JP4166560B2 - Avalanche photodiode and manufacturing method thereof - Google Patents
Avalanche photodiode and manufacturing method thereof Download PDFInfo
- Publication number
- JP4166560B2 JP4166560B2 JP2002365336A JP2002365336A JP4166560B2 JP 4166560 B2 JP4166560 B2 JP 4166560B2 JP 2002365336 A JP2002365336 A JP 2002365336A JP 2002365336 A JP2002365336 A JP 2002365336A JP 4166560 B2 JP4166560 B2 JP 4166560B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- conductivity type
- type
- electric field
- avalanche photodiode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Light Receiving Elements (AREA)
- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信用のアバランシェフォトダイオード及びその製造方法に関し、特に低暗電流を実現するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のアバランシェフォトダイオードとして、メサ型pn接合フォトダイオードで問題となる表面リーク暗電流を低減し、低暗電流で信頼性の高い超格子アバランシェフォトダイオードを実現する技術が渡邊らによって開示されている(例えば、特許文献1参照)。さらに渡邊らは、Ti注入されたガードリングを有することにより、低い暗電流特性を実現でき、光レシーバ用として高速性と高信頼性を実現できる実用的なアバランシェフォトダイオードが得られることを述べている(例えば、非特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−312442号公報(第3頁、第1図)
【非特許文献1】
JOURNAL OF LIGHTWAVE TECHNOLOGY,VOL.18.NO.12,DECEMBER 2000.(第2000頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のアバランシェフォトダイオードは、受光領域周辺部でのエッジ・ブレークダウンを防ぐため、周辺部の電界緩和層のp導電型を補償してガードリングを形成しているので、トレンチを形成しTiイオン注入を行なわなければならず、エッチングストッパー層を設けることが必要であり、また、ガードリング部の光吸収層の電界強度が高くなるのでトンネル暗電流が大きくなるなどの問題点があった。
【0005】
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、簡便な構造で低い暗電流を有するアバランシェフォトダイオード及びその製造方法を得る事を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るアバランシェフォトダイオードは、半導体基板上に、半導体層として少なくともアバランシェ増倍層と、第2導電型電界緩和層と、光吸収層と、第1導電型半導体窓層とを順に積層し、前記アバランシェ増倍層と前記光吸収層との間の全面に前記第2導電型電界緩和層を形成し、前記第1導電型半導体窓層の中に第2導電型領域を形成したものである。
また、本発明に係るアバランシェフォトダイオードの製造方法は、半導体基板上に、半導体層として少なくともアバランシェ増倍層と、第2導電型電界緩和層と、光吸収層と、第1導電型半導体窓層とをエピタキシャル成長装置により順に積層し、前記アバランシェ増倍層と前記光吸収層との間の全面に前記第2導電型電界緩和層を形成し、前記第1導電型半導体窓層の中に第2導電型領域を形成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るアバランシェフォトダイオードの構造を示す断面図である。ここでは第1導電型としてn型、第2導電型としてp型を用いている。
【0008】
各半導体層の作製は、n型InP基板2上に、有機金属気相成長法(MO−CVD)や分子線エピタキシャル成長法(MBE)などを用いて実現できる。本実施の形態1は、以下の工程順で作製したものである。前記n型InP基板2上に、キャリア濃度1〜5×1018cm−3のn型InPバッファ層3を厚み0.1〜1μmに、i型AlInAsアバランシェ増倍層4を厚み0.1〜0.3μmに、キャリア濃度0.5〜1×1018cm−3のp型InP電界緩和層5を厚み0.03〜0.06μmに、キャリア濃度1〜5×1015cm−3のp−型GaInAs光吸収層6を厚み1〜1.5μmに、キャリア濃度0.01〜1×1017cm−3のn−型InP窓層7を厚み0.5〜1μmに、キャリア濃度1〜5×1018cm−3のp型GaInAsコンタクト層8を厚み0.1〜0.5μmに順次成長させた。
【0009】
次に、直径25μmの円形をくり貫いたSiOx膜をマスクとして、マスクのかかっていない円形部にp型導電領域11をZn選択熱拡散手法で形成する。続いて前記p型GaInAsコンタクト層8が、前記p型導電領域11上で幅5μmの同心円状にだけ残るようにエッチング除去される。このウェハにSiNx表面保護膜兼反射防止膜10を蒸着形成し、前記p型GaInAsコンタクト層8の上部にある前記SiNx表面保護膜兼反射防止膜10を取り除き、前記p型GaInAsコンタクト層8の上にp電極9をAuZnで形成する。最後に前記n型InP基板2において、n型InPバッファ層3が積層されている面と逆の面を研摩し、n電極1をAuGeNiで形成する。
【0010】
上記の工程で作製されたアバランシェフォトダイオードの動作を以下に説明する。n電極側が+、p電極側が−となるように外部から逆バイアス電圧を加えた状態で、前記p電極9側から前記p型導電領域11に検出しようとする光を入射させる。ここで、光通信波長帯である1.3μm帯あるいは1.5μm帯の近赤外領域の光を入射させると、光は前記p−型GaInAs光吸収層6において吸収されて電子−ホール対を発生し、電子は前記n電極1側、ホールは前記p電極9側に移動する。逆バイアス電圧が充分に高い時、前記i型AlInAsアバランシェ増倍層4において電子はイオン化して新たな電子−ホール対を生成し、新たに生成された電子、ホールと共にさらなるイオン化を引き起こす事によって、電子、ホールが雪崩的に増倍するアバランシェ増倍が引き起こされる。
【0011】
次に、図1に示す本発明の構造における電界強度について説明する。図2は図1のA−A’断面における電界強度分布を表した図であり、図3は図1のB−B’断面及びC−C’断面における電界強度分布を表した図である。図2及び図3の横軸の符号は積層された半導体層を示している。図2に示すように、最も高電界となる部分は前記i型AlInAsアバランシェ増倍層4となる。さらに図3のB−B’断面における電界強度分布が示すように、その中でも前記p型導電領域11直下の受光領域中央部が最も高い領域となり、周辺部にゆく程電界強度は小さくなる。また図3のC−C’断面における電界強度分布が示すように、前記p型導電領域11の周辺部の電界強度は拡散領域の有限の曲率により中央部よりも高くなるが、図3のB−B’断面における電界強度分布と比較すると前記i型AlInAsアバランシェ増倍層4にかかる電界強度よりは低いため、エッジ・ブレークダウンとして知られる周辺部での電流を抑えることができ、アバランシェフォトダイオードとして働かせることができる。
【0012】
さらに、拡散領域周辺の電界強度が局所的に高い領域、すなわち図3のC−C’断面において前記p型導電領域11の周辺部で電界強度が高くなっている部分は、前記p−型GaInAs光吸収層6よりもバンドギャップの大きな半導体層である前記n−型InP窓層7と接合することにより、前記電界強度が高くなっている部分からのトンネル暗電流を抑制する事ができる。従って、図1に示した本発明の構造を有するアバランシェフォトダイオードは、エッジ・ブレークダウンを抑制するガードリングと呼ばれる構造をわざわざ作製せずに済み、簡便に低暗電流で高信頼性を有するアバランシェフォトダイオードを実現することができる。
【0013】
上記実施の形態1では、増倍層をAlInAsとしたものについて説明したが、InPに格子整合し電子のイオン化率がホールのイオン化率より大きい半導体であればよく、GaInAsPや、AlInAs/AlGaInAs超格子やAlInAs/GaInAsP超格子構造としてもよい。また、その他の層においても、InPに格子整合しておりバンドギャップの似通った半導体層であれば、GaInAsPやAlGaInAsなどにしてもよい。
【0014】
本実施の形態1は、Zn選択熱拡散手法によって前記p型導電領域11を形成した場合について説明したが、p導電型を付与する原子であればよい。また、本実施の形態1では、前記p電極9側から前記p型導電領域11に検出しようとする光を入射させる表面入射型構造について説明したが、逆に前記n型InP基板2側から光を入射させる裏面入射型構造であってもよく、実施の形態1と同様の効果がある。さらに、本実施の形態1は電子のイオン化率が高い増倍層について説明したが、ホールのイオン化率が高い増倍層であっても第1導電型をn型からp型、第2導電型をp型からn型に入れ替えることにより、実施の形態1と同様の効果がある。
【0015】
実施の形態2.
本実施の形態2は、実施の形態1と同様にアバランシェフォトダイオードを作製するが、p型導電領域11の作製手法だけが異なっており、以下に説明する。p型導電領域11は直径25μmの円形をくり貫いたフォト・レジスト膜をマスクとして、Beをイオン注入した後にフォト・レジスト膜を除去し、700℃で12時間熱アニーリング処理を行い形成される。
【0016】
図4は、p型導電領域11の作製手法の違いによる層接合部でのキャリア濃度分布を示した図である。横軸の符号は積層された半導体層を示しており、前記p型導電領域11と前記n−型InP窓層7との層接続部におけるキャリア濃度分布が図示されている。図4中にZn拡散という名称で示された曲線は実施の形態1で述べたZn選択熱拡散手法により前記p型導電領域11を作製した場合のキャリア濃度分布であり、Be注入という名称で示された曲線は本実施の形態2で述べたBeイオン注入により前記p型導電領域11を作製した場合のキャリア濃度分布である。イオン注入して形成した前記p型導電領域11は、階段型接合を形成する選択熱拡散手法に比べ傾斜型接合に近くなるため、接合部での最高電界強度を低く抑えることができ、トンネル暗電流を抑制できるという効果がある。
【0017】
実施の形態3.
本実施の形態3は、実施の形態1と同様にアバランシェフォトダイオードを作製するが、p型導電領域11の作製手法だけが異なっており、以下に説明する。p型導電領域11は、直径25μmの円形をくり貫いたSiOx膜をマスクとして、p型導電領域11をZn選択熱拡散手法で形成した後に、拡散の供給源であるZn膜および前記SiOx膜を除去し、さらに再度熱拡散処理を行い前記p型導電領域11内部のZnを拡散させる。
【0018】
図4中にZn追加拡散という名称で示された曲線は本実施の形態3で述べた処理により前記p型導電領域11を作製した場合のキャリア濃度分布である。拡散の供給源であるZn膜を除去した状態で熱拡散処理し前記p型導電領域11を作製したことにより、実施の形態1で述べたZn選択熱拡散手法の場合と比較して、前記層接合部でのキャリア濃度の変化は傾斜型接合に近くなる。従って、前記層接合部での最高電界強度を低く抑えることができ、トンネル暗電流を抑制できるという効果がある。
【0019】
実施の形態4.
本実施の形態4は、実施の形態1で示した半導体成長時において、前記p−型GaInAs光吸収層6と前記n−型InP窓層7との間に、n−型GaInAsP遷移層12を追加して積層する点が異なっている。実施の形態1で前記p−型GaInAs光吸収層6を成長させたのに続き、キャリア濃度0.01〜1×1017cm−3の前記n−型GaInAsP遷移層12を厚み0.01〜0.05μmに成長させた後、前記n−型InP窓層7以降を成長させる。
【0020】
図5は伝導帯及び価電子帯の層接合部でのエネルギー分布を示している。横軸の符号は積層された半導体層を示しており、縦軸はエネルギーを示している。前記n−型GaInAsP遷移層12の価電子帯エネルギーは、前記p−型GaInAs光吸収層6よりも低く、前記n−型InP窓層7よりも高い値であり、すなわち当該p−型GaInAs光吸収層6と当該n−型InP窓層7との間であるため、前記n−型GaInAsP遷移層12を挟むことにより、前記p−型GaInAs光吸収層6と前記n−型InP窓層7が直接層接合されている実施の形態1の場合と比べて、前記価電子帯の不連続量は小さくなり、前記p−型GaInAs光吸収層6より流れてくるホールが流れやすくなりヘテロ界面でのホールのパイル・アップを防ぐ事ができることとなり、より高速な光応答を実現できるという効果がある。
【0021】
上記実施の形態4では、前記n−型GaInAsP遷移層12は単層とした場合について説明したが、階段状に段階的にバンドギャップを変化させた複数層としてもよく、これにより前記価電子帯の不連続量はより小さくなり、さらにホールが流れやすくなるので、さらなる高速な光応答を実現できる。また、図5において破線で示すように、連続的にバンドギャップを変化させた層としてもよい。
【0022】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、半導体基板上に、半導体層として少なくともアバランシェ増倍層と、第2導電型電界緩和層と、光吸収層と、第1導電型半導体窓層とを順に積層し、前記アバランシェ増倍層と前記光吸収層との間の全面に前記第2導電型電界緩和層を形成し、前記第1導電型半導体窓層の中に第2導電型領域を形成することにより、簡便に低暗電流で高信頼性を有するアバランシェフォトダイオード及びその製造方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係るアバランシェフォトダイオードの構造を示す断面図である。
【図2】 図1のA−A’断面における電界強度分布を表した図である。
【図3】 図1のB−B’断面及びC−C’断面における電界強度分布を表した図である。
【図4】 本発明の説明で、p型導電領域11の作製手法の違いによる層接合部でのキャリア濃度分布を示した図である。
【図5】 本発明の説明で、伝導帯及び価電子帯の層接合部でのエネルギー分布を示した図である。
【符号の説明】
1 n電極、2 n型InP基板、3 n型InPバッファ層、4 i型AlInAsアバランシェ増倍層、5 p型InP電界緩和層、6 p−型GaInAs光吸収層、7 n−型InP窓層、8 p型GaInAsコンタクト層、9p電極、10 SiNx表面保護膜兼反射防止膜、11 p型導電領域、12n−型GaInAsP遷移層。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an avalanche photodiode for optical communication and a method for manufacturing the same , and particularly to achieve a low dark current.
[0002]
[Prior art]
As a conventional avalanche photodiode, Watanabe et al. Discloses a technology for reducing a surface leakage dark current that is a problem in a mesa pn junction photodiode and realizing a highly reliable superlattice avalanche photodiode with a low dark current. (For example, refer to Patent Document 1). Furthermore, Watanabe et al. Stated that the use of a Ti-implanted guard ring can achieve a low dark current characteristic and a practical avalanche photodiode that can achieve high speed and high reliability for an optical receiver. (For example, refer nonpatent literature 1).
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 7-312442 (page 3, FIG. 1)
[Non-Patent Document 1]
JOURNAL OF LIGHTWAVE TECHNOLOGY, VOL.18.NO.12, DECEMBER 2000. (Page 2000, Fig. 1)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional avalanche photodiode, in order to prevent edge breakdown at the periphery of the light receiving region, a guard ring is formed by compensating the p conductivity type of the electric field relaxation layer in the periphery, so that a trench is formed. Ti ion implantation must be performed, an etching stopper layer must be provided, and the electric field strength of the light absorption layer in the guard ring portion is increased, resulting in an increase in tunnel dark current. .
[0005]
The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object thereof is to obtain an avalanche photodiode having a simple structure and a low dark current and a method for manufacturing the avalanche photodiode.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In the avalanche photodiode according to the present invention, at least an avalanche multiplication layer, a second conductivity type electric field relaxation layer, a light absorption layer, and a first conductivity type semiconductor window layer are sequentially stacked as a semiconductor layer on a semiconductor substrate. The second conductivity type electric field relaxation layer is formed on the entire surface between the avalanche multiplication layer and the light absorption layer, and the second conductivity type region is formed in the first conductivity type semiconductor window layer. is there.
The method for manufacturing an avalanche photodiode according to the present invention includes at least an avalanche multiplication layer as a semiconductor layer, a second conductivity type electric field relaxation layer, a light absorption layer, and a first conductivity type semiconductor window layer on a semiconductor substrate. Are sequentially stacked by an epitaxial growth apparatus, the second conductivity type electric field relaxation layer is formed on the entire surface between the avalanche multiplication layer and the light absorption layer, and the second conductivity type electric field relaxation layer is formed in the first conductivity type semiconductor window layer. A conductive type region is formed.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiment 1 FIG.
1 is a cross-sectional view showing the structure of an avalanche photodiode according to Embodiment 1 of the present invention. Here, n-type is used as the first conductivity type, and p-type is used as the second conductivity type.
[0008]
The production of each semiconductor layer can be realized on the n-
[0009]
Next, the p-type
[0010]
The operation of the avalanche photodiode manufactured by the above process will be described below. In a state where a reverse bias voltage is applied from the outside so that the n electrode side is + and the p electrode side is −, light to be detected is incident on the p-type
[0011]
Next, the electric field strength in the structure of the present invention shown in FIG. 1 will be described. 2 is a diagram showing the electric field strength distribution in the AA ′ cross section of FIG. 1, and FIG. 3 is a diagram showing the electric field strength distribution in the BB ′ cross section and the CC ′ cross section of FIG. 2 and 3 indicate the stacked semiconductor layers. As shown in FIG. 2, the highest electric field is the i-type AlInAs avalanche multiplication layer 4. Further, as shown by the electric field intensity distribution in the BB ′ cross section of FIG. 3, the central portion of the light receiving region immediately below the p-type
[0012]
Further, a region where the electric field strength around the diffusion region is locally high, that is, a portion where the electric field strength is high in the peripheral portion of the p-type
[0013]
In Embodiment 1 described above, the multiplication layer is made of AlInAs. However, any semiconductor that is lattice-matched to InP and whose electron ionization rate is larger than the hole ionization rate may be used. GaInAsP, AlInAs / AlGaInAs superlattices Or an AlInAs / GaInAsP superlattice structure. In other layers, a GaInAsP, AlGaInAs, or the like may be used as long as it is a semiconductor layer that is lattice-matched to InP and has a similar band gap.
[0014]
In the first embodiment, the case where the p-type
[0015]
In the second embodiment, an avalanche photodiode is manufactured in the same manner as in the first embodiment, but only the manufacturing method of the p-type
[0016]
FIG. 4 is a diagram showing the carrier concentration distribution at the layer junction due to the difference in the manufacturing method of the p-type
[0017]
Embodiment 3 FIG.
In the third embodiment, an avalanche photodiode is manufactured as in the first embodiment, but only a method for manufacturing the p-type
[0018]
A curve indicated by the name of Zn additional diffusion in FIG. 4 is a carrier concentration distribution when the p-type
[0019]
Embodiment 4 FIG.
In the fourth embodiment, an n − type GaInAsP transition layer 12 is provided between the p − type GaInAs
[0020]
FIG. 5 shows the energy distribution at the layer junction in the conduction band and valence band. The abscissa indicates a stacked semiconductor layer, and the ordinate indicates energy. The valence band energy of the n − type GaInAsP transition layer 12 is lower than that of the p − type GaInAs
[0021]
In the fourth embodiment, the case where the n − -type GaInAsP transition layer 12 is a single layer has been described. However, a plurality of layers in which the band gap is changed stepwise may be used. Since the amount of discontinuity becomes smaller and holes more easily flow, an even faster optical response can be realized. Further, as shown by a broken line in FIG. 5, a layer in which the band gap is continuously changed may be used.
[0022]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, on the semiconductor substrate, at least the avalanche multiplication layer, the second conductivity type electric field relaxation layer, the light absorption layer, and the first conductivity type semiconductor window layer are sequentially formed as the semiconductor layers. The second conductivity type electric field relaxation layer is formed on the entire surface between the avalanche multiplication layer and the light absorption layer, and the second conductivity type region is formed in the first conductivity type semiconductor window layer. Thus, an avalanche photodiode having a low dark current and high reliability and a method for manufacturing the same can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a structure of an avalanche photodiode according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing an electric field intensity distribution in the AA ′ cross section of FIG.
3 is a diagram showing an electric field strength distribution in a BB ′ section and a CC ′ section in FIG. 1. FIG.
FIG. 4 is a diagram illustrating carrier concentration distribution at a layer junction due to a difference in manufacturing method of the p-type
FIG. 5 is a diagram showing energy distribution at the layer junction of the conduction band and the valence band in the description of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 n electrode, 2 n-type InP substrate, 3 n-type InP buffer layer, 4 i-type AlInAs avalanche multiplication layer, 5 p-type InP field relaxation layer, 6 p - -type GaInAs light-absorbing layer, 7 n - -type InP window layer 8 p-type GaInAs contact layer, 9p electrode, 10 SiNx surface protective film and antireflection film, 11 p-type conductive region, 12n - type GaInAsP transition layer.
Claims (6)
前記第2導電型電界緩和層は、InPに格子整合しており、前記InPのバンドギャップに相当するバンドギャップを有する半導体層であることを特徴とするアバランシェフォトダイオード。The avalanche photodiode according to claim 1 or 2,
The avalanche photodiode, wherein the second conductivity type electric field relaxation layer is a semiconductor layer that is lattice-matched to InP and has a band gap corresponding to the band gap of InP.
前記第2導電型領域は、前記第1導電型半導体窓層の中に選択熱拡散手法により形成したことを特徴とするアバランシェフォトダイオードの製造方法。In the manufacturing method of the avalanche photodiode according to claim 4,
The method of manufacturing an avalanche photodiode, wherein the second conductivity type region is formed in the first conductivity type semiconductor window layer by a selective thermal diffusion method.
前記第2導電型領域は、前記第1導電型半導体窓層の中に選択熱拡散手法により形成した後に、拡散の供給源を除去し、さらに再度熱拡散処理を行うことにより形成したことを特徴とするアバランシェフォトダイオードの製造方法。In the manufacturing method of the avalanche photodiode according to claim 4,
The second conductivity type region is formed in the first conductivity type semiconductor window layer by a selective thermal diffusion method, then removing a diffusion supply source, and further performing a thermal diffusion process again. A manufacturing method of an avalanche photodiode.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002365336A JP4166560B2 (en) | 2002-12-17 | 2002-12-17 | Avalanche photodiode and manufacturing method thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002365336A JP4166560B2 (en) | 2002-12-17 | 2002-12-17 | Avalanche photodiode and manufacturing method thereof |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004200302A JP2004200302A (en) | 2004-07-15 |
JP2004200302A5 JP2004200302A5 (en) | 2005-08-25 |
JP4166560B2 true JP4166560B2 (en) | 2008-10-15 |
Family
ID=32762917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002365336A Expired - Lifetime JP4166560B2 (en) | 2002-12-17 | 2002-12-17 | Avalanche photodiode and manufacturing method thereof |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4166560B2 (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11862747B2 (en) | 2019-04-05 | 2024-01-02 | Mitsubishi Electric Corporation | Semiconductor light-receiving element and method of manufacturing semiconductor light-receiving element |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9640703B2 (en) | 2004-10-25 | 2017-05-02 | Mitsubishi Electric Corporation | Avalanche photodiode |
US20080191240A1 (en) * | 2005-05-18 | 2008-08-14 | Mitsubishi Electric Corporation | Avalanche Photo Diode |
JP4956944B2 (en) | 2005-09-12 | 2012-06-20 | 三菱電機株式会社 | Avalanche photodiode |
JP4985298B2 (en) * | 2007-10-10 | 2012-07-25 | 三菱電機株式会社 | Avalanche photodiode |
JP2010135360A (en) * | 2008-12-02 | 2010-06-17 | Mitsubishi Electric Corp | Avalanche photodiode |
JP2022064479A (en) * | 2020-10-14 | 2022-04-26 | 浜松ホトニクス株式会社 | Light sensor |
-
2002
- 2002-12-17 JP JP2002365336A patent/JP4166560B2/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11862747B2 (en) | 2019-04-05 | 2024-01-02 | Mitsubishi Electric Corporation | Semiconductor light-receiving element and method of manufacturing semiconductor light-receiving element |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004200302A (en) | 2004-07-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4609430B2 (en) | Avalanche photodiode | |
JP4220688B2 (en) | Avalanche photodiode | |
JP4234116B2 (en) | Avalanche photodiode | |
JP2762939B2 (en) | Superlattice avalanche photodiode | |
JP6036197B2 (en) | Manufacturing method of avalanche photodiode | |
US8659053B2 (en) | Semiconductor light detecting element | |
US20100133637A1 (en) | Avalanche photodiode | |
JP7024918B1 (en) | Avalanche photodiode | |
JP2013236012A (en) | Avalanche photodiode and method for manufacturing the same | |
JP2006040919A (en) | Avalanche photodiode | |
JP2009252769A (en) | Semiconductor light-receiving element | |
US10079324B2 (en) | Semiconductor light-receiving device | |
US20110303949A1 (en) | Semiconductor light-receiving element | |
JP4166560B2 (en) | Avalanche photodiode and manufacturing method thereof | |
WO2018189898A1 (en) | Semiconductor light-receiving element | |
JP4985298B2 (en) | Avalanche photodiode | |
KR100509355B1 (en) | Photo-diode and method for fabricating the same | |
JP2009004812A (en) | Avalanche photo-diode | |
US10658538B2 (en) | Optical detection device | |
TWI731630B (en) | Semiconductor light-receiving element and method for manufacturing semiconductor light-receiving element | |
CN101232057B (en) | Avalanche photodiode | |
JP5303793B2 (en) | Photodiode | |
JP2008047580A (en) | Semiconductor light receiving element | |
JP2991555B2 (en) | Semiconductor light receiving element | |
JP2008016535A (en) | Surface-incident light receiving element and light-receiving module |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050209 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050209 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050530 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080123 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080129 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080328 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080507 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080707 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080729 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080730 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4166560 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130808 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |