JP4156408B2

JP4156408B2 - Buffer support leg, soundproof floor structure using the same, and soundproof double floor construction method

Info

Publication number: JP4156408B2
Application number: JP2003059642A
Authority: JP
Inventors: 庄二宇和野; 義治伊藤; 勤長沢
Original assignee: 埼玉ゴム工業株式会社
Priority date: 2003-03-06
Filing date: 2003-03-06
Publication date: 2008-09-24
Anticipated expiration: 2023-03-06
Also published as: JP2004270206A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般戸建住宅用床に用いることができる防音床構造に関し、特に防音床構造を含む防音二重床構造に関する。さらに本発明はこのような防音床構造に使用することができる、緩衝支持脚に関する。本発明にかかる緩衝支持脚は、床基板などに貫通孔を作ってこれに貫入することによって、単体で直接施工可能なものである。さらに本発明は上記緩衝支持脚を用いた防音床を含む防音二重床の施工方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、集合住宅、戸建住宅等においては、床面への物の落下音や、人の走り回る足音などによる衝撃音が、階下の住民が耐えられないほどの騒音をもたらし、社会生活上の問題を引き起こしている。かかる衝撃音を吸収し、騒音を引き起こさない床構造が望まれている。
【０００３】
建築物の床構造を通じて階下にもたらされる衝撃音には、例えば、靴底やスリッパ等で床を叩いたときに生じるコツコツという音と、例えば、子供が高所から床に飛び降りたとき等に生じるドシンという衝撃音とがある。建築物の現場における床衝撃音レベルの測定法は、ＪＩＳＡ１４１８−１：２０００及び２：２０００に定められており、前者のような衝撃音は「軽量床衝撃音レベル」、後者のような衝撃音は「重量床衝撃音レベル」として、それぞれ床衝撃音に対する遮断性能の指標を得ることができる。このうち、軽量床衝撃音は、床構造上にカーペットなどの敷物を敷いたり、床とスラブ間に発泡体等の衝撃吸収体を施工することにより、相当程度まで軽減することが可能である。しかし、併せて重量床衝撃音を軽減することは非常に困難であった。そこで、これら床衝撃音を効果的に軽減させる方法として、二重床構造にする方法が採られることがある。
【０００４】
従来、集合住宅に用いられる二重床用支持脚用台座として、例えば、特許文献１に記載されるような特殊な構造をしたものが提案されている。この支持脚用台座は、硬質ゴム層と軟質ゴム層とを積層して組み合わせ、かつ床スラブと接触する面に溝を設けることによって床スラブとの接触面積を減じることにより、軽量床衝撃音レベルおよび重量床衝撃音レベルを同時に緩和することを目的としている。しかし、かかる支持脚用台座は、重量衝撃を十分に吸収することができず、床面の振動を軽減できないという問題がある。さらにかかる支持脚用台座を用いて二重床を施工すると、特許文献１に記載される図面に表されるとおり、支持脚用台座の他、支持脚、アジャスタ金具など種々の部品が必要となる。さらに、現場での施工の際に支持脚の高さ調整などが必要となって作業性が悪く、さらにコストもかかるという不都合がある。
【０００５】
一方、一般戸建住宅用床構造は、集合住宅に比べ床、壁等の剛性が不足していることもあり、軽量衝撃音は床表面材等により改善される事は知られているが、重量衝撃音は打撃エネルギーが大きく二重床構造にしても改善されないことが多い。また、室内高さを制限される事、施工コストがかかることからこれまでは図１ａ〜ｃに示されるようないわゆる直張りタイプの床システムしか市販されておらず、二重床タイプのものはない。直張りタイプの床において防音効果を必要とする場合には、図２に示されるように、基板と仕上げ材との間に防音床材等を施工することも行われてきている。しかし、かかる防音シート等を施工しても防音効果が乏しく、特に重量衝撃音レベルを軽減することが困難な場合が多かった。
【０００６】
そこで、戸建住宅においても、二重床構造によって衝撃音を軽減することができれば、防音効果の他、床下部分に電気配線などを施すことも可能となり、非常に便利であると考えられる。
【０００７】
尚、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
【０００８】
【特許文献１】
特開平９−１９５４８４号
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、使用する部品が少なく、現場での施工が容易で、さらにコスト的にも有利な、特に一般戸建住宅用防音床構造、これに使用する緩衝支持脚、及び防音床構造を含む防音二重床施工方法を提供する。本発明の防音床構造は、従来は存在しなかった一般戸建住宅用防音二重床に使用できる点が非常に有利である。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本発明の防音床構造は、エラストマーを含む緩衝支持脚、床材、場合により捨て板を含む、防音床構造である。本発明の防音床構造について、特に従来の一般戸建住宅の床構造と対比しながら説明する。
【００１１】
まず、図１に、一般的な戸建住宅用床構造を示す。図１ａは、いわゆる防音施工をしない在来根太床構造である。１：大引きに垂直に２：根太を数本置き、この上に３：基板を置いて、さらに４：仕上げ材を置いた構造となっている。さらに図１ｂは、いわゆる根太レス床と称される構造であり、大引きの上に根太を置くことなく、３：基板と４：仕上げ材との間に５：石膏ボードを配置した構造となっている。また図１ｃは、いわゆるＡＬＣ床（オートクレーブ・ライト・コンクリート床）と称される構造であり、主に軽量鉄骨構造住宅に用いられる床構造である。６：軽量鉄骨梁の上に直接３：基板としてＡＬＣボードを置き、この上に４：仕上げ材を置いた構造となっている。本明細書では、図１ａ〜ｃに示される構造の床を、全て「普通床」「基準床」「従来床」などと称することとする。
【００１２】
図２は、上記普通床に防音施工をしたものである。図２は、特に図１ａのタイプの在来根太床に防音施工をしたものの例である。床材と仕上げ材との間に、７：防音床材を置いた構造となっている。本明細書では、図１ａ〜ｃに示される構造の床に防音床材などを配置することによって防音施工をしたものを、全て「従来の防音床」「従来防音床」「防音普通床」等と称することとする。
【００１３】
これに対し、本発明の防音床を含む防音二重床は、図３に示されるような構造となっている。図３は、図１ａに示される在来根太床上に本発明の防音床を施工した例を図示したものである。すなわち、本発明の防音二重床構造は、上記普通床の基板と仕上げ材との間に、エラストマーを含む９：緩衝支持脚、１０：床材、場合により１１：捨て板を含む、防音床構造を含むものである。図１ｂに示される根太レス床構造には、石膏ボードと仕上げ材との間に本発明の防音床を施工することが好ましく、図１ｃに示されるＡＬＣ床構造には、ＡＬＣボードと仕上げ材との間に本発明の防音床を施工することが好ましい。
【００１４】
本明細書において防音床とは、普通床の基板から本発明に用いる床材（例えばパーティクルボード）までの長さが１０〜２５０ｍｍ、好ましくは１５〜８０ｍｍ程度である防音床構造を指す。本発明の防音床構造は、特に一般戸建住宅用床の施工に有利に用いることができるが、マンション等の集合住宅に使用することもまた可能である。一般戸建住宅は、従来工法（軸組工法）、ツーバイフォー、軽量鉄骨系工法など、種々の工法からなる住宅があるが、これらのいずれの工法の住宅の床の施工にも有利に使用できる。すなわちいかなるタイプの普通床構造にも有利に適用可能である。
【００１５】
本明細書においては、上述した普通床に、上記本発明の防音床を施工した構造を、「防音二重床」「防音床を含む防音二重床」「本発明の防音二重床」等と称することとする。
【００１６】
緩衝支持脚とは、本発明に係る、現場での施工が容易な防音床構造に使用することができる支持脚であって、緩衝機能を有し、本発明に特徴的な形状をした支持脚のことである。特許文献１に示されるような従来の二重床に使用されていた支持脚及び台座は、それぞれ別個の部品となっていたため、これを連結するための金具などの種々のパーツが必要となる場合があった。しかし本発明の緩衝支持脚は、いわば従来の台座部と支持脚部分が一体化されたものと考えることができる。すなわち、本発明の緩衝支持脚は、台座部、床材への貫入部、及び場合によりワッシャを含む、防音床施工用緩衝支持脚である。緩衝支持脚の寸法や構造については、以下に詳細に説明する。
【００１７】
上記緩衝支持脚は、エラストマーからなる。かかる材料から構成されていることによって、階上の音を効果的に吸収し、軽量床衝撃音、重量床衝撃音ともに大幅に軽減することが可能となる。緩衝支持脚として用いられる代表的なエラストマーとしては、天然ゴム、グラフト天然ゴム、天然トランス−ポリイソプレン、環化天然ゴム、塩化天然ゴム；スチレンブタジエンゴム（ＳＢＲ）、イソプレンゴム、トランスポリイソプレン、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム、エチレン酢酸ビニルゴム、クロロプレンゴム、ブタジエンゴム、高シスブタジエンゴム、低シスブタジエンゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム（ＮＢＲ）、シリコーンゴム、アクリルゴム、エチレンアクリルゴム、エピクロロヒドリンゴム、ニトリルゴム（ＮＲ）、カルボキシル化ニトリルゴム、ウレタンゴム等の合成ゴム；ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、スチレンブタジエンブロックコポリマー、エチレンプロピレンターポリマー等の熱可塑性エラストマー；または熱硬化性エラストマー；グラスウール、ロックウールなどの無機繊維類などが挙げられる。これらのエラストマーを単独、または混合して用いてもよく、場合により加硫剤（架橋剤）、加硫助剤（架橋助剤）、加硫促進剤（架橋促進剤）、充填剤、充填材改質剤、発泡剤、発泡助剤、老化防止剤、加工助剤、補強剤、軟化材、可塑剤、粘着付与剤、着色剤等の添加剤を混合することができる。
【００１８】
緩衝支持脚のかたさが大きすぎると、衝撃音を吸収する効果が少ないため、好ましくない。一方、緩衝支持脚のかたさが小さぎると、歩行の際に船酔い感があるなど、住民の居住に耐えないものとなる。従ってかかる観点から、用いる緩衝材のかたさはＪＩＳＫ６２５３タイプＡデュロメーターかたさ約４０〜８０程度であることが好ましい。
【００１９】
床材とは、本発明の防音床構造の基盤となる面を構成する部材であって、例えば１層の木製、プラスチック製などの床板パネル、合板、防音材や強化材シートを積層した床パネル材、パーティクルボードであってもよい。かかる床材を１枚またはそれ以上用いて隙間なくあるいは間隔をおいて並べたり、あるいは床材同士を連結することにより、一部屋分の床面を形成することができる。
【００２０】
場合により用いる捨て板とは、床面の剛性を必要に応じて改善する為に使用される。捨て板として、例えばベニヤ板、木製の一枚板、石膏ボード、珪酸カルシゥムボード等を使用することができる。
【００２１】
基準床、従来の防音床、及び本発明の防音二重床のいずれにも用いられる仕上げ材とは、床表面材又はフロア材ともいい、床の表面を被覆するものである。仕上げ材部分は、直接階上の部屋の床部分となるため、通常は外観、質感などが居住に適したものを使用する。仕上げ材として、例えばフローリング用化粧板、クッションフロアー等を使用することができる。
【００２２】
本発明のもう一つの態様は、上述した防音二重床構造の施工方法に関する。すなわち、普通床の基板上の所定の位置に際根太を施工し、緩衝支持脚を取り付けた床材を前記際根太に置き、場合によりこの上に捨て板を置き、さらにこの上に仕上げ板を置くことからなる、防音床を含む防音二重床施工方法である。
【００２３】
普通床の基板は、先に説明したとおり、従来の普通床構造の基盤となる部分であって、本発明の防音床構造を置くための土台となる通常は平滑な面を意味する。基板としては、通常合板、１層の木製パネル、プラスチックパネル、床パネル材、パーティクルボード、ＡＬＣボードなどが用いられる。
【００２４】
際根太とは、床面を形成する際に、床材等を置くために壁面周囲全体に配置される部材であり、通常は角材、合成木材、樹脂板を用いる。
この際根太上に緩衝支持脚を取り付けた床材を置く。緩衝支持脚を取り付けた床材とは、例えば床材の所望の位置に所定の貫通孔をあけ、ここに後に詳細に説明する形状を有する本発明に係る緩衝支持脚の貫入部を挿入した床材を意味する。このように本発明に係る緩衝支持脚を使用すると、従来のように支持脚、台座部を別々に金具などを用いて取り付ける必要がなくなり、床材に穴をあけてここに緩衝支持脚の貫入部を挿入するだけでよいので、現場での施工作業の繁雑さが大幅に減少する。
【００２５】
この上に場合により捨て板を置き、必要に応じて床面の強度の補強をすることができる。捨て板を使用する場合には、床材の継ぎ目と、捨て板の継ぎ目とが重ならないように重ねることが好ましい。さらにこの上に仕上げ材を置く。仕上げ板を置く際には、捨て板の継ぎ目と仕上げ板の継ぎ目とが重ならないように置くことが好ましい。このようにして防音二重床を完成させることができる。
【００２６】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を以下に説明する。まず本発明に係る防音床構造及びかかる防音床を含む防音二重床の具体的な形状について詳細に説明する。
【００２７】
図１に普通床構造の例を示す。上記の通り、従来床は、図１ａに示されるように、１：大引きに垂直に２：根太を数本置き、この上に３：基板を置いて、さらに４：仕上げ材を置いた構造となっている。あるいは、図１ｂのようにいわゆる根太レス床と称される構造、すなわち大引きの上に根太を置くことなく、３：基板と４：仕上げ材との間に５：石膏ボードを配置した構造となっている。また図１ｃは、いわゆるＡＬＣ床と称される構造であり、主に軽量鉄骨構造住宅に用いられる床構造である。６：軽量鉄骨梁の上に直接３：基板としてＡＬＣボードを置き、この上に４：仕上げ材を置いた構造となっている。
【００２８】
図２に示されるように、従来の防音普通床は、上記基板と仕上げ材との間に、７：防音床材を含む構造となっている。根太レス床、ＡＬＣ床にも、仕上げ材の下部に防音床材を置くことによって従来の防音普通床を形成することができる。
【００２９】
図３には、上記普通床に本発明にかかる防音床構造を施工した例を示す。寸法が表示してある場合には単なる例示であって本発明を制限するものではない。普通床基板上の所定の位置に８：際根太を配置し、ここに９：緩衝支持脚を取り付けた１０：床材を配置し、この上に場合により１１：捨て板を配置し、この上に４：仕上げ材を置いた構造となっている。従来の防音普通床は、基板と仕上げ材との間に防音床材を置いただけの構造であるが、本発明では、上記基板と仕上げ材との間に、本発明の防音床構造を配置して、二重床構造となっているのが特徴的である。このような構造をとることによって、従来では軽減する手段がほとんどなかった重量床衝撃音レベルを効果的に軽減することが可能となる。さらに本発明の防音床構造は比較的低いタイプのものであるので、天井高さなどに制限がある場合であっても、これを阻害することなく建築施工することが可能となる。
【００３０】
次に、本発明の防音床構造に用いることができる緩衝支持脚の形状を説明する。図４には、本発明に係る緩衝支持脚の形状の例を示す。表示してある寸法（単位はｍｍ）は、単なる例示であって本発明を制限するものではない。図４ｂに示される緩衝支持脚の側面図により説明すると、緩衝支持脚は台座部と、貫入部から主に成る。台座部は、好ましくは円錐台形をしているが、角錐台形など所望の形状にすることができる。台座部底面には、基板と接触する面を安定化させるための溝が切ってあることが好ましい。台座部から突起状に出ている貫入部は、床材に設けられた貫入孔に挿入されるための部分である。この部分を床材の孔に挿入することによって緩衝支持脚付きの床材を作り、これを際根太上に置くことによって非常に簡単に防音床構造を作ることができる。緩衝支持脚の貫入部の周囲には、好ましくは１本又は複数の突起部が施されている。この突起部は主に床材から緩衝支持脚が脱落することを防止するためのものである。実際に緩衝支持脚を床材に取り付ける際には、床材面と接触する部分にワッシャを入れることが好ましい。このようにすることにより、緩衝支持脚の摩耗を防止することができる。
【００３１】
本発明に係る緩衝支持脚の別の態様として、例えば図５に示されるように、床面と支持脚とを固定するためのねじやビス等を打ち込むことができるように、貫入部の中央に所定の深さの穴をあけることもできる。ここで表示してある寸法（単位はｍｍ）は、単なる例示であって本発明を制限するものではない。ねじやビス等は、例えば捨て板あるいは仕上げ板の上から打ち込むことができる。このようにすることにより、床材から緩衝支持脚が脱落することを効果的に防止することができる。
【００３２】
再度図３に戻ると、本発明の防音床構造を含む防音二重床においては、床材に取り付けられた緩衝支持脚の台座部により、普通床基板と床材との間に空間ができ、いわゆる浮き床の状態になる。浮き床になっていることにより、階上に発生する音を効果的に吸収することが可能になるが、本発明の防音床構造はさらに緩衝支持脚を用いているため、軽量床衝撃音と共に重量床衝撃音も効果的に減少させることができる。普通床基板と床材との間にある空間には、吸音性をさらに高めるために、例えばフェルトなどの吸音材を詰めることも可能であるが、ここに配線などを施す場合等、かかる吸音材を詰めずに施工することもできる。
【００３３】
【実施例】
以下に、本発明の実施の効果を、比較実施例および実施例に基づいて説明するが、本実施例は、本発明の範囲をかかる態様に限定することを意図するものではない。
（基準床の作成）
一般住宅用床として通常使用される直張りタイプの在来根太木床（本明細書における普通床、または基準床）を作成した。大引きに垂直に、寸法２４００×１５０×５７（ｍｍ）の木製根太を１２本渡した。この上に、寸法６００×１８００×２０（ｍｍ）の合板（(株)ノダ製、商品名：針葉樹合板）を８枚、基板として置いた。さらにこの上に、寸法３００×１８００×１２（ｍｍ）の仕上げ材（（株）ノダ製、商品名ＫＬ−３０）を１６枚置き、基準床を作成した。
（本発明の防音床を含む防音二重床の作成）
上記基準床の基板と仕上げ材との間に、本発明の防音床を作成した。
【００３４】
寸法６００×１８００×２０（ｍｍ）の基板（東京ボード社製、商品名パーティクルボード）に１５ｍｍの貫通孔を図６に示されるような配置で１０個設け、貫通孔の各々に本発明の緩衝支持脚（埼玉ゴム製、商品名ＳＲ−７０１０）の貫入部を挿入した。用いた緩衝支持脚は図４に示されるタイプのものであり、材質はＮＢＲ＋ＮＲである。
【００３５】
上記基準床の周囲に、長さ２．４×３．６ｍの木製の際根太を配置した。この上に上述の緩衝支持脚つきパーティクルボードを８枚並べてのせた。さらにこの上に捨て板として寸法９００×１８００×８（ｍｍ）のベニヤ板（(株)ノダ製、商品名ＫＬ−３０）を５．５枚置いた。この上に仕上げ板として寸法３００×１８００×１２（ｍｍ）のフロア材（(株)ノダ製、商品名ＫＬ−３０）を１６枚並べてのせた。パーティクルボード、捨て板、仕上げ板は、それぞれ継ぎ目が重ならないように並べた。
（床衝撃音レベルの測定）
床衝撃音レベルは、各々ＪＩＳＡ１４１８−１：２０００及び２：２０００に示される方法により測定した。上述した基準床及び本発明の防音床を含む防音二重床の中央部と床平面内で平均的に分布する４点を、軽量衝撃音発生器により叩くか、あるいはこの４点に重量衝撃源（重量７．３ｋｇ、空気圧１．５×１０⁵Ｐａ、寸法５．２０−１０−４ＰＲの自動車タイヤ）を床面上方高さ９０ｃｍの点から自由落下させた。作成床の下に受音室を設け、そこに設置したマイクロフォンを介して軽量床衝撃音及び重量床衝撃音を測定した。ＪＩＳＡ１４１８−２０００に記載される計算式により軽量床衝撃音レベル及び重量床衝撃音レベルを算出した。軽量床衝撃源及び重量衝撃源を落下させた時の各重量床衝撃音レベルを以下の表１（軽量衝撃音レベル）及び表２（重量衝撃音レベル）に示す。さらにこの表の数値をグラフにしたものが、図７（軽量）及び図８（重量）である。
【００３６】
【表１】

【００３７】
【表２】

【００３８】
本発明の防音二重床は、基準床と比較して、軽量床衝撃音レベル、重量床衝撃音レベルとも１〜２レベル減少していることがわかる。
（比較実施例）
従来防音床として市販されている製品の床衝撃音レベルを測定した。上記基準床に各社の防音床材を施工して、従来の防音床を作製した。すなわち、これら比較実施例の防音床の構造は、図２に示されるような、普通床基板と仕上げ材との間に防音床材を施したタイプのものである。防音床材として使用した製品を以下の表３に示す。
【００３９】
【表３】

【００４０】
従来から防音床として市販されている製品は、いずれも二重床構造ではなく、直張りタイプのものである。上記表３の各社の床材の仕様について、以下に説明する。
１．石膏ボード８ｔ２重；厚さ８ｍｍの石膏ボードを２重に重ねたもの
２．石膏ボード８ｔ１重；厚さ８ｍｍの石膏ボードを１重で用いたもの
３．ゴム系遮音シート４ｔ；厚さ４ｍｍのゴム製シート（商品名ＳＲ-４５００）
４．アスファルト系高比重８ｔ；厚さ８ｍｍのアスファルト系ボード（商品名シャオンＱ）
５．マット８ｔ；厚さ８ｍｍのアスファルトマット（商品名サウンドシールドＮＫ）
６．遮音マット９ｔ；厚さ９ｍｍの特殊非加硫ゴムマット（商品名遮音マットＳ０９）
７．防音床マット１０ｔ；厚さ１０ｍｍの特殊ゴム製防音マット（商品名防音マットＥ）
８．本発明の二重床
９．基準床
各従来防音床及び本発明の防音二重床の床衝撃音レベルを以下の表４（軽量衝撃音レベル）及び表５（重量衝撃音レベル）に示す。さらにこの表の数値をグラフにしたものが、図９（軽量）及び図１０（重量）である。
【００４１】
【表４】

【００４２】
【表５】

【００４３】
本発明の防音二重床（８）は、各社従来防音床（１〜７）と比較して、軽量床衝撃音レベル、重量床衝撃音レベルとも１〜２レベル減少していることがわかる。すなわち従来行われていなかった、一般住宅における二重床の施工により、階上の衝撃音を効果的に減少させることが可能であることが明らかになった。
【００４４】
【発明の効果】
【図面の簡単な説明】
【図１】従来法による普通床の構造（ａ）在来根太床、（ｂ）根太レス床及び（ｃ）ＡＬＣ床の構造をそれぞれ示す図である。
【図２】在来根太床（普通床）に従来法による防音施工をした従来防音床の例を示す図である。
【図３】在来根太床（普通床）に、本発明の防音床構造を施工した防音二重床構造の例を示す図である。
【図４】本発明に用いることができる緩衝支持脚の形状の例の上面図（ａ）、側面図（ｂ）及び下面図（ｃ）である。
【図５】本発明の緩衝支持脚の別の形状の例を示す図である。
【図６】パーティクルボードに設けた貫入孔の配置の例を表す図である。
【図７】基準床及び本発明の防音二重床構造の軽量床衝撃音レベルをそれぞれグラフにしたものである。
【図８】基準床及び本発明の防音二重床構造の重量床衝撃音レベルをそれぞれグラフにしたものである。
【図９】本発明の防音二重床及び市販の防音床構造の軽量床衝撃音レベルをそれぞれグラフにしたものである。
【図１０】本発明の防音二重床及び市販の防音床構造の重量床衝撃音レベルをそれぞれグラフにしたものである。
【符号の説明】
１：大引き
２：根太
３：基板
４：仕上げ材
５：石膏ボード
６：軽量鉄骨梁
７：防音床材
８：際根太
９：緩衝支持脚
１０：床材
１１：捨て板
１２：台座部
１３：貫入部
１４：突起部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a soundproof floor structure that can be used for a floor for a general detached house, and more particularly to a soundproof double floor structure including a soundproof floor structure. Furthermore, the present invention relates to a shock absorbing support leg that can be used in such a soundproof floor structure. The shock-absorbing leg according to the present invention can be directly constructed by itself by making a through-hole in a floor substrate and penetrating it. Furthermore, this invention relates to the construction method of the soundproof double floor including the soundproof floor using the said buffer support leg.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in housing complexes and detached houses, the sound of falling objects on the floor and the impact sound caused by the footsteps of people running around, etc., caused noise that could not be tolerated by the residents downstairs. Is causing. A floor structure that absorbs such impact sound and does not cause noise is desired.
[0003]
The impact sound brought downstairs through the floor structure of a building is, for example, a knacking sound that occurs when the floor is hit with a shoe sole or slippers, for example, when a child jumps off the floor from a high place, etc. There is a shocking sound. The method of measuring the floor impact sound level at the building site is defined in JIS A 1418-1: 2000 and 2: 2000, and the impact sound like the former is “lightweight floor impact sound level”, like the latter The impact sound can be obtained as a “heavy floor impact sound level”, and an index of the blocking performance against the floor impact sound can be obtained. Among these, the lightweight floor impact sound can be reduced to a considerable extent by laying a carpet or other rug on the floor structure or constructing a shock absorber such as a foam between the floor and the slab. However, it is very difficult to reduce the heavy floor impact sound. Therefore, as a method of effectively reducing these floor impact sounds, a method of adopting a double floor structure may be employed.
[0004]
Conventionally, as a pedestal for supporting legs for a double floor used in an apartment house, for example, one having a special structure as described in Patent Document 1 has been proposed. This pedestal for support legs is a lightweight floor impact sound level by stacking and combining a hard rubber layer and a soft rubber layer and reducing the contact area with the floor slab by providing a groove on the surface that contacts the floor slab. It aims to alleviate the heavy floor impact sound level at the same time. However, such a support leg base cannot sufficiently absorb the weight impact, and there is a problem that the vibration of the floor surface cannot be reduced. Furthermore, when a double floor is constructed using such a support leg pedestal, various parts such as support legs and adjuster fittings are required in addition to the support leg pedestal, as shown in the drawings described in Patent Document 1. . Furthermore, there is a disadvantage that the workability is poor because the height of the support legs needs to be adjusted at the time of construction on site, and that the cost is high.
[0005]
On the other hand, the floor structure for general detached houses is known to be improved by the floor surface material, etc., due to the lack of rigidity of floors, walls, etc. compared to apartment houses. In many cases, the heavy impact sound has a large impact energy and is not improved even with a double floor structure. In addition, since the indoor height is limited and construction costs are high, so-called direct floor type floor systems as shown in FIGS. Absent. When a soundproofing effect is required in a floor of a direct tension type, as shown in FIG. 2, a soundproofing flooring or the like has been performed between a substrate and a finishing material. However, even if such a soundproof sheet or the like is constructed, the soundproofing effect is poor, and in particular, it is often difficult to reduce the weight impact sound level.
[0006]
Therefore, even in a detached house, if the impact sound can be reduced by the double floor structure, in addition to the soundproofing effect, it is possible to apply electric wiring to the lower part of the floor, which is considered very convenient.
[0007]
The prior art document information relating to the invention of this application includes the following.
[0008]
[Patent Document 1]
JP-A-9-195484
[Problems to be solved by the invention]
The present invention includes a soundproof floor structure for a general detached house, a buffer support leg used for this, and a soundproof floor structure, in which the number of parts to be used is small, construction on site is easy and cost is advantageous. Provide a soundproof double floor construction method. The soundproof floor structure of the present invention is very advantageous in that it can be used for a soundproof double floor for a general detached house that has not existed conventionally.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The soundproof floor structure of the present invention is a soundproof floor structure including a buffer support leg including an elastomer, a floor material, and optionally a discard board. The soundproof floor structure of the present invention will be described in comparison with the floor structure of a conventional general detached house.
[0011]
First, FIG. 1 shows a general floor structure for a detached house. FIG. 1a is a conventional joist floor structure without so-called soundproofing construction. 1: Vertically extending 2: 2: joists are placed, 3: a substrate is placed thereon, and 4: a finishing material is placed. Further, FIG. 1b shows a so-called joist-less floor structure in which 5: gypsum board is arranged between 3: substrate and 4: finishing material without placing joists on the large pull. ing. FIG. 1c shows a so-called ALC floor (autoclave / light / concrete floor), which is a floor structure mainly used for a lightweight steel structure house. 6: A structure in which an ALC board is placed as a substrate directly on a lightweight steel beam and 4: a finishing material is placed thereon. In this specification, the floors having the structure shown in FIGS. 1A to 1C are all referred to as “normal floor”, “reference floor”, “conventional floor”, and the like.
[0012]
FIG. 2 shows a soundproofing construction applied to the normal floor. FIG. 2 is an example in which a soundproofing construction is applied to a conventional joist floor of the type shown in FIG. 1a. 7: Soundproof flooring is placed between the flooring and finishing material. In the present specification, all of the conventional soundproofing floors, the conventional soundproofing floors, the soundproofing normal floors, etc., which have been soundproofed by arranging soundproofing flooring or the like on the floors having the structure shown in FIGS. It shall be called.
[0013]
On the other hand, the soundproof double floor including the soundproof floor of the present invention has a structure as shown in FIG. FIG. 3 shows an example in which the soundproof floor of the present invention is constructed on the conventional joist floor shown in FIG. 1a. That is, the soundproof double floor structure according to the present invention is a soundproof floor including 9: cushioning support leg, 10: flooring material, and 11: waste board in some cases, including an elastomer between the substrate and the finishing material of the normal floor. Includes structure. In the joist-less floor structure shown in FIG. 1b, it is preferable to install the soundproof floor of the present invention between the gypsum board and the finishing material. The ALC floor structure shown in FIG. It is preferable to construct the soundproof floor of the present invention during this period.
[0014]
In this specification, the soundproof floor refers to a soundproof floor structure in which the length from the substrate of the normal floor to the floor material (for example, particle board) used in the present invention is about 10 to 250 mm, preferably about 15 to 80 mm. The soundproof floor structure of the present invention can be advantageously used particularly for the construction of floors for general detached houses, but it can also be used for apartment houses such as apartments. General detached houses include houses composed of various methods such as conventional methods (framework method), two-by-four, lightweight steel frame method, etc., and can be advantageously used for the construction of the floor of any of these methods. That is, it can be advantageously applied to any type of ordinary floor structure.
[0015]
In the present specification, a structure in which the above-described soundproof floor according to the present invention is constructed on the above-described normal floor is referred to as “soundproof double floor”, “soundproof double floor including soundproof floor”, “soundproof double floor according to the present invention”, etc. It shall be called.
[0016]
The buffer support leg is a support leg that can be used in the soundproof floor structure according to the present invention that can be easily constructed on site, has a buffer function, and has a shape characteristic of the present invention. That is. Since the support legs and pedestals used in the conventional double floor as shown in Patent Document 1 are separate parts, various parts such as metal fittings for connecting them are required. was there. However, the shock-absorbing support leg of the present invention can be considered to be a combination of the conventional pedestal portion and support leg portion. That is, the buffer support leg of the present invention is a buffer support leg for soundproof floor construction including a pedestal part, a penetration part to a flooring material, and a washer in some cases. The dimensions and structure of the buffer support leg will be described in detail below.
[0017]
The buffer support leg is made of an elastomer. By being composed of such a material, it is possible to effectively absorb the sound on the floor and greatly reduce both the lightweight floor impact sound and the heavy floor impact sound. Typical elastomers used as buffer support legs include natural rubber, graft natural rubber, natural trans-polyisoprene, cyclized natural rubber, chlorinated natural rubber; styrene butadiene rubber (SBR), isoprene rubber, trans polyisoprene, butyl rubber. , Halogenated butyl rubber, ethylene propylene rubber, ethylene propylene diene rubber, ethylene vinyl acetate rubber, chloroprene rubber, butadiene rubber, high cis butadiene rubber, low cis butadiene rubber, chlorosulfonated polyethylene rubber, acrylonitrile butadiene rubber (NBR), silicone rubber, Synthetic rubber such as acrylic rubber, ethylene acrylic rubber, epichlorohydrin rubber, nitrile rubber (NR), carboxylated nitrile rubber, urethane rubber; polyvinyl chloride, polyethylene, stainless steel Ren butadiene block copolymer, a thermoplastic elastomer such as ethylene propylene terpolymers or thermosetting elastomers; glass wool, inorganic fibers such as rock wool and the like. These elastomers may be used alone or in combination. In some cases, vulcanizing agents (crosslinking agents), vulcanizing aids (crosslinking aids), vulcanization accelerators (crosslinking accelerators), fillers, fillers may be used. Additives such as a modifier, a foaming agent, a foaming aid, an anti-aging agent, a processing aid, a reinforcing agent, a softening material, a plasticizer, a tackifier, and a colorant can be mixed.
[0018]
If the cushioning support leg is too large, the effect of absorbing impact sound is small, which is not preferable. On the other hand, if the cushioning support legs are too small, they may not be able to withstand the inhabitants of the residents, such as having a sense of seasickness when walking. Therefore, from this point of view, it is preferable that the hardness of the buffer material to be used is about 40 to 80 according to JIS K6253 type A durometer.
[0019]
The floor material is a member constituting the surface that forms the foundation of the soundproof floor structure of the present invention, and is a floor panel made of, for example, a single layer of wood or plastic, a plywood, a sound insulation material or a reinforcing material sheet. It may be a material or a particle board. A floor surface for one room can be formed by using one or more floor materials and arranging them without gaps or at intervals, or by connecting the floor materials together.
[0020]
The discard board used in some cases is used to improve the rigidity of the floor surface as necessary. For example, a plywood board, a single wooden board, a gypsum board, a calcium silicate board, or the like can be used as the discard board.
[0021]
The finishing material used in any of the reference floor, the conventional soundproof floor, and the soundproof double floor of the present invention is also called a floor surface material or a floor material, and covers the floor surface. Since the finishing material part directly becomes the floor part of the room on the upper floor, the finishing material part usually has an appearance and texture suitable for living. As the finishing material, for example, a decorative board for flooring, a cushion floor or the like can be used.
[0022]
Another aspect of the present invention relates to a construction method for the above-described soundproof double floor structure. In other words, the joist is installed at a predetermined position on the substrate of the ordinary floor, the floor material to which the buffer support legs are attached is placed on the joist, and in some cases, a discarded board is placed thereon, and a finish board is further placed thereon. It is a soundproof double floor construction method including a soundproof floor.
[0023]
As described above, the normal floor substrate is a portion that becomes a base of the conventional normal floor structure, and usually means a smooth surface that serves as a base for placing the soundproof floor structure of the present invention. As the substrate, a plywood, a single-layer wooden panel, a plastic panel, a floor panel material, a particle board, an ALC board, or the like is usually used.
[0024]
Tokiwa jota is a member that is placed around the entire wall surface for placing a flooring or the like when forming a floor surface, and usually uses square wood, synthetic wood, or a resin plate.
At this time, a flooring to which cushioning support legs are attached is placed on the joists. The floor material to which the buffer support legs are attached is, for example, a floor in which a predetermined through hole is formed at a desired position of the floor material, and the penetration part of the buffer support leg according to the present invention having a shape described in detail later is inserted therein. Means wood. As described above, when the buffer support leg according to the present invention is used, there is no need to separately attach the support leg and the pedestal portion using a metal fitting or the like, and a hole is made in the flooring material so that the buffer support leg penetrates here. Since it is only necessary to insert the part, the complexity of construction work on site is greatly reduced.
[0025]
If necessary, a discard plate can be placed on the floor to reinforce the strength of the floor as required. When using a discard board, it is preferable to overlap so that the joint of the flooring and the joint of the discard board do not overlap. Furthermore, a finishing material is put on this. When placing the finishing plate, it is preferable to place it so that the joint of the discard plate and the joint of the finishing plate do not overlap. In this way, a soundproof double floor can be completed.
[0026]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below. First, the specific shape of the soundproof double floor including the soundproof floor structure and the soundproof floor according to the present invention will be described in detail.
[0027]
FIG. 1 shows an example of a normal floor structure. As described above, as shown in FIG. 1a, the conventional floor has a structure in which 1: two vertical joists are placed, 2: several joists are placed, 3: a substrate is placed thereon, and 4: a finishing material is placed. It has become. Alternatively, as shown in FIG. 1b, a so-called joist-less floor structure, that is, a structure in which a gypsum board is arranged between 3: a substrate and 4: a finishing material without placing joists on the large pull. It has become. FIG. 1c shows a so-called ALC floor structure, which is a floor structure mainly used for lightweight steel structure houses. 6: A structure in which an ALC board is placed as a substrate directly on a lightweight steel beam and 4: a finishing material is placed thereon.
[0028]
As shown in FIG. 2, the conventional soundproofing floor has a structure including 7: soundproofing floor material between the substrate and the finishing material. A conventional soundproof ordinary floor can be formed on the joistless floor and the ALC floor by placing a soundproof floor under the finishing material.
[0029]
FIG. 3 shows an example in which the soundproof floor structure according to the present invention is applied to the normal floor. When dimensions are displayed, they are merely examples and do not limit the present invention. Usually, 8: joist is placed at a predetermined position on the floor substrate, 9: flooring material with 9: cushioning support legs is placed here, and 11: throwing board is placed on this, depending on the situation. 4: It has a structure with a finishing material. Conventional soundproofing floors have a structure in which a soundproofing flooring is simply placed between the substrate and the finishing material, but in the present invention, the soundproofing floor structure of the present invention is disposed between the substrate and the finishing material. It has a double floor structure. By adopting such a structure, it is possible to effectively reduce the heavy floor impact sound level that conventionally has little means to reduce. Furthermore, since the soundproof floor structure of the present invention is of a relatively low type, even if there is a restriction on the ceiling height or the like, it is possible to perform construction without hindering this.
[0030]
Next, the shape of the buffer support leg that can be used in the soundproof floor structure of the present invention will be described. FIG. 4 shows an example of the shape of the buffer support leg according to the present invention. The displayed dimensions (unit: mm) are merely examples and do not limit the present invention. If it demonstrates with the side view of the buffer support leg shown by FIG. 4b, a buffer support leg will mainly consist of a base part and a penetration part. The pedestal portion preferably has a truncated cone shape, but may be formed in a desired shape such as a truncated pyramid shape. It is preferable that a groove for stabilizing the surface in contact with the substrate is cut in the bottom surface of the pedestal portion. The penetration part protruding from the pedestal part is a part to be inserted into the penetration hole provided in the flooring. By inserting this part into a hole in the flooring material, a flooring material with a cushioning support leg is made, and by placing this on the joist, a soundproofing floor structure can be made very easily. One or a plurality of protrusions are preferably provided around the penetration portion of the buffer support leg. This protrusion is mainly for preventing the buffer support leg from falling off the flooring. When actually attaching the shock-absorbing support leg to the flooring material, it is preferable to put a washer in a portion in contact with the flooring surface. By doing in this way, abrasion of a buffer support leg can be prevented.
[0031]
As another aspect of the buffer support leg according to the present invention, for example, as shown in FIG. 5, a screw or a screw for fixing the floor surface and the support leg can be driven in the center of the penetration portion. A hole with a predetermined depth can also be drilled. The dimensions (unit: mm) displayed here are merely examples and do not limit the present invention. Screws, screws, and the like can be driven from, for example, a discard plate or a finish plate. By doing in this way, it can prevent effectively that a buffer support leg falls out from a flooring.
[0032]
Returning to FIG. 3 again, in the soundproof double floor including the soundproof floor structure of the present invention, a space is created between the normal floor substrate and the floor material by the pedestal portion of the buffer support leg attached to the floor material, It becomes a so-called floating floor. Although it is possible to effectively absorb the sound generated on the floor by being a floating floor, the soundproof floor structure of the present invention further uses a shock-absorbing support leg, so that it has a lightweight floor impact sound. Heavy floor impact noise can also be effectively reduced. In order to further enhance the sound absorption, the space between the normal floor substrate and the floor material can be filled with a sound absorbing material such as felt, for example. It is also possible to construct without packing.
[0033]
【Example】
Although the effect of implementation of this invention is demonstrated below based on a comparative example and an Example, this Example does not intend limiting the range of this invention to this aspect.
(Create a standard floor)
A straight-lined type traditional timber floor (ordinary floor or reference floor in the present specification) that is usually used as a general residential floor was prepared. Twelve wooden joists having dimensions of 2400 × 150 × 57 (mm) were handed vertically to the fork. On top of this, 8 sheets of plywood with dimensions of 600 × 1800 × 20 (mm) (manufactured by Noda Co., Ltd., trade name: softwood plywood) were placed as substrates. Furthermore, 16 finishing materials (made by Noda Co., Ltd., trade name KL-30) having dimensions of 300 × 1800 × 12 (mm) were placed thereon to create a reference floor.
(Creation of a soundproof double floor including the soundproof floor of the present invention)
The soundproof floor of the present invention was created between the base floor substrate and the finishing material.
[0034]
Ten substrates with dimensions of 600 × 1800 × 20 (mm) (manufactured by Tokyo Board Co., Ltd., trade name: Particle Board) are provided with 10 through holes of 15 mm in the arrangement as shown in FIG. 6, and each of the through holes has the buffer of the present invention. The penetration part of the supporting leg (made by Saitama Rubber, trade name SR-7010) was inserted. The buffer support leg used is of the type shown in FIG. 4, and the material is NBR + NR.
[0035]
A wooden joist with a length of 2.4 × 3.6 m was placed around the reference floor. On top of this, 8 particle boards with buffer support legs were placed side by side. Furthermore, 5.5 sheets of a veneer plate having a size of 900 × 1800 × 8 (mm) (manufactured by Noda Co., Ltd., trade name KL-30) was placed thereon as a discard plate. On top of this, 16 sheets of flooring material (product name: KL-30, manufactured by Noda Co., Ltd.) having dimensions of 300 × 1800 × 12 (mm) were placed side by side. The particle board, the discard board, and the finishing board were arranged so that the seams would not overlap each other.
(Measurement of floor impact sound level)
The floor impact sound level was measured by the methods shown in JIS A 1418-1: 2000 and 2: 2000, respectively. Four points distributed on the center and floor plane of the soundproof double floor including the above-mentioned reference floor and the soundproof floor of the present invention are hit by a light impact sound generator, or a heavy impact source is added to these four points. (Automobile tire having a weight of 7.3 kg, an air pressure of 1.5 × 10 ⁵ Pa, and a size of 5.20-10-4PR) was freely dropped from a point of 90 cm above the floor surface. A sound receiving room was provided under the created floor, and light floor impact sound and heavy floor impact sound were measured through a microphone installed there. The light floor impact sound level and the heavy floor impact sound level were calculated by the calculation formula described in JIS A1418-2000. Table 1 (Lightweight impact sound level) and Table 2 (Heavy impact sound level) below show the respective floor impact sound levels when the lightweight floor impact source and the heavy impact source are dropped. Further, FIG. 7 (light weight) and FIG. 8 (weight) are graphs of the numerical values in this table.
[0036]
[Table 1]

[0037]
[Table 2]

[0038]
It can be seen that the soundproof double floor of the present invention has a light floor impact sound level and a heavy floor impact sound level reduced by 1 to 2 levels compared to the reference floor.
(Comparative Example)
The floor impact sound level of a product marketed as a conventional soundproof floor was measured. A conventional soundproof floor was produced by constructing the soundproof floor material of each company on the reference floor. That is, the structure of the soundproof floor of these comparative examples is of the type in which the soundproof floor material is applied between the normal floor substrate and the finishing material as shown in FIG. The products used as soundproofing flooring are shown in Table 3 below.
[0039]
[Table 3]

[0040]
All the products that have been marketed as soundproof floors in the past are not of a double floor structure, but are of a direct tension type. The specifications of the flooring materials of each company shown in Table 3 will be described below.
1. 1. Gypsum board 8t double: Gypsum board with thickness 8mm stacked two times. 2. Gypsum board 8t 1 layer; 8mm thick gypsum board 1 layer. Rubber sound insulation sheet 4t; 4mm thick rubber sheet (trade name SR-4500)
4). Asphalt high specific gravity 8t; 8mm thick asphalt board (trade name: Shaon Q)
5. Mat 8t; 8mm thick asphalt mat (trade name Sound Shield NK)
6). Sound insulation mat 9t; special unvulcanized rubber mat with a thickness of 9 mm (trade name sound insulation mat S09)
7). Soundproof floor mat 10t; 10mm thick special rubber soundproof mat (trade name soundproof mat E)
8). 8. Double bed of the present invention Table 4 (Lightweight impact sound level) and Table 5 (Heavy impact sound level) show the floor impact sound levels of each conventional soundproof floor of the reference floor and the soundproof double floor of the present invention. Further, FIG. 9 (light weight) and FIG. 10 (weight) are graphs of the numerical values in this table.
[0041]
[Table 4]

[0042]
[Table 5]

[0043]
It can be seen that the soundproof double floor (8) of the present invention has a lighter floor impact sound level and a heavy floor impact sound level reduced by 1 to 2 levels compared to the conventional soundproof floors (1-7) of each company. In other words, it has become clear that the impact sound on the floor can be effectively reduced by the construction of a double floor in a general house, which has not been conventionally performed.
[0044]
【The invention's effect】
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing the structure of a conventional floor (a) conventional joist floor, (b) joistless floor, and (c) ALC floor according to a conventional method.
FIG. 2 is a diagram showing an example of a conventional soundproof floor in which a conventional joist floor (normal floor) is soundproofed by a conventional method.
FIG. 3 is a diagram showing an example of a soundproof double floor structure in which the soundproof floor structure of the present invention is applied to a conventional joist floor (normal floor).
FIG. 4 is a top view (a), a side view (b), and a bottom view (c) of an example of the shape of a buffer support leg that can be used in the present invention.
FIG. 5 is a view showing an example of another shape of the buffer support leg of the present invention.
FIG. 6 is a diagram illustrating an example of arrangement of penetration holes provided in a particle board.
FIG. 7 is a graph showing the light floor impact sound level of the reference floor and the soundproof double floor structure of the present invention.
FIG. 8 is a graph showing the weight floor impact sound level of the reference floor and the soundproof double floor structure of the present invention.
FIG. 9 is a graph showing light-weight floor impact sound levels of the soundproof double floor of the present invention and a commercially available soundproof floor structure.
FIG. 10 is a graph showing the weight floor impact sound level of the soundproof double floor of the present invention and the commercially available soundproof floor structure.
[Explanation of symbols]
1: large pull 2: joist 3: substrate 4: finishing material 5: gypsum board 6: lightweight steel beam 7: soundproof floor material 8: jota 9: buffer support leg 10: floor material 11: throwing board 12: pedestal part 13 : Penetration part 14: Projection part

Claims

A soundproof floor structure including a cushioning support leg including an elastomer, a flooring material, and a discard board having a shape in which the penetration part and the pedestal part are integrated . The soundproof floor structure according to claim 1 , wherein a projection is provided, and a penetration portion of the buffer support leg is inserted into a penetration hole provided in the flooring material through a washer .

At least, Daihiki; and the substrate; joists optionally on plain floor structure including and finish, the bottom of the finishing material, the following features:
A soundproof floor structure including a cushioning support leg including an elastomer, a flooring material, and a discard board having a shape in which the penetration part and the pedestal part are integrated . A protrusion is provided, and the penetration portion of the buffer support leg is inserted into a penetration hole provided in the flooring material through a washer.
A soundproof double floor structure including a soundproof floor structure, characterized by arranging a soundproof floor structure having

A cushioning support leg for a soundproof floor having a shape in which a penetration portion to a flooring material and a pedestal portion are integrated , wherein one or more protrusions are provided around the penetration portion. The sound-insulating floor cushioning support leg .

At least a large joist; depending on the joist; and a board;
A cushioning support leg including an elastomer having a shape in which the penetration portion and the pedestal portion are integrated and one or more protrusions are provided around the penetration portion is provided on the flooring via a washer. To form a flooring with buffer support legs inserted into
Place the flooring with the buffer support legs on the joists,
Place a discard board on this,
Put a finishing material on this
Consists, construction method soundproof double bed comprising a sound-insulating floor structure.