JP4180178B2 - Soundproof insulation and method for producing the same - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、床材、壁材、天井材等の建材や防音・断熱設備等に用いられる防音断熱材に関し、特に、大気中の二酸化炭素の低減に用いられ工業的な大量培養が容易な微細藻類の有効利用に寄与することができるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、都市化、産業化の発達により化石燃料が大量消費され、二酸化炭素の排出量が年々増え続ける傾向にあり、これにともなう大気中の二酸化炭素濃度の増大が地球温暖化をもたらす一因として考えられている。この地球温暖化は、生物の生存環境に直接影響を与えるため、大気中の二酸化炭素濃度の低減を図ることが急務とされている。
【0003】
二酸化炭素は、植物や藻類の光合成反応を利用して固定化補集することができ、微細藻類を大量培養して二酸化炭素を固定する研究が進められている。しかしながら、培養後に得られる藻体のうち、食用、家畜の飼料等に利用されない余剰培養藻体等は、有効利用されないまま、焼却処理などの方法で廃棄されるか、あるいは地上または地中に放置され、自然界の微生物によって分解されることになる。
【0004】
このように余剰の藻類を焼却処理すると、光合成反応により、固定化した二酸化炭素が大気中に再び放出されてしまうことになる。また、他の生物による分解を受けて二酸化炭素の生成源となってしまう。
これに対して、本発明者らは、このような藻類等の植物廃棄物の再資源化法として、例えば、特開平9−272107号公報等に記載されているように、非木質植物廃棄物を乾燥、粉砕した後、合成樹脂と混合、成形して成形体を得る方法を提案している。
この方法によれば、光合成機能により排ガス等の炭酸ガスを吸収・固定して増殖させた微細藻を、成形体として資源化し、再度炭酸ガスを出すことなく有効利用することが可能となる。
【0005】
ところで、従来、板状やシート状の建材として、例えばコンクリート床に貼る床材(床タイル(シート))は、ポリ塩化ビニル(以下、PVCという)を原料とするコンポジションビニル床タイル(シート)が大部分である。これは、ポリ塩化ビニル樹脂に安定剤や充填剤等を混合して加熱圧縮するとともに、板状に成形して製造されている。
この床材には、充填剤として炭酸カルシウム等の無機物が用いられているが、この炭酸カルシウムは単なる厚みを持たせるための増量剤として用いられているものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の藻類を原料とした成形体およびその製造方法では、粉末状藻体を含有した成形体が硬くて柔軟性を有していないために、板状やシート状等に成形し難く、床材等の軟質製品への適用に不向きであって適用範囲が限られていた。
また、上記成形体は吸水性を有しているために、吸水による寸法変化やカビ等が生じるおそれがあるとともに、粉末状藻体に起因する臭いが発生する場合もあった。
一方、上記従来の床材等は、炭酸カルシウム等を充填剤として用いているが、その材質上、特に効果的な防音性や断熱性がなく、防音断熱材としての機能が要求される場合には不適であった。
【0007】
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、微細藻類の有効利用が可能で、また耐湿性・耐カビ性に優れるとともに無臭であり、さらには柔軟性を有して多様な適用が可能な防音断熱材およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、藻類を原材料とする成形体に関する技術について研究を進めた結果、以下の知見を得ることができた。
すなわち、光合成反応により炭酸ガスを固定した藻類を乾燥させた粉末状藻体は、その細胞内に微小な気泡を生じ、さらに、樹脂と混合して成形すると粉末状藻体間に多くの間隙が生じて多孔質となることから、この成形体に多孔質材料にみられる防音(吸音・遮音)性および断熱性が備わることが判明した。
【0009】
本発明は、上記研究結果に基づく技術であって、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。
すなわち、第1の発明に係る防音断熱材では、光合成反応により炭酸ガスを固定した藻類を乾燥させた粉末状藻体と合成樹脂粉体とを混合した混合物によって成形されている技術が採用される。
【0010】
また、第5の発明に係る防音断熱材の製造方法では、光合成反応により炭酸ガスを固定した藻類を乾燥させて粉末状藻体にする粉末化工程と、合成樹脂粉体と前記粉末状藻体とを混合する混合工程と、前記合成樹脂粉体と前記粉末状藻体との混合物を圧縮して成形する成形工程とを備えた技術が採用される。
【0011】
これらの防音断熱材およびその製造方法では、光合成反応により炭酸ガスを固定した藻類を乾燥させた粉末状藻体と合成樹脂粉体とを混合した混合物によって成形するので、粉末状藻体の細胞内に生じた微小気泡および粉末状藻体間に生じた間隙によって、多孔質性を有することとなり、効果的な防音効果や断熱効果を発揮することができる。また、粉末状藻体の粒径は、その製造過程で調整可能であるため、粉末状藻体間にできる間隙の大きさも任意に調整でき、これに対応した多様な音域の遮音性に対応することも可能である。
【0012】
第2の発明に係る防音断熱材では、上記第1の発明に係る防音断熱材において、前記混合物に可塑剤が添加されている技術が採用される。
【0013】
また、第6の発明に係る防音断熱材の製造方法では、上記第5の発明に係る防音断熱材の製造方法において、前記混合工程で前記合成樹脂粉体と前記粉末状藻体との混合物に可塑剤を添加する技術が採用される。
【0014】
これらの防音断熱材およびその製造方法では、前記混合物に可塑剤が添加されるので、柔軟性を有することができ、設置場所に凹凸等があってもこれら凹凸に応じて撓むことで取り付けることが可能となる。
【0015】
第3の発明に係る防音断熱材では、上記第2の発明に係る防音断熱材において、前記粉末状藻体は、混合割合が20重量%以下に設定され、前記混合物は、板状体に成形されている技術が採用される。
【0016】
また、第7の発明に係る防音断熱材の製造方法では、上記第6の発明に係る防音断熱材の製造方法において、前記混合工程で前記粉末状藻体を20重量%以下の割合で混合させ、前記成形工程で前記混合物を板状体に成形する技術が採用される。
【0017】
これらの防音断熱材およびその製造方法では、粉末状藻体の混合割合が20重量%以下に設定され、混合物が板状体に成形されるので、われやバリ等が生じない十分な加工性を備えた板状体となる。
【0018】
第4の発明に係る防音断熱材では、上記第2の発明に係る防音断熱材において、前記混合物は、板状体に成形され、該板状体の表裏面に保護フィルムが被着されている技術が採用される。
【0019】
また、第8の発明に係る防音断熱材の製造方法では、上記第6の発明に係る防音断熱材の製造方法において、前記成形工程で前記混合物を板状体に成形するとともに該板状体の表裏面に保護フィルムを被着させる技術が採用される。
【0020】
これらの防音断熱材およびその製造方法では、前記混合物が板状体に成形され、該板状体の表裏面に保護フィルムが被着されるので、外部からの湿気等の水分の浸入を保護フィルムが防ぐとともに、混合物内の粉末状藻体の臭いが外部に放出することが防止される。また、保護フィルムによって、板状体となった混合物自体が物理的に保護され耐摩耗性が向上するとともに、板状体そのものの色(緑色)等にかかわらず、表面の色や模様を任意に設定することもできる。
【0021】
第9の発明に係る防音断熱材の製造方法では、上記第8の発明に係る防音断熱材の製造方法において、前記成形工程は、カレンダーロールによって行う技術が採用される。
【0022】
この防音断熱材の製造方法では、成形工程をカレンダーロールによって行うので、容易に混合物を板状体に成形できるとともに、保護フィルム等で板状体をサンドイッチ状態にしてこれらを積層させることが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る防音断熱材およびその製造方法の一実施形態を、図1を参照しながら説明する。
この図にあっては、符号1は床材、2は第1バック層、3は第2バック層、4はセンター層、5は印刷層、6は表層クリアーを示している。
【0024】
本実施形態の防音断熱材は、図1に示すように、床タイル(プリントタイル)の床材1に適用したものであって、該床材1は、第1バック層(板状体)2と、該第1バック層2の裏面側に積層された第2バック層3と、第1バック層2の表面側に積層されたセンター層4と、該センター層4上に積層された印刷層5と、該印刷層5上に積層された表層クリアー6とからの複数層で構成されている。
【0025】
前記第1バック層2は、光合成反応により炭酸ガスを固定したクロレラ(藻類)を乾燥させた粉末状クロレラ(粉末状藻体)と熱可塑性樹脂であるPVC粉体(合成樹脂粉体)とを混合し、さらに可塑剤としてDOP(di-(2-ethylhexyl)phthalate)を添加した混合物によって主に成形されたクロレラ充填シートであり、充填剤として炭酸カルシウムおよび粉末状クロレラを添加しているものである。すなわち、炭酸カルシウムの代わりに充填剤の一部を粉末状クロレラとしている。
前記第2バック層3は、PVCと炭酸カルシウム等の充填剤と可塑剤とからなるシートである。
【0026】
前記センター層4は、再生PVC材と炭酸カルシウム等の充填剤と可塑剤とからなるシートであり、床材1の反りのバランスを調整するものである。
前記印刷層5は、床材1の表面に色や模様を着けるためのものであり、例えば、木目調や石目調等が採用される。
前記表層クリアー6は、透明PVCフィルムであって、床材1の耐摩耗性を持たせるものである。
センター層4、第1バック層2および第2バック層3は、床材1全体の支持作用や質感を出すために用いられている。
【0027】
したがって、本実施形態の床材1では、光合成反応により炭酸ガスを固定したクロレラを乾燥させた粉末状クロレラとPVC粉体とを混合した混合物によって成形された第1バック層2を備えるので、粉末状クロレラの細胞内に生じた微小気泡および粉末状クロレラ間に生じた間隙によって、多孔質性を有することとなり、防音効果や断熱効果を発揮する防音断熱材として適用される。
そして、粉末状クロレラを主原料および充填剤として用いることにより、炭酸ガス固定後のクロレラの封じ込めと有効利用とが可能になるとともに、充填剤に用いられる炭酸カルシウムの使用量を削減することができる。
【0028】
また、前記混合物に可塑剤が添加されるので、床材1に柔軟性が付加されるとともに肉厚を薄くでき、打ち上がったコンクリート床面が平面ではなく、大きなうねり(凹凸)があっても、このうねりに沿って床材1が撓み、床材1をこのうねりに密着して貼ることができる。
さらに、保護フィルムとして第1バック層2の表面および裏面にセンター層4、印刷層5、表層クリアー6および第2バック層3が被着されるので、外部からの湿気等の水分の浸入を上記各層が防ぐとともに、第1バック層1内の粉末状クロレラの臭いが外部に放出することが防止される。
【0029】
また、保護フィルムとしての上記各層によって、第1バック層2が物理的に保護され耐摩耗性が向上するとともに、第1バック層2そのものの色(緑色)等にかかわらず、印刷層5等によって表面の色や模様を任意に設定して多様な意匠を表すこともできる。
なお、第1バック層2に含まれる粉末状クロレラは、蛍光灯等の光によって変色するため、内装材の表層には不適であるが、保護フィルムを積層することによって、このような変色の問題もない。
【0030】
次に、本実施形態の床材1の製造方法について、図2を参照して以下に説明する。
【0031】
〔粉末化工程〕
まず、光合成反応により炭酸ガスを固定した状態の微細藻類のクロレラを、増殖容器等の中で大量に培養した後、乾燥させるとともに、一定量に秤量されてブロック状あるいはペレット状の固定体とする。
該固形体とされたクロレラを、粉砕機等により粉砕して微粉末化し、図2に示すように、粉末状クロレラ10とする。このとき、粉末状クロレラ10の粒径は数μm程度に調製される。
【0032】
〔混合工程〕
混和剤としてのPVC粉末11と原料および充填剤としての上記粉末状クロレラ10とを所定の比率で均等混合させるとともに、さらに充填剤(炭酸カルシウム)、可塑剤(DOP)および安定剤等を所定比率で混合させた粉末状態の混合物を作製する。
【0033】
〔成形工程〕
この混合物をミキサーにいれて混合しながら加熱し、加熱された混合物をカレンダーロール12Aによって、シート状(または板状)の第1バック層2として圧延、圧縮成形する。
さらに、この第1バック層2の表面および裏面に、センター層4、印刷層5、表層クリアー6および第2バック層3がカレンダーロール12Bによってカレンダー加工され、積層、被着される。
この後、各層が積層された状態で冷却され、そしてパンチングプレスで所定形状(矩形状のタイル形状等)に打ち抜きが行われて、床材1が製作される。
【0034】
すなわち、この製造方法では、成形工程においてカレンダーロール12A,12Bを用いるので、容易に混合物をシート状または板状の第1バック層2に成形できるとともに、保護フィルムとしての上記各層で第1バック層2をサンドイッチ状態にしてこれらを積層させることが可能となる。
また、粉末状クロレラ10の粒径は、その粉末化工程で調整可能であるため、粉末状クロレラ10間にできる間隙の大きさも任意に調整でき、これに対応した多様な音域の遮音性に対応することも可能である。
【0035】
【実施例】
次に、本発明に係る防音断熱材およびその製造方法の実施例を、表1を参照して以下に説明する。
【0036】
上述した板材1の製造方法において、以下の表1に示すように、粉末状クロレラ10の混合割合を0重量%、10重量%、20重量%、30重量%および40重量%に変えた複数の配合で第1バック層2を成形し、積層する各層の厚さを以下の値に設定して全厚2.5mmの床材1を作製した。
【0037】
【表1】
表層クリアー6:0.3mm
印刷層5 :0.1mm
センター層4 :0.4mm
第1バック層2:1.2mm
第2バック層3:0.6mm
【0038】
このときの各床材1の特性を、以下の表2に示す。
【表2】
【0039】
表1から分かるように、粉末状クロレラ10の混合割合が20重量%以下に設定された混合物がシート状または板状体の第1バック層2に成形されるので、われやバリ等が生じない十分な加工性を備えた床材1が作製できる。
【0040】
また、作製された床材1は、製品の規格値2.5±0.15mmをほぼ満足している。なお、粉末状クロレラ10の混合割合が30重量%のものは、水に浸せきしたときに、側面部に露出した第1バック層2の吸水作用により、寸法変化量が規格値を超えているが、実用上は、側面部の撥水処理により防止可能であり、本実施例に示すように、混合割合30重量%までは十分な特性を有することが可能である。
【0041】
なお、本発明は、次のような実施形態をも含むものである。
(1)上記実施形態では、防音断熱材として床材に適用したが、他の建材や防音断熱設備等に適用しても構わない。例えば、壁材、天井材、自動車や航空機等に用いられる遮音材、スピーカー等の音響機器の筐体等に適用してもよい。特に、建材、耐久物に利用することにより、藻類が固定した二酸化炭素を半永久的に封じ込めることができる。
【0042】
(2)混和剤として用いられる合成樹脂としては、上記実施形態で用いた熱可塑性樹脂以外に、熱硬化性樹脂でもよく、用途に応じて適宜用いる樹脂を決めればよい。しかしながら、粉末状藻体の添加率を上げると引張強さが低下するので、引張強さの高い合成樹脂を混和剤として用いることが好ましい。また、透明度の高いものを用いると粉末状藻体由来の色を活かすことができる。
具体的には、広くハウジング材等に用いられる合成樹脂を用いればよく、上記実施形態に用いたポリ塩化ビニル以外に、例えば、ABS樹脂、高密度ポリエチレン、ポリフェニレンオキシド、ポリカーボネート、不飽和ポリエステル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタンなどの熱可塑性樹脂を用いることができる。
【0043】
特に、パネル、壁材、建材、タイルとしては、ポリ塩化ビニル、ポリスチレンなどを用いることができる。あるいはフェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステルなどの熱硬化性樹脂を用いることもできる。
また、目的とする防音断熱材の用途によっては、耐燃焼性の高い合成樹脂を用いることが好ましい。
【0044】
(3)粉末状クロレラと合成樹脂との混合の際に、必要に応じて上述した添加剤以外のもの、例えば、熱安定剤、光安定剤(紫外線吸収剤)、酸化防止剤、難燃剤、強化充填剤、帯電防止剤、滑剤、結晶核剤、離型剤、防菌・防カビ剤などを添加してもよい。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、以下の効果を奏する。
(1)第1の発明に係る防音断熱材および第5の発明に係る防音断熱材の製造方法によれば、光合成反応により炭酸ガスを固定した藻類を乾燥させた粉末状藻体と合成樹脂粉体とを混合した混合物によって成形するので、原材料または充填剤の代替として混合される粉末状藻体の細胞内および粉末状藻体間の間隙によって、優れた防音効果や断熱効果を発揮することができる。
また、粉末状藻体の粒径を調整することができるので、上記間隙の大きさも任意に調整でき、これに対応した多様な音域(高周波、低周波等)の遮音性に対応することも可能である。
さらに、安価で毒性のない粉末状藻体を用いるので、低コストで安全な防音断熱材を作製できるとともに、固定した二酸化炭素を再放出させずに藻類を再利用することができる。
【0046】
(2)第2の発明に係る防音断熱材および第6の発明に係る防音断熱材の製造方法によれば、前記混合物に可塑剤が添加されるので、柔軟性を有することができ、設置場所の凹凸等に応じて取り付けることが可能となる。すなわち、板状やシート状等に成形し易くなり、床材等の軟質製品に広く適用することができる。
【0047】
(3)第3の発明に係る防音断熱材および第7の発明に係る防音断熱材の製造方法によれば、粉末状藻体の混合割合が20重量%以下に設定され、混合物が板状体に成形されるので、われやバリ等が生じない十分な加工性を備えた板状体にでき、例えば、床材等の軟質製品に好適な板材・シート材となる。
【0048】
(4)第4の発明に係る防音断熱材および第8の発明に係る防音断熱材の製造方法によれば、前記混合物が板状体に成形され、該板状体の表裏面に保護フィルムが被着されるので、外部からの水分浸入に対する防水性および粉末状藻体の臭いに対する防臭性を付加することができるとともに、耐摩耗性の向上および表面に任意の意匠を表示できるという外観性の向上を図ることができる。
【0049】
(5)第9の発明に係る防音断熱材の製造方法によれば、成形工程をカレンダーロールによって行うので、容易に混合物を板状体に成形できるとともに、保護フィルムで板状体をサンドイッチ状態にしてこれらを容易に積層させることができる。したがって、複数層からなる板状体(シート状のものを含む)を連続して低コストで成形することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る防音断熱材の一実施形態を示す断面図である。
【図2】 本発明に係る防音断熱材の製造方法の一実施形態における製造工程を示す工程図である。
【符号の説明】
1 床材(防音断熱材)
2 第1バック層(板状体)
3 第2バック層(保護フィルム)
4 センター層(保護フィルム)
5 印刷層(保護フィルム)
6 表層クリアー(保護フィルム)
10 粉末状クロレラ(粉末状藻体)
11 PVC粉体(合成樹脂粉体)
12A、12B カレンダーロール[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a soundproofing and heat insulating material used for building materials such as flooring, wall materials, and ceiling materials, and soundproofing and heat insulation equipment. It is related with what can contribute to effective utilization of algae.
[0002]
[Prior art]
In recent years, fossil fuels have been consumed in large quantities due to the development of urbanization and industrialization, and carbon dioxide emissions have been increasing year by year. As a result, the increase in the concentration of carbon dioxide in the atmosphere has caused global warming. It is considered. Since this global warming directly affects the living environment of living organisms, it is urgently required to reduce the concentration of carbon dioxide in the atmosphere.
[0003]
Carbon dioxide can be immobilized and collected using the photosynthetic reaction of plants and algae, and research is underway to fix carbon dioxide by culturing a large amount of microalgae. However, among the algal bodies obtained after culturing, surplus cultured algal bodies that are not used for food, livestock feed, etc. are discarded by incineration or other methods without being effectively used, or left on the ground or in the ground. And will be degraded by natural microorganisms.
[0004]
When surplus algae are incinerated in this way, the immobilized carbon dioxide will be released again into the atmosphere by the photosynthesis reaction. In addition, it is decomposed by other organisms and becomes a source of carbon dioxide.
On the other hand, as described in JP-A-9-272107, for example, the present inventors have disclosed a method for recycling plant waste such as algae as described in JP-A-9-272107. Proposed a method of obtaining a molded body by drying and pulverizing, then mixing and molding with a synthetic resin.
According to this method, the microalgae that have been grown by absorbing and fixing carbon dioxide such as exhaust gas by the photosynthesis function can be turned into resources as molded bodies and effectively used without producing carbon dioxide again.
[0005]
Conventionally, as a plate-like or sheet-like building material, for example, a floor material (floor tile (sheet)) to be stuck on a concrete floor is a composition vinyl floor tile (sheet) made of polyvinyl chloride (hereinafter referred to as PVC). Is the majority. This is manufactured by mixing a polyvinyl chloride resin with a stabilizer, a filler or the like, heating and compressing it, and molding it into a plate shape.
In this floor material, an inorganic substance such as calcium carbonate is used as a filler, but this calcium carbonate is used as a bulking agent to give a simple thickness.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-described conventional molded body using algae as a raw material and its production method, the molded body containing powdered algal bodies is hard and does not have flexibility, so it is difficult to mold into a plate shape or a sheet shape. It is unsuitable for application to soft products such as wood, and its application range is limited.
Moreover, since the said molded object has water absorption, there exists a possibility that the dimensional change by a water absorption, mold | fungi, etc. may arise, and the odor resulting from a powdery alga body may generate | occur | produce.
On the other hand, the above-mentioned conventional flooring materials use calcium carbonate or the like as a filler, but there are no particularly effective soundproofing and heat insulating properties on the material, and a function as a soundproofing heat insulating material is required. Was unsuitable.
[0007]
The present invention has been made in view of the above-mentioned problems, enables effective utilization of microalgae, is excellent in moisture resistance and mold resistance, is odorless, and has a variety of applications with flexibility. An object of the present invention is to provide a possible soundproof heat insulating material and a method for producing the same.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The inventors of the present invention have been able to obtain the following knowledge as a result of research on a technique related to a molded body using algae as a raw material.
That is, a powdery alga body obtained by drying algae in which carbon dioxide gas is fixed by a photosynthetic reaction generates minute bubbles in the cell, and when mixed with a resin and molded, many gaps are formed between the powdered alga bodies. As a result of the formation of the porous material, it was found that the molded body was provided with soundproofing (sound absorption / sound insulation) properties and heat insulating properties found in the porous material.
[0009]
The present invention is a technique based on the above research results, and adopts the following configuration in order to solve the above problems.
That is, in the soundproof heat insulating material according to the first invention, a technique is adopted that is formed by a mixture of a powdered alga body obtained by drying algae fixed with carbon dioxide gas by a photosynthesis reaction and a synthetic resin powder. .
[0010]
Moreover, in the manufacturing method of the soundproof heat insulating material which concerns on 5th invention, the pulverization process which dries the algae which fixed the carbon dioxide gas by photosynthesis reaction, and makes it a powdery alga body, a synthetic resin powder, and the said powdery alga body And a molding step of compressing and molding a mixture of the synthetic resin powder and the powdered alga body is employed.
[0011]
In these soundproofing and heat insulating materials and methods for producing the same, molding is performed with a mixture of a powdery alga body obtained by drying algae fixed with carbon dioxide gas by a photosynthesis reaction and a synthetic resin powder. It becomes porous by the microbubble produced | generated and the space | gap produced between the powdery alga bodies, and can exhibit an effective soundproofing effect and heat insulation effect. In addition, since the particle size of the powdered algal bodies can be adjusted during the production process, the size of the gap formed between the powdered algal bodies can also be arbitrarily adjusted, corresponding to the sound insulation of various sound ranges corresponding to this. It is also possible.
[0012]
In the soundproofing and heat insulating material according to the second invention, a technique in which a plasticizer is added to the mixture in the soundproofing and heat insulating material according to the first invention is adopted.
[0013]
Moreover, in the manufacturing method of the soundproofing heat insulating material which concerns on 6th invention, in the manufacturing method of the soundproofing heat insulating material which concerns on the said 5th invention , it is a mixture of the said synthetic resin powder and the said powdery alga body in the said mixing process. A technique of adding a plasticizer is employed.
[0014]
In these soundproofing heat insulating materials and the manufacturing method thereof, since a plasticizer is added to the mixture, it can have flexibility, and can be attached by bending according to the unevenness even if the installation place has unevenness. Is possible.
[0015]
In the soundproof heat insulating material according to the third invention, in the soundproof heat insulating material according to the second invention, the powdery alga body is set to a mixing ratio of 20 % by weight or less, and the mixture is formed into a plate-like body. Technology is adopted.
[0016]
Moreover, in the manufacturing method of the soundproofing heat insulating material which concerns on 7th invention, in the manufacturing method of the soundproofing heat insulating material which concerns on the said 6th invention , the said powdery alga body is mixed in the ratio of 20 weight% or less by the said mixing process. A technique for forming the mixture into a plate-like body in the forming step is employed.
[0017]
In these soundproofing heat insulating materials and the manufacturing method thereof, the mixing ratio of the powdered alga bodies is set to 20 % by weight or less, and the mixture is formed into a plate-like body. It becomes the provided plate-like body.
[0018]
In the soundproof heat insulating material according to the fourth invention, in the soundproof heat insulating material according to the second invention, the mixture is formed into a plate-like body, and protective films are attached to the front and back surfaces of the plate-like body. Technology is adopted.
[0019]
Moreover, in the manufacturing method of the sound-insulation heat insulating material which concerns on 8th invention, in the manufacturing method of the sound insulation heat insulating material which concerns on the said 6th invention , while forming the said mixture into a plate-shaped object at the said formation process, A technique for attaching protective films to the front and back surfaces is employed.
[0020]
In these soundproofing heat insulating materials and the manufacturing method thereof, the mixture is formed into a plate-like body, and a protective film is attached to the front and back surfaces of the plate-like body, so that the intrusion of moisture such as moisture from the outside is protective film Is prevented, and the odor of the powdery algal bodies in the mixture is prevented from being released to the outside. In addition, the protective film improves the wear resistance by physically protecting the plate-like mixture itself, and the surface color and pattern can be arbitrarily set regardless of the color (green) of the plate-like body itself. It can also be set.
[0021]
In the method for producing a soundproof heat insulating material according to the ninth invention, in the method for producing a soundproof heat insulating material according to the eighth invention, a technique is adopted in which the forming step is performed by a calendar roll.
[0022]
In this method for producing a soundproof heat insulating material, since the molding step is performed by a calendar roll, the mixture can be easily formed into a plate-like body, and the plate-like body can be sandwiched with a protective film or the like and laminated. Become.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a soundproof heat insulating material and a manufacturing method thereof according to the present invention will be described with reference to FIG.
In this figure,
[0024]
As shown in FIG. 1, the soundproof heat insulating material of the present embodiment is applied to a
[0025]
The
The second back layer 3 is a sheet made of a filler such as PVC and calcium carbonate and a plasticizer.
[0026]
The
The printed layer 5 is for applying a color or pattern to the surface of the
The surface layer clear 6 is a transparent PVC film, and gives the
The
[0027]
Therefore, the
By using powdered chlorella as the main raw material and filler, it becomes possible to contain and effectively use chlorella after fixing carbon dioxide, and to reduce the amount of calcium carbonate used for the filler. .
[0028]
Moreover, since a plasticizer is added to the mixture, flexibility can be added to the
Furthermore, since the
[0029]
Moreover, the
The powdery chlorella contained in the
[0030]
Next, the manufacturing method of the
[0031]
[Powdering process]
First, a microalgal chlorella with carbon dioxide fixed by a photosynthesis reaction is cultured in a large amount in a growth vessel, and then dried and weighed to a fixed amount to obtain a block-like or pellet-like fixed body. .
The solidified chlorella is pulverized by a pulverizer or the like into a fine powder to obtain a
[0032]
[Mixing process]
The
[0033]
[Molding process]
This mixture is put into a mixer and heated while mixing, and the heated mixture is rolled and compression-molded as a sheet-like (or plate-like)
Further, the
Thereafter, the layers are cooled in a stacked state, and punched into a predetermined shape (rectangular tile shape or the like) with a punching press, whereby the
[0034]
That is, in this manufacturing method, since the calendar rolls 12A and 12B are used in the forming step, the mixture can be easily formed into the sheet-like or plate-like
In addition, since the particle size of the powdered
[0035]
【Example】
Next, examples of the soundproofing heat insulating material and the manufacturing method thereof according to the present invention will be described below with reference to Table 1.
[0036]
In the manufacturing method of the board |
[0037]
[Table 1]
Surface clear 6: 0.3mm
Print layer 5: 0.1 mm
Center layer 4: 0.4 mm
First back layer 2: 1.2 mm
Second back layer 3: 0.6 mm
[0038]
The characteristics of each
[Table 2]
[0039]
As can be seen from Table 1, since the mixture in which the mixing ratio of the powdered
[0040]
Moreover, the produced
[0041]
The present invention includes the following embodiments.
(1) In the said embodiment, although applied to the flooring as a soundproofing heat insulating material, you may apply to other building materials, soundproofing heat insulation equipment, etc. For example, the present invention may be applied to wall materials, ceiling materials, sound insulation materials used in automobiles, airplanes, and the like, and housings of audio equipment such as speakers. In particular, carbon dioxide fixed by algae can be semi-permanently contained by using it for building materials and durable materials.
[0042]
(2) As a synthetic resin used as an admixture, a thermosetting resin may be used in addition to the thermoplastic resin used in the above-described embodiment, and a resin to be used may be appropriately determined depending on the application. However, since the tensile strength decreases when the addition rate of powdered alga bodies is increased, it is preferable to use a synthetic resin having a high tensile strength as an admixture. Moreover, when a thing with high transparency is used, the color derived from a powdery alga body can be utilized.
Specifically, a synthetic resin widely used for a housing material or the like may be used. In addition to the polyvinyl chloride used in the above embodiment, for example, ABS resin, high density polyethylene, polyphenylene oxide, polycarbonate, unsaturated polyester, polypropylene Thermoplastic resins such as polystyrene and polyurethane can be used.
[0043]
In particular, polyvinyl chloride, polystyrene, and the like can be used as panels, wall materials, building materials, and tiles. Alternatively, thermosetting resins such as phenol resin, urea resin, melamine resin, epoxy resin, and unsaturated polyester can be used.
Further, depending on the intended use of the soundproofing heat insulating material, it is preferable to use a synthetic resin having high combustion resistance.
[0044]
(3) When mixing the powdered chlorella and the synthetic resin, if necessary, other than the additives described above, for example, a heat stabilizer, a light stabilizer (ultraviolet absorber), an antioxidant, a flame retardant, Reinforcing fillers, antistatic agents, lubricants, crystal nucleating agents, mold release agents, antibacterial / antifungal agents, and the like may be added.
[0045]
【The invention's effect】
The present invention has the following effects.
(1) According to the soundproof heat insulating material according to the first invention and the method for producing the soundproof heat insulating material according to the fifth invention, a powdery alga body and synthetic resin powder obtained by drying algae in which carbon dioxide gas is fixed by a photosynthesis reaction Since it is molded by a mixture that mixes with the body, it can exhibit excellent soundproofing and heat insulation effects due to the interstices of the powdered algal bodies mixed as a substitute for raw materials or fillers and the gap between the powdered algal bodies it can.
Moreover, since the particle size of the powdered alga can be adjusted, the size of the gap can also be adjusted arbitrarily, and it is possible to cope with sound insulation of various sound ranges (high frequency, low frequency, etc.) corresponding to this. It is.
Furthermore, since powdery alga bodies that are inexpensive and non-toxic are used, it is possible to produce a low-cost and safe soundproof heat insulating material and to reuse algae without re-releasing fixed carbon dioxide.
[0046]
(2) According to the sound insulation heat insulating material according to the second invention and the method for producing the sound insulation heat insulating material according to the sixth invention, since the plasticizer is added to the mixture, the mixture can have flexibility, and the installation location. It becomes possible to attach according to the unevenness of the. That is, it becomes easy to form into a plate shape or a sheet shape, and can be widely applied to soft products such as flooring.
[0047]
(3) According to the soundproof heat insulating material according to the third invention and the method for producing the soundproof heat insulating material according to the seventh invention, the mixing ratio of the powdery alga bodies is set to 20 % by weight or less, and the mixture is a plate-like body. Therefore, it is possible to obtain a plate-like body having sufficient workability without generating cracks, burrs, and the like, and for example, a plate material / sheet material suitable for a soft product such as a flooring material.
[0048]
(4) According to the soundproof heat insulating material according to the fourth invention and the soundproof heat insulating material manufacturing method according to the eighth invention, the mixture is formed into a plate-like body, and protective films are formed on the front and back surfaces of the plate-like body. Since it is attached, it can add waterproofness against the ingress of moisture from the outside and deodorization against the smell of powdered algae, and can improve appearance and display any design on the surface. Improvements can be made.
[0049]
(5) According to the method for producing a soundproof heat insulating material according to the ninth aspect of the invention, since the molding step is performed by a calender roll, the mixture can be easily formed into a plate-like body, and the plate-like body is sandwiched with a protective film. These can be easily laminated. Therefore, it is possible to continuously form a plate-like body (including a sheet-like body) composed of a plurality of layers at a low cost.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing one embodiment of a soundproof heat insulating material according to the present invention.
FIG. 2 is a process diagram showing a manufacturing process in an embodiment of a method for manufacturing a soundproof heat insulating material according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Flooring (soundproof insulation)
2 First back layer (plate-like body)
3 Second back layer (protective film)
4 Center layer (protective film)
5 Printing layer (protective film)
6 Surface clear (protective film)
10 Powdered Chlorella (Powdered Algae)
11 PVC powder (synthetic resin powder)
12A, 12B Calendar roll
Claims (7)
該第1バック層の裏面側に積層され、合成樹脂と充填材と可塑材とからなる第2バック層と、
前記第1バック層の表面側に積層され、再生合成樹脂と充填材と可塑材とからなるセンター層と、
該センター層の表面側に積層され、色や模様を示す印刷層と、
該印刷層の表面側に積層され、透明な熱可塑性樹脂フィルムである表層とを具備し、
前記粉末状クロレラ(10)は、混合割合が20重量%以下に設定されていることを特徴とする防音断熱材。A first back layer formed by a mixture of a powdered chlorella (10) obtained by drying carbon dioxide-fixed chlorella by a photosynthesis reaction and a synthetic resin powder (11) ;
A second back layer laminated on the back side of the first back layer and made of a synthetic resin, a filler and a plastic material;
A center layer that is laminated on the surface side of the first back layer and is made of a regenerated synthetic resin, a filler, and a plastic material;
A printing layer laminated on the surface side of the center layer and showing a color and a pattern;
Laminated on the surface side of the printed layer, and comprising a surface layer that is a transparent thermoplastic resin film,
The powdery chlorella (10) has a mixing ratio set to 20% by weight or less .
可塑材はDOP( di-(2-ethylhexyl ) phthalate) であることを特徴とする防音断熱材。 In the soundproof heat insulating material according to claim 1 or 2,
Plasticizers soundproof insulation material, characterized in that the DOP (di- (2-ethylhexyl) phthalate).
合成樹脂粉体(11)と前記粉末状クロレラとを混合する混合工程と、A mixing step of mixing the synthetic resin powder (11) and the powdery chlorella;
前記合成樹脂粉体と前記粉末状クロレラとの混合物を圧縮して第1バック層を成形すると共に、該第1バック層の裏面側に合成樹脂と充填材と可塑材とからなる第2バック層を、前記第1バック層の表面側に再生合成樹脂と充填材と可塑材とからなるセンター層を、該センター層の表面側に色や模様を示す印刷層を、また該印刷層の表面側に透明な熱可塑性樹脂フィルムからなる表層を積層する成形工程とを備え、A mixture of the synthetic resin powder and the powdered chlorella is compressed to form a first back layer, and a second back layer comprising a synthetic resin, a filler and a plastic material on the back side of the first back layer. A center layer made of a regenerated synthetic resin, a filler and a plastic material on the surface side of the first back layer, a printing layer showing a color or pattern on the surface side of the center layer, and a surface side of the printing layer And a molding step of laminating a surface layer made of a transparent thermoplastic resin film,
前記混合工程では前記粉末状クロレラ(10)を20重量%以下の割合で混合させることを特徴とする防音断熱材の製造方法。In the said mixing process, the said powdery chlorella (10) is mixed in the ratio of 20 weight% or less, The manufacturing method of the soundproofing heat insulating material characterized by the above-mentioned.
充填材は炭酸カルシウムであることを特徴とする防音断熱材の製造方法。
ことを特徴とする防音断熱材の製造方法。 In the manufacturing method of the sound-insulation heat insulating material of Claim 4,
A method for producing a soundproof heat insulating material, wherein the filler is calcium carbonate .
A method for producing a soundproof heat insulating material.
可塑材はDOP( di-(2-ethylhexyl ) phthalate) であることを特徴とする防音断熱材の製造方法。 In the manufacturing method of the sound-insulation heat insulating material of Claim 4 or 5 ,
Plasticizers manufacturing method of soundproofing insulation material, characterized in that the DOP (di- (2-ethylhexyl) phthalate).
前記成形工程は、カレンダーロール(12)によって行うことを特徴とする防音断熱材の製造方法。 In the manufacturing method of the sound-insulation heat insulating material in any one of Claims 4-6,
The said formation process is performed with a calender roll (12), The manufacturing method of the soundproof heat insulating material characterized by the above-mentioned .
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