JP4131896B2 - Method for manufacturing nonvolatile semiconductor memory device - Google Patents

Method for manufacturing nonvolatile semiconductor memory device Download PDF

Info

Publication number
JP4131896B2
JP4131896B2 JP2000099047A JP2000099047A JP4131896B2 JP 4131896 B2 JP4131896 B2 JP 4131896B2 JP 2000099047 A JP2000099047 A JP 2000099047A JP 2000099047 A JP2000099047 A JP 2000099047A JP 4131896 B2 JP4131896 B2 JP 4131896B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating film
conductive layer
element isolation
layer
charge storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000099047A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP2001284556A (en
Inventor
水 和 裕 清
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000099047A priority Critical patent/JP4131896B2/en
Priority to TW089117513A priority patent/TW484228B/en
Priority to US09/651,021 priority patent/US6555427B1/en
Priority to KR1020000051025A priority patent/KR100349279B1/en
Priority to CNB200410031257XA priority patent/CN1310332C/en
Priority to CNB001316907A priority patent/CN1183601C/en
Priority to CNB2004100600933A priority patent/CN1310333C/en
Publication of JP2001284556A publication Critical patent/JP2001284556A/en
Priority to US10/393,944 priority patent/US6818508B2/en
Priority to US10/956,109 priority patent/US7122432B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4131896B2 publication Critical patent/JP4131896B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)
  • Element Separation (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、不揮発性半導体記憶装置の製造方法に係わり、特に高密度、高集積化に適した半導体メモリセル構造とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気的にデータの書き換えが可能で高密度化、大容量化に適した不揮発性半導体記憶装置としてフラッシュメモリが良く知られている。特に、電荷蓄積層と制御ゲートの積層ゲート構造を持つMOSトランジスタ構造のメモリセルが広く用いられている。
【0003】
図15は浅溝素子分離(Shallow Trench Isolation : STI)構造を含むメモリセルの第1の従来例を示しており、図15(a)は平面図であり、図15(b)はそのA−A’断面図である。
【0004】
p型シリコン基板あるいはpウエル1に素子分離用トレンチ溝2が形成され、このトレンチ溝内部には素子分離用絶縁材料、例えば2酸化シリコン材が埋め込まれている。このような素子分離された基板上の素子領域(チャネル領域)8全面にトンネル電流が流れ得る薄いトンネル絶縁膜4が形成され、この上に電荷蓄積層5が形成され、この上にさらにゲート間絶縁膜6を介して制御ゲート7が形成されている。また、図15(b)から、電荷蓄積層5の下面の一部5aがトレンチ溝2に沿う形で下方に突出していることが観察される。
【0005】
図16は図15で示したSTIセル構造を得るための製造工程を示す工程別断面図である。
【0006】
まず、図16(a)に示すように、半導体基板1上にダミー絶縁膜10を形成してさらにフォトレジスト等のマスク材11を堆積し、フォトリソグラフィにより素子分離領域のマスク材11、ダミー絶縁膜10及び半導体基板1をその側端部が揃うようにエッチング除去してトレンチ溝2を形成する。
【0007】
次に、適当な酸化条件を用いて熱酸化を行いトレンチ側壁の表面を酸化する。この時、マスク材は酸化に対してもマスクの役割を果たし、かつダミー絶縁膜部に形成されるいわゆるバーズビークがトレンチ側壁に形成される酸化膜よりも厚く形成されるため、トレンチ側端部は角が取れ、丸められる。
【0008】
続いて半導体基板全面上に素子分離絶縁膜を堆積してトレンチ溝2内に素子分離絶縁膜3を充填し、ドライエッチングによるエッチバックあるいは化学的研磨(CMP)による表面研磨によって素子分離用絶縁膜3の上面を平坦化するととともにマスク材11の上面を露出させる(図16(b))。
【0009】
次に、マスク材11及びダミー酸化膜10をドライエッチング及び薬品処理によるウェットエッチングによって剥離し、続いてトンネル絶縁膜4、電荷蓄積層5を堆積する(図16(c))。
【0010】
次にリソグラフィによるパターン形成によって電荷蓄積層7は素子分離領域上でスリット状に切断され、続いてゲート間絶縁膜6及び制御ゲート7を堆積し、パターニングによりゲート加工を行ってセル構造を完成させる。(図16(d))。
【0011】
次に、電荷蓄積層5の下面の一部5aがトレンチ溝2に沿うように下方に突出した形状をなしている理由を、このメモリセルの動作とともに説明する。
【0012】
このようなトンネル酸化膜を有するメモリセルのデータ書き換えは、電荷蓄積層5と半導体基板1間の電荷授受によって電荷蓄積層5内に蓄積する電荷量を変調することで行う。一般に電荷注入あるいは電荷放出の少なくともいずれか一方はトンネル絶縁膜4のFN(Fowler-Nordheim)トンネリング現象を利用する。すなわち、電荷蓄積層5と半導体基板1間に10MV/cm以上の高電界を印加して半導体基板1から電荷蓄積層5へあるいは電荷蓄積層5から半導体基板1へ電子を放出させる。この際、電荷蓄積層5は完全にフローティング状態であるため、電荷蓄積層5内の電荷はデータ書き換えを行わない限り変化しない。
【0013】
この電荷蓄積層5に高電圧を印加するためには制御ゲート7に電圧を印加して制御ゲート7と電荷蓄積層5とを容量結合させる必要がある。しかしながら、制御ゲート7に印加する電圧が高いと印加電圧を発生させる昇圧回路や入出力スイッチ回路等を構成するトランジスタの各種耐圧をそれ以上に高くする必要があるため素子面積が増加してしまうという問題がある。
【0014】
一方、トンネル絶縁膜4を介した電荷蓄積層5と半導体基板1間の容量をC1、ゲート間絶縁膜6を介した電荷蓄積層5と制御ゲート7間の容量をC2とすれば、トンネル絶縁膜4に印加される電圧Vfgは制御ゲート電圧Vcgを用いて以下の式で表される。
【0015】
Vfg=C2/(C1+C2)Vcg
この式から制御ゲート7に印加する電圧を低電圧化するためにはC2を大きくすること、つまり、ゲート間絶縁膜6を介した制御ゲート7と電荷蓄積層5間の容量を大きくすることが有効であることがわかる。したがって、制御ゲート7と電荷蓄積層5の対向面積を大きくすれば良く、前述したように、電荷蓄積層5を素子領域から素子分離領域に向かって突出した形状とすることによりこの要求を満たすことができる。
【0016】
このような第1の従来例に示したメモリセル構造には大きく2つの問題点がある。
【0017】
第1の問題点は素子分離幅の微細化が非常に困難であることである。電荷蓄積層5を素子分離領域上でスリット状に切断するためには素子領域や素子分離領域の幅よりも微細な加工が必要となるため、メモリセルの素子分離寸法が上記のスリット加工によって決定されてしまうこととなる。一般にスリット加工はリソグラフィ技術を用いて行うが、スリット加工を素子分離領域上で行うためにはスリットパターンがリソグラフィ工程で合わせずれが生じても下層の素子領域とパターンが重ならないように合わせ余裕を含めてパターン配置をする必要がある。従って、たとえスリットパターンそのものを素子分離幅に比べて細いパターンに開口出来る場合でも素子分離幅は広がってしまう。つまり、電荷蓄積層をリソグラフィ技術を用いてスリット加工する従来例のメモリセル構造では素子分離幅の微細化が困難であると言える。
【0018】
第2の問題点は素子領域幅の微細化が非常に困難であることである。従来例で示したメモリセル構造の場合、ダミー絶縁膜をウェットエッチングで剥離する際にトレンチ側端部が一部分露出する可能性がある。そのため、先に述べた様にトレンチ側端部にトンネル絶縁膜を介して電荷蓄積層間に寄生MOSキャパシタが形成される。寄生MOSキャパシタ部はトレンチ側端部の丸め量が少ない場合にはメモリセルのトランジスタ特性においてサブスレッシホールド領域にキンク特性を発生させてカットオフ特性を著しく悪化させる。また、制御ゲートに高電圧を印加してFNトンネリング電子注入によるデータ書き込みを行う際には、寄生MOSキャパシタにゲート電界が集中してトンネル絶縁膜の絶縁破壊を引き起こす。
【0019】
これを抑制するためにはトレンチ側端部の丸めをさらに多く行う必要があるが、丸め酸化を大量に行うことは先に述べたバーズビークをトレンチ側端部に形成させるため、素子領域幅がトレンチ形成時に比べて著しく狭くなる。そのため、素子領域を所望の幅に形成するためには、パターン上は丸め酸化で目減りする分を考慮して幅を広くしなければならない。また、バーズビーク量が増えるとバーズビーク量のばらつきが大きくなるため、微細な素子寸法を正確に制御することが非常に困難となる。
【0020】
このように、第1の従来例に示したSTIメモリセル構造では素子分離幅及び素子領域幅の微細化が非常に困難であるという問題がある。
【0021】
図17は上記の問題点を解決するSTIセル構造の一つとして特開平10−017948において提案されている第2の従来例のSTI構造を示しており、図17(a)は平面図、図17(b)はそのB−B’断面図である。
【0022】
p型シリコン基板あるいはpウエル1に素子分離用トレンチ溝2が形成されトレンチ溝内部に素子分離用絶縁材料3、例えば2酸化シリコン材が埋め込まれている。このような素子分離された基板上のチャネル領域全面にトンネル電流が流れ得る薄いトンネル絶縁膜4が形成され、この上に電荷蓄積層12が形成されており、電荷蓄積層12の側端部は素子分離領域の端部と一致している。素子分離絶縁膜3は電荷蓄積層12と接しており、電荷蓄積層12と制御ゲート14間の容量を高めるため、電荷蓄積層12の側面の一部は露出してゲート間絶縁膜13を介して制御ゲート14と面している。制御ゲート14及び電荷蓄積層12は側端部位置が揃うように垂直方向に自己整合的に加工されており、ゲート間にはn型拡散層9が形成されている。
【0023】
図18は図17で示したSTIセル構造を得るための製造工程を示す工程別断面図である。
【0024】
半導体基板1上にトンネル絶縁膜4を介して電荷蓄積層となる導電材12とマスク材15を堆積する。素子分離領域のマスク材15、導電材12、トンネル絶縁膜4及び半導体基板1をその側端部位置が一致するようにエッチング除去してトレンチ溝2を形成する(図18(a))。
【0025】
適当な酸化条件を用いて熱酸化を行ってトレンチ側壁の表面を酸化処理してから素子分離用絶縁膜3を堆積し、ドライエッチングによるエッチバックあるいは化学的研磨(CMP)による表面研磨によって、素子分離用絶縁膜3の上面を平坦化するとともにマスク材15の上面を露出させる。(図18(b))
この状態で素子分離用絶縁膜3をさらにエッチバックして電荷蓄積層12の側面の一部を露出させ、続いてマスク材15を剥離する。(図18(c))
続いてゲート間絶縁膜13及び制御ゲート14を堆積し、パターニングによるゲート加工を行ってセル構造を完成させる。(図18(d))
この第2の従来例で示しているSTIセル構造では、トレンチ溝形成前にトンネル絶縁膜及び電荷蓄積層を堆積して、その後にトレンチ溝形成と素子分離絶縁膜の埋め込みを行っているため、第1の従来例で示したSTIセル構造と異なりダミー絶縁膜を用いる必要がなく、トレンチ側端部が露出することがない。このため、素子領域幅の微細化に適している。
【0026】
さらに、電荷蓄積層が素子分離領域で完全に分離されているため電荷蓄積層を素子分離領域上でスリット状に切断する必要がない。このため、素子分離領域幅を微細化することが可能となる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、一方では、第2の従来例で示したSTIセル構造では素子分離用絶縁膜をトレンチ溝に埋め込む際に埋め込みアスベクトが高くなるため、素子分離領域幅を微細化できないという問題がある。前述したように、第1の従来例のSTIセル構造では電荷蓄積層の一部を分素子分離絶縁膜に沿って突出させ、制御ゲートとの対向面積を大きくしていたが、この第2の従来例のSTIセル構造では電荷蓄積層の側面の一部で制御ゲートとの対向面積を得ている。そのため、電荷蓄積層の膜厚は制御ゲートと対向する領域を必要とする分だけ厚くする必要がある。
【0028】
素子分離用絶縁膜をボイド(穴)無しに埋め込むことができるアスペクト比が2であるとし、例えば、トレンチ溝の深さを0.3μmとし電荷蓄積層の膜厚を0.15μmとした場合について考える。マスク材の膜厚を0.1μmとして埋め込み可能な素子分離幅は0.275μmである。これに対して、第1の従来例で示したSTIセル構造では埋め込み時に電荷蓄積層が挟まっていないのでアスペクトが低く、素子分離幅0.2μmまで埋め込むことが出来る。これに対し、第2の従来例のSTIセル構造では、電荷蓄積層のスリット加工ではなく、素子分離用絶縁膜の埋め込みによって素子分離幅が制限されてしまう。
【0029】
以上の様に従来のSTIセル構造を有する不揮発性半導体記憶装置では素子領域幅及び素子分離幅の微細化が困難であり、メモリセルの微細化が制限されるという問題がある。
【0030】
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、素子分離絶縁膜の埋め込みアスペクトを小さくしてメモリセルの素子分離幅を小さくすることが可能な高密度不揮発性半導体記憶装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の観点によれば、
半導体基板上に第1のゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記第1のゲート絶縁膜上に電荷蓄積層の最下層となる第1の導電層を形成する工程と、
前記第1の導電層上にマスク材を形成する工程と、
前記マスク材、前記第1の導電層、前記第1のゲート絶縁膜、前記半導体基板をその側端部位置が一致するようにエッチングしてトレンチ溝を形成する工程と、
少なくとも前記トレンチ溝側壁、前記第1の導電層側壁表面を酸化処理する工程と、
素子分離用絶縁膜を堆積してトレンチ溝を埋め込む工程と、
前記素子分離用絶縁膜を平坦化して前記マスク材上面を露出させる工程と、
前記マスク材をはく離して第1の導電層上面を露出させる工程と、
前記第1の導電層上面および前記素子分離用絶縁膜上面を含む全面に電荷蓄積層の最上層となる第2の導電層を堆積する工程と、
この第2の導電層を平坦化し、その上面が前記素子分離用絶縁膜上面と同一平面となるようにする工程と、
前記第2の導電層および前記素子分離用絶縁膜上に第2のゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記第2のゲート絶縁膜上に制御ゲート材を堆積する工程と、
堆積された制御ゲート材を所定形状に加工する工程と、
を備える。
【0032】
この方法では不揮発性半導体記憶装置を安定して製造することができる。
【0033】
本発明の第2の観点による不揮発性半導体記憶装置の製造方法によれば、
半導体基板上に第1のゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記第1のゲート絶縁膜上に電荷蓄積層の最下層となる第1の導電層を形成する工程と、
前記第1の導電層上にマスク材を形成する工程と、
前記マスク材、前記第1の導電層、前記第1のゲート絶縁膜、前記半導体基板をその側端部位置が一致するようにエッチングしてトレンチ溝を形成する工程と、
少なくとも前記トレンチ溝側壁、前記第1の導電層側壁表面を酸化処理する工程と、
素子分離用絶縁膜を堆積してトレンチ溝を埋め込む工程と、
前記素子分離用絶縁膜を平坦化して前記マスク材上面を露出させる工程と、
前記マスク材をはく離して第1の導電層上面を露出させる工程と、
半導体基板上に電荷蓄積層の最上層となる第2の導電層を堆積する工程と、
この第2の導電層を平坦化し、その上面が前記素子分離用絶縁膜上面と同一平面となるようにする工程と、
前記素子分離用絶縁膜をその上面が前記第2の導電層の下面から上面の間に位置するように選択的にエッチングする工程と、
このエッチングにより露出した第2の導電層の側壁、前記第2の導電層の上面、および前記素子分離用絶縁膜の上面に第2のゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記第2のゲート絶縁膜上に制御ゲート材を堆積する工程と、
堆積された制御ゲート材を所定形状に加工する工程と、
を備える。
【0034】
この方法でも不揮発性半導体記憶装置を安定して製造することができる。
【0035】
本発明の第3の観点による不揮発性半導体記憶装置の製造方法によれば、
半導体基板上に第1のゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記第1のゲート絶縁膜上に電荷蓄積層の最下層となる第1の導電層を形成する工程と、
前記第1の導電層上にマスク材を形成する工程と、
前記マスク材、前記第1の導電層、前記第1のゲート絶縁膜、前記半導体基板をその側端部位置が一致するようにエッチングしてトレンチ溝を形成する工程と、
少なくとも前記トレンチ溝側壁、前記第1の導電層側壁表面を酸化処理する工程と、
素子分離用絶縁膜を堆積してトレンチ溝を埋め込む工程と、
前記素子分離用絶縁膜を平坦化して前記マスク材上面を露出させる工程と、
前記マスク材をはく離して第1の導電層上面が露出する凹部を形成する工程と、
等方性エッチングにより前記凹部の横幅を増加させる工程と、
半導体基板上に電荷蓄積層の最上層となる第2の導電層を前記素子分離用絶縁膜上および前記凹部内に堆積させる工程と、
この第2の導電層を平坦化し、その上面が前記素子分離用絶縁膜上と同一平面になるようにする工程と、
前記素子分離用絶縁膜をその上面が前記第2の導電層の下面から上面の間に位置するように選択的にエッチングする工程と、
このエッチングにより露出した第2の導電層の側壁、前記第2の導電層の上面、および前記素子分離用絶縁膜の上面に第2のゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記第2のゲート絶縁膜上に制御ゲート材を堆積する工程と、
堆積された制御ゲート材を所定形状に加工する工程と、
を備える。
【0036】
この方法では、電荷蓄積層の最上層を最下層よりも十分に幅広く形成することができる。
【0037】
前記第1および第2の導電層の平坦化工程は、ドライエッチングあるいはポリッシングにより行われると良く、これにより平坦化を安定に達成することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態のいくつかを詳細に説明する。
【0039】
図1は本発明による第1の実施の形態にかかるメモリセル構造を示しており、図1(a)は平面図、図1(b)はそのC−C’断面図である。
【0040】
p型シリコン基板あるいはpウエル21に素子分離用トレンチ溝22が形成されており、このトレンチ溝22内部に素子分離用絶縁材料、例えば2酸化シリコン材が埋め込まれて素子分離絶縁膜23を形成している。
【0041】
このような素子分離された基板上のチャネル領域30全面にトンネル電流が流れ得る薄いトンネル絶縁膜24として例えば厚さ150オングストローム以下の2酸化シリコン膜が形成され、この上に第1の導電層25が形成されており、この第1の導電層25の側端部は素子分離領域の端部と同位置となっている。
【0042】
なお、トレンチ溝22内面および第1の導電層25の素子分離領域側の端面には酸化膜33が形成されているが、これに続く各図面においては、簡略化のため、この酸化膜を省略する。
【0043】
第1の導電層25上には第1の導電層25と接触して第2の導電層26が形成されており、その側端部は第1の導電層25よりもわずかに外側に広がっている。これらの第1の導電層25と第2の導電層26の積層構造により電荷蓄積層27が構成されている。
【0044】
素子分離絶縁膜23の上面は電荷蓄積層27の上面と一致し、これらの上面の上にはゲート間絶縁膜28を介して制御ゲート29が形成されている。
【0045】
図1(a)に示すように、制御ゲート29及び電荷蓄積層27はその側端辺が垂直方向に一致するように自己整合的に加工されており、ゲート間にはn型拡散層31が形成されている。
【0046】
図2は図1に示した自己整合型STIセル構造を得るための製造工程を示す工程別断面図である。
【0047】
まず、半導体基板21上にトンネル絶縁膜24を形成し、その上に第1の導電層25としての不純物がドープされたボリシリコン層をCVD法で、さらにその上にマスク材32としてのレジストを堆積する。次に素子分離領域のマスク材32、第1の導電層25、トンネル絶縁膜24及び半導体基板21をその側端部位置が一致するようにエッチング除去してトレンチ溝22を形成する(図2(a))。
【0048】
続いて酸化処理あるいは表面改質等の処理を行ってトレンチ溝22の側壁及び第1の導電層25の側壁表面を酸化してから素子分離用絶縁膜23を全面に堆積し、ドライエッチングによるエッチバックあるいは化学的研磨(CMP)による表面研磨によって素子分離用絶縁膜23を平坦化し、最終的にマスク材32の上面を露出させる(図2(b))。
【0049】
次にマスク材32を剥離して第1の導電層25の上面を露出させた後、不純物をドープしたポリシリコン層でなる第2の導電層26を全面に堆積して、素子分離用絶縁膜23が露出するまで第2の導電層26をエッチバックあるいは平面研磨して第2の導電層26を分離する(図2(c))。これらの第1の導電層25と第2の導電層26は前述したように電荷蓄積層27として機能する。
【0050】
次に、ゲート間絶縁膜28及び制御ゲートを堆積し、ゲート加工を行ってセル構造を完成させる。(図2(d))
このような製造工程により得られた構造では、第1の導電層25の側壁はトレンチ溝形成後の酸化工程によってわずかに後退するため、第2の導電層26の幅は第1の導電層25の幅よりもわずかに広い構造となっている。
【0051】
また、第2の導電層26を堆積する際に、第1の導電層25の上面を薬品処理して清浄化することによりわずかな酸化膜が第1の導電層上面に形成され、第1の導電層25と第2の導電層26間に酸化膜が挟まった形状となる場合がある。しかし、この酸化膜は極めて薄いため、電気的導通に問題はなく、第1の導電層と第2の導電層は同電位に保たれる。
【0052】
このような第1の実施の形態によるメモリセルは次のような特徴を有している。
【0053】
まず、前述した第2の従来例で示したSTIセル構造では、トレンチ溝を素子分離絶縁膜で埋め込む際に埋め込みアスペクトが高くなる問題があった。これに対して本発明では電荷蓄積層を第1の導電層と第2の導電層の積層構造としているため、素子分離絶縁膜の埋め込み時のアスペクトは第1の導電層膜の厚さおよびマスク材の厚さによって決定される。従って、第1の導電層の膜厚を第2の導電層の膜厚よりも薄くすることにより、埋め込みアスペクトを低減することが可能である。例えば、トレンチ溝の深さを0.3μmとし電荷蓄積層の膜厚を0.15μmとした場合について考える。素子分離用絶縁膜をボイド(穴)無しに埋め込むことが出来るアスペクトを2とすれば、マスク材の膜厚を0.1μmとして第1の導電層の膜厚を0.05μmとすれば埋め込み可能な素子分離幅は0.225μmと、先に示した第2の従来例のSTIセル構造よりも素子分離幅を微細化が可能である。
【0054】
また、第2の導電層26を第1の導電層25の上に積み増すことにより、ゲート加工制御上必要となる所望の電荷蓄積層27の膜厚に合わせ込むことが可能となる他、第1のゲート絶縁膜界面を形成する第1の導電層25の不純物濃度を下げつつ、電荷蓄積層27全体の抵抗を下げることが可能となる。
【0055】
また、電荷蓄積層27と制御ゲート29間の容量を大きくするために、例えば電荷蓄積層27の上面を粗面化処理する場合があるが、第2の導電層26を十分に堆積させておくことにより、素子分離埋め込み後にこの祖面化処理を行うことが可能となる。
【0056】
さらに、メモリセルやトランジスタ等のしきい電圧の制御を目的とした不純物ドーピングをゲート電極下の半導体基板に行う場合、第1の導電層25が薄いため第1の導電層25を通してイオン注入を行うことが可能となる。このことは、熱酸化等のゲート絶縁膜形成に必要な高温熱処理工程後にイオン注入を行うことを可能にするため、半導体基板内の不純物プロファイルを精密に制御することが可能となる。
【0057】
また、第1の実施例で示したメモリセルでは、電荷蓄積層27の最上面はセルアレイ内全面において平坦となっているので電荷蓄積層上面の面積のばらつきによる容量ばらつきが抑制できるため書き換え特性の揃ったメモリセルを構成することが可能となる。
【0058】
図3は図1(b)と類似した構成を有しているが、電荷蓄積層27を構成する第1の導電層25と第2の導電層26’の側面位置が一致しており、両層の幅が一致した例を示している。このような構成はトレンチ溝23形成時のエッチングによる第1の導電層25の後退が少ない材料および条件の組み合わせ、あるいは第1導電層の後退を招かない、酸化以外の表面改質処理を行うことにより得ることができる。
【0059】
このような構成は自己整合構造となり、段差部が存在しないため、寄生容量の発生がなく、円滑な電荷移動による特性向上が期待できる。
【0060】
図4は本発明の第2の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置のセル構造を示しており、図4(a)は平面図、図4(b)はそのD−D’断面図である。
【0061】
p型シリコン基板あるいはpウエル41に素子分離用トレンチ溝42が形成され、このトレンチ溝42内部に素子分離用絶縁材料43、例えば2酸化シリコン材が埋め込まれている。このような素子分離された基板上のチャネル領域全面にトンネル電流が流れ得る薄いトンネル絶縁膜44が形成され、その上に第1の導電層45が形成されており、この第1の導電層45の側端部の位置は素子分離領域43の端部と一致している。
【0062】
第1の導電層45上には第1の導電層45と接触して第2の導電層46が形成されており、その側端部は第1の導電層45よりもわずかに外側に広がっている。これらの第1の導電層45と第2の導電層46の積層構造により電荷蓄積層47が構成されている。
【0063】
また、素子分離絶縁膜43の上面は第2の導電層46の下面よりわずかに高い位置となっており、この第2の導電層46の上面、側壁のうち素子分離絶縁膜位置より高い部分、素子分離絶縁膜43の一部にはゲート間絶縁膜48が形成され、その上には制御ゲート49が形成されている。図4(a)に示すように、制御ゲート49及び電荷蓄積層47はその側端部が垂直方向に揃うように自己整合的に加工されており、ゲート間にはn型拡散層51が形成されている。
【0064】
図5は図4に示したSTIセル構造を得るための製造工程を説明する工程別断面図である。
【0065】
半導体基板41上にトンネル絶縁膜44を形成し、その上に第1の導電層45およびマスク材52を堆積する。その後、素子分離領域のマスク材52、第1の導電層45、トンネル絶縁膜44及び半導体基板41をその側端部が揃うように除去してトレンチ溝42を形成する。
【0066】
続いて酸化処理あるいは表面改質等の処理を行ってトレンチ溝42の側壁及び第1の導電層45の側壁表面を酸化してから素子分離用絶縁膜43を堆積し、ドライエッチングによるエッチバックあるいは化学的研磨(CMP)による表面研磨によって素子分離用絶縁膜43を平坦化し、最終的にマスク材52の上面を露出させる(図5(a))。
【0067】
次にマスク材を剥離し、続いて第2の導電層46を堆積する(図5(b))。
【0068】
続いて、素子分離用絶縁膜43が露出するまで第2の導電層46をエッチバックあるいは平面研磨して第2の導電層46を分離する(図5(c))。
【0069】
さらに、素子分離用絶縁膜43のみをエッチングしてその上面が第2の導電層46の厚さ内の任意の位置、例えば下面から1/3あるいは1/4の厚さに相当位置に達する程度までエッチングを進め、続いてゲート間絶縁膜48及び制御ゲート49を堆積し、ゲート加工を行ってセル構造を完成させる(図5(d))。
【0070】
なお、素子分離用絶縁膜43の上面位置が第2の導電層46の下側にあるほど容量を増加させることができるが、あまり下側に位置するゲート間絶縁膜を安定に形成することができなくなるので、これらを勘案してその位置を決定すべきである。
【0071】
このような第2の実施の形態によるメモリセルでは電荷蓄積層47と制御ゲート49間の容量を高めるため、第2の導電層46の側面の一部を露出させて制御ゲート49と対向させている。従って、第1の実施の形態で示したメモリセルよりもカップリング容量を大きくすることが可能である。また、第2の導電層46の上面と素子分離絶縁膜48の上面間の段差量は電荷蓄積層47と制御ゲート49間の容量を所望の値に調整するように対向面積が得られるように設定することが可能であり、さらに段差量をセルアレイ内で均一とすることが可能である。なお、側壁を一部分露出させることを容易にするため、第2の導電層46の厚さは第1の導電層45の厚さよりも厚くすることが望ましい。
【0072】
図6は図3と同様、第1の導電層45と第2の導電層46との幅が等しい場合を示しており、自己整合による製造に適した構造となる。
【0073】
図7は本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のセル構造を示しており、図7(a)はその平面図、図7(b)はそのE−E’断面図である。
【0074】
この構成は第2の実施の形態と類似しており、対応する構成要素は図4に示す第2の実施の形態における参照番号に20を加えたもの、すなわち60番台、70番台としている。第2の実施の形態と第3の実施の形態との差異は、第2の実施の形態における第2の導電層46に相当する第2の導電層66の幅を第1の導電層65の幅よりも大きく広げた点である。図7(a)および図7(b)において第2の導電層の幅が広がっている点が明確に示されている。
【0075】
図8は図7に示したセル構造を得るための製造工程を示す工程別断面図である。
【0076】
半導体基板61上にトンネル絶縁膜64を形成し、その上に第1の導電層65とマスク材72を堆積する。この状態で素子分離領域のマスク材72、第1の導電層65、トンネル絶縁膜64及び半導体基板61をその側端部が揃うように除去してトレンチ溝62を形成する。続いて酸化処理あるいは表面改質等の処理を行ってトレンチ溝62の側壁及び第1の導電層65の側壁表面を酸化してから素子分離用絶縁膜63を堆積し、ドライエッチングによるエッチバックあるいは化学的研磨(CMP)による表面研磨によって素子分離用絶縁膜を平坦化し、最終的にマスク材72の上面を露出させる(図8(a))。
【0077】
マスク材72を剥離した後、ウェットエッチング等の等方性エッチングによって素子分離用絶縁膜を所望の量だけ横方向にエッチングする。これにより第1の導電層65の上にはその幅よりも広い素子分離絶縁膜が存在しない部分が形成される(図8(b))。
【0078】
次に、第2の導電層66を半導体基板全面上に堆積して、素子分離用絶縁膜63が露出するまで第2の導電層をエッチバックあるいは平面研磨して第2の導電層を分離する(図8(c))。
【0079】
続いて素子分離用絶縁膜63を追加エッチバックし、第2の導電層66の下側まで素子分離絶縁膜63を後退させて第2の導電層66の上側を露出させる。
【0080】
この状態でゲート間絶縁膜68及び制御ゲート69を堆積し、ゲート加工を行ってセル構造を完成させる(図8(d))。
【0081】
この第3の実施の形態にかかるメモリセルでは、マスク材72の剥離後に素子分離用絶縁膜を所望の量だけ横方向にエッチングすることで、第2の導電層を第1の導電層すなわち素子幅よりも広くする構造を実現している。従って、第3の実施例で示したメモリセルは第1の実施例で示したメモリセル及び第2の実施例で示したメモリセルより電荷蓄積層と制御ゲート間の容量を高めることができる。
【0082】
なお、第2の導電層66を平坦化した後に素子分離用絶縁膜63を追加エッチバックして電荷蓄積層67の側面の一部を露出させる手順は、制御ゲート69と電荷蓄積層間67の容量を大きくするための工程であるので、電荷蓄積層67の上面のみの対向面積で制御ゲート69と電荷蓄積層67間の容量を十分大きくとれる場合には行う必要はない。
【0083】
図9に本発明の第4の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置を示す。図9(a)は平面図、図9(b)はそのF−F’断面図を示している。
【0084】
図9(b)に示す断面図は図4(b)に示した断面図と全く同じであるので、同じ構成要素には同じ参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
【0085】
この実施の形態では、セルアレイ構成としてNAND構成を有している場合を一例として示している。すなわち、本実施例では直列に接続された16個のNANDセルが選択トランジスタ53を介してビット線及びソース線に接続されている。選択トランジスタはセルと同一材料、同一膜厚、同一積層構造で構成されている。メモリセルにおいて電荷蓄積層と呼ばれているゲート電極は選択トランジスタにおいても同様フローティング構造となっており、隣接ビット線間のトランジスタ間で電荷蓄積層が電気的に接続されていないため、メモリセルと選択トランジスタは外観上の違いはない。ただし、ゲート長に関しては必要に応じ、メモリセルと選択トランジスタで異なっていても構わない。選択トランジスタは電荷蓄積層と制御ゲートの容量結合によって電荷蓄積層に所定の電圧が印加されるため制御ゲートへの電圧印加によって通常のトランジスタ動作が行われる。したがって、メモリセルと選択トランジスタを同一ゲート構造とすることによりセルアレイ内で不要な加工工程を省くことが可能となり最小工程数でメモリセルの作製が可能となる。
【0086】
なお、NAND構成以外のAND型やDINOR型でも、そのアレイ構成は複数のメモリセルを直列あるいは並列に連ねてユニットを構成し、ビット線あるいはソース線との接続においてスイッチング用トランジスタである選択トランジスタを介することになり、この実施の形態を同様に適用することができる。
【0087】
図14は上述した各実施の形態における素子分離領域側端部間の距離と電荷蓄積層の最上層間距離および最下層間距離との関係を示す素子断面図である。
【0088】
上述したように、電荷蓄積層の最上層の幅が最下層の幅よりも広く形成されているため、隣接する前記素子分離領域側端部間の距離をX1、隣接する前記電荷蓄積層のうちの最下層側端間の距離をY、その最上層側端間の距離をX2としたとき、
Y>X1>X2 またはY>X1=X2
の関係にあることがわかる。
【0089】
図10は本発明に係る別の第5の実施例である不揮発性半導体記憶装置を示している。図10(a)は低電圧トランジスタの平面図、図10(b)はそのG−G’断面図、図10(c)は高耐圧トランジスタの平面図、図10(d)はそのH−H’断面図を示している。
【0090】
これらは同じ素子の中に作られるものであり、平面構成は同じであるが、断面構造を見ると、いずれも積層ゲート構造を有しており、電荷蓄積層と同様の2層構成の下層ゲート(低電圧用では83,87、高耐圧用では83,97)と、制御ゲートと同様の導電材で形成された上層ゲート88を有している。このうち、下層ゲートのうちの上層の厚さは低電圧用トランジスタの方が高耐圧用トランジスタよりも厚い。また、低電圧トランジスタでは薄いゲート酸化膜82を有しているのに対し、高耐圧トランジスタでは厚いゲート酸化膜92を有している。
【0091】
これは、次の理由に基づく。一般にメモリセルを駆動するセンスアンプ及び昇圧回路、入出力スイッチ回路には駆動する電圧に合わせて所望のゲート絶縁膜厚を有するトランジスタが用いられており、センスアンプ内では高速動作が可能な低電圧トランジスタ用にメモリセルのトンネル絶縁膜と同等あるいはトンネル絶縁膜よりも薄いゲート絶縁膜が用いられている。一方、メモリセルのデータ書き換え用の高電圧を駆動する昇厚回路や入出力スイッチ回路には高電圧動作が可能な高耐圧系トランジスタ用にトンネル絶縁膜よりも厚いゲート絶縁膜が用いられている。
【0092】
図11および図12は図10に示した不揮発性半導体記憶装置のメモリセルトランジスタを製造する工程を示す工程別断面図である。これらにおいては、いずれも左側が低電圧トランジスタ、右側が高耐圧トランジスタの製造工程を示している。
【0093】
まず、低電圧トランジスタについて述べる。
【0094】
半導体基板81上に所望の膜厚で複数のゲート絶縁膜を形成する。例えばメモリセル用のトンネル絶縁膜82として例えば100Aの熱酸化膜、あるいはとセンスアンプ動作用のNMOS及びPMOS用の薄ゲート絶縁膜として例えば80Aの熱酸化膜を形成し(図11(a))、昇圧回路動作用の高耐圧トランジスタ用の厚ゲート絶縁膜として例えば200Aの熱酸化膜92(図11(d))をそれぞれ形成して、さらに第1の導電層83及びマスク材84を形成する。
【0095】
素子分離領域のマスク材、第1の導電層、複数の膜厚からなるトンネル絶縁膜とゲート絶縁膜及び半導体基板をその側端部が揃うように除去してトレンチ溝85を形成する(図11(b)(e))。
【0096】
トレンチ溝85及び第1の導電層83の側壁を酸化処理した後、素子分離用絶縁膜86を堆積し、ドライエッチングによるエッチバックあるいは化学的研磨(CMP)による表面研磨によって素子分離用絶縁膜86を平坦化し、最終的にマスク材84の上面を露出させる(図11(c)(f))。このとき、ゲート絶縁膜の厚さが異なるにもかかわらずエッチバック後の高さは同じであるため、低電圧トランジスタと高耐圧トランジスタでは残存マスク材の厚さが84’および84”のように異なっている。
【0097】
マスク材を剥離してから第2の導電層を半導体基板上に堆積して、素子分離用絶縁膜が露出するまで第2の導電層をエッチバックあるいは平面研磨して第2の導電層を分離する。このときも第2の導電層の厚さは低電圧トランジスタでは87、高耐圧トランジスタでは97で示されるように異なっている(12図(a))(d))。以上の第1の導電層と第2の導電層の積層構造は電荷蓄積層あるいは第1のゲート電極を形成する。
【0098】
次に、素子分離用絶縁膜85を追加エッチバックして電荷蓄積層(83,87、97)及び第1のゲート電極(82,92)の側面の一部を露出させる(図12(b)(e))。
【0099】
次にゲート間絶縁膜として、例えばONO膜を半導体基板上に形成してから、メモリセル部を除く周辺回路部の少なくとも一部のONO膜を剥離してから制御ゲート88を堆積する。なお、制御ゲートはトランジスタにおいては第2のゲート電極88として形成され、ゲート間絶縁膜を除去しているため第1のゲート電極と第2のゲート電極は電気的に接続されて同電位となる。メモリセル部及びトランジスタにおける積層構造の側端部が揃うようにゲート加工してセル構造及びトランジスタ構造を完成させる(図12(c)(f))
この第5の実施の形態で示した不揮発性半導体記憶装置ではメモリセルとトランジスタのゲートを構成するゲート材が同一であるため、低コスト化および高歩留まり化を実現することが容易である。また、電荷蓄積層の側面の一部を露出させる工程はチップ全面で行うためリソグラフィ工程が不要となり低コスト化が期待出来る。ただし、露出する高さはゲート間絶縁膜をはく離する工程が追加されることからメモリセルよりもトランジスタの方が高くなる。そのため、第2の導電層の膜厚がメモリセルで要求される膜厚よりも厚くなる場合が生じる。これは、高密度に配置されたメモリセルのゲート構造加工時の工程歩留まりに影響する可能性がある。
【0100】
第2の導電層の膜厚を薄膜化する必要がある場合には、電荷蓄積層の側面の一部を露出させるエッチバック工程をメモリセル部にのみ行うためのリソグラフィ工程を追加する。この場合には、電荷蓄積層及び第1のゲート電極の露出する高さは、例えゲート間絶縁膜のはく離工程を行った場合でもメモリセルの方が高くなるので、電荷蓄積層の膜厚をメモリセル部で必要な第2の導電層の膜厚で制御することが可能となる。
【0101】
図13は第5の実施の形態において、適当な条件を選択することにより、第1のゲート電極における上層と下層とが同じ端面位置を有するようにしたものを示す。
【0102】
以上、種々の実施の形態を説明したが、本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、各種変形が可能である。
【0103】
例えば実施の形態では電荷蓄積層等となる電極を2層構成としているが、3層以上の多層構造をなしていても良く、その場合、最上層が実施の形態における上層、最下層が実施の形態における下層と同様な構成および機能を有していればよい。
【0104】
また、第1のゲート絶縁膜であるトンネル絶縁膜として実施の形態では2酸化シリコン層を用いているが、窒化シリコン層でも、あるいは酸窒化シリコン層でも、あるいはこれらの任意の積層膜となっていても良い。
【0105】
また、電荷蓄積層と制御ゲート間の絶縁膜は実施の形態ではシリコン酸化膜を用いていたが、窒化膜、酸化窒化膜、酸化膜と窒化膜との積層膜であってもよい。
【0106】
さらに、制御ゲートは実施の形態では不純物をドープしたポリシリコン層を用いたが、アモルファスシリコン層、タングステン等の高融点金属材料層、アルミニウム等の低抵抗金属層、タングステンシリサイド(WSi)等の金属シリサイドとシリコン材料の積層、シリコン材上にチタン等の金属を堆積させて熱アニールすることによってシリコンとの化学反応を起こさせることにより形成するサリサイド膜等を適宜用いることができる。
【0107】
また、素子分離用の絶縁膜としては、実施の形態で説明した、高アスペクトの埋込特性に優れた2酸化シリコン以外に、リンやボロン等の不純物を含むPSG、BPSG等のドープトオキサイド膜、あるいはこれらの積層構造を使用することができる。
【0108】
さらに周辺回路以外の各種キャパシタや抵抗素子等も必要に応じて本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施する事ができる。
【0109】
【発明の効果】
本発明によれば、電荷蓄積層を素子分離領域すなわちトレンチ溝と自己整合的に形成する自己整合STI構造を有するメモリセルからなる不揮発性半導体記憶装置において、電荷蓄積層を少なくとも2層からなる積層構造として、第1の導電層は薄膜化して素子分離絶縁膜の埋め込みアスペクトを低減し、第2の導電層は制御ゲート間の容量を所望の値にするために必要な膜厚としているので、加工制御性に優れ、データの書き換え特性に優れた低コスト、高密度な大容量不揮発性半導体記憶装置を提供することが可能となる。
【0110】
また、第2の導電層は素子分離用絶縁膜をストッパとした平坦化工程により形成し、従来の不揮発性半導体記憶装置で必要とされた電荷蓄積層を素子分離領域上でスリット状に切断するためのリソグラフィを省略することにより工程削減を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係わる不揮発性半導体記憶装置の平面図及び断面図である。
【図2】 図1の構成を得るための製造工程を示す工程別断面図である。
【図3】 図1(b)に示す構成の特別な場合を示す断面図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態に係わる不揮発性半導体記憶装置の平面図及び断面図である。
【図5】 図4の構成を得るための製造工程を示す工程別断面図である。
【図6】 図4(b)に示す構成の特別な場合を示す断面図である。
【図7】 本発明の第3の実施の形態に係わる不揮発性半導体記憶装置の平面図及び断面図である。
【図8】 図1の構成を得るための製造工程を示す工程別断面図である。
【図9】 本発明の第4の実施の形態に係わる不揮発性半導体記憶装置の平面図及び断面図である。
【図10】 本発明の第5の実施の形態に係わる、不揮発性半導体記憶装置に用いられる低電圧トランジスタと高耐圧用トランジスタの構成を示す平面図および断面図である。
【図11】 図10に示すトランジスタの製造工程の前半を示す工程別断面図である。
【図12】 図10に示すトランジスタの製造工程の後半を示す工程別断面図である。
【図13】 図10に示す構成の特別な場合を示す断面図である。
【図14】 本発明にかかる不揮発性半導体記憶装置の一般的な特徴を図示する素子断面図である。
【図15】 第1の従来例にかかる不揮発性半導体記憶装置の構成を示す平面図および断面図である。
【図16】 図15に示す構成を得るための製造工程を示す工程別断面図である。
【図17】 第2の従来例にかかる不揮発性半導体記憶装置の構成を示す平面図および断面図である。
【図18】 図17に示す構成を得るための製造工程を示す工程別断面図である。
【符号の説明】
21,41,61、81 基板またはウェル
22,42,62,85 トレンチ溝
23,43,63,86 素子分離用絶縁膜
24,44,64,82 トンネル絶縁膜
25、45、65、83 第1の導電膜
26、46,66、87,97 第2の導電膜
27、47、67 電荷蓄積層
28、48、68 ゲート間絶縁膜
29、49、69、88 制御ゲート
30、50、70 素子領域
31、51、71 n型拡散層
32 マスク材
53 選択トランジスタゲート
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a nonvolatile semiconductor memory device, and more particularly to a semiconductor memory cell structure suitable for high density and high integration and a method for manufacturing the same.
[0002]
[Prior art]
A flash memory is well known as a nonvolatile semiconductor memory device that can electrically rewrite data and is suitable for high density and large capacity. In particular, a memory cell having a MOS transistor structure having a stacked gate structure of a charge storage layer and a control gate is widely used.
[0003]
FIG. 15 shows a first conventional example of a memory cell including a shallow trench isolation (STI) structure. FIG. 15A is a plan view, and FIG. It is A 'sectional drawing.
[0004]
An element isolation trench groove 2 is formed in a p-type silicon substrate or p well 1, and an element isolation insulating material, for example, a silicon dioxide material is embedded in the trench groove. A thin tunnel insulating film 4 through which a tunnel current can flow is formed on the entire surface of the element region (channel region) 8 on the element-isolated substrate, and a charge storage layer 5 is formed on the thin insulating film 4. A control gate 7 is formed through the insulating film 6. Further, it can be observed from FIG. 15B that a part 5 a on the lower surface of the charge storage layer 5 protrudes downward along the trench groove 2.
[0005]
FIG. 16 is a cross-sectional view showing a manufacturing process for obtaining the STI cell structure shown in FIG.
[0006]
First, as shown in FIG. 16A, a dummy insulating film 10 is formed on a semiconductor substrate 1 and a mask material 11 such as a photoresist is further deposited, and the mask material 11 in the element isolation region and the dummy insulation are formed by photolithography. The trench 10 is formed by removing the film 10 and the semiconductor substrate 1 by etching so that the side edges thereof are aligned.
[0007]
Next, thermal oxidation is performed using appropriate oxidation conditions to oxidize the trench sidewall surfaces. At this time, the mask material also serves as a mask against oxidation, and the so-called bird's beak formed in the dummy insulating film portion is formed thicker than the oxide film formed in the trench sidewall, Corners are removed and rounded.
[0008]
Subsequently, an element isolation insulating film is deposited on the entire surface of the semiconductor substrate, the element isolation insulating film 3 is filled in the trench groove 2, and the element isolation insulating film is etched back by dry etching or surface polishing by chemical polishing (CMP). 3 is flattened and the upper surface of the mask material 11 is exposed (FIG. 16B).
[0009]
Next, the mask material 11 and the dummy oxide film 10 are removed by dry etching and wet etching by chemical treatment, and then the tunnel insulating film 4 and the charge storage layer 5 are deposited (FIG. 16C).
[0010]
Next, the charge storage layer 7 is cut into a slit shape on the element isolation region by pattern formation by lithography, and subsequently an intergate insulating film 6 and a control gate 7 are deposited, and gate processing is performed by patterning to complete the cell structure. . (FIG. 16 (d)).
[0011]
Next, the reason why a part 5a of the lower surface of the charge storage layer 5 protrudes downward along the trench 2 will be described together with the operation of this memory cell.
[0012]
Data rewriting of a memory cell having such a tunnel oxide film is performed by modulating the amount of charge stored in the charge storage layer 5 by charge transfer between the charge storage layer 5 and the semiconductor substrate 1. In general, at least one of charge injection and charge discharge uses the FN (Fowler-Nordheim) tunneling phenomenon of the tunnel insulating film 4. That is, a high electric field of 10 MV / cm or more is applied between the charge storage layer 5 and the semiconductor substrate 1 to emit electrons from the semiconductor substrate 1 to the charge storage layer 5 or from the charge storage layer 5 to the semiconductor substrate 1. At this time, since the charge storage layer 5 is completely in a floating state, the charge in the charge storage layer 5 does not change unless data is rewritten.
[0013]
In order to apply a high voltage to the charge storage layer 5, it is necessary to capacitively couple the control gate 7 and the charge storage layer 5 by applying a voltage to the control gate 7. However, if the voltage applied to the control gate 7 is high, it is necessary to increase the various breakdown voltages of the transistors constituting the booster circuit, the input / output switch circuit, etc. that generate the applied voltage, which increases the element area. There's a problem.
[0014]
On the other hand, if the capacitance between the charge storage layer 5 and the semiconductor substrate 1 via the tunnel insulating film 4 is C1, and the capacitance between the charge storage layer 5 and the control gate 7 via the inter-gate insulating film 6 is C2, tunnel insulation is achieved. The voltage Vfg applied to the film 4 is expressed by the following equation using the control gate voltage Vcg.
[0015]
Vfg = C2 / (C1 + C2) Vcg
In order to reduce the voltage applied to the control gate 7 from this equation, C2 must be increased, that is, the capacitance between the control gate 7 and the charge storage layer 5 via the intergate insulating film 6 must be increased. It turns out that it is effective. Therefore, it is only necessary to increase the opposing area between the control gate 7 and the charge storage layer 5, and as described above, this requirement is satisfied by making the charge storage layer 5 project from the element region toward the element isolation region. Can do.
[0016]
The memory cell structure shown in the first conventional example has two major problems.
[0017]
The first problem is that it is very difficult to reduce the element isolation width. In order to cut the charge storage layer 5 into a slit shape on the element isolation region, a process finer than the element region and the width of the element isolation region is required. Therefore, the element isolation dimension of the memory cell is determined by the slit process. It will be done. In general, slit processing is performed using lithography technology, but in order to perform slit processing on the element isolation region, even if the slit pattern is misaligned in the lithography process, an alignment margin is provided so that the pattern does not overlap with the lower element region. It is necessary to arrange the pattern including it. Therefore, even if the slit pattern itself can be opened in a pattern thinner than the element isolation width, the element isolation width is widened. In other words, it can be said that it is difficult to reduce the element isolation width in the conventional memory cell structure in which the charge storage layer is slit using a lithography technique.
[0018]
The second problem is that it is very difficult to reduce the element region width. In the case of the memory cell structure shown in the conventional example, when the dummy insulating film is peeled off by wet etching, there is a possibility that the trench side end portion is partially exposed. Therefore, as described above, a parasitic MOS capacitor is formed between the charge storage layers at the end portion on the trench side via the tunnel insulating film. When the rounding amount at the end on the trench side of the parasitic MOS capacitor portion is small, a kink characteristic is generated in the subthreshold region in the transistor characteristic of the memory cell, and the cutoff characteristic is remarkably deteriorated. In addition, when data is written by FN tunneling electron injection by applying a high voltage to the control gate, the gate electric field concentrates on the parasitic MOS capacitor and causes dielectric breakdown of the tunnel insulating film.
[0019]
In order to suppress this, it is necessary to further round the trench side end. However, a large amount of rounding oxidation causes the bird's beak described above to be formed at the trench side end. Compared to the formation, it becomes extremely narrow. For this reason, in order to form the element region with a desired width, the width of the pattern must be widened in consideration of the reduction by rounding oxidation. Further, when the amount of bird's beak increases, the variation in the amount of bird's beak increases, and it becomes very difficult to accurately control the fine element dimensions.
[0020]
Thus, the STI memory cell structure shown in the first conventional example has a problem that it is very difficult to reduce the element isolation width and the element region width.
[0021]
FIG. 17 shows the STI structure of the second prior art proposed in Japanese Patent Laid-Open No. 10-017948 as one of the STI cell structures for solving the above-mentioned problems. FIG. 17 (b) is a sectional view taken along the line BB '.
[0022]
An element isolation trench 2 is formed in a p-type silicon substrate or p well 1, and an element isolation insulating material 3, for example, a silicon dioxide material is embedded in the trench. A thin tunnel insulating film 4 through which a tunnel current can flow is formed over the entire channel region on the element-isolated substrate, and a charge storage layer 12 is formed thereon. It coincides with the end of the element isolation region. The element isolation insulating film 3 is in contact with the charge storage layer 12. In order to increase the capacitance between the charge storage layer 12 and the control gate 14, a part of the side surface of the charge storage layer 12 is exposed through the intergate insulating film 13. Facing the control gate 14. The control gate 14 and the charge storage layer 12 are processed in a self-aligned manner in the vertical direction so that the side end portions are aligned, and an n-type diffusion layer 9 is formed between the gates.
[0023]
18 is a cross-sectional view showing a manufacturing process for obtaining the STI cell structure shown in FIG.
[0024]
A conductive material 12 and a mask material 15 to be a charge storage layer are deposited on the semiconductor substrate 1 via the tunnel insulating film 4. The trench groove 2 is formed by etching and removing the mask material 15, the conductive material 12, the tunnel insulating film 4, and the semiconductor substrate 1 in the element isolation region so that the side end portions thereof coincide with each other (FIG. 18A).
[0025]
An element isolation insulating film 3 is deposited after performing thermal oxidation using appropriate oxidation conditions to oxidize the surface of the trench side wall, and then etching back by dry etching or surface polishing by chemical polishing (CMP). The upper surface of the isolation insulating film 3 is planarized and the upper surface of the mask material 15 is exposed. (FIG. 18 (b))
In this state, the element isolation insulating film 3 is further etched back to expose a part of the side surface of the charge storage layer 12, and then the mask material 15 is peeled off. (FIG. 18 (c))
Subsequently, an intergate insulating film 13 and a control gate 14 are deposited, and gate processing by patterning is performed to complete the cell structure. (FIG. 18 (d))
In the STI cell structure shown in the second conventional example, the tunnel insulating film and the charge storage layer are deposited before the trench groove is formed, and then the trench groove is formed and the element isolation insulating film is embedded. Unlike the STI cell structure shown in the first conventional example, it is not necessary to use a dummy insulating film, and the trench side end is not exposed. For this reason, it is suitable for miniaturization of the element region width.
[0026]
Furthermore, since the charge storage layer is completely separated in the element isolation region, it is not necessary to cut the charge storage layer into a slit shape on the element isolation region. For this reason, the element isolation region width can be reduced.
[0027]
[Problems to be solved by the invention]
However, on the other hand, the STI cell structure shown in the second conventional example has a problem that the buried isolation increases when the insulating film for element isolation is embedded in the trench groove, so that the width of the element isolation region cannot be reduced. As described above, in the STI cell structure of the first conventional example, a part of the charge storage layer is projected along the separation element isolation insulating film to increase the area facing the control gate. In the conventional STI cell structure, an area facing the control gate is obtained at a part of the side surface of the charge storage layer. For this reason, it is necessary to increase the thickness of the charge storage layer by an amount necessary for the region facing the control gate.
[0028]
Assume that the element isolation insulating film can be embedded without voids (holes) with an aspect ratio of 2, for example, the trench groove depth is 0.3 μm and the charge storage layer thickness is 0.15 μm. Think. The element isolation width that can be embedded with a mask material thickness of 0.1 μm is 0.275 μm. On the other hand, in the STI cell structure shown in the first conventional example, since the charge storage layer is not sandwiched at the time of embedding, the aspect is low and the element isolation width can be embedded up to 0.2 μm. On the other hand, in the STI cell structure of the second conventional example, the element isolation width is limited not by slit processing of the charge storage layer but by embedding an element isolation insulating film.
[0029]
As described above, in the conventional nonvolatile semiconductor memory device having the STI cell structure, it is difficult to miniaturize the element region width and the element isolation width, and there is a problem that the miniaturization of the memory cell is limited.
[0030]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and provides a method for manufacturing a high-density nonvolatile semiconductor memory device that can reduce the element isolation width of the memory cell by reducing the embedding aspect of the element isolation insulating film. The purpose is to do.
[0031]
[Means for Solving the Problems]
According to a first aspect of the invention,
Forming a first gate insulating film on the semiconductor substrate;
Forming a first conductive layer serving as a lowermost layer of a charge storage layer on the first gate insulating film;
Forming a mask material on the first conductive layer;
Etching the mask material, the first conductive layer, the first gate insulating film, and the semiconductor substrate so that the side end positions thereof coincide with each other to form a trench groove;
Oxidizing at least the trench groove sidewall and the first conductive layer sidewall surface;
Depositing an isolation film for element isolation and embedding a trench groove;
Planarizing the element isolation insulating film to expose the upper surface of the mask material;
Peeling the mask material to expose the upper surface of the first conductive layer;
Depositing a second conductive layer as the uppermost layer of a charge storage layer on the entire surface including the upper surface of the first conductive layer and the upper surface of the element isolation insulating film;
Flattening the second conductive layer so that the upper surface thereof is flush with the upper surface of the element isolation insulating film;
Forming a second gate insulating film on the second conductive layer and the element isolation insulating film;
Depositing a control gate material on the second gate insulating film;
Processing the deposited control gate material into a predetermined shape;
Is provided.
[0032]
With this method, the nonvolatile semiconductor memory device can be manufactured stably.
[0033]
According to the method for manufacturing a nonvolatile semiconductor memory device according to the second aspect of the present invention,
Forming a first gate insulating film on the semiconductor substrate;
Forming a first conductive layer serving as a lowermost layer of a charge storage layer on the first gate insulating film;
Forming a mask material on the first conductive layer;
Etching the mask material, the first conductive layer, the first gate insulating film, and the semiconductor substrate so that the side end positions thereof coincide with each other to form a trench groove;
Oxidizing at least the trench groove sidewall and the first conductive layer sidewall surface;
Depositing an isolation film for element isolation and embedding a trench groove;
Planarizing the element isolation insulating film to expose the upper surface of the mask material;
Peeling the mask material to expose the upper surface of the first conductive layer;
Depositing a second conductive layer as the uppermost layer of the charge storage layer on the semiconductor substrate;
Flattening the second conductive layer so that the upper surface thereof is flush with the upper surface of the element isolation insulating film;
Selectively etching the element isolation insulating film so that the upper surface thereof is located between the lower surface and the upper surface of the second conductive layer;
Forming a second gate insulating film on the side wall of the second conductive layer exposed by this etching, the upper surface of the second conductive layer, and the upper surface of the element isolation insulating film;
Depositing a control gate material on the second gate insulating film;
Processing the deposited control gate material into a predetermined shape;
Is provided.
[0034]
Even with this method, the nonvolatile semiconductor memory device can be stably manufactured.
[0035]
According to the method for manufacturing a nonvolatile semiconductor memory device according to the third aspect of the present invention,
Forming a first gate insulating film on the semiconductor substrate;
Forming a first conductive layer serving as a lowermost layer of a charge storage layer on the first gate insulating film;
Forming a mask material on the first conductive layer;
Etching the mask material, the first conductive layer, the first gate insulating film, and the semiconductor substrate so that the side end positions thereof coincide with each other to form a trench groove;
Oxidizing at least the trench groove sidewall and the first conductive layer sidewall surface;
Depositing an isolation film for element isolation and embedding a trench groove;
Planarizing the element isolation insulating film to expose the upper surface of the mask material;
Peeling the mask material to form a recess exposing the upper surface of the first conductive layer;
Increasing the lateral width of the recess by isotropic etching;
Depositing a second conductive layer, which is the uppermost layer of the charge storage layer, on the semiconductor substrate and on the element isolation insulating film and in the recess;
Flattening the second conductive layer so that the upper surface thereof is flush with the element isolation insulating film;
Selectively etching the element isolation insulating film so that the upper surface thereof is located between the lower surface and the upper surface of the second conductive layer;
Forming a second gate insulating film on the side wall of the second conductive layer exposed by this etching, the upper surface of the second conductive layer, and the upper surface of the element isolation insulating film;
Depositing a control gate material on the second gate insulating film;
Processing the deposited control gate material into a predetermined shape;
Is provided.
[0036]
In this method, the uppermost layer of the charge storage layer can be formed sufficiently wider than the lowermost layer.
[0037]
The flattening step of the first and second conductive layers may be performed by dry etching or polishing, whereby the flattening can be achieved stably.
[0038]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, some embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0039]
1A and 1B show a memory cell structure according to a first embodiment of the present invention. FIG. 1A is a plan view and FIG. 1B is a cross-sectional view taken along the line CC ′.
[0040]
An element isolation trench groove 22 is formed in a p-type silicon substrate or p well 21, and an element isolation insulating material, for example, a silicon dioxide material is embedded in the trench groove 22 to form an element isolation insulating film 23. ing.
[0041]
For example, a silicon dioxide film having a thickness of 150 angstroms or less is formed as a thin tunnel insulating film 24 capable of allowing a tunnel current to flow on the entire surface of the channel region 30 on the element-isolated substrate, and the first conductive layer 25 is formed thereon. The side end portion of the first conductive layer 25 is located at the same position as the end portion of the element isolation region.
[0042]
Note that an oxide film 33 is formed on the inner surface of the trench groove 22 and the end surface of the first conductive layer 25 on the element isolation region side. In the subsequent drawings, this oxide film is omitted for simplification. To do.
[0043]
A second conductive layer 26 is formed on the first conductive layer 25 so as to be in contact with the first conductive layer 25, and its side end portion extends slightly outward from the first conductive layer 25. Yes. A charge storage layer 27 is constituted by a laminated structure of the first conductive layer 25 and the second conductive layer 26.
[0044]
The upper surface of the element isolation insulating film 23 coincides with the upper surface of the charge storage layer 27, and a control gate 29 is formed on these upper surfaces via an inter-gate insulating film 28.
[0045]
As shown in FIG. 1A, the control gate 29 and the charge storage layer 27 are processed in a self-aligned manner so that the side edges thereof coincide with the vertical direction, and an n-type diffusion layer 31 is interposed between the gates. Is formed.
[0046]
FIG. 2 is a cross-sectional view showing a manufacturing process for obtaining the self-aligned STI cell structure shown in FIG.
[0047]
First, a tunnel insulating film 24 is formed on a semiconductor substrate 21, a polysilicon layer doped with impurities as the first conductive layer 25 is formed thereon by a CVD method, and a resist as a mask material 32 is further formed thereon. accumulate. Next, the trench material 22 is formed by etching and removing the mask material 32, the first conductive layer 25, the tunnel insulating film 24, and the semiconductor substrate 21 in the element isolation region so that the side end portions thereof coincide with each other (FIG. 2 ( a)).
[0048]
Subsequently, an oxidation process or a surface modification process is performed to oxidize the sidewalls of the trench grooves 22 and the sidewalls of the first conductive layer 25, and then an element isolation insulating film 23 is deposited over the entire surface and etched by dry etching. The element isolation insulating film 23 is planarized by back polishing or surface polishing by chemical polishing (CMP), and finally the upper surface of the mask material 32 is exposed (FIG. 2B).
[0049]
Next, the mask material 32 is peeled off to expose the upper surface of the first conductive layer 25, and then a second conductive layer 26 made of a polysilicon layer doped with impurities is deposited on the entire surface to form an element isolation insulating film. The second conductive layer 26 is separated by etching back or planar polishing until 23 is exposed (FIG. 2C). These first conductive layer 25 and second conductive layer 26 function as the charge storage layer 27 as described above.
[0050]
Next, an inter-gate insulating film 28 and a control gate are deposited, and gate processing is performed to complete the cell structure. (Fig. 2 (d))
In the structure obtained by such a manufacturing process, the side wall of the first conductive layer 25 is slightly receded by the oxidation process after forming the trench groove, so that the width of the second conductive layer 26 is set to the first conductive layer 25. The structure is slightly wider than the width.
[0051]
Further, when the second conductive layer 26 is deposited, a slight oxide film is formed on the upper surface of the first conductive layer by cleaning the upper surface of the first conductive layer 25 with a chemical treatment. In some cases, an oxide film is sandwiched between the conductive layer 25 and the second conductive layer 26. However, since this oxide film is very thin, there is no problem in electrical conduction, and the first conductive layer and the second conductive layer are kept at the same potential.
[0052]
The memory cell according to the first embodiment has the following characteristics.
[0053]
First, in the STI cell structure shown in the second conventional example described above, there is a problem that the embedding aspect becomes high when the trench groove is embedded with the element isolation insulating film. In contrast, in the present invention, since the charge storage layer has a laminated structure of the first conductive layer and the second conductive layer, the aspect at the time of embedding the element isolation insulating film depends on the thickness of the first conductive layer film and the mask. Determined by the thickness of the material. Therefore, the embedding aspect can be reduced by making the thickness of the first conductive layer thinner than that of the second conductive layer. For example, consider a case where the trench groove depth is 0.3 μm and the charge storage layer thickness is 0.15 μm. If the aspect capable of embedding the element isolation insulating film without voids (holes) is 2, the mask material can be embedded if the thickness of the first conductive layer is 0.05 μm and the thickness of the first conductive layer is 0.1 μm. The device isolation width is 0.225 μm, which can be made finer than the STI cell structure of the second conventional example shown above.
[0054]
Further, by accumulating the second conductive layer 26 on the first conductive layer 25, it becomes possible to adjust to the desired film thickness of the charge storage layer 27 required for gate processing control. It is possible to reduce the resistance of the entire charge storage layer 27 while lowering the impurity concentration of the first conductive layer 25 that forms one gate insulating film interface.
[0055]
Further, in order to increase the capacitance between the charge storage layer 27 and the control gate 29, for example, the upper surface of the charge storage layer 27 may be roughened, but the second conductive layer 26 is sufficiently deposited. As a result, it is possible to perform the surface forming process after element isolation embedding.
[0056]
Further, when impurity doping for the purpose of controlling the threshold voltage of a memory cell, a transistor, or the like is performed on the semiconductor substrate under the gate electrode, ion implantation is performed through the first conductive layer 25 because the first conductive layer 25 is thin. It becomes possible. This makes it possible to perform ion implantation after a high-temperature heat treatment step necessary for forming a gate insulating film such as thermal oxidation, so that the impurity profile in the semiconductor substrate can be precisely controlled.
[0057]
Further, in the memory cell shown in the first embodiment, since the uppermost surface of the charge storage layer 27 is flat over the entire surface of the cell array, the capacity variation due to the variation in the area of the upper surface of the charge storage layer can be suppressed. It is possible to configure a uniform memory cell.
[0058]
FIG. 3 has a configuration similar to that of FIG. 1B, but the side positions of the first conductive layer 25 and the second conductive layer 26 ′ constituting the charge storage layer 27 are the same. An example in which the layer widths match is shown. Such a configuration is a combination of materials and conditions in which the first conductive layer 25 is less likely to recede due to etching when forming the trench groove 23, or a surface modification process other than oxidation that does not cause the first conductive layer to recede. Can be obtained.
[0059]
Such a configuration is a self-aligned structure, and there is no stepped portion. Therefore, parasitic capacitance is not generated, and improvement in characteristics due to smooth charge transfer can be expected.
[0060]
4A and 4B show a cell structure of a nonvolatile semiconductor memory device according to the second embodiment of the present invention. FIG. 4A is a plan view, and FIG. 4B is a DD ′ sectional view. is there.
[0061]
An element isolation trench groove 42 is formed in a p-type silicon substrate or p well 41, and an element isolation insulating material 43, for example, a silicon dioxide material, is embedded in the trench groove 42. A thin tunnel insulating film 44 through which a tunnel current can flow is formed on the entire surface of the channel region on the element-isolated substrate, and a first conductive layer 45 is formed thereon, and this first conductive layer 45 is formed. The position of the side end portion of this is coincident with the end portion of the element isolation region 43.
[0062]
A second conductive layer 46 is formed on the first conductive layer 45 so as to be in contact with the first conductive layer 45, and its side end portion extends slightly outward from the first conductive layer 45. Yes. A charge storage layer 47 is constituted by a laminated structure of the first conductive layer 45 and the second conductive layer 46.
[0063]
Further, the upper surface of the element isolation insulating film 43 is positioned slightly higher than the lower surface of the second conductive layer 46, and the upper surface and the side wall of the second conductive layer 46 are higher than the element isolation insulating film position. An intergate insulating film 48 is formed on a part of the element isolation insulating film 43, and a control gate 49 is formed thereon. As shown in FIG. 4A, the control gate 49 and the charge storage layer 47 are processed in a self-aligning manner so that the side edges thereof are aligned in the vertical direction, and an n-type diffusion layer 51 is formed between the gates. Has been.
[0064]
FIG. 5 is a cross-sectional view for explaining a manufacturing process for obtaining the STI cell structure shown in FIG.
[0065]
A tunnel insulating film 44 is formed on the semiconductor substrate 41, and a first conductive layer 45 and a mask material 52 are deposited thereon. After that, the trench material 42 is formed by removing the mask material 52, the first conductive layer 45, the tunnel insulating film 44, and the semiconductor substrate 41 in the element isolation region so that the side edges thereof are aligned.
[0066]
Subsequently, an oxidation process or a surface modification process is performed to oxidize the sidewalls of the trench groove 42 and the sidewalls of the first conductive layer 45, and then an element isolation insulating film 43 is deposited and etched back by dry etching or The element isolation insulating film 43 is planarized by surface polishing by chemical polishing (CMP), and finally the upper surface of the mask material 52 is exposed (FIG. 5A).
[0067]
Next, the mask material is peeled off, and then a second conductive layer 46 is deposited (FIG. 5B).
[0068]
Subsequently, the second conductive layer 46 is separated by etching back or planar polishing until the element isolation insulating film 43 is exposed (FIG. 5C).
[0069]
Further, only the element isolation insulating film 43 is etched so that the upper surface reaches an appropriate position within the thickness of the second conductive layer 46, for example, 1/3 or 1/4 of the thickness from the lower surface. Etching is continued until an inter-gate insulating film 48 and a control gate 49 are deposited, and gate processing is performed to complete the cell structure (FIG. 5D).
[0070]
The capacitance can be increased as the upper surface position of the element isolation insulating film 43 is located on the lower side of the second conductive layer 46. However, the inter-gate insulating film located on the lower side can be stably formed. Since it will not be possible, the position should be determined taking these into account.
[0071]
In such a memory cell according to the second embodiment, in order to increase the capacitance between the charge storage layer 47 and the control gate 49, a part of the side surface of the second conductive layer 46 is exposed to face the control gate 49. Yes. Therefore, the coupling capacitance can be made larger than that of the memory cell shown in the first embodiment. The step amount between the upper surface of the second conductive layer 46 and the upper surface of the element isolation insulating film 48 is such that the facing area can be obtained so that the capacitance between the charge storage layer 47 and the control gate 49 is adjusted to a desired value. It is possible to set the level difference and to make the level difference uniform in the cell array. Note that the thickness of the second conductive layer 46 is preferably larger than the thickness of the first conductive layer 45 in order to easily expose a part of the side wall.
[0072]
FIG. 6 shows a case where the widths of the first conductive layer 45 and the second conductive layer 46 are the same as in FIG. 3, and the structure is suitable for manufacturing by self-alignment.
[0073]
FIG. 7 shows a cell structure of a nonvolatile semiconductor memory device according to the third embodiment of the present invention. FIG. 7 (a) is a plan view thereof, and FIG. 7 (b) is a sectional view taken along line EE ′ thereof. It is.
[0074]
This configuration is similar to that of the second embodiment, and the corresponding components are those obtained by adding 20 to the reference numbers in the second embodiment shown in FIG. 4, that is, the 60s and 70s. The difference between the second embodiment and the third embodiment is that the width of the second conductive layer 66 corresponding to the second conductive layer 46 in the second embodiment is the same as that of the first conductive layer 65. It is a point that is wider than the width. 7A and 7B clearly show that the width of the second conductive layer is widened.
[0075]
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a manufacturing process for obtaining the cell structure shown in FIG.
[0076]
A tunnel insulating film 64 is formed on the semiconductor substrate 61, and a first conductive layer 65 and a mask material 72 are deposited thereon. In this state, the trench 72 is formed by removing the mask material 72, the first conductive layer 65, the tunnel insulating film 64, and the semiconductor substrate 61 in the element isolation region so that the side edges thereof are aligned. Subsequently, an oxidation process or a surface modification process is performed to oxidize the sidewalls of the trench groove 62 and the sidewalls of the first conductive layer 65, and then an element isolation insulating film 63 is deposited and etched back by dry etching or The element isolation insulating film is planarized by surface polishing by chemical polishing (CMP), and finally the upper surface of the mask material 72 is exposed (FIG. 8A).
[0077]
After the mask material 72 is peeled off, the element isolation insulating film is etched laterally by a desired amount by isotropic etching such as wet etching. As a result, a portion where no element isolation insulating film wider than the width of the first conductive layer 65 is formed is formed (FIG. 8B).
[0078]
Next, the second conductive layer 66 is deposited on the entire surface of the semiconductor substrate, and the second conductive layer is separated by etching back or planar polishing until the element isolation insulating film 63 is exposed. (FIG. 8 (c)).
[0079]
Subsequently, the element isolation insulating film 63 is additionally etched back, the element isolation insulating film 63 is retracted to the lower side of the second conductive layer 66, and the upper side of the second conductive layer 66 is exposed.
[0080]
In this state, an inter-gate insulating film 68 and a control gate 69 are deposited, and gate processing is performed to complete the cell structure (FIG. 8D).
[0081]
In the memory cell according to the third embodiment, after the mask material 72 is peeled off, the element isolation insulating film is etched in the lateral direction by a desired amount so that the second conductive layer is the first conductive layer, that is, the element. A structure that is wider than the width is realized. Therefore, the memory cell shown in the third embodiment can increase the capacitance between the charge storage layer and the control gate as compared with the memory cell shown in the first embodiment and the memory cell shown in the second embodiment.
[0082]
Note that the step of additionally etching back the element isolation insulating film 63 after planarizing the second conductive layer 66 to expose a part of the side surface of the charge storage layer 67 is performed by the capacitance between the control gate 69 and the charge storage layer 67. This is not necessary when the capacitance between the control gate 69 and the charge storage layer 67 can be sufficiently large with the facing area of only the upper surface of the charge storage layer 67.
[0083]
FIG. 9 shows a nonvolatile semiconductor memory device according to the fourth embodiment of the present invention. FIG. 9A is a plan view, and FIG. 9B is a sectional view taken along line FF ′.
[0084]
Since the cross-sectional view shown in FIG. 9B is exactly the same as the cross-sectional view shown in FIG. 4B, the same components are denoted by the same reference numerals and detailed description thereof is omitted.
[0085]
In this embodiment, the case where the cell array configuration has a NAND configuration is shown as an example. That is, in this embodiment, 16 NAND cells connected in series are connected to the bit line and the source line via the selection transistor 53. The select transistor is composed of the same material, the same film thickness and the same stacked structure as the cell. A gate electrode called a charge storage layer in a memory cell has a floating structure in a select transistor as well, and the charge storage layer is not electrically connected between transistors between adjacent bit lines. The selection transistor has no difference in appearance. However, the gate length may be different between the memory cell and the select transistor as necessary. In the selection transistor, a predetermined voltage is applied to the charge storage layer by capacitive coupling between the charge storage layer and the control gate, so that a normal transistor operation is performed by applying a voltage to the control gate. Therefore, when the memory cell and the select transistor have the same gate structure, unnecessary processing steps can be omitted in the cell array, and the memory cell can be manufactured with the minimum number of steps.
[0086]
In addition, in the AND type and DINOR type other than the NAND configuration, the array configuration forms a unit by connecting a plurality of memory cells in series or in parallel, and a selection transistor that is a switching transistor is connected to the bit line or the source line. This embodiment can be applied similarly.
[0087]
FIG. 14 is an element cross-sectional view showing the relationship between the distance between the end portions on the element isolation region side, the uppermost interlayer distance and the lowermost interlayer distance of the charge storage layer in each of the above-described embodiments.
[0088]
As described above, since the width of the uppermost layer of the charge storage layer is formed wider than the width of the lowermost layer, the distance between the adjacent end portions on the element isolation region is X1, and among the adjacent charge storage layers When the distance between the lowermost layer side ends is Y and the distance between the uppermost layer side ends is X2,
Y>X1> X2 or Y> X1 = X2
It can be seen that
[0089]
FIG. 10 shows a nonvolatile semiconductor memory device according to another fifth embodiment of the present invention. 10A is a plan view of the low-voltage transistor, FIG. 10B is a cross-sectional view thereof along GG ′, FIG. 10C is a plan view of the high-voltage transistor, and FIG. 'A cross-sectional view is shown.
[0090]
These are fabricated in the same element, and the planar configuration is the same. However, when the cross-sectional structure is seen, both have a laminated gate structure, and the lower gate of the two-layer configuration similar to the charge storage layer. (83, 87 for low voltage and 83, 97 for high voltage) and an upper gate 88 formed of the same conductive material as the control gate. Of these, the thickness of the upper layer of the lower gates is thicker in the low voltage transistor than in the high breakdown voltage transistor. The low voltage transistor has a thin gate oxide film 82, whereas the high voltage transistor has a thick gate oxide film 92.
[0091]
This is based on the following reason. Generally, a transistor having a desired gate insulating film thickness is used for a sense amplifier, a booster circuit, and an input / output switch circuit for driving a memory cell, and a low voltage capable of high-speed operation in the sense amplifier. A gate insulating film equivalent to or thinner than a tunnel insulating film of a memory cell is used for a transistor. On the other hand, a thicker gate insulating film than a tunnel insulating film is used for a high-voltage transistor capable of high-voltage operation in a thickening circuit or input / output switch circuit that drives a high voltage for data rewriting of a memory cell. .
[0092]
11 and 12 are cross-sectional views showing the steps of manufacturing the memory cell transistor of the nonvolatile semiconductor memory device shown in FIG. In these figures, the left side shows the manufacturing process of the low voltage transistor, and the right side shows the manufacturing process of the high voltage transistor.
[0093]
First, a low voltage transistor will be described.
[0094]
A plurality of gate insulating films are formed with a desired film thickness on the semiconductor substrate 81. For example, a thermal oxide film of 100A, for example, is formed as a tunnel insulating film 82 for a memory cell, or an thermal oxide film of 80A, for example, is formed as a thin gate insulating film for NMOS and PMOS for sense amplifier operation (FIG. 11A). For example, a 200 A thermal oxide film 92 (FIG. 11D) is formed as a thick gate insulating film for a high breakdown voltage transistor for boost circuit operation, and a first conductive layer 83 and a mask material 84 are further formed. .
[0095]
The trench groove 85 is formed by removing the mask material in the element isolation region, the first conductive layer, the tunnel insulating film having a plurality of thicknesses, the gate insulating film, and the semiconductor substrate so that the side ends thereof are aligned (FIG. 11). (B) (e)).
[0096]
After oxidizing the sidewalls of the trench groove 85 and the first conductive layer 83, an element isolation insulating film 86 is deposited, and the element isolation insulating film 86 is etched back by dry etching or surface polishing by chemical polishing (CMP). And finally the upper surface of the mask material 84 is exposed (FIGS. 11C and 11F). At this time, the height after the etch-back is the same even though the thickness of the gate insulating film is different. Therefore, in the low voltage transistor and the high breakdown voltage transistor, the thickness of the remaining mask material is 84 ′ and 84 ″. Is different.
[0097]
After the mask material is peeled off, a second conductive layer is deposited on the semiconductor substrate, and the second conductive layer is etched back or planarly polished until the element isolation insulating film is exposed to separate the second conductive layer. To do. Also at this time, the thickness of the second conductive layer is different as indicated by 87 for the low-voltage transistor and 97 for the high-voltage transistor (FIGS. 12A and 12D). The stacked structure of the first conductive layer and the second conductive layer described above forms a charge storage layer or a first gate electrode.
[0098]
Next, the element isolation insulating film 85 is additionally etched back to expose part of the side surfaces of the charge storage layers (83, 87, 97) and the first gate electrodes (82, 92) (FIG. 12B). (E)).
[0099]
Next, as an inter-gate insulating film, for example, an ONO film is formed on the semiconductor substrate, and then at least a part of the ONO film in the peripheral circuit part excluding the memory cell part is peeled off, and then the control gate 88 is deposited. Note that the control gate is formed as a second gate electrode 88 in the transistor, and since the inter-gate insulating film is removed, the first gate electrode and the second gate electrode are electrically connected to have the same potential. . The cell structure and the transistor structure are completed by performing gate processing so that the side ends of the stacked structure in the memory cell portion and the transistor are aligned (FIGS. 12C and 12F).
In the nonvolatile semiconductor memory device shown in the fifth embodiment, since the gate material constituting the memory cell and the gate of the transistor is the same, it is easy to realize cost reduction and high yield. Further, since the process of exposing a part of the side surface of the charge storage layer is performed on the entire surface of the chip, a lithography process is not required, and cost reduction can be expected. However, the exposed height is higher in the transistor than in the memory cell because an additional step of peeling the inter-gate insulating film is added. Therefore, the thickness of the second conductive layer may be larger than that required for the memory cell. This may affect the process yield when processing the gate structure of the memory cells arranged at high density.
[0100]
When it is necessary to reduce the film thickness of the second conductive layer, a lithography process is added to perform an etch back process for exposing a part of the side surface of the charge storage layer only to the memory cell portion. In this case, the exposed height of the charge storage layer and the first gate electrode is higher in the memory cell even when the inter-gate insulating film is peeled off. It is possible to control by the film thickness of the second conductive layer required in the memory cell portion.
[0101]
FIG. 13 shows a structure in which the upper layer and the lower layer of the first gate electrode have the same end face position by selecting appropriate conditions in the fifth embodiment.
[0102]
Although various embodiments have been described above, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications can be made.
[0103]
For example, in the embodiment, the electrode serving as the charge storage layer or the like has a two-layer structure, but it may have a multilayer structure of three or more layers. In that case, the uppermost layer is the upper layer in the embodiment, the lowermost layer is What is necessary is just to have the structure and function similar to the lower layer in a form.
[0104]
In the embodiment, a silicon dioxide layer is used as the tunnel insulating film which is the first gate insulating film. However, the silicon nitride layer, the silicon oxynitride layer, or an arbitrary laminated film thereof is used. May be.
[0105]
In addition, although the silicon oxide film is used as the insulating film between the charge storage layer and the control gate in the embodiment, it may be a nitride film, an oxynitride film, or a stacked film of an oxide film and a nitride film.
[0106]
Furthermore, although the polysilicon layer doped with impurities is used as the control gate in the embodiment, the amorphous silicon layer, the refractory metal material layer such as tungsten, the low resistance metal layer such as aluminum, and the metal such as tungsten silicide (WSi). A salicide film formed by causing a chemical reaction with silicon by laminating a silicide and a silicon material, depositing a metal such as titanium on the silicon material, and performing thermal annealing can be appropriately used.
[0107]
Further, as the insulating film for element isolation, doped oxide films such as PSG and BPSG containing impurities such as phosphorus and boron in addition to the silicon dioxide excellent in high aspect embedding characteristics described in the embodiment. Alternatively, a laminated structure of these can be used.
[0108]
Further, various capacitors other than the peripheral circuits, resistance elements, and the like can be variously modified and implemented as necessary without departing from the gist of the present invention.
[0109]
【The invention's effect】
According to the present invention, in a nonvolatile semiconductor memory device including a memory cell having a self-aligned STI structure in which a charge storage layer is formed in a self-aligning manner with an element isolation region, that is, a trench groove, the charge storage layer includes at least two layers. As the structure, the first conductive layer is thinned to reduce the embedding aspect of the element isolation insulating film, and the second conductive layer has a film thickness necessary for setting the capacitance between the control gates to a desired value. It is possible to provide a low-cost, high-density, large-capacity nonvolatile semiconductor memory device having excellent processing controllability and excellent data rewriting characteristics.
[0110]
The second conductive layer is formed by a planarization process using an element isolation insulating film as a stopper, and a charge storage layer required in a conventional nonvolatile semiconductor memory device is cut into a slit shape on the element isolation region. Therefore, the process can be reduced by omitting lithography for the purpose.
[Brief description of the drawings]
1A and 1B are a plan view and a cross-sectional view of a nonvolatile semiconductor memory device according to a first embodiment of the invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view for each process showing a manufacturing process for obtaining the configuration of FIG. 1;
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a special case of the configuration shown in FIG.
4A and 4B are a plan view and a cross-sectional view of a nonvolatile semiconductor memory device according to a second embodiment of the invention.
5 is a cross sectional view for each process showing a manufacturing process for obtaining the configuration of FIG. 4; FIG.
6 is a cross-sectional view showing a special case of the configuration shown in FIG.
7A and 7B are a plan view and a cross-sectional view of a nonvolatile semiconductor memory device according to a third embodiment of the invention.
8 is a cross-sectional view showing a manufacturing process for obtaining the configuration shown in FIG. 1; FIG.
9A and 9B are a plan view and a cross-sectional view of a nonvolatile semiconductor memory device according to a fourth embodiment of the invention.
FIGS. 10A and 10B are a plan view and a cross-sectional view showing a configuration of a low voltage transistor and a high voltage transistor used in a nonvolatile semiconductor memory device according to a fifth embodiment of the present invention. FIGS.
11 is a cross-sectional view by process showing the first half of the manufacturing process of the transistor shown in FIG. 10; FIG.
12 is a sectional view by process showing the latter half of the manufacturing process of the transistor shown in FIG. 10; FIG.
13 is a cross-sectional view showing a special case of the configuration shown in FIG.
FIG. 14 is an element cross-sectional view illustrating general characteristics of a nonvolatile semiconductor memory device according to the present invention.
15A and 15B are a plan view and a cross-sectional view showing a configuration of a nonvolatile semiconductor memory device according to a first conventional example.
16 is a cross-sectional view showing a manufacturing process for obtaining the configuration shown in FIG. 15; FIG.
17A and 17B are a plan view and a cross-sectional view showing a configuration of a nonvolatile semiconductor memory device according to a second conventional example.
18 is a cross-sectional view showing a manufacturing process for obtaining the configuration shown in FIG. 17; FIG.
[Explanation of symbols]
21, 41, 61, 81 Substrate or well
22, 42, 62, 85 Trench grooves
23, 43, 63, 86 Element isolation insulating film
24, 44, 64, 82 Tunnel insulating film
25, 45, 65, 83 First conductive film
26, 46, 66, 87, 97 Second conductive film
27, 47, 67 Charge storage layer
28, 48, 68 Inter-gate insulating film
29, 49, 69, 88 Control gate
30, 50, 70 element area
31, 51, 71 n-type diffusion layer
32 Mask material
53 Select transistor gate

Claims (4)

半導体基板上に第1のゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記第1のゲート絶縁膜上に電荷蓄積層の最下層となる第1の導電層を形成する工程と、
前記第1の導電層上にマスク材を形成する工程と、
前記マスク材、前記第1の導電層、前記第1のゲート絶縁膜、前記半導体基板をその側端部位置が一致するようにエッチングしてトレンチ溝を形成する工程と、
少なくとも前記トレンチ溝側壁、前記第1の導電層側壁表面を酸化処理する工程と、
素子分離用絶縁膜を堆積してトレンチ溝を埋め込む工程と、
前記素子分離用絶縁膜を平坦化して前記マスク材上面を露出させる工程と、
前記マスク材をはく離して第1の導電層上面を露出させる工程と、
前記第1の導電層上面および前記素子分離用絶縁膜上面を含む全面に電荷蓄積層の最上層となる第2の導電層を堆積する工程と、
この第2の導電層を平坦化し、その上面が前記素子分離用絶縁膜上面と同一平面となるようにする工程と、
前記第2の導電層および前記素子分離用絶縁膜上に第2のゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記第2のゲート絶縁膜上に制御ゲート材を堆積する工程と、
堆積された制御ゲート材を所定形状に加工する工程と、
を備えた不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
Forming a first gate insulating film on the semiconductor substrate;
Forming a first conductive layer serving as a lowermost layer of a charge storage layer on the first gate insulating film;
Forming a mask material on the first conductive layer;
Etching the mask material, the first conductive layer, the first gate insulating film, and the semiconductor substrate so that the side end positions thereof coincide with each other to form a trench groove;
Oxidizing at least the trench groove sidewall and the first conductive layer sidewall surface;
Depositing an isolation film for element isolation and embedding a trench groove;
Planarizing the element isolation insulating film to expose the upper surface of the mask material;
Peeling the mask material to expose the upper surface of the first conductive layer;
Depositing a second conductive layer as the uppermost layer of a charge storage layer on the entire surface including the upper surface of the first conductive layer and the upper surface of the element isolation insulating film;
Flattening the second conductive layer so that the upper surface thereof is flush with the upper surface of the element isolation insulating film;
Forming a second gate insulating film on the second conductive layer and the element isolation insulating film;
Depositing a control gate material on the second gate insulating film;
Processing the deposited control gate material into a predetermined shape;
A method for manufacturing a nonvolatile semiconductor memory device comprising:
半導体基板上に第1のゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記第1のゲート絶縁膜上に電荷蓄積層の最下層となる第1の導電層を形成する工程と、
前記第1の導電層上にマスク材を形成する工程と、
前記マスク材、前記第1の導電層、前記第1のゲート絶縁膜、前記半導体基板をその側端部位置が一致するようにエッチングしてトレンチ溝を形成する工程と、
少なくとも前記トレンチ溝側壁、前記第1の導電層側壁表面を酸化処理する工程と、
素子分離用絶縁膜を堆積してトレンチ溝を埋め込む工程と、
前記素子分離用絶縁膜を平坦化して前記マスク材上面を露出させる工程と、
前記マスク材をはく離して第1の導電層上面を露出させる工程と、
半導体基板上に前記第1の導電層上面および前記素子分離用絶縁膜上面を含む全面に電荷蓄積層の最上層となる第2の導電層を堆積する工程と、
この第2の導電層を平坦化し、その上面が前記素子分離用絶縁膜上面と同一平面となるようにする工程と、
前記素子分離用絶縁膜をその上面が前記第2の導電層の下面から上面の間に位置するように選択的にエッチングする工程と、
このエッチングにより露出した第2の導電層の側壁、前記第2の導電層の上面、および前記素子分離用絶縁膜の上面に第2のゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記第2のゲート絶縁膜上に制御ゲート材を堆積する工程と、
堆積された制御ゲート材を所定形状に加工する工程と、
を備えた不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
Forming a first gate insulating film on the semiconductor substrate;
Forming a first conductive layer serving as a lowermost layer of a charge storage layer on the first gate insulating film;
Forming a mask material on the first conductive layer;
Etching the mask material, the first conductive layer, the first gate insulating film, and the semiconductor substrate so that the side end positions thereof coincide with each other to form a trench groove;
Oxidizing at least the trench groove sidewall and the first conductive layer sidewall surface;
Depositing an isolation film for element isolation and embedding a trench groove;
Planarizing the element isolation insulating film to expose the upper surface of the mask material;
Peeling the mask material to expose the upper surface of the first conductive layer;
Depositing a second conductive layer as the uppermost layer of the charge storage layer on the entire surface including the upper surface of the first conductive layer and the upper surface of the element isolation insulating film on a semiconductor substrate;
Flattening the second conductive layer so that the upper surface thereof is flush with the upper surface of the element isolation insulating film;
Selectively etching the element isolation insulating film so that the upper surface thereof is located between the lower surface and the upper surface of the second conductive layer;
Forming a second gate insulating film on the side wall of the second conductive layer exposed by this etching, the upper surface of the second conductive layer, and the upper surface of the element isolation insulating film;
Depositing a control gate material on the second gate insulating film;
Processing the deposited control gate material into a predetermined shape;
A method for manufacturing a nonvolatile semiconductor memory device comprising:
半導体基板上に第1のゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記第1のゲート絶縁膜上に電荷蓄積層の最下層となる第1の導電層を形成する工程と、
前記第1の導電層上にマスク材を形成する工程と、
前記マスク材、前記第1の導電層、前記第1のゲート絶縁膜、前記半導体基板をその側端部位置が一致するようにエッチングしてトレンチ溝を形成する工程と、
少なくとも前記トレンチ溝側壁、前記第1の導電層側壁表面を酸化処理する工程と、
素子分離用絶縁膜を堆積してトレンチ溝を埋め込む工程と、
前記素子分離用絶縁膜を平坦化して前記マスク材上面を露出させる工程と、
前記マスク材をはく離して第1の導電層上面が露出する凹部を形成する工程と、
等方性エッチングにより前記凹部の横幅を増加させる工程と、
半導体基板上に電荷蓄積層の最上層となる第2の導電層を前記素子分離用絶縁膜上および前記凹部内に堆積させる工程と、
この第2の導電層を平坦化し、その上面が前記素子分離用絶縁膜上と同一平面になるようにする工程と、
前記素子分離用絶縁膜をその上面が前記第2の導電層の下面から上面の間に位置するように選択的にエッチングする工程と、
このエッチングにより露出した第2の導電層の側壁、前記第2の導電層の上面、および前記素子分離用絶縁膜の上面に第2のゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記第2のゲート絶縁膜上に制御ゲート材を堆積する工程と、
堆積された制御ゲート材を所定形状に加工する工程と、
を備えた不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
Forming a first gate insulating film on the semiconductor substrate;
Forming a first conductive layer serving as a lowermost layer of a charge storage layer on the first gate insulating film;
Forming a mask material on the first conductive layer;
Etching the mask material, the first conductive layer, the first gate insulating film, and the semiconductor substrate so that the side end positions thereof coincide with each other to form a trench groove;
Oxidizing at least the trench groove sidewall and the first conductive layer sidewall surface;
Depositing an isolation film for element isolation and embedding a trench groove;
Planarizing the element isolation insulating film to expose the upper surface of the mask material;
Peeling the mask material to form a recess exposing the upper surface of the first conductive layer;
Increasing the lateral width of the recess by isotropic etching;
Depositing a second conductive layer, which is the uppermost layer of the charge storage layer, on the semiconductor substrate and on the element isolation insulating film and in the recess;
Flattening the second conductive layer so that the upper surface thereof is flush with the element isolation insulating film;
Selectively etching the element isolation insulating film so that the upper surface thereof is located between the lower surface and the upper surface of the second conductive layer;
Forming a second gate insulating film on the side wall of the second conductive layer exposed by this etching, the upper surface of the second conductive layer, and the upper surface of the element isolation insulating film;
Depositing a control gate material on the second gate insulating film;
Processing the deposited control gate material into a predetermined shape;
A method for manufacturing a nonvolatile semiconductor memory device comprising:
前記第2の導電層の平坦化工程は、ドライエッチングあるいはポリッシングにより行われることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。  4. The method of manufacturing a nonvolatile semiconductor memory device according to claim 1, wherein the planarizing step of the second conductive layer is performed by dry etching or polishing.
JP2000099047A 1999-08-31 2000-03-31 Method for manufacturing nonvolatile semiconductor memory device Expired - Fee Related JP4131896B2 (en)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000099047A JP4131896B2 (en) 2000-03-31 2000-03-31 Method for manufacturing nonvolatile semiconductor memory device
TW089117513A TW484228B (en) 1999-08-31 2000-08-29 Non-volatile semiconductor memory device and the manufacturing method thereof
US09/651,021 US6555427B1 (en) 1999-08-31 2000-08-30 Non-volatile semiconductor memory device and manufacturing method thereof
CNB200410031257XA CN1310332C (en) 1999-08-31 2000-08-31 Nonvolatile semiconductor memory
KR1020000051025A KR100349279B1 (en) 1999-08-31 2000-08-31 Nonvolatile semiconductor memory device and manufacturing method thereof
CNB001316907A CN1183601C (en) 1999-08-31 2000-08-31 Non-volatile semiconductor storage device and mfg. method thereof
CNB2004100600933A CN1310333C (en) 1999-08-31 2000-08-31 Non-volatile semiconductor memory device and manufacturing method thereof
US10/393,944 US6818508B2 (en) 1999-08-31 2003-03-24 Non-volatile semiconductor memory device and manufacturing method thereof
US10/956,109 US7122432B2 (en) 1999-08-31 2004-10-04 Non-volatile semiconductor memory device and manufacturing method thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000099047A JP4131896B2 (en) 2000-03-31 2000-03-31 Method for manufacturing nonvolatile semiconductor memory device

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007327826A Division JP2008153672A (en) 2007-12-19 2007-12-19 Nonvolatile semiconductor storage device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001284556A JP2001284556A (en) 2001-10-12
JP4131896B2 true JP4131896B2 (en) 2008-08-13

Family

ID=18613446

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000099047A Expired - Fee Related JP4131896B2 (en) 1999-08-31 2000-03-31 Method for manufacturing nonvolatile semiconductor memory device

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4131896B2 (en)

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100423907B1 (en) * 2001-06-14 2004-03-22 삼성전자주식회사 Semiconductor device and method of fabricating the same
JP2003163290A (en) * 2001-11-27 2003-06-06 Mitsubishi Electric Corp Nonvolatile semiconductor storage device and its manufacturing method
KR100426483B1 (en) * 2001-12-22 2004-04-14 주식회사 하이닉스반도체 Method of manufacturing a flash memory cell
KR100426485B1 (en) * 2001-12-22 2004-04-14 주식회사 하이닉스반도체 Method of manufacturing a flash memory cell
KR100406180B1 (en) * 2001-12-22 2003-11-17 주식회사 하이닉스반도체 Method of manufacturing a flash memory cell
KR100406179B1 (en) * 2001-12-22 2003-11-17 주식회사 하이닉스반도체 Method of forming a self aligned floating gate in flash memory cell
KR100466189B1 (en) * 2002-06-04 2005-01-13 주식회사 하이닉스반도체 Method of manufacturing a flash memory cell
KR100427537B1 (en) * 2002-06-04 2004-04-28 주식회사 하이닉스반도체 Method of forming a isolation layer in a semiconductor device and manufacturing a flash memory cell using the same
KR100496452B1 (en) 2002-11-18 2005-06-20 엘에스전선 주식회사 Hybrid cable for communication
KR100537276B1 (en) * 2002-11-18 2005-12-19 주식회사 하이닉스반도체 Method of manufacturing a semiconductor device
EP1570522B1 (en) * 2002-12-06 2012-12-12 Nxp B.V. Self aligned shallow trench isolation with improved coupling coefficient in floating gate devices
KR100482765B1 (en) * 2002-12-12 2005-04-14 주식회사 하이닉스반도체 Method of forming a floating gate in a flash memory device
KR100520681B1 (en) * 2002-12-23 2005-10-11 주식회사 하이닉스반도체 Method for forming floating gate in flash memory device
JP2004228421A (en) * 2003-01-24 2004-08-12 Renesas Technology Corp Nonvolatile semiconductor storage and manufacturing method thereof
JP2004235313A (en) 2003-01-29 2004-08-19 Renesas Technology Corp Semiconductor device
KR100545864B1 (en) 2004-05-25 2006-01-24 삼성전자주식회사 Manufacturing Method of Semiconductor Device
JP4488947B2 (en) 2005-04-08 2010-06-23 株式会社東芝 Method for manufacturing nonvolatile semiconductor memory device
JP4250616B2 (en) 2005-05-13 2009-04-08 株式会社東芝 Semiconductor integrated circuit device and manufacturing method thereof
JP4129009B2 (en) 2005-05-31 2008-07-30 株式会社東芝 Semiconductor integrated circuit device
US7687860B2 (en) 2005-06-24 2010-03-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor device including impurity regions having different cross-sectional shapes
KR100650813B1 (en) * 2005-06-30 2006-11-27 주식회사 하이닉스반도체 Flash memory device
JP4791976B2 (en) * 2007-01-11 2011-10-12 株式会社東芝 Manufacturing method of semiconductor memory device
JP2010147241A (en) * 2008-12-18 2010-07-01 Toshiba Corp Nonvolatile semiconductor memory device
JP4834746B2 (en) 2009-03-03 2011-12-14 株式会社東芝 Nonvolatile semiconductor memory device
JP2014011173A (en) 2012-06-27 2014-01-20 Toshiba Corp Semiconductor device and method of manufacturing the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001284556A (en) 2001-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4131896B2 (en) Method for manufacturing nonvolatile semiconductor memory device
KR100349279B1 (en) Nonvolatile semiconductor memory device and manufacturing method thereof
JP3984020B2 (en) Nonvolatile semiconductor memory device
JP5013050B2 (en) Manufacturing method of semiconductor device
TWI694592B (en) Non-volatile memory and manufacturing method thereof
US20050285219A1 (en) Nonvolatile semiconductor memory and method of fabricating the same
US7078295B2 (en) Self-aligned split-gate nonvolatile memory structure and a method of making the same
US8778760B2 (en) Method of manufacturing flash memory cell
JP2002064157A (en) Semiconductor memory integrated circuit and its manufacturing method
KR20060064296A (en) Nonvolatile memory device and method for fabricating the same
US20160043098A1 (en) Method of manufacturing semiconductor device
JPH10270575A (en) Non-volatile semiconductor memory storage and manufacture thereof
US20080076243A1 (en) Self-aligned non-volatile memory and method of forming the same
JP3602691B2 (en) Nonvolatile semiconductor memory device and method of manufacturing the same
JPH10335497A (en) Semiconductor non-volatile storage device and its manufacture
US7049189B2 (en) Method of fabricating non-volatile memory cell adapted for integration of devices and for multiple read/write operations
JP2009088060A (en) Nonvolatile semiconductor storage device and fabrication method therefor
JP2003218248A (en) Method of forming split gate type flash memory
JP5106022B2 (en) Nonvolatile semiconductor memory device and manufacturing method thereof
TW200301013A (en) Non-volatile semiconductor memory and process of fabricating the same
JP4502801B2 (en) Method for manufacturing nonvolatile memory element
JP2001057394A (en) Non-volatile semiconductor memory device and its manufacturing method
US20180301463A1 (en) Method of manufacturing semiconductor device
JP5132330B2 (en) Nonvolatile semiconductor memory device and manufacturing method thereof
JP5358121B2 (en) Nonvolatile semiconductor memory device and manufacturing method thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040622

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070727

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070925

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071019

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071219

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080523

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080529

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees