JP4150783B2 - Remote-controlled drain plug device - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は洗面台や流し台など、キャビネット部を有する排水機器の、槽体底部に設けられた排水口を、排水口より離れた箇所より行った操作にて開閉する遠隔操作式排水栓装置に関し、更に詳しくは、遠隔操作式排水栓装置の操作部に加えられた操作を排水栓装置本体に伝達するレリースワイヤの取り付け構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来よく知られた、洗面台や流し台などキャビネット部を有する排水機器に用いられる遠隔操作式排水栓装置としては、図５乃至図７に示したような遠隔操作式排水栓装置がある。以下に図５に示した従来例の遠隔操作式排水栓装置を、図面を参照しつつ説明する。
図５乃至図７に図示した従来例の遠隔操作式排水栓装置は、以下に記載した排水栓、弁体、弁体を開閉させるための押上機構としてのスラストロック部材、レリースワイヤ、操作部、その他の各部材より構成されて成る。
排水栓は、内部に排水口を形成する略円筒形状であって、その上縁外周側にフランジを設けて成る。
弁体は、上記排水口を開閉する弁部と、該弁部の中心より下方に向けて垂下された弁軸より成る。
スラストロック部材は、後端への押し込み操作毎に、先端部が突出した状態で固定／固定を解除して先端部が後退、を繰り返す軸部を備えて成り、遠隔操作式排水栓装置の施工完了時には、先端部が弁体の弁軸下端に、後端部が後述するレリースワイヤのインナーワイヤ先端に、それぞれ当接するように配置される。
レリースワイヤは、筒状にして側面方向に可撓性を備え、外周面に沿って環状にフランジ部を備えたアウターチューブと、該アウターチューブ内を軸方向に進退自在に摺動するインナーワイヤと、操作部側にインナーワイヤを付勢する戻りスプリングと、から成り、更に、アウターチューブのフランジ部よりも小径で、フランジ部以外の場所で摺動可能な大きさの通孔部を備え、アウターチューブ上を自在に摺動する、前記したスラストロック部材側と後記する操作部側とのそれぞれに接続するために両端に設けられた取付ナットと、より成る。尚、該取付ナットとレリースワイヤは成形段階において取付ナットの通孔部にレリースワイヤが挿通した状態で成型され、フランジ部によって抜脱不可能となっている。
操作部は、図７に示したように、外周に雄ねじ部を設けた軸受け部と、操作を行うツマミ部から成り、上記レリースワイヤのインナーの進退を介してスラストロック部材を操作させ、排水口の開閉操作を行うものである。
またその他の部材として、排水栓に接続されるＬ字状に屈曲した管体であって、弁体の直下位置にスラストロック部材を収納する収納部を有したエルボ部材と、エルボ部材と床下配管を接続し、且つ下水側からの臭気や害虫類の進入を防止するトラップ配管部を備えて成る。
【０００３】
また、上記の遠隔操作式排水栓装置は、例えば、下記のように構成された、キャビネット部を有する排水機器である洗面台に取り付けられる。
洗面台は、前面に開閉可能な扉を有したキャビネット部と、該キャビネット部の上方に備えられ、その底面に取着孔を備えた洗面ボウルと、該洗面ボウルの天面部後端から上方に向かって垂立された後壁部、及び洗面ボウルの天面上に設けた取付孔より成る。
【０００４】
上記段落０００２に記載の遠隔操作式排水栓装置は、以下のようにして段落０００３に記載の洗面台に施工される。
あらかじめ工場にて、スラストロック部材をエルボ部材の収納部に収納し、取付ナットを用いて、レリースワイヤの一方の端部を、スラストロック部材の後端に当接させた状態で排水エルボに取り付け固定する。
次に施工現場にて、排水栓を取着孔に取り付け固定し、更に排水栓とエルボ部材を、次いでエルボ部材とトラップ配管部をそれぞれ接続した上で、位置合わせを行いつつトラップ配管部と床下配管と接続する。
更に操作部の軸受け部を取付孔に取り付け、更に洗面ボウルの裏面からレリースワイヤの袋ナットを軸受け部の雄ねじに螺合させて、レリースワイヤを操作部に接続し、スラストロック部材の軸部先端が弁軸下端に当接するようにして弁体を排水口に配置させ、遠隔操作式排水栓装置の施工が完了する。
【０００５】
上記段落０００４のように施工された遠隔操作式排水栓装置を使用する場合、まず操作部のツマミ部に操作を加えて、図５にあるように弁体が排水口を閉口した状態、即ちスラストロック部材の軸部が下方に後退した状態とする。この状態より操作部のツマミ部に操作を加えて、インナーワイヤを介しスラストロック部材の後端に押し込み操作を加えると、スラストロック部材の軸部が上方に突出した状態で固定される。これによって、弁軸下端が押し上げられ、弁体が上昇し、排水口が開口する。
この状態より再度操作部のツマミ部に操作を加えて、インナーワイヤを介し、スラストロック部材の後端に押し込み操作を加えると、スラストロック部材の軸部の固定が解除され、スラストロック部材の軸部が下方に降下するため、弁体が下降し、排水口が弁部により閉口される。以後、同様の操作を繰り返すことで排水口の開口／閉口を自在に操作することができる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような遠隔操作式排水栓装置においては、以下のような問題があった。
１．操作部とレリースワイヤの接続作業は、キャビネット部の前面の開口から、作業者が手を差し込んで接続を行うが、操作部が設けられる取付孔は、通常キャビネット部の開口からは最も遠くなる洗面台や流し台の天面上の奥まった部分で、且つキャビネット部の開口や作業口からは槽体の陰となる箇所に設けられるため、操作部にレリースワイヤを接続する作業は手が届きにくく且つ視認もし難いなど大変困難であった。
この接続作業に関して、レリースワイヤの両端の接続作業を先に完了させると、その後に行う配管部分の接続作業の際、配管にレリースワイヤが絡まる等してレリースワイヤや配管を破損してしまう場合があるため、レリースワイヤの少なくとも一方の端部の接続作業は、配管部分の接続作業が完了してから行われる。操作部側の接続作業を配管が行われた後に行う場合、キャビネット内に上半身を入れて作業することができなくなるため、上記操作部とレリースワイヤの接続作業はより一層困難なものとなる。
２．洗面台や流し台では、近年の省スペース化や意匠性の向上のために、排水機器の後壁部に取付孔を設けることが試案されてきたが、後背壁に取付孔を設けると、操作部とレリースワイヤの接続箇所はより一層キャビネット部の開口より離れた所に配置されることになるうえ、レリースワイヤの接続箇所は、洗面ボウルや流し台のシンクに加えて、後背壁及び操作部自身の陰となる位置に配置されることになるため、一層視認し難くなる。更にキャビネットの後壁と、取付孔が設けられた後背壁の間は極めて狭くなるため、作業を行うために作業者の手を当該箇所に動かすことすら困難となってしまい、実際上は、後背壁に取付部を設けることは不可能であった。
３．施工後の通常使用時において、レリースワイヤに不具合や破損が発生した際には、レリースワイヤをエルボ部材及び操作部から取り外さなければならないが、エルボ部材側はともかく、操作部側のレリースワイヤの取り外し作業は、先の１．に記載したのと同様の理由によって、大変困難であった。
４．接続ナットとレリースワイヤは、成形段階において分離不可能なように形成されているため、レリースワイヤ、接続ナットのいずれか一方だけが破損した場合でも両方を同時に取り替えねばならず、甚だ不経済であった。
【０００７】
上記段落０００６に記載した問題点のうち、１．乃至３．の問題点は、操作部に対するレリースワイヤの接続作業を、キャビネット部の開口側より行うことに由来するものであるから、洗面ボウルの表側からレリースワイヤを挿通して、操作部に対するレリースワイヤの取付作業を行うことが可能となれば解決できるが、接続ナットとレリースワイヤが成形段階において抜脱不可能なように形成されている上記構成の遠隔操作式排水栓装置において、洗面ボウルの表側からレリースワイヤを挿通し、操作部に対するレリースワイヤの施工作業を行うためには、取付孔を少なくとも接続ナットが挿通可能な程度に大径としなければ成らず、それに併せて取付部の各部寸法を設定すると、意匠的に極めて悪いものとなってしまう。また取付孔と操作部との接続箇所は洗面ボウルの天面上の排水がキャビネット内に漏水しないように水密的に取り付けなければならないが、取付孔が大径となれば接続箇所も当然増大するため、漏水防止に必要な作業や手間も増大する。これらの理由から、取付孔を大径化することで、洗面ボウルの表側から操作部に対するレリースワイヤの施工作業を可能とする方法は事実上採用することが不可能であった。
本発明は上記問題点に鑑み考案されたもので、レリースワイヤを遠隔操作式排水栓装置に接続する際の施工性の向上、メンテナンス作業の作業性向上、レリースワイヤの交換時に破損があった部材のみの交換で修理が可能な遠隔操作式排水栓装置を提供するものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
請求項１に記載の遠隔操作式排水栓装置は、排水口（１）及び取付孔（３）を開口した、キャビネット部（２１ｃ）を有する排水機器と、前記排水口（１）を開閉する弁体（２）と、該弁体（２）の動作を操作する、前記取付孔（３）に設けられた操作部（７）と、操作部（７）に加えられた操作を弁体（２）に伝達するレリースワイヤ（６）と、から成る遠隔操作式排水栓装置において、上記レリースワイヤ（６）の弁体（２）側端部を、取付孔（３）の、排水機器の表側から挿通自在とすると共に、前記操作部（７）を、取付孔（３）に取付固定される、外周面に雄ねじが備えられた円筒形状であって、一方の端部に鍔部（８ｄ）を備えると共に、他方の端部にアウターチューブ（６ｂ）のフランジ部（１７）を係止する係合孔（８ｃ）を設けて成り、且つその中央にレリースワイヤ（６）を挿通する通孔部（８ｂ）、通孔部（８ｂ）の内周面に構成された係合部（８ａ）としての雌ねじを備えたガイド筒（８）と、円筒形状であって、前記ガイド筒（８）の係合部（８ａ）の雌ねじと螺合する、被係合部（９ａ）としての雄ねじを外周面に備えて、排水機器の表面側からの作業によって着脱自在に係合部（８ａ）と係合する被係合部（９ａ）によって、上記レリースワイヤ（６）の操作部（７）側端部を固定する軸受け部（９）と、を備えて構成したことを特徴とする遠隔操作式排水栓装置である。
【００１０】
請求項２に記載の遠隔操作式排水栓装置は、排水口（１）及び取付孔（３）を開口した、キャビネット部（２１ｃ）を有する排水機器と、前記排水口（１）を開閉する弁体（２）と、該弁体（２）の動作を操作する、前記取付孔（３）に設けられた操作部（７）と、操作部（７）に加えられた操作を弁体（２）に伝達するレリースワイヤ（６）と、該レリースワイヤ（６）に接続され、弁体（２）を開閉動作させる押上機構と、前記押上機構にレリースワイヤを（６）接続させる接続部（１３）と、から成る遠隔操作式排水栓装置において、上記レリースワイヤ（６）の弁体（２）側端部を、取付孔（３）の、排水機器の表側から挿通自在とすると共に、前記操作部（７）を、取付孔（３）に取付固定される、筒状にして内部に係合部（８ａ）を備えたガイド筒（８）と、前記ガイド筒（８）の係合部（８ａ）と排水機器の表側からの作業によって着脱自在に係合する被係合部（９ａ）を有し、且つ上記レリースワイヤ（６）の操作部（７）側端部を固定する軸受け部（９）と、を備えて構成し、更に前記接続部（１３）を、前記レリースワイヤ（６）の弁体（２）側端部に設けられたストッパー部（１６）と、レリースワイヤ（６）の軸部が挿通可能で、且つストッパー部（６）が挿通不可能な係止孔（１４ａ）、及び前記ストッパー部（１６）が挿通可能且つその一側において係止孔（１４ａ）とレリースワイヤ（６）のアウターチューブ（６ｂ）が通過可能に連通して成る挿通孔（１４ｂ）を有した、レリースワイヤ（６）を押上機構に接続した状態に固定する取付ナット（１４）と、前記ストッパー部（１６）を、施工完了時係止孔（１４ａ）位置に配置するスペーサー（１５）と、より構成したことを特徴とする遠隔操作式排水栓装置である。
【００１１】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を、図面を参照しつつ説明する。
図１乃至図３に図示した、本発明の遠隔操作式排水栓装置の実施例は、以下に記載した排水栓（５）、弁体（２）、押上機構としてのスラストロック部材（１８）、レリースワイヤ（６）、操作部（７）、接続部（１３）、その他の各部材より構成されて成る。
排水栓（５）は、内部に排水口（１）を形成する略円筒形状であって、その上縁外周側にフランジを設けて成る。
弁体（２）は、上記排水口（１）を開閉する弁部と、該弁部の中心より下方に向けて垂下された弁軸より成る。
スラストロック部材（１８）は、後端への押し込み操作毎に、先端が突出した状態で固定／固定を解除して先端が後退、を繰り返す軸部を備えて成り、遠隔操作式排水栓装置の施工時には、スラストロック部材（１８）の軸部の先端が弁体（２）の弁軸下端に、後端が後記するレリースワイヤ（６）のインナーワイヤ（６ａ）先端に、それぞれ向かうように配置される。
レリースワイヤ（６）は、中空の筒状にして側面方向に可撓性を備えたアウターチューブ（６ｂ）と、該アウターチューブ（６ｂ）内を軸方向に摺動自在に進退するインナーワイヤ（６ａ）と、操作部（７）側にインナーワイヤ（６ａ）を付勢する戻りスプリングから構成される。
また、前記アウターチューブ（６ｂ）の、以下に記載する接続部（１３）側の端部には、外周面に沿って環状に断面凸を有するストッパー部（１６）が設けられて成り、更に操作部（７）側の端部にも、後述するガイド筒（８）に係止されるフランジ部（１７）を備えて成る。
操作部（７）は、図３に示したように、洗面ボウル（２１ａ）表面から前記弁体（２）を遠隔操作するための部材であって、以下に記載したガイド筒（８）、ツマミ部（１０）、軸受け部（９）、ナット部材（１１）、化粧部材（１２）、から成る。
ガイド筒（８）は、外周面に雄ねじが備えられた円筒形状であって、一方の端部に鍔部（８ｄ）を備えると共に、他方の端部にアウターチューブ（６ｂ）のフランジ部（１７）を係止する係合孔（８ｃ）を設けて成り、且つその中央にレリースワイヤ（６）を挿通する通孔部（８ｂ）が開口されている。また該通孔部（８ｂ）の内周面には係合部（８ａ）としての雌ねじが備えられて成る。
軸受け部（９）は、円筒形状であって、前記通孔部（８ｂ）の雌ねじと螺合する、被係合部（９ａ）としての雄ねじを外周面に備えて成る。
ツマミ部（１０）は軸受け部（９）に進退自在に収納される棒状の部材であって、該ツマミ部（１０）に使用者が加えた操作がレリースワイヤ（６）のインナーワイヤ（６ａ）に伝達される。
ナット部材（１１）は、ガイド筒（８）の外周面の雄ねじと螺合する雌ねじを備えて成る。
化粧部材（１２）は、ガイド筒（８）と軸受け部（９）の取り付け部位を覆うための部材である。
接続部（１３）は、レリースワイヤ（６）と押上機構を接続するため、レリースワイヤ（６）の弁体（２）側端部に配置される部分であって、前記レリースワイヤ（６）のストッパー部（１６）と、以下に記載する、取付ナット（１４）と、スペーサー（１５）から構成される。
取付ナット（１４）は、レリースワイヤ（６）のアウターチューブ（６ｂ）の端部を、押上機構であるスラストロック部材（１８）の端部に接続した状態に固定する接続するための部材であって、ストッパー部（１６）が挿通可能な大きさに開口された挿通孔（１４ｂ）と、挿通孔（１４ｂ）と連通し、レリースワイヤ（６）のアウターチューブ（６ｂ）が挿通可能で、且つストッパー部（１６）が挿通不可能な係止孔（１４ａ）とを有して成る。
スペーサー（１５）は、取付ナット（１４）内に内接して位置ずれしないような状態で収納される平面視円板状の部材であって、中心部に、施工完了時に前記ストッパー部（１６）を係止孔（１４ａ）位置に収納固定する孔部（１５ａ）を設けて成る。
また本実施例の遠隔操作式排水栓装置には、その他の部材として、排水栓（５）に接続される、Ｌ字状に屈曲した管体であって、弁体（２）の直下位置に、スラストロック部材（１８）を収納し、下方を向いた面から取り外し可能とする開口を備えた収納部（１９ａ）を有したエルボ部材（１９）と、
エルボ部材（１９）と床下配管を接続し、且つ下水側からの臭気や害虫類の進入を防止するトラップ配管部（２０）を備えて成る。
【００１２】
また、上記の遠隔操作式排水栓装置は、下記のように構成された、排水機器である洗面台（２１）に取り付けられる。
洗面台（２１）は、前面に開閉可能な扉を有したキャビネット部（２１ｃ）と、該キャビネット部（２１ｃ）の上方に備えられ、その底面に取着孔（４）を備えた洗面ボウル（２１ａ）と、該洗面ボウル（２１ａ）の天面部後端から上方に向かって垂立された後壁部（２１ｂ）、及び該後壁部（２１ｂ）上に設けた取付孔（３）より成る。
【００１３】
上記段落００１１に記載した遠隔操作式排水栓装置は、以下のようにして、段落００１２に記載した洗面台（２１）に施工される。
図３に示したように、洗面ボウル（２１ａ）の取付孔（３）に、外側からガイド筒（８）を挿通させ、ナット部材（１１）をガイド筒（８）の外周の雄ねじに螺合させることで、ガイド筒（８）の鍔部（８ｄ）とナット部材（１１）とで取付孔（３）周縁を挟持させて、ガイド筒（８）を取付孔（３）に取付固定する。
次に、洗面ボウル（２１ａ）の表側から、ガイド筒（８）の通孔部（８ｂ）に、レリースワイヤ（６）のストッパー部（１６）と軸部分を挿通させ、フランジ部（１７）をガイド筒（８）の係合孔（８ｃ）に当接させる。更に洗面ボウル（２１ａ）の表側から、軸受け部（９）の被係合部（９ａ）を、前記通孔部（８ｂ）の係合部（８ａ）に螺合させることで、レリースワイヤ（６）のフランジ部（１７）が、ガイド筒（８）の係合孔（８ｃ）と軸受け部（９）に挟持される。その後、化粧部材（１２）を軸受け部（９）に被嵌して、レリースワイヤ（６）と操作部（７）の、洗面ボウル（２１ｃ）への取付が完了する。
【００１４】
次に、排水栓（５）を洗面ボウル（２１ａ）の取着孔（４）に取り付けて、更に該排水栓（５）にエルボ部材（１９）を取り付けてからトラップ配管部（２０）を接続し、床下配管に配管を行うことで、洗面台（２１）の排水配管が完了する。
【００１５】
次に、以下の１．乃至４．の手順に従って、レリースワイヤ（６）に取付ナット（１４）を取り付ける。
１．図４の（ａ）乃至（ｂ）に示したように、レリースワイヤ（６）のストッパー部（１６）を、取付ナット（１４）の挿通孔（１４ｂ）に挿通させる。
２．図４の（ｃ）に示したように、レリースワイヤ（６）を、挿通孔（１４ｂ）から連通された係止孔（１４ａ）に移動させる。
３．図４の（ｄ）に示したように、レリースワイヤ（６）のストッパー部（１６）を、係止孔（１４ａ）に当接させる。
４．図４の（ｅ）に示したように、スペーサー（１５）を取付ナット（１４）内に嵌め込んで、ストッパー部（１６）が係止孔の位置から位置ずれしないように固定する。
【００１６】
上記段落００１５の手順に従って、レリースワイヤ（６）に取付ナット（１４）を接続して接続部（１３）を構成した後、スラストロック部材（１８）をエルボ部材（１９）の収納部（１９ａ）に収納し、取付ナット（１４）を用いて、レリースワイヤ（６）の一方の端部を、スラストロック部材（１８）の後端に当接させた状態でエルボ部材（１９）に取り付け固定し、遠隔操作式排水栓装置の施工が完了する。
【００１７】
上記のように構成した遠隔操作式排水栓装置は、上記段落０００５に記載した従来例と同様の操作を行うことで、操作部から自在に排水口を開閉することができる。
【００１８】
また、レリースワイヤ（６）のメンテナンス作業の際は、エルボ部材（１９）から取付ナット（１４）を取り外し、更に取付ナット（１４）からスペーサー（１５）を外してレリースワイヤ（６）から取付ナット（１４）を取り外す。次に洗面ボウル（２１ａ）の表側から、軸受け部（９）とガイド筒（８）の係合を解除して、軸受け部（９）をガイド筒（８）から取り外し、ガイド筒（８）内に当接しているレリースワイヤ（６）を引き出すことで、破損したレリースワイヤ（６）の交換等のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
【００１９】
本発明の実施例は上記のようであるが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で、自由にその構成を変更することが可能である。
例えば、上記実施例においては、ガイド筒（８）はナット部材（１１）との螺合によって取付固定を行っているが、ガイド筒（８）を取付孔（３）に取付固定できるのであれば、例えば接着剤による接着や、ガイド筒（８）の外周面に楔形状を形成するなど、いわゆるはめ殺しによって、取付固定を行ってもかまわない。
【００２０】
また上記実施例においては、押上機構としてスラストロック部材（１８）を採用し、該スラストロック部材（１８）に加えられた押し込み操作毎に弁体（２）を昇降させ排水口（１）を開閉する、いわゆるワンウェイ式の遠隔操作式排水栓装置に本発明を採用しているが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、レリースワイヤ（６）のインナーワイヤ（６ａ）先端を弁体（２）の弁軸下端に当接させ、インナーワイヤ（６ａ）を押上機構として、インナーワイヤ（６ａ）の押し／引きに対応して排水口（１）を開／閉させる、いわゆるツーウェイ式の遠隔操作式排水栓装置に本発明を採用してもよい。
【００２１】
【発明の効果】
本発明は上記のように構成したため、以下のような優れた効果を奏する。
１）請求項１また請求項２に記載の本発明においては、操作部とレリースワイヤの接続の取り付け・取り外し作業を、排水機器の表側からの作業のみで行うことが可能となったため、施工時またメンテナンス時の作業性が向上する。この方法は、取付孔を排水機器の天面上に設けた場合はもちろん、取付孔を排水機器の後背壁上に設けた場合に、後背壁内部でレリースワイヤの接続作業を行う必要が無いため、特に有効である。
２）請求項１また請求項２に記載の本発明においては、排水機器の表側から、レリースワイヤの弁体側端部を挿脱することが可能となったため、キャビネットの開口側からレリースワイヤの取り付け・取り外しを行う従来の施工方法と比較して、施工時またメンテナンス時の作業性が向上する。この方法は、取付孔を排水機器の天面上に設けた場合はもちろん、取付孔を排水機器の後背壁上に設けた場合に、後背壁内部での施工作業を行う必要が無いため、特に有効である。
３）請求項２に記載の本発明においては、接続ナットとレリースワイヤを分離可能としたため、レリースワイヤ、接続ナットのいずれか一方だけが破損した場合は、破損した方のみを取り替えれば良く、極めて経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本願発明の洗面台における施工例を示す断面図である。
【図２】本願発明の要部断面図である。
【図３】（ａ）本願発明の、操作部の構成部品を示す要部断面図である。
（ｂ）本願発明の、操作部を取付孔に取り付け固定した際の要部断面図である。
【図４】（ａ）乃至（ｅ）は、本願発明の接続部である取付ナットにレリースワイヤを接続する際の作業手順を示す要部斜視図である。
【図５】従来例の施工例を示す断面図である。
【図６】従来例の要部断面図である。
【図７】（ａ）従来例の、操作部の構成部品を示す要部断面図である。
（ｂ）従来例の、操作部を取付孔に取り付け固定した際の要部断面図である。
【符号の説明】
１ 排水口
２ 弁体
３ 取付孔
４ 取着孔
５ 排水栓
６ レリースワイヤ
６ａ インナーワイヤ
６ｂ アウターチューブ
７ 操作部
８ ガイド筒
８ａ 係合部
８ｂ 通孔部
８ｃ 係合孔
８ｄ 鍔部
９ 軸受け部
９ａ 被係合部
１０ ツマミ部
１１ ナット部材
１２ 化粧部材
１３ 接続部
１４ 取付ナット
１４ａ 係止孔
１４ｂ 挿通孔
１５ スペーサー
１５ａ 孔部
１６ ストッパー部
１７ フランジ部
１８ スラストロック部材
１９ エルボ部材
１９ａ 収納部
２０ トラップ配管部
２１ 洗面台
２１ａ 洗面ボウル
２１ｂ 後壁部
２１ｃ キャビネット部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a remote-operated drain plug device that opens and closes a drain outlet provided at the bottom of a tank body of a drainage device having a cabinet part, such as a wash basin or a sink, by an operation performed from a location away from the drain outlet, More particularly, the present invention relates to a release wire mounting structure for transmitting an operation applied to an operation unit of a remote-operated drain plug device to a drain plug device main body.
[0002]
[Prior art]
As a well-known remote-operated drain plug device used for drainage equipment having a cabinet section such as a wash basin or a sink, there is a remote-operated drain plug device as shown in FIGS. The remote control type drain plug device of the conventional example shown in FIG. 5 will be described below with reference to the drawings.
The remote-operated drain plug device illustrated in FIGS. 5 to 7 includes a drain plug, a valve body, a thrust lock member as a push-up mechanism for opening and closing the valve body, a release wire, an operation unit, It consists of other members.
The drain plug has a substantially cylindrical shape that forms a drain outlet therein, and is provided with a flange on the outer peripheral side of the upper edge thereof.
The valve body includes a valve portion that opens and closes the drain port and a valve shaft that hangs downward from the center of the valve portion.
The thrust lock member is equipped with a shaft part that repeats fixing / unfixing and retreating the tip part with the tip part protruding in every pushing operation to the rear end. When completed, the tip end portion is disposed so as to contact the lower end of the valve shaft of the valve body, and the rear end portion thereof abuts on the tip end of an inner wire of a release wire described later.
The release wire has a cylindrical shape and is flexible in the side surface direction, and has an outer tube that includes a flange portion in an annular shape along the outer peripheral surface, and an inner wire that slides in the outer tube so as to freely advance and retract in the axial direction. And a return spring that urges the inner wire to the operation portion side, and further includes a through-hole portion that is smaller in diameter than the flange portion of the outer tube and is slidable at a place other than the flange portion. It comprises mounting nuts provided at both ends for connecting to the above-described thrust lock member side and the operation portion side described later, which slide freely on the tube. The mounting nut and the release wire are molded in a state where the release wire is inserted into the through hole portion of the mounting nut in the molding stage, and cannot be removed by the flange portion.
As shown in FIG. 7, the operation part is composed of a bearing part provided with a male screw part on the outer periphery and a knob part for operation, and operates the thrust lock member through the advancement / retraction of the inner of the release wire, The opening / closing operation is performed.
In addition, as other members, an elbow member that is bent in an L-shape connected to a drain plug and has a storage portion for storing a thrust lock member at a position directly below the valve body, an elbow member, and an underfloor pipe And a trap pipe part for preventing odors and pests from entering from the sewage side.
[0003]
Moreover, said remote-control type drain plug apparatus is attached to the washstand which is the drainage apparatus which has the cabinet part comprised as follows, for example.
The wash basin is provided with a cabinet portion having a door that can be opened and closed on the front surface, a wash basin provided above the cabinet portion and having a mounting hole on the bottom surface thereof, and an upward from the rear end of the top surface portion of the wash basin. It consists of a rear wall portion that is vertically suspended, and a mounting hole provided on the top surface of the wash bowl.
[0004]
The remote-operated drain plug device described in paragraph 0002 is applied to the washstand described in paragraph 0003 as follows.
At the factory, the thrust lock member is stored in the elbow member storage part in advance, and one end of the release wire is attached to the drainage elbow with one end of the release wire in contact with the rear end of the thrust lock member using a mounting nut. Fix it.
Next, on the construction site, attach the drain plug to the mounting hole and fix it, and then connect the drain plug and the elbow member, then connect the elbow member and the trap piping section, and align the trap piping section and the under floor. Connect with piping.
Furthermore, attach the bearing part of the operation part to the mounting hole, and then screw the release wire cap nut into the male screw of the bearing part from the back of the wash bowl, connect the release wire to the operation part, and the tip of the thrust lock member shaft part The valve body is arranged at the drain outlet so that the valve stem contacts the lower end of the valve shaft, and the construction of the remote-operated drain plug device is completed.
[0005]
When using the remote-operated drain plug device constructed as described in paragraph 0004 above, first, an operation is performed on the knob portion of the operation unit, and the valve body closes the drain port as shown in FIG. It is assumed that the shaft portion of the lock member is retracted downward. When an operation is performed on the knob portion of the operation portion from this state and a pushing operation is applied to the rear end of the thrust lock member via the inner wire, the shaft portion of the thrust lock member is fixed in a state of protruding upward. As a result, the lower end of the valve shaft is pushed up, the valve body is raised, and the drain port is opened.
From this state, if the knob part of the operation part is operated again, and the pushing operation is applied to the rear end of the thrust lock member via the inner wire, the shaft of the thrust lock member is released and the shaft of the thrust lock member is released. Since the part descends downward, the valve body descends and the drain port is closed by the valve part. Thereafter, by repeating the same operation, the opening / closing of the drain port can be freely operated.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above-described remote-operated drain plug device has the following problems.
1. The operation part and release wire are connected by an operator inserting a hand through the opening on the front of the cabinet part, but the mounting hole in which the operation part is provided is usually the furthest surface from the opening of the cabinet part Since it is provided in a deep part on the top of the table or sink, and in the location behind the tank body from the opening of the cabinet and the work port, the operation of connecting the release wire to the operation unit is difficult to reach and It was very difficult to see.
With regard to this connection work, if the connection work at both ends of the release wire is completed first, the release wire and the pipe may be damaged due to the release wire getting tangled in the pipe during the subsequent pipe connection work. Therefore, the connection work of at least one end of the release wire is performed after the connection work of the piping portion is completed. When the connection work on the operation unit side is performed after the piping is performed, it is impossible to work with the upper body in the cabinet, so the connection work of the operation unit and the release wire becomes even more difficult.
2. In the wash basin and sink, it has been devised to provide a mounting hole in the rear wall of the drainage device in order to save space and improve design in recent years. And the release wire connection point is located further away from the opening of the cabinet part, and the release wire connection point is located on the back wall and the operation part itself in addition to the sink of the wash bowl and sink. Since it will be arranged in the shadow position, it will be more difficult to see. Furthermore, since the space between the rear wall of the cabinet and the rear wall provided with the mounting holes is extremely narrow, it becomes difficult to move the operator's hand to the location in order to carry out the work. It was impossible to provide a mounting portion on the wall.
3. During normal use after construction, when a malfunction or breakage occurs in the release wire, the release wire must be removed from the elbow member and the operation unit, but the release wire on the operation unit side is removed regardless of the elbow member side. The work is the previous 1. It was very difficult for the same reason as described in.
4). Since the connection nut and the release wire are formed so that they cannot be separated at the molding stage, even if only one of the release wire or the connection nut is damaged, both must be replaced at the same time, which is very uneconomical. It was.
[0007]
Of the problems described in paragraph 0006 above, To 3. The problem is that the release wire is connected to the operation part from the opening side of the cabinet part. Therefore, the release wire is inserted from the front side of the wash bowl and the release wire is attached to the operation part. In the remote-operated drain plug device having the above-described configuration in which the connection nut and the release wire are formed so that they cannot be removed at the molding stage, the release can be performed from the front side of the wash bowl. In order to insert the wire and perform the release wire construction work on the operation part, it is necessary to make the mounting hole large enough to allow at least the connection nut to be inserted. It will be very bad in design. In addition, the connection point between the mounting hole and the operation unit must be watertightly attached so that the drainage on the top surface of the wash bowl does not leak into the cabinet. However, if the mounting hole has a large diameter, the connection point naturally increases. Therefore, the work and labor required for preventing water leakage increase. For these reasons, it has been virtually impossible to adopt a method that enables the construction work of the release wire on the operation portion from the front side of the wash bowl by increasing the diameter of the mounting hole.
The present invention was devised in view of the above-mentioned problems, and improved workability when connecting a release wire to a remote-operated drain plug device, improved workability of maintenance work, and a member that was damaged when replacing the release wire It is intended to provide a remote-operated drain plug device that can be repaired by simply replacing it.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The remote-operated drain plug device according to
[0010]
The remote-operated drain plug device according to
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
The embodiment of the remote control type drain plug device of the present invention shown in FIGS. 1 to 3 includes a drain plug (5), a valve body (2), a thrust lock member (18) as a push-up mechanism described below, It consists of a release wire (6), an operation part (7), a connection part (13), and other members.
The drain plug (5) has a substantially cylindrical shape that forms a drain port (1) therein, and is provided with a flange on the outer peripheral side of its upper edge.
The valve body (2) includes a valve portion that opens and closes the drain port (1) and a valve shaft that hangs downward from the center of the valve portion.
The thrust lock member (18) is provided with a shaft portion that repeats fixing / unfixing and retreating the tip with the tip projecting every time the pushing operation to the rear end is carried out. At the time of construction, the tip of the shaft portion of the thrust lock member (18) is arranged so as to face the lower end of the valve shaft of the valve body (2), and the rear end faces the tip of the inner wire (6a) of the release wire (6) described later. Is done.
The release wire (6) includes a hollow tube-shaped outer tube (6b) that is flexible in the lateral direction, and an inner wire (6a) that slides forward and backward in the axial direction in the outer tube (6b). ) And a return spring that biases the inner wire (6a) toward the operation portion (7).
The outer tube (6b) is provided with a stopper (16) having an annular cross-section along the outer peripheral surface at the end of the outer tube (6b) on the side of the connecting portion (13) described below. The end portion on the side of the portion (7) is also provided with a flange portion (17) that is locked to a guide tube (8) described later.
As shown in FIG. 3, the operation portion (7) is a member for remotely operating the valve body (2) from the surface of the wash bowl (21a), and includes a guide cylinder (8) and a knob described below. It consists of a part (10), a bearing part (9), a nut member (11), and a decorative member (12).
The guide tube (8) has a cylindrical shape with an external thread provided on the outer peripheral surface, and has a flange (8d) at one end and a flange (17) of the outer tube (6b) at the other end. ) Is provided, and a through hole portion (8b) through which the release wire (6) is inserted is opened at the center thereof. Moreover, the internal peripheral surface of this through-hole part (8b) is equipped with the internal thread as an engaging part (8a).
The bearing portion (9) has a cylindrical shape and is provided with a male screw as an engaged portion (9a) which is screwed with a female screw of the through hole portion (8b) on the outer peripheral surface.
The knob portion (10) is a rod-like member that is housed in the bearing portion (9) so as to be freely advanced and retracted, and an operation applied by the user to the knob portion (10) is an inner wire (6a) of the release wire (6). Is transmitted to.
The nut member (11) includes a female screw that is screwed with a male screw on the outer peripheral surface of the guide tube (8).
A decorative member (12) is a member for covering the attachment site | part of a guide cylinder (8) and a bearing part (9).
The connection portion (13) is a portion disposed at the end of the release wire (6) on the valve body (2) side in order to connect the release wire (6) and the push-up mechanism, and the release wire (6) It is comprised from a stopper part (16), the attachment nut (14) described below, and a spacer (15).
The mounting nut (14) is a member for fixing the end of the outer tube (6b) of the release wire (6) so as to be connected to the end of the thrust lock member (18) as a push-up mechanism. The insertion hole (14b) opened to a size allowing the stopper portion (16) to be inserted, the insertion hole (14b), the outer tube (6b) of the release wire (6) can be inserted, and The stopper portion (16) has a locking hole (14a) that cannot be inserted.
The spacer (15) is a disk-like member in a plan view that is accommodated in the mounting nut (14) so as not to be displaced, and has the stopper portion (16) at the center when the construction is completed. Is provided with a hole (15a) for storing and fixing the screw at the position of the locking hole (14a).
Further, the remote-operated drain plug device of the present embodiment is a tubular body bent in an L shape connected to the drain plug (5) as another member, and is located immediately below the valve body (2). An elbow member (19) having a storage portion (19a) having an opening for storing the thrust lock member (18) and being removable from a downward facing surface;
The elbow member (19) is connected to the underfloor pipe, and is provided with a trap pipe portion (20) for preventing the entry of odors and pests from the sewage side.
[0012]
Moreover, said remote-control type drain plug apparatus is attached to the wash basin (21) which is a drainage device comprised as follows.
The wash basin (21) includes a cabinet part (21c) having a door that can be opened and closed on the front surface, and a wash bowl (4) provided on the bottom surface of the cabinet part (21c). 21a), a rear wall portion (21b) suspended upward from the rear end of the top surface portion of the wash bowl (21a), and a mounting hole (3) provided on the rear wall portion (21b). .
[0013]
The remote-operated drain plug device described in paragraph 0011 is applied to the washstand (21) described in paragraph 0012 as follows.
As shown in FIG. 3, the guide tube (8) is inserted from the outside into the mounting hole (3) of the wash bowl (21a), and the nut member (11) is screwed to the external thread on the outer periphery of the guide tube (8). By doing so, the periphery of the attachment hole (3) is clamped by the flange (8d) of the guide cylinder (8) and the nut member (11), and the guide cylinder (8) is attached and fixed to the attachment hole (3).
Next, from the front side of the wash bowl (21a), the stopper portion (16) of the release wire (6) and the shaft portion are inserted into the through hole portion (8b) of the guide tube (8), and the flange portion (17) is inserted. It is made to contact | abut to the engagement hole (8c) of a guide cylinder (8). Further, from the front side of the wash bowl (21a), the engaged portion (9a) of the bearing portion (9) is screwed into the engaging portion (8a) of the through hole portion (8b), so that the release wire (6 ) Is sandwiched between the engagement hole (8c) and the bearing portion (9) of the guide tube (8). Thereafter, the decorative member (12) is fitted on the bearing portion (9), and the attachment of the release wire (6) and the operation portion (7) to the wash bowl (21c) is completed.
[0014]
Next, the drain plug (5) is attached to the attachment hole (4) of the wash bowl (21a), the elbow member (19) is further attached to the drain plug (5), and then the trap pipe section (20) is connected. And drainage piping of a wash basin (21) is completed by piping to underfloor piping.
[0015]
Next, the following 1. To 4. Attach the mounting nut (14) to the release wire (6) according to the procedure.
1. As shown in FIGS. 4A to 4B, the stopper portion (16) of the release wire (6) is inserted through the insertion hole (14b) of the mounting nut (14).
2. As shown in FIG. 4C, the release wire (6) is moved to the locking hole (14a) communicated from the insertion hole (14b).
3. As shown in FIG. 4D, the stopper portion (16) of the release wire (6) is brought into contact with the locking hole (14a).
4). As shown in FIG. 4 (e), the spacer (15) is fitted into the mounting nut (14) and fixed so that the stopper portion (16) is not displaced from the position of the locking hole.
[0016]
After connecting the mounting nut (14) to the release wire (6) to form the connecting portion (13) according to the procedure of the above paragraph 0015, the thrust lock member (18) is inserted into the storage portion (19a) of the elbow member (19). And using the mounting nut (14), one end of the release wire (6) is attached and fixed to the elbow member (19) in a state where it abuts the rear end of the thrust lock member (18). The construction of the remote-operated drain plug device is completed.
[0017]
The remote-operated drain plug device configured as described above can open and close the drain port freely from the operation unit by performing the same operation as the conventional example described in paragraph 0005 above.
[0018]
Further, when the maintenance work of the release wire (6) is performed, the mounting nut (14) is removed from the elbow member (19), the spacer (15) is further removed from the mounting nut (14), and the mounting nut is released from the release wire (6). Remove (14). Next, from the front side of the wash bowl (21a), the engagement between the bearing portion (9) and the guide tube (8) is released, the bearing portion (9) is removed from the guide tube (8), and the inside of the guide tube (8) By pulling out the release wire (6) in contact with the wire, maintenance work such as replacement of the damaged release wire (6) can be easily performed.
[0019]
The embodiments of the present invention are as described above. However, the present invention is not limited to the above embodiments, and the configuration can be freely changed without departing from the scope of the invention.
For example, in the above embodiment, the guide tube (8) is fixedly attached by screwing with the nut member (11). However, as long as the guide tube (8) can be fixedly attached to the attachment hole (3). For example, the attachment and fixing may be performed by so-called slaughtering such as bonding with an adhesive or forming a wedge shape on the outer peripheral surface of the guide tube (8).
[0020]
Further, in the above embodiment, the thrust lock member (18) is employed as the push-up mechanism, and the valve body (2) is moved up and down for each pushing operation applied to the thrust lock member (18) to open and close the drain port (1). However, the present invention is not limited to the above embodiment, and the tip of the inner wire (6a) of the release wire (6) is valved. A so-called two-way system that abuts the lower end of the valve shaft of the body (2) and uses the inner wire (6a) as a push-up mechanism to open / close the drain port (1) in response to pushing / pulling of the inner wire (6a). The present invention may be applied to the remote-operated drain plug device.
[0021]
【The invention's effect】
Since this invention was comprised as mentioned above, there exist the following outstanding effects.
1) In the present invention according to
2) In the first and second aspects of the present invention, since the valve element side end of the release wire can be inserted and removed from the front side of the drainage device, the release wire is attached from the opening side of the cabinet. -Compared with the conventional construction method for removal, workability during construction and maintenance is improved. This method is not particularly necessary when the mounting hole is provided on the top surface of the drainage device, but also when the mounting hole is provided on the rear wall of the drainage device. It is valid.
3) In the present invention according to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a construction example in a washstand according to the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a main part of the present invention.
FIG. 3A is a cross-sectional view of a main part showing components of an operation unit according to the present invention.
(B) It is principal part sectional drawing at the time of attaching and fixing the operation part to an attachment hole of this invention.
FIGS. 4A to 4E are perspective views showing a main part of an operation procedure when a release wire is connected to a mounting nut which is a connecting portion according to the present invention.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a construction example of a conventional example.
FIG. 6 is a cross-sectional view of a main part of a conventional example.
FIG. 7A is a cross-sectional view of a principal part showing components of an operation unit in a conventional example.
(B) It is principal part sectional drawing at the time of attaching and fixing the operation part to an attachment hole of a prior art example.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記排水口（１）を開閉する弁体（２）と、
該弁体（２）の動作を操作する、前記取付孔（３）に設けられた操作部（７）と、
操作部（７）に加えられた操作を弁体（２）に伝達するレリースワイヤ（６）と、
から成る遠隔操作式排水栓装置において、
上記レリースワイヤ（６）の弁体（２）側端部を、取付孔（３）の、排水機器の表側から挿通自在とすると共に、前記操作部（７）を、取付孔（３）に取付固定される、外周面に雄ねじが備えられた円筒形状であって、一方の端部に鍔部（８ｄ）を備えると共に、他方の端部にアウターチューブ（６ｂ）のフランジ部（１７）を係止する係合孔（８ｃ）を設けて成り、且つその中央にレリースワイヤ（６）を挿通する通孔部（８ｂ）、通孔部（８ｂ）の内周面に構成された係合部（８ａ）としての雌ねじを備えたガイド筒（８）と、
円筒形状であって、前記ガイド筒（８）の係合部（８ａ）の雌ねじと螺合する、被係合部（９ａ）としての雄ねじを外周面に備えて、排水機器の表面側からの作業によって着脱自在に係合部（８ａ）と係合する被係合部（９ａ）によって、上記レリースワイヤ（６）の操作部（７）側端部を固定する軸受け部（９）と、を備えて構成したことを特徴とする遠隔操作式排水栓装置。A drainage device having a cabinet portion (21c) with an open drainage port (1) and mounting hole (3);
A valve body (2) for opening and closing the drain port (1);
An operation portion (7) provided in the mounting hole (3) for operating the valve body (2);
A release wire (6) for transmitting an operation applied to the operation section (7) to the valve body (2);
In a remotely operated drain plug device comprising:
The valve body (2) side end of the release wire (6) can be inserted from the front side of the drainage device of the attachment hole (3), and the operation part (7) is attached to the attachment hole (3). It is fixed and has a cylindrical shape with an external thread on the outer peripheral surface, and has a flange (8d) at one end and a flange (17) of the outer tube (6b) at the other end. An engaging hole (8c) is provided, and a through-hole portion (8b) through which the release wire (6) is inserted at the center thereof, and an engaging portion configured on the inner peripheral surface of the through-hole portion (8b) ( A guide tube (8) provided with a female thread as 8a) ;
It has a cylindrical shape and is provided with a male screw as an engaged portion (9a) that engages with a female screw of the engaging portion (8a) of the guide tube (8) on the outer peripheral surface, and from the surface side of the drainage device. A bearing portion (9) for fixing the end of the release wire (6) on the side of the operation portion (7) by an engaged portion (9a) that is detachably engaged with the engaging portion (8a) by work. A remote-operated drain plug device characterized by comprising.
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