JP4188758B2 - Crossing board device for railway vehicles - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は鉄道車両の渡り板装置に関するもので、より詳しくは鉄道車両の連結部における通路に設けられる渡り板装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、前記のような渡り板装置としては、隣接する車両にそれぞれサン板を、固定あるいは平面上において回転可能に突設し、該両サン板間に亀甲形の渡り板をリンク連結したものが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
【0003】
また、数本のゴム製可撓管を並設するとともにその両端を固着し、これらの可撓管に多数本の踏板を並設した、すのこ状のものも知られている(例えば、特許文献3参照)。
【0004】
また、多数の角部材を平行に配列し、これらを、配列方向と直角方向に貫通した連結部材で連結したものも知られている(例えば、特許文献4参照)。
【0005】
また、剛性を有する複数の梁を弾性結合材で結合したものも知られている(例えば、特許文献5参照)。
【0006】
更に、多数の条片の両端をそれぞれ支持成形材によって案内され、かつ保持したものも知られている(例えば、特許文献6参照)。
【0007】
【特許文献1】
実公昭44−25609号公報(第1頁、第1図)
【特許文献2】
実公昭44−30495号公報(第1頁、第1図)
【特許文献3】
実公昭35−23010号公報(第1頁、第1図)
【特許文献4】
実公昭63−40057号公報(第1頁、第1図)
【特許文献5】
実開昭60−61968号公報(第4頁、第3図)
【特許文献6】
特開昭63−53166号公報(第3頁、Fig.1)
【0008】
【発明を解決しようとする課題】
前記特許文献1及び2の構造においては、渡り板が、車両変位時において車体に当たらないように、その渡り板の角が切欠されているため、通常時における通路面を狭くするとともに、サン板と渡り板との間に凹凸が生じるため通行しにくくする問題がある。更に、激しい車両の動揺で、リンク装置も傷みやすい問題もある。
【0009】
また、前記特許文献3の構造においては、可撓管の上面から踏板が突出しているため通路面の平面度が得られない問題がある。
【0010】
また、前記特許文献4及び5の構造においては、連接台車用であり、ボギー台車で連結車両妻面相互が平行変位するものには適用できない問題がある。
【0011】
更に、前記特許文献6の構造においては、条片、滑り片などの摺動部材が多く、精度の確保を要し、保守に工数がかかる問題がある。
【0012】
そこで本発明は前記の問題を解決し、通路面をできるだけ広くし、通路面の段差と隙間をなくし、簡単な構造にして耐久性の良い鉄道車両の渡り板を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、車幅方向に配置され、体内に空間を有する弾性材からなる枠棧を複数並設するとともにその隣接する枠棧の側面相互を摺動可能に接触させた状態を保持し、連結された車両間には、車幅方向の両側に位置して水平方向に回転可能な支持枠を設け、該両支持枠に前記各枠棧の両端部を水平方向に回転可能で、かつ車幅方向と直交する方向に移動可能に支持したことを特徴とするものである。
【0014】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記枠棧の空間を、枠棧の横断面における上部の一方の隅部と下部の他方の隅部に形成し、前記枠棧の上部の他方の隅部と下部の一方の隅部に芯金を挿通し、隣接する枠棧において、一方の枠棧の芯金部が他方の枠棧の空間部に対応するようにしたものである。
【0015】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記車両間に配置された一方の支持枠に、その軸方向に長いガイド穴を形成し、前記各枠棧の一方の端部に保持ピンを突設して該保持ピンを前記ガイド穴に嵌合し、各枠棧の他方の端部を他方の支持枠に対して自由端としたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態を図に示す実施例に基づいて説明する。
【0017】
図1は本発明の渡り板装置を取り付けた車両と幌の側面図、図2は幌から車両の妻面を見た図で、図1のA−A線から見た図、図3は図1のB−B線から見た図で、渡り板装置の平面図である。これらの図は、連結された車両1,1aにそれぞれ幌2,2aを持ち、該幌2,2aの幌金枠3,3aを連結し、渡り板4,4aをつないだ状態を示す。
【0018】
図4は一方の車両1側に設けられた渡り板装置を示す拡大平面図で、この図4に示す構造は、他方の車両1a側の渡り板装置においても同様の構造であるため、この一方の渡り板装置について説明する。
【0019】
なお、図3において、X−X方向を車幅方向とし、Y−Y方向を車両の長手方向とする。
【0020】
一方の車両1の妻面には連結通路の周囲を囲むように幌2が設けられており、この幌2の先端には幌金枠3が固設されている。該幌金枠3の下枠(図6参照)における両側部(車幅方向の両側部)には固定ピン5,6が上方へ突設されている。車両1の妻面部には、車両1側の床板7の両側部に位置して、図4及び図6に示すように空隙部8,9が形成されており、該空隙部8,9の取付床10にはガイドピン11,12が上方へ突設されている。前記両固定ピン5,6と両ガイドピン11,12は、車両1,1aの通常走行時には図6に示すように、略同一の高さに位置するように設けられているとともに、図4に示すように、一方の固定ピン5と一方のガイドピン11を結ぶ線と、他方の固定ピン6と他方のガイドピン12を結ぶ線とが略平行するように設けられている。
【0021】
前記一方の固定ピン5と一方のガイドピン11間には、図5に示すように横断面形状を、内側が開口したコ字状に形成した固定側の支持枠13が架設されている。該固定側の支持枠13と一方の固定ピン5とは、固定側の支持枠13側に形成した穴14を一方の固定ピン5に水平方向に回転可能に嵌合し、固定側の支持枠13が一方の固定ピン5を中心として水平方向に回転できるように連結されている。また、固定側の支持枠13と一方のガイドピン11とは、固定側の支持枠13に、その軸方向に長い長穴状のガイド穴15を形成し、該ガイド穴15を一方のガイドピン11に嵌合して、固定側の支持枠13と一方のガイドピン11とが相対的に長穴方向に移動可能で、かつ、水平方向に回転できるように連結されている。
【0022】
更に、前記のように断面コ字状に形成した固定側の支持枠13の下辺16と上辺17との間には、図5に示すように嵌合空間18が形成され、更に、上辺16と下辺17には、図4に示すように、固定側の支持枠13の長手方向の中間部において、該固定側の支持枠13の長手方向に沿って長い中間ガイド穴19が形成されている。
【0023】
前記他方の固定ピン6と他方のガイドピン12間には、図5に示すように横断面形状を、内側が開口したコ字状に形成した案内側の支持枠20が架設されている。該案内側の支持枠20と他方の固定ピン6とは、案内側の支持枠20側に形成した穴21を他方の固定ピン6に水平方向に回転可能に嵌合し、案内側の支持枠20が他方の固定ピン6を中心として水平方向に回転できるように連結されている。また、案内側の支持枠20と他方のガイドピン12とは、案内側の支持枠20に、その軸方向に長い長穴状のガイド穴22を形成し、該ガイド穴22を他方のガイドピン12に嵌合して、案内側の支持枠20と他方のガイドピン12とが相対的に長穴方向に移動可能で、かつ水平方向に回転できるように連結されている。
【0024】
更に、前記のように断面コ字状に形成した案内側の支持枠20の下辺23と上辺24との間には、図5に示すように嵌合空間25が形成されている。
【0025】
前記固定側の支持枠13と案内側の支持枠20との間の間隔L1(図4参照)は、後述する枠棧によって所定幅の渡り板が形成できる長さに設定されている。
【0026】
前記固定側の支持枠13と案内側の支持枠20との間には、図4に示すように2本の中枠26,27が、固定側の支持枠13及び案内側の支持枠20と並行して配置されている。該中枠は1本でもよく、また複数本でもよい。該中枠26,27の横断面形状は図5に示すように下側が開口したコ字状に形成され、その上辺28,29は、前記固定側の支持枠13の下辺16及び案内側の支持枠20の下辺23と同一平面上に位置するように設定されている。
【0027】
更に、前記各中枠26,27は、前記固定側の支持枠13及び案内側の支持枠20と同様に、幌金枠3の下辺に突設した固定ピン30,31に、一端に形成した穴32,33を嵌合し、車両1側に突設したガイドピン34,35に、他端に形成した長穴状のガイド穴36,37を嵌合して配設され、中枠26,27が固定ピン30,31に対して水平方向に回転可能で、ガイドピン34,35に対して相対的に長穴方向に移動可能で、かつ、水平方向に回転できるように連結されている。
【0028】
前記固定側の支持枠13と案内側の支持枠20間には、角棒状の複数の枠棧38が図4に示すように架設されている。更に、図5に示すように枠棧38の一端は前記固定側の支持枠13の嵌合空間18に摺動可能に挿入して支持され、枠棧38の他端は前記案内側の支持枠20の嵌合空間25に摺動可能に挿入して支持されている。更に、前記枠棧38の中間部は図5に示すように中枠26,27で摺動可能に支持され、枠棧38の補強をしている。
【0029】
前記枠棧38は複数本相互に並設して設けられ、その隣接する枠棧38の側面相互が面接触的に接触し、かつ摺動するように配置されている。この枠棧38は,図の実施例では6本(38−1〜38−6)設けられているが,この6本に限るものではなく、所望数設けるものである。
【0030】
前記固定側の支持枠13には、前記のように配置された複数本の枠棧38−1〜38−6における固定側の支持枠13に挿入された各端部に貫通する保持ピン39が、固定側の支持枠13をも貫通して設けられている。すなわち、前記のように相互に面接触して配置された各枠棧38−1〜38−6毎に貫通する保持ピン39が複数、図の実施例では6本設けられており、各枠棧38−1〜38−6が保持ピン39−1〜39−6を中心として水平方向に回転可能に保持されている。
【0031】
また、固定側の支持枠13の下辺16と上辺17には、前記各保持ピン39−1〜39−6が遊嵌する中間ガイド穴19が形成されており、該中間ガイド穴19は、前記全ての保持ピン39−1〜39−6が嵌るように、固定側の支持枠13の長手方向に長い長穴状に形成されているとともに、並設された枠棧38−1〜38−6における両端に位置する枠棧38−1、38−6の保持ピン39−1、39−6間の間隔が設定以上に広がらないように保持できる長さに形成されている。
【0032】
前記案内側の支持枠20側には前記固定側の支持枠13に設けた保持ピンは設けられておらず、案内側の支持枠20に挿入された各枠棧38−1〜38−6の他端部は、案内側の支持枠20の下辺23で摺動可能に支持されて自由端になっている。
【0033】
前記各枠棧38−1〜38−6は弾性のある軟質材で角棒状に形成されている。該各枠棧38−1〜38−6について図9により詳述する。
【0034】
各枠棧38−1〜38−6は横断面が方形に形成され、その各枠棧38−1〜38−6の上面を平面に形成して、各枠棧の上面が略同一面になるように形成されている。
【0035】
更に、最外側に位置する枠棧38−1,38−6と、その内側に位置する枠棧38−2,38−5には、下端が開口する縦溝41と、該縦溝41の上側において隣接する枠棧側へ屈曲した横溝42とからなる逆L状の係止溝が形成されており、これら隣接する枠棧における両縦溝41,41と両横溝42,42に嵌入する片を一体に形成した略C字形状の連結枠43を、両縦溝41,41と両横溝42,42に図9に示すように嵌合して、隣接する枠棧38−1と38−2を、その側面相互が面接触状態で摺動可能に接触させて連結し、また、隣接する枠棧38−6と38−5を、その側面相互が面接触状態で摺動可能に接触させて連結している。
【0036】
また、中間に位置する枠棧38−3と38−4も前記と同様に連結枠43により連結されている。
【0037】
なお、前記縦溝41の溝幅は連結枠43の厚みよりも大きく設定され、また、横溝42の隣接方向の長さは、これに嵌合する連結枠43の片よりも長く形成されている。すなわち、図9に示すように、連結枠43と溝との関係は、通常時は隣接する枠棧を、その側面相互が密着するように連結枠43で保持し、枠棧相互間に側方からの圧縮力が生じた場合には、枠棧が圧縮変形できるようになっている。
【0038】
前記枠棧38の横断面における上部の他方の隅部には上芯金用の穴44が、枠棧38の長手方向に貫通して形成され、また、上部の一方の隅部には上穴からなる空間45が、枠棧38の長手方向に貫通して形成されている。更に、下部の他方には下穴からなる空間46が、枠棧38の長手方向に貫通して形成され、下部の一方の隅部には下芯金用穴47が、枠棧38の長手方向に貫通して形成されている。すなわち、枠棧38の軸芯を中心として上芯金用穴44と下芯金用穴47が対称位置に配置され、空間45と空間46が対称位置に配置されている。そして、前記上芯金用穴44には硬質の上芯金48が挿通配置され、前記下芯金用穴47には硬質の下芯金49が挿通配置されており、この芯金48,49により各枠棧38−1〜38−6の上方からの荷重に対する所定の強度が確保されている。
【0039】
したがって、隣接する枠棧38相互において、一方の枠棧38における上芯金48部が他方の枠棧38における空間45部に対向し、一方の枠棧38における空間46部が他方の枠棧38における下芯金49部に対向するようになっている。
【0040】
一方の車両1の妻面側には、車両1の床面7と同一位置において、車両サン板50が起伏可能に突設されており、該車両サン板50を倒伏してその先部を前記複数の枠棧38−1〜38−6で形成された渡り板4の端部に図示のように載置することにより、前記渡り板4と車両間に形成された空間52を塞ぐようになっている。
【0041】
また、幌金枠3の下辺には図に示すように、前記複数の枠棧38−1〜38−6で形成された渡り板の端部と幌金枠3との間に形成された空間53を塞ぐ金枠サン板51が設けられている。
【0042】
なお、他方の車両1aと他方の幌金枠3aの側にも、前記の複数の枠棧38からなる渡り板4とその支持構造と同様な構造の渡り板4aとその支持構造が設けられているが、この側の渡り板4a側の構造については、前記と同様の部分に前記の符号にaを付してその説明は省略する。
【0043】
次に、前記の渡り板4部の作動について説明する。
連結した車両が直線軌道を走行する際には、図3に示すように、車両1,1aの妻面相互が並行状態にあり、渡り板4,4aとその支持枠13,13a,20,20aは図3及び図4に示す状態にある。また、車両1,1aの妻面相互の対向間隔が変動した場合には、各ガイドピン11,12,34,35とガイド穴15,22,36,37とが相対移動してその変動を吸収する。
【0044】
次に、例えば図10に、連結した車両が曲線軌道を走行する例を示すが、このように、車両1,1aの妻面相互が非並行状態に偏倚した場合には、固定側の支持枠13、案内側の支持枠20、中枠26,27が、それぞれのガイドピンとガイド穴により水平方向に回転するとともにガイドピンとガイド穴とが相対移動して追従変位する。また、各枠棧38−1〜38−6も、その固定側の支持枠13側では保持ピン39−1〜39−6を中心として水平方向に回転し、案内側の支持枠20側では案内側の支持枠20内を摺動して追従変位する。
【0045】
また、各枠棧38−1〜38−6は相互に車幅方向に摺動し、各枠棧38−1〜38−6の両端は、図10に示すように、偏倚した幌2に沿った位置に移動する。
【0046】
また、前記のような偏倚時においては、固定側の支持枠13側における各枠棧38−1〜38−6の端部は、図11に示すように変位する。すなわち、各枠棧38−1〜38−6の軸方向に対して直交する方向における両側の固定ピン39−1と39−6との間の距離L2は、図4の直線軌道走行時の距離L3よりも短くなる。
【0047】
したがって、車両の直線軌道走行状態で各枠棧38−1〜38−6の側面が相互に密着している状態から車両が図11に示すように偏倚すると、各枠棧38−1〜38−6は、その軸方向と直交する方向において圧縮され、その方向の全幅において、直線軌道走行時が図12のWで示す幅であったものが、W1分圧縮されて短くなる。
【0048】
このとき、図12に示すように、隣接する一方の枠棧に挿通した上芯金48部が隣接する他方の枠棧における空間45部を押しつぶして移動し、隣接した他方の枠棧に挿通した下芯金49部が一方の枠棧における空間46部を押しつぶして移動する。また、溝41,42も押しつぶされる。これにより、前記W1の圧縮量が吸収される。また、芯金部は硬いため、該部による空間部への押圧が確実に行われ、枠棧の所定の変形を行うことができる。
【0049】
したがって、前記のような圧縮が生じても、各枠棧38−1〜38−6の上面はほとんど上方へ膨れ上がらず、その上面にはほとんど段差が生じることがなく、各枠棧で形成される渡り面全体が略同一平面になり、通行に快適な歩行面を提供することができる。
【0050】
また、隣接する枠棧は、その側面が密着するように連結枠43で連結されているため、車両がどのような動きをしたときにも、各枠棧38−1〜38−6間に隙間が生じることはない。
【0051】
なお、前記実施例は各枠棧38−1〜38−6の一方の側のみに保持ピン39を貫通し、該保持ピン39を固定側の支持枠13に形成したガイド穴19に嵌合したが、各枠棧38−1〜38−6の他方の側にも前記の保持ピン39と同様の保持ピンを設け、案内側の支持枠20側にも前記のガイド穴19と同様のガイド穴を設け、該ガイド穴に保持ピンを嵌合するようにしてもよい。
【0052】
また、前記実施例は、車両連結間に2個の幌2,2aと、2個の渡り板4,4aを設ける場合の例であるが、本発明は、車両連結間に1個の幌と1個の渡り板を設ける場合にも適用できるものである。この場合には、前記の幌金枠3への取付構造を他方の車両側に適用すればよい。
【0053】
【発明の効果】
以上のようであるから本発明によれば、車両間が偏倚した場合に、各枠棧相互が並行移動して、その各枠棧の車幅方向の端部が、偏倚した幌の面に沿って移動し、渡り板が平面的に偏倚するため、渡り板を車幅方向に幌の近くまで長く形成でき、渡り板の通行面を広く設けることができる。そのため、通行の安全性を高めることができる。
【0054】
更に、車両の偏倚時などにおいて各枠棧の側面が相互に押し付けられた場合には、各枠棧内に空間を形成したことにより、各枠棧の圧縮量を空間部で吸収し、各枠棧の上面での膨れ上がりが防止されるため、渡り板全体の通行面の平面性も確保し、通行しやすくなる。
【0055】
更に、本発明の渡り板装置は、連結された車両のあらゆる複雑な偏倚に対応できるため、ボギー台車、連接台車を問わず、どのような車両の連結部にも適用できる利点がある。
【0056】
更に、前記従来の特許文献6のものに比べて構造が簡易で、保守が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すもので、渡り板装置を取り付けた車両と幌の側面図。
【図2】図1のA−A線から見た図。
【図3】図1のB−B線から見た拡大平面図。
【図4】図3における一方の渡り板部を示す拡大平面図。
【図5】図4におけるC−C線断面図。
【図6】図4におけるD−D線断面図。
【図7】図4におけるE−E線断面図。
【図8】図4におけるF−F線断面図。
【図9】図7における枠棧部の拡大断面図。
【図10】図3の状態から偏倚した状態を示す平面図。
【図11】図10の一部拡大図。
【図12】図11におけるG−G線断面図。
【符号の説明】
1,1a 車両
2,2a 幌
3,3a 幌金枠
4,4a 渡り板
5,6,11,12 ピン
13,20 支持枠
15,19,22 ガイド穴
38−1〜38−6 枠棧
39 保持ピン
45,46 空間
48,49 芯金
X−X 車幅方向[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a railroad crossing board device, and more particularly to a crossover board device provided in a passage in a connecting portion of a railcar.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as such a transition board device, a sun board is fixed to each adjacent vehicle and protruded so as to be fixed or rotatable on a plane, and a tortoiseshell shaped bridge board is linked between the two sun boards. (For example, see
[0003]
Also known is a sword-like one in which several rubber flexible tubes are juxtaposed and both ends thereof are fixed, and a large number of treads are juxtaposed on these flexible tubes (for example, Patent Documents). 3).
[0004]
Also known is a structure in which a large number of corner members are arranged in parallel and these are connected by a connecting member penetrating in a direction perpendicular to the arrangement direction (see, for example, Patent Document 4).
[0005]
Also known is a structure in which a plurality of rigid beams are coupled by an elastic coupling material (see, for example, Patent Document 5).
[0006]
Further, there is also known one in which both ends of a large number of strips are guided and held by a support molding material (see, for example, Patent Document 6).
[0007]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication No. 44-25609 (first page, FIG. 1)
[Patent Document 2]
Japanese Utility Model Publication No. 44-30495 (first page, FIG. 1)
[Patent Document 3]
Japanese Utility Model Publication No. 35-23010 (first page, Fig. 1)
[Patent Document 4]
Japanese Utility Model Publication No. 63-40057 (first page, FIG. 1)
[Patent Document 5]
Japanese Utility Model Publication No. 60-61968 (
[Patent Document 6]
Japanese Unexamined Patent Publication No. 63-53166 (
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
In the structures of
[0009]
Moreover, in the structure of the said
[0010]
Moreover, in the structure of the said
[0011]
Furthermore, in the structure of
[0012]
SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, an object of the present invention is to solve the above-mentioned problems, and to provide a railroad bridge plate having a simple structure with a wide passage surface as much as possible, eliminating steps and gaps on the passage surface, and having a simple structure. is there.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to
[0014]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, the space of the frame rod is formed at one upper corner portion and the other lower corner portion in the cross section of the frame rod, A metal core is inserted into the other corner of the upper part and one corner of the lower part, and in the adjacent frame rod, the core metal portion of one frame rod corresponds to the space portion of the other frame rod. is there.
[0015]
According to a third aspect of the present invention, in the first or second aspect of the present invention, a guide hole that is long in the axial direction is formed in one support frame disposed between the vehicles, and one end of each of the frame rods is formed. A holding pin protrudes from the portion, the holding pin is fitted into the guide hole, and the other end of each frame rod is a free end with respect to the other support frame.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Preferred embodiments of the present invention will be described based on examples shown in the drawings.
[0017]
FIG. 1 is a side view of a vehicle and a hood to which the crossing board device of the present invention is attached, FIG. 2 is a view of the wife's face of the vehicle from the hood, a view seen from the line AA in FIG. It is the figure seen from the BB line | wire, and is a top view of a crossing board apparatus. These drawings show a state in which the connected
[0018]
FIG. 4 is an enlarged plan view showing a transition board device provided on one
[0019]
In FIG. 3, the XX direction is the vehicle width direction, and the YY direction is the longitudinal direction of the vehicle.
[0020]
A
[0021]
Between the one fixed
[0022]
Further, a
[0023]
Between the other fixed
[0024]
Further, as shown in FIG. 5, a
[0025]
A distance L1 (see FIG. 4) between the fixed-
[0026]
As shown in FIG. 4, two
[0027]
Further, each of the middle frames 26 and 27 is formed at one end on fixing
[0028]
Between the fixed
[0029]
A plurality of the
[0030]
The fixed
[0031]
Further, an
[0032]
The holding pins provided on the fixed
[0033]
Each of the frame rods 38-1 to 38-6 is made of an elastic soft material and is formed in a square bar shape. Each frame rod 38-1 to 38-6 will be described in detail with reference to FIG.
[0034]
Each frame rod 38-1 to 38-6 is formed in a square cross section, and the upper surface of each frame rod 38-1 to 38-6 is formed in a plane, and the upper surface of each frame rod is substantially the same surface. It is formed as follows.
[0035]
Further, the frame rods 38-1 and 38-6 positioned on the outermost side and the frame rods 38-2 and 38-5 positioned on the inner side thereof have a
[0036]
Further, the frame rods 38-3 and 38-4 positioned in the middle are also connected by the connecting
[0037]
The groove width of the
[0038]
An upper
[0039]
Therefore, in the
[0040]
On one end of the
[0041]
Further, as shown in the figure, a
[0042]
In addition, on the side of the
[0043]
Next, the operation of the above-mentioned
When the connected vehicle travels on a straight track, as shown in FIG. 3, the wives of the
[0044]
Next, for example, FIG. 10 shows an example in which a connected vehicle travels on a curved track. In this way, when the end faces of the
[0045]
Each frame rod 38-1 to 38-6 slides in the vehicle width direction, and both ends of each frame rod 38-1 to 38-6 are along the
[0046]
Further, at the time of such a deviation, the end portions of the frame rods 38-1 to 38-6 on the fixed
[0047]
Therefore, when the vehicle deviates as shown in FIG. 11 from the state in which the side surfaces of the respective frame rods 38-1 to 38-6 are in close contact with each other in a straight track running state of the vehicle, the respective frame rods 38-1 to 38- 6 is compressed in a direction orthogonal to the axial direction, and the entire width in that direction is the width indicated by W in FIG.
[0048]
At this time, as shown in FIG. 12, the
[0049]
Therefore, even if the compression as described above occurs, the upper surface of each frame rod 38-1 to 38-6 hardly bulges upward, and almost no step is formed on the upper surface. The entire transition surface becomes substantially the same plane, and a comfortable walking surface can be provided for traffic.
[0050]
Further, since the adjacent frame rods are connected by the connecting
[0051]
In the embodiment, the holding
[0052]
The above embodiment is an example in which two
[0053]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, when the vehicles are deviated from each other, the frame eaves move in parallel with each other, and the ends of the frame eaves in the vehicle width direction follow the surface of the deviated hood. Since the crossing plate is displaced in a plane, the crossing plate can be formed long in the vehicle width direction to the vicinity of the hood, and the crossing surface of the crossing plate can be provided widely. Therefore, traffic safety can be improved.
[0054]
Further, when the side surfaces of the frame rods are pressed against each other when the vehicle is biased, etc., the space is formed in each frame rod, so that the compression amount of each frame rod is absorbed by the space portion, and each frame Since the swelling of the upper surface of the bag is prevented, the flatness of the passage surface of the entire transition board is ensured and the passage becomes easy.
[0055]
Furthermore, since the transition board device of the present invention can cope with all complicated deviations of the connected vehicles, there is an advantage that it can be applied to any connecting portion of a vehicle regardless of a bogie or a connected cart.
[0056]
Furthermore, the structure is simpler than that of the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a vehicle and a hood to which a cross board device is attached, showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a view taken along line AA in FIG.
FIG. 3 is an enlarged plan view taken along line BB in FIG.
4 is an enlarged plan view showing one of the crossing plate portions in FIG. 3. FIG.
5 is a cross-sectional view taken along line CC in FIG.
6 is a sectional view taken along line DD in FIG.
7 is a cross-sectional view taken along line EE in FIG.
8 is a cross-sectional view taken along line FF in FIG.
9 is an enlarged cross-sectional view of the frame collar portion in FIG.
10 is a plan view showing a state deviated from the state of FIG. 3. FIG.
11 is a partially enlarged view of FIG.
12 is a cross-sectional view taken along the line GG in FIG.
[Explanation of symbols]
1,
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