JP4166328B2 - Microscope diaphragm mechanism - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、顕微鏡の絞り機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
顕微鏡の絞り機構に関しては、顕微鏡のターレットコンデンサ−として、特公昭63−15566号公報所載の技術(従来技術1)が開示されている。図12〜図17を用いて、この技術を説明する。図12は顕微鏡の透過照明光路の正面図、図13は顕微鏡の透過照明光路の上面図、図14はコンデンサユニットの拡大断面図、図15は絞り環の下面図、図16は絞り環受けおよび絞り羽根の上面図、図17は絞り環受けの上面図である。図12および図13において、顕微鏡本体61には、透過照明光路62が配備され、この透過照明光路62上にコンデンサユニット63が配設されている。コンデンサユニット63内のコンデンサレンズ群64、64′の中間に絞り機構65が配置されている。
【0003】
図14において、絞り機構65は、絞り環73と絞り環受け75とこの両者間に介装された複数の絞り羽根74とによって構成されている。絞り環受け75はコンデンサユニット63内のユニット本体63Aに固着され、絞り環受け75には、絞り環73が透過照明光路62の光軸回りに回動自在に嵌装されている。絞り羽根74の下面の一端にはダボ74bが固着され、ダボ74bは絞り環受け75に穿設された複数のダボ穴75bの一つに回動自在に嵌装している。他の絞り羽根74も同様である。また、絞り羽根74の上面の一端にもダボ74cが固着され、ダボ74cは絞り環73の下面に刻設された放射状溝73bに摺動自在に係合している。また、絞り機構65とは別に、シャッタ機構が独立して設けられており、シャッタ板76に開けられた開口部を透過照明光路62の光軸から挿脱することによって、絞り口径の大きさに関係なくシャッタの開閉を行うようになっている。
【0004】
図15に示すように、絞り環73には、絞り操作レバー71が連設されているとともに、絞り羽根74のダボ74cが摺動自在に係合する放射状溝73bが刻設されている。放射状溝73bの数は絞り羽根74の数と合致している。図16に示すように、絞り環受け75内に組み込まれた複数の絞り羽根74には、下面側にダボ74b、上面側にダボ74cが固着されている。下面側のダボ74bは、図17に示した絞り環受け75に穿設された複数のダボ穴75bに回動自在に嵌装している。ダボ穴75bの数は放射状溝73bの数と同数である。
【0005】
上記構成の絞り機構において、操作レバー71を操作して絞り環73を所定の角度回動させると、複数の絞り羽根74のダボ74cは光軸を中心として同一角度回動するが、絞り羽根74のダボ74bは絞り環受け75のダボ穴75bを回転中心としているので、複数の絞り羽根74は揺動運動し、複数の絞り羽根74によって形成される絞り口径が変化する。
【0006】
最近の顕微鏡の照明装置には、高い解像力を要求される対物レンズに対応し大きな開口数(NA)が要求されるようになってきている。その一方で、焦点深度を深くしたり、コントラストを良くしたいという要求から、開口径を絞る必要があり、これらを実現するために、照明光量を加減する絞り機構は、大口径から小口径まで対応可能なものが求められている。この要求に応えるものとして、特開平3−157609号公報所載の技術(従来技術2)が開示されている。図18および図19を用いてこの技術を説明する。図18は顕微鏡用ターレットコンデンサーの縦断面図、図19は絞り操作盤と第2ターレットの細部構造を示す分解要部斜視図である。
【0007】
図18において、顕微鏡用ターレットコンデンサーは、第1ターレット91と第2ターレット92との2段に分けられ、各種検鏡方法に対応させている。第1ターレット91の下段に第2ターレット92があり、第2ターレット92には、従来技術1で示したものと同様の絞り機構を利用した絞りユニット93が組み込まれている。また、第1ターレット91と第2ターレット92との間には、絞りユニット93を操作するための絞り操作盤94が配設され、それぞれ同一の回転軸回りで回転自在に保持されている。図19に示すように、第2ターレット92の絞りユニット93の下部には、リングギア95が回転自在に取着されている。また、第2ターレット92の外周部から一部が突出する位置に、駆動ギア96が回転自在に配設され、リングギア95と噛合している。一方、絞り操作盤94には、任意の絞り口径に対して干渉しないだけの開口範囲を有する弧状開口97が穿設されている。
【0008】
上記構成の絞り機構により、駆動ギア96を操作するか、絞り操作盤94を操作することにより、第2ターレット92に設けられた絞り機構を作動させることができる。また、絞り操作盤94に弧状開口97があるため、任意の絞り口径であっても、絞り操作盤94と干渉することなく操作ができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように、最近の顕微鏡の照明装置には、高い解像力を要求される対物レンズに対応し大きな開口数(NA)が要求されるようになってきている。その一方で、焦点深度を深くしたり、コントラストを良くしたいという要求から、開口径を絞る必要があり、これらを実現するために、照明光量を加減する絞り機構は、大口径から小口径まで対応可能なものが求められている。しかるに、上記従来技術2における絞り機構を検討すると、ターレットの回転軸を光軸の外に設け、大きなNAに合わせて大口径の状態まで対応させようとすると、ターレットの径もこれに合わせて大きくする必要がある。また、駆動ギアの操作または絞り操作盤の操作によって、絞り口径に干渉しないように構成するには、透過穴の弧状開口範囲を非常に大きく取らなければならず、結果的にコンデンサの大型化、ひいては鏡体の大型化や、鏡体自体の大幅な改造を招くことになる。駆動ギアの場合には、併せて構成の複雑さもあり、スペース効率の悪さ、並びに機構の複雑化に伴う原価上昇や精度の低下、調整の困難性など数多くの問題点があった。
【0010】
また、最近の工業系顕微鏡などにおいては、IC基板など対応する披検物の大型化に伴って、使用するステージが大きく、かつ重くなってきている。このステージを検鏡に影響を及ぼさないように強固に支えるためには、光軸周りを厚肉にして剛性を高めておく必要があり、これに対応して、光軸中心に位置するコンデンサの周りを囲む形で壁が設けられている。このため、従来のコンデンサについては、その操作を行う範囲が限られ、非常に操作性が悪かった。従来技術1で示したように、図12において、絞り機構65は、光軸周りに同心円状に配された絞り環73(図14参照)の回転によって操作が行われ、顕微鏡本体61の奥まった位置にある絞り機構65まで指を入れなければ操作ができず、なおかつ、力のかけにくい状態のまま、指の腹などで操作することを余儀なくされている。
【0011】
また、図15〜図17で示したように、絞り環73を回転させて、絞り羽根74を任意の絞り口径に合わせて開閉するための必要な回転範囲は、絞り羽根74の枚数にもよるが、一般的には絞り環受け75に対して約90度程度(図13参照)と大きい。操作性を高めるために、絞り操作レバー71を長くしようと試みても、スペース上無理であったり、逆に絞り操作レバー71の大型化に伴って、顕微鏡本体が大きくなるとか、コンデンサを取り囲む壁を大きく切り取る必要が生じるという問題点があった。
【0012】
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、請求項1、2または3に係る発明の課題は、顕微鏡のコンデンサ周りなどのスペースが狭い箇所でも、絞り口径の開閉操作を簡単な構造でかつ容易に行うことができる顕微鏡の絞り機構を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1、2または3に係る発明は、絞り口径を形成する複数の絞り羽根と、該絞り羽根を枢着する絞り環受けと、該絞り環受けに回動自在に嵌装し前記絞り羽根と係合する絞り環とを備え、該絞り環を回動することにより前記絞り羽根の絞り口径を変化させる顕微鏡の絞り機構において、前記絞り環受けに回動自在に支持される支点部と前記絞り環に係合する係合部とを有する操作レバーを設け、該操作レバーの前記支点部を中心とする回動操作により前記絞り環を駆動するようにした。
【0014】
請求項1、2または3に係る発明の顕微鏡の絞り機構では、支点部回りに操作レバーを回動すると、操作レバーの係合部に係合する絞り環が回動し、さらに絞り環は絞り口径を形成する絞り羽根を回動するので、絞り口径が変化する。
【0015】
請求項2または3に係る発明の顕微鏡の絞り機構では、上記作用に加え、絞り環の回動を規制する規制手段に絞り環が当接し、最小絞り口径を決める。
【0016】
請求項3に係る発明の顕微鏡の絞り機構では、上記作用に加え、絞り羽根が最小絞り口径となる位置で、操作レバーを移動させ、絞り羽根の最小絞り口径を操作レバーで遮蔽する。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態における具体的実施の形態では、顕微鏡用コンデンサの絞り機構を例としているが、これに限定されるものではなく、光源絞りや視野絞りなど、光路上でスペースに制約のある箇所の絞り機構に適用できるものである。なお、請求項1に係る発明の顕微鏡の絞り機構は、実施の形態1〜3に対応し、請求項2および請求項3に係る発明の顕微鏡の絞り機構は、実施の形態2〜3に対応している。以下、具体的な実施の形態について説明する。
【0018】
(実施の形態1)
図1〜図6は実施の形態1を示し、図1は顕微鏡の透過照明光路の正面図、図2は顕微鏡の透過照明光路の上面図、図3は絞り機構の下面図、図4〜図6は操作レバーの回動位置と絞り口径との関係を示す図である。
【0019】
図1および図2において、顕微鏡本体10の下部には、透過照明光路を構成する光源ユニット11が配設され、上部にはコンデンサユニット12が配設されている。コンデンサユニット12の下部には、絞り機構が配設され、従来技術1で示したものと逆向きに構成されている。コンデンサユニット12の本体12Aの下面に絞り環受け18が小ネジ19によって取着され、絞り環受け18には、絞り環16が回動自在に嵌装されている。絞り環受け18と絞り環16との間には、複数の絞り羽根17が介装されている。絞り環受け18の下面の操作部手前側には、回転軸14が垂設され、この回転軸14には、操作レバー13の支点部としての支点穴13eが回動自在に嵌装している。また、絞り環16には、ピン15が垂設され、このピン15に操作レバー13の先端に形成された係合部としての長溝13c(図13参照)が係合し、操作レバー13を回動することにより、絞り環16を光軸回りに回動させる。これにより絞り羽根17の絞り口径が変化する。
【0020】
絞り環16の回動中心である光軸に対して、操作レバー13の回動中心である回転軸14は操作者側にあるので、ピン15の位置において回動半径が異なっている。与えた回動成分に対して、それぞれの回動中心から作用点までの距離、すなわち回動半径分が比例的に加味されることになるが、本実施の形態では、操作レバー13の回動半径と絞り環16の回動半径との比率は約9:4となっている(図3参照)。従って、絞り羽根17を動かすための絞り環16の回動角度と、この絞り環16の回動角度を作動させるために必要な操作レバー13の回動角度とは異なってくる。本実施の形態では、図2に示すように、絞り環16が必要とする回動角度は90°なのに対して、操作レバー13の操作範囲は回動角度にして40°となっている。なお、この9:4の回動半径の比率は、スペースなどの状況に応じて、任意に設定するものである。
【0021】
図3を用いて、本実施の形態の絞り機構を詳細に説明する。図3において、絞り環受け18の下面に垂設された回転軸14を回動中心として回動する操作レバー13は、把手13a、操作板13b、長溝13cおよび突起部13dから形成されている。把手13aは、2段に折れ曲がり操作者が操作し易い位置まで延長されている。操作板13bは、絞り羽根17の内側形状によって形成される絞り口径と干渉せず、また絞り羽根17の外側形状によって形成される絞り羽根17の最大移動範囲の内側に収まる形状になっているので、操作板13bの移動範囲を絞り環受け18の内側だけに収めることができる。長溝13cは、ピン15に摺動自在な幅寸法に形成されている。突起部13dは、絞り口径に合わせて、操作板13bが任意の位置に移動した場合でも、常に絞り環16の下面に接しており、操作レバー13の回動を安定させ、かつ必要以上の回動力がかかった場合でも、操作板13bに発生する歪みなどの変形の影響を少ないものにしている。
【0022】
絞り環16の上面には、複数枚の絞り羽根17と同数の放射状溝16aが刻設されている。絞り環受け18は、その絞り羽根17を収納する面の下面に、絞り羽根17と同数のダボ穴18aを穿設している。絞り羽根17は、最低6枚必要であり、本実施の形態では10枚にて構成されている。絞り羽根17の一端には、絞り環16の放射状溝16aと摺動自在に係合する下向きダボ20が固着され、他端には絞り環受け18に穿設さたダボ穴18aに回動自在に嵌装される上向きダボ21が固着されている。絞り環受け18の下面には、絞り口径が最大および最小となる位置に、規制手段としてのストッパ22A、22Bが配設されている。
【0023】
上記構成の絞り機構の動作を説明する。操作レバー13を回転軸14の回りに回動させると、操作レバー13の先端に形成された長溝13cが、絞り環16に垂設されたピン15を回動し、絞り環16に刻設された放射溝16aに係合している絞り羽根17の下向きダボ20が回動する。絞り羽根17の上向きダボ21が嵌装している絞り環受け18に穿設されたダボ穴18aを中心にして、絞り羽根17が回動することにより、絞り羽根17の内側形状によって形成される絞り口径が変化する。図4〜図6は、絞り口径の変化を示している。図4では、操作レバー13の長溝13cが形成された先端部の外縁がストッパ22Aに当接し、絞り口径は最大となっている。図5では、操作レバー13は中間位置にあり、絞り口径も中間になっている。図6では、操作レバー13の長溝13cが形成された先端部の外縁がストッパ22Bに当接し、絞り口径は最小となっている。
【0024】
本実施の形態によれば、顕微鏡のコンデンサ周りなどのスペースが狭い場合でも、絞り口径の開閉操作を簡単な構造でかつ容易に行うことができる。また、操作レバーに突起部を設けたので、操作レバーの回動動作を安定させ、かつ、必要以上の回転力がかかった場合でも、操作レバーに発生する歪みなどの変形の影響を少なくすることができる。さらに、絞り環受け上にストッパーを設け、操作レバーが当接して最大および最小の絞り口径となるようにしたので、絞り羽根に必要以上の負荷を与えず、故障や精度への影響を及ぼすことがない。
【0025】
(実施の形態2)
図7〜図8は実施の形態2を示し、図7は最小絞り口径の状態を示す絞り機構の下面図、図8は操作レバーの移動により最小絞り口径を遮蔽した図である。本実施の形態は、実施の形態1とは操作レバーとその関連部分のみが異なり、その他の部分は同一のため、異なる部分のみ示し、同一部分の図と説明を省略する。また、図7および図8においても、実施の形態1と同一の部材には同一の符号を付し説明を省略する。
【0026】
図7において、絞り環受け46は、実施の形態1と同様に、コンデンサユニット12(図示省略)の本体12A(図示省略)の下面に小ネジ19により取着されている。絞り環受け46には、絞り環43が回動自在に嵌装されており、実施の形態1と同様に複数の絞り羽根(図示省略)が絞り環受け46と絞り環43との間に介装されている。絞り環受け46の下面の操作者側には、回転軸14が垂設され、操作レバー41の支点部としての支点穴41fが回動自在に嵌装している。操作レバー41には、実施の形態1と同様に、把手41a、操作板41b、および突起部41cが形成されている。また、操作レバー41の先端部分には、作用点部41dが形成され、捻じりバネ42がその一端に固着されている。作用点部41dには略L字形の係合部としての長溝41eが形成されており、絞り環43に垂設されたピン15が係合し、捻じりバネ42の弾発力に付勢されて、長溝41eの一方の壁面に固定されている。
【0027】
絞り環受け46の下面には、絞り口径が最大となる位置に、規制手段としてのストッパ47Aが垂設され、操作レバー41の作用点部41dの外縁が当接する。また、絞り口径が最小となる位置に、規制手段としてのストッパ47Bが垂設され、絞り環43の下面に垂設されたピン45が当接する。その他の構成は、実施の形態1と同一である。
【0028】
上記構成の絞り機構の動作を説明する。絞り羽根を作動させて、絞り口径が最大から最小までに絞る動作は、実施の形態1と同一である。絞り環43上のピン45がストッパ47Bに当接し、絞り口径が最小となる位置から、さらに操作レバー41を回動させると、ピン15が捻じりバネ42の弾発力に抗して長溝41eに沿って相対的に移動し、図8に示すように、長溝41eの終端にて停止し、捻じりバネ42の弾発力の作用方向が回転軸14の半径方向に変わるためロックされる。この動作により、操作レバー41の操作板41bの光軸近辺の部分によって、最小絞り口径が遮蔽される。すなわち、照明光を完全に遮断するシャッターとしての機能を果たすようになっている。また、この際の捻じりバネ42の弾発力は、操作レバー41をその位置にロックする方向に作用するため、不用意にシャッタが開放されるようなことはない。
【0029】
本実施の形態によれば、実施の形態1の効果に加え、操作レバーを最小絞り口径の位置から、さらに回動させて最小絞り口径を遮蔽し、照明光のシャッタの機能を果たすことができる。
【0030】
(実施の形態3)
図9〜図11は実施の形態3を示し、図9は最小絞り口径の状態を示す絞り機構の下面図、図10は操作レバーの移動により最小絞り口径を遮蔽した図、図11は図10のA部拡大図である。本実施の形態は、実施の形態2とは操作レバーとその関連部分のみが異なり、その他の部分は実施の形態1および実施の形態2と同一のため、異なる部分のみ示し、同一部分の図と説明を省略する。また、図9、図10および図11においても、実施の形態1および実施の形態2と同一の部材には同一の符号を付し説明を省略する。
【0031】
図9において、絞り環受け46の下面の操作者側には、回転軸14が垂設され、操作レバー51が回動自在に嵌装している。操作レバー51には、実施の形態1と同様に、把手51a、係合部としての長溝51cおよび突起部51dが形成されている。また、操作レバー51の中央部分には、操作板51bが形成され、その内側に最小絞り口径を遮蔽するための遮蔽部51eが突設されている。さらに、図11に示すように、回転軸14が嵌合する操作レバー51の部分には、支点部としての長穴51fが穿設されている。操作レバー51の長穴51fの近傍には、クリックバネ52が固着されており、操作レバー51が図9の状態のときは、クリックバネ52の先端52aと長穴51fの一方の終端51gとの間で回転軸14に保持されて、操作レバー51が回動する。その他の構成は、実施の形態1および実施の形態2と同一である。
【0032】
上記構成の絞り機構の動作を説明する。絞り羽根を作動させて、絞り口径が最大から最小までに絞る動作は、実施の形態1と同一である。絞り環43上のピン45がストッパ47Bに当接し、絞り口径が最小となる位置から、図9に示すように、矢印53の方向(回転軸14の半径方向)に操作レバー51を押し出すと、操作レバー51はその方向に移動し、図10に示す状態となる。すなわち、最小絞り口径は操作レバー51の遮蔽部51eによって遮蔽され、照明光を完全に遮断するシャッターとしての機能を果たすようになっている。このとき、図11に示すように、回転軸14は、クリックバネ52のクリック52bの谷の部分で把持され、摩擦力によりその位置を保持することとなる。従って、不用意にシャッタが開放されるようなことはない。
【0033】
本実施の形態によれば、実施の形態1と同様の効果に加え、操作レバーを最小絞り口径の位置から、さらに回転軸の半径方向に押し出して最小絞り口径を遮蔽し、照明光のシャッタの機能を果たすことができる。実施の形態2に比べ、コンデンサ周辺のスペースがさらに狭く、操作レバーの回動角度を拡大できないときに有効となる。
【0034】
なお、上述の具体的な実施の形態から、次のような構成の技術的思想が導き出される。
(付記)
(1) 前記操作レバーの前記支点部と前記係合部との距離が、前記絞り環の回動中心と前記操作レバーの前記係合部との距離より長いことを特徴とする請求項1記載の顕微鏡の絞り機構。
【0035】
請求項1の効果に加え、操作レバーの支点部から係合部までの回動半径が、絞り環の回動中心から係合部までの回動半径より大きいため、操作レバーの小さな回動角度の操作により、絞り環を大きな回動角度に駆動することができる。
【0036】
(2) 前記操作レバーの前記支点部周りの形状を、前記絞り羽根の絞り径に干渉しない範囲で一部拡張したことを特徴とする請求項1記載の顕微鏡の絞り機構。
【0037】
請求項1の効果に加え、操作レバーの回動操作を安定させ、かつ必要以上の回転力がかかった場合でも、操作レバーに発生する歪みなどの影響を少なくすることができる。
【0038】
(3) 前記絞り羽根が最小絞り口径となる位置で、前記操作レバーの回動を規制するストッパを前記絞り環受けに設けたことを特徴とする請求項1記載の顕微鏡の絞り機構。
【0039】
請求項1の効果に加え、絞り羽根に必要以上の負荷を与えず、故障や精度への影響を及ぼすことがない。
【0040】
(4) 前記絞り羽根が最小絞り口径となる位置で、前記操作レバーを前記支点部を中心とする回動操作または前記支点部に対する直進操作をすることにより、前記絞り羽根の最小絞り口径を、前記操作レバーで遮蔽するように構成したことを特徴とする請求項2記載の顕微鏡の絞り機構。
【0041】
請求項2の効果に加え、操作レバーを最小絞り口径の位置から、さらに回動または直進させて最小絞り口径を遮蔽し、照明光のシャッタの機能を果たすことができる。
【0042】
(5) 前記絞り羽根の最小絞り口径を操作レバーで遮蔽するための当該操作レバーの移動は、バネ部材の弾発力に抗して行われることを特徴とする請求項3または付記(4)記載の顕微鏡の絞り機構。
【0043】
請求項3または付記(4)の効果に加え、弾発力の作用により操作レバーをその位置でロックし、不用意にシャッタが開放されるようなことはない。
【0044】
(6) 前記規制手段は、前記絞り羽根が最小絞り口径となる位置で、互いに当接するように、絞り環と絞り環受けとにそれぞれ設けられたピンであることを特徴とする請求項2記載の顕微鏡の絞り機構。
【0045】
請求項2の効果に加え、絞り羽根が最小口径となる位置から、最小絞り口径を遮蔽するように操作レバーが移動するとき、ピン同士が当接し、操作レバーに必要以上の負荷を与えず、故障や精度への影響を及ぼすことがない。
【0046】
【発明の効果】
請求項1、2または3に係る発明によれば、顕微鏡のコンデンサ周りなどのスペースが狭い箇所でも、絞り口径の開閉操作を簡単な構造でかつ容易に行うことができる。
【0047】
請求項2または3に係る発明によれば、上記効果に加え、絞り羽根に必要以上の負荷を与えず、故障や精度への影響を及ぼすことがない。
【0048】
請求項3に係る発明によれば、上記効果に加え、操作レバーを最小絞り口径の位置から、さらに移動して最小絞り口径を遮蔽し、照明光のシャッタの機能を果たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の顕微鏡の透過照明光路の正面図である。
【図2】実施の形態1の顕微鏡の透過照明光路の上面図である。
【図3】実施の形態1の絞り機構の下面図である。
【図4】実施の形態1の操作レバーの回動位置と絞り口径との関係を示す図である。
【図5】実施の形態1の操作レバーの回動位置と絞り口径との関係を示す図である。
【図6】実施の形態1の操作レバーの回動位置と絞り口径との関係を示す図である。
【図7】実施の形態2の最小絞り口径の状態を示す絞り機構の下面図である。
【図8】実施の形態2の操作レバーの移動により最小絞り口径を遮蔽した図である。
【図9】実施の形態3の最小絞り口径の状態を示す絞り機構の下面図である。
【図10】実施の形態3の操作レバーの移動により最小絞り口径を遮蔽した図である。
【図11】実施の形態3の図10のA部拡大図である。
【図12】従来技術1の顕微鏡の透過照明光路の正面図である。
【図13】従来技術1の顕微鏡の透過照明光路の上面図である。
【図14】従来技術1のコンデンサユニットの拡大断面図である。
【図15】従来技術1の絞り環の下面図である。
【図16】従来技術1の絞り環受けおよび絞り羽根の上面図である。
【図17】従来技術1の絞り環受けの上面図である。
【図18】従来技術2の顕微鏡用ターレットコンデンサーの縦断面図である。
【図19】従来技術2の絞り操作盤と第2ターレットの細部構造を示す分解要部斜視図である。
【符号の説明】
13 操作レバー
13c 長溝
13e 支点穴
16 絞り環
17 絞り羽根
18 絞り環受け[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a diaphragm mechanism of a microscope.
[0002]
[Prior art]
Regarding the microscope diaphragm mechanism, a technique (prior art 1) described in Japanese Patent Publication No. 63-15556 has been disclosed as a turret condenser for a microscope. This technique will be described with reference to FIGS. 12 is a front view of the transmission illumination optical path of the microscope, FIG. 13 is a top view of the transmission illumination optical path of the microscope, FIG. 14 is an enlarged sectional view of the condenser unit, FIG. 15 is a bottom view of the aperture ring, and FIG. FIG. 17 is a top view of the diaphragm ring receiver. 12 and 13, the microscope
[0003]
In FIG. 14, the
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As shown in FIG. 15, the
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In the diaphragm mechanism configured as described above, when the
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A recent microscope illumination device is required to have a large numerical aperture (NA) corresponding to an objective lens that requires high resolution. On the other hand, it is necessary to reduce the aperture diameter in order to increase the depth of focus and to improve the contrast. To achieve these, the aperture mechanism that adjusts the amount of illumination light supports from large to small apertures. What is possible is sought. In response to this requirement, a technique (conventional technique 2) described in Japanese Patent Laid-Open No. 3157609 is disclosed. This technique will be described with reference to FIGS. FIG. 18 is a longitudinal sectional view of the turret condenser for a microscope, and FIG. 19 is an exploded perspective view showing the detailed structure of the diaphragm operation panel and the second turret.
[0007]
In FIG. 18, the microscope turret condenser is divided into two stages of a
[0008]
The diaphragm mechanism provided in the
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, recent microscope illumination apparatuses are required to have a large numerical aperture (NA) corresponding to an objective lens that requires high resolution. On the other hand, it is necessary to reduce the aperture diameter in order to increase the depth of focus and to improve the contrast. To achieve these, the aperture mechanism that adjusts the amount of illumination light supports from large to small apertures. What is possible is sought. However, considering the diaphragm mechanism in the above-mentioned prior art 2, if the rotation axis of the turret is provided outside the optical axis and adapted to a large aperture state in accordance with a large NA, the diameter of the turret is increased accordingly. There is a need to. In addition, in order to configure so as not to interfere with the aperture diameter by operating the drive gear or the aperture operation panel, the arc opening range of the transmission hole must be made very large, resulting in an increase in the size of the capacitor, As a result, the size of the mirror body is increased and the mirror body itself is significantly modified. In the case of the drive gear, there is also a complicated structure, and there are many problems such as inefficiency in space efficiency, cost increase due to complicated mechanism, decrease in accuracy, and difficulty in adjustment.
[0010]
Also, in recent industrial microscopes and the like, the stage used is becoming larger and heavier as the corresponding specimen such as an IC substrate becomes larger. In order to support this stage firmly so as not to affect the speculum, it is necessary to increase the rigidity by thickening the periphery of the optical axis. A wall is provided around the periphery. For this reason, the range of operation of the conventional capacitor is limited, and the operability is very poor. As shown in prior art 1, in FIG. 12, the
[0011]
Further, as shown in FIGS. 15 to 17, the necessary rotation range for rotating the
[0012]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above-mentioned conventional problems, and an object of the invention according to claim 1, 2 or 3 is to easily open and close the aperture of a diaphragm even in a narrow space such as around a condenser of a microscope. The objective is to provide a microscope diaphragm mechanism that can be easily constructed.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the invention according to claim 1, 2 or 3 is characterized in that a plurality of diaphragm blades forming a diaphragm aperture, a diaphragm ring pivotally attaching the diaphragm blades, and rotating to the diaphragm ring receiver A diaphragm ring that is freely fitted and has a diaphragm ring that engages with the diaphragm blade, and rotates the diaphragm ring to change the diaphragm aperture of the diaphragm blade. An operation lever having a fulcrum portion supported by the engagement lever and an engagement portion that engages with the diaphragm ring is provided, and the diaphragm ring is driven by a rotation operation around the fulcrum portion of the operation lever.
[0014]
In the microscope diaphragm mechanism according to the first, second, or third aspect of the invention, when the operation lever is rotated around the fulcrum portion, the diaphragm ring that engages with the engagement portion of the operation lever is rotated, and the diaphragm ring is further stopped. Since the diaphragm blades forming the aperture are rotated, the aperture diameter changes.
[0015]
In the microscope diaphragm mechanism according to the second or third aspect of the invention, in addition to the above-described operation, the diaphragm ring abuts on a restricting means for restricting the rotation of the diaphragm ring to determine the minimum diaphragm aperture.
[0016]
In the microscope diaphragm mechanism according to the third aspect of the invention, in addition to the above-described operation, the operation lever is moved at a position where the diaphragm blade has the minimum diaphragm aperture, and the minimum diaphragm aperture of the diaphragm blade is shielded by the operation lever.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the specific embodiment in the embodiment of the present invention, the stop mechanism of the condenser for a microscope is taken as an example. However, the present invention is not limited to this, and there is a space limitation on the optical path such as a light source stop and a field stop. The present invention can be applied to a diaphragm mechanism at a location. The aperture mechanism of the microscope according to the invention according to claim 1 corresponds to the first to third embodiments, and the aperture mechanism of the microscope according to claims 2 and 3 corresponds to the second to third embodiments. is doing. Hereinafter, specific embodiments will be described.
[0018]
(Embodiment 1)
1 to 6 show the first embodiment, FIG. 1 is a front view of a transmission illumination optical path of a microscope, FIG. 2 is a top view of the transmission illumination optical path of the microscope, FIG. 3 is a bottom view of an aperture mechanism, and FIGS. 6 is a diagram showing the relationship between the rotation position of the operating lever and the aperture diameter.
[0019]
1 and 2, a
[0020]
Since the
[0021]
The diaphragm mechanism of the present embodiment will be described in detail with reference to FIG. In FIG. 3, an
[0022]
On the upper surface of the
[0023]
The operation of the diaphragm mechanism having the above configuration will be described. When the operating
[0024]
According to this embodiment, even when the space around the condenser of the microscope is small, the aperture diameter can be easily opened and closed with a simple structure. In addition, since the operating lever is provided with a protrusion, the rotating operation of the operating lever is stabilized and the influence of deformation such as distortion generated on the operating lever is reduced even when excessive rotational force is applied. Can do. In addition, a stopper is provided on the aperture ring holder so that the operating lever comes in contact with the maximum and minimum aperture diameters, so that the diaphragm blades are not subjected to excessive load, affecting the failure and accuracy. There is no.
[0025]
(Embodiment 2)
7 to 8 show the second embodiment, FIG. 7 is a bottom view of the diaphragm mechanism showing the state of the minimum diaphragm aperture, and FIG. 8 is a diagram in which the minimum diaphragm aperture is shielded by the movement of the operation lever. The present embodiment is different from the first embodiment only in the operation lever and its related parts, and the other parts are the same, so only the different parts are shown, and the drawings and explanations of the same parts are omitted. 7 and 8, the same members as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
[0026]
In FIG. 7, the
[0027]
A
[0028]
The operation of the diaphragm mechanism having the above configuration will be described. The operation of operating the aperture blade to reduce the aperture diameter from the maximum to the minimum is the same as in the first embodiment. When the
[0029]
According to the present embodiment, in addition to the effects of the first embodiment, the operation lever can be further rotated from the position of the minimum aperture diameter to shield the minimum aperture diameter, thereby fulfilling the function of a shutter for illumination light. .
[0030]
(Embodiment 3)
9 to 11 show the third embodiment, FIG. 9 is a bottom view of the diaphragm mechanism showing the state of the minimum diaphragm aperture, FIG. 10 is a diagram in which the minimum diaphragm aperture is shielded by the movement of the operation lever, and FIG. FIG. The present embodiment is different from the second embodiment only in the operation lever and its related parts, and the other parts are the same as those in the first and second embodiments. Description is omitted. 9, 10, and 11, the same members as those in the first embodiment and the second embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
[0031]
In FIG. 9, on the operator side of the lower surface of the
[0032]
The operation of the diaphragm mechanism having the above configuration will be described. The operation of operating the aperture blade to reduce the aperture diameter from the maximum to the minimum is the same as in the first embodiment. When the
[0033]
According to the present embodiment, in addition to the same effects as in the first embodiment, the operation lever is further pushed out from the position of the minimum aperture diameter in the radial direction of the rotation shaft to shield the minimum aperture diameter, and the shutter of the illumination light Can fulfill the function. Compared to the second embodiment, this is effective when the space around the capacitor is further narrow and the rotation angle of the operation lever cannot be expanded.
[0034]
The technical idea of the following configuration is derived from the specific embodiment described above.
(Appendix)
(1) The distance between the fulcrum portion of the operation lever and the engagement portion is longer than the distance between the rotation center of the aperture ring and the engagement portion of the operation lever. Microscope diaphragm mechanism.
[0035]
In addition to the effect of the first aspect, since the turning radius from the fulcrum portion of the operating lever to the engaging portion is larger than the turning radius from the turning center of the aperture ring to the engaging portion, the turning angle of the operating lever is small. By this operation, the aperture ring can be driven at a large rotation angle.
[0036]
(2) The aperture mechanism of the microscope according to claim 1, wherein the shape of the operation lever around the fulcrum portion is partially expanded within a range not interfering with the aperture diameter of the aperture blade.
[0037]
In addition to the effect of the first aspect, even if the rotation operation of the operation lever is stabilized and an excessive rotational force is applied, it is possible to reduce the influence of the distortion generated on the operation lever.
[0038]
(3) The stop mechanism of the microscope according to claim 1, wherein a stopper for restricting the rotation of the operation lever is provided on the stop ring holder at a position where the stop blade has a minimum stop aperture.
[0039]
In addition to the effect of the first aspect, the diaphragm blade is not subjected to an excessive load, and does not affect the failure or accuracy.
[0040]
(4) By rotating the operation lever around the fulcrum part or moving straight with respect to the fulcrum part at a position where the diaphragm blades have the minimum diaphragm aperture, 3. The microscope stop mechanism according to claim 2, wherein the operation lever is configured to shield the operation lever.
[0041]
In addition to the effect of the second aspect, the operating lever can be further rotated or moved straight from the position of the minimum aperture diameter to shield the minimum aperture diameter, thereby fulfilling the function of a shutter for illumination light.
[0042]
(5) The movement of the operation lever for shielding the minimum diaphragm aperture of the diaphragm blade with the operation lever is performed against the elastic force of the spring member. The microscopic diaphragm mechanism described.
[0043]
In addition to the effect of Claim 3 or Supplementary Note (4), the operation lever is locked at that position by the action of the elastic force, and the shutter is not inadvertently opened.
[0044]
(6) The restricting means is a pin provided on each of an aperture ring and an aperture ring holder so that the aperture blades come into contact with each other at a position where the aperture blade has a minimum aperture diameter. Microscope diaphragm mechanism.
[0045]
In addition to the effect of claim 2, when the operating lever moves so as to shield the minimum aperture from the position where the aperture blade has the minimum aperture, the pins come into contact with each other and do not apply more load than necessary. There is no impact on failure or accuracy.
[0046]
【The invention's effect】
According to the first, second, or third aspect of the invention, the opening / closing operation of the aperture can be easily performed with a simple structure even in a narrow space such as around the condenser of the microscope.
[0047]
According to the invention according to claim 2 or 3, in addition to the above effect, the diaphragm blade is not subjected to an unnecessarily heavy load and does not affect the failure or accuracy.
[0048]
According to the invention of claim 3, in addition to the above effect, the operation lever can be further moved from the position of the minimum aperture diameter to shield the minimum aperture diameter, thereby fulfilling the function of a shutter for illumination light.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a transmission illumination optical path of a microscope according to a first embodiment.
FIG. 2 is a top view of a transmission illumination optical path of the microscope according to the first embodiment.
FIG. 3 is a bottom view of the aperture mechanism according to the first embodiment.
FIG. 4 is a diagram illustrating a relationship between a rotation position of an operation lever and a diaphragm aperture according to the first embodiment.
FIG. 5 is a diagram showing a relationship between the rotation position of the operation lever and the aperture diameter of the first embodiment.
6 is a diagram showing a relationship between a rotation position of the operation lever and the aperture diameter of the first embodiment. FIG.
FIG. 7 is a bottom view of a diaphragm mechanism showing a state of a minimum diaphragm aperture according to the second embodiment.
FIG. 8 is a diagram in which the minimum aperture is shielded by the movement of the operation lever according to the second embodiment.
FIG. 9 is a bottom view of the diaphragm mechanism showing a state of a minimum diaphragm aperture according to the third embodiment.
FIG. 10 is a diagram in which the minimum aperture is shielded by the movement of the operation lever according to the third embodiment.
FIG. 11 is an enlarged view of a part A in FIG. 10 of the third embodiment.
12 is a front view of a transmission illumination optical path of a microscope according to the related art 1. FIG.
FIG. 13 is a top view of a transmission illumination optical path of a microscope according to the related art 1;
14 is an enlarged cross-sectional view of a capacitor unit of Prior Art 1. FIG.
FIG. 15 is a bottom view of a diaphragm ring of prior art 1;
FIG. 16 is a top view of a diaphragm ring receiver and diaphragm blades of prior art 1;
FIG. 17 is a top view of the diaphragm ring receiver of the prior art 1;
18 is a longitudinal sectional view of a turret condenser for a microscope according to prior art 2. FIG.
FIG. 19 is an exploded perspective view of a principal part showing a detailed structure of a diaphragm operation panel and a second turret according to prior art 2;
[Explanation of symbols]
13 Operation lever
13c long groove
13e fulcrum hole
16 Aperture ring
17 Aperture blade
18 Diaphragm holder
Claims (3)
前記絞り環受けに回動自在に支持される支点部と前記絞り環に係合する係合部とを有する操作レバーを設け、該操作レバーの前記支点部を中心とする回動操作により前記絞り環を駆動するようにしたことを特徴とする顕微鏡の絞り機構。A plurality of aperture blades that form an aperture diameter, an aperture ring holder that pivotally mounts the aperture blades, and an aperture ring that is rotatably fitted to the aperture ring ring and engages with the aperture blade, In the aperture mechanism of the microscope that changes the aperture diameter of the aperture blade by rotating the ring,
An operation lever having a fulcrum part rotatably supported by the diaphragm ring receiver and an engagement part engaging with the diaphragm ring is provided, and the diaphragm is operated by a rotation operation around the fulcrum part of the operation lever. A microscope diaphragm mechanism characterized in that the ring is driven.
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