JP4155851B2 - Gradient roof structure per wall - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、下屋や付庇等の勾配屋根の頂部が外壁に対し水平に突き当たる部位に採用して有利な壁当たり勾配屋根構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
住宅では、下屋や付庇或いはペントハウス等のように勾配屋根が構成されることが多い。このような勾配屋根の外壁に対する突き当たり部では、長尺状の水切材が横方向に配置され、該水切材の幅方向の一端が外壁に固定されると共に、他端が屋根材の上面と接触するように配置されることが多い(例えば特許文献1参照)。このような場合、たいていは水切材は外壁に対し、幅方向の一端のみで固定され、他端が屋根材の上部を覆うことで、雨水が外壁と屋根材との間に浸透することを防止している。
【0003】
また勾配屋根を葺く屋根材としては各種のものが選択的に採用されるが、セメント系平板瓦や三州粘土瓦等の比較的厚い瓦を葺くこともある。このような瓦葺きの構造を図6により説明する。
【0004】
図6に示すように、野地板51の上部に瓦52が葺かれており、外壁56との突き当たり部位にはのし瓦53が配置されて仕上げられている。こののし瓦53の上部に笠木54が配置されて皿木ねじ55によってのし瓦53を介して下方の野地板51に固定されている。外壁56には勾配屋根の頂部から所定距離離隔した位置に水平方向の溝57が形成されている。溝57とのし瓦53,笠木54の上方には雨押板金58が配置されており、該雨押板金58の幅方向の一端側が溝57に固定されると共に他端がのし瓦53の上部に配置された状態を保持している。
【0005】
上記構成に於いて、瓦52の葺足が変わったり、軒の出寸法が変わることで瓦52の最上部に配置される壁当たり部の大きさが変わることがある。これに伴って外壁57との突き当たり部位に配置されたのし瓦53の上下方向の位置が変化することとなり、のし瓦53の上方に取り付ける雨押板金58bを一定の位置で固定することが困難になる。そして、雨押板金58aの幅方向の端部を無理してのし瓦53の上部に押し当てて固定しようとすると、雨押板金58の取付レベルに不陸が生じることがあり、雨押板金58a,58bが平行にならずに外観上の問題が生じることがある。
【0006】
瓦52の不陸等によりのし瓦53が上下に動くために、雨押板金58を固定部材58aと調整部材58bとに分割して構成し、固定部材58aを外壁56に形成した溝57を利用して固定すると共に、調整部材58bをのし瓦53の上面に沿って配置し、互いの合わせ具合を調整することで吸収する方法が採用されている。
【0007】
【特許文献1】
実開平07−1129号公報(実願平04−34214号)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
勾配屋根をセメント系平板瓦や三州粘土瓦等の比較的厚い瓦葺きする上記技術に於いて、雨押板金を固定する際に、該雨押板金の上端レベルをのし瓦の上面の位置に合わせて変化させる場合、雨押板金の上端の基準(例えば溝)を形成する際の施工順序が勾配屋根に瓦を葺いた後に規定されてしまい、各部位毎に高さが変わった場合、納まりがつかず、施工が困難で且つ工期がかかるという問題がある。また二部材からなる雨押板金を用いて互いの合わせ具合を調整する方法であっても、仕上がり精度を保証し難く、施工が困難であり工期もかかるという問題が生じている。
【0009】
また雨押板金が一定位置で固定されないため、勾配屋根が出隅部や入隅部と交叉する位置では、のし瓦のある水平に設置される雨押板金とのし瓦のない屋根の勾配に沿って設置される雨押板金の高さが違ってしまい、雨押板金の仕上がり高さを常に一定に保持することが出来なくなって、現場毎の合わせが必要となることから手間がかかるという問題も生じる。特に、のし瓦の有無によって雨押板金の下方に大きな隙間が形成されたり、瓦の段差が形成されるという問題も生じる。
【0010】
本発明の目的は、葺足の変化や軒先の出寸法の違いに伴う勾配屋根の外壁に対する突き当たり部の上下方向の位置の変化に関わらず、雨押板金の上端レベルを一定に保持することが出来、且つ屋根材の上面を覆って雨水の浸透を防止することが出来る壁当たり勾配屋根構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る壁当たり勾配屋根構造は、壁面に勾配屋根の頂部が水平に突き当たる勾配屋根の構造であって、長尺板状の笠木と、壁面に固定される壁固定片と、該壁固定片に連続して形成された水切面と、該水切面に対して略直角に形成された笠木固定片と、該笠木固定片と連続して形成され屋根材の上方に配置されて該屋根材を覆う覆い片と、を有して長尺状に形成された雨押板金とを有し、前記笠木を勾配屋根の壁面への突き当たり部よりも上部の壁面の所定位置に横方向に該壁面に対して回動可能に且つ前記屋根材とは非接触状態を保って取り付け、前記雨押板金の幅方向の一端に形成された壁固定片を前記笠木よりも上部に配置して壁面に固定すると共に他端に形成された覆い片を勾配屋根に配置された屋根材の上方に配置して前記笠木固定片を笠木の自由端側に固定することで前記水切面と前記壁面と前記笠木とで三角形を構成し前記雨押板金の取り付け高さを保持したものである。
【0012】
上記勾配屋根構造に於いて、前記覆い片は、バネ性を有し、前記屋根材の葺き足の違いによって発生する勾配屋根の外壁に対する突き当り部の高さが高い場合に前記覆い片の先端が前期屋根材の上面に接触して上方に屈折するように構成したことが好ましい。
【0013】
上記壁当たり勾配屋根構造(以下、単に「勾配屋根構造」という)では、笠木を壁面の所定位置に横方向に配置して回動可能に取り付け、且つ雨押板金の一方側の端部に形成された壁固定片を壁面に固定して他方側の端部を壁固定片の固定部を支点として、壁面に対し自由な角度を取れるようにしておき、雨押板金の他方側の端部を外壁面に突き当たる部分の瓦の上面に接近させ、この状態を保持して雨押板金の笠木固定片を笠木に固定することで、外壁と笠木と雨押板金とによる三角形が形成される。このため、雨押板金は壁固定片と笠木固定片とによって固定された姿勢を維持することとなり、瓦の上面を覆って雨水の浸透を防止することが出来る。
【0014】
本発明の勾配屋根構造では、葺き足の変化に伴って、或いは許容された施工誤差の発生に伴って、外壁に突き当たる部位の瓦の上面の位置が変化したとき、雨押板金の外壁面に対する角度を変化させることによって前記変化を吸収することが出来る。即ち、笠木の突出端部の外壁からの距離を決めることで、雨押板金の覆い片の大凡の高さを決めることが出来、且つ覆い片がバネ性を有するため、屋根材に当接したときに先端が上下することで該覆い片の微調整が行える。
【0015】
このため、雨押板金の外壁面に対する取付位置を一定に保持することが可能となり、該雨押板金の取付レベルに不陸が発生することがなく、美観を損なうことがない。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る勾配屋根構造の好ましい実施形態について説明する。本発明に於いて勾配屋根自体の構造は特に限定するものではなく、下屋や付庇、北側斜線或いはペントハウスのような勾配屋根であって、頂部が外壁面に突き当たる部位であれば適用することが可能である。特に、二方向の外壁面が交叉する出隅部や入隅部であると好ましく適用することが可能である。
【0017】
本発明を適用する建物の構造は特に限定するものではなく、木造住宅や鉄骨造の住宅であって良い。従って、外壁面を構成する材も同様に、特に限定するものではなく、木造モルタル塗りの外壁面,軽量気泡コンクリートパネル(ALCパネル)の外壁面或いは他の材を利用した外壁面に適用することが可能である。
【0018】
本発明に於いて、屋根材としては特に限定するものではない。しかし、葺き足の違いに基づく外壁面との突き当たり部に於ける高さの位置の変化は、セメント系平板瓦や三州粘土瓦等の比較的厚さのある瓦に多く発生することから、このような屋根材を対象とすることが好ましい。
【0019】
笠木は、長尺板状の部材からなり、外壁面に直接或いは桟木を介して横方向に取り付けられ、且つ横方向を回転軸として回動可能に取り付けられている。この笠木の回動は作業員が手で回動させようとして力を付与したとき、この力に応じて外壁面に対する傾斜角度を変更し得る程度で良い。即ち、笠木の回動範囲は大きいもの(大きい角度)である必要はなく、且つ小さな力で容易に回動する必要もない。従って、回動方向に付与された力に応じて首を振るように動く程度であって良い。
【0020】
上記の如き笠木の壁面に対する取付構造としては、例えば壁面に固定した桟木の角部に笠木を当接させると共に釘で桟木の角部に取り付けるような構造がある。この場合、笠木は壁面に対する傾斜角度を変化させるように釘を支点として回動することが可能である。そして、笠木の回動範囲は釘によって拘束され、大きな角度になることはない。
【0021】
また桟木に対しヒンジを介して取り付けても、或いは外壁面に対しヒンジを介して取り付けても、笠木を回動可能に構成することが可能であり、本発明ではこのような構造であっても採用することが可能である。更に、笠木の桟木と接触する部位に溝を形成しておき、該溝を桟木の角部に係合させても、笠木を回動可能な構造とすることが可能であり、このような構造であっても採用することが可能である。
【0022】
雨押板金は、外壁面に固定される壁固定片と、笠木に固定される笠木固定片と、屋根材の上面を覆う覆い片と、を有しており、壁固定片と笠木固定片との間に予め設定された長さの水切面が形成されている。また覆い片は笠木固定片の延長線に対し鋭角を持って形成され、且つ笠木と屋根材との間隙を覆うのに充分な長さを持って形成される。
【0023】
雨押板金の壁固定片や水切面,笠木固定片,覆い片の寸法は一義的に設定されるものではなく、屋根材の厚さや勾配屋根の傾斜面の長さ等の条件に応じて適宜設定される。但し、覆い片の寸法(笠木固定片から覆い片の自由端までの距離)は、従来の水切材に於ける同様の機能を有する片の寸法よりも充分に大きいことが好ましい。
【0024】
雨押板金は、上記の如き各部位を有する長尺状の部材であれば良く、合成樹脂やアルミニウム板或いは銅板等の成形品を利用することが可能であり、カラー鉄板や亜鉛メッキ鋼板或いは錫メッキ鋼板等の鋼板を板金加工して形成することも可能である。雨押板金としては、前記各材料の中から住宅の意匠性等を考慮して適宜選択することが好ましい。
【0025】
次に上記勾配屋根構造の好ましい実施例について図を用いて説明する。図1は本実施例に係る勾配屋根構造を構成する手順を説明する図である。図2は平行壁際に適用した第1実施例を説明する斜視図である。図3は平行壁際に適用した第2実施例を説明する斜視図である。図4は出隅部の構成を説明する図である。図5は入隅部の構成を説明する図である。
【0026】
先ず、図1により本実施例に係る勾配屋根構造を構成する手順について説明する。同図(a)に示すように、外壁1に野地板やルーフィング等からなる下地2が突き当たっており、該下地2に瓦3が葺き込まれて勾配屋根4を構成している。勾配屋根4の上方であって、下地2から所定距離離隔した位置に該勾配屋根4に沿って横方向に桟木7が配置されると共に釘或いはビス等の固定具8によって外壁1に固定されている。
【0027】
同図(b)に示すように、桟木7の上部角部7aに対し、長尺板状に形成された笠木9の下面が当接して斜めに配置されており、この姿勢を保持して表面側から桟木7の上部角部7aに向かって幅方向に1本の釘10によって取り付けられている。前記釘10は、笠木8の長さ方向に向かって約10cm〜20cmのピッチで打ち込まれており、この構成により、笠木9と桟木7とは、桟木7の上部角部7aと笠木9の平面とによる線接触状態で保持されることとなり、この接触部を回転軸として図に示す矢印方向(図に於ける時計方向,反時計方向)に回動することが可能である。
【0028】
笠木9の回動は桟木7との接触部である上部角部7aを回転軸として行われる。即ち、横方向に配置された笠木9は、笠木9と外壁1とのなす角度が変化するような回動を行い、この回動に伴って、自由端9aが勾配屋根4の瓦3に対し離隔,接近する。従って、笠木9を回動させることで、自由端9aの瓦3の上面からの距離を調整することが可能となる。
【0029】
上記の如くして笠木9が桟木7に回動可能に取り付けられているが、笠木9を回動させるには小さな力で簡単に回動するものではなく、作業員がある程度大きい力を付与することで回動させることが可能である。従って、桟木7に取り付けられている笠木9は、通常の状態では取付姿勢を保持している。
【0030】
桟木7の寸法は特に限定するものではないが、本実施例では、幅寸法(図に於ける上下方向の寸法)が約75mm、厚さ寸法(図に於ける左右方向の寸法)が約50mm〜75mm、程度で長尺状の木製棒状の材を用いている。
【0031】
また笠木9は、幅寸法は後述する雨押板金21の寸法に応じて適宜設定されるものの、厚さが約15mm程度の長尺の木製の板を用いている。このような笠木9を桟木7に取り付ける釘10は長さが約20mmで太さが約3mm程度のものを用いている。このような釘10を用いることによって、笠木9を回動させる際に大きな力を必要とせず、比較的容易に作業を進行させることが可能である。
【0032】
同図(c)に示すように、雨押板金21は長尺状に形成され、勾配屋根4の上方に配置されて該勾配屋根4の外壁1に対する突き当たり部を覆うと共に、瓦3の上部を覆って雨水の浸透を防止する機能を有し、且つ葺き足の違いにより発生する勾配屋根4の外壁1に対する突き当たり部に於ける瓦3の高さ方向の位置の変化を吸収する機能を有するものである。
【0033】
このため、本実施例の雨押板金21は、外壁1に固定される壁固定片21aと、壁固定片21aに連続して該壁固定片21aに対して傾斜した角度を持ち且つ予め設定された寸法を持って形成された水切面21bと、水切面21bに対して略直角に形成され笠木9の自由端9a側の端面に固定される笠木固定片21cと、笠木固定片21cと連続して形成され該笠木固定片21cの延長線に対して鋭角に形成された覆い片21dとを有して構成されている。
【0034】
雨押板金21は、笠木9の上方に配置され壁固定片21aが外壁1に於ける予め設定された固定レベルに固定される。このとき、外壁1に予め横方向の溝11を形成しておくと共に壁固定片21aの自由端側を直角に折り曲げた挿入片21eを形成しておき、この挿入片21eを溝11に挿入した状態で壁固定片21aを外壁1に釘やビス等の固定具12によって固定することが好ましい。このように、予め外壁1に溝11を形成しておくことで、雨押板金21を外壁1に固定する際の取付ガイドとして機能させることが可能となり、雨押板金21を直線を保持して外壁1に固定することが可能となる。
【0035】
笠木9の自由端9aの下面と瓦3の上面との間に形成された間隙には水密材13が配置されている。この水密材13の材質は特に限定するものではなく、通常、水密材として利用しているものを使用することが可能である。
【0036】
水密材13の寸法は、同図(c)に示すように、最上部に配置された瓦3が略外壁1に突き当たるような場合と、同図(d)に示すように、葺き足の違いにより最上部に配置された瓦3の更に外壁1側に半割瓦5を配置した場合とでは異なる値となる。従って、予め目的の勾配屋根4の最上部が瓦3で終了するか、半割瓦5で終了するか、に応じて最適な寸法を持った水密材13を用意しておくことが好ましい。
【0037】
壁固定片21aを外壁1に固定した雨押板金21は、壁固定片21aを除く他の部分はブラブラな状態となる。この状態で、雨押板金21の笠木固定片21cを笠木9の自由端9aに当接させ、両者を覆い片21dを瓦3の上面に接近させる方向に力を付与することで、笠木9を時計方向に回動させ、この回動に伴って雨押板金21の覆い片21dを瓦3の方向に回動させることが可能である。
【0038】
そして、同図(c)に示すように覆い片21dの先端が瓦3に最も接近した位置で、或いは同図(d)に示すように覆い片21dの先端が半割瓦5の上面に対し充分に接触した位置で、夫々笠木固定片21cの表面側から笠木9の自由端9a側の端面に向けて釘やビス等の固定具14を打ち込むことで、雨押板金21を瓦3,半割瓦5の上部に配置すると共にこれらの瓦3,5の上部を覆って固定することが可能である。
【0039】
即ち、桟木7に取り付けられた笠木9と、壁固定片21aが外壁1に固定されると共に笠木固定片21cが笠木に固定された雨押板金21と、外壁1とによって三角形が構成される。このように構成された三角形では、笠木9は雨押板金21の剛性によって拘束され回動が阻止される。従って、雨押板金21は安定した姿勢を保持して瓦3,半割瓦5の上部に配置され、この状態で笠木9と瓦3,半割瓦5との間に形成された間隙を覆うことが可能である。
【0040】
上記の如く、雨押板金21の外壁1に対する取付位置が固定されていても、該雨押板金21は壁固定片21aを起点としてバネ性を持った片持ち梁状に作用する。このため、葺き足の違いに起因して勾配屋根4の外壁1に対する突き当たり部の高さ方向の位置に違いが生じた場合であっても、この違いを吸収して壁固定片21aの外壁1に対する取付レベルを一定に保持することが可能となる。
【0041】
更に、雨押板金21を構成する覆い片21dは、同図(c)に示すように瓦3の上面に直接接触することなく、或いは同図(d)に示すように半割瓦5の上面に直接接触して笠木9と瓦3,半割瓦5との間隙を覆うことが可能となる。特に、覆い片21dが半割瓦5の上面に接触する場合、この接触に伴って覆い片21dの先端が半割瓦5の表面に沿って屈折し、安定した状態で笠木9と半割瓦5との間隙を覆うことが可能である。
【0042】
尚、雨押板金21の挿入片21eを挿入した溝11にはシーリング材を充填して防水施工を行う。
【0043】
図2は勾配屋根4の外壁1に対する突き当たり部が横方向となる平行壁際を構成する第1実施例を説明する図であり、図1(c)を具体的に示すものである。従って、図に於ける図1と同一の部分及び同一の機能を有する部分には同一の符号を付している(以下同じ)。尚、図に於いて16は受け桟であり、勾配屋根4の下地2と外壁1に形成された溝11との間の壁面を覆うように設けられている。
【0044】
本実施例では、図1(c)に示すように、雨押板金21の覆い片21dは瓦3の上面に直接接触することはなく、従って、瓦3の上面の位置に多少の違いが生じても大きな影響を受けることなく、壁固定片21aの外壁1に対する取付レベルを一定に保持することが可能である。このため、雨押板金21に不陸が生じることがかいため、外観の美観を損なうことがない。
【0045】
図3は勾配屋根4の外壁1に対する突き当たり部が横方向となる平行壁際を構成する第2実施例を説明する図であり、図1(d)を具体的に示すものである。従って、図に於ける図1と同一の部分及び同一の機能を有する部分には同一の符号を付している。尚、図に於いて、17は桟木であり、半割瓦5の外壁1側の端部を支持し得るように配置され、半割瓦5と共に図示しない釘やビス等の固定具によって下地2に固定されている。
【0046】
本実施例では、図1(d)に示すように、雨押板金21の覆い片21dの先端が半割瓦5の表面に接触する。このとき、半割瓦5の上面に不陸が生じているような場合であっても、この不陸を雨押板金21の撓みによって吸収することが可能となり、壁固定片21aに影響を与えることがなく、外観の美観を損なうことがない。
【0047】
図4は二方向の外壁1が交叉する出隅部に於ける勾配屋根構造を説明する図である。出隅部では、勾配屋根4は一方の外壁1に対し平行壁際として構成され、他方の外壁1に対し傾斜して接続される。しかし、何れの方向の外壁1に対しても、図1と同様の構造が適用される。
【0048】
図4(a)に示すように、出隅部を構成する二方向の外壁1に夫々笠木9が配置されると共に釘10によって笠木9の下側に配置された桟木に回動可能に取り付けられている。笠木9の自由端9aの下側と瓦3との間には水密材13が設けられており、両者の間に雨水等が浸透することのないように構成されている。
【0049】
また同図(b)に示すように、笠木9の上部に雨押板金21が配置され、図1と同様にして壁固定片21aが外壁1に固定されると共に笠木固定片21cが笠木9の自由端9a側の端面に固定されている。このとき、勾配屋根4が傾斜した状態で接触する外壁1側に配置された雨押板金21の覆い片21dは、平行窓際側の雨押板金21の覆い片21dの角度と一致するように折り曲げられる。
【0050】
従って、出隅部に於ける二方向の雨押板金21が交叉する部位でも、互いの位置がズレることがなく、良好に重ね合わされる。このとき、二方向に配置された雨押板金21の覆い片21dは瓦3の上面に接近した位置を保持し、不陸が生じることがなく、美観を損なうことがない。特に、従来のし瓦を用いていた部位にのし瓦がなくなるため、平行壁際に対応する雨押板金21の覆い片21dと、該方向と交叉する方向の雨押板金21の追い片21dとの間に大きな間隙が形成されることがない。
【0051】
図5は入隅部のに於ける勾配屋根構造を説明する図である。入隅部であっても勾配屋根4は、一方の外壁1に対し平行壁際として構成されると共に他方の外壁1に対して傾斜して接続される。
【0052】
同図(a)に示すように、入隅部を構成する二方向の外壁1に夫々笠木9が配置されると共に釘10によって桟木7に対し回動可能に取り付けられている。笠木9の自由端9aの下側と瓦3との間には水密材13が設けられており、両者の間に雨水等が浸透することのないように構成されている。
【0053】
また同図(b)に示すように、笠木9の上部に雨押板金21が配置され、図1と同様にして壁固定片21aが外壁1に固定されると共に笠木固定片21cが笠木9の自由端9a側の端面に固定されている。このとき、勾配屋根4が傾斜した状態で接触する外壁1側に配置された雨押板金21の覆い片21dは、平行窓際側の雨押板金21の覆い片21dの角度と一致するように折り曲げられて重ね合わせられる。
【0054】
従って、入隅部に於ける二方向の雨押板金21が交叉する部位でも、互いの位置がズレることがなく、良好に重ね合わされる。このとき、二方向に配置された雨押板金21の覆い片21dは瓦3の上面に接近した位置を保持し、不陸が生じることがなく、美観を損なうことがない。また従来のし瓦を用いていた部位にのし瓦がなくなるため、平行壁際に対応する雨押板金21の覆い片21dと、該方向と交叉する方向の雨押板金21の追い片21dとの間に大きな間隙が形成されることがない。
【0055】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明に係る勾配屋根構造では、従来ののし瓦を必要としていないため、材料の節約が可能となる。またのし瓦を必要としないことにより該のし瓦の加工に伴う廃材が発生しない。このため、材料の節約、廃材が発生しないことによる処理費用の低減、等コストを低減することが出来る。
【0056】
また葺き足の違いによる瓦の高さ方向の違いを、雨押板金の外壁に対する傾斜角度の変更により吸収することが出来る。このため、雨押板金を1枚の部材によって構成することが可能となり、材料を節約してコストの低減をはかることが出来、且つ施工性を向上させて工期の短縮化をはかることが出来る。
【0057】
のし瓦を用いないことによって、出隅部や入隅部に於ける二方向の外壁が交叉する部位で境目の隙間が形成されることがない。このため、仕上げ調整が容易となり、工期の短縮化をはかることが出来る。また瓦面の段差が生じることがなく、且つ瓦の加工が簡略化することが出来、工期の短縮化をはかることが出来る。
【0058】
雨押板金の壁固定片の外壁に対する固定レベルを常に一定に保持することが出来る。このため、施工の簡略化をはかることが可能となり、仕上げ精度を向上させることが出来る。特に、雨押板金を構成する覆い片が上下に動くことが出来るため、笠木の取付位置を確定した後で、瓦の種類の変更や厚さの変更、屋根勾配寸法にも対応することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る勾配屋根構造を構成する手順を説明する図である。
【図2】平行壁際に適用した第1実施例を説明する斜視図である。
【図3】平行壁際に適用した第2実施例を説明する斜視図である。
【図4】出隅部の構成を説明する図である。
【図5】入隅部の構成を説明する図である。
【図6】従来の構造を説明する図である。
【符号の説明】
1 外壁
2 下地
3 瓦
4 勾配屋根
5 半割瓦
7 桟木
7a 上部角部
8,12 固定具
9 笠木
9a 自由端
10 釘
11 溝
13 水密材
14 固定具
16 受け桟
17 桟木
21 雨押板金
21a 壁固定片
21b 水切面
21c 笠木固定片
21d 覆い片
21e 挿入片[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a sloped roof structure per wall that is advantageous when employed in a portion where the top of a sloped roof, such as a lower house or a tackle, abuts horizontally against an outer wall.
[0002]
[Prior art]
In a house, a sloped roof is often constructed such as a hut, a dock, or a penthouse. At the abutting portion against the outer wall of such a sloped roof, a long draining material is arranged in the lateral direction, one end of the draining material in the width direction is fixed to the outer wall, and the other end contacts the upper surface of the roofing material. In many cases, they are arranged as described above (see, for example, Patent Document 1). In such cases, the draining material is usually fixed to the outer wall only at one end in the width direction, and the other end covers the top of the roofing material, preventing rainwater from penetrating between the outer wall and the roofing material. is doing.
[0003]
In addition, various roofing materials for the sloped roof are selectively adopted, but relatively thick tiles such as cement-based flat tiles and Sanshu clay tiles are sometimes used. Such a roofing structure will be described with reference to FIG.
[0004]
As shown in FIG. 6,
[0005]
In the above configuration, the size of the wall contact portion arranged at the uppermost portion of the
[0006]
In order for the
[0007]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication No. 07-1129 (Japanese Utility Model Application No. 04-34214)
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-mentioned technique of laying a sloped roof with relatively thick tiles such as cement-based flat roof tiles and Sanshu clay tiles, when fixing the rain stamping sheet metal, the top level of the rain stamping sheet metal is set to the position of the upper surface of the tile. When changing together, the construction sequence when forming the upper reference (for example, the groove) of the rain-pressed sheet metal is defined after the roof tiles are tiled, and the height changes for each part. There is a problem that the construction is difficult and the construction period is long. Moreover, even if it is the method of adjusting a mutual matching condition using the rain stamped sheet metal which consists of two members, the problem that finishing accuracy is difficult to guarantee, construction is difficult, and a construction period also arises.
[0009]
In addition, since the rain metal sheet is not fixed at a fixed position, the slope of the roof without the tile roof with the rain sheet metal sheet installed horizontally with the roof tile at the position where the sloped roof intersects with the protruding corner and the entrance corner. The height of the rain stamping sheet metal installed along the line will be different, and the finished height of the rain stamping sheet metal will not be able to be kept constant at all times, and it will be troublesome because it will be necessary to match each site Problems also arise. In particular, there is a problem that a large gap is formed below the rain-pressed sheet metal or a tile step is formed depending on the presence or absence of the roof tile.
[0010]
The object of the present invention is to maintain the upper end level of the rain stamped sheet metal constant regardless of the change in the vertical position of the abutting portion with respect to the outer wall of the sloped roof due to the change in the footrest or the difference in the projected size of the eaves. Another object of the present invention is to provide a sloped roof structure per wall that can cover the upper surface of the roofing material and prevent the penetration of rainwater.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the sloped roof structure per wall according to the present invention is a sloped roof structure in which the top of the sloped roof horizontally strikes the wall surface, and has a long plate-shaped headboard and a wall fixed to the wall surface. A fixing piece, a draining surface formed continuously on the wall fixing piece, a cap fixing piece formed substantially at right angles to the draining surface, and an upper portion of the roof material formed continuously with the cap fixing piece. And a covering piece covering the roof material, and a rain stamped metal plate formed in an elongated shape, and the headboard is a predetermined part of the wall surface above the abutting part against the wall surface of the sloped roof. A wall fixing piece formed at one end in the width direction of the rain-pressing sheet metal is installed above the headboard so that it can be rotated in a lateral direction with respect to the wall surface and kept in a non-contact state with the roof material. The house is placed on the wall and fixed on the wall, and the cover piece formed on the other end is placed on the sloped roof. In disposed above the timber that holds the mounting height of the rain push plate gold constitutes a triangle and the draining surface the wall and the coping by fixing the coping fixed piece on the free end side of the coping is there.
[0012]
In the sloped roof structure, the covering piece has a spring property, and when the height of the abutting portion with respect to the outer wall of the sloped roof caused by a difference in the pitching of the roofing material is high, the tip of the covering piece is It is preferable that the first roof material is configured to be refracted upward in contact with the upper surface of the roofing material .
[0013]
In the above-mentioned sloped roof structure per wall (hereinafter, simply referred to as “gradient roof structure”), the headboard is horizontally arranged at a predetermined position on the wall surface and is pivotally attached, and is formed at one end of the rain metal sheet. The wall fixing piece is fixed to the wall surface, and the other end of the rain stamping sheet metal is fixed at the other end with the fixing portion of the wall fixing piece as a fulcrum. By approaching the upper surface of the tile that touches the outer wall surface, and holding this state and fixing the headboard fixing piece of the rain stamped sheet metal to the headboard, a triangle formed by the outer wall, the headboard, and the rain stamped sheet metal is formed. For this reason, the rain-pressed sheet metal maintains the posture fixed by the wall fixing piece and the headwood fixing piece, and can cover the upper surface of the roof tile and prevent the penetration of rainwater.
[0014]
In the sloped roof structure of the present invention, when the position of the top surface of the tile that abuts against the outer wall changes with the change of the rolling foot or the occurrence of an allowable construction error, The change can be absorbed by changing the angle. That is, by determining the distance from the outer wall of the protruding end of the headboard, it is possible to determine the approximate height of the cover piece of the rain-pressed sheet metal, and since the cover piece has a spring property, it abuts against the roofing material. Occasionally, the cover piece can be finely adjusted by moving the tip up and down.
[0015]
For this reason, it becomes possible to hold | maintain the attachment position with respect to the outer wall surface of a rain stamping metal sheet | seat uniformly, a non-landing does not generate | occur | produce in the attachment level of this rain stamping metal sheet | seat, and a beauty | look is not spoiled.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the sloped roof structure according to the present invention will be described. In the present invention, the structure of the sloped roof itself is not particularly limited, and may be applied to any part of the sloped roof such as a shed, a shed, a north oblique line, or a penthouse, where the top part hits the outer wall surface. Is possible. In particular, the present invention can be preferably applied when the outer wall surfaces in the two directions are crossing out corners or corners.
[0017]
The structure of the building to which the present invention is applied is not particularly limited, and may be a wooden house or a steel frame house. Accordingly, the material constituting the outer wall surface is not particularly limited, and is applied to an outer wall surface coated with wooden mortar, an outer wall surface of a lightweight cellular concrete panel (ALC panel), or an outer wall surface using other materials. Is possible.
[0018]
In the present invention, the roofing material is not particularly limited. However, changes in the height position at the abutment with the outer wall surface due to the difference in thatched foot often occur on relatively thick roof tiles such as cement-based flat roof tiles and Sanshu clay roof tiles, It is preferable to target such a roofing material.
[0019]
The headboard is made of a long plate-like member, and is attached to the outer wall surface in the horizontal direction directly or via a crosspiece, and is attached so as to be rotatable about the horizontal direction as a rotation axis. The rotation of the headboard may be such that when the worker applies a force to rotate it by hand, the inclination angle with respect to the outer wall surface can be changed according to the force. That is, the rotation range of the headboard does not need to be large (large angle) and does not need to be easily rotated with a small force. Therefore, the movement may be such that the head is swung according to the force applied in the rotation direction.
[0020]
As a mounting structure for the wall surface of the headboard as described above, for example, there is a structure in which the headboard is brought into contact with a corner portion of the pier fixed to the wall surface and attached to the corner portion of the pier with a nail. In this case, the headboard can be rotated with the nail as a fulcrum so as to change the inclination angle with respect to the wall surface. And the rotation range of the headboard is constrained by the nail and does not become a large angle.
[0021]
Moreover, it is possible to configure the headboard so that it can be rotated, whether attached to the pier via a hinge or attached to the outer wall surface via a hinge. It is possible to adopt. Further, it is possible to form a structure in which the headboard can be rotated even if a groove is formed in a portion that contacts the headboard and the groove is engaged with a corner of the headboard. However, it can be adopted.
[0022]
The rain stamped sheet metal has a wall fixing piece fixed to the outer wall surface, a cap fixing piece fixed to the headboard, and a covering piece covering the top surface of the roofing material. The wall fixing piece and the headboard fixing piece A drainage surface having a preset length is formed between the two. Further, the covering piece is formed with an acute angle with respect to the extension line of the headboard fixing piece, and is formed with a length sufficient to cover the gap between the headboard and the roofing material.
[0023]
The dimensions of the wall fixing pieces, draining surfaces, caps fixing pieces, and covering pieces of rain-pressed sheet metal are not uniquely set, and are appropriately determined according to the conditions such as the thickness of the roofing material and the length of the inclined surface of the sloped roof. Is set. However, it is preferable that the size of the cover piece (the distance from the head piece fixing piece to the free end of the cover piece) is sufficiently larger than the size of the piece having the same function in the conventional draining material.
[0024]
The rain stamping sheet metal may be a long member having each part as described above, and a molded product such as a synthetic resin, an aluminum plate, or a copper plate can be used, and a colored iron plate, a galvanized steel plate, or a tin plate can be used. It is also possible to form a steel plate such as a plated steel plate by sheet metal processing. It is preferable to appropriately select the rain metal sheet from the above materials in consideration of the design of the house.
[0025]
Next, a preferred embodiment of the sloped roof structure will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a diagram for explaining the procedure for constructing the sloped roof structure according to this embodiment. FIG. 2 is a perspective view for explaining a first embodiment applied to a parallel wall. FIG. 3 is a perspective view for explaining a second embodiment applied to a parallel wall. FIG. 4 is a diagram illustrating the configuration of the protruding corner. FIG. 5 is a diagram for explaining the structure of the corner portion.
[0026]
First, the procedure for configuring the sloped roof structure according to the present embodiment will be described with reference to FIG. As shown in FIG. 1A, a
[0027]
As shown in FIG. 5B, the bottom surface of the
[0028]
The rotation of the
[0029]
As described above, the
[0030]
The dimensions of the
[0031]
Moreover, although the width dimension is suitably set according to the dimension of the rain stamping
[0032]
As shown in FIG. 2C, the
[0033]
For this reason, the rain-pressing
[0034]
The rain-pressing
[0035]
A
[0036]
The size of the
[0037]
The rain-pressed
[0038]
Then, the tip of the
[0039]
That is, a triangle is constituted by the outer wall 1, the
[0040]
As described above, even if the attachment position of the
[0041]
Further, the
[0042]
The groove 11 into which the
[0043]
FIG. 2 is a view for explaining a first embodiment that constitutes a parallel wall where the abutting portion of the
[0044]
In this embodiment, as shown in FIG. 1 (c), the
[0045]
FIG. 3 is a view for explaining a second embodiment that constitutes a parallel wall where the abutting portion of the
[0046]
In the present embodiment, as shown in FIG. 1 (d), the tip of the
[0047]
FIG. 4 is a view for explaining the sloped roof structure at the protruding corner where the outer walls 1 in two directions intersect. In the projecting corner, the
[0048]
As shown in FIG. 4 (a), a
[0049]
Further, as shown in FIG. 2B, a
[0050]
Therefore, even in the portion where the two-way
[0051]
FIG. 5 is a diagram for explaining the sloped roof structure at the corner. Even in the corner, the
[0052]
As shown in FIG. 1A, a
[0053]
Further, as shown in FIG. 2B, a
[0054]
Therefore, even in the portion where the two-way
[0055]
【The invention's effect】
As described above in detail, the sloped roof structure according to the present invention does not require a conventional roof tile, so that material can be saved. In addition, since no roof tile is required, no waste material is generated due to the processing of the roof tile. For this reason, it is possible to reduce costs such as saving materials and reducing processing costs due to the absence of waste materials.
[0056]
Moreover, the difference in the height direction of the roof tiles due to the difference in the pitching feet can be absorbed by changing the inclination angle of the rain-pressed sheet metal with respect to the outer wall. For this reason, it becomes possible to comprise a rain stamping sheet metal by one member, and it can save material, can reduce cost, can improve workability, and can shorten a construction period.
[0057]
By not using the roof tile, no gap is formed at the boundary between the outer walls in the two directions at the exit corner and the entrance corner. For this reason, finishing adjustment becomes easy and the construction period can be shortened. In addition, there is no level difference on the tile surface, the tile processing can be simplified, and the construction period can be shortened.
[0058]
It is possible to always keep the fixing level of the rain-pressed sheet metal wall fixing piece with respect to the outer wall constant. For this reason, it is possible to simplify the construction and improve the finishing accuracy. In particular, since the cover pieces that make up the rain-pressed sheet metal can move up and down, it is possible to respond to changes in tile types, thickness changes, and roof slope dimensions after fixing the mounting position of the headboard. .
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is a diagram illustrating a procedure for configuring a sloped roof structure according to an embodiment.
FIG. 2 is a perspective view for explaining a first embodiment applied to a parallel wall.
FIG. 3 is a perspective view for explaining a second embodiment applied to a parallel wall.
FIG. 4 is a diagram illustrating a configuration of a protruding corner portion.
FIG. 5 is a diagram illustrating a configuration of a corner portion.
FIG. 6 is a diagram illustrating a conventional structure.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (2)
長尺板状の笠木と、
壁面に固定される壁固定片と、該壁固定片に連続して形成された水切面と、該水切面に対して略直角に形成された笠木固定片と、該笠木固定片と連続して形成され屋根材の上方に配置されて該屋根材を覆う覆い片と、を有して長尺状に形成された雨押板金とを有し、
前記笠木を勾配屋根の壁面への突き当たり部よりも上部の壁面の所定位置に横方向に該壁面に対して回動可能に且つ前記屋根材とは非接触状態を保って取り付け、
前記雨押板金の幅方向の一端に形成された壁固定片を前記笠木よりも上部に配置して壁面に固定すると共に他端に形成された覆い片を勾配屋根に配置された屋根材の上方に配置して前記笠木固定片を笠木の自由端側に固定することで前記水切面と前記壁面と前記笠木とで三角形を構成し前記雨押板金の取り付け高さを保持したことを特徴とする壁当たり勾配屋根構造。It is a structure of a sloped roof where the top of the sloped roof hits the wall horizontally,
A long plate-shaped headboard,
A wall fixing piece fixed to the wall surface, a draining surface formed continuously with the wall fixing piece, a headboard fixing piece formed substantially perpendicular to the water draining surface, and the headboard fixing piece continuously A cover piece that is formed and disposed above the roofing material and covers the roofing material, and has a rain stamped sheet metal formed in an elongated shape ,
The headboard is attached to a predetermined position on the wall surface above the wall surface of the sloped roof so as to be able to rotate with respect to the wall surface in a lateral direction and in a non-contact state with the roof material ,
A wall fixing piece formed at one end in the width direction of the rain sheet metal is arranged above the headboard and fixed to the wall surface, and a covering piece formed at the other end is above the roof material arranged on the sloped roof. It is arranged in such a manner that the headboard fixing piece is fixed to the free end side of the headboard so that the draining surface, the wall surface and the headboard constitute a triangle, and the mounting height of the rain stamping metal plate is maintained. Gradient roof structure per wall.
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