JP4135529B2

JP4135529B2 - Performance scoring device and performance scoring program

Info

Publication number: JP4135529B2
Application number: JP2003060109A
Authority: JP
Inventors: 敏之橘
Original assignee: Casio Computer Co Ltd
Current assignee: Casio Computer Co Ltd
Priority date: 2003-03-06
Filing date: 2003-03-06
Publication date: 2008-08-20
Anticipated expiration: 2023-03-06
Also published as: JP2004271712A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、演奏採点装置および演奏採点処理のプログラムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
演奏者による曲の演奏に応じて、演奏タイミングの正確さを採点して、ゲーム感覚で演奏教習が可能な演奏採点装置が提案されている。従来の提案の一例として、演奏者のための演奏用パートの楽曲情報を含む楽曲情報を再生する手段と、演奏者による演奏タイミング情報を入力する演奏タイミング入力手段と、前記演奏用パートの楽曲情報に基づいて、一音ごとの採点対象となる期間を設定し、該採点対象期間における前記演奏タイミング情報の入力を監視する監視手段と、前記採点対象期間内を複数の得点エリアに分割して、それぞれの得点エリアに割り付ける得点を管理する得点管理手段と、前記入力された演奏タイミング情報が、前記採点対象期間内のどのエリアに該当するのかを特定する得点エリア特定手段と、前記得点管理手段に基づいて、演奏者による演奏タイミング情報に対して得点付けを行なう採点手段とを備えた演奏情報採点装置がある。
この構成によれば、演奏者により演奏された音の演奏タイミングをその演奏タイミングの正確さの度合いにより細かく採点することができる（例えば、特許文献１参照。）。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００１−８３９６８号公報（段落番号「０００５」、「０００６」）
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献１の演奏情報採点装置などの従来の技術においては、演奏した音符数に対する得点の単純な加減算による総合得点では、曲によって音符数が異なるために、最高得点が曲ごとに異なるので、得点から実力を判断することが難しいという課題があった。そこで、総合得点を音符数で除算して平均点を算出する方法、又は、加減算による総合得点に下限および上限（例えば、０点および１００点）を設ける方法が考えられる。
しかしながら、平均点を算出する方法においては、曲が進行するにつれて計算の分母となる音符数が増加するため、曲が進むにつれて得点の変化率が小さくなり、ゲームとしての面白みに欠けるという課題が新たに発生する。
また、加減算による総合得点に下限および上限を設ける方法においては、初期の採点結果が最終の採点結果に反映されないという課題が新たに発生する。
【０００５】
本発明は、上記従来の技術における課題を解決するものであり、曲が進行しても得点の変化率が小さくならず、且つ、初期の採点結果を最終の採点結果に反映させて、得点から演奏者の実力を正確に判断できる演奏採点装置および演奏採点処理のプログラムを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、請求項１に記載の演奏採点装置は、演奏採点の対象となる曲データにおける各発音イベントの発音指示タイミングと各発音イベントに対する演奏結果の演奏タイミングとのタイミング差を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出されたタイミング差が検出される毎に複数段階の得点ランクの中で１つの得点ランクを指定する指定手段と、前記指定手段によって指定された得点ランクに対応する目標値に収束させるように総合得点を演算する演算手段と、を備えたことを特徴とする。
【０００７】
請求項２に記載の演奏採点装置は、前記指定した得点ランクが最高である場合には、当該得点ランクに対して予め定められた得点ランクに対応する目標値を高い値に変更し、前記指定した得点ランクが最低である場合には、当該得点ランクに対して予め定められた得点ランクに対応する目標値を低い値に変更する変更手段をさらに備えたことを特徴とする。
【０００８】
請求項３に記載の演奏採点処理のプログラムは、コンピュータに、演奏採点の対象となる曲データにおける各発音イベントの発音指示タイミングと前記各発音イベントに対する演奏結果の演奏タイミングとのタイミング差を検出する第１のステップと、前記第１のステップによって検出されたタイミング差が検出される毎に複数段階の得点ランクの中で１つの得点ランクを指定する第２のステップと、前記第２のステップによって指定された得点ランクに対応する目標値に収束させるように総合得点を演算する第３のステップと、を実行させることを特徴とする。
【０００９】
請求項４に記載の前記演奏採点処置のプログラムはさらに、前記第２のステップによって指定された得点ランクが最高である場合には、当該得点ランクに対して予め定められた得点ランクに対応する目標値を高い値に変更し、前記指定された得点ランクが最低である場合には、当該得点ランクに対して予め定められた得点ランクに対応する目標値を低い値に変更する第４のステップをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による演奏採点装置の実施形態について、図を参照して説明する。
図１は、実施形態における演奏採点装置の構成を示すブロック図である。この図において、ＣＰＵ１は、システムバスを介して、鍵盤２、スイッチ部３、ＲＯＭ４、ＲＡＭ５、表示部６、および楽音発生部７に接続され、これら各部との間で、コマンドおよびデータを授受しながら、この演奏採点装置全体を制御する。
【００１１】
鍵盤２は、押鍵、離鍵の演奏に応じて、ノートオンおよびベロシティ、ノートオフのデータをＣＰＵ１に入力する。
スイッチ部３は、採点対象の曲を選択する曲選択スイッチ、演奏採点のモードに設定する演奏採点スイッチ、およびその他のスイッチなどで構成され、操作に応じたオン／オフの状態をＣＰＵ１に入力する。
ＲＯＭ４は、演奏採点処理のプログラム、演奏採点の対象となる曲データ（シーケンスデータ）、得点ランクごとのポイントおよび得点ランクごとの基準のスレッシュポイント（これらについては後述する）、起動時のイニシャライズにおける初期値などをあらかじめ記憶している。
ＲＡＭ５は、ＣＰＵ１によって処理される各種のデータを一時的に記憶するとともに、プログラムの実行に必要な各種のレジスタやフラグのエリアを持っている。
表示部６は、採点対象の曲の楽譜や演奏結果などを表示する。
楽音生成部７は、ＣＰＵ１の発音指示（ノートオンコマンド）および波形データに応じて、楽音信号を生成してＤ／Ａ変換回路８に出力する。Ｄ／Ａ変換回路８は、その楽音信号をディジタルからアナログに変換し、アンプ９を介してスピーカ１０に供給して発音させる。また、楽音生成部７は、ＣＰＵ１の消音指示（ノートオフコマンド）に応じて発音を停止させる。
【００１２】
図２は、図１のＲＯＭ４のメモリ構成を示す図である。図２（Ａ）は、演奏採点の対象となる曲データにおける各発音イベントのノートデータＮＯＴＥ[ ]であり、図２（Ｂ）は、各発音イベントの発音指示タイミングを示すオンタイムＯＮＴＩＭＥ[ ]を示す曲データの先頭からの時間データである。任意のｎ番目の発音イベントＮＯＴＥ［ｎ］と発音指示タイミングＯＮＴＩＭＥ［ｎ］とが対応する。
【００１３】
図２（Ｃ）は、５段階の得点ランク（ＲＡＮＫ＝１，２，３，４，５）の各得点ランクに応じて設定する得点ポイントＲＰ［ＲＡＮＫ］のパラメータを示している。この実施形態における各段階の得点ランクに応じて設定するパラメータは下記の値になっている。
ＲＰ［１］＝５
ＲＰ［２］＝２
ＲＰ［３］＝２
ＲＰ［４］＝２
ＲＰ［５］＝５
【００１４】
図２（Ｄ）は、各得点ランクに対応する基準のスレッシュポイントＢＡＳＥ［ＲＡＮＫ］のパラメータを示している。この実施形態における各段階の得点ランクに対する基準のスレッシュポイントのパラメータは下記の値になっている。
ＢＡＳＥ［１］＝１
ＢＡＳＥ［２］＝２５
ＢＡＳＥ［３］＝５０
ＢＡＳＥ［４］＝７５
ＢＡＳＥ［５］＝１００
【００１５】
図３は、図１のＲＡＭ５のメモリ構成を示す図である。ＰＬＡＹは、スイッチ部３の演奏採点スイッチの操作に応じて値（０又は１）を反転（トグル）する演奏採点モードフラグであり、ＰＬＡＹの値が「０」から「１」にトグルすると演奏開始となり、ＰＬＡＹの値が「１」から「０」にトグルすると演奏終了となる。ＴＩＭＥは、曲の先頭からの現在の経過時間を一定時間ごとにストアするレジスタである。ＩＤＸは、音符の番号を指定するレジスタであり、ＩＤＸで指定されたＲＯＭ４の各発音イベントおよびその発音指示タイミングが、ＮＯＴＥ［ＩＤＸ］およびＯＮＴＩＭＥ［ＩＤＸ］で表される。
【００１６】
ＴＯＴＡＬは、曲データの各発音イベントであるノートイベントを演奏するたびに、その演奏結果を採点した総合得点をストアするレジスタである。ＲＡＮＫは、発音指定タイミングであるオンタイムの時間と演奏タイミングとのタイミング差に対応する得点ランク（１，２，３，４，５）の現在値をストアするレジスタである。ＧＡＴＥは、採点期間中に「１」にセットされ、それ以外の期間は「０」にリセットされるフラグである。ＫＥＹＯＮは、採点対象期間内に鍵盤２が押鍵されると「１」にセットされるフラグである。このフラグは押鍵の時間切れ処理のために使用される。ＴＨＲＥＳＨ［ＲＡＮＫ＝１，２，３，４，５］は、得点ランク毎の目標値（以下、「スレッシュポイント」という）の現在値をストアするレジスタである。
【００１７】
次に、図１の演奏採点装置の動作について、図４ないし図８に示すＣＰＵ１のフローチャート、図９および図１０に示す演奏結果の総合得点などを示す表およびグラフを参照して、詳細に説明する。
図４はＣＰＵ１のメインフローチャートであり、ＲＡＭ５のレジスタおよびフラグをクリアするなどの所定の初期化処理(ステップＳＡ１)の後、スイッチ部３の各スイッチのオン／オフを検索するスイッチ処理(ステップＳＡ２)、鍵盤２の押鍵および離鍵を検索する鍵盤処理(ステップＳＡ３)、その他の処理(ステップＳＡ４)を繰り返し実行する。
【００１８】
図５は、メインフローチャートにおけるステップＳＡ２のスイッチ処理のフローチャートである。まず、演奏採点スイッチがオンされたか否かを判別し(ステップＳＢ１)、このスイッチがオンでない場合には、その他のスイッチ処理を実行して(ステップＳＢ２)、メインフローチャートに戻る。
一方、このスイッチがオンされたときは、演奏採点フラグＰＬＡＹをトグル（値を反転）する(ステップＳＢ３)。そして、フラグＰＬＡＹの値が「０」から「１」に変化したか否かを判別する(ステップＳＢ４)。この値が「１」に変化したときは、レジスタＴＩＭＥに「０」をストアし、レジスタＩＤＸに「１」をストアし、レジスタＴＯＴＡＬに「５０」をストアし、フラグＫＥＹＯＮに「０」をセットし、レジスタＴＨＲＥＳＨ［１］〜[５]にＢＡＳＥ［１］〜[５]の値を代入する(ステップＳＢ５)。そして、演奏開始処理を行い(ステップＳＢ６)、メインフローチャートに戻る。
ステップＳＢ４において、演奏採点フラグＰＬＡＹの値が「１」から「０」に変化したときは、演奏終了処理を行なって(ステップＳＢ７)、メインフローチャートに戻る。
【００１９】
図６は、一定時間ごとのタイマインタラプトに応じて実行されるタイマ処理のフローチャートである。まず、ＰＬＡＹの値が「１」であるか否かを判別し(ステップＳＣ１)、この値が「０」である場合には、このタイマ処理を実行することなく、メインフローチャートに戻る。一方、この値が「１」である場合には、ＴＩＭＥの値に現在の経過時間をストアして更新する(ステップＳＣ２)。次に、ＧＡＴＥの値が「０」であるか否かを判別する(ステップＳＣ３)。この値が「０」である場合には、ＴＩＭＥにストアした現在の経過時間が、ＩＤＸで指定したＯＮＴＩＭＥ［ＩＤＸ］の８分音符前以内であるか否かを判別する(ステップＳＣ４)。すなわち、現在の経過時間が採点対象期間内に達したか否かを判別する。ＴＩＭＥの値がＯＮＴＩＭＥ［ＩＤＸ］の８分音符前以内である場合には、採点対象期間内に達したのでＧＡＴＥを「１」にセットし、まだ押鍵がされていないのでＫＥＹＯＮを「０」にリセットする(ステップＳＣ５)。
【００２０】
ステップＳＣ３においてＧＡＴＥの値が「１」である場合には、ＴＩＭＥにストアした現在の経過時間が、ＩＤＸで指定したＯＮＴＩＭＥ［ＩＤＸ］の８分音符後以降であるか否かを判別する(ステップＳＣ６)。すなわち、現在の経過時間が採点対象期間を過ぎたか否かを判別する。ＴＩＭＥの値がＯＮＴＩＭＥ［ＩＤＸ］の８分音符後以降である場合には、ＧＡＴＥの値を「０」にリセットする(ステップＳＣ７)。
【００２１】
次に、ＫＥＹＯＮの値が「０」であるか否かを判別する(ステップＳＣ８)。すなわち、採点対象期間内に押鍵されなかったか否かを判別する。ＫＥＹＯＮの値が「０」で、時間切れにより押鍵がされなかったと判別した場合には、ＲＡＮＫに「１」すなわち最低の得点ランクをストアする(ステップＳＣ９)。そして、得点処理を実行する(ステップＳＣ１０)。この得点処理の後、又は、ステップＳＣ８において、ＫＥＹＯＮの値が「１」で、採点対象期間内に押鍵がされた場合には、ＮＯＴＥ[ ]およびＯＮＴＩＭＥ[ ]を指定するＩＤＸの値を「１」だけインクリメントする(ステップＳＣ１１)。すなわち、次の発音イベントを指定する。
【００２２】
ステップＳＣ１１において、ＩＤＸの値をインクリメントした後、又は、ステップＳＣ６において、ＴＩＭＥの値がＯＮＴＩＭＥ［ＩＤＸ］の８分音符後以降でなく、採点対象期間内である場合、又は、ステップＳＣ５において、ＧＡＴＥの値を「１」にセットし、ＫＥＹＯＮの値を「０」にリセットした後、又は、ステップＳＣ４において、ＴＩＭＥの値がＯＮＴＩＭＥ［ＩＤＸ］の８分音符前以内でない場合、すなわち、まだ採点対象期間に達していない場合には、曲データ再生処理や曲終了に伴う自動停止処理などのその他の処理を実行して(ステップＳＣ１２)、メインフローチャートに戻る。
【００２３】
図７は、図４のメインフローチャートにおけるステップＳＡ３の鍵盤処理のフローチャートである。まず、押鍵があるか否かを判別する(ステップＳＤ１)。押鍵があったときは、ＰＬＡＹの値が「１」であるか否かを判別する(ステップＳＤ２)。この値が「１」で演奏採点モードである場合には、ＧＡＴＥの値が「１」であるか否かを判別する(ステップＳＤ３)。この値が「１」で採点対象期間内である場合には、ＫＥＹＯＮの値が「０」であるか否かを判別する(ステップＳＤ４)。この値が「０」である場合には、押鍵されたノート（音高）とＮＯＴＥ[ＩＤＸ]のノート（音高）とが一致するか否かを判別する(ステップＳＤ５)。
【００２４】
押鍵されたノートとＮＯＴＥ[ＩＤＸ]のノートとが一致しない場合には、レジスタＲＡＮＫに「１」をストアする(ステップＳＤ６)。押鍵されたノートとＮＯＴＥ[ＩＤＸ]のノートとが一致した場合には、ＴＩＭＥの現在時間すなわち押鍵した演奏タイミングと、ＯＮＴＩＭＥ[ＩＤＸ]の時間すなわち押鍵すべき発音指示タイミングとの音符単位の時間差（タイミング差）を判別する(ステップＳＤ７)。
【００２５】
判別した時間差が６４分音符未満である場合には、ＲＡＮＫに「５」をストアする(ステップＳＤ８)。判別した時間差が６４分音符以上で３２分音符未満である場合には、ＲＡＮＫに「４」をストアする(ステップＳＤ９)。判別した時間差が３２分音符以上で１６分音符未満である場合には、ＲＡＮＫに「３」をストアする(ステップＳＤ１０)。判別した時間差が１６分音符以上である場合には、ＲＡＮＫに「２」をストアする(ステップＳＤ１１)。
【００２６】
ステップＳＤ６、ステップＳＤ８、ステップＳＤ９、ステップＳＤ１０、又はステップＳＤ１１において、ＲＡＮＫに値をストアした後は、得点処理を実行する(ステップＳＤ１２)。そして、ＫＥＹＯＮを「１」にセットする(ステップＳＤ１３)。ＫＥＹＯＮを「１」にセットすることにより、図６のタイマ処理におけるステップＳＣ８の判別でステップＳＣ１０の得点処理は行なわない。すなわち、図６のステップＳＣ１０は、押鍵がされなかった場合の得点処理であり、図７のステップＳＤ１２は、押鍵がされた場合の得点処理である。
【００２７】
図７のステップＳＤ１３において、ＫＥＹＯＮに「１」をセットした後、又は、ステップＳＤ２において、ＰＬＡＹが「０」である場合、ステップＳＤ３において、ＧＡＴＥが「０」である場合、若しくはステップＳＤ４においてＫＥＹＯＮが「１」である場合には、楽音生成部７にノートオンコマンドおよび押鍵のノートを送出する押鍵発音処理を実行する(ステップＳＤ１４)。この押鍵発音処理の後、又は、ステップＳＤ１において押鍵がない場合には、離鍵処理などのその他の処理を行い(ステップＳＤ１５)、メインフローチャートに戻る。
【００２８】
図８は、図６のタイマ処理におけるステップＳＣ１０、又は、図７の鍵盤処理におけるステップＳＤ１２の得点処理のフローチャートである。まず、得点ランクであるＲＡＮＫの値（１，２，３，４，５）に対応するスレッシュポイントＴＨＲＥＳＨ[ＲＡＮＫ]の整数部ＩＮＴ（ＴＨＲＥＳＨ[ＲＡＮＫ]）の値を、前回までの演奏に応じて演算した前回の総合得点ＴＯＴＡＬの値から減算し、減算結果Ａを算出する(ステップＳＥ１)。
【００２９】
次に、その減算結果Ａの絶対値ＡＢＳ（Ａ）の値が、ＲＡＮＫに応じた得点ポイントＲＰ[ＲＡＮＫ]の値より大きいか否かを判別する(ステップＳＥ２)。すなわち、ポイントＲＰ[ＲＡＮＫ]の値をＴＯＴＡＬの総合得点の値に累算した場合に、累算した総合得点の値がスレッシュポイントの値に達しないか否かを判別する。
【００３０】
ＡＢＳ（Ａ）の値が得点ポイントＲＰ[ＲＡＮＫ]の値より大きい場合、すなわち、累算した総合得点の値がスレッシュポイントの値に達しない場合には、得点ポイントＲＰ[ＲＡＮＫ]の値にＡの値の符号ＳＧＮ（Ａ）を乗算し、その乗算した値をＴＯＴＡＬの値から減算した値を、新たな総合得点の値としてＴＯＴＡＬにストアして更新する(ステップＳＥ３)。
【００３１】
一方、ＡＢＳ（Ａ）の値が得点ポイントＲＰ[ＲＡＮＫ]の値以下である場合、すなわち、累算した総合得点の値がスレッシュポイントの値に達するか超える場合には、ステップＳＥ１で算出したＡの１／２の絶対値に「１」を加算し、その整数部分にＡの値の符号ＳＧＮ（Ａ）を乗算し、その乗算した値をＴＯＴＡＬの値から減算した値を、新たな総合得点の値としてＴＯＴＡＬにストアして更新する(ステップＳＥ４)。
【００３２】
したがって、ある得点ランクに対応する得点ポイントを前回の総合得点に累算しても、その累算した新たな総合得点の値は、その得点ランクに対応するスレッシュポイントの値を超えることはない。その得点ランクが連続した場合には、総合得点の値はスレッシュポイントに収束する。
【００３３】
ステップＳＥ３又はステップＳＥ４において、新たな総合得点をＴＯＴＡＬにストアした後は、今回の演奏による得点ランクＲＡＮＫの値を判別する(ステップＳＥ５)。この後、判別したＲＡＮＫの値に応じて、現在のスレッシュポイントＴＨＲＥＳＨ[ ]の値と基準のスレッシュポイントＢＡＳＥ[ ]の値との大小を比較して、ステップＳＥ６ないしステップＳＥ１２の処理において、スレッシュポイントＴＨＲＥＳＨ[１]ないしＴＨＲＥＳＨ[５]の値を変更する。ただし、ＴＨＲＥＳＨ[３]だけは「５０」で固定のままである。
【００３４】
ステップＳＥ５の判別でＲＡＮＫの値が「１」である場合において、さらに、ＴＨＲＥＳＨ[１]の値がＢＡＳＥ[１]の値より大きい場合は、ＴＨＲＥＳＨ[１]の値からＢＡＳＥ[１]の値を減算して、その減算結果に係数Ｃ１（＝６３／６４）を乗算し、その乗算結果にＢＡＳＥ[１]の値を加算し、その加算結果を新たなスレッシュポイントの値として、ＴＨＲＥＳＨ[１]の値を下げる(ステップＳＥ６)。
【００３５】
さらに、ステップＳＥ６の後、ＴＨＲＥＳＨ[２]の値がＢＡＳＥ[２]の値より大きい場合は、ＴＨＲＥＳＨ[２]の値からＢＡＳＥ[２]の値を減算して、その減算結果に係数Ｃ２（＝６３／６４）を乗算し、その乗算結果にＢＡＳＥ[２]の値を加算し、その加算結果を新たなスレッシュポイントの値として、ＴＨＲＥＳＨ[２]の値を下げる(ステップＳＥ７)。
【００３６】
さらに、ステップＳＥ７の後、ＴＨＲＥＳＨ[４]の値がＢＡＳＥ[３]の値より大きい場合は、ＴＨＲＥＳＨ[４]の値からＢＡＳＥ[３]の値を減算して、その減算結果に係数Ｃ３（＝３１／３２）を乗算し、その乗算結果にＢＡＳＥ[３]の値を加算し、その加算結果を新たなスレッシュポイントの値として、ＴＨＲＥＳＨ[４]の値を下げる(ステップＳＥ８)。
【００３７】
さらに、ステップＳＥ８の後、ＴＨＲＥＳＨ[５]の値がＢＡＳＥ[４]の値より大きい場合は、ＴＨＲＥＳＨ[５]の値からＢＡＳＥ[４]の値を減算して、その減算結果に係数Ｃ４（＝３１／３２）を乗算し、その乗算結果にＢＡＳＥ[４]の値を加算し、その加算結果を新たなスレッシュポイントの値として、ＴＨＲＥＳＨ[５]の値を下げる(ステップＳＥ９)。
【００３８】
ステップＳＥ５の判別でＲＡＮＫの値が「２」又は「３」である場合において、さらに、ＴＨＲＥＳＨ[４]の値がＢＡＳＥ[３]の値より大きい場合は、ＴＨＲＥＳＨ[４]の値からＢＡＳＥ[３]の値を減算して、その減算結果に係数Ｃ３（＝３１／３２）を乗算し、その乗算結果にＢＡＳＥ[３]の値を加算し、その加算結果を新たなスレッシュポイントの値として、ＴＨＲＥＳＨ[４]の値を下げる(ステップＳＥ８)。
【００３９】
さらに、ステップＳＥ８の後、ＴＨＲＥＳＨ[５]の値がＢＡＳＥ[４]の値より大きい場合は、ＴＨＲＥＳＨ[５]の値からＢＡＳＥ[４]の値を減算して、その減算結果に係数Ｃ４（＝３１／３２）を乗算し、その乗算結果にＢＡＳＥ[４]の値を加算し、その加算結果を新たなスレッシュポイントの値として、ＴＨＲＥＳＨ[５]の値を下げる(ステップＳＥ９)。
【００４０】
ステップＳＥ５の判別でＲＡＮＫの値が「４」又は「５」である場合において、さらに、ＴＨＲＥＳＨ[１]の値がＢＡＳＥ[３]の値より小さい場合は、ＢＡＳＥ[３]の値からＴＨＲＥＳＨ[１]の値を減算して、その減算結果に係数Ｃ５（＝３１／３２）を乗算し、その乗算結果をＢＡＳＥ[３]の値から減算し、その減算結果を新たなスレッシュポイントの値として、ＴＨＲＥＳＨ[１]の値を上げる(ステップＳＥ１０)。
【００４１】
さらに、ステップＳＥ１０の後、ＴＨＲＥＳＨ[２]の値がＢＡＳＥ[３]の値より小さい場合は、ＢＡＳＥ[３]の値からＴＨＲＥＳＨ[２]の値を減算して、その減算結果に係数Ｃ６（＝３１／３２）を乗算し、その乗算結果をＢＡＳＥ[３]の値から減算し、その減算結果を新たなスレッシュポイントの値として、ＴＨＲＥＳＨ[２]の値を上げる(ステップＳＥ１１)。
【００４２】
さらにこの後、ＲＡＮＫの値が「４」であるか否かを判別し(ステップＳＥ１２)、この値が「４」である場合において、さらに、ＴＨＲＥＳＨ[５]の値がＢＡＳＥ[４]の値より大きい場合は、ＴＨＲＥＳＨ[５]の値からＢＡＳＥ[４]の値を減算して、その減算結果に係数Ｃ４（＝３１／３２）を乗算し、その乗算結果にＢＡＳＥ[４]の値を加算し、その加算結果を新たなスレッシュポイントの値として、ＴＨＲＥＳＨ[５]の値を下げる(ステップＳＥ９)。
【００４３】
ステップＳＥ１２において、ＲＡＮＫの値が「４」でなく「５」である場合、又は、ステップＳＥ９において、ＴＨＲＥＳＨ[５]の値を下げた後は、ステップＳＥ３若しくはステップＳＥ４における演算で求めた総合得点ＴＯＴＡＬを表示する得点表示処理を行なう(ステップＳＥ１３)。そして、メインフローチャートに戻る。
【００４４】
このように、図８のステップＳＥ６ないしステップＳＥ１２の処理では、値が固定のスレッシュポイントＴＨＲＥＳＨ[３]を除いて、得点ランクの変化に応じて他のスレッシュポイントＴＨＲＥＳＨ[１]〜[５]の値を変更する。
この場合において、得点ランクが「１」の場合には、あらかじめ指定された４つのスレッシュポイントＴＨＲＥＳＨ[１]、ＴＨＲＥＳＨ[２]、ＴＨＲＥＳＨ[４]、およびＴＨＲＥＳＨ[５]の値をすべて下げる。得点ランクが「２」または「３」の場合には、あらかじめ指定された２つのスレッシュポイントＴＨＲＥＳＨ [４]およびＴＨＲＥＳＨ[５]の値を下げる。得点ランクが「４」の場合には、あらかじめ指定された２つのスレッシュポイントＴＨＲＥＳＨ[１]およびＴＨＲＥＳＨ[２]の値を上げ、ＴＨＲＥＳＨ[５]の値を下げる。得点ランクが「４」の場合には、あらかじめ指定された２つのスレッシュポイントＴＨＲＥＳＨ[１]およびＴＨＲＥＳＨ[２]の値を上げる。
【００４５】
また、スレッシュポイントを変更する演算において、ＴＨＲＥＳＨ[ＲＡＮＫ]とＢＡＳＥ[ＲＡＮＫ]との差分に乗算する係数Ｃ１〜Ｃ６は、「０」より大きく「１」より小さい値である。図８においては、ＴＨＲＥＳＨ[１]およびＴＨＲＥＳＨ[２]の値を下げる場合は、６３／６４の値であり、ＴＨＲＥＳＨ[４]およびＴＨＲＥＳＨ[５]の値を下げる場合、並びに、ＴＨＲＥＳＨ[１]およびＴＨＲＥＳＨ[２]の値を上げる場合は、３１／３２の値であるが、０＜Ｃ１〜Ｃ６＜１の範囲であれば、他の条件に応じて最適な値に設定してもよい。
【００４６】
図９は、各発音イベントＮ（１〜５０）に対する演奏結果に対して、本発明を適用した場合の数値表であり、ＲＡＮＫ（得点ランク）、ＴＨＲＥＳＨ[１]、ＴＨＲＥＳＨ[２]、ＴＨＲＥＳＨ[４]、ＴＨＲＥＳＨ[５]からなるスレッシュポイントに応じて、初期値「５０」から推移するＴＯＴＡＬ（総合得点）を示す数値表である。なお、この数値表には、従来適用されていたＡＶＥＲＡＧＥ（平均型総合得点）を比較のために含めている。また、図１０は、図９の数値表に対応して表示部６の画面に表示されたグラフを示す図である。図１０において、（Ａ）は、従来のＡＶＥＲＡＧＥ（平均型総合得点）の推移を示すグラフであり、（Ｂ）は、本発明を適用した場合の総合得点の推移を示すグラフである。なお、（Ｂ）にはスレッシュポイントの推移を示すグラフも表示されている。
【００４７】
図９に示すように、演奏結果に応じた得点ランクＲＡＮＫの値は、Ｎが「１」から「１２」までの序盤に高い得点ランク「５」が続き、Ｎが「１３」から「３４」までの中盤では得点ランクが次第に低下してゆき、Ｎが「３５」から「４０」までの部分では最低の得点ランク「１」に落ち込んでいる。その後、Ｎが「４１」以降の終盤になると、再び高い得点ランク「４」又は「５」に上昇している。
【００４８】
図１０（Ａ）のＡＶＥＲＡＧＥ（平均型総合得点）のグラフでは、Ｎが「１」から「１２」までの最初の部分においては、高い得点ランクが続くにもかかわらず、Ｎが「１」から「４」の部分だけ総合得点が急激に上昇し、その後は、変化率が極めて小さい平坦な推移になっている。また、Ｎが「３５」から「４０」までの部分においては、得点ランクが最低となっているにもかかわらず、総合得点は「５０」より大きく、あまり低下していない。さらに、終盤になってＮが「４１」から「５０」までは、高い得点ランクに急激に上昇しているにもかかわらず、総合得点はあまり上昇していない。
これは、平均型総合得点を求める演算式が下記の数１のように、演算式の分母に音符数（この場合、初期値「５０」の分を加えて、Ｎ＋１）があるため、曲が進行するにつれて分母が大きくなり、得点の変化率が小さくなるからである。
【数１】

【００４９】
これに対して、図１０（Ｂ）のグラフでは、Ｎが「１」から「１２」までの最初の部分の高い得点ランクに応じて、一定の大きな変化率で総合得点が「９５」まで自然に上昇している。また、総合得点が「９５」を超えた後は、得点ランク「５」のスレッシュポイントＴＨＲＥＳＨ[５]に収束するように緩やかに上昇している。その後、得点ランクが最低となるＮが「３５」から「４０」までの部分では、総合得点も比較的大きな変化率で低下している。また、終盤の高い得点ランクに従って、総合得点も比較的大きな変化率で上昇している。
これは、図８のステップＳＥ１ないしステップＳＥ４の演算式に示すように、総合得点を算出するのに除算を用いず、加減算を用いているとともに、得点ランクに対応するスレッシュポイントに総合得点を収束させるように演算しているからである。
【００５０】
このように、図１０（Ａ）に示す平均型総合得点の推移では、曲の進行に伴って増加する音符数によって、総合得点の変化率が次第に小さくなって、得点ランクの変化に追従できないが、図１０（Ｂ）に示す実施形態の総合得点の推移では、曲の進行に伴って音符数が増加しても、総合得点の変化率は小さくならず、得点ランクの変化に追従することができる。
【００５１】
さらに、図１０（Ｂ）に見られるように、Ｎが「３５」から「４０」までの部分においては、得点ランクは最低の「１」となっているが、総合得点の値はスレッシュポイントＴＨＲＥＳＨ［１］の値「２７」までしか低下していない。これは、Ｎが「１」から「２０」までの高い得点ランク「５」および「４」によって、スレッシュポイントＴＨＲＥＳＨ[１]が初期値「１」から上昇していて、それが総合得点の低下の歯止めになっているからである。また、図示されていないが、Ｎが「５０」以降において高い得点ランク「５」が続いた場合でも、総合得点は「７５」を超えることはない。これは、Ｎが「１３」以降の得点ランク「４」〜「１」によって、スレッシュポイントＴＨＲＥＳＨ[５]が初期値「１００」から下降していて、それが総合得点の上昇の歯止めになっているからである。
【００５２】
すなわち、上記実施形態においては、固定されている基準のスレッシュポイントＢＡＳＥ[ＲＡＮＫ]の代わりに、図８のステップＳＥ６ないしステップＳＥ１２の処理によって、得点ランクの推移に応じて変化するスレッシュポイントＴＨＲＥＳＨ[ＲＡＮＫ]を用いるので、初期結果を最終結果に反映することができる。
【００５３】
以上のように、上記実施形態における演奏採点装置によれば、ＣＰＵ１は、演奏採点の対象となる曲データにおける各発音イベントの発音指示タイミングと各発音イベントに対する演奏結果の演奏タイミングとのタイミング差を検出し、検出したタイミング差に応じて５段階の得点ランクの中で１つの得点ランクを指定し、その指定した得点ランクに応じた得点ポイントＲＰ[ＲＡＮＫ]を設定して、前回までの演奏に応じて演算した前回の総合得点に対して、今回の演奏に応じて設定した得点ポイントを累算することによって、今回の総合得点を演算する際に得点ランクに対応するスレッシュポイントに総合得点を収束させるように、今回の総合得点を演算する。
したがって、演奏に伴って曲が進行しても得点の変化率が小さくならず、演奏の得点ランクに追従した総合得点を算出することができる。
【００５４】
また、上記実施形態における演奏採点装置によれば、指定した得点ランクが高い場合には、あらかじめ指定された得点ランクに対応するスレッシュポイントを高い値に変更し、指定した得点ランクが低い場合には、あらかじめ指定された得点ランクに対応するスレッシュポイントを低い値に変更するので、初期の採点結果を最終の採点結果に反映させて、得点から演奏者の実力を正確に判断できる。
【００５５】
なお、上記実施形態においては、５段階の得点ランクＲＰ[１]〜ＲＰ[５]を設定して、各得点ランクに対応するスレッシュポイントＴＨＲＥＳＨ[１]〜ＴＨＲＥＳＨ[５]によって、総合得点を算出する場合について説明したが、本発明の適用範囲は、５段階の得点ランクに限定するものではない。６段階以上の得点ランクでもよいし、あるいは、２段階から４段階の得点ランクでもよい。
【００５６】
なおまた、上記実施形態における演奏採点装置においては、読み出し専用のメモリであるＲＯＭ４にあらかじめ演奏採点処理のプログラムを格納し、ＣＰＵ１によってそのプログラムを実行する構成にしたが、書き換え可能なメモリに演奏採点処理のプログラムをインストールする構成も可能である。すなわち、ＦＤ（フレキシブルディスク）、ＣＤ−ＲＯＭなどの外部記憶媒体に記憶されている演奏採点処理のプログラムや、インターネットなどの通信網を介してダウンロードされる演奏採点処理のプログラムを、パソコンなどの汎用の情報処理装置のハードディスクなどにインストールして実行することも可能である。この場合には、プログラムの発明を構成する。
【００５７】
すなわち、本発明による演奏採点処理のプログラムは、演奏採点の対象となる曲データにおける各発音イベントの発音指示タイミングと各発音イベントに対する演奏結果の演奏タイミングとのタイミング差を検出する第１のステップと、第１のステップによって検出されたタイミング差に応じて複数段階の得点ランクの中で１つの得点ランクを指定する第２のステップと、第２のステップによって指定された得点ランクに応じた加算値又は減算値を設定する第３のステップと、前回までの演奏に応じて演算した前回の総合得点に対して今回の演奏に応じて第３のステップにより設定された加算値又は減算値を累算することによって今回の総合得点を演算する際に得点ランクに対応する目標値に総合得点を収束させるように今回の総合得点を演算する第４のステップとを実行する。
【００５８】
また、第２のステップによって指定された得点ランクが高い場合にはあらかじめ指定された得点ランクに対応する目標値を高い値に変更し、指定された得点ランクが低い場合にはあらかじめ指定された得点ランクに対応する目標値を低い値に変更する第５のステップをさらに有する。
【００５９】
【発明の効果】
本発明によれば、演奏採点の対象となる曲データにおける各発音イベントの発音指示タイミングと各発音イベントに対する演奏結果の演奏タイミングとのタイミング差を検出して、その検出したタイミング差に応じて複数段階の得点ランクの中で１つの得点ランクを指定し、その指定した得点ランクに対応する目標値に収束させるように、総合得点を演算するので、曲が進行しても得点の変化率が小さくならず、得点ランクの変化に追従した総合得点を算出できるという効果がある。
【００６０】
また、本発明によれば、指定された得点ランクが高い場合にはあらかじめ指定された得点ランクに対応する目標値を高い値に変更し、指定された得点ランクが低い場合にはあらかじめ指定された得点ランクに対応する目標値を低い値に変更するので、初期の採点結果を最終の採点結果に反映させて、得点から演奏者の実力を正確に判断できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態における演奏採点装置の構成を示すブロック図。
【図２】図１のＲＯＭ４のメモリ構成を示す図。
【図３】図１のＲＡＭ５のメモリ構成を示す図
【図４】図１のＣＰＵ１のメインフローチャート。
【図５】図４のメインフローチャートにおけるスイッチ処理のフローチャート。
【図６】タイマインタラプトに応じたタイマ処理のフローチャート。
【図７】図４のメインフローチャートにおける鍵盤処理のフローチャート。
【図８】図６のタイマ処理又は図７の鍵盤処理における得点処理のフローチャート。
【図９】各発音イベントＮに対する演奏結果に対して本発明の実施形態を適用した場合の総合得点などの推移を表す数値表の図。
【図１０】（Ａ）は従来の平均型総合得点の推移を示すグラフを示す図、（Ｂ）は本発明の実施形態を適用した場合の総合得点の推移を示すグラフを示す図。
【符号の説明】
１ＣＰＵ
２鍵盤
３スイッチ部
４ＲＯＭ
５ＲＡＭ
６表示部
７楽音生成部
８Ｄ／Ａ変換器
９アンプ
１０スピーカ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a performance scoring apparatus and a performance scoring program.
[0002]
[Prior art]
There has been proposed a performance scoring device that scores the accuracy of performance timing according to the performance of a song by a performer and can be taught as a game. As an example of a conventional proposal, means for reproducing music information including music information of a performance part for a performer, performance timing input means for inputting performance timing information by the performer, and music information of the performance part Based on the setting, a period for scoring for each sound is set, and monitoring means for monitoring the input of the performance timing information in the scoring period, and the scoring period is divided into a plurality of scoring areas, A score management means for managing scores assigned to each score area, a score area specification means for specifying which area in the scoring period the input performance timing information corresponds to, and the score management means There is a performance information scoring device that includes scoring means for scoring performance timing information by a player.
According to this structure, the performance timing of the sound performed by the performer can be finely scored according to the degree of accuracy of the performance timing (see, for example, Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2001-83968 (paragraph numbers “0005” and “0006”)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional technology such as the performance information scoring device of Patent Document 1 above, the total score by simple addition / subtraction of the score with respect to the number of played notes is different for each song because the number of notes differs depending on the song. There was a problem that it was difficult to judge the ability from the score. Therefore, a method of calculating the average score by dividing the total score by the number of notes, or a method of setting a lower limit and an upper limit (for example, 0 point and 100 point) to the total score by addition / subtraction can be considered.
However, in the method of calculating the average score, the number of notes that become the denominator of the calculation increases as the song progresses, so the rate of change of the score decreases as the song progresses, and there is a new problem that the game is not interesting Occurs.
Further, in the method of setting the lower limit and the upper limit for the total score by addition / subtraction, a new problem arises that the initial scoring result is not reflected in the final scoring result.
[0005]
The present invention solves the above-described problems in the prior art, and the rate of change in the score does not decrease even when the music progresses, and the initial scoring result is reflected in the final scoring result. It is an object of the present invention to provide a performance scoring device and a performance scoring processing program that can accurately determine the performance of a performer.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
  In order to solve the above problems, the present inventionThe performance scoring device according to claim 1,Detection means for detecting a timing difference between the sound generation instruction timing of each sounding event and the performance timing of the performance result for each sounding event in the music data to be scored for performance, and the timing difference detected by the detecting means is detected A designation means for designating one score rank among a plurality of stages of score ranks, and a calculation means for computing a total score so as to converge to a target value corresponding to the score rank designated by the designation means, It is characterized by having.
[0007]
  The performance scoring apparatus according to claim 2, when the designated score rank is highest, the target value corresponding to the score rank determined in advance for the score rank is changed to a higher value, When the score rank is the lowest, it is further characterized by further comprising changing means for changing the target value corresponding to the score rank predetermined for the score rank to a low value.
[0008]
  The performance scoring program according to claim 3 detects a timing difference between the sound generation instruction timing of each sounding event and the performance timing of the performance result for each sounding event in the music data to be performance-scored. A first step, a second step of designating one scoring rank among a plurality of scoring ranks each time a timing difference detected in the first step is detected, and the second step. A third step of calculating a total score so as to converge to a target value corresponding to the designated score rank; Is executed.
[0009]
  5. The performance scoring program according to claim 4, further comprising: a goal corresponding to a score rank predetermined for the score rank when the score rank designated by the second step is the highest. When the value is changed to a high value and the designated score rank is the lowest, the fourth step of changing the target value corresponding to the score rank predetermined for the score rank to a low value is performed. The computer is executed.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of a performance scoring device according to the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a performance scoring apparatus in the embodiment. In this figure, a CPU 1 is connected to a keyboard 2, a switch unit 3, a ROM 4, a RAM 5, a display unit 6, and a musical tone generating unit 7 via a system bus, and exchanges commands and data with these units. However, the entire performance scoring apparatus is controlled.
[0011]
The keyboard 2 inputs note-on, velocity, and note-off data to the CPU 1 in accordance with the performance of key depression and key release.
The switch unit 3 includes a song selection switch for selecting a song to be scored, a performance scoring switch for setting a performance scoring mode, and other switches, and inputs an on / off state corresponding to the operation to the CPU 1. .
The ROM 4 stores a program for performance scoring processing, song data (sequence data) to be subjected to performance scoring, points for each score rank, reference threshold points for each score rank (these will be described later), and initial values at initialization at startup. Values are stored in advance.
The RAM 5 temporarily stores various data processed by the CPU 1 and has various register and flag areas necessary for executing the program.
The display unit 6 displays the score, performance result, etc. of the music to be scored.
The tone generation unit 7 generates a tone signal in accordance with the sound generation instruction (note-on command) and waveform data from the CPU 1 and outputs the tone signal to the D / A conversion circuit 8. The D / A conversion circuit 8 converts the musical sound signal from digital to analog, and supplies it to the speaker 10 via the amplifier 9 for sound generation. Further, the musical sound generation unit 7 stops the sound generation in response to a mute instruction (note off command) from the CPU 1.
[0012]
FIG. 2 is a diagram showing a memory configuration of the ROM 4 of FIG. FIG. 2A shows note data NOTE [] of each sounding event in the music data to be scored for performance, and FIG. 2B shows on-time ONTIME [] indicating the sounding instruction timing of each sounding event. This is time data from the beginning of the music data shown. An arbitrary nth sounding event NOTE [n] corresponds to the sounding instruction timing ONTIME [n].
[0013]
FIG. 2C shows the parameters of the score points RP [RANK] set according to the score ranks of the five rank score ranks (RANK = 1, 2, 3, 4, 5). The parameters set according to the score rank of each stage in this embodiment are the following values.
RP [1] = 5
RP [2] = 2
RP [3] = 2
RP [4] = 2
RP [5] = 5
[0014]
FIG. 2D shows the parameters of the reference threshold point BASE [RANK] corresponding to each score rank. In this embodiment, the parameters of the reference threshold point for the score rank of each stage are the following values.
BASE [1] = 1
BASE [2] = 25
BASE [3] = 50
BASE [4] = 75
BASE [5] = 100
[0015]
FIG. 3 is a diagram showing a memory configuration of the RAM 5 of FIG. PLAY is a performance scoring mode flag that reverses (toggles) the value (0 or 1) in accordance with the operation of the performance scoring switch of the switch unit 3, and starts playing when the value of PLAY toggles from “0” to “1”. When the value of PLAY toggles from “1” to “0”, the performance ends. TIME is a register that stores the current elapsed time from the beginning of a song at regular intervals. IDX is a register for designating the note number, and each sounding event in ROM 4 designated by IDX and its sounding instruction timing are represented by NOTE [IDX] and ONTIME [IDX].
[0016]
The TOTAL is a register for storing a total score obtained by scoring the performance result every time a note event which is each sounding event of the music data is played. RANK is a register that stores the current value of the score rank (1, 2, 3, 4, 5) corresponding to the timing difference between the on-time time, which is the sound generation designation timing, and the performance timing. GATE is a flag that is set to “1” during the scoring period and is reset to “0” during other periods. KEYON is a flag that is set to “1” when the keyboard 2 is pressed within the scoring period. This flag is used for a key press timeout process. THRESH [RANK = 1, 2, 3, 4, 5] is a register for storing a current value of a target value (hereinafter referred to as “threshold point”) for each score rank.
[0017]
Next, the operation of the performance scoring apparatus of FIG. 1 will be described in detail with reference to the flowcharts of the CPU 1 shown in FIGS. 4 to 8 and the tables and graphs showing the overall scores of performance results shown in FIGS. To do.
FIG. 4 is a main flowchart of the CPU 1, and after a predetermined initialization process (step SA1) such as clearing the register and flag of the RAM 5, a switch process (step SA2) for searching for on / off of each switch of the switch unit 3. ), A keyboard process (step SA3) for searching for keys pressed and released from the keyboard 2 and other processes (step SA4) are repeatedly executed.
[0018]
FIG. 5 is a flowchart of the switch process in step SA2 in the main flowchart. First, it is determined whether or not the performance scoring switch is turned on (step SB1). If this switch is not turned on, other switch processing is executed (step SB2), and the process returns to the main flowchart.
On the other hand, when this switch is turned on, the performance scoring flag PLAY is toggled (inverted value) (step SB3). Then, it is determined whether or not the value of the flag PLAY has changed from “0” to “1” (step SB4). When this value changes to “1”, “0” is stored in the register TIME, “1” is stored in the register IDX, “50” is stored in the register TOTAL, and “0” is set in the flag KEYON. Then, the values of BASE [1] to [5] are substituted into the registers THRESH [1] to [5] (step SB5). Then, performance start processing is performed (step SB6), and the process returns to the main flowchart.
In step SB4, when the value of the performance scoring flag PLAY changes from “1” to “0”, performance end processing is performed (step SB7), and the process returns to the main flowchart.
[0019]
FIG. 6 is a flowchart of timer processing executed in response to a timer interrupt at regular intervals. First, it is determined whether or not the value of PLAY is “1” (step SC1). If this value is “0”, the process returns to the main flowchart without executing this timer process. On the other hand, if this value is “1”, the current elapsed time is stored and updated in the value of TIME (step SC2). Next, it is determined whether or not the value of GATE is “0” (step SC3). If this value is “0”, it is determined whether or not the current elapsed time stored in TIME is within the eighth note of ONTIME [IDX] specified by IDX (step SC4). That is, it is determined whether or not the current elapsed time has reached within the scoring period. If the TIME value is within the eighth note of ONTIME [IDX], GATE is set to “1” because it has reached the scoring period, and KEYON is set to “0” because the key has not been pressed yet. (Step SC5).
[0020]
If the value of GATE is “1” in step SC3, it is determined whether or not the current elapsed time stored in TIME is after the eighth note of ONTIME [IDX] specified by IDX (step S3). SC6). That is, it is determined whether or not the current elapsed time has passed the scoring period. If the TIME value is after the eighth note of ONTIME [IDX], the GATE value is reset to “0” (step SC7).
[0021]
Next, it is determined whether or not the value of KEYON is “0” (step SC8). That is, it is determined whether or not the key is not pressed within the scoring target period. If the KEYON value is “0” and it is determined that the key has not been pressed due to a time-out, “1”, that is, the lowest score rank is stored in RANK (step SC9). Then, scoring is executed (step SC10). After this scoring process, or in step SC8, if the KEYON value is “1” and the key is pressed within the scoring period, the IDX values specifying NOTE [] and ONTIME [] are changed to “ 1 "is incremented (step SC11). That is, the next sounding event is designated.
[0022]
After incrementing the value of IDX in step SC11, or in step SC6, if the value of TIME is not after the eighth note of ONTIME [IDX], but within the scoring period, or in step SC5, GATE After setting the value of “1” and resetting the value of KEYON to “0”, or in step SC4, if the value of TIME is not within the eighth note of ONTIME [IDX], that is, still scoring If the period has not been reached, other processing such as music data playback processing and automatic stop processing at the end of the music is executed (step SC12), and the process returns to the main flowchart.
[0023]
FIG. 7 is a flowchart of the keyboard process in step SA3 in the main flowchart of FIG. First, it is determined whether or not there is a key depression (step SD1). When the key is depressed, it is determined whether or not the value of PLAY is “1” (step SD2). If this value is “1” and the performance scoring mode is set, it is determined whether or not the value of GATE is “1” (step SD3). If this value is “1” and within the scoring period, it is determined whether or not the value of KEYON is “0” (step SD4). If this value is “0”, it is determined whether or not the key (note pitch) pressed is coincident with the note (note pitch) of NOTE [IDX] (step SD5).
[0024]
If the note pressed and the note of NOTE [IDX] do not match, “1” is stored in the register RANK (step SD6). When the note pressed and the note of NOTE [IDX] match, the note time unit between the current time of TIME, that is, the performance timing when the key is pressed, and the time of ONTIME [IDX], that is, the sound generation instruction timing to be pressed Is determined (step SD7).
[0025]
If the determined time difference is less than a 64th note, “5” is stored in RANK (step SD8). If the determined time difference is greater than or equal to the 64th note and less than the 32nd note, “4” is stored in RANK (step SD9). If the determined time difference is greater than or equal to the 32nd note and less than the 16th note, “3” is stored in RANK (step SD10). If the determined time difference is equal to or greater than the sixteenth note, “2” is stored in RANK (step SD11).
[0026]
In step SD6, step SD8, step SD9, step SD10, or step SD11, after the value is stored in RANK, scoring processing is executed (step SD12). Then, KEYON is set to “1” (step SD13). By setting KEYON to “1”, the scoring process of step SC10 is not performed in the determination of step SC8 in the timer process of FIG. That is, step SC10 in FIG. 6 is a scoring process when the key is not pressed, and step SD12 in FIG. 7 is a scoring process when the key is pressed.
[0027]
After setting KEYON to “1” in step SD13 of FIG. 7 or when PLAY is “0” in step SD2, GATE is “0” in step SD3, or KEYON in step SD4. Is “1”, a key-on sound generation process for sending a note-on command and a key-on note to the tone generator 7 is executed (step SD14). After this key pressing sound generation process or if there is no key pressed in step SD1, other processes such as a key release process are performed (step SD15), and the process returns to the main flowchart.
[0028]
FIG. 8 is a flowchart of the scoring process of step SC10 in the timer process of FIG. 6 or step SD12 in the keyboard process of FIG. First, the value of the integer part INT (THRESH [RANK]) of the threshold point THRESH [RANK] corresponding to the rank value (1, 2, 3, 4, 5) of the score rank is determined according to the performance up to the previous time. A subtraction result A is calculated by subtracting from the previously calculated total score TOTAL value (step SE1).
[0029]
Next, it is determined whether or not the absolute value ABS (A) of the subtraction result A is larger than the value of the score point RP [RANK] corresponding to RANK (step SE2). That is, when the value of the point RP [RANK] is accumulated to the total score value of TOTAL, it is determined whether or not the accumulated total score value reaches the threshold value.
[0030]
If the value of ABS (A) is greater than the value of scoring point RP [RANK], that is, if the accumulated total scoring value does not reach the threshold value, A is added to the value of scoring point RP [RANK]. The value obtained by multiplying the value SGN (A) by the value of the value and subtracting the multiplied value from the value of TOTAL is stored in the TOTAL as a new total score value and updated (step SE3).
[0031]
On the other hand, when the value of ABS (A) is less than or equal to the value of the scoring point RP [RANK], that is, when the accumulated total scoring value reaches or exceeds the threshold value, A calculated in step SE1 "1" is added to the absolute value of 1/2, and the integer part is multiplied by the sign SGN (A) of the A value, and the value obtained by subtracting the multiplied value from the TOTAL value is obtained as a new total score. The value is stored in TOTAL and updated (step SE4).
[0032]
Therefore, even if a score point corresponding to a certain score rank is accumulated in the previous total score, the accumulated value of the new total score does not exceed the threshold value corresponding to the score rank. When the score rank is continuous, the total score value converges to the threshold point.
[0033]
In step SE3 or step SE4, after the new total score is stored in TOTAL, the value of the score rank RANK by this performance is determined (step SE5). Thereafter, according to the determined value of RANK, the current threshold value THRESH [] is compared with the value of the reference threshold point BASE [], and in the processing of step SE6 to step SE12, the threshold point is determined. The value of THRESH [1] to THRESH [5] is changed. However, only THRESH [3] remains fixed at “50”.
[0034]
When the value of RANK is “1” in the determination of step SE5 and the value of THRESH [1] is larger than the value of BASE [1], the value of BASE [1] is changed from the value of THRESH [1]. Is subtracted, the coefficient C1 (= 63/64) is multiplied to the subtraction result, the value of BASE [1] is added to the multiplication result, and the addition result is used as a new threshold value, THRESH [1 ] Is lowered (step SE6).
[0035]
Further, after step SE6, if the value of THRESH [2] is larger than the value of BASE [2], the value of BASE [2] is subtracted from the value of THRESH [2], and a coefficient C2 ( = 63/64), the value of BASE [2] is added to the multiplication result, and the value of THRESH [2] is lowered with the addition result as the value of the new threshold (step SE7).
[0036]
Further, after step SE7, if the value of THRESH [4] is greater than the value of BASE [3], the value of BASE [3] is subtracted from the value of THRESH [4], and the result is the coefficient C3 ( = 31/32), the value of BASE [3] is added to the multiplication result, and the value of THRESH [4] is lowered using the addition result as the value of the new threshold (step SE8).
[0037]
Further, after step SE8, if the value of THRESH [5] is larger than the value of BASE [4], the value of BASE [4] is subtracted from the value of THRESH [5], and a coefficient C4 ( = 31/32), the value of BASE [4] is added to the multiplication result, and the value of THRESH [5] is lowered with the addition result as a new threshold value (step SE9).
[0038]
When the value of RANK is “2” or “3” in the determination of step SE5 and the value of THRESH [4] is larger than the value of BASE [3], the value of THRESH [4] is changed to BASE [ 3], the coefficient C3 (= 31/32) is multiplied by the subtraction result, the value of BASE [3] is added to the multiplication result, and the addition result is used as a new threshold point value. , THRESH [4] is decreased (step SE8).
[0039]
Further, after step SE8, if the value of THRESH [5] is larger than the value of BASE [4], the value of BASE [4] is subtracted from the value of THRESH [5], and the coefficient C4 ( = 31/32), the value of BASE [4] is added to the multiplication result, and the value of THRESH [5] is lowered with the addition result as a new threshold value (step SE9).
[0040]
When the value of RANK is “4” or “5” in the determination of step SE5, and the value of THRESH [1] is smaller than the value of BASE [3], the value of BASE [3] is changed from THRESH [1]. 1] is subtracted, and the subtraction result is multiplied by a coefficient C5 (= 31/32). The multiplication result is subtracted from the value of BASE [3], and the subtraction result is used as a new threshold value. , THRESH [1] is increased (step SE10).
[0041]
Further, after step SE10, if the value of THRESH [2] is smaller than the value of BASE [3], the value of THRESH [2] is subtracted from the value of BASE [3], and the coefficient C6 ( = 31/32), the result of the multiplication is subtracted from the value of BASE [3], and the value of THRESH [2] is increased using the result of the subtraction as a new threshold value (step SE11).
[0042]
Thereafter, it is determined whether or not the value of RANK is “4” (step SE12). When this value is “4”, the value of THRESH [5] is further the value of BASE [4]. If it is larger, the value of BASE [4] is subtracted from the value of THRESH [5], the subtraction result is multiplied by a coefficient C4 (= 31/32), and the value of BASE [4] is multiplied by the multiplication result. Addition is performed, and the value of THRESH [5] is lowered using the addition result as a new threshold value (step SE9).
[0043]
If the value of RANK is “5” instead of “4” in step SE12, or after the value of THRESH [5] is lowered in step SE9, the total score obtained by the calculation in step SE3 or step SE4 A score display process for displaying TOTAL is performed (step SE13). Then, the process returns to the main flowchart.
[0044]
In this manner, in the processing of step SE6 to step SE12 in FIG. 8, except for the threshold point THRESH [3] whose value is fixed, the other threshold points THRESH [1] to [5] are changed according to the change of the score rank. Change the value.
In this case, when the score rank is “1”, the values of the four threshold points THRESH [1], THRESH [2], THRESH [4], and THRESH [5] specified in advance are all lowered. When the score rank is “2” or “3”, the values of two threshold points THRESH [4] and THRESH [5] specified in advance are lowered. When the score rank is “4”, the values of two threshold points THRESH [1] and THRESH [2] specified in advance are increased, and the value of THRESH [5] is decreased. When the score rank is “4”, the values of two threshold points THRESH [1] and THRESH [2] specified in advance are increased.
[0045]
In addition, in the calculation for changing the threshold point, coefficients C1 to C6 that are multiplied by the difference between THRESH [RANK] and BASE [RANK] are values larger than “0” and smaller than “1”. In FIG. 8, when the values of THRESH [1] and THRESH [2] are decreased, the value is 63/64, and when the values of THRESH [4] and THRESH [5] are decreased, and THRESH [1] When the value of THRESH [2] is increased, the value is 31/32, but may be set to an optimum value according to other conditions as long as 0 <C1 to C6 <1.
[0046]
FIG. 9 is a numerical table in the case where the present invention is applied to the performance results for each sounding event N (1 to 50). RANK (score rank), THRESH [1], THRESH [2], THRESH [ 4] is a numerical table showing TOTAL (overall score) that changes from the initial value “50” in accordance with the threshold point consisting of THRESH [5]. This numerical table includes AVERAGE (average total score), which has been applied conventionally, for comparison. FIG. 10 is a diagram showing a graph displayed on the screen of the display unit 6 corresponding to the numerical table of FIG. In FIG. 10, (A) is a graph showing the transition of the conventional AVERAGE (average total score), and (B) is a graph showing the transition of the total score when the present invention is applied. In addition, the graph which shows transition of a threshold point is also displayed on (B).
[0047]
As shown in FIG. 9, the value of the score rank RANK according to the performance result is such that N has a high score rank “5” in the beginning from “1” to “12”, and N ranges from “13” to “34”. In the middle stage up to, the score rank gradually decreases, and in the portion where N is from “35” to “40”, it falls to the lowest score rank “1”. After that, when N reaches the final stage after “41”, it rises again to a high score rank “4” or “5”.
[0048]
In the graph of AVERAGE (average total score) in FIG. 10A, in the first part where N is “1” to “12”, N is from “1” even though a high score rank continues. The total score rises sharply only for “4”, and thereafter, the rate of change is flat with very little change. In addition, in the portion where N is from “35” to “40”, the overall score is larger than “50” and is not so much lowered even though the score rank is the lowest. Furthermore, in the end stage, when N is from “41” to “50”, the overall score is not so high, although it is rapidly increasing to a high score rank.
This is because the arithmetic expression for obtaining the average type total score has the number of notes (in this case, N + 1 by adding the initial value “50” to the denominator of the arithmetic expression, as in Equation 1 below), This is because the denominator increases as the time progresses, and the rate of change in scores decreases.
[Expression 1]

[0049]
On the other hand, in the graph of FIG. 10B, according to the high score rank of the first part where N is “1” to “12”, the overall score is naturally up to “95” with a constant large change rate. Is rising. Further, after the total score exceeds “95”, it gradually rises so as to converge to the threshold point THRESH [5] of the score rank “5”. After that, in the portion where N is “35” to “40” where the score rank is the lowest, the total score also decreases at a relatively large change rate. In addition, the overall score has increased at a relatively large rate of change in accordance with the high score rank at the end of the game.
This is because, as shown in the arithmetic expressions of step SE1 to step SE4 in FIG. 8, the total score is not calculated by division but addition / subtraction is used, and the total score is converged to the threshold point corresponding to the score rank. This is because the calculation is performed.
[0050]
Thus, in the transition of the average type total score shown in FIG. 10 (A), the rate of change of the total score gradually decreases due to the number of notes that increase as the music progresses, and it cannot follow the change of the score rank. In the transition of the total score of the embodiment shown in FIG. 10B, even if the number of notes increases as the music progresses, the rate of change of the total score does not decrease, and the change of the score rank can be followed. it can.
[0051]
Further, as shown in FIG. 10B, in the portion where N is from “35” to “40”, the score rank is the lowest “1”, but the total score value is the threshold point THRESH. It has decreased only to the value [27] of [1]. This is because the high score ranks “5” and “4” with N ranging from “1” to “20” increase the threshold point THRESH [1] from the initial value “1”, which decreases the overall score. It is because it has become a pawl. Although not shown, even if a high score rank “5” continues after N is “50” or later, the total score does not exceed “75”. This is because the threshold point THRESH [5] is lowered from the initial value “100” due to the score ranks “4” to “1” after N is “13”, and this is the stopping of the increase of the total score. Because.
[0052]
That is, in the above embodiment, the threshold point THRESH [RANK which changes according to the transition of the score rank by the processing of step SE6 to step SE12 in FIG. 8 instead of the fixed reference threshold point BASE [RANK]. ], The initial result can be reflected in the final result.
[0053]
As described above, according to the performance scoring device in the above embodiment, the CPU 1 determines the timing difference between the sound generation instruction timing of each sounding event and the performance timing of the performance result for each sounding event in the music data to be performance-scored. Detect and specify one scoring rank out of the five scoring ranks according to the detected timing difference, and set the scoring point RP [RANK] according to the designated scoring rank. The total score is converged to the threshold point corresponding to the score rank when calculating the current total score by accumulating the score points set according to the current performance against the previous total score calculated accordingly. The total score of this time is calculated so that
Therefore, even if the music progresses with the performance, the rate of change of the score is not reduced, and the total score that follows the score rank of the performance can be calculated.
[0054]
Further, according to the performance scoring device in the above embodiment, when the designated score rank is high, the threshold point corresponding to the score rank designated in advance is changed to a high value, and when the designated score rank is low. Since the threshold point corresponding to the score rank specified in advance is changed to a low value, the player's ability can be accurately determined from the score by reflecting the initial scoring result in the final scoring result.
[0055]
In the above embodiment, the five-point score ranks RP [1] to RP [5] are set, and the total score is calculated by the threshold points THRESH [1] to THRESH [5] corresponding to each score rank. However, the scope of application of the present invention is not limited to the five-point score rank. A score rank of 6 or more levels may be used, or a score rank of 2 to 4 levels may be used.
[0056]
In the performance scoring apparatus in the above embodiment, the performance scoring program is stored in advance in the ROM 4 which is a read-only memory, and the program is executed by the CPU 1, but the performance scoring is performed in a rewritable memory. A configuration in which a processing program is installed is also possible. That is, a performance scoring program stored in an external storage medium such as an FD (flexible disk) or a CD-ROM or a performance scoring program downloaded via a communication network such as the Internet can be used as a general-purpose computer such as a personal computer. It can also be installed and executed on the hard disk of the information processing apparatus. In this case, the invention of the program is configured.
[0057]
That is, a performance scoring program according to the present invention includes a first step of detecting a timing difference between a sound generation instruction timing of each sounding event and a performance result of a performance result for each sounding event in the music data to be performance-scored. A second step of designating one scoring rank among a plurality of scoring ranks according to the timing difference detected in the first step, and an added value corresponding to the scoring rank designated by the second step Alternatively, the third step of setting a subtraction value and the addition value or subtraction value set by the third step according to the current performance is accumulated with respect to the previous total score calculated according to the previous performance. As a result, the current total score is converged to the target value corresponding to the score rank when calculating the current total score. Performing a fourth step of.
[0058]
If the score rank specified in the second step is high, the target value corresponding to the score rank specified in advance is changed to a high value, and if the score rank specified is low, the score specified in advance is changed. A fifth step of changing the target value corresponding to the rank to a lower value is further included.
[0059]
【The invention's effect】
According to the present invention, the timing difference between the sounding instruction timing of each sounding event and the performance timing of the performance result for each sounding event in the music data to be performance-scored is detected, and a plurality of times are determined according to the detected timing difference. Specify one scoring rank among the scoring ranks of the stage, and the specified scoring rankCalculate the total score so that it converges to the corresponding target valueTherefore, even if the music progresses, the rate of change of the score is not reduced, and there is an effect that it is possible to calculate the total score that follows the change of the score rank.
[0060]
Further, according to the present invention, when the designated score rank is high, the target value corresponding to the previously designated score rank is changed to a high value, and when the designated score rank is low, the designated value is designated in advance. Since the target value corresponding to the score rank is changed to a low value, there is an effect that the player's ability can be accurately judged from the score by reflecting the initial scoring result in the final scoring result.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a performance scoring apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a memory configuration of a ROM 4 in FIG.
3 is a diagram showing a memory configuration of the RAM 5 in FIG. 1;
FIG. 4 is a main flowchart of the CPU 1 in FIG.
FIG. 5 is a flowchart of switch processing in the main flowchart of FIG. 4;
FIG. 6 is a flowchart of timer processing according to a timer interrupt.
FIG. 7 is a flowchart of keyboard processing in the main flowchart of FIG. 4;
8 is a flowchart of scoring processing in the timer processing of FIG. 6 or the keyboard processing of FIG.
FIG. 9 is a diagram of a numerical table showing changes in overall scores and the like when the embodiment of the present invention is applied to performance results for each sounding event N.
FIG. 10A is a graph showing a transition of a conventional average total score, and FIG. 10B is a graph showing a transition of a total score when the embodiment of the present invention is applied.
[Explanation of symbols]
1 CPU
2 keyboard
3 Switch part
4 ROM
5 RAM
6 Display section
7 Music generator
8 D / A converter
9 Amplifier
10 Speaker

Claims

Detecting means for detecting a timing difference between the sound generation instruction timing of each sounding event in the music data to be performance-scored and the performance timing of the performance result for each sounding event;
Designating means for designating one scoring rank among a plurality of scoring ranks each time a timing difference detected by the detecting means is detected;
Computing means for computing a total score so as to converge to a target value corresponding to the score rank designated by the designation means;
Performance scoring device with

When the designated score rank is the highest, the target value corresponding to the score rank predetermined for the score rank is changed to a higher value, and when the designated score rank is the lowest, 2. The performance scoring apparatus according to claim 1, further comprising changing means for changing a target value corresponding to a score rank predetermined with respect to the score rank to a low value .

On the computer,
A first step of detecting a timing difference between the sounding instruction timing of each sounding event in the music data to be scored for performance and the performance timing of the performance result for each sounding event;
A second step of designating one scoring rank among a plurality of scoring ranks each time a timing difference detected by the first step is detected;
A third step of calculating a total score so as to converge to a target value corresponding to the score rank designated by the second step;
A program for scoring performance.

The performance scoring program further includes:
When the score rank designated by the second step is the highest, the target value corresponding to the score rank determined in advance for the score rank is changed to a high value, and the designated score rank is 4. The performance according to claim 3 , wherein if it is the lowest, the computer is caused to execute a fourth step of changing a target value corresponding to a predetermined score rank to a lower value with respect to the score rank. A scoring program.