JP4172734B2 - パン生地挿入装置及びパン焼成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パン生地をパン焼成機本体へ挿入又は抜き出すことのできるパン生地挿入装置及びそのパン生地挿入装置を使用したパン焼成装置に関し、特には、パン生地を載せる挿入台を収納できるパン生地挿入装置及びそのパン生地挿入装置を使用したパン焼成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、パン焼成機を使用してパンを焼く場合に、パン焼成機本体へパン生地を容易に挿入できるパン生地挿入装置が使用されている。このパン生地挿入装置は、パン生地を載置した挿入台をパン焼成機本体の焼成室の正面に一旦停止させた後、パン生地を載置した挿入台を焼成室内へ挿入し、挿入台のみを抜き出し、パン生地を焼成室内に残存させることができるように構成されている。このようなパン生地挿入装置によれば、パン生地を手で保持しなくともパン焼成機本体へパン生地を容易に挿入できる。
【0003】
しかし、このようなパン生地挿入装置によれば、挿入台を収納できない場合には、使用しない時に挿入台を別途保管しなければならず、取り扱いが不便であった。一方で、挿入台をパン焼成機本体の上部に収納できるものもあったが、挿入台が水平状態で収納されるため、ネズミやゴキブリが住み着きやすく、埃も付着しやすかった。このため、挿入台を衛生的な状態で保管できるパン生地挿入装置が望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明者は、このような課題の原因を究明してこのような課題を解決するべく、鋭意研究を重ねた結果、本発明に至ったのである。
【0005】
すなわち、本発明は、挿入台を容易に収納できるパン生地挿入装置及びパン焼成装置を提供するとともに、挿入台をより衛生的な状態で収納できるパン生地挿入装置及びパン焼成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のパン生地挿入装置は、パン生地を載置してパン焼成機本体の正面から挿入又は抜き出す挿入台を備え、該挿入台が略鉛直方向に立てられて該パン焼成機本体の外側面に沿って収納されることを特徴とする。
【0007】
このようなパン生地挿入装置は、挿入台を略鉛直に立てて収納できるように構成することにより、挿入台にネズミやゴキブリが住み着き難く、埃も付着し難いようにしたパン生地挿入装置である。なお、本明細書において、外側面とは、パン焼成機本体の右側面又は左側面の外側の面を言う。
【0008】
また、本発明のパン生地挿入装置は、前記パン生地挿入装置において、前記挿入台を保持しながら上下方向に回動することにより少なくとも略水平方向及び略鉛直方向に方向変換する回動台を備え、該挿入台が該回動台と共に略鉛直方向に立てられて前記パン焼成機本体の外側面に沿って収納されることを特徴とする。
【0009】
また、本発明のパン生地挿入装置は、前記パン生地挿入装置において、前記パン焼成機本体の外側面に沿った略水平方向のレールと、前記回動台を上下方向に回動可能に保持する回動台保持手段と、該回動台保持手段を上下移動可能に保持するとともに該レールに沿って摺動する摺動部材とを備えたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明のパン生地挿入装置は、前記パン生地挿入装置において、前記回動台を略水平方向又は略鉛直方向に向けた状態でロックするロック手段を備えたことを特徴とする。
【0011】
また、本発明のパン生地挿入装置は、前記パン生地挿入装置において、前記摺動部材において、所定の紐状部材の一端付近に前記挿入台、前記回動台及び前記回動台保持手段の総重量と略同一の重量を有するウエイトを固定し、他端付近に該回動台保持手段を固定し、該紐状部材の中間付近を回動軸に支持したことを特徴とする。
【0012】
また、本発明のパン焼成装置は、パン生地を載置してパン焼成機本体の正面から挿入又は抜き出す挿入台を有し、該挿入台が略鉛直方向に立てられて該パン焼成機本体の外側面に沿って収納されるパン生地挿入装置を備えたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係るパン生地挿入装置及びパン焼成装置について、図面に基づいて詳しく説明する。
【0014】
図1乃至図4において、符号10は、本発明のパン生地挿入装置であり、符号12は本発明のパン焼成装置である。
【0015】
このパン生地挿入装置10は、パン生地14を載置してパン焼成機本体16の正面から挿入又は抜き出す挿入台18を備えたパン生地挿入装置である。また、パン焼成装置12は、このようなパン生地挿入装置10を使用したパン焼成装置である。
【0016】
パン生地挿入装置10は、挿入台18を保持しながら上下方向に回動することにより少なくとも略水平方向及び略鉛直方向の2方向に方向変換する回動台20を備え、挿入台18が回動台20と共に略鉛直方向に立てられてパン焼成機本体16の外側面に沿って収納されるように構成されている。また、パン焼成機本体16の外側面に沿った略水平方向のレール22と、回動台20を上下方向に回動可能に保持する回動台保持手段24と、回動台保持手段24を上下移動可能に保持するとともにレール22に懸架されてレール22に沿って摺動する摺動部材26とを備えている。
【0017】
回動台20は、ロック手段29を解除してハンドル30を保持しながら回動軸32のまわりに回動でき、ロック手段29を再び作動させることによって略水平方向又は略鉛直方向に向けた状態でロックできるように構成されている。また、回動台保持手段24の摺動部材26に対する上下摺動をロックできるロック手段28が備えられている。なお、ロック手段29は、例えば、レバーを引くことによって回動台20と回動台保持手段24との係止状態を解除させる機構等から構成されるが、その機構は特に限定されない。
【0018】
レール22は、ローラー40が転動可能なレールであり、パン焼成機本体16に固定された固定部材34に保持されている。また、レール22は、パン焼成機本体16の外側面から正面側へ突出しており、回動台20、回動台保持手段24及び摺動部材26を、パン焼成機本体16の外側面から正面側までの間で平行移動できるように構成されている。
【0019】
回動台保持手段24は、回動台20が回動するための回動軸32を備えるとともに、摺動部材26に対して上下に移動するためのローラー36を備えている。また、図4に示すように、伸縮軸38が、回動台保持手段24及び回動台20にピン結合によって備えられ、回動台保持手段24と回動台20との間で、自由度1の限定連鎖機構となるように構成され、回動台20が回動台保持手段24に対して安定した回動運動を行うように構成されている。
【0020】
摺動部材26は、レール22に対して摺動するためのローラー40を備えており、ハンドル42を保持しながら摺動部材26をレール22に沿って摺動させることができるように構成されている。また、摺動部材26内には、ワイヤー(紐状部材)44の一端付近に挿入台18、回動台20及び回動台保持手段24の総重量と略同一の重量を有するウエイト46を固定し、他端付近に回動台保持手段24を固定し、ワイヤー44の中間付近を回動軸48に支持しており、ウエイト46の重量がワイヤー44を介して回動台保持手段24を引っ張り上げる方向へ付加されるように構成され、回動台20等を保持しながら、挿入台18、回動台20及び回動台保持手段24を容易に上方向へ持ち上げて摺動させることができるように構成されている。
【0021】
このようなパン生地挿入装置10及びパン焼成装置12において、挿入台18は、使用しない時には、図1に示すように、パン焼成機本体16の外側面に沿って収納されている。パンを焼く場合には、ハンドル42を引っ張り、摺動部材26をレール22に沿って摺動させて、図2に示すように、摺動部材26とともに挿入台18、回動台20及び回動台保持手段24をパン焼成機本体16の正面側へ引き出す。
【0022】
次に、ロック手段29を解除し、挿入台18及び回動台20を回動軸32のまわりに回動して、図3に示すように挿入台18及び回動台20が水平方向に向いた状態でロック手段29を作動させる。挿入台18が水平方向に向いている状態で、挿入台18の回動布52上にパン生地14を載置し、挿入台18を押圧して、挿入台18を回動台20に対して摺動させ、挿入台18を焼成室50内へ一旦入れる。挿入台18を焼成室50内へ一旦入れた後、挿入台18を焼成室50から抜き出す時に、回動布52がフレーム54に対して回動しながら、パン生地14が焼成室50内へ残存していく。ここで、挿入台18を焼成室50から抜き出す時に、回動布52がフレーム54に対して回動する機構は、従来のパン焼成装置において使用されていた機構であるが、その機構の形態は特に限定されない。また、回動布52がフレーム54に対して回動しながら、パン生地14が焼成室50内へ残存していく機構も、従来のパン焼成装置において使用されていた機構であるが、その機構の形態は特に限定されない。
【0023】
このようにして一の焼成室50内へパン生地14が入れられると、挿入台18、回動台20及び回動台保持手段24が上下に移動させられて、他の焼成室50内にも同様にパン生地14が入れられていく。パン生地14を焼成室50内へ入れる作業が終了すると、焼成室50の蓋が締められ、操作盤56から焼成スイッチがONにされて、パンが焼成される。
【0024】
また、パン生地14を焼成室50内へ入れる作業が終了すると、挿入台18及び回動台20を回動軸32のまわりに回動させて、垂直方向に立てて折り畳み、摺動部材26をレール22に沿って摺動させて、摺動部材26とともに挿入台18、回動台20及び回動台保持手段24をパン焼成機本体16の外側面に沿って収納する。
【0025】
このようなパン生地挿入装置10及びパン焼成装置12によれば、挿入台18を回動軸32のまわりに回動させて、垂直方向に立てて折り畳み、摺動部材26をレール22に沿って摺動させて、パン焼成機本体16の外側面に沿って収納することができる。このため、挿入台18を水平方向へ向けて収納する従来のパン生地挿入装置と異なり、ネズミやゴキブリが住み着き難く、埃も付着しないため、挿入台18を衛生的な状態で収納することができる。また、挿入台18を垂直方向に立てて折り畳んでパン焼成機本体16の外側面に沿って収納できるため、挿入台18を収納するためのスペースを極力少なくすることができる。このため、パンを焼く厨房のスペースを効率的に利用して挿入台18を収納することができる。
【0026】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明のパン生地挿入装置及びパン焼成装置は、その他の形態でも実施し得るものである。
【0027】
例えば、本発明のパン焼成装置は、図5に示すように、パン生地挿入装置12を左右側面に2個設けたパン焼成装置60であっても良い。このようなパン焼成装置60によれば、2個の挿入台18を使用して多数のパン生地14を効率的に焼成室50内へ入れることができる。
【0028】
また、本発明のパン焼成装置は、図6に示すように、パン焼成装置12において、パン生地挿入装置10の周囲にカバー62を設けても良い。このようなカバー62を設けておくことにより、ネズミやゴキブリが入るのを防止して、挿入台18をより衛生的に収納することができる。なお、このようなカバー62には蓋を設けて、挿入台18を収納する時にはカバー62内を密閉できるように構成することが好ましい。
【0029】
また、本発明のパン生地挿入装置及びパン焼成装置は、図7に示すようなパン生地挿入装置70及びパン焼成装置72であっても良い。このパン生地挿入装置70は、レール22が、地上に固定されたフレーム74に固定されている。また、回動台保持手段76と摺動部材78とが一体的に構成されている。一方、パン焼成装置72のパン焼成機本体80は、焼成室50を1個のみ備えている。すなわち、パン焼成機本体80の焼成室50が1個のみであるために、回動台保持手段76を摺動部材78に対して上下に摺動させる必要がないために、回動台保持手段76と摺動部材78とが一体的に構成されている。このようなコンパクトなパン生地挿入装置70及びパン焼成装置72によっても、パン生地挿入装置10及びパン焼成装置12と同様の作用及び効果が生じる。
【0030】
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、本発明のパン生地挿入装置及びパン焼成装置は、図示したものに限定されず、その他の態様でも実施し得るものである。
【0031】
例えば、本発明のパン生地挿入装置及びパン焼成装置を使用して焼成するパンの種類は、食パン、フランスパン、菓子パン等、何ら限定されない。また、パンでなくとも、菓子等を焼くために使用しても良い。また、挿入台の形態は、パン焼成機本体の外側の側面に沿って収納できる形態であれば、機構、形状、又は寸法等は特に限定されない。
【0032】
また、本発明の特徴点は、挿入台を略垂直に立ててパン焼成機本体の外側面に沿って収納することにあり、これを実現できれば、その機構は特に限定されない。また、本発明のパン焼成装置において、本発明の特徴部分であるパン生地挿入装置部分以外のパン焼成機本体は、従来のものでも良く、何ら限定されない。また、焼成室の数量は1個又は3個に限定されず、2個または4個以上であっても良い。また、本発明のパン生地挿入装置において挿入台をパン焼成機本体の正面において左右に移動できる左右移動手段を設ければ、焼成室を左右方向に複数個並べて設けても、挿入台を各焼成室内へ挿入してパン生地を焼成室内へ挿入していくことも可能である。
【0033】
その他、本発明の技術的範囲には、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々なる改良,修正,変形を加えた態様も含まれる。また、同一の作用又は効果が生じる範囲内で、いずれかの発明特定事項を他の技術に置換した形態で実施しても良い。また、一体的に構成された発明特定事項を複数部品によって構成して実施しても、複数部品から構成された発明特定事項を一体的に構成して実施しても良い。
【0034】
【発明の効果】
本発明のパン生地挿入装置及びパン焼成装置によれば、挿入台を略垂直方向に立てて折り畳み、パン焼成機本体の外側面に沿って収納することができる。このため、挿入台を水平方向へ向けて収納する従来のパン生地挿入装置と異なり、ネズミやゴキブリが住み着き難く、埃も付着しないため、挿入台を衛生的に収納することができる。また、挿入台を垂直方向に立てて折り畳んでパン焼成機本体の右側面又は左側面に沿って収納できるため、挿入台を収納するためのスペースを極力少なくすることができる。このため、パンを焼く厨房のスペースを効率的に利用して挿入台を収納することができる。
【0035】
また、挿入台を保持しながら上下方向に回動することにより少なくとも略水平方向及び略鉛直方向に方向変換する回動台を備え、挿入台が回動台と共に略鉛直方向に立てられてパン焼成機本体の外側面に沿って収納されることを特徴とする本発明のパン生地挿入装置によれば、回動台を保持して方向変換することによって挿入台を容易に略垂直方向に立てて折り畳むことができる。このため、挿入台を略垂直方向に立てて収納する作業を容易かつ効率的に行うことができる。また、挿入台が回動台と共に方向変換するため、挿入台が落下することなく、挿入台の収納作業の安全性を向上させることができる。
【0036】
また、本発明のパン生地挿入装置は、前記パン生地挿入装置において、前記パン焼成機本体の外側面に沿った略水平方向のレールと、前記回動台を上下方向に回動可能に保持する回動台保持手段と、該回動台保持手段を上下移動可能に保持するとともに該レールに沿って摺動する摺動部材とを備えたことを特徴とする本発明のパン生地挿入装置によれば、摺動部材をレールに沿って摺動させることにより、挿入台、回動台、回動台保持手段及び摺動部材をパン焼成機本体の外側面まで移動させることができる。このため、挿入台を保持することなく、少ない力で容易に挿入台をパン焼成機本体の外側面まで移動させて収納することができる。また、回動台保持手段を摺動部材に沿って上下に移動させることにより、挿入台を上下に移動させることができる。このため、パン焼成機本体の焼成室が上下に複数個並んでいる場合であっても、挿入台を上下に容易に移動させながら、その挿入台によって各焼成室へパン生地を挿入していくことができる。
【0037】
また、回動台を略水平方向又は略鉛直方向に向けた状態でロックするロック手段を備えたことを特徴とする本発明のパン生地挿入装置によれば、回動台を略水平方向に向けた状態で固定できるため、パン生地を挿入台上に載置する作業や挿入台を焼成室内へ挿入する作業を容易に行うことができる。また、回動台を作業台と同じ高さで略水平方向に向けた状態でロックすることができるため、挿入台上でパン生地にナイフを入れる作業を容易に行うことができる。
【0038】
また、摺動部材において、所定の紐状部材の一端付近に挿入台、回動台及び回動台保持手段の総重量と略同一の重量を有するウエイトを固定し、他端付近に回動台保持手段を固定し、紐状部材の中間付近を回動軸に支持したことを特徴とする本発明のパン生地挿入装置によれば、ウエイトと、挿入台、回動台及び回動台保持手段とが、紐状部材を介して釣り合うため、回動台等に上下方向の僅かな力を付加するだけで、挿入台、回動台及び回動台保持手段を上下に移動させることができる。このため、相当な総重量となる挿入台、回動台及び回動台保持手段を僅かな力で容易に上下に移動させることができる。具体的には、挿入台、回動台及び回動台保持手段を上に移動させる場合には、挿入台、回動台及び回動台保持手段の総重量に対抗できる力を付加する必要はなく、慣性力に対抗できる力のみを付与することにより、挿入台、回動台及び回動台保持手段を上に移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパン生地挿入装置及びパン生地挿入装置を示す正面図である。
【図2】図1のパン生地挿入装置及びパン焼成装置の右側面図である。
【図3】図1のパン生地挿入装置及びパン焼成装置の平面図である。
【図4】図1のパン生地挿入装置の作動を説明するための正面断面図である。
【図5】本発明のパン生地挿入装置及びパン焼成装置の他の実施例を示す正面図である。
【図6】本発明のパン生地挿入装置及びパン焼成装置の更に他の実施例を示す正面図である。
【図7】本発明のパン生地挿入装置及びパン焼成装置の更に他の実施例を示す正面図である。
【符号の説明】
10,70:パン生地挿入装置
12,72:パン焼成装置
14:パン生地
16:パン焼成機本体
18:挿入台
20:回動台
22:レール
24:回動台保持手段
26:摺動部材
28:ロック手段
30:ハンドル
32:回動軸
34:固定部材
36,38:ローラー
38:伸縮軸
40:ローラー
42:ハンドル
44:ワイヤー(紐状部材)
46:ウエイト
48:回動軸
50:焼成室

Claims (6)

  1. パン生地を載置してパン焼成機本体の正面から挿入又は抜き出す挿入台を備え、該挿入台が略鉛直方向に立てられて該パン焼成機本体の外側面に沿って収納されることを特徴とするパン生地挿入装置。
  2. 前記挿入台を保持しながら上下方向に回動することにより少なくとも略水平方向及び略鉛直方向に方向変換する回動台を備え、該挿入台が該回動台と共に略鉛直方向に立てられて前記パン焼成機本体の外側面に沿って収納されることを特徴とする請求項1に記載するパン生地挿入装置。
  3. 前記パン焼成機本体の外側面に沿った略水平方向のレールと、前記回動台を上下方向に回動可能に保持する回動台保持手段と、該回動台保持手段を上下移動可能に保持するとともに該レールに沿って摺動する摺動部材とを備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載するパン生地挿入装置。
  4. 前記回動台を略水平方向又は略鉛直方向に向けた状態でロックするロック手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載するパン生地挿入装置。
  5. 前記摺動部材において、所定の紐状部材の一端付近に前記挿入台、前記回動台及び前記回動台保持手段の総重量と略同一の重量を有するウエイトを固定し、他端付近に該回動台保持手段を固定し、該紐状部材の中間付近を回動軸に支持したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載するパン生地挿入装置。
  6. パン生地を載置してパン焼成機本体の正面から挿入又は抜き出す挿入台を有し、該挿入台が略鉛直方向に立てられて該パン焼成機本体の外側面に沿って収納されるパン生地挿入装置を備えたことを特徴とするパン焼成装置。
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