JP4175547B2 - プログラム、帳票出力方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アプリケーションにより処理された帳票メッセージをキューに格納した後に所定の機器に出力するプログラム、帳票出力方法及び装置に関し、特に、オンライン処理又はバッチ処理された帳票メッセージを同じ出力先のキューに格納した後に所定の機器に出力するプログラム、帳票出力方法及び装置に関する。
従来、帳票出力サーバにあっては、プリンタ、FAX、電子媒体などの出力先に分けてキューを用意し、業務処理等のアプリケーションから出力される帳票メッセージをキューに格納した後に、出力先の処理状況に合せて帳票メッセージをキューから取り出して転送している。
帳票出力先ごとにキューを用意する場合には、キューの最大滞留量や帳票出力までの許容時間などの要件を考慮し、業務ごとに予め別々の格納媒体にキューを割り当てている。
また複数のアプリケーションで1つのキューを共用する場合、例えばオンライン業務アプリケーションとバッチ業務アプリケーションでキューを共用する場合には、最も厳しい条件の帳票出力処理に合わせてキューを配置する格納媒体を選択している。
特開平4−92964号公報
しかしながら、このような従来の帳票出力サーバにあっては、帳票メッセージの出力許容時間や最大滞留量が大幅に異なる複数のアプリケーションからの帳票メッセージをキューイングして出力する場合、特にオンライン処理とバッチ処理が混在する基幹システムからの帳票メッセージをキューイングして出力する場合、オンライン処理に並行してバッチ処理が動作した場合、一時的に帳票メッセージの出力量が増加し、帳票出力量の変動が大きいという問題がある。
このような場合には、リスクを考慮し、大容量だが低速の媒体にキューを割り当てることが普通である。しかし、バッチ処理が動作した場合の帳票出力量の変動には対応できるが、逆に、バッチが動作しない時間帯において、オンライン業務からの帳票出力性能を上げられないという問題がある。
本発明は、オンライン処理とバッチ処理が混在したシステムで安定した高性能な帳票出力ができるプログラム、帳票出力方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明は、帳票出力装置のコンピュータにより実行されるプログラムを提供する。即ち本発明は、帳票メッセージを高速に入出力する高速小容量媒体に配置した高速小容量キューと、帳票メッセージを高速小容量媒体より遅い速度で入出力する低速大容量媒体に配置した低速大容量キューとを有し、優先度の異なる前記帳票メッセージをキューイングした後に所定の機器に出力する帳票出力装置のコンピュータに、
高速小容量キューの帳票メッセージの滞留速度を検出する速度検出ステップと、
帳票メッセージを受信した際に、優先度、高速小容量媒体の空き、及び滞留速度に基づいて決定した高速小容量キュー又は低速大容量キューに優先度に応じて帳票メッセージを格納する格納制御ステップと、
高速小容量媒体の空き及び滞留速度に基づいて、高速小容量キューと低速大容量キューの間で帳票メッセージを移動する動的位置変更ステップと、
高速小容量キュー及び又は低速大容量キューから所定の機器に帳票メッセージを出力する出力制御ステップと、
を実行させることを特徴とする。
ここで格納制御ステップは、
優先度の高い帳票メッセージを受信した際に、高速小容量媒体に空きがあれば高速小容量キューに格納し、高速小容量媒体に空きがなければ低速大容量キューに格納する第1格納制御ステップと、
優先度の低い帳票メッセージを受信した際に、高速小容量媒体の空きが多い場合、滞留速度が遅ければ高速小容量キューに格納し、滞留速度が速ければ低速大容量キューに格納し、高速小容量媒体の空きが少ない場合は低速大容量キューに格納する第2格納制御ステップと、
を備える。
動的位置変更ステップは、定期的に高速小容量キューの滞留速度を判定し、
滞留速度が速い場合は、高速小容量媒体の空きが少ないときに低優先度の帳票メッセージを高速小容量キューから低速大容量キューに移動し、
滞留速度が遅い場合は高速小容量媒体に空きが十分あるときに高優先度及び低優先度のメッセージを低速大容量キューから高速小容量キューに移動する。
動的位置変更ステップは、滞留速度が遅く高速小容量媒体に空きが十分あるときに、高優先度のメッセージを低速大容量キューから高速小容量キューに移動した後に、低優先度のメッセージを低速大容量キューから高速小容量キューに移動する。
高速小容量キューは半導体メモリであり、低速大容量キューはディスク装置であることを特徴とする。
速度検出ステップは、所定の時間間隔で高速小容量キューに格納した帳票メッセージの滞留数を検出して記録し、一定記録区間の開始時と終了時の滞留数の差分から滞留速度を検出する。
速度検出ステップは、一定記録区間内に開始時又は終了時の滞留数を外れる最大値と最小値が存在する場合、最大値と最小値の差の絶対値を滞留速度に加算する。
高速小容量キュー及び低速大容量キューの組は、帳票メッセージの出力先の機器毎に複数構築される。
第2格納制御ステップは、高速小容量媒体の空き容量が閾値以上の場合に空きが多いと判定し、閾値未満の場合に空きが少ないと判定する。空き容量の閾値は、少なくとも20パーセントである。
第2格納制御ステップは、滞留速度の判定として、高速小容量媒体から低速大容量媒体へ帳票メッセージを移動させる移動速度以上の場合に早いと判定し、移動速度未満の場合に遅いと判定する。
本発明は帳票出力方法を提供する。即ち、本発明は、帳票メッセージを高速に入出力する高速小容量媒体に配置した高速小容量キューと、帳票メッセージを高速小容量媒体より遅い速度で入出力する低速大容量媒体に配置した低速大容量キューとを有し、優先度の異なる帳票メッセージをキューイングした後に所定の機器に出力する帳票出力方法に於いて、
高速小容量キューの帳票メッセージの滞留速度を検出する速度検出ステップと、
帳票メッセージを受信した際に、優先度、高速小容量媒体の空き、及び滞留速度に基づいて決定した高速小容量キュー又は低速大容量キューに帳票メッセージを格納する格納制御ステップと、
高速小容量媒体の空き及び滞留速度に基づいて、高速小容量キューと低速大容量キューの間で帳票メッセージを移動する動的位置変更ステップと、
高速小容量キュー及び又は低速大容量キューから所定の機器に優先度に応じて帳票メッセージを出力する出力制御ステップと、
を備えたことを特徴とする。
本発明は帳票出力装置を提供する。即ち、本発明は、優先度の異なる帳票メッセージをキューイングした後に所定の機器に出力する帳票出力装置に於いて、
帳票メッセージを高速に入出力する高速小容量媒体に配置した高速小容量キューと、
帳票メッセージを高速小容量媒体より遅い速度で入出力する低速大容量媒体に配置した低速大容量キューと、
高速小容量キューの帳票メッセージの滞留速度を検出する速度検出部と、
帳票メッセージを受信した際に、優先度、高速小容量媒体の空き、及び滞留速度に基づいて決定した高速小容量キュー又は低速大容量キューに帳票メッセージを格納する格納制御部と、
高速小容量媒体の空き及び滞留速度に基づいて、高速小容量キューと低速大容量キューの間で帳票メッセージを移動する動的位置変更部と、
高速小容量キュー及び又は低速大容量キューから所定の機器に優先度に応じて帳票メッセージを出力する出力制御部と、
を備えたことを特徴とする。
なお、本発明による帳票出力方法及び装置の詳細は、本発明のプログラムの場合と基本的に同じになる。
本発明によれば、1つのキューの配置先として、高速小容量媒体と低速大容量媒体を準備し、媒体の空き状況と帳票メッセージの滞留速度をリアルタイムで判断しながら、短い出力許容時間を必要とする優先度の高いオンライン処理による帳票メッセージは、極力、高速小容量キューにキューイングし、一方、バッチ処理による優先度の低い帳票メッセージは、高速小容量媒体に空きが十分ない限り低速小容量キューにキューイングする。
このためオンライン中にバッチ動作が行われて帳票メッセージの出力量が一時的に増加しても、低速大容量キューに対するキューイングで容量が不足することを防止し、一方、バッチ動作が停止している間は、高速小容量キューへのキューイングでオンラインの帳票出力性能を十分に上げることができる。
またキューイング後に定期的に高速小容量キューにおける帳票メッセージの処理状況を監視し、帳票メッセージの滞留速度が速い場合には優先度の低い帳票メッセージを高速小容量キューから低速大容量キューへ移動し、滞留速度が遅い場合には優先度に係わらず帳票メッセージを低速大容量キューから高速小容量キューへ移動させることで、帳票メッセージのキューイング後の処理状況の変化に動的に対応したキューイング状態の最適化を図る。
この結果、オンライン処理とバッチ処理が混在するような複数のアプリケーションで1つのキューを共用する場合においても、安定した高性能な帳票出力業務を構築できる。
図1は本発明による帳票管理サーバの機能構成のブロック図である。図1において、本発明の帳票管理サーバ10は、オンライン業務システム12より出力される優先度の高い帳票メッセージと、バッチ業務システム14より出力される優先度の低い帳票メッセージを、出力先となるプリンタ16、FAX18及び電子帳票システム20ごとに対応して設けたキューに格納した後に出力するようにしている。
オンライン業務システム12及びバッチ業務システム14はグローバルサーバやオープンサーバで構築されており、オンライン業務システム12からの帳票メッセージは帳票管理サーバ10に入力してから出力するまでの所要時間を所定の短時間とするように帳票出力の性能保証が必要とされている。
これに対しバッチ業務システム14から出力される帳票メッセージは、例えば1日の夜間の時間帯などで集中的に出力される帳票メッセージであり、帳票管理サーバ10における出力までの許容時間は比較的長い時間でよいことから、帳票出力の性能は低くてもよい。
帳票管理サーバ10には帳票メッセージ制御部22が設けられ、帳票メッセージ制御部22の中に、本発明にあっては、キューイング制御部24、高速小容量媒体となる不揮発メモリ26、及び低速大容量媒体となるディスクストレージ28を設けている。キューイング制御部24には、滞留速度検出部34、格納制御部36、動的配置変更部38及び出力制御部40が設けられている。
不揮発メモリ26には、出力先となるプリンタ16、FAX18及び電子帳票システム20に対応して、3つの高速小容量キュー30−1,30−2,30−3が配置される。高速小容量キュー30−1〜30−3は、キューの長さは動的であり、不揮発メモリ26に空きがある限り帳票メッセージをキューイングすることができる。
ディスクストレージ28にも、プリンタ16、FAX18及び電子帳票システム20に対応して、低速大容量キュー32−1,32−2,32−3が配置される。低速大容量キュー32−1〜32−3もキューの長さは動的に変化し、ディスクストレージ28に空きがある限り帳票メッセージを格納することができる。
また、同じ出力先をもつ優先度の高い帳票メッセージを格納するキューと優先度の低い帳票メッセージを格納するキューは、ペアで1つの論理的なキューを構成する。例えば、プリンタ16を出力先とする優先度の高い帳票メッセージを格納する高速小容量キュー30−1と優先度の低い帳票メッセージを格納する低速大容量キュー32−1のペアで1つの論理的なキューを構成する。更に、高速小容量媒体又は低速大容量媒体に、同じ出力先をもつ優先度の高い帳票メッセージを格納するキューと優先度の低い帳票メッセージを格納するキューを配置する場合もあり、この場合にもペアで1つの論理的なキューを構成する。
図1における帳票管理サーバ10は、例えば図2のようなコンピュータのハードウェア環境により実現される。図2のコンピュータにおいて、MPU100のバス102は、RAM104、FROM106、ハードディスクドライブ108、キーボード112、マウス114及びディスプレイ116を備えた入出力デバイスコントローラ110、更にLAN120などのネットワークに接続するネットワークアダプタ118が設けられている。
ハードディスクドライブ108には本発明のキューイング制御を実行するプログラムがローディングされており、コンピュータの起動時にハードディスクドライブ108から必要なプログラムが呼び出され、RAM104上に展開し、MPU100により実行される。
図1の不揮発メモリ26は例えばFROM106を使用しており、一方、ディスクストレージ28としてはハードディスクドライブ108を使用している。FROM106に対する帳票メッセージの入出力即ち書込み読出し速度は、ハードディスクドライブ108に対する書込み読出しに対して十分高速である。
再び図1を参照するに、滞留速度検出部34は不揮発メモリ26に設けた高速小容量キュー30−1〜30−3のそれぞれについて滞留速度を検出する。ここで滞留速度とは、所定の時間間隔で高速小容量キュー30−1〜30−3に格納している帳票メッセージの滞留数を検出して記録し、一定記録区間の開始時と終了時の滞留数の差分として検出することを原則とする。
格納制御部36は、オンライン業務システム12またはバッチ業務システム14から帳票メッセージを受信した際に、帳票メッセージの優先度、高速小容量媒体である不揮発メモリ26の空き状況、及び滞留速度検出部34で検出した滞留速度に基づいて決定した格納先となる高速小容量キューまたは低速大容量キューに帳票メッセージを格納する。
動的配置変更部38は、格納制御部36により帳票メッセージをキューイングした後の状態で、高速小容量媒体である不揮発メモリ26の空き状況及び滞留速度に基づいて、高速小容量キュー30−1〜30−3と低速大容量キュー32−1〜32−3との間で帳票メッセージを動的に移動する処理を実行する。
更に出力制御部40は、高速小容量キュー30−1〜30−3及び又は低速大容量キュー32−1〜32−3に格納された帳票メッセージを、それぞれの出力先となるプリンタ16、FAX18及び電子帳票システム20に対し、先入れ先出し(FIFO)の制御手順に従って出力する。また出力制御部40は、優先度の高い帳票メッセージを格納したキューから優先的に出力するようにしており、したがって優先度の低い帳票メッセージは優先度の高い帳票メッセージが出力されない空き時間を利用して出力されることになる。
図3は図1の滞留速度検出部34により検出する滞留速度の説明図である。図3(A)において、滞留速度の検出については、所定の記録単位ΔT、例えばΔT=1秒ごとに、対象となる高速小容量キューの滞留数Pを記録している。このような記録単位ΔTごとの滞留数Pの記録につき、一定の記録区間T、例えばT=10秒において、記録区間Tの開始位置の滞留数をP1、終了位置の滞留数をP4とすると滞留速度Vは、
(滞留速度V)=(終了位置滞留数P4−開始位置滞留数P1)
として検出する。
更に記録区間Tにおいて高速小容量媒体の空きがなくなるリスクを低減するため、記録区間T内における開始滞留数P1及び終了滞留数P4を外れる最大滞留数P3と最小滞留数P2を抽出し、この差の絶対値を加算する。即ち、滞留速度Vは次式で算出する。
(滞留速度V)=(終了滞留数P4)−(開始滞留数P1)
+絶対値{(最大滞留数P3)−(最小滞留数P2)}
図3(B)は本発明における滞留速度Vの具体的な検出例であり、滞留速度が遅い場合の時間に対する滞留数の変化を示している。
この場合には記録区間Tの開始滞留数P1=100個、終了滞留数P4=150個であり、記録区間Tの間に開始滞留数P1より小さい最小値及び終了滞留数P4より大きい最大値は存在しないことから、
(滞留速度V)=(P4−P1+[|P3−P2|]
=150−100
=50(個/10秒)
=5(個/秒)
として算出する。
図3(C)は滞留速度が速い場合の時間に対する滞留数の変化である。この場合、記録区間Tにおける開始滞留数P1=100個、終了滞留数P4=150個であり、記録区間T内に最小滞留数としてP2=70個、及び最大滞留数としてP3=170個が存在している。この場合の滞留速度は
(滞留速度V)=(P4−P1)+[|P3−P2|]
=150−100+170−70
=150(個/10秒)
=15(個/秒)
図4は図1の格納制御部36で格納先を決めるための制御表の説明図である。図4の制御表において、格納先の決定には帳票メッセージの優先度42、高速小容量媒体の空き44、滞留速度46の3つのパラメータが用いられ、これに基づいて格納先48が決定される。
まず優先度の高いオンライン帳票メッセージの場合には、高速小容量媒体に空きがある限り、滞留速度46の如何に関わらず高速小容量キューに格納する。一方、高速小容量媒体に空きがない場合には低速大容量キューに格納する。
これに対し優先度の低いバッチ帳票メッセージについては、高速小容量媒体の空きが多い場合、例えば20%以上の場合には、滞留速度46が遅いか速いか判定し、遅い場合には高速小容量キューに格納する。一方、滞留速度が速い場合には低速大容量キューに格納する。これに対し高速小容量媒体の空きが少ない場合、例えば20%未満の場合には、滞留速度46の如何に関わらず常に低速大容量キューに格納する。
図5は図1の滞留速度検出部による検出処理のフローチャートである。この滞留速度検出処理にあっては、ステップS1で記録区間Tの開始滞留数P1と終了滞留数P4を取得し、ステップS2で区間内の最小値Pminと最大値Pmaxを取得する。
そしてステップS3で最小値Pminと最大値Pmaxが開始値P1と終了値P4の範囲内か否かチェックし、範囲外であれば、ステップS4で最大値Pmaxと最小値Pminの差の絶対値を終了値P4と開始値P1の差に加えた滞留速度を演算する。
一方、ステップS3で最小値Pminと最大値Pmaxが開始値P1と終了値P4の範囲内にあった場合には、ステップS5で終了値P4と開始値P1の差として滞留速度Vを演算する。
図6は高速小容量媒体としての不揮発メモリ26に空きが多くあり、滞留速度が遅い場合の格納処理の説明図である。図6にあっては、プリンタ16に対する高速小容量キュー30−1を例にとっており、高速小容量媒体の空きが例えば20%以上と多く、その滞留速度が例えば5個/秒以下と遅い場合には、バッチ業務システム14からの優先度の低い帳票メッセージ52については、図5の制御表から明らかなように高速小容量キュー30−1に格納する。
この例では高速小容量キュー30−1に先頭側から、オンライン業務システム12により優先度の高い帳票メッセージH1〜H3が格納されており、その後、バッチ業務システム14により優先度の低い帳票メッセージL1〜L6がペアとして格納された状態である。
図7は、高速小容量媒体に空きが多くあり、図6の場合とは逆に滞留速度が速い場合の格納処理の説明図である。この場合には、図5の制御表から明らかなように、オンライン業務システム12からの優先度の高い帳票メッセージ50については高速小容量媒体に空きがある限り高速小容量キュー30−1に格納する。これに対しバッチ業務システム14からの優先度の低い帳票メッセージ52については、滞留速度が速いことから、ディスクストレージ28の低速大容量キュー32−1に格納する。
この図7の格納状態にあっては、高速小容量キュー30−1に出力先をプリンタ16としたオンライン業務システム12から出力された優先度の高い帳票メッセージH1〜H9が格納され、一方、ディスクストレージ28の低速大容量キュー32−1にはバッチ業務システム14より出力された優先度の低い帳票メッセージL1〜L11が格納された状態となる。
図8は高速小容量媒体に空きがない場合の格納処理の説明図である。図8において、いま、高速小容量キュー30−1に優先度の高い帳票メッセージH1〜H12が格納されて空きがなかったとする。この場合に、オンライン業務システム12から出力された優先度の高い帳票メッセージ50は、ディスクストレージ28側の低速大容量キュー32−1に格納されることになる。
図9は図1の格納制御部36による制御処理のフローチャートである。図9において格納制御処理は、まずステップS1で帳票メッセージの優先度が高いか否かチェックする。帳票メッセージがオンライン業務システムから出力された優先度の高い帳票メッセージであった場合には、ステップS2に進み、高速小容量媒体に空きがあるか否かチェックする。空きがあれば、ステップS3で高速小容量キューに格納する。空きがない場合には、ステップS4で低速大容量キューに格納する。そしてステップS5で単位時間当たりの滞留数を更新する。
ステップS1で優先度の低いバッチ業務システムからの帳票メッセージを判別した場合には、ステップS6に進み、高速小容量媒体の空きが多いか否かチェックする。この場合の閾値は例えば20%を使用し、20%以上であれば空きが多いと判断し、20%未満であれば空きが少ないと判断する。
高速小容量媒体の空きが多い場合にはステップS7に進み、滞留速度が速いか否かチェックする。この滞留速度の閾値は例えば10個/秒とする。滞留速度が閾値10個/秒より小さく遅い場合には、ステップS8で高速小容量キューに格納する。滞留速度が閾値10個/秒以上で速い場合には、ステップS9で低速大容量キューに格納する。
図10は図1の動的配置変更部38の制御処理に使用する制御表の説明図である。図10の動的配置変更に使用する制御表は、高速小容量キューの滞留速度54と高速小容量媒体の空き56の2つのパラメータで帳票メッセージの移動58を制御する。
まず高速小容量キューの滞留速度54が例えば10(個/秒)以上と速い場合には、高速小容量媒体に空きを作るため、現在、高速小容量キューに配置している低優先度の帳票メッセージを低速大容量キューへ移動する。
この場合、滞留速度54が速くとも高速小容量媒体の空き56が十分ある場合例えば20%以上ある場合には、これ以上、高速小容量媒体の空きを確保する必要がないことから帳票メッセージの移動は行わず、移動はなしとする。
これに対し高速小容量媒体の空き56が少ない場合、即ち20%未満の場合には、高速小容量媒体に空きを確保するため、帳票メッセージの移動58として低優先度の帳票メッセージを高速小容量キューから取り出して低速大容量キューへ移動する。
一方、高速小容量キューの滞留速度54が遅い場合、例えば10個/秒未満の場合には、高速小容量媒体の空き56として十分な空きがある場合に、このとき低速大容量キューに配置している優先度の高い帳票メッセージ及び優先度の低い帳票メッセージを、優先度の順に高速小容量キューへ移動する。
即ち、滞留速度54が遅く高速小容量媒体の空き56が十分ある場合には、優先度の順に帳票メッセージを低速大容量キューから高速小容量キューへ移動する。これに対し高速小容量媒体の空き56が少ない場合、即ち20%未満の場合には、低速大容量キューから高速小容量キューへの帳票メッセージの移動は行わない。
図11は高速小容量キューの滞留速度が速く高速小容量媒体に空きが少ない場合の位置変更処理の説明図である。図11において、高速小容量キュー30−1には、優先度の高い帳票メッセージH1〜H8、優先度の低い帳票メッセージL1〜L3がペアで配置されており、高速小容量媒体の空きが20%を切っていたとする。
このような場合には、高速小容量キュー30−1の中に存在する優先度の低い帳票メッセージL1〜L3を、ディスクストレージ28側の低速大容量キュー32−1における優先度の低い帳票メッセージL4〜L7の先頭部分に移動する。この優先度の低い帳票メッセージL1〜L3の移動により高速小容量媒体に空きが確保され、オンライン業務システム12からの優先度の高い帳票メッセージの格納を可能とする。
なお高速小容量キュー30−1の中に配置していた優先度の低い帳票メッセージL1〜L3は、それ以前に高速小容量キュー30−1の滞留速度が遅く且つ空きが十分あった場合に移動された帳票メッセージである。
図12は高速小容量キューの滞留速度が遅く、高速小容量媒体に空きが十分ある場合の位置変更処理の説明図である。
図12にあっては、高速小容量キュー30−1には既に優先度の高い帳票メッセージH1〜H3が配置されており、一方、低速大容量キュー32−1には優先度の高い帳票メッセージH4〜H6と優先度の低い帳票メッセージL1〜L8が配置されていたとする。
この状態で、高速小容量キュー30−1の滞留速度が遅く高速小容量媒体に空きが十分ある場合には、低速大容量キュー32−1の中から、まず優先度の高い帳票メッセージH4〜H6を順次高速小容量キュー30−1に移動し、この移動が済んでも滞留速度が遅く且つ高速小容量媒体に空きが十分ある場合には、続けて低い優先度の帳票メッセージL1〜L3を高速小容量キュー30−1に移動し、この時点で例えば空きが20%となることで移動を停止している。
図13は図1の動的配置変更部38による制御処理のフローチャートである。図13において、帳票移動制御は、ステップS1で高速小容量キューの滞留速度が速いか否かチェックする。滞留速度が速い場合、例えば10個/秒以上であった場合には、ステップS2に進み、高速小容量キューに配置している優先度の低い帳票メッセージを全て処理したか否かチェックし、未処理であればステップS3に進み、高速小容量媒体の空きは十分か例えば20%以上か否かチェックし、空きが十分でない場合には、ステップS4で高速小容量キューから優先度の低い帳票メッセージを取り出し、低速大容量キューに移動する。
このようなステップS2〜S4の処理を、高速小容量キューに存在する全ての優先度の低い帳票メッセージについて繰り返し、もし途中でステップS3の高速小容量媒体の空きが20%以上となった場合には移動処理を終了する。
一方、ステップS1で高速小容量キューの滞留速度が遅い場合、例えば10個/秒未満であった場合には、ステップS5〜S7において低速大容量キューに存在する優先度の高い帳票メッセージについての移動処理を実行する。
即ち、ステップS5で低速大容量キューの中に配置している優先度の高い帳票メッセージを全て処理したか否かチェックし、未処理であれば、ステップS6で高速小容量媒体の空きが十分か即ち20%以上か否かチェックし、十分であれば、ステップS7で低速大容量キューから高速小容量キューに優先度の高い帳票メッセージを移動する。
この優先度の高い帳票メッセージの移動処理中に、ステップS6で高速小容量媒体の空きが20%未満となった場合には処理を終了する。一方、ステップS5で全ての優先度の高い帳票メッセージについての処理を終了した場合には、ステップS8〜S10に進み、低速大容量キューに存在する優先度の低い帳票メッセージについての移動処理を実行する。
即ち、ステップS8で低速大容量キューに存在する優先度の低い帳票メッセージを全て処理したか否かチェックし、未処理であれば、ステップS9で高速小容量媒体の空きが十分か即ち20%以上か否かチェックし、十分であれば、ステップS10で低速大容量キューから高速小容量キューに優先度の低い帳票メッセージを移動する。
この処理の繰り返しにより、ステップS8で優先度の低い帳票メッセージの処理を全て終了した場合、あるいはステップS9で高速小容量媒体の空きが移動により20%未満となった場合には、処理を終了する。
ここで、図13のフローチャートにおけるステップS1〜S4の処理は図11の位置変更処理に対応し、またステップS5〜S10の処理は図12の位置変更処理に対応している。
また本発明は、図1の帳票管理サーバ10に設けた図2のハードウェア環境を備えたコンピュータにより実行されるプログラムを提供するものであり、このプログラムは図5,図9及び図13のフローチャートの内容を備えるものである。
また図5以降の帳票メッセージの格納制御及び動的位置変更については、図1のプリンタ16を出力先とする高速小容量キュー30−1と低速大容量キュー32−1を例にとるものであったが、残りのFAX18及び電子帳票システム20を出力先とする高速小容量キュー30−2,30−3及び低速大容量キュー32−2,32−3についてもプリンタ16の場合と同様にして、帳票メッセージ優先度、滞留速度、高速小容量媒体の空き状態に応じた格納先の決定、及び格納後の相互間の移動による動的配置が実行される。
更に、上記の実施形態にあっては、滞留速度の速い遅いを判別する閾値として10個/秒を示しているが、これは単なる一例に過ぎず、実際の装置における滞留速度が速いか遅いかの判断は、高速小容量媒体とから低速大容量媒体への帳票メッセージを移動させる移動速度以上の滞留時間は速いと判定し、移動速度未満の場合に滞留時間が遅いと判定するようにしてもよい。
このような滞留時間の判定による移動により、高速小容量キューの滞留数が増加する場合に高速側から低速側にメッセージを移動して高速小容量媒体に空きがなくなってしまう事態を確実に防止できる。
なお本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。更に本発明は上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
ここで本発明の特徴をまとめて列挙すると次の付記のようになる。
(付記)
(付記1)
帳票メッセージを高速に入出力する高速小容量媒体に配置した高速小容量キューと、帳票メッセージを前記高速小容量媒体より遅い速度で入出力する低速大容量媒体に配置した低速大容量キューとを有し、優先度の異なる前記帳票メッセージをキューイングした後に所定の機器に出力する帳票出力装置のコンピュータに、
前記高速小容量キューの帳票メッセージの滞留速度を検出する速度検出ステップと、
帳票メッセージを受信した際に、前記優先度、前記高速小容量媒体の空き、及び前記滞留速度に基づいて決定した前記高速小容量キュー又は低速大容量キューに前記メッセージを格納する格納制御ステップと、
前記高速小容量媒体の空き及び前記滞留速度に基づいて、前記高速小容量キューと低速大容量キューの間で帳票メッセージを移動する動的位置変更ステップと、
前記高速小容量キュー及び又は低速大容量キューから所定の機器に優先度に応じて帳票メッセージを出力する出力制御ステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。(1)
(付記2)
付記1記載のプログラムにおいて、前記格納制御ステップは、
優先度の高い帳票メッセージを受信した際に、前記高速小容量媒体に空きがあれば前記高速小容量キューに格納し、前記高速小容量媒体に空きがなければ前記低速大容量キューに格納する第1格納制御ステップと、
優先度の低い帳票メッセージを受信した際に、前記高速小容量媒体の空きが多い場合、滞留速度が遅ければ前記高速小容量キューに格納し、滞留速度が速ければ低速大容量キューに格納し、前記高速小容量媒体の空きが少ない場合は前記低速大容量キューに格納する第2格納制御ステップと、
を備えたことを特徴とするプログラム。(2)
(付記3)
付記1記載のプログラムにおいて、前記動的位置変更ステップは、定期的に前記高速小容量キューの滞留速度を判定し、
前記滞留速度が速い場合は、前記高速小容量媒体の空きが少ないときに低優先度の帳票メッセージを前記高速小容量キューから低速大容量キューに移動し、
滞留速度が遅い場合は前記高速小容量媒体に空きが十分あるときに高優先度及び低優先度の帳票メッセージを前記低速大容量キューから高速小容量キューに移動することを特徴とするプログラム。(3)
(付記4)
付記3記載のプログラムにおいて、前記動的位置変更ステップは、滞留速度が遅く前記高速小容量媒体に空きが十分あるときに、高優先度のメッセージを前記低速大容量キューから高速小容量キューに移動した後に、低優先度のメッセージを前記低速大容量キューから高速小容量キューに移動することを特徴とするプログラム。
(付記5)
付記1記載のプログラムに於いて、前記速度検出ステップは、所定の時間間隔で前記高速小容量キューに格納した帳票メッセージの滞留数を検出して記録し、一定記録区間の開始時と終了時の滞留数の差分から滞留速度を検出することを特徴とするプログラム。(4
(付記6)
付記1記載のプログラムに於いて、前記速度検出ステップは、前記一定記録区間内に開始時又は終了時の滞留数を外れる最大値と最小値が存在する場合、前記最大値と最小値の差の絶対値を前記滞留速度に加算することを特徴とするプログラム。(5)
(付記7)
付記1記載のプログラムに於いて、前記高速小容量キュー及び低速大容量キューの組は、帳票メッセージの出力先の機器毎に複数構築されることを特徴とするプログラム。
(付記8)
付記2記載のプログラムに於いて、前記第2格納制御ステップは、高速小容量媒体の空き容量が閾値以上の場合に空きが多いと判定し、閾値未満の場合に空きが少ないと判定することを特徴とするプログラム。
(付記9)
付記8記載のプログラムに於いて、前記空き容量の閾値は、少なくとも20パーセントであることを特徴とするプログラム。
(付記10)
付記1記載のプログラムに於いて、前記第2格納制御ステップは、前記高速小容量媒体から低速大容量媒体に帳票メッセージを移動させる移動速度以上の場合に早いと判定し、前記移動速度未満の場合に遅いと判定することを特徴とするプログラム。
(付記11)
帳票メッセージを高速に入出力する高速小容量媒体に配置した高速小容量キューと、帳票メッセージを前記高速小容量媒体より遅い速度で入出力する低速大容量媒体に配置した低速大容量キューとを有し、優先度の異なる帳票メッセージをキューイングした後に所定の機器に出力する帳票出力方法に於いて、
前記高速小容量キューの帳票メッセージの滞留速度を検出する速度検出ステップと、
帳票メッセージを受信した際に、前記優先度、前記高速小容量媒体の空き、及び前記滞留速度に基づいて決定した前記高速小容量キュー又は低速大容量キューに前記メッセージを格納する格納制御ステップと、
前記高速小容量媒体の空き及び前記滞留速度に基づいて、前記高速小容量キューと低速大容量キューの間で帳票メッセージを移動する動的位置変更ステップと、
前記高速小容量キュー及び又は低速大容量キューから所定の機器に優先度に応じて帳票メッセージを出力する出力制御ステップと、
を備えたことを特徴とする帳票出力方法。(6)
(付記12)
付記11記載の帳票出力方法において、前記格納制御ステップは、
優先度の高い帳票メッセージを受信した際に、前記高速小容量媒体に空きがあれば前記高速小容量キューに格納し、前記高速小容量媒体に空きがなければ前記低速大容量キューに格納する第1格納制御ステップと、
優先度の低い帳票メッセージを受信した際に、前記高速小容量媒体の空きが多い場合、滞留速度が遅ければ前記高速小容量キューに格納し、滞留速度が速ければ低速大容量キューに格納し、前記高速小容量媒体の空きが少ない場合は前記低速大容量キューに格納する第2格納制御ステップと、
を備えたことを特徴とする帳票出力方法。(7)
(付記13)
付記11記載の帳票出力において、前記動的位置変更ステップは、定期的に前記高速小容量キューの滞留速度を判定し、
前記滞留速度が速い場合は、前記高速小容量媒体の空きが少ないときに低優先度の帳票メッセージを前記高速小容量キューから低速大容量キューに移動し、
滞留速度が遅い場合は前記高速小容量媒体に空きが十分あるときに高優先度及び低優先度のメッセージを前記低速大容量キューから高速小容量キューに移動することを特徴とする帳票出力方法。(8)
(付記14)
付記13記載の帳票出力方法において、前記動的位置変更ステップは、滞留速度が遅く前記高速小容量媒体に空きが十分あるときに、高優先度のメッセージを前記低速大容量キューから高速小容量キューに移動した後に、低優先度のメッセージを前記低速大容量キューから高速小容量キューに移動することを特徴とする帳票出力方法。(9)
(付記15)
付記11記載の帳票出力方法に於いて、前記速度検出ステップは、所定の時間間隔で前記高速小容量キューに格納した帳票メッセージの滞留数を検出して記録し、一定記録区間の開始時と終了時の滞留数の差分から滞留速度を検出することを特徴とする帳票出力方法。
(付記16)
付記11記載の帳票出力方法に於いて、前記速度検出ステップは、前記一定記録区間内に開始時又は終了時の滞留数を外れる最大値と最小値が存在する場合、前記最大値と最小値の差の絶対値を前記滞留速度に加算することを特徴とする帳票出力方法。
(付記17)
優先度の異なる帳票メッセージをキューイングした後に所定の機器に出力する帳票出力装置に於いて、
帳票メッセージを高速に入出力する高速小容量媒体に配置した高速小容量キューと、
帳票メッセージを前記高速小容量媒体より遅い速度で入出力する低速大容量媒体に配置した低速大容量キューと、
前記高速小容量キューの帳票メッセージの滞留速度を検出する速度検出部と、
帳票メッセージを受信した際に、前記優先度、前記高速小容量媒体の空き、及び前記滞留速度に基づいて決定した前記高速小容量キュー又は低速大容量キューに前記メッセージを格納する格納制御部と、
前記高速小容量媒体の空き及び前記滞留速度に基づいて、前記高速小容量キューと低速大容量キューの間で帳票メッセージを移動する動的位置変更部と、
前記高速小容量キュー及び又は低速大容量キューから所定の機器に優先度に応じて帳票メッセージを出力する出力制御部と、
を備えたことを特徴とする帳票出力装置。(10)
(付記18)
付記17記載の帳票出力装置において、前記格納制御部は、
優先度の高い帳票メッセージを受信した際に、前記高速小容量媒体に空きがあれば前記高速小容量キューに格納し、前記高速小容量媒体に空きがなければ前記低速大容量キューに格納する第1格納制御部と、
優先度の低い帳票メッセージを受信した際に、前記高速小容量媒体の空きが多い場合、滞留速度が遅ければ前記高速小容量キューに格納し、滞留速度が速ければ低速大容量キューに格納し、前記高速小容量媒体の空きが少ない場合は前記低速大容量キューに格納する第2格納制御部と、
を備えたことを特徴とする帳票出力装置。
(付記19)
付記17記載の帳票出力装置に於いて、前記動的位置変更部は、定期的に前記高速小容量キューの滞留速度を判定し、
前記滞留速度が速い場合は、前記高速小容量媒体の空きが少ないときに低優先度の帳票メッセージを前記高速小容量キューから低速大容量キューに移動し、
滞留速度が遅い場合は前記高速小容量媒体に空きが十分あるときに高優先度及び低優先度のメッセージを前記低速大容量キューから高速小容量キューに移動することを特徴とする帳票出力装置。
(付記20)
付記19記載の帳票出力装置において、前記動的位置変更部は、滞留速度が遅く前記高速小容量媒体に空きが十分あるときに、高優先度のメッセージを前記低速大容量キューから高速小容量キューに移動した後に、低優先度のメッセージを前記低速大容量キューから高速小容量キューに移動することを特徴とする帳票出力装置。
本発明による帳票管理サーバの機能構成のブロック図 図1のサーバが適用されるコンピュータのハードウェア環境の説明図 図1の滞留速度の説明図 図1の格納制御部の制御表の説明図 図1の滞留速度検出処理のフローチャート 高速小容量媒体に空きが多く、滞留速度が遅い場合の格納処理の説明図 高速小容量媒体の空きが多く、滞留速度が速い場合の格納処理の説明図 高速小容量媒体の空きがない場合の格納処理の説明図 図1の格納制御部による制御処理のフローチャート 図1の動的配置変更部の制御表の説明図 滞留速度が速く、高速小容量媒体に空きが少ない場合の位置変更処理の説明図 滞留速度が遅く、高速小容量媒体に空きが十分ある場合の位置変更処理の説明図 図1の動的配置変更部による制御処理のフローチャート
符号の説明
10:帳票管理サーバ
12:オンライン業務システム
14:バッチ業務システム
16: プリンタ
18:FAX
20:電子帳票システム
22:帳票メッセージ制御部
24:キューイング制御部
26:不揮発メモリ
28:ディスクストレージ
30−1〜30−3:高速小容量キュー
32−1〜32−3:低速大容量キュー
34:滞留速度検出部
36:格納制御部
38:動的配置変更部
40:出力制御部

Claims (10)

  1. 帳票メッセージを高速に入出力する高速小容量媒体に配置した高速小容量キューと、帳票メッセージを前記高速小容量媒体より遅い速度で入出力する低速大容量媒体に配置した低速大容量キューとを有し、優先度の異なる前記帳票メッセージをキューイングした後に所定の機器に出力する帳票出力装置のコンピュータに、
    前記高速小容量キューの帳票メッセージの滞留速度を検出する速度検出ステップと、
    帳票メッセージを受信した際に、前記優先度、前記高速小容量媒体の空き、及び前記滞留速度に基づいて決定した前記高速小容量キュー又は低速大容量キューに前記メッセージを格納する格納制御ステップと、
    前記高速小容量媒体の空き及び前記滞留速度に基づいて、前記高速小容量キューと低速大容量キューの間で帳票メッセージを移動する動的位置変更ステップと、
    前記高速小容量キュー及び又は低速大容量キューから所定の機器に優先度に応じて帳票メッセージを出力する出力制御ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  2. 請求項1記載のプログラムにおいて、前記格納制御ステップは、
    優先度の高い帳票メッセージを受信した際に、前記高速小容量媒体に空きがあれば前記高速小容量キューに格納し、前記高速小容量媒体に空きがなければ前記低速大容量キューに格納する第1格納制御ステップと、
    優先度の低い帳票メッセージを受信した際に、前記高速小容量媒体の空きが多い場合、滞留速度が遅ければ前記高速小容量キューに格納し、滞留速度が速ければ低速大容量キューに格納し、前記高速小容量媒体の空きが少ない場合は前記低速大容量キューに格納する第2格納制御ステップと、
    を備えたことを特徴とするプログラム。
  3. 請求項1記載のプログラムにおいて、前記動的位置変更ステップは、定期的に前記高速小容量キューの滞留速度を判定し、
    前記滞留速度が速い場合は、前記高速小容量媒体の空きが少ないときに低優先度の帳票メッセージを前記高速小容量キューから低速大容量キューに移動し、
    滞留速度が遅い場合は前記高速小容量媒体に空きが十分あるときに高優先度及び低優先度の帳票メッセージを前記低速大容量キューから高速小容量キューに移動することを特徴とするプログラム。
  4. 請求項1記載のプログラムに於いて、前記速度検出ステップは、所定の時間間隔で前記高速小容量キューに格納した帳票メッセージの滞留数を検出して記録し、一定記録区間の開始時と終了時の滞留数の差分から滞留速度を検出することを特徴とするプログラム。
  5. 請求項1記載のプログラムに於いて、前記速度検出ステップは、前記一定記録区間内に開始時又は終了時の滞留数を外れる最大値と最小値が存在する場合、前記最大値と最小値の差の絶対値を前記滞留速度に加算することを特徴とするプログラム。
  6. 帳票メッセージを高速に入出力する高速小容量媒体に配置した高速小容量キューと、帳票メッセージを前記高速小容量媒体より遅い速度で入出力する低速大容量媒体に配置した低速大容量キューとを有し、優先度の異なる帳票メッセージをキューイングした後に所定の機器に出力する帳票出力方法に於いて、
    前記高速小容量キューの帳票メッセージの滞留速度を検出する速度検出ステップと、
    帳票メッセージを受信した際に、前記優先度、前記高速小容量媒体の空き、及び前記滞留速度に基づいて決定した前記高速小容量キュー又は低速大容量キューに前記メッセージを格納する格納制御ステップと、
    前記高速小容量媒体の空き及び前記滞留速度に基づいて、前記高速小容量キューと低速大容量キューの間で帳票メッセージを移動する動的位置変更ステップと、
    前記高速小容量キュー及び又は低速大容量キューから所定の機器に優先度に応じて帳票メッセージを出力する出力制御ステップと、
    を備えたことを特徴とする帳票出力方法。
  7. 請求項6記載の帳票出力方法において、前記格納制御ステップは、
    優先度の高い帳票メッセージを受信した際に、前記高速小容量媒体に空きがあれば前記高速小容量キューに格納し、前記高速小容量媒体に空きがなければ前記低速大容量キューに格納する第1格納制御ステップと、
    優先度の低い帳票メッセージを受信した際に、前記高速小容量媒体の空きが多い場合、滞留速度が遅ければ前記高速小容量キューに格納し、滞留速度が速ければ低速大容量キューに格納し、前記高速小容量媒体の空きが少ない場合は前記低速大容量キューに格納する第2格納制御ステップと、
    を備えたことを特徴とする帳票出力方法。
  8. 請求項6記載の帳票出力方法に於いて、前記動的位置変更ステップは、定期的に前記高速小容量キューの滞留速度を判定し、
    前記滞留速度が速い場合は、前記高速小容量媒体の空きが少ないときに低優先度の帳票メッセージを前記高速小容量キューから低速大容量キューに移動し、
    滞留速度が遅い場合は前記高速小容量媒体に空きが十分あるときに高優先度及び低優先度のメッセージを前記低速大容量キューから高速小容量キューに移動することを特徴とする帳票出力方法。
  9. 請求項8記載の帳票出力方法において、前記動的位置変更ステップは、滞留速度が遅く前記高速小容量媒体に空きが十分あるときに、高優先度のメッセージを前記低速大容量キューから高速小容量キューに移動した後に、低優先度のメッセージを前記低速大容量キューから高速小容量キューに移動することを特徴とする帳票出力方法。
  10. 優先度の異なる帳票メッセージをキューイングした後に所定の機器に出力する帳票出力装置に於いて、
    帳票メッセージを高速に入出力する高速小容量媒体に配置した高速小容量キューと、
    帳票メッセージを前記高速小容量媒体より遅い速度で入出力する低速大容量媒体に配置した低速大容量キューと、
    前記高速小容量キューの帳票メッセージの滞留速度を検出する速度検出部と、
    帳票メッセージを受信した際に、前記優先度、前記高速小容量媒体の空き、及び前記滞留速度に基づいて決定した前記高速小容量キュー又は低速大容量キューに前記メッセージを格納する格納制御部と、
    前記高速小容量媒体の空き及び前記滞留速度に基づいて、前記高速小容量キューと低速大容量キューの間で帳票メッセージを移動する動的位置変更部と、
    前記高速小容量キュー及び又は低速大容量キューから所定の機器に優先度に応じて帳票メッセージを出力する出力制御部と、
    を備えたことを特徴とする帳票出力装置。
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