JP4188735B2 - Navigation device, method and program - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、論理エラーのチェックや修復中も、少なくとも自車周辺の地図表示など一定のナビゲーション動作が可能なナビゲーション装置、方法及びプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車の普及とデジタル技術の進歩に伴い、ナビゲーションの技術が急速に普及している。ナビゲーションは、車載機等の装置が道路地図データを用いて、GPSなどで自車位置を逐次検出し周辺地図上に画面表示したり、指定された目的地への最適な誘導経路を探索しそれにそって進行方向等を画面表示や合成音声などで誘導案内するものである。
【0003】
初期のナビゲーション装置では、道路地図データ等を保存しておく外部記憶装置において読み込み専用のCD−ROM、DVD−ROMなどが用いられ、利用開始後に設定など何かデータを保存する場合としては、SRAMのような不揮発性メモリに少量のデータを保存する程度であった。もっとも近年になると、道路地図データ容量の増加や、利用開始後に走行経路など容量の大きいデータを保存しておきたい需要、といった背景から、読み書き可能な記憶装置として、大容量のハードディスクドライブ(単に「ハードディスク」やHDDとも表す)を利用するものが増えている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−365063
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ハードディスクのような読み書き可能な大容量記憶手段では、FAT(File Allocation Table)やディレクトリ等の管理情報を中心としたデータの論理フォーマットを正しく維持することが必須であり、このような論理フォーマットの代表的形式としてFAT16、FAT32、NTFSなどが知られている。
【0006】
しかし、例えばデータ書込み中の不用意な電源断でデータが途中までしか保存できなかった場合など何らかの理由で、上記のようなデータの論理フォーマットに矛盾等のエラー(以下「論理エラー」と呼ぶ)が生じる可能性がある。このような論理エラーは、パーソナルコンピュータ(PC)ではアプリケーションプログラムからのファイルアクセスを妨げたり、場合によっては基本ソフトであるOSの正常な起動も妨げ、また、ナビゲーション装置ではナビゲーションプログラムからのデータ読み書きを妨げるなど、障害の原因となる。
【0007】
そこで、PCでは、例えばOSの終了処理が未完だったことを次回起動時に検出すると、論理エラーの有無をチェックし、必要なら修復を行うものもある。このようなチェックと修復により論理エラーが解消すれば、アプリケーションからファイルにアクセス可能となる。このようなチェックと修復に要する時間は、CPUの性能、ハードディスクの容量等によりまちまちであるが、PCはもともと、自宅やオフィスなど落ち着いた環境で、いろいろな用途に使う複雑なシステムであり、このチェックや修復に多少の時間がかかってもユーザは待つことにあまり不快を感じない。また、PCが多く利用される自宅やオフィスなどの環境では電源は安定しており、予期しない電源断のような論理エラー発生要因はそもそも少ない。
【0008】
しかしながら、ナビゲーション装置ではこれらの事情が異なり、まず、車のエンジン始動後はすぐに走行するユーザが多いため、ナビゲーション装置には即応性が特に強く求められ、起動後は直ちに地図表示を行って自身が走行している道路がどこかを確認できる必要がある。そのため、PCが備える上記のようなチェックや修復の機能をそのままナビゲーション装置に持ち込むと、論理エラーのチェックや修復中に地図等が画面に表示されないことになってユーザにとっては支障が大きく、とても不快に感じられる問題があった。
【0009】
また、ナビゲーション装置が多く利用される自動車では、自宅やオフィスほどの電源安定性は望めず、ユーザのイグニッションキー操作で突然電源が切られたり、電装品の動作状態、車載バッテリ残量、環境的外乱による瞬断など不安定要因も多く、書込み可能な記憶装置を用いれば論理エラーの起きる契機はPCよりもはるかに大きい。
【0010】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するもので、その目的は、論理エラーのチェックや修復中も、少なくとも自車周辺の地図表示など一定のナビゲーション動作が可能なナビゲーション装置、方法及びプログラムを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1の発明は、読み書き可能な情報記憶手段を用いてナビゲーション処理を行うナビゲーション装置において、前記情報記憶手段は、前記ナビゲーション処理に必要なデータを格納する主な記憶領域と、走行中の自車位置付近の道路地図データのみを記憶する予備記憶領域とからなり、前記情報記憶手段への書込み開始のときに、どの領域に書き込むかを表すフラグを所定の不揮発性メモリにセットし、書込み終了時にはそのフラグをリセットするとともに、装置の起動時にそのフラグをチェックすることでどの領域に論理エラーの可能性があるかを判断する管理検出手段と、前記主な記憶領域に論理エラーがあれば修復する修復手段と、を備え、前記管理検出手段は、装置の起動時に前記不揮発性メモリ内に書き込みフラグが立っていない場合には、前記主な記憶領域のデータを用いて通常のナビゲーション処理を行い、装置の起動時に前記不揮発性メモリ内に書き込みフラグが立っており、このフラグが前記主な記憶領域に関するものである場合には、前記主な記憶領域に論理エラーの可能性があると判断し、前記主な記憶領域の論理エラーのチェックを行うとともに、前記予備記憶領域に記憶された自車位置付近の道路地図データを用いてナビゲーション処理を行い、前記主な記憶領域における論理エラーのチェックと、前記修復手段による修復とが終了した場合に、前記主な記憶領域のデータを用いて起動し通常のナビゲーション処理を行うことを特徴とする。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1の発明を方法という見方から捉えたもので、読み書き可能な情報記憶手段を用いてナビゲーション処理を行うナビゲーション方法において、前記情報記憶手段は、前記ナビゲーション処理に必要なデータを格納する主な記憶領域と、走行中の自車位置付近の道路地図データのみを記憶する予備記憶領域とからなり、コンピュータが、前記情報記憶手段への書込み開始のときに、どの領域に書き込むかを表すフラグを所定の不揮発性メモリにセットし、書込み終了時にはそのフラグをリセットするとともに、装置の起動時にそのフラグをチェックすることでどの領域に論理エラーの可能性があるかを判断する管理検出ステップと、前記主な記憶領域に論理エラーがあれば修復する修復ステップと、を実行するものであり、前記管理検出ステップは、装置の起動時に前記不揮発性メモリ内に書き込みフラグが立っていない場合には、前記主な記憶領域のデータを用いて通常のナビゲーション処理を行うステップと、装置の起動時に前記不揮発性メモリ内に書き込みフラグが立っており、このフラグが前記主な記憶領域に関するものである場合には、前記主な記憶領域に論理エラーの可能性があると判断し、前記主な記憶領域の論理エラーのチェックを行うとともに、前記予備記憶領域に記憶された自車位置付近の道路地図データを用いてナビゲーション処理を行うステップと、前記主な記憶領域における論理エラーのチェックと前記修復処理における修復とが終了した場合に、前記主な記憶領域のデータを用いて起動し通常のナビゲーション処理を行うステップと、を含むことを特徴とする。
【0013】
請求項5の発明は、請求項1,3の発明をコンピュータのプログラムという見方から捉えたもので、読み書き可能な情報記憶手段を用いてナビゲーション処理をコンピュータに行わせるナビゲーションプログラムにおいて、前記情報記憶手段は、前記ナビゲーション処理に必要なデータを格納する主な記憶領域と、走行中の自車位置付近の道路地図データのみを記憶する予備記憶領域とからなり、前記プログラムは、前記コンピュータに、前記情報記憶手段への書込み開始のときに、どの領域に書き込むかを表すフラグを所定の不揮発性メモリにセットし、書込み終了時にはそのフラグをリセットするとともに、装置の起動時にそのフラグをチェックすることでどの領域に論理エラーの可能性があるかを判断する管理検出機能と、前記主な記憶領域に論理エラーがあれば修復する修復機能と、を実現させるものであり、前記管理検出機能は、装置の起動時に前記不揮発性メモリ内に書き込みフラグが立っていない場合には、前記主な記憶領域のデータを用いて通常のナビゲーション処理を行う機能と、装置の起動時に前記不揮発性メモリ内に書き込みフラグが立っており、このフラグが前記主な記憶領域に関するものである場合には、前記主な記憶領域に論理エラーの可能性があると判断し、前記主な記憶領域の論理エラーのチェックを行うとともに、前記予備記憶領域に記憶された自車位置付近の道路地図データを用いてナビゲーション処理を行う機能と、前記主な記憶領域における論理エラーのチェックと前記修復処理における修復とが終了した場合に、前記主な記憶領域のデータを用いて起動し通常のナビゲーション処理を行う機能と、を含むことを特徴とする。
【0014】
以上の態様では、ハードディスクドライブ等の読み書き可能な大容量外部記憶手段を複数の領域に分け、予期せぬ電源断による書込み途中など、記録データの論理的フォーマットの異常すなわち論理エラーやその可能性が検出された場合、その領域へのエラーチェックや修復の間、他の領域のデータを用いてナビゲーション処理の少なくとも一部を実行できるので、使い勝手が向上する。
【0018】
また、主な記憶領域とに論理エラーやその可能性が検出されても、そのエラーチェックや修復の間、予備記憶領域からバックアップ用の道路地図データ等を読み出すことで、自車位置と周辺地図表示などある程度のナビゲーション処理が可能となるので、ユーザは常に自車位置がわかり、使い勝手が向上する。
【0022】
さらに、書込みフラグを用いた簡易な構成により論理エラーの可能性を確実容易に検出できる利点がある。
【0041】
請求項2、請求項1に記載のナビゲーション装置において、前記修復手段による修復中であることを報知する報知手段を備えたことを特徴とする。
【0042】
請求項4の発明は、請求項2の発明を方法という見方から捉えたもので、請求項3に記載のナビゲーション方法において、コンピュータが、前記修復ステップによる修復中であることを報知する報知ステップを実行することを特徴とする。
【0043】
請求項6の発明は、請求項2,4の発明をコンピュータのプログラムという見方から捉えたもので、請求項5に記載のナビゲーションプログラムにおいて、コンピュータに、前記修復機能における修復中であることを報知する報知機能を実現させることを特徴とする。
【0044】
これらの態様では、修復中であることをユーザに知らせることにより、バックアップ処理など一部の機能しか働かないことが予めわかり、ユーザの混乱が防止される。
【0045】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態(以下「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照して具体的に説明する。なお、本実施形態は、コンピュータをプログラムで制御することにより実現できるが、この場合のハードウェアやプログラムの実現態様は各種変更可能であるから、以下の説明では、本発明及び本実施形態の各機能を実現する仮想的回路ブロックを用いる。
【0046】
〔1.ハードウェア構成〕
本実施形態は、本発明のナビゲーション装置(以下「本装置」と呼ぶ)を示し、方法及びプログラム、そのようなプログラムを記録した記録媒体としても把握可能であり、そのようなプログラムをインターネットや携帯電話網などの通信ネットワーク経由で各車両のナビゲーションシステムにダウンロードして実行させることも本発明の一態様である。
【0047】
〔1−1.全体構成〕
まず、本装置は、読み書き可能な情報記憶手段であるハードディスクドライブ(HDD)を用いてナビゲーション処理を行うナビゲーション装置であり、図1の機能ブロック図に示す下記の各要素を備えている。すなわち、絶対位置・方位検出部1は、本装置が搭載された自動車(自車と呼ぶ)の現在位置すなわち自車位置について、地表での絶対的な位置座標や方位を計算するために、例えば、GPS衛星から送られてくるGPS電波をアンテナやレシーバなどで受信するための部分である。また、相対方位検出部2は、ジャイロなどを使って自車の相対的な方位を検出するための部分である。また、車速検出部3は、自動車より得られる車速パルスを処理することで自車の速度を計算する部分である。
【0048】
また、メインCPU及びその周辺回路4は、本装置全体を制御する制御回路の役割を果たす部分である。また、メモリ群Mは、本装置の動作に必要な各種のメモリで、例えば、プログラム格納用のROM5は本装置の起動時にメインCPUによりアクセスされる。また、ワークエリアなどを提供するダイナミックRAM(DRAM)6にはメインプログラムがロードされる。また、SRAM(スタティックRAM)7は、各種の設定やフラグ等の情報を記憶する記憶手段であり、メイン電源がオフになっている間もバッテリーバックアップされ、オンになったときにメモリ内容を提供するが、フラッシュメモリやハードディスクドライブなど、他の記憶手段によっても置換可能である。また、表示用のVRAM(ビデオRAM)8は表示部10に表示すべき画像のビットマップデータを格納する。
【0049】
また、表示部10は、地図や操作メニューなど各種の情報を、図示しない液晶表示画面に表示する部分であり、音声合成との併用が望ましい。また、入力部11は、ユーザがスイッチなどから命令などの情報を入力するための部分であり、タッチセンサ機能、リモコンユニット、赤外線送受信ユニットなどを備える。また、ユーザインタフェース部9は、I/O制御回路やデバイスドライバなどを使って、表示部10及び入力部11と、メインCPU及びその周辺回路4とを結ぶユーザインタフェースである。また、HDD制御部12は、ハードディスクドライブを読み書きする手段である。
【0050】
また、FM多重受信及び処理部13は、FM放送波を受信しこの放送波からVICSサービスの交通情報など所望のデータを取り出す処理を行う部分であり、交通情報は渋滞情報を含む。また、光/ビーコン受信及び処理部14は、路肩などに設置された光ビーコンや電波ビーコンから、各ビーコンの識別情報やVICSサービスの交通情報などの情報を受信及び処理する部分である。
【0051】
〔1−2.メインCPU及びその周辺回路の役割〕
さらに、メインCPU及びその周辺回路4は、上記のようなプログラムの作用によって、図1に示す下記の各部分としての役割を実現するように構成されている。すなわち、現在位置検出部40は、自車位置を逐次計算するための手段であり、具体的には、GPS航法測位と自律航法測位とを組み合わせることで車両位置を計算するように構成される。
【0052】
ここで、GPS航法測位は、人工衛星からの電波に基づいて絶対位置・方位検出部1で得られる情報を使って現在位置を計算するものである。また、自律航法測位は、地磁気及び自車の速度に基づいて相対方位検出部2及び車速検出部3から得られる情報を使って現在位置を計算するものである。
【0053】
また、目的地指定部41は、データベースからの施設検索や地図上でのカーソル指定などにより目的地の入力を受け付ける手段であり、経路設定部42は、入力された目的地までの経路を、前記道路地図データに基いて計算し又は所定のサーバへ通信経由で計算を委託して、結果として得られた経路を設定する手段である。また、地図表示部43は、算出された前記車両位置及び前記道路地図データに基づいて、周辺の地図上におけるその車両位置と、前記経路の少なくとも一部とを表示部10に三次元表示又は他の態様で表示する手段であり、案内制御部44は、経路のうち表示する部分や点滅強調などの要素を決めたり、合成音声の併用などにより誘導案内を制御する手段である。
【0054】
また、管理検出部45は、HDD制御部12内の記憶領域を複数の領域に区分管理するとともに、各領域の論理エラーについて少なくともその可能性を検出する手段である。また、管理検出部45は、HDDへの書込み開始のときにはどの領域に書き込むかを表すフラグを所定の不揮発性メモリ例えばSRAM7にセットし、書込み終了時にはそのフラグをリセットするとともに、起動時にそのフラグをチェックすることでどの領域に論理エラーの可能性があるかを判断するように構成される。
【0055】
また、バックアップ制御部46は、いずれかの領域について論理エラーの可能性が検出されたときに、地図表示部43を制御することにより、他の領域のデータを用いてナビゲーション処理の少なくとも一部をバックアップ処理として実行する手段である。また、修復部47は、前記バックアップ処理の実行中に、その論理エラーにかかる領域又はデータの少なくとも一方について修復を行うデータ修復手段である。
【0056】
〔2.ハードディスク内の領域構成〕
次に、管理検出部45によりHDDが区分管理される状態を示す。すなわち、本実施形態では、ハードディスクを2つのパーティションに分け、第1のパーティション(0ドライブ)は主な記憶領域として、ナビゲーションのための道路地図データ、その他必要な画像データ等が格納される。これに対応し、目的地指定部41、経路設定部42、地図表示部43及び案内制御部44は、主な記憶領域である0ドライブ内の道路地図データを用いて、自車位置を含む周辺地図表示と、それ以外のナビゲーション処理を行う手段である。
【0057】
一方、第2のパーティション(1ドライブ)は、予備記憶領域として、走行中の自車位置付近のみの道路地図データを書き込んでおくエリアとして使用する。すなわち、この予備記憶領域である1ドライブには、少なくとも前記周辺地図表示に要する道路地図データが、予め格納され又は主な記憶領域である0ドライブからコピーされる。このコピーは例えば周期的又はある程度移動ごとに行う。そして、バックアップ制御部46は、主な記憶領域である0ドライブについて論理エラーの可能性が検出されたときに、予備記憶領域である1ドライブ内の道路地図データを用いて、周辺地図表示又はそれに準じた所定の処理をバックアップ処理として行う。
【0058】
〔3.作用の概略〕
上記のように構成される本実施形態では、電源供給が断たれる瞬間にハードディスクにデータが書き込み中であったか否かは、次回起動時に次のように判断され、それに応じた処理が行われる。ここで、本実施形態に関する処理手順を図2のフローチャートに示す。
【0059】
すなわち、管理検出部45は、データ書き込み開始の際、どちらのドライブに書き込みを行うかを示すHDD書き込みフラグをSRAM7などの不揮発性メモリの所定領域に保存しておき、書き込み終了後、そのフラグをクリアする。このため、次回の電源供給直後に、そのSRAM内の書き込みフラグが立っているかチェックし(ステップ1)、フラグが立っていなければ、すなわちフラグがクリアされていればそのまま主な記憶領域である0ドライブを用いて起動し通常のナビゲーション処理を行う(ステップ2)。なお、0ドライブと1ドライブに並列にデータを書き込むことはできないので、両ドライブともに書き込み中という状態は存在しない。
【0060】
フラグがクリアされていなかったドライブについては(ステップ1)、何らかの要因でデータの書き込みが完了しておらず論理エラーの可能性があるため、ナビゲーション装置起動の際に、管理検出部45が必要な部分をハードディスクドライブから読み込んでチェックし、実際に論理エラーがあれば修復部47による修復を行う。
【0061】
すなわち、まず、立っているフラグが0ドライブに関するものである場合(ステップ3)、0ドライブについて書き込み中に電源供給が断たれた等の事情があったと判断され、一方、予備記憶領域である1ドライブ内には少なくとも電源供給が断たれたときの自車位置付近の道路地図データが保存されているので、管理検出部45はナビゲーション装置を起動のうえ、バックアップ制御部46に、その道路地図データを用いて暫定的に、自車位置周辺の地図表示に機能を限定したバックアップ処理を開始させ、あわせて修復中であることを文字や音声などでユーザに報知し(ステップ4)、機能が制限されていることがわかるようにする。
【0062】
このように、本実施形態では、修復中であることをユーザに知らせることにより、バックアップ処理など一部の機能しか働かないことが予めわかり、ユーザの混乱が防止される。
【0063】
そして、修復部47による0ドライブの修復中は、バックアップ制御部46は1ドライブ中の道路地図データを使用する(ステップ5)。0ドライブで正常にチェックと修復が終了すると(ステップ6)、0ドライブのデータを使用した通常処理に戻される(ステップ7)。
【0064】
一方、立っているフラグが予備記憶領域である1ドライブに関するものの場合は(ステップ3)、主な記憶領域である0ドライブ内のデータを用いてナビゲーション装置を通常通り起動させると共に、1ドライブの方をチェック及び修復し(ステップ8)、1ドライブが正常に修復終了すれば通常のナビゲーション処理を開始する(ステップ9)。
【0065】
〔4.ハードディスクにおける論理フォーマット〕
次に、上記のようなチェック及び修復の前提となるハードディスクの各領域について正常状態における論理フォーマットの概要を図3に示す。この図に示すように、ハードディスクドライブの記憶領域全体は、基本領域と拡張領域に分かれ、さらに拡張領域内は一又は二以上の論理領域に分かれ、拡張領域と、論理領域は入れ子の構造になりうるので、各領域のブートレコードは、基本領域のMBR(Master Boot Record)から、拡張領域のEPBR(Extended Partition Boot Record)へと、順次追跡していく必要がある。基本領域を複数構成することも可能である。
【0066】
〔4−1.MBRとEPBR〕
上に述べたMBRとEPBRでは、共に、446バイト目からパーティションテーブルが格納されている。なお、MBRの446バイトまでは、OSをディスクから読み込むためのコードが記録されている。一方、EPBRは、446バイトまでは、特に意味を持たず、通常は0x00あるいは0x20で埋められる。ここで、パーティションテーブルの一例を示す。
【0067】
【表1】
Offset:0x1BE から、16バイト分、パーティションテーブルがある。パーティションテーブルは最大4テーブルまで記録が可能で、通常は2つ使用する。
【0068】
パーティションテーブルの1エントリは、アクティブフラグ(1バイト)、CHSによる開始セクタ(3バイト)、パーティションタイプ(1バイト)、CHSによる終了セクタ(3バイト)、LBAによる開始セクタ(4バイト)、パーティションサイズ(4バイト)となる。パーティションエントリがいくつかは、最大4つで、パーティションタイプ=0になるまでで判断する。
【0069】
パーティションタイプは、以下の通りであるが、ここでは、値以外は省略している。
【0070】
【表2】
【0071】
〔4−2.FATの基本構成〕
続いて、一つのパーティションにおけるFATの基本構成を図4に示す。このなかでBPBは、BIOSパラメータブロックすなわちブートセクタのことであり、BPBの実例として、例えばFAT32の場合、以下のようになっている。
【0072】
【表3】
Offset:0x00, Size: 3 ジャンプ命令OSをロードするためのジャンプ命令が書き込まれる。
Offset:0x03, Size: 8 OEM ラベル名
フォーマットを行ったOSやバージョン。Windows(登録商標)95 OSR2 以降は、「MSWIN4.1」、それ以前は「MSWIN4.0」。FAT16の場合は、「MSDOS5.0」などとなる。
Offset:0x0B, Size:2 論理セクタサイズ
論理ドライブの1セクタあたりのバイト数。通常は、0x0200(512バイト/セクタ)。
Offset:0x0D, Size:1 1クラスタあたりのセクタ数
0x01, 0x02, 0x04, 0x08, 0x10, 0x20, 0x40, 0x80 のどれかが使用される。
Offset:0x0E, Size:2 予約セクタ数
セクタ0からFAT領域の直前までのセクタ数。すなわちメインFATの開始セクタ番号を表す。
Offset:0x10, Size:1 FATの数
ディスクに存在するFATの組の数。通常は、予備FATを一つ持ち、2。
Offset:0x11, Size:2 ルートディレクトリエントリの最大数
FAT12/16 用であり、FAT32では、常に 0x0000 となる。
Offset:0x13, Size:2 全セクタ数
FAT12/16 用であり、FAT32では、常に 0x0000 となる。
Offset:0x15, Size:1 メディアディスクリプタ
メディアの種類を示すフラグ。以下の数値が使用される。
【0073】
【表4】
Offset:0x16, Size:2 FATのセクタ数
FAT12/16用であり、FAT32では、常に 0x0000 となる。
Offset:0x18, Size: 2 1トラックあたりのセクタ数
Offset:0x1A, Size: 2 ドライブのヘッド数
ドライブの物理的な情報を表すパラメータ。
Offset:0x1C, Size:4 不可視セクタ数
論理ドライブの先頭セクタ直前までの物理ドライブのセクタ数。
Offset:0x20, Size:4 全セクタ数
Offset:0x13 のセクタ数が0の場合、こちらのセクタ数が有効(FAT32用)。
Offset:0x24, Size:4 1つのFATあたりのセクタ数
FAT32用。
Offset:0x28, Size:2 メディアディスクリプションフラグ
FAT32用。通常は、0x0000 が書き込まれており、ミラーリングを行うと、bit7 が 1 になって bit3-0 にアクティブFAT番号が入る。
Offset:0x2A, Size:4 ルートディレクトリの開始クラスタ
FAT32用。特に意図しない限りは、0x00000002 が書き込まれ、FAT領域の直後になる。
Offset:0x30, Size:2 ファイルシステム情報のセクタ番号
FAT32用。FSINFOのセクタ番号を表す。
Offset:0x32, Size:2 ブートセクタのコピーのセクタ番号
FAT32用。論理ドライブの先頭セクタが壊れているときに使われるブートセクタのコピーの位置を表す。
Offset:0x34, Size:6 予約エリア
FAT32用。
Offset:0x40(FAT32)、0x24(FAT12/16), Size:1 物理ドライブ番号
ハードディスクの場合 0x80 が通常書き込まれる。
Offset:0x41(FAT32)、0x25(FAT12/16), Size:1 予約エリア
Offset:0x42(FAT32)、0x26(FAT12/16), Size:1 ブートシグネチャ
0x29 の場合は、ボリュームシリアル番号を持つ。
Offset:0x43(FAT32)、0x27(FAT12/16), Size:4 ボリュームシリアルID
フォーマット時にランダムに割り当てられるシリアルナンバー。
Offset:0x47(FAT32)、0x2B(FAT12/16), Size:11 ボリュームラベル
Offset:0x52(FAT32)、0x36(FAT12/16), Size:8 ファイルシステムタイプ
通常、「FAT32」/「FAT16」/「FAT12」のいずれかが書き込まれる。
Offset:0x1FE, Size:2 マジックナンバー
0x55AA が書き込まれる。
【0074】
〔4−3.FSINFO(ファイル記述子)〕
FAT32では、論理セクタ番号1にFSINFOと呼ばれる領域を持っている。FAT12/16では、空き容量を計算するためにはFATをすべて読み出して未使用クラスタ数を数えなければならなかったが、FAT32ではこのFSINFOに空きクラスタ数を書き込むことで空き容量の計算速度が向上している。FSINFOの実際は、以下のようになっている。
【0075】
【表5】
Offset:0x1E4, Size:4 ファイルシステムシグネチャ
0x61417272(rrAa)に固定。
Offset:0x1E8, Size:4 空きクラスタ数
空きクラスタが計算されていないときは、0xFFFFFFFF が書き込まれる。
Offset:0x1EC, Size:4 最終書き込みクラスタ番号
Offset:0x1F0, Size:6 予約エリア
Offset:0x1FE, Size:2 マジックナンバー
0x55AA が書き込まれる。
【0076】
〔4−4.FAT領域(FAT−1とFAT−2)〕
FAT領域は、各FATエントリが対応するクラスタ順に並んでいる領域である。各FATエントリはクラスタに1対1に対応しており、FATエントリを参照することで対応するクラスタがどのような状態か(使用中、空きなど)を知ることができる。FAT領域の実際を次に示す。
【0077】
【表6】
[00000000] F8 FF FF 0F FF FF FF 7F FF FF FF 0F FF FF FF 0F |
[00000010] 06 00 00 00 FF FF FF 0F FF FF FF 0F FF FF FF 0F |
[00000020] FF FF FF 0F 77 00 00 00 0B 00 00 00 FF FF FF 0F |
[00000030] 12 0F 00 00 FF FF FF 0F FF FF FF 0F FF FF FF 0F |
[00000040] FF FF FF 0F FF FF FF 0F 6E 06 00 00 FF FF FF 0F |
[00000050] FF FF FF 0F FF FF FF 0F FF FF FF 0F FF FF FF 0F |
【0078】
FAT32のクラスタは、4Bytes(32ビット)で表されるので、FATエントリも4Bytesずつ区切って読み出されることになる。上のOffset 0x10,Size4のエントリはクラスタ番号4のエントリで、クラスタ番号6が続いていることを示している。
【0079】
また、FATエントリの意味を次に示す。
【表7】
【0080】
〔4−5.ディレクトリエントリ〕
ディレクトリエントリは、そのディレクトリ内にあるファイルの情報を記録する場所である。ルートディレクトリの情報は、FAT32では、通常クラスタ番号2がルートディレクトリエントリとなりデータ領域に記録される。FAT12/16では、ルートディレクトリエントリは、フォーマット時に領域が確保される。
【0081】
サブディレクトリは、データ領域に確保される。ディレクトリエントリは、先頭から各ファイルごとに32バイトずつ割り当てられる。ディレクトリエントリが多くなるとクラスタチェーンを作成し、別のクラスタに続きを作成する。ディレクトリエントリの実際を次に示す。なお、次の表8ではアドレス前半4桁の「0000」は省略とする。
【0082】
【表8】
[00C0] 42 4F 4F 54 20 20 20 20 49 4E 49 26 18 69 23 92 | BOOT INI
[00D0] 82 2B 90 9B 05 00 01 9A 82 2B C6 D6 C1 00 00 00 |
[00E0] 42 20 00 53 00 65 00 74 00 74 00 0F 00 4A 69 00 | B S e t t Ji
[00F0] 6E 00 67 00 73 00 00 00 FF FF 00 00 FF FF FF FF | n g s
[0100] 01 44 00 6F 00 63 00 75 00 6D 00 0F 00 4A 65 00 | D o c u m Je
[0110] 6E 00 74 00 73 00 20 00 61 00 00 00 6E 00 64 00 | n t s a n d
[0120] 44 4F 43 55 4D 45 7E 31 20 20 20 10 00 3D 42 92 | DOCUME~1 =B
[0130] 82 2B 88 2B 00 00 43 92 82 2B E6 50 00 00 00 00 |
Offset:0x00, Size:8 ファイル名
Offset:0x08, Size:3 拡張子
MS-DOS 形式 8.3 ファイル名が記録される。それぞれ、8文字、3文字に満たない場合は残りがスペース(0x20)で埋められる。先頭バイトが 0xE5 のとき、そのファイルが削除済みであることを示す。
Offset:0x0B, Size:1 ファイル属性
このファイル属性は、以下の数値の和で表される。但し、0x0F の場合のみ、ロングファイルを表す。
【0083】
【表9】
Offset:0x0C, Size:1 予約エリア
大小文字フラグとして、Windows(登録商標)NT で使用される。
Offset:0x0D, Size:1 作成時刻(10ms単位)
Offset:0x0E, Size:2 作成時刻
Offset:0x10, Size:2 作成日付
Offset:0x12, Size:2 アクセス日付
Offset:0x14, Size:2 ファイルの先頭クラスタ番号の上位2バイト
FAT32用。
Offset:0x16, Size:2 更新時刻
Offset:0x18, Size:2 更新日付
Offset:0x1A, Size:2 ファイルの先頭クラスタ番号の下位2バイト
Offset:0x1C, Size:4 ファイルサイズ
【0084】
〔5.論理エラーのチェック方法〕
以上の前提において、論理エラーのチェックを行うには、その領域の「FAT−1」と「FAT−2」の内容が互いに一致するか否かを比較したり、FATのセクタ番号異常をチェックすることが考えられる。前者では、「FAT−1」と「FAT−2」が、本来、同じでなければならないものをチェックし、異なる場合、いずれかに他を合わせることで修復を行う。
【0085】
このような本実施形態では、FATの共通性という単純な基準で論理エラーの有無を確実容易にチェックできる利点がある。また、本実施形態では、複数のFAT間の不一致があっても、いずれかに統一するという単純な手法により確実容易に修復を行える利点がある。
【0086】
またFATのセクタ番号異常に基く後者では、「FAT−1」、「FAT−2」が示すクラスタ番号が異常な取り得ない値、例えば最大クラスタ番号を越えているか否かをチェックし、そのような論理エラーに対しては、該当するクラスタ番号についてそこを未使用領域又は最終使用領域とする。
【0087】
このように本実施形態では、FAT中のセクタ番号又はクラスタ番号の異常の有無という単純な基準で論理エラーの有無を確実容易にチェックできる利点がある。また、本実施形態では、クラスタ番号が最大クラスタ番号を超えていても、そこを未使用領域又は最終使用領域とするという単純な手法により確実容易に修復を行える利点がある。
【0088】
具体的なチェックや修復の手法としては、従来知られたいかなるものを選択してもよいが、例えばディレクトリ情報、ファイル情報と「FAT−1」、「FAT−2」の関連がおかしいかどうか等のチェックを用いることも可能である。このようにすれば、ディレクトリ又はファイルの情報と、FATの関連が正常か異常かという単純な基準で、論理エラーの検出や修復を確実容易に行える利点がある。
【0089】
〔6.効果〕
以上のように、本実施形態では、ハードディスクドライブ等の読み書き可能な大容量外部記憶手段を複数の領域に分け、予期せぬ電源断による書込み途中など、記録データの論理的フォーマットの異常すなわち論理エラーやその可能性が検出された場合、その領域へのエラーチェックや修復の間、他の領域のデータを用いてナビゲーション処理の少なくとも一部を実行できるので、使い勝手が向上する。
【0090】
また、本実施形態では、主な記憶領域に論理エラーやその可能性が検出されても、そのエラーチェックや修復の間、予備記憶領域からバックアップ用の道路地図データ等を読み出すことで、自車位置と周辺地図表示などある程度のナビゲーション処理が可能となるので、ユーザは常に自車位置がわかり、使い勝手が向上する。
【0091】
また、本実施形態では、書込みフラグを用いた簡易な構成により論理エラーの可能性を確実容易に検出できる利点がある。
【0092】
また、本実施形態では、修復部47の作用により、修理に出したりユーザに特別な知識や処置を要求することなく、領域やデータの自己修復により論理エラーを自動解消し正常な状態へ早期に復帰できる利点がある。
【0093】
〔7.他の実施形態〕
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、次に例示するような他の実施形態も含むものである。例えば、情報の記憶手段はハードディスクには限定されず、DVD−RAMやDVD−RW、各種フラッシュメモリカードなどでもよいし、また、ドライブの論理フォーマット、論理エラーの態様、チェックや修復の内容などは、上記実施形態に示したものは一例に過ぎず、自由に他のものを選択可能である。また、上記実施形態では、ハードディスクドライブの領域を2つのパーティションに分け、常に自車位置付近の道路地図データを一方のパーティションに保存する例を説明したが、保存先はSRAMのような不揮発性メモリでもよい。
【0094】
また、一方のパーティションについて、ある程度の領域を確保し、可能性の考えられる範囲、例えば日本全国について、ある一定レベルの道路地図データを予め最初から入れておいてもよい。このようにすれば、常に自車位置付近の道路地図データを一方のパーティションにバックアップするようなことが必要ないので、システム負荷が軽減される等の利点がある。また、周辺地図表示「又はそれに準じた所定の処理」は、要所での進行方向案内など自由に選択しうる。
【0095】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、少なくとも自車周辺の地図表示など一定のナビゲーション動作が可能なナビゲーション装置、方法及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成を示す機能ブロック図。
【図2】本発明の実施形態における処理手順を示すフローチャート。
【図3】本発明の実施形態におけるハードディスクドライブの論理フォーマットの概要を示す概念図。
【図4】本発明の実施形態におけるFATの基本構成を示す概念図。
【符号の説明】
1…絶対位置・方位検出部
2…相対方位検出部
3…車速検出部
4…メインCPU及びその周辺回路
M…メモリ群
5…ROM
6…DRAM
7…SRAM
8…VRAM
9…ユーザインタフェース部
10…表示部
11…入力部
12…HDD制御部
13…FM多重受信及び処理部
14…光/ビーコン受信及び処理部
M…メモリ群
40…現在位置検出部
41…目的地指定部
42…経路設定部
43…地図表示部
44…案内制御部
45…管理検出部
46…バックアップ制御部
47…修復部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a navigation device, method, and program capable of at least a certain navigation operation such as a map display around a host vehicle even during a logic error check and repair.
[0002]
[Prior art]
In recent years, with the spread of automobiles and the advancement of digital technology, navigation technology has rapidly spread. For navigation, devices such as in-vehicle devices use road map data to detect the position of the vehicle sequentially with GPS and display it on the surrounding map, search for the optimum guidance route to the specified destination, Accordingly, the direction of travel and the like are guided and guided by a screen display or synthesized voice.
[0003]
In early navigation devices, read-only CD-ROMs, DVD-ROMs, etc. are used in an external storage device for storing road map data and the like. A small amount of data is stored in the nonvolatile memory. However, in recent years, a large-capacity hard disk drive (simply "" as a readable / writable storage device due to the increase in road map data capacity and the demand for storing large amounts of data such as travel routes after the start of use. The number of devices using “hard disk” or HDD is increasing (see, for example, Patent Document 1).
[0004]
[Patent Document 1]
JP 2002-365063 A
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in a readable and writable mass storage means such as a hard disk, it is essential to correctly maintain the logical format of data centered on management information such as FAT (File Allocation Table) and directories. FAT16, FAT32, NTFS, etc. are known as representative formats.
[0006]
However, for some reason, for example, when the data could only be stored halfway due to an inadvertent power interruption during data writing, an error such as inconsistency in the data logical format as described above (hereinafter referred to as “logical error”). May occur. Such logical errors prevent file access from an application program in a personal computer (PC), and in some cases prevent normal startup of the OS, which is basic software, and read / write data from a navigation program in a navigation device. It causes troubles such as obstruction.
[0007]
Therefore, some PCs, for example, check for the presence or absence of a logical error when they detect that the OS termination process has not been completed at the next startup, and repair them if necessary. If the logical error is resolved by such check and repair, the file can be accessed from the application. The time required for such checks and repairs varies depending on CPU performance, hard disk capacity, etc. PCs are originally complex systems used for various purposes in calm environments such as homes and offices. Even if it takes some time to check and repair, the user does not feel uncomfortable waiting. In addition, the power supply is stable in an environment such as a home or office where a lot of PCs are used, and there are few causes of logic errors such as unexpected power cuts in the first place.
[0008]
However, these circumstances are different in navigation devices.First, since there are many users who travel immediately after starting the car engine, the navigation device is particularly required to be responsive. Need to be able to see where the road is running. For this reason, if the check and repair functions of the PC as described above are brought into the navigation device as they are, a map or the like will not be displayed on the screen during the check or repair of the logic error, which is very troublesome for the user and very uncomfortable. There was a problem felt.
[0009]
Also, in automobiles where navigation devices are often used, the power supply stability is not as good as at home or in the office, and the power is suddenly turned off by the user's ignition key operation. There are many instability factors such as a momentary interruption due to disturbance, and if a writable storage device is used, the trigger of a logic error is much greater than that of a PC.
[0010]
The present invention solves the problems of the prior art as described above, and its purpose is to provide a navigation device capable of at least a certain navigation operation such as a map display around the own vehicle even during a logical error check and repair, It is to provide a method and program.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention of claim 1In a navigation apparatus that performs navigation processing using readable and writable information storage means, the information storage means includes a main storage area for storing data necessary for the navigation processing, and road map data in the vicinity of the position of the traveling vehicle A flag indicating which area is to be written in a predetermined nonvolatile memory at the start of writing to the information storage means, and resetting the flag at the end of writing A management detecting means for determining which area may have a logic error by checking the flag when the apparatus is started, and a repairing means for repairing if there is a logic error in the main storage area. The management detection means, if a write flag is not set in the non-volatile memory at the time of startup of the device, When normal navigation processing is performed using data in a storage area and a write flag is set in the non-volatile memory when the apparatus is started up, and this flag relates to the main storage area, the main storage area A logical error in the storage area is checked, the logical error in the main storage area is checked, and navigation processing is performed using road map data in the vicinity of the vehicle position stored in the spare storage area. When the logical error check in the main storage area and the repair by the repairing unit are completed, the system starts using the data in the main storage area and performs normal navigation processing. .
[0012]
Claim 3The invention of No. 1 is based on the view of the invention of
[0013]
Claim 5The invention of claim 13From the perspective of a computer program,In a navigation program for causing a computer to perform navigation processing using readable / writable information storage means, the information storage means includes a main storage area for storing data necessary for the navigation processing, and a location near the position of the host vehicle during traveling. It consists of a preliminary storage area that stores only road map data, and the program sets a flag in a predetermined nonvolatile memory indicating to which area to write to the computer when writing to the information storage means is started. When the writing is completed, the flag is reset and the flag is checked when the device is started to determine which area has the possibility of a logical error, and the main storage area has a logical error. A recovery function that repairs if there is, the management detection function, If a write flag is not set in the non-volatile memory when the device is started up, a function for performing normal navigation processing using the data in the main storage area, and writing into the non-volatile memory at the start-up of the device If a flag is set and this flag relates to the main storage area, it is determined that there is a possibility of a logical error in the main storage area, and the logical error of the main storage area is checked. And performing the navigation processing using the road map data near the vehicle position stored in the spare storage area, and the logical error check in the main storage area and the repair in the repair process are completed. And a function of starting using the data in the main storage area and performing normal navigation processing.
[0014]
More thanIn the mode, the readable / writable large-capacity external storage means such as a hard disk drive is divided into a plurality of areas, and abnormalities in the logical format of the recorded data, that is, logical errors and the possibility of such errors are detected, such as during writing due to unexpected power interruption In such a case, during the error check or repair of the area, at least a part of the navigation process can be executed using the data of the other area, so that the usability is improved.
[0018]
AlsoEven if a logical error or its possibility is detected in the main storage area, the vehicle position and surrounding map are displayed by reading backup road map data etc. from the spare storage area during the error check and repair. Therefore, the user can always know the position of the vehicle and the usability is improved.
[0022]
furtherThere is an advantage that the possibility of a logic error can be easily and reliably detected by a simple configuration using a write flag.
[0041]
Claim2, Claims1In the navigation device according to
[0042]
Claim4The invention of claim2The invention from the perspective of a method, and claims3The navigation method according to
[0043]
Claim6The invention of claim2, 4From the perspective of a computer program,The navigation program according to
[0044]
In these aspects, by notifying the user that restoration is in progress, it is known in advance that only a part of functions such as backup processing will work, and user confusion is prevented.
[0045]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment of the present invention (hereinafter referred to as “embodiment”) will be specifically described with reference to the drawings. Although this embodiment can be realized by controlling a computer with a program, the hardware and program implementation modes in this case can be changed in various ways. Therefore, in the following description, each of the present invention and this embodiment will be described. A virtual circuit block that realizes the function is used.
[0046]
[1. Hardware configuration)
The present embodiment shows a navigation device (hereinafter referred to as “the present device”) of the present invention, and can be grasped as a method and a program, and a recording medium recording such a program. It is also an aspect of the present invention that the navigation system of each vehicle is downloaded and executed via a communication network such as a telephone network.
[0047]
[1-1. overall structure〕
First, this apparatus is a navigation apparatus that performs navigation processing using a hard disk drive (HDD) that is a readable / writable information storage means, and includes the following elements shown in the functional block diagram of FIG. That is, the absolute position /
[0048]
The main CPU and its peripheral circuit 4 are parts that serve as a control circuit for controlling the entire apparatus. The memory group M is various memories necessary for the operation of the apparatus. For example, the
[0049]
The display unit 10 is a part for displaying various information such as a map and an operation menu on a liquid crystal display screen (not shown), and is preferably used in combination with speech synthesis. The
[0050]
The FM multiplex reception and
[0051]
[1-2. Role of main CPU and its peripheral circuits]
Further, the main CPU and its peripheral circuit 4 are configured to realize the roles as the following parts shown in FIG. 1 by the action of the program as described above. That is, the current
[0052]
Here, in GPS navigation positioning, the current position is calculated using information obtained by the absolute position /
[0053]
The
[0054]
The management detection unit 45 is a unit that manages the storage area in the
[0055]
Further, the
[0056]
[2. Area configuration on the hard disk)
Next, a state in which the HDD is classified and managed by the management detection unit 45 is shown. That is, in this embodiment, the hard disk is divided into two partitions, and the first partition (0 drive) stores road map data for navigation and other necessary image data as a main storage area. Correspondingly, the
[0057]
On the other hand, the second partition (1 drive) is used as an area for writing road map data only near the position of the traveling vehicle as a spare storage area. That is, at least one road map data required for displaying the surrounding map is stored in advance or copied from drive 0 which is the main storage area in
[0058]
[3. (Overview of action)
In the present embodiment configured as described above, whether or not data is being written to the hard disk at the moment when the power supply is cut off is determined as follows at the next start-up, and processing corresponding thereto is performed. Here, the processing procedure relating to the present embodiment is shown in the flowchart of FIG.
[0059]
That is, the management detection unit 45 stores an HDD write flag indicating which drive is to be written in a predetermined area of a nonvolatile memory such as the
[0060]
For the drive whose flag has not been cleared (step 1), data writing has not been completed for some reason and there is a possibility of a logic error. Therefore, the management detection unit 45 is necessary when starting the navigation device. The part is read from the hard disk drive and checked, and if there is an actual logic error, the
[0061]
That is, first, when the standing flag is related to the 0 drive (step 3), it is determined that there has been a circumstance such as the power supply being cut off during the writing of the 0 drive, while the spare storage area is 1 Since the road map data in the vicinity of the vehicle position at the time when the power supply is cut off is stored in the drive, the management detection unit 45 activates the navigation device and then sends the road map data to the
[0062]
As described above, in this embodiment, by notifying the user that restoration is in progress, it is known in advance that only a part of functions such as backup processing will work, thereby preventing confusion for the user.
[0063]
During restoration of the 0 drive by the
[0064]
On the other hand, when the standing flag is related to one drive which is a spare storage area (step 3), the navigation device is started normally using data in the zero drive which is the main storage area, and one drive is Are checked and repaired (step 8), and if one drive is normally repaired, normal navigation processing is started (step 9).
[0065]
[4. Logical format on hard disk)
Next, FIG. 3 shows an outline of a logical format in a normal state for each area of the hard disk, which is a prerequisite for the above check and repair. As shown in this figure, the entire storage area of the hard disk drive is divided into a basic area and an extended area, and the extended area is divided into one or more logical areas, and the extended areas and logical areas have a nested structure. Therefore, it is necessary to sequentially track the boot record of each area from the MBR (Master Boot Record) of the basic area to the EPBR (Extended Partition Boot Record) of the extended area. It is possible to configure a plurality of basic areas.
[0066]
[4-1. MBR and EPBR]
In both MBR and EPBR described above, a partition table is stored from the 446th byte. A code for reading the OS from the disk is recorded up to 446 bytes of MBR. On the other hand, EPBR has no particular meaning up to 446 bytes, and is normally filled with 0x00 or 0x20. Here, an example of the partition table is shown.
[0067]
[Table 1]
There is a partition table for 16 bytes from Offset: 0x1BE. Up to four partition tables can be recorded, and usually two are used.
[0068]
One entry in the partition table includes an active flag (1 byte), a start sector by CHS (3 bytes), a partition type (1 byte), an end sector by CHS (3 bytes), a start sector by LBA (4 bytes), and a partition size. (4 bytes). Some partition entries have a maximum of four, and judgment is made until partition type = 0.
[0069]
The partition type is as follows, but the values other than the values are omitted here.
[0070]
[Table 2]
[0071]
[4-2. Basic configuration of FAT]
Next, FIG. 4 shows the basic configuration of FAT in one partition. Among them, BPB is a BIOS parameter block, that is, a boot sector. As an example of BPB, for example, FAT32 is as follows.
[0072]
[Table 3]
Offset: 0x00, Size: 3 Jump command A jump command for loading the OS is written.
Offset: 0x03, Size: 8 OEM label name
OS and version that have been formatted. Windows® 95 OSR2 or later is “MSWIN4.1”, and earlier is “MSWIN4.0”. For FAT16, it will be "MSDOS5.0".
Offset: 0x0B, Size: 2 Logical sector size
The number of bytes per sector of the logical drive. Normally 0x0200 (512 bytes / sector).
Offset: 0x0D, Size: 1 Number of sectors per cluster
One of 0x01, 0x02, 0x04, 0x08, 0x10, 0x20, 0x40, 0x80 is used.
Offset: 0x0E, Size: 2 Number of reserved sectors
Number of sectors from sector 0 to immediately before the FAT area. That is, it represents the start sector number of the main FAT.
Offset: 0x10, Size: 1 Number of FAT
The number of FAT pairs present on the disk. Usually, it has one spare FAT and 2.
Offset: 0x11, Size: 2 Maximum number of root directory entries
For FAT12 / 16, it is always 0x0000 for FAT32.
Offset: 0x13, Size: 2 Total number of sectors
For FAT12 / 16, it is always 0x0000 for FAT32.
Offset: 0x15, Size: 1 Media descriptor
Flag that indicates the media type. The following numbers are used:
[0073]
[Table 4]
Offset: 0x16, Size: 2 Number of FAT sectors
For FAT12 / 16, it is always 0x0000 for FAT32.
Offset: 0x18, Size: 2 Number of sectors per track
Offset: 0x1A, Size: 2 Number of drive heads
A parameter that represents the physical information of the drive.
Offset: 0x1C, Size: 4 Number of invisible sectors
Number of sectors in the physical drive up to just before the first sector of the logical drive.
Offset: 0x20, Size: 4 Total number of sectors
If the sector number of Offset: 0x13 is 0, this sector number is valid (for FAT32).
Offset: 0x24, Size: 4 Number of sectors per FAT
For FAT32.
Offset: 0x28, Size: 2 Media description flag
For FAT32. Normally, 0x0000 is written. When mirroring is performed, bit7 becomes 1 and active FAT number is entered in bit3-0.
Offset: 0x2A, Size: 4 Start cluster of root directory
For FAT32. Unless otherwise specified, 0x00000002 is written and immediately after the FAT area.
Offset: 0x30, Size: 2 File system information sector number
For FAT32. Indicates the sector number of FSINFO.
Offset: 0x32, Size: 2 Boot sector copy sector number
For FAT32. Represents the location of the boot sector copy used when the first sector of the logical drive is corrupted.
Offset: 0x34, Size: 6 Reserved area
For FAT32.
Offset: 0x40 (FAT32), 0x24 (FAT12 / 16), Size: 1 Physical drive number
For hard disks, 0x80 is normally written.
Offset: 0x41 (FAT32), 0x25 (FAT12 / 16), Size: 1 Reserved area
Offset: 0x42 (FAT32), 0x26 (FAT12 / 16), Size: 1 Boot signature
In case of 0x29, it has a volume serial number.
Offset: 0x43 (FAT32), 0x27 (FAT12 / 16), Size: 4 Volume serial ID
Serial number assigned at random when formatting.
Offset: 0x47 (FAT32), 0x2B (FAT12 / 16), Size: 11 Volume label
Offset: 0x52 (FAT32), 0x36 (FAT12 / 16), Size: 8 File system type
Normally, “FAT32” / “FAT16” / “FAT12” is written.
Offset: 0x1FE, Size: 2 Magic number
0x55AA is written.
[0074]
[4-3. FSINFO (file descriptor)]
FAT32 has an area called FSINFO in
[0075]
[Table 5]
Offset: 0x1E4, Size: 4 File system signature
Fixed to 0x61417272 (rrAa).
Offset: 0x1E8, Size: 4 Number of free clusters
When no free cluster is calculated, 0xFFFFFFFF is written.
Offset: 0x1EC, Size: 4 Last write cluster number
Offset: 0x1F0, Size: 6 Reserved area
Offset: 0x1FE, Size: 2 Magic number
0x55AA is written.
[0076]
[4-4. FAT region (FAT-1 and FAT-2)]
The FAT area is an area where the FAT entries are arranged in the order of the corresponding clusters. Each FAT entry has a one-to-one correspondence with the cluster. By referring to the FAT entry, it is possible to know the state of the corresponding cluster (in use, empty, etc.). The actual FAT area is shown below.
[0077]
[Table 6]
[00000000] F8 FF FF 0F FF FF FF 7F FF FF FF 0F FF FF FF 0F |
[00000010] 06 00 00 00 FF FF FF 0F FF FF FF 0F FF FF FF 0F |
[00000020] FF FF FF 0F 77 00 00 00 0B 00 00 00 FF FF FF 0F |
[00000030] 12 0F 00 00 FF FF FF 0F FF FF FF 0F FF FF FF 0F |
[00000040] FF FF FF 0F FF FF FF 0F 6E 06 00 00 FF FF FF 0F |
[00000050] FF FF FF 0F FF FF FF 0F FF FF FF 0F FF FF FF 0F |
[0078]
Since the FAT32 cluster is represented by 4 bytes (32 bits), the FAT entries are also read by being delimited by 4 bytes. The above entry of Offset 0x10, Size4 is an entry of cluster number 4, indicating that
[0079]
The meaning of the FAT entry is as follows.
[Table 7]
[0080]
[4-5. Directory entry]
The directory entry is a place where information on files in the directory is recorded. In the FAT32, the root directory information is recorded in the data area as the
[0081]
The subdirectory is secured in the data area. The directory entry is assigned 32 bytes for each file from the top. When there are many directory entries, create a cluster chain and create a continuation in another cluster. The actual directory entry is as follows: In Table 8 below, “0000” in the first four digits of the address is omitted.
[0082]
[Table 8]
[00C0] 42 4F 4F 54 20 20 20 20 49 4E 49 26 18 69 23 92 | BOOT INI
[00D0] 82 2B 90 9B 05 00 01 9A 82 2B C6 D6 C1 00 00 00 |
[00E0] 42 20 00 53 00 65 00 74 00 74 00 0F 00 4A 69 00 | B Set t Ji
[00F0] 6E 00 67 00 73 00 00 00 FF FF 00 00 FF FF FF FF | n g s
[0100] 01 44 00 6F 00 63 00 75 00 6D 00 0F 00 4A 65 00 | D o c u m Je
[0110] 6E 00 74 00 73 00 20 00 61 00 00 00 6E 00 64 00 | n t s a n d
[0120] 44
[0130] 82 2B 88 2B 00 00 43 92 82 2B E6 50 00 00 00 00 |
Offset: 0x00, Size: 8 File name
Offset: 0x08, Size: 3 extension
The MS-DOS format 8.3 file name is recorded. If there are less than 8 or 3 characters, the rest are filled with spaces (0x20). When the first byte is 0xE5, it indicates that the file has been deleted.
Offset: 0x0B, Size: 1 File attribute
This file attribute is represented by the sum of the following numerical values. However, a long file is indicated only for 0x0F.
[0083]
[Table 9]
Offset: 0x0C, Size: 1 Reserved area
Used in Windows NT as a case flag.
Offset: 0x0D, Size: 1 Creation time (10ms unit)
Offset: 0x0E, Size: 2 Creation time
Offset: 0x10, Size: 2 Creation date
Offset: 0x12, Size: 2 Access date
Offset: 0x14, Size: 2
For FAT32.
Offset: 0x16, Size: 2 Update time
Offset: 0x18, Size: 2 Update date
Offset: 0x1A, Size: 2
Offset: 0x1C, Size: 4 File size
[0084]
[5. (Logic error check method)
Based on the above assumptions, in order to check a logical error, it is compared whether or not the contents of “FAT-1” and “FAT-2” in the area match each other, or an FAT sector number error is checked. It is possible. In the former, “FAT-1” and “FAT-2” are checked by checking what should be essentially the same, and if they are different, repairing is performed by matching one to the other.
[0085]
In this embodiment, there is an advantage that the presence / absence of a logic error can be easily and reliably checked based on a simple standard of FAT commonality. Further, according to the present embodiment, even if there is a mismatch between a plurality of FATs, there is an advantage that repair can be performed easily and reliably by a simple method of unifying them.
[0086]
In the latter case based on the FAT sector number abnormality, it is checked whether or not the cluster numbers indicated by “FAT-1” and “FAT-2” exceed an abnormal value that cannot be taken, for example, the maximum cluster number. For a logical error, the corresponding cluster number is set as an unused area or a final used area.
[0087]
As described above, the present embodiment has an advantage that the presence or absence of a logical error can be easily and reliably checked based on a simple criterion of whether or not there is an abnormality in the sector number or cluster number in the FAT. In addition, the present embodiment has an advantage that even if the cluster number exceeds the maximum cluster number, it can be easily and reliably repaired by a simple method of making it an unused area or a final used area.
[0088]
As a specific check or repair method, any conventionally known method may be selected. For example, whether the relationship between directory information and file information and "FAT-1" or "FAT-2" is strange. It is also possible to use this check. In this way, there is an advantage that a logical error can be detected and repaired easily and easily based on a simple criterion whether the relationship between the directory or file information and the FAT is normal or abnormal.
[0089]
[6. effect〕
As described above, in this embodiment, the read / write large-capacity external storage means such as a hard disk drive is divided into a plurality of areas, and the logical format of the recording data is abnormal, that is, a logical error such as during writing due to an unexpected power interruption. When the error is detected or the possibility is detected, at least a part of the navigation process can be executed using the data of the other area during the error check or repair to the area, so that the usability is improved.
[0090]
In this embodiment, even if a logical error or its possibility is detected in the main storage area, the road map data for backup is read from the spare storage area during the error check and repair, thereby A certain amount of navigation processing such as display of the position and the surrounding map becomes possible, so that the user can always know the position of the vehicle and the usability is improved.
[0091]
In addition, this embodiment has an advantage that the possibility of a logic error can be easily and reliably detected with a simple configuration using a write flag.
[0092]
In this embodiment, the operation of the
[0093]
[7. Other embodiments]
In addition, this invention is not limited to the said embodiment, Other embodiments which are illustrated next are included. For example, the information storage means is not limited to a hard disk, but may be a DVD-RAM, DVD-RW, various flash memory cards, etc., and the logical format of the drive, the mode of logical errors, the contents of checks and repairs, etc. The above-described embodiment is merely an example, and other items can be freely selected. In the above embodiment, the hard disk drive area is divided into two partitions, and the road map data near the vehicle position is always stored in one partition. However, the storage destination is a nonvolatile memory such as SRAM. But you can.
[0094]
In addition, a certain area may be secured for one partition, and a certain level of road map data may be entered from the beginning in a possible range, for example, all over Japan. In this way, there is no need to always back up road map data in the vicinity of the vehicle position to one partition, and there is an advantage that the system load is reduced. Further, the surrounding map display “or a predetermined process corresponding thereto” can be freely selected, such as guidance for the direction of travel at important points.
[0095]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to provide a navigation device, a method, and a program capable of performing a certain navigation operation such as at least a map display around the host vehicle.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a functional block diagram showing a configuration of an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a flowchart showing a processing procedure in the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a conceptual diagram showing an outline of a logical format of a hard disk drive in an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a conceptual diagram showing a basic configuration of a FAT according to an embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1… Absolute position / azimuth detector
2 ... Relative bearing detector
3 ... Vehicle speed detector
4 ... Main CPU and its peripheral circuits
M ... Memory group
5 ... ROM
6 ... DRAM
7 ... SRAM
8 ... VRAM
9. User interface part
10 ... Display section
11 ... Input section
12 ... HDD controller
13 ... FM multiplex reception and processing unit
14: Light / beacon reception and processing unit
M ... Memory group
40: Current position detector
41 ... Destination designation part
42: Route setting unit
43 ... Map display section
44. Guidance control unit
45. Management detection unit
46 ... Backup control unit
47 ... Restoration Department
Claims (6)
前記情報記憶手段は、前記ナビゲーション処理に必要なデータを格納する主な記憶領域と、走行中の自車位置付近の道路地図データのみを記憶する予備記憶領域とからなり、 The information storage means comprises a main storage area for storing data necessary for the navigation processing, and a preliminary storage area for storing only road map data near the position of the traveling vehicle.
前記情報記憶手段への書込み開始のときに、どの領域に書き込むかを表すフラグを所定の不揮発性メモリにセットし、書込み終了時にはそのフラグをリセットするとともに、装置の起動時にそのフラグをチェックすることでどの領域に論理エラーの可能性があるかを判断する管理検出手段と、 At the start of writing to the information storage means, a flag indicating which area is to be written is set in a predetermined nonvolatile memory, the flag is reset at the end of writing, and the flag is checked at the start of the apparatus Management detection means for determining which area is likely to have a logic error,
前記主な記憶領域に論理エラーがあれば修復する修復手段と、を備え、 A repair means for repairing a logical error in the main storage area,
前記管理検出手段は、 The management detection means includes
装置の起動時に前記不揮発性メモリ内に書き込みフラグが立っていない場合には、前記主な記憶領域のデータを用いて通常のナビゲーション処理を行い、 When a write flag is not set in the nonvolatile memory at the time of starting the device, a normal navigation process is performed using the data in the main storage area,
装置の起動時に前記不揮発性メモリ内に書き込みフラグが立っており、このフラグが前記主な記憶領域に関するものである場合には、前記主な記憶領域に論理エラーの可能性があると判断し、前記主な記憶領域の論理エラーのチェックを行うとともに、前記予備記憶領域に記憶された自車位置付近の道路地図データを用いてナビゲーション処理を行い、 When a write flag is set in the non-volatile memory at the time of startup of the device, and this flag is related to the main storage area, it is determined that there is a possibility of a logic error in the main storage area, While performing a logical error check of the main storage area, performing navigation processing using road map data near the vehicle position stored in the preliminary storage area,
前記修復手段は、前記主な記憶領域に論理エラーがあれば修復し、 The repair means repairs if there is a logic error in the main storage area,
前記主な記憶領域における論理エラーのチェックと修復とが終了した場合には、前記管理検出手段が、前記主な記憶領域のデータを用いて起動し通常のナビゲーション処理を行うことを特徴とするナビゲーション装置。 A navigation characterized in that when the check and repair of a logical error in the main storage area is completed, the management detection means starts using the data in the main storage area and performs normal navigation processing. apparatus.
前記情報記憶手段は、前記ナビゲーション処理に必要なデータを格納する主な記憶領域と、走行中の自車位置付近の道路地図データのみを記憶する予備記憶領域とからなり、 The information storage means comprises a main storage area for storing data necessary for the navigation processing, and a preliminary storage area for storing only road map data near the position of the traveling vehicle.
コンピュータが、 Computer
前記情報記憶手段への書込み開始のときに、どの領域に書き込むかを表すフラグを所定の不揮発性メモリにセットし、書込み終了時にはそのフラグをリセットするとともに、装置の起動時にそのフラグをチェックすることでどの領域に論理エラーの可能性があるかを判断する管理検出ステップと、 At the start of writing to the information storage means, a flag indicating which area is to be written is set in a predetermined nonvolatile memory, the flag is reset at the end of writing, and the flag is checked at the start of the apparatus A management detection step to determine in which area there is a potential logic error;
前記主な記憶領域に論理エラーがあれば修復する修復ステップと、を実行するものであり、 A repair step of repairing if there is a logic error in the main storage area, and
前記管理検出ステップは、 The management detection step includes
装置の起動時に前記不揮発性メモリ内に書き込みフラグが立っていない場合には、前記主な記憶領域のデータを用いて通常のナビゲーション処理を行うステップと、 If a write flag is not set in the non-volatile memory at the time of starting the device, performing a normal navigation process using data in the main storage area;
装置の起動時に前記不揮発性メモリ内に書き込みフラグが立っており、このフラグが前記主な記憶領域に関するものである場合には、前記主な記憶領域に論理エラーの可能性があると判断し、前記主な記憶領域の論理エラーのチェックを行うとともに、前記予備記憶領域に記憶された自車位置付近の道路地図データを用いてナビゲーション処理を行うステップと、 When a write flag is set in the non-volatile memory at the time of startup of the device, and this flag is related to the main storage area, it is determined that there is a possibility of a logic error in the main storage area, Checking logical errors in the main storage area and performing navigation processing using road map data near the vehicle position stored in the preliminary storage area;
前記主な記憶領域における論理エラーのチェックと前記修復処理における修復とが終了した場合に、前記主な記憶領域のデータを用いて起動し通常のナビゲーション処理を行うステップと、を含むことを特徴とするナビゲーション方法。 And a step of performing normal navigation processing by using the data in the main storage area when the logical error check in the main storage area and the repair in the repair process are completed. How to navigate.
前記情報記憶手段は、前記ナビゲーション処理に必要なデータを格納する主な記憶領域と、走行中の自車位置付近の道路地図データのみを記憶する予備記憶領域とからなり、 The information storage means comprises a main storage area for storing data necessary for the navigation processing, and a preliminary storage area for storing only road map data near the position of the traveling vehicle.
前記プログラムは、前記コンピュータに、 The program is stored in the computer.
前記情報記憶手段への書込み開始のときに、どの領域に書き込むかを表すフラグを所定の不揮発性メモリにセットし、書込み終了時にはそのフラグをリセットするとともに、装置の起動時にそのフラグをチェックすることでどの領域に論理エラーの可能性があるかを判断する管理検出機能と、 At the start of writing to the information storage means, a flag indicating which area is to be written is set in a predetermined nonvolatile memory, the flag is reset at the end of writing, and the flag is checked at the start of the apparatus A management detection function to determine which areas are likely to have logic errors
前記主な記憶領域に論理エラーがあれば修復する修復機能と、を実現させるものであり、 And a repair function for repairing a logical error in the main storage area, and
前記管理検出機能は、 The management detection function is:
装置の起動時に前記不揮発性メモリ内に書き込みフラグが立っていない場合には、前記主な記憶領域のデータを用いて通常のナビゲーション処理を行う機能と、 When a write flag is not set in the non-volatile memory at the time of starting the device, a function of performing normal navigation processing using data in the main storage area,
装置の起動時に前記不揮発性メモリ内に書き込みフラグが立っており、このフラグが前記主な記憶領域に関するものである場合には、前記主な記憶領域に論理エラーの可能性があると判断し、前記主な記憶領域の論理エラーのチェックを行うとともに、前記予備記憶領域に記憶された自車位置付近の道路地図データを用いてナビゲーション処理を行う機能と、 When a write flag is set in the non-volatile memory at the time of startup of the device, and this flag is related to the main storage area, it is determined that there is a possibility of a logic error in the main storage area, A function of performing a navigation process using road map data in the vicinity of the vehicle position stored in the preliminary storage area, while checking a logical error in the main storage area;
前記主な記憶領域における論理エラーのチェックと前記修復処理における修復とが終了した場合に、前記主な記憶領域のデータを用いて起動し通常のナビゲーション処理を行う機能と、を含むことを特徴とするナビゲーションプログラム。 A function of starting normal data processing by using data in the main storage area when the logical error check in the main storage area and the repair in the repair process are completed. Navigation program.
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