JP4156278B2 - Thermal insulation resin composition - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、保温性樹脂組成物に関するもので、より詳細には、特定の粒径の塩基性炭酸マグネシウム及び長石との組合せからなる保温剤が配合された保温性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来農作物のハウス栽培やトンネル栽培には、農業用フィルムが広く使用されている。この農業用フィルムは、透光性と共に保温性を有することが要求される。即ち、昼間の日光照射によって昇温したハウスやトンネル内の温度は、夜間、特に晴天時の夜間においては、放射冷却により低温となり、これが農作物の生育に悪影響を及ぼす。
【0003】
これを防止するため、保温性フィルムが使用されており、この保温性フィルムは、樹脂中に、熱線を吸収しうる材料、即ち保温剤、例えばシリカ、ケイ酸塩、アルミナ、アルミン酸塩、ハイドロタルサイト類、塩基性炭酸アルミニウム・リチウム塩等を配合したものからなっている。
【0004】
保温剤として塩基性炭酸マグネシウムが、単独又は他の赤外線吸収反射剤と併用して用いられていることは知られている。
例えば、特公昭57−34871号公報には、透光性合成樹脂材料に赤外線吸収反射剤として成形前の合成樹脂組成物に対して1重量%〜20重量%未満の水酸基含有マグネシウム化合物粉末を単独で、又は前記量の水酸基含有マグネシウム化合物粉末に他の赤外線吸収反射剤を併用して添加したものを0.01mm〜0.2mmの厚さに成形してなる透光性及び保温性の良好な農業用合成樹脂フィルムが記載されている。
【0005】
特開昭56−118444号公報には、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、可塑剤20〜40重量部と、微細な粒径の無機物質1.0〜2.0重量部を配合してなる軟質フィルムにおいて、上記無機物質は(イ)塩基性炭酸マグネシユウム0.5〜1.5重量部と(ロ)平均粒径1〜10μの粒状物質0.1〜0.5重量部との組合せよりなることを特徴とする軟質ビニル系樹脂フィルムが記載されている。
【0006】
特開平8−53581号公報には、平均粒径が1〜10μmの範囲にあり、且つ74μmを超える粗粒のない塩基性炭酸マグネシウムを、ポリオレフィン樹脂に対して0.002〜15重量%の割合で均一に配合したことを特徴とするポリオレフィン樹脂フィルムが記載されている。
【0007】
特開平11−292993号公報には、エチレン−α−オレフィン共重合体100重量部に、式 nMgCO・Mg(OH)・mHO(式中、n=3〜5、m=0〜3)で示される塩基性炭酸マグネシウム0.05〜1.0重量部と1種以上の防曇剤0.1〜5.0重量部を含有してなることを特徴とする農業用フィルムが記載されている。
【0008】
また、農業用樹脂フィルムに長石を配合することも知られており、特公平8−16169号公報には、塩化ビニル系樹脂100重量部当たり、平均粒径2μ以下の水酸化アルミニウム粉末1〜10重量部と、平均粒径2〜6μの長石粉末0.2〜5重量部とを含有し、シート状或いはフィルム状に形成したことを特徴とする農業用被覆材が記載されている。
【0009】
特開平6−256589号公報には、塩基性炭酸マグネシウムの粉末、又は塩基性炭酸マグネシウムとゼオライトA、シリカゲル、タルク、長石、アパタイト、硫酸バリウム又はゼオライトAの酸処理物である非晶質アルミノシリケートから選ばれた少なくとも1種との混合粉末であって、粉末度0.1〜10μmの範囲にあるオレフィンフィルム用アンチブロッキング剤が記載されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
農作物のハウス栽培やトンネル栽培等において用いられる農業用の保温性樹脂組成物に用いられる保温剤としては、熱線に対する吸収性のより高い材料が探索されていると共に、樹脂に対する配合が容易でしかも樹脂フィルムの透光性を可及的に阻害しない材料が求められている。
【0011】
しかしながら、従来の保温剤では熱線に対する吸収性の高い材料を用いた場合、どうしても樹脂フィルムの透光性に劣ってしまい、逆に透光性を阻害しない材料では充分な保温性が得ることが出来なかった。
本発明者等は上記の欠点を解消し、透明性にすぐれ且つ保温性の良好な保温剤を鋭意研究した結果、それぞれ特定の粒径を有し、且つ10μm以上の粒子が実質上存在しない塩基性炭酸マグネシウムと長石との組み合わせ樹脂に配合することで、保温性のみならず、樹脂フィルムの透光性を阻害することがない保温剤を提供し得ることを見出した。
【0012】
従って、本発明の目的は、塩素含有樹脂に配合したとき、樹脂を着色したり、発泡させたり或いは樹脂を不透明化する傾向がなく、透光性と保温性との組み合わせに優れている保温剤を配合した樹脂組成物を提供するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、下記式(1)
nMgCO・Mg(OH)・mHO ‥‥(1)
式中、n=2.5乃至3.5、
m=0乃至3
で表され、レーザ回折法で測定した体積基準の中位径(D50)が0.1乃至1.0μmで且つ、10μm以上の粒子が実質上存在しない塩基性炭酸マグネシウム(A)と、レーザ回折法で測定した体積基準の中位径(D50)が0.1乃至1.0μmで且つ、10μm以上の粒子が実質上存在しない長石(B)とを
(A):(B)=99:1乃至1:99
の重量比で含有する保温剤を、塩素含有樹脂100重量部当り、6乃至15重量部含有してなることを特徴とする保温性樹脂組成物が提供される。
本発明においては、
(1)前記塩基性炭酸マグネシウム(A)のBET法で測定した比表面積が10乃至50m/gであること、
(2)前記塩基性炭酸マグネシウム(A)の、見かけ比重が0.05乃至0.40g/mlであること、
(3)前記長石(B)のBET法で測定した比表面積が30m/g以下であること、
(4)前記長石(B)の見かけ比重が0.05乃至0.60g/mlであること、
(5)前記長石(B)が、湿式粉砕して得られたものであること、
が好ましい。
【0014】
【発明の実施形態】
一般に、塩基性炭酸マグネシウム(屈折率1.51〜1.52)は、10μm以上の粗粒分が存在すると分散不良をおこす原因となり、また、フィルムに使用する場合、フィッシュアイを生起する原因となってフィルムの品質を損なうと共に透明性を著しく損なうため好ましくない。長石(屈折率1.51〜1.53)もまた10μm以上の粗粒分が存在するとフィルムの表面が荒れて透明性が低下する。
【0015】
本発明で用いる保温剤は、下記式(1)
nMgCO・Mg(OH)・mHO ‥‥(1)
式中、n=2.5乃至3.5、
m=0乃至3
で表され、レーザ回折法で測定した体積基準の中位径(D50)が0.1乃至1.0μm、好ましくは0.2乃至0.8μmで且つ、10μm以上の粒子が実質上存在しない塩基性炭酸マグネシウム(A)と、レーザ回折法で測定した体積基準の中位径(D50)が0.1乃至1.0μm、好ましくは0.2乃至0.8μmで且つ、10μm以上の粒子が実質上存在しない長石(B)からなることが特徴であり、この特徴により熱線に対する吸収性(即ち保温性)が良好で、樹脂に対する配合が容易でしかも樹脂フィルムの透光性を向上することができた。
【0016】
後述の実施例に示したように、塩基性炭酸マグネシウム、長石共に、レーザ回折法で測定した体積基準の中位径(D50)(以下、単に平均粒径と記載することがある)が前記範囲内であり、且つ10μm以上の粒子が実質上存在しないことから保温性及び透光性の両方に優れることが分かる。
例えば比較例に示されているように、塩基性炭酸マグネシウムあるいは、長石のどちらか一方でも粒径が範囲外にあると、樹脂に配合した場合の透光性が劣ってしまう。
【0017】
また、図1に示す本発明の保温剤を含有する塩素含有樹脂フィルムのIRスペクトルを参照されたい。このIRスペクトルによれば、本発明の保温剤を含有する塩素含有樹脂フィルムは、波数が400cm−1〜2000cm−1の領域に渡り大きな吸収ピークを有する。
一般に、一定の温度にある黒体と、その黒体から輻射される電磁波のエネルギーが最大となる波長との間には、ウィーン(Wien)の法則と呼ばれる一定の関係があり、室温近辺の温度と極大エネルギー波長との関係を示すと次の通りである。

Figure 0004156278
この事実から、常温乃至その近辺の温度の物体から放射される輻射線を有効に吸収するという目的には、極大エネルギー波長近辺の赤外線(波数約1000cm−1)の吸収が重要であり、波数が約1000cm−1の領域に非常に大きな吸収ピークを有する本発明の保温剤は、優れた保温特性を示すことが分かる。
【0018】
本発明で用いられる保温剤は、一般に、前記塩基性炭酸マグネシウム(A)と長石(B)とを、
(A):(B)=99:1乃至1:99
好ましくは、(A):(B)=99:1乃至10:90
の重量比で含有する。
塩基性炭酸マグネシウムと長石の重量比が上記範囲より外れると、保温性或いは透光性が劣ってしまう傾向がある。特に塩基性炭酸マグネシウムが上記範囲より多く配合すると樹脂への着色(黄変)が生じやすくなる。
【0019】
また、本発明で用いる塩基性炭酸マグネシウム(A)はBET法で測定した比表面積が10乃至50m/gであることが良い。この範囲より値が大きいと、吸湿により樹脂に配合し加工した場合に発泡が起こり、樹脂の透光性が劣る。
【0020】
更に、本発明で用いる塩基性炭酸マグネシウム(A)は、見かけ比重が0.05乃至0.40g/ml、好ましくは0.07乃至0.20g/mlであることが良い。この範囲より小さい値だとハンドリングが悪くなる。
【0021】
長石(B)はテクトケイ酸塩に属し、AlまたはSiを4個のO(酸素)が取り囲んでつくる四面体が頂点の酸素を共有してつながり合って3次元の網目をつくっている。長石にはカリ長石と斜長石があるが、本発明で用いる長石(B)は、平均粒径が0.1乃至1.0μmで且つ、10μm以上の粒子が実質上存在しないものであれば、どのような長石でも用いることが出来る。
【0022】
本発明で用いる長石(B)は、BET法で測定した比表面積が30m/g以下であることが保温性と透光性の組合せに優れるので好ましい。この範囲より値が大きいと、吸湿により樹脂に配合し加工した場合に発泡が起こり、樹脂の透光性が劣る。
【0023】
更に、本発明で用いる長石(B)は、見かけ比重が0.05乃至0.60g/ml、好ましくは0.10乃至0.40g/mlであることが良い。この範囲外より大きい値だと樹脂の透光性が悪くなる。
【0024】
また、前述した粒度分布を有する長石(B)を得るための方法に格別の制限は無く、合成で上記範囲になるように調製しても、或いは粉砕処理で該粒径を得ても良い。
粉砕処理の場合、乾式でも湿式粉砕で行っても良いが、粉砕がし易い等の点で湿式粉砕が好ましい。
【0025】
粉砕に用いる粉砕機としては、ボールミル、ロッドミル、サンドグラインダー、媒体撹拌ミル等が挙げられる。
湿式粉砕に用いる液体としては、通常水で十分であるが、必要により粉砕助剤を添加した水を用いることもできる。湿式粉砕に用いるスラリー濃度は特に限定されないが、一般に10乃至60重量%程度の濃度であることが好ましい。粉砕時間も特に限定されないが、前述の物性が得られるものであれば良い。
湿式粉砕後の水性スラリーは、必要に応じ、例えば325メッシュの振動篩に通し、更に液体サイクロン等に通して分級を行っても良い。
【0026】
塩基性炭酸マグネシウム及び長石を粉砕する場合には、それぞれを個別に粉砕を行っても、予め混合してから行っても良い。
【0027】
本発明においては、上記の保温剤を、樹脂、例えばフィルム形成用の塩素含有樹脂に配合されて保温性樹脂組成物を調製し、この樹脂組成物を用いて農業用フィルム等の用途に供される。かかる保温性樹脂組成物において、本発明の保温剤は、フィルム形成用の熱可塑性樹脂当り6乃至15重量部の量で使用される。この添加量よりも少ないと、保温性が充分に得られない。また、この添加量より多いと透光性に劣るため好ましくない。
【0028】
この保温剤が配合される塩素含有樹脂としては、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニル・塩化ビニリデン共重合体等を例示することができ、これらは、1種単独でも、或いは2種以上を組み合わせても使用することができる。
【0029】
特に、本発明の保温剤は、塩素含有樹脂(例えばポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニル、塩化ビニリデン共重合体)と近似した屈折率を有しており、この様な塩素含有樹脂を用いて形成されるフィルム中に配合されることにより、優れた透光性を確保することができる。
【0030】
本発明の保温剤は、必要により、表面処理を行ない、樹脂に対する分散性を高めることができる。このような表面処理は、有機或いは無機の助剤を用いて行なうことができる。
【0031】
有機の助剤としては、ステアリン酸、パルミチン酸、ラウリン酸等およびこれらのカルシウム塩、亜鉛塩、マグネシウム塩、バリウム塩等の金属石鹸、シラン系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、チタン系カップリング剤、ジルコニウム系カップリング剤、各種ワックス類、未変性乃至変性の各種樹脂(例えばロジン、石油樹脂等)等を例示することができ、その表面処理量(コーティング量)は、未処理の保温剤当たり0.01乃至15重量%、特に0.1乃至10重量%の範囲が好適である。
【0032】
また、無機の助剤としては、エアロジル、疎水処理エアロジル等の微粒子シリカ、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム等のケイ酸塩、カルシア、マグネシア、チタニア等の金属酸化物、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム等の金属水酸化物、炭酸カルシウム等の金属炭酸塩、A型、P型等の合成ゼオライト及びその酸処理物又はその金属イオン交換物から成る定形粒子を、上述した未処理の保温剤にブレンド乃至マブシして使用することもできる。また、シラン系、チタニウム系或いはジルコニウム系のカップリング剤を用いることもできる。
これらの無機系助剤は、未処理の保温剤当たり0.01乃至15重量%、特に0.1乃至10重量%の量で用いるのがよい。
【0033】
本発明の保温剤はそれ自体で保温性と透光性の組合せに優れるが、この性質を損なわない範囲で、他の無機成分、有機成分、及び各種の配合剤を、各種の樹脂に配合することができる。
【0034】
有機成分としては、可塑剤、滑剤、帯電防止剤、防曇剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、低融点樹脂等があり、それぞれ必要に応じて用いることができる。それぞれについて以下に例示する。
【0035】
[可塑剤]
可塑剤としては、ブチルステアレート、P−トルエンサルフォアマイド、D−ニトロビフェニール、ジシクロヘキシル・フタレート、ジエチレン・グリコール・ジベンゾエート、トリフェニルフォスフェート等が挙げられる。
【0036】
[滑剤]
滑剤は、一般にポリオレフィンフィルムに使用されるもの全てが適用可能である。滑剤は(イ)流動、天然または合成パラフィン、マイクロワックス、ポリエチレンワックス、塩素化ポリエチレンワックス等の炭化水素系のもの、(ロ)ステアリン酸、ラウリン酸等の脂肪酸系のもの、(ハ)ステアリン酸アミド、バルミチン酸アミド、オレイン酸アミド、エシル酸アミド、メチレンビスステアロアミド、エチレンビスステアロアミド等の脂肪酸モノアミド系またはビスアミド系のもの、(ニ)ブチルステアレート、硬化ヒマシ油、エチレングリコールモノステアレート等のエステル系のもの、(ホ)セチルアルコール、ステアリルアルコール等のアルコール系のもの、(ヘ)ステアリン酸鉛、ステアリン酸カルシウム等の金属石ケンおよび(ト)それらの混合系が一般に用いられるが、特に脂肪酸モノアミド系またはビスアミド系が好ましい。
【0037】
[帯電防止剤]
帯電防止剤は、一般にポリオレフィンフィルムに使用されるもの全てが適用可能である。帯電防止剤としては、(イ)第一級アミン塩、第三級アミン、第四級アンモニウム化合物、ピリジン誘導体等のカチオン系のもの、(ロ)硫酸化油、石ケン、硫酸化エステル油、硫酸化アミド油、オレフィンの硫酸エステル塩類、脂肪アルコール硫酸エステル塩、アルキル硫酸エステル塩、脂肪酸エチルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、コハク酸エステルスルホン酸塩、リン酸エステル塩等のアニオン系のもの、(ハ)多価アルコールの部分的脂肪酸エステル、脂肪アルコールのエチレンオキサイド付加物、脂肪酸のエチレンオキサイド付加物、脂肪アミノまたは脂肪酸アミドのエチレンオキサイド付加物、アルキルフェノールのエチレンオキサイド付加物、アルキルナフトールのエチレンオキサイド付加物、多価アルコールの部分的脂肪酸エステルのエチレンオキサイド付加物、ポリエチレングリコール等の非イオン系のもの、(ニ)カルボン酸誘導体、イミダゾリン誘導体等の両性系のものが一般に使用可能であるが、特に非イオン系、中でもポリオキシエチレンアルキルアミンやポリオキシエチレンアルキルアミドないしそれらの脂肪酸エステル、グリセリンの脂肪酸エステル等が好ましい。
【0038】
[防曇剤]
防曇剤としては、ステアリン酸モノグリセライド、オレイン酸モノグリセライド、ポリグリセリンオレイン酸エステル、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート及びソルビタンモノオレート等の脂肪酸塩系化合物、フルオロアルキル基、フルオロアルケニル基等を含有する高分子或いは低分子の界面活性剤、ポリエーテル変性シリコーンオイル、カルボキシル変性シリコーンオイル、カルビノール変性シリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル等のシリコーン系界面活性剤、コロイダルシリカ、アルミナゾル等の無機系化合物が挙げられる。
【0039】
[紫外線吸収剤]
紫外線吸収剤としては例えば、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、5,5’−メチレンビス(2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン)等の2−ヒドロキシベンゾフェノン類;2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−第三ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−第三オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ3’,5’−ジクミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2,2’−メチレンビス(4−第三オクチル−6−ベンゾトリアゾリル)フェノール等の2−(2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール類があげられる。
【0040】
[フェノール系酸化防止剤]
フェノール系酸化防止剤としては、例えば、ビスフェノールA、ビスフェノールB、ビスフェノールF、2,6−ジフェニル−4−オクタデシロキシフェノール、ステアリル(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオネート、ジステアリル(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ホスホネート、1,6−ヘキサメチレンビス〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、1,6−ヘキサメチレンビス〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸アミド〕、ビス〔3,3−ビス(4−ヒドロキシ−3−第三ブチルフェニル)ブチリックアシッド〕グリコールエステル、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−第三ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリス(2,6−ジメチル−3−ヒドロキシ−4−第三ブチルベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドルキシベンジル)イソシアヌレート、トリエチレングリコールビス〔(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネート〕などがあげられる。
【0041】
[硫黄系酸化防止剤]
硫黄系酸化防止剤としては、例えば、チオジプロピオン酸ジラウリル、ジミリスチル、ジステアリル等のジアルキルチオジプロピオンネート類及びペンタエリスリト−ルテトラ(β−ドデシルメルカプトプロピオネート)等のポリオールのβ−アルキルメルカプトプロピオン酸エステル類があげられる。
【0042】
[ホスファイト系酸化防止剤]
ホスファイト系酸化防止剤としては、例えば、トリス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ホスファイト、トリス〔2−第三ブチル−4−(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニルチオ)−5−メチルフェニル〕ホスファイト、トリデシルホスファイト、オクチルジフェニルホスファイト、ジ(デシル)モノフェニルホスファイト、ジ(トリデシル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイト、ジ(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイトなどがあげられる。
【0043】
[脂肪酸及びその金属塩]
高級脂肪酸としては、炭素数10乃至22、特に14乃至18の飽和乃至不飽和脂肪酸、例えばカプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、マーガリン酸、ステアリン酸、アラキン酸等の飽和脂肪酸、リンデル酸、ツズ酸、ペトロセリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸等の不飽和脂肪酸等が使用される。中でもステアリン酸が好適なものである。脂肪酸は勿論牛脂脂肪酸、ヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪酸等の混合脂肪酸であってもよい。
アルカリ金属石鹸とは脂肪酸アルカリ金属塩または脂肪酸アンモニウム塩であり、具体的には炭素数6〜22の脂肪酸、たとえばカプロン酸、カプリル酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、リシノール酸、12−ヒドロキシステアリン酸、あるいはこれらの混合物などのアルカリ金属塩またはアンモニウム塩が用いられる。
【0044】
[アマイド,アミン]
高級脂肪酸アマイド、エルカ酸アミド、オレイルパルミトアマイド、ステアリルエルカミド、2−ステアロミドエチルステアレート、エチレンビス脂肪酸アマイド、N,N’−オレオイルステアリルエチレンジアミン、ジエチルトルアミド、N,N’−ビス(2ヒドロキシエチル)アルキル(C12〜C18)アマイド、N,N’−ビス(ヒドロキシエチル)ラウロアマイド、N−アルキル(C10〜C18)トリメチレンジアミンと反応したオレイン酸、脂肪酸ジエタノールアミン、ジ−(ヒドロキシエチル)ジエチレントリアミンモノアセテートのジステアリン酸エステルが用いられる。
【0045】
[一価,多価アルコールの脂肪酸エステル]
ステアリン酸n−ブチル、水添ロジンメチルエステル、セバチン酸ジブチル〈n−ブチル〉、セバチン酸ジオクチル〈2−エチルヘキシル、n−オクチル共〉グリセリン脂肪酸エステル、ペンタエリスリト−ルテトラステアレート、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールジステアレート、ポリエチレングリコールジラウレート、ポリエチレングリコールジオレエート、ポリエチレングリコールヤシ脂肪酸ジエステル、ポリエチレングリコールトール油脂肪酸ジエステル、エタンジオールモンタン酸ジエステル、1,3ブタンジオールモンタン酸ジエステル、ジエチレングリコールステアリン酸ジエステル、プロピレングリコール脂肪酸ジエステル、トリグリセライドワックス、水添食用油脂、12−ヒドロオキシステアリン酸のグリセリンエステル、スパームアセチワックス、モンタンワックス、カルナバワックス、蜜蝋、木蝋、一価脂肪酸アルコールと脂肪酸飽和酸エステル、〈例:硬化鯨油ラウリルステアレート、ステアリルステアレート〉、ラノリン、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、酸化ポリエチレンワックス、酸変性ポリオレフィンワックス、エポキシ変性ポリエチレンワックス、石油系ワックスが用いられる。
これらのワックス類のうちでも、ワックス類1グラム当り、カルボン酸、カルボン酸無水物、カルボン酸塩、カルボン酸エステル、カルボン酸アミド、ケトン、エーテル、水酸基等の極性基を0.1乃至20ミリモル、特に0.5乃至10ミリモルの濃度で含有し且つ炭素数10以上、特に炭素数12以上の少なくとも1個の長鎖アルキレン鎖を分子内に含むワックス類が好ましい。
【0046】
[低融点樹脂]
低融点樹脂としては、融点或いは軟化点が40乃至200℃、特に70乃至160℃である各種樹脂、例えば、エポキシ樹脂、キシレン−ホルムアルデヒド樹脂、スチレン系樹脂、クロマン−インデン樹脂、その他の石油樹脂、アルキッド樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、低融点アクリル樹脂、ポリビニルプチラール、低融点コポリアミド、低融点コポリエステル等を挙げることができる。
【0047】
また本発明において、前記の有機成分の他に、必要に応じて防虫剤、防虫忌避剤、賦臭剤、防菌剤、香料、薬効成分等も使用することができる。
【0048】
更に、本発明の保温剤は、上述した無機成分の粉末と有機成分とを組み合わせて、摩砕条件下で混合することができる。例えば、湿式摩砕混合では、本発明の保温剤を含む無機粉末と有機成分とを溶剤の存在下に摩砕下に混合し、また乾式摩砕混合では、無機成分の粉末と有機成分の粉末とを、溶媒等の不存在下に乾式で摩砕下に混合する。
これら何れの場合にも、無機成分の粉末が一次粒子に解されるように摩砕することが重要であり、この目的には、擂漬機、サンドグラインダ−ミル、アトライター、高速剪断撹拌機、アトマイザー、ジェットミル、奈良式粉砕機、円板振動ミル、振動ボールミル、回転ボールミル、スーパーミキサー等或いはこれらの組合せが使用される。これらの摩砕混合機においては、無機成分の粉末が一次粒子に解されると同時に、有機成分による表面処理が行われるようになる。
【0049】
本発明の保温剤は、予めマスターバッチを作成して、樹脂に配合しても良い。マスターバッチの形状は、分散性が悪くならなければどの様な形状でも良く、例えば、円筒状、円柱状、立方体状、直方体状、球状等の形状が挙げられる。
【0050】
【実施例】
以下の実施例により本発明を説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。尚、実施例及び比較例で行った各試験は次の方法により行った。
【0051】
(1)体積基準の中位径(D50)測定(粒径測定)
Coulter社製Particle Size Analyzer Model LS230を使用し、体積基準の中位径(D50)を測定した。
【0052】
(2)BET比表面積
マイクロメリティックス社製ASAP2010を使用し、窒素吸着等温線を測定した。
【0053】
(3)見かけ比重
JIS.K.6721に準拠して測定した。
【0054】
(4)フィルム確性試験環境
ISO 291:1997に準拠して、室温23℃、湿度50%に調節した環境中において試験フィルムを保存し、所定時間経過した試験片を各種フィルム確性試験に供した。
【0055】
(5)赤外線吸収スペクトル(IR)測定(保温率測定)
日本分光(株)製フーリエ変換赤外分光光度計FT/IR−610を用いて、試料を含有したフィルムの赤外線吸収を2500cm−1乃至400cm−1(4μm乃至25μm)の範囲で透過率%Tを測定し、以下の式により保温率を求めた。
保温率(%)=
100×Σ{(100-透過率%T)×黒体放射密度}/Σ(100×黒体放射密度)尚、用いた黒体放射エネルギーは、以下のプランクの式より導いたものである。
λ,T=cλ−5/{exp(c/λT)−1}
λ, T:波長λ,温度Tにおける分光放射密度(W/cm
:3.7402×10−12(W・cm,Planckの放射第1定数)
:1.4388(cm・deg,Planckの放射第2定数)
保温効果は、保温率が大きいほど高い。
【0056】
(6)Haze測定
Hazeは、ASTM D 1003−95に準拠して測定した。Hazeの値が小さいほど透光性に優れる。
なお、測定装置はGardner社製haze−gard plusを用いた。
【0057】
(試料1)
市販の粒径5.92μmである塩基性炭酸マグネシウム(H−1とする)について乾式粉砕を行い、粒径0.41μmの試料(A−1とする)を得た。それぞれの物性結果を表1に示す。
【0058】
(試料2)
市販の粒径3.29μmである長石(H−2とする)をスラリー濃度20重量%にして湿式粉砕を行った後、スラリーを蒸発乾燥したものを微粉砕して粒径0.47μmの粉末試料(B−1とする)を得た。それぞれの物性結果を表1に示す。
【0059】
(試料3)
水酸化マグネシウム(MgO=64.2重量%)121.2g、水酸化アルミニウム(Al=64.7重量%)76.06g及び炭酸ナトリウム(NaO=57.9重量%)72.38gにイオン交換水を加え4Lとし、攪拌混合したスラリーを170℃で24時間水熱反応させた。反応終了後、濾過、温水洗浄を行い、ハイドロタルサイトを得た。次にこれにイオン交換水を加えてハイドロタルサイトの濃度15%スラリーを調整し、固形分に対して3%相当の日本油脂(株)製ソフトオイルMP−200を加え、攪拌下80℃で表面処理を1時間行った。スラリーを110℃にて乾燥、乾式粉砕して、200℃で2時間焼成し樹脂用配合剤(粒径0.44μm)を得た(H−3とする)。
化学組成 MgAl(OH)12(CO)・0.5H
【0060】
(試料4)
市販の正炭酸マグネシウムを乾式粉砕し、粒径0.48μmにしたものを用いた(H−4とする)。
【0061】
PVCを用いて、以下に示した配合原料を、温度150℃で5分間ロールミル混練を行い、厚さ0.5mmの均一な混和物を作成し、次いで温度160℃、圧力150kg・cm、2分間加圧加熱し、厚さ100μmのPVCフィルムを得た。
(PVC−樹脂組成物配合表)
PVC(重合度=1050) 100重量部
防曇剤(ダイキン製DS-401) 0.1重量部
可塑剤(ビス(2-エチルヘキシル)フタレート) 50重量部
安定剤(水澤化学製STABINEX-NL121) 5.0重量部
保温剤(実施例あるいは比較例) (表2参照)
【0062】
(実施例1〜4、比較例1〜8)
表1に示した樹脂用配合剤をPVC−樹脂組成物配合にそれぞれ配合して測定を行った。結果を表2に示す。また、実施例3と比較例1の赤外線スペクトルの測定結果を図1に示す。
【0063】
(実施例5)
EVAおよびLLDPEを用いて、以下に示した外層、中間層及び内層用それぞれの配合原料を加工温度160℃でインフレーション製膜し、厚さ150μmのLLDPE(30μm)/EVA(90μm)/LLDPE(30μm)3層積層フィルムを得た。得られたフィルムおよびシートについてフィルム確性試験を行い、結果を表2に示す。
なお、外層、中間層及び内層とは、例えばフィルムを展張使用した場合に、ハウス、トンネルなどの外側になる面を外層、内側になる面を内層、それらの中間にある層を中間層という。
(LLDPE(外層)/EVA(中間層)/LLDPE(内層)−樹脂組成物配合表)
外層
LLDPE(MFR=1.1g/10min) 98.8重量%
紫外線吸収剤(住友化学製スミソーブ130) 0.1重量%
酸化防止剤(ブチルヒドロキシトルエン) 0.3重量%
光安定剤(チバガイギー製チヌビン622−LD) 0.5重量%
滑剤(エルカ酸アミド) 0.3重量%
中間層
EVA(酢酸ビニル含有量15%) 88.8重量%
保温剤 10.0重量%
紫外線吸収剤(住友化学製スミソーブ130) 0.1重量%
酸化防止剤(ブチルヒドロキシトルエン) 0.3重量%
光安定剤(チバガイギー製チヌビン622−LD) 0.5重量%
滑剤(エルカ酸アミド) 0.3重量%
内層
LLDPE(MFR=1.1g/10min) 95.8重量%
防曇剤(ソルビタンモノステアレート) 3.0重量%
紫外線吸収剤(住友化学製スミソーブ130) 0.1重量%
酸化防止剤(ブチルヒドロキシトルエン) 0.3重量%
光安定剤(チバガイギー製チヌビン622−LD) 0.5重量%
滑剤(エルカ酸アミド) 0.3重量%
【0064】
【表1】
Figure 0004156278
【0065】
【表2】
Figure 0004156278
【0066】
【発明の効果】
本発明において、それぞれ特定の塩基性炭酸マグネシウム及び長石を保温剤に用いることで、透光性と保温性との組み合わせに優れた保温剤が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例3、比較例1の赤外線吸収スペクトルを示す図である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  The present inventionInsulating resin compositionMore specifically, consisting of a combination of basic particle size magnesium carbonate and feldsparThermal insulation resin composition containing thermal insulationAbout.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, agricultural films are widely used for house cultivation and tunnel cultivation of agricultural crops. This agricultural film is required to have heat retention as well as translucency. That is, the temperature in the house or tunnel heated by the daytime sunlight irradiation is lowered by radiation cooling at night, particularly at night in fine weather, and this adversely affects the growth of crops.
[0003]
In order to prevent this, a heat insulating film is used, and this heat insulating film is a material that can absorb heat rays in a resin, that is, a heat insulating agent such as silica, silicate, alumina, aluminate, hydrostatic film. It consists of talcite, basic aluminum carbonate and lithium salt.
[0004]
It is known that basic magnesium carbonate is used alone or in combination with other infrared absorbing / reflecting agents as a heat insulating agent.
For example, in Japanese Patent Publication No. 57-34871, a light-transmitting synthetic resin material is used alone with a hydroxyl group-containing magnesium compound powder of 1 wt% to less than 20 wt% based on the synthetic resin composition before molding as an infrared absorbing / reflecting agent. Or with the above-mentioned amount of the hydroxyl group-containing magnesium compound powder added in combination with another infrared absorbing / reflecting agent to have a thickness of 0.01 mm to 0.2 mm and good translucency and heat retention Agricultural synthetic resin films are described.
[0005]
JP-A-56-118444 blends 20 to 40 parts by weight of a plasticizer and 1.0 to 2.0 parts by weight of an inorganic substance having a fine particle size with respect to 100 parts by weight of a vinyl chloride resin. In the soft film, the inorganic substance comprises (a) 0.5 to 1.5 parts by weight of basic magnesium carbonate and (b) 0.1 to 0.5 parts by weight of a granular substance having an average particle diameter of 1 to 10 μm. A soft vinyl resin film characterized by comprising a combination is described.
[0006]
JP-A-8-53581 discloses a basic magnesium carbonate having an average particle size in the range of 1 to 10 μm and having no coarse particles exceeding 74 μm in a proportion of 0.002 to 15% by weight based on the polyolefin resin. A polyolefin resin film characterized by being uniformly blended with is described.
[0007]
JP-A-11-292993 discloses that 100 parts by weight of an ethylene-α-olefin copolymer has the formula nMgCO.3・ Mg (OH)2・ MH20.05 to 1.0 parts by weight of basic magnesium carbonate represented by O (wherein n = 3 to 5, m = 0 to 3) and 0.1 to 5.0 parts by weight of one or more antifogging agents Agricultural films characterized by comprising
[0008]
It is also known to add feldspar to agricultural resin films. Japanese Patent Publication No. 8-16169 discloses aluminum hydroxide powders 1 to 10 having an average particle size of 2 μm or less per 100 parts by weight of vinyl chloride resin. Agricultural coating materials characterized by containing parts by weight and 0.2 to 5 parts by weight of feldspar powder having an average particle size of 2 to 6 μm and formed into a sheet or film are described.
[0009]
JP-A-6-256589 discloses an amorphous aluminosilicate which is a powder of basic magnesium carbonate or an acid-treated product of basic magnesium carbonate and zeolite A, silica gel, talc, feldspar, apatite, barium sulfate or zeolite A. An anti-blocking agent for olefin films is described which is a mixed powder with at least one selected from 1 and having a fineness of 0.1 to 10 μm.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
As a heat-retaining agent used in a heat-retaining resin composition for agriculture used in house cultivation or tunnel cultivation of agricultural products, a material with higher absorbability to heat rays has been sought, and it is easy to mix with resin. There is a need for a material that does not hinder the translucency of the film as much as possible.
[0011]
However, in the case of using a material having high heat-absorbing properties with the conventional heat retaining agent, the resin film inevitably has poor translucency, and conversely, a material that does not impair the translucency can provide sufficient heat retention. There wasn't.
As a result of diligent research on a heat retention agent having excellent transparency and good heat retention, the present inventors have solved the above-mentioned drawbacks. As a result, each of the bases has a specific particle size and substantially no particles of 10 μm or more exist. It has been found that a heat-retaining agent that does not impair not only the heat-retaining property but also the light-transmitting property of the resin film can be provided by blending with a combination resin of conductive magnesium carbonate and feldspar.
[0012]
  Therefore, the object of the present invention is toWhen blended with chlorine-containing resin, There is no tendency to color or foam the resin or make the resin opaque, and it is excellent in the combination of translucency and heat retentionResin composition containing a heat insulating agentTo provide.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
  According to the present invention, the following formula (1)
    nMgCO3・ Mg (OH)2・ MH2O (1)
    Where n = 2.5 to 3.5,
          m = 0 to 3
The volume-based median diameter (D50) Is 0.1 to 1.0 μm and particles of 10 μm or more are substantially absent, and a volume-based median diameter (D) measured by a laser diffraction method50) Is 0.1 to 1.0 μm, and feldspar (B) substantially free of particles of 10 μm or moreAnd
    (A) :( B) = 99: 1 to 1:99
A heat-retaining resin composition comprising 6 to 15 parts by weight of a heat-retaining agent contained in a weight ratio of 100 to 100 parts by weight of a chlorine-containing resinIs provided.
  In the present invention,
(1)The specific surface area of the basic magnesium carbonate (A) measured by the BET method is 10 to 50 m.2/ G,
(2)The apparent specific gravity of the basic magnesium carbonate (A) is 0.05 to 0.40 g / ml,
(3)The specific surface area of the feldspar (B) measured by the BET method is 30 m.2/ G or less,
(4)The apparent specific gravity of the feldspar (B) is 0.05 to 0.60 g / ml,
(5) The feldspar (B) is obtained by wet pulverization,
Is preferred.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In general, basic magnesium carbonate (refractive index of 1.51 to 1.52) causes a dispersion failure when a coarse particle of 10 μm or more is present, and causes fish eyes when used in a film. Therefore, the film quality is deteriorated and the transparency is remarkably impaired. The feldspar (refractive index of 1.51 to 1.53) also has a rough surface of 10 μm or more, and the surface of the film becomes rough and the transparency is lowered.
[0015]
  Insulating agent used in the present inventionIs the following formula (1)
      nMgCO3・ Mg (OH)2・ MH2O (1)
      Where n = 2.5 to 3.5,
            m = 0 to 3
The volume-based median diameter (D50) Is 0.1 to 1.0 μm, preferably 0.2 to 0.8 μm, and the basic magnesium carbonate (A) in which particles of 10 μm or more are not substantially present, and the volume standard measured by the laser diffraction method Diameter (D50) Is 0.1 to 1.0 μm, preferably 0.2 to 0.8 μm, and is composed of feldspar (B) that is substantially free of particles of 10 μm or more. (I.e., heat retention) was good, compounding with the resin was easy, and the translucency of the resin film could be improved.
[0016]
As shown in the examples described later, both the basic magnesium carbonate and feldspar were measured by a laser diffraction method on the volume-based median diameter (D50) (Hereinafter sometimes simply referred to as the average particle diameter) is within the above range, and since there are substantially no particles of 10 μm or more, it is understood that both heat retention and translucency are excellent.
For example, as shown in the comparative example, when either the basic magnesium carbonate or the feldspar is out of the range, the translucency when blended with the resin is inferior.
[0017]
Moreover, please refer to the IR spectrum of the chlorine-containing resin film containing the heat insulating agent of the present invention shown in FIG. According to this IR spectrum, the chlorine-containing resin film containing the heat insulating agent of the present invention has a wave number of 400 cm.-1~ 2000cm-1It has a large absorption peak over the region.
In general, there is a certain relationship called Wien's law between a black body at a certain temperature and the wavelength at which the energy of the electromagnetic wave radiated from the black body is maximized. The relationship between the maximum energy wavelength and the maximum energy wavelength is as follows.
Figure 0004156278
From this fact, in order to effectively absorb radiation radiated from an object at room temperature or a temperature in the vicinity thereof, an infrared ray near the maximum energy wavelength (wave number of about 1000 cm) is used.-1) Absorption is important, wave number is about 1000cm-1It can be seen that the heat-retaining agent of the present invention having a very large absorption peak in the region shows excellent heat-retaining properties.
[0018]
The heat-retaining agent used in the present invention generally contains the basic magnesium carbonate (A) and feldspar (B),
(A) :( B) = 99: 1 to 1:99
Preferably, (A) :( B) = 99: 1 to 10:90
In a weight ratio.
When the weight ratio of basic magnesium carbonate and feldspar is outside the above range, heat retention or translucency tends to be poor. In particular, when the basic magnesium carbonate is blended more than the above range, the resin is likely to be colored (yellowing).
[0019]
The basic magnesium carbonate (A) used in the present invention has a specific surface area of 10 to 50 m as measured by the BET method.2/ G is good. When the value is larger than this range, foaming occurs when the resin is blended and processed by moisture absorption, and the translucency of the resin is poor.
[0020]
Further, the basic magnesium carbonate (A) used in the present invention has an apparent specific gravity of 0.05 to 0.40 g / ml, preferably 0.07 to 0.20 g / ml. If the value is smaller than this range, handling becomes worse.
[0021]
The feldspar (B) belongs to the tectosilicate, and tetrahedrons that are made of Al or Si surrounded by four O (oxygen) atoms share the apex oxygen to form a three-dimensional network. The feldspar includes potassium feldspar and plagioclase, but the feldspar (B) used in the present invention has an average particle size of 0.1 to 1.0 μm and particles having a particle size of 10 μm or more are substantially absent. Any feldspar can be used.
[0022]
The feldspar (B) used in the present invention has a specific surface area of 30 m as measured by the BET method.2/ G or less is preferable because the combination of heat retention and translucency is excellent. When the value is larger than this range, foaming occurs when the resin is blended and processed by moisture absorption, and the translucency of the resin is poor.
[0023]
Furthermore, the feldspar (B) used in the present invention has an apparent specific gravity of 0.05 to 0.60 g / ml, preferably 0.10 to 0.40 g / ml. If the value is larger than this range, the translucency of the resin is deteriorated.
[0024]
Moreover, there is no special restriction | limiting in the method for obtaining the feldspar (B) which has the particle size distribution mentioned above, and it may prepare so that it may become the said range by a synthesis | combination, or may obtain this particle size by a grinding process.
In the case of the pulverization treatment, dry pulverization or wet pulverization may be performed, but wet pulverization is preferable in terms of easy pulverization.
[0025]
Examples of the pulverizer used for pulverization include a ball mill, a rod mill, a sand grinder, and a medium stirring mill.
As the liquid used for wet pulverization, water is usually sufficient, but water to which a pulverization aid is added can be used if necessary. The concentration of the slurry used for the wet pulverization is not particularly limited, but generally a concentration of about 10 to 60% by weight is preferable. The pulverization time is not particularly limited as long as the above physical properties can be obtained.
The aqueous slurry after wet pulverization may be classified, for example, through a 325 mesh vibrating screen and further through a liquid cyclone or the like, if necessary.
[0026]
When pulverizing the basic magnesium carbonate and feldspar, they may be individually pulverized or mixed in advance.
[0027]
  In the present invention, the above-mentioned heat insulating agent isResin, for example for film formationChlorine-containing resinThe heat-retaining resin composition is prepared by blending with, and used for agricultural films and the like using this resin composition. In such a heat insulating resin composition, the heat insulating agent of the present invention is based on a thermoplastic resin for film formation.6 to 15Used in parts by weight. If the amount is less than this amount, sufficient heat retention cannot be obtained. Moreover, since it is inferior to translucency when it is more than this addition amount, it is not preferable.
[0028]
  This warming agent is blendedExamples of the chlorine-containing resin include polyvinyl chloride, polyvinylidene chloride, vinyl chloride / vinylidene chloride copolymer, and the like.These can be used singly or in combination of two or more.
[0029]
In particular, the heat-retaining agent of the present invention has a refractive index close to that of a chlorine-containing resin (for example, polyvinyl chloride, polyvinylidene chloride, vinyl chloride, vinylidene chloride copolymer), and such a chlorine-containing resin is used. By blending in the film formed, excellent translucency can be ensured.
[0030]
If necessary, the heat insulating agent of the present invention can be subjected to surface treatment to enhance the dispersibility of the resin. Such surface treatment can be performed using an organic or inorganic auxiliary agent.
[0031]
Examples of organic auxiliaries include stearic acid, palmitic acid, lauric acid, etc., and metal soaps such as calcium salts, zinc salts, magnesium salts, and barium salts, silane coupling agents, aluminum coupling agents, and titanium based cups. Examples include ring agents, zirconium coupling agents, various waxes, various unmodified or modified resins (for example, rosin, petroleum resin, etc.), and the surface treatment amount (coating amount) is untreated heat retention. A range of 0.01 to 15% by weight, especially 0.1 to 10% by weight per agent is preferred.
[0032]
In addition, inorganic auxiliary agents include fine particle silica such as aerosil and hydrophobically treated aerosil, silicates such as calcium silicate and magnesium silicate, metal oxides such as calcia, magnesia and titania, magnesium hydroxide, aluminum hydroxide Shaped particles composed of metal hydroxides such as calcium carbonate, metal carbonates such as calcium carbonate, synthetic zeolites such as A-type and P-type and acid-treated products thereof or metal ion-exchange materials thereof are blended with the above-described untreated heat insulating agent. Or it can be used as a mash. A silane-based, titanium-based, or zirconium-based coupling agent can also be used.
These inorganic auxiliaries are preferably used in an amount of 0.01 to 15% by weight, particularly 0.1 to 10% by weight, based on the untreated heat insulating agent.
[0033]
The heat-retaining agent of the present invention is excellent in the combination of heat-retaining property and translucency by itself, but other inorganic components, organic components, and various compounding agents are blended in various resins as long as this property is not impaired. be able to.
[0034]
Examples of the organic component include a plasticizer, a lubricant, an antistatic agent, an antifogging agent, an ultraviolet absorber, an antioxidant, a low melting point resin, and the like, which can be used as necessary. Each is illustrated below.
[0035]
[Plasticizer]
Examples of the plasticizer include butyl stearate, P-toluene sulfate, D-nitrobiphenyl, dicyclohexyl phthalate, diethylene glycol dibenzoate, and triphenyl phosphate.
[0036]
[Lubricant]
As the lubricant, all those generally used for polyolefin films are applicable. Lubricants are (a) hydrocarbons such as fluid, natural or synthetic paraffin, micro wax, polyethylene wax, chlorinated polyethylene wax, (b) fatty acids such as stearic acid, lauric acid, (c) stearic acid. Fatty acid monoamides or bisamides such as amide, valmitic acid amide, oleic acid amide, esylic acid amide, methylene bisstearamide, ethylene bisstearamide, (d) butyl stearate, hydrogenated castor oil, ethylene glycol mono Esters such as stearates, (e) alcohols such as cetyl alcohol and stearyl alcohol, (f) metal soaps such as lead stearate and calcium stearate, and (g) mixed systems thereof are generally used. But especially fatty acid monoamides or bis Bromide system is preferable.
[0037]
[Antistatic agent]
As the antistatic agent, all those generally used for polyolefin films are applicable. Antistatic agents include (i) primary amine salts, tertiary amines, quaternary ammonium compounds, cationic compounds such as pyridine derivatives, (b) sulfated oils, soaps, sulfated ester oils, Sulfated amide oil, sulfates of olefins, fatty alcohol sulfates, alkyl sulfates, fatty acid ethyl sulfonates, alkyl naphthalene sulfonates, alkyl benzene sulfonates, succinate sulfonates, phosphate ester salts (C) partial fatty acid ester of polyhydric alcohol, ethylene oxide adduct of fatty alcohol, ethylene oxide adduct of fatty acid, ethylene oxide adduct of fatty amino acid or fatty acid amide, ethylene oxide addition of alkylphenol Product, alkyl naphthol ethylene Although amphoteric compounds such as xide adducts, ethylene oxide adducts of partial fatty acid esters of polyhydric alcohols, nonionic compounds such as polyethylene glycol, (d) carboxylic acid derivatives and imidazoline derivatives are generally usable. Particularly preferred are nonionic, especially polyoxyethylene alkylamines, polyoxyethylene alkylamides or their fatty acid esters, fatty acid esters of glycerin, and the like.
[0038]
[Anti-fogging agent]
Antifogging agents include fatty acid salt compounds such as stearic acid monoglyceride, oleic acid monoglyceride, polyglycerin oleate, sorbitan monolaurate, sorbitan monopalmitate, sorbitan monostearate and sorbitan monooleate, fluoroalkyl groups, fluoro High molecular or low molecular surfactants containing alkenyl groups, polyether-modified silicone oil, carboxyl-modified silicone oil, carbinol-modified silicone oil, silicone-based surfactants such as amino-modified silicone oil, colloidal silica, alumina sol, etc. And inorganic compounds.
[0039]
[Ultraviolet absorber]
Examples of the ultraviolet absorber include 2-hydroxybenzophenones such as 2,4-dihydroxybenzophenone, 2-hydroxy-4-methoxybenzophenone, and 5,5′-methylenebis (2-hydroxy-4-methoxybenzophenone); 2'-hydroxy-5'-methylphenyl) benzotriazole, 2- (2'-hydroxy-3'-tert-butyl-5'-methylphenyl) -5-chlorobenzotriazole, 2- (2'-hydroxy- 5'-tert-octylphenyl) benzotriazole, 2- (2'-hydroxy3 ', 5'-dicumylphenyl) benzotriazole, 2,2'-methylenebis (4-tert-octyl-6-benzotriazolyl) ) 2- (2′-hydroxyphenyl) benzotriazoles such as phenol.
[0040]
[Phenolic antioxidant]
Examples of phenolic antioxidants include bisphenol A, bisphenol B, bisphenol F, 2,6-diphenyl-4-octadecyloxyphenol, stearyl (3,5-ditert-butyl-4-hydroxyphenyl) -propionate. Distearyl (3,5-ditert-butyl-4-hydroxybenzyl) phosphonate, 1,6-hexamethylenebis [(3,5-ditert-butyl-4-hydroxyphenyl) propionate], 1,6- Hexamethylene bis [(3,5-ditert-butyl-4-hydroxyphenyl) propionic acid amide], bis [3,3-bis (4-hydroxy-3-tert-butylphenyl) butyric acid] glycol ester, 1,1,3-tris (2-methyl-4-hydroxy-5-tert-butylphenyl) butane 1,3,5-tris (2,6-dimethyl-3-hydroxy-4-tert-butylbenzyl) isocyanurate, 1,3,5-tris (3,5-ditert-butyl-4-hydroxyl Benzyl) isocyanurate, triethylene glycol bis [(3-tert-butyl-4-hydroxy-5-methylphenyl) propionate] and the like.
[0041]
[Sulfur-based antioxidants]
Examples of sulfur-based antioxidants include dialkylthiodipropionates such as dilauryl thiodipropionate, dimyristyl, and distearyl, and β-alkyl polyols such as pentaerythritol tetra (β-dodecyl mercaptopropionate). And mercaptopropionic acid esters.
[0042]
[Phosphite antioxidant]
Examples of the phosphite antioxidant include tris (2,4-ditert-butylphenyl) phosphite, tris [2-tert-butyl-4- (3-tert-butyl-4-hydroxy-5-methyl). Phenylthio) -5-methylphenyl] phosphite, tridecyl phosphite, octyl diphenyl phosphite, di (decyl) monophenyl phosphite, di (tridecyl) pentaerythritol diphosphite, distearyl pentaerythritol diphosphite, di (Nonylphenyl) pentaerythritol diphosphite and the like.
[0043]
[Fatty acids and their metal salts]
As higher fatty acids, saturated fatty acids having 10 to 22 carbon atoms, particularly 14 to 18 carbon atoms, such as capric acid, undecanoic acid, lauric acid, myristic acid, palmitic acid, margaric acid, stearic acid, arachidic acid, etc. , Unsaturated fatty acids such as lindelic acid, tuzuic acid, petrothelic acid, oleic acid, linoleic acid, linolenic acid and arachidonic acid. Of these, stearic acid is preferred. Of course, the fatty acid may be a mixed fatty acid such as beef tallow fatty acid, coconut oil fatty acid, or palm oil fatty acid.
The alkali metal soap is a fatty acid alkali metal salt or a fatty acid ammonium salt, specifically, a fatty acid having 6 to 22 carbon atoms such as caproic acid, caprylic acid, lauric acid, myristic acid, palmitic acid, stearic acid, arachidic acid, Alkali metal salts or ammonium salts such as behenic acid, isostearic acid, oleic acid, linoleic acid, linolenic acid, ricinoleic acid, 12-hydroxystearic acid, or mixtures thereof are used.
[0044]
[Amide, amine]
Higher fatty acid amide, erucic acid amide, oleyl palmitoamide, stearyl erucamide, 2-stearimide ethyl stearate, ethylene bis fatty acid amide, N, N'-oleoyl stearyl ethylenediamine, diethyl toluamide, N, N'- Oleic acid, fatty acid diethanolamine, di- (hydroxy) reacted with bis (2hydroxyethyl) alkyl (C12-C18) amide, N, N'-bis (hydroxyethyl) lauroamide, N-alkyl (C10-C18) trimethylenediamine Distearic acid ester of ethyl) diethylenetriamine monoacetate is used.
[0045]
[Fatty acid esters of mono- and polyhydric alcohols]
N-butyl stearate, hydrogenated rosin methyl ester, dibutyl sebacate <n-butyl>, dioctyl sebacate <2-ethylhexyl, n-octyl co> glycerin fatty acid ester, pentaerythritol tetrastearate, polyethylene glycol fatty acid Esters, polyethylene glycol distearate, polyethylene glycol dilaurate, polyethylene glycol dioleate, polyethylene glycol palm fatty acid diester, polyethylene glycol tall oil fatty acid diester, ethanediol montanic acid diester, 1,3 butanediol montanic acid diester, diethylene glycol stearic acid diester , Propylene glycol fatty acid diester, triglyceride wax, hydrogenated edible oil and fat, 12-hydroxy Glycerin ester of stearic acid, palm acetyl wax, montan wax, carnauba wax, beeswax, wood wax, monohydric fatty acid alcohol and fatty acid saturated acid ester, <Example: hardened whale oil lauryl stearate, stearyl stearate>, lanolin, polyethylene wax, polypropylene Wax, oxidized polyethylene wax, acid-modified polyolefin wax, epoxy-modified polyethylene wax and petroleum wax are used.
Among these waxes, 0.1 to 20 mmol of polar groups such as carboxylic acid, carboxylic acid anhydride, carboxylate, carboxylic acid ester, carboxylic acid amide, ketone, ether, and hydroxyl group per gram of wax. In particular, waxes containing at least one long-chain alkylene chain having a concentration of 0.5 to 10 mmol and having at least 10 carbon atoms, particularly at least 12 carbon atoms in the molecule are preferred.
[0046]
[Low melting point resin]
Examples of the low melting point resin include various resins having a melting point or softening point of 40 to 200 ° C., particularly 70 to 160 ° C., such as epoxy resin, xylene-formaldehyde resin, styrene resin, chroman-indene resin, other petroleum resins, Examples thereof include alkyd resins, ethylene-vinyl acetate copolymers, ethylene-acrylic acid ester copolymers, low melting point acrylic resins, polyvinyl propylal, low melting point copolyamides, and low melting point copolyesters.
[0047]
In the present invention, in addition to the above organic components, insect repellents, insect repellents, odorants, antibacterial agents, fragrances, medicinal components and the like can be used as necessary.
[0048]
Furthermore, the heat-retaining agent of the present invention can be mixed under grinding conditions by combining the inorganic component powder and the organic component described above. For example, in wet milling mixing, the inorganic powder containing the heat-retaining agent of the present invention and the organic component are mixed under milling in the presence of a solvent, and in dry milling mixing, the inorganic component powder and the organic component powder are mixed. Are mixed dry and triturated in the absence of a solvent or the like.
In any of these cases, it is important to grind so that the powder of the inorganic component is broken into primary particles. For this purpose, a pickle machine, a sand grinder mill, an attritor, a high-speed shear stirrer is used. , Atomizers, jet mills, Nara type pulverizers, disc vibration mills, vibration ball mills, rotating ball mills, super mixers, or combinations thereof. In these grinding mixers, the inorganic component powder is broken into primary particles, and at the same time, the surface treatment with the organic component is performed.
[0049]
The heat insulating agent of the present invention may be prepared in advance as a master batch and blended into the resin. The shape of the master batch may be any shape as long as the dispersibility does not deteriorate, and examples thereof include a cylindrical shape, a columnar shape, a cubic shape, a rectangular parallelepiped shape, and a spherical shape.
[0050]
【Example】
The following examples illustrate the invention, but the invention is not limited thereto. In addition, each test performed in the Example and the comparative example was performed by the following method.
[0051]
(1) Volume-based median diameter (D50) Measurement (particle size measurement)
Using Coulter's Particle Size Analyzer Model LS230, a volume-based median diameter (D50) Was measured.
[0052]
(2) BET specific surface area
Nitrogen adsorption isotherm was measured using ASAP2010 manufactured by Micromeritics.
[0053]
(3) Apparent specific gravity
JIS. K. Measured according to 6721.
[0054]
(4) Film accuracy test environment
In accordance with ISO 291: 1997, a test film was stored in an environment adjusted to a room temperature of 23 ° C. and a humidity of 50%, and a test piece after a predetermined time was subjected to various film accuracy tests.
[0055]
(5) Infrared absorption spectrum (IR) measurement (heat retention rate measurement)
Using a Fourier transform infrared spectrophotometer FT / IR-610 manufactured by JASCO Corporation, the infrared absorption of the film containing the sample was 2500 cm.-1~ 400cm-1The transmittance% T was measured in the range of (4 μm to 25 μm), and the heat retention rate was determined by the following equation.
Thermal insulation rate (%) =
100 × Σ {(100−transmittance% T) × black body radiation density} / Σ (100 × black body radiation density) The black body radiation energy used is derived from the following Planck equation.
Wλ, T= C1λ-5/ {Exp (c2/ ΛT) -1}
Wλ, T: Spectral radiation density at wavelength λ and temperature T (W / cm2)
c1: 3.7402 × 10-12(W · cm2, Planck's first radiation constant)
c2: 1.4388 (cm · deg, Planck's second emission constant)
The heat retention effect is higher as the heat retention rate is larger.
[0056]
(6) Haze measurement
Haze was measured according to ASTM D 1003-95. The smaller the value of Haze, the better the translucency.
In addition, the measuring apparatus used the haze-gard plus by Gardner.
[0057]
(Sample 1)
A commercially available basic magnesium carbonate (referred to as H-1) having a particle size of 5.92 μm was dry-pulverized to obtain a sample (referred to as A-1) having a particle size of 0.41 μm. The respective physical property results are shown in Table 1.
[0058]
(Sample 2)
A commercially available feldspar having a particle size of 3.29 μm (referred to as H-2) was wet pulverized to a slurry concentration of 20% by weight, and then the slurry was evaporated and dried to finely pulverize a powder having a particle size of 0.47 μm A sample (referred to as B-1) was obtained. The respective physical property results are shown in Table 1.
[0059]
(Sample 3)
Magnesium hydroxide (MgO = 64.2% by weight) 121.2 g, aluminum hydroxide (Al2O3= 64.7% by weight) 76.06 g and sodium carbonate (Na2(O = 57.9 wt%) Ion exchange water was added to 72.38 g to make 4 L, and the stirred and mixed slurry was subjected to a hydrothermal reaction at 170 ° C. for 24 hours. After completion of the reaction, filtration and washing with hot water were performed to obtain hydrotalcite. Next, ion-exchanged water is added thereto to prepare a slurry with a hydrotalcite concentration of 15%, and a soft oil MP-200 manufactured by Nippon Oil & Fats Co., Ltd. corresponding to 3% is added to the solid content. The surface treatment was performed for 1 hour. The slurry was dried at 110 ° C., dry pulverized, and fired at 200 ° C. for 2 hours to obtain a compounding agent for resin (particle size 0.44 μm) (referred to as H-3).
Chemical composition Mg4Al2(OH)12(CO3) ・ 0.5H2O
[0060]
(Sample 4)
Commercially available magnesium carbonate normal was pulverized to a particle size of 0.48 μm (referred to as H-4).
[0061]
Using PVC, the following blending materials are roll mill kneaded at a temperature of 150 ° C. for 5 minutes to create a uniform mixture having a thickness of 0.5 mm, and then a temperature of 160 ° C. and a pressure of 150 kg · cm.2Pressurized and heated for 2 minutes to obtain a PVC film having a thickness of 100 μm.
(PVC-resin composition recipe)
100 parts by weight of PVC (degree of polymerization = 1050)
Anti-fogging agent (Daikin DS-401) 0.1 parts by weight
Plasticizer (bis (2-ethylhexyl) phthalate) 50 parts by weight
Stabilizer (STABINEX-NL121 made by Mizusawa Chemical) 5.0 parts by weight
Insulating agent (Example or Comparative Example) (See Table 2)
[0062]
(Examples 1-4, Comparative Examples 1-8)
The compounding agents for resins shown in Table 1 were each compounded in a PVC-resin composition formulation and measured. The results are shown in Table 2. Moreover, the measurement result of the infrared spectrum of Example 3 and Comparative Example 1 is shown in FIG.
[0063]
(Example 5)
Using EVA and LLDPE, the following raw materials for outer layer, intermediate layer and inner layer were formed into an inflation film at a processing temperature of 160 ° C., and LLDPE (30 μm) / EVA (90 μm) / LLDPE (30 μm) having a thickness of 150 μm ) A three-layer laminated film was obtained. A film accuracy test was performed on the obtained film and sheet, and the results are shown in Table 2.
The outer layer, the intermediate layer, and the inner layer are referred to as an outer layer, an inner layer as an inner layer, and an intermediate layer as an inner layer when a film is stretched, for example.
(LLDPE (outer layer) / EVA (intermediate layer) / LLDPE (inner layer) -resin composition formula)
Outer layer
LLDPE (MFR = 1.1g / 10min) 98.8% by weight
UV absorber (Sumitomo Chemical Sumisorb 130) 0.1% by weight
Antioxidant (Butylhydroxytoluene) 0.3% by weight
Light stabilizer (Cinubain 622-LD manufactured by Ciba Geigy) 0.5% by weight
Lubricant (erucic acid amide) 0.3% by weight
Middle class
EVA (vinyl acetate content 15%) 88.8% by weight
Insulating agent 10.0% by weight
UV absorber (Sumitomo Chemical Sumisorb 130) 0.1% by weight
Antioxidant (Butylhydroxytoluene) 0.3% by weight
Light stabilizer (Cinubain 622-LD manufactured by Ciba Geigy) 0.5% by weight
Lubricant (erucic acid amide) 0.3% by weight
Inner layer
LLDPE (MFR = 1.1g / 10min) 95.8wt%
Antifogging agent (sorbitan monostearate) 3.0% by weight
UV absorber (Sumitomo Chemical Sumisorb 130) 0.1% by weight
Antioxidant (Butylhydroxytoluene) 0.3% by weight
Light stabilizer (Cinubain 622-LD manufactured by Ciba Geigy) 0.5% by weight
Lubricant (erucic acid amide) 0.3% by weight
[0064]
[Table 1]
Figure 0004156278
[0065]
[Table 2]
Figure 0004156278
[0066]
【The invention's effect】
In this invention, the heat insulating agent excellent in the combination of translucency and heat retention property was obtained by using specific basic magnesium carbonate and feldspar for a heat retention agent, respectively.
[Brief description of the drawings]
1 is a graph showing infrared absorption spectra of Example 3 and Comparative Example 1. FIG.

Claims (6)

下記式(1)
nMgCO・Mg(OH)・mHO ‥‥(1)
式中、n=2.5乃至3.5、
m=0乃至3
で表され、レーザ回折法で測定した体積基準の中位径(D50)が0.1乃至1.0μmで且つ、10μm以上の粒子が実質上存在しない塩基性炭酸マグネシウム(A)と、レーザ回折法で測定した体積基準の中位径(D50)が0.1乃至1.0μmで且つ、10μm以上の粒子が実質上存在しない長石(B)とを
(A):(B)=99:1乃至1:99
の重量比で含有する保温剤を、塩素含有樹脂100重量部当り、6乃至15重量部含有してなることを特徴とする保温性樹脂組成物。
Following formula (1)
nMgCO 3 .Mg (OH) 2 .mH 2 O (1)
Where n = 2.5 to 3.5,
m = 0 to 3
A basic magnesium carbonate (A) having a volume-based median diameter (D 50 ) of 0.1 to 1.0 μm and substantially free of particles of 10 μm or more, measured by a laser diffraction method, and a laser; A feldspar (B) having a volume-based median diameter (D 50 ) measured by a diffraction method of 0.1 to 1.0 μm and substantially free of particles of 10 μm or more.
(A) :( B) = 99: 1 to 1:99
A heat-retaining resin composition comprising 6 to 15 parts by weight of a heat-retaining agent contained in a weight ratio of 10 to 15 parts by weight per 100 parts by weight of a chlorine-containing resin.
前記塩基性炭酸マグネシウム(A)のBET法で測定した比表面積が10乃至50m/gであることを特徴とする請求項1に記載の保温性樹脂組成物 2. The heat-retaining resin composition according to claim 1 , wherein the specific surface area of the basic magnesium carbonate (A) measured by the BET method is 10 to 50 m 2 / g. 前記塩基性炭酸マグネシウム(A)の、見かけ比重が0.05乃至0.40g/mlであることを特徴とする請求項1または2に記載の保温性樹脂組成物The heat insulating resin composition according to claim 1 or 2, wherein the apparent specific gravity of the basic magnesium carbonate (A) is 0.05 to 0.40 g / ml. 前記長石(B)のBET法で測定した比表面積が30m/g以下であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の保温性樹脂組成物 The heat-retaining resin composition according to any one of claims 1 to 3, wherein the specific surface area of the feldspar (B) measured by the BET method is 30 m 2 / g or less. 前記長石(B)の見かけ比重が0.05乃至0.60g/mlであることを特徴とする請求項4に記載の保温性樹脂組成物The heat-retaining resin composition according to claim 4 , wherein the apparent specific gravity of the feldspar (B) is 0.05 to 0.60 g / ml. 前記長石(B)が、湿式粉砕して得られたものであることを特徴とする請求項4に記載の保温性樹脂組成物The heat-retaining resin composition according to claim 4 , wherein the feldspar (B) is obtained by wet pulverization.
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