JP4146066B2 - Fluid circuit for liquid ejector - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像記録材料に適切に画像形成用溶媒を塗布する為等に利用し得る液体噴射装置に液体を供給する、液体噴射装置用の流体回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特開平11−15124号に例示された、感光材料と受像材料とを用いて画像記録処理を行う画像形成装置が提案されている。
【0003】
この画像形成装置は、画像形成用溶媒塗布部で感光材料に画像形成用溶媒を塗布した後、感光材料に受像材料を重ね合わせた状態で熱現像転写部により加熱し、感光材料を熱現像すると共に受像材料へ画像を転写して、所定の画像を受像材料に形成(記録)する熱現像転写処理を行う。
【0004】
この画像形成装置では、感光材料に非接触で画像形成用溶媒を塗布する為、図10乃至図12に例示する塗布装置310を用いている。
【0005】
この塗布装置310は、流体回路で液体噴射装置312に液体を供給しながら、液体噴射装置312で液体を噴霧して感光材料に塗布する。
【0006】
この液体噴射装置312は、その内部に設けた液室321A内に、流体回路で液体が供給される。そして、液室321Aの底部に配置したノズル板322を振動させることにより、液室321A内の液体の圧力が高まったときにノズル板322に線状に並ぶよう穿孔した図示しない多数のノズル孔から液滴を噴射する。
【0007】
この液体噴射装置312用の流体回路は、液体噴射装置312で液滴を噴射する使用時に液室321A内に液体を充填し、所定圧力を保持しながら液体の供給を継続する。これと共に液体噴射装置312の使用終了時に、液室321A内の液体を抜き取るように構成する。
【0008】
このため液体噴射装置312用の流体回路は、図10乃至図12に例示するように構成されている。この流体回路では、液体噴射装置312の図に向かって左下方に液体を貯留するボトル332が配置されており、このボトル332の上部に液体を濾過する為のフィルタ334が配置されている。そして、ボトル332とフィルタ334との間を、送液用のポンプ336が途中に配置された送液パイプ342で接続する。
【0009】
さらに、液体噴射装置312の図に向かって右側には、ボトル332より送られた液体を一旦貯留するサブタンク338が配置されている。このサブタンク338の底面には、フィルタ334から引き出された送液パイプ344が接続されている。なお、送液パイプ344の途中には、液体を加熱して温調する為のヒータ352が配置されている。また、これらポンプ336及びヒータ352は、これらの動作を制御するコントローラ354にそれぞれ接続されている。
【0010】
そして、コントローラ354によりポンプ336及びヒータ352が作動されると、ポンプ336によりボトル332内からフィルタ334側に液体が送られ、さらに、この液体がフィルタ334を通過して濾過されると共にヒータ352により加熱されてサブタンク338に送られ、サブタンク338内に液体が一旦溜められる。
【0011】
このサブタンク338の上端部には、一端の開口が外部に開放された大気開放パイプ356が取り付けられ、この大気開放パイプ356を通じてサブタンク338の内部を外気に連通可能にしてサブタンク338内の気圧を大気圧に維持できるようにしている。
【0012】
図示するように、サブタンク338の上部寄りの部分における液体噴射装置312より高い位置には、サブタンク338内の液面の位置を検出する液面センサ358を設置し、液面センサ358で液面を検出することにより液体がサブタンク338から溢れ出すことを防止する制御動作を行う。
【0013】
また、サブタンク338の図に向かって下部寄りの部分と液体噴射装置312の側部との間を、送液パイプ346で接続し、ボトル332よりポンプ336で送られた液体が、フィルタ334、ヒータ352、サブタンク338、送液パイプ346等を通って液体噴射装置312内に充填されるようにする。
【0014】
この液体噴射装置312の下方にはトレー340を配置し、このトレー340を循環パイプ348に接続して、液体噴射装置312より溢れ出した液体をトレー340が集め、循環パイプ348を介してボトル332に戻すようにする。
【0015】
この循環パイプ348の一端側は、二つの連結パイプ348A、348Bに枝分かれされ、一方の連結パイプ348Aは、サブタンク338における送液パイプ346が接続された高さ位置より低い位置に接続される。また、他方の連結パイプ348Bは、サブタンク338における送液パイプ346が接続された高さ位置より高い位置に接続される。
【0016】
また、一方の連結パイプ348Aには、循環経路開閉弁である下側排出バルブ362を配置し、他方の連結パイプ348Bには、液位調整弁である上側排出バルブ366を配置する。
【0017】
このように構成することにより、下側排出バルブ362或いは上側排出バルブ366を開放することにより、これら連結パイプ348A、348Bを介してサブタンク338内に溜まった必要以上の液体がボトル332に、戻されるようになっている。
【0018】
すなわち、連結パイプ348B及び循環パイプ348によって、液体噴射装置312より低い位置でサブタンク338に一端側が接続されると共に他端側がボトル332に接続してサブタンク338内に貯留された液体の液位を一定に保つ排出管を構成する。
【0019】
また、連結パイプ348A及び循環パイプ348により、液体噴射装置312に接続される部分より下部のサブタンク338の部分とボトル332との間を接続する循環パイプを構成し、これらと送液パイプ342、344とで、液体を循環する液体噴射装置用の流体回路を構成する。
【0020】
次に、塗布装置310の起動時における流体回路の作動を説明する。この起動時には、図11に示すように、コントローラ354は、下側排出バルブ362を開放し、さらにヒータ352の作動を開始すると共にポンプ336の駆動を開始する。
【0021】
これにより、液体噴射装置312に送液パイプ346で接続する部分より下部のサブタンク338の部分とボトル332との間を接続する連結パイプ348A及び循環パイプ348が、液体を循環する循環経路を構成する。この循環経路内を流れる液体は、フィルタ334で濾過されると共に、ヒータ352で加熱される。
【0022】
そして、塗布装置310の起動時には、図11に矢印で示すように、液体がボトル332からフィルタ334を通り、液体にごみ等が入っていても取り除かれ、またヒータ352により液体が温調される待機状態となる。
【0023】
次に、液体噴射装置312の液室321A内に液体を充填する場合について説明する。この場合には、コントローラ354がタンク開閉バルブ364を開き、下側排出バルブ362及び上側排出バルブ366を閉じて、大気開放パイプ356により上部が開放されたサブタンク338側にポンプ336によりボトル332内に貯留された液体を送り込み、このサブタンク338が液体を一旦貯留してサブタンク338内の液位が順次上昇する。
【0024】
これによって、図12の矢印で示すようにサブタンク338と送液パイプ346で繋がる液体噴射装置312にサブタンク338側から液体が充填される。
【0025】
この際、液体噴射装置312内よりオーバフローした液体は、図12の矢印で示すようにタンク開閉バルブ364を通過し、ボトル332内に戻される。
【0026】
また、液体噴射装置312に液体が充填された後も、サブタンク338内の液位が上昇するが、液面センサ358が液体噴射装置312より高い位置でこのサブタンク338内の液位を検出する。
【0027】
そして、この検出信号がコントローラ354に送られると、コントローラ354は、液体噴射装置312より低い位置でサブタンク338に繋がる連結パイプ348Bを開閉する上側排出バルブ366を開放する。この結果、連結パイプ348B及び循環パイプ348によりサブタンク338内の余剰の液体を排出し、図10に示すように、液体噴射装置312より低い液位でサブタンク338内に貯留された液体の液位を一定に保つ。
【0028】
さらに、コントローラ354は、上側排出バルブ366が開放される前に液体噴射装置312と繋がって配置されて予め開放されていたタンク開閉バルブ364を閉鎖し、図10に示すように、液体噴射装置312内に充填された液体の液位を維持する状態とする。
【0029】
この状態では、液体噴射装置312内が一定の負圧に保たれつつ、液体噴射装置312内の液体の液位を維持した状態で、液体噴射装置312に設けられる複数のノズル孔が液体を噴射できるようになる。
【0030】
また、液体噴射装置312の複数のノズル孔より液体を噴出する霧化動作に伴って液室321A内にサブタンク338に貯留されている液体を補給する。
【0031】
このため、霧化動作中はポンプ336を低速で動作させることにより、サブタンク338の液位を一定に保つ、これと共に、負圧となっている液体噴射装置312の液室321A内の液圧とサブタンク338内の液圧(大気圧)との間の圧力差を利用して、サブタンク338から液体噴射装置312へ自動的に液体が補給される。
【0032】
次に、液体噴射装置312の霧化動作を終了する場合には、コントローラ354の指令により、タンク開閉バルブ364を開放する。
【0033】
これにより、液体噴射装置312内に充填された液体が送液パイプ346を逆流してサブタンク338側に流れ、さらに連結パイプ348B及び循環パイプ348を介してボトル332に戻り、図11に示す待機状態となる。
【0034】
さらに、待機状態で一定時間経過すると、霧化動作が完全に終了したとコントローラ354が判断し、コントローラ354が下側排出バルブ362を開放して、全ての液体をボトル332内に戻し停止状態とする。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような液体噴射装置312用の流体回路では、その起動をする場合、液体噴射装置312の液室321A内に液体を充填する場合、液体噴射装置312の霧化動作を終了して待機状態とする場合、さらに停止状態とする場合に、コントローラ354で下側排出バルブ362、タンク開閉バルブ364又は上側排出バルブ366を適宜制御操作し、この流体回路の液体循環経路を各場合に対応するよう変更して設定するよう構成されている。
【0036】
このような液体噴射装置312用の流体回路では、流路を構成する配管の引き回しが複雑になり、多くのバルブを使用することになると共に、各バルブを開閉して流体回路の液体循環経路を変更して設定する制御動作も複雑になるという問題がある。
【0037】
本発明は上記事実を考慮し、液体噴射装置用の流体回路の構成を簡素化し、この流体回路の液体循環経路を変更するため制御操作される開閉弁の数を削減して制御動作を簡素化できる液体噴射装置用の流体回路を新たに提供することを目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の液体噴射装置用の流体回路は、ポンプによってメインタンク内の液体を液体噴射装置より低い液面を設定するためのサブタンク内に送給する流路と、サブタンク内の吸液口から液体噴射装置における液体を噴射する複数のノズル孔を設けた液室内を通り開状態の開閉弁を通る部位をポンプで負圧にしてサブタンク内の液体を吸い込むようにして流す流路と、を有することを特徴とする。
【0039】
本発明の請求項2に記載の液体噴射装置用の流体回路は、メインタンク内に臨む吸液口から液体噴射装置の液体を噴射する複数のノズル孔より低い液面を設定するためのサブタンク内に臨む排液口まで一連に配管された第1管路と、第1管路の一部に配置された送液用のポンプと、サブタンクから液体噴射装置における液室の入口に接続する第2管路と、液室の出口から、第1管路における吸液口とポンプとの間に接続する第3管路と、第3管路の一部に配置された開閉弁と、を有することを特徴とする。
【0040】
前述のように構成することにより、開閉弁を開状態にしてポンプを駆動することにより、メインタンク内の液体をサブタンク側へ送液し、サブタンク内の液体を液体噴射装置の液室に充填する。さらに、液体噴射装置の液室に液体が充填されてから開閉弁を閉状態にして液体噴射装置が駆動されて液体を噴射しながらサブタンクから減った分だけ液体を自動的に供給させる状態とすると共に、ポンプも駆動してメインタンクからサブタンクへ液体を供給し、液体噴射装置の液体噴射動作を継続させることができる。
【0041】
よって、液体噴射装置用の流体回路の構成を簡素化でき、この流体回路で用いる液体循環経路を変更するため制御操作される開閉弁の数を削減して制御動作を簡素化できる。
【0042】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の液体噴射装置用の流体回路において、サブタンク内の液面が、液体噴射装置より低い一定の位置となるようサブタンクからメインタンクへ廃液するよう構成したことを特徴とする。
【0043】
上述のように構成することにより、請求項1又は請求項2に記載の発明の作用及び効果に加えて、サブタンク内の液面を一定に保つことにより、液体噴射装置の液室内に充填された液体が大気圧に対して一定の負圧状態を維持するようにし、液体噴射装置の液体の噴射状態を安定させることができる。
【0044】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の液体噴射装置用の流体回路において、液体噴射装置の液室内に液体を充填する際及び不使用のときの所要時に、複数のノズル孔部分を密閉状態とし、液体噴射装置の使用時に複数のノズル孔部分から離脱するキャップを装着したことを特徴とする。
【0045】
上述のように構成することにより、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明の作用及び効果に加えて、液体噴射装置の複数のノズル孔から不用意に液体が漏れるのを防止し、複数のノズル孔の部分に液体に溶解している成分が析出するのを防止し、液体噴射装置の液室内に液体を充填する際及び不使用のときの所要時に複数のノズル孔から液体が漏れた場合でも、これをキャップで受けて液体が不要な所に付着することを防止できる。
【0046】
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の液体噴射装置用の流体回路において、ポンプを駆動してメインタンク内の液体をサブタンク内に充填し、開閉弁を開いてサブタンク内の液体を複数のノズル孔部分を有する液室内に充填し、液室内に液体が充填されてから開閉弁を閉じることにより、液室内の液体が大気圧に対して負圧となるように制御するコントローラを装着したことを特徴とする。
【0047】
上述のように構成することにより、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明の作用及び効果に加えて、コントローラの簡素な制御動作で、液体噴射装置用の流体回路の循環経路を変更することにより、メインタンクからサブタンクへ液体を送液し、液室内に液体を充填し、液体噴射装置で連続して液体を噴射できる使用状態にセットできる。
【0048】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の液体噴射装置用の流体回路に係わる実施の形態につき図1乃至図9によって説明する。なお、この図1乃至図9における前述した図10乃至図12に対応する同一部材には、同一の符号を付すこととして説明の便に供する。
【0049】
図1乃至図3には、液体の塗布装置310の概略構成が示されている。この塗布装置310は、液体噴射装置312と、この液体噴射装置312の液室321A内に液体を供給する為の流体回路部100とを有する。
【0050】
この液体噴射装置312は、図5乃至図8に示すところから分かるように、略直方体の装置本体の内部に長手方向に沿って液室321Aが設けられている。また、この装置本体の底面部には、液室321Aにおける隔壁の一部となるノズル板322が配設されている。
【0051】
すなわち、液体噴射装置312は、装置本体の構造部材に、その長手方向に沿って底面に開放する長溝を形成し、その底面の開口を、弾性変形可能な長方形状の薄板を屈曲して形成したノズル板322で塞いで、一体構造に構成する。
【0052】
この液体噴射装置312における装置本体の構造部材は、一対のフレーム部材314を重ね合わせて図示しないボルトでねじ止めすることにより構成する。
【0053】
各フレーム部材314は、左右対称に形成され、それぞれてこ板320、側壁312A、支持部312B及び頂壁312Cが一体に形成されている。
【0054】
各てこ板320は、矩形長板状に形成され、液体噴射装置312の各側壁312Aの下部に一体に形成された細幅で弾性変形可能な支持部312Bで支持されるように、各支持部312Bに一体に続けて形成されている。
【0055】
各フレーム部材314は、各側壁312Aの上部に一対の頂壁312Cを一体に形成する。この各頂壁312Cの一部は、両横側に突出する形状とされており、この突出した頂壁312Cの下側と、てこ板320の外側端部との間に、アクチュエータとなる複数の圧電素子326(本実施の形態では、片側に3本づつ)の両端部が接着されて架設されている。
【0056】
液体噴射装置312では、ノズル板322が、その直線状に並ぶノズル孔324郡の長手方向と平行な両側部を、それぞれ図7に示すように一対のてこ板320に接着剤等で貼着して配置されている。
【0057】
このノズル板322には、液室321A内に満たされた液体(処理液である画像形成用溶媒、本実施の形態では、水が用いられる。)を噴射するための複数のノズル孔324(例えば直径数十μm)が、一定の間隔で直線状に並べて穿孔されている。
【0058】
この液体噴射装置312は、その底面部における直線状に並んだ複数のノズル孔324を、例えば図6乃至図9に示す感光材料16の搬送方向Aと交差する方向に合わせて配置され、直線状に並んだ複数のノズル孔324が感光材料16の幅方向全体に渡って対応するよう設定されている。これによって後述するように、これらノズル孔324から液室321A内の処理液が、搬送される感光材料16の全面に塗布可能となる。
【0059】
また図5及び図6に示すように、ノズル板322の長手方向両端部と一対のフレーム部材314両端部とで区画された各部分には、それぞれ薄肉の封止板328を貼着する。
【0060】
この封止板328は、ノズル板322の各端部と一対のフレーム部材314の各端部との間に渡って塗布した、例えばシリコンゴム系の接着剤である弾性接着剤によって貼着されている。
【0061】
これにより、ノズル板322の両端の動きを阻害せずに、封止板328と、ノズル板322の各端部と、一対のフレーム部材314の各端部との間が弾性的に密封されることになる。
【0062】
この液体噴射装置312は、その長手方向両端部の各封止板328に、それぞれ液室321Aに連通する導液管331、347が配設されている。なお、フレーム部材314の両端部に、液室321A内に連通する各導液管を設けても良い。
【0063】
このように構成された液体噴射装置312は、その各圧電素子326に電源から通電されると、図8に示すように圧電素子326が伸び、てこ板320を支持部312B廻りに回動させる。これにより圧電素子326が、ノズル板322を弾性変形させながらノズル板322の中央部を矢印B方向に沿って上昇させ、液室321A内の処理液の圧力を高めて、直線状に並んだ複数のノズル孔324から少量の処理液Lを一括して線状に噴射させる。
【0064】
図4の概略斜視図に示すように、液体噴射装置312の霧化動作を行わない不使用時に、ノズル孔324部分を密閉状態にカバーするためのキャップ351を用意する。
【0065】
このキャップ351は、断面略U字状の皿状の部材で、その開口の周端部に液体噴射装置312に密着するための密閉パッキン353を設けて構成されている。
【0066】
そして、キャップ351は、液体噴射装置312における不使用のときの所要時にノズル孔324部分をカバーする位置に移動され、液体噴射装置312が処理液霧化動作を行うときには動作の邪魔とならないようにノズル孔324の下方に離脱するよう移動されてノズル孔324から噴射され感光材料16に付着されなかった処理液の液滴受けとして用いられるように装着される。
【0067】
上述のように構成された液体噴射装置312には、図1乃至図3に示すように構成された流体回路部100によって処理液を供給する。
【0068】
この液体噴射装置312用の流体回路部100は、液体噴射装置312で液滴を噴射する使用時に液室321A内に液体を充填し、所定圧力を保持しながら液体の供給を継続する。
【0069】
この液体噴射装置312用の流体回路部100は、液体噴射装置312から所定距離下方の位置に処理液を貯留するメインタンク102及びサブタンク104とを配置し、これらのメインタンク102及びサブタンク104と液体噴射装置312との間を管路で接続して構成する。
【0070】
このメインタンク102は、処理液を貯留し、保管しておくために大型の容器に構成されている。
【0071】
またサブタンク104は、液体噴射装置312に処理液を一定の圧力で供給するためのもので、比較的小型の容器に構成されている。このサブタンク104には、その内部に貯留された処理液の液面を液体噴射装置312に対して一定の高さ位置に設定する液面位置設定手段として、サブタンク104内に処理液を供給してオーバフローさせメインタンク102に戻す構成を設ける。
【0072】
このため、メインタンク102の内部にサブタンク104を配置し、例えばサブタンク104の所定液面位置に合わせて開口する図示しない堰を設け、サブタンク104内に供給された処理液がこの堰からメインタンク102内に還流されるように構成する。
【0073】
また、メインタンク102からサブタンク104へ処理液を送給する流路を構成する第1管路106を設ける。すなわち、第1管路106は、その液給入口をメインタンク102内に臨ませ、その液排出口をサブタンク104内に臨ませるよう配管する。
【0074】
これと共に、この第1管路106は、その中間部に可変容量ポンプ110を介在させて送液量を調整しながらメインタンク102内に臨む吸液口からサブタンク104内に臨む排液口まで処理液を送液可能に構成する。なお、可変容量ポンプ110は、コントローラ354で、駆動若しくは停止又は送液量の変更調整を制御するよう構成されている。
【0075】
さらに、サブタンク104と、液体噴射装置312との間には、処理液流通用の流路を構成する第2管路108を設ける。この第2管路108は、その一方の端口をサブタンク104内に臨ませ、その他方の端口を液体噴射装置312の導液管347に接続し、サブタンク104内と液室321A内との間で処理液を流通可能とする。
【0076】
また、液体噴射装置312と、第1管路106の管路上の所定部との間には、処理液流通用の流路を構成する第3管路112を設ける。すなわち、第3管路112は、その一方の端口を液体噴射装置312の導液管331に接続し、その他方の端口を第1管路106のメインタンク102から可変容量ポンプ110までの所定部に分岐管で接続し、液体噴射装置312の液室321A内と第1管路106の所定部との間で処理液を流通可能とする。
【0077】
これと共に第3管路112の中間部には、第3管路112内を処理液が流通可能となる状態又は流通不能となる状態に切り替える開閉弁114を設ける。この開閉弁114は、コントローラ354で、その開閉動作を制御するよう構成されている。
【0078】
また、この塗布装置310では、液体噴射装置312の液室321A内に処理液を充填し、開閉弁114を閉じた際に、空気がノズル孔324から逆流せず、かつ各ノズル孔324から処理液が漏れ出すことが無いように、ノズル孔324の径の寸法、液体噴射装置312のサブタンク104の液面からの高さ等を、処理液の表面張力との関係から設定する。
【0079】
なお、流体回路部100には、その適所に図示しないフィルタを配置して処理液を濾過し、又はその適所に図示しないヒータを配置して処理液を加熱し温調するよう構成しても良い。
【0080】
次に、上述のように構成した塗布装置310の作用及び動作について説明する。
【0081】
この塗布装置310は、図2に示す使用前の状態において、流体回路部100のメインタンク102に必要量の処理液を充填する。すなわち、サブタンク104と液体噴射装置312の液室321A内には、処理液が充填されていない空の状態にある。
【0082】
次に、塗布装置310の使用を開始するために、液体噴射装置312の液室321A内に液体を充填する場合について説明する。この場合には、コントローラ354が開閉弁114を開き、可変容量ポンプ110を比較的大きい出力で駆動する。
【0083】
これによって図2に矢印で示すように、まず、メインタンク102内の処理液が第1管路106を通ってサブタンク104内に充填される。これと共に、サブタンク104に充填された処理液は、第2管路108を通って液室321A内に充填され、さらに第3管路112から第1管路106の途中に送液されサブタンク104に還流される。
【0084】
また、サブタンク104内に処理液が所定水準まで充填されると、それ以降に第1管路106から送液された余剰の処理液がサブタンク104の図示しない堰を通ってメインタンク102に還流され、図1に示す準備状態に至る。
【0085】
なお、この図2に示す状態から図1に示す準備状態へ移行するときには、液体噴射装置312を停止し、かつ液体噴射装置312にキャップ351を被せておき、処理液を不使用の液体噴射装置312の液室321Aに通す際に複数のノズル孔324から処理液が漏れた場合でもキャップ351で受けて、液体噴射装置312から処理液を塗布する対象物側に不用意に処理液が付着するのを防止する。
【0086】
次に、図1に示す準備状態から図3に示す使用状態に移行する場合について説明する。
【0087】
この場合には、まず、コントローラ354が開閉弁114を閉じる。すると、液体噴射装置312の液室321A内部の処理液は、サブタンク104の液面からの高さに比例した所定値の負圧となる。
【0088】
このように液室321A内が所定値の負圧となっても、液体噴射装置312の各ノズル孔324の部分で処理液の表面張力が働くので、各ノズル孔324から処理液が液室321A内に逆流することを防止できる。これと共に、液室321A内が所定値の負圧となるので、各ノズル孔324から処理液が漏れ出すことを防止できる。
【0089】
そして、開閉弁114が閉じられることにより、各ノズル孔324から処理液が漏れ出すことが無い状態において、液体噴射装置312に被せられているキャップ351を図示しない自動操作装置で取り外して待機位置に移動する。
【0090】
これと共に、コントローラ354は、可変容量ポンプ110を比較的小さい出力で駆動し、液体噴射装置312が噴射する処理液の量より多い量の処理液をメインタンク102から第1管路106を通じてサブタンク104に供給する。
【0091】
これにより、サブタンク104は、液体噴射装置312の駆動中では常に処理液が堰からオーバフローする状態となり、サブタンク104内の液面の高さが一定となる。
【0092】
よって、サブタンク104の液面から液体噴射装置312までの高さを常に一定に保つことができるので、液室321A内の負圧を常に所定の一定値に保持して、液体噴射装置312から処理液を適正に噴射可能な状態を安定して維持できる。
【0093】
この塗布装置310では、前述のような操作により図3に示す状態となり、その動作状態が安定してから、コントローラ354で制御して液体噴射装置312を駆動し、処理液の塗布動作を実行する。
【0094】
次に、塗布装置310の処理液の塗布動作を終了する場合には、図3の状態で、コントローラ354が、液体噴射装置312と可変容量ポンプ110とを停止する。これと共に、待機位置にあるキャップ351を図示しない自動操作装置で液体噴射装置312に被せ、次の使用時まで待機する。
【0095】
このときキャップ351は、その開口の周端部の密閉パッキン353で液体噴射装置312に密着させて被せられる。このため液体噴射装置312の複数のノズル孔324を設けた部分が密閉パッキン353内に密閉されるので、複数のノズル孔324から処理液が不用意に漏れたり、処理液の成分がノズル孔324の部分に析出してノズル孔324を塞ぐことを防止できる。
【0096】
次に、塗布装置310の使用を再開する場合には、コントローラ354が可変容量ポンプ110を比較的小さい出力で駆動する。これと共に、液体噴射装置312に被せられているキャップ351を図示しない自動操作装置で取り外して待機位置に移動する。
【0097】
そして、コントローラ354で制御して液体噴射装置312を駆動し、処理液の塗布動作を再開する。
【0098】
なお、上述した流体回路部100の開閉弁114を、第3管路112に処理液を通すように開き又は第3管路112に処理液が通らないように閉止する機能の他に、第3管路112内に大気が入るように開放する機能を付加した構成としても良い。このように構成した場合には、塗布装置310の処理液の塗布動作を終了する場合に、図3の使用状態からコントローラ354が、液体噴射装置312と可変容量ポンプ110とを停止する。これと共に、待機位置にあるキャップ351を図示しない自動操作装置で液体噴射装置312に被せる。
【0099】
さらに、コントローラ354は、開閉弁114を第3管路112内に大気が入るように開放する。すると、液室321A、第1管路106、第2管路108及び第3管路112内に空気が入り、これと入れ替えに液室321A、第1管路106、第2管路108及び第3管路112内の処理液がメインタンク102及びサブタンク104に戻る。
【0100】
これにより、流体回路部100は、液室321A、第1管路106、第2管路108及び第3管路112内を空にした状態で、次の使用時まで待機する。なお、塗布装置310の使用を再開する場合には、前述した図2に示す状態から図1に示す状態へ移行したのと同様に、コントローラ354が可変容量ポンプ110を比較的大きい出力で駆動を開始し、前述と同様の動作で図3に示す動作状態とし、塗布装置310の使用を再開する。
【0101】
次に、前述した塗布装置310を利用した画像形成装置の概略について図9により説明する。まず、画像の原稿をスキャナ等で入力し、画像処理して、露光部18の作動準備を整える。
【0102】
次に原稿の画像を感光材料16に形成する指令が装置本体の図示しない制御部へ入力されると、制御部の指令により給紙部12が作動され、帯状の感光材料16が搬送路14上へ送り出される。このように搬送路14上へ所定長さ送り出された感光材料16は、カッタ38で所定の大きさに切断され露光部18へ送られる。
【0103】
次に露光部18では、感光材料16の片面の乳剤面16A上へ所要の原稿画像を露光してから現像補力処理部20へ送る。現像補力処理部20では、塗布装置310で感光材料16の乳剤面16A上に第1現像補力処理液(ここでは水を用いる)を塗布し、所定温度(摂氏40度)の温間を作る処理温調部355の搬送路14上を280ミリメートル搬送する間の20秒間現像処理し、余った第1現像補力処理液をローラ367で絞ってから洗浄部24へ送る。
【0104】
次に洗浄部24では、感光材料16の乳剤面16A上にシャワー装置52によって洗浄水を掛け、搬送路14上を140ミリメートル搬送する間の5秒間水洗してアルカリ成分を除去した後、絞りローラ56で感光材料16に付着した残留洗浄水を絞り落とし、安定化部25へ送る。
【0105】
安定化部25では、感光材料16の乳剤面16A上にシャワー装置58によって第1安定化液を掛け、搬送路14上を70ミリメートル搬送する間の5秒間安定化処理(脱銀処理)した後、絞りローラ60で感光材料16に付着した第1安定化液を絞り落としてから感光材料16を乾燥部26へ送る。
【0106】
乾燥部26では、搬送路14上の所定範囲をカバー部材64で覆い、このカバー部材64の内部で温風を感光材料16の乳剤面16A上に吹き付けて乾燥させ、かつ所定温度に加熱したヒートローラ66を感光材料16に転接させて乾燥させながら搬送路14上を140ミリメートル搬送する間の10秒間に渡って乾燥する。そして、乾燥した感光材料16を、画像が形成された完成品として排出口から受け皿上へ送出し画像形成処理の一連の制御動作を完了する。
【0107】
このような塗布装置310は、感光材料16の表面に非接触で微量の処理液を均等に素早く塗布できるので、画像形成装置に用いて好適である。
【0108】
なお、この塗布装置310は、現像機における印画紙への現像液の塗布、印刷機の浸し水の塗布、塗工機等へ応用することができる。
【0109】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明に係る液体噴射装置用の流体回路によれば、液体噴射装置用の流体回路の構成を簡素化でき、この流体回路の液体循環経路を変更するため制御操作される開閉弁の数を削減して制御動作を簡素化できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る液体噴射装置用の流体回路における液体噴射装置の液室とサブタンクとに液体を充填する状態を示す流体回路図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る液体噴射装置用の流体回路における液体噴射装置の液室とサブタンクとに液体が充填されていない状態を示す流体回路図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る液体噴射装置用の流体回路における液体噴射装置が液体を噴射する使用状態を示す流体回路図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る液体噴射装置用の流体回路における液体噴射装置とキャップとを引き離した状態で示す斜視図である。
【図5】本発明の液体噴射装置用の流体回路における実施の形態に係る液体噴射装置を取り出して示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る液体噴射装置の下を感光材料が搬送される状態を示す底面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る液体噴射装置の図6のVII−VII線による断面図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る液体噴射装置から水を噴射する状態を図7に対応した断面で示す断面図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る液体噴射装置用の流体回路を画像形成装置に利用した場合を示す概略説明図である。
【図10】従来の液体噴射装置用の流体回路における液体噴射装置の使用状態を例示する概略構成図である。
【図11】従来の液体噴射装置用の流体回路における液体噴射装置の液室が空の状態を例示する概略構成図である。
【図12】従来の液体噴射装置用の流体回路における液体噴射装置の液室に液体を充填する状態を例示する概略構成図である。
【符号の説明】
100 流体回路部
102 メインタンク
104 サブタンク
106 第1管路
108 第2管路
110 可変容量ポンプ
112 第3管路
114 開閉弁
310 塗布装置
312 液体噴射装置
322 ノズル板
324 ノズル孔
351 キャップ
353 密閉パッキン
354 コントローラ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fluid circuit for a liquid ejecting apparatus that supplies a liquid to a liquid ejecting apparatus that can be used to appropriately apply an image forming solvent to an image recording material.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, there has been proposed an image forming apparatus that performs image recording processing using a photosensitive material and an image receiving material, as exemplified in JP-A-11-15124.
[0003]
In this image forming apparatus, after an image forming solvent is applied to the photosensitive material by the image forming solvent applying unit, the image receiving material is superimposed on the photosensitive material and heated by the heat development transfer unit to thermally develop the photosensitive material. At the same time, an image is transferred to the image receiving material, and a heat development transfer process for forming (recording) a predetermined image on the image receiving material is performed.
[0004]
In this image forming apparatus, a
[0005]
The
[0006]
The
[0007]
The fluid circuit for the liquid ejecting
[0008]
For this reason, the fluid circuit for the liquid ejecting
[0009]
Further, on the right side of the liquid ejecting
[0010]
When the
[0011]
An
[0012]
As shown in the drawing, a
[0013]
Further, a portion closer to the lower portion of the
[0014]
A
[0015]
One end of the
[0016]
In addition, a
[0017]
With this configuration, when the
[0018]
That is, one end side is connected to the
[0019]
Further, the
[0020]
Next, the operation of the fluid circuit when the
[0021]
Accordingly, the
[0022]
When the
[0023]
Next, a case where the liquid is filled into the
[0024]
As a result, as shown by the arrow in FIG. 12, the
[0025]
At this time, the liquid overflowing from the
[0026]
Further, even after the
[0027]
When this detection signal is sent to the
[0028]
Further, the
[0029]
In this state, a plurality of nozzle holes provided in the
[0030]
In addition, the liquid stored in the
[0031]
For this reason, during the atomization operation, the liquid level in the sub-tank 338 is kept constant by operating the
[0032]
Next, when the atomization operation of the
[0033]
As a result, the liquid filled in the
[0034]
Further, when a certain period of time elapses in the standby state, the
[0035]
[Problems to be solved by the invention]
In the fluid circuit for the
[0036]
In such a fluid circuit for the
[0037]
In consideration of the above fact, the present invention simplifies the configuration of the fluid circuit for the liquid ejecting apparatus, and simplifies the control operation by reducing the number of on-off valves that are controlled to change the liquid circulation path of the fluid circuit. An object is to newly provide a fluid circuit for a liquid ejecting apparatus.
[0038]
[Means for Solving the Problems]
According to a first aspect of the present invention, there is provided a fluid circuit for a liquid ejecting apparatus, comprising: a flow path for feeding a liquid in a main tank into a sub tank for setting a lower liquid level than the liquid ejecting apparatus by a pump; The flow passing through the liquid chamber provided with a plurality of nozzle holes for injecting the liquid in the liquid ejecting apparatus through the liquid suction port and passing through the open on-off valve with a negative pressure by the pump. And a road.
[0039]
According to a second aspect of the present invention, there is provided the fluid circuit for the liquid ejecting apparatus in the sub tank for setting the liquid level lower than the plurality of nozzle holes for ejecting the liquid of the liquid ejecting apparatus from the liquid suction port facing the main tank. A first pipe line connected in series to a liquid discharge port facing the liquid, a liquid feed pump disposed in a part of the first pipe line, and a second tank connected from the sub tank to the liquid chamber inlet of the liquid ejecting apparatus. A conduit, a third conduit connected between the liquid suction port in the first conduit and the pump from the outlet of the liquid chamber, and an on-off valve disposed in a part of the third conduit It is characterized by.
[0040]
With the configuration described above, the pump is driven with the on-off valve opened, whereby the liquid in the main tank is sent to the sub tank side, and the liquid in the sub tank is filled in the liquid chamber of the liquid ejecting apparatus. . Further, after the liquid chamber of the liquid ejecting apparatus is filled with the liquid, the on-off valve is closed and the liquid ejecting apparatus is driven so that the liquid is automatically supplied by the amount reduced from the sub tank while ejecting the liquid. At the same time, the pump can be driven to supply the liquid from the main tank to the sub tank, and the liquid ejecting operation of the liquid ejecting apparatus can be continued.
[0041]
Accordingly, the configuration of the fluid circuit for the liquid ejecting apparatus can be simplified, and the number of on-off valves that are controlled to change the liquid circulation path used in the fluid circuit can be reduced to simplify the control operation.
[0042]
According to a third aspect of the present invention, in the fluid circuit for the liquid ejecting apparatus according to the first or second aspect, the liquid level in the sub tank is changed from the sub tank to the main tank so that the liquid level is lower than the liquid ejecting apparatus. It is characterized in that it is configured so as to be drained.
[0043]
By configuring as described above, in addition to the operation and effect of the invention according to
[0044]
According to a fourth aspect of the present invention, in the fluid circuit for a liquid ejecting apparatus according to any one of the first to third aspects, the liquid chamber of the liquid ejecting apparatus is filled with liquid and required when not in use. In some cases, the plurality of nozzle hole portions are hermetically sealed, and caps that are detached from the plurality of nozzle hole portions when the liquid ejecting apparatus is used are mounted.
[0045]
By configuring as described above, in addition to the operation and effect of the invention according to any one of
[0046]
According to a fifth aspect of the present invention, in the fluid circuit for the liquid ejecting apparatus according to any one of the first to fourth aspects, the pump is driven to fill the liquid in the main tank into the sub tank, and the on-off valve The liquid in the sub-tank is filled into the liquid chamber having a plurality of nozzle hole portions, and the liquid is filled in the liquid chamber and then the on-off valve is closed. It is characterized by mounting a controller that controls the above.
[0047]
With the configuration described above, in addition to the operation and effect of the invention according to any one of
[0048]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment relating to a fluid circuit for a liquid ejecting apparatus of the present invention will be described with reference to FIGS. The same members in FIGS. 1 to 9 corresponding to FIGS. 10 to 12 described above are provided with the same reference numerals for convenience of explanation.
[0049]
1 to 3 show a schematic configuration of a
[0050]
As can be seen from FIGS. 5 to 8, the
[0051]
That is, in the
[0052]
The structural member of the main body of the
[0053]
Each
[0054]
Each
[0055]
Each
[0056]
In the
[0057]
The
[0058]
In the
[0059]
Further, as shown in FIGS. 5 and 6, a
[0060]
The sealing
[0061]
Thus, the sealing
[0062]
In the
[0063]
In the
[0064]
As shown in the schematic perspective view of FIG. 4, a
[0065]
The
[0066]
The
[0067]
The
[0068]
The
[0069]
The
[0070]
The
[0071]
The
[0072]
For this reason, the
[0073]
In addition, a
[0074]
At the same time, the
[0075]
Furthermore, a
[0076]
Further, a
[0077]
At the same time, an on-off
[0078]
Further, in this
[0079]
The
[0080]
Next, the operation and operation of the
[0081]
In the state before use shown in FIG. 2, the
[0082]
Next, a case where the liquid is filled in the
[0083]
As a result, as indicated by an arrow in FIG. 2, first, the processing liquid in the
[0084]
Further, when the processing liquid is filled to a predetermined level in the
[0085]
When the state shown in FIG. 2 is shifted to the preparation state shown in FIG. 1, the
[0086]
Next, a case where the preparation state shown in FIG. 1 is shifted to the use state shown in FIG. 3 will be described.
[0087]
In this case, first, the
[0088]
In this way, even when the inside of the
[0089]
Then, when the on-off
[0090]
At the same time, the
[0091]
Accordingly, the
[0092]
Therefore, the height from the liquid level of the
[0093]
In the
[0094]
Next, when the coating operation of the treatment liquid of the
[0095]
At this time, the
[0096]
Next, when the use of the
[0097]
Then, the
[0098]
In addition to the function of opening the on-off
[0099]
Furthermore, the
[0100]
As a result, the
[0101]
Next, an outline of an image forming apparatus using the above-described
[0102]
Next, when a command for forming an image of the document on the
[0103]
Next, the
[0104]
Next, in the
[0105]
In the stabilizing
[0106]
In the drying
[0107]
Such a
[0108]
The
[0109]
【The invention's effect】
As described above, according to the fluid circuit for the liquid ejecting apparatus according to the present invention, the configuration of the fluid circuit for the liquid ejecting apparatus can be simplified, and the on-off valve that is controlled to change the liquid circulation path of the fluid circuit. This has the effect of simplifying the control operation by reducing the number.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a fluid circuit diagram showing a state in which liquid is filled in a liquid chamber and a sub tank of a liquid ejecting apparatus in a fluid circuit for a liquid ejecting apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a fluid circuit diagram showing a state where a liquid chamber and a sub tank of the liquid ejecting apparatus are not filled with liquid in the fluid circuit for the liquid ejecting apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a fluid circuit diagram illustrating a usage state in which the liquid ejecting apparatus ejects liquid in the fluid circuit for the liquid ejecting apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a perspective view showing a state in which the liquid ejecting apparatus and the cap in the fluid circuit for the liquid ejecting apparatus according to the embodiment of the invention are separated from each other.
FIG. 5 is a perspective view showing a liquid ejecting apparatus according to an embodiment in a fluid circuit for the liquid ejecting apparatus of the present invention.
FIG. 6 is a bottom view illustrating a state in which a photosensitive material is conveyed under the liquid ejecting apparatus according to the embodiment of the invention.
7 is a cross-sectional view of the liquid ejecting apparatus according to the embodiment of the invention, taken along line VII-VII in FIG.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a state in which water is ejected from the liquid ejecting apparatus according to the embodiment of the invention in a cross section corresponding to FIG.
FIG. 9 is a schematic explanatory diagram illustrating a case where a fluid circuit for a liquid ejecting apparatus according to an embodiment of the invention is used in an image forming apparatus.
FIG. 10 is a schematic configuration diagram illustrating a usage state of a liquid ejecting apparatus in a fluid circuit for a conventional liquid ejecting apparatus.
FIG. 11 is a schematic configuration diagram illustrating a state in which a liquid chamber of a liquid ejecting apparatus in a fluid circuit for a conventional liquid ejecting apparatus is empty.
FIG. 12 is a schematic configuration diagram illustrating a state in which a liquid chamber of a liquid ejecting apparatus in a fluid circuit for a conventional liquid ejecting apparatus is filled with liquid.
[Explanation of symbols]
100 Fluid circuit part
102 Main tank
104 Sub tank
106 1st pipeline
108 Second pipeline
110 Variable displacement pump
112 3rd pipeline
114 On-off valve
310 Coating device
312 Liquid injection device
322 Nozzle plate
324 nozzle hole
351 cap
353 Sealed packing
354 controller
Claims (5)
前記サブタンク内の吸液口から、前記液体噴射装置における液体を噴射する複数のノズル孔を設けた液室内を通り、開状態の開閉弁を通る部位を、前記ポンプで負圧にして前記サブタンク内の液体を吸い込むようにして流す流路と、
を有することを特徴とする液体噴射装置用の流体回路。A flow path for feeding the liquid in the main tank by the pump into the sub tank for setting a lower liquid level than the liquid ejecting apparatus;
A portion passing through the liquid chamber provided with a plurality of nozzle holes for ejecting the liquid in the liquid ejecting device from the liquid suction port in the sub tank and passing through the open on-off valve is made negative pressure by the pump, and the inside of the sub tank A flow path for sucking in liquid,
A fluid circuit for a liquid ejecting apparatus.
前記第1管路の一部に配置された送液用のポンプと、
前記サブタンクから液体噴射装置における液室の入口に接続する第2管路と、
前記液室の出口から、前記第1管路における吸液口と前記ポンプとの間に接続する第3管路と、
前記第3管路の一部に配置された開閉弁と、
を有することを特徴とする液体噴射装置用の流体回路。A first pipe lined in series from a liquid suction port facing in the main tank to a liquid discharge port facing in the sub tank for setting a liquid level lower than a plurality of nozzle holes for ejecting liquid of the liquid ejecting apparatus;
A pump for feeding liquid disposed in a part of the first conduit;
A second pipe connected from the sub tank to the inlet of the liquid chamber in the liquid ejecting apparatus;
A third pipe connected from the outlet of the liquid chamber between the liquid suction port in the first pipe and the pump;
An on-off valve disposed in a part of the third conduit;
A fluid circuit for a liquid ejecting apparatus.
前記開閉弁を開いて前記サブタンク内の液体を前記複数のノズル孔部分を有する前記液室内に充填し、
前記液室内に液体が充填されてから前記開閉弁を閉じることにより、前記液室内の液体が大気圧に対して負圧となるように制御するコントローラを装着したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の液体噴射装置用の流体回路。Drive the pump to fill the liquid in the main tank into the sub tank,
Opening the on-off valve and filling the liquid in the sub-tank into the liquid chamber having the plurality of nozzle hole portions;
2. A controller for controlling the liquid in the liquid chamber to be negative with respect to atmospheric pressure by closing the on-off valve after the liquid chamber is filled with liquid. A fluid circuit for a liquid ejecting apparatus according to claim 4.
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