼23を下側H型鋼22にクランプする。この作業を、下側H型鋼22の両側にて行う。
【0038】
そして、この後、上側H型鋼23の下フランジ部23aの両側位置にて、左右に配置された両係合金具24,24の係合爪部24a,24aに折曲部28aを係合させて、両係合金具24,24同士が離間しないように、すなわち位置がずれないようにしっかりと固定すればよい。
【0039】
このように、互いに直交するH型鋼のフランジ部22a,23a同士をクランプするのに、下側H型鋼22の上フランジ部22aの両側に係合金具24を配置するとともに、その両端部に形成された係合爪部24aを上側H型鋼23の下フランジ部23aの両側縁部に係合させた状態で、係合金具24の凹状部24bに押え板26を挿入させた後、押しボルト25により当該係合金具24を下側H型鋼22側に付勢させるようにしたので、この場合も、非常に簡単且つ安価な構成にて、H型鋼22,23同士を確実にクランプすることができる。
【0040】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1に係るクランプ装置の構成によると、両端部に係合片がそれぞれ突設された4個の当接板を井桁状に配置して交差するH型鋼のフランジ部同士を挟持するとともに、それぞれに設けられた係合片同士により、当接板が互いにずれないようにしたので、非常に簡単且つ安価な構成にて、H型鋼同士を確実にクランプすることができる。
【0041】
また、請求項2に係るクランプ装置の構成によると、H型鋼の交差部分におけるフランジ部同士を4個の挟持体により挟持するとともにこれら4個の挟持体を索状体により互いに連結するようにしたので、やはり、非常に簡単且つ安価な構成にて、H型鋼同士を確実にクランプすることができる。
【0042】
さらに、請求項3に係るクランプ装置の構成によると、上下の内一方の、例えば下側のH型鋼のフランジ部の両側に係合金具を配置するとともに、その両端部に形成された係合爪部を他方である上側のH型鋼のフランジ部の両側縁部に係合させた状態で、係合金具の凹状部に押え片を挿入させた後、ボルト材により当該係合金具を下側のH型鋼に付勢させるようにしたので、この場合も、非常に簡単且つ安価な構成にて、H型鋼同士を確実にクランプすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係るクランプ装置の使用状態を示す分解斜視図である。
【図2】 同クランプ装置の使用状態における正面図である。
【図3】 図2のA−A矢視図である。
【図4】 同クランプ装置の当接板の平面図である。
【図5】 同クランプ装置の当接板の正面図である。
【図6】 図4に示す当接板の左側面図である。
【図7】 本発明の第2の実施の形態に係るクランプ装置の使用状態を示す分解斜視図である。
【図8】 同クランプ装置の使用状態を示す平面図である。
【図9】 図8のB−B矢視図である。
【図10】 図8のC−C断面図である。
【図11】 図8のD−D断面図である。
【図12】 同クランプ装置における挟持体の平面図である。
【図13】 本発明の第3の実施の形態に係るクランプ装置の使用状態を示す分解斜視図である。
【図14】 同クランプ装置の使用状態を示す側面図である。
【図15】 図14のE−E矢視図である。
【図16】 図15のF−F矢視図である。
【図17】 従来例に係るクランプ装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 クランプ装置
2 上側H型鋼
2a フランジ部
3 下側H型鋼
3a フランジ部
4 係合片
5 当接板
6 ボルト
7 ナット
8 ボルト穴
11 クランプ装置
12 H型鋼
12a フランジ部
13 H型鋼
13a フランジ部
14 押え板
14a 凹状部
14b ボルト穴
14d 溝部
15 押え板
15a 凹状部
15b ボルト穴
15d 溝部
16 ボルト
17 ナット
18 挟持体
19 針金
20 挿通穴
21 クランプ装置
22 H型鋼
22a フランジ部
23 H型鋼
23a フランジ部
24 係合金具
24a 係合爪部
25 押しボルト
26 押え板
27 位置決め部材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a clamping device, and in particular, to one used when fixing a pair of H-shaped steels that intersect each other vertically.
[0002]
[Prior art]
When installing the equipment on the floor surface, it is necessary to support the support body of the equipment frame in advance on a steel mold, for example, an H-shaped steel, which is disposed as a framework on the floor surface.
[0003]
By the way, when the installation layout is changed when supporting the column body of the equipment frame to the H-shaped steel, that is, when it becomes impossible to support the H-shaped steel that has already been installed, it is newly added to the site. It is necessary to install another H-shaped steel, and it is necessary to fix it by a simple method for work.
[0004]
Conventionally, as an apparatus for fixing H-shaped steels, as shown in FIG. 17 , the
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2000-170267
[Problems to be solved by the invention]
By the way, according to the conventional clamping device described above, the configuration in which the
[0007]
Therefore, an object of the present invention is to provide a clamping device that can be reliably fixed at a low manufacturing cost when a pair of crossed H-shaped steels is fixed.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, a clamping device according to claim 1 of the present invention is a clamping device for fixing a pair of H-shaped steels arranged so as to overlap each other and cross each other.
A rectangular flat plate portion having a contact surface that can come into contact with the back surface of the flange portion of the H-shaped steel whose surfaces are in contact with each other over a predetermined length, and substantially flush with the flange portion on one side edge side of the flat plate portion. Thus, a bent portion bent by 90 degrees, and a contact plate made of engagement pieces projecting from both ends of the bent portion and in the same direction as the bent portion,
Each of the contact plates is composed of a connecting tool that connects the ends of the contact plates in a state of being arranged in a cross shape so as to straddle the H-shaped steel different from the H-shaped steel to be contacted,
In addition, the distance between the engaging pieces projecting from both ends of each of the contact plates is such that the contact between the contact plates is in contact with the flange portion of one of the H-shaped steels in a state where the contact plates are connected like a cross beam. The two engagement pieces of the plate are made equal to the distance between the outer edges of the two contact plates so that the pair of contact plates that are in contact with the flange portion of the other H-shaped steel can be held. is there.
[0009]
According to the configuration of this clamping device, the four abutting plates with engaging pieces projecting from both ends are arranged in a cross-beam shape to sandwich the intersecting H-shaped steel flanges, and provided to each. Since the contact plates are not displaced from each other by the engagement pieces, the H-shaped steels can be reliably clamped with a very simple and inexpensive configuration.
[0010]
Further, the clamp device according to
Four sandwiching bodies that can be fitted at an angle of 45 degrees with respect to the axis of the two H-shaped steels at the intersections of the two flanges of the H-shaped steels that are in contact with each other, and the flanges that are in contact with each other The four sandwiching bodies that are externally fitted at the intersections between each other and sandwich the two flange portions are composed of cords that are connected so that their positions do not deviate from each other ,
Further, each of the sandwiching bodies is composed of a pair of pressing plates each formed with a concave portion capable of guiding both flange portions, and a connector for connecting the pair of pressing plates.
In addition, the shape of the concave portion formed on each of the pair of presser plates is symmetrical to each other so as to match each intersecting flange portion when fitted to each flange portion at an angle of 45 degrees. It is a thing.
[0011]
According to the configuration of this clamping device, the flange portions at the intersection of the H-shaped steels are sandwiched by the four sandwiching bodies and these four sandwiching bodies are connected to each other by the cord-like body. H-shaped steels can be reliably clamped with a simple and inexpensive configuration.
[0012]
The clamp device according to
A pair of engagement metal fittings that are formed in a C shape in a side view and are formed with engagement claw portions that can be engaged with the left and right side edge portions of the flange portion of the H-shaped steel at both ends thereof;
In the state where the pair of engagement fittings are arranged on both sides of the flange portion of one H-shaped steel and engaged with the flange portion of the other H-shaped steel by the both engagement claws, A bolt that can be inserted into the concave portion formed on the inner surface and is in contact with the back surface of the flange portion of one H-shaped steel at one end thereof and can press the surface of the flange portion of the other H-shaped steel toward the other end. It consists of a presser piece into which a material is screwed.
[0013]
According to the structure of this clamping device, for example, the engaging metal fittings are arranged on both sides of the lower H-shaped steel flange portion, and the engaging claw portions formed on both ends thereof are the other upper H-shaped steel flange portion. Since the presser piece was inserted into the concave part of the engagement fitting while being engaged with both side edges, the engagement fitting was biased to the lower H-shaped steel by the bolt material. The H-shaped steels can be reliably clamped with a very simple and inexpensive configuration.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a clamp device according to a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0015]
Usually, when installing equipment, shelves, etc., the strut members are supported in advance by an H-shaped steel as a strength member (framework material) arranged in a predetermined direction on the floor surface. When the installation layout is changed in the direction transverse to the axis of the H-shaped steel (direction perpendicular to the axis of the H-shaped steel), the H-shaped steel is newly placed on the existing H-shaped steel and the shaft of the existing H-shaped steel. It is necessary to dispose in a direction perpendicular to the center.
[0016]
The clamping device according to the present invention is used in such a case, that is, when a new H-shaped steel is placed and fixed on an existing H-shaped steel so as to be orthogonal to each other (intersect at 90 degrees). is there.
[0017]
As shown in FIGS. 1 to 3, the clamping device 1 according to the first embodiment fixes a pair of H-
[0018]
Here, the
As shown in FIGS. 4 to 6, the
[0019]
Further, the height h of the
[0020]
Further, the inner separation distance L between the pair of
[0021]
The case where the upper H-shaped
First, a pair of
[0022]
At this time, when the other pair of
[0023]
In this state, the abutting
[0024]
In this way, the flanges of the H-shaped
[0025]
Next, a clamp device according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0026]
As shown in FIGS. 7-11, also about the clamp apparatus 11 which concerns on this 2nd Embodiment, in order to fix a pair of H-shaped
[0027]
In other words, the clamp device 11 has a pair of presser plates which have
[0028]
The
[0029]
That is, each clamping
[0030]
Of course, bolt holes (holes) 14b and 15b for inserting the
[0031]
The case where the upper H-shaped
First, as shown in FIG. 7, a pair of
[0032]
This operation is performed at each intersection of the remaining
[0033]
In this way, the
[0034]
Next, a clamp device according to a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
As shown in FIGS. 13-16, also about the
[0035]
That is, the
[0036]
The positioning
[0037]
The case where the upper H-shaped
First, at both side positions of the
[0038]
After that, the
[0039]
Thus, in order to clamp the
[0040]
【The invention's effect】
As described above, according to the configuration of the clamp device according to the first aspect of the present invention, the flanges of the H-shaped steel intersecting by arranging the four contact plates each having the engagement pieces projecting at both ends in a cross-beam shape. Since the abutment plates are not displaced from each other by holding the parts together, the engagement pieces provided to each other can reliably clamp the H-shaped steels with a very simple and inexpensive configuration. it can.
[0041]
Further, according to the configuration of the clamping device according to
[0042]
Furthermore, according to the structure of the clamp apparatus which concerns on
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view showing a usage state of a clamp device according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view of the clamp device in use.
3 is an AA arrow view of FIG.
FIG. 4 is a plan view of a contact plate of the clamp device.
FIG. 5 is a front view of a contact plate of the clamp device.
6 is a left side view of the contact plate shown in FIG.
FIG. 7 is an exploded perspective view showing a usage state of a clamp device according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a plan view showing a usage state of the clamp device.
FIG. 9 is a view taken along arrow BB in FIG. 8;
10 is a cross-sectional view taken along the line CC of FIG.
11 is a cross-sectional view taken along the line DD of FIG.
FIG. 12 is a plan view of a holding body in the clamp device.
FIG. 13 is an exploded perspective view showing a usage state of a clamp device according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a side view showing a usage state of the clamp device.
15 is an EE arrow view of FIG. 14;
16 is a FF arrow view of FIG.
FIG. 17 is a perspective view of a clamp device according to a conventional example.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (3)
互いに表面同士が接触しているH型鋼のフランジ部の裏面に所定長さに亘って接触し得る接触面を有する長方形状の平板部、この平板部の一側縁側にフランジ部とほぼ同一高さでもって90度曲げられた折曲部、およびこの折曲部の両端部に且つ当該折曲部と同一方向に突設された係合片からなる当接板と、
上記各当接板が、当接されるH型鋼と異なるH型鋼を跨ぐように井桁状に配置された状態で、それぞれの端部同士を連結する連結具とから構成し、
且つ上記各当接板の両端部に突設された係合片同士の間隔が、各当接板が井桁状に連結された状態において、一方のH型鋼のフランジ部に当接される当接板の両係合片により、他方のH型鋼のフランジ部に当接される一対の当接板を保持し得るように、当該両当接板の外縁間の距離に等しくなるようにしたことを特徴とするクランプ装置。A clamping device for fixing a pair of H-shaped steels arranged so as to overlap each other and cross each other,
A rectangular flat plate portion having a contact surface that can come into contact with the back surface of the flange portion of the H-shaped steel whose surfaces are in contact with each other over a predetermined length, and substantially flush with the flange portion on one side edge side of the flat plate portion. Thus, a bent portion bent by 90 degrees, and a contact plate made of engagement pieces projecting from both ends of the bent portion and in the same direction as the bent portion,
Each of the contact plates is composed of a connecting tool that connects the ends of the contact plates in a state of being arranged in a cross shape so as to straddle the H-shaped steel different from the H-shaped steel to be contacted,
In addition, the distance between the engaging pieces projecting from both ends of each of the contact plates is such that the contact between the contact plates is in contact with the flange portion of one of the H-shaped steels in a state where the contact plates are connected like a cross beam. The distance between the outer edges of the two abutting plates is made equal so that the two engaging pieces of the plates can hold the pair of abutting plates abutting against the flange portion of the other H-shaped steel. A clamping device.
互いに接触しているH型鋼同士の両フランジ部の交差部分にこれら両H型鋼の軸心に対し45度の角度でもって外嵌し得る4個の挟持体と、上記互いに接触しているフランジ部同士の交差部分に外嵌されてこれら両フランジ部同士を挟持する4個の挟持体を、互いにその位置がずれないように連結する索状体とから構成し、
さらに上記各挟持体を、両フランジ部を案内し得る凹状部がそれぞれ形成された一対の押え板と、これら一対の押え板同士を連結する連結具とから構成し、
且つ上記一対の各押え板に形成される凹状部の形状を、各フランジ部に45度の角度でもって外嵌された際に、交差する各フランジ部に合致するように互いに対称となるようにしたことを特徴とするクランプ装置。A clamping device for fixing a pair of H-shaped steels arranged so as to overlap each other at an angle of 90 degrees ,
Four sandwiching bodies that can be fitted at an angle of 45 degrees with respect to the axis of the two H-shaped steels at the intersections of the two flanges of the H-shaped steels that are in contact with each other, and the flanges that are in contact with each other The four sandwiching bodies that are externally fitted at the intersections between each other and sandwich the two flange portions are composed of cords that are connected so that their positions do not deviate from each other ,
Further, each of the sandwiching bodies is composed of a pair of pressing plates each formed with a concave portion capable of guiding both flange portions, and a connector for connecting the pair of pressing plates.
In addition, the shape of the concave portion formed on each of the pair of presser plates is symmetrical to each other so as to match each intersecting flange portion when fitted to each flange portion at an angle of 45 degrees. A clamping device characterized by that.
側面視がC字形状にされるとともにその両先端部にH型鋼のフランジ部の左右側縁部に係合し得る係合爪部が形成された一対の係合金具と、
上記一対の係合金具が一方のH型鋼のフランジ部の両側に配置されるとともにそれぞれの両係合爪部により他方のH型鋼のフランジ部に係合された状態で、各係合金具の中央に形成された凹状部に挿通可能にされてその一端側にて一方のH型鋼のフランジ部の裏面に当接されるとともに他端側に他方のH型鋼のフランジ部の表面を押圧し得るボルト材が螺挿された押え片とから構成したことを特徴とするクランプ装置。A clamping device for fixing a pair of H-shaped steels arranged so as to overlap each other and cross each other,
A pair of engagement metal fittings that are formed in a C shape in a side view and are formed with engagement claw portions that can be engaged with the left and right side edge portions of the flange portion of the H-shaped steel at both ends thereof;
In the state where the pair of engagement fittings are arranged on both sides of the flange portion of one H-shaped steel and engaged with the flange portion of the other H-shaped steel by the both engagement claws, A bolt that can be inserted into the concave portion formed on the inner surface and is in contact with the back surface of the flange portion of one H-shaped steel at one end thereof and can press the surface of the flange portion of the other H-shaped steel toward the other end. A clamp device comprising a presser piece into which a material is screwed.
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