JP4163334B2 - Anti-slip pavement method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は加重・走行耐久性、防滑性、耐摩耗性、耐油性、防水性、下地伸縮追従性、施工性、硬化性に優れる屋外あるいは建造物内部の駐車場構造体、重車両走行帯、その他防滑性を必要とする通路に用いる傾斜面の防滑舗装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の乗用車等車両数の急速な増加に伴い、駐車場不足が問題になっいる。特に都心部では駐車場専用用地の確保は極めて困難であるので、多くはビルの屋上、建物内部、地下等を防滑舗装し、駐車場として利用している。この場合舗装層は、下地伸縮追従性を備えた防水機能、車両通行時の加重摩耗に耐えうる強靱性、防滑性などの性能が必要とされる。
現在行われている舗装層の一般的な仕様は、アスファルト防水材の上に押さえ舗装層として厚さ5cm前後のアスコンやコンクリートを打設するというものである。
この仕様の問題点は、押さえ舗装層の重量が大きいので、建造物の梁や柱の設計荷重を大きくする必要があること、また防水層補修の際に押さえ舗装層の撤去が必要になり、工事が大がかりになること等が挙げられる。
これらの問題を解決するために、舗装層として繊維強化熱硬化性プラスチック(FRP)に骨材を、防水層として伸び率30%以上の高分子組成物を組み合わせた仕様が実施されている。この仕様においては、舗装層の合計の厚みが1〜5mm程度の薄膜であるため、建造物の設計加重の軽量化が可能となり、漏水個所の特定や補修が容易になる反面、工程数が多く、工事自体に多大な時間を必要とし、特に冬季の施工においては実用強度を発現させるためにより長い養生時間が必要となるので、駐車場の改修時、長時間使用禁止とせざるを得ないのが実情である。しかも、性能面においては、防水層であるウレタンと防滑層であるFRPとの接着性確保が難しく、加重摩耗によってしばしば防水層に破断が生じるという欠点もある。
【0003】
また、防滑舗装層として硬質ウレタン樹脂に骨材を配合し、防水層として塗膜物性がJIS A6021に適合する中硬質または軟質ウレタンを組み合わせた仕様などが実施されている。この仕様では建造物設計荷重の軽量化、漏水個所の特定と補修の容易性、良好な加重・走行耐久性などの長所はあるが、やはり工程数が多く、比較的長い養生時間が必要であるため、工期面での課題が解決されていない。
工期を短縮するため二成分型超速硬化ポリウレタンエラストマーを専用スプレー機(衝突混合方式、スタティック混合方式等、例:ガスマー社製 H2000、ユニプレ社製 G−41)を用いて塗布する仕様も実施されている。この場合の防滑舗装方法としては同一樹脂によるエンボス仕上げが行われているが、防滑効果は低く、特に濡れている場合の表面滑り抵抗値が低いため、スリップ事故などの危険性が高い。
二成分型超速硬化ポリウレタンエラストマーを専用スプレー機を用いて塗布し、防滑舗装層を形成するもう一つの方法として、エラストマーの吹き付けと同時に珪砂等の骨材を散布して仕上げる方法も実施されている。具体的には該エラストマーを吹き付けると同時、あるいは吹き付け後ゲル化直前に骨材を手撒きまたはリシンガンなどで散布が行われている。しかしながらこれまで使用されている該樹脂のゲルタイムが5〜30秒と短いため骨材の散布作業性(オープンタイムの確保)が悪く、また該ポリウレタンエラストマーと骨材との接着性が十分に確保されないため、車両が繰り返し走行を行っている間に骨材が欠落・離脱して、防滑性が維持出来ないという欠点を持っている。
骨材の散布作業性および二成分型ポリウレタンエラストマーと骨材との接着性を改善するために、鎖延長剤としてハロゲン含有ジアミノベンゼンなどの反応性の低いアミン化合物を用いる方法もあるが、得られる硬化物の硬度、強度が低く、やはり車両の繰り返し走行により骨材の欠落・離脱が起こってしまう。
【0004】
フォークリフト、自動搬送車等で重量物の運搬、積み降ろしを行う工場通路床、プラットホームなどに使用する舗装層においても同様に、防滑性、強靱性、下地伸縮追従性、耐薬品性、さらには意匠性などの性能が必要とされる。
これら工場床舗装の一般的な防滑舗装層としてはエポキシ樹脂と硬質骨材との組合せが多く用いられている。その舗装方法としては、例えばエポキシ樹脂塗布後に硬質骨材を散布し、硬化後さらに保護層として同一のエポキシ樹脂を塗布する方法、エポキシ樹脂と硬質骨材をプレミックスしたレジンモルタルをコテ、レーキ等で塗布する方法などがある。
この仕様の問題点としては、使用されるエポキシ樹脂の破断時伸び率が数%と小さく、躯体のクラック、振動などのムーブメントに追従出来ないため、舗装層に亀裂が生じること、また落下物の衝撃に対する抵抗性が弱いこと、冬期の施工において実用強度の発現が遅く、施工後長時間の養生が必要であることなどが挙げられる。
またエポキシ樹脂の替わりに、実用強度の発現性の速いメチルメタクリレート樹脂と硬質骨材を組み合わせた舗装材および舗装方法も多く取られている。しかしながらこの場合も、下地伸縮追従性が不十分であり、クラックの問題は解決されていない。
最近になって上記の舗装方法に替わって、D硬度60〜80、伸び率50〜200%の硬質ウレタンエラストマーと硬質骨材を組み合わせた組成物をコテ、レーキなどで塗布する舗装方法も採用されている。この仕様ではエポキシ樹脂系、メチルメタクリレート樹脂系と同等の強靱性を有しており、なおかつ耐加重摩耗性や下地伸縮追従性、耐衝撃性に優れるなどの長所があるが、反面、施工後の実用強度発現が遅く、工期面での課題は解決されないままである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は吹き付ける速硬化型ポリウレタンエラストマーのゲル化時間を調節して、エラストマーの吹き付けと骨材散布作業との間に時間的な余裕を持たせ、該エラストマーと骨材の接着性が優れ、なおかつスロープ面でも垂れが起こらず、低温下においても数時間で実用強度が発現する、軽量で高強度、高伸び率の防滑舗装層およびその施工方法を提供することである。
【0006】
本発明者らはゲルタイムを30秒以上、300秒以下に調整した二成分型ポリウレタン樹脂の層がゲル化する前に、骨材を散布することにより得られる防滑舗装層が前記課題を解決するものであることを知り、その知見を基にさらに研究を重ねて本発明を完成した。
すなわち、本発明は、
(1)イソシアネート成分と活性水素成分を含んでなり、その活性水素成分が鎖延長剤として一般式(1)
【化1】
〔式中R 1 およびR 2 は、同一または異なる炭素数1〜5のアルキル基、X 1 およびX 2 は一方が水素で他方がNH 2 、X 3 は水素または−SR 3 (R 3 は炭素数1〜5のアルキル基)である。〕で示される含硫芳香族ジアミン及びジエチルトルエンジアミンを含み、ゲルタイムが30秒以上、300秒以下に調整された二成分型ポリウレタン樹脂を傾斜面に塗布し、塗布層がゲル化する前に骨材を散布する傾斜面の防滑舗装方法、
(2)二成分型ポリウレタン樹脂のゲルタイムが60秒以上、180秒以下に調整された(1)記載の防滑舗装方法、
(3)傾斜面に、プライマー層および/または防水層を設け、次いで請求項1又は2のいずれかに記載の防滑舗装層を形成させ、さらに防滑舗装層上に保護層および/またはトップコート層を設ける防滑舗装方法、
(4)保護層が二成分型ポリウレタン樹脂を塗布して設けたものであり、トップコート層が無黄変性アクリルウレタン塗料を塗布して設けたものである(3)記載の防滑舗装方法、
である。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明で使用するポリウレタン樹脂はゲルタイムが30秒以上、300秒以下のものである必要がある。その30秒以上でなければならない理由は、30秒以下では樹脂の塗布と骨材散布作業との間に時間的な余裕が得られず、仮に樹脂塗布と骨材散布を同時に行い、防滑舗装材が得られたとしても、この超速硬化樹脂は骨材との接着性に乏しく、得られる防滑層の骨材に対するグリップ性が劣るため車走行の繰り返しによって骨材の欠落が生じてしまうからである。この点を考慮した場合、より好ましいゲルタイムは60秒以上である。
また300秒以下でなければならない理由としては、ゲルタイム300秒以上の樹脂をスロープ面に吹き付けた場合、垂れが生じて均一な膜厚の防滑舗装層が得られないことと、実用強度発現までの養生が必要になってくることが挙げられる。この点を考慮した場合、より好ましいゲルタイムは180秒以下である。
なお、本発明におけるゲルタイムとは、25℃の室内において垂直に保持したモルタル製下地材に、約65℃に加熱したポリウレタンエラストマー原液を二成分圧送・混合機(ガスマー社製 H−2000)を用いて、約2kg/m2吹き付け、垂れ流動性が消失するまでの時間をいう。
本発明の二成分型ポリウレタン樹脂は、イソシアネート成分と活性水素成分とを反応させることにより得られる。
【0008】
イソシアネート成分は、有機イソシアネートまたはイソシアネート基の一部を、たとえば分子量100〜10,000のポリオールと反応させて得られる部分プレポリマーであるが、必要に応じて可塑剤または難燃剤を添加しても良い。
このようにして調製したウレタン樹脂は初期ゲルタイムが30秒以上、300秒以下に調製されているので、吹き付け後骨材を散布するための時間的余裕がある上、駐車場構造体にある1/4勾配程度のスロープ面でも垂れない硬化性があり、なおかつ該エラストマーと散布した骨材の接着性が優れるので重車両が走行しても骨材の欠落・離脱がおこらない防滑舗装層となる。
イソシアネート成分を構成する有機イソシアンートとしては、例えば2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネートおよびその混合物(TDI)、ジフェニルメタン−4,4’ジイソシアネート(MDI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(水素化MDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、水素化キシリレンジイソシアネート(HXDI)、粗製MDI(c−MDI)およびこれらのイソシアネート類のイソシアヌレート化変性品、カルボジイミド変性品などがあげられる。
これらの有機ポリイソシアネートのうちMDI、c−MDIおよびその変性品が特に好ましい。
これらの有機ポリイソシアネートはそのままイソシアネート成分として使用することも出来るが、イソシアネート基の一部をポリオールと例えば窒素気流中70〜80℃で数時間加熱して得た部分プレポリマーとして使用することも出来る。
【0009】
部分プレポリマーの製造に使用できるポリオールには水、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の多価アルコールにエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイドの1種または2種以上を付加重合して得たポリエーテルポリオールがある。そのほかにはポリテトラメチレンエーテルグリコール、ヒマシ油、ポリカーボネートポリオール等がある。
部分プレポリマーの製造には、前記ポリオールの他にプロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、テトラプロピレングリコールおよびこれらの混合物、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、分子量1,000未満のポリエーテルポリオール、分子量1,000未満のポリテトラメチレンエーテルグリコールなどの低分子量ポリオールが使用出来る。
部分プレポリマーの製造に使用することができるポリオールは、前記ポリオールの単独または2種以上の混合物であるが、その分子量が60〜5,000程度のものが好ましい。
イソシアネート成分のNCO重量%は、製造時の有機イソシアネートと活性水素化合物の種類とモル比によって決定されるが、本発明に使用するプレポリマーの好ましいNCO%は10〜20程度である。
【0010】
活性水素成分は、分子量100〜10,000程度のポリオールと鎖延長剤として前記一般式(1)で示される含硫芳香族ジアミンを含み、必要により他の助剤、たとえば有機金属触媒、着色剤、難燃剤、消泡剤、可塑剤、充填剤、シランカップリング剤などを含んでいてもよい。
活性水素成分の調製に使用されるポリオールには水、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の多価アルコールにエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイドの1種または2種以上を付加重合して得たポリエーテルポリオールがある。そのほかにはポリテトラメチレンエーテルグリコール、ヒマシ油、ポリカーボネートポリオール、アミノ基末端ポリオキシアルキレンポリオール等が挙げられる。
本発明に使用される活性水素成分には、鎖延長剤として一般式(1)
【化3】
(式中R1、R2、R3、X1、X2およびX3は前記と同意義)で示される含硫芳香族ジアミンを配合することができる。一般式(1)中、R1、R2およびR3で示される炭素数1〜5のアルキル基としては、たとえば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、n−ペンチル等が挙げられるが、メチルおよびエチルが好ましい。この一般式(1)で示される含硫芳香族ジアミンの具体例としては、たとえば1−エチルチオ−ジアミノベンゼン、5−メチルチオ−ジアミノトルエン、5−エチルチオ−ジアミノトルエン、5−イソプロピルチオ−ジアミトルエン、5−エチルチオ−ジアミノエチルベンゼン、5−メチルチオ−ジアミノエチルベンゼン、3,5ジメチルチオ−ジアミノトルエン、3,5−ジエチルチオ−ジアミノトルエン、3,5ジメチルチオ−ジアミノベンゼン、3,5−ジエチルチオ−ジアミノベンゼン、3,5−ジメチルチオ−ジアミノエチルベンゼン、3,5−ジエチルチオ−ジアミノエチルベンゼンなどが挙げられる。
【0011】
これらの含硫芳香族ジアミンは単独または2種以上の混合物として使用できる。
上記の含硫芳香族ジアミン以外にジエチルトルエンジアミン(DETDA)を配合する。さらにエチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオールなどのアルカンジオール、エチレンジアミンなどの脂肪族系アミン化合物、ジエタノールアミンやトリエタノールアミンなどの低分子量アルカノールアミン、グリセリンやトリメチロールプロパンなどの低分子量ポリオール、その他いわゆる架橋剤と呼ばれるものを鎖延長剤として併用出来る。エラストマーの硬化性、物性などの観点から、含硫芳香族ジアミンとDETDAの併用が好ましい。ここでDETDAの使用量は全芳香族ジアミン中の全アミノ基の30mol%以下にするのが望ましい。DETDAのアミノ基が30mol%以上となると初期ゲルタイムが極度に短くなることがあり、また骨材散布作業性が悪くなるほか、エラストマーと骨材との接着性が低下することがあるからである。以上に示した鎖延長剤はポリオール100重量部に対して5〜50重量部が適している。また活性水素成分の製造に使用する有機金属化合物はイソシアネート成分との反応促進剤であり、オクチル酸鉛、ジブチル錫ジラウレートなど公知のウレタン用触媒が使用可能である。その中で水に起因する発泡現象を防止するため、また安全性の面からオクチル酸ビスマスの使用が好ましい。
【0012】
さらに助剤としての着色剤、難燃剤、可塑剤、充填剤、消泡剤、安定剤、シランカップリング剤は、イソシアネート成分、活性水素成分のそれぞれに添加することも可能である。着色剤としては例えばカーボンブラック、ベンガラ、酸化クロム、酸化チタン等の無機および有機系を使用する事が出来る。
可塑剤としては例えばジオクチルフタレート(DOP)等のフタル酸エステル系、ジオクチルアジペート(DOA)等のアジピン酸エステル系を、また難燃剤としてはリン系、ハロゲン系を単独または混合して使用出来る。
安定剤としては耐熱安定剤、紫外線吸収剤、耐候安定剤を単独または組み合わせて使用できる。アルコキシシランカップリング剤としては一般公知のものが使用出来るが、反応基としてイソシアネート基またはエポキシ基を持ったシラン化合物が好ましい。
【0013】
本発明の防滑舗装層は、通常コンクリート、モルタル、アスコンなどの傾斜した基体上に形成される。防滑舗装層形成に先立ち、基体上にプライマーおよび/または防水層を設けてもよい。その上に本発明の二成分ポリウレタン樹脂が塗布され、ゲル化する前に骨材が散布されて防滑舗装層が形成される。この防滑舗装層上に必要により保護層および/またはトップコート層を設けてもよい。プライマーとしては、一液湿気硬化型ウレタンプライマーが適しているが、これに限定されるものではない。防水層として適しているものは、自体公知の常温超速硬化型ポリウレタン樹脂をスプレー塗装して得られるものである。たとえば、イソシアネート末端ウレタンポリマーを主成分とする主剤と、ポリエーテルポリオールを主成分とする硬化剤の二成分を、高圧または低圧圧送吹き付け装置(例:ガスマー社製 H−2000、ユニプル社製 G−41など)を用いて塗布するもので、ゲルタイムは5〜30秒である。この防水層の塗膜物性は、JIS A6021に定める規格に適合するものであることが望ましい。
【0014】
本発明の防滑舗装方法は、イソシアネート成分および活性水素成分の二成分を圧送、混合、塗布し、樹脂層がゲル化するまでに骨材を散布することにより行われる。二成分の混合の形式としては、衝突混合、スタティック混合、ダイナミック混合などがあり、その装置としては前記防水層の形成で用いたと同じものが使用しうる。ポリウレタン樹脂の使用量は特に限定されないが、通常0.5〜5kg/m2、好ましくは1〜3kg/m2である。
二成分型ポリウレタン樹脂から得られるエラストマーは、D硬度が45以上、JIS K6301に記載の引張り強度が10MPa以上、及び伸び率が150%以上であることが望ましい。
本発明の防滑舗装方法に使用する骨材としては材質、粒径など特に制限はないが粒径0.5〜3mmの珪砂、焼成アルミナまたはゴムチップなどが仕上がり性、耐久性などの点から好ましい。また骨材の散布方法(手段)についても特に制限はなく、手撒き散布しても良いし、エアー吹きできる機械を用いてもよい。この骨材の使用量は、その材質、粒径などにより異なるが、通常1〜5kg/m2、好ましくは1.5〜3.0kg/m2である。この防滑舗装層は通常15分経つとほぼ完全に硬化し、その上を歩くことができる状態となる。保護層の形成には、防滑舗装層に用いた二成分型ポリウレタン樹脂を好適に使用することができる。トップコート層は紫外線照射による防滑舗装層の変色を防止する目的で使用されるものであり、無黄変型アクリルウレタンなどの公知の塗料を使用することができる。
【0015】
【実施例】
次ぎに本発明の実施例、比較例、評価試験をあげて本発明をさらに具体的に説明する。
1.使用した原材料
・L−M:4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(NCO% 33.7)(BASF社製 ルプラネートM)
・L−MM103:カルボジイミド変性液状MDI(NCO% 29.0) (BASF社製 ルプラネートMM−103)
・ポリオール1:2官能ポリプロピレングリコール(EO;0%)、水酸基価56(武田薬品工業製 タケラックP−21)
・ポリオール2:3官能ポリプロピレングリコール(EO;0%)、水酸基価56(武田薬品工業製 アクトコール79−56)
・ポリオール3:2官能ポリプロピレングリコール(EO;0%)、水酸基価38(武田薬品工業製 タケラックP−23)
・ポリオール4:2官能ポリプロピレングリコール(EO;15%)、水酸基価46(武田薬品工業製 アクトコールMF−16)
・ポリオール5:3官能ポリプロピレングリコール(EO;15%)、水酸基価34(武田薬品工業製 アクトコールTE−5000)
・1,4BG:1,4−ブタンジオール
【0016】
・ポリエーテルポリアミン1:2官能ポリエーテルアミン、水酸基価56(末端アミノ基を活性水素1個として換算)
・ポリエーテルポリアミン2:3官能ポリエーテルアミン、水酸基価56(末端アミノ基を活性水素1個として換算)
・含硫ジアミン化合物1:3,5−ジメチルチオ−2,4−ジアミノトルエンと3,5−ジメチルチオ−2,6−ジアミノトルエンの混合物
・含硫ジアミン化合物2:3,5−ジエチルチオ−2,4−ジアミノトルエンと3,5−ジエチルチオ−2,6−ジアミノトルエンの混合物
・DETDA:3,5ジエチル−2,4−トルエンジアミンと3,5−ジエチル−2,6−トルエンジアミンの混合物
・MOCA:3,3’−ジクロロ−4,4’−ジアミノジフェニルメタン
・顔料:酸化チタン
・耐候安定剤:ヒンダードフェーノール系酸化防止剤とヒンダードアミン系紫外線吸収剤の混合物(チバガイギー社製 チヌビンB−75)
・消泡剤:非シリコン系消泡剤(ビックケミー社製 BYK−065)
・硬化触媒1:オクチル酸ビスマス(Biを20%含有)
・硬化触媒2:オクチル酸鉛(Pbを20%含有)
・DOP:ジオクチルフタレート
・TMCPP:トリスモノクロロプロピルフォスフェート
・プライマー1:下地処理用一液湿気硬化型ウレタンプライマー(NV50)(武田薬品工業製 タケネートF−526)
・プライマー2:防水層/防滑舗装層間用一液湿気硬化型ウレタンプライマー(NV25)(武田薬品工業製 タケネートM−402P)
・防滑骨材:4号/5号=1/1重量の混合珪砂
・トップコート:2液硬化型アクリルウレタン塗料(武田薬品工業製UPトップ620)
【0017】
2.イソシアネート成分A−1〜A−3の調製
A−1
L−MM103(581g)にポリオール1(419g)を加え、窒素気流下80℃で3時間撹拌しながら反応させ、NCO%15、粘度1000mPa.s/25℃、比重1.07(25℃)の部分プレポリマーを得た。
A−2
L−M(344g)にポリオール1(438g)を加え、窒素気流下80℃で3時間撹拌しながら反応させた後にL−MM103(18g)およびTMCPP(200g)を加え、NCO%10、粘度750mPa.s/25℃、比重1.15(25℃)の部分プレポリマーを得た。
A−3
L−M(391g)にポリオール2(83g)とポリオール3(332g)を加え、窒素気流下80℃で3時間撹拌しながら反応させた後に、L−MM103(44g)およびDOP(150g)を加え、NCO%13、粘度500mPa.s/25℃、比重1.08(25℃)の部分プレポリマーを得た。
【0018】
3.活性水素成分B−1〜B−10の調製
B−1
含硫ジアミン化合物1(302g)にポリオール1(669g)を加え、30分間高速ディスパーで撹拌した後、顔料(20g)、耐候安定剤(3g)、消泡剤(1g)、硬化触媒1(5g)を順次添加、撹拌を行ない粘度610mPa.s/25℃、比重1.06の混合レジンを得た。
B−2
含硫ジアミン化合物2(344g)にポリオール1(627g)を加え、30分間高速ディスパーで撹拌した後、顔料(20g)、耐候安定剤(3g)、消泡剤(1g)、硬化触媒1(5g)を順次添加、撹拌を行ない粘度650mPa.s/25℃、比重1.06の混合レジンを得た。
B−3
含硫ジアミン化合物2(274g)にDETDA(50g)およびポリオール1(647g)を加え、30分間高速ディスパーで撹拌した後、顔料(20g)、耐候安定剤(3g)、消泡剤(1g)、硬化触媒1(5g)を順次添加、撹拌を行ない、粘度600mPa.s/25℃、比重1.06の混合レジンを得た。このときレジン中の全芳香族ジアミン中のDETDA当量%は19.8であった。
【0019】
B−4
含硫ジアミン化合物2(246g)にDETDA(70g)およびポリオール1(655g)を加え、30分間高速ディスパーで撹拌した後、顔料(20g)、耐候安定剤(3g)、消泡剤(1g)、硬化触媒1(5g)を順次添加、撹拌を行ない、粘度480mPa.s/25℃、比重1.05の混合レジンを得た。このときレジン中の全芳香族ジアミン中のDETDA当量%は27.9であった。
B−5
含硫ジアミン化合物2(249)にポリオール1(722g)を加え、30分間高速ディスパーで撹拌した後、顔料(20g)、耐候安定剤(3g)、消泡剤(1g)、硬化触媒2(5g)を順次添加、撹拌を行ない粘度620mPa.s/25℃、比重1.07の混合レジンを得た。
B−6
含硫ジアミン化合物2(204g)にDETDA(100g)およびポリオール1(667g)を加え、30分間高速ディスパーで撹拌した後、顔料(20g)、耐候安定剤(3g)、消泡剤(1g)、硬化触媒1(5g)を順次添加、撹拌を行ない、粘度460mPa.s/25℃、比重1.06の混合レジンを得た。このときレジン中の全芳香族ジアミン中のDETDA当量%は39.9であった。
B−7
DETDA(247g)にポリオール1(724g)を加え、30分間高速ディスパーで撹拌した後、顔料(20g)、耐候安定剤(3g)、消泡剤(1g)、硬化触媒1(5g)を順次添加、撹拌を行ない、粘度550mPa.s/25℃、比重1.05の混合レジンを得た。
B−8
DETDA(160g)にポリオール1(20g)とポリオール4(789g)を加え、30分間高速ディスパーで撹拌した後、顔料(20g)、耐候安定剤(5g)、消泡剤(1g)、硬化触媒2(5g)を順次添加、撹拌を行ない、粘度500mPa.s/25℃、比重1.05の混合レジンを得た。
【0020】
B−9
DETDA(175g)にポリオール1(20g)とポリオール4(760g)および1,4BG(9g)を加え、30分間高速ディスパーで撹拌した後、顔料(20g)、耐候安定剤(5g)、消泡剤(1g)、硬化触媒2(10g)を順次添加、撹拌を行ない、粘度490mPa.s/25℃、比重1.05の混合レジンを得た。
B−10
ポリオール5(150g)にMOCA(150g)を加え、90℃で1時間加熱溶解し、冷却後高速ディスパーで撹拌しながら、DETDA(30g)、ポリオール1(20g)、ポリオール4(587g)、1,4BG(32g)を順次加え、さらに顔料(20g)、耐候安定剤(5g)、消泡剤(1g)、硬化触媒2(5g)を順次添加、撹拌を行ない、粘度1500mPa.s/25℃、比重1.07の混合レジンを得た。
このとき、レジン中の全芳香族ジアミン中のDETDA当量%は23.0であった。
上記B−1〜B−10調製の原料および得られた組成物の物性を〔表2〕に示した。
【0021】
4.ポリウレタン樹脂C−1〜C−10の調製
C−1
主剤として70℃に加熱したA−1、硬化剤として60℃に加熱したB−1をそれぞれガスマー社製 H2000を用いて圧送し、プロブラーガンにて離型フィルム上に約2kg/m2吹き付けを行った。なお、このときのゲルタイムは150秒であった。また得られたエラストマーを25℃下で7日間硬化養生したのち脱型し、JIS K6253記載のタイプDデュロメータにてD硬度を測定したところ58であった。また、JIS K6301記載の引張物性試験を行ったところ引張強度22MPa、伸び率240%であった。
C−2
主剤として70℃に加熱したA−1、硬化剤として60℃に加熱したB−2をそれぞれガスマー社製 H2000を用いて圧送し、プロブラーガンにてC−1と同様にして吹き付けを行った。このときゲルタイムは180秒であった。またC−1と同様に物性試験を行ったところ、D硬度65、引張強度27MPa、伸び率200%であった。
C−3
主剤として70℃に加熱したA−1、硬化剤として60℃に加熱したB−3を用い、同様に圧送、吹き付けを行った。このときゲルタイムは60秒であった。また同様に物性試験を行ったところ、D硬度60、引張強度24MPa、伸び率190%であった。
C−4
主剤として70℃に加熱したA−1、硬化剤として60℃に加熱したB−4を用い、同様に圧送、吹き付けを行った。このときゲルタイムは40秒であった。また同様に物性試験を行ったところ、D硬度62、引張強さ20MPa、伸び率250%であった。
C−5
主剤として60℃に加熱したA−3、硬化剤として60℃に加熱したB−5を用い、同様に圧送、吹き付けを行った。このときゲルタイムは200秒であった。また同様にして物性試験を行ったところ、D硬度45、引張強さ15MPa、伸び率300%であった。
【0022】
C−6
主剤として70℃に加熱したA−1、硬化剤として60℃に加熱したB−6を用い、同様に圧送、吹き付けを行った。このときゲルタイムは15秒であった。また同様にして物性試験を行ったところ、D硬度60、引張強さ24MPa、伸び率190%であった。
C−7
主剤として70℃に加熱したA−1、硬化剤として60℃に加熱したB−7を用い、同様に圧送、吹き付けを行った。このときゲルタイムは3秒であった。また同様にして物性試験を行ったところ、D硬度60、引張強さ23MPa、伸び率210%であった。
C−8
主剤として60℃に加熱したA−2、硬化剤として60℃に加熱したB−8を用い、同様に圧送、吹き付けを行った。このときゲルタイムは15秒であった。また25℃下で7日間硬化養生したのち脱型し、JIS A6021に準じ物性試験を行ったところ、引張強さ10MPa、伸び率650%でJIS A6021に規定される塗膜性能を有する超速硬化性中硬質エラストマーであった(D硬度25)。
C−9
主剤として60℃に加熱したA−3、硬化剤として60℃に加熱したB−9を用い、同様に圧送、吹き付けを行った。このときゲルタイムは10秒であった。またC−1と同様にして物性試験を行ったところ、D硬度38、引張強さ14MPa、伸び率450%であった。
C−10
主剤として60℃に加熱したA−3、硬化剤として70℃に加熱したB−10を用い、同様に圧送、吹き付けを行った。このときゲルタイムは330秒であった。また同様にして物性試験を行ったところ、D硬度17、引張強さ7MPa、伸び率500%であった。
上記C−1〜C−10の調製原料および得られたエラストマーの物性を〔表3〕に示した。
【0023】
参考例1
プライマー1をローラー刷毛にて150g/m2塗布した基体(モルタル板)に、室温下(25℃)でガスマー社製 H−2000を用いて、樹脂C−1を1.5kg/m2吹き付け塗布し、120秒後に骨材2.5kg/m2をリシンガン(空気圧5kg/cm2)を用いて散布した。さらに10分後に樹脂C−1を0.5kg/m2吹き付け塗布して、3日間養生を行ない防滑舗装層D−1を得た。
参考例2
参考例1と同様にして樹脂C−2を1.5kg/m2吹き付け塗布し、150秒後に骨材2.5kg/m2を散布した。さらに10分後に樹脂C−2を0.5kg/m2吹き付け塗布して、3日間養生を行い、防滑舗装層D−2を得た。
参考例3
参考例1と同様の基体に、防水層として樹脂C−6を、室温下(25℃)にガスマー社製 H−2000を用いて1.0kg/m2吹き付け塗布し、3時間硬化養生を行った後に、プライマー2を150g/m2塗布した。層間プライマー2が乾燥した後に樹脂C−2を1.5kg/m2吹き付け塗布し、150秒後に骨材2.5kg/m2を散布し、さらに樹脂C−2を0.5kg/m2吹き付け塗布した。その上にトップコートを200g/m2エアレススプレー塗布して複合防滑舗装層D−3を得た。
【0024】
実施例1
参考例1と同様の基体に、室温下(25℃)で樹脂C−3を1.5kg/m2吹き付け塗布し、50秒後に骨材2.5kg/m2を散布し、さらに樹脂C−3を0.5kg/m2吹き付け塗布して、防滑舗装層D−4を得た。
実施例2
参考例1と同様の基体に、室温下(25℃)で樹脂C−4を1.5kg/m2吹き付け塗布し、30秒後に骨材2.5kg/m2を散布し、さらに樹脂C−4を0.5kg/m2吹き付け塗布して防滑舗装層D−5を得た。
参考例4
参考例1と同様の基体に、室温下(25℃)で樹脂C−5を1.5kg/m2吹き付け塗布し、180秒後に骨材2.5kg/m2を散布し、さらに樹脂C−5を0.5kg/m2吹き付け塗布して防滑舗装層D−6を得た。
【0025】
比較例1
参考例1と同様の基体に、室温下で樹脂C−6を1.5kg/m2吹き付け塗布して10秒後に骨材2.5kg/m2をリシンガンを用いて散布し、さらに樹脂C−6を0.5kg/m2吹き付け塗布して防滑舗装層D−7を得た。
比較例2
参考例1と同様の基体に、室温下で樹脂C−7を1.5kg/m2吹き付け塗布すると同時に骨材2.5kg/m2をリシンガンを用いて散布し、さらに樹脂C−7を0.5kg/m2吹き付け塗布して防滑舗装層D−8を得た。
比較例3
参考例1と同様の基体に、室温下で樹脂C−8を1.5kg/m2吹き付け塗布して5秒以内に骨材2.5kg/m2をリシンガンを用いて散布し、さらに樹脂C−8を0.5kg/m2吹き付け塗布して、防滑舗装層D−9を得た。
【0026】
比較例4
樹脂1と同様の基体に、室温下で樹脂C−9を1.5kg/m2吹き付け塗布して5秒以内に骨材2.5kg/m2をリシンガンを用いて散布し、さらに樹脂C−9を0.5kg/m2吹き付け塗布して、防滑舗装層D−10を得た。
比較例5
参考例1と同様の基体に、室温下で樹脂C−10を1.5kg/m2吹き付け塗布して、300秒後に骨材2.5kg/m2をリシンガンを用いて散布し、さらに樹脂C−10を0.5kg/m2吹き付け塗布して防滑舗装層D−11を得た。防滑舗装層全体の構成を〔表4〕に示した。
【0027】
評価試験
評価項目、評価方法および結果
(1)骨材散布作業性
防滑舗装層を調製するにあたって、ポリウレタンエラストマーを吹き付けた後、防滑骨材を散布するまでの時間(オープンタイム)が60秒以上確保出来るものを◎、30秒確保できるものを○、オープンタイムが30秒以上確保出来ず、エラストマー吹き付けと骨材散布をほぼ同時に行う必要のあるものを×として評価した。その結果を〔表4〕に示した。
防滑舗装層D−1、D−2、D−3およびD−6はポリウレタンエラストマー吹き付け後、骨材散布までの充分な時間的余裕が確保出来た。D−4およびD−5もある程度の時間が取れたが、それ以外は該エラストマー吹き付けと骨材散布をほぼ同時に行わなければならなかった。
【0028】
(2)傾斜面での垂れ性
基体を1/4勾配になるように傾けたものに、各防滑舗装層を施工した際、吹き付け塗布したポリウレタンエラストマーが垂れることなく、所定の厚みを付けることが出来るものを◎、やや垂れが起こるものの、外観上問題のないものを○、垂れが著しく、下方に吹き付けたエラストマーの溜まりが生じるものを×とした。その結果を〔表4〕に示した。
防滑舗装層D−1、D−2、D−3およびD−6はやや垂れる傾向が見られるが、外観上は特に問題なく、傾斜面上部と下部での防滑舗装層の厚みがほぼ均一であり○であった。またD−11については骨材散布後も舗装層の垂れが著しく、傾斜下方に溜まりが出来てしまった。
【0029】
(3)耐加重摩耗性
耐加重摩耗性は『床加重摩耗試験機』を用いて評価した。
この試験機は、供試体に硬度60のウレタン車輪(φ150mm)で最大1.5トンの垂直圧縮加重を与えると同時に、最速12回/分のねじり負荷を与えることの出来る装置である。
各防滑舗装層に、加重500kgf(約35kgf/cm2)、速度4回/分の圧縮ねじり負荷を繰り返し与え、防滑骨材の欠落・離脱の有無、異常摩耗や舗装層破断の有無を見ることで、耐久性比較を行った。
防滑舗装層調製後、室温下で3日間養生を行ったものを供試体とし、300回の圧縮ねじり負荷を与えた後でも防滑骨材の著しい欠落・離脱やエラストマーの破断等の異常が認められなかった舗装層を◎、100〜300回の圧縮ねじり負荷で異常が認められた舗装層を○、50〜100回で異常が認められた舗装層を×、50回以下で異常が認められた舗装層を××とした。その結果を〔表4〕に示した。
防滑舗装層D−1、D−2、D−3はエラストマーと骨材との接着性が良好で、かつ強靱であるため300回の圧縮ねじりを行った後でも、著しい骨材の欠落・離脱やエラストマー部分の破断は認められなかった。
D−4、D−5はD−1、D−2、D−3に比べるとエラストマーと骨材の接着性が多少劣るため、欠落・離脱が目立つものの、舗装層そのものに破断や異常摩耗は認められなかった。
D−6はエラストマーと骨材との接着性はD−1、D−2、D−3とほぼ同レベルであり、骨材の欠落・離脱は少ないが、エラストマー自身の強度がやや低いため、300回の負荷で一部破断が認められた。
それに対してD−7、D−8、D−9、D−10はエラストマーと骨材の接着性が悪いため骨材の欠落・離脱が著しく、またD−11は骨材の接着性は比較的良好であったが、エラストマー部分に破断や異常摩耗が認められた。
【0030】
(4)耐繰り返し疲労
JASS8(1993)の「メンブレン防水層の性能評価試験方法」に記載されている疲労試験方法(B1形試験体)に準じて実施した。区分として疲労B3に該当する舗装層を◎、疲労B2に該当する舗装層を○とした。その結果を〔表4〕に示した。
いずれの防滑舗装層も繰り返し疲労性は良好であったが、特にD−3が優れていた。
(5)滑り抵抗性
JIS A1407に準じて滑り抵抗係数の測定を行った。一般的に滑りにくいとされる0.4以上の舗装層を○、0.4以下の舗装層を×とした。その結果を〔表4〕に示した。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3)】
【0034】
【表4】
【0035】
【発明の効果】
本発明に使用する二成分型ポリウレタン樹脂は塗布後のゲルタイムが30秒以上300秒以下に調整されているため、スロープ面にも容易に施工が可能であり、なおかつ骨材の散布作業性に優れる。またこのポリウレタンエラストマーは高い硬度と強度を有しており、得られる防滑舗装層は強靱で、骨材との接着性に優れた強固なものとなる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is an outdoor or built-in parking lot structure that is excellent in load / running durability, anti-slip property, wear resistance, oil resistance, water resistance, foundation stretchability, workability, and curability, heavy vehicle travel zone, Used for other passages that require anti-slip propertiesInclined surfaceAnti-slipDressIt is about the law.
[0002]
[Prior art]
With the rapid increase in the number of vehicles such as passenger cars in recent years, a shortage of parking spaces has become a problem. In particular, in the city center, it is extremely difficult to secure a dedicated parking lot, so many of them use anti-skid paving on the rooftop of the building, inside the building, underground, etc., and use it as a parking lot. In this case, the pavement layer is required to have performances such as a waterproof function having a base expansion / contraction followability, a toughness capable of withstanding heavy wear during vehicle passage, and an anti-slip property.
The general specification of the pavement layer currently in use is that asconal or concrete having a thickness of about 5 cm is placed on the asphalt waterproofing material as a press pavement layer.
The problem with this specification is that the weight of the holding pavement layer is large, so it is necessary to increase the design load of the beams and columns of the building, and it is necessary to remove the holding pavement layer when repairing the waterproof layer, For example, the construction will be a major issue.
In order to solve these problems, specifications have been implemented in which aggregate is combined with fiber reinforced thermosetting plastic (FRP) as a pavement layer, and a polymer composition having an elongation of 30% or more as a waterproof layer. In this specification, since the total thickness of the pavement layer is a thin film of about 1 to 5 mm, it is possible to reduce the weight of the design of the building, and it is easy to identify and repair leak points, but there are many processes. The construction itself requires a lot of time, especially in winter construction, because a longer curing time is needed to develop practical strength, so it is unavoidable to prohibit the use of a long time when renovating the parking lot. It is a fact. In addition, in terms of performance, it is difficult to ensure adhesion between urethane as a waterproof layer and FRP as an anti-slip layer, and there is also a drawback that the waterproof layer often breaks due to weighted wear.
[0003]
Moreover, the specification etc. which mix | blended aggregate with hard urethane resin as an antiskid pavement layer, and combined the medium hard or soft urethane which the coating-film physical property which conforms to JISA6021 as a waterproofing layer are implemented. This specification has advantages such as lighter building design load, easy identification and repair of leak points, good weight and running durability, but still requires a large number of processes and requires a relatively long curing time. Therefore, the problems in terms of construction period have not been solved.
In order to shorten the construction period, specifications for applying a two-component ultra-fast curing polyurethane elastomer using a special sprayer (impact mixing method, static mixing method, etc .: H2000 made by Gasmer, G-41 made by Unipre) have also been implemented. Yes. As an anti-slip pavement method in this case, embossing with the same resin is performed, but the anti-slip effect is low, and the surface slip resistance value is particularly low when wet, so there is a high risk of slip accidents.
As another method of applying a two-component ultra-fast curing polyurethane elastomer using a special sprayer to form an anti-slip pavement layer, there is also a method of spraying and finishing aggregates such as silica sand at the same time as the elastomer is sprayed. . Specifically, the aggregate is sprayed by hand or lysing gun at the same time as the elastomer is sprayed or just before gelation after spraying. However, since the gel time of the resin used so far is as short as 5 to 30 seconds, the workability of spraying the aggregate (securing the open time) is poor, and the adhesion between the polyurethane elastomer and the aggregate is not sufficiently secured. For this reason, there is a drawback that the anti-slip property cannot be maintained because the aggregate is missing or detached while the vehicle is repeatedly running.
In order to improve the dispersion workability of the aggregate and the adhesion between the two-component polyurethane elastomer and the aggregate, there is a method using a less reactive amine compound such as a halogen-containing diaminobenzene as a chain extender. The hardness and strength of the cured product are low, and aggregates are lost or detached due to repeated running of the vehicle.
[0004]
The same applies to paving layers used for factory aisle floors and platforms that carry and unload heavy objects with forklifts, automated guided vehicles, etc., as well as anti-slip, toughness, base stretchability, chemical resistance, and design. Performance such as sex is required.
As a general anti-slip pavement layer of these factory floor pavements, a combination of epoxy resin and hard aggregate is often used. As a pavement method, for example, a method of spraying hard aggregate after application of epoxy resin and applying the same epoxy resin as a protective layer after curing, a resin mortar premixed with epoxy resin and hard aggregate, iron, rake, etc. There is a method of applying by.
The problem with this specification is that the elongation at break of the epoxy resin used is as small as a few percent, and it cannot follow movements such as cracks and vibrations of the frame, so cracks occur in the pavement layer, and falling objects For example, the resistance to impact is weak, the onset of practical strength is slow in construction in winter, and long-term curing is required after construction.
In addition, many pavement materials and pavement methods are used in which a methyl methacrylate resin and a hard aggregate, which have a rapid development of practical strength, are used instead of an epoxy resin. However, in this case as well, the base expansion / contraction followability is insufficient, and the problem of cracks has not been solved.
Recently, in place of the above-mentioned pavement method, a pavement method in which a composition comprising a hard urethane elastomer having a D hardness of 60 to 80 and an elongation of 50 to 200% and a hard aggregate is applied with a trowel, rake or the like is also employed. ing. This specification has toughness equivalent to that of epoxy resin and methyl methacrylate resin, and has advantages such as excellent load-resistant wear resistance, base stretchability, and impact resistance. Practical strength development is slow, and problems in terms of construction remain unresolved.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The object of the present invention is to adjust the gelation time of the fast-cure polyurethane elastomer to be sprayed, so that there is a time allowance between the elastomer spraying and the aggregate spraying work, and the adhesiveness between the elastomer and the aggregate is excellent. In addition, the present invention provides a lightweight, high-strength, high-elongation anti-skid pavement layer that does not sag on the slope surface and that exhibits practical strength in a few hours even at low temperatures, and a method for its construction.
[0006]
The present inventors solve the above problems by an antiskid pavement layer obtained by spraying aggregate before the two-component polyurethane resin layer whose gel time is adjusted to 30 seconds or more and 300 seconds or less is gelled. The present invention was completed by further research based on the knowledge.
That is, the present invention
(1)It comprises an isocyanate component and an active hydrogen component, and the active hydrogen component is a general formula (1) as a chain extender.
[Chemical 1]
[In the formula, R 1 And R 2 Are the same or different alkyl groups having 1 to 5 carbon atoms, X 1 And X 2 One is hydrogen and the other is NH 2 , X 3 Is hydrogen or -SR 3 (R 3 Is an alkyl group having 1 to 5 carbon atoms. A sulfur-containing aromatic diamine and diethyltoluenediamine represented byTwo-component polyurethane resin with gel time adjusted to 30 seconds or more and 300 seconds or lessIs applied to the inclined surface, and the coating layer isScatter aggregate before gellingAnti-slip pavement method for inclined surfaces,
(2) The antiskid pavement according to (1), wherein the gel time of the two-component polyurethane resin is adjusted to 60 seconds or more and 180 seconds or less.Method,
(3)On the inclined surface,Providing a primer layer and / or a waterproof layer;ThenClaim 1Or 2To form an antiskid pavement layer as described in any of the above.On the anti-slip pavement layerAnti-skid pavement method for providing a protective layer and / or top coat layer,
(4) The protective layer is provided by applying a two-component polyurethane resin, and the top coat layer is provided by applying a non-yellowing acrylic urethane paint (3)The slip-proof paving method described,
It is.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The polyurethane resin used in the present invention must have a gel time of 30 seconds or more and 300 seconds or less. The reason why it must be 30 seconds or more is that if it is 30 seconds or less, there is no time margin between the resin application and the aggregate spraying work. Even if obtained, this super fast-curing resin has poor adhesion to the aggregate, and the resulting anti-slip layer has poor grip on the aggregate, so the aggregate may be lost due to repeated running of the vehicle. . In consideration of this point, a more preferable gel time is 60 seconds or more.
The reason why it must be 300 seconds or less is that when a resin having a gel time of 300 seconds or more is sprayed onto the slope surface, dripping occurs and an antiskid pavement layer with a uniform film thickness cannot be obtained, and until the development of practical strength. It is mentioned that curing is necessary. In consideration of this point, a more preferable gel time is 180 seconds or less.
The gel time in the present invention means that a polyurethane elastomer stock solution heated to about 65 ° C. is used as a base material made of mortar held vertically in a room at 25 ° C. using a two-component pumping / mixing machine (H-2000 manufactured by Gasmer). About 2kg / m2Time until spraying and dripping fluidity disappears.
The two-component polyurethane resin of the present invention can be obtained by reacting an isocyanate component and an active hydrogen component.
[0008]
The isocyanate component is a partial prepolymer obtained by reacting a part of an organic isocyanate or isocyanate group with, for example, a polyol having a molecular weight of 100 to 10,000, but if necessary, a plasticizer or a flame retardant may be added. good.
Since the urethane resin thus prepared is prepared with an initial gel time of 30 seconds or more and 300 seconds or less, there is a time margin for spraying the aggregate after spraying, and there is a 1/2 in the parking lot structure. It has a curability that does not sag even on a slope surface of about 4 gradients, and has excellent adhesion between the elastomer and the dispersed aggregate, so that it becomes a slip-proof pavement layer in which aggregates are not lost or detached even when a heavy vehicle travels.
Examples of the organic isocyanate constituting the isocyanate component include 2,4-tolylene diisocyanate, 2,6-tolylene diisocyanate and mixtures thereof (TDI), diphenylmethane-4,4 ′ diisocyanate (MDI), and xylylene diisocyanate (XDI). , Dicyclohexylmethane diisocyanate (hydrogenated MDI), isophorone diisocyanate (IPDI), hexamethylene diisocyanate (HDI), hydrogenated xylylene diisocyanate (HXDI), crude MDI (c-MDI), and isocyanurate-modified products of these isocyanates And carbodiimide-modified products.
Of these organic polyisocyanates, MDI, c-MDI and modified products thereof are particularly preferred.
These organic polyisocyanates can be used as an isocyanate component as they are, but can also be used as a partial prepolymer obtained by heating a part of isocyanate groups with a polyol, for example, at 70 to 80 ° C. for several hours in a nitrogen stream. .
[0009]
Polyols that can be used in the production of the partial prepolymer include water, ethylene glycol, propylene glycol, glycerin, trimethylolpropane, polyhydric alcohols such as pentaerythritol, and one or more alkylene oxides such as ethylene oxide and propylene oxide. There is a polyether polyol obtained by addition polymerization. Other examples include polytetramethylene ether glycol, castor oil, and polycarbonate polyol.
For the production of the partial prepolymer, in addition to the polyol, propylene glycol, dipropylene glycol, tripropylene glycol, tetrapropylene glycol and mixtures thereof, ethylene glycol, diethylene glycol, 1,3-butylene glycol, molecular weight less than 1,000 Low molecular weight polyols such as polyether polyol and polytetramethylene ether glycol having a molecular weight of less than 1,000 can be used.
Although the polyol which can be used for manufacture of a partial prepolymer is the said polyol individually or in mixture of 2 or more types, the thing whose molecular weight is about 60-5,000 is preferable.
The NCO% by weight of the isocyanate component is determined by the kind and molar ratio of the organic isocyanate and the active hydrogen compound at the time of production, but the preferred NCO% of the prepolymer used in the present invention is about 10-20.
[0010]
The active hydrogen component includes a polyol having a molecular weight of about 100 to 10,000 and a sulfur-containing aromatic diamine represented by the general formula (1) as a chain extender, and if necessary, other auxiliary agents such as an organometallic catalyst and a colorant. , Flame retardants, antifoaming agents, plasticizers, fillers, silane coupling agents and the like may be included.
The polyol used for the preparation of the active hydrogen component is water, ethylene glycol, propylene glycol, glycerin, trimethylolpropane, polyhydric alcohols such as pentaerythritol, and one or more alkylene oxides such as ethylene oxide and propylene oxide. There is a polyether polyol obtained by addition polymerization. Other examples include polytetramethylene ether glycol, castor oil, polycarbonate polyol, and amino group-terminated polyoxyalkylene polyol.
The active hydrogen component used in the present invention has a general formula (1) as a chain extender.
[Chemical 3]
(Where R1, R2, R3, X1, X2And X3Can be blended with a sulfur-containing aromatic diamine represented by the same meaning as described above. In general formula (1), R1, R2And R3Examples of the alkyl group having 1 to 5 carbon atoms represented by: include methyl, ethyl, n-propyl, isopropyl, n-butyl, n-pentyl and the like, and methyl and ethyl are preferable. Specific examples of the sulfur-containing aromatic diamine represented by the general formula (1) include, for example, 1-ethylthio-diaminobenzene, 5-methylthio-diaminotoluene, 5-ethylthio-diaminotoluene, 5-isopropylthio-diatoluene, 5 -Ethylthio-diaminoethylbenzene, 5-methylthio-diaminoethylbenzene, 3,5 dimethylthio-diaminotoluene, 3,5-diethylthio-diaminotoluene, 3,5 dimethylthio-diaminobenzene, 3,5-diethylthio-diaminobenzene, 3,5 -Dimethylthio-diaminoethylbenzene, 3,5-diethylthio-diaminoethylbenzene and the like.
[0011]
These sulfur-containing aromatic diamines can be used alone or as a mixture of two or more.
Other than the above sulfur-containing aromatic diaminesToEthyltoluenediamine (DETDA)Is blended. furtherAlkanediols such as ethylene glycol, propylene glycol, 1,4-butanediol, aliphatic amine compounds such as ethylenediamine, low molecular weight alkanolamines such as diethanolamine and triethanolamine, low molecular weight polyols such as glycerin and trimethylolpropane, etc. What is called a cross-linking agentTheCan be used as a chain extender.From the viewpoint of the curability and physical properties of the elastomer, a combination of sulfur-containing aromatic diamine and DETDA is preferable. Here, the amount of DETDA used is desirably 30 mol% or less of the total amino groups in the wholly aromatic diamine. This is because when the amino group of DETDA is 30 mol% or more, the initial gel time may be extremely shortened, the workability of the aggregate spraying may be deteriorated, and the adhesiveness between the elastomer and the aggregate may be lowered. The chain extender shown above is suitably 5 to 50 parts by weight per 100 parts by weight of polyol. The organometallic compound used for the production of the active hydrogen component is a reaction accelerator with the isocyanate component, and known urethane catalysts such as lead octylate and dibutyltin dilaurate can be used. Among them, the use of bismuth octylate is preferable in order to prevent foaming due to water and from the viewpoint of safety.
[0012]
Further, a colorant, a flame retardant, a plasticizer, a filler, an antifoaming agent, a stabilizer, and a silane coupling agent as auxiliary agents can be added to each of the isocyanate component and the active hydrogen component. As the colorant, for example, inorganic and organic systems such as carbon black, bengara, chromium oxide, and titanium oxide can be used.
Examples of the plasticizer include phthalate esters such as dioctyl phthalate (DOP), and adipate esters such as dioctyl adipate (DOA), and the flame retardants can be used alone or in combination.
As the stabilizer, a heat stabilizer, an ultraviolet absorber, and a weather stabilizer can be used alone or in combination. As the alkoxysilane coupling agent, generally known ones can be used, but a silane compound having an isocyanate group or an epoxy group as a reactive group is preferable.
[0013]
The antiskid pavement layer of the present invention is usually made of concrete, mortar, ascon, etc.InclinedFormed on a substrate. Prior to the formation of the anti-skid pavement layer, a primer and / or a waterproof layer may be provided on the substrate. On top of that, the two-component polyurethane resin of the present invention is applied, and aggregates are dispersed before gelation to form an antiskid pavement layer. If necessary, a protective layer and / or a top coat layer may be provided on the anti-skid pavement layer. As the primer, a one-component moisture-curing urethane primer is suitable, but is not limited thereto. What is suitable as a waterproof layer is obtained by spray-coating a room temperature super-fast curing polyurethane resin known per se. For example, two components, ie, a main component mainly composed of an isocyanate-terminated urethane polymer and a curing agent mainly composed of a polyether polyol, are sprayed at high or low pressure (for example, H-2000 manufactured by Gasmer, G- manufactured by Unipur) 41 etc.), and the gel time is 5 to 30 seconds. It is desirable that the physical properties of the waterproof layer conform to the standards defined in JIS A6021.
[0014]
Anti-slip pavement of the present inventionDressing methodIs carried out by pumping, mixing, and applying two components of an isocyanate component and an active hydrogen component, and spraying the aggregate until the resin layer is gelled. Examples of the two-component mixing method include collision mixing, static mixing, and dynamic mixing, and the same apparatus as that used in the formation of the waterproof layer can be used. Although the usage-amount of a polyurethane resin is not specifically limited, Usually 0.5-5 kg / m2, Preferably 1 to 3 kg / m2It is.
The elastomer obtained from the two-component polyurethane resin preferably has a D hardness of 45 or more, a tensile strength described in JIS K6301 of 10 MPa or more, and an elongation of 150% or more.
Anti-slip pavement of the present inventionMethodThere are no particular restrictions on the material and particle size of the aggregate used in the above, but silica sand, calcined alumina or rubber chips having a particle size of 0.5 to 3 mm are preferred from the standpoints of finish and durability. Also, there is no particular limitation on the method (means) of applying the aggregate, and it may be applied by hand or a machine capable of blowing air may be used. The amount of aggregate used varies depending on the material, particle size, etc., but is usually 1-5 kg / m.2, Preferably 1.5 to 3.0 kg / m2It is. This anti-skid pavement layer usually hardens almost completely after 15 minutes and is ready to walk on it. For the formation of the protective layer, the two-component polyurethane resin used for the anti-skid pavement layer can be suitably used. The top coat layer is used for the purpose of preventing discoloration of the anti-skid pavement layer due to ultraviolet irradiation, and a known paint such as non-yellowing acrylic urethane can be used.
[0015]
【Example】
Next, the present invention will be described more specifically with reference to examples, comparative examples and evaluation tests of the present invention.
1. Raw materials used
LM: 4,4'-diphenylmethane diisocyanate (NCO% 33.7) (BAPL Corporation Lupranate M)
L-MM103: Carbodiimide-modified liquid MDI (NCO% 29.0) (BAPL Corporation Lupranate MM-103)
Polyol 1: Bifunctional polypropylene glycol (EO; 0%), hydroxyl value 56 (Takelac P-21, Takeda Pharmaceutical Company Limited)
Polyol 2: trifunctional polypropylene glycol (EO; 0%), hydroxyl value 56 (Accor 79-56, Takeda Pharmaceutical Company Limited)
Polyol 3: Bifunctional polypropylene glycol (EO; 0%), hydroxyl value 38 (Takelac P-23, Takeda Pharmaceutical Company Limited)
Polyol 4: Bifunctional polypropylene glycol (EO; 15%), hydroxyl value 46 (Accor MF-16, manufactured by Takeda Pharmaceutical Company Limited)
Polyol 5: Trifunctional polypropylene glycol (EO; 15%), hydroxyl value 34 (Accor TE-5000 manufactured by Takeda Pharmaceutical Co., Ltd.)
・ 1,4BG: 1,4-butanediol
[0016]
-Polyether polyamine 1: bifunctional polyether amine, hydroxyl value 56 (converted with one terminal hydrogen group as active hydrogen)
-Polyether polyamine 2: Trifunctional polyether amine, hydroxyl value 56 (converted with one terminal hydrogen group as active hydrogen)
-Sulfur-containing diamine compound 1: mixture of 3,5-dimethylthio-2,4-diaminotoluene and 3,5-dimethylthio-2,6-diaminotoluene
Sulfur-containing diamine compound 2: a mixture of 3,5-diethylthio-2,4-diaminotoluene and 3,5-diethylthio-2,6-diaminotoluene
DETDA: a mixture of 3,5 diethyl-2,4-toluenediamine and 3,5-diethyl-2,6-toluenediamine
MOCA: 3,3'-dichloro-4,4'-diaminodiphenylmethane
・ Pigment: Titanium oxide
-Weathering stabilizer: A mixture of a hindered phenol-based antioxidant and a hindered amine-based ultraviolet absorber (Cinubain B-75 manufactured by Ciba Geigy)
Antifoaming agent: Non-silicone antifoaming agent (BYK-065 manufactured by BYK Chemie)
Curing catalyst 1: bismuth octylate (containing 20% Bi)
Curing catalyst 2: lead octylate (containing 20% Pb)
・ DOP: Dioctylphthalate
-TMCPP: Tris monochloropropyl phosphate
Primer 1: One-component moisture-curing urethane primer (NV50) for surface treatment (Takenate F-526, Takeda Pharmaceutical Co., Ltd.)
Primer 2: One-part moisture-curing urethane primer (NV25) for waterproof / skid pavement layers (Takenate M-402P, Takeda Pharmaceutical Co., Ltd.)
-Anti-slip aggregate: No. 4/5 No. 1/1 mixed silica sand
Top coat: Two-component curable acrylic urethane paint (UP Top 620 manufactured by Takeda Pharmaceutical Company Limited)
[0017]
2. Preparation of isocyanate components A-1 to A-3
A-1
Polyol 1 (419 g) was added to L-MM103 (581 g) and allowed to react with stirring at 80 ° C. for 3 hours under a nitrogen stream, and NCO% 15, viscosity 1000 mPa · s / 25 ° C., specific gravity 1.07 (25 ° C.). A partial prepolymer was obtained.
A-2
After adding polyol 1 (438 g) to LM (344 g) and reacting with stirring at 80 ° C. for 3 hours under a nitrogen stream, L-MM103 (18 g) and TMCPP (200 g) were added, NCO% 10 and viscosity 750 mPa . A partial prepolymer having an s / 25 ° C. and a specific gravity of 1.15 (25 ° C.) was obtained.
A-3
After adding polyol 2 (83 g) and polyol 3 (332 g) to LM (391 g) and reacting with stirring at 80 ° C. for 3 hours under a nitrogen stream, L-MM103 (44 g) and DOP (150 g) were added. , NCO% 13, viscosity 500 mPa.s. A partial prepolymer having an s / 25 ° C. and a specific gravity of 1.08 (25 ° C.) was obtained.
[0018]
3. Preparation of active hydrogen components B-1 to B-10
B-1
After adding polyol 1 (669 g) to sulfur-containing diamine compound 1 (302 g) and stirring with a high speed disper for 30 minutes, pigment (20 g), weathering stabilizer (3 g), antifoaming agent (1 g), and curing catalyst 1 (5 g) ) Were sequentially added and stirred to obtain a mixed resin having a viscosity of 610 mPa.s / 25 ° C. and a specific gravity of 1.06.
B-2
After adding polyol 1 (627 g) to sulfur-containing diamine compound 2 (344 g) and stirring with a high-speed disper for 30 minutes, pigment (20 g), weathering stabilizer (3 g), antifoaming agent (1 g), and curing catalyst 1 (5 g) ) Were sequentially added and stirred to obtain a mixed resin having a viscosity of 650 mPa.s / 25 ° C. and a specific gravity of 1.06.
B-3
After adding DETDA (50 g) and polyol 1 (647 g) to sulfur-containing diamine compound 2 (274 g) and stirring with a high speed disper for 30 minutes, pigment (20 g), weather stabilizer (3 g), antifoaming agent (1 g), Curing catalyst 1 (5 g) was sequentially added and stirred, and the viscosity was 600 mPa.s. A mixed resin having an s / 25 ° C. and a specific gravity of 1.06 was obtained. At this time, the DETDA equivalent% in the wholly aromatic diamine in the resin was 19.8.
[0019]
B-4
After adding DETDA (70 g) and polyol 1 (655 g) to the sulfur-containing diamine compound 2 (246 g) and stirring with a high-speed disper for 30 minutes, a pigment (20 g), a weather resistance stabilizer (3 g), an antifoaming agent (1 g), Curing catalyst 1 (5 g) was sequentially added and stirred, and the viscosity was 480 mPa.s. A mixed resin having an s / 25 ° C. and a specific gravity of 1.05 was obtained. At this time, the DETDA equivalent% in the wholly aromatic diamine in the resin was 27.9.
B-5
After adding polyol 1 (722 g) to sulfur-containing diamine compound 2 (249) and stirring with a high speed disper for 30 minutes, pigment (20 g), weathering stabilizer (3 g), antifoaming agent (1 g), curing catalyst 2 (5 g) ) In this order and stirring, the viscosity is 620 mPa.s. A mixed resin having an s / 25 ° C. and a specific gravity of 1.07 was obtained.
B-6
After adding DETDA (100 g) and polyol 1 (667 g) to sulfur-containing diamine compound 2 (204 g) and stirring with a high-speed disper for 30 minutes, pigment (20 g), weather stabilizer (3 g), antifoaming agent (1 g), Curing catalyst 1 (5 g) was sequentially added and stirred, and the viscosity was 460 mPa.s. A mixed resin having an s / 25 ° C. and a specific gravity of 1.06 was obtained. At this time, the DETDA equivalent% in the wholly aromatic diamine in the resin was 39.9.
B-7
Add polyol 1 (724g) to DETDA (247g) and stir with high speed disper for 30 minutes, then add pigment (20g), weathering stabilizer (3g), antifoaming agent (1g), and curing catalyst 1 (5g) in this order. , The viscosity is 550 mPa.s. A mixed resin having an s / 25 ° C. and a specific gravity of 1.05 was obtained.
B-8
After adding polyol 1 (20 g) and polyol 4 (789 g) to DETDA (160 g) and stirring with a high speed disper for 30 minutes, pigment (20 g), weathering stabilizer (5 g), antifoaming agent (1 g), curing catalyst 2 (5 g) was added sequentially and stirred, and the viscosity was 500 mPa.s. A mixed resin having an s / 25 ° C. and a specific gravity of 1.05 was obtained.
[0020]
B-9
After adding polyol 1 (20 g), polyol 4 (760 g) and 1,4BG (9 g) to DETDA (175 g) and stirring with a high speed disper for 30 minutes, pigment (20 g), weathering stabilizer (5 g), antifoaming agent (1 g) and curing catalyst 2 (10 g) were sequentially added and stirred, and the viscosity was 490 mPa.s. A mixed resin having an s / 25 ° C. and a specific gravity of 1.05 was obtained.
B-10
MOCA (150 g) was added to polyol 5 (150 g), heated and dissolved at 90 ° C. for 1 hour, and after cooling, stirring with a high-speed disper, DETDA (30 g), polyol 1 (20 g), polyol 4 (587 g), 1, 4BG (32 g) was added sequentially, and a pigment (20 g), a weathering stabilizer (5 g), an antifoaming agent (1 g), and a curing catalyst 2 (5 g) were sequentially added and stirred, and the viscosity was 1500 mPa.s. A mixed resin having an s / 25 ° C. and a specific gravity of 1.07 was obtained.
At this time, DETDA equivalent% in the wholly aromatic diamine in the resin was 23.0.
The raw materials for the preparation of B-1 to B-10 and the physical properties of the obtained composition are shown in [Table 2].
[0021]
4). Preparation of polyurethane resins C-1 to C-10
C-1
A-1 heated to 70 ° C. as the main agent and B-1 heated to 60 ° C. as the curing agent were respectively pumped using a gasmer H2000, and about 2 kg / m on the release film with a probler gun.2I sprayed. The gel time at this time was 150 seconds. The obtained elastomer was cured and cured at 25 ° C. for 7 days, then demolded, and the D hardness measured by a type D durometer described in JIS K6253 was 58. Further, when the tensile property test described in JIS K6301 was conducted, the tensile strength was 22 MPa and the elongation was 240%.
C-2
A-1 heated to 70 ° C. as the main agent and B-2 heated to 60 ° C. as the curing agent were respectively pumped using a gasmer H2000, and sprayed in the same manner as C-1 with a prober gun. . At this time, the gel time was 180 seconds. Moreover, when the physical-property test was done similarly to C-1, it was D hardness 65, tensile strength 27MPa, and elongation 200%.
C-3
Using A-1 heated to 70 ° C. as the main agent and B-3 heated to 60 ° C. as the curing agent, pressure feeding and spraying were similarly performed. At this time, the gel time was 60 seconds. Similarly, when a physical property test was performed, the D hardness was 60, the tensile strength was 24 MPa, and the elongation was 190%.
C-4
Using A-1 heated to 70 ° C. as the main agent and B-4 heated to 60 ° C. as the curing agent, pressure feeding and spraying were similarly performed. At this time, the gel time was 40 seconds. Similarly, when a physical property test was conducted, the D hardness was 62, the tensile strength was 20 MPa, and the elongation was 250%.
C-5
Using A-3 heated to 60 ° C. as the main agent and B-5 heated to 60 ° C. as the curing agent, pressure feeding and spraying were similarly performed. At this time, the gel time was 200 seconds. Similarly, the physical property test was conducted. As a result, the D hardness was 45, the tensile strength was 15 MPa, and the elongation was 300%.
[0022]
C-6
Using A-1 heated to 70 ° C. as the main agent and B-6 heated to 60 ° C. as the curing agent, pressure feeding and spraying were similarly performed. At this time, the gel time was 15 seconds. Similarly, the physical property test was conducted. As a result, the D hardness was 60, the tensile strength was 24 MPa, and the elongation was 190%.
C-7
Using A-1 heated to 70 ° C. as the main agent and B-7 heated to 60 ° C. as the curing agent, pressure feeding and spraying were similarly performed. At this time, the gel time was 3 seconds. Similarly, the physical properties were tested. As a result, the D hardness was 60, the tensile strength was 23 MPa, and the elongation was 210%.
C-8
Using A-2 heated to 60 ° C. as the main agent and B-8 heated to 60 ° C. as the curing agent, pressure feeding and spraying were similarly performed. At this time, the gel time was 15 seconds. Further, after curing and curing at 25 ° C. for 7 days, the mold was removed and subjected to a physical property test in accordance with JIS A6021. As a result, the coating film performance defined in JIS A6021 with a tensile strength of 10 MPa and an elongation of 650% was obtained. It was a medium-hard elastomer (D hardness 25).
C-9
Using A-3 heated to 60 ° C. as the main agent and B-9 heated to 60 ° C. as the curing agent, pressure feeding and spraying were similarly performed. At this time, the gel time was 10 seconds. When the physical properties were tested in the same manner as C-1, the D hardness was 38, the tensile strength was 14 MPa, and the elongation was 450%.
C-10
Using A-3 heated to 60 ° C. as the main agent and B-10 heated to 70 ° C. as the curing agent, pressure feeding and spraying were similarly performed. At this time, the gel time was 330 seconds. Similarly, the physical properties were tested. As a result, the D hardness was 17, the tensile strength was 7 MPa, and the elongation was 500%.
Table 3 shows the physical properties of the raw materials for C-1 to C-10 and the obtained elastomer.
[0023]
referenceExample 1
Primer 1 with roller brush 150g / m2On the coated substrate (mortar plate), resin C-1 was added to 1.5 kg / m at room temperature (25 ° C.) using H-2000 manufactured by Gasmer.2After spraying, aggregate 2.5kg / m after 120 seconds2Rishin Gun (Air pressure 5kg / cm2). After 10 minutes, resin C-1 was added at 0.5 kg / m.2After spray coating, curing was performed for 3 days to obtain an antiskid pavement layer D-1.
referenceExample 2
referenceResin C-2 is 1.5 kg / m as in Example 1.2Spray applied and aggregate 2.5 kg / m after 150 seconds2Sprayed. After 10 minutes, resin C-2 was added at 0.5 kg / m.2After spraying and curing, curing was performed for 3 days to obtain an antiskid pavement layer D-2.
referenceExample 3
reference1.0 kg / m using the same substrate as in Example 1, resin C-6 as a waterproof layer, and G-mer H-2000 at room temperature (25 ° C.)2After spray coating and curing for 3 hours, primer 2 is 150 g / m2Applied. After the interlayer primer 2 is dried, the resin C-2 is 1.5 kg / m.2Spray applied and aggregate 2.5 kg / m after 150 seconds2And 0.5kg / m of resin C-22Spray applied. Top coat 200g / m on top2By applying airless spray, a composite anti-skid pavement layer D-3 was obtained.
[0024]
Example1
referenceOn the same substrate as in Example 1, 1.5 kg / m of resin C-3 at room temperature (25 ° C.)2Spray applied and aggregate 2.5 kg / m after 50 seconds2And 0.5 kg / m of resin C-32By spray coating, an antiskid pavement layer D-4 was obtained.
Example2
referenceOn the same substrate as in Example 1, 1.5 kg / m of resin C-4 at room temperature (25 ° C.)2Apply by spraying and after 30 seconds aggregate 2.5kg / m2And 0.5 kg / m of resin C-42By spray coating, an antiskid pavement layer D-5 was obtained.
referenceExample4
referenceOn the same substrate as in Example 1, 1.5 kg / m of resin C-5 at room temperature (25 ° C.)2After spray application, aggregate 2.5 kg / m after 180 seconds2And 0.5kg / m of resin C-52The anti-skid pavement layer D-6 was obtained by spray coating.
[0025]
Comparative Example 1
referenceOn the same substrate as in Example 1, 1.5 kg / m of resin C-6 at room temperature.2Aggregate 2.5 kg / m 10 seconds after spraying2Is sprayed using a ricin gun, and further resin C-6 is 0.5 kg / m.2The anti-skid pavement layer D-7 was obtained by spray coating.
Comparative Example 2
referenceOn the same substrate as in Example 1, 1.5 kg / m of resin C-7 at room temperature.2At the same time as spray application, aggregate 2.5kg / m2Is sprayed using a ricin gun, and further resin C-7 is 0.5 kg / m.2By spray coating, an antiskid pavement layer D-8 was obtained.
Comparative Example 3
referenceOn the same substrate as in Example 1, 1.5 kg / m of resin C-8 at room temperature.2Aggregate 2.5kg / m within 5 seconds after spraying2Is sprayed with a ricin gun, and further resin C-8 is 0.5 kg / m.2By spray coating, an antiskid pavement layer D-9 was obtained.
[0026]
Comparative Example 4
1.5 kg / m of resin C-9 on the same substrate as that of resin 1 at room temperature2Aggregate 2.5kg / m within 5 seconds after spraying2Is sprayed using a ricin gun, and further resin C-9 is 0.5 kg / m.2By spray coating, an antiskid pavement layer D-10 was obtained.
Comparative Example 5
referenceOn the same substrate as in Example 1, 1.5 kg / m of resin C-10 at room temperature.2After spraying, aggregate 2.5kg / m after 300 seconds2Is sprayed using a ricin gun, and further resin C-10 is 0.5 kg / m.2The anti-skid pavement layer D-11 was obtained by spraying. The composition of the entire anti-slip pavement layer is shown in [Table 4].
[0027]
Evaluation test
Evaluation items, evaluation methods and results
(1) Aggregate application workability
When preparing an anti-slip pavement layer, after spraying polyurethane elastomer, the time until spraying anti-slip aggregate (open time) can be secured for 60 seconds or more ◎, 30 seconds can be secured ○, open time 30 An evaluation was made as x when the elastomer could not be secured for more than 2 seconds and the elastomer spraying and aggregate spraying had to be performed almost simultaneously. The results are shown in [Table 4].
Anti-skid pavement layers D-1, D-2, D-3 and D-6 were able to secure sufficient time until spraying the aggregate after spraying polyurethane elastomer. D-4 and D-5 also took some time, but otherwise the elastomer spraying and aggregate spraying had to be performed almost simultaneously.
[0028]
(2) Sag on an inclined surface
When each anti-skid pavement layer is applied to a base inclined to a ¼ gradient, the sprayed polyurethane elastomer does not sag and can be given a predetermined thickness. Although there was no problem in appearance, the symbol “◯” was given, and the symbol “x” was marked when dripping was significant and the elastomer sprayed downward was generated. The results are shown in [Table 4].
Anti-skid pavement layers D-1, D-2, D-3 and D-6 tend to sag slightly, but there is no particular problem in appearance, and the thickness of the anti-skid pavement layer at the top and bottom of the inclined surface is almost uniform. Yes. In addition, as for D-11, the pavement layer drastically drastically after the aggregate was sprayed, and a pool was formed below the slope.
[0029]
(3) Load-resistant wear resistance
The load wear resistance was evaluated using a “floor load wear tester”.
This tester is a device that can apply a vertical compression load of a maximum of 1.5 tons with a urethane wheel (φ150 mm) having a hardness of 60 to the specimen, and at the same time a torsional load of 12 times / min.
Each anti-slip pavement layer has a load of 500 kgf (about 35 kgf / cm2), A torsional load was repeatedly applied at a speed of 4 times / min, and the durability was compared by checking for the presence or absence of slippery aggregates and the presence of abnormal wear or pavement layer breakage.
After preparing the anti-skid pavement layer, the specimen was cured at room temperature for 3 days, and even after 300 times of compressive torsional load, abnormal slip-off aggregates and abnormalities such as breakage of the elastomer were observed. No pavement layer, ◎, pavement layer in which abnormality was found in compression torsion load of 100 to 300 times, x in pavement layer in which abnormality was found in 50 to 100 times, and abnormality was found in 50 times or less. The pavement layer was XX. The results are shown in [Table 4].
Anti-skid pavement layers D-1, D-2, D-3 have good adhesion between elastomer and aggregate and are tough. No breakage of the elastomer part was observed.
D-4 and D-5 are somewhat inferior in adhesion between the elastomer and the aggregate compared to D-1, D-2, and D-3. I was not able to admit.
D-6 has almost the same level of adhesion between the elastomer and the aggregate as D-1, D-2 and D-3, and there is little loss or detachment of the aggregate, but the strength of the elastomer itself is somewhat low. Partial breakage was observed at 300 loads.
On the other hand, D-7, D-8, D-9, and D-10 have poor adhesion between the elastomer and the aggregate, so the loss and detachment of the aggregate is remarkable, and D-11 has a comparison of the adhesion of the aggregate. The elastomer part was broken and abnormally worn.
[0030]
(4) Resistance to repeated fatigue
It was carried out according to the fatigue test method (B1 type test body) described in “Performance Evaluation Test Method for Membrane Waterproof Layer” of JASS8 (1993). As a classification, the pavement layer corresponding to fatigue B3 was marked ◎, and the pavement layer corresponding to fatigue B2 was marked ◯. The results are shown in [Table 4].
All of the anti-skid pavement layers were repeatedly fatigued, but D-3 was particularly excellent.
(5) Slip resistance
The slip resistance coefficient was measured according to JIS A1407. In general, a pavement layer of 0.4 or more, which is generally considered to be difficult to slide, was rated as “○”, and a pavement layer of 0.4 or less as “x”. The results are shown in [Table 4].
[0031]
[Table 1]
[0032]
[Table 2]
[0033]
[Table 3]]
[0034]
[Table 4]
[0035]
【The invention's effect】
Since the two-component polyurethane resin used in the present invention is adjusted to have a gel time of 30 seconds or more and 300 seconds or less after application, it can be easily applied to the slope surface, and is excellent in the workability of spraying aggregates. . Moreover, this polyurethane elastomer has high hardness and strength, and the resulting anti-skid pavement layer is tough and strong with excellent adhesion to the aggregate.
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