JP4172128B2

JP4172128B2 - Spent fuel storage device

Info

Publication number: JP4172128B2
Application number: JP2000046426A
Authority: JP
Inventors: 俊二小林
Original assignee: IHI Corp
Current assignee: IHI Corp
Priority date: 2000-02-23
Filing date: 2000-02-23
Publication date: 2008-10-29
Anticipated expiration: 2020-02-23
Also published as: JP2001235596A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は原子力発電所等で使用した後の使用済燃料を収納して長期間に亘り貯蔵するために用いる使用済燃料貯蔵装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
原子力発電所において発生した使用済燃料は、自然崩壊を繰り返して放射性レベルが基準値以下に低下するまで、密封容器内に封じ込めて所要の貯蔵エリアにて長期間に亘り厳重に貯蔵する必要がある。
【０００３】
使用済燃料を貯蔵する場合、従来では、図２にその一例を示す如く、原子力発電所の建屋１内において、キャスクピット２内に、上端の蓋を取り外した状態で円筒状の金属キャスク３を立てて配置して、該金属キャスク３のキャビティ内に、上端部の蓋や遮蔽プラグを取り外しておいた円筒状のキャニスタ４を、同様に立てて挿入するようにし、このキャニスタ４内に、使用済燃料ピット５内に回収されている使用済燃料（集合体）６を、燃料取替装置７により移し入れて、キャニスタ４の上端部に遮蔽プラグを取り付けるようにし、次に、かかる状態の金属キャスク３を、補助建屋クレーン８を用いて洗浄ピット９へ搬送し、ここで、キャニスタ４の上端部に蓋を溶接することにより、使用済燃料６をキャニスタ４内に封じ込めるようにし、更に、キャニスタ４の蓋溶接部の液体浸透探傷試験を行ってから、金属キャスク３の上端部に蓋を取り付けて内部を密閉するようにしてあり、しかる後、金属キャスク３を、建屋１の搬出口１０に待機させておいた輸送車１１に横向きに搭載し、輸送船１２による海上輸送、あるいは、上記輸送車１１による直接の陸上輸送により貯蔵施設１３の受け入れエリア１４に搬入させるようにしてある。
【０００４】
上記貯蔵施設１３の受け入れエリア１４では、キャニスタ搬送装置１５を用いて、金属キャスク３内のキャニスタ４を、反転装置１６上にセットされているコンクリートキャスク１７内に詰め替えて蓋をして、コンクリートキャスク１７とキャニスタ４とからなる使用済燃料貯蔵装置１８とするようにしてあり、しかる後、該使用済燃料貯蔵装置１８を、貯蔵エリア１９まで搬送してエアパレット２０上に縦向きに移載させるようにし、更に、エアパレット２０により使用済燃料貯蔵装置１８を所定の貯蔵位置まで移動させて貯蔵させるようにしてある。
【０００５】
上記使用済燃料貯蔵装置１８を構成するコンクリートキャスク１７は、図３（イ）（ロ）に詳細を示す如く、下端を閉塞させた円筒状としてあるコンクリート製のキャスク胴２１と、該キャスク胴２１の上端開口部を閉塞させるためのコンクリート製の蓋２２とを有し、且つ上記キャスク胴２１の内周壁面及び内底面には鋼製ライナ２３を内張りした構成として、該キャスク胴２１内にキャニスタ４を挿入配置するようにしてあり、この際、キャスク胴２１の内周壁面と、キャニスタ４の外周壁面との間には空間Ｓ_０を設けて、使用済燃料６の崩壊熱によるキャニスタ４の熱膨張を吸収できるクリアランスを形成させると共に、キャスク胴２１の内周壁面の周方向所要間隔位置に、長手方向に延びるガイドレール２４を上記空間Ｓ_０部に向けて突設し、該各ガイドレール２４によりキャニスタ４を沿わせることにより、上記クリアランスを保つようにしてある。
【０００６】
更に、キャスク胴２１の下端部に吸気口２５を設けて、屈曲した空気導入路２６によりキャスク胴２１の内底面の中央部に連通させ、又、キャスク胴２１の上部に排気口２７を設けて、屈曲した空気排出路２８によりキャスク胴２１の内周壁面の上部位置に連通させて、外部より吸気口２５及び空気導入路２６を通してキャスク胴２１内に冷却用空気２９を導入し、自然対流によりキャスク胴２１とキャニスタ４との間の空間Ｓ_０を流通させた後、空気排出路２８及び排気口２７を通して外部に放出することができるようにして、キャニスタ４の冷却を図るようにしてある。なお、３０はキャスク胴２１の内底面と、キャニスタ４の底面との間に、冷却用空気２９の流路を形成させるためのキャニスタサポートチューブである。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の使用済燃料貯蔵装置１８では、貯蔵時に地震が発生したりすると、ガイドレール２４によりキャニスタ４の軸心に直角方向の動きを制限することはできるが、回転方向の動きは拘束することができず、コンクリートキャスク１７内でキャニスタ４にがた付きが発生する可能性があり、又、コンクリートキャスク１７の内周壁面よりガイドレール２４が突出していることから、コンクリートキャスク１７内へのキャニスタ４の挿入時には、キャニスタ４の外面に上記ガイドレール２４が当り、キャニスタ４に損傷が生じる虞があるという問題がある。
【０００８】
そこで、本発明は、キャニスタの回転方向の動きをも拘束することができて、耐震性を高めることができ、又、キャニスタの収納作業時にキャニスタに損傷が生じる虞をなくすことができる使用済燃料貯蔵装置を提供しようとするものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、使用済燃料を封じ込めた円筒状のキャニスタを、コンクリートキャスクの円筒状のキャスク胴内に、該キャニスタの外周壁面とキャスク胴の内周壁面との間に所要の空間を形成した状態で収納させ、且つ該空間部に連通するよう上記キャスク胴の下端部に吸気口を、又、上部に排気口をそれぞれ設けて、上記空間部に外部より冷却用空気を流通できるようにして、使用済燃料を貯蔵させるようにしてある使用済燃料貯蔵装置において、上記キャニスタの外周壁面に、該キャニスタの全長に亘るような長さとしてある雄型ラグ又は雌型ラグを上記空間に突出するよう周方向に等間隔で長手方向に平行に取り付けると共に、該ラグ取付位置と対応する上記コンクリートキャスクのキャスク胴の内周壁面に、上記雄型ラグ又は雌型ラグと係合するよう該雄型ラグ又は雌型ラグと対応する長さとしてある雌型ラグ又は雄型ラグを上記空間に突出するよう周方向に等間隔で長手方向に平行に取り付け、且つ係合するキャニスタ側の雄型ラグ又は雌型ラグとキャスク胴側の雌型ラグ又は雄型ラグとの間に、キャニスタの半径方向の熱膨張変位を吸収するためのクリアランスを形成してなる構成とする。
【００１０】
貯蔵時に地震等により振動が発生しても、キャニスタとコンクリートキャスクのキャスク胴との間での雄型ラグと雌型ラグとの係合により、キャニスタの軸心に直角方向の動き及び回転方向の動きが拘束され、がた付きが抑えられているので、キャニスタ及びコンクリートキャスクの耐震性が向上する。又、キャニスタは、外周壁面に設置した雄型又は雌型のラグを介してコンクリートキャスク側に設置してある雌型又は雄型のラグと接触するようにしてあることから、キャニスタのコンクリートキャスクへの挿入時に、コンクリートキャスク側のラグがキャニスタの外面に直接当たる虞はない。
【００１１】
又、係合する雄型ラグと雌型ラグを、ともにキャニスタの全長に亘るような長さとして長手方向に平行に設けた構成としてあることにより、振動荷重が雄型ラグと雌型ラグの長手方向全長で安定して受けられるようになる。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【００１３】
図１（イ）（ロ）は本発明の使用済燃料貯蔵装置の実施の一形態を示すもので、図３に示した使用済燃料貯蔵装置１８と同様に、使用済燃料６を封じ込めた円筒状のキャニスタ４を、コンクリートキャスク１７の円筒状のキャスク胴２１内に、該キャニスタ４の外周壁面とキャスク胴２１の内周壁面との間に所要の空間を形成した状態で収納させ、且つ該空間部に連通するよう上記キャスク胴２１の下端部に吸気口２５を、又、上部に排気口２７をそれぞれ、該空間部に外部より冷却用空気２９を導入し流通させることができるようにして、コンクリートキャスク１７内に使用済燃料６を収納させて冷却しながら貯蔵させるようにしてある使用済燃料貯蔵装置において、上記空間をキャニスタ４の熱膨張量よりも十分に大きい空間Ｓとし、且つ上記キャニスタ４の外周壁面に、周方向に等間隔位置となるように、たとえば、４つの雄型ラグ３１を、長手方向へ平行に配して上記空間Ｓ部に突出するように一連に取り付けると共に、上記キャスク胴２１の内周壁面に、上記各雄型ラグ３１を両側から挟むようにして係合させるようにした凹溝状の雌型ラグ３２を周方向に等間隔で空間Ｓ部に突出するよう取り付けて、雄型ラグ３１の外端面と雌型ラグ３２の凹溝部との間に、キャニスタ４の熱膨張に伴う雄型ラグ３１の半径方向への変位を吸収するための所要のクリアランスＣを形成してなる構成の使用済燃料貯蔵装置１８´とし、コンクリートキャスク１７とその内側のキャニスタ４とのがたを雌雄のラグ３１及び３２の係合でなくすようにする。その他、図３（イ）（ロ）に示したものと同一のものには同一符号を付してある。
【００１４】
上記構成とした本発明の使用済燃料貯蔵装置１８´は、貯蔵エリアに設置されるが、貯蔵時に、地震により水平方向の揺れ、たとえば、前後方向の揺れが作用した場合には、図１（ロ）における左右に位置する雄型ラグ３１と雌型ラグ３２との係合によりその振動を受けることができ、又、左右方向に揺れが作用した場合には、前後に位置する雄型ラグ３１と雌型ラグ３２との係合によりその振動を受けることができる。更に、いかなる場合にも、各部の雄型ラグ３１と雌型ラグ３２との係合により、キャニスタ４の回転方向の動きを拘束することができ、したがって、キャニスタ４には、地震の揺れに起因するがた付きが発生することはなく、耐震性を向上させることができる。
【００１５】
又、上記各雄型ラグ３１と雌型ラグ３２との間には、半径方向に所要のクリアランスＣが形成されているため、キャニスタ４が熱膨張しても、それを吸収することができる。したがって、キャニスタ４とコンクリートキャスク１７との間には熱応力が発生することはない。更に、キャニスタ４の熱膨張は、長手方向にも作用するが、上記の各雄型ラグ３１と雌型ラグ３２との係合は長手方向の変位を拘束していないので、長手方向変位を許容することができる。
【００１６】
上記において、キャニスタ４は、その外周側壁に取り付けた雄型ラグ３１を介してコンクリートキャスク１７のキャスク胴２１に設置してある雌型ラグ３２と接触するようになっていることから、コンクリートキャスク１７内へキャニスタ４を挿入する際、キャニスタ４の外側面が、上記キャスク胴２１側の各雌型ラグ３２に直接接触することはなく、したがって、キャニスタ４の挿入作業時に該キャニスタ４に損傷が発生する虞をなくすことができる。又、雄型ラグ３１及び雌型ラグ３２の取付位置は、前後左右で対称な４個所としてあるので、コンクリートキャスク１７内にキャニスタ４を挿入する時の位置合わせを容易に行うことができる。
【００１７】
なお、上記実施の形態では、雄型ラグ３１及び雌型ラグ３２を長手方向に一連に設けて、振動等による荷重を長手方向全般で安定して受けられるようにした場合を示したが、長手方向の両端部及び中間部の如く要所のみに設けるようにしてもよいこと、又、実施の形態では、雄型ラグ３１及び雌型ラグ３２を、周方向等間隔に４個所設けたものを示したが、周方向等間隔位置であれば、３個所又は５個所以上に設けるようにしてもよいこと、更に、雄型ラグ３１と雌型ラグ３２の配置は半径方向の内外で逆向き、すなわち、キャニスタ４の外周壁面に雌型ラグ３２を、又、キャスク胴２１の内周壁面に雄型ラグ３１を設置するようにしてもよいこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【００１８】
【発明の効果】
以上述べた如く、本発明の使用済燃料貯蔵装置によれば、使用済燃料を封じ込めた円筒状のキャニスタを、コンクリートキャスクの円筒状のキャスク胴内に、該キャニスタの外周壁面とキャスク胴の内周壁面との間に所要の空間を形成した状態で収納させ、且つ該空間部に連通するよう上記キャスク胴の下端部に吸気口を、又、上部に排気口をそれぞれ設けて、上記空間部に外部より冷却用空気を流通できるようにして、使用済燃料を貯蔵させるようにしてある使用済燃料貯蔵装置において、上記キャニスタの外周壁面に、該キャニスタの全長に亘るような長さとしてある雄型ラグ又は雌型ラグを上記空間に突出するよう周方向に等間隔で長手方向に平行に取り付けると共に、該ラグ取付位置と対応する上記コンクリートキャスクのキャスク胴の内周壁面に、上記雄型ラグ又は雌型ラグと係合するよう該雄型ラグ又は雌型ラグと対応する長さとしてある雌型ラグ又は雄型ラグを上記空間に突出するよう周方向に等間隔で長手方向に平行に取り付け、且つ係合するキャニスタ側の雄型ラグ又は雌型ラグとキャスク胴側の雌型ラグ又は雄型ラグとの間に、キャニスタの半径方向の熱膨張変位を吸収するためのクリアランスを形成してなる構成としてあるので、各部の雄型ラグと雌型ラグとの係合により、キャニスタの軸心と直角方向及び回転方向の動きを拘束することができ、これにより、貯蔵時に、振動によりキャニスタにがたが発生することを抑えることができて、耐震性を向上させることができ、又、キャニスタの外面が、コンクリートキャスク側に設置してある雄型もしくは雌型のラグと直接接触する虞をなくすことができて、コンクリートキャスクへの挿入時に、キャニスタに損傷生じる虞をなくすことができ、更に、係合する雄型ラグと雌型ラグを、ともにキャニスタの全長に亘るような長さとして長手方向に平行に設けた構成としてあることにより、振動荷重を長手方向で全体的に受けることができて、より安定化を図ることができる、等の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の使用済燃料貯蔵装置の実施の一形態を示すもので、（イ）は切断側面図、（ロ）は（イ）のＡ−Ａ方向矢視図である。
【図２】使用済燃料を貯蔵する際のハンドリングフローを示す概略図である。
【図３】コンクリートキャスクの一例を示すもので、（イ）は切断側面図、（ロ）は（イ）のＢ−Ｂ方向矢視図である。
【符号の説明】
４キャニスタ
６使用済燃料
１７コンクリートキャスク
１８´ 使用済燃料貯蔵装置
２１キャスク胴
２５吸気口
２７排気口
２９冷却用空気
３１雄型ラグ
３２雌型ラグ
Ｓ空間
Ｃクリアランス[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a spent fuel storage device used for storing spent fuel after use at a nuclear power plant or the like and storing it for a long period of time.
[0002]
[Prior art]
Spent fuel generated at nuclear power plants must be stored in a tightly sealed container and stored strictly for a long period of time until the radioactive level drops below the reference value due to repeated natural decay. .
[0003]
When storing spent fuel, as shown in FIG. 2, conventionally, in a building 1 of a nuclear power plant, a cylindrical metal cask 3 with a top lid removed in a cask pit 2 is used. A cylindrical canister 4, which is placed upright and from which the lid and shielding plug at the upper end have been removed, is inserted into the cavity of the metal cask 3 in the same manner, and used in this canister 4. The spent fuel (aggregate) 6 collected in the spent fuel pit 5 is transferred by the fuel changer 7 so that a shielding plug is attached to the upper end portion of the canister 4, and then the metal in such a state is placed. The cask 3 is transported to the cleaning pit 9 using the auxiliary building crane 8, and the spent fuel 6 is contained in the canister 4 by welding a lid to the upper end of the canister 4. Further, after performing a liquid penetrant test on the lid welded portion of the canister 4, a lid is attached to the upper end portion of the metal cask 3 so as to seal the inside. Thereafter, the metal cask 3 is transported in the building 1. It is mounted horizontally on a transport vehicle 11 that is waiting at the exit 10 and is carried into the receiving area 14 of the storage facility 13 by sea transport by the transport ship 12 or direct land transport by the transport vehicle 11. .
[0004]
In the receiving area 14 of the storage facility 13, the canister transport device 15 is used to refill the canister 4 in the metal cask 3 into the concrete cask 17 set on the reversing device 16, and cover the concrete cask. 17 and the canister 4, and after that, the spent fuel storage device 18 is transported to the storage area 19 and transferred vertically onto the air pallet 20. Further, the spent fuel storage device 18 is moved to a predetermined storage position by the air pallet 20 and stored.
[0005]
The concrete cask 17 constituting the spent fuel storage device 18 includes a concrete cask cylinder 21 having a cylindrical shape with a closed lower end, and the cask cylinder 21 as shown in detail in FIGS. And a lid 22 made of concrete for closing the upper end opening of the casks, and a steel liner 23 is lined on the inner peripheral wall surface and inner bottom surface of the cask cylinder 21, and a canister is provided in the cask cylinder 21. In this case, a space S ₀ is provided between the inner peripheral wall surface of the cask cylinder 21 and the outer peripheral wall surface of the canister 4, so that the canister 4 is cooled by the decay heat of the spent fuel 6. together to form a clearance that can absorb the thermal expansion in the circumferential direction predetermined spacing position of the inner circumferential wall surface of the cask body 21, toward the guide rail 24 extending in the longitudinal direction to ₀ parts the space S Projecting Te, by along the canister 4 by respective guide rails 24, it is to keep the clearance.
[0006]
In addition, an air inlet 25 is provided at the lower end of the cask cylinder 21, communicated with the central portion of the inner bottom surface of the cask cylinder 21 by a bent air introduction path 26, and an exhaust port 27 is provided at the upper part of the cask cylinder 21. The bent air discharge passage 28 communicates with the upper position of the inner peripheral wall surface of the cask cylinder 21, and the cooling air 29 is introduced into the cask cylinder 21 from the outside through the air inlet 25 and the air introduction path 26. After the space S ₀ between the cask cylinder 21 and the canister 4 is circulated, the canister 4 can be cooled so that it can be discharged to the outside through the air discharge path 28 and the exhaust port 27. Reference numeral 30 denotes a canister support tube for forming a flow path for the cooling air 29 between the inner bottom surface of the cask cylinder 21 and the bottom surface of the canister 4.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional spent fuel storage device 18, if an earthquake occurs during storage, the guide rail 24 can restrict the movement in the direction perpendicular to the axis of the canister 4, but the movement in the rotational direction is restricted. The canister 4 may rattle in the concrete cask 17, and the guide rail 24 protrudes from the inner peripheral wall surface of the concrete cask 17. When the canister 4 is inserted, there is a problem that the guide rail 24 hits the outer surface of the canister 4 and the canister 4 may be damaged.
[0008]
Therefore, the present invention can restrain the movement of the canister in the rotational direction, can improve the earthquake resistance, and can eliminate the possibility of damage to the canister during the canister storing operation. It is intended to provide a storage device.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention provides a cylindrical canister that contains spent fuel in a cylindrical cask cylinder of a concrete cask, between the outer peripheral wall surface of the canister and the inner peripheral wall surface of the cask cylinder. In the state where a required space is formed, an air intake port is provided at the lower end portion of the cask body and an exhaust port is provided at the upper portion so as to communicate with the space portion. In the spent fuel storage device that is configured to store spent fuel so that air can be circulated , a male lug or a female mold having a length extending over the entire length of the canister on the outer peripheral wall surface of the canister the lug is attached parallel to the longitudinal direction at equal intervals in the circumferential direction so as to protrude to the space, the inner peripheral wall surface of the cask body of the concrete cask corresponding to the lug mounting position, Longitudinally a female lug or male lug is a length corresponding with the male lug or female lugs at equal intervals in the circumferential direction so as to protrude to the space to engage the Kieu lug or female lugs A clearance for absorbing the thermal expansion displacement in the radial direction of the canister between the male lug or female lug on the canister and the female lug or male lug on the cask trunk side that is mounted and engaged in parallel with the canister Is formed.
[0010]
Even if vibration occurs due to an earthquake or the like during storage, the male lug and female lug are engaged between the canister and the cask shell of the concrete cask so that the canister moves in the direction perpendicular to the axis of the canister and in the rotational direction. Since the movement is restrained and rattling is suppressed, the earthquake resistance of the canister and the concrete cask is improved. Further, since the canister is configured to contact the female or male lug installed on the concrete cask side through the male or female lug installed on the outer peripheral wall surface, the canister is connected to the concrete cask of the canister. There is no possibility that the lug on the concrete cask side directly hits the outer surface of the canister during the insertion.
[0011]
Further, the male lugs and female lugs that engage, by you have a structure in which parallel both to the longitudinal direction such a length over the entire length of the canister, the vibration load is male lug and female lugs Can be received stably over the entire length in the longitudinal direction.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0013]
FIGS. 1A and 1B show an embodiment of the spent fuel storage device of the present invention. Like the spent fuel storage device 18 shown in FIG. 3, a cylinder containing the spent fuel 6 is shown. The canister 4 is stored in a cylindrical cask cylinder 21 of the concrete cask 17 in a state where a required space is formed between the outer peripheral wall surface of the canister 4 and the inner peripheral wall surface of the cask cylinder 21, and An air inlet 25 is provided at the lower end portion of the cask body 21 and an air outlet 27 is provided at the upper portion so as to communicate with the space portion, and cooling air 29 can be introduced and circulated from the outside into the space portion. In the spent fuel storage device in which the spent fuel 6 is stored in the concrete cask 17 and stored while being cooled, the space is a space S sufficiently larger than the thermal expansion amount of the canister 4, and For example, four male lugs 31 are arranged in series on the outer peripheral wall surface of the canister 4 so as to be equidistantly spaced in the circumferential direction so as to be parallel to the longitudinal direction and protrude into the space S portion. The groove-shaped female lugs 32 that are engaged with the inner peripheral wall surface of the cask cylinder 21 so as to sandwich the male lugs 31 from both sides are projected into the space S at equal intervals in the circumferential direction. A required clearance C for absorbing the radial displacement of the male lug 31 due to the thermal expansion of the canister 4 between the outer end surface of the male lug 31 and the concave groove portion of the female lug 32 is attached. The spent fuel storage device 18 ′ thus formed is configured so that the backlash between the concrete cask 17 and the inner canister 4 is not engaged by the male and female lugs 31 and 32. In addition, the same components as those shown in FIGS. 3A and 3B are denoted by the same reference numerals.
[0014]
The spent fuel storage device 18 ′ of the present invention configured as described above is installed in a storage area, but when a horizontal shake, for example, a shake in the front-rear direction is applied by an earthquake during storage, FIG. The vibration can be received by the engagement of the male lug 31 and the female lug 32 located on the left and right in (b), and when the shaking acts in the left and right direction, the male lug 31 located on the front and rear. And the female lug 32 can receive the vibration. Further, in any case, the engagement of the male lug 31 and the female lug 32 of each part can restrain the movement of the canister 4 in the rotational direction. Therefore, the canister 4 is caused by the shaking of the earthquake. There is no occurrence of rattling, and the earthquake resistance can be improved.
[0015]
Further, since a required clearance C is formed in the radial direction between the male lugs 31 and the female lugs 32, even if the canister 4 is thermally expanded, it can be absorbed. Therefore, no thermal stress is generated between the canister 4 and the concrete cask 17. Further, although the thermal expansion of the canister 4 also acts in the longitudinal direction, the engagement between the male lugs 31 and the female lugs 32 does not constrain the displacement in the longitudinal direction, so that the longitudinal displacement is allowed. can do.
[0016]
In the above, the canister 4 comes into contact with the female lug 32 installed on the cask body 21 of the concrete cask 17 through the male lug 31 attached to the outer peripheral side wall thereof. When the canister 4 is inserted, the outer surface of the canister 4 does not directly contact the female lugs 32 on the cask body 21 side, and therefore the canister 4 is damaged when the canister 4 is inserted. The risk of doing so can be eliminated. In addition, since the attachment positions of the male lug 31 and the female lug 32 are four positions symmetrical in the front-rear and left-right directions, alignment when the canister 4 is inserted into the concrete cask 17 can be easily performed.
[0017]
In the above embodiment, a case is shown in which the male lug 31 and the female lug 32 are provided in series in the longitudinal direction so that a load due to vibration or the like can be stably received in the longitudinal direction. May be provided only at important points such as both ends and intermediate portions in the direction, and in the embodiment, four male lugs 31 and four female lugs 32 are provided at equal intervals in the circumferential direction. Although shown, if it is a circumferentially equally spaced position, it may be provided in three or more places, and further, the arrangement of the male lug 31 and the female lug 32 is opposite in the radial direction inside, outside, That is, the female lug 32 may be installed on the outer peripheral wall surface of the canister 4, and the male lug 31 may be installed on the inner peripheral wall surface of the cask cylinder 21, and the scope of the present invention is not deviated. Of course, various changes can be made.
[0018]
【The invention's effect】
As described above, according to the spent fuel storage device of the present invention, the cylindrical canister containing the spent fuel is placed in the cylindrical cask cylinder of the concrete cask, the outer peripheral wall surface of the canister, and the inside of the cask cylinder. The space portion is accommodated in a state where a required space is formed between the peripheral wall surface and an intake port is provided at a lower end portion of the cask body and an exhaust port is provided at an upper portion so as to communicate with the space portion. In the spent fuel storage device that allows the cooling air to be circulated from the outside to store spent fuel, on the outer peripheral wall surface of the canister, the male can be extended over the entire length of the canister. type lugs or female lug is attached parallel to the longitudinal direction at equal intervals in the circumferential direction so as to protrude to the space, cask of the concrete cask corresponding to the lug mounting position An inner periphery wall, the circumferential direction so as to protrude a female lug or male lug is a length corresponding with the male lug or female lugs to engage the male lug or female lugs to the space The thermal expansion displacement in the radial direction of the canister between the male lug or female lug on the canister side and the female lug or male lug on the cask barrel side that is attached to and parallel to the longitudinal direction at equal intervals As the structure is formed by forming a clearance for absorbing water, the engagement between the male lug and the female lug of each part can restrain the movement of the canister in the direction perpendicular to the axis and the rotational direction, As a result, it is possible to suppress the occurrence of rattling on the canister due to vibration during storage, and it is possible to improve the earthquake resistance, and the outer surface of the canister is a male mold installed on the concrete cask side or female And it is possible to eliminate the risk of contact with the lugs directly, upon insertion into the concrete cask, it is possible to eliminate the risk caused damage to the canister, further, the male lugs and female lugs that engage both the entire length of the canister by you have a configuration provided parallel to the longitudinal direction across such length, it can be totally subjected to vibration load in the longitudinal direction, it is possible to more stable, better equal Demonstrate the effect.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows an embodiment of a spent fuel storage device according to the present invention, in which (A) is a cut side view, and (B) is a view taken in the direction of arrows A-A in (A).
FIG. 2 is a schematic diagram showing a handling flow when storing spent fuel.
FIGS. 3A and 3B show an example of a concrete cask. FIG. 3A is a cut side view, and FIG. 3B is a view taken in the direction of arrows BB in FIG.
[Explanation of symbols]
4 Canister 6 Spent fuel 17 Concrete cask 18 ′ Spent fuel storage device 21 Cask cylinder 25 Inlet 27 Exhaust 29 Cooling air 31 Male lug 32 Female lug S Space C Clearance

Claims

A cylindrical canister containing the spent fuel is stored in a cylindrical cask cylinder of a concrete cask in a state where a required space is formed between the outer peripheral wall surface of the canister and the inner peripheral wall surface of the cask cylinder, In addition, an intake port is provided at the lower end portion of the cask body so as to communicate with the space portion, and an exhaust port is provided at the upper portion thereof, so that cooling air can be circulated from the outside to the space portion. In the spent fuel storage device designed to be stored, a male lug or a female lug having a length extending over the entire length of the canister is provided on the outer peripheral wall surface of the canister so as to protrude into the space. is attached parallel to the longitudinal direction at intervals, the inner peripheral wall surface of the cask body of the concrete cask corresponding to the lug mounting position, engages with the male lug or female lugs The male and female lug or male lugs mounted parallel to the longitudinal direction at equal intervals in the circumferential direction so as to protrude to the space is as lugs or length corresponding to the female lug, canister side of the male to and engaged Spent fuel characterized in that a clearance for absorbing thermal expansion displacement in the radial direction of the canister is formed between the mold lug or female lug and the female lug or male lug on the cask body side Storage device.