JP4163299B2 - Fastening protection device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄塔等における鉄板同士等をネジ部材とナット部材とで締結した締結部における前記ナット部材を取り外し不能の状態としてこれを防護するようにした締結部の防護装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、鉄塔等における鉄板同士を接続するには、ボルト部材等のネジ部材を両鉄板の貫通孔に挿入し、このネジ部材の先端からナットを螺合し、更にロックナットを前記ネジ部材に螺合して締め付けている。
【0003】
ところが、このナット、ロックナットが表面に露出しているために、悪戯等によってロックナットを緩めるとともにナットをネジ部材から外して鉄板同士の締結状態を解いた状態とする事態が起きている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来の問題を解消し、締結部の締結状態を悪戯等によって解いた状態にすることを確実に防止することができる締結部の防護装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、被締結部材をネジ部材とナット部材とで締結した締結部において前記ナット部材の取外しを防止するようにした締結部の防護装置であって、前記被締結部材を前記ネジ部材とナット部材で締結した状態で、リング体の内面側に一巻以上のコイル状のスプリング部材を軸方向の動きを所定範囲内に規制して内包し、このスプリング部材の端部に係脱可能に係合する係合部をリング体に設けて構成したナット取外し防止具を、前記ネジ部材の端部に押し付けつつ正方向に回転させて前記スプリング部材を、その端部が前記係合部に係合する状態で前記ネジ部材のネジ部に螺合させつつ前進させ、前記ナット取外し防止具が前記ナット部材または被締結部材に当接し軸方向の移動を規制された状態で更に前記ナット取外し防止具を正方向に回転させて前記スプリング部材のみを更に螺進させ、前記スプリング部材の端部を前記係合部から離脱させることによって、前記ナット取外し防止具を正逆両方向に回転自由として、前記ナット取外し防止具を取外し不能状態としてナット部材を防護するように構成したことを特徴とする。
【0006】
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る締結部の防護装置の実施の形態について、図を参照しつつ説明する。
【0008】
図1は本発明の第1実施形態の締結部材の防護装置の使用状態を示し、(a)はボルト部材(ネジ部材)に螺合されて鉄板同士を締結するナット部材をキャップ部を備えたナット取外し防止具で覆うときの状態を示す断面図、(b)はナット取外し防止具でナット部材を覆った状態で前記防止具をナット部材の螺進方向とその逆方向に回転自由とした状態を示す断面図、図2は前記防止具の断面図、図3はボルト部材に螺合して鉄板同士を締結したナット部材を前記防止具で覆って、前記防止具をナット部材の螺進方向とその逆方向に回転自由とした状態に至る過程を示す断面説明図である。
【0009】
図1(a)、(b)において、符号1、2は、鉄塔等に用いられる鉄板であって、これら鉄板1、2同士をボルト部材3とナット4及びロックナット5からなるナット部材6で締結している。即ち、鉄板1、2同士の対向面を接面して合わせた状態で、鉄板1、2のボルト挿入孔1a、2aにボルト部材3のネジ部3aを挿入してからナット4を螺合し、更にロックナット5を螺合して締め付けて鉄板1、2同士を、ボルト部材3の頭部3bとナット部材6との間に締結している。
【0010】
第1実施形態の締結部の防護装置では、上記のように鉄板1、2同士を締結するボルト部材3のネジ部3aに螺合したナット部材6に、中央部に貫通孔7aが形成されると共に、筒状のキャップ部7pを一体に形成したリング体7bを主構成部品とするナット取外し防止具(以下単に防止具と称する場合がある。)7を被せて覆うようにしており、図2にも示すように、この防止具7のリング体7bの内面側前後縁には小突出縁7c、7dが突設され、このリング体7bの内面側に略2巻のコイル状のスプリング部材8が配設されている。スプリング部材8は、その自然状態の径が前記ネジ部3aの径より若干小で、前記ネジ部3aにこれを抱き込むようにして螺合する。またスプリング部材8は両小突出縁7c、7dによって軸方向の動きを所定範囲内に規制される。更に、リング体7bの内面の後縁近傍箇所には、スプリング部材8の後端に当接する突起部7eが設けられている。尚、この突起部7eはリング体7bに一体に形成するかもしくはピンをリング体7bに植設することによって形成するとよい。
【0011】
前記防止具7は、図3(a)に示すように、まずボルト部材3のネジ部3aに螺合されたナット部材6を前記キャップ部7pで覆うように矢印方向に被せ、次に図3(b)に示すように、前記防止具7を押しつけつつ矢印に示すように螺進方向に回転させると、スプリング部材8はボルト部材3のネジ部3aにおけるロックナット5から突出した部分に、前記ネジ部3aにくい込むようにして螺合し、かつ前記突起部7eによってスプリング部材8の後端部が押され、キャップ部7pを備えたリング体7bと一体となって螺進方向(図にて左方向)へ回転しつつ前進する。
【0012】
更に、図3(c)に示すように、前記防止具7の先端が鉄板2に密着するまでキャップ部7pを備えたリング体7bとスプリング部材8とを螺進方向に前進させる。前記防止具7が鉄板2に密着した状態で更に回転させると、キャップ部7pを備えたリング体7bは鉄板2により螺進方向への進行が拘束されているため、回転力のみがスプリング部材8に伝達され、図3(d)に示すように、スプリング部材8だけがネジ部3aに沿って更に前進する。
【0013】
更に回転を続けることにより、図3(e)に示すように、スプリング部材8の後端が突起部7eから離反する。この状態では、キャップ部7pを備えたリング体7bは、正逆両方向に自由に回転して空回りする。
【0014】
これにより、キャップ部7pを備えたリング体7bは、前記ネジ部3aに抱き込むようにして固定されたスプリング部材8に前記小突出縁7cが係合して軸方向の移動が拘束され、また前記リング体7bは何れの方向に回転させても空回りすることになり、後退させることが不可能となるので、前記防止具7を取り外すことが不可能となり、この防止具7に覆われたナット部材6は取り外すことができなくなる。
【0015】
したがって、ボルト部材3に螺合して鉄板1、2同士を締結したナット部材6は、悪戯等でボルト部材3から取り外すことができず、鉄板同士1、2の締結状態を解くことができなくなり、鉄塔が危険な状態となることを未然に防ぐことができる。
【0016】
図4は第2実施形態の締結部の防護装置を示す要部の断面図、図5はその別例の締結部の防護装置を示す要部の断面図である。尚、上記した第1実施形態の締結部の防護装置における同一部材、同一箇所には同一符号を付して説明する。
【0017】
第2実施形態及び別例の締結部の防護装置は、基本構成が第1実施形態と同一であり、締結部の防護のための作用も基本的には同一である。異なる点は、図4、図5に示すように、ナット取外し防止具7のリング体7bにおけるロックナット5側に滑り用スペーサ14、14Aを取付けている点にあり、これによって逆回転時のリング体7bが確実に前記スプリング部材8に対し空回りするようにしている。
【0018】
即ち、図4に示す第2実施形態の締結部の防護装置では、リング体7bのロックナット5側内面に、止めリング15によって円輪板状の滑り用スペーサ14を取付けており、図5に示す締結部の防護装置では、リング体7bのネジ部3a側内面のロックナット5側に内向きに突出した環状突起部7cに沿わせて円輪状の滑り用スペーサ14Aを配設している。
【0019】
図6は第3実施形態の締結部の防護装置を示している。この第3実施形態のナット取外し防止具7Dは、第1実施形態のキャップ部7pに相当するものを有さず、前記ナット部材6をカバーする機能は有しない。しかしこの第3実施形態も、第1実施形態と同様のリング体7b、小突出縁部7c、7d、スプリング部材8、突起部7eを備えるように前記防止具7Dを構成することによって、図6に示すように、前記リング体7bの先端面がロックナット5に当接した状態で更にリング体7bを回転し続けると、スプリング部材8の後端が突起部7eから離反して、リング体7bが正逆両方向に自由に回転して空回りすることになり、ナット部材5、6を取外すことができない状態とすることができる。すなわち、ナット部材5、6を弛める方向に回転させると前記リング体7bに接し、ネジ部3aにはダブルナット効果が生じ、前記ナット部材5、6をそれ以上弛める方向に回転させることができなくなり、ナット部材5、6の取外しが不可能となる。
【0020】
図7は第4実施形態の締結部の防護装置を示し、(a)はボルト部材に螺合されて鉄板同士を締結するナット部材をキャップ部を備えたナット取外し防止具で覆うときの状態を示す断面図、(b)は前記防止具でナット部材を覆った状態で前記防止具をナット部材の螺進方向とその逆方向に回転自由とした状態を示す断面図、図8は第4実施形態の締結部の防護装置に用いるスプリング部材の正面図、図9はスプリング部材の外向き折曲突出部が係入される切欠凹部を示す前記防止具の部分断面図である。尚、上記した第1実施形態における同一部材、同一箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0021】
第4実施形態の締結部の防護装置では、図7(a)(b)に示すように、ナット取外し防止具7Aのリング体7bにおける内面の一部に、スプリング部材8Aの端部に形成された外向き折曲突出部8a(図8参照)が係入可能な切欠凹部7mが形成され、この切欠凹部7mの前側にはこれに連続して、スプリング部材8Aの外向き折曲突出部8aが回転自在に収容される環状凹部7nが形成されている(図9参照)。
【0022】
この第4実施形態の締結部の防護装置によると、図7(a)に示すように、前記防止具7Aのキャップ部7pをナット4とロックナット5とからなるナット部材6に被せて覆った状態では、スプリング部材8Aの外向き折曲突出部8aはリング体7bの切欠凹部7mに係入されていて、スプリング部材8Aはキャップ部7pを備えたリング体7bを螺進方向へ回転するとこのリング体7bと一体に回転する。
【0023】
キャップ部7pを備えたリング体7bを鉄板2に密着した状態で、更にこのリング体7bを同方向へ回転すると、図7(a)、(b)に示すように、スプリング部材8Aは、その外向き折曲突出部8aが前記切欠凹部7mに係合しているので、前記ネジ部3aに沿って螺進方向(図にて左方向)へ前進して、その外向き折曲突出部8aが前記切欠凹部7mから離反して環状凹部7nに移行することになる。
【0024】
この状態では、キャップ部7pを備えたリング体7bは、正逆両方向に自由に回転して空回りする。これにより、前記リング体7bはスプリング部材8Aに前記小突出縁7cが係合することにより軸方向の移動が拘束され、またリング体7bは何れの方向に回転させても空回りすることになるので、前記リング体7bを取り外すことが不可能となり、前記キャップ部7pに覆われたナット部材6は取り外すことができなくなる。
【0025】
したがって、ボルト部材3に螺合して鉄板1、2同士を締結したナット部材6は、悪戯等でボルト部材3から取り外すことができず、鉄板同士1、2の締結状態を解くことができなくなり鉄塔が危険な状態となることを未然に防ぐことができる。
【0026】
図10は第1参考例の締結部の防護装置を示す断面図、図11は図10におけるA−A線断面図であって、(a)は外側リング体をナット部材の螺進方向に回転するときの状態を示し、(b)は外側リング体をその逆方向に回転するときの状態を示している。尚、上記した第1実施形態の締結部の防護装置における同一部材、同一箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0027】
この第1参考例の締結部の防護装置では、ナット取外し防止具7Bを、ボルト部材3のネジ部3aのロックナット5から突出した部分に螺合する円盤状の支持体9と、ナット4とロックナット5とからなるナット部材6を覆う円筒状のキャップ部90aを一体に備えた外側リング体90とから構成している。支持体9は外側リング体90を回転自在かつ軸方向移動不可の状態で支持している。また支持体9と外側リング体90との間には、外側リング体90の螺進方向のみの回転を支持体9に伝達し、逆方向には外側リング体90を自由に回転させる一方向回転伝達手段が配設されている。
【0028】
前記防止具7Bは図10、図11に示すように、内周に環状凹部91が形成された外側リング体90の後端部に配設されてボルト部材3のネジ部3aに螺合され、外周に環状凹部9aを有する支持体9と、支持体9の環状凹部9aおよび外側リング体90の環状凹部91内に配設され、一端の外側に折曲げた折曲部10aが外側リング体90の環状凹部91に形成された孔部7sに挿入係止され、他端10b側が内側に向けて曲がるように形成された有端略円状バネ体10と、外側リング体90を螺進方向に回転させたときには有端略円状バネ体10の他端10bが係止してこの有端略円状バネ体10と支持体9とを外側リング体90と一体回転させるために支持体9の環状凹部9aの内面に外向きに突設された係止用突起部11とを備えている。尚、この係止用突起部11は図に示すように支持体9に植設したピンで構成するかもしくは支持体9に一体に形成するとよい。
【0029】
この第1参考例の締結部の防護装置では、図11(a)に示すように、外側リング体90を螺進方向(図にて時計方向)に回転させると、有端略円状バネ体10の他端10bが内側に曲がった状態で支持体9の環状凹部9aの内面に外向きに突設された係止用突起部11に係止するので、支持体9は外側リング体90と一体に回転する。支持体9はボルト部材3のネジ部3aに螺合しているので、外側リング体90と一体となって前進する。
【0030】
また、図11(b)に示すように、外側リング体90を螺退方向(図にて反時計方向)に回転させると、有端略円状バネ体の10の他端10bと係止用突起部11の係止状態が解除されて、この有端略円状バネ体10の他端10bは係止用突起部11に乗り上げて回転するので、外側リング体90は自由回転して空回りする。
【0031】
外側リング体90と支持体9とは、これらの環状凹部91、9a内に介装された有端略円状バネ体10によって、軸方向の相互移動が拘束されているので、外側リング体90を取り外すことが不可能となり、この外側リング体90のキャップ部90aに覆われたナット部材6を取り外すことはできなくなる。
【0032】
したがって、ボルト部材3に螺合して鉄板1、2同士を締結したナット部材6は、悪戯等でボルト部材3から取り外すことができず、鉄板同士1、2の締結状態を解くことができなくなり、鉄塔が危険な状態となることを未然に防ぐことができる。
【0033】
図12は第2参考例の締結部の防護装置を示し、(a)はその縦断面図、(b)は(a)におけるB−B線正面断面図、図13は要部の部材である止め輪の正面及びその後向き屈曲片の側面を示す図、図14は要部の部材である支持体の正面図である。尚、上記した第1実施形態の締結部の防護装置における同一部材、同一箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0034】
この第2参考例の締結部の防護装置では、図12(a)、(b)に示すように、ナット取外し防止具7Cを、ボルト部材3のネジ部3aのロックナット5から突出した部分に螺合する支持体12と、ナット4とロックナット5とからなるナット部材6を覆うキャップ部93aを一体に備えた外側リング体93とから構成している。
【0035】
円筒形の外側リング体93は後端に内向き鍔部7tを有すると共に内面に環状凹部94を有している。支持体12はその外周部の前部が小径部12aに形成されているとともに後部が大径部12bに形成されてこの大径部12bの一部に係止用切欠凹部12cが形成されている(図14参照)。外側リング体93の環状凹部94には、先端に前記係止用切欠部12cに係入可能な後向き屈曲片13a(図13参照)を有する有端略円輪形状の止め輪13がその外周部において回転可能に嵌入されている。また外側リング体93の環状凹部94内には、止め輪13の後端が当接される突起部14が形成されている。尚、この突起部14は、図に示すように、外側リング体93に植設されたピンで構成するかもしくは外側リング体93の内面に一体に突起部を突設して形成するとよい。
【0036】
この第2参考例の締結部の防護装置では、止め輪13と前記内向き鍔部7tとの間に支持体12の大径部12bを拘束状態に配置しているので、外側リング体93と支持体12とは常に軸方向位置が同一となっている。そして外側リング体93を螺進方向に回転すると、前記突起部14によって止め輪13が押されて回転し、止め輪13の後向き屈曲片13aが支持体12の係止用切欠凹部12cに係入されて、支持体12を同方向に回転させるので、支持体12は外側リング体93と一体に回転する。逆に、外側リング体93を螺退方向に回転すると、後向き屈曲片13aが前記係止用切欠凹部12cから離反するので、外側リング体93は空回りする。
【0037】
これにより、外側リング体93は前進動のみ可能で、後退動が不可能となり、この外側リング体93に覆われたナット部材6は取り外すことができなくなる。
【0038】
したがって、ボルト部材3に螺合して鉄板1、2同士を締結したナット部材6は、悪戯等でボルト部材3から取り外すことができず、鉄板同士1、2の締結状態を解くことができなくなり、鉄塔が危険な状態となることを未然に防ぐことができる。
【0039】
なお、上記第1参考例、第2参考例において、外側リング体7B、93を、図6に示す第3実施形態のリング体7bのように、ナット部材6を覆うキャップ部7p、93aを省略した形状のものとすることができる。
【0040】
図15は第3参考例の締結部の防護装置を示し、(a)はその縦断面図、(b)は要部の部材であるスプリング部材を示す正面図である。
【0041】
この第3参考例は、ナット取外し防止具7Eを、ボルト部材3のネジ部3aに螺合するコイル状のスプリング部材からなる支持体12Aと、前記スプリング部材(支持体)12Aの端部12mに係脱可能に係合する係合突起51を周面に備えた外側リング体93Aとから構成している。
【0042】
前記コイル状のスプリング部材12Aは、ボルト部材3のネジ部3aにくい込むように螺合する複数巻状態に形成され、その軸方向の動きは、外側リング体93Aに設けた小突出縁93c、93dにより規制されている。スプリング部材12Aの後側の端部12mは、図15(b)に示すように、半径方向外方に変形されている。この端部12mは、外側リング部材12Aの内面後側に凹設した環状溝93n内を自由に回転することができる。また前記外側リング部材12Aには前記環状溝93n内に臨むようにピン形状の係合突起51が設けられている。
【0043】
前記外側リング体93Aを螺進方向に回転させたとき、すなわち、図15(b)の矢印方向に回転させたとき、前記係合突起51がスプリング部材12Aの端部12mに係合して、スプリング部材12Aを周方向に回転させる。他方外側リング体93Aを上記と逆の方向に回転させたときは、前記係合突起51はスプリング部材12Aの端部12mを半径方向内方に変形させるのみであって、前記端部12mとは係合せず、スプリング部材12Aは静止したままで、外側リング体93Aは空回りする。すなわち前記係合突起51は一方向回転伝達手段としての機能を営み、第1、第2参考例と同様、第3参考例も、外側リング体93Aは前進動のみ可能で、後退動が不可能となり、ナット取外し防止具7Eの取外しが不可能で、ひいてはナット部材6の取外しが不可能である締結部の防護装置となる。
【0044】
本発明は上記実施形態に示す外、種々の態様に構成することができる。例えば図16に示すように鉄板1、2同士を締結するボルト部材103の頭部103bにネジ軸100を突設して、このネジ軸100に第1実施形態で用いたようなナット取外し防止具7を螺合してボルト部材103の頭部103bを防護することができる。このような場合にも本発明を適用することができ、この場合には前記ネジ軸100および頭部103bはそれぞれ、特許請求の範囲で云うネジ部材、ナット部材に該当する。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、締結時のナット部材を取り外し不可能な状態にして確実に防護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の締結部の防護装置の使用状態を示し、(a)はナット部材をナット取外し防止具で覆うときの状態を示す断面図、(b)は前記防止具でナット部材を覆った状態でリング体を螺進方向とその逆方向に回転自由とした状態を示す断面図である。
【図2】 第1実施形態の締結部の防護装置におけるナット取外し防止具の断面図である。
【図3】 第1実施形態の締結部の防護装置において、その作用を(a)〜(e)に順を追って示す断面説明図である。
【図4】 第2実施形態の締結部の防護装置を示す要部の断面図である。
【図5】 第2実施形態の別例の締結部の防護装置を示す要部の断面図である。
【図6】 第3実施形態の締結部の防護装置を示す断面図である。
【図7】 第4実施形態の締結部の防護装置の使用状態を示し、(a)はナット部材をナット取外し防止具で覆うときの状態を示す断面図、(b)は前記防止具でナット部材を覆った状態でリング体を螺進方向とその逆方向に回転自由とした状態を示す断面図である。
【図8】 第4実施形態の締結部の防護装置に用いるスプリング部材の正面図である。
【図9】 第4実施形態の締結部の防護装置におけるスプリング部材の外向き折曲突出部が係入される切欠凹部を示すリング体の部分断面図である。
【図10】 第1参考例の締結部の防護装置を示す断面図である。
【図11】 図10におけるA−A線断面図であって、(a)は外側リング体を螺進方向に回転するときの状態を示し、(b)は外側リング体をその逆方向に回転するときの状態を示している。
【図12】 第2参考例の締結部の防護装置を示し、(a)はその縦断面図、(b)は要部の構造を示す正面断面図である。
【図13】 第2参考例の締結部の防護装置における要部の部材である止め輪の正面図。
【図14】 第2参考例の締結部の防護装置における要部の部材である支持体の正面図である。
【図15】 第3参考例の締結部の防護装置を示し、(a)はその要部の縦断面図、(b)は要部の部材であるスプリング部材の正面図である。
【図16】 本発明の他の適用例を示す断面図である。
【符号の説明】
1、2 鉄板
3 ボルト部材(ネジ部材)
3a ネジ部
4 ナット
5 ロックナット
6 ナット部材
7、7A、7B、7C、7D、7E ナット取外し防止具
7b リング体
7e 突起部
7p、90a キャップ部
8、8A スプリング部材
7m 切欠凹部
7n 環状凹部
8a 外向き折曲突出部
7s 孔部
9、12、12A 支持体
9a、91、94 環状凹部
10 有端略円状バネ体
10a 折曲部
10b 他端
11 係止用突起部
7t 内向き鍔部
12a 小径部
12b 大径部
12c 係止用切欠凹部
12m 端部
13 止め輪
13a 後向き屈曲片
14 突起部
51 係合突起
90、93、93A 外側リング体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a protection device for a fastening part that protects the nut member in a fastening part in which a steel plate or the like in a steel tower or the like is fastened by a screw member and a nut member to prevent the nut member from being removed.
[0002]
[Prior art]
Generally, in order to connect steel plates in a steel tower or the like, a screw member such as a bolt member is inserted into the through holes of both iron plates, a nut is screwed from the tip of the screw member, and a lock nut is screwed to the screw member. Tightened together.
[0003]
However, since the nut and the lock nut are exposed on the surface, there is a situation where the lock nut is loosened by mischief or the like and the nut is removed from the screw member to release the fastening state between the steel plates.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a protection device for a fastening portion that can solve the above-described conventional problems and can reliably prevent the fastening state of the fastening portion from being solved by mischief or the like.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-mentioned object, the present invention provides a fastening portion protection device configured to prevent the nut member from being removed at a fastening portion in which the fastening member is fastened by a screw member and a nut member. In a state where the fastening member is fastened by the screw member and the nut member, a coil-shaped spring member having one or more turns is included on the inner surface side of the ring body so as to restrict the axial movement within a predetermined range. A nut removal prevention tool comprising an engaging portion that is detachably engaged with the end portion is provided on the ring body and is rotated in the forward direction while pressing against the end portion of the screw member to thereby move the spring member to the end portion. Is engaged with the engaging portion and is advanced while being screwed to the threaded portion of the screw member, and the nut removal prevention tool is in contact with the nut member or the fastened member and is restricted from moving in the axial direction. in addition the Tsu rotate the door removal preventer in the forward direction is further screwed forward only the spring member, rotating the end of the spring member by disengaging from the engaging portion, the nut removal preventer in opposite directions It is characterized in that the nut member is protected so that the nut removal preventing tool can not be removed.
[0006]
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, embodiments of a protection device for a fastening portion according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[0008]
FIG. 1 shows a use state of a fastening member protection device according to a first embodiment of the present invention, wherein (a) includes a nut member that is screwed to a bolt member (screw member) and fastens steel plates to each other. Sectional drawing which shows a state when it covers with a nut removal prevention tool, (b) is the state which made the said prevention tool freely rotatable in the screwing direction of a nut member and the reverse direction in the state which covered the nut member with the nut
[0009]
1 (a) and 1 (b),
[0010]
In the protection device for the fastening portion of the first embodiment, the
[0011]
As shown in FIG. 3A, the
[0012]
Further, as shown in FIG. 3 (c), the
[0013]
By continuing further rotation, as shown in FIG. 3E, the rear end of the
[0014]
As a result, the
[0015]
Therefore, the
[0016]
FIG. 4 is a cross-sectional view of a main part showing a protection device for a fastening part according to the second embodiment, and FIG. 5 is a cross-sectional view of a main part showing a protection device for a fastening part of another example. In addition, the same code | symbol is attached | subjected and demonstrated to the same member and the same location in the protection apparatus of the fastening part of above-described 1st Embodiment.
[0017]
The protection device for the fastening part of the second embodiment and another example has the same basic configuration as that of the first embodiment, and the action for protection of the fastening part is basically the same. 4 and 5 is that
[0018]
That is, in the protective device for the fastening portion of the second embodiment shown in FIG. 4, the annular plate-like sliding
[0019]
FIG. 6 shows a protective device for a fastening portion according to the third embodiment. The nut removal preventing tool 7D of the third embodiment does not have a function corresponding to the
[0020]
FIG. 7: shows the protection device of the fastening part of 4th Embodiment, (a) is a state when covering the nut member screwed together by a bolt member and fastening steel plates with the nut removal prevention tool provided with the cap part. FIG. 8B is a cross-sectional view showing a state where the nut member is covered with the preventive device and the preventive device is freely rotatable in the screwing direction of the nut member and in the opposite direction. FIG. FIG. 9 is a partial cross-sectional view of the preventer showing a notch recess in which an outward bent protrusion of the spring member is engaged. FIG. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the same member in the above-mentioned 1st Embodiment, and the same location, and description is abbreviate | omitted.
[0021]
In the protection device for a fastening portion according to the fourth embodiment, as shown in FIGS. 7A and 7B, a part of the inner surface of the
[0022]
According to the protection device for the fastening portion of the fourth embodiment, as shown in FIG. 7A, the
[0023]
When this
[0024]
In this state, the
[0025]
Therefore, the
[0026]
FIG. 10 is a cross-sectional view showing the protective device for the fastening portion of the first reference example , FIG. 11 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. 10, and (a) rotates the outer ring body in the screwing direction of the nut member. (B) shows a state when the outer ring body is rotated in the opposite direction. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the same member and the same location in the protection device of the fastening part of above-mentioned 1st Embodiment, and description is abbreviate | omitted.
[0027]
In the protection device for the fastening portion of the first reference example , a disc-
[0028]
As shown in FIGS. 10 and 11, the
[0029]
In the protection device for the fastening portion of the first reference example , as shown in FIG. 11A, when the
[0030]
As shown in FIG. 11B, when the
[0031]
Since the
[0032]
Therefore, the
[0033]
FIG. 12 shows a protective device for a fastening portion of a second reference example , (a) is a longitudinal sectional view thereof, (b) is a front sectional view taken along line BB in (a), and FIG. 13 is a main part member. The figure which shows the front surface of a retaining ring and the side surface of a backward bending piece, FIG. 14 is a front view of the support body which is a member of the principal part. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the same member and the same location in the protection device of the fastening part of above-mentioned 1st Embodiment, and description is abbreviate | omitted.
[0034]
In the protective device for the fastening portion of the second reference example , as shown in FIGS. 12A and 12B, the nut
[0035]
The cylindrical
[0036]
In the protection device for the fastening portion of the second reference example , the large-
[0037]
As a result, the
[0038]
Therefore, the
[0039]
In the first reference example and the second reference example , the
[0040]
15A and 15B show a protection device for a fastening portion according to a third reference example , wherein FIG. 15A is a longitudinal sectional view thereof, and FIG. 15B is a front view showing a spring member which is a main part member.
[0041]
In the third reference example , the nut
[0042]
The coil-shaped
[0043]
When the
[0044]
The present invention can be configured in various ways other than those shown in the above embodiments. For example, projecting the
[0045]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to reliably protect the nut member at the time of fastening in a non-removable state.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a use state of a protection device for a fastening portion according to a first embodiment of the present invention, wherein (a) is a cross-sectional view showing a state when a nut member is covered with a nut removal prevention tool, and (b) is the prevention. It is sectional drawing which shows the state which made the ring body free to rotate in the screwing direction and the reverse direction in the state which covered the nut member with the tool.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a nut removal preventing tool in the protective device for a fastening portion according to the first embodiment.
FIGS. 3A and 3B are cross-sectional explanatory views showing the operation in order from (a) to (e) in the protective device for a fastening portion according to the first embodiment; FIGS.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a main part showing a protection device for a fastening portion according to a second embodiment.
FIG. 5 is a cross-sectional view of a main part showing a fastening portion protection apparatus according to another example of the second embodiment.
FIG. 6 is a sectional view showing a protection device for a fastening portion according to a third embodiment.
7A and 7B show a usage state of a protection device for a fastening portion according to a fourth embodiment, wherein FIG. 7A is a cross-sectional view showing a state when a nut member is covered with a nut removal prevention tool, and FIG. It is sectional drawing which shows the state which made the ring body freely rotatable in the screwing direction and the reverse direction in the state which covered the member.
FIG. 8 is a front view of a spring member used in the protection device for a fastening portion according to a fourth embodiment.
FIG. 9 is a partial cross-sectional view of a ring body showing a cutout recess into which an outward bent protrusion of a spring member is engaged in a protection device for a fastening portion according to a fourth embodiment.
FIG. 10 is a cross-sectional view showing a protective device for a fastening portion of a first reference example .
11 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. 10, where (a) shows a state when the outer ring body is rotated in the screwing direction, and (b) is a rotation of the outer ring body in the opposite direction. It shows the state when you do.
12A and 12B show a protection device for a fastening portion according to a second reference example , in which FIG. 12A is a longitudinal sectional view thereof, and FIG. 12B is a front sectional view showing a structure of a main portion.
FIG. 13 is a front view of a retaining ring which is a main part member in the fastening portion protection apparatus according to the second reference example ;
FIG. 14 is a front view of a support that is a main member of the protection device for a fastening portion according to a second reference example ;
FIGS. 15A and 15B show a protection device for a fastening portion according to a third reference example , wherein FIG. 15A is a longitudinal sectional view of an essential part thereof, and FIG. 15B is a front view of a spring member that is a member of the essential part.
FIG. 16 is a cross-sectional view showing another application example of the present invention.
[Explanation of symbols]
1, 2
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