JP4177618B2 - Gas consumption meter and gas charge calculation system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスメータから供給されるガス流量および積算値に基づき各種条件下でのガス流量の積算値をカウントする複数の積算値カウンタを備えたガス使用量の分計装置、および当該分計装置を備えたガス料金算出システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、ガス使用量は、ガスメータでガス供給管を流れるガス流量の積算値をカウントしたガス流量積算値に、単位ガス流量あたりの金額を掛けることにより算出され、各消費者に請求される。
【0003】
ここで、ガス会社にとっては、ガスの売上を伸ばしたり、あるいは、特定のガス器具の拡販を図る方法として、ガス使用料として特別な料金設定システムを採用することが考えられる。例えば、ガス使用量の多い消費者には割引料金を適用して、ガス消費の促進を図ったり、拡販対象のガス器具が使用されている場合には、使用ガス料金を値引く等の方法が考えられる。
【0004】
このような特別な料金システムを可能にするために、本願人は、ガスメータの積算値より得られるガス流量に基づき、各種条件下でのガス使用量の積算値をカウント可能なマルチガスカウンタを特開2001−116606号公報において提案している。この分計装置を用いれば、各積算値カウンタによる積算値に基づき、多様なガス料金を設定することができる。
【0005】
例えば、ガスの料金設定として、ガス使用量の多い消費者に割引料金を採用する設定の場合には、積算値カウンタとして、ガス流量が所定流量以上の場合に積算値をカウントする大流量積算値カウンタを用いて、割引料金の対象分となるガス流量積算値のカウントを行う。また、ガス料金設定として、拡販対象のガス器具が使用されている場合に使用ガス料金を値引く設定では、積算値カウンタとして、ガス流量が所定流量以上で所定時間以上にわたる場合に積算値をカウントする長時間積算値カウンタを用いて、値引きの対象分となるガス流量積算値のカウントを行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、マルチガスカウンタにおける複数の積算値カウンタは、異なる条件でのガス流量の積算値をカウントするものであるが、場合によっては、複数の積算値カウンタで同時にガス流量の積算値のカウントが可能になることがある。例えば、長時間積算値カウンタでのカウント中に、ガスが大量に使われて大流量積算値カウンタでもカウント可能なガス流量がガスメータから供給された場合である。このような場合に、複数の積算値カウンタで同時に積算値のカウントを行うと、各積算値カウンタの積算値を合計したガス使用量の合計と、実際に使用した総ガス使用量とが異なってしまう。
【0007】
本発明の課題は、このような点に鑑みて、ガス流量の重複カウントを回避可能な複数の積算値カウンタを備えた分計装置を提案することにある。また、この分計装置を用いて多様なガス料金の課金システムを実現可能なガス料金算出システムを提案することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明のガス使用量の分計装置は、
ガスメータから定期的にガス流量および/またはその積算値を受信する受信部と、
受信した前記ガス流量および/または積算値に基づき、各種条件によるガス流量の積算値を算出する複数の積算値カウンタと、
前記積算値カウンタの動作を制御する分計制御部とを有し、
前記積算値カウンタは、少なくとも、第1のガス使用条件を満足する場合におけるガス流量の積算値を算出する第1の積算値カウンタと、第2のガス使用条件を満足する場合におけるガス流量の積算値を算出する第2の積算値カウンタとを含み、
前記分計制御部は、前記第1および第2のガス使用条件を共に満足する場合に、一方の積算値カウンタにのみ加算動作を行わせることを特徴としている。
【0009】
また、前記積算値カウンタは、前記第1および第2のガス使用条件を共に満足しない場合における前記ガス流量の積算値を算出する通常積算値カウンタを含んでいることを特徴とする。従って、各積算値カウンタによる積算値の合計がそのままガス使用量になる。
【0010】
次に、本発明の分計装置において、前記積算値カウンタの少なくとも一つを使用および未使用のいずれかに設定するための入力部を有し、前記分計制御部は、前記入力部を介して未使用に設定された積算値カウンタを停止状態に保持する構成とすることができる。
【0011】
この場合には、前記積算値カウンタは通常積算値カウンタを含み、この通常積算値カウンタが、当該通常積算値カウンタ以外の積算値カウンタがガス流量の積算値の加算動作を行っていない場合における、ガス流量の積算値を算出することを特徴とする。
【0012】
ここで、前記分計制御部は、前記第1および第2のガス使用条件を共に満足する場合に、予め設定された優先順位に従って、加算動作を行う積算値カウンタを選択するようにすることができる。この場合、前記優先順位を変更可能にしておくと便利である。
【0013】
積算値カウンタとしては指定時間積算値カウンタを採用することができる。指定時間積算値カウンタは、指定された第1の時間から第2の時間までの間におけるガス流量の積算値である指定時間積算値を算出するためのものである。
【0014】
また、大流量積算値カウンタを採用することができる。大流量積算値カウンタは、ガス流量が所定流量以上の場合における当該ガス流量の積算値である大流量積算値を算出するためのものである。
【0015】
さらに、長時間積算値カウンタを採用することができる。長時間積算値カウンタは、ガス流量が第1の流量以上の状態が第1の時間幅以上継続した場合における当該ガス流量の積算値である長時間積算値を算出するものである。この場合、長時間積算値カウンタは、第1および第2のカウンタを備え、前記第1のカウンタは、ガス流量が前記第1の流量以上となった時点から当該ガス流量の積算値の加算動作を開始し、当該第1の流量以上の状態が前記第1の時間幅未満で終了した場合にはリセットされ、前記第1の流量以上の状態が前記第1の時間幅に達すると、加算値を前記第2のカウンタに出力した後にリセットされるものとし、前記第2のカウンタは、ガス流量が前記第1の流量以上の状態が前記第1の時間幅に達した後に、前記第1のカウンタから供給される前記加算値をそれまでのガス流量の積算値に加算すると共に、ガス流量の積算値の加算動作を開始するものとすることができる。
【0016】
一方、本発明はガス料金算出システムに関するものであり、
上記構成のガス使用量の分計装置と、
この分計装置の各積算値カウンタ毎に設定したガス使用料の従量単価を含むガス料金体系が記憶保持されている記憶部と、
前記分計装置の各積算値カウンタ毎のガス流量の積算値と、前記ガス料金体系とに基づき、ガス使用料金を算出するガス料金算出部と、
を有していることを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、本発明を適用したガス供給システムの一例を説明する。
【0018】
(全体構成)
図1は本例のガス供給システムの全体構成を示してある。ガス供給システム1は、ガスメータ2が設置された消費者側システム11と、この消費者側システム11に公衆回線12を介して接続された管理者側システム13とを備えている。
【0019】
消費者側システム11は、ガスメータ2と、このガスメータ2に接続された外付けの表示装置3と、この表示装置3に内蔵された分計装置4と、表示装置3に接続された通信用の伝送装置(NCU)5から構成されている。ガスメータ2と表示装置3の間で電文通信が行われる。表示装置3は、ガスメータ2から定期的に取得されるガス流量および/またはその積算値に基づき、ガス使用量を分計装置4において各種の積算値毎に分計し、必要に応じて積算値を呼び出して、表示可能となっている。例えば、10分間隔でガスメータ2からガス流量の積算値が表示装置3に供給され、表示装置3の分計装置4では、10分間隔で供給される積算値の差と時間(10分)に基づきガス流量を算出し、当該ガス流量を各種の積算値毎に分計している。
【0020】
消費者側システム11は、伝送装置5および公衆回線12を介して、管理者側システム13の管理コンピュータ14との間で通信が可能となっている。従って、管理者側システム13から遠隔操作で、消費者側システム11のガス使用について管理を行うことができる。
【0021】
(分計装置を備えた表示装置)
図2は、ガスメータ2と表示装置3の内部構成を示す概略ブロック図である。この図に示すように、ガスメータ2は従来から使用されている一般的なものであり、ガス流通部(図示せず)を流れるガス流量を計量する機械式計量部21と、この機械式計量部21に機械的に連結され、計量結果に基づきガス流量の通常の積算値をカウントする機械式カウンタ22と、機械式計量部21の計量結果に基づき、ガス流量の通常の積算値をカウントする電子式のメータ積算値カウンタ23と、マイクロコンピュータから構成される制御部24とを有している。また、表示装置3との間で通信を行うための通信部25を有している。
【0022】
表示装置3は、マイクロコンピュータから構成される制御部31と、液晶表示部32と、ガスメータ2から供給されるガス流量および積算値を受信する通信部33と、液晶表示部32の表示切り換えを行うための表示切り換えボタン34を含む入力部35とを備えている。
【0023】
液晶表示部32は、ガスメータ2のメータ積算値カウンタ23のメータ積算値を表示するとともに、表示装置3に内蔵された分計装置4による各種の積算値を表示するためのものである。分計装置4は、本例では、制御部31の制御の下に動作する電子式の指定時間積算値カウンタ41と、大流量積算値カウンタ42と、長時間積算値カウンタ43と、通常積算値カウンタ44とを備えており、これらの積算値カウンタ41〜44の積算値が液晶表示部32に表示される。また、液晶表示部32の表示は、表示切り換えボタン34の操作に応じて切り換わるように構成され、例えば、メータ積算値、指定時間積算値、大流量積算値、長時間積算値、通常積算値の順にサイクリックに切り換わるようになっている。
【0024】
表示装置3は、更に、伝送装置(NCU)5、管理者側システム13等の上位に向けて、メータ積算値、指定時間積算値、大流量積算値、長時間積算値、通常積算値、指定時間積算値等のデータを通信により供給するための通信部36を備えている。この通信部36は、制御部31の制御の下で、上位から分計装置4への通信を受け、ガスメータ2から受信した情報を上位に向けて転送する。また、この通信部36は、上位からガスメータ2に対する通信も受けるようになっている。
【0025】
ここで、入力部35には、上記の各積算値カウンタ41、42、43の使用および未使用を選択するための設定ボタン群37が配列されている。この設定ボタン群37を操作することにより、必要な積算値のみを算出することができる。
【0026】
(積算値カウンタ)
次に、図3、4および5を参照して、分計装置4における4つの積算値カウンタ41〜43について説明する。
【0027】
まず、図3には長時間積算値をカウントするための長時間積算値カウンタ43の動作を示してある。この長時間積算値カウンタ43は、GHP等の特定ガス器具を使用している時のガスの従量単価を別料金とするために、一定流量以上のガス流量で、一定時間以上にわたりガスが使用された場合のガス流量の積算値をカウントするためのものである。
【0028】
例えば、図3(a)に示すように、ガス流量がQ以上の使用状態が、一定時間T以上にわたる場合に、長時間積算値カウンタ43が積算値をカウントするものとする。図においては、流量Q以上の時間が一定時間Tよりも長い時間tに亘っており、この場合には、網掛け部分が長時間積算値となり、この面積分に相当するガス量が長時間積算値カウンタ43に加算される。
【0029】
すなわち、図3(b)のフローチャートに従って説明すると、まず、ガス流量が設定値Qを超えた時に、その時点の積算値Csを記憶する(ステップST1)。次に、ガス流量が設定値Qを下回った時、その時点の積算値Ceを記憶する(ステップST2)。次に、継続時間tが設定時間T以上の場合には、t時間内の積算値(Ce−Cs)を長時間積算カウンタ43に加算する(ステップST3)。しかるに、継続時間tが設定時間T未満の場合には、長時間積算値カウンタ43への加算は行わない。
【0030】
このようなカウント動作を行う長時間積算値カウンタ43を用いることにより、使用ガス器具を特定することができる。例えば、図3(c)の表の左欄および中欄に示すようにQ、Tの値を設定すれば、該当ガス器具として、右欄に示すようなガス器具が該当ガス器具として特定できる。
【0031】
ここで、本例の長時間積算値カウンタ43は、第1のカウンタ43Aと第2のカウンタ43Bから構成されている。第1のカウンタ43Aは、ガス流量が前記第1の流量Q以上となった時点から当該ガス流量の積算値の加算動作を開始し、当該第1の流量Q以上の状態が第1の時間幅T未満で終了した場合にはリセットされ、第1の流量Q以上の状態が第1の時間幅Tに達すると、加算値を第2のカウンタ43Bに出力した後にリセットされるものであり、
第2のカウンタ43Bは、ガス流量が第1の流量Q以上の状態が第1の時間幅Tに達した後に、第1のカウンタ43Aから供給される加算値をそれまでのガス流量の積算値に加算すると共に、ガス流量の積算値の加算動作を開始するものである。
【0032】
図4に大流量積算値をカウントするための大流量積算値カウンタ42の動作を示してある。この大流量積算値カウンタ42は、ガス給湯器等の特定ガス器具を使用している時のガスの従量単価を別料金とするために、一定流量以上のガス流量の積算値をカウントするためのものである。
【0033】
例えば、図4(a)に示すように、ガス流量がQ以上の場合に、網掛け部分の面積に相当するガス流量の積算値が、大流量積算値カウンタ42によりカウントされる。
【0034】
すなわち、図4(b)のフローチャートに従って説明すると、まず、ガス流量が設定値Qを超えた時に、その時点の積算値Csを記憶する(ステップST11)。次に、ガス流量が設定値Qを下回った時、その時点の積算値Ceを記憶する(ステップST12)。次に、積算値(Ce−Cs)を大流量積算値カウンタ42に加算する(ステップST13)。
【0035】
このようなカウント動作を行う大流量積算値カウンタ42を用いることにより、使用ガス器具を特定することができる。例えば、図4(c)の表の左欄に示すようにQの値を設定すれば、該当ガス器具として、右欄に示すようなガス器具を該当ガス器具として特定できる。
【0036】
図5には指定時間積算値をカウントするための指定時間積算値カウンタ41の動作を示してある。この指定時間積算値カウンタ41は、夜間、土日祝日、指定の季節のガスの従量単価を別料金とするために、指定時間の積算値をカウントするためのものである。
【0037】
例えば、図5(a)に示すように、時刻t1およびt2で規定される指定時間帯(網掛け部分)のガス流量の積算値が、指定時間積算値カウンタ41によってカウントされる。
【0038】
図5(b)のフローチャートに従って説明すると、まず、指定時間t1になった時に、その時点の積算値Csを記憶する(ステップST21)。次に、指定時間t2になった時、その時点の積算値Ceを記憶する(ステップST22)。次に、指定時間帯である時間t1からt2までの積算値(Ce−Cs)を指定時間積算値カウンタ41に加算する(ステップST23)。
【0039】
図5(c)には、時間幅の設定例を表にしてある。この表の左欄には特別料金が開始される指定時間t1の例を示してあり、中欄には特別料金の指定が解除される指定時間t2の例を示してある。これらの指定時間は、内蔵タイマ、内蔵カレンダにより設定できる。また、管理者側システム13からの指示により、都度、時間帯を設定することも可能である。表の右欄には、該当時間帯の料金と、指定時間の設定方法を示してある。
【0040】
なお、これら積算値カウンタ41〜43の他、例えば、指定温度時積算値をカウントするための指定温度時積算値カウンタを備えた構成とすることもできる。この指定温度時積算値カウンタは、低温時(GHP、ストーブ使用時)、高温時(GHP使用時)に、ガスの従量単価を別料金とするために、特定温度時の積算値をカウントするために用いることができる。
【0041】
次に、通常積算値カウンタ44は、指定時間積算値カウンタ41、大流量積算値カウンタ42および長時間積算値カウンタ43によってカウントされてないガス流量の積算値を算出するためのものである。
【0042】
本例では、これらの積算値カウンタ41〜44には、指定時間積算値カウンタ41、大流量積算値カウンタ42、長時間積算値カウンタ43、通常積算値カウンタ44の順で優先順位が付けられている。従って、常に、カウントアップ動作条件に合致した最も優先順位の高い単一の積算値カウンタによってガス流量の積算値のカウントアップが行われ、複数の積算値カウンタによって重複してガス流量の積算値がカウントアップされることがない。
【0043】
(分計装置の分計動作)
図6は、本例の分計装置4における各積算値カウンタ41〜44によるガス流量のカウントアップ動作の優先順位を示す説明図である。この図に示すように、指定時間積算値カウンタ41によるカウントアップの優先順位が最も高く、これに続き、大流量積算値カウンタ42、長時間積算値カウンタ43の順になっており、これらの積算値カウンタ41〜43のいずれも動作しない場合におけるガス使用量が、通常積算値カウンタ44によりカウントされる。
【0044】
図7には、本例の分計装置4における分計動作の一例を示すタイミングチャートである。図7(a)のグラフでは、縦軸がガス流量を表し、横軸が時間経過を表している。また、図7(b)〜(e)においては、各積算値カウンタの動作期間を太線で示してある。
【0045】
分計装置4には、例えば、ガスメータ2の側から10分毎にガス流量および積算値が供給される。最初の時間帯A(時点T0〜T1の間)は、ガス流量Qが大流量積算値カウンタ42がカウントアップを行う大流量設定値Q1以上となっている。この時間帯Aは、優先順位の最も高い指定時間積算値カウンタ41がカウントアップを行う指定時間(時点T4〜T7の間)でもない。従って、この時間帯Aでは、大流量積算値カウンタ42によって、ガス流量の積算値がカウントされる。
【0046】
次に、時点T1〜T3までの時間帯Bは、ガス流量Qが大流量設定値Q1よりも少ないが、長時間積算値カウンタ43がカウントアップを行う長時間設定値Q2より多い。また、ガス流量が長時間設定値Q2以上の状態が時点T1から継続しており、その長さは、長時間積算値カウンタ43においてカウントアップを行う条件である長時間設定値Tに達した時点T2よりも長い。さらに、この時間帯Bは、指定時間積算値カウンタ41においてカウントアップを行う指定時間でもない。従って、時間帯Bでは、長時間積算値カウンタ43によってガス流量の積算値がカウントされる。
【0047】
ここで、長時間積算値カウンタ43によるカウントアップは、ガス流量Q2以上の状態が継続して長時間設定値T以上に亘る場合に行われる。このようなカウントアップ動作は、第1および第2のカウンタ43A、43Bを用いて行われる。すなわち、第1のカウンタ43Aは、ガス流量Qが長時間設定値Q2(第1の流量)以上となった時点から当該ガス流量の積算値の加算動作を開始し、当該第1の流量以上の状態が長時間設定値T(第1の時間幅)未満で終了した場合にはリセットされ、長時間設定値Q2以上の状態が長時間設定値Tに達すると(図7における時点T2)、加算値を第2のカウンタに出力した後にリセットされる。また、第2のカウンタ43Bは、ガス流量が長時間設定値Q2以上の状態が長時間設定値Tに達した後に(図7の時点T2の後に)、第1のカウンタから供給される加算値をそれまでのガス流量の積算値に加算すると共に、ガス流量の積算値の加算動作を開始する。
【0048】
次に、時点T3からT4までの時間帯Cは、ガス流量が長時間流量設定Q2以下であり、指定時間積算値カウンタ41においてカウントアップを行う時間帯でもない。従って、この時間帯Cでは、カウントの優先順位が最下位に設定された通常積算値カウンタ44がガス流量のカウントアップ動作を行う。
【0049】
時点T4からT7までの時間帯Dは、指定時間積算値カウンタ41においてガス流量のカウントアップを行う指定時間である。従って、たとえ、時点T5からT6の間においてガス流量が大流量設定値Q2を超えて大流量積算値カウンタ42によるカウントアップ条件が満足されたとしても、最も優先順位の高い指定時間積算値カウンタ41によってガス流量の積算値がカウントアップされる。
【0050】
このように、本例の分計装置4は、各積算値カウンタ41〜44の優先順位を設定してある。このため、同時に複数の積算値カウンタでガス流量の積算値が重複してカウントアップされることがなく、図7(f)に示すように、各積算値カウンタでの積算値の合計がガス使用量の総計に一致する。
【0051】
次に、本例の分計装置4では、入力部35からの入力によって積算値カウンタ41〜43の優先順位を変更できるように構成することもできる。また、設定ボタン群37によって、使用しない積算値カウンタを設定入力することも可能となっている。未使用の積算値カウンタが存在する場合には、制御部31は、未使用の積算値カウンタを除いた場合の優先順位に従って各積算値カウンタを駆動制御することになる。例えば、大流量積算値カウンタ42が未使用カウントとして設定された場合には、図7における時点T0〜T1の間のガス使用量が長時間積算値カウンタ43によってカウントされる。また、長時間積算値カウンタ43が未使用カウンタとして設定された場合には、図7における時点T1〜T2の間のガス使用量は通常積算値カウンタ44によってカウントされる。
【0052】
(ガス料金算出動作)
次に、管理者側システム13は、管理コンピュータ14に内蔵のメモリ、あるいは外付けのメモリに、ガス料金体系に関する情報が記憶保持されている。このガス料金体系には、例えば、図8に示すように、各積算値カウンタ41〜44によりカウントされたガス使用量に対する1立方メートル当たりのガスの従量単価が記憶保持されている。管理コンピュータ14では、分計装置4から提供される各積算値カウンタ41〜44による積算値と、ガス料金体系とに基づき、各ガス消費者によるガス使用料を算出することができる。
【0053】
(その他の実施の形態)
上記の実施例では、表示装置に分計装置が内蔵された構成となっているが、分計装置を表示装置から離して単独で設置して、ガスメータに接続した構成とすることもできる。また、分計装置をガスメータに組み込んだ構成を採用することもできる。さらには、管理者側システム13の側に分計装置を配置することも可能である。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の分計装置は、ガスメータの検針値に基づき、各種のガス使用条件下でのガス使用量の積算値をカウントする複数の積算値カウンタを択一的に駆動してガス使用量の積算値を算出している。したがって、複数の積算値カウンタによるカウントが同時に行われて、ガス使用量が重複して積算されることを防止でき、正確に、各種使用条件下でのガス使用量の積算値を算出することができる。
【0055】
また、本発明では、通常積算値カウンタにより、その他の積算値カウンタが動作しない場合におけるガス使用量の積算値をカウントするようにしている。したがって、各積算値カウンタの積算値の合計が、常に、ガス使用量の総計に一致する。
【0056】
さらに、本発明では、各種の積算値カウンタの積算動作の優先順位の変更や、各積算値カウンタの使用・未使用の設定を行うことができる。よって、必要なガス使用条件下でのガス使用量の積算値を得ることができる。このような積算値に基づき、多様なガス料金の課金システムを採用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した分計装置を備えたガス供給システムの一例を示す構成図である。
【図2】図1のガス供給システムにおいて、分計装置を内蔵した表示装置の内部構成を示す概略ブロック図である。
【図3】長時間積算値カウンタの動作を示す説明図である。
【図4】大流量積算値カウンタの動作を示す説明図である。
【図5】指定時間積算値カウンタの動作を示す説明図である。
【図6】図2の分計装置における複数の積算値カウンタの優先順位を示す説明図である。
【図7】図2の分計装置における各積算値カウンタの動作を示すための説明図である。
【図8】管理コンピュータに記憶保持されている料金メニューの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ガス供給システム
2 ガスメータ
3 表示装置
4 分計装置
5 伝送装置
21 機械式計量部
22 機械式カウンタ
23 メータ積算値カウンタ
24 制御部
25 通信部
31 制御部
32 液晶表示部
33 通信部
34 表示切り換えボタン
35 入力部
37 設定ボタン群
41 指定時間積算値カウンタ
42 大流量積算値カウンタ
43 長時間積算値カウンタ
44 通常積算値カウンタ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a gas usage metering device having a plurality of integrated value counters that count the integrated value of gas flow rates under various conditions based on the gas flow rate and integrated value supplied from a gas meter, and the metering device. It is related with the gas charge calculation system provided with.
[0002]
[Prior art]
In general, the amount of gas used is calculated by multiplying the integrated value of the gas flow rate obtained by counting the integrated value of the gas flow rate flowing through the gas supply pipe with a gas meter by the amount per unit gas flow rate, and is charged to each consumer. .
[0003]
Here, it is conceivable for a gas company to adopt a special charge setting system as a gas usage fee as a method of increasing gas sales or expanding sales of a specific gas appliance. For example, a discount charge is applied to consumers who use a large amount of gas to promote gas consumption, or when gas appliances for sales expansion are used, a method such as discounting the gas charge is used. Conceivable.
[0004]
In order to enable such a special charge system, the applicant of the present invention has specified a multi-gas counter capable of counting the integrated value of gas usage under various conditions based on the gas flow rate obtained from the integrated value of the gas meter. This is proposed in Japanese Unexamined Patent Publication No. 2001-116606. By using this metering device, various gas charges can be set based on the integrated values obtained by the integrated value counters.
[0005]
For example, if the gas charge is set to use a discounted charge for consumers who use a large amount of gas, the integrated value counter is a large flow rate integrated value that counts the integrated value when the gas flow rate is greater than or equal to a predetermined flow rate. The counter is used to count the integrated gas flow rate for the discounted rate. In addition, as a gas charge setting, when the gas appliance to be expanded is used, the gas charge is set to be discounted. As an integrated value counter, the integrated value is counted when the gas flow rate exceeds a predetermined flow rate and exceeds a predetermined time. The accumulated gas flow value corresponding to the discount target is counted using the long-time integrated value counter.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
Here, the plurality of integrated value counters in the multi-gas counter count the integrated value of the gas flow rate under different conditions, but in some cases, the integrated value of the gas flow rate is simultaneously counted by the plurality of integrated value counters. May be possible. For example, there is a case where a large amount of gas is used during counting by the long-time integrated value counter and a gas flow rate that can be counted by the large flow rate integrated value counter is supplied from the gas meter. In such a case, if the integrated value is counted simultaneously by a plurality of integrated value counters, the total amount of gas used by summing up the integrated values of each integrated value counter is different from the total amount of gas actually used. End up.
[0007]
In view of such a point, an object of the present invention is to propose a metering device including a plurality of integrated value counters capable of avoiding overlapping counting of gas flow rates. Another object of the present invention is to propose a gas charge calculation system that can realize various gas charge systems using this metering device.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, the gas consumption meter according to the present invention includes:
A receiving unit that periodically receives a gas flow rate and / or its integrated value from a gas meter;
A plurality of integrated value counters for calculating an integrated value of the gas flow rate under various conditions based on the received gas flow rate and / or integrated value;
A minute meter control unit for controlling the operation of the integrated value counter;
The integrated value counter includes at least a first integrated value counter that calculates an integrated value of the gas flow rate when the first gas use condition is satisfied, and an integrated gas flow rate when the second gas use condition is satisfied. A second integrated value counter for calculating a value,
When the first and second gas use conditions are satisfied, the minute meter control unit causes only one integrated value counter to perform an addition operation.
[0009]
In addition, the integrated value counter includes a normal integrated value counter that calculates an integrated value of the gas flow rate when both the first and second gas use conditions are not satisfied. Accordingly, the total of the integrated values obtained by the integrated value counters is used as it is as the gas usage amount.
[0010]
Next, in the metering device of the present invention, it has an input unit for setting at least one of the integrated value counters to be used or not used, and the metering control unit is connected via the input unit. Thus, the integrated value counter set to unused can be held in a stopped state.
[0011]
In this case, the integrated value counter includes a normal integrated value counter, and this normal integrated value counter is in a case where the integrated value counter other than the normal integrated value counter is not performing the operation of adding the integrated value of the gas flow rate. An integrated value of the gas flow rate is calculated.
[0012]
Here, when the first and second gas use conditions are satisfied, the minute meter control unit may select an integrated value counter that performs an addition operation in accordance with a preset priority order. it can. In this case, it is convenient to make the priority order changeable.
[0013]
A specified time integrated value counter can be employed as the integrated value counter. The specified time integrated value counter is for calculating a specified time integrated value that is an integrated value of the gas flow rate from the specified first time to the second time.
[0014]
Moreover, a large flow rate integrated value counter can be employed. The large flow rate integrated value counter is for calculating a large flow rate integrated value that is an integrated value of the gas flow rate when the gas flow rate is equal to or higher than a predetermined flow rate.
[0015]
Further, a long-time integrated value counter can be employed. The long-time integrated value counter calculates a long-time integrated value that is an integrated value of the gas flow rate when a state where the gas flow rate is equal to or higher than the first flow rate continues for the first time width or longer. In this case, the long-time integrated value counter includes first and second counters, and the first counter adds the integrated value of the gas flow rate when the gas flow rate becomes equal to or higher than the first flow rate. Is reset when the state equal to or higher than the first flow rate ends in less than the first time width, and when the state equal to or higher than the first flow rate reaches the first time width, the added value Is output to the second counter and the second counter is reset after the gas flow rate reaches the first time width when the gas flow rate is equal to or higher than the first flow rate. The addition value supplied from the counter can be added to the integrated value of the gas flow up to that time, and the addition operation of the integrated value of the gas flow can be started.
[0016]
On the other hand, the present invention relates to a gas charge calculation system,
A gas consumption meter with the above-described configuration;
A storage unit that stores and holds a gas charge system including a unit price of the gas usage fee set for each integrated value counter of the metering device;
A gas charge calculation unit for calculating a gas usage charge based on the integrated value of the gas flow rate for each integrated value counter of the metering device and the gas charge system;
It is characterized by having.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an example of a gas supply system to which the present invention is applied will be described with reference to the drawings.
[0018]
(overall structure)
FIG. 1 shows the overall configuration of the gas supply system of this example. The
[0019]
The
[0020]
The
[0021]
(Display device with a meter device)
FIG. 2 is a schematic block diagram showing the internal configuration of the gas meter 2 and the
[0022]
The
[0023]
The liquid
[0024]
The
[0025]
Here, the
[0026]
(Integrated value counter)
Next, with reference to FIGS. 3, 4 and 5, the four integrated value counters 41 to 43 in the
[0027]
First, FIG. 3 shows the operation of the long-time
[0028]
For example, as shown in FIG. 3 (a), it is assumed that the long-time integrated value counter 43 counts the integrated value when the usage state where the gas flow rate is Q or more extends for a certain time T or longer. In the figure, the time equal to or greater than the flow rate Q is over a time t longer than the fixed time T. In this case, the shaded portion is the integrated value for a long time, and the amount of gas corresponding to this area is integrated for a long time. It is added to the
[0029]
That is, in accordance with the flowchart of FIG. 3B, first, when the gas flow rate exceeds the set value Q, the integrated value Cs at that time is stored (step ST1). Next, when the gas flow rate falls below the set value Q, the integrated value Ce at that time is stored (step ST2). Next, when the duration t is equal to or longer than the set time T, the integrated value (Ce−Cs) within the time t is added to the long-time integration counter 43 (step ST3). However, when the duration t is less than the set time T, the addition to the long-time
[0030]
The gas appliance to be used can be specified by using the long-time
[0031]
Here, the long-time
The second counter 43B obtains the added value supplied from the first counter 43A after the state where the gas flow rate is equal to or higher than the first flow rate Q reaches the first time width T, and the integrated value of the gas flow up to that time. And the operation of adding the integrated value of the gas flow rate is started.
[0032]
FIG. 4 shows the operation of the large flow rate integrated
[0033]
For example, as shown in FIG. 4A, when the gas flow rate is equal to or higher than Q, the integrated value of the gas flow rate corresponding to the area of the shaded portion is counted by the large flow rate integrated
[0034]
That is, in accordance with the flowchart of FIG. 4B, first, when the gas flow rate exceeds the set value Q, the integrated value Cs at that time is stored (step ST11). Next, when the gas flow rate falls below the set value Q, the integrated value Ce at that time is stored (step ST12). Next, the integrated value (Ce-Cs) is added to the large flow rate integrated value counter 42 (step ST13).
[0035]
By using the large flow rate integrated
[0036]
FIG. 5 shows the operation of the specified time integrated
[0037]
For example, as shown in FIG. 5A, the integrated value of the gas flow rate in the designated time zone (shaded part) defined by the times t1 and t2 is counted by the designated time integrated
[0038]
Explaining according to the flowchart of FIG. 5B, first, when the designated time t1 is reached, the integrated value Cs at that time is stored (step ST21). Next, when the designated time t2 is reached, the integrated value Ce at that time is stored (step ST22). Next, the integrated value (Ce-Cs) from time t1 to t2 which is a specified time zone is added to the specified time integrated value counter 41 (step ST23).
[0039]
FIG. 5C is a table showing an example of setting the time width. The left column of this table shows an example of the designated time t1 when the special fee is started, and the middle column shows an example of the designated time t2 when the special fee is released. These specified times can be set by the built-in timer and built-in calendar. It is also possible to set a time zone each time according to an instruction from the
[0040]
In addition to these integrated value counters 41 to 43, for example, it may be configured to include a specified temperature integrated value counter for counting the specified temperature integrated value. This specified temperature integrated value counter counts the integrated value at a specific temperature so that the unit price of gas will be charged separately at low temperatures (when using GHP and stove) and high temperatures (when using GHP). Can be used.
[0041]
Next, the normal integrated value counter 44 is for calculating an integrated value of the gas flow rate that is not counted by the designated time integrated
[0042]
In this example, these integrated value counters 41 to 44 are prioritized in the order of a specified time integrated
[0043]
(Metering operation of the metering device)
FIG. 6 is an explanatory diagram showing the priority order of the gas flow rate count-up operation by the integrated value counters 41 to 44 in the
[0044]
FIG. 7 is a timing chart showing an example of a subtracting operation in the
[0045]
For example, the gas flow rate and the integrated value are supplied to the
[0046]
Next, in the time zone B from the time point T1 to T3, the gas flow rate Q is smaller than the large flow rate set value Q1, but is longer than the long time set value Q2 that the long time integrated value counter 43 counts up. Further, a state in which the gas flow rate is longer than or equal to the long-time set value Q2 continues from the time point T1, and the length reaches a long-time set value T that is a condition for counting up in the long-time
[0047]
Here, the count-up by the long-time
[0048]
Next, the time zone C from the time T3 to the time T4 is a time zone in which the gas flow rate is equal to or less than the long-time flow rate setting Q2, and the designated time integrated value counter 41 counts up. Accordingly, in this time zone C, the normal integrated value counter 44 with the count priority set at the lowest order performs a gas flow count-up operation.
[0049]
A time zone D from time T4 to time T7 is a designated time for counting up the gas flow rate in the designated time integrated
[0050]
As described above, the subtracting
[0051]
Next, the
[0052]
(Gas price calculation operation)
Next, the administrator-
[0053]
(Other embodiments)
In the embodiment described above, the display device has a built-in meter device. However, the meter device may be installed separately from the display device and connected to the gas meter. Moreover, the structure which incorporated the metering apparatus in the gas meter is also employable. Furthermore, a metering device can be arranged on the
[0054]
【The invention's effect】
As described above, the metering device of the present invention selectively drives a plurality of integrated value counters that count the integrated value of gas usage under various gas usage conditions based on the meter reading value of the gas meter. The integrated value of gas consumption is calculated. Accordingly, counting by a plurality of integrated value counters can be performed at the same time, and it is possible to prevent the gas usage amount from being cumulatively accumulated, and to accurately calculate the integrated value of the gas usage amount under various usage conditions. it can.
[0055]
In the present invention, the normal integrated value counter counts the integrated value of the gas usage when the other integrated value counters do not operate. Therefore, the sum of the integrated values of the integrated value counters always matches the total amount of gas used.
[0056]
Furthermore, according to the present invention, it is possible to change the priority order of the integration operations of various integration value counters and to set whether or not each integration value counter is used. Therefore, the integrated value of the gas usage under the necessary gas usage conditions can be obtained. Based on such integrated values, it becomes possible to employ various charging systems for gas charges.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram illustrating an example of a gas supply system including a metering device to which the present invention is applied.
2 is a schematic block diagram showing an internal configuration of a display device incorporating a meter device in the gas supply system of FIG.
FIG. 3 is an explanatory diagram showing an operation of a long-time integrated value counter.
FIG. 4 is an explanatory diagram showing an operation of a large flow rate integrated value counter.
FIG. 5 is an explanatory diagram showing an operation of a designated time integrated value counter.
6 is an explanatory diagram showing priorities of a plurality of integrated value counters in the metering device of FIG. 2. FIG.
7 is an explanatory diagram for illustrating the operation of each integrated value counter in the metering device of FIG. 2; FIG.
FIG. 8 is an explanatory diagram showing an example of a charge menu stored and held in the management computer.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (9)
受信した前記ガス流量および/または積算値に基づき、各種条件によるガス流量の積算値を算出する複数の積算値カウンタと、
各積算値カウンタの動作を制御する分計制御部とを有し、
前記積算値カウンタには、少なくとも、第1のガス使用条件を満足する場合におけるガス流量の積算値を算出する第1の積算値カウンタと、第2のガス使用条件を満足する場合におけるガス流量の積算値を算出する第2の積算値カウンタと、前記第1および第2のガス使用条件を共に満足しない場合における前記ガス流量の積算値を算出する通常積算値カウンタとが含まれており、
前記分計制御部は、前記第1および第2のガス使用条件を共に満足する場合に、一方の積算値カウンタにのみ積算値の加算動作を行わせるガス使用量の分計装置。A receiving unit that periodically receives a gas flow rate and / or its integrated value from a gas meter;
A plurality of integrated value counters for calculating an integrated value of the gas flow rate under various conditions based on the received gas flow rate and / or integrated value;
A meter control unit for controlling the operation of each integrated value counter;
The integrated value counter includes at least a first integrated value counter for calculating an integrated value of the gas flow rate when the first gas use condition is satisfied, and a gas flow rate when the second gas use condition is satisfied. A second integrated value counter that calculates an integrated value, and a normal integrated value counter that calculates an integrated value of the gas flow rate when both the first and second gas use conditions are not satisfied ,
When the first and second gas usage conditions are satisfied, the minute meter control unit is a gas usage metering device that causes only one of the integrated value counters to perform an operation of adding the integrated value.
受信した前記ガス流量および/または積算値に基づき、各種条件によるガス流量の積算値を算出する複数の積算値カウンタと、A plurality of integrated value counters for calculating an integrated value of the gas flow rate under various conditions based on the received gas flow rate and / or integrated value;
各積算値カウンタの動作を制御する分計制御部と、A meter control unit for controlling the operation of each integrated value counter;
前記積算値カウンタの少なくとも一つを使用および未使用のいずれかに設定するための入力部を有し、An input unit for setting at least one of the integrated value counters to be used or unused;
前記積算値カウンタには、少なくとも、第1のガス使用条件を満足する場合におけるガス流量の積算値を算出する第1の積算値カウンタと、第2のガス使用条件を満足する場合におけるガス流量の積算値を算出する第2の積算値カウンタと、通常積算値カウンタとが含まれており、The integrated value counter includes at least a first integrated value counter for calculating an integrated value of the gas flow rate when the first gas use condition is satisfied, and a gas flow rate when the second gas use condition is satisfied. A second integrated value counter for calculating the integrated value and a normal integrated value counter;
前記分計制御部は、前記入力部を介して未使用に設定された積算値カウンタを停止状態に保持するとともに、前記第1および第2のガス使用条件を共に満足する場合に、一方の積算値カウンタにのみ積算値の加算動作を行わせ、The minute meter control unit holds the accumulated value counter set to unused via the input unit in a stopped state, and when one of the first and second gas use conditions is satisfied, Only the value counter performs the operation of adding the integrated value,
前記通常積算値カウンタは、当該通常積算値カウンタ以外の積算値カウンタがガス流量の積算値の加算動作を行っていない場合における、ガス流量の積算値を算出することを特徴とするガス使用量の分計装置。The normal integrated value counter calculates the integrated value of the gas flow rate when the integrated value counter other than the normal integrated value counter is not performing the addition operation of the integrated value of the gas flow rate. Minute metering device.
前記分計制御部は、前記第1および第2のガス使用条件を共に満足する場合に、予め設定された優先順位に従って、積算値の加算動作を行わせる積算値カウンタを選択することを特徴とするガス使用量の分計装置。When the first and second gas use conditions are both satisfied, the minute meter control unit selects an integrated value counter that performs an integrated value adding operation according to a preset priority order. A meter for measuring the amount of gas used.
前記優先順位は変更可能であることを特徴とするガス使用量の分計装置。The gas usage metering device, wherein the priority can be changed.
前記積算値カウンタは指定時間積算値カウンタを含み、The integrated value counter includes a specified time integrated value counter,
この指定時間積算値カウンタは、指定された第1の時間から第2の時間までの間におけるガス流量の積算値である指定時間積算値を算出するためのものであることを特徴とするガス使用量の分計装置。The specified time integrated value counter is for calculating a specified time integrated value that is an integrated value of the gas flow rate from a specified first time to a second time. Quantity metering device.
前記積算値カウンタは大流量積算値カウンタを含み、The integrated value counter includes a large flow rate integrated value counter,
この大流量積算値カウンタは、ガス流量が所定流量以上の場合における当該ガス流量の積算値である大流量積算値を算出するためのものであることを特徴とするガス使用量の分計装置。The large flow rate integrated value counter is for calculating a large flow rate integrated value that is an integrated value of the gas flow rate when the gas flow rate is equal to or higher than a predetermined flow rate.
前記積算値カウンタは長時間積算値カウンタを含み、The integrated value counter includes a long-time integrated value counter,
この長時間積算値カウンタは、ガス流量が第1の流量以上の状態が第1の時間幅以上継続した場合における当該ガス流量の積算値である長時間積算値を算出するものであることThe long-time integrated value counter calculates a long-time integrated value that is an integrated value of the gas flow rate when a state where the gas flow rate is equal to or higher than the first flow rate continues for the first time width or longer. を特徴とするガス使用量の分計装置。A gas meter for measuring the amount of gas used.
前記長時間積算値カウンタは、第1および第2のカウンタを備えており、The long-time integrated value counter includes first and second counters,
前記第1のカウンタは、ガス流量が前記第1の流量以上となった時点から当該ガス流量の積算値の加算動作を開始し、当該第1の流量以上の状態が前記第1の時間幅未満で終了した場合にはリセットされ、前記第1の流量以上の状態が前記第1の時間幅に達すると、加算値を前記第2のカウンタに出力した後にリセットされるものであり、The first counter starts the addition operation of the integrated value of the gas flow rate when the gas flow rate becomes equal to or higher than the first flow rate, and the state where the gas flow rate is higher than the first time width is less than the first time width. Is reset when the process ends at the time, and when the state equal to or higher than the first flow rate reaches the first time width, it is reset after outputting the added value to the second counter,
前記第2のカウンタは、ガス流量が前記第1の流量以上の状態が前記第1の時間幅に達した後に、前記第1のカウンタから供給される前記加算値をそれまでのガス流量の積算値に加算すると共に、ガス流量の積算値の加算動作を開始するものであることを特徴とするガス使用量の分計装置。The second counter integrates the gas flow up to that time with the addition value supplied from the first counter after the state where the gas flow rate is equal to or higher than the first flow rate reaches the first time width. A gas usage metering device characterized by adding to the value and starting an operation of adding the integrated value of the gas flow rate.
この分計装置の各積算値カウンタ毎に設定したガス使用料の従量単価を含むガス料金体系が記憶保持されている記憶部と、A storage unit that stores and holds a gas fee system including a unit price of the gas usage fee set for each integrated value counter of the metering device;
前記分計装置の各積算値カウンタ毎のガス流量の積算値と、前記ガス料金体系とに基づき、ガス使用料金を算出するガス料金算出部と、A gas charge calculation unit for calculating a gas usage charge based on the integrated value of the gas flow rate for each integrated value counter of the metering device and the gas charge system;
を有しているガス料金算出システム。A gas charge calculation system.
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