JP4194386B2

JP4194386B2 - Method for forming individual identification information pattern on continuous paper

Info

Publication number: JP4194386B2
Application number: JP2003039654A
Authority: JP
Inventors: 奨高取
Original assignee: 小林クリエイト株式会社
Priority date: 2003-02-18
Filing date: 2003-02-18
Publication date: 2008-12-10
Anticipated expiration: 2023-02-18
Also published as: JP2004249482A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、帳票片に施される個片識別情報の形成方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
チケット，籤券，金券，投票券，遊技場での景品交換券等の帳票片においては、帳票片に表示されたナンバリングやバーコードからなる個片識別情報により、各帳票片の管理や真贋判定が行われている（例えば、特許文献１，特許文献２参照）。かかる帳票片にあって、ロール紙或いは折り畳み紙等の長尺な連続紙を印字媒体に用いる場合には、各個別帳票片間で共通する地紋やデザイン図柄とともにナンバリングやバーコードを事前印刷しておき、発行時に所要可変情報の印字を行った後、連続紙を所要長さに切り離して個別帳票片としている。
【０００３】
【特許文献１】
特開平９−５６９１０号公報
【特許文献２】
特開平１１−１８４９４６号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のように帳票片に表示される個片識別情報としてのナンバリングは、第三者が同じものを印字することが容易であるため、偽造され易いという問題点があり、バーコードにあってもその構成が一般に良く知られるところとなり、印字用のアプリケーションソフトも市販されているため、偽造が容易となっている。
【０００５】
また、所要可変情報の印字後に切り離される帳票片の長さが、各帳票片毎に異なるような場合には、個片識別情報としてのナンバリングやバーコードを連続紙に事前印刷することができないため、発行時における所要可変情報の印字時に、ナンバリングやバーコードが同時に印字される。この場合、特にバーコードにあっては、印字品質が悪いと、バーの太り，細り，掠れ等に起因してスキャナによる誤読や読み取り不能等の不具合が発生していた。
【０００６】
本発明は、従来のナンバリングやバーコードに代わる新規な個片識別情報の形成表示手段を提供するものであり、その目的とするところは、偽造を防止し得るとともに、所要可変情報の印字後に切り離される帳票片の長さに拘わらず、個片識別情報を事前印刷できるようにすることにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明、所要可変情報の印字後に所要長さに切り離されて複数の個別帳票片となる長尺な連続紙において、個別帳票片長と異なる円周長の円筒状印刷版を用いて、連続紙の長手方向に沿って識別情報パターンを事前印刷し、所要可変情報の印字後に所要長さに切り離すことにより、個片データ読み取り手段によって個片識別情報データとして読み取られる個片識別情報図柄を、各個別帳票片に夫々異なる形態で形成するようにしたことを特徴とする連続紙における個片識別情報図柄の形成方法である。
【０００８】
かかる構成にあって、個別帳票片に形成される個片識別情報図柄が、各個別帳票片間で夫々異なる形態であるため、該個片識別情報図柄を個片データ読み取り手段によって個片識別情報データとして読み取ることにより、各個別帳票片の識別が可能となる。ここで、個片識別情報図柄は、個別帳票片長と異なる円周長の円筒状印刷版を用いて、識別情報パターンを長手方向に沿って事前印刷した連続紙を、所要可変情報の印字後に所要長さに切り離すことにより、各個別帳票片に形成されるものであるため、切り離される各個別帳票片の長さに拘わらず、連続紙に識別情報パターンを事前印刷しておくことができ、また、識別情報パターンの一部分からなる各個片識別情報図柄を見ただけでは、何を表すものか解らないため、偽造を防止することができる。
【０００９】
上記個片識別情報図柄を、個別帳票片の長さ方向に沿う側端からの距離が変化する連続線状をなすものとする一方、個別帳票片を幅方向に沿って区分して複数の読み取り領域を設定するとともに、個別帳票片の長さ方向に沿う複数の読み取り位置で、前記各読み取り領域内における個片識別情報図柄の、個別帳票片の側端からの距離を検出し、その検出した距離に基づいて個片識別情報データを読み取る個片データ読み取り手段によって前記個片識別情報図柄が読み取られるものとする構成が提案される。
【００１０】
かかる構成にあっては、連続線状をなす個片識別情報図柄が、個別帳票片を幅方向に沿って区分した複数の読み取り領域の何れかに存在するため、個片データ読み取り手段によって、個別帳票片の長さ方向に沿う複数の読み取り位置で、各読み取り領域の何れかに存在する個片識別情報図柄の、個別帳票片の側端からの距離を検出することにより、個片識別情報図柄から個片識別情報データを読み取ることができる。また、このように、個片識別情報図柄を連続線状とすることにより、円筒状印刷版による識別情報パターンの印刷が容易となり、さらに印刷に用いるインクの使用量を低減し得る利点がある。
【００１１】
また、個片識別情報図柄を、可視領域外における特定波長の光を吸収する特性を有する赤外吸収インキまたは紫外吸収インキによって形成する構成が提案される。かかる構成にあっては、特定波長の光の吸収を検出するセンサーによってのみ個片識別情報図柄が検知可能であるため、通常の印刷インキで事前印刷されるデザイン図柄や印字による所要可変情報と、個片識別情報図柄とを重ね合わせても個片識別情報データの読み取りを支障なく行うことができる。また、赤外吸収インキまたは紫外吸収インキが特殊なインキであり、容易に入手することができないため、偽造防止効果をさらに高めることができる。
【００１２】
また、個片識別情報図柄を、可視領域外における特定波長の光の照射によって蛍光発光する特性を有する蛍光インキまたは赤外蛍光発光インキによって形成してもよい。かかる蛍光インキまたは赤外蛍光発光インキを用いると、これらのインキの蛍光発光を検出するセンサーによってのみ個片識別情報図柄が検知可能となるため、この場合にも、通常の印刷インキで事前印刷されるデザイン図柄や印字による所要可変情報と、個片識別情報図柄とを重ね合わせても個片識別情報データの読み取りを支障なく行うことができる。また、蛍光インキまたは赤外蛍光発光インキが特殊なインキであり、容易に入手することができないため、偽造防止効果をさらに高めることができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の第一実施例を、図１〜図４に基づいて説明する。
【００１４】
図１は、ロール紙または折り畳み紙からなる長尺な連続紙１を示し、該連続紙１は所要可変情報の印字後に所要長さに切り離されて複数の個別帳票片２（図３参照）となる。この連続紙１の表面には、個別帳票片長Ｌ1と異なる円周長Ｌ2の円筒状印刷版５（図２参照）を用いて、連続紙１の長手方向に沿って識別情報パターン３が事前印刷されている。ここで、円筒状印刷版５は、図２に示すように、輪転印刷機の圧胴６の外周面に装着されて版面を構成しており、一対をなす他方の圧胴７との間に連続紙１を通すことにより印刷を連続的に行い得るようになっている。この第一実施例では、該識別情報パターン３が不規則波形を呈する連続線状となっており、円筒状印刷版５を用いて印刷されることにより円周長Ｌ2毎に同一波形が周期的に連続するものとなっている。また、図１は、個別帳票片長Ｌ1より長い円周長Ｌ2の円筒状印刷版５を用いて印刷した例を示し、所要可変情報の印字後に切り離されることとなる複数の個別帳票片２の個別帳票片長Ｌ1が全て同一長さとなる場合を想定している。尚、所要可変情報の印字後に切り離される個別帳票片２の長さが、各個別帳票片２毎に異なるような場合には、個別帳票片長Ｌ1と円周長Ｌ2とが一致することを避けるため、想定される個別帳票片長Ｌ1の最大長さよりも円周長Ｌ2を長くした円筒状印刷版５が用いられる。
【００１５】
前記識別情報パターン３は、通常の印刷用インキで印刷される図示しない地紋やデザイン図柄と重ねて事前印刷されている。この場合、該識別情報パターン３の印刷には、所定の特性を有する特殊インキが用いられる。この特殊インキとしては、可視領域外における特定波長の光を吸収する赤外吸収インキまたは紫外吸収インキや、或いは可視領域外における特定波長の光の照射によって蛍光発光する蛍光インキまたは赤外蛍光発光インキが好適なものとして挙げられる。ここで、赤外吸収インキは、照射された赤外線を吸収する特性を有するインキであり、この赤外吸収インキを検知するには、赤外線を照射する発光部と、照射した赤外線の吸収を検出する機能を持つ受光部とを備えた赤外線センサーが用いられる。また、紫外吸収インキは、照射された紫外線を吸収する特性を有するインキであり、この紫外吸収インキを検知するには、紫外線を照射する発光部と、照射した紫外線の吸収を検出する機能を持つ受光部とを備えた紫外線センサーが用いられる。一方、蛍光インキは、紫外線の照射により蛍光発光する特性を有するインキであり、この蛍光インキを検知するには、紫外線を照射する発光部と、蛍光発光を検出する機能を持つ受光部とを備えた蛍光センサーが用いられる。また、赤外蛍光発光インキは、特定の波長の光を照射すると赤外域で蛍光発光する特性を有するインキであり、この赤外蛍光発光インキを検知するには、特定の波長の光を照射する発光部と、赤外域での蛍光発光を検出する機能を持つ受光部とを備えた蛍光センサーが用いられる。
【００１６】
そして、上記のように識別情報パターン３を事前印刷した連続紙１に対して、所要可変情報（図示省略）の印字を行った後、該連続紙１を所要長さに切り離すことにより、図３に示すように、各個別帳票片２に夫々異なる形態で個片識別情報図柄４を形成する。即ち、該個片識別情報図柄４は、個別帳票片２の長さ方向に沿う側端１０からの距離が幅方向で変化する連続線状の不規則波形図柄として夫々異なる形態で形成されることとなる。
【００１７】
図４は、各個別帳票片２に形成された個片識別情報図柄４から個片識別情報データを読み取る、個片データ読み取り手段を示し、該個片データ読み取り手段は、個別帳票片２を幅方向に沿って区分して複数の読み取り領域Ｒ1 〜Ｒ5 を設定するとともに、個別帳票片２の長さ方向に沿う複数の読み取り位置Ｓ1 〜Ｓ4 で、上述した特殊インキに対応するセンサーにより、前記各読み取り領域Ｒ1 〜Ｒ5 内における個片識別情報図柄４の、個別帳票片２の側端１０からの距離を検出し、その検出した距離に基づいて個片識別情報データを読み取るように構成されている。
【００１８】
ここで、図示したように、個別帳票片２を幅方向に沿って区分して５つの読み取り領域Ｒ1 〜Ｒ5 を設定し、個別帳票片２の長さ方向に沿う４つの読み取り位置Ｓ1 〜Ｓ4 で読み取りを行う場合には、５⁴通りの個片識別情報データを読み取ることが可能であり、読み取り領域Ｒ1 内での検知に「１」，読み取り領域Ｒ2 内での検知に「２」，読み取り領域Ｒ3 内での検知に「３」，読み取り領域Ｒ4 内での検知に「４」，読み取り領域Ｒ5 内での検知に「５」を夫々割り当てれば、図４に示した形態の個片識別情報図柄４の場合には、読み取り位置Ｓ1 で読み取り領域Ｒ5 内に存在する個片識別情報図柄４が検出され、読み取り位置Ｓ2 で読み取り領域Ｒ1 内に存在する個片識別情報図柄４が検出され、読み取り位置Ｓ3 で読み取り領域Ｒ4 内に存在する個片識別情報図柄４が検出され、読み取り位置Ｓ4 で読み取り領域Ｒ2 内に存在する個片識別情報図柄４が検出されるので、個片識別情報データは「５１４２」となる。尚、読み取り領域の数及び読み取り位置の数は、予め任意に設定可能であり、その数を多くすれば個片識別情報データ数をさらに多くすることができる。また、個片識別情報図柄４を常に各個別帳票片２の同一部分において読み取るようにするために、個別帳票片２の上端を検出し、該上端から所定距離Ｌ3 の位置を読み取り開始位置(読み取り位置Ｓ1)とする制御がなされることとなる。
【００１９】
上記のように、個別帳票片長Ｌ1と異なる円周長Ｌ2の円筒状印刷版５を用いて、連続紙１の長手方向に沿って識別情報パターン３を事前印刷し、所要可変情報の印字後に所要長さに切り離すことにより、各個別帳票片２に夫々異なる形態で個片識別情報図柄４を形成したので、該個片識別情報図柄４を個片データ読み取り手段によって個片識別情報データとして読み取ることにより、各個別帳票片２を識別することができる。これにより、個片識別情報図柄４を、従来のナンバリングやバーコードに代わる新規な個片識別情報として用いることができる。また、個片識別情報図柄４は、識別情報パターン３を長手方向に沿って事前印刷した連続紙１を、所要可変情報の印字後に所要長さに切り離すことにより、各個別帳票片２に形成されるものであるため、切り離される各個別帳票片２の長さに拘わらず、連続紙１に識別情報パターン３を事前印刷しておくことができる。さらに、識別情報パターン３の一部分からなる各個片識別情報図柄４を見ただけでは、何を表すものか解らないため、偽造を防止し得るものとなる。
【００２０】
図５は、第二実施例を示し、この実施例は、連続紙１の長手方向に沿って所定幅の印刷領域８を設け、該印刷領域８に識別情報パターン３を事前印刷したものである。このように、識別情報パターン３を事前印刷する専用の印刷領域８を設けることにより、連続紙１の他の印刷領域１１に事前印刷される地紋やデザイン図柄、及び所要可変情報の印字が識別情報パターン３と重ならないため、該識別情報パターン３を酸化重合インキやＵＶインキ等の通常の印刷インキを用いて事前印刷することができるとともに、通常の光センサーを用いる個片データ読み取り手段によって個片識別情報図柄４を読み取ることが可能となる。
【００２１】
尚、上記第一実施例及び第二実施例では、識別情報パターン３を不規則波形を呈する連続線状の図柄で構成した例を示したが、これに代えて、折れ線状の連続図柄としてもよい。また、このような連続線状の図柄や折れ線状の連続図柄を構成する線を破線としてもよい。さらに、図６に示すように、個片識別情報図柄４を、個別帳票片２の長さ方向に沿う側端１０からの距離が異なる複数のバー９からなる識別情報パターンで構成することもできる。この場合にあっては、個別帳票片２の複数のバー９をパターン認識し、画像処理により個片識別情報データを生成する個片データ読み取り手段が適用される。
【００２２】
また、上記各実施例では、光学的に検知可能なインキによって識別情報パターン３を事前印刷する例を示したが、これ以外に識別情報パターン３は、磁気センサーにより検知可能な磁性インキで印刷することも可能である。さらに、該磁性インキを含め、上述した赤外吸収インキ，紫外吸収インキ，蛍光インキ，赤外蛍光発光インキ等の特殊インキは、透明なものを用いることができ、このような透明な特殊インキを用いて個片識別情報図柄４を視認不能に形成することにより、デザイン図柄や所要可変情報の視認性を向上し得るとともに、偽造防止効果がさらに優れたものとなる。
【００２３】
【発明の効果】
上述したように、本発明は、所要可変情報の印字後に所要長さに切り離されて複数の個別帳票片となる長尺な連続紙にあって、個別帳票片長と異なる円周長の円筒状印刷版を用いて、連続紙の長手方向に沿って識別情報パターンを事前印刷し、所要可変情報の印字後に所要長さに切り離すことにより、個片データ読み取り手段によって個片識別情報データとして読み取られる個片識別情報図柄を、各個別帳票片に夫々異なる形態で形成するようにしたから、該個片識別情報図柄を個片データ読み取り手段によって個片識別情報データとして読み取ることにより、各個別帳票片を識別することができる。ここで、個片識別情報図柄は、個別帳票片長と異なる円周長の円筒状印刷版を用いて、識別情報パターンを長手方向に沿って事前印刷した連続紙を、所要可変情報の印字後に所要長さに切り離すことにより、各個別帳票片に形成されるものであるため、切り離される各個別帳票片の長さに拘わらず、連続紙に識別情報パターンを事前印刷しておくことができ、また、識別情報パターンの一部分からなる各個片識別情報図柄を見ただけでは、何を表すものか解らないため、偽造を防止することができる。
【００２４】
上記個片識別情報図柄を、個別帳票片の長さ方向に沿う側端からの距離が変化する連続線状をなすものとする一方、個別帳票片を幅方向に沿って区分して複数の読み取り領域を設定するとともに、個別帳票片の長さ方向に沿う複数の読み取り位置で、前記各読み取り領域内における個片識別情報図柄の、個別帳票片の側端からの距離を検出し、その検出した距離に基づいて個片識別情報データを読み取る個片データ読み取り手段によって前記個片識別情報図柄が読み取られるものとする構成にあっては、連続線状をなす個片識別情報図柄が、個別帳票片を幅方向に沿って区分した複数の読み取り領域の何れかに存在するため、個片データ読み取り手段によって、個別帳票片の長さ方向に沿う複数の読み取り位置で、各読み取り領域の何れかに存在する個片識別情報図柄の、個別帳票片の側端からの距離を検出することにより、個片識別情報図柄から個片識別情報データを読み取ることができる。
【００２５】
また、個片識別情報図柄を、可視領域外における特定波長の光を吸収する特性を有する赤外吸収インキまたは紫外吸収インキによって形成すれば、特定波長の光の吸収を検出するセンサーによってのみ個片識別情報図柄が検知可能であるため、通常の印刷インキで事前印刷されるデザイン図柄や印字による所要可変情報と、個片識別情報図柄とを重ね合わせても個片識別情報データの読み取りを支障なく行うことができる。また、赤外吸収インキまたは紫外吸収インキが特殊なインキであり、容易に入手することができないため、偽造防止効果をさらに高めることができる。
【００２６】
また、個片識別情報図柄を、可視領域外における特定波長の光の照射によって蛍光発光する特性を有する蛍光インキまたは赤外蛍光発光インキによって形成すれば、これらのインキの蛍光発光を検出するセンサーによってのみ個片識別情報図柄が検知可能となるため、この場合にも、通常の印刷インキで事前印刷されるデザイン図柄や印字による所要可変情報と、個片識別情報図柄とを重ね合わせても個片識別情報データの読み取りを支障なく行うことができる。また、蛍光インキまたは赤外蛍光発光インキが特殊なインキであり、容易に入手することができないため、偽造防止効果をさらに高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第一実施例にかかる連続紙の平面図である。
【図２】印刷状態を示す概略斜視図である。
【図３】連続紙から切り離された複数の個別帳票片の平面図である。
【図４】データ読み取り手段の構成を示す説明図である。
【図５】第二実施例にかかる連続紙の平面図である。
【図６】他の形態の個片識別情報図柄が形成された個別帳票片の平面図である。
【符号の説明】
１連続紙
２個別帳票片
３識別情報パターン
４個片識別情報図柄
５円筒状印刷版
１０側端
Ｌ1 個別帳票片長
Ｌ2 円周長
Ｒ1 〜Ｒ5 読み取り領域
Ｓ1 〜Ｓ4 読み取り位置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for forming individual piece identification information applied to a form piece.
[0002]
[Prior art]
In the case of form pieces such as tickets, vouchers, cash vouchers, voting tickets, prize exchange tickets at amusement halls, etc., each piece of piece is managed and authenticated based on the piece identification information consisting of the numbering and bar code displayed on the form piece. (For example, refer to Patent Document 1 and Patent Document 2). When long continuous paper such as roll paper or folding paper is used as a print medium in such a form piece, numbering and barcodes are pre-printed together with a background pattern and design pattern common to each individual form piece. In addition, after the required variable information is printed at the time of issuance, the continuous paper is cut into the required length to form individual form pieces.
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-9-56910 [Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 11-184946
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the numbering as individual piece identification information displayed on the form piece as described above has a problem that it is easy for a third party to print the same information, so that it is easy to forge. However, its configuration is generally well known and printing application software is also commercially available, so that forgery is easy.
[0005]
In addition, if the length of the form pieces to be separated after printing the required variable information is different for each form piece, numbering and barcode as individual piece identification information cannot be pre-printed on continuous paper. When printing required variable information at the time of issuance, numbering and bar codes are printed at the same time. In this case, particularly in the case of a bar code, if the print quality is poor, problems such as misreading by the scanner and inability to read due to the thick, thin, or wrinkled bar have occurred.
[0006]
The present invention provides a means for forming and displaying a new piece identification information in place of the conventional numbering and bar code, and the object of the present invention is to prevent forgery and to separate after necessary variable information is printed. The object is to enable individual piece identification information to be preprinted regardless of the length of the form piece to be printed.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In the present invention, a long continuous paper that is cut into a required length after printing required variable information and becomes a plurality of individual form pieces, a cylindrical printing plate having a circumferential length different from the individual form piece length is used, Each piece of identification information pattern that is read as individual piece identification information data by the individual piece data reading means by preprinting the identification information pattern along the longitudinal direction and separating it into the required length after printing the required variable information It is a method of forming individual piece identification information symbols on continuous paper, characterized in that each form piece is formed in a different form.
[0008]
In such a configuration, since the individual piece identification information pattern formed on the individual form piece has a different form between the individual form pieces, the individual piece identification information pattern is obtained by the individual piece data reading means. By reading as data, each individual form piece can be identified. Here, the individual piece identification information pattern is required after printing the required variable information on a continuous paper in which the identification information pattern is pre-printed along the longitudinal direction using a cylindrical printing plate having a circumferential length different from the individual form piece length. Since it is formed on each individual form piece by separating it into lengths, the identification information pattern can be pre-printed on the continuous paper regardless of the length of each individual form piece to be separated. Forgery can be prevented because it does not know what the individual identification information pattern consists of a part of the identification information pattern.
[0009]
The individual piece identification information pattern is formed as a continuous line whose distance from the side edge along the length direction of the individual form piece changes, while the individual form piece is divided along the width direction to read a plurality of pieces. In addition to setting the area, at a plurality of reading positions along the length direction of the individual form piece, the distance from the side edge of the individual form piece of the individual piece identification information pattern in each reading area is detected and detected. A configuration is proposed in which the piece identification information design is read by the piece data reading means for reading the piece identification information data based on the distance.
[0010]
In such a configuration, the individual piece identification information pattern having a continuous line shape exists in any one of a plurality of reading areas obtained by dividing the individual form pieces along the width direction. By detecting the distance from the side edge of the individual form piece of the piece identification information pattern present in any of the reading areas at a plurality of reading positions along the length direction of the form piece, the piece identification information pattern The piece identification information data can be read out from. Further, by making the piece identification information pattern into a continuous line in this way, there is an advantage that the identification information pattern can be easily printed by the cylindrical printing plate and the amount of ink used for printing can be reduced.
[0011]
In addition, a configuration is proposed in which the piece identification information pattern is formed by infrared absorbing ink or ultraviolet absorbing ink having a characteristic of absorbing light of a specific wavelength outside the visible region. In such a configuration, since the individual identification information pattern can be detected only by a sensor that detects the absorption of light of a specific wavelength, the design pattern pre-printed with normal printing ink and the required variable information by printing, Even when the individual identification information symbols are superimposed, the individual identification information data can be read without any trouble. Moreover, since the infrared absorbing ink or the ultraviolet absorbing ink is a special ink and cannot be easily obtained, the forgery prevention effect can be further enhanced.
[0012]
In addition, the individual identification information pattern may be formed of fluorescent ink or infrared fluorescent light-emitting ink having a characteristic of fluorescent emission when irradiated with light having a specific wavelength outside the visible region. When such fluorescent inks or infrared fluorescent light-emitting inks are used, the individual identification information pattern can be detected only by a sensor that detects the fluorescent light emission of these inks. Even if the design variable or required variable information by printing and the piece identification information pattern are overlapped, the piece identification information data can be read without hindrance. Further, since the fluorescent ink or the infrared fluorescent light emitting ink is a special ink and cannot be easily obtained, the forgery prevention effect can be further enhanced.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Below, the 1st Example of this invention is described based on FIGS. 1-4.
[0014]
FIG. 1 shows a long continuous paper 1 made of roll paper or folded paper. The continuous paper 1 is cut into a required length after printing required variable information, and a plurality of individual form pieces 2 (see FIG. 3). Become. On the surface of this continuous paper 1, the individual form piece length L1 Different circumference L2 The identification information pattern 3 is pre-printed along the longitudinal direction of the continuous paper 1 using the cylindrical printing plate 5 (see FIG. 2). Here, as shown in FIG. 2, the cylindrical printing plate 5 is mounted on the outer peripheral surface of the impression cylinder 6 of the rotary printing press to form a plate surface, and between the other impression cylinder 7 forming a pair. Printing can be performed continuously by passing the continuous paper 1. In this first embodiment, the identification information pattern 3 has a continuous line shape with an irregular waveform, and is printed using a cylindrical printing plate 5 so that a circumferential length L2 is obtained. The same waveform is periodically repeated every time. In addition, FIG. 1 shows an individual form piece length L1. Longer circumference L2 An example of printing using a cylindrical printing plate 5 is shown, and the individual form piece length L1 of a plurality of individual form pieces 2 to be separated after printing the required variable information. Are assumed to have the same length. If the length of the individual form piece 2 separated after printing the required variable information is different for each individual form piece 2, the individual form piece length L1 And circumference L2 In order to avoid a match with the expected individual form piece length L1 Circumference length L2 than the maximum length of A cylindrical printing plate 5 having a longer length is used.
[0015]
The identification information pattern 3 is preprinted so as to overlap a ground pattern or design pattern (not shown) printed with normal printing ink. In this case, special ink having predetermined characteristics is used for printing the identification information pattern 3. This special ink includes infrared absorbing ink or ultraviolet absorbing ink that absorbs light of a specific wavelength outside the visible region, or fluorescent ink or infrared fluorescent light emitting ink that emits fluorescence when irradiated with light of a specific wavelength outside the visible region. Are mentioned as preferred. Here, the infrared absorbing ink is an ink having a characteristic of absorbing the irradiated infrared rays, and in order to detect the infrared absorbing ink, a light emitting unit that emits infrared rays and an absorption of the irradiated infrared rays are detected. An infrared sensor including a light receiving unit having a function is used. In addition, the ultraviolet absorbing ink is an ink having a characteristic of absorbing the irradiated ultraviolet ray, and in order to detect the ultraviolet absorbing ink, it has a light emitting part that irradiates the ultraviolet ray and a function of detecting the absorption of the irradiated ultraviolet ray. An ultraviolet sensor including a light receiving unit is used. On the other hand, fluorescent ink is an ink that has the property of emitting fluorescence when irradiated with ultraviolet rays. In order to detect this fluorescent ink, the fluorescent ink is provided with a light emitting portion that emits ultraviolet rays and a light receiving portion that has a function of detecting fluorescent emission. A fluorescent sensor is used. Infrared fluorescent light-emitting ink is an ink having a characteristic of emitting fluorescence in the infrared region when irradiated with light of a specific wavelength. In order to detect this infrared fluorescent light-emitting ink, light of a specific wavelength is irradiated. A fluorescent sensor including a light emitting unit and a light receiving unit having a function of detecting fluorescence emission in the infrared region is used.
[0016]
Then, after the required variable information (not shown) is printed on the continuous paper 1 on which the identification information pattern 3 is pre-printed as described above, the continuous paper 1 is cut into the required length as shown in FIG. As shown in FIG. 4, the individual piece identification information symbols 4 are formed in different forms on the individual form pieces 2. That is, the individual piece identification information design 4 is formed in different forms as a continuous line irregular waveform design in which the distance from the side end 10 along the length direction of the individual form piece 2 changes in the width direction. It becomes.
[0017]
FIG. 4 shows individual piece data reading means for reading the individual piece identification information data from the individual piece identification information pattern 4 formed on each individual form piece 2. The individual piece data reading means A plurality of reading areas R1 to R5 are set by dividing along the direction, and at the plurality of reading positions S1 to S4 along the length direction of the individual form piece 2, each of the above-described sensors is used by the sensor corresponding to the special ink. It is configured to detect the distance from the side edge 10 of the individual form piece 2 of the piece identification information pattern 4 in the reading areas R1 to R5 and read the piece identification information data based on the detected distance. .
[0018]
Here, as shown in the figure, the individual form piece 2 is divided along the width direction to set five reading areas R1 to R5, and at the four reading positions S1 to S4 along the length direction of the individual form piece 2. If the reading is possible to read the five ^{quadruplicate} piece identification information data, "1" to the detection of in the reading area R1, "2" to the detection in the reading region R2, the reading area If "3" is assigned to the detection in R3, "4" is assigned to the detection in the reading area R4, and "5" is assigned to the detection in the reading area R5, the piece identification information in the form shown in FIG. In the case of the pattern 4, the individual identification information pattern 4 existing in the reading area R5 is detected at the reading position S1, and the individual identification information pattern 4 existing in the reading area R1 is detected at the reading position S2. Present in reading area R4 at position S3 That piece identification information symbol 4 is detected, since the piece identification information symbols 4 present in the reading region R2 at the reading position S4 are detected, piece identification information data is "5142". Note that the number of reading areas and the number of reading positions can be arbitrarily set in advance, and the number of pieces of piece identification information data can be further increased by increasing the number. Further, in order to always read the individual identification information pattern 4 in the same part of each individual form piece 2, the upper end of the individual form piece 2 is detected, and the position at a predetermined distance L3 from the upper end is read start position (reading). The control to position S1) is performed.
[0019]
As mentioned above, individual form piece length L1 Different circumference L2 The identification information pattern 3 is pre-printed along the longitudinal direction of the continuous paper 1 using the cylindrical printing plate 5 and separated into the required length after the required variable information is printed. Since the individual identification information pattern 4 is formed in the form, each individual form piece 2 can be identified by reading the individual identification information pattern 4 as individual identification information data by the individual data reading means. Thereby, the piece identification information pattern 4 can be used as new piece identification information in place of the conventional numbering or barcode. The individual piece identification information pattern 4 is formed on each individual form piece 2 by separating the continuous paper 1 preprinted with the identification information pattern 3 along the longitudinal direction into the required length after printing the required variable information. Therefore, the identification information pattern 3 can be pre-printed on the continuous paper 1 regardless of the length of each individual form piece 2 to be separated. Furthermore, since it is not understood what the individual identification information pattern 4 consisting of a part of the identification information pattern 3 represents, forgery can be prevented.
[0020]
FIG. 5 shows a second embodiment, in which a print area 8 having a predetermined width is provided along the longitudinal direction of the continuous paper 1 and the identification information pattern 3 is pre-printed in the print area 8. . In this way, by providing the dedicated print area 8 for pre-printing the identification information pattern 3, the background pattern or design pattern pre-printed in the other print area 11 of the continuous paper 1 and the required variable information can be printed. Since it does not overlap with the pattern 3, the identification information pattern 3 can be pre-printed by using a normal printing ink such as an oxidation polymerization ink or a UV ink, and individual pieces are read by a piece data reading means using a normal optical sensor. The identification information design 4 can be read.
[0021]
In the first embodiment and the second embodiment, the identification information pattern 3 is shown as an example of a continuous line pattern having an irregular waveform. Alternatively, a polygonal line continuous pattern may be used instead. Good. Moreover, it is good also considering the line which comprises such a continuous line-shaped symbol and a broken line-like continuous symbol as a broken line. Furthermore, as shown in FIG. 6, the individual piece identification information pattern 4 can also be constituted by an identification information pattern including a plurality of bars 9 having different distances from the side edge 10 along the length direction of the individual form piece 2. . In this case, individual piece data reading means for recognizing a plurality of bars 9 of the individual form piece 2 and generating individual piece identification information data by image processing is applied.
[0022]
In each of the above embodiments, the identification information pattern 3 is preprinted with optically detectable ink. However, the identification information pattern 3 is printed with magnetic ink that can be detected by a magnetic sensor. It is also possible. In addition, special inks such as the above-described infrared absorbing ink, ultraviolet absorbing ink, fluorescent ink, and infrared fluorescent light-emitting ink, including the magnetic ink, can be transparent, and such transparent special ink can be used. By using the piece identification information symbol 4 so as to be invisible, the visibility of the design symbol and the required variable information can be improved, and the forgery prevention effect is further improved.
[0023]
【The invention's effect】
As described above, the present invention is a long continuous paper that is cut into a required length after printing required variable information and becomes a plurality of individual form pieces. A piece is read as piece identification information data by piece piece data reading means by preprinting the identification information pattern along the longitudinal direction of the continuous paper using a plate and separating it into the required length after printing the required variable information. Since the piece identification information pattern is formed in a different form on each individual form piece, each piece of individual form piece is read by reading the piece piece identification information design as piece piece identification information data by the piece piece data reading means. Can be identified. Here, the individual piece identification information pattern is required after printing the required variable information on a continuous paper in which the identification information pattern is pre-printed along the longitudinal direction using a cylindrical printing plate having a circumferential length different from the individual form piece length. Since it is formed on each individual form piece by separating it into lengths, the identification information pattern can be pre-printed on the continuous paper regardless of the length of each individual form piece to be separated. Forgery can be prevented because it does not know what the individual identification information pattern consists of a part of the identification information pattern.
[0024]
The individual piece identification information pattern is formed as a continuous line whose distance from the side edge along the length direction of the individual form piece changes, while the individual form piece is divided along the width direction to read a plurality of pieces. In addition to setting the area, at a plurality of reading positions along the length direction of the individual form piece, the distance from the side edge of the individual form piece of the individual piece identification information pattern in each reading area is detected and detected. In the configuration in which the individual piece identification information design is read by the individual piece data reading means for reading the individual piece identification information data based on the distance, the individual piece identification information design having a continuous line shape is an individual form piece. Exists in any one of a plurality of reading areas divided along the width direction, so that each piece of reading area is read by a piece data reading unit at a plurality of reading positions along the length direction of the individual form piece. The piece identification information symbols to be standing, by detecting the distance from the side edge of the individual form piece, it is possible to read the piece identification information data from the piece identification information symbols.
[0025]
In addition, if the individual identification information pattern is formed of infrared absorbing ink or ultraviolet absorbing ink having a characteristic of absorbing light of a specific wavelength outside the visible region, the individual identification information pattern is only detected by a sensor that detects the absorption of light of a specific wavelength. Since the identification information pattern can be detected, reading of the individual identification information data is possible even when the design variable preprinted with normal printing ink or the required variable information by printing and the individual identification information pattern are superimposed. It can be carried out. Moreover, since the infrared absorbing ink or the ultraviolet absorbing ink is a special ink and cannot be easily obtained, the forgery prevention effect can be further enhanced.
[0026]
In addition, if the individual identification information pattern is formed of fluorescent ink or infrared fluorescent ink having the characteristic of emitting fluorescence when irradiated with light of a specific wavelength outside the visible region, a sensor that detects the fluorescence emission of these inks. In this case, even if the design information preprinted with normal printing ink or the required variable information by printing and the individual identification information design are superimposed, the individual identification information design can be detected. The identification information data can be read without any trouble. Further, since the fluorescent ink or the infrared fluorescent light emitting ink is a special ink and cannot be easily obtained, the forgery prevention effect can be further enhanced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of continuous paper according to a first embodiment.
FIG. 2 is a schematic perspective view showing a printing state.
FIG. 3 is a plan view of a plurality of individual form pieces separated from continuous paper.
FIG. 4 is an explanatory diagram showing a configuration of data reading means.
FIG. 5 is a plan view of continuous paper according to a second embodiment.
FIG. 6 is a plan view of an individual form piece on which an individual piece identification information symbol of another form is formed.
[Explanation of symbols]
1 Continuous paper 2 Individual form piece 3 Identification information pattern 4 Individual piece identification information design 5 Cylindrical printing plate 10 Side edge L1 Individual form piece length L2 Circumference length R1 to R5 Reading area S1 to S4 Reading position

Claims

In long continuous paper that is cut into the required length after printing the required variable information and becomes a plurality of individual form pieces,
Individual data is printed by preprinting the identification information pattern along the longitudinal direction of the continuous paper using a cylindrical printing plate with a circumference different from the individual form piece length, and separating it into the required length after printing the required variable information. A method of forming individual identification information symbols on continuous paper, wherein individual identification information symbols read as individual identification information data by a reading means are formed in different forms on each individual form piece.

The piece identification information pattern is a continuous line whose distance from the side edge along the length direction of the individual form piece changes,
The individual form pieces are divided along the width direction to set a plurality of reading areas, and at the plurality of reading positions along the length direction of the individual form pieces, the individual identification information symbols in the respective reading areas are individually The individual piece identification information pattern is read by an individual piece data reading unit that detects the distance from the side edge of the form piece and reads the individual piece identification information data based on the detected distance. Item 2. A method for forming an individual identification information pattern in continuous paper according to Item 1.

The continuous paper according to claim 1 or 2, wherein the piece identification information pattern is formed of infrared absorbing ink or ultraviolet absorbing ink having a characteristic of absorbing light of a specific wavelength outside the visible region. Method for forming an individual identification information symbol in FIG.

3. The individual identification information pattern is formed of fluorescent ink or infrared fluorescent ink having a characteristic of emitting fluorescence when irradiated with light having a specific wavelength outside the visible region. Of forming individual identification information pattern on continuous paper.