JP4186693B2 - 部分情報抽出方法及び映像切り出し方法及び映像表示方法及び映像出力方法及び装置及びプログラム及び映像出力プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

部分情報抽出方法及び映像切り出し方法及び映像表示方法及び映像出力方法及び装置及びプログラム及び映像出力プログラムを格納した記憶媒体 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、部分情報抽出方法及び映像切り出し方法及び映像表示方法及び映像出力方法及び装置及びプログラム及び映像出力プログラムを格納した記憶媒体に係り、特に、映像から映像情報を用いて当該映像の一部を切り出し、切り出した映像を出力するための部分情報抽出方法及び映像切り出し方法及び映像表示方法及び映像出力方法及び装置及びプログラム及び映像出力プログラムを格納した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、映像から映像の一部を切り出す方法に関して多くの報告がある。これらの切り出し方法は、フレーム間の差分情報を利用し、人物などの動物体を検出し、その動物体を含むフレームで切り出すことを特徴としている。この技術は、テレビ電話、ドアホン、監視カメラ等の映像通信端末の入力部に応用され、撮影中の人物が動いても画面から切れることなく撮影することを可能にしている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7-46582号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、映像コンテンツにおいて、画素毎に輝度の時間変移量を求めたり、映像を時間・空間の3次元空間と見立てたりすることによって、特定の動物体を検出する技術は、特定の対象がなく、また、動物体の個数が変則的に変化するような雑然とした映像の場合、どの物体を検出すべきかの判断が困難であることが多く、また、判断できたとしても、必ずしも1つの動物体をずっと追跡する必要があるとは限らない。
【0005】
このように、従来の技術は、テレビ電話や監視カメラ等、切り出したい対象が明確である場合には有効であるものの、雑踏に設置した定点カメラ映像やスポーツ中継映像等、多数の人物が奔放に動き回るような映像には適用しにくい。
【0006】
また、固定サイズで切り出しのみを前提としているため、表示先のサイズが可変の場合、切り出した後の映像は単純な拡大縮小処理を行うしかないという問題点がある。近年、様々な媒体で同一コンテンツを視聴したいというニーズが高まっており、媒体毎に観よい変換を行う必要がある。媒体には様々なものがあるため、媒体毎に一から処理を行って配信するのは非常に効率が悪く、サーバ等の処理手段への負荷も甚大になる。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、映像から配信用の映像を前もって切り出しておくのではなく、表示要求毎に適切な変換を行うための指標となる数値データを予め作成しておき、映像データとして格納しておくことで、アクセス要求の際にその指標を元に簡単な処理のみで映像を加工して配信することが可能な部分情報抽出方法及び映像切り出し方法及び映像表示方法及び映像出力方法及び装置及びプログラム及び映像出力プログラムを格納した記憶媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、映像情報から特徴的な部分情報を抽出する部分情報抽出方法において、
映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析過程と、
映像情報中のあるフレーム画像において、特徴量解析過程で解析した物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出過程と、
フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と特徴量解析過程で解析した物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出過程と、
第1の領域抽出過程と第2の領域抽出過程で抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出過程と、からなる。
【0009】
また、本発明の部分情報抽出方法は、第1の領域抽出過程の追加処理として、
第1の領域抽出過程で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、第1の領域抽出過程と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第1の反復過程と、
第2の領域抽出過程の追加処理として、
第2の領域抽出過程で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で第2の領域抽出過程と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第2の反復過程と、
映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、第1の評価値算出過程と同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出過程と、を行う。
【0010】
本発明は、映像情報から映像の空間的な一部を切り出す映像切り出し方法において、
映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析過程と、
映像情報中のあるフレーム画像において、特徴量解析過程で解析した物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出過程と、
フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と特徴量解析過程で解析した物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出過程と、
第1の領域抽出過程と第2の領域抽出過程で抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出過程と、
第1の領域抽出過程の追加処理として、
第1の領域抽出過程で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、第1の領域抽出過程と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第1の反復過程と、
第2の領域抽出過程の追加処理として、
第2の領域抽出過程で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で第2の領域抽出過程と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第2の反復過程と、
映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、第1の評価値算出過程と同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出過程と、からなる部分画像抽出過程と、
部分画像抽出過程において抽出された画像の部分領域の有限列を、該部分領域の評価値に基づいて評価して、取捨選択し、選択した有限列全てを含むような範囲で元の映像を切り出す第1の映像切り出し過程を行う。
【0011】
本発明は、映像情報から映像の空間的な一部を切り出す映像情報切り出し方法において、
映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析過程と、
映像情報中のあるフレーム画像において、特徴量解析過程で解析した物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出過程と、
フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と特徴量解析過程で解析した物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出過程と、
第1の領域抽出過程と第2の領域抽出過程で抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出過程と、
第1の領域抽出過程の追加処理として、
第1の領域抽出過程で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、第1の領域抽出過程と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第1の反復過程と、
第2の領域抽出過程の追加処理として、
第2の領域抽出過程で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で第2の領域抽出過程と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第2の反復過程と、
映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、第1の評価値算出過程と同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出過程と、からなる部分画像抽出過程と、
部分画像抽出過程において抽出された画像の部分領域の有限列を、該部分領域の評価値に基づいて評価して、取捨選択し、選択された有限列を含む区間のフレームだけ、元の映像から切り出す第2の映像切り出し過程と、行う。
【0012】
本発明は、映像情報から映像の空間的な一部を表示する映像表示方法において、
映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析過程と、
映像情報中のあるフレーム画像において、特徴量解析過程で解析した物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出過程と、
フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と特徴量解析過程で解析した物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出過程と、
第1の領域抽出過程と第2の領域抽出過程で抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出過程と、
第1の領域抽出過程の追加処理として、
第1の領域抽出過程で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、第1の領域抽出過程と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第1の反復過程と、
第2の領域抽出過程の追加処理として、
第2の領域抽出過程で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で前記第2の領域抽出過程と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第2の反復過程と、
映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、第1の評価値算出過程と同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出過程と、からなる部分画像抽出過程と、
部分画像抽出過程において抽出された画像の有限列のうち1つを表示する第1の表示過程と、
表示対象の切り替え要求を受信する要求取得過程と、
要求取得過程において要求信号を受信したときに、画像の有限列とは別の画像有限列を表示する第2の表示過程と、を行う。
【0013】
図1は、本発明の原理を説明するための図である。
【0014】
本発明は、映像情報を格納し、映像を表示するための手段を有した機器へ映像情報を加工し、出力する映像情報出力方法において、
映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析過程(ステップ1)と、
映像情報中のあるフレーム画像において、特徴量解析過程で解析した物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出過程(ステップ2)と、
フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と特徴量解析過程で解析した物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出過程(ステップ3)と、
第1の領域抽出過程(ステップ2)と第2の領域抽出過程(ステップ3)で抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出過程(ステップ4)と、
第1の領域抽出過程(ステップ2)の追加処理として、
第1の領域抽出過程(ステップ2)で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、第1の領域抽出過程と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第1の反復過程(ステップ5)と、
第2の領域抽出過程(ステップ3)の追加処理として、
第2の領域抽出過程(ステップ3)で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で第2の領域抽出過程(ステップ3)と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第2の反復過程(ステップ6)と、
映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、第1の評価値算出過程(ステップ4)と同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出過程(ステップ7)と、
第1の領域抽出過程(ステップ2)、第1の反復過程(ステップ5)、第2の領域抽出過程(ステップ3)、及び第2の反復過程(ステップ6)によって抽出された部分画像の有限列を記憶手段に格納する画像列情報格納過程(ステップ8)と、を行い、
映像を表示するための手段を有した機器に対して、
第1の領域抽出過程(ステップ2)、第1の反復過程(ステップ5)、第2の領域抽出過程(ステップ3)及び第2の反復過程(ステップ6)において抽出された画像の部分領域の有限列を、該部分領域の評価値に基づいて評価して、取捨選択し、選択した有限列全てを含むような範囲で元の映像を切り出す第1の映像切り出し過程(ステップ11)と、第1の領域抽出過程(ステップ2)、第1の反復過程(ステップ5)、第2の領域抽出過程(ステップ3)及び第2の反復過程(ステップ6)において抽出された画像の部分領域の有限列を、該部分領域の評価値に基づいて評価して、取捨選択し、選択された有限列を含む区間のフレームだけ、元の映像から切り出す第2の映像切り出し過程(ステップ12)と、第1の領域抽出過程(ステップ2)、第1の反復過程(ステップ5)、第2の領域抽出過程(ステップ3)及び第2の反復過程(ステップ6)において抽出された画像の有限列のうち1つを表示する第1の表示過程(ステップ13)と、要求信号を受信したときに、画像の有限列とは別の画像有限列を表示する第2の表示過程(ステップ14)とからなる、映像処理過程の、第1の映像切り出し過程(ステップ11)、第2の映像切り出し過程(ステップ12)、第1の表示過程(ステップ13)、または、第2の表示過程(ステップ14)の何れの処理を実行して配信するかを判定する配信判定過程(ステップ9)と、
配信判定過程(ステップ9)における判定結果に基づいて、映像処理過程のいずれかの処理を行い、映像を表示するための手段を有する機器に配信する映像配信過程(ステップ15)、とからなる。
【0015】
本発明は、映像情報から特徴的な部分情報を抽出する部分情報抽出装置であって、
映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析手段と、
映像情報中のあるフレーム画像において、特徴量解析手段で解析した物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出手段と、
フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と特徴量解析手段で解析した物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出手段と、
第1の領域抽出手段と第2の領域抽出手段で抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出手段と、を有する。
【0016】
また、本発明の部分情報抽出装置は、第1の領域抽出手段で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、第1の領域抽出手段と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する処理を該第1の領域抽出手段の追加処理として実行する第1の反復手段と、
第2の領域抽出手段で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で第2の領域抽出手段と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する処理を、該第2の領域抽出手段の追加処理として実行する第2の反復手段と、
映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、第1の評価値算出手段と同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出手段と、を更に有する。
【0017】
本発明は、映像情報から映像の空間的な一部を切り出す映像切り出し装置であって、
映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析手段と、
映像情報中のあるフレーム画像において、特徴量解析手段で解析した物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出手段と、
フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と特徴量解析手段で解析した物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出手段と、
第1の領域抽出手段と第2の領域抽出手段で抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出手段と、
第1の領域抽出手段で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、第1の領域抽出手段と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する処理を、該第1の領域抽出手段の追加処理として実行する第1の反復手段と、
第2の領域抽出手段で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で第2の領域抽出手段と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する処理を、該第2の領域抽出手段の追加処理として実行する第2の反復手段と、
映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、第1の評価値算出手段と同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出手段と、
第1の領域抽出手段、第1の反復手段、第2の領域抽出手段及び、第2の反復手段において抽出された画像の部分領域の有限列を、該部分領域の評価値に基づいて評価して、取捨選択し、選択した有限列全てを含むような範囲で元の映像を切り出す第1の映像切り出し手段と、を有する。
【0018】
本発明は、映像情報から映像の空間的な一部を切り出す映像情報切り出し装置であって、
映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析手段と、
映像情報中のあるフレーム画像において、特徴量解析手段で解析した物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出手段と、
フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と特徴量解析手段で解析した物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出手段と、
第1の領域抽出手段と第2の領域抽出手段で抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出手段と、
第1の領域抽出手段で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、第1の領域抽出手段と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する処理を該第1の領域抽出手段の追加処理として行う第1の反復手段と、
第2の領域抽出手段で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で第2の領域抽出手段と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する処理を該第2の領域抽出手段の追加処理として行う第2の反復手段と、
映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、第1の評価値算出手段と同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出手段と、からなる部分画像抽出手段と、
部分画像抽出手段において抽出された画像の部分領域の有限列を、該部分領域の評価値に基づいて評価して、取捨選択し、選択された有限列を含む区間のフレームだけ、元の映像から切り出す第2の映像切り出し手段と、を有する。
【0019】
本発明は、映像情報から映像の空間的な一部を表示する映像表示装置であって、
表示対象の切り替え要求を受信する要求取得手段と、
映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析手段と、
映像情報中のあるフレーム画像において、特徴量解析手段で解析した物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出手段と、
フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と特徴量解析手段で解析した物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出手段と、
第1の領域抽出手段と第2の領域抽出手段で抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出手段と、
第1の領域抽出手段で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、第1の領域抽出手段と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を特定回数反復する処理を、該第1の領域抽出手段の追加処理として行う第1の反復手段と、
第2の領域抽出手段で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で第2の領域抽出手段と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を特定回数反復する処理を、該第2の領域抽出手段の追加処理として行う第2の反復手段と、
映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、第1の評価値算出手段と同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出手段と、からなる部分画像抽出手段と、
部分画像抽出手段において抽出された画像の有限列のうち1つを表示する第1の表示手段と、
要求取得手段において要求信号を受信したときに、画像の有限列とは別の画像有限列を表示する第2の表示手段と、を有する。
【0020】
図2は、本発明の原理構成図である。
【0021】
本発明は、映像情報を格納し、映像を表示するための手段を有した機器へ映像情報を加工し、出力する映像情報出力装置であって、
映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析手段121と、
映像情報中のあるフレーム画像において、特徴量解析手段121で解析した物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出手段122と、
フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と特徴量解析手段121で解析した物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出手段123と、
第1の領域抽出手段122と第2の領域抽出手段123で抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出手段124と、
第1の領域抽出手段122で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、第1の領域抽出手段122と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を特定回数反復する処理を、該第1の領域抽出手段122の追加処理として行う第1の反復手段125と、
第2の領域抽出手段123で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で第2の領域抽出手段123と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を特定回数反復する処理を、該第2の領域抽出手段123の追加処理として行う第2の反復手段126と、
映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、第1の評価値算出手段124と同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出手段127と、
部分画像抽出手段120によって抽出された部分画像の有限列を部分画像記憶手段112に格納する画像列情報格納手段128と、からなる部分画像抽出手段120と、
部分画像抽出手段120において抽出された画像の部分領域の有限列を、第1の評価値算出手段124及び第2の評価値算出手段127で求められた該部分領域の評価値に基づいて評価して、取捨選択し、選択した有限列全てを含むような範囲で元の映像を切り出す第1の映像切り出し手段1311と、部分画像抽出手段120において抽出された画像の部分領域の有限列を、第1の評価値算出手段123及び第2の評価値算出手段127で求められた該部分領域の評価値に基づいて評価して、取捨選択し、選択された有限列を含む区間のフレームだけ、元の映像から切り出す第2の映像切り出し手段1312と、を有する映像切り出し手段1313と、
部分画像抽出手段120において抽出された画像の有限列のうち1つを表示する第1の表示手段1314と、
要求信号を受信したときに、画像の有限列とは別の画像有限列を表示する第2の表示手段1315と、
映像を表示するための手段を有した機器に対して、第1の映像切り出し手段1311、第2の映像切り出し手段1312、第1の表示手段1314、または、第2の表示手段1315の何れの処理を実行して配信するかを判定する配信判定手段1316と、からなる出力映像編集手段131と、
配信判定手段1316における判定結果に基づいて、第1の映像切り出し手段1311、第2の映像切り出し手段1312、第1の表示手段1314、または、第2の表示手段1315のいずれかの処理を行い、映像を表示するための手段を有する機器に配信する映像配信手段132と、からなる出力制御手段130と、を有する。
【0022】
本発明は、映像情報から特徴的な部分情報を抽出する部分情報抽出プログラムであって、
映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析ステップと、
映像情報中のあるフレーム画像において、特徴量解析ステップで解析した物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出ステップと、
フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と特徴量解析ステップで解析した物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出ステップと、
第1の領域抽出ステップと第2の領域抽出ステップで抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出ステップと、を有し、コンピュータに実行させる。
【0023】
本発明の部分情報抽出プログラムは、第1の領域抽出ステップの追加処理として、
第1の領域抽出ステップで扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、第1の領域抽出ステップと同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第1の反復ステップと、
第2の領域抽出ステップの追加処理として、
第2の領域抽出ステップで扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で第2の領域抽出ステップと同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第2の反復ステップと、
映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、第1の評価値算出ステップと同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出ステップと、を更に有する。
【0024】
本発明は、映像情報から映像の空間的な一部を切り出す映像切り出しプログラムであって、
映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析ステップと、
映像情報中のあるフレーム画像において、特徴量解析ステップで解析した物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出ステップと、
フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と特徴量解析ステップで解析した物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出ステップと、
第1の領域抽出ステップと第2の領域抽出ステップで抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出ステップと、
第1の領域抽出ステップの追加処理として、
第1の領域抽出ステップで扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、第1の領域抽出ステップと同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第1の反復ステップと、
第2の領域抽出ステップの追加処理として、
第2の領域抽出ステップで扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で第2の領域抽出ステップと同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第2の反復ステップと、
映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、第1の評価値算出ステップと同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出ステップと、
第1の領域抽出ステップ、第1の反復ステップ、第2の領域抽出ステップ及び第2の反復ステップにおいて抽出された画像の部分領域の有限列を、該部分領域の評価値に基づいて評価して、取捨選択し、選択した有限列全てを含むような範囲で元の映像を切り出す第1の映像切り出しステップと、を有し、コンピュータに実行させる。
【0025】
本発明は、映像情報から映像の空間的な一部を切り出す映像情報切り出しプログラムであって、
映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析ステップと、
映像情報中のあるフレーム画像において、特徴量解析ステップで解析した物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出ステップと、
フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と特徴量解析ステップで解析した物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出ステップと、
第1の領域抽出ステップと前記第2の領域抽出ステップで抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた前記物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出ステップと、
第1の領域抽出ステップの追加処理として、
第1の領域抽出ステップで扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、第1の領域抽出ステップと同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第1の反復ステップと、
第2の領域抽出ステップの追加処理として、
第2の領域抽出ステップで扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で第2の領域抽出ステップと同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第2の反復ステップと、
映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、第1の評価値算出ステップと同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出ステップと、
第1の領域抽出ステップ、第1の反復ステップ、第2の領域抽出ステップ及び第2の反復ステップにおいて抽出された画像の部分領域の有限列を、該部分領域の評価値に基づいて評価して、取捨選択し、選択された有限列を含む区間のフレームだけ、元の映像から切り出す第2の映像切り出しステップと、を有し、コンピュータに実行させる。
【0026】
本発明は、映像情報から映像の空間的な一部を表示する映像表示プログラムであって、
表示対象の切り替え要求を受信する要求取得ステップと、
映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析ステップと、
映像情報中のあるフレーム画像において、特徴量解析ステップで解析した物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出ステップと、
フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と特徴量解析ステップで解析した物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出ステップと、
第1の領域抽出ステップと第2の領域抽出ステップで抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出ステップと、
第1の領域抽出ステップの追加処理として、
第1の領域抽出ステップで扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、第1の領域抽出ステップと同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第1の反復ステップと、
第2の領域抽出ステップの追加処理として、
第2の領域抽出ステップで扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で第2の領域抽出ステップと同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第2の反復ステップと、
映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、第1の評価値算出ステップと同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出ステップと、
第1の領域抽出ステップ、第1の反復ステップ、第2の領域抽出ステップ及び第2の反復ステップにおいて抽出された画像の有限列のうち1つを表示する第1の表示ステップと、
要求取得ステップにおいて要求信号を受信したときに、画像の有限列とは別の画像有限列を表示する第2の表示ステップと、を有し、コンピュータに実行させる。
【0027】
本発明は、映像情報を格納し、映像を表示するための手段を有した機器へ映像情報を加工し、出力する映像情報出力プログラムであって、
映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析ステップと、
映像情報中のあるフレーム画像において、特徴量解析ステップで解析した物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出ステップと、
フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と特徴量解析ステップで解析した物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出ステップと、
第1の領域抽出ステップと第2の領域抽出ステップで抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出ステップと、
第1の領域抽出ステップの追加処理として、
第1の領域抽出ステップで扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、第1の領域抽出ステップと同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第1の反復ステップと、
第2の領域抽出ステップの追加処理として、
第2の領域抽出ステップで扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で前記第2の領域抽出ステップと同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第2の反復ステップと、
映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、第1の評価値算出ステップと同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出ステップと、
第1の領域抽出ステップ、第1の反復ステップ、第2の領域抽出ステップ及び第2の反復ステップによって抽出された部分画像の有限列を記憶手段に格納する画像列情報格納ステップと、を行い、
映像を表示するための手段を有した機器に対して、
第1の領域抽出ステップ、第1の反復ステップ、第2の領域抽出ステップ及び第2の反復ステップにおいて抽出された画像の部分領域の有限列を、該部分領域の評価値に基づいて評価して、取捨選択し、選択した有限列全てを含むような範囲で元の映像を切り出す第1の映像切り出しステップと、
映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、第1の評価値算出ステップと同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出ステップと、
第1の領域抽出ステップ、第1の反復ステップ、第2の領域抽出ステップ及び第2の反復ステップにおいて抽出された画像の部分領域の有限列を、第1の評価値算出ステップ及び第2の評価値算出ステップで求められた該部分領域の評価値に基づいて評価して、取捨選択し、選択された有限列を含む区間のフレームだけ、元の映像から切り出す第2の映像切り出しステップと、
第1の領域抽出ステップ、第1の反復ステップ、第2の領域抽出ステップ及び第2の反復ステップにおいて抽出された画像の有限列のうち1つを表示する第1の表示ステップと、
要求信号を受信したときに、画像の有限列とは別の画像有限列を表示する第2の表示ステップと、
からなる、映像処理ステップの、第1の映像切り出しステップ、第2の映像切り出しステップ、第1の表示ステップ、または、第2の表示ステップの何れの処理を実行して配信するかを判定する配信判定ステップと、
配信判定ステップにおける判定結果に基づいて、映像処理ステップのいずれかのステップを実行し、映像を表示するための手段を有する機器に配信する映像配信ステップと、を有し、コンピュータに実行させる。
【0028】
本発明は、映像情報を格納し、映像を表示するための手段を有した機器へ映像情報を加工し、出力する映像情報出力プログラムを格納した記憶媒体であって、
映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析ステップと、
映像情報中のあるフレーム画像において、特徴量解析ステップで解析した物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出ステップと、
フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と前記特徴量解析ステップで解析した前記物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出ステップと、
第1の領域抽出ステップと第2の領域抽出ステップで抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出ステップと、
第1の領域抽出ステップの追加処理として、
第1の領域抽出ステップで扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、第1の領域抽出ステップと同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第1の反復ステップと、
第2の領域抽出ステップの追加処理として、
第2の領域抽出ステップで扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で第2の領域抽出ステップと同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第2の反復ステップと、
映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、第1の評価値算出ステップと同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出ステップと、
第1の領域抽出ステップ、第1の反復ステップ、第2の領域抽出ステップ及び第2の反復ステップによって抽出された部分画像の有限列を記憶手段に格納する画像列情報格納ステップと、を行い、
映像を表示するための手段を有した機器に対して、
第1の領域抽出ステップ、第1の反復ステップ、第2の領域抽出ステップ及び第2の反復ステップにおいて抽出された画像の部分領域の有限列を、該部分領域の評価値に基づいて評価して、取捨選択し、選択した有限列全てを含むような範囲で元の映像を切り出す第1の映像切り出しステップと、
映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、第1の評価値算出ステップと同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出ステップと、
第1の領域抽出ステップ、第1の反復ステップ、第2の領域抽出ステップ及び第2の反復ステップにおいて抽出された画像の部分領域の有限列を、該部分領域の評価値に基づいて評価して、取捨選択し、選択された有限列を含む区間のフレームだけ、元の映像から切り出す第2の映像切り出しステップと、
第1の領域抽出ステップ、第1の反復ステップ、第2の領域抽出ステップ及び第2の反復ステップにおいて抽出された画像の有限列のうち1つを表示する第1の表示ステップと、
要求信号を受信したときに、画像の有限列とは別の画像有限列を表示する第2の表示ステップと、
からなる、映像処理ステップの、第1の映像切り出しステップ、第2の映像切り出しステップ、第1の表示ステップ、または、第2の表示ステップの何れの処理を実行して配信するかを判定する配信判定ステップと、
配信判定ステップにおける判定結果に基づいて、映像処理ステップのいずれかの処理を実行して、映像を表示するための手段を有する機器に配信する映像配信ステップと、を有し、コンピュータに実行させる。
【0029】
上記のように、本発明では、映像データから輝度の時間的差分量(輝度差分量)等の物理的な特徴量を抽出し、それを元に映像の変換を行うための指標を作成し、当該指標を元に表示要求に応じた変換を行い、映像データとは別に格納しておくことで、アクセス要求の際には、その指標に基づいて簡単な処理のみで映像を加工して配信することが可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
【0031】
最初に、前述の特許請求の範囲における請求項1における表現と以下の説明で用いる用語の対応関係について述べる。なお、以下では、請求項1についてのみ述べるが、用語については他の請求項についても同様である。
【0032】
『魅力鎖』:請求項1における、第1の領域抽出過程と第2の領域抽出過程で抽出した部分領域群を、時系列による画像列とみなしたもの。
【0033】
『魅力素片』:請求項1における、第1または、第2の領域抽出過程によりフレーム画像から抽出した一部分領域。
【0034】
『始素片』:請求項1における、第1の領域抽出過程により、フレームが像から抽出した一部分領域。
【0035】
『終素片』:請求項1における、第1または、第2の領域抽出過程により、フレームが像から抽出した一部分領域であって、時系列による画像列の末尾となるもの。
【0036】
「後続素片」:請求項1における、第2の領域抽出過程により、フレーム画像から抽出した一部分領域。
【0037】
「素片の魅力度」:部分領域を抽出する際に用いた物理的特徴量を元に定めた評価値。
【0038】
『魅力鎖の魅力度』:各部分領域の評価値から算出した画像列(=『魅力鎖』)の評価値。
【0039】
次に、「魅力鎖」「魅力素片」等について説明する。
【0040】
図3は、本発明の一実施の形態で使用する「魅力鎖」の概念図である。
【0041】
一般に、映像データは、「フレーム」と呼ばれる静止画像データの時間によるデータ列である。「魅力鎖」とは、図3に示すような、各フレームにおける静止画像データのある特定の条件を満足する領域をフレーム毎に指定して並べた列である。各フレームにおいて、魅力鎖により指定された領域を「魅力素片」と呼ぶ。また、魅力鎖(魅力素片の列)の先頭の魅力素片を「始素片」、末尾の魅力素片を「終素片」、魅力鎖中のある魅力素片について、その魅力素片列において直後になる魅力素片を「後続素片」と呼ぶ。各魅力素片は、その生成処理中で、固有の情報量である「魅力度」を割り当てられる。更に、魅力鎖は、構成要素である魅力素片たちの魅力度から算出される固有の情報量である「魅力鎖の魅力度」を割り当てられる。
【0042】
本発明では、映像データからこれらの魅力鎖を映像全体にわたって生成する。魅力鎖は、各フレームにおける魅力素片の中心座標と縦横長と魅力度を時系列に並べた有限数値列で記述することができる。生成されたすべての魅力鎖についての数値列全体を「魅力鎖情報」と呼ぶ。
【0043】
図4は、本発明の一実施の形態における映像加工・配信装置の構成図である。
【0044】
同図に示す映像加工装置100は、情報格納部110、魅力鎖算出部120、出力制御部130から構成され、映像生成装置210、出力装置209と接続されている。なお、出力装置209は、映像を表示するための手段を有した機器であるものとする。
【0045】
情報格納部110は、映像情報生成装置201により生成された映像データを格納する映像情報格納部111と、魅力鎖算出部120により生成された魅力鎖情報格納部112とを有し、出力装置209から視聴要求があった際に、映像データ、魅力鎖情報を出力制御部130に受け渡す手段である。
【0046】
魅力鎖算出部120は、映像情報格納部111に格納された映像情報から魅力鎖情報を生成し、魅力鎖情報格納部112に受け渡す。当該魅力鎖情報生成処理は、1つの映像データについて1回だけ行えばよく、視聴要求毎に行う必要はない。
【0047】
出力制御部130は、出力映像編集部131と映像配信部132から構成される。出力映像編集部131は、出力装置209の視聴要求と魅力鎖情報格納部112に格納された魅力鎖情報を元に、映像データの出力する時空間的な区間や出力の方法を映像配信部132へ受け渡す。映像配信部132は、出力映像編集部131から受け取った出力区間及び方法を元に出力装置209へ加工後の映像を出力する。
【0048】
なお、同図には、出力装置209からの要求を受信する手段が記載されていないが、送受信のインタフェースは存在するものとする。
【0049】
上記の構成において、魅力鎖算出部120において、映像情報格納部111に格納されている映像情報から映像フレームを読み出し、後続フレームとの輝度差が大きい画素を中心とした部分領域を定め、更なる後続フレームとの輝度差と、画素間の距離を考慮して、次フレームにおける部分領域を順次定めていく。これが部分領域の画像列(魅力鎖)となる。この魅力鎖は魅力度(各中心画素の輝度差の平均値)を有し、この魅力鎖を複数用意しておき、出力制御部130において、魅力度の大きい領域に限定するなどの方法により、表示に反映させる。
【0050】
図5は、本発明の一実施の形態における映像加工・配信装置の詳細な構成図であり、図4に示す出力制御部130の構成を詳細化したものである。なお、図4と同一構成部分には同一符号を付す。
【0051】
出力制御部130は、出力映像編集部131、映像配信部132、映像再生区間算出部133、映像出力方法判定部134、切り替え要求信号待機・受信部135から構成される。
【0052】
また、映像加工・配信装置100に接続される装置として、図4に示す装置に加えて、希望再生時間入力装置202、切り替え要求信号発信装置203がある。
【0053】
情報格納部110は、映像生成装置201により生成された映像データを格納する映像情報格納部111と、魅力鎖算出部120により生成された魅力鎖情報を格納する魅力鎖情報格納部112とを有し、映像出力装置209から視聴要求があった際に、映像データ、魅力鎖情報を出力制御部130に受け渡す手段である。
【0054】
魅力鎖算出部120は、映像情報格納部111に格納された映像情報から魅力鎖情報を生成し、魅力鎖情報格納部112に渡す。当該魅力鎖情報生成処理は、1つの映像データについて1回だけ行えばよく、視聴要求毎に行う必要はない。
【0055】
出力制御部130は、映像再生区間算出部133、映像配信方法判定部134、出力映像編集部131、切り替え要求信号待機・受信部135から構成される。
【0056】
映像再生区間算出部133は、映像出力装置209からの視聴要求の際、同時に希望再生時間入力装置202から希望再生時間の入力があった場合に、魅力鎖情報格納部112に格納された魅力鎖情報を元に、映像データの出力する時間的な区間を算出し、出力映像編集部131に渡す。
【0057】
映像出力方法判定部134は、映像出力装置209の出力サイズ情報を元に、出力方法及び視聴者の操作による映像切り替えの可・不可を判定し、出力方法を出力映像編集部131に渡し、かつ、映像切り替えを可と判定した場合は、切り替え要求信号待機・受信部135へ待機・受信要求信号を渡す。
【0058】
出力映像編集部131は、映像再生区間算出部133及び映像出力方法判定部134から受け取った再生区間及び出力方法を元に、映像配信部132へ加工後の映像を出力する。また、切り替え要求信号待機・受信部135からの映像切り替え要求があった場合に、映像配信部132へ加工後の映像を出力する。
【0059】
切り替え要求信号待機・受信部135は、切り替え要求信号発信装置203から切り替え要求信号が送信された場合に、当該信号を受信し、映像切り替え要求を出力映像編集部131へ渡す。
【0060】
次に、上記の構成における動作の概要について説明する。
【0061】
図6は、本発明の一実施の形態における動作の概要を示すフローチャートである。
【0062】
ステップ100) 魅力鎖算出部120において、映像情報格納部111から映像データを読み出す。
【0063】
ステップ110) 魅力鎖算出部120により、魅力鎖情報生成する。当該動作の詳細は、図7において詳述する。
【0064】
ステップ120) 映像再生区間算出部133は、再生時間の指定があるか否かを判定し、指定がある場合にはステップ130に移行し、ない場合には、ステップ140に移行する。
【0065】
ステップ130) 再生区間算出部133は、再生区間を算出し、入力映像データの再生区間部分のみを入力映像と見做す。
【0066】
ステップ140) 映像出力装置209の表示サイズSを取得する。
【0067】
ステップ150) 出力映像編集部131は、Sが所定値より小さい場合にはステップ190に移行し、Sが所定値以上の場合には、ステップ160に移行する。
【0068】
ステップ160) 出力映像編集部131は、魅力鎖情報から魅力度の高い魅力鎖を所定個数だけ抽出する。
【0069】
ステップ180) 切り出した部分を、Sに収まるように拡大・縮小し、映像配信部132に渡す。これにより、映像配信部132から映像出力装置209に映像が渡され、表示される。
【0070】
ステップ190) ステップ150において、Sが所定値より小さい場合には、出力映像編集部131は、最も魅力度の高い魅力鎖を切り出す。
【0071】
ステップ200) 切り出した部分を、Sに収まるように拡大・縮小し、映像配信部132に渡す。これにより、映像配信部132から映像出力装置209に映像が渡され、表示される。
【0072】
ステップ210) 切り替え要求信号待機・受信部135において、切り替え要求信号発信装置203から切り替え要求信号を受信すると、と該信号を出力映像編集部131に渡し、出力映像編集部131は、当該切り替え要求信号に基づいて、表示切り替え処理を行う。当該処理の詳細は、図8で詳述する。
【0073】
次に、上記のステップ110の詳細な動作を説明する。
【0074】
図7は、本発明の一実施の形態における魅力鎖情報生成処理のフローチャートである。
【0075】
ステップ111) 最初に、n=1、t=0とする。
【0076】
ステップ112) 魅力鎖算出部120は、n番目に魅力度の大きい魅力鎖が存在する区間の再生時間を取得する。
【0077】
ステップ113) tに取得した再生時間を加える。
【0078】
ステップ114) tと指定時間を比較し、tが指定時間より小さければステップ115に移行し、tが指定時間以上であれば、ステップ116に移行する。
【0079】
ステップ115) nに1を加える。
【0080】
ステップ116) 入力映像データから1,2,…,n番目に魅力度が大きい魅力鎖が存在する再生区間のみを抽出し、改めて入力映像として扱う。
【0081】
次に、図6におけるステップ210の処理について説明する。
【0082】
図8は、本発明の一実施の形態における表示切り替え処理のフローチャートである。
【0083】
ステップ211) 切り替え要求信号待機・受信部135において、切り替え要求信号発信装置203から映像切り替え要求信号を受信し、出力映像編集部131に渡す。
【0084】
ステップ212) 出力映像編集部131は、現在表示中の魅力鎖について、魅力鎖群中で何番目に魅力度が大きいものであるかを取得する(nとする)。
【0085】
ステップ213) nが全魅力鎖数より小さければ、ステップ215に移行し、nが全魅力鎖数以上であれば、ステップ214に移行する。
【0086】
ステップ214) 魅力鎖群中で最も魅力度が大きい魅力鎖を切り出して映像配信部132に渡し、ステップ216に移行する。
【0087】
ステップ215) 魅力鎖群中でn+1番目に魅力度が大きい魅力鎖を切り出して映像配信部132に渡し、ステップ216に移行する。
【0088】
ステップ216) 切り替え要求信号待機・受信部135は、次の映像切り替え要求信号を待機する。
【0089】
【実施例】
以下、図面と共に本発明の実施例を説明する。
【0090】
以下、それぞれの過程における実際の処理例について説明する。
【0091】
まず、魅力鎖算出部120の動作例、即ち、映像データから魅力鎖情報を生成するアルゴリズムの例を説明する。
【0092】
図9は、本発明の一実施例の魅力鎖算出部の動作のフローチャートである。以下、図9に従って説明する。
【0093】
[過程1:始素片の決定]
映像情報格納部111から映像データを読み出し(ステップ301)、映像データ中の第1フレームと第2フレームの各画素の輝度差分量を算出し(ステップ302)、それまでに後述するステップ304で生成された矩形領域全体を除いた領域において、最も差分量の大きい画素を探査する(この画素を「候補画素」と呼ぶ)(ステップ303)。エッジ検出やクラスタリングなどの既往画像処理により、或いは、予めある閾値を定めておき、候補画素との輝度差が閾値以下である範囲を抽出する等の処理により、候補画素から「意味的に繋がっている」と見做すことができる画素を吸収して矩形領域を生成する(ステップ304)。その矩形領域全体を始素片の領域とし、矩形領域の重心の座標を始素片の中心座標とする(ステップ305)。さらに候補画素の輝度差分量を始素片の魅力度と定める(ステップ306)。以上の「候補画素が確定してから、素片の領域、中心座標,魅力度を算出する一連の処理」を、以下「素片領域生成処理」と呼ぶ。
【0094】
次に、一般に、nを自然数1,2,3,…として、既に第nまでの魅力鎖が決まっているとき、第n+1の魅力鎖の始素片の候補画素を、第nまでの魅力鎖の始素片で覆われていない中で最も差分量の大きい画素とし、素片領域生成処理で始素片の領域、中心座標、魅力度を算出する。
【0095】
n=n+1とする(ステップ307)。
【0096】
以上の操作を、nが予め定めておく数値に達するか、新しい魅力素片のための候補画素が見つからなくなるまで続ける(ステップ308)。
【0097】
[過程2:後続素片の決定]
nを2以上の自然数としたとき、第nフレームでの各魅力鎖の後続素片を決定する。
【0098】
第nフレームと第n+1フレームの各画素の輝度差量を算出する。その算出結果を元に、先の各々の魅力鎖始素片の後続素片を決定する。具体的には、魅力鎖始素片Mの魅力度をμ(M),Mの中心点をS、2点A,Bのユークリッド距離をd(A,B)としたとき、F(μ(m)、d(S,P))が最大になるようなSを後続素片の候補画素とし、この候補画素から素片領域生成処理で領域、中心座標、魅力度を決定したものを、後続素片の領域、中心座標,魅力度とする。ここで、Fは2変数の実数値函数であり、例えば、F(x,y)=x/(y^2+1)等、xが大きいほど、またyが小さいほど、F(x,y)の値が大きくなるようなものとするのが望ましい。
【0099】
以下同様にして、各フレームの魅力素片を前フレームの魅力素片から算出する。
【0100】
以上が魅力鎖情報を自動生成するための基本アルゴリズムであるが、一般には、次のような追加処理を加える。
【0101】
1)魅力鎖の消滅:
上記アルゴリズムでは、どの魅力鎖においても、始素片は、常に第1フレーム中にあり、終素片は常に映像の最終フレーム中にある。しかし、最初に魅力があった部分に途中で「魅力がなくなる」可能性は充分に考えられるので、魅力鎖生成の途中段階で、ある後続素片を魅力鎖の終素片とするような処理を付加する。具体的には、例えば、以下に示すような処理を行う。
【0102】
1つの魅力鎖について、それまでの各魅力素片の輝度差分量の平均値より極端に輝度差分量が少ない魅力素片が数フレーム分続いた場合、輝度差分量が少なくなった素片をその魅力鎖の終素片とする。つまり、例えば、魅力鎖生成の途中段階で、魅力素片列<M_1,M_2,…M_k>について、
Σ_{i=k−α,k} μ(M_i)<β Σ_{i=1,k} μ(M_i)
を満足する場合、その魅力鎖の終素片をM_{k−α}とし、以降の魅力素片は考えないものとする。
【0103】
2) 魅力鎖の分岐:
魅力鎖の後続素片を算出する際に、2つ以上の後続素片の発生を許す。具体的には、ある途中フレームまで生成された魅力鎖<M_1,M_2,…,M_k>の後続素片M_{k+1}とその中心点Sに対し、次の条件を満足する画素S´が存在する場合、
(a)μ(M_{k+1})α<δ(S´)
(b)d(S,S´)>β(α、βは適宜定める定数値、δ(S)は画素Sにおける輝度差分量)
M_{k+1}だけでなく、S´を候補画素とした素片領域生成処理によって生成した魅力素片M´_{k+1}も、<M_1,M_2,…M_k>の後続素片とする。この分岐により、魅力素片M_1から始まる魅力鎖は、
<M_1,M_2,…M_k,M_{k+1}>、
<M_1,M_2,…M_k,M´_{k+1}>
の2つに分かれる。
【0104】
3) 魅力鎖の突然発生:
各フレームにおいて,特定の条件を満足する場合に、新規に魅力鎖を発生させる。具体的には、あるフレームの魅力素片のうち最も輝度差分量が大きいものをM,その中心点をSとしたとき、当該フレーム中のある画素S´において、
(a) δ(S´)>αμ(M)
(b) d(S,S´)>β(α、βは適宜定める定数値)
を満足するようなS´が存在する場合、そのようなS´のうち最も輝度差分量の大きな画素を新たに候補画素とし、当該画素から素片領域生成処理によって、新たな魅力鎖始素片を生成する。もし、1つのフレームにおいて複数の魅力鎖発生を許す場合は、(a),(b)に加え、それまでにそのフレームで加えられた魅力鎖始素片の中心S_1,S_2,…,S_nについて、
(c) d(S_i,T)>γ(γは適宜定める定数値,i=1,2,…,n)
を満足するようなTが存在する場合に、Tを新しい魅力鎖始素片として追加採用する。
【0105】
以上の追加処理を適宜加えて、上記過程2をフレームが尽きるまで行うことで、魅力鎖を生成する。
【0106】
最後に、各魅力鎖の魅力度を、フレーム数nの魅力鎖の各素片M_1,M_2,…,M_nについて、例えば、
(Σ_{i=1,n} μ(M_i))/n
なる計算式で算出した値(素片毎の魅力鎖の総和平均値)と定め、各魅力鎖を魅力度で順位付けする。
【0107】
上記アルゴリズムによる魅力鎖指標の効果を調べるため、実際の映像に以上のアルゴリズムを適用したものを実装して評価を行った。サッカーの試合を俯瞰カメラにより撮影した映像(スカイパーフェクTV(登録商標)、FIFAワールドカップ(登録商標)2002、日本対ロシア戦中継映像、ゴールシーン前後約2分間、以下(「俯瞰映像」)に本アルゴリズムを適用し、同時に放映された一般の中継映像(同局動対象の別チャネルの映像、以下「一般映像」)に映り込んでいる選手がどれだけ魅力鎖の魅力素片として抽出されているかを調べた。「一般映像に映り込んでいる選手のうちどれかが、俯瞰映像から上記アルゴリズムを使って抽出した魅力鎖のうち、上位5つの魅力鎖の魅力素片中に含まれているフレーム」を「成功フレーム」として、評価区間の各フレーム(3000フレーム)のうち成功フレームの数を目測で数え、区間全体のフレーム数に対する成功フレーム数の割合を「抽出成功率」として算出したところ、約86%の抽出成功率を達成した。
【0108】
なお、本実施例では、魅力度の指標として輝度差分量のみを用いたが、より詳細な抽出のために、輝度差分量以外の物理特徴量を併用することが望ましい。また、魅力鎖の魅力度を、単純に素片ごとの魅力度の平均値として求めているが、時間的な変化量を統計的に処理する等の算出法も考えられる。
【0109】
次に、出力制御部130の動作例、即ち、魅力鎖情報と視聴要求を元に表示用映像を編集するアルゴリズムの例を示す。視聴要求の種類に応じて、例えば、以下のような処理を組み合わせて出力映像を生成する。
【0110】
(1) 空間的な切り落とし:
魅力度の高い魅力鎖から順にk個の位置とサイズを抽出し、それら全部が含まれる領域を表示領域として,表示画面のサイズに合わせて表示領域を拡大縮小して出力する。ここでkは、視聴要求先の表示端末の画面サイズや、視聴要求先の視聴目的情報から自動的に算出されるべき数値である。図10は、本発明の一実施例の出力制御部における空間的な切り落としの模式図であり、k=3の場合の例である。
【0111】
(2) 表示の切り替え:
例えば、TVなどの大画面用に作成された映像を携帯電話などの小さい画面で鑑賞する場合など、一度に画面に映して視認できる範囲は非常に小さく限られている場合、上記の(1)の方法は、視認可能という意味では、魅力鎖の1つ分の映像を映し出すだけで限界がある場合が多い。この場合、図11のように、全体の縮小画面と閲覧者が見たい部分とを手動で切り替える方式を併用した方が良い場合もある。図11において、元の画像401中には魅力鎖が2つあるとし、それぞれ口枠で囲った部分とする。今、視聴者の端末は状態402で、上の方の魅力鎖の部分が(必要であれば拡大縮小されて)表示されているとする。視聴者が端末のボタン404を押すと、表示している魅力鎖が切り替わり、下の方の魅力鎖が表示され状態403となる。もう一度ボタンを押すと、再び上の方の魅力鎖が表示され、状態402となる。
【0112】
(3) 時間的な圧縮(ハイライトシーンの抽出):
映像全体を見る時間はないが、ある指定した時間で、ハイライトシーンだけを鑑賞したい、という視聴要求があった場合には、魅力鎖の最も大きな魅力鎖が存在している部分をハイライトシーンとして抽出する。魅力鎖は魅力度が低くなると消滅するように作成されており、また、魅力鎖の1つ1つは映像中の連続した部分なので、魅力鎖の存在区間を単位として映像を表示すれば、自然な映像として鑑賞することができる。
【0113】
もし、魅力度最大の魅力鎖の存在時間が要求指定時間に対して長すぎる場合、その魅力鎖が存在する区間の中で、上記魅力鎖を除いて魅力度が最も大きい魅力鎖が存在する区間を採用する。もし上記区間でも時間が長いようであれば、同様に候補の区間中で2番目に魅力度が大きな魅力鎖の区間を残し、他の部分を切り捨てる。また、別の処理として、構成素片の魅力度の時間変化量を調べ、周囲よりも大きな変化量を持つところで魅力鎖を2つに分け、魅力度の大きい方を採用するなどして細分してもよい。
【0114】
逆に、もし魅力度最大の魅力鎖の存在時間が要求指定時間に対して短い場合、当該存在時間外に存在する魅力鎖のうちで、魅力度最大の魅力鎖の存在時間を加える。以下同様に、「魅力鎖の存在時間の合計≒要求指定時間」となるまで魅力鎖の存在時間を加える。
【0115】
なお、本発明は、情報格納部110の映像情報格納部111、魅力鎖情報格納部112をハードディスク装置等の記憶媒体とし、魅力鎖算出部120、出力制御部130の動作をプログラムとして構築し、映像加工装置として利用されるコンピュータのCPU等の制御手段で実行させる、または、ネットワークを介して流通させるようにしてもよい。
【0116】
また、構築されたプログラムを映像加工装置として利用されるコンピュータに接続されるハードディスク装置や、フレキシブルディスク、CD−ROM等の可搬記憶媒体に格納しておき、本発明を実施する際に、コンピュータにインストールして実行させることも可能である。
【0117】
なお、本発明は、上記の実施の形態及び実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
【0118】
【発明の効果】
上述のように、本発明によれば、魅力鎖は、映像中の特定の条件を満足する時間的・空間的な部分領域であり、「特定の条件」を「視聴者が映像魅力的に感じるように視聴できること」という条件に置き換えれば、魅力鎖は映像中の魅力的な時間的・空間的な部分領域を表していることになる。従って、魅力鎖情報を元に上記のような処理を行うことにより、元の映像の魅力を損なうことなく、任意の表示端末に編集映像を配信できる。
【0119】
勿論、「映像を魅力的に感じるように視聴できる」というのは思想的・感覚的な表現であるが、ここでは、「魅力的に視聴できる」ことの1つの物理的指標による近似として「輝度差分量」が大きいという条件を提示している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】 本発明の一実施の形態で使用する「魅力鎖」の概念図である。
【図4】本発明の一実施の形態における映像加工装置の構成図である。
【図5】本発明の一実施の形態における映像加工・配信装置の詳細な構成図である。
【図6】本発明の一実施の形態における動作の概要を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施の形態における魅力鎖情報生成処理のフローチャートである。
【図8】本発明の一実施の形態における表示切り替え処理のフローチャートである。
【図9】本発明の一実施例の魅力鎖算出部の動作のフローチャートである。
【図10】本発明の一実施例の出力制御部における「空間的な切り落とし」の模式図である。
【図11】本発明の一実施例の出力制御部における「表示の切り替え」を説明するための図である。
【符号の説明】
100 映像加工装置
110 情報格納部
111 映像情報格納手段、映像情報格納部
112 部分鎖画像記憶手段、魅力鎖情報格納部
120 部分画像抽出手段、魅力鎖算出部
121 特徴量解析手段
122 第1の領域抽出手段
123 第2の領域抽出手段
124 第1の評価値算出手段
125 第1の反復手段
126 第2の反復手段
127 第2の評価値算出手段
130 出力制御手段、出力制御部
131 出力映像編集手段、出力映像編集部
132 映像配信手段、映像配信部
133 映像再生区間算出部
134 映像出力方法判定部
135 切り替え要求信号待機・受信部
201 映像生成装置
202 希望再生時間入力装置
203 切り替え要求信号発信装置
209 出力装置、映像出力装置
1311 第1の映像切り出し手段
1312 第2の映像切り出し手段
1313 切り出し手段
1314 第1の表示手段
1315 第2の表示手段
1316 配信判定手段

Claims (19)

  1. 映像情報から特徴的な部分情報を抽出する部分情報抽出方法において、
    前記映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析過程と、
    前記映像情報中のあるフレーム画像において、前記特徴量解析過程で解析した前記物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出過程と、
    前記フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と前記特徴量解析過程で解析した前記物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出過程と、
    前記第1の領域抽出過程と前記第2の領域抽出過程で抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた前記物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出過程と、からなることを特徴とする部分情報抽出方法。
  2. 前記第1の領域抽出過程の追加処理として、
    前記第1の領域抽出過程で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、前記第1の領域抽出過程と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第1の反復過程と、
    前記第2の領域抽出過程の追加処理として、
    前記第2の領域抽出過程で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で前記第2の領域抽出過程と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第2の反復過程と、
    前記映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、前記第1の評価値算出過程と同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出過程と、を行う請求項1記載の部分情報抽出方法。
  3. 映像情報から映像の空間的な一部を切り出す映像切り出し方法において、
    前記映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析過程と、
    前記映像情報中のあるフレーム画像において、前記特徴量解析過程で解析した前記物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出過程と、
    前記フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と前記特徴量解析過程で解析した前記物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出過程と、
    前記第1の領域抽出過程と前記第2の領域抽出過程で抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた前記物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出過程と、
    前記第1の領域抽出過程の追加処理として、
    前記第1の領域抽出過程で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、前記第1の領域抽出過程と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第1の反復過程と、
    前記第2の領域抽出過程の追加処理として、
    前記第2の領域抽出過程で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で前記第2の領域抽出過程と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第2の反復過程と、
    前記映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、前記第1の評価値算出過程と同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出過程と、からなる部分画像抽出過程と、
    前記部分画像抽出過程において抽出された画像の部分領域の有限列を、該部分領域の評価値に基づいて評価して、取捨選択し、選択した有限列全てを含むような範囲で元の映像を切り出す第1の映像切り出し過程と、を行うことを特徴とする映像情報切り出し方法。
  4. 映像情報から映像の空間的な一部を切り出す映像情報切り出し方法において、
    前記映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析過程と、
    前記映像情報中のあるフレーム画像において、前記特徴量解析過程で解析した前記物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出過程と、
    前記フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と前記特徴量解析過程で解析した前記物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出過程と、
    前記第1の領域抽出過程と前記第2の領域抽出過程で抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた前記物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出過程と、
    前記第1の領域抽出過程の追加処理として、
    前記第1の領域抽出過程で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、前記第1の領域抽出過程と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第1の反復過程と、
    前記第2の領域抽出過程の追加処理として、
    前記第2の領域抽出過程で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で前記第2の領域抽出過程と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第2の反復過程と、
    前記映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、前記第1の評価値算出過程と同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出過程と、からなる部分画像抽出過程と、
    前記部分画像抽出過程において抽出された画像の部分領域の有限列を、該部分領域の評価値に基づいて評価して、取捨選択し、選択された有限列を含む区間のフレームだけ、元の映像から切り出す第2の映像切り出し過程と、を行うことを特徴とする映像情報切り出し方法。
  5. 映像情報から映像の空間的な一部を表示する映像表示方法において、
    表示対象の切り替え要求を受信する要求取得過程と、
    前記映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析過程と、
    前記映像情報中のあるフレーム画像において、前記特徴量解析過程で解析した前記物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出過程と、
    前記フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と前記特徴量解析過程で解析した前記物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出過程と、
    前記第1の領域抽出過程と前記第2の領域抽出過程で抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた前記物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出過程と、
    前記第1の領域抽出過程の追加処理として、
    前記第1の領域抽出過程で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、前記第1の領域抽出過程と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第1の反復過程と、
    前記第2の領域抽出過程の追加処理として、
    前記第2の領域抽出過程で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で前記第2の領域抽出過程と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第2の反復過程と、
    前記映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、前記第1の評価値算出過程と同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出過程と、からなる部分画像抽出過程と、
    前記部分画像抽出過程において抽出された画像の有限列のうち1つを表示する第1の表示過程と、
    前記要求取得過程において要求信号を受信したときに、前記画像の有限列とは別の画像有限列を表示する第2の表示過程と、を行うことを特徴とする映像表示方法。
  6. 映像情報を格納し、映像を表示するための手段を有した機器へ映像情報を加工し、出力する映像情報出力方法において、
    前記映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析過程と、
    前記映像情報中のあるフレーム画像において、前記特徴量解析過程で解析した前記物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出過程、または、
    前記フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と前記特徴量解析過程で解析した前記物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出過程を行う映像切り出し過程と、
    前記第1の領域抽出過程と前記第2の領域抽出過程で抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた前記物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出過程と、
    前記第1の領域抽出過程の追加処理として、
    前記第1の領域抽出過程で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、前記第1の領域抽出過程と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第1の反復過程と、
    前記第2の領域抽出過程の追加処理として、
    前記第2の領域抽出過程で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で前記第2の領域抽出過程と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第2の反復過程と、
    前記映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、前記第1の評価値算出過程と同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出過程と、からなる部分画像抽出過程と、
    前記部分画像抽出過程によって抽出された部分画像の有限列を記憶手段に格納する画像列情報格納過程と、を行い、
    前記映像を表示するための手段を有した機器に対して、
    前記部分画像抽出過程において抽出された画像の部分領域の有限列を、該部分領域の評価値に基づいて評価して、取捨選択し、選択した有限列全てを含むような範囲で元の映像を切り出す第1の映像切り出し過程と、
    前記部分画像抽出過程において抽出された画像の部分領域の有限列を、該部分領域の評価値に基づいて評価して、取捨選択し、選択された有限列を含む区間のフレームだけ、元の映像から切り出す第2の映像切り出し過程と、
    前記部分画像抽出過程において抽出され、前記記憶手段に格納されている画像の有限列のうち1つを表示する第1の表示過程と、
    要求信号を受信したときに、前記画像の有限列とは別の画像有限列を表示する第2の表示過程と、からなる、映像処理過程のいずれかの処理を行い、前記映像を表示するための手段を有する機器に配信する映像配信過程、とからなることを特徴とする映像出力方法。
  7. 映像情報から特徴的な部分情報を抽出する部分情報抽出装置であって、
    前記映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析手段と、
    前記映像情報中のあるフレーム画像において、前記特徴量解析手段で解析した前記物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出手段と、
    前記フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と前記特徴量解析手段で解析した前記物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出手段と、
    前記第1の領域抽出手段と前記第2の領域抽出手段で抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた前記物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出手段と、
    を有することを特徴とする部分情報抽出装置。
  8. 前記第1の領域抽出手段で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、前記第1の領域抽出手段と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する処理を該第1の領域抽出手段の追加処理として実行する第1の反復手段と、
    前記第2の領域抽出手段で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で前記第2の領域抽出手段と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する処理を、該第2の領域抽出手段の追加処理として実行する第2の反復手段と、
    前記映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、前記第1の評価値算出手段と同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出手段と、を行う請求項7記載の部分情報抽出装置。
  9. 映像情報から映像の空間的な一部を切り出す映像切り出し装置であって、
    前記映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析手段と、
    前記映像情報中のあるフレーム画像において、前記特徴量解析手段で解析した前記物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出手段と、
    前記フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と前記特徴量解析手段で解析した前記物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出手段と、
    前記第1の領域抽出手段と前記第2の領域抽出手段で抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた前記物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出手段と、
    前記第1の領域抽出手段で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、前記第1の領域抽出手段と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する処理を、該第1の領域抽出手段の追加処理として実行する第1の反復手段と、
    前記第2の領域抽出手段で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で前記第2の領域抽出手段と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する処理を、該第2の領域抽出手段の追加処理として実行する第2の反復手段と、
    前記映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、前記第1の評価値算出手段と同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出手段と、からなる部分画像抽出手段と、
    前記部分画像抽出手段において抽出された画像の部分領域の有限列を、該部分領域の評価値に基づいて評価して、取捨選択し、選択した有限列全てを含むような範囲で元の映像を切り出す第1の映像切り出し手段と、
    を有することを特徴とする映像情報切り出し装置。
  10. 映像情報から映像の空間的な一部を切り出す映像情報切り出し装置であって、
    前記映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析手段と、
    前記映像情報中のあるフレーム画像において、前記特徴量解析手段で解析した前記物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出手段と、
    前記フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と前記特徴量解析手段で解析した前記物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出手段と、
    前記第1の領域抽出手段と前記第2の領域抽出手段で抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた前記物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出手段と、
    前記第1の領域抽出手段で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、前記第1の領域抽出手段と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する処理を該第1の領域抽出手段の追加処理として行う第1の反復手段と、
    前記第2の領域抽出手段で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で前記第2の領域抽出手段と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する処理を該第2の領域抽出手段の追加処理として行う第2の反復手段と、
    前記映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、前記第1の評価値算出手段と同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出手段と、からなる部分画像抽出手段と、
    前記部分画像抽出手段において抽出された画像の部分領域の有限列を、該部分領域の評価値に基づいて評価して、取捨選択し、選択された有限列を含む区間のフレームだけ、元の映像から切り出す第2の映像切り出し手段と、
    を有することを特徴とする映像情報切り出し装置。
  11. 映像情報から映像の空間的な一部を表示する映像表示装置であって、
    前記映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析手段と、
    前記映像情報中のあるフレーム画像において、前記特徴量解析手段で解析した前記物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出手段と、
    前記フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と前記特徴量解析手段で解析した前記物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出手段と、
    前記第1の領域抽出手段と前記第2の領域抽出手段で抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた前記物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出手段と、
    前記第1の領域抽出手段で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、前記第1の領域抽出手段と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を特定回数反復する処理を、該第1の領域抽出手段の追加処理として行う第1の反復手段と、
    前記第2の領域抽出手段で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で前記第2の領域抽出手段と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を特定回数反復する処理を、該第2の領域抽出手段の追加処理として行う第2の反復手段と、
    前記映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、前記第1の評価値算出手段と同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出手段と、からなる部分画像抽出手段と、
    前記部分画像抽出手段において抽出された画像の有限列のうち1つを表示する第1の表示手段と、
    表示対象の切り替え要求を受信する要求取得手段と、
    前記要求取得手段において要求信号を受信したときに、前記画像の有限列とは別の画像有限列を表示する第2の表示手段と、
    を有することを特徴とする映像表示装置。
  12. 映像情報を格納し、映像を表示するための手段を有した機器へ映像情報を加工し、出力する映像情報出力装置であって、
    前記映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析手段と、
    前記映像情報中のあるフレーム画像において、前記特徴量解析手段で解析した前記物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出手段と、
    前記フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と前記特徴量解析手段で解析した前記物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出手段と、
    前記第1の領域抽出手段と前記第2の領域抽出手段で抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた前記物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出手段と、
    前記第1の領域抽出手段で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、前記第1の領域抽出手段と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を特定回数反復する処理を、該第1の領域抽出手段の追加処理として行う第1の反復手段と、
    前記第2の領域抽出手段で扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で前記第2の領域抽出手段と同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を特定回数反復する処理を、該第2の領域抽出手段の追加処理として行う第2の反復手段と、
    前記映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、前記第1の評価値算出手段と同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出手段と、
    前記第1の領域抽出手段、前記第1の反復手段、前記第2の領域抽出手段及び前記第2の反復手段によって抽出された部分画像の有限列を部分画像記憶手段に格納する画像列情報格納手段と、からなる部分画像抽出手段と、
    前記部分画像抽出手段において抽出され、前記部分画像記憶手段に格納されている画像の部分領域の有限列を、該部分領域の評価値に基づいて評価して、取捨選択し、選択した有限列全てを含むような範囲で元の映像を切り出す第1の映像切り出し手段と、
    前記部分画像抽出手段において抽出され、前記部分画像記憶手段に格納されている画像の部分領域の有限列を、該部分領域の評価値に基づいて評価して、取捨選択し、選択された有限列を含む区間のフレームだけ、元の映像から切り出す第2の映像切り出し手段と、
    前記部分画像抽出手段において抽出され、前記部分画像記憶手段に格納されている画像の有限列のうち1つを表示する第1の表示手段と、
    要求信号を受信したときに、前記画像の有限列とは別の画像有限列を、前記部分画像記憶手段から取得して表示する第2の表示手段と、
    前記映像を表示するための手段を有した機器に対して、前記第1の映像切り出し手段、前記第2の映像切り出し手段、前記第1の表示手段、または、前記第2の表示手段の何れの処理を実行して配信するかを判定する配信判定手段と、
    前記配信判定手段における判定結果に基づいて、前記第1の映像切り出し手段、前記第2の映像切り出し手段、前記第1の表示手段、または、前記第2の表示手段のいずれかの処理を行い、前記映像を表示するための手段を有する機器に配信する映像配信手段と、
    を有することを特徴とする映像出力装置。
  13. 映像情報から特徴的な部分情報を抽出する部分情報抽出プログラムであって、
    前記映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析ステップと、
    前記映像情報中のあるフレーム画像において、前記特徴量解析ステップで解析した前記物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出ステップと、
    前記フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と前記特徴量解析ステップで解析した前記物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出ステップと、
    前記第1の領域抽出ステップと前記第2の領域抽出ステップで抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた前記物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出ステップと、
    を有し、コンピュータに実行させることを特徴とする部分情報抽出プログラム。
  14. 前記第1の領域抽出ステップの追加処理として、
    前記第1の領域抽出ステップで扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、前記第1の領域抽出ステップと同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第1の反復ステップと、
    前記第2の領域抽出ステップの追加処理として、
    前記第2の領域抽出ステップで扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で前記第2の領域抽出ステップと同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第2の反復ステップと、
    前記映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、前記第1の評価値算出ステップと同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出ステップと、を更に有する請求項13記載の部分情報抽出プログラム。
  15. 映像情報から映像の空間的な一部を切り出す映像切り出しプログラムであって、
    前記映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析ステップと、
    前記映像情報中のあるフレーム画像において、前記特徴量解析ステップで解析した前記物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出ステップと、
    前記フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と前記特徴量解析ステップで解析した前記物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出ステップと、
    前記第1の領域抽出ステップと前記第2の領域抽出ステップで抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた前記物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出ステップと、
    前記第1の領域抽出ステップの追加処理として、
    前記第1の領域抽出ステップで扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、前記第1の領域抽出ステップと同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第1の反復ステップと、
    前記第2の領域抽出ステップの追加処理として、
    前記第2の領域抽出ステップで扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で前記第2の領域抽出ステップと同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第2の反復ステップと、
    前記映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、前記第1の評価値算出ステップと同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出ステップと、からなる部分画像抽出ステップと、
    前記部分画像抽出ステップにおいて抽出された画像の部分領域の有限列を、該部分領域の評価値に基づいて評価して、取捨選択し、選択した有限列全てを含むような範囲で元の映像を切り出す第1の映像切り出しステップと、
    を有し、コンピュータに実行させることを特徴とする映像情報切り出しプログラム。
  16. 映像情報から映像の空間的な一部を切り出す映像情報切り出しプログラムであって、
    前記映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析ステップと、
    前記映像情報中のあるフレーム画像において、前記特徴量解析ステップで解析した前記物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出ステップと、
    前記フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と前記特徴量解析ステップで解析した前記物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出ステップと、
    前記第1の領域抽出ステップと前記第2の領域抽出ステップで抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた前記物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出ステップと、
    前記第1の領域抽出ステップの追加処理として、
    前記第1の領域抽出ステップで扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、前記第1の領域抽出ステップと同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第1の反復ステップと、
    前記第2の領域抽出ステップの追加処理として、
    前記第2の領域抽出ステップで扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で前記第2の領域抽出ステップと同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第2の反復ステップと、
    前記映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、前記第1の評価値算出ステップと同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出ステップと、からなる部分画像抽出ステップと、
    前記部分画像抽出ステップにおいて抽出された画像の部分領域の有限列を、該部分領域の評価値に基づいて評価して、取捨選択し、選択された有限列を含む区間のフレームだけ、元の映像から切り出す第2の映像切り出しステップと、
    を有し、コンピュータに実行させることを特徴とする映像情報切り出しプログラム。
  17. 映像情報から映像の空間的な一部を表示する映像表示プログラムであって、
    前記映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析ステップと、
    前記映像情報中のあるフレーム画像において、前記特徴量解析ステップで解析した前記物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出ステップと、
    前記フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と前記特徴量解析ステップで解析した前記物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出ステップと、
    前記第1の領域抽出ステップと前記第2の領域抽出ステップで抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた前記物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出ステップと、
    前記第1の領域抽出ステップの追加処理として、
    前記第1の領域抽出ステップで扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、前記第1の領域抽出ステップと同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第1の反復ステップと、
    前記第2の領域抽出ステップの追加処理として、
    前記第2の領域抽出ステップで扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で前記第2の領域抽出ステップと同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第2の反復ステップと、
    前記映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、前記第1の評価値算出ステップと同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出ステップと、からなる部分画像抽出ステップと、
    前記部分画像抽出ステップにおいて抽出された画像の有限列のうち1つを表示する第1の表示ステップと、
    表示対象の切り替え要求を受信する要求取得ステップと、
    前記要求取得ステップにおいて要求信号を受信したときに、前記画像の有限列とは別の画像有限列を表示する第2の表示ステップと、
    を有し、コンピュータに実行させることを特徴とする映像表示プログラム。
  18. 映像情報を格納し、映像を表示するための手段を有した機器へ映像情報を加工し、出力する映像情報出力プログラムであって、
    前記映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析ステップと、
    前記映像情報中のあるフレーム画像において、前記特徴量解析ステップで解析した前記物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出ステップと、
    前記フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と前記特徴量解析ステップで解析した前記物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出ステップと、
    前記第1の領域抽出ステップと前記第2の領域抽出ステップで抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた前記物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出ステップと、
    前記第1の領域抽出ステップの追加処理として、
    前記第1の領域抽出ステップで扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、前記第1の領域抽出ステップと同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第1の反復ステップと、
    前記第2の領域抽出ステップの追加処理として、
    前記第2の領域抽出ステップで扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で前記第2の領域抽出ステップと同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第2の反復ステップと、
    前記映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、前記第1の評価値算出ステップと同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出ステップと、
    前記第1の領域抽出ステップ、前記第1の反復ステップ、前記第2の領域抽出ステップ及び前記第2の反復ステップによって抽出された部分画像の有限列を記憶手段に格納する画像列情報格納ステップと、からなる部分画像抽出ステップと、
    前記映像を表示するための手段を有した機器に対して、
    前記部分画像抽出ステップにおいて抽出され、前記記憶手段に格納されている画像の部分領域の有限列を、該部分領域の評価値に基づいて評価して、取捨選択し、選択した有限列全てを含むような範囲で元の映像を切り出す、または、選択された有限列を含む区間のフレームだけ、元の映像から切り出す映像切り出しステップと、
    前記部分画像抽出ステップにおいて抽出され、前記記憶手段に格納されている画像の有限列のうち1つを表示する第1の表示ステップと、
    要求信号を受信したときに、前記画像の有限列とは別の画像有限列を、前記記憶手段から取得して表示する第2の表示ステップとからなる、映像処理ステップの、前記映像切り出しステップ、前記第1の表示ステップ、または、前記第2の表示ステップの何れの処理を実行して配信するかを判定する配信判定ステップと、
    前記配信判定ステップにおける判定結果に基づいて、前記映像切り出しステップ、前記第1の表示ステップ、または、前記第2の表示ステップのいずれかのステップを行い、前記前記映像を表示するための手段を有する機器に配信する映像配信ステップと、
    を有し、コンピュータに実行させることを特徴とする映像出力プログラム。
  19. 映像情報を格納し、映像を表示するための手段を有した機器へ映像情報を加工し、出力する映像情報出力プログラムを格納した記憶媒体であって、
    前記映像情報中に含まれる画素毎の輝度変化量を含む物理的特徴量をフレーム画像毎に取得し、解析する特徴量解析ステップと、
    前記映像情報中のあるフレーム画像において、前記特徴量解析ステップで解析した前記物理的特徴量を元に統計処理を行い、該フレーム画像から一部分領域を定め、抽出する第1の領域抽出ステップと、
    前記フレーム画像以降のフレーム画像のそれぞれについて、直前のフレーム画像で抽出した部分領域の位置情報と前記特徴量解析ステップで解析した前記物理的特徴量の双方を元に統計処理を行い、各フレーム画像から部分領域を定め抽出する第2の領域抽出ステップと、
    前記第1の領域抽出ステップと前記第2の領域抽出ステップで抽出した部分領域群を時系列による画像列とみなし、各部分領域を抽出する際に用いた前記物理特徴量を元に各部分領域の評価値を定め、各部分領域の評価値から該画像列の評価値を算出する第1の評価値算出ステップと、
    前記第1の領域抽出ステップの追加処理として、
    前記第1の領域抽出ステップで扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で、前記第1の領域抽出ステップと同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第1の反復ステップと、
    前記第2の領域抽出ステップの追加処理として、
    前記第2の領域抽出ステップで扱っているフレーム画像中において、直前までに抽出された部分領域以外の領域で前記第2の領域抽出ステップと同様の処理を行い、新たな部分領域を抽出する処理を、特定回数反復する第2の反復ステップと、
    前記映像情報中から同時に複数の部分画像列を抽出し、さらに、該複数の部分画像列それぞれに対して、前記第1の評価値算出ステップと同様の処理を適用し、抽出した画像列毎に固有の評価値を算出する第2の評価値算出ステップと、
    前記第1の領域抽出ステップ、前記第1の反復ステップ、前記第2の領域抽出ステップ及び前記第2の反復ステップによって抽出された部分画像の有限列を記憶手段に格納する画像列情報格納ステップと、からなる部分画像抽出ステップと、
    前記映像を表示するための手段を有した機器に対して、
    前記部分画像抽出ステップにおいて抽出され、前記記憶手段に格納されている画像の部分領域の有限列を、該部分領域の評価値に基づいて評価して、取捨選択し、選択した有限列全てを含むような範囲で元の映像を切り出す、または、選択された有限列を含む区間のフレームだけ、元の映像から切り出す映像切り出しステップと、
    前記部分画像抽出ステップにおいて抽出され、前記記憶手段に格納されている画像の有限列のうち1つを表示する第1の表示ステップと、
    要求信号を受信したときに、前記画像の有限列とは別の画像有限列を、前記記憶手段から取得して表示する第2の表示ステップとからなる、映像処理ステップの、前記映像切り出しステップ、前記第1の表示ステップ、または、前記第2の表示ステップの何れの処理を実行して配信するかを判定する配信判定ステップと、
    前記配信判定ステップにおける判定結果に基づいて、前記映像切り出しステップ、前記第1の表示ステップ、または、前記第2の表示ステップのいずれかのステップを行い、前記前記映像を表示するための手段を有する機器に配信する映像配信ステップと、
    を有し、コンピュータに実行させるプログラムを格納したことを特徴とする映像出力プログラムを格納した記憶媒体。
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