JP4192221B2

JP4192221B2 - Foaming aerosol for pest control

Info

Publication number: JP4192221B2
Application number: JP2002036834A
Authority: JP
Inventors: 紀彦小林; 信之田辺
Original assignee: 株式会社白元
Priority date: 2002-02-14
Filing date: 2002-02-14
Publication date: 2008-12-10
Anticipated expiration: 2022-02-14
Also published as: JP2003238302A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、アリやゴキブリ等の大小様々な匍匐害虫の駆除用として好適な発泡性エアゾール殺虫剤ならびにこれを用いた殺虫成分塗布方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
匍匐害虫の駆除方法のひとつとして、従来、殺虫剤を発泡成分とともに噴射する方法が知られている。これは、通常、殺虫有効成分を適当な溶媒に溶解又は分散させ、界面活性剤などの適当な発泡成分及び液化石油ガス等の適当な圧力源とともに密閉容器に封入し、ノズルから該殺虫有効成分を泡状に噴射して、これを害虫の虫体に直接又は害虫の営巣や通路などに間接的に施用するものである。この方法は、単純なエアゾール剤に比べて人体への付着や呼吸による吸入の危険が少ないなどの利点があるが、とりわけ上記間接的施用の場合において殺虫成分の効力とその持続時間が泡の保持時間に依存する傾向にあり、泡が消失した後は殺虫成分の効力が著しく低下し、長時間に亙る十分な殺虫効果を期待することができない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、アリやゴキブリ等の大小様々な匍匐害虫駆除用に供される従来の発泡性エアゾール殺虫剤においていまだ十分に果たし得なかった効力の増強及び効力の持続などの要求を満足する新しい発泡性エアゾール殺虫剤を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、従来の害虫駆除用発泡エアゾール殺虫剤において、さらに特定の微粉末成分を加えることにより上記目的が達成できることを発見し、本発明を完成した。すなわち、本発明は、
（イ）殺虫成分０．０１−１０．０重量％、
（ロ）低級アルコール５．０ −４０．０重量％、
（ハ）非イオン性界面活性剤０．５ −１０．０重量％、
（ニ）増粘剤０．１ − ７．５重量％、
（ホ）水及び低級アルコールに不溶又は難溶の微粉末、好ましくは平均粒子径１−５０μｍのケイ酸の微粉末０．５ −２０．０重量％、
（ヘ）水３０．０ −９０．０重量％、
を含有する殺虫原液７０−９８重量％と、噴射剤２−３０重量％とを含んでなる内溶液をエアゾール容器に充填し、前記内溶液を泡沫状に噴出させるようにした発泡性エアゾール殺虫剤、ならびにこれを用いた殺虫成分塗布方法である。
【０００５】
本発明で用いられる殺虫成分としては、ピレスロイド系殺虫剤、ピレスロイド様殺虫剤、有機リン剤、カーバメート剤、昆虫成長撹乱剤などをあげることができるが、効力と安全性の点からピレスロイド系殺虫剤またはカーバメート剤が好ましい。ピレスロイド系殺虫剤としては、例えば、トランスフルスリン、アレスリン、プラレトリン、フェノトリン、テトラメスリン、イミプロトリン、サイフェノトリン、フェンバレート、ペルメトリン、サイパーメスリン、エトフェンプロックス、サイフルスリン、ビフェントリン等、カーバメート剤としては、例えばプロポクスルなどを例示できるが、これらに限定されるものでなく、また光学異性体あるいは幾何異性体が存在する場合は、それらの各々ならびに任意の混合物が包含されることはもちろんである。本発明では、これらの殺虫成分の１種または２種以上が殺虫原液中に０．０１−１０重量％、好ましくは０．０２−５．０重量％、より好ましくは０．０５−４．０重量％配合されるが、さらに忌避剤、殺菌剤、防カビ剤、共力剤、安定剤、香料などを適宣配合して多目的組成物とすることもできる。
【０００６】
本発明で用いられる低級アルコールとしては、メタノール、エタノール、ｎ−プロパノール、イソプロパノール、ｎ−ブタノールなどがあげられ、殺虫原液中に５．０−４０．０重量％配合される。低級アルコールの配合量が少なすぎると殺虫成分の溶解性が劣り、また多すぎると発泡性が悪くなるので不適当である。なお、使用する低級アルコールは、変性、未変性を問わないことはもちろん、性状を損なわない限りにおいて、他の種の溶剤、例えば、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン系溶剤、エチレングリコール、プロピレングリコールなどの多価アルコール類、ジエチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテルなどのエーテル類、イソプロピルミリステート、ブチルステアレート、ヒマシ油などのエステル類、ケロシン、灯油などを適宣添加してもよい。
【０００７】
本発明で用いられる界面活性剤は本発明発泡エアゾール殺虫剤において、発泡性を付与すると共に、前記殺虫成分を殺虫原液中で安定に均一に分散させるために配合されるものであり、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等がいずれも使用可能であるが、非イオン性界面活性剤が望ましい。例えば、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、デカグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油・硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンラノリン・ラノリンアルコール・ミツロウ誘導体、ポリオキシエチレンアルキルアミン・脂肪酸アミドなどが挙げられる。なかでも、モノラウリン酸ソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルが好ましい。これらの界面活性剤は、１種または２種以上の混合物として使用することもでき、その配合割合としては、噴射時泡になる濃度で良く、通常は界面活性剤の総量が原液に対する割合で、０．５−１０．０重量％、好ましくは１．０−５．０重量％が望ましい。界面活性剤の配合量が少ないと原液の安定性が悪かったり、発泡が不十分となることがあり、多すぎると原液の粘性が変わったり、特に低温での安定性が悪くなることがある。
尚、界面活性剤による泡の生成とその安定性・持続性を調節するために、増粘剤（又は発泡調整剤）を配合することも可能である。増粘剤としては、例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコールなどの直鎖高級アルコール、モノステアリルグリセリンエーテル、ラノリンアルコール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノールなどの分枝鎖高級アルコール、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、高級脂肪酸、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、メチルヒドロキシプロピルセルロース、カラギーナン、キサンタンガム等が挙げられ、これらは単独で又は２種以上を併用して用いられる。増粘剤の配合割合としては、原液に対する割合で、０．１−７．５重量％、好ましくは０．２−５．０重量％が望ましい。増粘剤の配合量が少ないと、泡沫の生成と安定性が悪く、一方増粘剤の配合量が多いと、粘性が高くなり製造時の取扱いが難しくなる。
【０００８】
本発明で用いられる水及び低級アルコールに不溶又は難溶の微粉末としては、例えば微粉化されたケイ酸類（例えば定形／無定形の非晶質ケイ酸、無水ケイ酸、含水ケイ酸等）、酸化アルミニウム、カオリン、タルク、酸化チタン、炭酸マグネシウム等の無機粉末や、スターチ、ウレタン、ナイロン、ポリプロピレン等の各種天然・合成有機粉末、ステアリン酸マグネシウム等の塩類を挙げることができ、これらの１種または２種以上を組み併せて使用できる。なかでも微粉化されたケイ酸が好ましい。微粉末ケイ酸はその粒子径、比表面積などの違う各種の品質のものが市販されているが、本発明では、通常は平均粒子径が１−５０μｍ程度のものが好ましく、なかでも平均粒子径が５−３０μｍ程度のものが特に好ましい。なお、好ましいとするこれらの平均粒子径は微粉末ケイ酸以外の粉末にも適用できる尺度である。粒子径が大きすぎるとエアゾールノズルの目詰まりの原因となりやすく、一方粒子径が小さすぎても殺虫液がゲル化するため粘性が高くなり過ぎ、製造時エアゾール容器への充填が困難となることがある。このような微粉末ケイ酸は市販されており、たとえばMizukasil P-78D（水澤化学工業株式会社）、ＳＭＢＣ−３０（富士デヴィソン化学株式会社）等が挙げられる。これらの微粉末の配合量としては、発泡殺虫剤原液に対する割合で、０．５−２０．０重量％であり、好ましくは１．０−１５．０重量％、より好ましくは２．０−１２．５重量％である。
【０００９】
本発明ではさらに水が３０−９０重量％、好ましくは４０−７０重量％配合される。殺虫原液の性状を安定に保持するために、脱イオン等の処理を施した精製水の使用が好ましく、さらに任意の成分として、ｐＨ調整剤（例えば、クエン酸、脂肪酸またはコハク酸もしくはこれらの塩、例えば、ケイ酸塩、リン酸塩または重硫酸ナトリウム等）や香料などを配合することもできる。
【００１０】
本発明の発泡エアゾール殺虫剤は、上記所定量の殺虫成分、低級アルコール、界面活性剤、増粘剤、微粉末及び精製水を混合・撹拌して均一な懸濁液（殺虫原液）とした後、所定量の噴射剤とともにエアゾール容器に充填して製造することができる。なお、配合成分の溶解性や混合液の粘性等に応じて各成分の添加順序は適宜変更する。殺虫原液と噴射剤は重量比で７０：３０−９８：２の範囲、好ましくは８０：２０−９５：５の範囲である。
【００１１】
本発明に使用できる噴射剤は、一般に知られているものを使用することができる。例えば、プロパン、ノルマルブタン、イソブタン、イソブチレン、ジメチルエーテル、炭酸ガス、窒素ガス及びフロンガス等が挙げられる。噴射剤が少ないと得られるガス圧力が低く、充分な泡量が得られないほか、薬剤が均一に噴射されにくくなる、エアゾルバルブが目詰まりしやすくなる、噴射剤が先に出尽くして残った薬剤が噴射できなくなる等の不都合が生じる。又、噴射剤が多いと得られるガス圧力が高く、消泡性が高くなるため泡の形成不全、泡の保持時間の短縮を引き起こすほか、噴出の勢いが強すぎるために殺虫成分を含んだ泡や微粉末成分の飛散を招く。
【００１２】
本発明は、前記内容液処方をエアゾール容器に充填し、該内容液を泡沫状に噴出させ塗布することに特徴を有する。エアゾール容器の構造は、耐圧容器と噴射バルブから構成され、従来の噴霧用エアゾールと比べて何ら特別な機構を必要としないが、例えば、ノズル孔径や形状を従来のものから変更させて目的に応じた噴出量を適宣選択することは自由である。
【００１３】
こうして得られた本発明発泡エアゾール殺虫剤は、殺虫成分が泡状に噴出するため、殺虫成分を均一に塗布することができると同時に、溶液を塗布する場合のような吸入の危険や液ダレの心配が少なく、使用性もきわめて良好である。さらに、発泡成分に加えて微粉末を配合しているので、微粉末の種類及び配合量が泡の安定性に影響することを利用して処理後の泡の持続時間をコントロールすることも可能で、消泡後は、殺虫成分を付着又は吸着した該微粉末が殺虫効力を長時間保持するというメリットを有している。従って、本発明は家屋内外の庭、玄関、居間、台所、窓サッシ、壁などの害虫が通過しうる場所に塗布処理をほどこし、アリ、ゴキブリ、ダンゴムシ、カメムシ、ワラジムシ、ナメクジ、ムカデ、ヤスデ、クモ、ゲジ等各種害虫に高い駆除・予防効果を奏する発泡エアゾール殺虫剤とこれを用いた塗布方法を提供するものである。
【００１４】
【発明の実施の形態】
【００１５】
【実施例】
下記処方の実施例及び比較例に相当するエアゾール剤を調製し、殺虫効果を比較した。

上記混合液９３重量％に対し液化石油ガス７重量％を加えエアゾール容器（容量３００ｍｌ）に充填した。
実施例２
微粉化ケイ酸を５．０重量％及び精製水を５３．８重量％用いた以外は実施例１と同様にしてエアゾール容器に充填した。
比較例
微粉化ケイ酸を配合せず、精製水を５８．８重量％を用いた以外は実施例１、２と同様にしてエアゾール容器に充填した。
（アリに対するバリアー試験）
庭土又は砂を厚さ約５ｃｍに敷き詰め、その表面にエアゾール約０．８ｇを直径約７ｃｍ、幅及び高さ約２ｃｍの環状にスプレーし薬剤を塗布した。白熱灯下ドライヤーにて乾燥・消泡し、その直後及び一晩放置後、環の内側にヤマトアシナガアリを放ち、自力で環外に脱出したものを捕獲して別の容器に入れ、ノックダウン状況を観察した。
【００１６】
【表１】

【００１７】
（アリに対する限定時間接触試験）
直径１０ｃｍのペーパータオル上に、エアゾール約０．２４ｇをスプレーして薬剤を均一に塗布し、白熱灯下で加温して消泡・乾燥後、薬剤塗布部にヤマトアシナガアリ１０匹を1分間接触させた。接触後、別の容器に移し、ノックダウン状況を観察した。
【００１８】
【表２】

【００１９】
試験の結果、本発明の微粉末含有発泡エアゾール殺虫剤は、消泡・乾燥直後のみならず、消泡・乾燥後一晩放置した状態においても優れたノックダウン効果を示したことから、極めて効率的・実用的な発泡塗布方式を提供することが認められた。これに対し、比較例で示されるように、微粉末を配合しない場合は、消泡・乾燥直後、一晩放置後ともに、ノックダウン効果は明らかに低かった。
【００２０】
【発明の効果】
本発明は、直接噴射や噴射直後のみならず、塗布後時間が経過して消泡・乾燥した状態においても優れた殺虫効果を示し、また塗布の状態も良好で、アリやゴキブリ等の大小様々な匍匐害虫駆除用に供される従来の発泡性エアゾール殺虫剤においていまだ十分に果たし得なかった効力の増強及び効力の持続などの要求を満足する新しい微粉末含有発泡性エアゾール殺虫剤これを用いた殺虫成分塗布方法を提供するものである。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to an effervescent aerosol insecticide suitable for controlling large and small insect pests such as ants and cockroaches, and an insecticidal component coating method using the same.
[0002]
[Prior art]
As one of the methods for controlling moth pests, a method of spraying an insecticide together with a foaming component has been known. This is usually achieved by dissolving or dispersing an insecticidal active ingredient in an appropriate solvent, enclosing it in a sealed container together with an appropriate foaming component such as a surfactant and an appropriate pressure source such as liquefied petroleum gas, and the insecticidal active ingredient from a nozzle. Is sprayed in the form of foam and applied directly to the pest body or indirectly to the pest nesting or passage. This method has advantages such as less risk of inhalation by attaching to the human body and breathing compared to simple aerosols, but in particular in the case of indirect application, the efficacy and duration of the insecticidal component keeps bubbles. It tends to depend on time, and after the disappearance of bubbles, the efficacy of the insecticidal component is remarkably reduced, and a sufficient insecticidal effect over a long time cannot be expected.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention is a new foam that satisfies the demands such as enhanced efficacy and sustained efficacy that could not be sufficiently achieved with conventional foaming aerosol pesticides used for extermination of various pests such as ants and cockroaches. An object is to provide a sex aerosol insecticide.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The present inventor discovered that the above object can be achieved by adding a specific fine powder component in a conventional foaming insecticide for pest control, and completed the present invention. That is, the present invention
(I) Insecticidal component 0.01-10.0% by weight,
(B) Lower alcohol 5.0-40.0% by weight,
(C) Nonionic surfactant 0.5-10.0% by weight,
(D) Thickener 0.1-7.5% by weight,
(E) a fine powder insoluble or hardly soluble in water and lower alcohol, preferably 0.5-20.0% by weight of a fine powder of silicic acid having an average particle size of 1-50 μm,
(F) 30.0-90.0% by weight of water,
An aerosol solution containing 70 to 98% by weight of an insecticide stock solution containing 2 to 30% by weight and an aerosol container filled with an inner solution containing 2 to 30% by weight of a propellant. And an insecticidal component coating method using the same.
[0005]
Examples of the insecticidal component used in the present invention include pyrethroid insecticides, pyrethroid-like insecticides, organophosphorus agents, carbamate agents, insect growth disruptors, etc., but pyrethroid insecticides from the standpoint of efficacy and safety Or a carbamate agent is preferable. Examples of pyrethroid insecticides include transfluthrin, allethrin, praretrin, phenothrin, tetramethrin, imiprothrin, cyphenothrin, fenvalate, permethrin, cypermethrin, etofenprox, cyfluthrin, bifenthrin, and the like, and carbamate agents such as propoxol. However, the present invention is not limited thereto, and when there are optical isomers or geometric isomers, it is needless to say that each of them and any mixture thereof are included. In the present invention, one or more of these insecticidal components are 0.01-10% by weight, preferably 0.02-5.0% by weight, more preferably 0.05-4.0% in the insecticidal stock solution. Although it is blended by weight%, a multipurpose composition can be prepared by appropriately blending repellents, bactericides, fungicides, synergists, stabilizers, fragrances and the like.
[0006]
Examples of the lower alcohol used in the present invention include methanol, ethanol, n-propanol, isopropanol, n-butanol and the like, and 5.0 to 40.0% by weight is mixed in the insecticidal stock solution. If the amount of the lower alcohol is too small, the solubility of the insecticidal component is inferior, and if it is too large, the foamability is deteriorated, which is inappropriate. The lower alcohol used may be modified or unmodified, and of course other solvents such as ketone solvents such as acetone and methyl ethyl ketone, ethylene glycol, propylene glycol, etc. Polyhydric alcohols, ethers such as diethyl ether, ethylene glycol monoethyl ether and diethylene glycol monobutyl ether, esters such as isopropyl myristate, butyl stearate and castor oil, kerosene, kerosene and the like may be added as appropriate.
[0007]
The surfactant used in the present invention is a foamed aerosol insecticide of the present invention, which imparts foamability and is blended in order to disperse the insecticidal component stably and uniformly in the insecticide stock solution, and is nonionic. Surfactants, anionic surfactants, cationic surfactants, amphoteric surfactants and the like can be used, but nonionic surfactants are desirable. For example, sorbitan fatty acid ester, glycerin fatty acid ester, decaglycerin fatty acid ester, polyglycerin fatty acid ester, polyoxyethylene sorbitan fatty acid ester, polyoxyethylene glycerin fatty acid ester, polyethylene glycol fatty acid ester, polyoxyethylene alkyl ether, polyoxyethylene polyoxy Examples include propylene alkyl ether, polyoxyethylene alkylphenyl ether, polyoxyethylene castor oil / hardened castor oil, polyoxyethylene lanolin, lanolin alcohol, beeswax derivative, polyoxyethylene alkylamine, fatty acid amide, and the like. Of these, sorbitan fatty acid esters such as sorbitan monolaurate and polyoxyethylene sorbitan fatty acid esters such as polyoxyethylene sorbitan monolaurate are preferred. These surfactants can also be used as one or a mixture of two or more, and the blending ratio thereof may be a concentration that causes foaming at the time of injection, and the total amount of surfactant is usually a ratio with respect to the stock solution, 0.5 to 10.0% by weight, preferably 1.0 to 5.0% by weight is desirable. If the blending amount of the surfactant is small, the stability of the stock solution may be poor or foaming may be insufficient. If the amount is too large, the viscosity of the stock solution may change, or the stability at low temperatures may be deteriorated.
In addition, it is also possible to mix | blend a thickener (or foaming regulator) in order to adjust the production | generation of the foam by surfactant, and its stability and sustainability. As the thickener, for example, linear higher alcohols such as lauryl alcohol, cetyl alcohol, stearyl alcohol, behenyl alcohol, myristyl alcohol, oleyl alcohol, monostearyl glycerin ether, lanolin alcohol, hexyl decanol, isostearyl alcohol, octyldodecanol Branched chain higher alcohols such as polyethylene glycol, polyvinyl pyrrolidone, hydroxyethyl cellulose, carboxymethyl cellulose, sodium alginate, polyvinyl alcohol, higher fatty acids, hydroxypropyl cellulose, sodium polyacrylate, carboxyvinyl polymer, methyl hydroxypropyl cellulose, carrageenan, xanthan gum These may be used alone or in combination of two or more. Used in use. The blending ratio of the thickener is 0.1-7.5% by weight, preferably 0.2-5.0% by weight, based on the stock solution. If the blending amount of the thickener is small, foam formation and stability are poor. On the other hand, if the blending amount of the thickener is large, the viscosity becomes high and handling during production becomes difficult.
[0008]
Examples of fine powders insoluble or hardly soluble in water and lower alcohol used in the present invention include finely divided silicic acids (eg, amorphous / amorphous amorphous silicic acid, anhydrous silicic acid, hydrous silicic acid, etc.), Examples include inorganic powders such as aluminum oxide, kaolin, talc, titanium oxide, and magnesium carbonate, various natural and synthetic organic powders such as starch, urethane, nylon, and polypropylene, and salts such as magnesium stearate. Or two or more kinds can be used in combination. Of these, finely divided silicic acid is preferred. The fine powdered silicic acid is commercially available in various qualities having different particle diameters, specific surface areas, etc., but in the present invention, those having an average particle diameter of usually about 1-50 μm are preferred. Is particularly preferably about 5-30 μm. In addition, these preferable average particle diameters are a scale applicable to powders other than fine powder silicic acid. If the particle size is too large, the aerosol nozzle tends to be clogged.On the other hand, if the particle size is too small, the insecticide will gel and the viscosity becomes too high, making it difficult to fill the aerosol container during production. is there. Such fine powder silicic acid is commercially available, and examples thereof include Mizukasil P-78D (Mizusawa Chemical Co., Ltd.) and SMB C-30 (Fuji Devison Chemical Co., Ltd.). The blending amount of these fine powders is 0.5-20.0% by weight, preferably 1.0-15.0% by weight, more preferably 2.0-12, as a proportion of the foaming insecticide stock solution. .5% by weight.
[0009]
In the present invention, water is further added in an amount of 30 to 90% by weight, preferably 40 to 70% by weight. In order to stably maintain the properties of the insecticidal stock solution, it is preferable to use purified water that has been subjected to treatment such as deionization. Furthermore, as an optional component, a pH adjuster (for example, citric acid, fatty acid, succinic acid, or a salt thereof) For example, silicate, phosphate, sodium bisulfate, etc.) and perfume can also be blended.
[0010]
The foaming aerosol insecticide of the present invention is obtained by mixing and stirring the above-mentioned predetermined amounts of insecticide ingredients, lower alcohol, surfactant, thickener, fine powder and purified water to obtain a uniform suspension (insecticide stock solution). It can be manufactured by filling an aerosol container together with a predetermined amount of propellant. In addition, the addition order of each component is suitably changed according to the solubility of a compounding component, the viscosity of a liquid mixture, etc. The insecticidal stock solution and the propellant are in the range of 70: 30-98: 2 by weight, preferably in the range of 80: 20-95: 5.
[0011]
As the propellant that can be used in the present invention, generally known propellants can be used. Examples thereof include propane, normal butane, isobutane, isobutylene, dimethyl ether, carbon dioxide gas, nitrogen gas, and chlorofluorocarbon gas. If the amount of propellant is low, the resulting gas pressure is low, sufficient foam volume cannot be obtained, the drug is difficult to be sprayed uniformly, the aerosol valve is likely to be clogged, and the propellant is exhausted first and left behind Inconveniences such as inability to inject. In addition, if there is a large amount of propellant, the resulting gas pressure is high and the defoaming property is high, which causes foam formation failure and shortens the retention time of the foam. And cause scattering of fine powder components.
[0012]
The present invention is characterized in that the content liquid formulation is filled in an aerosol container, and the content liquid is ejected and applied in the form of foam. The structure of the aerosol container is composed of a pressure-resistant container and an injection valve, and does not require any special mechanism compared with conventional aerosols for spraying.For example, the nozzle hole diameter and shape can be changed from those of the conventional one, depending on the purpose. It is free to choose the appropriate amount of eruption.
[0013]
The foamed aerosol insecticide of the present invention thus obtained is capable of uniformly applying the insecticidal component because the insecticidal component is ejected in the form of foam, and at the same time, the risk of inhalation and dripping of the solution is applied. There is little worry and usability is very good. Furthermore, since the fine powder is blended in addition to the foaming component, it is possible to control the duration of the foam after treatment by using the fact that the kind and blending amount of the fine powder affects the stability of the foam. After defoaming, the fine powder to which the insecticidal component is adhered or adsorbed has an advantage that the insecticidal efficacy is maintained for a long time. Accordingly, the present invention applies coating treatment to places where pests such as gardens, entrances, living rooms, kitchens, window sashes, and walls inside and outside the house can pass through, and ants, cockroaches, rubber bugs, stink bugs, snails, slugs, centipedes, millipede The present invention provides a foaming aerosol insecticide that exhibits high control and prevention effects on various pests such as spiders and geese, and a coating method using the same.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[0015]
【Example】
Aerosols corresponding to Examples and Comparative Examples having the following formulations were prepared, and their insecticidal effects were compared.

7% by weight of liquefied petroleum gas was added to 93% by weight of the mixed liquid, and the mixture was filled in an aerosol container (capacity 300 ml).
Example 2
An aerosol container was filled in the same manner as in Example 1 except that 5.0% by weight of finely divided silicic acid and 53.8% by weight of purified water were used.
Comparative Example An aerosol container was filled in the same manner as in Examples 1 and 2, except that finely divided silicic acid was not blended and 58.8% by weight of purified water was used.
(Barrier test against ants)
Garden soil or sand was spread over to a thickness of about 5 cm, and about 0.8 g of aerosol was sprayed on the surface in an annular shape having a diameter of about 7 cm, a width and a height of about 2 cm, and the drug was applied. After drying and defoaming with a dryer under incandescent lamp, immediately after leaving overnight, release Yamato Asanagaari inside the ring, capture what escaped outside the ring by itself, put it in another container, knock down The situation was observed.
[0016]
[Table 1]

[0017]
(Limited time contact test for ants)
Spray approximately 0.24g of aerosol on a paper towel with a diameter of 10cm, apply the drug uniformly, heat under incandescent light, defoam and dry, then contact 10 Yamato Ashagari for 1 minute on the drug application part I let you. After contact, it was transferred to another container and the knockdown situation was observed.
[0018]
[Table 2]

[0019]
As a result of the test, the foamed aerosol insecticide containing fine powder of the present invention showed an excellent knockdown effect not only immediately after defoaming / drying but also when left overnight after defoaming / drying. It was recognized to provide a practical and practical foam coating method. On the other hand, as shown in the comparative example, when the fine powder was not blended, the knockdown effect was clearly low both immediately after defoaming / drying and after standing overnight.
[0020]
【The invention's effect】
The present invention shows an excellent insecticidal effect not only in direct injection or immediately after injection, but also in the defoamed / dried state after the application time has passed, and the application state is good, with various sizes such as ants and cockroaches. A new fine-powdered foaming insecticide that satisfies the demands of enhanced efficacy and long-lasting efficacy that have not yet been fully achieved with conventional foaming aerosol insecticides used for the control of various insect pests An insecticidal component application method is provided.

Claims

Insecticidal active ingredient 0.01-10.0% by weight,
Lower alcohol 5.0-40.0% by weight,
0.5 to 10.0% by weight of surfactant,
Thickener 0.1-7.5% by weight,
Silicic acid fine powder with an average particle size of 1-50 μm 0.5-20.0 wt% and water 30.0-90.0 wt%
A pest control foamable aerosol comprising 70-98% by weight of an insecticidal stock solution containing 2 and 30% by weight of a propellant.

The foamable aerosol for pest control according to claim 1, wherein the insecticidal active ingredient is propoxur.

An insecticidal component coating method comprising spraying and applying the foaming aerosol agent for controlling insects according to claim 1 or 2 to a place where insects can pass in a foam form.