JP4161096B2 - 集合フィーダ - Google Patents
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Description
すなわち、前記集合フィーダは、水平に配置される平板状の共通架台、前記共通架台の中央部を貫通して鉛直に設けられた集合管、およびこの集合管の周囲に配置されるとともに前記共通架台に旋回可能に支持された複数台の定量供給機により構成されている。
すなわち、定量供給機の排出管の先端部が集合管の開口へ旋回しながら入り、開口から旋回しながら出ることを可能にするために、開口が排出管の外周径よりも大きい開口に形成され、入る状態すなわち運転時に大きな隙間ができ、原料が漏れる等の問題があった。
(1) 集合フィーダの各定量供給機が旋回および水平移動自在であるため、集合管の開口を排出管の外周より僅かに大きく形成するだけですみ、さらに水平移動による集合管開口部のシール性の向上によって原料の漏れの防止ができる。また、この旋回と水平移動によってメンテナンスの作業が大幅に容易となる。
(2) シール材を板フランジで押圧、かつ、押圧強さも水平移動装置によって調整できることに加え、シール材そのものが強度、耐候性の他、粘着性も有しているため、十分な密着性と弾力性を有し、集合管面への密着性を良好に保つことができる。
図1および図2において、符号10で示されるものは集合フィーダであり、この集合フィーダ10は水平に配置される台状の共通架台11、この共通架台11の中央部に鉛直に立設された集合管2、およびこの集合管2の周囲に配置されると共に前記共通架台11に旋回軸3を介して旋回可能に支持された複数台(図1および図2では4台)の定量供給機1により構成されている。尚、各定量供給機1は、前記集合管2の周方向に90度毎に分割した位置に配置されている。前記集合フィーダ10は、前記共通架台11が図示しないが例えば加工装置の原料供給口上に配置され、前記集合管2の先端(下端)から加工装置へ粉粒体等の原料を供給可能に構成されている。
まず、図2の二点鎖線で示す位置において、後退した状態の水平移動装置15に定量供給機1が配置されている。次に、図3の(A)に示すように、旋回軸3の周りの時計方向に旋回台14を旋回し、図3の(B)に示すように、排出管4の軸芯が集合管2の開口2aの中心と対応した状態で停止させ固定する。次に、水平移動装置15の駆動ハンドル15aを操作して定量供給機1を前進させ、排出管4の先端を集合管2の開口2a内に入れて突出させ、図3の(C)に示すように、排出管4の先端部外周に設けられたシール材4aが集合管2の外壁面に密着した状態となる。
従って、前記排出管4を開口2a内に挿入し、板フランジ20によってシール材4aをシール面2aAに押圧すると、平らな面を有するシール材4aがシール面2aAに接合されて、排出管4と集合管2とが密合状態にて接続される。
ポリオレフィン系又はシリコン系ゲルは、食品容器フタのパッキン、チャイルドシートのクッション材、医療用プロテクター等々、特定部分の振動衝撃吸収材に主に使用されているものである。
本件装置に適用させるにあたり、装置への脱着を容易にするために前述のように排出管4に板フランジ20を設けてシール材4aを装着するようにした。また、シール材加工の容易性とコスト低減を考えて断面形状を四角にしたものである。
なお、断面形状としては丸等の他形状も考えられるが、平面接触シールによっても十分良好な本シール材のシール能力を考え、経済的でかつシンプルで加工性のより良い四角の断面形状とした。
以上のように構成されたシール材であるポリオレフィン系又はシリコン系ゲルの性状により、密着性にくわえ柔らかなるも十分な弾力性によって振動絶縁と粉漏れ防止を達成することができるものである。
軽く集合管2面にシール材4aを接触させた状態でシール面に石けん水をかけた結果はかに泡程度の漏れであり、気密性能上使用に全く支障がないことがわかった。
次にロードセルへの影響を調査するため、シール材4a面を強めに集合管2のシール面2aAに押し付け、実際にペレットを流してロードセルの定量供給精度をチェックした。
テスト機の材料供給ロード25%、50%、75%、100%の段階でテストをしたが、全てロードセルの必要精度1.0%以内に入っており、且つテスト結果はシール材4aを装着しない状態での精度と全く変わらず、ロードセルには影響しないことが確認された。
また、このシール材4aは、強度、耐候性及び粘着性を有しているため、集合管2への密着性がよく、仮に、粉等が付着して粘着性が落ちた場合でも、水洗いするだけで元の性質に戻ることができ、反復使用性に大変優れている。
2 集合管
2a 開口
2aA シール面
3 旋回軸
4 排出管
4a シール材
10 集合フィーダ
11 共通架台
14 旋回台
15 水平移動装置
15a 駆動ハンドル
20 板フランジ
Claims (5)
- 水平配置の共通架台(11)に立設された集合管(2)と、前記集合管(2)の周囲に配置され原料を前記集合管(2)に供給するための排出管(4)を有する複数の定量供給機(1)とにより構成された集合フィーダにおいて、前記各定量供給機(1)は、前記共通架台(11)に設けられた旋回軸(3)に旋回可能に支持された旋回台(14)上の水平移動装置(15)に取付けられ、前記旋回台(14)の旋回により前記定量供給機(1)の排出管(4)が前記集合管(2)に対して旋回し、前記水平移動装置(15)の作動により前記排出管(4)が前記集合管(2)の開口(2a)に対して出入自在であることを特徴とする集合フィーダ。
- 前記定量供給機(1)の排出管(4)の先端部外周にリング状のシール材(4a)が設けられていることを特徴とする請求項1記載の集合フィーダ。
- 前記シール材(4a)は、ポリオレフィン系又はシリコン系ゲルよりなることを特徴とする請求項2記載の集合フィーダ。
- 前記シール材(4a)は、断面形状が四角形よりなることを特徴とする請求項2又は3記載の集合フィーダ。
- 前記排出管(4)に平板状の板フランジ(20)を設け、前記板フランジ(20)に前記シール材(4a)を設けると共に、前記シール材(4a)が接合する前記集合管(2)のシール面(2aA)は平面よりなることを特徴とする請求項2ないし4の何れかに記載の集合フィーダ。
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