JP4164771B2 - ロードバランス型スイッチ装置、及びロードバランス型スイッチ方法 - Google Patents
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Description
リズムに応じてセル送出待ちによる遅延が発生する。中間段2は、各出力段3に対して、R’/Mの速度でセルを送出する。ロードバランス型スイッチ10に入力されるセルが、ある宛先ポートに偏った場合、すなわち、宛先ポートの送出レートR’よりも高いレートで入力される状況では、中間段のバッファにセルが蓄積され遅延が増大することになる。また、出力段3では、各中間段2からセルを受信するが、セルの受信順序が、入力段1が最初に外部から受信したセルの順序と一致していない場合がある。出力段3は、中間段2から受信したセルを正しい順番に並び替えるリオーダ(Reorder)処理を行った後に、外部へセルを送出するため、リオーダ処理による遅延が発生する。
図7に、従来例1のロードバランス型スイッチの動作例を示す。説明を簡易化するために中間段の個数K=3とし、入力段1−1から各中間段2(2−1,2−2,2−3)への転送部分だけを記載する。入力段1−1に入力されたセルは、特に何も処理されずに、そのままメッシュ接続部4へ転送される。メッシュ接続部4は、各セルタイムスロットにおいて、入力段1−1から受信したセルを中間段2−1,2−2,2−3へ順番に送出する動作を周期的に繰り返すものとする。ここでは、入力段1−1に入力された受信セル1〜7を例に説明する。セル3と4の間、及びセル6と7の間にある斜線のセルは、受信セル間の空隙(何も受信していない状態)、又は空白(NULL)のセルを示している。すなわち、斜線のセルは、有効なセルが存在していない状態を示している。まず、入力段1−1は、受信セル1〜7をそのままメッシュ接続部4へ転送する。メッシュ接続部4は、受信セル1を中間段2−1へ、受信セル2を中間段2−2へ、受信セル3を中間段2−3へ順番に送出する。この時、送出のタイミングは、セル毎にそれぞれ10msec(ミリ秒)ずれる。以降、同様に、受信セルを中間段2−1,2−2,2−3へ順番に送出する動作を周期的に繰り返す。なお、受信セル3と4の間にある斜線のセルも、ここでは中間段2−1へ送出するセルとして扱う。斜線のセルが実際には存在しない場合、中間段2−1へ何も送出しなくても良い。残りのセルについても、受信セル4を中間段2−2へ、受信セル5を中間段2−3へ送出する。また、受信セル6を中間段2−1へ、受信セル6と7の間にある斜線のセルを中間段2−2へ、受信セル7を中間段2−3へ送出する。
なお、入力段1−1は、3個のVOQを有し、この3個のVOQの各々に受信したセルが振り分けられて格納される。また、3個のVOQの各々にラウンドロビンポインタが存在する。これらのラウンドロビンポインタをPTR(1)、PTR(2)、PTR(3)とする。中間段送出タイムスロット1,2,3はそれぞれ、中間段2−1,2−2,2−3を示している。
図8のセル1aに注目すると、中間段送出タイムスロットが1であり、PTR(1)又はPTR(3)が1(中間段2−1)を宛先の中間段として規定している。ここでは、PTR(1)を有するVOQのセルを中間段2−1に送出する。セル1aと同じ出力段に送出されるセル1bは、中間段2−2宛に送出する必要があるため、PTR(1)は1から2に切り換わる。このため、中間段送出タイムスロット2では、PTR(1)は2,PTR(2)は2,PTR(3)は1となる。セル1bを送出するまでPTR(1)は2でなければならないため、ここでは、PTR(2)を有するVOQのセルを中間段2−2に送出する。セル2aと同じ出力段に送出されるセル2bは、中間段2−3宛に送出する必要があるため、PTR(2)は2から3に切り換わる。中間段送出タイムスロット3では、PTR(1)は2,PTR(2)は3,PTR(3)は1となる。中間段送出タイムスロットが3の時、有効なセルが存在しないため何も送出しない。そして、再び、中間段送出タイムスロットは1となり、セル3aを送出する。この時、PTR(3)を有するVOQのセルを中間段2−1に送出し、PTR(3)は1から2に切り換わる。次に、セル1bを送出する。中間段送出タイムスロットが3であり、PTR(1)が2であるため、PTR(1)を有するVOQのセルを中間段2−1に送出し、PTR(1)は2から3に切り換わる。以降、同様の動作を繰り返す。
このパケット交換装置は、複数の受信手段と、複数の送信手段と、スイッチ手段とを備える。複数の受信手段は、入力ポート単位にパケットを受信する。複数の送信手段は、出力ポート単位にパケットを送信する。スイッチ手段は、受信手段から受け取ったパケットを所望の出力方路に対応する送信手段へ転送する。
前記各受信手段は、方路決定手段と、パケット蓄積手段とを備える。方路決定手段は、パケットの宛先アドレス情報に基づいて出力方路を決定する。パケット蓄積手段は、出力方路毎にパケットを蓄積する複数のバッファで構成され、スイッチ手段からの空き状況に応じて蓄積されたパケットを読み出す。
前記スイッチ手段は、受信手段数分の入力制御手段と、送信手段数分の出力制御手段とを備える。受信手段数分の入力制御手段は、各受信手段内の複数のバッファに個別に対応した複数の小容量バッファ(バッファの容量>小容量バッファの容量)を備え、当該小容量バッファ内の空き状況を、対応する受信手段に対して個別に通知する。送信手段数分の出力制御手段は、前記各入力制御手段内の小容量バッファに蓄積されたパケットを受け取り、当該パケットを対応する出力方路の送信手段に対して個別に出力する。
このパケット処理装置は、複数の回線対応部と、カウンタと、割合レジスタと、比較器と、セレクタとを具備する。複数の回線対応部は、通信回線上のデータを受け取り、また該通信回線上にデータを送出する。カウンタは、回線対応部単位に配置され、且つパケット宛先別に測定された送出パケット量の合計値を保持する。割合レジスタは、同一宛先を持つ複数の回線対応部の使用割合を保持する。比較器は、該割合レジスタとカウンタの各値を参照して、次に使用すべき回線対応部を決定する。セレクタは、該比較器の決定に従ってパケットの送出先を切り替える。また、このパケット処理装置は、同一宛先を持つ各通信回線の負荷に応じて、上記割合レジスタに使用割合を設定することにより、各通信回線の負荷に応じて複数の通信回線を切り替えてパケットを送出することを特徴とする。
本発明の他の目的は、入力段から中間段への宛先毎のセル送出個数を均等に分散することで出力段3でのリオーダ処理による遅延時間も削減し、スイッチ全体としての遅延時間を削減するロードバランス型スイッチ装置を提供することである。
各入力段では、各中間段へのセルの送出個数が一定の範囲内に収まっている状況においては、受信したセルを待ち合わせさせることなく、遅延0にて中間段に送出可能である。よって、送出可能な中間段が1箇所に限定されないため、入力段での遅延を削減しながら、中間段への均等な分散が実現可能である。
本発明のロードバランス型スイッチの基本構成は図5に示す通りである。本発明のロードバランス型スイッチは、入力段1の構成に特徴がある。なお、図6に示す構成を用いる場合、回線カード6の入力段機能が入力段1に相当する。
入力段1は、宛先検出部21と、VOQ部22と、送出セル決定部23と、管理メモリ24を備えている。
(1)ステップS101
送出セル決定部23は、宛先出力段iからセルを受信したことを認識する。
(2)ステップS102
送出セル決定部23は、宛先出力段iからセルを受信したことを認識すると、該当宛先出力段iの蓄積セル数をインクリメント(voq_cnt[i]++)する。
(1)ステップS201
送出決定部23は、ある宛先出力段iに関して、VOQ蓄積セルが存在し(voq_cnt[i] > 0)、且つ、まだチェックしていない宛先出力段が存在するかどうかをチェックする。そのような出力段が存在しない時は処理を終了する。
(2)ステップS202
そのような出力段が存在する場合は、該当宛先出力段iのセルが現在の中間段セルタイムスロットにおいて送出可能かどうかを判定する。送出可能な場合は、該当セルの送出を行われるので処理を終了する。送出不可の場合は、再度、別の宛先出力段が存在するかどうかのチェックし、送出可能なセルが見つかるか、チェック対象のセルが無くなるかまで処理を繰り返す。
(1)ステップS202−1
まず、カウンタ最大値とカウンタ最小値の差分(max_cnt[i] ? min_cnt[i])が許容差分値よりも小さいかどうかを判定する。差分値が許容差分値よりも小さければセルの送出が無条件で可能となる。
(2)ステップS202−2
それ以外の(差分値が許容差分値と一致する)場合は、更に、宛先出力段iと現在のタイムスロットでの送出先の中間段jに対応するカウンタout_cnt[i][j]がカウンタの最大値max_cnt[i]と一致するかどうかを調べる。out_cnt[i][j]がmax_cnt[i]と一致する時は、宛先出力段i宛のセルを中間段jに送出すると許容差分値を超過することになるため、セルの送出は不可(No)と判定する。out_cnt[i][j]がmax_cnt[i]と一致しなければ、中間段jへのセル送出が可能(Yes)と判定する。
(3)ステップS202−3
宛先出力段i宛のセルを中間段jに送出することが決まった場合は、VOQ蓄積セル数をディクリメント(voq_cnt[i]−−)し、送出セルカウントをインクリメント(out_cnt[i][j]++)し、必要に応じて、max_cnt[i]、min_cnt[i]の更新を行う。すなわち、out_cnt[i][j]の値に応じて、max_cnt[i]、min_cnt[i]の更新を行う。例えば、out_cnt[i][j]が、その時点のmax_cnt[i]よりも大きくなれば、out_cnt[i][j]の値をmax_cnt[i]とする(max_cnt[i]=out_cnt[i][j])。同様に、out_cnt[i][j]が、その時点のmin_cnt[i]よりも小さくなれば、out_cnt[i][j]の値をmin_cnt[i]とする(min_cnt[i]=out_cnt[i][j])。
(a)「ランダムに選択」
ランダムに選択する理由は、ポート間の偏りを無くすためである。
(b)「前回選択されたものを最低優先として、ラウンドロビンで選択」
前回、ポート2からセルが出力された場合は、次は、ポート3からラウンドロビン(3,1,2)でチェック処理を行う。
ラウンドロビンに選択肢する理由は、ランダムと同様、ポート間の偏りを無くすためであるが、より、簡易な実装が可能となる。
(c)「上記の制御に加えて、受信したセルよりもVOQに蓄積されているセルを優先する制御」
受信したセルよりもVOQに蓄積されているセルを優先するのは、VOQに蓄積されたセルが、スイッチ内に残り続けることで該当セルの遅延が増大することを防止するためである。
ここでは、セル送出判定方法について説明する。
本発明に関して、送出セル決定部23が宛先出力段iのセルを中間段jに送出することを決定した際の管理メモリの更新処理(S202−3)の詳細な実施例1のフローチャートを図16に示す。詳細な実施例1の送出セル決定部23では、管理メモリ内で、前述のvoq_cnt[i]、out_cnt[i][j]、max_cnt[i]、min_cnt[i]に加え、中間段への送出したセル個数の分布を意味するcnt_num[i][]を有する。例えば、cnt_num[2][3]=5、cnt_num[2][4]=3の時は、宛先出力段2宛の各中間段へのセル送出カウンタに関して、カウンタ値が3個の中間段が5箇所、カウンタ値が4個の中間段が3箇所存在することを意味する。
(1)ステップS202−3−1
送出対象セルの宛先出力段iのVOQセル蓄積数(voq_cnt[i])から1減算する。すなわち、送出対象セルの宛先出力段iのVOQセル蓄積数をディクリメント(voq_cnt[i]−−)する。
(2)ステップS202−3−2
次に、出力段i、中間段jへのセル送出カウンタout_cnt[i][j]が、カウンタ最大値max_cnt[i]と一致しているかどうかをチェックする。
(3)ステップS202−3−3
一致している場合はmax_cnt[i]に1を加算する。すなわち、カウンタ最大値をインクリメント(max_cnt[i]++)する。
(4)ステップS202−3−4
次に、出力段i、中間段jへのセル送出カウンタout_cnt[i][j]が、カウンタ最小値min_cnt[i]と一致し、且つ、宛先出力段iに関してカウンタ最小値となっているout_cnt[i][j]が1つしかないかどうか確認する。
(5)ステップS202−3−5
出力段i、中間段jへのセル送出カウンタout_cnt[i][j]が、カウンタ最小値min_cnt[i]と一致し、且つ、宛先出力段iに関してカウンタ最小値となっているout_cnt[i][j]が1つしかない場合は、カウンタ最小値を1減算する(min_cnt[i]−−)。
(6)ステップS202−3−6
最後に、カウンタ分布cnt_num[i][]の更新を行う。
(7)ステップS202−3−7
送出カウンタout_cnt[i][j]に1を加算する(out_cnt[i][j]++)。
本動作例では、概念上のパラメータmax_cnt、min_cnt、out_cntの右に、実際に管理メモリ内で管理されるmodule K演算されたパラメータであるmax_cnt、min_cnt、out_cntとcnt_numの値の変化を示す。説明の簡易化のために、宛先出力段i=1のパラメータ変化だけを示している。
本発明の詳細な実施例2では、送出セル決定部23が、VOQ内のセルが送出可能かどうかをチェックする際に、どの順番でチェックするかの実施例に関して示す。送出セル決定部23は、チェックする宛先出力段を決定するために、VOQにセルが蓄積されている宛先出力段に関して、どの順序でチェックするかチェック順番リストにより管理するものとする。
t=0においては、出力段1宛のセルが送出され、voq_cnt[1]=0となるため、チェック順番リストの先頭の宛先出力段i=1がリストから消去される。
(a)VOQのセル蓄積量の多い順。
(b)最大カウントと最小カウントの差分値(max_cnt[i]−min_cnt[i])が大きい順。
(c)上記に加えて、前記差分値が同一の場合は、最小カウント値となっている中間段cnt_num[i][ min_cnt[i] ]の小さい順。
(max_cnt[i]−min_cnt[i])×K + (K−cnt_num[i][min_cnt[i]])の大きい順
(a)max_cnt[i] − out_cnt[i][j]の大きい順。
(b)上記に加えて、上記の値が同一の場合は、out_cnt[i][j]よりも小さいカウント値(out_cnt[i][j]>out_cnt[i][j’]となるj’)となっている中間段の個数の少ない宛先出力段を優先する。
ここでは、後段FOFF動作について説明する。
他の実施例1では、第1実施形態の中で、送出セル選択処理の動作が異なる。他の実施例1では、送出カウンタに従ってVOQをチェックした結果送出可能なセルが存在しない場合に、VOQを再度チェックし、Mセル以上蓄積しているセルが存在する場合には、それからMセル周期の間、指定された同一宛先出力段のVOQからのセルの送出を行う。Mセルをまとめて出力処理を行うため、本処理を追加した結果、どこかの中間段への送出セル数に偏りが生じることは無い。
(1)ステップS301
送出可能なセルが存在するかどうか判定する。実施例1では、複数のセルを同時に送出予約することがあるため、各セルタイムスロットにおいて、既に、セルが予約状態になっている時は、送出判定は不要である。
(2)ステップS302
予約状態になっているセルが存在しなければ、本発明の第1実施形態と同様に、VOQの蓄積セルで送出可能なセルが存在しないかを、送出カウンタを利用してチェックする。この時、送出決定部23は、ある宛先出力段iに関して、VOQ蓄積セルが存在する、すなわち、voq_cnt[i] > 0で、且つ、まだチェックしていない宛先出力段が存在するかどうかをチェックする。そのような出力段が存在しない時は処理を終了する。この処理は、ステップS201と同じである。
(3)ステップS303
そのような出力段が存在する場合は、該当宛先出力段iのセルが現在の中間段セルタイムスロットにおいて送出可能かどうかを判定する。送出可能な場合は、該当セルの送出を行われるので処理を終了する。送出不可の場合は、再度、別の宛先出力段が存在するかどうかのチェックし、送出可能なセルが見つかるか、チェック対象のセルが無くなるかまで処理を繰り返す。この処理は、ステップS202と同じである。
(4)ステップS304
送出可能なセルが存在しない場合、VOQ蓄積セル数voq_cnt[i]が中間段2の個数であるM以上となっている宛先出力段iが存在しないかをチェックする。
(5)ステップS305
VOQにMセル以上蓄積された宛先出力段iが存在する場合、M個のセル送出を予約する。
ここでは、前段FOFF動作について説明する。
他の実施例2では、VOQ蓄積セル数がM以上の宛先出力段iが存在するかどうかをチェックし(S302)、存在する場合にはMセル分を送出予約する処理(S303)を、送出セルカウンタを利用しての送出判定処理(S304,S305)より前に実施する。
(1)ステップS301
送出可能なセルが存在するかどうか判定する。各セルタイムスロットにおいて、既に、セルが予約状態になっている時は、送出判定は不要である。
(2)ステップS304
送出可能なセルが存在しない場合、VOQ蓄積セル数voq_cnt[i]が中間段2の個数であるM以上となっている宛先出力段iが存在しないかをチェックする。
(3)ステップS305
VOQにMセル以上蓄積された宛先出力段iが存在する場合、M個のセル送出を予約する。
(4)ステップS302
予約状態になっているセルが存在しなければ、本発明の第1実施形態と同様に、VOQの蓄積セルで送出可能なセルが存在しないかを、送出カウンタを利用してチェックする。この時、送出決定部23は、ある宛先出力段iに関して、VOQ蓄積セルが存在する、すなわち、voq_cnt[i] > 0で、且つ、まだチェックしていない宛先出力段が存在するかどうかをチェックする。そのような出力段が存在しない時は処理を終了する。
(5)ステップS303
そのような出力段が存在する場合は、該当宛先出力段iのセルが現在の中間段セルタイムスロットにおいて送出可能かどうかを判定する。送出可能な場合は、該当セルの送出を行われるので処理を終了する。送出不可の場合は、再度、別の宛先出力段が存在するかどうかのチェックし、送出可能なセルが見つかるか、チェック対象のセルが無くなるかまで処理を繰り返す。
ここでは、カウンタリセット動作について説明する。
他の実施例3では、一定期間セルを受信(若しくは送信)しない状況において、カウンタの値(out_cnt、max_cnt、min_cnt)のリセットを行う。一定期間セルを受信していない状態では、送出したセルは、中間段2を経由して既に出力段3に到着しているものと想定される。よって、ある宛先出力段に関して中間段毎の送出カウンタの値にばらつきが発生していても、実際には、中間段にはセルが存在しないため、蓄積セル数に偏りが無いことが想定される。よって、偏った状態になっている各カウンタの値をリセットして偏りの無い状態にする。
ここでは、カウンタリセット動作について説明する。
他の実施例4では、セルの送出が行われないセルタイムスロットにおいて、空きセル(実際には中身の存在しないセルデータ)を挿入する。空きセルを挿入する意味は、偏りの発生している宛先出力段に関して、偏りを緩和するためである。よって、不必要に空きセルを挿入すべきでは無い。例えば、最大送出カウントと最小送出カウントの差分が差分許容値となっており、且つ、最小送出カウントとなっている中間段の個数がK/4以下となっており、且つ、送出予定の中間段jが最小送出カウントとなっている場合などである。本条件を式に表すと以下のようになる。
num_cnt[i][ min_cnt[i] ] < K/4 &&
out_cnt[i][j] == min_cnt[i]
図24に、本発明の第2実施形態におけるロードバランス型スイッチの入力段101の構成を示す。
(1)ステップS401
送出決定部123は、FIFO部122にFIFOにセルが蓄積しているかどうかをチェックする。FIFOにセルが蓄積していない場合は、処理対象のセルが存在しないため、処理を終了する。
(2)ステップS402
FIFOにセルが蓄積している場合は、該宛先出力段iのセルが送出可能かどうかの判定を行う。処理内容はS202と同一である。送出可能であればセル送出を要求するが、送出不可であればセル送出の要求は行わずに処理を終了する。
本発明の第3実施形態におけるロードバランス型スイッチの入力段201の構成を図26に示す。
(1)ステップS501
送出セル決定部では、まず、FIFOのセルが蓄積されているかどうかをチェックする。
(2)ステップS502
蓄積されている場合は、先頭セルが送出可能かどうかのチェックを行う。処理内容はS2−2と同一である。
(3)ステップS503
送出可能な場合は、先頭セルに対する送出要求を行い、処理を終了する。送出を行わなかった場合は、受信したばかりのセルが存在するかどうかをチェックする。
(4)ステップS504
受信したばかりのセルが存在する場合は、同一宛先出力段のセルがFIFO内に存在しないかをチェックする。
(5)ステップS505
受信したばかりのセルが存在しない場合、該当セルが送出可能かどうかの判定処理を行う。処理内容はS2−2と同一である。送出可能と判定された場合は、受信セルの送出処理を行う。
本発明のロードバランス型スイッチ装置は、L個の入力段と、M個の中間段と、N個の出力段と、各入力段と中間段をメッシュに接続するメッシュ接続部と、各中間段と出力段をメッシュに接続するメッシュ接続部とを備えている。該入力段は、受信セルを各中間段へ振り分ける処理において、各宛先出力段iと経由する中間段j毎の送出カウンタout_cnt[i][j]を管理し、各宛先出力段毎に、各中間段に送出したセルの個数が、一定の範囲内に収まるようにセルの振り分け処理を行うことを特徴とする。
1、1−1、1−2、1−3、1−L 入力段
2、2−1、2−2、2−3、2−M 中間段
3、3−1、3−2、3−3、4−N 出力段
4、5 メッシュ接続部
6、6−1、6−2、6−3、6−N 回線カード
7 回線カード間をメッシュに接続するメッシュ接続部
11 入力段・中間段・出力段が回線カード内に入ったロードバランス型スイッチ
21 宛先検出部
22 VOQ部
23 送出セル決定部
24 管理メモリ部
101 入力段
122 FIFO部
123 送出セル決定部
201 入力段
222 FIFO部
223 送出セル決定部
Claims (49)
- 受信セルに対応する宛先出力段を判定する宛先判定部と、
前記宛先出力段に接続されている複数の中間段の各々とメッシュに接続され、前記宛先判定部から入力されたセルを前記宛先出力段毎に格納し、前記格納されたセルが送出可能であれば前記各中間段宛に送出するセル送出部と、
前記格納されたセルの中から送出可能なセルを選択し、前記セルを前記各中間段へ振り分ける場合、宛先出力段i及び経由する中間段j毎の送出カウンタout_cnt[i][j]を管理する送出セル決定部と
を具備し、
前記送出セル決定部は、前記宛先出力段i宛のセルを前記中間段jに対して送出可能かどうかを判定する場合、前記宛先出力段i毎の前記各中間段への前記送出カウンタout_cnt[i][j]の最大値max_cnt[i]と最小値min_cnt[i]とを管理し、最大値max_cnt[i]と最小値min_cnt[i]との差分が差分許容値よりも小さい値となっているか、若しくは、前記中間段jへの前記送出カウンタout_cnt[i][j]の値が最大値max_cnt[i]となっていない場合に、セルを送出可能と判定する
ロードバランス型スイッチ装置。 - 請求項1に記載のロードバランス型スイッチ装置であって、
前記送出セル決定部は、max_cnt、min_cnt、out_cntの各パラメータに関して、「K > 差分許容値」となるKの値を利用して、modulo K演算した値(各パラメータをKで割った時の剰余)として管理する
ロードバランス型スイッチ装置。 - 請求項2に記載のロードバランス型スイッチ装置であって、
前記送出セル決定部は、前記宛先出力段i毎に、modulo K演算された前記各中間段jへのカウント値(out_cnt[i][j])の分布をcnt_num[i][]にて管理する
ロードバランス型スイッチ装置。 - 請求項3に記載のロードバランス型スイッチ装置であって、
前記送出セル決定部は、min_cnt[i]の更新処理の際、min_cnt[i]値となっている中間段の個数が1個(=cnt_num[i][min_cnt[i]]==1)で、セルを送出する前記中間段jへの送出カウントがmin_cnt[i]と一致する場合に、min_cnt[i]の更新を行う
ロードバランス型スイッチ装置。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のロードバランス型スイッチ装置であって、
前記セル送出部は、前記宛先検出部から入力されたセルを前記宛先出力段毎のVOQ(Virtual Output Queue)に格納し、
前記送出セル決定部は、前記VOQに蓄積されたセルの中から送出可能なセルを1つ選択する
ロードバランス型スイッチ装置。 - 請求項5に記載のロードバランス型スイッチ装置であって、
前記送出セル決定部は、前記宛先出力段iへの送出の際、前記VOQに蓄積しているセルが複数個の場合に、前記宛先出力段iへの複数のセルを連続して送出するように予約する
ロードバランス型スイッチ装置。 - 請求項5又は6に記載のロードバランス型スイッチ装置であって、
前記送出セル決定部は、前記VOQに蓄積されたセルの中から送出可能なセルを選択する際、前記宛先出力段iをランダムな順番でチェックする
ロードバランス型スイッチ装置。 - 請求項5又は6に記載のロードバランス型スイッチ装置であって、
前記送出セル決定部は、前記VOQに蓄積されたセルの中から送出可能なセルを選択する際、前記宛先出力段iをラウンドロビンの順番でチェックする
ロードバランス型スイッチ装置。 - 請求項5又は6に記載のロードバランス型スイッチ装置であって、
前記送出セル決定部は、前記VOQに蓄積されたセルの中から送出可能なセルを選択する際、前記VOQに蓄積されているセルの宛先出力段を、前記受信セルの宛先出力段よりも優先してチェックする
ロードバランス型スイッチ装置。 - 請求項5に記載のロードバランス型スイッチ装置であって、
前記送出セル決定部は、送出チェック対象の前記宛先出力段iに関して、前記VOQに複数のセルが存在し、max_cnt[i]−min_cnt[i]の値が許容差分値よりも小さい場合に、複数のセルタイムスロットに対して連続して送出予約をする
ロードバランス型スイッチ装置。 - 請求項5に記載のロードバランス型スイッチ装置であって、
前記送出セル決定部は、前記送出カウンタの値からは送出可能なセルが存在しない場合に、前記VOQ内に中間段の個数であるK個以上のセルが蓄積されている宛先出力段が存在する場合に、該宛先出力段のK個のセルを連続して送出する
ロードバランス型スイッチ装置。 - 請求項5に記載のロードバランス型スイッチ装置であって、
前記送出セル決定部は、前記VOQ内に中間段の個数であるK個以上のセルが蓄積されている宛先出力段が存在する場合に、該宛先出力段のK個のセルを連続して送出し、該当するセルが存在しない時、前記送出カウンタの値に従ってセルを振り分ける
ロードバランス型スイッチ装置。 - 請求項5に記載のロードバランス型スイッチ装置であって、
前記送出セル決定部は、前記VOQに蓄積されたセルの中から送出可能なセルを選択する際、チェック対象リストの先頭から順番にチェックし、送出するセルの宛先出力段を決定した際に、該宛先出力段をチェック対象リストから一端除去し、前記VOQにセルが残っている場合には、前記チェック対象リストの末尾に追加し直す
ロードバランス型スイッチ装置。 - 請求項13に記載のロードバランス型スイッチ装置であって、
前記送出セル決定部は、前記チェック対象リストの順番を決める優先度パラメータとして前記VOQの蓄積セル数を利用し、前記VOQの蓄積セル数が大きい宛先出力段のセルを優先してチェックする
ロードバランス型スイッチ装置。 - 請求項13に記載のロードバランス型スイッチ装置であって、
前記送出セル決定部は、前記チェック対象リストの順番を決める優先度パラメータとして最大カウントと最小カウントとの差分値(max_cnt[i]−min_cnt[i])を利用し、前記優先度パラメータが大きい宛先出力段のセルを優先してチェックする
ロードバランス型スイッチ装置。 - 請求項15に記載のロードバランス型スイッチ装置であって、
前記送出セル決定部は、前記差分値(max_cnt[i]−min_cnt[i])が同じ場合は、前記最小カウント値となっている中間段の個数(=cnt_num[i][min_cnt[i]])が小さい宛先出力段のセルを優先してチェックする
ロードバランス型スイッチ装置。 - 請求項13に記載のロードバランス型スイッチ装置であって、
前記送出セル決定部は、前記中間段jへのセル送出を行う際に、前記チェック対象リストの順番を決める優先度パラメータとしてmax_cnt[i]−out_cnt[i][j]の大きい宛先出力段のセルを優先してチェックする
ロードバランス型スイッチ装置。 - 請求項17に記載のロードバランス型スイッチ装置であって、
前記送出セル決定部は、max_cnt[i]−out_cnt[i][j]が同じ場合は、out_cnt[i][j]よりも小さいカウント値(out_cnt[i][j]>out_cnt[i][j’]となるj’)となっている中間段の個数の少ない宛先出力段のセルを優先してチェックする
ロードバランス型スイッチ装置。 - 請求項13乃至18のいずれか一項に記載のロードバランス型スイッチ装置であって、
前記送出セル決定部は、前記チェック対象リストの更新処理における複数セルタイムスロットの各々の処理の際、受信若しくは送信された前記宛先出力段iのセルのチェック順番を更新する
ロードバランス型スイッチ装置。 - 請求項13乃至19のいずれか一項に記載のロードバランス型スイッチ装置であって、
前記送出セル決定部は、前記チェック対象リストの更新処理における複数セルタイムスロットの各々の処理の際、各セルタイムスロット毎に、前記チェック対象リストの並べ替えを行う
ロードバランス型スイッチ装置。 - 請求項1乃至5のいずれか一項に記載のロードバランス型スイッチ装置であって、
前記セル送出部は、受信時に送出できなかったセルをFIFOに蓄積し、前記受信セルを個別に管理し、前記送出セル決定部が前記FIFOの先頭若しくは前記受信セルのどちらかを指定して読み出し、
前記送出セル決定部は、前記FIFOの先頭セルが送出可能であるかどうかを判定し、送出可能であれば前記FIFOの先頭セルを送出し、送出不可であれば前記受信セルが送出可能かどうかを判定する
ロードバランス型スイッチ装置。 - 請求項1乃至21のいずれか一項に記載のロードバランス型スイッチ装置であって、
前記送出セル決定部は、宛先出力段毎にセルの伝送間隔を監視し、一定期間セルの伝送がない際に、該当する宛先出力段の前記送出カウンタの値をリセットする
ロードバランス型スイッチ装置。 - 請求項1乃至22のいずれか一項に記載のロードバランス型スイッチ装置であって、
前記送出セル決定部は、前記送出カウンタを利用した判定の結果、送出対象のセルが存在しない際に、所定の宛先出力段に対してセルを送出したものとしてカウンタ値の更新を行う
ロードバランス型スイッチ装置。 - 請求項23に記載のロードバランス型スイッチ装置であって、
前記送出セル決定部は、前記カウンタ値の更新を行う際、中身の無効な空きセルを送出する
ロードバランス型スイッチ装置。 - 受信セルに対応する宛先出力段を判定するステップと、
受信セルを前記宛先出力段毎に格納するステップと、
前記格納されたセルの中から送出可能なセルを選択し、前記セルを前記宛先出力段に接続されている複数の中間段の各々へ振り分ける場合、宛先出力段i及び経由する中間段j毎の送出カウンタout_cnt[i][j]を管理するステップと、
前記宛先出力段i宛のセルを前記中間段jに対して送出可能かどうかを判定する場合、前記宛先出力段i毎の前記各中間段への前記送出カウンタout_cnt[i][j]の最大値max_cnt[i]と最小値min_cnt[i]とを管理し、最大値max_cnt[i]と最小値min_cnt[i]との差分が差分許容値よりも小さい値となっているか、若しくは、前記中間段jへの前記送出カウンタout_cnt[i][j]の値が最大値max_cnt[i]となっていない場合に、セルを送出可能と判定するステップと、
前記送出可能と判定されたセルを前記各中間段に送出するステップと
を含む
ロードバランス型スイッチ方法。 - 請求項25に記載のロードバランス型スイッチ方法であって、
max_cnt、min_cnt、out_cntの各パラメータに関して、「K > 差分許容値」となるKの値を利用して、modulo K演算した値(各パラメータをKで割った時の剰余)として管理するステップと
を更に含む
ロードバランス型スイッチ方法。 - 請求項26に記載のロードバランス型スイッチ方法であって、
前記宛先出力段i毎に、modulo K演算された前記各中間段jへのカウント値(out_cnt[i][j])の分布をcnt_num[i][]にて管理するステップと
を更に含む
ロードバランス型スイッチ方法。 - 請求項27に記載のロードバランス型スイッチ方法であって、
min_cnt[i]の更新処理の際、min_cnt[i]値となっている中間段の個数が1個(=cnt_num[i][min_cnt[i]]==1)で、セルを送出する前記中間段jへの送出カウントがmin_cnt[i]と一致する場合に、min_cnt[i]の更新を行うステップと
を更に含む
ロードバランス型スイッチ方法。 - 請求項25乃至28のいずれか一項に記載のロードバランス型スイッチ方法であって、
前記宛先検出部から入力されたセルを前記宛先出力段毎のVOQ(Virtual Output Queue)に格納するステップと、
前記VOQに蓄積されたセルの中から送出可能なセルを1つ選択するステップと
を更に含む
ロードバランス型スイッチ方法。 - 請求項29に記載のロードバランス型スイッチ方法であって、
前記宛先出力段iへの送出の際、前記VOQに蓄積しているセルが複数個の場合に、前記宛先出力段iへの複数のセルを連続して送出するように予約するステップと
を更に含む
ロードバランス型スイッチ方法。 - 請求項29又は30に記載のロードバランス型スイッチ方法であって、
前記VOQに蓄積されたセルの中から送出可能なセルを選択する際、前記宛先出力段iをランダムな順番でチェックするステップと
を更に含む
ロードバランス型スイッチ方法。 - 請求項29又は30に記載のロードバランス型スイッチ方法であって、
前記VOQに蓄積されたセルの中から送出可能なセルを選択する際、前記宛先出力段iをラウンドロビンの順番でチェックするステップと
を更に含む
ロードバランス型スイッチ方法。 - 請求項29又は30に記載のロードバランス型スイッチ方法であって、
前記VOQに蓄積されたセルの中から送出可能なセルを選択する際、前記VOQに蓄積されているセルの宛先出力段を、前記受信セルの宛先出力段よりも優先してチェックするステップと
を更に含む
ロードバランス型スイッチ方法。 - 請求項29に記載のロードバランス型スイッチ方法であって、
送出チェック対象の前記宛先出力段iに関して、前記VOQに複数のセルが存在し、max_cnt[i]−min_cnt[i]の値が許容差分値よりも小さい場合に、複数のセルタイムスロットに対して連続して送出予約をするステップと
を更に含む
ロードバランス型スイッチ方法。 - 請求項29に記載のロードバランス型スイッチ方法であって、
前記送出カウンタの値からは送出可能なセルが存在しない場合に、前記VOQ内に中間段の個数であるK個以上のセルが蓄積されている宛先出力段が存在する場合に、該宛先出力段のK個のセルを連続して送出するステップと
を更に含む
ロードバランス型スイッチ方法。 - 請求項29に記載のロードバランス型スイッチ方法であって、
前記VOQ内に中間段の個数であるK個以上のセルが蓄積されている宛先出力段が存在する場合に、該宛先出力段のK個のセルを連続して送出し、該当するセルが存在しない時、前記送出カウンタの値に従ってセルを振り分けるステップと
を更に含む
ロードバランス型スイッチ方法。 - 請求項29に記載のロードバランス型スイッチ方法であって、
前記VOQに蓄積されたセルの中から送出可能なセルを選択する際、チェック対象リストの先頭から順番にチェックするステップと、
送出するセルの宛先出力段を決定した際に、該宛先出力段をチェック対象リストから一端除去し、前記VOQにセルが残っている場合には、前記チェック対象リストの末尾に追加し直すステップと
を更に含む
ロードバランス型スイッチ方法。 - 請求項37に記載のロードバランス型スイッチ方法であって、
前記チェック対象リストの順番を決める優先度パラメータとして前記VOQの蓄積セル数を利用し、前記VOQの蓄積セル数が大きい宛先出力段のセルを優先してチェックするステップと
を更に含む
ロードバランス型スイッチ方法。 - 請求項37に記載のロードバランス型スイッチ方法であって、
前記チェック対象リストの順番を決める優先度パラメータとして最大カウントと最小カウントとの差分値(max_cnt[i]−min_cnt[i])を利用し、前記優先度パラメータが大きい宛先出力段のセルを優先してチェックするステップと
を更に含む
ロードバランス型スイッチ方法。 - 請求項39に記載のロードバランス型スイッチ方法であって、
前記差分値(max_cnt[i]−min_cnt[i])が同じ場合は、前記最小カウント値となっている中間段の個数(=cnt_num[i][min_cnt[i]])が小さい宛先出力段のセルを優先してチェックするステップと
を更に含む
ロードバランス型スイッチ方法。 - 請求項37に記載のロードバランス型スイッチ方法であって、
前記中間段jへのセル送出を行う際に、前記チェック対象リストの順番を決める優先度パラメータとしてmax_cnt[i]−out_cnt[i][j]の大きい宛先出力段のセルを優先してチェックするステップと
を更に含む
ロードバランス型スイッチ方法。 - 請求項41に記載のロードバランス型スイッチ方法であって、
max_cnt[i]−out_cnt[i][j]が同じ場合は、out_cnt[i][j]よりも小さいカウント値(out_cnt[i][j]>out_cnt[i][j’]となるj’)となっている中間段の個数の少ない宛先出力段のセルを優先してチェックするステップと
を更に含む
ロードバランス型スイッチ方法。 - 請求項37乃至42のいずれか一項に記載のロードバランス型スイッチ方法であって、
前記チェック対象リストの更新処理における複数セルタイムスロットの各々の処理の際、受信若しくは送信された前記宛先出力段iのセルのチェック順番を更新するステップと
を更に含む
ロードバランス型スイッチ方法。 - 請求項37乃至43のいずれか一項に記載のロードバランス型スイッチ方法であって、
前記チェック対象リストの更新処理における複数セルタイムスロットの各々の処理の際、各セルタイムスロット毎に、前記チェック対象リストの並べ替えを行うステップと
を更に含む
ロードバランス型スイッチ方法。 - 請求項25乃至28のいずれか一項に記載のロードバランス型スイッチ方法であって、
受信時に送出できなかったセルをFIFOに蓄積し、前記受信セルを個別に管理し、前記送出セル決定部が前記FIFOの先頭若しくは前記受信セルのどちらかを指定して読み出すステップと、
前記FIFOの先頭セルが送出可能であるかどうかを判定し、送出可能であれば前記FIFOの先頭セルを送出し、送出不可であれば前記受信セルが送出可能かどうかを判定するステップと
を更に含む
ロードバランス型スイッチ方法。 - 請求項25乃至45のいずれか一項に記載のロードバランス型スイッチ方法であって、
宛先出力段毎にセルの伝送間隔を監視し、一定期間セルの伝送がない際に、該当する宛先出力段の前記送出カウンタの値をリセットするステップと
を更に含む
ロードバランス型スイッチ方法。 - 請求項25乃至46のいずれか一項に記載のロードバランス型スイッチ方法であって、
前記送出カウンタを利用した判定の結果、送出対象のセルが存在しない際に、所定の宛先出力段に対してセルを送出したものとしてカウンタ値の更新を行うステップと
を更に含む
ロードバランス型スイッチ方法。 - 請求項47に記載のロードバランス型スイッチ方法であって、
前記カウンタ値の更新を行う際、中身の無効な空きセルを送出するステップと
を更に含む
ロードバランス型スイッチ方法。 - 請求項25乃至48のいずれか一項に記載のロードバランス型スイッチ方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
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