JP4151333B2 - 情報提供方法及びシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子通信を管理することに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
呼出しを処理して発呼者にメッセージを送るための、さまざまなデバイスやシステムが存在する。このような従来のデバイス及びシステムの例として、種々の応答装置、音声メールシステム、インタラクティブ音声応答(IVR)システムが挙げられる。被呼者が話し中である場合、あるいは呼出音が所定回数鳴らされた後、被呼者が現在通話できないことを発呼者に通知するメッセージを流すのが一般的である。しかし、このメッセージは、たいていは全ての発呼者に対して流される、一般的なメッセージである。
【0003】
以前は手動でメッセージを送っていたことからすれば、従来技術は進歩であるが、より有効で個人的な情報を発呼者に提供することが強く望まれている。例えば、被呼者と連絡をとるための(携帯電話やポケットベルなどによる)代りの手段が提供されることが望ましいと考えられる。
【0004】
このような情報を発呼者に提供する際の問題の一つは、被呼者が発呼者に対し、個人情報を無差別に提供することを望まない点である。例えば、電話勧誘販売会社にポケットベルの番号を知らせようという被呼者はおそらくいないが、逆に友人、家族、あるいは仕事関係者には知らせたい場合もある。
【0005】
被呼者のプライバシーを保護するため、発呼者との間でやりとりされる情報(相互情報)を選択することが強く望まれている。同時に、選択の基準はあまり固定的でないことが求められる。例えば、被呼者は家屋の修繕を依頼した建設業者のような相手と、一時的に情報のやりとりを行いたい場合がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、トークン情報を利用した種々の電子通信管理方法及びシステムを提供する。本発明のシステム及び方法の種々の実施形態では、より有効で個人的な情報が発呼者に提供される。また、情報を提供する際の少なくとも1つの選択基準を一時的に調節するために用いられるトークンが、発呼者に対して発行され得る。これにより、発呼者はトークンが発行されない場合と比べ、「高レベル」の相互情報へのアクセス権を与えられる。
【0007】
種々の実施形態では、相互情報はインターアクション・マネージャーにより提供される。相互情報は、ネット電話など、ウェブを利用して可能となるデバイスに表示されるか他の方法で呈示されることができる。インターアクション・マネージャーは、上述のトークンを処理し、あるいは発行することができる。
【0008】
この他の種々の実施形態では、インターアクション・スペースには、被呼者の状態を発呼者に通知する可視情報、発呼者が利用できる通信チャネルのリストを発呼者に提供するアクセス可能情報、及び発呼者と被呼者との間で進行中のインターアクションを反映した情報及び行動促進データを含む継続情報、のうち1つあるいはそれ以上を含めることができる。この他の種々の実施形態では、インターアクション・マネージャーは、発呼者と被呼者との関係、及び被呼者の現在の状態に基づき、応答メッセージの少なくとも一部を決定することができる。
【0009】
次に本発明の具体的な態様を以下に述べる。本発明の第1の態様は、要求者から情報要求を受け取るステップと、要求者にトークンが関連付けられているか否かを判断するステップと、要求者にトークンが関連付けられている場合、要求者に対応する情報を識別するために利用される少なくとも1つの情報選択基準を、トークンに基づいて調節するステップと、を含む、情報の要求者に対し、少なくとも1つの選択基準を調節する方法である。第2の態様は、第1の態様において、識別された情報を要求者に提供するステップを更に含む。第3の態様は、第2の態様において、識別された前記情報を提供するステップが、インターアクション情報を要求者に提供する。第4の態様は、第3の態様において、インターアクション情報は、トークンの発行者とのインターアクションの可能性と関連する。第5の態様は、第3の態様において、インターアクション情報は、可視情報、アクセス可能情報、及び継続情報のうち少なくとも1つを含む。第6の態様は、第5の態様において、アクセス可能情報は、トークンの発行者と関連付けられた少なくとも1つのハイパーテキスト・リンクを含む。第7の態様は、第5の態様において、継続情報は、要求者と前記トークンの発行者との間の、過去のインターアクションと関連する。第8の態様は、第5の態様において、インターアクション情報を、インターアクション・スペースとして要求者に呈示するステップを更に含む。第9の態様は、第8の態様において、インターアクション・スペースを、ウェブ利用デバイス上で要求者に表示するステップを更に含む。第10の態様は、第1の態様において、トークンが要求者と関連付けられているか否かを判断するステップが、トークンが存在する場合、要求者と関連付けられたトークンをデータソースから取得する。第11の態様は、第10の態様において、トークンの有効期限満了日を取得するステップを更に含む。第12の態様は、第10の態様において、少なくとも1つの情報選択基準を調節するステップが、有効期限が満了したか否かを判断するステップと、有効期限が満了していない場合、少なくとも1つの選択基準を調節するステップと、を含む。第13の態様は、第10の態様において、要求者と関連付けられたトークンを取得するステップが、トークンをカードから読み出すステップを含む。第14の態様は、第13の態様において、トークンをカードから読み出すステップが、カードリーダを使用してトークンを読み出すステップを含む。第15の態様は、インターアクション要求を受け取る入力インタフェースと、要求者と関連付けられたトークンを識別し、要求者に対応する情報を識別するために利用される少なくとも1つの情報選択基準を、トークンに基づいて調節するコントローラと、を含む、情報の要求者に対し、少なくとも1つの選択基準を調節するシステムである。第16の態様は、第15の態様において、識別された前記情報を要求者に提供する、出力インタフェースを更に含む。第17の態様は、第16の態様において、識別された情報は、要求者のためのインターアクション要求を含む。第18の態様は、第17の態様において、インターアクション情報は、トークンの発行者とのインターアクションの可能性と関連する。第19の態様は、第17の態様において、インターアクション情報は、可視情報、アクセス可能情報、及び継続情報のうち少なくとも1つを含む。第20の態様は、第19の態様において、アクセス可能情報は、前記トークンの発行者と関連付けられた少なくとも1つのハイパーテキスト・リンクを含む。第21の態様は、第19の態様において、継続情報は、要求者とトークンの発行者との間の、過去のインターアクションと関連する。第22の態様は、第19の態様において、出力インタフェースは、インターアクション情報を要求者にインターアクション・スペースとして呈示する。第23の態様は、第22の態様において、出力インタフェースは、インターアクション・スペースを、ウェブを利用して可能となるデバイス上で要求者に表示する。第24の態様は、第15の態様において、コントローラは、トークンの有効期限満了日を取得する。第25の態様は、第24の態様において、コントローラが、有効期限が満了したか否かを判断することにより少なくとも1つの情報選択基準を調節し、また、有効期限が満了していない場合のみ、少なくとも1つの選択基準を調節する。第26の態様は、第15の態様において、トークンが存在する場合、入力インタフェースは、要求者と関連付けられたトークンをデータソースから取得する。第27の態様は、第26の態様において、取得されたトークンは、カードから読み出されることを含む。第28の態様は、第27の態様において、入力インタフェースは、カードリーダを含む。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の上記特徴及び利点、及びこの他の特徴及び利点は、本発明に従ったシステム及び方法の種々の実施形態の詳細な説明において明白となる。
【0011】
添付の図面を参照しながら、本発明の種々の実施形態を詳述する。図面において、同一参照符号は同一要素を表している。
【0012】
相互情報は、さまざまな選択基準に基づいて、特定の相手にだけ提供されることができる。しかも、特定の相手のアクセス権を調節することが好ましい。発呼者に提供される情報の種類や量を決定する際に使用される、少なくとも1つの選択基準を調節するために使用できるアクセストークンが発行され得る。
【0013】
図1は、トークン情報を利用してアクセス権を調節する電子通信管理システム100の一実施形態を表すブロック図である。電子通信システム100は、1つまたはそれより多くの通信機器(例えば、通信機器130)、及び1つまたはそれより多くのインターアクション・マネージャー(例えば、インターアクション・マネージャー180)を含む。システム100の全構成要素は、リンク(例えば、リンク140及び160)によって通信インフラ150と接続されている。
【0014】
通信インフラ150は、リンク140及び160を通じて通信信号を送受できる通信経路を提供することで、通信機器130とインターアクション・マネージャー180との間の通信に便宜を与えている。通信インフラ150は、既知のあるいは将来開発される情報伝達ネットワークを含むことができる。このようなネットワークとして、1つまたはそれより多くのワイド・エリア・ネットワーク、1つまたはそれより多くのローカル・エリア・ネットワーク、1つまたはそれより多くの公衆交換電話ネットワーク、1つまたはそれより多くの無線もしくは有線ネットワーク、1つまたはそれより多くのイントラネット、インターネット、そしてその他の分散型処理ネットワークもしくはシステムなどの、あらゆる組合せが挙げられる。一般に、通信インフラ150は既知のあるいは将来開発されるシステム、コンピュータ・プログラム、あるいはリンク140及び160を介して情報を送受できる構造の任意の組合せとすることができる。
【0015】
リンク140及び160は、通信機器130、通信インフラ150及びインターアクション・マネージャー180間で情報を伝達するための、既知のあるいは将来開発される任意のデバイスまたはシステムとすることができる。その例として、ダイレクト直列/並列ケーブル接続、衛星リンク、ワイヤレス・リンク、ワイド・エリア・ネットワークもしくはローカル・エリア・ネットワークを通じた接続、公衆交換電話ネットワークを通じた接続、イントラネットを通じた接続、インターネットを通じた接続、及びその他の任意の分散型処理ネットワークもしくはシステムを通じた接続が挙げられる。また、リンク140及び160は、さまざまなソフトウェア・システムをリンクする、ソフトウェア・デバイスとしてもよい。一般に、リンク140及び160は、通信機器130及びインターアクション・マネージャー180を通信インフラ150に接続するための、既知のあるいは将来開発される任意のデバイスまたはシステム、コンピュータ・プログラム、あるいは構造とすることができる。
【0016】
種々の実施形態において、通信機器130は、ウェブを利用して可能となる電話(ネット電話)、携帯電話、標準電話、携帯情報端末(PDA)、双方向ポケットベル、ファクシミリ機もしくはプログラム、ネットワーク接続されたパーソナル・コンピュータとすることができる。インターアクション・マネージャー180は通信機器130に応答メッセージを送る。多くの場合、この応答メッセージはインターアクション・スペースとして実施される。図2には、本発明に従ったインターアクション・スペースの実施形態の一例が示されている。
【0017】
本発明で使用されるインターアクション・マネージャー180の種々の例示的実施形態は、米国特許出願番号第09/794,102号(2001年2月28日出願)に開示されている。この特許出願の全内容は、参照によって本明細書中に援用される。
【0018】
インターアクション・マネージャー180は、少なくとも1つの通信機器130と関連付けられた発呼者110に対し、被呼者190とのインターアクトのために使用できる1つまたはそれより多くの通信チャネルの1セットと、被呼者190の現在の状態に関する情報とを提供することができる。発呼者110は、このような情報を得た上で、被呼者190の状態についての自らの解釈に基づいて、どの通信チャネルを使用するかを選択することができる。通信チャネルのリストには、通信を他の機器に向けることのできる、これらの通信機器のアドレスおよび/もしくは位置を示すハイパーテキスト・リンクなどが含まれる。
【0019】
インターアクション・マネージャー180は、図2に示されるインターアクション・スペース200のような、1つまたはそれより多くのパーソナライズされたインターアクション・スペースを生成することができる。1つのインターアクション・スペース200は、インターアクション・スペース200の所有者である被呼者190と、インターアクション・スペース200の使用者である発呼者110との関係を反映する。本発明の方法及びシステムの種々の実施形態では、インターアクション・マネージャー180は、ウェブ・サーバ上に存在するソフトウェア・コンポーネントを有する、分散型システムとして実施される。ソフトウェア・コンポーネントは、他の個人や、1つまたはそれより多くのウェブ・サーバ上に存在する他のインターアクション・マネージャーとインターアクトする。
【0020】
図2は、本発明に従ったインターアクション・スペース200の一実施形態を線図で表したブロック図である。図2に示されるように、インターアクション・スペース200には可視情報210、アクセス可能情報220、継続情報230が含まれる。可視情報210は、被呼者190の状態または状況を発呼者110に通知する。アクセス可能情報220は、被呼者190が発呼者110に対し使用を許可した通信チャネルのリストを発呼者110に提供する。継続情報230は、例えば発呼者110と被呼者190との間で進行中のインターアクションを反映する情報及び行動促進データを含む。但し、継続情報230は必ずしもインターアクション・スペース200に含まれなくてもよい。
【0021】
インターアクション・スペース200は、発呼者110が使用している通信機器130に適した様式で発呼者110に呈示される。種々の実施形態において、インターアクション・スペース200は可視情報210、アクセス可能情報220、及び継続情報230を統合することにより生成される。
【0022】
一般に、通信機器130と関連付けられた発呼者110は、インターアクション・マネージャー180と関連付けられた被呼者190についての情報を相互に参照したり、取得したりすることができる。例えば、ネット電話を利用している発呼者110は、インターアクション・マネージャー180と関連付けられた被呼者190と連絡することができる。この場合、通信インフラ150にはインターネットが含まれる。発呼者110が被呼者190のインターアクション・マネージャー180に接続されると、発呼者110にさまざまな情報が提供され得る。特に、インターアクション・マネージャー180は、図2に示されるインターアクション・スペース200のようなインターアクション・スペースを表示することができる。
【0023】
インターアクション・マネージャー180は、発呼者110と被呼者190との関係、及び被呼者190の現在の状態に基づいて、被呼者190と関連付けられたさまざまな通信機器への1組のリンクなどのパーソナライズされた情報を、発呼者110に提供することができる。例えば、インターアクション・マネージャー180は1つまたはそれ以上のネット電話、電話、ポケットベル、ファクシミリ機、電子メール(Eメール)システム、及びスケジューラ・システムへのリンクを提供することができる。また、インターアクション・マネージャー180は被呼者190へのアクセス可能性に関する情報を、例えば被呼者が重要な会議に参加中であるというメッセージの形で発呼者110に提供することができる。但し、インターアクション・マネージャー180によって表示あるいは別の方法で呈示される情報は、発呼者110と被呼者190との間の、予め定義された関係に基づいたものとすることができる。即ち、被呼者190は、例えば自宅電話番号などの情報を、被呼者190の友人として識別された特定のグループの相手にだけ提供したい場合がある。
【0024】
インターアクション・マネージャー180は、自動番号識別(ANI)、クッキー(cookie)・ファイル、及び種々のバイオメトリクス装置(例えば、指紋識別装置、虹彩走査装置、その他既知のあるいは将来開発される任意のバイオメトリクス装置)などのさまざまな識別技術を用いて、通信機器130と関連付けられた発呼者110の身元を判別することができる。発呼者110の身元が判別されると、インターアクション・マネージャー180は発呼者110のアクセス権に関する適切な情報を決定することができる。
【0025】
このとき、発呼者110にアクセストークンが関連付けられていれば、インターアクション・マネージャー180はこれらの選択基準を調節することができる。アクセストークンは、インターアクション・マネージャー180、または図5に示されるアクセストークン発行画面500のような他のデバイスもしくはシステムによって発行されることができる。アクセストークンは符号化されていてもよく、また認証情報を含んでいてもよい。アクセストークンはインターアクション・マネージャー180が受け取るインターアクション要求に含まれてもよく、これとは別に他のデータソースから入手されてもよい。
【0026】
インターアクション・マネージャー180は、通常の選択基準に基づいて発呼者110のための適切な相互情報を決定し、次にアクセストークンを用いて発呼者に提供される情報の量を調節することができる。例えば、発呼者110はインターアクション・マネージャー180において、被呼者190の友人として登録されていないとする。この場合、この発呼者110は、被呼者190のポケットベルや自宅電話の番号へのリンクの提供を受けることができない。但し、アクセストークンがこの発呼者110に関連付けられていれば、インターアクション・マネージャー180はこの発呼者110に関するアクセスレベルを例えば「低」から「高」に引き上げる。アクセスレベルが調節されれば、この発呼者110は、トークンがない場合と比べ、被呼者190に関してより高段階の情報を得ることをインターアクション・マネージャー180に許可される。インターアクション・マネージャー180はアクセストークンをチェックし、有効期限日を調べることができる。有効期限が満了していなければ、インターアクション・マネージャー180は1つまたはそれより多くの選択基準を調節するのみである。
【0027】
図3及び図4は、発呼者110もしくは被呼者190に対してインターアクション・スペース200を表示することのできるデバイスの2つの例を示している。それぞれの通信機器は任意の発呼者110もしくは被呼者190にインターアクション・スペース200を表示することができるが、インターアクション・スペース200の内容は、特定の発呼者110の身元に応じて異なっていてもよく、また異なるのが一般的である。例えば、図3に示されるように、第1の通信機器301に表示されたインターアクション・スペース200には、被呼者190が全ての発呼者110に提供することのできる一般的なメッセージが含まれている。しかし、図4に示されるように、第2の通信機器302に表示されたインターアクション・スペース200には、特定の発呼者110向けに誂えられた、より詳細で特定性の高い情報が含まれている。第2の通信デバイス302上に表示されたインターアクション・スペース200は、特定の発呼者110向けに誂えることができるため、第2の通信機器302上に表示されたインターアクション・スペース200は、発呼者110と被呼者190間のインターアクションを高めることができる。
【0028】
種々の実施形態において、例えば図4に示されるように、インターアクション・スペース200は特定の発呼者110がアクセスすることを許可された通信チャネルへのリンクを含んでいてもよい。例えば、これらの利用可能な通信チャネルは、特定の発呼者110のシチュエーション及びニーズによりグループ化されてもよく、また、特定の発呼者110のシチュエーション及びニーズに基づくロジカル・インターアクション・チャネルとして示されてもよい。あるいは、発呼者110が利用することのできる1組の通信チャネルは、被呼者190の状態に基づいて決定されてもよい。例えば、被呼者190は会議に出席中には、直通電話がかからないようにすることができる。
【0029】
図5は、被呼者190がさまざまな発呼者110に対してアクセストークンを発行する際、あるいはさまざまな発呼者110にアクセストークンを関連付ける際に使用される、アクセストークン発行画面500の一実施形態である。アクセストークン発行画面500には、発行される特定のトークンを受け取る相手もしくは関連付けられる相手である発呼者110を選択する際に使用される発呼者ハイライト選択メニュー510、アクセスレベルを選択する際に使用されるアクセスレベルハイライト選択メニュー520、及びアクセストークンの有効期限満了日を入力する際に使用される有効期限テキスト入力ボックス530が含まれる。大抵の場合、ユーザはハイライト選択メニュー510、520及びテキスト入力ボックス530の各々から1つの項目を選択することを要求されるが、要求されない場合もある。
【0030】
操作モードの一例において、アクセストークン発行画面500はある発呼者110と関連付けられた識別子を受け取ることができる。図5に示されるように、ユーザは発呼者ハイライト選択メニュー510の中から「サル屋根工事会社」をハイライトした。更に、アクセスレベル選択メニュ−520の中から「高」を選択し、テキスト入力ボックス530に有効期限満了日を入力した。適切な情報がアクセストークン発行画面500に入力されると、この情報は指示された発呼者110用のアクセストークンを作るために使われる。この例では、アクセスレベルが高で、有効期限満了日が2001年2月15日であるアクセストークンが、サル屋根工事会社に対して発行され、あるいは関連付けられる。これにより、発呼者110がサル屋根工事会社であると識別されれば、有効期限満了日までの間、被呼者190からの相互情報を最も高いアクセスレベルで受け取ることができる。
【0031】
アクセストークン発行画面500では、選択メニューとテキスト入力ボックスを使用したが、発呼者の身元、アクセスレベル、及びトークンの有効期限満了日などの種々のパラメータの選択は、多数のグラフィカル・ユーザ・インタフェース選択装置、チェックボックス、ボタン、リストボックス、ポップアップもしくはドロップダウンマーク、テキスト入力ボックス、及びオペレータがアクセス可能な既知のあるいは将来開発されるインタフェースなどのさまざまなデバイスを用いて行うことができる。また、アクセストークン発行画面500は、上述のデバイスに加えて、あるいはその代わりとして、本発明の趣旨及び範囲から逸脱しない範囲で、コマンドライン・インタフェース、タッチ感応ディスプレイ、キーボード、及びボタンやノブといった多数の機械的選択デバイスなどのトークン情報を受け取り、あるいは定義することのできる任意のデバイスを含むことができる。
【0032】
図6は、アクセストークンに対応するデータ構造600の一実施形態を示す。データ構造600は、発呼者IDフィールド610、被呼者IDフィールド620、アクセスレベルフィールド630、及び有効期限満了日フィールド640を含む。詳細には、発呼者IDフィールド610に記憶されている発呼者IDは、例えば発呼者110と関連付けられたURLや電話番号とすることができる。同様に、被呼者IDフィールド620に記憶されている被呼者IDは、被呼者190と関連付けられたURLや電話番号とすることができる。更に、アクセスレベルフィールド630に記憶されたアクセスレベルは、発呼者110に与えられるアクセスレベルを特定するコードや他の識別子を含むことができる。最後に、有効期限満了日フィールド640に記憶された有効期限満了日は、アクセストークンの有効期限が満了する日付を含むことができる。有効期限満了日フィールド640に記憶された有効期限満了日は、アクセストークンの有効期限が満了する日付のみならず、時/分/秒まで含むことができる。更に、有効期限満了日フィールド640に記憶された有効期限満了日のフォーマットは、このような情報を表示するための既知のあるいは将来開発される任意のフォーマットとすることができる。
【0033】
アクセストークン600は、データベースもしくは他のファイルシステムに記憶されたり、適切な磁気カードリーダで読み取ることができる磁気カードに記憶されたり、紙などの適切な媒体上に印刷されたり、あるいはバーコードリーダもしくはスキャナで読み取ることのできるバーコードとして印刷されたりすることができる。一般に、アクセストークン情報がデータ構造600に記憶される際の記憶形態は、本発明の趣旨及び範囲から逸脱しない範囲で、設計上の選択として変更することができる。
【0034】
動作中、図5に示されるアクセストークン発行画面500は、被呼者190が入力した情報を用いてアクセストークンを作成することができる。例えば、被呼者190が発呼者ハイライト選択メニュー510からサル屋根工事会社を選択すると、選択された発呼者に関連付けられる適切な識別子が作成され、発呼者IDフィールド610に記憶される。また、被呼者190のインターアクション・マネージャー180と関連付けられた識別子から、被呼者IDフィールド620に記憶される被呼者IDが作成され得る。更に、レベル選択ハイライトメニュー520から選択されるアクセスレベルから、アクセスレベルフィールド630に記憶されるアクセスレベルデータが作成され得る。そして、テキスト入力ボックス530に入力された有効期限満了日から、有効期限満了日フィールド640に記憶される有効期限満了日が作成され得る。
【0035】
図7は、複数の既知の発呼者110に関する情報を記憶するために使用されるデータベース700の一例を示す。データベース700は、複数のレコード705を含む。各レコードには、識別子のタイプを示すデータを記憶するタイプ710、発呼者を識別するデータを記憶する識別子フィールド720、発呼者の名前を記憶する名前フィールド730、発呼者110と被呼者190との関係を定義するデータを記憶する関係フィールド740、及び発呼者110の現在のアクセスレベルを示すデータを記憶するレベルフィールド750が含まれる。
【0036】
種々の実施形態において、データベース700は,コントローラによって管理される、ハードディスクなどのメモリに格納された,1つのデータベース管理システム(DBMS)を使って実施できるデータベースとすることができる。但し、このデータベース700は1つまたはそれより多くの別のコンピュータ・システム上でも実施できる。例えば、データベース700は、SQLインストラクションを実行することのできる、リレーショナル・データベースを有する別体のコンピュータ・システムやサーバ内に格納されてもよい。また、データベース700は、通信機器130内に格納されたデータベースに記憶されてもよい。特定の発呼者110のアクセス権を決定するため、他の情報が種々のデータベースに記憶されたり、記憶された情報から引き出されたり、あるいは外部ソースから入手されたりしてもよい。
【0037】
図8は、インターアクション・マネージャー180を実施する回路またはソフトウェア・プログラムの一実施形態を示すブロック図である。図8に示されているように、インターアクション・マネージャー180はコントローラ810、メモリ820、ローカル入力/出力インタフェース830、データベース840、トークン・ジェネレータ850、及びネットワーク入力/出力インタフェース860を含む。コントローラ810は、データ制御バス815によって他のデバイス820乃至860とリンクされることができる。
【0038】
第1の動作モードでは、コントローラ810はネットワーク入力/出力インタフェース860を介してインターアクション要求を受け取り、この情報をメモリ820に記憶する。インターアクション要求が記憶されると、コントローラ810はこのインターアクション要求に関連付けられた識別子を決定する。識別子は、インターアクション要求から抽出されてもよく、インターアクション・マネージャー180の外部に記憶されている外部情報を介して取得されてもよい。例えば、コントローラ810は、自動番号識別(ANI)システムとインターアクトすることで、発呼者110に関連付けられた発呼者IDを取得することができる。あるいは、識別子は発呼者のネット電話と関連付けられた、あるいはインターアクション要求と共に渡されたクッキー・ファイルから抽出することもできる。
【0039】
コントローラ810が発呼者110の身元を判別すると、コントローラ810はこの発呼者110に提供するためのインターアクション情報を決定する。コントローラ810は発呼者識別子を利用してデータベース840を照会し、発呼者110に関する情報を得ることができる。例えば、データベース840は、発呼者に関する情報がテーブルやレコードに記憶されている、図7に示すデータベース700のようなリレーショナル・データベースとすることができる。更に、発呼者識別子は1つまたはそれより多くのこのようなテーブルもしくはレコードのキーもしくはインデックス値として機能し得る。
【0040】
データベース840は、インターアクション・マネージャー180が発呼者用の適切なインターアクション・スペース200を決定し作成するために使用される、さまざまな情報を含むことができる。例えば、発呼者110は被呼者190の友人であるとする。この場合、被呼者190は、発呼者110が被呼者190の友人であるという情報をデータベース840に含めることができる。データベース840において発呼者110が友人として識別されると、コントローラ810はローカル入力/出力インタフェース830を介して適切なレベルの情報を発呼者110に提供することができる。
【0041】
コントローラ810は、インターアクション情報の提供に関して適切な判断をするために、他の情報を使用してもよい。例えば、コントローラ810はデータベース840にアクセスし、被呼者190が重要な会議に出席中であるという情報を更に取得することができる。別の例では、コントローラ810は、被呼者190が通話可能な状態にあるか否かを判断するため、ローカル入力/出力インタフェース830を介して発呼者190のカレンダーもしくはスケジューラ・システムを照会することができる。スケジューラもしくはカレンダーには、被呼者190が会議中であるという情報があり得る。
【0042】
例えば、コントローラ810は、会議の社会的コンテキストや、カレンダーもしくはスケジューラ・システムに記憶されたデータに基づき、会議の重要性が非常に高いと判断し得る。カレンダーの情報によれば、例えば会議は会議室で行われている。そこで、コントローラ810は、この会議が被呼者190にとって非常に重要なものであると判断する。これにより、コントローラ810は、会議が終わるまでの間、発呼者110に提供されるインターアクション情報の量を制限することができる。コントローラ810は、会議が終わるまでは、被呼者が電話に出られないという一般的なメッセージのみを発呼者110に提供してもよい。あるいは、被呼者190は自分のポケットベルの番号を優先度の高い特定の発呼者110に知らせてもよい。このことは、トークン・ジェネレータ850にこの発呼者110に対して適切なトークンを発行させ、あるいは適切なトークンを関連付けることで、この発呼者110の通常の選択基準を無効にすることにより可能となる。
【0043】
データベース840に発呼者110の登録がない場合、一般的なインターアクション・スペースを表示するか、あるいは他の方法で発呼者110に呈示することができる。例えば、被呼者190が発呼者110と面識がなく、従ってこの発呼者110に関する情報がデータベース840に入力されていない場合がある。発呼者110と被呼者190との間に以前からの関係がないので、発呼者110に与えられるアクセス権は低レベルとなる。
【0044】
特定の発呼者110のためのインターアクション・スペース200を決定する前に、あるいは他のタイプのインターアクション情報を発呼者110に提供する前に、コントローラ810はメモリ820に記憶されているインターアクション要求を調査し、トークン情報を調べる。この発呼者110に関連付けられたトークン情報があれば、コントローラ810はトークン情報を基にしてこの発呼者110のアクセスレベルを調節することができる。
【0045】
データベース840は、最小限度の量の情報を提供するに足る情報を特定の発呼者110に対して示してもよい。しかし、この発呼者110に関連付けられたトークン情報に応じて、この発呼者110に提供される情報の量を増減することが可能である。この場合、トークン情報は少なくとも1つの選択基準を調節することになる。例えば、この発呼者110は、被呼者190が家屋の修繕を依頼した建設業者であるとする。被呼者190は普段はこの発呼者110に個人情報を提供しないが、修繕工事の期間中ある程度の個人情報を提供したいと考えることはあり得る。コントローラ810はトークン情報をチェックして有効期限満了日を調べ、有効期限が満了していなければ、1つまたはそれより多くの選択基準を調節するだけでよい。
【0046】
種々の実施形態では、コントローラ810は汎用コンピュータであるが、本発明の趣旨及び範囲を逸脱しなければ、コントローラ810は専用コンピュータ、マイクロプロセッサまたはマイクロコントローラ、ASICまたは他の集積回路、デジタル信号プロセッサ、離散素子回路などのハードウェアに組み込まれた電子回路もしくはロジック回路、PLD、PLA、FPGAまたはPALのようなプログラマブル・ロジックデバイスなどとすることができる。
【0047】
例示的実施形態では、メモリ820はスタティックRAMあるいはダイナミックRAMを用いて実施することができるが、本発明の趣旨及び範囲を逸脱しなければ、フロッピー(登録商標)ディスク及びディスクドライブ、書込み可能光ディスク及びディスクドライブ、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリなどを用いても実施することができる。更に、メモリ820は、外部電源を遮断しても記憶データ内容が消失しない不揮発性メモリ、あるいは電力供給を停止すると情報が消滅する揮発性メモリとすることができる。
【0048】
種々の実施形態において、ローカル入力/出力インタフェース830及びネットワーク入力/出力インタフェース860はハードウェアに組み込まれたインタフェースとすることができるが、これに限定されず、他のデバイスとの間で情報を伝達するのに適した任意のデバイスとすることができる。その例として、ユニバーサル非同期送受信機(UART)、ローカルエリア・ネットワーク(LAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、パラレル・デジタル・インタフェース、ソフトウェア・インタフェース、既知のあるいは将来開発される任意のソフトウェア及びハードウェアの組合せなどが挙げられる。図8では、ローカル入力/出力インタフェース830とネットワーク入力/出力インタフェース860とは別のデバイスとして示されているが、本発明の趣旨及び範囲を逸脱しなければ、入出力機能は1つのデバイスもしくは別々のデバイスのいずれにて実施されてもよい。
【0049】
種々の実施形態では、データベース840は、ハードディスクなどのメモリに格納されたコントローラ810によって管理される、1つのデータベース管理システム(DBMS)を用いて実施することができるが、1つまたはそれより多くの別々のコンピュータ・システム上でも実施できる。例えば、データベース840は、SQLインストラクションを実行できるリレーショナル・データベースを有する別々のコンピュータ・システム上もしくはサーバ上に格納できる。
【0050】
ローカル入力/出力インタフェース830は、適切なウェブブラウザ(米マイクロソフト・インターネットエクスプローラ、米ネットスケープ・ナビゲータ/コミュニケータなど)を有する発呼者がインターネット上で閲覧することのできるスクリーン出力を提供するためのハイパーテキスト記述言語(HTML)コードを生成できる、ソフトウェア・モジュールを含んでいてもよい。ローカル入力/出力インタフェース830は、例えば電話を通じて発呼者に流される音声報告を作成することもできる。更に、本発明の趣旨及び範囲を逸脱しない範囲で、発呼者に情報を提供することのできる、電気機械的印刷機やさまざまなディスプレイのような、既知のあるいは将来開発される任意の出力生成デバイスが利用できる。
【0051】
図9は、本発明に従って発呼者のアクセス権を調節するための技術の一実施形態の概要を表すフローチャートである。制御はステップ700で開始される。続くステップ710では、被呼者のインターアクション・マネージャーがインターアクション要求を受け取る。インターアクション要求は、発呼者の身元、発呼者の通信機器、発呼者の通信モードなどを含むことができる。この例示的実施形態では、発呼者はウェブを利用する電話(ネット電話)を使って被呼者のインターアクション・マネージャーと連絡することができる。被呼者のインターアクション・マネージャーはハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)サーバに格納されていてもよい。続くステップ720で、発呼者に関連付けられる選択基準が少なくとも1つのデータソースから検索される。インターアクション要求は、例えば発呼者のネット電話と関連付けられたクッキー・ファイルから抽出された識別情報を含むことができる。このとき、発呼者の選択基準はこの識別子を用いて決定され得る。発呼者の選択基準には、被呼者の現在の状態を判断する情報を加味することができる。例えば、発呼者に提供されるべき情報の選択基準は、被呼者の現在の状態に影響される。例えば、被呼者が重要な会議に出席しており、その間は発呼者にインターアクション情報を提供したくない場合がある。被呼者のインターアクション・マネージャーは、数多くの情報源を利用してさまざまな方法で被呼者の状態を判断することができる。例えば、被呼者の状態は、電子スケジューラ/カレンダー・システム、被呼者によって入力された明らかなデータ、センサ情報、位置情報、及び社会的コンテキストから得られる情報を用いて判断され得る。
【0052】
更に、選択基準は被呼者が発呼者と面識があるか否かの判断を含むことができる。例えば、この判断は面識のある発呼者の発呼者IDのリストを調べることにより行われる。発呼者識別子がリストの情報と適合しなければ、この発呼者と被呼者とは面識がないものと判断される。発呼者と被呼者との関係がどのように判断されたとしても、この判断された関係を基にして、決定された関係を反映した任意の数の異なるメッセージタイプの中から1つが生成される。発呼者に適用される選択基準が検索されると、制御はステップ730へ進む。ステップ730では、この発呼者用のアクセストークンの有無が判断される。トークンはインターアクション要求と一緒に記憶されてもよいし、単独で記憶されてもよい。トークンの存在を示す識別子は、例えば被呼者のインターアクション・マネージャーに記憶されることができる。アクセストークンが存在すると判断されると、処理はステップ740へ進む。
【0053】
ステップ740において、トークン情報はインターアクション要求から抽出されてもよいし、何らかの他の方法で他のデータソースから決定されてもよい。トークン情報は暗号化または符号化できる数値の形態で表される。トークン自体が、そのトークンが本物であるかを確認するための認証情報を含んでいてもよい。トークン情報が抽出されると、制御はステップ750に進み、ここで1つまたはそれより多くの選択基準が修正される。ステップ750では、インターアクション・マネージャーがトークンの内容を基にして選択基準を調節することができる。例えば、発呼者は、被呼者の依頼で家屋の修理を行う建設業者とすることができる。更に、トークン情報は、家屋の修理を行うこれから1週間の間、この発呼者のアクセスレベルが「高」となるべきであることを示すことができる。この場合、インターアクション・マネージャーが検索した選択基準では、この発呼者のアクセスレベルは非常に低いが、これに関わらずインターアクション・マネージャーは抽出されたトークン情報に基づいてこの発呼者のアクセスレベルを引き上げることができる。1つまたはそれより多くの関連選択基準が調節されると、制御はステップ760に進み、制御が停止する。ステップ730において、アクセストークンが存在しないと判断された場合にも、処理は直接ステップ760に進み、停止する。
【0054】
本発明のシステム及び方法の種々の実施形態は、汎用コンピュータ・システムを用いて実施することができるが、本発明の趣旨及び範囲を逸脱しなければ、本発明のシステム及び方法は、1つまたはそれ以上の任意の数のプログラムされた汎用コンピュータ、プログラムされたマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラ及び周辺集積回路素子、ASICまたは他の集積回路、デジタル信号プロセッサ、離散素子回路などのハードウェアに組み込まれた電子回路もしくはロジック回路、PLD、PLA、FPGAまたはPALのようなプログラマブル・ロジックデバイスなどを利用して実施することができる。一般に、有限状態機械を実施できるデバイスであれば、図9のフローチャートを実施することができる。図1及び図8に示されたインターアクション・マネージャーを、本発明のシステム及び方法を実施するために使用することができる。
【0055】
本発明を種々の例示的実施形態を取り上げて概説したが、当業者には本発明の数多くの変更、変形が可能であることは明白である。従って、ここに取り上げられた本発明の例示的実施形態はあくまで例であり、本発明の趣旨及び範囲を逸脱せずに多くの変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】トークン情報を利用してアクセス権を調節する電子通信管理システムの一実施形態を表すブロック図である。
【図2】インターアクション・スペースの一例を表す図である。
【図3】本発明に従ったインターアクション・スペースを利用する、通信機器の一例である。
【図4】本発明に従ったインターアクション・スペースを利用する、通信機器の一例である。
【図5】アクセストークンを発行するためのスクリーン入力の一例を示す図である。
【図6】アクセストークンを表すデータ構造の一例を示す図である。
【図7】発呼者情報を含むデータベース・レコードの一例を示す図である。
【図8】図1のインターアクション・マネージャーの一例を示すブロック図である。
【図9】トークン情報を利用してアクセス権を調節する本発明の技術の一例を概略で表すフローチャートである。

Claims (8)

  1. 情報の要求者に、要求者毎に予め設定した被要求者の情報を提供する情報提供方法であって、
    要求者から情報要求を受け取るステップと、
    前記被要求者によって発行されたトークンが前記要求者に関連付けられているか否かを判断するステップと、
    前記要求者に前記トークンが関連付けられている場合、前記要求者毎に予め設定した情報に替えて、該トークンによって設定されている情報を該要求者に提供するステップと、
    を含む、情報提供方法。
  2. 前記トークンが前記要求者と関連付けられているか否かを判断するステップが、トークンが存在する場合、前記要求者と関連付けられたトークンをデータソースから取得する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記トークンの有効期限満了日を取得するステップを更に含む、請求項に記載の方法。
  4. 前記有効期限が満了したか否かを判断するステップと、
    前記有効期限が満了していない場合にのみ、前記要求者毎に予め設定した情報に替えて、該トークンに設定されている情報を該要求者に提供するステップを実行する、
    請求項に記載の方法。
  5. 情報の要求者に、要求者毎に予め設定した被要求者の情報を提供する情報提供システムであって、
    要求者から対話要求を受け取る入力インタフェースと、
    情報を出力する出力インタフェースと、
    前記被要求者によって発行されたトークンが前記要求者に関連付けられているか否かを判断し、前記要求者に前記トークンが関連付けられている場合、前記要求者毎に予め設定した情報に替えて、前記出力インタフェースを介して該要求者に該トークンによって設定されている情報を提供するコントローラと、
    を含む、情報提供システム。
  6. 前記コントローラは、前記トークンの有効期限満了日を取得する、請求項に記載のシステム。
  7. 前記コントローラは、前記有効期限が満了したか否かを判断し、前記有効期限が満了していない場合にのみ、前記要求者毎に予め設定した情報に替えて、前記出力インタフェースを介して該要求者に該トークンによって設定されている情報を提供する、請求項に記載のシステム。
  8. 前記トークンが存在する場合、前記入力インタフェースは、前記要求者と関連付けられたトークンをデータソースから取得する、請求項に記載のシステム。
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