JP4132600B2

JP4132600B2 - Frozen dessert and its manufacturing method

Info

Publication number: JP4132600B2
Application number: JP2000214587A
Authority: JP
Inventors: 裕之渡辺; 啓太渋谷
Original assignee: Morinaga and Co Ltd
Current assignee: Morinaga and Co Ltd
Priority date: 2000-07-14
Filing date: 2000-07-14
Publication date: 2008-08-13
Anticipated expiration: 2020-07-14
Also published as: JP2002027917A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャップ付きの口部を有する可撓性袋状容器に充填された冷菓に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、例えば糖類、果汁、ミネラル、ビタミン等の栄養分を含有する、流動性が損なわれない程度にゲル化したゼリー様飲食品を、チアーパックと呼ばれる、キャップ付きの口部を有する可撓性袋状容器に充填した製品が市販されており、手軽に摂取できる栄養補助食品として脚光を浴びている。
【０００３】
一方、特開平１０−２９５２８０号には、糖類、果汁、果実固形分、増粘剤及び酸味料を混合溶解してなる、好ましくは糖度が２５〜３５度のフローズンデザート用液体食品が開示されている。この液体食品は、冷蔵庫で凍結するだけで良好な品質のシャーベット様の組織と食感をもったフローズンデザートを得ることができるとされている。
【０００４】
また、糖度１０度未満の清涼飲料水を可撓性容器に充填して凍結させた製品も市販されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のチアーパック入りのゼリー様飲食品は、口部から吸い出して喫食するものと考えられていたため、これを凍結させた場合には喫食が困難となり、また、ゼリー様飲食品であるため、冷凍した場合には、解凍させたときに離水等が生じ、品質が劣化すると考えられていた。
【０００６】
一方、特開平１０−２９５２８０号には、糖類、果汁、果実固形分、増粘剤及び酸味料を混合溶解した液体を凍結して得られるシャーベット様のフローズンデザートが開示されているが、糖度が高いため甘すぎる傾向があり、また、喫食温度、すなわち−１０℃付近でゼリー状を呈するので、食感が悪いという問題点があった。
【０００７】
また、糖度１０度未満の清涼飲料水を可撓性容器に充填して凍結させた製品は、溶かして喫食できるまでにかなりの時間がかかるという欠点があった。更に、このような清涼飲料水中にはゲル化剤が入っていないため、凍結する際に、糖度の低い水から順に凍っていき、糖度の高い部分が最後に凍るため、溶かして喫食する際には、糖度の高い部分から溶けることによって、最後は水になってしまうという欠点があった。
【０００８】
したがって、本発明の目的は、袋状容器に充填され、手軽に喫食できるようにした、食感、風味が良好な冷菓及びその製造法を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の冷菓は、糖類とゲル化剤とを含有し、糖度１０〜２４度に調整された溶液を、キャップ付きの口部を有する可撓性袋状容器であって、前記口部は、前記袋状容器内に伸びる脚部を有し、この脚部は、複数枚の細長い板状部材からなり、この板状部材は、その幅方向を前記袋状容器の前後面に向いて配置されている該袋状容器に充填し、冷凍してなることを特徴とする。
【００１０】
本発明の冷菓によれば、糖類とゲル化剤とを含有し、糖度１０〜２４度に調整された溶液を、上記袋状容器に充填して凍結させることにより、適度に解凍させることによって流動性が生じ、上記袋状容器の口部から吸い出しながら手軽に喫食することができる。また、この冷菓は、シャーベットのような舌触りを有し、甘すぎることもなく、良好な食感、風味を有している。
【００１１】
また、前記口部は、前記袋状容器内に伸びる脚部を有し、この脚部は、複数枚の細長い板状部材からなり、この板状部材は、その幅方向を前記袋状容器の前後面に向いて配置されているので、袋状容器を指で押えつけることにより、板状部材からなる脚部によって凍結した溶液が砕かれやすくなり、口部から押出しやすくなる。
【００１２】
なお、前記脚部が筒状をなす場合には、筒体内で凍結した溶液が溶けるのに時間がかかるため、口部から押出して喫食できるようになるまでに時間がかかってしまうという問題点があるが、脚部が板状部材からなる場合には、そのような問題も生じない。
【００１３】
また、前記容器の底部が平坦な形状になるように、前記溶液が凍結されていることが好ましい。これによれば、袋状容器を立てて冷凍庫等に収納することができるので、スーパー等において陳列しやすく、また、食べるときにも、テーブルに立てて軟らかくなるまで待ちながら食べられるので、使用上便利である。
【００１４】
次に、本発明の冷菓の製造法は、糖類とゲル化剤とを含有し、糖度１０〜２４度に調整された溶液を、キャップ付きの口部を有する可撓性袋状容器であって、前記口部は、前記袋状容器内に伸びる脚部を有し、この脚部は、複数枚の細長い板状部材からなり、この板状部材は、その幅方向を前記袋状容器の前後面に向いて配置されている該袋状容器に充填し、加熱殺菌した後、４０℃〜室温＋５℃まで冷却した後、冷凍庫に入れて凍結させることを特徴とする。
【００１５】
本発明の冷菓の製造法によれば、糖類とゲル化剤とを含有し、糖度１０〜２４度に調整された溶液を、袋状容器に充填して凍結することにより、前述したように、袋状容器の口部から吸い出しながら手軽に喫食することができ、シャーベットのような舌触りを有し、甘すぎることもない冷菓を得ることができる。また、前記溶液を袋状容器に充填し、加熱殺菌した後、４０℃〜室温＋５℃まで冷却して凍結させることにより、袋状容器の表面に露が付着するのが防止されるので、凍結させたときに容器表面に氷の膜ができることを防止できる。
【００１６】
また、前記可撓性袋状容器として、前記口部が前記袋状容器内に伸びる脚部を有し、この脚部は、複数枚の細長い板状部材からなり、この板状部材は、その幅方向を前記袋状容器の前後面に向いて配置されているものを使用するので、前述したように、脚部によって凍結した溶液を砕きやすくなる。
【００１７】
更に、前記袋状容器に前記溶液を充填した後、側壁に孔の開いた箱に、前記袋状容器の底部を下にして並べて収容し、この箱毎冷凍することが好ましい。これによれば、箱の側壁に設けた孔から冷気が流通するので、箱毎冷凍しても冷凍しやすくすることができ、冷凍した後は、箱毎輸送することができる。また、袋状容器の底部を下にして並べて収容することにより、凍結したときに袋状容器の底部が平坦になるようにし、冷凍庫内での保存時や、食べる際に、袋状容器を立てておくことが可能となる。
【００１８】
【発明の実施の形態】
本発明の冷菓の原料としては、糖類、ゲル化剤、果汁、酸味料等が挙げられるが、その他、目的に応じて、ビタミン類、食物繊維、コラーゲン、大豆蛋白質、乳蛋白質をはじめとする蛋白質、ペプチド、アミノ酸、ミネラル等を添加してもよい。
【００１９】
糖類としては、特に限定されないが、砂糖、果糖、ブドウ糖、異性化糖、水飴、マルトデキストリン、トレハロース、還元水飴などが好ましく使用される。糖度を上げて甘味を抑える点からは、甘味度の低いマルトデキストリン、水飴、トレハロース、還元水飴がより好ましく使用される。
【００２０】
ゲル化剤も、特に限定されないが、例えばキサンタンガム、グアーガム、ローカストビーンガムなどが好ましく使用される。特にキサンタンガムとグアーガムとの組み合わせ、又はキサンタンガムとローカストビーンガムとの組み合わせが好ましい。なお、ゲル化剤は、溶液を凍結させるとき、水だけが先に凍結してしまうことを防止する作用をなす。
【００２１】
果汁としては、例えばマスカット、グレープフルーツ、アップル、ピーチ、オレンジ、イチゴ、パイナップル、パッションフルーツなどが好ましく使用される。
【００２２】
酸味料としては、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸等の、飲料に一般に用いられているものが使用できる。
【００２３】
ビタミン類としては、ビタミンＡ、ビタミンＢ群としてＢ₁、Ｂ₂、Ｂ₆、Ｂ₁₂、カルニチン、ビタミンＣ、Ｄ、Ｅなどが用いられる。
【００２４】
これらの原料を水に溶解して溶液を作る。本発明においては、上記溶液の屈折計示度による糖度が１０〜２４度、好ましくは２０〜２３度となるように、原料配合を調整する。糖度が１０度未満では、凍結させた後、喫食する際に流動性が得られるまで溶けるのに時間がかかる。また、糖度が２４度を超えると、氷点降下を引き起こすため、喫食時の温度である−１０℃付近でわずかに流動性を有するゼリーを呈し、喫食時にゼリーが切断された小片となる。このようにゼリーが小片となることにより、ママコのようにゼリーがダマになって食感が悪くなる。更に、糖度が２４度を超えると、甘くなりすぎる。
【００２５】
上記原料に、水を加えて加熱するか、又は湯を加えて、溶液を調製し、この溶液を、例えば９０℃で２０秒程度加熱殺菌し、キャップ付きの口部を有する可撓性袋状容器であって、前記口部は、前記袋状容器内に伸びる脚部を有し、この脚部は、複数枚の細長い板状部材からなり、この板状部材は、その幅方向を前記袋状容器の前後面に向いて配置されている該袋状容器に充填、封止し、再び例えば９０℃で１０分程度加熱殺菌した後、４０℃〜室温＋５℃まで冷却し、冷凍庫に入れて冷凍する。
【００２６】
上記可撓性袋状容器としては、後述するチアパックと呼ばれる製品が好ましく使用される。
【００２７】
溶液を袋状容器に充填し、加熱殺菌した後の冷却を、４０℃〜室温＋５℃までとする理由は、それ以上冷却すると、袋状容器の表面に露が付着しやすくなり、冷凍したときに薄い氷の膜となるからである。また、室温よりやや高い温度で冷却を止めることにより、残った熱によって袋状容器の表面の水分が蒸発しやすくなる。
【００２８】
図１には、本発明で使用する袋状容器の一例が示されている。この袋状容器１１は、アルミニウム等の金属箔を挟むように合成樹脂フィルムを被覆してなるラミネートフィルムからなり、袋の前後面を構成する一対のフィルム１２と、両側面を構成する一対のフィルム１３とを、両側面のフィルム１３を縦方向に２つ折りにして、前後面のフィルム１２の間に挟み込み、周縁１５を熱溶着させることによって形成された袋本体１４を有する。
【００２９】
袋本体１４の上縁部１５ａには、上記熱溶着の際に口部１６が挿入され、口部１６の基部外周が上縁部１５ａに溶着されている。口部１６は、熱可塑性樹脂からなり、袋本体１４から外部に突出した部分として、キャップ１７を螺着されるネジ部１８と、ガイドレール等に装着するためのフランジ部１９とを有している。
【００３０】
また、袋本体１４内に挿入された部分としては、充填された冷菓を押出すときの流入口となる開口部２０と、この開口部２０の周縁から延出された脚部２１とを有する。脚部２１は、その幅方向を袋本体１４の前後面に向けて平行に配置された板状部２２、２２と、板状部２２、２２の先端部を連結する端部２３と、板状部２２、２２の中間部を連結する架橋部２４とで構成されている。板状部２２は、外側面に長手方向に沿ったリブ２２ａを有するものの、全体としては板状をなしており、幅方向端部２２ｂが尖った形状をなしている。
【００３１】
なお、前記のように、口部１６の基部外周は、袋本体１４の上縁部１５ａに溶着されているが、袋本体１４内に挿入されるとすぐに開口部２０が形成されており、管状のまま袋本体１４内に長く延出されていない。脚部２１が筒状をなす場合には、筒体内で凍結した溶液が溶けるのに時間がかかるため、口部から押出して喫食できるようになるまでに時間がかかってしまうという問題点があるが、袋本体１４に挿入された部分に開口部２０を形成することにより、上記問題点を解決することができる。開口部２０は、袋本体１４内に挿入されてから５ｍｍ以内の部分に形成されていることがより好ましい。
【００３２】
図２には、上記袋状容器１１に溶液を充填したものを、箱３０に並べて収容した状態を示している。袋状容器１１は、そのキャップ１７を上方に向けて、前後面を隣接させて配列された状態で収容されている。その結果、袋状容器１１の底部は、内部に充填された溶液の重さで扁平化している。また、箱３０の側壁には複数の孔３１が形成されている。この状態で箱３０毎、好ましくは−３０℃以下、より好ましくは−４０℃以下の冷凍庫に入れ、内部の溶液を凍結させる。このとき、箱３０に形成した孔３１を通して冷気が循環するので、溶液の凍結時間を短縮させるのに寄与する。
【００３３】
図３には、こうして冷凍することによって得られた本発明の冷菓の一実施形態が示されている。この冷菓１０は、袋状容器１１に充填された溶液が凍結されており、袋状容器１１の底部２５が扁平化している。したがって、冷凍庫の棚等に立てた状態で収容でき、喫食する際にも、袋状容器１１をテーブル等に立てておいて、溶液が適度に溶けて食べやすくなるのを待ちながら食べることができる。
【００３４】
また、溶液が適度に溶けて流動性がでてきたら、袋状容器１１の前後面を指で押圧すると、凍結した溶液が口部１６の脚部２１に押圧され、平行な一対の板状部２２の幅方向端部２２ｂで切られるようにして細かく砕かれるので、開口部２０から流出しやすくなり、口部１６を口にくわえてシャーベット状の溶液を吸い込みやすくすることができる。
【００３５】
なお、前記実施形態においては、口部１６の脚部２１が、その幅方向を袋本体１４の前後面に向けて平行に配置された一対の板状部２２、２２を有するもので構成されているが、板状部２２を３枚以上設けてもよく、板状部２２を脚部２１の先端に向かって所定角度で開くように設けてもよい。
【００３６】
【実施例】
実施例１
下記表１に記載の配合原料を加熱溶解して溶液を得た。この溶液の糖度は２１度である。この溶液を９０℃で１０秒加熱殺菌した後、図１に示した袋状容器１１に充填し、更に９０℃で１０分間加熱殺菌した後、流水中で３５℃になるまで冷却して取出した。これを図２に示した態様で箱３０に並べて収容し、箱３０毎、−４０℃の冷凍庫に入れて凍結させることにより、本発明の冷菓を得た。
【００３７】
【表１】

【００３８】
比較例１
下記表２に記載の配合原料を加熱溶解して溶液を得た。この溶液の糖度は３３度である。この溶液を用いて、上記実施例1と同様にして冷菓を得た。
【００３９】
【表２】

【００４０】
試験例１
実施例１及び比較例１で得た冷菓を、−３０℃の冷凍庫で２日間保存した後、それぞれ取出して室温で解凍し、可食できる程度の流動性が得られるのに必要な時間を測定した。その結果、実施例１の製品では１８分間、比較例１の製品では１５分間であった。このように実施例１の製品は糖度が低いにもかかわらず、解凍に要する時間は、比較例１とそれほど差がなかった。
【００４１】
試験例２
上記解凍した実施例１及び比較例１の冷菓を５名のパネラーにそれぞれ試食させ、甘味及び食感について評価させた。甘味の評価は、３…甘味が少ない、２…ほどよい甘さ、１…非常に甘い、とした。食感の評価は、３…滑らかで舌触りがよい、２…ほぼ滑らかである、１…ダマ等があり滑らかさに欠ける、とした。この結果を表３に示す。
【００４２】
【表３】

【００４３】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、糖類とゲル化剤とを含有し、糖度１０〜２４度に調整された溶液を、キャップ付きの口部を有する可撓性袋状容器であって、前記口部は、前記袋状容器内に伸びる脚部を有し、この脚部は、複数枚の細長い板状部材からなり、この板状部材は、その幅方向を前記袋状容器の前後面に向いて配置されている該袋状容器に充填し、冷凍することにより、適度に解凍させることによって流動性が生じ、上記袋状容器の口部から吸い出しながら手軽に喫食することができる冷菓を提供することができる。また、この冷菓は、シャーベットのような舌触りを有し、甘すぎることもなく、良好な食感、風味を有している。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の冷菓に用いられる袋状容器の一例を示す一部切欠き斜視図である。
【図２】上記袋状容器に溶液を充填し、箱に収容して冷凍するときの状態を示す斜視図である。
【図３】本発明によって得られた冷菓の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
１０冷菓
１１袋状容器
１６口部
１７キャップ
２１脚部
２２板状部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a frozen dessert filled in a flexible bag-like container having a mouth portion with a cap.
[0002]
[Prior art]
In recent years, jelly-like foods and drinks containing nutrients such as sugars, fruit juices, minerals, vitamins, etc. that have been gelled to such an extent that fluidity is not impaired are called cheer packs, flexible bags with caps. Products filled in cylindrical containers are on the market and are attracting attention as dietary supplements that can be easily consumed.
[0003]
On the other hand, Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-295280 discloses a liquid food for frozen dessert, which is obtained by mixing and dissolving sugar, fruit juice, fruit solids, thickener and acidulant, preferably having a sugar content of 25 to 35 degrees. Yes. This liquid food is said to be able to obtain a frozen dessert having a good quality sherbet-like structure and texture simply by freezing in a refrigerator.
[0004]
In addition, a product obtained by filling a flexible container with a soft drink having a sugar content of less than 10 degrees and freezing it is also commercially available.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, since jelly-like foods and drinks with conventional cheer packs were thought to be sucked out from the mouth and eaten, it would be difficult to eat when frozen, and because it is a jelly-like food and drink In the case of freezing, it has been thought that when thawed, water separation occurs and the quality deteriorates.
[0006]
On the other hand, JP-A-10-295280 discloses a sherbet-like frozen dessert obtained by freezing a liquid in which sugars, fruit juices, fruit solids, thickeners and acidulants are mixed and dissolved. Since it is high, it tends to be too sweet, and it has a jelly-like shape at the eating temperature, that is, around −10 ° C., so that it has a problem of poor texture.
[0007]
In addition, a product obtained by filling a flexible container with a soft drink having a sugar content of less than 10 degrees and freezing has a drawback that it takes a considerable amount of time to melt and eat. Furthermore, since there is no gelling agent in such soft drinks, when freezing, it freezes in order from water with low sugar content, and the portion with high sugar content freezes at the end, so when melting and eating Has the disadvantage that it eventually becomes water by dissolving from the high sugar content.
[0008]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a frozen dessert having a good texture and flavor and filled with a bag-like container so that it can be easily eaten and a method for producing the same.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the above object, frozen dessert of the present invention contains a saccharide and a gelling agent, the solution adjusted to Brix 10 to 24 degrees, met flexible bag-like container having a mouth with a cap The mouth portion has a leg portion extending into the bag-like container, and the leg portion includes a plurality of elongated plate-like members, and the plate-like member has a width direction of the bag-like container. The bag-shaped container disposed facing the front and rear surfaces is filled and frozen.
[0010]
According to the frozen dessert of the present invention, a solution containing a saccharide and a gelling agent and adjusted to a sugar content of 10 to 24 degrees is frozen by filling the bag-like container and freezing, thereby allowing fluidization. It is easy to eat while sucking out from the mouth of the bag-like container. Further, this frozen dessert has a touch like sherbet, is not too sweet, and has a good texture and flavor.
[0011]
The mouth portion has a leg portion extending into the bag-like container, and the leg portion is composed of a plurality of elongated plate-like members, and the plate-like member has a width direction of the bag-like container. Since it is arranged facing the front and rear surfaces, the frozen solution is easily crushed by the leg portion made of a plate-like member and pressed easily from the mouth portion by pressing the bag-like container with a finger.
[0012]
In addition, when the leg portion has a cylindrical shape, it takes time to melt the frozen solution in the cylindrical body, so that it takes time until it can be pushed out and eaten from the mouth. However, such a problem does not occur when the leg portion is made of a plate-like member.
[0013]
Moreover, it is preferable that the said solution is frozen so that the bottom part of the said container may become a flat shape. According to this, since the bag-like container can be stood and stored in a freezer etc., it is easy to display in a supermarket etc. Also, when eating, it can be eaten while waiting until it stands soft on the table. Convenient.
[0014]
Next, the manufacturing method of the frozen dessert of this invention is a flexible bag-like container which has a mouth part with a cap, containing a saccharide and a gelling agent and adjusting the sugar content to 10 to 24 degrees. The mouth portion has a leg portion extending into the bag-like container, and the leg portion is composed of a plurality of elongated plate-like members, and the plate-like member has a width direction in front of and behind the bag-like container. The bag-shaped container placed facing the surface is filled, sterilized by heating, cooled to 40 ° C. to room temperature + 5 ° C., and then frozen in a freezer.
[0015]
According to the method for producing frozen dessert of the present invention, a solution containing a saccharide and a gelling agent and adjusted to a sugar content of 10 to 24 degrees is filled in a bag-like container and frozen, as described above, It is possible to eat easily while sucking out from the mouth of the bag-like container, and it is possible to obtain a frozen dessert having a touch like a sherbet and not too sweet. In addition, after filling the solution into a bag-like container and sterilizing by heating, it is cooled to 40 ° C. to room temperature + 5 ° C. and frozen to prevent dew from adhering to the surface of the bag-like container. It is possible to prevent the formation of an ice film on the surface of the container when it is allowed to occur.
[0016]
Further, as the flexible bag-like container, the mouth part has a leg part extending into the bag-like container, and the leg part is composed of a plurality of elongated plate-like members, because it uses as the width direction are arranged facing the front and rear surfaces of the bag-like container, as described above, that a more easily broken up solution frozen by the legs.
[0017]
Furthermore, after filling the bag-like container with the solution, it is preferable to store the bags in a box having a hole in the side wall, with the bottom of the bag-like container facing down, and freeze the entire box. According to this, since cold air | gas distribute | circulates from the hole provided in the side wall of a box, it can be made easy to freeze even if it freezes for every box, and after freezing, it can transport for every box. In addition, the bottom of the bag-like container is placed side by side so that the bottom of the bag-like container becomes flat when frozen, and the bag-like container is erected when stored in a freezer or when eating. It is possible to keep.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Examples of the raw material of the frozen dessert of the present invention include sugars, gelling agents, fruit juices, acidulants and the like. , Peptides, amino acids, minerals and the like may be added.
[0019]
The sugar is not particularly limited, but sugar, fructose, glucose, isomerized sugar, starch syrup, maltodextrin, trehalose, reduced starch syrup, etc. are preferably used. Maltodextrin, starch syrup, trehalose, and reduced starch syrup, which have a low sweetness, are more preferably used from the viewpoint of increasing the sugar content and suppressing sweetness.
[0020]
The gelling agent is not particularly limited, and for example, xanthan gum, guar gum, locust bean gum and the like are preferably used. A combination of xanthan gum and guar gum or a combination of xanthan gum and locust bean gum is particularly preferable. The gelling agent acts to prevent only water from being frozen first when freezing the solution.
[0021]
As the fruit juice, for example, muscat, grapefruit, apple, peach, orange, strawberry, pineapple, passion fruit and the like are preferably used.
[0022]
As a sour agent, what is generally used for drinks, such as citric acid, malic acid, tartaric acid, can be used.
[0023]
As vitamins, vitamin A, vitamin B, B ₁ , B ₂ , B ₆ , B ₁₂ , carnitine, vitamins C, D, E, etc. are used.
[0024]
Dissolve these ingredients in water to make a solution. In the present invention, the raw material composition is adjusted so that the sugar content of the solution according to the refractometer reading is 10 to 24 degrees, preferably 20 to 23 degrees. If the sugar content is less than 10 degrees, it takes time to melt until freezing is obtained after eating after freezing. Further, when the sugar content exceeds 24 degrees, it causes a freezing point drop, so that it exhibits a slightly fluid jelly around −10 ° C., which is the temperature during eating, and becomes a small piece in which the jelly is cut during eating. When the jelly becomes a small piece in this way, the jelly becomes lumpy like Mamako and the texture becomes worse. Furthermore, when the sugar content exceeds 24 degrees, it becomes too sweet.
[0025]
The above raw material is heated by adding water, or hot water is added to prepare a solution, and the solution is sterilized by heating at, for example, 90 ° C. for about 20 seconds, and has a mouth with a cap. The mouth portion has a leg portion extending into the bag-like container, and the leg portion includes a plurality of elongated plate-like members, and the plate-like member has a width direction in the bag. After filling and sealing the bag-like container arranged facing the front and rear surfaces of the container, it is again sterilized by heating at 90 ° C. for about 10 minutes, then cooled to 40 ° C. to room temperature + 5 ° C., and put in a freezer Freeze.
[0026]
As the flexible bag-like container, a product called post predicate to Chiapakku is preferably used.
[0027]
The reason why cooling after filling the solution in a bag-like container and sterilizing by heating is from 40 ° C. to room temperature + 5 ° C. is that when it is further cooled, dew tends to adhere to the surface of the bag-like container and it is frozen. This is because it becomes a very thin ice film. Further, by stopping the cooling at a temperature slightly higher than room temperature, the moisture on the surface of the bag-like container is easily evaporated by the remaining heat.
[0028]
FIG. 1 shows an example of a bag-like container used in the present invention. The bag-like container 11 is made of a laminate film formed by covering a synthetic resin film so as to sandwich a metal foil such as aluminum, and a pair of films 12 constituting the front and rear surfaces of the bag and a pair of films constituting both side surfaces. 13 has a bag body 14 formed by folding the film 13 on both sides in the vertical direction and sandwiching the film 13 between the front and rear films 12 and thermally welding the peripheral edge 15.
[0029]
A mouth portion 16 is inserted into the upper edge portion 15a of the bag body 14 during the heat welding, and the outer periphery of the base portion of the mouth portion 16 is welded to the upper edge portion 15a. The mouth portion 16 is made of a thermoplastic resin, and has a screw portion 18 to which a cap 17 is screwed and a flange portion 19 for mounting on a guide rail or the like as a portion protruding outward from the bag body 14. Yes.
[0030]
Moreover, as a part inserted in the bag main body 14, it has the opening part 20 used as the inflow port when extruding the filled frozen dessert, and the leg part 21 extended from the periphery of this opening part 20. As shown in FIG. The leg portion 21 has plate-

like portions

22 and 22 arranged in parallel with the width direction thereof toward the front and rear surfaces of the bag body 14, an end portion 23 that connects the tip portions of the plate-

like portions

22 and 22, and a plate-like shape It is comprised with the bridge | crosslinking part 24 which connects the intermediate part of the

parts

22 and 22. FIG. Although the plate-like portion 22 has ribs 22a along the longitudinal direction on the outer surface, the plate-like portion 22 has a plate shape as a whole, and has a shape in which the width direction end portion 22b is pointed.
[0031]
As described above, the outer periphery of the base portion of the mouth portion 16 is welded to the upper edge portion 15a of the bag body 14, but as soon as it is inserted into the bag body 14, the opening 20 is formed. It does not extend long in the bag body 14 in the tubular shape. In the case where the leg portion 21 has a cylindrical shape, it takes time for the frozen solution to melt in the cylindrical body. The above problem can be solved by forming the opening 20 in the portion inserted into the bag body 14. The opening 20 is more preferably formed in a portion within 5 mm after being inserted into the bag body 14.
[0032]
FIG. 2 shows a state in which the bag-like container 11 filled with the solution is arranged and accommodated in the box 30. The bag-like container 11 is accommodated in a state in which the cap 17 is directed upward and the front and rear surfaces are adjacent to each other. As a result, the bottom of the bag-like container 11 is flattened by the weight of the solution filled therein. A plurality of holes 31 are formed in the side wall of the box 30. In this state, each box 30 is placed in a freezer at preferably −30 ° C. or lower, more preferably −40 ° C. or lower, and the solution inside is frozen. At this time, since cold air circulates through the hole 31 formed in the box 30, it contributes to shortening the freezing time of the solution.
[0033]
FIG. 3 shows an embodiment of the frozen dessert of the present invention obtained by freezing in this way. In this frozen dessert 10, the solution filled in the bag-like container 11 is frozen, and the bottom 25 of the bag-like container 11 is flattened. Therefore, it can be stored in a state where it stands on a shelf of a freezer, and when eating, the bag-like container 11 can be stood on a table or the like, and it can be eaten while waiting for the solution to melt properly and be easy to eat. .
[0034]
Further, when the solution is moderately dissolved and fluidity is produced, when the front and rear surfaces of the bag-like container 11 are pressed with fingers, the frozen solution is pressed against the leg portion 21 of the mouth portion 16 and a pair of parallel plate-like portions. Since it is finely crushed so as to be cut at the end portion 22b in the width direction 22, it is easy to flow out of the opening 20, and the mouth 16 can be added to the mouth to easily suck the sherbet-like solution.
[0035]
In addition, in the said embodiment, the leg part 21 of the opening part 16 is comprised by what has a pair of plate-shaped

parts

22 and 22 arrange | positioned in parallel so that the width direction may face the front-and-back surface of the bag main body 14. FIG. However, three or more plate-like portions 22 may be provided, or the plate-like portions 22 may be provided so as to open at a predetermined angle toward the tip of the leg portion 21.
[0036]
【Example】
Example 1
The raw materials shown in Table 1 below were dissolved by heating to obtain a solution. The sugar content of this solution is 21 degrees. This solution was sterilized by heating at 90 ° C. for 10 seconds, then filled into the bag-like container 11 shown in FIG. 1, further sterilized by heating at 90 ° C. for 10 minutes, and then cooled to 35 ° C. in running water and taken out. . This was stored side by side in the box 30 in the form shown in FIG. 2, and the frozen dessert of the present invention was obtained by putting each box 30 in a freezer at −40 ° C. and freezing.
[0037]
[Table 1]

[0038]
Comparative Example 1
The compounding raw materials described in Table 2 below were dissolved by heating to obtain a solution. The sugar content of this solution is 33 degrees. Using this solution, a frozen dessert was obtained in the same manner as in Example 1.
[0039]
[Table 2]

[0040]
Test example 1
The frozen desserts obtained in Example 1 and Comparative Example 1 were stored in a freezer at −30 ° C. for 2 days, then each was taken out and thawed at room temperature, and the time required to obtain edible fluidity was measured. did. As a result, it was 18 minutes for the product of Example 1 and 15 minutes for the product of Comparative Example 1 . Thus, although the product of Example 1 has a low sugar content, the time required for thawing was not so different from that of Comparative Example 1.
[0041]
Test example 2
The frozen desserts of Example 1 and Comparative Example 1 were sampled by 5 panelists and evaluated for sweetness and texture. The sweetness was evaluated as 3 ... less sweet, 2 ... moderately sweet, 1 ... very sweet. The texture was evaluated as 3 ... smooth and good to the touch, 2 ... almost smooth, 1 ... dama etc. and lacking in smoothness. The results are shown in Table 3.
[0042]
[Table 3]

[0043]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention contains a saccharide and a gelling agent, the solution adjusted to Brix 10-24 degrees, a flexible bag-like container having a mouth with a cap The mouth portion has a leg portion extending into the bag-like container, and the leg portion is composed of a plurality of elongated plate-like members, and the plate-like member has a width direction in front of and behind the bag-like container. Frozen confectionery that can be easily eaten while being sucked out from the mouth of the bag- shaped container by filling the bag-shaped container arranged facing the surface and freezing, thereby causing fluidity by appropriately thawing. Can be provided. Further, this frozen dessert has a touch like sherbet, is not too sweet, and has a good texture and flavor.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially cutaway perspective view showing an example of a bag-like container used in the frozen dessert of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing a state where the bag-shaped container is filled with a solution, stored in a box and frozen.
FIG. 3 is a perspective view showing an example of a frozen dessert obtained by the present invention.
[Explanation of symbols]
10 Frozen dessert 11 Bag-shaped container 16 Mouth part 17 Cap 21 Leg part 22 Plate-like part

Claims

A flexible bag-like container having a mouth portion with a cap containing a sugar and a gelling agent and having a sugar content adjusted to 10 to 24 degrees , wherein the mouth portion is placed in the bag-like container. The bag-shaped container has a leg portion that extends, and the leg portion is composed of a plurality of elongated plate-like members, and the plate-like member is arranged with its width direction facing the front and rear surfaces of the bag-like container. Frozen confectionery, filled in and frozen.

As the bottom of the container is a flat shape, wherein the solution of claim 1 Symbol placement has been frozen ice confection.

A flexible bag-like container having a mouth portion with a cap containing a sugar and a gelling agent and having a sugar content adjusted to 10 to 24 degrees , wherein the mouth portion is placed in the bag-like container. The bag-shaped container has a leg portion that extends, and the leg portion is composed of a plurality of elongated plate-like members, and the plate-like member is arranged with its width direction facing the front and rear surfaces of the bag-like container. A method for producing frozen confectionery, characterized in that after being sterilized by heating, sterilized by heating, cooled to 40 ° C. to room temperature + 5 ° C., and then frozen in a freezer.

After filling the solutions on the bag shaped container, a box with open holes in the side wall, said bag-like bottom portion of the container accommodating side by side down, preparation of frozen dessert according to claim 3 Symbol placing frozen per the box .