JP4155798B2

JP4155798B2 - Kitchen air treatment device and cooking device

Info

Publication number: JP4155798B2
Application number: JP2002320973A
Authority: JP
Inventors: 努田中; 宏治武田; 光裕前田
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 2002-11-05
Filing date: 2002-11-05
Publication date: 2008-09-24
Anticipated expiration: 2022-11-05
Also published as: JP2004156796A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レストランなどの厨房に設置されて食材の調理を行う調理手段から発生する排気を処理するための厨房用空気処理装置及び調理装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来よりホテルやレストラン、ファーストフード店などの厨房では、フライヤーやグリドルなどの調理器により食材の調理が行われている。これら調理器からは水分や臭いを多く含んだ蒸気或いは湯気（以下、排気と云う）が立ち上り、或いは、飛散するものであるが、従来ではフードを調理器の上方に配置し、調理器からは生じる排気を送風機によりフード内に収集して外部に排出していた（例えば、特許文献１参照。）。そして、外部より給気を行って厨房内を換気し、作業者の作業環境維持を図っていた。
【０００３】
【特許文献１】
特開平８−９４１４０号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特にビル地下街などに出店するレストランやファーストフード店では調理器から出る排気を外部に排出することが建物の構造上困難となる場合もあり、係る場合には厨房内に湿気や臭いが充満し、作業環境が劣悪化する問題があった。
【０００５】
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、調理器から生じる排気を外部に排出できない場合でも作業環境を良好に維持することができる厨房用空気処理装置及び調理装置を提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
即ち、請求項１の発明の厨房用空気処理装置は、厨房において食材を調理する調理手段の上方に配置され、該調理手段からの排気を処理するものであって、本体内を前後に区画する仕切板の後方に構成され、調理手段から発生する排気が流入して上昇する除湿用ダクトと、該除湿用ダクト内に配設された除湿手段と、仕切板の前方における本体内に構成され、除湿用ダクトを経た排気が流入して降下する脱臭用ダクトと、該脱臭用ダクト内に配設された脱臭手段と、調理手段からの排気を各ダクト内に流すための送風手段と、本体の前面に取り付けられた開閉自在の扉とを備え、該扉内に排気用ダクトを構成し、脱臭用ダクトを経た排気を排気用ダクト下部から当該排気用ダクト内に流入させると共に、該排気用ダクトを経て扉上部より排出することを特徴とする。
【０００７】
請求項１の発明の厨房用空気処理装置では、厨房において食材を調理する調理手段の上方に配置され、該調理手段からの排気を処理するものであって、本体内を前後に区画する仕切板の後方に構成され、調理手段から発生する排気が流入して上昇する除湿用ダクトと、該除湿用ダクト内に配設された除湿手段と、仕切板の前方における本体内に構成され、除湿用ダクトを経た排気が流入して降下する脱臭用ダクトと、該脱臭用ダクト内に配設された脱臭手段と、調理手段からの排気を各ダクト内に流すための送風手段とを備えているので、調理手段から立ち上る蒸気などの排気を受け止めて送風手段により除湿用ダクトに送り、この排気中の水分を除湿手段により除去することができるようになる。
【０００８】
これにより、調理手段からの排気を厨房外部に排出できない状況においても、厨房内に湿気が充満することがなくなる。また、水分中に含まれる臭気成分も同時に除去されるので、或る程度の脱臭も可能となり、総じて厨房内の作業環境を良好に維持することができるようになるものである。
【０００９】
また、送風手段により調理手段からの排気を脱臭用ダクトに送給することにより、特にフライヤーやグリドルなどで調理を行う場合に生じる臭いを脱臭手段により除去することができるようになり、作業環境をより一層改善することができるようになるものである。
【００１０】
更にまた、請求項１の発明では、本体の前面に取り付けられた開閉自在の扉を備え、該扉内に排気用ダクトを構成し、脱臭用ダクトを経た排気を排気用ダクト下部から当該排気用ダクト内に流入させると共に、該排気用ダクトを経て扉上部より排出することにより、調理手段上方の気流を乱すことなく効率的に排気を排出することができるようになる。
【００１１】
また、上述の如く除湿用ダクト及び脱臭用ダクトが配置されていることにより、装置自体のコンパクト化を図ることができる。また、かかる場合においても脱臭用ダクトから排出される排気は、扉内に形成される排気用ダクトにより本体上部から排出することができるようになる。
【００１２】
更に、扉を開放することにより、本体内の脱臭手段を交換することができ、メンテナンス作業性が向上する。
【００１３】
請求項２の発明の調理装置は、食材を調理するための調理手段と、該調理手段の上方に配置され、該調理手段からの排気を処理する空気処理部とを備えたものであって、空気処理部は、本体内を前後に区画する仕切板の後方に構成され、調理手段から発生する排気が流入して上昇する除湿用ダクトと、該除湿用ダクト内に配設された除湿手段と、仕切板の前方における本体内に構成され、除湿用ダクトを経た排気が流入して降下する脱臭用ダクトと、該脱臭用ダクト内に配設された脱臭手段と、調理手段からの排気を各ダクト内に流すための送風手段と、本体の前面に取り付けられた開閉自在の扉とを備え、該扉内に排気用ダクトを構成し、脱臭用ダクトを経た排気を排気用ダクト下部から当該排気用ダクト内に流入させると共に、該排気用ダクトを経て扉上部より排出することを特徴とする。
【００１４】
請求項２の発明の調理装置では、食材を調理するための調理手段と、該調理手段の上方に配置され、該調理手段からの排気を処理する空気処理部とを備えたものであって、空気処理部は、本体内を前後に区画する仕切板の後方に構成され、調理手段から発生する排気が流入して上昇する除湿用ダクトと、該除湿用ダクト内に配設された除湿手段と、仕切板の前方における本体内に構成され、除湿用ダクトを経た排気が流入して降下する脱臭用ダクトと、該脱臭用ダクト内に配設された脱臭手段と、調理手段からの排気を各ダクト内に流すための送風手段とを備えているので、調理手段から生じる蒸気などの排気を送風手段により除湿用ダクトに送り、この排気中の水分を除湿手段により除去することができるようになる。
【００１５】
これにより、調理手段からの排気を厨房外部に排出できない状況においても、厨房内に湿気が充満することがなくなる。また、水分中に含まれる臭気成分も同時に除去されるので、或る程度の脱臭も可能となり、総じて厨房内の作業環境を良好に維持することができるようになるものである。
【００１６】
また、送風手段により調理手段からの排気を脱臭用ダクトに送給することにより、特にフライヤーやグリドルなどで調理を行う場合に生じる臭いを脱臭手段により除去することができるようになり、作業環境をより一層改善することができるようになるものである。
【００１７】
更にまた、請求項２の発明では、本体の前面に取り付けられた開閉自在の扉とを備え、該扉内に排気用ダクトを構成し、脱臭用ダクトを経た排気を排気用ダクト下部から当該排気用ダクト内に流入させると共に、該排気用ダクトを経て扉上部より排出することにより、調理手段上方の気流を乱すことなく効率的に排気を排出することができるようになる。
【００１８】
また、上述の如く除湿用ダクト及び脱臭用ダクトが配置されていることにより、装置自体のコンパクト化を図ることができる。また、かかる場合においても脱臭用ダクトから排出される排気は、扉内に形成される排気用ダクトにより本体上部から排出することができるようになる。
【００１９】
更に、扉を開放することにより、本体内の脱臭手段を交換することができ、メンテナンス作業性が向上する。
【００２０】
請求項３の発明の厨房用空気処理装置又は調理装置は上記において、脱臭用ダクトを経た排気を排気用ダクトに送給するための補助送風手段を備えることを特徴とする。
【００２１】
請求項３の発明では、上記に加えて、脱臭用ダクトを経た排気を排気用ダクトに送給するための補助送風手段を備えるので、脱臭用ダクトからの排気を円滑に排気ダクトに送給することができ、除湿用ダクト及び脱臭用ダクト内に排気が滞留し、排気の処理効率が低下することを回避することができるようになる。
【００２２】
請求項４の発明の厨房用空気処理装置又は調理装置は上記各発明において、脱臭用ダクトは本体の前面において開口すると共に、該開口を開閉自在に密閉する隔壁を設け、排気ダクトは内部中空とした扉内に構成し、脱臭用ダクトと排気ダクトとを、扉を閉じた状態で周囲がシールされる連通部にて連通させたことを特徴とする。
【００２３】
請求項４の発明では、上記各発明において、脱臭用ダクトは本体の前面において開口すると共に、該開口を開閉自在に密閉する隔壁を設け、排気ダクトは内部中空とした扉内に構成し、脱臭用ダクトと排気ダクトを、扉を閉じた状態で周囲がシールされる連通部にて連通させたので、扉を開放し、開閉自在の隔壁を開放することにより、本体内の脱臭手段を容易に交換することができるようになる。また、係る構成においても隔壁を閉鎖し、扉を閉鎖することにより、脱臭用ダクトから排出された排気は、連通部を通過することにより、他に漏出させることなく、排気ダクトに排気を送給することができるようになる。
【００２４】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。図１は本発明の厨房用空気処理装置としての空気処理部１を備えた調理装置Ｓの正面図、図２は調理装置Ｓの縦断側面図、図３は調理装置Ｓの部分拡大断面図、図４は空気処理部１の扉２を除去した状態の正面図である。各図において、調理装置Ｓはホテルやレストラン、ファーストフード店などの厨房に設置されるものであり、略縦長矩形状の外装フレーム４に調理手段としてのフライヤー５、除湿手段としての冷却装置６、シロッコファンから成る送風手段としての送風機７、脱臭手段としての脱臭器９などを組み付けて一体的に構成されている。
【００２５】
外装フレーム４の略中央は奥側に凹陥して前面及び左右面が開放した作業領域４Ｃとされており、この作業領域４Ｃの上面は中央が高く略湾曲したフード部４Ｄとされている。そして、前記フライヤー５はこの作業領域４Ｃの下部に配置されて作業者の腰付近の高さとされている。このフライヤー５は、例えばポテトなどの食材をざるごと収容できる容量を有する上面開口の金属製フライ釜５Ａと、このフライ釜５Ａに誘導渦電流を流して発熱させ、フライ釜５Ａ内の油を加熱するためのＩＨ加熱装置などから構成されており、実施例では左右に２台取り付けられている。また、外装フレーム４の下部には機械室４Ａが構成され、この機械室４Ａ内には前記冷却装置６の周知の冷媒サイクルを構成するコンプレッサ１０や凝縮器１１が設置されている。尚、コンプレッサ１０は、詳細は後述する制御装置５０に接続されているものとする。
【００２６】
一方、外装フレーム４の上部４Ｂ内の上側には、外装フレーム４の背面を形成する背面部４Ｅと所定間隔を存して空気処理部１の本体を構成する断熱箱体１２が取り付けられており、この背面部４Ｅと断熱箱体１２との間、及び、該背面部４Ｅと断熱箱体１２の下端から前記機械室４Ａにまで渡って形成される背面板４Ｆとの間には、上方に開放すると共に、前記機械室４Ａ内と連通する一連の背面ダクト１５が形成されている。このため、機械室４Ａ内の廃熱は、背面ダクト１５を上昇して、調理装置Ｓの上方から外部に排出することができるようになる。また、調理装置Ｓの上方から排出された廃熱は、通常、厨房の天井面などに設けられる一般換気口より厨房外に排出することができる。
【００２７】
断熱箱体１２は、前方及び下方に開口していると共に、この断熱箱体１２内には、該断熱箱体１２内を前後に区画する仕切板１６が設けられている。これにより、該仕切板１６の後方には、除湿用ダクト１７が形成されると共に、仕切板１６の前方には、脱臭用ダクト１８が形成される。尚、この仕切板１６は、断熱箱体１２の上部において除湿用ダクト１７と脱臭用ダクト１８が連通するように開放して形成されているものとする。
【００２８】
そして、この断熱箱体１２内後部即ち、除湿用ダクト１７の下側には、前記冷却装置６の冷媒サイクルを構成するフィンチューブタイプの冷却器（冷却手段）１３が収納設置され、その上側にはこれも冷却装置６の冷媒サイクルを構成するフィンチューブタイプの補助凝縮器（加熱手段）１４が収納設置されている。尚、冷却器１３の下方には、断熱箱体１２の下奥部に位置してドレン受け３２が設けられており、このドレン受け３２には、該ドレン受け３２に受容された水を外部に排出するためのドレンホース３３が接続されている。
【００２９】
そして、補助凝縮器１４の上側の断熱箱体１２内には、除湿用ダクト１７内の排気を脱臭用ダクト１８内に送給するための前記送風機７が収納設置されている。尚、この送風機７は、前記制御装置５０に接続されているものとする。また、断熱箱体１２内の前側、即ち、脱臭用ダクト１８内には前記脱臭器９が収納設置されている。この脱臭器９は例えば、複数の略Ｖ字状に成型された多孔質の例えば活性炭を含有する脱臭フィルタ９Ａなどから構成されており、各脱臭フィルタ９Ａは、それぞれ前方から抜き差し可能とされており、各脱臭フィルタ９Ａが独立して交換可能とされているものとする。
【００３０】
更にまた、脱臭器９には、空気上流側及び空気下流側の差圧を検出するための脱臭フィルタ用差圧センサ５２が設けられており（図３のみ図示する。）、係る脱臭フィルタ用差圧センサ５２は、前記制御装置５０に接続されているものとする。
【００３１】
また、この断熱箱体１２の前面には、当該前面開口を開閉自在に密閉するための隔壁２２が設けられている。この隔壁２２の下部には、断熱箱体１２内に形成される脱臭用ダクト１８の脱臭器９の下方に対応して排気連通部２８が形成されている（図４では、隔壁２２が設けられていないため、点線で示す。）。そして、該排気連通部２８には、脱臭用ダクト１８内の空気を後述する排気用ダクト２５内に送給するためのプロペラファンからなる補助送風手段として補助送風機３１が設けられている。尚、該補助送風機３１も前記制御装置５０に接続されているものとする。
【００３２】
更にまた、この隔壁２２の前方には、外装ケース４の上部に位置する空気処理部１の前面を開閉自在に閉塞するための扉２が設けられている。この扉２は、内部中空とされており、当該扉２内に排気ダクト２５が形成されている。そして、この扉２の前面上部には、排気口２６が複数形成されていると共に、扉２の後面下部には、前記隔壁２２の排気連通部２８を介して断熱箱体１２内の排気を排気ダクト２５内に流入若しくは、吸い込むための吸込口２７が形成されている。尚、このとき、扉２の後面若しくは、隔壁２２の前面には、全周囲に渡ってシール部材としてのパッキン２９が設けられていると共に、扉２が閉じた状態で、吸込口２７の周縁部及び排気連通部２８の周縁部とを密閉するためのパッキン３０が設けられている。
【００３３】
これにより、脱臭用ダクト１８内の脱臭フィルタ９Ａを交換する際には、扉２を開放し、隔壁２２を開放することにより、断熱箱体１２の前方より容易に脱臭フィルタ９Ａの交換を行うことができる。そのため、脱臭フィルタ９Ａのメンテナンス作業性が向上し、利便性が良くなる。
【００３４】
一方、作業領域４Ｃ上部に位置するフード部４Ｄ奥側（フライヤー５の上方奥側）には、吸気口１９が形成されて作業領域４Ｃに臨んでおり、この吸気口１９の下方には、前記除湿用ダクト１７の前端から後端に位置して前方から後方へ低く傾斜して形成されるグリスフィルタ２０（油分除去手段）が取り付けられている。このグリスフィルタ２０はオイルミストを付着除去するために網状を呈している。尚、このグリスフィルタ２０の下端には、該グリスフィルタ２０に付着したオイル（油分）を受容するための油受け３４が設けられているものとする。
【００３５】
また、このグリスフィルタ２０の空気下流側、即ち、このグリスフィルタ２０の上方であって、前記ドレン受け３２の下面には、図３に示す如く空気誘導板３５が着脱自在にネジ４１により取り付けられている。この空気誘導板３５は、断熱箱体１２の下方奥部においてドレン受け３２と外装ケース４の背面と渡って構成される角隅部を被覆するようにグリスフィルタ２０の取付面に対向して設けられる。
【００３６】
このとき、空気誘導板３５は、折曲部が鋭角を成すことにより形成される狭窄部を形成しないように鈍角を成す屈曲面が形成されており、ドレン受け３２の下面及び外装ケース４の背面とネジ４１を介して当接可能としているものとする。尚、本実施例では、鈍角を成す屈曲面としているが、これ以外に湾曲面であっても良いものとする。また、この空気誘導板３５の下端は、前記油受け３４に臨んでいる、若しくは、当接しているものとする。
【００３７】
そして、吸気口１９の上方に対応する位置の除湿用ダクト１７の下部であって、前記ドレン受け３２の前方には、吸込口２１が形成されている。
【００３８】
尚、前記グリスフィルタ２０には、空気上流側及び空気下流側の差圧を検出するためのグリスフィルタ用差圧センサ５３が設けられており（図３のみ図示する。）、係るグリスフィルタ用差圧センサ５３は、前記制御装置５０に接続されているものとする。
【００３９】
他方、作業領域４Ｃのフード部４Ｄには照明（蛍光灯）３８が取り付けられている。この照明３８の下方には、該照明３８の下面を被覆するように酸化チタン（ＴｉＯ₂）を被覆した透光性の照明カバー３９が設けられているものとする。
【００４０】
これにより、照明３８が点灯されることにより、照明３８から放出されるＵＶにより照明カバー３９の酸化チタンが親水性被膜を形成することができ、当該照明カバー３９の表面上に付着した油やホコリ等の汚れを容易に払拭することができるようになる。これにより、掃除作業性が良くなり、利便性が向上する。
【００４１】
尚、図１中５４は、脱臭フィルタ用警報ランプであり、５５は、グリスフィルタ用警報ランプである。また、図２及び図３中４０は断熱箱体１２内において吸込口２１から冷却器１３、凝縮器１４、送風機７及び脱臭器９と順次経て排気連通部２８に至る除湿用ダクト１７及び脱臭用ダクト１８を構成するためのファンケーシングである。
【００４２】
次に、図５を参照して前記制御装置５０について説明する。この制御装置５０は、時限手段としてのタイマ５１を内蔵した汎用マイクロコンピュータにより構成されている。また、この制御装置５０の入力側には、前記脱臭フィルタ用差圧センサ５２及びグリスフィルタ用差圧センサ５３が接続されていると共に、出力側には、前記コンプレッサ１０、前記送風機７、前記補助送風機３１、前記脱臭フィルタ用警報ランプ５４及びグリスフィルタ用警報ランプ５５が接続されているものとする。
【００４３】
以上の構成で次に調理装置Ｓの動作を説明する。制御装置５０により前記冷却装置６のコンプレッサ１０、送風機７及び補助送風機３１が運転されると、補助凝縮器１４が加熱作用を発揮し、冷却器１３が冷却作用を発揮すると共に、吸込口２１から断熱箱体１２内の除湿用ダクト１７内に吸い込まれ、冷却器１３、補助凝縮器１４、送風機７、脱臭用ダクト１８の脱臭器９、補助送風機３１、扉２内の排気ダクト１５と順次通過して排気口２６より調理装置Ｓ外に吐出される空気の流通が形成される。
【００４４】
一方、フライヤー５からは湿気（湯気）、オイルミスト及び臭いを大量に含んだ排気が作業領域４Ｃのフード部４Ｄに向けて立ち上り、上部奥側の吸気口２１に吸い込まれていく。この吸気口２１に吸い込まれた排気中のオイルミストは、グリスフィルタ２０を通過する過程でそこに付着除去される。また、グリスフィルタ２０を通過した排気の一部は、空気誘導板３５により吸気口２１に誘導される。このとき、グリスフィルタ２０にて除去しきれなかった排気中のオイル（油分）は、空気誘導板３５に付着除去される。尚、グリスフィルタ２０に付着したオイル（油分）及び空気誘導板３５に付着したオイル（油分）はグリスフィルタ２０の下端に取り付けられたオイル受け３４に収集されて廃棄される。
【００４５】
ここで、空気誘導板３５は、上述の如く断熱箱体１２の下方奥部においてドレン受け３２と外装ケース４の背面とにより構成される角隅部を被覆すると共に、狭窄部を形成しないように鈍角を成す屈曲面若しくは湾曲面を形成しているため、狭い角隅部に油やホコリなどが付着することを未然に回避することができる。また、油やホコリなどが付着する空気誘導板３５は、着脱可能とされているため、容易に洗浄可能となり、掃除が容易となる。
【００４６】
上述の如くグリスフィルタ２０を通過した排気は、吸込口２１から断熱箱体１２の除湿用ダクト１７内に吸い込まれ、やがて冷却器１３に至る。冷却器１３に至った排気はそこを通過する過程で冷却されるので、排気中に含まれる湿気（水分）は露となって冷却器１３の表面に付着する。これにより排気は除湿される。尚、冷却器１３に付着した排気はドレン受け３２により受容されドレンホース３３を介して外部に廃棄される。
【００４７】
係る冷却器１３にて除湿された後の排気は、次に補助凝縮器１４に至り、そこを通過する過程で加熱されるので、排気の相対湿度は低下する。係る相対湿度の低下した排気は、送風機７を経て脱臭用ダクト１８内の脱臭器９に至り、脱臭フィルタ９Ａを通過する過程で排気中に含まれる臭気成分が吸着される。
【００４８】
扉２が閉じた状態でパッキン２９、３０により隔壁２２と密閉された状態で、隔壁２２下部に形成された排気連通口２７と扉２に形成される吸込口２７とが連通していることから、この脱臭器９を通過した排気は、他に漏出させることなく補助送風機３１により、排気連通口２７及び吸込口２７により円滑に排気ダクト２５内に送給される。排気ダクト２５内に流入した排気は、排気ダクト２５内を上昇し、最終的に排気口２６より装置Ｓの外部（厨房内）に吹き出される。
【００４９】
ここで、本実施例では、補助送風機３１が設けられているため、除湿用ダクト１７や脱臭用ダクト１８内に排気が滞留することを抑制することができるため、効率的に排気処理を行うことができるようになる。尚、本実施例では、上述した如く補助送風機３１が設けられているが、除湿用ダクト１７及び脱臭用ダクト１８は、排気ダクト２５と連通して構成されていることから、補助送風機３１が設けられていない場合であっても除湿用ダクト１７及び脱臭用ダクト１８内の排気は、排気ダクト２５より排気処理することができるものである。
【００５０】
このとき、上述した如く除湿用ダクト１７及び脱臭用ダクト１８が配置されていることにより、装置自体のコンパクト化を図りつつ、排気口２６からの排気は、作業領域４Ｃ内に流入することなく、扉２の上部に形成された排気口２６より装置Ｓの外部（厨房内）に吹き出すことができる。このため、作業領域４Ｃの気流を乱すことなく効率的に排気を排出することができるようになる。また、フライヤー５からの排気は、円滑に作業領域４Ｃの上方に形成された吸気口２１から空気処理部１内に流入させることができ、排気の処理効率が向上される。
【００５１】
このように、本実施例の調理装置Ｓでは、フライヤー５からの排気を吸引し、冷却器１３で除湿して厨房内に排出する個別式循環換気を行うので、厨房の構造上フライヤー５からの排気を厨房外部に排出できない設置状況であっても、厨房内に湿気が充満することがなくなる。また、フライヤー５から立ち上った湯気に含まれる臭気成分もこのとき除去されるので、この段階でも脱臭される。
【００５２】
そして、排気は脱臭器９が設けられる脱臭用ダクト１８に送られるので実施例のようなフライヤー５やグリドルなどで調理を行う場合に生じる臭いをこの脱臭器９により除去することができるようになり、厨房内の作業環境をより一層改善することができるようになる。
【００５３】
また、冷却器１３の空気下流側の脱臭器９との間に凝縮器１４を配置し、冷却器１３表面に水分を凝結付着させた後の低温の排気を凝縮器１４にて加熱するようにしているので、脱臭器９には相対湿度の下がった排気が送給されることになる。これにより、多孔質の活性炭から成る脱臭器９に水分が入り込み、湿気を帯びて脱臭作用が低下する不都合も未然に回避することが可能となる。
【００５４】
次に、脱臭器９のメンテナンス時期の報知について説明する。制御装置５０に設けられるタイマ５１により例えばコンプレッサ１０の運転時間をカウントし、予め設定された所定の時間以上運転されているか否かを判断する。そして、所定時間以上運転された場合は、脱臭フィルタ９Ａの目詰まりが生じ、脱臭能力が低下したものとみなし、メンテナンス必要条件を満たしたものとしてその旨を制御装置５０に出力する。また、同時に制御装置５０は、脱臭フィルタ用差圧センサ５２を当該調理装置Ｓの運転中は常に監視し、予め設定された所定の差圧以内であるか否かを判断する。そして、所定の差圧以上となった場合は、脱臭フィルタ９Ａの目詰まりが生じ、脱臭能力が低下したものとみなし、メンテナンス必要条件を満たしたものとしてその旨を制御装置５０に出力する。
【００５５】
制御装置５０は、タイマ５１の出力若しくは、脱臭フィルタ用差圧センサ５２の出力のうちどちらか一方が、メンテナンス必要条件を満たしたという出力を受けた場合には、脱臭フィルタ用警報ランプ５４を点灯し、使用者に、脱臭フィルタ９Ａの交換メンテナンス、若しくは、洗浄メンテナンスを行うことを促す。
【００５６】
これにより、直接脱臭フィルタ９Ａを視認することなく、脱臭フィルタ９Ａのメンテナンス時期を脱臭フィルタ用警報ランプ５４の点灯により報知することができ、メンテナンス作業を簡素化することができるようになる。また、当該脱臭フィルタ用警報ランプ５４の点灯により、脱臭用フィルタ９Ａを交換等することにより、常に、快適な使用状態で、排気の脱臭処理を行うことができるようになる。
【００５７】
他方、グリスフィルタ２０のメンテナンス時期の報知について説明する。制御装置５０に設けられるタイマ５１により例えばコンプレッサ１０の運転時間をカウントし、予め設定された所定の時間以上運転されているか否かを判断する。そして、所定時間以上運転された場合は、グリスフィルタ２０の油汚れがひどく、油除去能力が低下したものとみなし、メンテナンス必要条件を満たしたものとしてその旨を制御装置５０に出力する。また、同時に制御装置５０は、グリスフィルタ用差圧センサ５３を当該調理装置Ｓの運転中は常に監視し、予め設定された所定の差圧以内であるか否かを判断する。そして、所定の差圧以上となった場合は、グリスフィルタ２０の油汚れがひどく、油除去能力が低下したものとみなし、メンテナンス必要条件を満たしたものとしてその旨を制御装置５０に出力する。
【００５８】
制御装置５０は、タイマ５１の出力若しくは、グリスフィルタ用差圧センサ５３の出力のうちどちらか一方が、メンテナンス必要条件を満たしたという出力を受けた場合には、グリスフィルタ用警報ランプ５５を点灯し、使用者に、グリスフィルタ２０の交換メンテナンス、若しくは、洗浄メンテナンスを行うことを促す。
【００５９】
これにより、直接グリスフィルタ２０を視認することなく、グリスフィルタ２０のメンテナンス時期をグリスフィルタ用警報ランプ５５の点灯により報知することができ、メンテナンス作業を簡素化することができるようになる。また、当該グリスフィルタ用警報ランプ５５の点灯により、グリスフィルタ２０を交換等することにより、常に、快適な使用状態で、排気の油除去処理を行うことができるようになる。
【００６０】
尚、本実施例では、調理手段としてのフライヤー５と空気処理部１とを一体に形成した調理装置Ｓを例に採りあげて説明したが、これ以外に調理手段とは別に空気処理部１を空気処理装置として構成しても同様の効果を奏するものとする。
【００６１】
また、本実施例では、調理装置Ｓは、空気処理部１を構成する外装ケース４の上部と調理手段（フライヤー５）を構成する外装ケース４の下部とは、一体に構成されているが、これ以外に搬入時における搬送を容易とするため、上下分離可能に構成しても良いものとする。尚、かかる場合には、冷却装置６を構成する図示しない冷媒配管は、バルブ等により容易に接続可能なものとする。
【００６２】
尚、上記実施例では調理手段としてフライヤー５を例に採りあげて説明したが、それに限らず、レストランやファーストフード店で使用される各種調理器に本発明は適用可能である。また、加熱手段として冷却装置の凝縮器（補助凝縮器）を使用したが、電気ヒータで排気を加熱してもよい。
【００６３】
【発明の効果】
以上詳述した如く請求項１の発明の厨房用空気処理装置によれば、厨房において食材を調理する調理手段の上方に配置され、該調理手段からの排気を処理するものであって、本体内を前後に区画する仕切板の後方に構成され、調理手段から発生する排気が流入して上昇する除湿用ダクトと、該除湿用ダクト内に配設された除湿手段と、仕切板の前方における本体内に構成され、除湿用ダクトを経た排気が流入して降下する脱臭用ダクトと、該脱臭用ダクト内に配設された脱臭手段と、調理手段からの排気を各ダクト内に流すための送風手段とを備えているので、調理手段から立ち上る蒸気などの排気を受け止めて送風手段により除湿用ダクトに送り、この排気中の水分を除湿手段により除去することができるようになる。
【００６４】
これにより、調理手段からの排気を厨房外部に排出できない状況においても、厨房内に湿気が充満することがなくなる。また、水分中に含まれる臭気成分も同時に除去されるので、或る程度の脱臭も可能となり、総じて厨房内の作業環境を良好に維持することができるようになるものである。
【００６５】
また、送風手段により調理手段からの排気を脱臭用ダクトに送給することにより、特にフライヤーやグリドルなどで調理を行う場合に生じる臭いを脱臭手段により除去することができるようになり、作業環境をより一層改善することができるようになるものである。
【００６６】
更にまた、請求項１の発明では、本体の前面に取り付けられた開閉自在の扉を備え、該扉内に排気用ダクトを構成し、脱臭用ダクトを経た排気を排気用ダクト下部から当該排気用ダクト内に流入させると共に、該排気用ダクトを経て扉上部より排出することにより、調理手段上方の気流を乱すことなく効率的に排気を排出することができるようになる。
【００６７】
また、上述の如く除湿用ダクト及び脱臭用ダクトが配置されていることにより、装置自体のコンパクト化を図ることができる。また、かかる場合においても脱臭用ダクトから排出される排気は、扉内に形成される排気用ダクトにより本体上部から排出することができるようになる。
【００６８】
更に、扉を開放することにより、本体内の脱臭手段を交換することができ、メンテナンス作業性が向上する。
【００６９】
請求項２の発明の調理装置によれば、食材を調理するための調理手段と、該調理手段の上方に配置され、該調理手段からの排気を処理する空気処理部とを備えたものであって、空気処理部は、本体内を前後に区画する仕切板の後方に構成され、調理手段から発生する排気が流入して上昇する除湿用ダクトと、該除湿用ダクト内に配設された除湿手段と、仕切板の前方における本体内に構成され、除湿用ダクトを経た排気が流入して降下する脱臭用ダクトと、該脱臭用ダクト内に配設された脱臭手段と、調理手段からの排気を各ダクト内に流すための送風手段とを備えているので、調理手段から生じる蒸気などの排気を送風手段により除湿用ダクトに送り、この排気中の水分を除湿手段により除去することができるようになる。
【００７０】
これにより、調理手段からの排気を厨房外部に排出できない状況においても、厨房内に湿気が充満することがなくなる。また、水分中に含まれる臭気成分も同時に除去されるので、或る程度の脱臭も可能となり、総じて厨房内の作業環境を良好に維持することができるようになるものである。
【００７１】
また、送風手段により調理手段からの排気を脱臭用ダクトに送給することにより、特にフライヤーやグリドルなどで調理を行う場合に生じる臭いを脱臭手段により除去することができるようになり、作業環境をより一層改善することができるようになるものである。
【００７２】
更にまた、請求項２の発明では、本体の前面に取り付けられた開閉自在の扉とを備え、該扉内に排気用ダクトを構成し、脱臭用ダクトを経た排気を排気用ダクト下部から当該排気用ダクト内に流入させると共に、該排気用ダクトを経て扉上部より排出することにより、調理手段上方の気流を乱すことなく効率的に排気を排出することができるようになる。
【００７３】
また、上述の如く除湿用ダクト及び脱臭用ダクトが配置されていることにより、装置自体のコンパクト化を図ることができる。また、かかる場合においても脱臭用ダクトから排出される排気は、扉内に形成される排気用ダクトにより本体上部から排出することができるようになる。
【００７４】
更に、扉を開放することにより、本体内の脱臭手段を交換することができ、メンテナンス作業性が向上する。
【００７５】
請求項３の発明によれば、上記に加えて、脱臭用ダクトを経た排気を排気用ダクトに送給するための補助送風手段を備えるので、脱臭用ダクトからの排気を円滑に排気ダクトに送給することができ、除湿用ダクト及び脱臭用ダクト内に排気が滞留し、排気の処理効率が低下することを回避することができるようになる。
【００７６】
請求項４の発明によれば、上記各発明において、脱臭用ダクトは本体の前面において開口すると共に、該開口を開閉自在に密閉する隔壁を設け、排気ダクトは内部中空とした扉内に構成し、脱臭用ダクトと排気ダクトを、扉を閉じた状態で周囲がシールされる連通部にて連通させたので、扉を開放し、開閉自在の隔壁を開放することにより、本体内の脱臭手段を容易に交換することができるようになる。また、係る構成においても隔壁を閉鎖し、扉を閉鎖することにより、脱臭用ダクトから排出された排気は、連通部を通過することにより、他に漏出させることなく、排気ダクトに排気を送給することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の調理装置の正面図である。
【図２】調理装置の縦断側面図である。
【図３】調理装置の部分拡大断面図である。
【図４】空気処理部の扉を除去した状態の正面図である。
【図５】制御装置の電気ブロック図である。
【符号の説明】
Ｓ調理装置
１空気処理部
２扉
４外装フレーム
４Ａ機械室
４Ｃ作業領域
４Ｄフード部
５フライヤー
６冷却装置
７送風機
９脱臭器
９Ａ脱臭フィルタ
１２断熱箱体
１３冷却器
１７除湿用ダクト
１８脱臭用ダクト
１９吸気口
２０グリスフィルタ
２１吸込口
２５排気ダクト
２６排気口
２７吸込口
２８排気連通部
２９、３０パッキン
３１補助送風機[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a kitchen air treatment apparatus and a cooking apparatus for treating exhaust gas generated from a cooking means that is installed in a kitchen such as a restaurant and cooks ingredients.
[0002]
[Prior art]
Traditionally, kitchens such as hotels, restaurants, and fast food restaurants have been cooking food using a fryer or griddle. From these cookers, steam or steam (hereinafter referred to as exhaust) containing a lot of moisture and odor rises or scatters. Conventionally, a hood is placed above the cooker, and from the cooker The generated exhaust gas was collected in a hood by a blower and discharged to the outside (for example, see Patent Document 1). Then, air was supplied from the outside to ventilate the kitchen to maintain the worker's working environment.
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-8-94140
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, especially in restaurants and fast food restaurants that open in underground shopping malls, it may be difficult to discharge the exhaust from the cooker to the outside due to the structure of the building. In such a case, the kitchen is filled with moisture and odors. However, there was a problem that the working environment deteriorated.
[0005]
The present invention has been made to solve the conventional technical problems, and it is possible to maintain a favorable working environment even when exhaust generated from a cooker cannot be discharged to the outside, and a kitchen air treatment device, A cooking device is provided.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
That is, the kitchen air treatment device according to the first aspect of the present invention is disposed above the cooking means for cooking food in the kitchen, and processes exhaust from the cooking means, It is configured behind the partition plate that divides the body forward and backward, A dehumidifying duct in which exhaust gas generated from the cooking means flows in and rises, and a dehumidifying means disposed in the dehumidifying duct; It is configured in the main body in front of the partition plate, A deodorizing duct in which exhaust gas flowing through the dehumidifying duct flows and descends; a deodorizing means disposed in the deodorizing duct; a blowing means for flowing the exhaust from the cooking means into each duct; An openable / closable door attached to the front surface, and an exhaust duct is formed in the door, and exhaust gas that has passed through the deodorizing duct flows into the exhaust duct from the lower part of the exhaust duct, and the exhaust duct It is characterized by discharging from the upper part of the door.
[0007]
In the kitchen air treatment device of the first aspect of the present invention, the kitchen air treatment device is disposed above the cooking means for cooking food in the kitchen, and processes exhaust from the cooking means, It is configured behind the partition plate that divides the body forward and backward, A dehumidifying duct in which exhaust gas generated from the cooking means flows in and rises, and a dehumidifying means disposed in the dehumidifying duct; It is configured in the main body in front of the partition plate, A deodorizing duct in which exhaust gas flowing through the dehumidifying duct flows and descends; a deodorizing means disposed in the deodorizing duct; and a blowing means for flowing the exhaust from the cooking means into each duct. Therefore, the exhaust such as steam rising from the cooking means is received and sent to the dehumidifying duct by the blowing means, and the moisture in the exhaust can be removed by the dehumidifying means.
[0008]
Thereby, even in a situation where the exhaust from the cooking means cannot be discharged outside the kitchen, the kitchen is not filled with moisture. Further, since the odor component contained in the moisture is removed at the same time, a certain degree of deodorization is possible, and the work environment in the kitchen can be generally maintained well.
[0009]
In addition, by supplying the exhaust from the cooking means to the deodorizing duct by the blower means, it becomes possible to remove the odor generated especially when cooking with a fryer, a griddle, etc. by the deodorizing means, and the work environment is reduced. It will be possible to improve further.
[0010]
Furthermore, in the invention of claim 1, an openable / closable door attached to the front surface of the main body is provided, and an exhaust duct is formed in the door, and exhaust gas passing through the deodorizing duct is discharged from the lower portion of the exhaust duct. By flowing into the duct and discharging from the upper part of the door through the exhaust duct, the exhaust can be efficiently discharged without disturbing the airflow above the cooking means.
[0011]
Further, since the dehumidifying duct and the deodorizing duct are arranged as described above, the apparatus itself can be made compact. Even in such a case, the exhaust discharged from the deodorizing duct can be discharged from the upper part of the main body by the exhaust duct formed in the door.
[0012]
Furthermore, by opening the door, the deodorizing means in the main body can be replaced, and maintenance workability is improved.
[0013]
The cooking apparatus of the invention of claim 2 comprises cooking means for cooking food, and an air processing unit disposed above the cooking means for processing exhaust from the cooking means, The air treatment unit It is configured behind the partition plate that divides the body forward and backward, A dehumidifying duct in which exhaust gas generated from the cooking means flows in and rises, and a dehumidifying means disposed in the dehumidifying duct; It is configured in the main body in front of the partition plate, A deodorizing duct in which exhaust gas flowing through the dehumidifying duct flows and descends; a deodorizing means disposed in the deodorizing duct; a blowing means for flowing the exhaust from the cooking means into each duct; An openable / closable door attached to the front surface, and an exhaust duct is formed in the door, and exhaust gas that has passed through the deodorizing duct flows into the exhaust duct from the lower part of the exhaust duct, and the exhaust duct It is characterized by discharging from the upper part of the door.
[0014]
The cooking apparatus of the invention of claim 2 comprises cooking means for cooking food, and an air processing unit disposed above the cooking means for processing exhaust from the cooking means, The air treatment unit It is configured behind the partition plate that divides the body forward and backward, A dehumidifying duct in which exhaust gas generated from the cooking means flows in and rises, and a dehumidifying means disposed in the dehumidifying duct; It is configured in the main body in front of the partition plate, A deodorizing duct in which exhaust gas flowing through the dehumidifying duct flows and descends; a deodorizing means disposed in the deodorizing duct; and a blowing means for flowing the exhaust from the cooking means into each duct. Therefore, exhaust such as steam generated from the cooking means can be sent to the dehumidifying duct by the blowing means, and moisture in the exhaust can be removed by the dehumidifying means.
[0015]
Thereby, even in a situation where the exhaust from the cooking means cannot be discharged outside the kitchen, the kitchen will not be filled with moisture. Further, since the odor component contained in the moisture is also removed at the same time, a certain degree of deodorization is possible, and the work environment in the kitchen can be generally maintained well.
[0016]
In addition, by supplying the exhaust from the cooking means to the deodorizing duct by the blower means, it becomes possible to remove the odor generated especially when cooking with a fryer, a griddle, etc. by the deodorizing means, and the work environment is reduced. It will be possible to improve further.
[0017]
Furthermore, in the invention of claim 2, an openable / closable door attached to the front surface of the main body is provided, and an exhaust duct is formed in the door, and the exhaust gas passing through the deodorizing duct is discharged from the lower portion of the exhaust duct. By flowing into the duct and discharging from the upper part of the door through the exhaust duct, the exhaust can be efficiently discharged without disturbing the airflow above the cooking means.
[0018]
Further, since the dehumidifying duct and the deodorizing duct are arranged as described above, the apparatus itself can be made compact. Even in such a case, the exhaust discharged from the deodorizing duct can be discharged from the upper part of the main body by the exhaust duct formed in the door.
[0019]
Furthermore, by opening the door, the deodorizing means in the main body can be replaced, and maintenance workability is improved.
[0020]
The kitchen air treatment device or cooking device according to the invention of claim 3 is characterized in that, in the above, there is provided an auxiliary air blowing means for supplying the exhaust gas having passed through the deodorizing duct to the exhaust duct.
[0021]
In the invention of claim 3, in addition to the above, auxiliary air blowing means for feeding the exhaust through the deodorizing duct to the exhaust duct is provided, so that the exhaust from the deodorizing duct is smoothly fed to the exhaust duct. Therefore, it is possible to avoid that the exhaust gas stays in the dehumidifying duct and the deodorizing duct and the processing efficiency of the exhaust gas is reduced.
[0022]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a kitchen air treatment apparatus or cooking apparatus according to any of the above-described inventions, wherein the deodorizing duct is opened at the front surface of the main body, and a partition wall is provided for opening and closing the opening. The deodorizing duct and the exhaust duct are communicated with each other at a communicating portion whose periphery is sealed with the door closed.
[0023]
In the invention of claim 4, in each of the above-mentioned inventions, the deodorizing duct is opened in the front surface of the main body, and a partition wall is provided for sealing the opening so as to be openable and closable. The air duct and the exhaust duct are communicated with each other through a communicating part that is sealed with the door closed. By opening the door and opening the openable partition, the deodorizing means inside the main body can be easily Can be exchanged. Also in such a configuration, by closing the partition wall and closing the door, the exhaust gas discharged from the deodorizing duct passes through the communicating portion, and is sent to the exhaust duct without leaking to the other. Will be able to.
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. 1 is a front view of a cooking device S provided with an air treatment unit 1 as a kitchen air treatment device of the present invention, FIG. 2 is a longitudinal side view of the cooking device S, and FIG. 3 is a partially enlarged sectional view of the cooking device S. FIG. 4 is a front view of the air treatment unit 1 with the door 2 removed. In each figure, the cooking device S is installed in a kitchen of a hotel, restaurant, fast food store, etc., and a fryer 5 as a cooking means, a cooling device 6 as a dehumidifying means, on a substantially vertically long exterior frame 4, A blower 7 as a blowing means composed of a sirocco fan, a deodorizer 9 as a deodorizing means, and the like are assembled to form an integral unit.
[0025]
The approximate center of the exterior frame 4 is a work area 4C that is recessed on the back side and the front and left and right surfaces are open. The upper surface of the work area 4C is a hood portion 4D that has a high center and is substantially curved. The fryer 5 is arranged at the lower part of the work area 4C and has a height near the operator's waist. The fryer 5 is a metal fryer 5A having an opening on the top surface that has a capacity that can accommodate all the ingredients such as potatoes, and the eddy current flows through the fryer 5A to generate heat to heat the oil in the fryer 5A. In the embodiment, two units are attached to the left and right. In addition, a machine room 4A is formed in the lower part of the exterior frame 4, and a compressor 10 and a condenser 11 constituting a known refrigerant cycle of the cooling device 6 are installed in the machine room 4A. The compressor 10 is assumed to be connected to a control device 50 described later in detail.
[0026]
On the other hand, on the upper side in the upper portion 4B of the exterior frame 4, there is a predetermined distance from the back surface portion 4E that forms the back surface of the exterior frame 4. Heat insulation box 12 constituting the main body of the air treatment unit 1 Between the back surface portion 4E and the heat insulation box body 12 and between the back surface portion 4E and the back plate 4F formed from the lower end of the heat insulation box body 12 to the machine room 4A. A series of rear ducts 15 are formed that open upward and communicate with the machine room 4A. For this reason, the waste heat in the machine room 4 </ b> A can rise up the back duct 15 and be discharged to the outside from above the cooking apparatus S. Moreover, the waste heat discharged | emitted from the upper direction of the cooking apparatus S can be normally discharged | emitted from the general ventilation opening provided in the ceiling surface of a kitchen, etc. outside a kitchen.
[0027]
The heat insulation box 12 is opened forward and downward, and a partition plate 16 that divides the heat insulation box 12 forward and backward is provided in the heat insulation box 12. Thereby, a dehumidifying duct 17 is formed behind the partition plate 16, and a deodorizing duct 18 is formed in front of the partition plate 16. In addition, this partition plate 16 shall be formed open in the upper part of the heat insulation box 12 so that the dehumidification duct 17 and the deodorizing duct 18 may be connected.
[0028]
A fin tube type cooler (cooling means) 13 constituting the refrigerant cycle of the cooling device 6 is housed and installed in the rear part of the heat insulating box 12, that is, below the dehumidifying duct 17. A fin tube type auxiliary condenser (heating means) 14 that also constitutes the refrigerant cycle of the cooling device 6 is housed and installed. A drain receiver 32 is provided below the cooler 13 at the lower back of the heat insulating box 12. The drain receiver 32 allows water received in the drain receiver 32 to be discharged to the outside. A drain hose 33 for discharging is connected.
[0029]
In the heat insulating box 12 on the upper side of the auxiliary condenser 14, the blower 7 for supplying the exhaust in the dehumidifying duct 17 into the deodorizing duct 18 is housed and installed. The blower 7 is connected to the control device 50. The deodorizer 9 is housed and installed in the front side of the heat insulating box 12, that is, in the deodorizing duct 18. The deodorizer 9 includes, for example, a plurality of porous deodorizing filters 9A containing, for example, activated carbon molded in a substantially V shape, and each deodorizing filter 9A can be inserted and removed from the front. Each deodorizing filter 9A is assumed to be independently replaceable.
[0030]
Furthermore, the deodorizer 9 is provided with a deodorizing filter differential pressure sensor 52 for detecting the differential pressure between the upstream air side and the downstream air side (only FIG. 3 is shown), and the difference for the deodorizing filter. It is assumed that the pressure sensor 52 is connected to the control device 50.
[0031]
In addition, a partition wall 22 is provided on the front surface of the heat insulating box 12 to seal the front opening in an openable and closable manner. An exhaust communication portion 28 is formed below the partition wall 22 so as to correspond to the lower part of the deodorizer 9 of the deodorizing duct 18 formed in the heat insulating box 12 (in FIG. 4, the partition wall 22 is provided). It is not shown as a dotted line.) The exhaust communication portion 28 is provided with an auxiliary blower 31 as auxiliary blower means including a propeller fan for supplying air in the deodorizing duct 18 into an exhaust duct 25 described later. The auxiliary blower 31 is also connected to the control device 50.
[0032]
Furthermore, in front of the partition wall 22, an air treatment unit 1 located at the upper part of the outer case 4. Front A door 2 is provided to be opened and closed. The door 2 is hollow inside, and an exhaust duct 25 is formed in the door 2. A plurality of exhaust ports 26 are formed in the upper front part of the door 2, and the exhaust in the heat insulating box 12 is exhausted through the exhaust communication part 28 of the partition wall 22 in the lower rear part of the door 2. A suction port 27 for inflow or suction into the duct 25 is formed. At this time, a packing 29 as a seal member is provided on the rear surface of the door 2 or the front surface of the partition wall 22 and the peripheral portion of the suction port 27 in a state where the door 2 is closed. And the packing 30 for sealing the peripheral part of the exhaust communication part 28 is provided.
[0033]
Thus, when replacing the deodorizing filter 9A in the deodorizing duct 18, the door 2 is opened and the partition wall 22 is opened, so that the deodorizing filter 9A can be easily replaced from the front of the heat insulating box 12. Can do. Therefore, the maintenance workability of the deodorizing filter 9A is improved and the convenience is improved.
[0034]
On the other hand, an intake port 19 is formed on the back side of the hood portion 4D (the upper back side of the fryer 5) located at the upper portion of the work area 4C and faces the work area 4C. A grease filter 20 (oil removing means) is attached that is positioned from the front end to the rear end of the dehumidifying duct 17 and is inclined downward from the front to the rear. The grease filter 20 has a net shape for adhering and removing oil mist. It is assumed that an oil receiver 34 for receiving oil (oil content) attached to the grease filter 20 is provided at the lower end of the grease filter 20.
[0035]
Further, as shown in FIG. 3, an air guide plate 35 is detachably attached to the downstream side of the grease filter 20, that is, above the grease filter 20 and on the lower surface of the drain receiver 32 with screws 41. ing. The air guide plate 35 is provided opposite to the mounting surface of the grease filter 20 so as to cover a corner portion formed across the drain receiver 32 and the back surface of the outer case 4 in the lower back portion of the heat insulating box 12. It is done.
[0036]
At this time, the air guide plate 35 is formed with a bent surface having an obtuse angle so as not to form a narrowed portion formed by the bent portion forming an acute angle, and the lower surface of the drain receiver 32 and the rear surface of the outer case 4. It is assumed that they can be brought into contact with each other via a screw 41. In the present embodiment, the bent surface forms an obtuse angle, but other than this, a curved surface may be used. Further, the lower end of the air guide plate 35 faces the oil receiver 34 or is in contact therewith.
[0037]
A suction port 21 is formed in the lower part of the dehumidifying duct 17 at a position corresponding to the upper side of the intake port 19 and in front of the drain receiver 32.
[0038]
The grease filter 20 is provided with a grease filter differential pressure sensor 53 for detecting a differential pressure between the air upstream side and the air downstream side (only FIG. 3 is shown). It is assumed that the pressure sensor 53 is connected to the control device 50.
[0039]
On the other hand, an illumination (fluorescent lamp) 38 is attached to the hood portion 4D of the work area 4C. Below the illumination 38, titanium oxide (TiO 2) is coated so as to cover the lower surface of the illumination 38. ₂ It is assumed that a translucent illumination cover 39 is provided.
[0040]
As a result, when the illumination 38 is turned on, the titanium oxide of the illumination cover 39 can form a hydrophilic film by the UV emitted from the illumination 38, and oil and dust adhering to the surface of the illumination cover 39 can be formed. Etc. can be easily wiped away. Thereby, cleaning workability | operativity improves and the convenience improves.
[0041]
In FIG. 1, reference numeral 54 denotes a deodorizing filter alarm lamp, and reference numeral 55 denotes a grease filter alarm lamp. 2 and 3, reference numeral 40 denotes a dehumidifying duct 17 and a deodorizing unit which sequentially reach the exhaust communication part 28 through the cooler 13, the condenser 14, the blower 7 and the deodorizer 9 in the heat insulating box 12. This is a fan casing for constituting the duct 18.
[0042]
Next, the control device 50 will be described with reference to FIG. The control device 50 is constituted by a general-purpose microcomputer incorporating a timer 51 as time limit means. Further, the deodorizing filter differential pressure sensor 52 and the grease filter differential pressure sensor 53 are connected to the input side of the control device 50, and the compressor 10, the blower 7, and the auxiliary are connected to the output side. It is assumed that the blower 31, the deodorizing filter alarm lamp 54, and the grease filter alarm lamp 55 are connected.
[0043]
Next, the operation of the cooking apparatus S with the above configuration will be described. When the control device 50 operates the compressor 10, the blower 7, and the auxiliary blower 31 of the cooling device 6, the auxiliary condenser 14 exerts a heating action, the cooler 13 exerts a cooling action, and from the suction port 21. The air is sucked into the dehumidifying duct 17 in the heat insulating box 12 and sequentially passes through the cooler 13, the auxiliary condenser 14, the blower 7, the deodorizer 9 in the deodorizing duct 18, the auxiliary blower 31, and the exhaust duct 15 in the door 2. Thus, a flow of air discharged from the exhaust port 26 to the outside of the cooking apparatus S is formed.
[0044]
On the other hand, exhaust gas containing a large amount of moisture (steam), oil mist, and odor rises from the fryer 5 toward the hood portion 4D of the work area 4C and is sucked into the intake port 21 on the upper back side. The oil mist in the exhaust sucked into the intake port 21 is adhered and removed in the process of passing through the grease filter 20. A part of the exhaust gas that has passed through the grease filter 20 is guided to the air inlet 21 by the air guide plate 35. At this time, the oil (oil component) in the exhaust gas that could not be removed by the grease filter 20 is attached to and removed from the air guide plate 35. The oil (oil) attached to the grease filter 20 and the oil (oil) attached to the air guide plate 35 are collected in an oil receiver 34 attached to the lower end of the grease filter 20 and discarded.
[0045]
Here, the air guide plate 35 covers the corner portion constituted by the drain receiver 32 and the back surface of the outer case 4 in the lower back portion of the heat insulating box 12 as described above, and does not form a constricted portion. Since the bent surface or curved surface forming an obtuse angle is formed, it is possible to prevent oil or dust from adhering to narrow corner portions. Moreover, since the air guide plate 35 to which oil, dust or the like adheres is detachable, the air guide plate 35 can be easily cleaned and can be easily cleaned.
[0046]
The exhaust gas that has passed through the grease filter 20 as described above is sucked into the dehumidifying duct 17 of the heat insulating box 12 from the suction port 21 and eventually reaches the cooler 13. Since the exhaust gas that has reached the cooler 13 is cooled while passing through the cooler 13, moisture (water) contained in the exhaust gas becomes dew and adheres to the surface of the cooler 13. As a result, the exhaust is dehumidified. The exhaust gas adhering to the cooler 13 is received by the drain receiver 32 and discarded to the outside through the drain hose 33.
[0047]
The exhaust gas after being dehumidified by the cooler 13 reaches the auxiliary condenser 14 and is heated in the process of passing therethrough, so that the relative humidity of the exhaust gas decreases. The exhaust gas with reduced relative humidity reaches the deodorizer 9 in the deodorizing duct 18 through the blower 7, and the odor components contained in the exhaust gas are adsorbed in the process of passing through the deodorizing filter 9A.
[0048]
The exhaust communication port 27 formed in the lower part of the partition wall 22 and the suction port 27 formed in the door 2 communicate with each other with the door 2 closed and sealed with the partition wall 22 by the packings 29 and 30. The exhaust gas that has passed through the deodorizer 9 is smoothly fed into the exhaust duct 25 by the auxiliary blower 31 through the exhaust communication port 27 and the suction port 27 without causing any other leakage. The exhaust gas flowing into the exhaust duct 25 rises in the exhaust duct 25 and is finally blown out from the exhaust port 26 to the outside of the device S (inside the kitchen).
[0049]
Here, in this embodiment, since the auxiliary blower 31 is provided, it is possible to prevent the exhaust gas from staying in the dehumidification duct 17 and the deodorization duct 18, so that the exhaust process is performed efficiently. Will be able to. In this embodiment, the auxiliary blower 31 is provided as described above. However, since the dehumidifying duct 17 and the deodorizing duct 18 are configured to communicate with the exhaust duct 25, the auxiliary blower 31 is provided. Even if not, the exhaust in the dehumidifying duct 17 and the deodorizing duct 18 can be exhausted from the exhaust duct 25.
[0050]
At this time, since the dehumidifying duct 17 and the deodorizing duct 18 are arranged as described above, the exhaust from the exhaust port 26 does not flow into the work area 4C while reducing the size of the apparatus itself. The air can be blown out of the apparatus S (inside the kitchen) from an exhaust port 26 formed in the upper part of the door 2. For this reason, exhaust can be efficiently discharged without disturbing the airflow in the work area 4C. Further, the exhaust from the fryer 5 can smoothly flow into the air processing unit 1 from the air inlet 21 formed above the work area 4C, and the exhaust processing efficiency is improved.
[0051]
In this way, in the cooking apparatus S of the present embodiment, individual circulation ventilation is performed in which the exhaust from the fryer 5 is sucked, dehumidified by the cooler 13 and discharged into the kitchen. Even in an installation situation where exhaust cannot be discharged outside the kitchen, the kitchen will not be filled with moisture. Moreover, since the odor component contained in the steam rising from the fryer 5 is also removed at this time, it is also deodorized at this stage.
[0052]
And since exhaust_gas | exhaustion is sent to the duct 18 for deodorization provided with the deodorizer 9, the odor produced when cooking with a fryer 5 or a griddle like an Example can be removed with this deodorizer 9. FIG. The work environment in the kitchen can be further improved.
[0053]
Further, a condenser 14 is disposed between the deodorizer 9 on the downstream side of the air of the cooler 13, and the low-temperature exhaust gas after the moisture is condensed and adhered to the surface of the cooler 13 is heated by the condenser 14. Therefore, the exhaust gas having a lower relative humidity is supplied to the deodorizer 9. As a result, it is possible to avoid the inconvenience that moisture enters the deodorizer 9 made of porous activated carbon and the deodorizing action is lowered due to moisture.
[0054]
Next, notification of the maintenance time of the deodorizer 9 will be described. For example, the operation time of the compressor 10 is counted by a timer 51 provided in the control device 50, and it is determined whether or not the operation is performed for a predetermined time set in advance. If the deodorizing filter 9 </ b> A is clogged and operated for a predetermined time or longer, it is considered that the deodorizing ability has been lowered, and the fact that the maintenance requirement is satisfied is output to the control device 50. At the same time, the control device 50 always monitors the deodorizing filter differential pressure sensor 52 while the cooking apparatus S is operating, and determines whether or not the pressure difference is within a predetermined differential pressure set in advance. And when it becomes more than a predetermined differential pressure, clogging of the deodorizing filter 9A occurs, it is considered that the deodorizing ability is lowered, and the fact is output to the control device 50 as satisfying the necessary maintenance conditions.
[0055]
When either one of the output of the timer 51 or the output of the deodorizing filter differential pressure sensor 52 receives an output that the maintenance requirement is satisfied, the control device 50 turns on the alarm lamp 54 for the deodorizing filter. Then, the user is urged to perform replacement maintenance or cleaning maintenance of the deodorizing filter 9A.
[0056]
Thereby, the maintenance time of the deodorizing filter 9A can be notified by lighting the deodorizing filter alarm lamp 54 without directly viewing the deodorizing filter 9A, and the maintenance work can be simplified. Further, the deodorizing filter 9A can be replaced by replacing the deodorizing filter 9A by turning on the deodorizing filter alarm lamp 54, so that the exhaust gas can be deodorized in a comfortable state of use.
[0057]
On the other hand, the notification of the maintenance time of the grease filter 20 will be described. For example, the operation time of the compressor 10 is counted by a timer 51 provided in the control device 50, and it is determined whether or not the operation is performed for a predetermined time set in advance. If the oil filter 20 has been operated for a predetermined time or more, it is considered that the grease filter 20 is severely contaminated with oil and the oil removal capability is lowered, and the fact is output to the control device 50 that the maintenance requirement is satisfied. At the same time, the control device 50 always monitors the grease filter differential pressure sensor 53 during operation of the cooking apparatus S to determine whether or not the pressure difference is within a predetermined differential pressure set in advance. When the pressure difference becomes equal to or higher than the predetermined pressure, it is considered that the grease filter 20 is severely contaminated with oil and the oil removing capability is lowered, and the fact is output to the control device 50 that the maintenance requirement is satisfied.
[0058]
When either one of the output of the timer 51 or the output of the differential pressure sensor 53 for grease filter receives an output that the maintenance requirement is satisfied, the control device 50 turns on the alarm lamp 55 for grease filter. Then, the user is urged to perform replacement maintenance or cleaning maintenance of the grease filter 20.
[0059]
Thereby, the maintenance time of the grease filter 20 can be notified by lighting the grease filter alarm lamp 55 without directly viewing the grease filter 20, and the maintenance work can be simplified. Further, by exchanging the grease filter 20 by turning on the grease filter alarm lamp 55, the oil removal process of the exhaust gas can always be performed in a comfortable use state.
[0060]
In the present embodiment, the cooking apparatus S in which the fryer 5 as the cooking means and the air treatment unit 1 are integrally formed has been described as an example. However, the air treatment unit 1 is provided separately from the cooking means. Even when configured as an air treatment device, the same effect is obtained.
[0061]
In the present embodiment, the cooking device S is configured such that the upper part of the outer case 4 constituting the air treatment unit 1 and the lower part of the outer case 4 constituting the cooking means (flyer 5) are integrally formed. In addition to this, in order to facilitate conveyance at the time of carrying in, it may be configured to be vertically separable. In such a case, the refrigerant pipe (not shown) constituting the cooling device 6 can be easily connected by a valve or the like.
[0062]
In the above embodiment, the fryer 5 has been described as an example of cooking means. However, the present invention is not limited to this, and the present invention can be applied to various cookers used in restaurants and fast food restaurants. Moreover, although the condenser (auxiliary condenser) of the cooling device was used as the heating means, the exhaust gas may be heated with an electric heater.
[0063]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the kitchen air treatment device of the first aspect of the present invention, the kitchen is disposed above the cooking means for cooking food in the kitchen, and the exhaust from the cooking means is processed. It is configured behind the partition plate that divides the body forward and backward, A dehumidifying duct in which exhaust gas generated from the cooking means flows in and rises, and a dehumidifying means disposed in the dehumidifying duct; It is configured in the main body in front of the partition plate, A deodorizing duct in which exhaust gas flowing through the dehumidifying duct flows and descends; a deodorizing means disposed in the deodorizing duct; and a blowing means for flowing the exhaust from the cooking means into each duct. Therefore, the exhaust such as steam rising from the cooking means is received and sent to the dehumidifying duct by the blowing means, and the moisture in the exhaust can be removed by the dehumidifying means.
[0064]
Thereby, even in a situation where the exhaust from the cooking means cannot be discharged outside the kitchen, the kitchen is not filled with moisture. Further, since the odor component contained in the moisture is removed at the same time, a certain degree of deodorization is possible, and the work environment in the kitchen can be generally maintained well.
[0065]
In addition, by supplying the exhaust from the cooking means to the deodorizing duct by the blower means, it becomes possible to remove the odor generated especially when cooking with a fryer, a griddle, etc. by the deodorizing means, and the work environment is reduced. It will be possible to improve further.
[0066]
Furthermore, in the invention of claim 1, an openable / closable door attached to the front surface of the main body is provided, and an exhaust duct is formed in the door, and exhaust gas passing through the deodorizing duct is discharged from the lower portion of the exhaust duct. By flowing into the duct and discharging from the upper part of the door through the exhaust duct, the exhaust can be efficiently discharged without disturbing the airflow above the cooking means.
[0067]
Further, since the dehumidifying duct and the deodorizing duct are arranged as described above, the apparatus itself can be made compact. Even in such a case, the exhaust discharged from the deodorizing duct can be discharged from the upper part of the main body by the exhaust duct formed in the door.
[0068]
Furthermore, by opening the door, the deodorizing means in the main body can be replaced, and maintenance workability is improved.
[0069]
According to the cooking apparatus of the second aspect of the present invention, the cooking device includes cooking means for cooking food, and an air processing unit that is disposed above the cooking means and that processes exhaust from the cooking means. The air treatment unit It is configured behind the partition plate that divides the body forward and backward, A dehumidifying duct in which exhaust gas generated from the cooking means flows in and rises, and a dehumidifying means disposed in the dehumidifying duct; It is configured in the main body in front of the partition plate, A deodorizing duct in which exhaust gas flowing through the dehumidifying duct flows and descends; a deodorizing means disposed in the deodorizing duct; and a blowing means for flowing the exhaust from the cooking means into each duct. Therefore, exhaust such as steam generated from the cooking means can be sent to the dehumidifying duct by the blowing means, and moisture in the exhaust can be removed by the dehumidifying means.
[0070]
Thereby, even in a situation where the exhaust from the cooking means cannot be discharged outside the kitchen, the kitchen is not filled with moisture. Further, since the odor component contained in the moisture is removed at the same time, a certain degree of deodorization is possible, and the work environment in the kitchen can be generally maintained well.
[0071]
In addition, by supplying the exhaust from the cooking means to the deodorizing duct by the blower means, it becomes possible to remove the odor generated especially when cooking with a fryer, a griddle, etc. by the deodorizing means, and the work environment is reduced. It will be possible to improve further.
[0072]
Furthermore, in the invention of claim 2, an openable / closable door attached to the front surface of the main body is provided, and an exhaust duct is formed in the door, and the exhaust gas passing through the deodorizing duct is discharged from the lower portion of the exhaust duct. By flowing into the duct and discharging from the upper part of the door through the exhaust duct, the exhaust can be efficiently discharged without disturbing the airflow above the cooking means.
[0073]
Further, since the dehumidifying duct and the deodorizing duct are arranged as described above, the apparatus itself can be made compact. Even in such a case, the exhaust discharged from the deodorizing duct can be discharged from the upper part of the main body by the exhaust duct formed in the door.
[0074]
Furthermore, by opening the door, the deodorizing means in the main body can be replaced, and maintenance workability is improved.
[0075]
According to the third aspect of the invention, in addition to the above, there is provided auxiliary air blowing means for feeding the exhaust gas that has passed through the deodorizing duct to the exhaust duct, so that the exhaust gas from the deodorizing duct can be smoothly sent to the exhaust duct. It is possible to prevent the exhaust gas from staying in the dehumidifying duct and the deodorizing duct and reducing the processing efficiency of the exhaust gas.
[0076]
According to the invention of claim 4, in each of the above inventions, the deodorizing duct is opened in the front surface of the main body, the partition for sealing the opening is opened and closed, and the exhaust duct is configured in a door that is hollow inside. Since the deodorizing duct and the exhaust duct are communicated with each other through a communication portion whose periphery is sealed with the door closed, the deodorizing means in the main body is opened by opening the door and opening the openable / closable partition. It can be easily exchanged. Also in such a configuration, by closing the partition wall and closing the door, the exhaust gas discharged from the deodorizing duct passes through the communicating portion, and is sent to the exhaust duct without leaking to the other. Will be able to.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a cooking apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a vertical side view of the cooking apparatus.
FIG. 3 is a partially enlarged sectional view of the cooking apparatus.
FIG. 4 is a front view showing a state in which a door of the air treatment unit is removed.
FIG. 5 is an electric block diagram of a control device.
[Explanation of symbols]
S Cooking device
1 Air treatment section
2 doors
4 exterior frame
4A machine room
4C work area
4D food section
5 Flyer
6 Cooling device
7 Blower
9 Deodorizer
9A Deodorizing filter
12 Insulation box
13 Cooler
17 Dehumidification duct
18 Deodorizing duct
19 Inlet
20 Grease filter
21 Suction port
25 Exhaust duct
26 Exhaust vent
27 Suction port
28 Exhaust communication part
29, 30 Packing
31 Auxiliary blower

Claims

In a kitchen air treatment device disposed above a cooking means for cooking food in a kitchen and treating exhaust from the cooking means,
A dehumidifying duct that is configured behind the partition plate that divides the main body into the front and the back and that rises when exhaust generated from the cooking means flows in;
Dehumidifying means disposed in the dehumidifying duct;
The partition plate is configured in said body in front of the deodorizing duct exhaust gas through the duct wherein the dehumidification drops from flowing,
Deodorizing means disposed in the deodorizing duct;
Air blowing means for flowing exhaust from the cooking means into the ducts;
An openable and closable door attached to the front surface of the main body,
An exhaust duct is configured in the door, and exhaust gas that has passed through the deodorizing duct is caused to flow into the exhaust duct from the lower portion of the exhaust duct and is discharged from the upper portion of the door through the exhaust duct. A kitchen air treatment device.

In a cooking apparatus comprising cooking means for cooking food, and an air processing unit disposed above the cooking means and processing exhaust from the cooking means,
The air treatment unit is
A dehumidifying duct that is configured behind the partition plate that divides the main body into the front and the back and that rises when exhaust generated from the cooking means flows in;
Dehumidifying means disposed in the dehumidifying duct;
The partition plate is configured in said body in front of the deodorizing duct exhaust gas through the duct wherein the dehumidification drops from flowing,
Deodorizing means disposed in the deodorizing duct;
Air blowing means for flowing exhaust from the cooking means into the ducts;
An openable and closable door attached to the front surface of the main body,
An exhaust duct is configured in the door, and exhaust gas that has passed through the deodorizing duct is caused to flow into the exhaust duct from the lower portion of the exhaust duct and is discharged from the upper portion of the door through the exhaust duct. And cooking equipment.

The kitchen air treatment device or cooking device according to claim 1 or 2, further comprising auxiliary air blowing means for supplying the exhaust gas that has passed through the deodorizing duct to the exhaust duct.

The deodorizing duct opens at the front of the main body,
A partition is provided for sealing the opening so as to be freely opened and closed.
The exhaust duct is configured in the door that is hollow inside,
4. The kitchen air according to claim 1, wherein the deodorizing duct and the exhaust duct are communicated with each other at a communication portion whose periphery is sealed with the door closed. 5. Processing device or cooking device.