JP4137170B1 - 防虫機構付き照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】均一な植毛が施され確実な防虫効果を有すると共に、生産性の高い照明器具の提供を図る。
【解決手段】光源ランプを備えた器具本体11と、この器具本体11に対して着脱可能に設けられた透光カバー21とを備える。この器具本体11と透光カバー21とが狭隘な隙間を介して対面する対面箇所に植毛層41を形成する。この植毛層41は、フロッキー加工による植毛層とすることにより、均一な植毛を良好な生産性によって提供できる。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、防虫機構付き照明器具に関するものである。
従来より、虫類の多くは光源に集まる性質があるため、照明器具における防虫対策の必要性は高いものであった。光源ランプを備えた器具本体と、これに着脱可能に取り付けられた透光カバーを有する照明器具(さらに詳しくは、天井面に装着されている器具本体に対して、透光カバーを下側から押し当て、たとえば右回りに少し回して両者を着脱自在に装着するようにした回転引掛け式の照明器具)では、両者の間の隙間から透光カバー内に虫類が侵入し、その虫類の死骸が外部から見えたりして不快感を与えたり、透光性を低下させてしまう。
そこで、特許文献1〜4に示す提案がなされている。特許文献1は、スポンジなどの弾性変形可能な合成樹脂を両者の間の隙間に配置したものである。ところが、スポンジを強く圧接させると透光カバーを回転させる際の抵抗が大きくなり、透光カバーの着脱が困難になる。特に、現在多くの透光カバーは圧空成形で製造されているが、この成形方法は板厚のばらつきが比較的大きいという課題があり、その結果、上記の回転抵抗のばらつきも大きくなってしまう。
特許文献2〜4は、この問題を解決するもので、帯条かつ輪状の柔軟体を両者の隙間に配置するものである。この柔軟体は、器具本体に接着される基部と該基部に植毛された毛様部を具備するものであり、前記透光カバーの周縁を前記柔軟体における前記毛様部に圧接させたものである。
ところが、このような植毛を施したテープを環状にして器具本体や透光カバーに接着する場合、内外の半径差によって上記の基部にしわが生じてしまうことがあり、防虫効果や着脱時の回転抵抗に影響を及ぼすおそれがあるため、厳重な生産管理が要求される。特に、特許文献4は、「前記柔軟体は前記鍔部に装着される基部と該基部に植毛された毛様部を具備するものであり、前記基部は前記鍔部に装着されることによって折れ曲がり、それにより前記毛様部は毛並みが垂直方向を向く垂直毛様部と毛並みが水平方向を向く水平毛様部を含み、前記器具本体における前記下折縁によって形成されるコーナー部における水平面に前記垂直毛様部が当接し、前記コーナー部における垂直面に前記水平毛様部が当接することを特徴とする天井用照明器具」を提案するものであるが、このような立体形状に植毛テープを貼り付けることは、困難であり、より慎重な生産管理が必要となる。
特開平11−238409号公報 特開2005−353562号公報 特開2006−12757号公報 特開2006−24538号公報
本願発明は、均一な植毛が施され確実な防虫効果を有すると共に、生産性の高い照明器具を提供することを目的とする。特に、透光カバーの製造に際してのばらつきが、上下方向と横方向(半径方向)との双方に生じた場合にあっても、良好な防虫を維持することができる照明器具を提供することを目的とする。
本願の請求項1に係る発明は、光源ランプを備えた器具本体と、この器具本体に対して着脱可能に設けられた透光カバーとを備え、この器具本体と透光カバーとが狭隘な隙間を介して対面する対面箇所に防虫部材を配位し、防虫部材を介して器具本体と透光カバーとを実質的に当接させることによって、当該隙間から虫類の侵入を防止した防虫機構付き照明器具において、
上記の防虫部材は、上記の対面箇所における器具本体と透光カバーとの少なくとも何れか一方の表面に植毛を施したフロッキー加工による植毛層であり、
前記器具本体は、当該器具本体の周囲に横方向に伸びる基板周縁部と、この基板周縁部の外周から下方に延設された垂下部と、この垂下部の下端に形成された反転部とを備え、この反転部は、折り曲げられた状態で、その外周端が下端よりも上方に位置するものであり、
前記透光カバーは、透光性を備えた底部と、この底部の外周部から上方に伸びる胴部とを備え、この胴部の上端は、開口した開口部を形成しており、
この透光カバーは、上記開口部から前記器具本体の光源ランプを当該透光カバー内部に収納するように、前記器具本体に取り付けられるものであり、
この透光カバーの上端は、上記の胴部から径内方向に延びる第2上面部と、この第2上面部の内周端から上昇すると共に外方向に反転するコーナー部と、このコーナー部から径内方向に延びる第1上面部とを備え、
前記器具本体と前記透光カバーとの対面箇所は、前記器具本体の構成部材と前記透光カバーの構成部材とが上下方向に配置された上下対面箇所と、前記器具本体の構成部材と前記透光カバーの構成部材とが横方向に配置された横対面箇所との少なくとも2箇所の対面箇所であり、
この透光カバーを器具本体に取り付けたとき、器具本体の垂下部の内面に対して第1上面部の外端面が対面するものであり、この対面箇所が上記の横対面箇所となり、上記の器具本体の反転部に対して第2上面部の上面が対面し、この対面箇所が上記の上下対面箇所となり、
上記の器具本体の反転部及び垂下部に上記の植毛層が形成されたことにより、上記の2箇所の対面箇所に前記植毛層が形成されたものであることを特徴とする防虫機構付き照明器具を提供する。
本願の請求項2に係る発明は、上記の器具本体の基板周縁部に対して透光カバーの上記の第1上面部の上面が対面するものであり、上記の反転部から基板周縁部にかけて植毛層が形成されていることを特徴とする請求項1記載の防虫機構付き照明器具を提供する。
本願の請求項3に係る発明は、光源ランプを備えた器具本体と、この器具本体に対して着脱可能に設けられた透光カバーとを備え、この器具本体と透光カバーとが狭隘な隙間を介して対面する対面箇所に防虫部材を配位し、防虫部材を介して器具本体と透光カバーとを実質的に当接させることによって、当該隙間から虫類の侵入を防止した防虫機構付き照明器具において、
上記の防虫部材は、上記の対面箇所における器具本体と透光カバーとの少なくとも何れか一方の表面に植毛を施したフロッキー加工による植毛層であり、
前記器具本体は、当該器具本体の周囲に横方向に伸びる基板周縁部と、この基板周縁部の外周から下方に延設された垂下部と、この垂下部の下端に形成された反転部とを備え、この反転部は、折り曲げられた状態で、その外周端が下端よりも上方に位置するものであり、
前記透光カバーは、透光性を備えた底部と、この底部の外周部から上方に伸びる胴部とを備え、この胴部の上端は、開口した開口部を形成しており、
この透光カバーは、上記開口部から前記器具本体の光源ランプを当該透光カバー内部に収納するように、前記器具本体に取り付けられるものであり、
この透光カバーの上端は、上記の胴部から径内方向に延びる第2上面部と、この第2上面部の内周端から上昇すると共に外方向に反転するコーナー部と、このコーナー部から径内方向に延びる第1上面部とを備え、
前記器具本体と前記透光カバーとの対面箇所は、前記器具本体の構成部材と前記透光カバーの構成部材とが上下方向に配置された上下対面箇所と、前記器具本体の構成部材と前記透光カバーの構成部材とが横方向に配置された横対面箇所との少なくとも2箇所の対面箇所であり、
この透光カバーを器具本体に取り付けたとき、器具本体の垂下部の内面に対して第1上面部の外端面が対面するものであり、この対面箇所が上記の横対面箇所となり、上記の器具本体の反転部に対して第2上面部の上面が対面し、この対面箇所が上記の上下対面箇所となり、
透光カバーの第2上面部及び第1上面部の外端面に上記の植毛層が形成されたことにより、上記の2箇所の対面箇所に前記植毛層が形成されたものであることを特徴とする防虫機構付き照明器具を提供する。
本願の請求項4に係る発明は、上記の第1上面部の上面から第2上面部の上面にかけて連続して植毛層が形成されたものであることを特徴とする請求項3記載の防虫機構付き照明器具を提供する。
本願の請求項5に係る発明は、上記の器具本体の基板の中央には天井に対する取付手段として引っ掛けシーリングアダプタが取り付けられ、この引っ掛けシーリングアダプタと上記の基板との間の隙間から虫類が侵入することを防止するために、上記の基板の上面には上記の引っ掛けシーリングアダプタを取り囲むように、弾性部材が環状に取り付けられており、この弾性部材の上下厚みは、基板の上面天井との間の間隔よりも大きなものであり、天井に器具本体を取り付けた際に、弾性部材の上面が天井に圧接するものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の防虫機構付き照明器具を提供する。
本願発明は、均一な植毛が施され確実な防虫効果を有すると共に、生産性の高い照明器具を提供することができものである。特に、上下対面箇所と、横対面箇所との少なくとも2箇所の対面箇所を設け、両対面箇所に植毛層を形成することによって、透光カバーの製造に際してのばらつきが、上下方向と横方向(半径方向)とのいずれの方向に生じた場合にあっても、良好な防虫を維持することが可能となった照明器具を提供することができたものである。
以下、図面に基づき本願発明の実施の形態を説明する。
図1(A)は本願発明の実施の第1の形態に係る照明器具の要部拡大図であり、(B)はさらにその部分拡大図である。図2は同照明器具の断面図であり、図3は同照明器具の使用状態を示す斜視図である。
この照明器具は、装置本体11と、この装置本体11に対して着脱可能に取り付けられるセードと呼ばれる透光カバー21とを備える。装置本体11は、平面視円形の金属製等の略平板状の基板12を備え、この基板12にコンデンサやスイッチなどの点灯用機器と、この点灯用機器によって点灯させられる環形の蛍光ランプ等の光源ランプ31が取り付けられるものである。また基板12の中央には天井に対する取付手段として引っ掛けシーリングアダプタ32が取り付けられ、この引っ掛けシーリングアダプタ32には天井30に取り付けられた引っ掛けシーリング33に接続される。この引っ掛けシーリングアダプタ32と基板12との間の隙間から虫類が侵入することを防止するために、基板12の上面には引っ掛けシーリングアダプタ32を取り囲むように、弾性部材34が環状に取り付けられている。この弾性部材34には、発泡ウレタンなどの弾力性を備えたものが適しており、その上下厚みは、基板12の上面と天井30との間の間隔よりも僅かに大きなものとしておく。そして、弾性部材34の下面を基板12の上面に接着剤などで固定し、天井30に装置本体11を取り付けた際に、弾性部材34の上面が天井30に圧接するようにする。
次に、基板12の周縁部13は、横方向(図の左右方向)に伸びるもので、天井30に対して略平行に配置される。ここで、横方向に伸びるとは、装置本体11の縦断面において、周縁部13が横方向成分のみで規定されるものの他、周縁部13が横方向成分と上下方向成分との2成分で規定される斜面状となっているものも含む。
この周縁部13の外周からは、下方に延設された垂下部14と、この垂下部14の下端に形成された反転部15とを備える。垂下部14は必ずしも垂直に下方に伸びる必要はなく、上下方向の成分を含むものであればよく斜め下方に伸びるものであってもよい。図では、反転部15は1周のカールとなっているが、半周であってもよく、二つ折りになったものであってもよく、多角形に曲げたものであってもよい。要は、垂下部14の下端が切りっぱなしになっているのではなく、折り曲げられた状態で、その外周端が下端よりも上方に位置するものであればよい。
これに対して透光カバー21は、透光性を備えた底部22と、この底部22の外周部から上方に伸びる胴部23とを備え、この胴部23の上端は、開口した開口部20を形成している。そして、図3に示すように、この開口部20から、装置本体11の光源ランプ31を収納するように、装置本体11に取り付けられる。この取り付けは、基板12の周縁部13に設けられた本体側係止部(図示せず)と、透光カバー21に設けられたカバー側係止部(図示せず)とを嵌め合わせて、透光カバー21を右(又は左)に回すことによって、透光カバー21が装置本体11から脱落しないように固定される。
この透光カバー21の上端は、胴部23から径内方向に延びる第2上面部24と、第2上面部24の内周端から上昇すると共に外方向に反転するコーナー部25と、コーナー部25から径内方向に延びる第1上面部26とを備える。なお当該各部の説明は断面に基づいて行ったが、実際の形状は同一断面形状を備えた環状に形成されているものである。
この透光カバー21を装置本体11に取り付けたとき、装置本体11の垂下部14の内面に対して第1上面部26の外端面27(先端面)が対面するものであり、この外端面27が特許請求の範囲に言う第1対面部となる。また、装置本体11の反転部15は、垂下部14の外側に位置するものであり、この垂下部14に対して第2上面部24の上面が対面し、この第2上面部24の上面が特許請求の範囲にいう第2対面部となる。
そして、この反転部15と垂下部14に植毛層41が形成されている。
さらに、この例では、周縁部13の下面が第1上面部26の上面と対面する第3対面部となっているものであり、この周縁部13にも植毛層41が上記の反転部15および垂下部14の植毛層41と連続して形成されている。これによって、3箇所での防虫が実現する。特に、横方向の対面(第1対面部)と、上下方向の対面(第2、第3対面部)との2方向の対面がなされるため、半径方向のクリアランスが大きくなった場合にも、上下方向のクリアランスが大きくなった場合にも、いずれかの対面部によって防虫効果は維持され得るものである。
より詳しくは、図の例では、反転部15は、垂下部14から外向きに円形にカールして形成されており、この円形のカールの略下半分(時計の3時の位置から6時を経て9時の位置)の外周から、垂下部14の内面側(径内側)を経て、周縁部13の下面に至る範囲に、植毛層41が形成されている。特に、垂下部14の成形については誤差が大きくなる傾向にあるが、周縁部13と垂下部14との間の屈曲箇所から径内方向に約2mm、望ましくは5mm以上植毛層41を形成することによって、垂下部14と第1上面部26の外端面27との間の植毛の接触が外れてしまっても、周縁部13と第1上面部26との間の植毛の接触は維持されるめ、確実な防虫効果を実現することができる。また、これら一連の植毛層41の形成は、下記のフロッキー加工によって、一回の植毛加工工程で実現することがき、且つ均一な加工が可能となったものである。
この植毛層は、弾性を有するポリアミド繊維、レーヨン繊維、ポリエステル繊維などの合成繊維製の毛を上記の被加工面にフロッキー加工で植えたものである。このフロッキー加工は、カッターなどで短く切断したパイルと呼ばれるショートカット繊維を、接着剤を塗布した被加工面に対してパイルが垂直に立つように接着するものである。フロッキー加工方法には機械加工、静電加工、毛植加工、高周波加工などがあるが、静電加工が一般的である。この方法は、高電圧のかかった電界の一方に繊維粉末を供給、荷電させ、電界の他方に設置した接着剤を塗布した被加工面へ加速させることによって、接着剤中へ投錨するもので、接着剤としては、水性のアクリルエマルジョンタイプや、溶剤系のポリウレタン、エポキシ、合成ゴム、ポリ酢酸ビニルなどを利用できる。このように、フロッキー加工によって、内外の径の異なる部分であっても、均一な植毛が可能である。特に、円弧形状の反転部15に対しても、均一な植毛が可能となり、良好な防虫が実現する。繊維長は、短すぎると隙間が埋まらなくて防虫性能が低下し、長すぎると透光カバー21の着脱時の回転抵抗が大きくなるもので、0.5〜5.0mmが望ましく、1.0〜2.0mmがより望ましい。
次に、図4は第2の実施の形態を示すもので、この例では、植毛層41を透光カバー21側に設けたものである。第1上面部26の上面から外端面27及び下面と、コーナー部25の内面及び、第2上面部24の上面に植毛層41を形成し、周縁部13の下面と、垂下部14の内面と、反転部15の下端との間の隙間を埋めているものである。なお、装置本体11と透光カバー21とが当接していない部分には、植毛層41を設ける必要はない。ただし、植毛を施さない部分には、事前にマスキングを行なう必要があり、加工の手間がかかるという欠点がある。
次に、図5は第3の実施の形態を示すもので、この例では、弾性部材42を別個に設け、この弾性部材42に植毛層41を形成するものである。この弾性部材42は、発泡ウレタン等の弾性を有する部材を環状に装置本体11又は透光カバー21に接着したものである。この例では、装置本体11の垂下部14に接着した弾性部材42の下端面を第2上面部24に対面させたもので、この下端面に植毛層41を形成したものである。この例では、植毛層41と弾性部材42の双方の弾性によって、植毛層41と第2上面部24とが当接するが、植毛層41の弾性のみで当接するものであってもよい。なお、植毛層41のない状態で、弾性部材42と第2上面部24とは当接している必要はない。
次に、図6は第4の実施の形態を示すものである。透光カバー21を、木枠29a及び取付天板29bに固定し、取付天板29bに設けられた脱着部29cによって、装置本体11に着脱するものである。この例では、透光カバー21は、平面視円形でも、四角形であっても、装置本体11に対して回転させることによって着脱することができる。
この透光カバー21の脱着部29cには、垂下部14の下端、すなわち反転部15を受容する谷部28が形成されている。これによって、谷部28の側面が、反転部15に対して内側と外側との少なくともいずれか一方から対面する第1対面部となる。また谷部28の底面が、この第1対面部の下方であってこの第1対面部よりも外周若しくは内側に形成された第2対面部となる。そして、植毛層41が反転部15に形成されることによって、両対面部に植毛層41が配位されることになる。なお、反対側の谷部28に植毛層41を形成して実施してもよい。
次に、本願発明の理解を高めるために実施例を示すが、本願発明はこの実施例に限定して理解されるべきではない。
実施例1:図1に示す第1の実施の形態に係る照明器具を作成した。植毛層は、ポリアミド繊維製でパイル長(植毛の長さ)1.2mmとした。
実施例2:図4に示す第2の実施の形態に係る照明器具を作成した。植毛層は、ポリアミド繊維製でパイル長(植毛の長さ)2.0mmとした。
実施例3:図5に示す第3の実施の形態に係る照明器具を作成した。植毛層は、ポリアミド繊維製でパイル長(植毛の長さ)2.0mmとした。
防虫試験:実施例1〜3と、対照区として第1の実施の形態に係る照明器具であって植毛層を形成していないものとの合計4個の照明器具それぞれに、昼光色環形ランプ2本を装着して、郊外の屋外にて点灯させた。これらの照明器具は、地面から152cmの高さに並べて配置し、1248時間(実施例3のみは168時間)点灯させ、器具本体11と透光カバー21との内部空間内に侵入した虫類の数を確認したところ、下記の通りであった。
実施例1:0個
実施例2:0個
実施例3:12個
対照区 :276個
着脱試験:実施例1〜3の照明器具について、透光カバー21の着脱時の回転抵抗を、対照区と比較して、4段階で評価してその結果を下記に示した。なお、評価Aは対照区 よりも軽く回る。評価Bは対照区と同程度。評価Cは対照区よりも重い。評価Dは非常に重く回りにくい。
実施例1:評価B
実施例2:評価B
実施例3:評価B
(A)は本願発明の実施の第1の形態に係る照明器具の要部拡大図であり、(B)はさらにその部分拡大図である。 同照明器具の断面図である。 同照明器具の使用状態を示す斜視図である。 (A)は本願発明の実施の第2の形態に係る照明器具の要部拡大図であり、(B)はさらにその部分拡大図である。 (A)は本願発明の実施の第3の形態に係る照明器具の要部拡大図であり、(B)はさらにその部分拡大図である。 (A)は本願発明の実施の第4の形態に係る照明器具の要部拡大図であり、(B)はさらにその部分拡大図である。
符号の説明
11装置本体
12基板
13周縁部
14垂下部
15反転部
20開口部
21透光カバー
22底部
23胴部
24第2上面
25コーナー部
26第1上面
27外端面
28谷部
30天井
31光源ランプ
32引っ掛けシーリングアダプタ
33引っ掛けシーリング
34弾性部材
41植毛層
42弾性部材

Claims (5)

  1. 光源ランプを備えた器具本体と、この器具本体に対して着脱可能に設けられた透光カバーとを備え、この器具本体と透光カバーとが狭隘な隙間を介して対面する対面箇所に防虫部材を配位し、防虫部材を介して器具本体と透光カバーとを実質的に当接させることによって、当該隙間から虫類の侵入を防止した防虫機構付き照明器具において、
    上記の防虫部材は、上記の対面箇所における器具本体と透光カバーとの少なくとも何れか一方の表面に植毛を施したフロッキー加工による植毛層であり、
    前記器具本体は、当該器具本体の周囲に横方向に伸びる基板周縁部と、この基板周縁部の外周から下方に延設された垂下部と、この垂下部の下端に形成された反転部とを備え、この反転部は、折り曲げられた状態で、その外周端が下端よりも上方に位置するものであり、
    前記透光カバーは、透光性を備えた底部と、この底部の外周部から上方に伸びる胴部とを備え、この胴部の上端は、開口した開口部を形成しており、
    この透光カバーは、上記開口部から前記器具本体の光源ランプを当該透光カバー内部に収納するように、前記器具本体に取り付けられるものであり、
    この透光カバーの上端は、上記の胴部から径内方向に延びる第2上面部と、この第2上面部の内周端から上昇すると共に外方向に反転するコーナー部と、このコーナー部から径内方向に延びる第1上面部とを備え、
    前記器具本体と前記透光カバーとの対面箇所は、前記器具本体の構成部材と前記透光カバーの構成部材とが上下方向に配置された上下対面箇所と、前記器具本体の構成部材と前記透光カバーの構成部材とが横方向に配置された横対面箇所との少なくとも2箇所の対面箇所であり、
    この透光カバーを器具本体に取り付けたとき、器具本体の垂下部の内面に対して第1上面部の外端面が対面するものであり、この対面箇所が上記の横対面箇所となり、上記の器具本体の反転部に対して第2上面部の上面が対面し、この対面箇所が上記の上下対面箇所となり、
    上記の器具本体の反転部及び垂下部に上記の植毛層が形成されたことにより、上記の2箇所の対面箇所に前記植毛層が形成されたものであることを特徴とする防虫機構付き照明器具。
  2. 上記の器具本体の基板周縁部に対して透光カバーの上記の第1上面部の上面が対面するものであり、上記の反転部から基板周縁部にかけて植毛層が形成されていることを特徴とする請求項1記載の防虫機構付き照明器具。
  3. 光源ランプを備えた器具本体と、この器具本体に対して着脱可能に設けられた透光カバーとを備え、この器具本体と透光カバーとが狭隘な隙間を介して対面する対面箇所に防虫部材を配位し、防虫部材を介して器具本体と透光カバーとを実質的に当接させることによって、当該隙間から虫類の侵入を防止した防虫機構付き照明器具において、
    上記の防虫部材は、上記の対面箇所における器具本体と透光カバーとの少なくとも何れか一方の表面に植毛を施したフロッキー加工による植毛層であり、
    前記器具本体は、当該器具本体の周囲に横方向に伸びる基板周縁部と、この基板周縁部の外周から下方に延設された垂下部と、この垂下部の下端に形成された反転部とを備え、この反転部は、折り曲げられた状態で、その外周端が下端よりも上方に位置するものであり、
    前記透光カバーは、透光性を備えた底部と、この底部の外周部から上方に伸びる胴部とを備え、この胴部の上端は、開口した開口部を形成しており、
    この透光カバーは、上記開口部から前記器具本体の光源ランプを当該透光カバー内部に収納するように、前記器具本体に取り付けられるものであり、
    この透光カバーの上端は、上記の胴部から径内方向に延びる第2上面部と、この第2上面部の内周端から上昇すると共に外方向に反転するコーナー部と、このコーナー部から径内方向に延びる第1上面部とを備え、
    前記器具本体と前記透光カバーとの対面箇所は、前記器具本体の構成部材と前記透光カバーの構成部材とが上下方向に配置された上下対面箇所と、前記器具本体の構成部材と前記透光カバーの構成部材とが横方向に配置された横対面箇所との少なくとも2箇所の対面箇所であり、
    この透光カバーを器具本体に取り付けたとき、器具本体の垂下部の内面に対して第1上面部の外端面が対面するものであり、この対面箇所が上記の横対面箇所となり、上記の器具本体の反転部に対して第2上面部の上面が対面し、この対面箇所が上記の上下対面箇所となり、
    透光カバーの第2上面部及び第1上面部の外端面に上記の植毛層が形成されたことにより、上記の2箇所の対面箇所に前記植毛層が形成されたものであることを特徴とする防虫機構付き照明器具。
  4. 上記の第1上面部の上面から第2上面部の上面にかけて連続して植毛層が形成されたものであることを特徴とする請求項3記載の防虫機構付き照明器具。
  5. 上記の器具本体の基板の中央には天井に対する取付手段として引っ掛けシーリングアダプタが取り付けられ、この引っ掛けシーリングアダプタと上記の基板との間の隙間から虫類が侵入することを防止するために、上記の基板の上面には上記の引っ掛けシーリングアダプタを取り囲むように、弾性部材が環状に取り付けられており、この弾性部材の上下厚みは、基板の上面天井との間の間隔よりも大きなものであり、天井に器具本体を取り付けた際に、弾性部材の上面が天井に圧接するものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の防虫機構付き照明器具。
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