JP4195742B2 - Anti-corrosion cap - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として電解腐食を防止するのに用いる防食用キャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
地下に埋設したり水没させたりして用いるボルトやナット等を電解腐食から保護するために、これらボルトやナット等の防食対象材に対し、イオン化傾向の大きな金属材(例えば亜鉛やマグネシウム等)により形成した犠牲部材を導通接触状態で取り付けて、この犠牲部材を優先的に腐食させ、もって防食対象材の腐食を防ぐという技術は周知であり、従来、このための器具や装置類が種々、提案されている(例えば実公平6−45687号公報、実開昭58−12271号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来において提案されている器具や装置類では、犠牲部材と防食対象材との接合面が外部露出しており、従って、この接合部分から先に腐食が始まるということがあった。これであると、腐食の進行に伴い、犠牲部材が防食対象材から離脱した時点で、防食対象材に対する防食の作用が無くなってしまうということになる。従って、防食対象材を保護するために、頻繁に、犠牲部材の離脱の有無を点検しなければならないことになり、また実際に、犠牲部材の交換も比較的短期間のうちに繰り返さなければならなかった。
【0004】
一方、犠牲部材は、ねじ結合、嵌着、接着、溶着等により防食対象材へ取り付けるようにしていたために、交換時等における着脱作業が面倒であるということもあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、犠牲部材の有効利用が図れるようにして、防食対象材に対する防食の作用を長期にわたり持続させると共に、防食対象材に対する犠牲部材の着脱が簡単且つ迅速に行えるようにした防食用キャップを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明では、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じた。
即ち、本発明に係る防食用キャップは、犠牲部材と絶縁部材とを有している。犠牲部材は、防食対象材よりもイオン化傾向の大きな金属材を素材としたもので、例えば棒状に形成されている。
また、絶縁部材は、例えば樹脂材等の電気を導通しない素材よりなり、防食対象材がボルトである場合を例に挙げて説明すると、そのボルト頭部やボルト端部へ外嵌可能なキャップ形状に形成されたものとなっている。
【0006】
そして、そのキャップ形状の中心部等で、上記した犠牲部材を貫通保持するような構造となっている。
従って、この絶縁部材を防食対象材における軸端面まわりの軸方向外周部に外嵌することにより、犠牲部材が防食対象材の軸端面だけに導通接触させた状態でセットされることになる。
なお、防食対象材の軸方向外周部とは、例えばボルトの場合で言えば、ボルト頭部の六角側面やその角部、及びボルト先端部のネジ外周面が該当する。
【0007】
上記防食用キャップによれば、絶縁部材が犠牲部材の一端部まわりと防食対象材における軸端面まわりの外周部とを連続したかたちで被覆するので、犠牲部材と防食対象材との突き合わせ部分が絶縁部材で取り囲まれ、犠牲部材と防食対象材とが導通接触する接合部は直接外部に露出しないものとなっている。
従って、この接合部で電解腐食が生じるのが防止され、その結果、電解腐食が主に犠牲部材の他端部側で生じるようになり、犠牲部材の有効利用を図ることができる。
【0008】
上記絶縁部材は、防食対象材に対して弾性変形による収縮力を伴いながら装着可能となる可撓性を有した材料、例えば、軟質性の樹脂やゴム等により形成されたものとするのが好適である。
これにより、この防食用キャップを防食対象材に対して着脱するのが容易且つ迅速に行えるものとなる。しかも、絶縁部材と防食対象材との間で高い密着性が得られるので、犠牲部材と防食対象材との接合部での電解腐食を防止する効果も一層高くなる。
【0009】
犠牲部材に対し、表面積を拡大するための凹部を設けておくと、それだけ犠牲部材側で誘発させる腐食量を多くさせることができ、結果として、防食対象材に対する保護性を高めることができる。
また、絶縁部材は、筒状であり、その一端の内周面に一体形成された径小なフランジ状の内鍔を有し、犠牲部材は、棒状であり、その一端の外周面に一体形成された径大なフランジ状の外鍔が内鍔と係合しつつ絶縁部材の内部から差し込み保持され、絶縁部材の内部で、犠牲部材における外鍔側の端面と防食対象材における端部側の端面とが導通接触されたものとすることが好適である。
【0010】
また、防食対象材の端部よりも小径な絶縁部材の外嵌部が、拡径方向に弾性変形して端部に外嵌することとしてもよい。
本発明の防食用キャップは、六角頭付きボルト、四角頭付きボルト、丸頭付きボルト、六角穴付きボルト、四角穴付きボルト、T頭付きボルト等の各種ボルトの防食用として使用することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1乃至図3は、本発明に係る防食用キャップ1の第1参考例を示している。なお、この第1参考例の防食用キャップ1は、六角頭付きボルトを防食対象材2とするものであって、且つ、このボルトに対する装着部位をボルト頭部側の端部3としている。
この防食用キャップ1は、犠牲部材4と絶縁部材5とを有している。
【0012】
犠牲部材4は、防食対象材2よりもイオン化傾向の大きな金属材を素材として形成されている。防食対象材2を鉄製とした場合、コスト面、加工面、入手の容易性等を考慮すれば、亜鉛やマグネシウム等が好適であるが、その他の素材を用いることも可能である。言うまでもなく、防食対象材2が鉄以外である場合には、犠牲部材4としての適用可能範囲も自ずと変更される。
この犠牲部材4の形状は、図例では丸棒状としている。しかし、これは特に限定されるものではなく、防食対象材2に対する取り付け易さや防食効果の作用期間等を考慮してその形状や大きさ等を決定すればよい。
【0013】
絶縁部材5は、両端開放の筒型(図例では円筒形)をした外嵌部7と、この外嵌部7の一端側へ犠牲部材4を挿入させた状態で、この外嵌部7の内周面と犠牲部材4の外周面との周間を埋めるように設けられる充填材8とを有している。
従って、この絶縁部材5において、外嵌部7の内部には円柱形の装着用凹部7aが形成されており、これによって全体がキャップ形状を呈していることになる。そして、このキャップ形状の内部中心部において上記した犠牲部材4を貫通保持する構造になっているため、装着用凹部7aの奥底面には、犠牲部材4における一方の端面4aが露出していることになる。
【0014】
外嵌部7及び充填材8の形成素材には、非導通性のものが用いられていることは勿論である。そして、特に外嵌部7の形成素材には、ポリエチレン等、適度な弾性と可撓性とを有したものが用いられている。
この場合、外嵌部7の大きさは、常態ではその内径が防食対象材2における装着側の端部3よりもやや径小とされているが、拡径させることによってこの端部3へ外嵌させることができる程度の寸法に形成されている。
また、外嵌部7は、それ全体をポリエチレン等の樹脂で構成するだけでなく、バネ鋼等の金属筒よりなる芯材の表面に絶縁塗料を塗布することによって構成することもできる。この場合、芯材がバネ鋼等の金属筒よりなるので、外嵌部7がポリエチレン等の樹脂だけで構成されている場合に比べて弾性変形しやすくなり、防食対象材2の端部3に対する固定力を高めることができる。
【0015】
上記充填材8においても、例えばエポキシ系のパテ等、ある程度、可撓性ないし柔軟性を有した素材を用いるのが好適である。
このような構成の防食用キャップ1では、絶縁部材5における外嵌部7の開口側を防食対象材2の端部3へ当て付け、押圧するようにして、拡径方向に弾性変形させつつ無理嵌め状に外嵌させる。そして、防食対象材2における端部3の軸端面3a(防食対象材2の軸方向における端面)に対し、絶縁部材5の装着用凹部7a内で露出状態にある犠牲部材4の端面4aを当接させる。
【0016】
なお、この種、防食対象材2では、防錆処理として全体が塗装されていることがあるため、この場合には、防食用キャップ1の装着に際して予め、防食対象材2における軸端面3aの塗装を剥がしておく必要がある。
このような防食対象材2に対する防食用キャップ1の装着は、絶縁部材5の外嵌部7が可撓性素材であることから、容易且つ迅速に行えるものである。なお、防食用キャップ1の交換時や防食対象材2の操作時等にあって、防食対象材2から防食用キャップ1を外すときにも、簡単に行えるものである。
【0017】
このような防食用キャップ1の装着状態では、犠牲部材4における端面4aまわりと、防食対象材2における軸端面3aまわりの軸方向外周部3bとにまたがって、連続したかたちで、絶縁部材5(外嵌部7)が被覆するようになる(即ち、犠牲部材4と防食対象材2との突き合わせ部分まわりを絶縁部材5が取り囲んでいる)ので、犠牲部材4と防食対象材2とが導通接触する接合部は露出しない状態になる。
しかも、絶縁部材5の外嵌部7に可撓性があるため、この外嵌部7が防食対象材2の軸方向外周部3bに対してフィットし、高い密着性が得られる状態になる。
【0018】
このようなことから、この接合部や防食対象材2の軸方向外周部3bでの電解腐食は防止され、結果として電解腐食は、犠牲部材4の他端部4b側でのみ生じるようになる。
図4は、本発明に係る防食用キャップ1の第2参考例を示している。
この第2参考例では、絶縁部材5の外嵌部7を六角形の角筒としてあり、防食対象材2への装着時に、その軸方向外周部3bに対するフィット性を一層高めたものである。従って、この第2参考例では、外嵌部7の形成素材として、弾性や可撓性のやや低いものを用いることも可能になる。
【0019】
このように、例えば防食対象材2が六角孔付きボルトであるような場合(ボルト頭部が円柱形)では、絶縁部材5の外嵌部7を円筒形とするといったかたちで、絶縁部材5の外嵌部7を、防食対象材2における装着側の端部3に即した形状に種々、変更すればよいものである。
図5は、本発明に係る防食用キャップ1の第3参考例を示している。
この第3参考例では、絶縁部材5の外嵌部7に対し、その周壁の一部に軸方向へ通り抜けるスリット10を設けてある。そのため、このスリット10を拡縮させることに伴う内径の拡縮が可能となっている。
【0020】
このようなことから、この第3参考例では、外嵌部7の形成素材として、硬質系の樹脂材やゴム材等を用いることも可能になる。なお、図例では、この外嵌部7が円筒形であるものを示しているが、第2参考例(図4)のような六角形の角筒とすることも可能である。
図6は、本発明に係る防食用キャップ1の第4参考例を示している。
この第4参考例でも、絶縁部材5の外嵌部7に対し、その周壁の一部に軸方向に長い切欠11を設けたものであるが、この切欠11は、軸方向へ通り抜けてはいない点で、第3参考例(図5)とは異なっている。
【0021】
図7は、本発明に係る防食用キャップ1の第5参考例を示している。
この第5参考例では、絶縁部材5の外嵌部7が半割れ可能になっており、互いにダボピン12とダボ孔13とによって係脱自在になっている。
図8は、本発明に係る防食用キャップ1の実施形態を示している。
この実施形態では、絶縁部材5において、上記各参考例では充填材8に相当していた部分を、内鍔15として外嵌部7へ一体形成させたものとなっており、これに対して犠牲部材4には、内鍔15に係合可能となる外鍔16が設けられている。従って、犠牲部材4は、絶縁部材5に対してその装着用凹部7a側から差し込み保持されるようになっている。
【0022】
図9は、本発明に係る防食用キャップ1の第6参考例を示している。
この第6参考例は、第1参考例(図1乃至図3)と略同じであるが、唯一、犠牲部材4の突出側の他端部4bに凹部17が設けられている点が異なっている。
このような凹部17を設けることで、犠牲部材4はその露出する表面積が拡大されることになり、それだけ犠牲部材4において誘発される腐食量が多くなる。そのため、結果として、防食対象材2に対する保護性を高めることができる。
図10は、本発明に係る防食用キャップ1の第7参考例を示している。
【0023】
この第7参考例では、防食対象材2がT頭ボルトよりなり、防食用キャップ1の外嵌部7はそのT頭ボルトの頭部3外周に嵌め込むことができるよう、断面ほぼ長円状に形成されている。
なお、犠牲部材4が充填材8を介して外嵌部7の一端側に固定されている点は、第1参考例の場合と同様である。
【0024】
【実施例】
〔腐食試験1〕
図11に示すように、防食対象材2として、ボルト20にナット21を螺合させた資料(No.1〜No.5)を5本準備し、それぞれについて、条件を異ならせた状態で腐食溶液中に浸漬させ、所定時間経過後の腐食減量を調べる腐食試験を行った。
No.1の資料は、ボルト20及びナット21のみである。即ち、防食対象材2に対して、何ら防食の措置を採らなかった場合に相当する。
【0025】
No.2の資料は、ボルト20に犠牲部材4を想定した亜鉛棒22を取り付け、この亜鉛棒22の外周面とボルト20の外周面同士を銅線23によって導通させたものである。即ち、防食対象材2に対して、従来の防食措置を施した場合に相当する。
No.3の資料は、銅線23を設けない点を除き、No.2の資料と同じものである。即ち、防食対象材2に対して、本明細書で説明した第1参考例(図1〜図3)等を施した場合に相当する。
【0026】
No.4の資料は、ボルト20に犠牲部材4を想定した亜鉛棒24を取り付け、この亜鉛棒24の外周面とボルト20の外周面同士を銅線23によって導通させたものである。更に、亜鉛棒24には、その突端側に表面積を拡大させるための凹部17を設けている。即ち、従来の防食措置(No.2)に対し、凹部17による腐食促進措置を加えた比較例に相当する。
No.5の資料は、銅線23を設けない点を除き、No.4の資料と同じものである。即ち、防食対象材2に対して、本明細書で説明した第6参考例(図9参照)を施した場合に相当する。
【0027】
なお、No.2〜No.5の資料において、ボルト20に対する亜鉛棒22,24の取り付けは、ボルト20の先端に設けたねじ孔に亜鉛棒22,24に一体に突設した雄ねじ部ダボピン25を螺合することによって行った。
また、腐食溶液には、0.25Wt%のNaCl、及び0.25Wt%のNaSO4 を含んだ酢酸水溶液(PH3.00)を用いた。
腐食減量の測定は、120時間、240時間、312時間、384時間、505時間、668時間の計6回の経過時点で行った。試験時の室温は8℃〜25℃であった。
【0028】
腐食減量の測定を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
この表1から明らかなように、本明細書で説明した第1参考例に相当するNo.3はNo.2と比べて亜鉛棒22の減量が著しく、それだけボルト20を電解腐食から保護していることが判る。
また、本明細書で説明した第6参考例に相当するNo.5と、これに対する比較例であるNo.4とにおいても、No.5での亜鉛棒24の減量が著しいことが一目瞭然である。
上記減量測定の結果から判るように、ボルト20の端面だけに導通接触しているNo.3及びNo.5の方が、ボルト20の他の部分とも導通接触しているNo.2及びNo.4の場合よりも亜鉛棒22の腐食量が大きくなる。
【0031】
従って、防食対象材2と犠牲部材4との接合部まわりを絶縁部材5(外嵌部7)によって被覆すれば、犠牲部材4が防食対象材2の端面だけに導通接触され、防食対象材2に対する防食効果を増大させることができる。
一方、図11に示すように、668時間経過してから取り出した試験後の亜鉛棒22の形状を対比すると、No.2の亜鉛棒22は、主にボルト20との接合部付近に腐食Rが発生しているのに対して、No.3の亜鉛棒22では、ボルト20と反対側の端面から腐食Rが発生していることが認められた。
【0032】
更に、No.4の亜鉛棒24では、亜鉛棒24の雄ねじ部ダボピン25が瓢箪形に変形するほどボルト20との接合部付近に腐食が集中しているのに対して、No.5の亜鉛棒24では、No.3の場合と同様にボルト20と反対側の端面から腐食Rが発生し、雄ねじ部ダボピン25の変形が発生するような酷い腐食は認められなかった。
上記試験後の亜鉛棒22の観察結果から明らかなように、亜鉛棒22をボルト20の端面だけに導通接触させて固定すると、他の部分でも導通接触させる場合に比べて、亜鉛棒22の反ボルト20側からの腐食が促進され、ボルト20に対する接合部分に腐食が集中することに伴う犠牲機能の低下を防止することができる。
【0033】
〔腐食試験2〕
本明細書で説明した実施形態等において、腐食溶液中に浸漬させ、所定時間経過後の腐食減量を調べることで、発明の効果を確認するための腐食試験を行った。
犠牲部材4は亜鉛製のものとした。
また、防食対象材2として用いた六角頭付きボルトは、鋳鉄製の直径20mmのもので、防錆処理のための塗装が施されたものとした。勿論、犠牲部材4の端面4aと当接させる軸端面3aは、塗装を剥がした。
【0034】
腐食溶液には、0.25Wt%のNaCl、及び0.25Wt%のNaSO4を含んだ酢酸水溶液(PH3.00)を用いた。
腐食減量の測定は、163時間、280時間、442時間、542時間の計4回の経過時点で行った。
試験時の水溶液温度は25℃であった。
腐食減量の測定結果を表2及び図12に示す。
【0035】
【表2】
【0036】
これら表2及び図12から明らかなように、防食対象材2における減量は、防食用キャップ1の減量に比べれば微量であり、その防食効果が確認されているものである。
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、犠牲部材4の形状、大きさ、材質や、絶縁部材5の形状、大きさ、材質、及び犠牲部材4と絶縁部材5との結合構造、防食用キャップ1を防食対象材2へ取り付ける構造等々、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
【0037】
また、防食対象材2では、防食用キャップ1の装着側をボルト端部側とすることも可能であるし、防食対象材2自体、他の形体をしたボルトや、それ以外の棒状材、或いはナットにする等、特に限定されるものではない。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、防食対象材への装着時において、犠牲部材と防食対象材とを導通接触させている接合部まわりが絶縁部材で取り囲まれ、この接合部での電解腐食が有効に防止されるので、電解腐食が犠牲部材の主として他端部側で生じるようになり、防食対象材に対する防食作用を長期にわたり持続でき、犠牲部材の有効利用を図ることができる。
また、本発明によれば、絶縁部材に可撓性材料を用いることで、この防食用キャップを防食対象材に対して着脱するのが容易且つ迅速に行えることになる。
【0039】
更に、犠牲部材に凹部を設ければ、それだけ腐食量を多くでき、防食対象材に対する保護性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る防食用キャップの第1参考例を示す側断面図である。
【図2】 第1参考例の防食用キャップにおける使用状況を一部破砕して示す側面図である。
【図3】 第1参考例の防食用キャップを分解して示す斜視図である。
【図4】 本発明に係る防食用キャップの第2参考例を分解して示す斜視図である。
【図5】 本発明に係る防食用キャップの第3参考例を分解して示す斜視図である。
【図6】 本発明に係る防食用キャップの第4参考例を分解して示す斜視図である。
【図7】 本発明に係る防食用キャップの第5参考例を分解して示す斜視図である。
【図8】 本発明に係る防食用キャップの実施形態を示す側断面図である。
【図9】 本発明に係る防食用キャップの第6参考例を示す側断面図である。
【図10】 (a)は本発明に係る防食用キャップの第7参考例を示す側断面図であり、(b)は同防食用キャップの平面図である。
【図11】 腐食試験1において用いた資料No.1〜No.5と試験後の亜鉛棒の形状を示した図である。
【図12】 腐食試験2の測定結果を示す折れ線グラフである。
【符号の説明】
1 防食用キャップ
2 防食対象材
3 防食対象材の端部
3a 防食対象材の軸端面(防食対象材の軸方向における端面)
3b 防食対象材の軸方向外周部
4 犠牲部材
4a 犠牲部材の端面
5 絶縁部材
17 凹部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an anticorrosion cap used mainly to prevent electrolytic corrosion.
[0002]
[Prior art]
In order to protect bolts and nuts that are buried underground or submerged in water from electrolytic corrosion, the material to be protected against corrosion such as bolts and nuts is made of a metal material that has a high ionization tendency (for example, zinc or magnesium). The technology of attaching the formed sacrificial member in a conductive contact state to preferentially corrode the sacrificial member and thereby preventing corrosion of the material to be protected is well known, and various proposals have been made for instruments and devices for this purpose. (See, for example, Japanese Utility Model Publication No. 6-45687 and Japanese Utility Model Publication No. 58-12271).
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the instruments and devices proposed in the past, the joint surface between the sacrificial member and the material to be protected against corrosion is exposed to the outside, and therefore, corrosion may start first from the joint portion. In this case, as the corrosion progresses, when the sacrificial member is detached from the anticorrosion target material, the anticorrosive action on the anticorrosion target material is lost. Therefore, in order to protect the material to be protected against corrosion, the sacrificial member must be frequently checked for detachment. In fact, the replacement of the sacrificial member must be repeated within a relatively short period of time. There wasn't.
[0004]
On the other hand, since the sacrificial member is attached to the anticorrosion target material by screw connection, fitting, adhesion, welding, or the like, the attaching / detaching operation at the time of replacement or the like may be troublesome.
The present invention has been made in view of the above circumstances, so that the sacrificial member can be effectively used, and the anticorrosion action for the anticorrosion target material can be maintained for a long time, and the sacrificial member can be attached to and detached from the anticorrosion target material. An object of the present invention is to provide an anti-corrosion cap that can be easily and quickly performed.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In the present invention, in order to achieve the above object, the following technical means are taken.
That is, the anticorrosion cap according to the present invention has a sacrificial member and an insulating member. The sacrificial member is made of a metal material having a larger ionization tendency than the material to be protected against corrosion, and is formed in a rod shape, for example.
In addition, the insulating member is made of a material that does not conduct electricity, such as a resin material, and a case where the anticorrosion target material is a bolt will be described as an example. A cap shape that can be externally fitted to the bolt head or bolt end. It has been formed.
[0006]
The sacrificial member is penetrated and held at the center of the cap shape or the like.
Therefore, the sacrificial member is set in a state of being in conductive contact only with the shaft end surface of the anticorrosion target material by fitting the insulating member to the outer peripheral portion in the axial direction around the shaft end surface of the anticorrosion target material.
For example, in the case of a bolt, the outer peripheral portion in the axial direction of the anticorrosion target material corresponds to the hexagonal side surface of the bolt head, its corners, and the screw outer peripheral surface of the bolt tip.
[0007]
According to the anti-corrosion cap, the insulating member covers the end portion of the sacrificial member and the outer peripheral portion around the shaft end surface of the anti-corrosion target material in a continuous manner, so that the butt portion between the sacrificial member and the anti-corrosion target material is insulated. A joint portion surrounded by the members and where the sacrificial member and the corrosion protection target material are in conductive contact with each other is not directly exposed to the outside.
Therefore, electrolytic corrosion is prevented from occurring at the joint, and as a result, electrolytic corrosion occurs mainly on the other end side of the sacrificial member, and the sacrificial member can be effectively used.
[0008]
The insulating member is preferably formed of a flexible material that can be attached to the material to be protected against corrosion while being contracted by elastic deformation, for example, a soft resin or rubber. It is.
As a result, the anti-corrosion cap can be easily and quickly attached to and detached from the anti-corrosion target material. In addition, since high adhesion is obtained between the insulating member and the anticorrosion target material, the effect of preventing electrolytic corrosion at the joint between the sacrificial member and the anticorrosion target material is further enhanced.
[0009]
If the sacrificial member is provided with a recess for enlarging the surface area, it is possible to increase the amount of corrosion induced on the sacrificial member side, and as a result, it is possible to improve the protection against the corrosion protection target material.
The insulating member has a cylindrical shape and has a small-diameter flange-shaped inner flange integrally formed on the inner peripheral surface of one end thereof, and the sacrificial member has a rod shape and is integrally formed on the outer peripheral surface of the one end thereof. The large flange-shaped outer casing is inserted and held from the inside of the insulating member while engaging with the inner casing. Inside the insulating member, the outer end surface of the sacrificial member and the end portion side of the anticorrosion target material It is preferable that the end face is in conductive contact.
[0010]
Further, the outer fitting portion of the insulating member having a smaller diameter than the end portion of the anticorrosion target material may be elastically deformed in the diameter increasing direction and fitted to the end portion.
The anti-corrosion cap of the present invention can be used for anti-corrosion of various bolts such as hexagon head bolts, square head bolts, round head bolts, hexagon socket head bolts, square hole bolts, T head bolts and the like. .
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
1 to 3 show a first reference example of the
The
[0012]
The
The
[0013]
The
Therefore, in this
[0014]
Of course, non-conductive materials are used as the material for forming the outer
In this case, the size of the outer
Further, the outer
[0015]
Also for the
In the
[0016]
In addition, since this kind of
The attachment of the
[0017]
In such a state in which the
Moreover, since the outer
[0018]
For this reason, electrolytic corrosion at the joint portion and the axially outer
FIG. 4 shows a second reference example of the
In the second reference example , the outer
[0019]
Thus, for example, when the corrosion
FIG. 5 shows a third reference example of the
In the third reference example , a
[0020]
For this reason, in the third reference example , a hard resin material, a rubber material, or the like can be used as a material for forming the outer
FIG. 6 shows a fourth reference example of the
Also in the fourth reference example , the outer
[0021]
FIG. 7 shows a fifth reference example of the
In the fifth reference example , the outer
Figure 8 shows an implementation form of the
The implementation form of this, the insulating
[0022]
FIG. 9 shows a sixth reference example of the
This sixth reference example is substantially the same as the first reference example (FIGS. 1 to 3), except that a
By providing such a
FIG. 10 shows a seventh reference example of the
[0023]
In the seventh reference example , the
The point that the
[0024]
【Example】
[Corrosion test 1]
As shown in FIG. 11, five materials (No. 1 to No. 5) in which nuts 21 are screwed onto
No. The first material is only the
[0025]
No. The material of No. 2 is obtained by attaching a
No. The material of No. 3 is No. 3 except that the
[0026]
No. 4 shows that the
No. The data of No. 5 is No. 5 except that the
[0027]
In addition, No. 2-No. 5, the attachment of the
Further, the corrosion solution was used 0.25 wt% of NaCl, and aqueous acetic acid (pH 3.00) containing NaSO 4 of 0.25 wt%.
The measurement of the corrosion weight loss was performed at a total of six times of 120 hours, 240 hours, 312 hours, 384 hours, 505 hours, and 668 hours. The room temperature during the test was 8 ° C to 25 ° C.
[0028]
Table 1 shows the measurement of corrosion weight loss.
[0029]
[Table 1]
[0030]
As apparent from Table 1 , No. 1 corresponding to the first reference example described in this specification . 3 is No.3. It can be seen that the weight loss of the
In addition, No. corresponding to the sixth reference example described in this specification . 5 and No. 5 as a comparative example. 4 and No. 4 as well. It is obvious that the weight loss of the
As can be seen from the results of the above weight loss measurement, No. 2 is in conductive contact only with the end face of the
[0031]
Therefore, if the periphery of the joint between the
On the other hand, as shown in FIG. In the
[0032]
Furthermore, no. In the
As is clear from the observation results of the
[0033]
[Corrosion test 2]
In the embodiment and the like described in the present specification, a corrosion test for confirming the effect of the invention was performed by immersing in a corrosion solution and examining the corrosion weight loss after a predetermined time.
The
Moreover, the hexagon head bolt used as the corrosion
[0034]
The corrosion solution was used 0.25 wt% of NaCl, and aqueous acetic acid (pH 3.00) containing NaSO 4 of 0.25 wt%.
The measurement of the corrosion weight loss was performed at the time of four times in total of 163 hours, 280 hours, 442 hours, and 542 hours.
The aqueous solution temperature during the test was 25 ° C.
The results of measurement of corrosion weight loss are shown in Table 2 and FIG.
[0035]
[Table 2]
[0036]
As is apparent from Table 2 and FIG. 12, the amount of weight loss in the
Incidentally, the present invention is not limited to the above you facilities embodiment.
For example, the shape, size, and material of the
[0037]
Moreover, in the
[0038]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, when the sacrificial member is attached to the anticorrosion target material, the periphery of the joint where the sacrificial member and the anticorrosion target material are in conductive contact with each other is surrounded by the insulating member. Since corrosion is effectively prevented, electrolytic corrosion occurs mainly on the other end side of the sacrificial member, so that the anticorrosion action on the anticorrosion target material can be maintained for a long time, and the sacrificial member can be effectively used.
Further, according to the present invention, by using a flexible material for the insulating member, it is possible to easily and quickly attach and detach the anticorrosion cap with respect to the anticorrosion target material.
[0039]
Furthermore, if the sacrificial member is provided with a recess, the amount of corrosion can be increased, and the protection against the corrosion protection target material can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side cross-sectional view showing a first reference example of an anticorrosion cap according to the present invention.
FIG. 2 is a side view showing a partially broken state of use of the anti-corrosion cap of the first reference example .
FIG. 3 is an exploded perspective view of the anti-corrosion cap of the first reference example .
FIG. 4 is an exploded perspective view showing a second reference example of the anti-corrosion cap according to the present invention.
FIG. 5 is an exploded perspective view showing a third reference example of the anti-corrosion cap according to the present invention.
FIG. 6 is an exploded perspective view showing a fourth reference example of the anti-corrosion cap according to the present invention.
FIG. 7 is an exploded perspective view showing a fifth reference example of the anti-corrosion cap according to the present invention.
8 is a side sectional view showing a implementation form of sacrificial cap according to the present invention.
FIG. 9 is a side sectional view showing a sixth reference example of the anti-corrosion cap according to the present invention.
10A is a side sectional view showing a seventh reference example of the anticorrosion cap according to the present invention, and FIG. 10B is a plan view of the anticorrosion cap.
FIG. 11 shows the material No. used in the
12 is a line graph showing measurement results of
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
3b Axial outer peripheral portion of the material to be protected against
Claims (2)
前記犠牲部材(4)を前記絶縁部材(5)の内部から外部へ貫通させて、貫通した前記犠牲部材(4)の他端部(4b)を前記絶縁部材(5)の外部に露出させ、
前記絶縁部材(5)は、筒状であり、その一端の内周面に一体形成された径小なフランジ状の内鍔(15)を有し、
前記犠牲部材(4)は、棒状であり、その一端の外周面に一体形成された径大なフランジ状の外鍔(16)が前記内鍔(15)と係合しつつ前記絶縁部材(5)の内部から差し込み保持され、
前記絶縁部材(5)の内部で、前記犠牲部材(4)における前記外鍔(16)側の端面(4a)と前記防食対象材(2)における前記端部(3)側の端面(3a)とが導通接触されていることを特徴とする防食用キャップ。The sacrificial member (4) formed of a metal material having a greater ionization tendency than the anticorrosion target material (2) is held by the insulating member (5) covering the end portion (3) of the anticorrosion target material (2), One end of the sacrificial member (4) is in conductive contact with the end (3) of the anticorrosion target material (2) inside the insulating member (5),
Passing through the sacrificial member (4) from the inside of the insulating member (5) to the outside, exposing the other end (4b) of the penetrating sacrificial member (4) to the outside of the insulating member (5) ;
The insulating member (5) has a cylindrical shape and has a flange-shaped inner flange (15) with a small diameter integrally formed on the inner peripheral surface of one end thereof.
The sacrificial member (4) has a rod shape, and a large-diameter flange-shaped outer casing (16) integrally formed on the outer peripheral surface of one end thereof is engaged with the inner casing (15) while the insulating member (5) is engaged. ) Is inserted and held from inside
Inside the insulating member (5), an end surface (4a) on the outer casing (16) side of the sacrificial member (4) and an end surface (3a) on the end portion (3) side of the anticorrosion target material (2) And an anti-corrosion cap characterized by being in contact with each other.
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