JP4160950B2 - 鳥類飛来防止装置 - Google Patents
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Description
また、風が通過する軸心方向の流路を有し風を受けて該軸心廻りに回転する短円筒状回転体を、備え、該回転体は、ラジアル内方向に突設されて上記流路を流れる風を受ける内羽根板と、ラジアル外方向に突設されて外側を流れる風を受ける外羽根板と、を有し、さらに、上記回転体は、ラジアル内外方向へ風を通す複数の窓部が、その円筒部に形成されている。
また、風が通過する軸心方向の流路を有し風を受けて該軸心廻りに回転する短円筒状回転体を、備え、該回転体は、ラジアル内方向に突設されて上記流路を流れる風を受ける内羽根板と、ラジアル外方向に突設されて外側を流れる風を受ける外羽根板と、を有し、さらに、上記回転体の外側に於て上記軸心方向に沿って配設され、該回転体へラジアル方向の風を送るための風偏向板体を、備えている。
また、風が通過する軸心方向の流路を有し風を受けて該軸心廻りに回転する短円筒状回転体を、備え、該回転体は、ラジアル内方向に突設されて上記流路を流れる風を受ける内羽根板と、ラジアル外方向に突設されて外側を流れる風を受ける外羽根板と、を有し、さらに、上記回転体は、その両端縁に、外鍔部を有する。
本発明の鳥類飛来防止装置は、軸心廻りに回転する短円筒状回転体を、備え、回転体は、ラジアル内方向に突設される内羽根板と、ラジアル外方向に突設される外羽根板と、を有するので、内羽根板と外羽根板とで、内外の風を受け、微風であっても、回転体は確実に回転し、鳥類等が飛来してきても、止まることを防ぐと共に、枯れ葉等を置くことによる巣作りを、防ぐことができて、フンによる公害等を低減できる。
また、ゴミ等が回転体上に落下しても、回転により確実に下方に落下するので、美観が保たれる。
また、仮に全くの無風状態であっても、鳥類が飛来してきて回転体に止まろうとすると、回転体が回転し、好都合である。
また、回転体の回転により落下したゴミ等が、風偏向板体の上面を滑り落ちるので、取付基枠の上に落下することを防ぐことができ、風偏向板体が障害となって、すずめ等の小動物が、回転体と取付基枠の間に侵入するのを防ぐ。
また、風偏向板体がカバーとなって、外部からの美観の低下が防がれる。
図1,図2,図3及び図4に示すように、本発明に係る鳥類飛来防止装置は、風を受けて軸心L廻りに回転する短円筒状回転体1を備え、この回転体1は、風が通過する軸心L方向の流路10を有する円筒部11を、備える。
かつ、回転体1は、円筒部11の中央に配設され(後述の軸棒24が挿嵌される)軸心L方向の孔部を有する小円筒状軸受部12と、軸受部12の外周からラジアル方向放射状に所定間隔をもって突設される複数の細腕部13…と、を備え、内羽根板2は、各細腕部13の端部13aと円筒部11の内周面11aとを連結状とするように、配設される。
かつ、内羽根板2は、細腕部13の端部13aから内周面11aにかけて拡開状(扇状)に形成されると共に、軸心L方向から所定角度傾いて配設されている。
外羽根板3は、弯曲状(小扇形状)であり、円筒部11の外周面11bに、内羽根板2と連続平面状として、突設されている。
実施例では、回転体1は、4本の細腕部13…を有し、各細腕部13に、内羽根板2及び外羽根板3が1枚ずつ付設されている。
外羽根板3と内羽根板2は、形状が連続状として一体成形される。あるいは、内羽根板2と外羽根板3を、形状として分離して配設もよい。その場合も一体成形が好ましい。
いずれにせよ、円筒部11と内羽根板2と外羽根板3とは、プラスチックの射出成形にて一体成型されるのが望ましい。
また、回転体1は、円筒部11の両端縁14,14に形成された一対の外鍔部7,7を、有する。この外鍔部7,7は、回転体1…が、同一軸心L廻りに回転可能として近接して配設されて使用される際に、隣り合う回転体1,1の間に、枯れ葉等のゴミを入り込ませないためのものである。
円筒部11は、横幅が、直径よりも小さく設定されて、形成される。
具体的には、取付基枠30は、長尺帯状の帯板部31と、帯板部31の上面に長手方向に所定間隔で立設され支柱部材6の下部6bを抜差自在に挿嵌して鉛直状に保持する支持筒部32…と、を有する。
支持筒部32は、平面視矩形筒形状で、左右一対の壁部に、縦スリット32a,32aが形成される。また、帯板部31は、取付面20上に突出している(ボルト頭部等の)障害物を通す(避ける)複数の窓部33…や切欠部34…が、切欠形成されている。
また、支柱部材6は、(回転体1の軸受部12に挿嵌される)軸棒24が挿嵌される孔部25が、上部6aに形成されると共に、取付基枠30の支持筒部32に挿嵌される際に縦スリット32a,32aに差込まれる係止突部26,26が、下部6bに突設される。支持筒部32から支柱部材6を引き抜くために、係止突部26が、ドライバー等で引っ掛けて引き上げられる。
取付基枠30は、200mm 〜2000mmの長さ(長尺状)に形成するのがよい。
風偏向板体8は、横長帯板形状であり、回転体1の外側に於て軸心L方向に沿うと共に回転体1側に傾斜状として、その下端部8aが、取付基枠30の上面に取り付けられる。
かつ、風偏向板体8は、取付基枠30を取付面20に固定するクランプ部材16を通す(避ける)ための切欠部18が、下辺に形成される。
具体的には、支持板部37…は、一つの回転体1を挟持可能な間隔Dと、近接した間隔とを有するように、交互に配設される。
各支持板部37は、軸棒24が挿嵌される孔部37aが、形成され、各孔部37a…は、複数の回転体1…を同一軸心L方向に保持するように、形成される。
また、取付基枠35は、取付面20上に付いている(ボルト頭部等の)障害物を避ける(通す)ための複数の窓部33…や切欠部34…が、形成され、かつ、帯板部36は、近接して隣り合う支持板部37,37の下端部位を隔離するスリット38が、窓部33に連続するように形成されている。帯板部36の前後端辺部39を、切断すれば、この取付基枠35は、スリット38により、回転体1を一つずつ保持する単体の取付基枠へと、複数に分割される。
図6は、取付基枠30(取付基枠35)を上部に挟持状に保持する平板状固定具17を示し、固定具17は、ステンレス等から成り、ベランダの壁体や塀の上等の取付面20に、接着剤やビス等で固定される。
先ず、図4に於て、支柱部材6の孔部25に、軸棒24を挿嵌する。そして、軸棒24の両側に、小円筒体27,27、回転体1,1の軸受部12,12を、順に挿嵌し、軸棒24の両端にピン23,23を挿入して固定する。
次いで、支柱部材6の下部6bを取付基枠30の支持筒部32に差込んで、立設させる。
そして、図1に示すように、回転体1を付設した取付基枠30…を、(H鋼等の)取付面20にクランプ部材16で、取付ける。
また、取付基枠30の帯板部31の上面に、風偏向板体8を固定させる。
また、回転体1の前方で吹く風が、風偏向板体8の上面に矢印21のようにガイドされて、各回転体1へラジアル方向に吹いて、外羽根板3…が風を受けると共に、風の一部が窓部5を通って流路10内に流れ、内羽根板2に吹き付ける。
このように、ラジアル方向から微風が吹いても、内・外羽根板2,3が風を受けて、回転体1は確実に、矢印Rのように力強く回転する。
そして、回転体1…が回転することで、鳥類が飛来してきても止まるのを防ぐ。また、枯れ葉等のゴミが回転体1上に落ちても、回転により落下して、積もらない。
また、外鍔部7,7により、近接して隣り合う回転体1,1の間への枯れ葉等のゴミの侵入が、防がれる。
また、回転体1は、風を受けて回転することで、風圧を逃がすので、破損しない。
また、取付基枠30の帯板部31を、弯曲変形可能な柔軟な材質から形成することで、弯曲状の取付面20の形状に沿うように変形させて取り付けることもできる。
また、図示省略するが、一の取付基枠30の窓部33に、下方から別の取付基枠30の支持筒部32を挿嵌するようにして、一の取付基枠30に別の取付基枠30を重ねて収納できる。なお、円筒部11に於て、その窓部5を省略して、円筒周面壁とするも、好ましい場合がある(図示省略)。
また、仮に全くの無風状態であっても、鳥類が飛来してきて回転体1に止まろうとすると、回転体1が回転し、好都合である。
また、回転体1の回転により落下したゴミ等が、風偏向板体8の上面を滑り落ちるので、取付基枠30の上に落下することを防ぐことができる。また、風偏向板体8が障害となって、すずめ等の小動物が、回転体1と取付基枠30の間に侵入するのを防ぐ。
また、風偏向板体8がカバーとなって、外部からの美観の低下が防がれる。
また、取付面20にリベット頭やボルト頭部等が突設する等の凸部が存在する場合は、干渉する部分のみを鋏等の作業工具で切断して使用することができる。
2 内羽根板
3 外羽根板
5 窓部
6 支柱部材
7 外鍔部
8 風偏向板体
10 流路
11 円筒部
14 端縁
20 取付面
30 取付基枠
L 軸心
Claims (5)
- 風が通過する軸心(L)方向の流路(10)を有し風を受けて該軸心(L)廻りに回転する短円筒状回転体(1)を、備え、
該回転体(1)は、ラジアル内方向に突設されて上記流路(10)を流れる風を受ける内羽根板(2)と、ラジアル外方向に突設されて外側を流れる風を受ける外羽根板(3)と、を有し、
さらに、上記内羽根板(2)及び上記外羽根板(3)は、各々二つ以上、周方向に所定間隔をもって配設されると共に、該内羽根板(2)と外羽根板(3)は連続状に一体成形されていることを特徴とする鳥類飛来防止装置。 - 風が通過する軸心(L)方向の流路(10)を有し風を受けて該軸心(L)廻りに回転する短円筒状回転体(1)を、備え、
該回転体(1)は、ラジアル内方向に突設されて上記流路(10)を流れる風を受ける内羽根板(2)と、ラジアル外方向に突設されて外側を流れる風を受ける外羽根板(3)と、を有し、
さらに、上記回転体(1)は、ラジアル内外方向へ風を通す複数の窓部(5)が、その円筒部(11)に形成されたことを特徴とする鳥類飛来防止装置。 - 風が通過する軸心(L)方向の流路(10)を有し風を受けて該軸心(L)廻りに回転する短円筒状回転体(1)を、備え、
該回転体(1)は、ラジアル内方向に突設されて上記流路(10)を流れる風を受ける内羽根板(2)と、ラジアル外方向に突設されて外側を流れる風を受ける外羽根板(3)と、を有し、
さらに、上記回転体(1)の外側に於て上記軸心(L)方向に沿って配設され、該回転体(1)へラジアル方向の風を送るための風偏向板体(8)を、備えたことを特徴とする鳥類飛来防止装置。 - 風が通過する軸心(L)方向の流路(10)を有し風を受けて該軸心(L)廻りに回転する短円筒状回転体(1)を、備え、
該回転体(1)は、ラジアル内方向に突設されて上記流路(10)を流れる風を受ける内羽根板(2)と、ラジアル外方向に突設されて外側を流れる風を受ける外羽根板(3)と、を有し、
さらに、一つ又は二つの上記回転体(1)を回転自在に保持する支柱部材(6)と、取付面(20)に取付けられると共に複数の該支柱部材(6)を所定間隔で複数立設状に保持する長尺帯状の取付基枠(30)と、を備えたことを特徴とする鳥類飛来防止装置。 - 風が通過する軸心(L)方向の流路(10)を有し風を受けて該軸心(L)廻りに回転する短円筒状回転体(1)を、備え、
該回転体(1)は、ラジアル内方向に突設されて上記流路(10)を流れる風を受ける内羽根板(2)と、ラジアル外方向に突設されて外側を流れる風を受ける外羽根板(3)と、を有し、
さらに、上記回転体(1)は、その両端縁(14)(14)に、外鍔部(7)(7)を有することを特徴とする鳥類飛来防止装置。
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