JP4158903B2 - Rotation connector with rotation sensor - Google Patents
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Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、ステアリングに搭載された電気部品を車体側に電気的に接続する回転コネクタと、ステアリングの回転角度を検出する回転センサとを備えた回転センサ付き回転コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来型の回転コネクタは、回転コネクタのロテータから突出させた突起部をステアリングに嵌合させる構造により、ステアリングの駆動を回転コネクタのロテータに伝達させている。そして、この回転コネクタにこれとは別に組み付けられた回転センサを取り付けてユニット化させ、回転センサによりステアリングの操舵角を検出する構成が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
この構成は、同公報の図2に示されるように、回転コネクタの下部ロテータ(ロータ)と回転センサ(舵角センサ)の上部ロータとの間にがた付き吸収ばねを介装している。また、回転コネクタの下部ロテータと回転センサの上部ロータとは一方に形成された長孔や矩形孔と他方に形成された突起部とが係合してがた吸収部を形成している。また、回転コネクタの上部ロテータ(ロータ)にはフィンガー部が形成されて当該フィンガー部がステアリングの所定位置に係合されている。そして、ステアリングを回転させるとステアリングの回転トルクがフィンガー部を介して回転コネクタの上部ロータに伝達され、がた付き吸収ばねでシャフト軸線方向に付勢された回転センサのロータにがた吸収部を介して回転が伝達されるようになっている。そして、回転センサのロータが回転することにより、その回転角度を検出している。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−329649号公報(第2−4頁、図2)
【発明が解決しようとする課題】
回転センサの出力は例えば車両走行中の挙動を安定させるビーグル・スタビリティ・コントロールのひとつの情報として使用されたり、パワーステアリングの油圧調整に使われたりするため、厳密な精度が要求される。従って、回転センサの出力は正確に測定されなければならない。
【0005】
しかしながら、上述の構成では、回転コネクタ、がた付き吸収ばね、回転センサが互いにあそびをもって連結しているので、回転コネクタのロテータと回転センサのロータ間に介在するがた付き吸収ばねによる回転コネクタと回転センサの各ロータ間の相対的な角度偏移や、その他の構成要素間のずれが積分して回転センサにおいて正確な回転角度を検出することができないことが考えられる。
【0006】
一方、回転センサとシャフト間のがた付き(遊び)を減らすと回転センサの検出精度向上には寄与するが、その反面シャフトに回転センサ付回転コネクタを組み付けるときの組み付け性が低下する問題がある。このような回転センサ付回転コネクタを車両の組立てライン上で組み付けるときはコンベアラインに載った車両が各組み付けステーションを移動していくので、組み付け作業性の低下はラインの一時停止等につながるので好ましくない。
【0007】
また、別のサブアッセンブリラインで組み付ける場合であってもがた付き吸収ばねを介装させた状態でロテータとロータとの係合を行わなければならず、このように部品点数が多いとユニット化に手間がかかる。
【0008】
本発明の目的は、シャフトへの組み付け性に優れ、かつステアリングの回転角度を精度良く検出できる回転センサ付き回転コネクタを提供することにある。
【0009】
上述の課題を解決するために、本発明にかかる回転センサ付回転コネクタは、回転コネクタにこれとは別に組み付けられた回転センサを取り付けて、回転センサ側ロータと回転コネクタ側ロテータとを一体に設けた回転センサ付回転コネクタであって、前記回転コネクタのロテータの円周縁部近傍であって、シャフトの中心軸線から最も離間した位置にステアリングに向かって垂設された突起部が備わっており、前記回転コネクタのステータには、係合爪部がステータ外周に突出形成されており、当該係合爪部がコンビネーションスイッチブラケットの係止穴に係止することによってステータが当該ブラケットに固定されるようになっており、前記ステータには、前記係合爪部よりも内側で前記回転センサとの当接側に前記回転センサを保持するための保持爪が突出形成されており、前記保持爪の端部にテーパ部を備えると共にテーパ部に隣接して段部を備えており、前記テーパ部は、前記回転センサと前記回転コネクタとが結合する際に前記保持爪を撓ませて前記回転センサを受け入れ、前記段部は、前記回転センサと前記回転コネクタとの結合後に前記回転センサを保持することで、前記回転センサのロータと前記回転コネクタのロテータとは、結合して一体化しており、前記回転センサのロータは、リング状のロータセンシング部と段付き円柱状のロータ固定部とからなり、前記ロータセンシング部は、導電性の部材でできた周方向に幅が可変のリング部材からなり、ステアリングの回転角度検出に当たって、該リング部材を磁性材コア内に収容されたコイルで挟み込むようにコイルコアをステータに対向配置し、前記リング部材を回転することによって渦電流の発生度合いをコイルインピーダンスの変動に変換してこれを検知し、角度信号として取り出すようになっており、前記ロータ固定部は、前記回転センサのロータから突出形成されたクラッシュリブがロテータの当該リブと対応する位置に穿設された孔部に挿入され、クラッシュリブのうちこの孔部から突出した部分を熱かしめまたは熱溶着して、前記回転センサのロータと前記回転コネクタのロテータとを一体に結合しており、シャフトに前記回転センサ付回転コネクタを組み付けた際に、一体化したロテータ及びロータとシャフトとはクリアランスを有するようになっている、ことを特徴としている。
【0010】
回転センサ側ロータと回転コネクタ側ロテータとが一体化しているため、従来のようにステアリングから回転コネクタ側ロテータ及びがた付き吸収ばねを介して当該ロテータと別体に設けられた回転センサ側ロータに回転を伝達させなくて済む。即ち、回転センサ付回転コネクタのロータとロテータとが一体化することでこれらの部材間で生じるがた付きを無くすことができる。これによって、ステアリングから回転センサ側ロータの駆動トルクを得た場合であっても回転センサにおいて正確な回転角度検出を行うことができる。
【0011】
また、従来例に記載した回転センサ付回転コネクタのような回転センサと回転コネクタ間の突起と孔部とからなるがた吸収部を位置合わせさせながらコイルばね等の弾性部材を介在させて組み付ける必要がないので、組み付け作業性が向上する。
【0013】
また、シャフトに回転センサ付回転コネクタを組み付けた際に、一体化したロテータ及びロータとシャフトとはクリアランスを有するようになっており、一方、回転コネクタのロテータの円周縁部近傍であって、シャフトの中心軸線から最も離間した位置にステアリングに向かって垂設された突起部が備わっている。従って、回転センサ付回転コネクタをシャフトに組み付ける作業が容易に行えることに加えて、回転センサの検出精度も向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施形態にかかる回転センサ付回転コネクタについて図面に基づいて説明する。
【0015】
本発明の第1の実施形態にかかる回転センサ付回転コネクタ1は、図1に示すようにロータ121がステアリングシャフト(以下、単に「シャフト」とする)Sの周囲と僅かな隙間で配置される回転センサ120と、回転センサ120を抱え込むように保持する回転コネクタ110とを備えており、回転センサ120のロータ121と回転コネクタ110のロテータ111とは後に詳細に説明するように機械的に結合して一体化している。
【0016】
なお、回転コネクタ110のロテータ111とステータ112は樹脂でできており、内部にフラットケーブル(図示せず)を渦巻き状に巻回収容し、ステアリングホイール(以下、単に「ステアリング」とする)Wに装着されたエアバッグインフレータ等の電気部品と車体側のエアバッグECU等の電気部品や車体側ワイヤハーネス(図示せず)との電気的接続を行う役目を果たしている。
【0017】
回転コネクタ110のロテータ111はその円周縁部近傍にステアリングWに向かって垂設された突起部111aが備わっている。突起部111aはステアリングWの半径方向に形成された長孔Waに係合してステアリングWからの回転トルクを回転コネクタ110のロテータ111に伝達する役目を果たしている。なお、突起部111aをロテータ111の円周縁部近傍(シャフトSの中心軸線から最も離間した位置)に形成した理由については後述する。
【0018】
回転コネクタ110のステータ112には複数の係合爪部112aがステータ外周に間隔をあけて突出形成されており、当該係合爪部112aが図中二点鎖線で示すコンビネーションスイッチブラケットBの係止穴Baに係止することによってステータ112が当該ブラケットBに固定されるようになっている。また、ステータ112には係合爪部112aよりも内側で回転センサ120との当接側に回転センサ120を保持するための複数の保持爪112bが周方向に間隔をあけて突出形成されている。保持爪112bは片持ち梁構造を有し、端部にテーパ部112cを備えると共にテーパ部112cに隣接して段部112dを備えている。なお、テーパ部112cは回転センサ120と回転コネクタ110とが結合する際に保持爪112bを撓ませて回転センサ120を受け入れるためのもので、段部112dは回転センサ120と回転コネクタ110との結合後に回転センサ120をしっかりと保持するためのものである。これによって、回転コネクタ110のステータ112と回転センサ120のステータ122とを容易にユニット化できるようになっている。
【0019】
一方、回転センサ120はステアリングWの正確な操舵量を検出するためのもので、この検出信号をパワーステアリングの油圧制御に用いたり車両走行中のビーグル・スタビリティ・コントロール(挙動制御)の一つのファクターとして使用するようになっている。
【0020】
回転センサ120のステータ122はアルミニウムや黄銅等遮蔽効果のある導電性部材でできており、電磁シールドの役目を果たしている。
【0021】
また、回転センサ120のロータ121はリング状のロータセンシング部121aと段付き円柱状のロータ固定部121bとからなる。ロータセンシング部121aは鉄等の導電性の部材でできた周方向に幅が可変のリング部材からなる。なお、ステアリングSの回転角度検出に当たっては、該リング部材を磁性材コア内に収容されたコイルで挟み込むようにコイルコア(図示せず)をステータ122に対向配置し、リング部材を回転することによって渦電流の発生度合いをコイルインピーダンスの変動に変換してこれを検知し、角度信号として取り出すようになっている。
【0022】
ロータ固定部121bは樹脂でできており、その端部が回転コネクタ110のロテータ111と結合して回転センサ120のロータ121と回転コネクタ110のロテータ111とが一体化している。なお、この結合に当たっては回転センサ120のロータ121から突出形成されたいわゆるクラッシュリブ121eが利用されている。クラッシュリブ121eとは、例えば樹脂でできたボスに三角形のリブを円周上等間隔で形成せしめたものである。そして、クラッシュリブ121eがロテータ111の当該リブ121eと対応する位置に穿設された孔部に挿入され、クラッシュリブ121eのうちこの孔部から突出した部分を例えばはんだごて等を用いて熱かしめや熱溶着することで回転センサ120のロータ121と回転コネクタ110のロテータ111とを一体に結合している。
【0023】
また、キャンセルカム130は回転コネクタ110のロテータ側に回転センサ120のロータ121と同じ方法で固定されている。即ち、キャンセルカム130は段付き円筒形状を有し、一端部に熱かしめ可能なクラッシュリブ(図示せず)が備わっている。より詳細にはキャンセルカム130の小径部にはロータ121のクラッシュリブ121eとの干渉を避ける位置にクラッシュリブが周方向に等間隔で突設し、熱かしめによってロテータ111と一体化するようになっている。即ち、回転コネクタ120のロテータ111にロータ121とキャンセルカム130がそれぞれ熱かしめによって結合されている。
【0024】
以上のように回転コネクタ110のロテータ111と回転センサ120のロータ121とはクラッシュリブ121eを介して一体化している。これによって、シャフトSに回転センサ付回転コネクタ1を組み付けると、一体化したロテータ111及びロータ121とシャフトSとは或る一定のクリアランスを有するようになる。そして、このクリアランスによって、回転センサ付回転コネクタ1をシャフトSに組み付ける際に抵抗無く組み付けることができ、組み付け作業性を向上させる。
【0025】
次いで、かかるクリアランスが存在するにも係わらず、本実施形態にかかる回転センサ付回転コネクタ1において回転センサ120の回転角度検出精度が一定レベルに保たれる理由について説明する。
【0026】
コンビネーションスイッチブラケットBは、ステアリングコラムCに固定されている。ここで、ステアリングコラムCはシャフトSに対して若干のずれを伴って固定されていたり、コンビネーションスイッチブラケットBとステアリングコラムCもずれを伴ったまま結合していることがある。更には、コンビネーションスイッチブラケットBやステアリングコラムCの部品寸法公差上のばらつきもある。
【0027】
従って、コンビネーションスイッチブラケットBに回転コネクタ110のステータ112を取り付けると、コンビネーションスイッチブラケットBのシャフトSに対するずれがそのままステータ112とシャフトSとのずれになる。
【0028】
従って、回転コネクタ110のステータ112及び回転センサ120のステータ121がこのようなステアリングコラムCやコンビネーションスイッチブラケットBとの組み付け上や部品寸法公差上のばらつきに起因してシャフトSとの同心度が保てなくなるにつれて、回転コネクタ110のロテータ111と回転センサ120のロータ121もステータ112,122にそれぞれ追従して動くため、シャフトSとの同心度が保てなくなる。しかしながら、ロテータ111の突起部111aは上述の通り回転コネクタ110のロテータ111における円周縁部近傍(シャフトSの中心軸線から最も離間した位置)に形成されているので、ロータ121の回転誤差を計測上無視できる程度に小さくすることができる。
【0029】
これを具体例で説明すると、図2に示すように例えば直径100mmのロテータの最外周部に突起部が形成された場合、回転コネクタのロテータの同心度が0.5mmずれてもロテータ(ロータ)回転角度に換算すると0.57°のずれしか生じず、この程度のずれであれば、回転コネクタのロテータと一体に回転する回転センサのロータの回転誤差として無視できる程度に小さいと言える。
【0030】
即ち、偏心による角度のずれを回転トルク伝達用の突起部111aとシャフト中心軸線との距離を大きくすることで、回転角度検出精度上問題のないレベルにまで小さくでき、回転角度検出上本来好ましくない回転センサ120のロータ121とシャフトSとの隙間の存在を回転センサ120の検出上問題ないものとすることができる。
【0031】
このようにステアリングSからの回転トルクを伝達する回転コネクタ110のロテータ111の突起部111aを回転センサ付回転コネクタ1が組み付けられるシャフトSの軸線からなるべく離すことで回転コネクタ110のロテータ111及び回転センサ120のロータ121とシャフトSとの同心度がある程度ずれても回転センサ120の検出精度には影響を与えなくて済むと言える。
【0032】
一方、このように回転コネクタ110のロテータ111及び回転センサ120のロータ121とを一体化しかつシャフトSからある程度離間させることで(がた付きを持たせることで)、回転センサ付回転コネクタ1をステアリングSに組み付ける際に容易に組み付けできるようになる。従って、本実施形態における回転センサ付回転コネクタ1は角度検出精度を十分なレベルに維持しつつ、シャフトSへの組み付け性を向上させることができる。
【0033】
また、回転コネクタ110のステータ112と回転センサ120のステータ122との間に相対変位を生じさせて回転センサ120のロータ121とシャフトS間の偏心を少なくするためのクッション材等を特別に介装する必要は無い。
【0034】
続いて、本発明の第2の実施形態にかかる回転センサ付回転コネクタについて説明する。なお、第1の実施形態にかかる回転センサ付回転コネクタと同等の構成については対応する符号を付して詳細な説明を一部省略する。
【0035】
本発明の第2の実施形態にかかる回転センサ付回転コネクタ2は、図3に示すようにロータ221がステアリングシャフト(以下、単に「シャフト」とする)Sの周囲と僅かな隙間で配置される回転センサ220と、回転センサ220を保持する回転コネクタ210とを備えており、回転センサ220のロータ221と回転コネクタ210のロテータ211とは第1の実施形態と同様にクラッシュリブ221eによって機械的に結合して一体化している。
【0036】
なお、回転コネクタ210のロテータ211とステータ212は樹脂でできており、内部構成及びその機能は第1の実施形態にかかる回転コネクタ110と同様である。また、回転コネクタ210のロテータ211にはその円周縁部近傍にステアリングWに向かって垂設した突起部211aが備わっている。突起部211aはステアリングWに形成された半径方向長孔Waに係合してステアリングWからの回転トルクを回転コネクタ210のロテータ211に伝達する役目を果たしている。
【0037】
回転コネクタ210のステータ212には複数の係合爪部212aがその外周に間隔をあけて突出形成されている。そして、当該係合爪部212aが図中二点鎖線で示すコンビネーションスイッチブラケットBの係止穴Baに係止することによって回転コネクタ210のステータ212が当該ブラケットBに固定されるようになっている。また、ステータ212には係合爪部212aよりも内側で回転センサ220との当接側に回転センサ220を保持するための複数の保持爪212bが周方向に間隔をあけて形成されている。保持爪212bは第1の実施形態と同様に片持ち梁構造を有し、端部にテーパ部212cを備えるとともにテーパ部212cに隣接して段部212dを備えている。なお、テーパ部212cは回転センサ220と回転コネクタ210とが結合する際に保持爪212bを撓ませるためのもので、段部212dは回転センサ220と回転コネクタ210とが結合後に回転センサ220をしっかりと保持するためのものである。
【0038】
また、回転コネクタ210のステータ212と回転センサ220のステータ222との間にはゴムや樹脂等からなる弾性部材240が周方向に等間隔で介装されている。弾性部材240はステータ212とステータ222間の一定量の相対変位を可能としつつ、がた付きを吸収する役目を果たしている。また、弾性部材240は干渉音を防止する作用も有している。
【0039】
以上の構成によって、回転コネクタ210のステータ212と回転センサ220のステータ222とを容易にユニット化できるようになっている。
【0040】
一方、回転センサ220はステアリングWの正確な操舵量を検出するためのもので、その内部構成及び機能は第1の実施形態にかかる回転センサ120と同様である。即ち、回転センサ220のロータ221はリング状のロータセンシング部221aと段付き円柱状のロータ固定部221bとからなる。ロータ固定部221bは樹脂でできており、その端部が回転コネクタ210のロテータ211と結合して回転センサ220のロータ221と回転コネクタ210のロテータ221とが一体化している。なお、この結合に当たっては、回転センサ220のロータ221から突出形成されたいわゆるクラッシュリブ221eが利用されている。クラッシュリブ221eは、第1の実施形態にかかるクラッシュリブ121eと同様の材質でできておりかつ同様の形状を有している。そして、クラッシュリブ121eがロテータ211の適所に穿設された孔部に挿入され、熱かしめや熱溶着することで回転センサ220のロータ221と回転コネクタ210のロテータ211とを一体に結合している。
【0041】
本実施形態では上述の構成に加えてロータ固定部221bの端部において当該ロータ固定部内周面に沿ってシャフト挿入方向に向かって複数の(3つ以上の)調心爪221fが周方向に等間隔で延在形成されている。調心爪221fはロータ221とロテータ211との同心度を維持するための弾性体である。即ち、調心爪221fはそれ自身可撓性を有すると共に回転センサ220のロータ221をシャフトSに組み付けたとき各調心爪221fが協働して当該ロータ221とシャフトSとの同心度を維持するようになっている。
【0042】
一方、ロータセンシング部221aは鉄等の導電性の部材でできた周方向に幅が可変のリング部材からなる。また、ここでは図示しないが、磁性材コア内に収容されたコイルが当該リング部材を挟み込むようにステータ222に対向配置されている。そして、リング部材を回転することによって渦電流の発生度合いをコイルインピーダンスの変動に変換してこれを検知し、角度信号として取り出すようになっている。
【0043】
キャンセルカム230は段付き円筒状の形状を有し、一端部が熱かしめ可能なクラッシュリブが付いている。より詳細にはキャンセルカム230の小径部には調心爪221fとの干渉を避けるためのスリット(切り込み)が周囲方向に等間隔で形成され、残りの端部に熱かしめによってロテータ211と一体化するクラッシュリブが突設されている。
【0044】
また、キャンセルカム230は回転コネクタ210のロテータ211に回転センサ220のロータ221が取り付けられる方法と同じ方法で固定されている。即ち、ロテータ211にロータ221とキャンセルカム230がそれぞれ熱かしめされて互いに結合している。
【0045】
以上から明らかなように回転コネクタ210のロテータ211と回転センサ220のロータ221とはクラッシュリブ221eを介して一体化している。これと共に、本実施形態にかかる回転センサ付回転コネクタ2の場合、回転センサ220のロータ221が調心爪221fを備えた結果、シャフトSとの同心性を維持しながらシャフトSに回転センサ220のロータ221を組み付けることを可能とする。
【0046】
続いて、回転センサ220のロータ221がシャフトSと同心となるように拘束されているにも係わらず、コンビネーションスイッチブラケットBやコラムカバーCの部品公差や部品取り付け上のばらつきの影響を受けずに正確な回転角度検出を行える理由について説明する。
【0047】
コンビネーションスイッチブラケットBは、コラムカバーCに固定されている。ここで、コラムカバーCはシャフトSに対して若干のずれを伴って固定されていたり、コンビネーションスイッチブラケットBとコラムカバーCもずれを伴ったまま結合していることがある。更には、コンビネーションスイッチブラケットBやステアリングコラムC自体の寸法公差上のばらつきもある。従って、コンビネーションスイッチブラケットBにそのまま回転コネクタ210のステータ212を取り付けると、コンビネーションスイッチブラケットBのシャフトSに対するずれを伴ったままになる。従って、回転コネクタ210のステータ212及び回転センサ220のステータ222もこのようなステアリングコラムCやコンビネーションスイッチブラケットBの組み付け上や部品公差上のばらつきでシャフトSとの同心度が保てなくなる。
【0048】
一方、回転コネクタ210のロテータ211及び回転センサ220のロータ221は調心爪221fによってシャフトSと同心を維持するように拘束されている。従って、回転コネクタ210のロテータ211はステータ212に追従して偏心することはできず、かつ回転センサ220のロータ221はステータ222に追従して偏心することはできない。
【0049】
しかしながら、回転コネクタ210のロテータ211とステータ212との間には例えば0.5mm程度のクリアランスが元々存在し、回転センサ220のロータ221とステータ222との間には例えば0.2mm程度のクリアランスが元々存在する。従って、ステアリングコラムCやコンビネーションスイッチブラケットBの組み付けや部品公差上のばらつきでシャフトSの軸心と回転コネクタ210のステータ212が例えば、0.5mm程度ずれても、回転コネクタ210のロテータ211は元々存在するクリアランス(0.5mm)によってシャフトSとの同心度を維持した状態でこのずれを吸収することができる。一方、回転センサ220のロータ221とステータ222との間には0.2mmのクリアランスしかなく、回転センサ220のロータ221はシャフトSとの同心度を維持した状態ではこのクリアランス分だけしか吸収できないが、残りのずれ量(0.3mm)はステータ212とステータ222間に介装された弾性部材240が変形するか、ステータ212,222同士がずれることでこのずれ量を吸収することができる。
【0050】
以上の構造を有することで、回転コネクタ210のステータ212が取り付けられるステアリングコラムCやコンビネーションスイッチブラケットBの部品公差や取り付け上のばらつきは、回転センサ220のロータ221とシャフトSの軸心との同心度を損なわせる要因とはならなくなる。その為、本実施形態にかかる回転センサ付回転コネクタ2をシャフトSに組み付けただけで、回転センサ220のロータ221とシャフトSの同心度を維持したまま、ロータ221をステータ222内で無理なく回転させることができる。その結果、回転センサ220の出力信号の精度を高めることが可能となる。
【0051】
以上のように回転センサ220のロータ221と回転コネクタ210のロテータ211とを調心機能を備えた状態で一体化することで、回転センサ付回転コネクタ2の組み付け作業性を向上させつつ回転センサの検出精度を高めることができる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明にかかる回転センサ付回転コネクタは、回転センサ側ロータと回転コネクタ側ロテータとが一体化しているため、従来のようにステアリングから回転コネクタ側ロテータ及びがた付き吸収ばねを介して当該ロテータと別体に設けられた回転センサ側ロータに回転を伝達させなくて済む。即ち、回転センサ付回転コネクタのロータとロテータとが一体化することでこれらの部材間で生じるがた付きを無くすことができる。これによって、ステアリングから回転センサ側ロータの駆動トルクを得た場合であっても回転センサにおいて正確な回転角度検出を行うことができる。
【0053】
また、従来例に記載した回転センサ付回転コネクタのような回転センサと回転コネクタ間の突起と孔部とからなるがた吸収部を位置合わせさせながらコイルばね等の弾性部材を介在させて組み付ける必要がないので、組み付け作業性が向上する。
【0054】
さらに、シャフトに回転センサ付回転コネクタを組み付けた際に、一体化したロテータ及びロータとシャフトとはクリアランスを有するようになっており、一方、回転コネクタのロテータの円周縁部近傍であって、シャフトの中心軸線から最も離間した位置にステアリングに向かって垂設された突起部が備わっている。従って、回転センサ付回転コネクタをシャフトに組み付ける作業が容易に行えることに加えて、回転センサの検出精度も向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる回転センサ付回転コネクタの断面図である。
【図2】図1の回転センサ付回転コネクタの偏心度と角度のずれを説明する図である。
【図3】本発明の第1の実施形態にかかる回転センサ付回転コネクタの断面図である。
【符号の説明】
1,2 回転センサ付回転コネクタ
110 回転コネクタ
111 ロテータ
112 ステータ
112a 係合爪部
112b 保持爪
112c テーパ部
112d 段部
120 回転センサ
121 ロータ
121e クラッシュリブ
211 ロテータ
211a 突起部
212 ステータ
212a 係合爪部
212b 保持爪
212c テーパ部
212d 段部
220 回転センサ
221 ロータ
221e クラッシュリブ
221f 調心爪
230 キャンセルカム
240 弾性部材
B コンビネーションスイッチブラケット
Ba 係止穴
C ステアリングコラム
S ステアリングシャフト(シャフト)
W ステアリング
Wa 長孔[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a rotation connector with a rotation sensor, which includes a rotation connector that electrically connects an electrical component mounted on a steering to the vehicle body side, and a rotation sensor that detects a rotation angle of the steering.
[0002]
[Prior art]
In the conventional rotary connector, the driving of the steering is transmitted to the rotator of the rotary connector by a structure in which a protrusion protruding from the rotator of the rotary connector is fitted to the steering. And the structure which attaches the rotation sensor separately assembled | attached to this rotation connector, unitizes it, and detects the steering angle of a steering with a rotation sensor is disclosed (for example, refer patent document 1).
[0003]
In this configuration, as shown in FIG. 2 of the same publication, a ratcheting absorption spring is interposed between the lower rotator (rotor) of the rotary connector and the upper rotor of the rotation sensor (steering angle sensor). Further, the lower rotator of the rotary connector and the upper rotor of the rotation sensor form an absorbing portion formed by engaging a long hole or a rectangular hole formed on one side with a protrusion formed on the other side. A finger portion is formed on the upper rotator (rotor) of the rotary connector, and the finger portion is engaged with a predetermined position of the steering. When the steering wheel is rotated, the rotational torque of the steering wheel is transmitted to the upper rotor of the rotary connector via the finger portion, and the absorption portion of the rotation sensor that is biased in the axial direction of the shaft by the rattling absorption spring is applied to the rotor portion of the rotation sensor. Rotation is transmitted through this. And the rotation angle is detected when the rotor of a rotation sensor rotates.
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 11-329649 (page 2-4, FIG. 2)
[Problems to be solved by the invention]
The output of the rotation sensor is used as, for example, information on beagle stability control that stabilizes the behavior while the vehicle is running, or is used for adjusting the hydraulic pressure of the power steering. Therefore, the output of the rotation sensor must be accurately measured.
[0005]
However, in the above-described configuration, since the rotary connector, the backlash absorbing spring, and the rotation sensor are connected to each other with play, the rotary connector using the backlash absorbing spring interposed between the rotator of the rotary connector and the rotor of the rotation sensor It is conceivable that the relative angular deviation between the rotors of the rotation sensor and the deviation between the other components are integrated, and the accurate rotation angle cannot be detected by the rotation sensor.
[0006]
On the other hand, reducing rattling (play) between the rotation sensor and the shaft contributes to improving the detection accuracy of the rotation sensor, but on the other hand, there is a problem that the assembling property when the rotation connector with the rotation sensor is assembled to the shaft is lowered. . When assembling such a rotation sensor-equipped rotary connector on the assembly line of the vehicle, the vehicle mounted on the conveyor line moves through the respective assembly stations, which is preferable because a decrease in assembly workability leads to a temporary stop of the line. Absent.
[0007]
In addition, even when assembled with another sub-assembly line, the rotator and the rotor must be engaged with the ratcheting absorption spring interposed. It takes time and effort.
[0008]
An object of the present invention is to provide a rotation connector with a rotation sensor that is excellent in assembling to a shaft and can accurately detect the rotation angle of a steering.
[0009]
In order to solve the above-mentioned problem, a rotation connector with a rotation sensor according to the present invention is: Attach a rotation sensor assembled separately to the rotation connector, The rotation sensor side rotor and the rotation connector side rotator are integrated. A rotation connector with a rotation sensor, the rotation connector having a protrusion extending vertically toward the steering wheel at a position closest to the circumferential edge of the rotator of the rotation connector and farthest from the central axis of the shaft. The stator of the connector has an engaging claw protruding from the outer periphery of the stator, and the engaging claw is locked to the locking hole of the combination switch bracket so that the stator is fixed to the bracket. The stator is formed with a holding claw for holding the rotation sensor on the inner side of the engaging claw and on the contact side with the rotation sensor, and is formed at the end of the holding claw. A taper portion and a step portion adjacent to the taper portion are provided, and the taper portion bends the holding claw when the rotation sensor and the rotation connector are coupled. The rotation sensor receives the rotation sensor, and the step portion holds the rotation sensor after the rotation sensor and the rotation connector are combined, so that the rotor of the rotation sensor and the rotator of the rotation connector are combined. The rotor of the rotation sensor is composed of a ring-shaped rotor sensing part and a stepped columnar rotor fixing part, and the rotor sensing part has a variable width in the circumferential direction made of a conductive member. When detecting the steering rotation angle, the coil core is placed opposite the stator so that the ring member is sandwiched between the coils accommodated in the magnetic material core, and the ring member is rotated to generate eddy currents. The degree is converted into a fluctuation of coil impedance, and this is detected and taken out as an angle signal. The fixed portion is inserted into a hole formed at a position corresponding to the rib of the rotator, with the crush rib formed protruding from the rotor of the rotation sensor, and the portion of the crush rib protruding from the hole is heat-caulked. Alternatively, the rotor of the rotation sensor and the rotator of the rotation connector are integrally coupled by heat welding, and when the rotation connector with the rotation sensor is assembled to the shaft, the integrated rotator and the rotor and the shaft are Has a clearance, It is characterized by that.
[0010]
Since the rotation sensor side rotor and the rotation connector side rotator are integrated, the rotation sensor side rotor provided separately from the rotator via the rotation connector side rotator and the rattling absorption spring from the steering as in the prior art. It is not necessary to transmit the rotation. That is, rattling that occurs between these members can be eliminated by integrating the rotor and the rotator of the rotary connector with a rotation sensor. Thus, even when the driving torque of the rotation sensor side rotor is obtained from the steering, the rotation sensor can accurately detect the rotation angle.
[0011]
In addition, it is necessary to assemble with an elastic member such as a coil spring while aligning the absorption part composed of the protrusion and hole between the rotation sensor and the rotation connector such as the rotation connector with the rotation sensor described in the conventional example. Since there is no, assembly workability is improved.
[0013]
Further, when the rotary connector with the rotation sensor is assembled to the shaft, the integrated rotator and rotor and the shaft have a clearance, and on the other hand, in the vicinity of the circumferential edge of the rotary connector rotator, the shaft There is a protrusion that is suspended from the central axis of the vehicle toward the steering. Therefore, in addition to the task of assembling the rotation connector with the rotation sensor to the shaft, the detection accuracy of the rotation sensor can be improved.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a rotation connector with a rotation sensor according to a first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0015]
In the rotation connector with rotation sensor 1 according to the first embodiment of the present invention, as shown in FIG. 1, the
[0016]
Note that the
[0017]
The
[0018]
A plurality of engaging
[0019]
On the other hand, the
[0020]
The
[0021]
The
[0022]
The
[0023]
The cancel
[0024]
As described above, the
[0025]
Next, the reason why the rotation angle detection accuracy of the
[0026]
The combination switch bracket B is fixed to the steering column C. Here, the steering column C may be fixed to the shaft S with a slight deviation, or the combination switch bracket B and the steering column C may be coupled with a deviation. Furthermore, there are variations in the component size tolerances of the combination switch bracket B and the steering column C.
[0027]
Accordingly, when the
[0028]
Therefore, the
[0029]
This will be described with reference to a specific example. When a protrusion is formed on the outermost peripheral portion of a rotator having a diameter of 100 mm, for example, as shown in FIG. When converted to a rotation angle, only a shift of 0.57 ° occurs, and if this shift is such a degree, it can be said that it is so small that it can be ignored as a rotation error of the rotor of the rotation sensor that rotates integrally with the rotator of the rotary connector.
[0030]
That is, by increasing the distance between the rotational
[0031]
In this way, the
[0032]
On the other hand, the
[0033]
In addition, a cushioning material or the like for interposing a relative displacement between the
[0034]
Then, the rotation connector with a rotation sensor concerning the 2nd Embodiment of this invention is demonstrated. In addition, about the structure equivalent to the rotation connector with a rotation sensor concerning 1st Embodiment, corresponding code | symbol is attached | subjected and detailed description is partially omitted.
[0035]
In the rotation sensor-equipped
[0036]
The
[0037]
The
[0038]
Further,
[0039]
With the above configuration, the
[0040]
On the other hand, the
[0041]
In the present embodiment, in addition to the above-described configuration, a plurality of (three or more) aligning
[0042]
On the other hand, the
[0043]
The cancel
[0044]
The cancel
[0045]
As is apparent from the above, the
[0046]
Subsequently, although the
[0047]
The combination switch bracket B is fixed to the column cover C. Here, the column cover C may be fixed to the shaft S with a slight deviation, or the combination switch bracket B and the column cover C may be coupled with a deviation. Furthermore, there are variations in dimensional tolerances of the combination switch bracket B and the steering column C itself. Therefore, when the
[0048]
On the other hand, the
[0049]
However, a clearance of about 0.5 mm originally exists between the
[0050]
With the above structure, component tolerances and mounting variations of the steering column C and the combination switch bracket B to which the
[0051]
As described above, the
[0052]
【The invention's effect】
As described above, in the rotation connector with a rotation sensor according to the present invention, since the rotation sensor side rotor and the rotation connector side rotator are integrated, the rotation connector side rotator and the ratcheting absorption spring are conventionally used. Thus, it is not necessary to transmit the rotation to the rotation sensor side rotor provided separately from the rotator. That is, rattling that occurs between these members can be eliminated by integrating the rotor and the rotator of the rotary connector with a rotation sensor. Thereby, even when the driving torque of the rotation sensor side rotor is obtained from the steering, the rotation angle can be accurately detected by the rotation sensor.
[0053]
In addition, it is necessary to assemble with an elastic member such as a coil spring while aligning the absorption part composed of the protrusion and hole between the rotation sensor and the rotation connector such as the rotation connector with the rotation sensor described in the conventional example. Since there is no, assembly workability is improved.
[0054]
In addition, when the rotary connector with the rotation sensor is assembled to the shaft, the integrated rotator and rotor and the shaft have a clearance, while the rotary connector rotator is near the circumferential edge of the shaft. There is a protrusion that is suspended from the central axis of the vehicle toward the steering. Therefore, in addition to the task of assembling the rotation connector with the rotation sensor to the shaft, the detection accuracy of the rotation sensor can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a rotary connector with a rotation sensor according to a first embodiment of the present invention.
2 is a diagram for explaining eccentricity and angular deviation of the rotation connector with a rotation sensor in FIG. 1; FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a rotation connector with a rotation sensor according to the first embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1, 2 rotation connector with rotation sensor
110 Rotating connector
111 Rotator
112 stator
112a engaging claw
112b Holding claw
112c taper part
112d step
120 Rotation sensor
121 rotor
121e Crash Rib
211 Rotator
211a Protrusion
212 Stator
212a engaging claw
212b Holding claw
212c Taper part
212d Step
220 Rotation sensor
221 rotor
221e Crash rib
221f Aligning nails
230 Cancellation cam
240 Elastic member
B Combination switch bracket
Ba Locking hole
C Steering column
S Steering shaft (shaft)
W steering
Wa long hole
Claims (1)
前記回転コネクタのロテータの円周縁部近傍であって、シャフトの中心軸線から最も離間した位置にステアリングに向かって垂設された突起部が備わっており、
前記回転コネクタのステータには、係合爪部がステータ外周に突出形成されており、当該係合爪部がコンビネーションスイッチブラケットの係止穴に係止することによってステータが当該ブラケットに固定されるようになっており、
前記ステータには、前記係合爪部よりも内側で前記回転センサとの当接側に前記回転センサを保持するための保持爪が突出形成されており、
前記保持爪の端部にテーパ部を備えると共にテーパ部に隣接して段部を備えており、
前記テーパ部は、前記回転センサと前記回転コネクタとが結合する際に前記保持爪を撓ませて前記回転センサを受け入れ、
前記段部は、前記回転センサと前記回転コネクタとの結合後に前記回転センサを保持することで、前記回転センサのロータと前記回転コネクタのロテータとは、結合して一体化しており、
前記回転センサのロータは、リング状のロータセンシング部と段付き円柱状のロータ固定部とからなり、
前記ロータセンシング部は、導電性の部材でできた周方向に幅が可変のリング部材からなり、
ステアリングの回転角度検出に当たって、該リング部材を磁性材コア内に収容されたコイルで挟み込むようにコイルコアをステータに対向配置し、前記リング部材を回転することによって渦電流の発生度合いをコイルインピーダンスの変動に変換してこれを検知し、角度信号として取り出すようになっており、
前記ロータ固定部は、前記回転センサのロータから突出形成されたクラッシュリブがロテータの当該リブと対応する位置に穿設された孔部に挿入され、クラッシュリブのうちこの孔部から突出した部分を熱かしめまたは熱溶着して、前記回転センサのロータと前記回転コネクタのロテータとを一体に結合しており、
シャフトに前記回転センサ付回転コネクタを組み付けた際に、一体化したロテータ及びロータとシャフトとはクリアランスを有するようになっている、
ことを特徴とする回転センサ付回転コネクタ。 A rotation connector with a rotation sensor in which a rotation sensor assembled separately from the rotation connector is attached to the rotation connector, and the rotation sensor side rotor and the rotation connector side rotator are integrally provided ,
Near the circumferential edge of the rotator of the rotary connector, provided with a protrusion that is suspended toward the steering at a position farthest away from the central axis of the shaft,
The stator of the rotary connector has an engaging claw protruding from the outer periphery of the stator. The engaging claw engages with a locking hole of the combination switch bracket so that the stator is fixed to the bracket. And
A holding claw for holding the rotation sensor is formed on the stator so as to protrude on the contact side with the rotation sensor on the inner side of the engagement claw portion.
A taper is provided at the end of the holding claw and a step is provided adjacent to the taper.
The taper portion receives the rotation sensor by deflecting the holding claw when the rotation sensor and the rotation connector are coupled.
The step portion holds the rotation sensor after the rotation sensor and the rotation connector are combined, and the rotor of the rotation sensor and the rotator of the rotation connector are combined and integrated,
The rotor of the rotation sensor comprises a ring-shaped rotor sensing part and a stepped columnar rotor fixing part,
The rotor sensing unit is made of a ring member having a variable width in the circumferential direction made of a conductive member,
When detecting the rotation angle of the steering, the coil core is disposed opposite to the stator so that the ring member is sandwiched between the coils accommodated in the magnetic material core, and the ring member is rotated so that the degree of eddy current generation can be varied in the coil impedance. This is detected and converted as an angle signal.
In the rotor fixing portion, a crush rib formed to protrude from the rotor of the rotation sensor is inserted into a hole portion formed at a position corresponding to the rib of the rotator, and a portion of the crush rib protruding from the hole portion is inserted. Heat staking or heat welding, and integrally connecting the rotor of the rotation sensor and the rotator of the rotation connector;
When the rotary connector with the rotation sensor is assembled to the shaft, the integrated rotator and rotor and the shaft have a clearance.
A rotation connector with a rotation sensor.
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