JP4156164B2

JP4156164B2 - How to judge the surface aesthetics of concrete products

Info

Publication number: JP4156164B2
Application number: JP2000024020A
Authority: JP
Inventors: 大介柴; 富士桜倭; 孝洋佐藤; 協一代田; 大輔浜田
Original assignee: Kao Corp
Current assignee: Kao Corp
Priority date: 2000-02-01
Filing date: 2000-02-01
Publication date: 2008-09-24
Anticipated expiration: 2020-02-01
Also published as: JP2001215185A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高流動コンクリートから製造されるコンクリート製品の表面美観を判断する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
コンクリート製品肌面の美観の面から近年、充填性に優れる高流動コンクリートのコンクリート製品への応用が検討されているが、高流動化と材料の分離抵抗性という相反する物性の管理が極めて難しく、製品肌面の美観向上につながっていない。特に、高流動コンクリートの材料分離抵抗性は、間隙通過性試験（土木学会コンクリートライブラリー９３「高流動コンクリート施工指針」）等で管理されているが、コンクリート中の砂利形状等の影響を受けやすく、再現性が不十分で管理値は曖昧となり、製品肌面の美観等と十分な相関が見られなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、コンクリートの分離抵抗性の評価を簡易に且つ再現性よく行うことのできる手段を提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明は、高流動コンクリートから粗骨材を分離してモルタルを得る工程、得られたモルタルの流下時間を、開口径９０〜１５０ｍｍの上部投入開口と、開口径１５〜２５ｍｍの下部排出開口とを有する先細形状を備え、長さが２５０〜３５０ｍｍの、ステンレス、真鍮及びアルミニウムから選ばれる金属から構成される筒からなるモルタル流下時間測定装置により測定する工程、当該モルタル流下時間を、下記高流動コンクリートＡのモルタル流下時間と対比して、同等であれば前記高流動コンクリートから製造されるコンクリート製品の表面美観が良いと判断する工程、を有する、前記高流動コンクリートから製造されるコンクリート製品の表面美観を判断する方法に関する。
［高流動コンクリートＡ］
所定の高流動コンクリートを目開き５ｍｍの篩で分離して得られたモルタルを、開口径１００ｍｍの上部投入開口と、開口径２０ｍｍの下部排出開口とを有する先細形状を備え、長さが３００ｍｍの筒からなるモルタル流下時間測定装置Ａに、下部排出開口を閉じた状態で充填し、下部排出開口を開放してモルタルを自然流下させ、流下が終了するまでの時間を測定し、流下時間が１０〜２０秒のものを高流動コンクリートＡとする。流下の終了時点は、上部投入開口から目視で観察したときにモルタルの少なくとも一部に孔が確認される状態とする。
【０００５】
また、本発明は、高流動コンクリートから粗骨材を分離してモルタルを得る工程、得られたモルタルの流下時間を、開口径９０〜１５０ｍｍの上部投入開口と、開口径１５〜２５ｍｍの下部排出開口とを有する先細形状を備え、長さが２５０〜３５０ｍｍの、ステンレス、真鍮及びアルミニウムから選ばれる金属から構成される筒からなるモルタルの流下時間測定装置（以下、本発明の測定装置等という場合もある）により測定する工程、得られた流下時間が１０〜２０秒となれば前記高流動コンクリートから製造されるコンクリート製品の表面美観が良いと判断する工程、を有する、前記高流動コンクリートから製造されるコンクリート製品の表面美観を判断する方法に関する。
【０００６】
【発明の実施の形態】
本発明のモルタルの流下時間測定装置は、コンクリートの粗骨材や水の分離抵抗性の評価に有用であり、コンクリートから粗骨材を分離して得られるモルタルを使用できるため、粗骨材の形状の影響が排除され、再現性が高く、コンクリート製品の表面美観との相関も良好となる。また、間隙通過性試験に比べ簡易に測定できるという利点がある。なお、粘度数百ｍＰａ・ｓ程度のグラウトモルタルの粘度を測定するために村田式傾斜管式グラウト粘度測定器やＪＡロートが知られているが、これらはコンクリート中の粘度数千ｍＰａ・ｓ程度の高粘度のモルタルの流下時間測定には適さない。
【０００７】
本発明の評価方法では、モルタルの流下時間、好ましくは鉛直方向への自然流下時間を測定するが、これには鉛直方向に先細形状の容器からの流下時間を測定するのが好ましく、先細円筒型、先細角筒型、円筒と先細円筒の組み合わせ、さらにはこれらの先端に管が付けられたもの等いずれでもよいが、特に図１に示すような先細形状の筒からなる装置を用いるのが好ましい。
【０００８】
図１（ａ）は該装置の側部からの概略図、（ｂ）は平面からの概略図である。下部排出開口２は内部に充填するモルタルが閉塞せず、かつ適度な流下時間とするため１５〜２５ｍｍ、好ましくは１８〜２２ｍｍの開口径が必要である。また、筒の長さＬについても、再現性よくかつ適度な流下時間を得るため２５０〜３５０ｍｍ、好ましくは２７０〜３３０ｍｍが必要である。このような長さに対して、上部投入開口１は９０〜１５０ｍｍ、好ましくは９５〜１２０ｍｍ、特に好ましくは９５〜１０５ｍｍの開口径が必要である。図１には、上部投入開口１が内径１００ｍｍ、下部排出開口２が内径２０ｍｍ、長さＬが３００ｍｍの先細形状の筒からなる装置が示されている。上部投入開口と下部排出開口の形状は円、楕円、多角形等が挙げられ、円が好ましい。なお、本発明において、開口径とは、開口の形状が円の場合は直径であり、楕円や多角形など円以外の形状の場合はその開口の面積と同じ面積を有する円の直径とする。
【０００９】
図１の装置は適当な支持手段で固定され、下部排出開口２をゴム栓や板等で閉じた状態でモルタルを充填し、上部投入開口１の面で擦り切った後、下部排出開口２を開放してモルタルを自然流下させ、流下が終了するまでの時間を測定する。なお、本発明において、流下の終了時点は適宜決定すればよいが、上部投入開口から目視で観察したときにモルタルの少なくとも一部に孔が確認される状態とするのが好ましい。この装置を用いる場合、流下時間は１０〜２０秒、特に１１〜１５秒であると、分離抵抗性の点で好ましいコンクリートが得られる。
【００１０】
本発明の装置は、モルタルを充填する内壁が平滑で、モルタルの充填により変形することなく、吸水又は吸湿によりモルタル内の水分の移行がなければ、材質は任意に選択できる。ただし、繰り返し使用する場合は、ある程度以上の強度を有し、変形しにくいことが望ましい。例えば、木材を図１のような形状に加工し、内壁をプラスチックフィルム等で被覆したものが使用できるが、好ましくは適度な強度を有するプラスチックで装置全体を形成することであり、更に安定した形状安定性を確保するために、ステンレス、真鍮、アルミニウム等の金属、特にステンレスを使用することが望ましい。なお該装置は、長手断面に上記の先細形状を有していればよく、筒の外形は測定に支障のない範囲で任意に選択できるが、携帯性を考慮すると、外形も先細形状とし、モルタル充填時に変形しない程度の厚みにすることが好ましい。
【００１１】
本発明の対象とするモルタルは、水、セメント、微粉体（高炉スラグ微粉末、石灰微粉末、シリカフューム等）、細骨材等を、ＪＩＳＲ５２０１８．１の機械練り用練り混ぜ機等で混練することによって得ることができる。また、コンクリート中のモルタルは、例えば、目開き５ｍｍの篩等でコンクリート中の粗骨材を分離取り除いて得ることができる。
【００１２】
本発明の評価方法は、特に高流動コンクリートの分離抵抗性の評価方法として好適である。ここで、高流動コンクリートとは、「コンクリートライブラリー９３高流動コンクリート施工指針」（１９９８年、丸善（株）発行）の９頁に定義される「フレッシュ時の材料分離抵抗性を損なうことなく流動性を著しく高めたコンクリート」のことである。また、材料分離抵抗性とは、重力や外力等による材料分離作用に対して、コンクリート構成材料の分布の均一性を保持しようとするフレッシュコンクリートの性質のことである。この材料分離抵抗性が低いと表面美観の不良やコンクリート強度等の力学的物性の不均一が生じる。
【００１３】
【発明の効果】
本発明によれば、モルタルの流下時間から、コンクリートの分離抵抗性の評価を簡易に且つ再現性よく行うことができる。
【００１４】
【実施例】
実施例１〜６、比較例１〜５
ステンレス鋼（ＳＵＳ３０４）を加工して作製した図１の形状（寸法は表１に示す）の装置と、市販のグラウト用漏斗（ＪＡロート、（株）丸東製作所）とを用いて、モルタルの流下試験を行った。モルタルは高流動コンクリート中のものに相当するものとして、水３０９ｇ、高性能減水剤１１ｇ、セメント７００ｇ、高炉スラグ微粉末４００ｇ、細骨材１６５０ｇをモルタルミキサー（ＪＩＳＲ５２０１８．１準拠）で混練して得た。なお、モルタルの調製に用いた成分は、以下の通りである。
水：水道水
高性能減水剤：マイティ２１ＨＦ（花王（株）、ポリエーテル系）
セメント：普通ポルトランドセメント（比重３．１６）
高炉スラグ微粉末：エスメント４０００（新日鐵高炉セメント（株））
細骨材：君津産陸砂（比重２．５８）。
【００１５】
該モルタルを、評価用装置に下部排出開口を閉じた状態で充填し上部投入開口の面で擦り切った後、下部排出開口を開放してモルタルを自然流下させ、上部投入開口から目視で観察したときにモルタルの少なくとも一部に孔が確認されるまでの時間を測定する。結果を表１に示す。
【００１６】
【表１】

【００１７】
表１に示すように、下部排出開口径が小さい（比較例１、２）と、モルタルが閉塞してしまう。また、筒の長さが長かったり（比較例３）、上部投入開口径が大きく且つ筒の長さが短かったり（比較例４）すると、流下時間が長くなり、迅速に結果を得ることができなくなる。更に、下部排出開口径が大きい（比較例５）と、流下時間が短くなり、モルタルのより低い粘性領域で流下時間の差異の判別が困難となる。これに対して、本発明の装置では、流下時間が適度であり、適正なモルタルの評価ができる。
【００１８】
実施例７
表２に示す配合組成で調製したコンクリートを、縦×横×高さ＝１００ｍｍ×２００ｍｍ×５００ｍｍの型枠に無振動で充填し、硬化後の表面状態を観察した。これを各配合につき３回ずつ行った。なお、表２の配合に用いた成分は以下の通りである。
Ｗ：水道水
Ｃ：普通ポルトランドセメント（比重３．１６）
ＢＳ：高炉スラグ微粉末（エスメント４０００、新日鐵高炉セメント（株））
Ｓ：君津産陸砂（比重２．５８）
Ｇ：和歌山産砕石（比重２．６０）
ＡＤ：高性能減水剤（マイティ２１ＨＦ、花王（株）、ポリエーテル系）。
【００１９】
また、上記コンクリートを、目開き５ｍｍの篩で篩い分けして粗骨材（Ｇ）を取り除いたものをモルタルサンプルとし、その流下時間を図１の装置を用いて実施例１同様に評価した。
【００２０】
更に、上記コンクリートについて、土木学会コンクリートライブラリー９３「高流動コンクリート施工指針」に従い、間隙通過性試験（Ｕ型容器、障害Ｒ１）を行った。これらの結果を表２に示す。
【００２１】
【表２】

【００２２】
表２に示されるように、本発明の流下時間による評価により、コンクリートの材料分離抵抗性が直接あらわれるコンクリート製品の表面美観を確実に判断できるが、従来の間隙通過性による評価では再現性がなく、コンクリート製品の表面美観を確実には判断できない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の測定装置の一例を示す概略図
【符号の説明】
１…上部投入開口
２…下部排出開口[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for determining the surface aesthetics of concrete products made from high fluid concrete .
[0002]
[Prior art]
In recent years, the application of high-fluidity concrete with excellent filling properties to concrete products has been studied from the aesthetic aspect of the surface of concrete products, but it is extremely difficult to manage the contradictory properties of high fluidity and material separation resistance, It has not led to an improvement in the appearance of the product skin. In particular, the material separation resistance of high-fluidity concrete is managed by the interstitial permeability test (Construction Library of Japan Society of Civil Engineers 93 “Guidelines for High-fluidity Concrete Construction”) etc., but it is easily affected by gravel shape in concrete. The reproducibility was inadequate, and the control value became ambiguous, and a sufficient correlation with the aesthetics of the product skin was not observed.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The subject of this invention is providing the means which can perform the isolation | separation resistance of concrete easily and with sufficient reproducibility.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is a process for obtaining mortar by separating coarse aggregate from high-fluidity concrete, and the flow time of the obtained mortar is divided into an upper input opening with an opening diameter of 90 to 150 mm, and a lower discharge opening with an opening diameter of 15 to 25 mm. A step of measuring with a mortar flow time measuring device comprising a cylinder composed of a metal selected from stainless steel, brass and aluminum having a taper shape having a length of 250 to 350 mm, The surface of the concrete product manufactured from the high-fluidity concrete, which has a step of judging that the surface appearance of the concrete product manufactured from the high-fluidity concrete is good if compared with the mortar flow time of the concrete A It relates to a method of judging aesthetics.
[High fluidity concrete A]
A mortar obtained by separating predetermined high-fluidity concrete with a sieve having an opening of 5 mm has a tapered shape having an upper input opening with an opening diameter of 100 mm and a lower discharge opening with an opening diameter of 20 mm, and has a length of 300 mm. The mortar flow time measuring device A composed of a cylinder is filled with the lower discharge opening closed, the lower discharge opening is opened to allow the mortar to flow naturally, and the time until the flow ends is measured. A thing of up to 20 seconds is designated as a high fluidity concrete A. At the end of the flow-down, a hole is confirmed in at least a part of the mortar when visually observed from the upper charging opening.
[0005]
Further, the present invention provides a process for obtaining mortar by separating coarse aggregate from high-fluidity concrete, and the flow time of the obtained mortar is divided into an upper input opening with an opening diameter of 90 to 150 mm and a lower discharge with an opening diameter of 15 to 25 mm. Mortar flow time measuring device comprising a tube made of a metal selected from stainless steel, brass and aluminum, having a tapered shape having an opening and a length of 250 to 350 mm (hereinafter referred to as the measuring device of the present invention) And a step of determining that the surface aesthetics of the concrete product produced from the high-fluidity concrete is good if the flow time obtained is 10 to 20 seconds, manufactured from the high-fluidity concrete. It is related with the method of judging the surface aesthetics of the concrete product made .
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The apparatus for measuring the flow time of mortar according to the present invention is useful for evaluating the separation resistance of coarse aggregate and water in concrete, and since mortar obtained by separating coarse aggregate from concrete can be used, The influence of the shape is eliminated, the reproducibility is high, and the correlation with the surface appearance of the concrete product is also good. In addition, there is an advantage that it can be measured easily compared to the gap passage test. In order to measure the viscosity of grout mortar with a viscosity of about several hundred mPa · s, Murata type inclined pipe type grout viscosity measuring instrument and JA funnel are known, but these have a viscosity of about several thousand mPa · s in concrete. It is not suitable for measuring the flow time of high viscosity mortar.
[0007]
In the evaluation method of the present invention, the flow time of mortar, preferably the natural flow time in the vertical direction, is measured, and it is preferable to measure the flow time from a container having a tapered shape in the vertical direction. , A tapered rectangular tube type, a combination of a cylinder and a tapered cylinder, or a tube with a tube attached to the tip thereof may be used. In particular, it is preferable to use an apparatus comprising a tapered tube as shown in FIG. .
[0008]
FIG. 1A is a schematic view from the side of the apparatus, and FIG. 1B is a schematic view from a plane. The lower discharge opening 2 is required to have an opening diameter of 15 to 25 mm, preferably 18 to 22 mm in order to prevent the mortar filled therein from being blocked and to allow an appropriate flow time. Further, the length L of the cylinder needs to be 250 to 350 mm, preferably 270 to 330 mm, in order to obtain a suitable flow-down time with good reproducibility. For such a length, the upper input opening 1 needs to have an opening diameter of 90 to 150 mm, preferably 95 to 120 mm, particularly preferably 95 to 105 mm. FIG. 1 shows an apparatus comprising a tapered tube with an upper input opening 1 having an inner diameter of 100 mm, a lower discharge opening 2 having an inner diameter of 20 mm, and a length L of 300 mm. Examples of the shapes of the upper input opening and the lower discharge opening include a circle, an ellipse, and a polygon, and a circle is preferable. In the present invention, the opening diameter is the diameter when the shape of the opening is a circle, and the diameter of a circle having the same area as the area of the opening when the shape is other than a circle such as an ellipse or a polygon.
[0009]
The apparatus shown in FIG. 1 is fixed by an appropriate support means, filled with mortar with the lower discharge opening 2 closed with a rubber stopper or a plate, and rubbed on the surface of the upper input opening 1. Open and allow the mortar to flow down naturally, and measure the time to complete the flow. In the present invention, the end point of the flow-down may be determined as appropriate, but it is preferable that a hole is confirmed in at least a part of the mortar when visually observed from the upper charging opening. When this apparatus is used, concrete that is preferable in terms of separation resistance is obtained when the flow time is 10 to 20 seconds, particularly 11 to 15 seconds.
[0010]
In the apparatus of the present invention, the material can be arbitrarily selected as long as the inner wall filled with the mortar is smooth and does not deform due to the filling of the mortar, and there is no transfer of moisture in the mortar by water absorption or moisture absorption. However, when it is used repeatedly, it is desirable that it has a certain level of strength and is not easily deformed. For example, wood can be processed into the shape shown in FIG. 1 and the inner wall covered with a plastic film or the like can be used. Preferably, the entire device is formed of plastic having an appropriate strength, and a more stable shape. In order to ensure stability, it is desirable to use a metal such as stainless steel, brass or aluminum, particularly stainless steel. The device only needs to have the above-mentioned tapered shape in the longitudinal section, and the outer shape of the cylinder can be arbitrarily selected within a range that does not hinder measurement. However, in consideration of portability, the outer shape is also tapered, and the mortar It is preferable to make the thickness so as not to be deformed during filling.
[0011]
The mortar targeted by the present invention is water, cement, fine powder (blast furnace slag fine powder, lime fine powder, silica fume, etc.), fine aggregate, etc., with a kneader or the like for mechanical kneading in JIS R 5201 8.1. It can be obtained by kneading. The mortar in the concrete can be obtained by separating and removing the coarse aggregate in the concrete with a sieve having a mesh opening of 5 mm, for example.
[0012]
The evaluation method of the present invention is particularly suitable as a method for evaluating the separation resistance of high-fluidity concrete. Here, the high fluidity concrete is defined as “Concrete Library 93 Guidelines for Construction of High Fluidity Concrete” (published by Maruzen Co., Ltd., 1998), “flowing without impairing material separation resistance when fresh. It is “concrete with significantly improved properties”. The material separation resistance is a property of fresh concrete that attempts to maintain the uniformity of the distribution of the concrete constituent material against the material separation action due to gravity, external force, and the like. If the material separation resistance is low, poor surface aesthetics and non-uniform mechanical properties such as concrete strength occur.
[0013]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to easily evaluate the separation resistance of concrete with good reproducibility from the flow time of mortar.
[0014]
【Example】
Examples 1-6, Comparative Examples 1-5
Using a device of the shape of FIG. 1 (dimensions are shown in Table 1) produced by processing stainless steel (SUS304) and a commercially available funnel for grout (JA Roth, Maruto Seisakusho Co., Ltd.), A flow test was conducted. Assuming that the mortar is equivalent to that in high-fluidity concrete, 309 g of water, 11 g of high-performance water reducing agent, 700 g of cement, 400 g of blast furnace slag fine powder, and 1650 g of fine aggregate are kneaded with a mortar mixer (conforming to JIS R5201 8.1). I got it. In addition, the component used for preparation of mortar is as follows.
Water: High-performance water reducing agent for tap water: Mighty 21HF (Kao Corporation, polyether type)
Cement: Ordinary Portland cement (specific gravity 3.16)
Blast furnace slag fine powder: SMENT 4000 (Nippon Steel Blast Furnace Cement Co., Ltd.)
Fine aggregate: Land sand from Kimitsu (specific gravity 2.58).
[0015]
The mortar was filled in the evaluation device with the lower discharge opening closed, and rubbed off on the surface of the upper input opening, and then the lower discharge opening was opened to allow the mortar to flow down naturally and observed visually from the upper input opening. Sometimes the time is measured until pores are found in at least part of the mortar. The results are shown in Table 1.
[0016]
[Table 1]

[0017]
As shown in Table 1, when the lower discharge opening diameter is small (Comparative Examples 1 and 2), the mortar is blocked. Moreover, if the length of the cylinder is long (Comparative Example 3), or the upper opening opening diameter is large and the length of the cylinder is short (Comparative Example 4), the flow time becomes long, and the result can be obtained quickly. Disappear. Furthermore, when the lower discharge opening diameter is large (Comparative Example 5), the flow time is shortened, and it is difficult to determine the flow time difference in a lower viscosity region of the mortar. On the other hand, in the apparatus of the present invention, the flow-down time is appropriate, and proper mortar can be evaluated.
[0018]
Example 7
Concrete prepared with the composition shown in Table 2 was filled without vibration into a form of length × width × height = 100 mm × 200 mm × 500 mm, and the surface state after curing was observed. This was done three times for each formulation. In addition, the component used for the mixing | blending of Table 2 is as follows.
W: Tap water C: Ordinary Portland cement (specific gravity 3.16)
BS: Blast furnace slag fine powder (ESMENT 4000, Nippon Steel Blast Furnace Cement Co., Ltd.)
S: Land sand from Kimitsu (specific gravity 2.58)
G: Crushed stone from Wakayama (specific gravity 2.60)
AD: High performance water reducing agent (Mighty 21HF, Kao Corp., polyether type).
[0019]
In addition, the concrete was sieved with a sieve having an opening of 5 mm and the coarse aggregate (G) was removed to obtain a mortar sample, and the flow time was evaluated in the same manner as in Example 1 using the apparatus shown in FIG.
[0020]
Further, the concrete was subjected to a gap passage test (U-shaped container, obstacle R1) in accordance with the Japan Society of Civil Engineers Concrete Library 93 “Guideline for Construction of High Fluidity Concrete”. These results are shown in Table 2.
[0021]
[Table 2]

[0022]
As shown in Table 2, the evaluation by the flow time of the present invention can reliably determine the surface aesthetics of the concrete product in which the material separation resistance of the concrete directly appears, but there is no reproducibility in the evaluation by the conventional gap passage property The surface aesthetics of concrete products cannot be judged with certainty.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram showing an example of a measuring apparatus according to the present invention.
1 ... Upper input opening 2 ... Lower discharge opening

Claims

The process of obtaining mortar by separating coarse aggregate from high-fluidity concrete, the flow time of the obtained mortar , a tapered shape having an upper input opening with an opening diameter of 90 to 150 mm and a lower discharge opening with an opening diameter of 15 to 25 mm A mortar flow time measuring device comprising a cylinder made of a metal selected from stainless steel, brass and aluminum having a length of 250 to 350 mm, and the mortar flow time is measured as follows: Determining the surface aesthetic of the concrete product manufactured from the high-fluidity concrete , having a step of determining that the surface aesthetic of the concrete product manufactured from the high-fluidity concrete is good if compared with the flow-down time. Method.
[High fluidity concrete A]
A mortar obtained by separating predetermined high-fluidity concrete with a sieve having an opening of 5 mm has a tapered shape having an upper input opening with an opening diameter of 100 mm and a lower discharge opening with an opening diameter of 20 mm, and has a length of 300 mm. The mortar flow time measuring device A composed of a cylinder is filled with the lower discharge opening closed, the lower discharge opening is opened to allow the mortar to flow naturally, and the time until the flow ends is measured. A thing of up to 20 seconds is designated as a high fluidity concrete A. At the end of the flow-down, a hole is confirmed in at least a part of the mortar when visually observed from the upper charging opening.

The process of obtaining mortar by separating coarse aggregate from high-fluidity concrete, the flow time of the obtained mortar , a tapered shape having an upper input opening with an opening diameter of 90 to 150 mm and a lower discharge opening with an opening diameter of 15 to 25 mm the provided, the length of 250～350Mm, familiar stainless, a step of measuring the flow time measurement device of the mortar consisting of consisting tube from a metal selected from brass and aluminum, flow time obtained is 10 to 20 seconds A method for determining the surface appearance of the concrete product manufactured from the high-fluidity concrete, the method including: determining that the surface appearance of the concrete product manufactured from the high-fluidity concrete is good .