JP4181428B2 - ツアー型案内方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ツアー型案内方法に係り、より詳しくは所定地域の情報を、当該所定地域の擬似ツアーを行いながら案内するツアー型方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、街や観光地において、街情報や観光情報の案内が画像等を用いて行われている。こうした情報案内は、案内の対象となる街や観光地として案内したい情報を、例えば街や観光地の広報担当者が選択し、選択された情報を、画像等を用いて利用者に提供することにより行われている。
【0003】
こうした情報案内に際し、案内用の静的な表示をいわゆるページものとしてスライドショーを行ったり(以下、「従来例1」という)、固定した背景地図上における指定位置に説明情報を含む表示を画面上に挿入表示したりする(以下、「従来例2」という)ことが、広く行われている。
【0004】
また、従来例1又は従来例2におけるような静的な表示の組み合わせではなく、背景地図や説明情報を動的に表示しつつ情報案内を行うことも行われている。こうした動的表示を用いた情報案内では、案内する内容ごとにDVD(Digital Video Disk)に録画したものを再生表示したり(以下、「従来例3」という)、案内する内容ごとに専用のプログラムを作成して画面に表示したり(以下、「従来例4」という)することが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、街や観光地といった所定地域の情報案内は説明要素が多いために、全情報を案内すると、時間がかかり過ぎてしまう。この結果、全情報を案内することにすると、衣料品の買物、食事、観光名所巡り等といった個別の目的を果たすための情報の案内を受けようとする個々人の要望に迅速に応えることができなかった。
【0006】
このため、テーマ別に情報を編集したものをDVDに録画したものを用意したり、テーマ別に専用のプログラムを作成したりすることが考えられる。しかし、特定のテーマごとに行われるDVD録画のための編集や専用のプログラムの作成は、他のテーマと同一の情報素材に基づいて作成されるものであるにもかかわらず、他のテーマの場合とは原則的には独立した作業となる。このため、被案内者それぞれの要望に応えるために多種多彩なテーマごとに案内情報を作成するには、多く人的資源と時間を要することになってしまう。
【0007】
本発明は、かかる事情を鑑みてなされたものであり、様々な被案内者の要望に迅速に応えることができるツアー型案内方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のツアー型案内方法は、所定地域の情報を、前記所定地域の擬似ツアーを行いながら案内するツアー型案内方法であって、前記所定地域の地図情報及び前記所定領域の各地点における案内候補情報を準備する準備工程と;前記案内候補情報を、それぞれの属性に応じて、複数のグループに分類する情報分類工程と;前記案内候補情報の属性のうち、前記擬似ツアーのキーとするキー属性を選択する属性選択工程と;前記キー属性のグループ内の案内候補情報ごとに、前記擬似ツアーのテーマに応じて、案内優先度を付与する案内優先度付与工程と;前記キー属性以外のグループ内の案内候補情報それぞれに、前記擬似ツアーのテーマに応じて、前記キー属性のグループ内の案内候補情報それぞれとの間における案内連関度を付与する案内連関度付与工程と;前記擬似ツアーにおいて強調表示する前記キー属性の案内候補情報の案内優先度である表示優先度を決定する表示優先度決定工程と;前記擬似ツアーにおいて、前記表示優先度決定工程において決定された強調表示すべき案内候補情報それぞれに付随して強調表示する案内候補情報の案内連関度である表示連関度を決定する表示連関度決定工程と;前記地図情報に基づいて表示される地図上を移動しつつ、前記表示優先度に基づいて決定される前記強調表示すべき案内候補情報の地点に到達したときに、前記表示優先度に基づいて決定される強調表示すべき案内候補情報とともに、前記表示連関度に基づいて、前記付随して強調表示すべき案内候補情報が存在する場合には、当該付随して強調表示すべき案内候補情報を強調表示する表示工程と;を備えるツアー型案内方法である。
【0009】
このツアー型案内方法では、まず、準備工程において、情報案内の対象となる地域である所定領域の地図情報及び当該所定領域の各地点における案内候補情報が準備される。ここで、地図情報は例えば市販のデジタル地図情報等を用意すればよい。また、所定領域の各地点における案内候補情報は、例えば現地に出向いてデジタルカメラ等により画像データを撮影したり、その画像の説明用に文字データを作成したりして用意すればよい。
【0010】
次に、情報分類工程において、案内候補情報が、それぞれの属性に応じて、複数のグループに分類される。ここで、属性としては、例えば、衣料品店という属性、飲食店という属性、観光スポットという属性等がある。
【0011】
引き続き、案内候補情報の属性のうち、情報案内用の擬似ツアーのキーとするキー属性を選択する。例えば、飲食情報案内の擬似ツアーを行おうとする場合には、キー属性として、飲食店という属性を選択する。
【0012】
次いで、案内優先度付与工程において、キー属性のグループ内の案内候補情報ごとに、前記擬似ツアーのテーマに応じて、案内優先度が付与される。かかる優先度の決定は、案内する情報のテーマに応じて、案内情報の作成者が決定する。この場合、案内候補情報の優先度は固定的なものではなく、案内のテーマに応じて変化することになる。例えば、大きくは飲食情報案内であっても、グルメ用飲食店をテーマに案内する場合と、安上がりの飲食店を案内する場合とでは、同一の情報案内候補であっても、案内優先度が異なることになる。
また、上述したキー属性のグループ内の案内候補情報への案内優先度の付与に加えて、案内連関度付与工程において、特性属性以外のグループ内の案内候補情報それぞれに、擬似ツアーのテーマに応じて、キー属性のグループ内の案内候補情報それぞれとの間における案内連関度が付与される。こうした案内連関度は、通常は、地理的距離が近いほど案内連関度が高いことを原則として、擬似ツアーのテーマを更に考慮して定められる。例えば、名所観光をテーマとする場合には、観光スポットであるという属性がキー属性となるが、各観光スポットにある飲食店や土産物店の特徴や案内の必要性に応じて、飲食店や土産物店についての案内候補情報と観光スポットについての案内候補情報との案内連関度が定められる
【0013】
引き続き、表示優先度決定工程において、当該擬似ツアーにおいて強調表示するキー属性の情報の表示優先度を決定する。ここで、表示優先度は、所望の案内情報量又は所望の案内時間に応じて決定される。
また、上述した表示優先度の決定に加え、表示連関度決定工程において、表示優先度に基づいて強調表示されるキー属性のグループ内の案内候補情報に付随して強調表示される案内連関度である表示連関度が決定される。ここで、表示連関度は、所望の案内情報量又は所望の案内時間に応じて決定される。
【0014】
こうして決定された表示優先度及び表示連関度に基づいて、表示工程において、地図情報に基づいて表示される背景地図上を移動しつつ、表示優先度に基づいて決定された強調表示すべき案内候補情報の地点に到達したときに、当該強調表示すべき案内候補情報を強調表示する。なお、本明細書においては、「強調表示」の用語は、表示の無いところに表示すること、及び、通常の表示から強調した表示にする状態から表示のある状態にすることの双方を意味している。
すなわち、本発明のツアー型案内方法では、その属性により分類された案内候補情報を共通の素材として、それぞれの案内優先度を擬似ツアーのテーマに応じて付与し、その後に強調表示すべき表示優先度を決定するとともに、付随して強調表示される案内連関度である表示連関度を決定する。このため、所定のテーマに沿うとともに、所望の案内情報量又は所望の案内時間のツアー型案内をすることができる。したがって、様々な被案内者の要望に迅速に応えることができるツアー型案内を簡易に行うことができる。
【0019】
なお、本発明のツアー型案内方法では、前記案内候補情報が、画像情報及び文字情報を含むこととすることができる。また、前記案内候補情報が、音声情報を更に含むこととすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図1〜図6を参照しながら説明する。
【0021】
図1には、一実施形態に係るツアー型案内方法を使用してツアー型の情報案内を行うツアー型案内システム10の構成が概略的に示されている。図1に示されるように、このツアー型案内システム10は、案内情報を作成する案内情報作成装置20と、作成された案内情報を表示する案内情報表示装置40とを備えている。そして、案内情報作成装置20と案内情報表示装置40とは、ネットワーク等を介して接続されている。
【0022】
案内情報作成装置20は、(a)様々な処理プログラムを実行して、装置全体を統括制御する処理制御装置21と、(b)処理制御装置21からのデータ及び指令に基づいて画像データや文字データを表示する、液晶表示装置やCRTディスプレイ装置等の表示装置22と、(c)処理制御装置21からのデータ及び指令に基づいて音声出力するスピーカ等の音声出力装置23とを備えている。また、案内情報作成装置20は、(d)処理制御装置21へ文字データを入力するキーボード等のストローク装置26と、(e)処理制御装置21へ表示装置22の表示画面位置情報を入力するマウス等のポインティング装置27と、(g)処理制御装置21へイメージデータを入力するイメージリーダ等のイメージ入力装置28とを備えている。さらに、案内情報作成装置20は、様々なデータを格納する固定ディスク装置等の記憶装置29を備えている。
【0023】
処理制御装置21は、上述した表示装置22、音声出力装置23、ストローク装置26、ポインティング装置27、イメージ入力装置28及び記憶装置29を接続するためのインターフェースを有しているとともに、案内情報表示装置40との間でデータ通信を行うための通信制御装置を備えている。
【0024】
また、処理制御装置21は、市販の地図情報が提供される媒体DSKの態様に適合した地図情報読取装置を備えている。地図情報は、DVDやコンパクトディスク(Compact Disk;CD)等といった記憶媒体に格納されて供給されたり、ネットワーク等を介して通信データとして供給されたりする。
【0025】
さらに、処理制御装置21は、デジタルカメラ又はデジタルビデオカメラ等の撮像装置CMRから撮像結果を入力するためのインターフェースを備えている。なお、デジタルカメラの撮像結果を利用する場合には後述する情報素材における紹介画像が静止画となり、デジタルビデオカメラの撮像結果を利用する場合には情報素材における紹介画像が動画となる。
【0026】
案内情報表示装置40は、(a)様々な処理プログラムを実行して、装置全体を統括制御する処理制御装置41と、(b)処理制御装置41からのデータ及び指令に基づいて画像データや文字データを表示する、プラズマディスプレイ装置や液晶表示装置等の表示装置42と、(c)処理制御装置21からのデータ及び指令に基づいて音声出力するスピーカ等の音声出力装置43とを備えている。また、案内情報表示装置40は表示用のデータ等を格納する固定ディスク装置等の記憶装置49を備えている。
【0027】
処理制御装置41は、上述した表示装置42、音声出力装置43及び記憶装置49を接続するためのインターフェースを有しているとともに、案内情報作成装置40との間でデータ通信を行うための通信制御装置を備えている。
【0028】
以上のように構成されたツアー型案内システム10では、次のようにして、ツアー型案内情報を作成し、作成されたツアー型案内情報の表示を行う。
【0029】
前提として、このツアー型案内システム10は、観光スポットが近隣に点在する観光地に設置されるものであり、観光スポットのいくつかの付近には、飲食店や土産物店があるものとする。
【0030】
また、地図情報は既に入手済みであり、かつ、処理制御装置21に読み込まれ、記憶装置29に格納されており、さらに背景像となる背景地図画像もイメージ入力装置28等を使用して既に作成され、記憶装置29に格納されているものとする。また、紹介画像である観光スポットの景観の撮像結果、観光スポット付近の飲食店や土産物店の撮像結果も、処理制御装置21に読み込まれ、記憶装置29に格納されているものとする。
【0031】
まず、案内情報作成装置20による案内情報の作成について説明する。
【0032】
案内情報の作成に際しては、まず、記憶装置29から紹介画像を1つずつ読み出しながら、画像にそれぞれ付随する情報を入力する。ここで、この付随する情報は、紹介画像が対応する地図上の位置、その紹介画像に伴う表示説明文及び音声説明文等、並びにこれらをカプセル化したときにおけるカプセル識別子及びカプセル化した案内情報素材すなわち案内候補情報の属性である。なお、本実施形態においては、案内候補情報の属性として、観光スポット、飲食店及び土産物店の3つを使用することとしている。また、表示説明文や音声説明文としては、例えば、地名又は店名、セールスポイント、案内情報表示装置40の設置位置からの所要時間等がある。
【0033】
こうした情報のうち、画像が対応する地図上の位置の入力は、表示装置21に背景地図を表示した状態で、案内情報の作成者がポインティング装置27を操作して、画像が対応する地図上の位置を指定することにより行われる。また、画像情報に伴う表示説明文及び音声説明文、並びにこれらをまとめてカプセル化したときにおけるカプセル識別子及びカプセル化した案内候補情報の属性は、案内情報の作成者がストローク装置23を操作することにより、処理制御装置21に入力する。
【0034】
処理制御装置21は、こうして画像情報それぞれに応じて入力された各種の情報と当該画像情報とを取りまとめてカプセル化し、個々の案内候補情報とする。こうして作成された案内候補情報は、図2に示されるように、背景地図BM上の位置と結び付けられるとともに、それぞれが有する属性に応じて、観光スポットグループSG、飲食店グループRG及び土産物店グループMGの3つのグループに分類されることになる。なお、図2に示されるように、観光スポットグループSGに属する案内候補情報のカプセル識別子をSj(j=1,2,…)と、飲食店グループRGに属する案内候補情報のカプセル識別子をRk(k=1,2,…)と、土産物店グループMGに属する案内候補情報のカプセル識別子をMt(t=1,2,…)と記すものとする。
【0035】
カプセル化された案内候補情報Sj(j=1,2,…),Rk(k=1,2,…),Mt(t=1,2,…)は、記憶装置29に格納されるとともに、案内表示装置40へ送られる。案内表示装置40では、受信した案内候補情報Sj(j=1,2,…),Rk(k=1,2,…),Mt(t=1,2,…)が記憶装置49に格納される。
【0036】
次に、案内情報の作成者が、作成しようとする擬似ツアーのテーマに応じて、上記の属性の中から、キーとなる属性(以下、「キー属性」という)を選択する。ここで、作成しようとする擬似ツアーのテーマは「名所見物をしながら、名物料理を食べ、名産品を土産物として買う」という複合的なものであり、キー属性として観光スポットの属性が選ばれたものとして、以下の説明を行う。
【0037】
引き続き、案内情報の作成者は、ストローク装置26又はポインティング装置27を操作して、キー属性を有するグループである観光スポットグループSG内の情報素材Sj(j=1,2,…)それぞれに、擬似ツアーのテーマに応じて、案内優先度を付与する。案内優先度の付与は、観光スポットそれぞれの知名度、案内時の時期(季節等)における景観の素晴らしさの度合いやイベントの有無、作成者として紹介したい度合い等を考慮して行われる。こうして案内優先度が付与された一例が図3に示されている。なお、案内優先度を1〜5の5段階で評価して付与した例が、図3に示されている。
【0038】
次いで、案内情報の作成者は、ストローク装置26又はポインティング装置27を操作して、キー属性を有するグループ以外のグループの情報素材である飲食店グループRGの情報素材Rk(k=1,2,…)及び土産物店グループMGの情報素材Mt(t=1,2,…)それぞれに、キー属性を有するグループである観光スポットグループSG内の情報素材Sj(j=1,2,…)との間の案内連関度を付与する。案内連関度の付与は、観光スポットそれぞれとの地理的な近さ、知名度、案内時の時期(季節等)における食材や特産品の有無、作成者として紹介したい度合い等を考慮して行われる。こうして案内連関度が付与された一例が、図4に示されている。なお、表示優先度を0〜5の6段階で評価して付与した例が、図4に示されている。
【0039】
次に、案内情報の作成者は、作成しようとする擬似ツアーにおいて強調表示するキー属性を有する案内候補情報の案内優先度の最低値である表示優先度を決定する。かかる表示優先度の決定は、作成しようとする擬似ツアーにおいて提供しようとする案内情報量又はその擬似ツアーによる案内時間に応じて、作成者が決定する。そして、作成者は、決定した表示優先度を、ストローク装置26又はポインティング装置27を操作して処理制御装置21に入力する。
【0040】
こうして、表示優先度が処理制御装置21に入力されると、処理制御装置21は表示優先度以上の案内優先度を有する案内候補情報を抽出し、それらに対応する地点を巡る擬似ツアー経路を算出する。この擬似ツアー経路の算出では、例えば交通機関を考慮して、最短時間となる経路を算出する。
【0041】
引き続き、案内情報の作成者は、キー属性を有するとともに、表示優先度以上の案内優先度を有する案内候補情報を強調表示する際に、付随的に強調されるべき案内候補情報の案内連関度である表示連関度を決定する。かかる表示連関度の決定は、作成しようとする擬似ツアーにおいて提供しようとする案内情報量又はその擬似ツアーによる案内時間に応じて、作成者が決定する。そして、作成者は、決定した表示連関度を、ストローク装置26又はポインティング装置27を操作して処理制御装置21に入力する。
【0042】
以上のようにして、擬似ツアー用の表示優先度、擬似ツアー経路及び表示連関度というパラメータが揃うと、これらの情報が、1つの擬似ツアー指定情報として、擬似ツアー識別子とともに、記憶装置29に格納される。また、この擬似ツアー指定情報及び擬似ツアー識別子は、案内表示装置40へ送られ、記憶装置49に格納される。こうして作成された擬似ツアーを概念的に示したものが、図5に示されている。なお、図5においては、図3及び図4のように案内優先度及び案内関連度が設定されているときに、表示優先度を「3以上」とし、表示連関度を「4以上」とした擬似ツアーAの例が示されている。
【0043】
次に、案内情報の作成者は、擬似ツアーのテーマや提供情報量に応じて、キー属性、表示優先度又は表示連関度を変化させた擬似ツアーB、擬似ツアーC、…を、上記の擬似ツアーAと同様に作成する(図6参照)。そして、擬似ツアーB、擬似ツアーC、…の指定情報及び擬似ツアー識別子を記憶装置29に格納するとともに、案内表示装置40へ送る。
【0044】
次いで、案内情報の作成者は、ストローク装置26又はポインティング装置27を操作して、擬似ツアーの表示順を入力する。例えば、擬似ツアーAを2回、擬似ツアーBを3回及び擬似ツアーCを2回表示することを繰り返すべき旨を、処理制御装置21に入力する。処理制御装置21は、入力された擬似ツアーの表示順を案内表示装置40へ送る。
【0045】
次に、案内情報表示装置40における案内情報の表示について説明する。
【0046】
擬似ツアーの表示順を受信した案内表示装置40では、処理制御装置41が指定された擬似ツアーの表示順に従って、記憶装置49から必要な情報を読み出す。そして、背景地図BM上での移動を表すように、表示装置42の表示画面における背景地図像を変化させながら、移動位置が強調表示されるべき案内優先度の案内候補情報に対応する位置に到達したときに、その案内候補情報における画像及び説明文を表示画面において強調表示するとともに、音声説明文を音声出力装置43から音声出力する。また、付随的に強調表示する案内候補情報がある場合には、その案内候補情報における画像及び説明文を表示画面において時間順次に強調表示するとともに、音声説明文を音声出力装置43から時間順次に音声出力する。こうしてツアー型案内が行われる。
【0047】
以上説明したように、本実施形態のツアー型案内方法によれば、その属性により分類された案内候補情報を共通の素材として、擬似ツアーのキー属性を有する案内候補情報それぞれの案内優先度を擬似ツアーのテーマに応じて付与し、その後に強調表示すべき表示優先度を決定することにより、所定のテーマに沿うとともに、所望の案内情報量又は所望の案内時間のツアー型案内を簡易に行うことができる。
【0048】
また、キー属性のグループ内の案内候補情報への案内優先度の付与に加えて、キー属性以外のグループ内の案内候補情報それぞれに、擬似ツアーのテーマに応じて、キー属性のグループ内の案内候補情報それぞれとの連関度を付与する。そして、表示優先度に基づいて強調表示されるキー属性のグループ内の案内候補情報に付随して強調表示される案内連関度である表示連関度を決定する。したがって、擬似ツアーのテーマが複合的であっても、そのテーマに沿うとともに、所望の案内情報量又は所望の案内時間のツアー型案内をすることができる。
【0049】
また、画面表示に加えて音声出力を行う案内を行うので、被案内者にとって、印象が強く、かつ、親切な案内をすることができる。また、視覚障害者に対しても適切な案内情報を提供することができる。
【0050】
なお、上記の実施形態では、観光地における情報案内を説明したが、観光地以外の地域、例えば商店街等の情報案内に対しても、本発明を適用することができる。
【0051】
また、案内候補情報の属性の種類は、上記の実施形態における属性に限定される訳ではなく、地域の特性等に応じて適宜属性の種類を選択すればよい。
【0052】
また、案内優先度や案内連関度の設定にあたっては、上記の実施形態の判定基準に加えてアンケート調査や実績調査を参考にしてもよい。
【0053】
また、画面表示する情報や音声出力する情報には、上記の実施形態の情報に加えて、交通機関の運行情報を含ませることもできる。
【0054】
また、案内情報表示装置40は、大画面ディスプレイを中心とする大規模装置であってもよいし、携帯端末あってもよい。また、案内情報作成装置20から案内情報表示装置40へのデータ送信は、専用の回線を使用して行ってもよいし、インターネット網等のネットワークを介して行ってもよく、また、有線通信であるか無線通信であるかを問わない。
【0055】
【発明の効果】
以上において詳細に説明したように、本発明のツアー型案内方法によれば、様々な被案内者の要望に迅速に応えることができるツアー型案内を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のツアー型案内方法が使用されるツアー型案内システムの構成を概略的に示す図である。
【図2】背景地図と関連付けられつつ、案内候補情報がその属性に応じて分類されることを説明するための概念図である。
【図3】案内優先度の付与を説明するための図である。
【図4】案内連関度の付与を説明するための図である。
【図5】作成された擬似ツアーの例を概念的に示す図である。
【図6】複数の擬似ツアーを概念的に示す図である。
【符号の説明】
10…ツアー型案内システム、20…案内情報作成装置、40…案内情報表示装置、BM…背景地図、SG,RG,MG…属性により分類されたグループ、Sj,Rk,Mt…案内候補情報。

Claims (3)

  1. 所定地域の情報を、前記所定地域の擬似ツアーを行いながら案内するツアー型案内方法であって、
    前記所定地域の地図情報及び前記所定領域の各地点における案内候補情報を準備する準備工程と;
    前記案内候補情報を、それぞれの属性に応じて、複数のグループに分類する情報分類工程と;
    前記案内候補情報の属性のうち、前記擬似ツアーのキーとするキー属性を選択する属性選択工程と;
    前記キー属性のグループ内の案内候補情報ごとに、前記擬似ツアーのテーマに応じて、案内優先度を付与する案内優先度付与工程と;
    前記キー属性以外のグループ内の案内候補情報それぞれに、前記擬似ツアーのテーマに応じて、前記キー属性のグループ内の案内候補情報それぞれとの間における案内連関度を付与する案内連関度付与工程と;
    前記擬似ツアーにおいて強調表示する前記キー属性の案内候補情報の案内優先度である表示優先度を決定する表示優先度決定工程と;
    前記擬似ツアーにおいて、前記表示優先度決定工程において決定された強調表示すべき案内候補情報それぞれに付随して強調表示する案内候補情報の案内連関度である表示連関度を決定する表示連関度決定工程と
    前記地図情報に基づいて表示される地図上を移動しつつ、前記表示優先度に基づいて決定される前記強調表示すべき案内候補情報の地点に到達したときに、前記表示優先度に基づいて決定される強調表示すべき案内候補情報とともに、前記表示連関度に基づいて、前記付随して強調表示すべき案内候補情報が存在する場合には、当該付随して強調表示すべき案内候補情報を強調表示する表示工程と;
    を備えるツアー型案内方法。
  2. 前記案内候補情報は、画像情報及び文字情報を含む、ことを特徴とする請求項に記載のツアー型案内方法。
  3. 前記案内候補情報は、音声情報を更に含む、ことを特徴とする請求項に記載のツアー型案内方法。
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