JP4184424B1 - 蒸気タービンシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 給水された水を受けて水蒸気を発生させるボイラBと、ボイラBにより発生させられた水蒸気により作動させられる蒸気タービンTと、蒸気タービンTから排出される水蒸気を冷却する復水器1と、復水器1から水が送給されるとともに水を高温化させてボイラBに給水する給水加熱管30と、復水器1から水を給水加熱管30に送給する送給経路40とを備えた蒸気タービンシステムSにおいて、復水器1を垂直方向の軸線2を有した塔状に形成し、給水加熱管30を給水加熱管30の水の入口31が復水器1の下端3側に位置し、給水加熱管30の水の出口32が復水器1の上端4側に位置するように復水器1内に配設し、復水器1の下側部20に、冷却水が供給されて復水器1を冷却する冷却部50を設けた。
【選択図】図1
Description
これは、図6に示すように、給水された水を受けて水蒸気を発生させるボイラBと、ボイラBにより発生させられた水蒸気により作動させられる蒸気タービンTと、蒸気タービンTから排出される水蒸気を冷却して水にする復水器110と、復水器110内を脱気して真空状態にする真空ポンプ111と、復水器110により復水された水を冷却する空冷装置112と、空冷装置112により冷却された水が送給されるとともに蒸気タービンTから排出される水蒸気との熱交換により水を高温化させてボイラBに給水する給水加熱管113と、復水器110により冷却された水を給水加熱管113に送給する送給経路114とを備えてなる。給水加熱管113は、蒸気タービンTの排出口の直下に設けられており、蒸気タービンTから排出される水蒸気によって、復水した水を高温化させてボイラBに給水するようにしている。
図1乃至図5には、本発明の実施の形態に係る蒸気タービンシステムSを示している。本装置Sは、ボイラBと、蒸気タービンTと、復水器1と、給水加熱管30と、送給経路40と、冷却部50と、水補給装置60とを備えてなる。
蒸気タービンTは、図1に示すように、ボイラBにより発生させられた水蒸気により作動させられるもので、この蒸気タービンTによって動力を得ることができる。
ボイラBに水を給水し、水蒸気を発生させる。ボイラBで発生された水蒸気を蒸気タービンTに送り、蒸気タービンTを作動させる。蒸気タービンTから排出された水蒸気は、150℃〜170℃となり、復水器1に送られる。復水器1は、垂直方向の軸線2を有した塔状に形成されているので、復水器1に送り込まれた水蒸気は、真下に向けて降下するように進んでいく。
また、上記実施の形態において、外郭12及び外部郭22を円形状に形成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、どのような形状でも良く、適宜変更して差支えない。
更に、上記実施の形態において、高圧送給ポンプ装置44を上記の構成としたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、水を高圧で送出できれば良く、適宜変更して差支えない。
また、上記実施の形態において、水補給装置60を上記の構成としたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、水貯留槽42に水を補給できれば良く、適宜変更して差支えない。
B ボイラ
T 蒸気タービン
1 復水器
2 軸線
3 下端
4 上端
5 底壁
10 上側部
11 外壁
12 外郭
13 給水加熱通路
14 下部
15 出口
16 上部
17 断熱材
20 下側部
21 外壁
22 外部郭
23 冷却水通路
24 下部
25 出口
26 上部
27 上方部
30 給水加熱管
31 入口
32 出口
40 送給経路
41 送出口
42 水貯留槽
43 水送給管
44 高圧送給ポンプ装置
45 プーリ
46a 第一歯車
46b 第二歯車
47 クランクシャフト
48 ピストン
49 開閉逆止弁
50 冷却部
51 冷却水管
52 供給経路
53 排水経路
54 入口
55 出口
56 冷却水貯留槽
57 冷却水供給管
60 水補給装置
61 補給水貯留槽
62 浄化装置
63 補給装置
Claims (12)
- 給水された水を受けて水蒸気を発生させるボイラと、該ボイラにより発生させられた水蒸気により作動させられる蒸気タービンと、該蒸気タービンから排出される水蒸気を冷却して水にする復水器と、該復水器により冷却された水が送給されるとともに上記排出される水蒸気との熱交換により該水を高温化させて上記ボイラに給水する給水加熱管と、上記復水器により冷却された水を上記給水加熱管に送給する送給経路とを備えた蒸気タービンシステムにおいて、
上記復水器を、上記蒸気タービンの直下に設けられ該蒸気タービンから排出された水蒸気が真下に向けて降下するように垂直方向の軸線を有した塔状に形成し、
上記給水加熱管を、該給水加熱管の水の入口が上記復水器の下端側に位置し、該給水加熱管の水の出口が上記復水器の上端側に位置するように上記復水器内に配設し、
上記復水器の下側部に、冷却水が供給されて該復水器を冷却する冷却部を設け、該冷却部を、冷却水が供給される冷却水管と、上記冷却水管に冷却水を供給する供給経路と、上記冷却水管から冷却水を排水する排水経路とを備えて構成し、上記冷却水管を、該冷却水管の冷却水の入口が上記復水器の下端側に位置し、該冷却水管の冷却水の出口が上記復水器の下側部の上方部に位置するように上記復水器内に配設したことを特徴とする蒸気タービンシステム。 - 上記給水加熱管を、複数本設けたことを特徴とする請求項1記載の蒸気タービンシステム。
- 上記給水加熱管を、螺旋状に形成したことを特徴とする請求項1または2記載の蒸気タービンシステム。
- 上記復水器の上側部を構成する外壁を囲繞する外郭を設け、上記上側部の外壁と上記外郭との間に該外壁の熱を水に伝達する為の給水加熱通路を設け、該給水加熱通路の下部を上記給水加熱管に接続し、上記給水加熱通路の出口を上記給水加熱通路の上部に接続したことを特徴とする請求項1乃至3何れかに記載の蒸気タービンシステム。
- 上記給水加熱通路の上記外郭に、断熱材を設けたことを特徴とする請求項4記載の蒸気タービンシステム。
- 上記上側部を構成する外壁の横断面の形状を、波形に形成したことを特徴とする請求項1乃至4何れかに記載の蒸気タービンシステム。
- 上記冷却水管を、複数本設けたことを特徴とする請求項1乃至6何れかに記載の蒸気タービンシステム。
- 上記冷却水管を、螺旋状に形成したことを特徴とする請求項1乃至7何れかに記載の蒸気タービンシステム。
- 上記復水器の下側部を構成する外壁を囲繞する外部郭を設け、上記下側部の外壁と上記外部郭との間に該外壁の熱を水に伝達する為の冷却水通路を設け、該冷却水通路の下部を上記供給経路に接続し、上記冷却水通路の出口を上記冷却水通路の上部に接続したことを特徴とする請求項1乃至8何れかに記載の蒸気タービンシステム。
- 上記供給経路を、冷却水が貯留される冷却水貯留槽と、上記冷却水管及び上記冷却水通路の入口に接続され上記冷却水貯留槽から上記冷却水管及び上記冷却水通路に冷却水を供給する冷却水供給管とを備えて構成し、上記冷却水貯留槽を、上記排水経路の位置よりも高い位置に配置したことを特徴とする請求項1乃至9何れかに記載の蒸気タービンシステム。
- 上記送給経路を、上記復水器の水を該復水器から送出する送出口と、該送出口から送出された水を貯留する水貯留槽と、該水貯留槽から水を上記給水加熱管に送給する水送給管と、該水送給管に介装され上記給水加熱管の水の入口に水を送給する高圧送給ポンプ装置とを備えて構成したことを特徴とする請求項1乃至10何れかに記載の蒸気タービンシステム。
- 上記水貯留槽に貯留されている水が一定量以下になったとき、上記水貯留槽に所定量の水を補給する水補給装置を備えたことを特徴とする請求項11記載の蒸気タービンシステム。
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