JP4179652B2 - Implant body and method for forming implant body - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歯科技工の分野で用いられるインプラント体とインプラント体の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インプラント体を歯槽骨に植立し固定する歯科技工の分野においては、インプラント体を歯槽骨に植立した後、再びその部分の歯肉を縫合して約数年間待ち、歯槽骨が成長することによりインプラント体と歯槽骨を強固に固着させるようにしている。
【0003】
図17に従来の拡張形のインプラント体50を示す。このインプラント体50は、下部にスリット55を有する本体51の内周部に、ねじ体53の回転力を利用して拡開体52を上昇させ、本体51の下部に左右に開く拡開部51aを形成したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図17に示した従来技術の場合、拡開部51aの下部には空洞が生じて、上部からの力に対して大きな抵抗力を示さない。また、周辺の骨成分がこの空洞を埋めるようになるため拡開部51aの先端部分の骨密度は極めて薄くなってしまう。また拡開部51aの拡開によって生じた骨密度の濃くなった部分もインプラント体50の保持力に寄与していないと言える。
【0005】
また、従来技術の場合、一般的に言って一旦インプラント体を歯槽骨に植立しこの後、再びインプラント体の植立部の歯肉を切開し、インプラント体の上部を露出させ、その後の作業を続ける必要があった。患者は半年間は充分な咀嚼機能が回復せず、不便な生活を強いられるばかりでなく、半年後に再びインプラント体の植立部を切開するという肉体的苦痛を伴うことになる。
【0006】
すなわち、従来のインプラント体は、抜歯直後の抜歯溝へ植立するのは不可能であった。抜歯溝の形状には個人差があり、円筒形をしたインプラント体を抜歯溝へ植立しても歯槽骨との密着部分が少なく固定することは不可能であった。従って、抜歯してから数年待ち抜歯溝が完全になくなるまで待たなければならないこととなるが、抜歯溝の後は歯槽骨が薄くなることが知られている。このためインプラント体の植立自体が難しくなるケースが頻繁に生じていた。
【0007】
尚、従来においては、インプラント体の一部分を歯槽骨に埋没した直後に機械的に拡張する技術も提案されているが、この場合、インプラン体の下部のみを拡張するため歯槽骨との充分な固着力は得られないという課題があった。
【0008】
また、この従来技術の場合、インプラント体の一部分の拡張時に歯槽骨に空洞を作ってしまうため、歯槽骨が薄くなる危険性も指摘されていた。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、抜歯溝等との間の保持力を増し、即日に使用可能な人工歯牙を形成することを可能としたインプラント体とインプラント体の形成方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1のインプラント体は、肉厚部を貫く任意個数の膨出部形成用のスリット部を設け、当該肉厚部の外周にネジ部のない略円筒状の本体と、前記本体のスリット部を境として前記本体の外周より外方に膨出させた前記スリット部の形状で画される膨出部を形成する拡開ねじ体とから成るインプラント体において、前記本体の前記膨出部形成用のスリット部のうち、本体上部にはスリット部に囲まれる領域を本体の外周面から円周方向に沿って膨出させた膨出部と、本体中央部には、スリット部に囲まれる領域を外周面から外方に膨出させ、本体の上方に向けて開口する膨出部と、本体下部には、スリット部に囲まれる領域を本体の外周面から外方に膨出させ、本体の下方に向けて開口する膨出部とを設けるとともに前記本体の内側には一方の端部より他方の端部に偏心したテーパ部を備える複数の孔を開口し、かつこの本体の中心には前記各孔のテーパ部を損なうことのないサイズの孔を貫通するように開口して設けることにより構成し、前記拡開ねじ体を前記本体の内側に挿入しつつ回転することにより前記拡開ねじ体の各凸部を、前記本体の各孔のテーパ部に沿って回転し、拡開ねじ体の各凸部の段部を、前記本体の各テーパ部の角部に係合して、前記拡開ねじ体を前記本体内の定位置に固定しつつ前記本体の各膨出部を形成することにより構成したことを特徴とするものである。
【0011】
本発明の請求項1のインプラント体によれば、本体の上部、中央部及び下部に膨出部を膨出するため、このインプラント体を抜歯溝に植立した場合、あらゆる方向からの力に対して強力な保持力を発揮できる。従って、従来のインプラント体に比較して植立直後から強力な保持力を発揮し即日の上部構造の構築が可能であり即咀嚼機能が回復する。また抜歯溝を利用しての植立が可能になり、抜歯溝が起因となり歯槽骨が薄くなることを防止することもできる。
【0012】
また、本発明の請求項2のインプラント体は、請求項1記載のインプラント体において前記各膨出部は、前記各スリット部を境として本体の外周面より外方に膨出させた、前記各スリット部により画されるコの字形状又はコの字形状に近似した形状の膨出部により構成したことを特徴とするものである。
【0014】
この発明によれば、インプラント体の一部をコの字形状又はコの字形状に近似した形状の膨出部を利用して、前記本体の中央部及び下部においては、その長さ方向に沿って上向き及び下向きに膨出させるとともに、前記本体の上部においては、その円周方向に沿って膨出させるため、インプラント体に加わるあらゆる方向からの力に対して強力な保持力を発揮できる。従って、従来のインプラント体に比較して植立直後から強力な保持力を発揮し即日の上部構造の構築が可能であり即咀嚼機能が回復する。また抜歯溝を利用しての植立が可能になり、抜歯溝が起因となり歯槽骨が薄くなることを防止することもできる。
【0017】
また、本発明の請求項3記載の発明のインプラント体は、略円筒状に形成され、肉厚部を貫く膨出部形成用のスリット部を設け、スリット部により囲まれる領域の内周側に受凸部を設けた本体の内部に、拡開ねじ体を挿入して回転し、前記受凸部を拡開ねじ体に設けた膨出凸部により外方に膨出させてスリット部により囲まれる領域を膨出部とすることを特徴とするものである。
【0018】
この請求項3の発明によれば、拡開ねじ体の回転操作という簡略な工程に基づいて、前記本体の受凸部が拡開ねじ体に設けた膨出凸部により外方に膨出することになり、これにより、スリット部により囲まれる領域を膨出部とすることができる。
【0019】
また、本発明の請求項4記載の発明のインプラント体は、略円筒状に形成され、かつ外周にネジ部のない肉厚部を設け、この肉厚部を貫く膨出部形成用のスリット部を設け、さらにこのスリット部の下側に、雌ねじを有するとともに外側に突出する押上凸部を備えた押上体が挿通可能な空隙部を設けた本体に対して、この本体の上部から前記空隙部に挿通された押上体の雌ねじに螺合する雄ねじ体を挿入し、雄ねじ体を回転させて前記押上体を上昇させ、押上体の押上凸部を介して前記スリット部により囲まれる領域を外方に膨出させて任意数の膨出部とすることを特徴とするものである。
【0020】
この発明によれば、既述した請求項1記載の発明のような作用を発揮するインプラント体を、雄ねじ体の回転による押上体の上昇動作という簡略な工程で形成できる。
【0021】
本発明の請求項5記載の発明のインプラント体の形成方法は、略円筒状に形成され、かつ外周にネジ部のない肉厚部を設け、この肉厚部を貫く膨出部形成用のスリット部を設け、さらにこのスリット部の下側に、雌ねじを有するとともに外側に突出する押上凸部を備えた押上体が挿通可能な空隙部を設けた本体に対して、この本体の上部から前記空隙部に挿通された押上体の雌ねじに螺合するねじ部及び頭部を有する雄ねじ体を挿入し、雄ねじ体を回転させて前記押上体を上昇させ、押上体の押上凸部を介して前記スリット部により囲まれる領域を外方に膨出させて任意数の膨出部とし、前記雄ねじ体の頭部領域と本体の対応部分とを密封加工することを特徴とするものである。
【0022】
この発明によれば、請求項4記載の発明の場合と同様、請求項1記載の発明のような作用を発揮するインプラント体を、雄ねじ体の回転による押上体の上昇動作という簡略な工程で形成できるとともに、前記雄ねじ体の頭部領域と本体の対応部分とを密封加工するものであるから、前記雄ねじ体の頭部領域と本体との間の隙間からの細菌等の侵入を防止することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0026】
図1乃至図5は、本発明の実施の形態1のインプラント体1及びその形成方法を示すものである。図1に示すインプラント体1は、チタン又はステンレスにアパタイト等をコーティングして生体への親和性の良い材料を用いて略円筒状に形成し、かつ外周にはネジ部のない肉厚部を有する本体2を具備している。この本体2は、略円筒状とする他、臼歯部の抜歯溝での使用状態を考慮すると四角筒状とすることも可能である。
【0027】
本体2には、少なくとも一部がこの本体2の肉厚部と分離しない図2に示すようなコの字形状のスリット部3を、例えば本体上部に2箇所、本体中央部及び下部に各々2箇所、合計6箇所設けている。本体2の上部の2箇所のスリット部3は、図2の上側に示すように本体2の円周方向に長辺が沿い、本体2の長さ方向に短辺が沿う形状としている。また、本体中央部及び下部に各々2箇所ずつ設けたスリット部3は、図2の下側に示すように本体2の長さ方向に長辺が沿い、本体2の円周方向に短辺が沿う形状としている。尚、スリット部3の部分は外周側から切り込みを入れ、スリット部3を外側へ膨出させ易くするようにすることもできる。また、歯槽骨との密着性を高めるためと、上方からかかる咀嚼による力を分散させるために、本体2の外周に雄ねじ部を設けてもよい。
【0028】
そして、本体2の上部の2箇所のスリット部3に囲まれる領域を各々本体2の外周面から外方に膨出させて、2個の膨出部4a、4bとしている。また、本体中央部の2箇所のスリット部3に囲まれる領域を各々本体2の外周面から外方に膨出させて、本体2の上方に向けて開口した2個の膨出部5a、5bとしている。さらに、本体下部の2箇所のスリット部3に囲まれる領域を各々本体2の外周面から外方に膨出させて、本体2の下方に向けて開口した2個の膨出部6a、6bとしている。
【0029】
これら各膨出部4a、4b、5a、5b、6a、6bの形状は、コの字形状の他、これと近似した山形状、略半円状、台形状等とすることができる。
【0030】
前記本体2の内側は、図3に示すように長さ方向或いは円周方向に沿ってテーパー状に加工されている。
【0031】
このテーパー状の加工について以下に説明する。外形加工をしたインプラント体1の本体2の一方の端部から図3に示すように偏心した孔7a、7b、7cを他方の端部を貫通する若干手前まで開ける。さらに、孔7a、7b、7cにより形成される本体2の内周におけるテーパ部8を損なわないようなサイズの孔9を本体2の中心に沿って貫通するように開ける。さらに、3箇所の孔7a、7b、7cにより形成される本体2の内周におけるテーパ部8を含むような孔(図示せず)をインプラント体1の本体2の上部に開ける。以上の孔加工はドリルでの加工以外にも放電加工等によって行うことも可能である。次に、一番大きな孔の途中まで雌ねじを切る。
【0032】
次に、前記膨出部4a、4b、5a、5b、6a、6bを拡開させる拡開ねじ体10について図4を参照して説明する。この拡開ねじ体10の下端はインプラント体1の本体2の下端の孔に嵌合し、拡開ねじ体10に設けた任意数の凸部11bはインプラント体1の本体2内のテーパー部分に沿って回転し、図5に示すようにテーパー部分を外側へ押し開き、膨出部4a、4b、5a、5b、6a、6bを形成する。上端部は本体2の上部の孔に嵌合する。拡開ねじ体10の上端部に設けた溝11aは、手動による回転力を与えるものである。
【0033】
前記凸部11bの外側面に設けた段部11cは、前記本体2内のテーパー部分の角部12に係合し、拡開ねじ体10を定位置に固定する。このようにして、図1に示すような本体2を製造することができる。
【0034】
膨出部4a、4bをインプラント体1の上部に設ければ歯槽骨の緻密な部分へ拡開することができ強力な保持力を発揮する。また、膨出部4a、4bの向きは歯槽骨の薄い患部に対応する短いインプラント体1に使用する事もできる。さらに、臼歯部の抜歯溝のように先端が二つないしは三つに分岐しているような場合、従来の拡張形のインプラント体では対応が不可能であったが、このタイプの短いインプラント体1により臼歯部への適応が可能になる。
【0035】
前記膨出部6a、6bのようにインプラント体1の下方向きに設けた場合には、咀嚼時に上方からインプラント体1にかかる力に対して大きな保持力を有することになる。即ち、膨出部6a、6bの膨出によって骨密度が増した部分が有効に作用すると言える。
【0036】
次に、本発明の実施の形態2について図6乃至図9を参照して説明する。本実施の形態2のインプラント体1Aは、略円筒状に形成され、かつ外周にはネジ部のない肉厚部を設け、この肉厚部を貫くコの字形状の任意数のスリット部22を設け、スリット部22により囲まれる領域の内周側に例えば上下合計3箇所の受凸部23を設けた本体20の内部に、図6及び図7に示すような頭部25aを有するとともに外周における前記各受凸部23に各々対応する位置に上下合計3箇所の膨出凸部24を設けた拡開ねじ体25を挿入し、頭部25aを回転し、前記受凸部23を拡開ねじ体25の膨出凸部24により外方(インプラント体1Aの長さ方向、外周方向)に膨出させてスリット部22により囲まれる領域を任意数の膨出部27とし、図1に示す場合と同様な形状を有する図7に示すインプラント体1Aとするものである。前記頭部25aの下面と、この頭部25aの下面が接合する本体20の段孔部20bの上面は、密着性(シール性)を確保するために精密な表面加工が施されている。
【0037】
図8は、前記拡開ねじ体25に設けた膨出凸部24による膨出部27の膨出動作を示すものである。膨出凸部24は拡開ねじ体25の軸部25aに対して、例えば180度対称配置に前記軸部25aの直径(D)よりも大きい突出長(L)となるように全体として楕円を呈するように形成され、拡開ねじ体25を図8に示す矢印方向に90度回転することで、膨出凸部24の両突出端を対応する受凸部23に当てて外方に押し出し、スリット部22により囲まれる領域を膨出部27とするものである。膨出凸部24としては、図9に示すような形状、即ち、前記軸部25aに対して180度対称配置に外方に突出させた段差付きのカム形状で、かつ、外周部にネジ状部24aを備えたものを用いる事もできる。この場合、膨出凸部24により拡開される受凸部23側にもネジ状部23aを設ける事で、拡開ねじ体25を図8に示す如く矢印a方向に90度回転したとき、膨出凸部24に受凸部23に螺合する感じで膨出部27を形成できる。
【0038】
尚、インプラント体1Aに対する加工は、外形加工をしたインプラント体1Aの一方の端部から内部を貫通する孔を開け、さらにスリット部22により囲まれる領域の内周側に受凸部23を設ける。また、放電加工を利用してもインプラント体1Aの加工を実行できる。
【0039】
さらにまた、図7に示すように、前記本体20の一部に抜孔20aを設け、拡開ねじ体25にも貫通孔28を設けて、緩み止めピン29を抜孔20aから貫通孔28に挿入する事で、拡開ねじ体25を定位置に固定して膨出部27が本体20側に没入しない構成とする事ができる。この場合、本体20の段孔部20bの下側の拡開ねじ体25の外周にウェーブワッシャ(又は皿ばね体)30を嵌め付け、上述した頭部25aの下面と、この頭部25aの下面が接合する本体20の段孔部20bの上面との表面加工と相俟って、拡開ねじ体25と本体20との間から細菌等が本体20内に侵入することを防止している。また、前記緩み止めピン29と抜孔20aとの間、緩み止めピン29と貫通孔28との間にも各々円筒状のシール部材を介在するようにすれば本体20内への細菌等の侵入をより完璧に防止できる。
【0040】
次に、図10乃至図14を参照して本発明の実施の形態3のインプラント体1Bについて説明する。このインプラント体1Bは、略円筒状に形成されるとともに外周にネジ部のない肉厚部を設けた本体20を具備し、肉厚部を貫くコの字状の任意数のスリット部32(図10において上部側は図12に示すように本体20の円周方向、下部側は本体20の長さ方向)を設ける。また、スリット部32の下側に、図14にも示すように雌ねじ33bを有する円筒状で、その外周から180度対称配置に最突出端から内方に至る上昇勾配の押上凸部33aを設けた押上体33が挿通可能な空隙部34(この空隙部34はスリット部32の一辺を大きく切り欠くことで形成される)を設けている。
【0041】
前記膨出部36A、36Bを形成するには、前記、本体20に対して、この本体20の上部から前記空隙部34に挿通された押上体33の雌ねじ33に螺合する雄ねじ体35を挿入する。そして、雄ねじ体35を回転させて前記押上体33を上昇させ、押上体33の押上凸部33aの上昇力を前記スリット部32により囲まれる領域の内周側に作用させて外方に膨出させ、これにより、上部側は図11に示すように本体20の円周方向に膨出する任意数の膨出部36Aとし、下部側は本体20の長さ方向の斜め下方に膨出する膨出部36Bとし、これによりインプラント体1Bを形成するものである。この場合、前記雄ねじ体35の頭部35aの外周の下面35bと、本体20の孔段部20bの上面とは、密着性(シール性)を確保するために精密な表面加工が施され、雄ねじ体35の頭部35aの外周から本体20内への細菌等の侵入を防止している。
【0042】
図13は、本体20の円周方向に膨出して形成される前記膨出部36Aの形状を示すものであり、この膨出部36Aは、上部が薄く下部が厚く形成されるとともに、その内周側において最下端から斜め上方に向かって最も側方に突出した稜線37を有し、前記押上体33の押上凸部33aが上昇するとき、押上凸部33aの傾斜面が常に稜線37に沿って接触するようにして、膨出部36Aを円周方向に膨出させるものである。
【0043】
図15、図16は、前記インプラント体1の使用例を概略的に示すものであり、図1に示すように、上向きの膨出部5a、5bと、下向きの膨出部6a、6bとを有するインプラント体1を使用し、これらを隣接して膨出部5a、5b、膨出部6a、6bの位置を調整しつつ抜歯溝40に植立することにより、これらが互いに干渉することなく抜歯溝40に高密度で植立することが可能となる。
【0044】
また、インプラント体1の任意の箇所から図1に示すような膨出部4a、4b、5a、5bを膨出させることで、図16に示すように不定型な抜歯溝40にもこのインプラント体1を埋め込むことができる。
【0045】
以上説明した本実施の形態によれば、抜歯溝へのインプラント体1の植立が可能となり、以下の説明のようにインプラント体1の適応症例を飛躍的に拡大させる。即ち、通常咀嚼により歯牙からの力により歯槽骨がわずかに歪み、微少な電位が歯槽骨に生じる。この電位に血液中のカルシウムイオンが引き寄せられ、歯糟骨ヘのカルシウム成分の補給を行っている。
【0046】
従来のインプラント体では抜歯溝が完全に塞がるのを待つ必要があったが、この間には抜歯部の歯槽骨には充分なカルシウム成分は供給されない。また、抜歯溝を周辺の骨成分が埋めようとするので歯槽骨が薄く脆弱になり、インプラント体が植立できないケースが上顎で約80%、下顎で30%あるのがインプラント体を処置する際の最大のネックであった。
【0047】
本実施の形態では、抜歯溝ヘインプラント体1(インプラント体1A、1Bも同様、以下同じ)を植立してもインプラント体1の上下各部に膨出部4a、5a、6a等を設けることができのるで、埋め込みの為の抜歯部等の穴が完全な円で無くても良く、抜歯直後に前記インプラント体1を歯槽骨へ植立することが可能となる。
【0048】
従って、インプラント体1の不適合な症例は極めて限られたケースとなる。抜歯溝は不定形であり、従って従来の非拡張形インプラント体を埋め込むのは不可能である。また、従来の拡張形インプラント体もこのインプラント体の下部のみしか拡張しないため不可能であった。本本実施の形態によれば、インプラント体1の各所を膨出できるので、不定型な抜歯溝にもインプラント体1を埋め込むことができる。
【0049】
現在、インプラント体1を扱う術者はごく限られた人数しかいない。その主な原因は、歯槽骨に穴を開けるという高度な技術を要求されるためである。穴の深さ、方向に細心の注意を払わなければ、直ちに医療事故につながる事態が生じるが、抜歯溝がそのままインプラント体1の埋め込みのための穴として利用できるのであれば遥かに容易に、そして安全にインプラント体1の植立を行うことが可能となる。
【0050】
さらに、本実施の形態のインプラント体1によれば、抜歯溝の複数箇所に膨出部を当てて支持できるので、インプラント体1に作用する曲げモーメントに対しても従来例の場合よりも強くなるという利点がある。
【0051】
【発明の効果】
本発明によれば、従来のインプラント体に比較して植立直後から強力な保持力を発揮し、即日の上部構造の構築が可能であり、歯槽骨が薄くなることを防止することもできるインプラント体を提供することができる。
【0053】
また、本発明によれば、上記効果を奏するインプラント体を簡略な工程で形成できるとともに、本体内への細菌等の侵入を防止することも可能なインプラント体の形成方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のインプラント体を示す正面図である。
【図2】本発明の実施の形態1のインプラント体におけるスリット部の方向を示す説明図である。
【図3】本発明の実施の形態1のインプラント体の加工状態を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態1のインプラント体の拡開ねじ体を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態1のインプラント体の製造工程を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態2のインプラント体の本体を示す断面図である。
【図7】本発明の実施の形態2のインプラント体を示す断面図である。
【図8】本実施の形態2のインプラント体の膨出凸部の動作を示す説明図である。
【図9】本実施の形態2のインプラント体の膨出凸部の他例を示す説明図である。
【図10】本発明の実施の形態3のインプラント体を示す断面図である。
【図11】本発明の実施の形態3のインプラント体を示す断面図である。
【図12】本実施の形態3のインプラント体の膨出部を示す部分斜視図である。
【図13】本実施の形態3のインプラント体の膨出部の拡大図である。
【図14】本実施の形態3のインプラント体の押上体を示す斜視図である。
【図15】本発明の実施の形態1のインプラント体の使用例を示す概略図である。
【図16】本発明の実施の形態1のインプラント体の他の使用例を示す概略図である。
【図17】従来のインプラント体の一例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 インプラント体
1A インプラント体
1B インプラント体
2 本体
3 スリット部
4a 膨出部
4b 膨出部
5a 膨出部
5b 膨出部
6a 膨出部
6b 膨出部
8 テーパ部
10 拡開ねじ体
11b 凸部
20 本体
22 スリット部
23 受凸部
25 拡開ねじ体
27 膨出部
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method of forming the implant body and the implant body used in the field of dental technology.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in the field of dental technicians who implant and fix an implant body in the alveolar bone, after implanting the implant body in the alveolar bone, the gingiva of that part is sutured again and waits for about several years, and the alveolar bone grows Thus, the implant body and the alveolar bone are firmly fixed.
[0003]
FIG. 17 shows a conventional expanded implant body 50. In this implant body 50, an expansion body 52 is lifted on the inner peripheral portion of the main body 51 having a slit 55 in the lower portion by using the rotational force of the screw body 53, and opened to the left and right at the lower portion of the main body 51. Is formed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of the prior art shown in FIG. 17, a cavity is formed in the lower portion of the expanded portion 51a, and does not show a large resistance to the force from the upper portion. Moreover, since the surrounding bone component fills this cavity, the bone density at the distal end portion of the expanded portion 51a becomes extremely thin. In addition, it can be said that the portion having a high bone density caused by the expansion of the expanded portion 51 a does not contribute to the holding force of the implant body 50.
[0005]
In the case of the prior art, generally speaking, once the implant body is planted in the alveolar bone, the gingiva of the implant section of the implant body is incised again, the upper part of the implant body is exposed, and the subsequent work is performed. There was a need to continue. The patient does not recover his mastication function for half a year and is forced to have an inconvenient life. In addition, the patient suffers from physical pains incising the planted portion of the implant again after half a year.
[0006]
That is, the conventional implant body cannot be planted in the extraction groove immediately after extraction. There are individual differences in the shape of the extraction groove, and even if a cylindrical implant body is planted in the extraction groove, it is impossible to fix the fixation portion with few contact portions with the alveolar bone. Therefore, it has been necessary to wait for several years after the tooth extraction until the tooth extraction groove is completely removed, but it is known that the alveolar bone becomes thinner after the tooth extraction groove. For this reason, the case where the planting of the implant body itself is difficult has frequently occurred.
[0007]
Conventionally, a technique for mechanically expanding a part of the implant body immediately after being buried in the alveolar bone has also been proposed. There was a problem that a fixing force could not be obtained.
[0008]
In addition, in the case of this conventional technique, since a cavity is formed in the alveolar bone when the part of the implant body is expanded, there is a risk that the alveolar bone becomes thin.
[0009]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and has improved the holding force between the tooth extraction groove and the like, and can form an artificial tooth that can be used on the same day, and a method for forming the implant body The purpose is to provide.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The implant body according to claim 1 of the present invention is provided with an arbitrary number of slits for forming the bulging portion penetrating through the thick portion, a substantially cylindrical main body having no threaded portion on the outer periphery of the thick portion, and the main body An expanded screw body that forms a bulged portion defined by the shape of the slit portion bulged outward from the outer periphery of the main body with the slit portion as a boundary. Of the slit part for forming the part, the upper part of the main body is surrounded by the slit part at the upper part of the main body and the bulging part is swelled along the circumferential direction from the outer peripheral surface of the main body. The area surrounded by the slit portion is bulged outward from the outer peripheral surface of the main body, and the lower portion of the main body is bulged outward from the outer peripheral surface. A bulging portion that opens downward from the main body and A plurality of holes having a tapered portion eccentric from one end portion to the other end portion are opened, and a hole having a size that does not impair the tapered portion of each hole is formed in the center of the main body. The projecting portion of the expanding screw body is rotated along with the tapered portion of each hole of the main body by rotating while inserting the expanding screw body inside the main body. Rotate, engage the step of each convex part of the expanding screw body with the corner of each tapered part of the main body, and fix the expanding screw body at a fixed position in the main body. It is characterized by forming each bulging portion.
[0011]
According to the implant body of claim 1 of the present invention , since the bulging portion bulges in the upper part, the central part and the lower part of the main body , when this implant body is planted in the tooth extraction groove, And strong holding power. Therefore, compared with the conventional implant body, a strong holding force is exhibited immediately after the planting, the superstructure of the same day can be constructed, and the immediate mastication function is restored. In addition, it is possible to plant using an extraction groove, and it is possible to prevent the alveolar bone from becoming thin due to the extraction groove.
[0012]
The implant body according to claim 2 of the present invention is the implant body according to claim 1, wherein each of the bulging portions is bulged outward from the outer peripheral surface of the main body with the slit portions as boundaries. It is characterized by comprising a bulge portion having a U-shape defined by the slit portion or a shape approximate to a U-shape.
[0014]
According to this invention, a part of the implant body is utilized in the central portion and the lower portion of the main body along the length direction by utilizing a bulge portion having a U-shape or a shape approximate to a U-shape. is bulged upward and downward Te Rutotomoni, in the upper part of the body, in order to bulge along its circumference, it can exert a strong holding force against the force from any direction applied to the implant body. Therefore, compared with the conventional implant body, a strong holding force is exhibited immediately after the planting, the superstructure of the same day can be constructed, and the immediate mastication function is restored. In addition, it is possible to plant using an extraction groove, and it is possible to prevent the alveolar bone from becoming thin due to the extraction groove.
[0017]
Moreover, the implant body of the invention according to claim 3 of the present invention is formed in a substantially cylindrical shape, provided with a slit portion for forming a bulging portion that penetrates the thick portion, and on the inner peripheral side of the region surrounded by the slit portion. The expansion screw body is inserted into the inside of the main body provided with the receiving convex portion and rotated, and the receiving convex portion is bulged outward by the bulging convex portion provided on the expanding screw body and surrounded by the slit portion. The region to be formed is a bulging portion.
[0018]
According to the invention of claim 3, based on the simple process of rotating operation of the expansion open threaded body,受凸portion of said body to bulge outward by the bulging protrusions provided on the expansion screw body As a result, the region surrounded by the slit portion can be the bulging portion.
[0019]
Moreover, the implant body according to claim 4 of the present invention is formed in a substantially cylindrical shape, and is provided with a thick portion without a screw portion on the outer periphery , and a slit portion for forming a bulge portion that penetrates the thick portion. Furthermore , with respect to a main body provided with a gap portion through which a push-up body having an internal thread and a push-up convex portion protruding outward is provided on the lower side of the slit portion, the gap portion is formed from above the main body. The male screw body to be screwed into the female screw of the push-up body inserted through is inserted, the male screw body is rotated to raise the push-up body, and the region surrounded by the slit portion is pushed outward through the push-up convex portion of the push-up body And an arbitrary number of bulging portions.
[0020]
According to this invention, the implant body that exhibits the action as described in the first aspect of the invention can be formed by a simple process of raising the push-up body by the rotation of the male screw body.
[0021]
Method for forming an implant body of the invention of claim 5, wherein the present invention is formed in a substantially cylindrical shape, and a thick portion having no threaded portion provided on the outer periphery, slits for bulging portion formed to penetrate the thick portion the section provided further on the lower side of the slit portions, with respect to the body of the push-up member having a push-up protruding portion protruding outward is provided can be inserted void portion and having an internal thread, the gap from the top of the body Inserting a male screw body having a screw part and a head to be screwed into the female screw of the push-up body inserted through the part, rotating the male screw body to raise the push-up body, and passing the slit through the push-up convex part of the push-up body The region surrounded by the portion is bulged outward to form an arbitrary number of bulged portions, and the head region of the male screw body and the corresponding portion of the main body are sealed.
[0022]
According to the present invention, as in the case of the invention of the fourth aspect, the implant body that exhibits the action as in the first aspect of the invention is formed by a simple process of raising the push-up body by the rotation of the male screw body. In addition, since the head region of the male screw body and the corresponding portion of the main body are sealed, it is possible to prevent invasion of bacteria and the like from the gap between the head region of the male screw body and the main body. it can.
[0025]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail.
[0026]
1 to 5 show an implant body 1 and a method for forming the implant body 1 according to Embodiment 1 of the present invention. An implant body 1 shown in FIG. 1 is formed in a substantially cylindrical shape by coating apatite or the like on titanium or stainless steel using a material having a good affinity for a living body , and has a thick part without a screw part on the outer periphery. A main body 2 is provided. The main body 2 can be formed into a rectangular tube shape in consideration of the use state in the extraction groove of the molar portion in addition to the substantially cylindrical shape.
[0027]
The main body 2 has U-shaped slit portions 3 as shown in FIG. 2 that are not separated at least partially from the thick portion of the main body 2, for example, two at the upper portion of the main body and two at the central portion and lower portion of the main body. There are 6 places in total. As shown in the upper side of FIG. 2, the two slit portions 3 at the upper part of the main body 2 have long sides along the circumferential direction of the main body 2 and short sides along the length direction of the main body 2. Moreover, the slit part 3 provided in two places each in the center part and lower part of a main body has a long side along the length direction of the main body 2, and a short side in the circumferential direction of the main body 2 as shown in the lower side of FIG. The shape is in line. The slit portion 3 may be cut from the outer peripheral side so that the slit portion 3 can be easily bulged outward. Moreover, in order to improve the adhesiveness with the alveolar bone and to disperse the force due to the mastication from above, an external thread portion may be provided on the outer periphery of the main body 2.
[0028]
And the area | region enclosed by the two slit parts 3 of the upper part of the main body 2 is bulged outward from the outer peripheral surface of the main body 2, respectively, and it is set as the two bulging parts 4a and 4b. In addition, two bulging portions 5 a and 5 b that open toward the upper side of the main body 2 by bulging outwardly from the outer peripheral surface of the main body 2 each of the regions surrounded by the two slit portions 3 in the central portion of the main body. It is said. Further, two bulging portions 6 a and 6 b opened outwardly from the outer peripheral surface of the main body 2, respectively, and bulging outward from the outer peripheral surface of the main body 2. Yes.
[0029]
The bulging portions 4a, 4b, 5a, 5b, 6a, and 6b may have a U-shape, a mountain shape approximated thereto, a substantially semicircular shape, a trapezoidal shape, or the like.
[0030]
As shown in FIG. 3, the inside of the main body 2 is processed into a taper shape along the length direction or the circumferential direction.
[0031]
This tapered processing will be described below. As shown in FIG. 3, the eccentric holes 7a, 7b, and 7c are opened from one end of the body 2 of the implant body 1 that has undergone the outer shape processing to slightly before penetrating the other end. Further, a hole 9 having a size that does not impair the tapered portion 8 on the inner periphery of the main body 2 formed by the holes 7 a, 7 b, and 7 c is opened so as to penetrate along the center of the main body 2. Further, a hole (not shown) including the tapered portion 8 on the inner periphery of the main body 2 formed by the three holes 7a, 7b, and 7c is formed in the upper portion of the main body 2 of the implant body 1. The above drilling can be performed by electric discharge machining or the like in addition to drilling. Next, cut the internal thread halfway through the largest hole.
[0032]
Next, the expanding screw body 10 for expanding the bulging portions 4a, 4b, 5a, 5b, 6a, 6b will be described with reference to FIG. The lower end of the expanding screw body 10 is fitted into a hole at the lower end of the main body 2 of the implant body 1, and an arbitrary number of convex portions 11 b provided on the expanding screw body 10 are formed in a tapered portion in the main body 2 of the implant body 1. And the taper portion is pushed outward as shown in FIG. 5 to form the bulging portions 4a, 4b, 5a, 5b, 6a and 6b. The upper end fits into the hole in the upper part of the main body 2. The groove 11a provided in the upper end portion of the expansion screw body 10 gives a manual rotational force.
[0033]
A step portion 11c provided on the outer surface of the convex portion 11b engages with a corner portion 12 of the tapered portion in the main body 2 to fix the expanding screw body 10 in a fixed position. In this way, the main body 2 as shown in FIG. 1 can be manufactured.
[0034]
If the bulging parts 4a and 4b are provided in the upper part of the implant body 1, it can be expanded to a dense part of the alveolar bone and exhibits a strong holding force. Moreover, the direction of the bulging parts 4a and 4b can also be used for the short implant body 1 corresponding to the affected part with a thin alveolar bone. Furthermore, when the tip is branched into two or three like the extraction groove of the molar part, it was impossible to cope with the conventional expanded implant body, but this type of short implant body 1 enables adaptation to the molar part.
[0035]
When the implant body 1 is provided in the downward direction like the bulging portions 6a and 6b, it has a large holding force with respect to the force applied to the implant body 1 from above during mastication. That is, it can be said that the portion where the bone density is increased by the bulging of the bulging portions 6a and 6b is effective.
[0036]
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The implant body 1A according to the second embodiment is formed in a substantially cylindrical shape and is provided with a thick portion without a screw portion on the outer periphery , and an arbitrary number of U-shaped slit portions 22 penetrating the thick portion. The head 20a as shown in FIGS. 6 and 7 is provided inside the main body 20 provided with, for example, a total of three convex and concave portions 23 on the inner peripheral side of the region surrounded by the slit portion 22, and at the outer periphery. The expansion screw body 25 provided with a total of three bulging protrusions 24 in the upper and lower positions is inserted into positions corresponding to the receiving protrusions 23, the head 25a is rotated, and the receiving protrusions 23 are expanded. In the case shown in FIG. 1, the region surrounded by the slit portion 22 is bulged outward (in the length direction of the implant body 1A, the outer peripheral direction) by the bulging convex portion 24 of the body 25, and is shown in FIG. The implant body 1A shown in FIG. Than is. The lower surface of the head portion 25a and the upper surface of the stepped hole portion 20b of the main body 20 to which the lower surface of the head portion 25a is joined are subjected to precise surface processing to ensure adhesion (sealability).
[0037]
FIG. 8 shows the bulging operation of the bulging portion 27 by the bulging convex portion 24 provided on the expanding screw body 25. The bulging convex portion 24 has an elliptical shape as a whole so as to have a projecting length (L) larger than the diameter (D) of the shaft portion 25a, for example, in a 180 degree symmetrical arrangement with respect to the shaft portion 25a of the expanding screw body 25. By rotating the expanding screw body 25 by 90 degrees in the direction of the arrow shown in FIG. 8, both projecting ends of the bulging convex portion 24 are applied to the corresponding receiving convex portions 23 and pushed outward. A region surrounded by the slit portion 22 is a bulge portion 27. The bulging convex portion 24 has a shape as shown in FIG. 9, that is, a cam shape with a step projecting outwardly in a 180 degree symmetrical arrangement with respect to the shaft portion 25a, and a screw shape on the outer peripheral portion. The thing provided with the part 24a can also be used. In this case, by providing the screw-like portion 23a also on the receiving convex portion 23 side expanded by the bulging convex portion 24, when the expansion screw body 25 is rotated 90 degrees in the direction of arrow a as shown in FIG. The bulging portion 27 can be formed so as to be screwed into the bulging convex portion 24 and the receiving convex portion 23.
[0038]
In the processing of the implant body 1A, a hole penetrating the inside is formed from one end portion of the implant body 1A subjected to the outer shape processing, and a receiving convex portion 23 is provided on the inner peripheral side of the region surrounded by the slit portion 22. Further, the machining of the implant body 1A can be executed even by using electric discharge machining.
[0039]
Furthermore, as shown in FIG. 7, a hole 20a is provided in a part of the main body 20, a through hole 28 is provided in the expansion screw body 25, and a locking pin 29 is inserted into the through hole 28 from the hole 20a. Thus, the expanding screw body 25 can be fixed at a fixed position so that the bulging portion 27 does not enter the main body 20 side. In this case, a wave washer (or a disc spring body) 30 is fitted to the outer periphery of the expanding screw body 25 on the lower side of the stepped hole portion 20b of the main body 20, and the lower surface of the head 25a described above and the lower surface of the head 25a. In combination with the surface processing of the upper surface of the stepped hole portion 20b of the main body 20 to be joined, bacteria and the like are prevented from entering the main body 20 from between the expanding screw body 25 and the main body 20. Further, if a cylindrical sealing member is interposed between the locking pin 29 and the hole 20a and between the locking pin 29 and the through hole 28, bacteria and the like enter the main body 20. It can be prevented more perfectly.
[0040]
Next, an implant body 1B according to Embodiment 3 of the present invention will be described with reference to FIGS. The implant body 1B is provided with a body 20 having a thick portion having no threaded portion Rutotomoni outer periphery is formed in a substantially cylindrical shape, the slit portion 32 (FIG any number shaped co penetrating the thick portions 10, the upper side is provided with a circumferential direction of the main body 20 as shown in FIG. 12, and the lower side is provided with a length direction of the main body 20. Further, on the lower side of the slit portion 32, as shown in FIG. 14, a cylindrical shape having a female thread 33b is provided, and a push-up convex portion 33a having a rising gradient from the outermost end to the inside is provided in a 180 ° symmetrical arrangement from the outer periphery. Further, there is provided a gap portion 34 through which the push-up body 33 can be inserted (the gap portion 34 is formed by greatly cutting one side of the slit portion 32).
[0041]
In order to form the bulging portions 36A and 36B, a male screw body 35 is inserted into the main body 20 so as to be screwed into the female screw 33 of the push-up body 33 inserted into the gap portion 34 from above the main body 20. To do. Then, the male screw body 35 is rotated to raise the push-up body 33, and the lifting force of the push-up convex portion 33a of the push-up body 33 is applied to the inner peripheral side of the region surrounded by the slit portion 32 to bulge outward. Accordingly, as shown in FIG. 11, the upper side is an arbitrary number of bulging portions 36A that bulge in the circumferential direction of the main body 20, and the lower side is a bulging that bulges obliquely downward in the length direction of the main body 20. The protruding portion 36B is used to form the implant body 1B. In this case, the lower surface 35b of the outer periphery of the head portion 35a of the male screw body 35 and the upper surface of the hole step portion 20b of the main body 20 are subjected to precise surface processing to ensure adhesion (sealability). Bacteria and the like are prevented from entering the main body 20 from the outer periphery of the head 35a of the body 35.
[0042]
FIG. 13 shows the shape of the bulging portion 36A formed by bulging in the circumferential direction of the main body 20, and this bulging portion 36A is formed with a thin upper portion and a thick lower portion. On the circumferential side, it has a ridge line 37 that protrudes most laterally from the lowest end toward the upper side, and when the push-up convex part 33a of the push-up body 33 rises, the inclined surface of the push-up convex part 33a always follows the ridge line 37. In this way, the bulging portion 36A bulges in the circumferential direction.
[0043]
FIGS. 15 and 16 schematically show an example of use of the implant body 1. As shown in FIG. 1, upward bulging portions 5a and 5b and downward bulging portions 6a and 6b are provided. The implant body 1 is used, and these are placed adjacent to each other in the tooth extraction groove 40 while adjusting the positions of the bulging portions 5a and 5b and the bulging portions 6a and 6b. It becomes possible to plant in the groove 40 with high density.
[0044]
Further, the bulging portions 4a, 4b, 5a, and 5b as shown in FIG. 1 are bulged from an arbitrary portion of the implant body 1, so that the irregular tooth extraction groove 40 as shown in FIG. 1 can be embedded.
[0045]
According to this Embodiment demonstrated above, the implant body 1 can be planted to a tooth extraction groove | channel, and the application case of the implant body 1 is expanded greatly like the following description. That is, the alveolar bone is slightly distorted by the force from the teeth during normal chewing, and a slight potential is generated in the alveolar bone. Calcium ions in the blood are attracted to this potential, and calcium components are supplied to the calcaneus.
[0046]
In the conventional implant body, it was necessary to wait for the extraction groove to be completely blocked, but during this time, a sufficient calcium component is not supplied to the alveolar bone of the extraction portion. In addition, because the surrounding bone components try to fill the tooth extraction groove, the alveolar bone becomes thin and fragile, and about 80% of the upper jaw and 30% of the lower jaw have a case where the implant body cannot be implanted. Was the biggest neck.
[0047]
In the present embodiment, the bulging portions 4a, 5a, 6a and the like may be provided at the upper and lower portions of the implant body 1 even when the implant body 1 (the same applies to the implant bodies 1A and 1B) is implanted in the tooth extraction groove. As a result, a hole such as a tooth extraction portion for embedding does not have to be a perfect circle, and the implant body 1 can be implanted into the alveolar bone immediately after tooth extraction.
[0048]
Therefore, there are very limited cases where the implant body 1 is incompatible. The extraction groove is irregular, so it is impossible to embed a conventional non-expandable implant body. Further, the conventional expandable implant body is impossible because only the lower part of the implant body is expanded. According to the present embodiment, since various portions of the implant body 1 can be swelled, the implant body 1 can be embedded in an irregular tooth extraction groove.
[0049]
At present, there are only a limited number of surgeons who handle the implant body 1. The main cause is that a high technique of making a hole in the alveolar bone is required. If careful attention is not paid to the depth and direction of the hole, there will be a situation that will immediately lead to a medical accident, but it will be much easier if the extraction groove can be used as a hole for implanting the implant body 1 as it is, and It becomes possible to plant the implant body 1 safely.
[0050]
Furthermore, according to the implant body 1 of the present embodiment, since the bulging portions can be applied to and supported at a plurality of locations of the extraction groove, the bending moment acting on the implant body 1 is also stronger than in the conventional example. There is an advantage.
[0051]
【The invention's effect】
According to the present invention, an implant that exhibits a strong holding force immediately after planting as compared to a conventional implant body, can construct the superstructure of the same day, and can also prevent the alveolar bone from becoming thin. The body can be provided.
[0053]
In addition, according to the present invention, it is possible to provide a method for forming an implant body that can form an implant body that exhibits the above-described effects by a simple process and can also prevent bacteria and the like from entering the main body.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing an implant body according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory view showing the direction of the slit portion in the implant body according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a diagram showing a processing state of the implant body according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a perspective view showing an expanding screw body of the implant body according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a diagram showing manufacturing steps of the implant body according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a main body of an implant body according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a sectional view showing an implant body according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 8 is an explanatory view showing the operation of the bulging convex portion of the implant body according to the second embodiment.
FIG. 9 is an explanatory view showing another example of the bulging convex portion of the implant body according to the second embodiment.
FIG. 10 is a cross-sectional view showing an implant body according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a sectional view showing an implant body according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a partial perspective view showing a bulging portion of the implant body according to the third embodiment.
FIG. 13 is an enlarged view of a bulging portion of the implant body according to the third embodiment.
FIG. 14 is a perspective view showing a push-up body of the implant body according to the third embodiment.
FIG. 15 is a schematic view showing a usage example of the implant body according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 16 is a schematic view showing another example of use of the implant body according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 17 is a front view showing an example of a conventional implant body.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Implant body 1A Implant body 1B Implant body 2 Main body 3 Slit part 4a Swelling part 4b Swelling part 5a Swelling part 5b Swelling part 6a Swelling part 6b Swelling part 8 Taper part 10 Expanding screw body 11b Convex part 20 Main body 22 Slit part 23 Receiving convex part 25 Expanding screw body 27 Swelling

Claims (5)

肉厚部を貫く任意個数の膨出部形成用のスリット部を設け、当該肉厚部の外周にネジ部のない略円筒状の本体と、
前記本体のスリット部を境として前記本体の外周より外方に膨出させた前記スリット部の形状で画される膨出部を形成する拡開ねじ体とから成るインプラント体において、
前記本体の前記膨出部形成用のスリット部のうち、本体上部にはスリット部に囲まれる領域を本体の外周面から円周方向に沿って膨出させた膨出部と、本体中央部には、スリット部に囲まれる領域を外周面から外方に膨出させ、本体の上方に向けて開口する膨出部と、本体下部には、スリット部に囲まれる領域を本体の外周面から外方に膨出させ、本体の下方に向けて開口する膨出部とを設けるとともに前記本体の内側には一方の端部より他方の端部に偏心したテーパ部を備える複数の孔を開口し、かつこの本体の中心には前記各孔のテーパ部を損なうことのないサイズの孔を貫通するように開口して設けることにより構成し、前記拡開ねじ体を前記本体の内側に挿入しつつ回転することにより前記拡開ねじ体の各凸部を、前記本体の各孔のテーパ部に沿って回転し、拡開ねじ体の各凸部の段部を、前記本体の各テーパ部の角部に係合して、前記拡開ねじ体を前記本体内の定位置に固定しつつ前記本体の各膨出部を形成することにより構成したことを特徴とするインプラント体。
Provide a slit portion for forming an arbitrary number of bulging portions that penetrate the thick portion, and a substantially cylindrical main body without a screw portion on the outer periphery of the thick portion ,
In an implant body comprising an expanded screw body that forms a bulging portion defined by the shape of the slit portion bulging outward from the outer periphery of the main body with the slit portion of the main body as a boundary,
Of the slits for forming the bulging part of the main body, the upper part of the main body has a bulging part formed by bulging a region surrounded by the slit part from the outer peripheral surface of the main body along the circumferential direction, and a central part of the main body The area surrounded by the slit portion is bulged outward from the outer peripheral surface, and the bulging portion that opens upward from the main body and the lower portion of the main body are located outside the outer peripheral surface of the main body. And a plurality of holes provided with a tapered portion eccentric from one end to the other end on the inside of the main body, and a bulging portion that opens toward the lower side of the main body is provided, In addition, the center of the main body is formed by opening a hole having a size that does not impair the tapered portion of each hole, and the expansion screw body is rotated while being inserted inside the main body. By doing so, each convex part of the spread screw body is made to correspond to each hole of the main body. Rotate along the super section, engage the step of each convex part of the expansion screw body with the corner of each taper part of the main body, and place the expansion screw body in a fixed position in the main body An implant body configured by forming each bulging portion of the main body while being fixed.
前記各膨出部は、前記各スリット部を境として本体の外周面より外方に膨出させた、前記各スリット部により画されるコの字形状又はコの字形状に近似した形状の膨出部により構成したことを特徴とする請求項1記載のインプラント体。  Each of the bulging portions bulges outward from the outer peripheral surface of the main body with each slit as a boundary, and has a U-shape or a shape approximate to a U-shape defined by each of the slit portions. The implant body according to claim 1, wherein the implant body is constituted by a protruding portion. 略円筒状に形成され、肉厚部を貫く任意個数の膨出部形成用のスリット部を設け、スリット部により囲まれる領域の内周側に受凸部を設けた本体の内部に、拡開ねじ体を挿入して回転し、前記受凸部を拡開ねじ体に設けた膨出凸部により外方に膨出させてスリット部により囲まれる領域を膨出部とすることにより構成したことを特徴とするインプラント体。  Expanded inside the main body, which is formed in a substantially cylindrical shape, provided with an arbitrary number of slits for forming the bulging part that penetrates the thick part, and provided with a receiving convex part on the inner peripheral side of the area surrounded by the slit part The screw body is inserted and rotated, and the receiving convex portion is bulged outward by the bulging convex portion provided on the expanding screw body, and the region surrounded by the slit portion is used as the bulging portion. Implant body characterized by. 略円筒状に形成され、かつ外周にネジ部のない肉厚部を設け、この肉厚部を貫く膨出部形成用のスリット部を設け、さらにこのスリット部の下側に、雌ねじを有するとともに外側に突出する押上凸部を備えた押上体が挿通可能な空隙部を設けた本体に対して、この本体の上部から前記空隙部に挿通された押上体の雌ねじに螺合する雄ねじ体を挿入し、雄ねじ体を回転させて前記押上体を上昇させ、押上体の押上凸部を介して前記スリット部により囲まれる領域を外方に膨出させて任意数の膨出部とすることにより構成したことを特徴とするインプラント体。Is formed in a substantially cylindrical shape, and a thick portion having no threaded portion provided on the outer circumference, the slit portion of the bulging portion formed to penetrate the thick portion is provided, further to the lower side of the slit portion, and having a female thread A male screw body that is screwed into the female screw of the push-up body inserted through the gap from the upper part of the main body is inserted into the main body provided with a gap portion through which the push-up body having an upwardly protruding convex portion can be inserted. Then, the male screw body is rotated to raise the push-up body, and the region surrounded by the slit portion is bulged outwardly via the push-up convex portion of the push-up body to form an arbitrary number of bulge portions. An implant body characterized by that. 略円筒状に形成され、かつ外周にネジ部のない肉厚部を設け、この肉厚部を貫く膨出部形成用のスリット部を設け、さらにこのスリット部の下側に、雌ねじを有するとともに外側に突出する押上凸部を備えた押上体が挿通可能な空隙部を設けた本体に対して、この本体の上部から前記空隙部に挿通された押上体の雌ねじに螺合するねじ部及び頭部を有する雄ねじ体を挿入し、雄ねじ体を回転させて前記押上体を上昇させ、押上体の押上凸部を介して前記スリット部により囲まれる領域を外方に膨出させて任意数の膨出部とし、かつ前記雄ねじ体の頭部領域と本体の対応部分とを密封加工することを特徴とするインプラント体の形成方法。Is formed in a substantially cylindrical shape, and a thick portion having no threaded portion provided on the outer circumference, the slit portion of the bulging portion formed to penetrate the thick portion is provided, further to the lower side of the slit portion, and having a female thread For a main body provided with a gap portion through which the push-up body having an upward protrusion projecting outward can be inserted, a screw portion and a head that are screwed into the female screw of the push-up body inserted from the upper portion of the main body into the gap portion The male screw body having a portion is inserted, the male screw body is rotated to raise the push-up body, and the region surrounded by the slit portion is bulged outwardly via the push-up convex portion of the push-up body, and an arbitrary number of swellings are made. A method for forming an implant body, characterized in that a projecting portion is formed and a head region of the male screw body and a corresponding portion of the main body are sealed.
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