JP4131120B2 - Game machine - Google Patents

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JP4131120B2
JP4131120B2 JP2002120456A JP2002120456A JP4131120B2 JP 4131120 B2 JP4131120 B2 JP 4131120B2 JP 2002120456 A JP2002120456 A JP 2002120456A JP 2002120456 A JP2002120456 A JP 2002120456A JP 4131120 B2 JP4131120 B2 JP 4131120B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、筺体封止構造にて封止可能な制御ボックスを有する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機などの遊技機においては、制御部などに不正な改造が施されることを防止するため、制御ボックスを容易には開閉できないようにする筺体封止構造が採用されている。
従来、この種の筺体封止構造として、図15と図16に示すものが知られている。
同図において、樹脂製の蓋体1と筺体本体2とからなる筺体が制御ボックスである。制御ボックスにおける開口縁部には四ヶ所に筺体封止構造が形成されている。筺体封止構造は蓋体1の側の突出片1aと、筺体本体2の側のナット保持部2aとから構成されている。
【0003】
図11に示すように、突出片1aにはネジ3を貫通させる貫通穴1a1が形成されている。このネジ3の軸部は、先端にのみ雄ネジ部3bが形成されており、その途中には雄ネジを形成していない延長部3aとなっている。一方、ナット保持部2aには内周面に雌ネジ部4aを形成した筒状のインサートナット4が嵌入されており、このインサートナット4の長さは概ね上記延長部3aよりも僅かに短めとしてあるとともに、インサートナット4のさらに奥側にはドーナツ状の板バネ部材5が挿入されている。
【0004】
上記構成において、筺体本体2に蓋体1を位置合わせし、上記突出片1aと上記ナット保持部2aとが重なり合ったら、突出片1aの貫通穴1a1に対してネジ3を挿入していき、上記インサートナット4に螺合させる。ネジ3を回転していくと、雄ネジ部3bはインサートナット4の雌ネジ部4aに螺合していくが、ネジ3には延長部3aが形成してあるので、ある時点で同雄ネジ部3bはインサートナット4を貫通する。また、貫通した時点で雄ネジ部3bは板バネ部材5をも貫通し、同板バネ部材5にて奥方向に付勢される。そして、貫通直後の状態が筺体本体2と蓋体1とが密閉された状態となる。
【0005】
この後、筺体本体2から蓋体1を外そうとして、ネジ3を逆方向に回転させても、雄ネジ部3bは板バネ部材5にて奥方向に付勢されているのでインサートナット4の雌ネジ部4aに螺合しない。このため、ネジ3を外すことはできず、筺体本体2から蓋体1を外すことはできない。必要に応じて開口する唯一の手法は、樹脂製の突出片1aとナット保持部2aのいずれかあるいは両方を破断させることである。図示した制御ボックスの場合、四対の筺体封止構造が備えられており、メインテナンスの必要で開口しなければならない場合に対応している。
【0006】
また、突出片2aには当該制御ボックスの外部であって図示下方に示す位置に板状の予備ネジ保持片2a1を延設せしめており、予備のネジ3は同予備ネジ保持片2a1を貫通させた状態で保持されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の開口部位封止構造においては、次のような課題があった。
ナット保持部の裏側が樹脂製の壁材しか配置されておらず、この部位を破壊してネジ3を手前側に付勢しつつ逆回転させると、ネジ3を外せる可能性があった。この場合、裏側だけを破壊するので前面からは破壊されていることが容易に分からず、長期にわたって不正を発見できないことがあった。
【0008】
予備のネジ3は外部に保持されているので、紛失する可能性があり、また、予め予備のネジ3に対して不正を行っておくことにより、封止時に解除できるように改造してしまう可能性もあった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、不正な改造を施しにくくすることが可能な筺体封止構造を採用した遊技機の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、筺体封止構造にて封止可能な制御ボックスを有する遊技機であって、上記筺体封止構造は、金属片を利用して封止するとともに、上記制御ボックスには、上記金属片を遮蔽する位置に同金属片の予備を保持可能な収容部位を形成した構成としてある。
【0010】
上記のように構成した請求項1にかかる発明において、筺体封止構造が金属片を利用して封止することを前提としつつ、上記制御ボックス内には同金属片の予備して保持する収容部位が形成されており、かつ、同収容部位に予備の金属片を収容しておくと、当該予備の金属片が筺体封止構造として作用している金属片を遮蔽する。従って、制御ボックスの一部を壊して不正を行おうとしても、予備の金属片が障壁となり、容易には制御ボックスを壊すことができない。
【0011】
このように筺体封止構造の金属片を遮蔽する部位は様々であるし、遮蔽といっても完全に覆い隠すことまでは必要ではない。従って、遮蔽とは何らかの形で筺体封止構造の一部を破損させて不正を加えようとするときに、そのような破損をさせにくくする部位であればよい。
本発明は、上記の構成に限られるものではなく、以下の手段も含むものである。
手段1
複数個の上記筺体封止構造を並べて形成するとともに、上記収容部位は並び方向の端の部位に形成する。
【0012】
上記のように構成した場合、予備の金属片が並び方向の外側に位置するので、側方から筺体封止構造を破損させようとする攻撃を想定したときに、並び方向の最も外側を予備がガードし、不正を行いにくくする。
手段2
上記金属片のそれぞれが板状に形成され、上記収容部位では複数枚の金属片を重ねて収容するようにしてもよい。
金属片が板状であると重ねて収容できるし、重ねて収容すれば重ねた厚みの分だけ外部から破壊させにくくなる。
【0013】
手段3
板状の金属片は面状に収容されるようにしても良い。
面状とすることで隙間を少なくし、外部から破損させにくくできる。
手段4
板状の金属片を使って面状とする手法として、金属片の外形に略一致する穴を形成した枠材にはめ込み、一枚の板状とするようにしてもよい。
このようにした場合、金属片と枠とでほぼ完全な一枚板を形成するので、隙間が最も小さくなる。また、このような枠自体は、金属片をダイパンチで型抜きするときの残りを加工して形成すれば効率的となる。
【0014】
手段5
また、複数の金属片が凹凸を有するときに互い違いに対面させて面状にするようにしても良い。
たとえば、金属片がL字形であれば一方を逆さまにして対面させ、近接させればよいし、U字型であれば互いに逆さまにしつつU字形の凹部内に他方の直線部位を挿入するようにして近接させればよい。
手段6
また、上記収容部位の他の構成例として、制御ボックスの一辺に筺体封止構造を形成する場合、当該制御ボックスにおける底面から同筺体封止構造の奥側へ向かう側方への収容穴を形成し、同筺体封止構造の奥側を遮蔽するようにしても良い。
【0015】
このようにすれば、同筺体封止構造の奥側から破損させようとする攻撃に対処することができる。
この例では、制御ボックスの底面を例示したが、逆の場合、すなわち、蓋体の側でも同様に天井面から側方への収容穴を形成してもよい。
手段7
制御ボックスは筺体本体と蓋体とから構成されるが、両者をスライドさせて合体する構成としても良い。
手段8
スライドさせて合体するときに、筺体封止構造で利用する金属片の装着方向と、蓋体と筺体との開閉方向とは、直交することも、平行することも可能である。しかし、両者の方向が直交方向とすれば、金属片の抜け止めを図るだけで、蓋体と筺体とを開くことを効果的に防止しやすい。
【0016】
たとえば、筺体には同直行方向に沿って挿入穴を形成しておくとともに、蓋体には同穴に対面する貫通孔を形成しておき、蓋体と筺体とが位置合わせされたときに金属片を上記貫通穴から上記挿入穴を挿入して固定する。このとき金属片の一部が挿入穴内にて停止しておくようにする。
このようにしたときは、金属片の装着方向と、蓋体と筺体のスライド方向とが直行する。そして、蓋体と筺体のスライドを妨げるのは金属片自体の破断耐久力であるため、極めて多大な力をかけないと開くことはできなくなる。
【0017】
手段9
上述したように複数の筺体封止構造が形成される場合、用途によっては制御ボックス自体を必ず開閉しなければならなくなることもあり得る。筺体封止構造を解除する際に破損させる部位を連結部位と呼ぶとすると、各筺体封止構造における同連結部位の数が相違する構成としてもよい。
例えば、開閉することは基本的にあり得ないことを前提とするものでは、最初の封止が最も不正に空けられにくくしておくと不正を行いにくくなる。従って、このようなものでは、最初に封止される連結部位の数を多くしておけばよい。また、検査工程などを経るときに必ず二回は封止を開くというのであれば、三回目の封止に利用する筺体封止構造における連結部位の数を多くしておけばよい。なお、この場合の連結部位の数は、封止を解く際に破断を要する数であり、順次、破断していくときに既に破断されている壁材の数を含めないようして数えてもよい。
【0018】
手段10
このような連結部位は、当該制御ボックスを正面から見たときに平面上に配置されるようにしても良い。
連結部位を破損させても見にくい場所にあれば不正に気づきにくいが、制御ボックスを正面から見たときに連結部位が平面上に配置されていれば、破損箇所を容易に視認でき、不正を防止できる。
手段11
筺体と蓋体とがスライドして装着される場合、上記蓋体は遊技機の制御基板を保持し、保持した状態で上記筺体本体に対してスライドして装着されるとともに、上記蓋体の内側壁面から同制御基板上に配置したICを取り囲むように壁材を延設した構成としてもよい。
【0019】
従来は、筺体本体に制御基板を配置するときに部品載置面を開口側に向けておき、この筺体本体と蝶番などで連結されている蓋体を回動させて上記開口を塞ぐようにしている。すなわち、ICなどは開口側に面しており、蓋体で開口を塞いだとしても、蓋体内ではICを覆うものはない。このため、隙間などがあれば、外部から巧妙な不正を行うこともあり得る。
これに対して、上記のように構成した発明においては、上記蓋体に遊技機の制御基板を保持させる。このとき、蓋体の内面に対して制御基板における部品載置面を向けて収容するようにし、かつ、載置されたICを取り囲むように蓋体の内周壁面からは壁材を延設している。これにより、ICの側方をすっぽりと覆うことが可能となり、このようにして覆った場合には筺体の隙間からICの下面に異物を差し込むような不正を防止できる。そして、主に部品載置面と反対の面が露出する状態で筺体本体に対してスライドすれば容易に装着される。
【0020】
手段12
また、制御基板には外部へ導出されるケーブルやコネクタが取り付けられており、このケーブルやコネクタに対応して筺体の側にも開口部が必要である。筺体本体と蓋体とが蝶番で連結されている場合には、開閉時に円弧を描く関係から、ケーブルを取り出す部分の開口がケーブルやコネクタと干渉しないように大きめにせざるを得ないし、制御基板の盤面と密接するような形状とはできなかった。
【0021】
しかし、上記蓋体で遊技機の制御基板を保持させつつ、保持した状態で上記筺体本体に対してスライドして装着させる場合には、制御基板における部品載置面上のケーブルの取出位置やコネクタの装着位置の周辺部位に対向する上記蓋体の内周壁面から壁材を延設させ、同壁材の先端が制御基板に当接するようにして隙間を生じさせない構成としても良い。
このようにした場合も、部品載置面を蓋体の内面に向けて取り付けるので、ケーブルやコネクタのための開口部でも基板表面に密接するように壁材を延設することができ、これによって外界との間に生じる隙間をできる限り少なくして不正を防止することができる。
【0022】
手段13
このような金属片を遮蔽する位置に収容部位を形成して金属片の予備を保持する構成は、同金属片の形状によって優位性が向上する。その一例として、上記筺体封止構造が、U型に折り返した部位を形成した金属片を有するとともに、筺体の側には、上記筺体と蓋体との接触面に対面して上記金属片におけるU型に折り返した両端を挿入可能な挿入穴と、当該挿入穴内にて上記金属片における折り返した内側に係止して抜け止めを図るバネ片とを備え、上記蓋体の側には、上記挿入穴と対面して上記金属片におけるU型に折り返した両端を挿通可能な挿通穴を備えた構成とする。
【0023】
このように構成した場合、封止する際には、筺体と蓋体との接触面に対面するように筺体の挿入穴と蓋体の挿通穴とを位置合わせした状態で、同挿通穴の側からU型に折り返した金属片を挿入していく。筺体の挿入穴の内部にはバネ片が備えられており、同金属片を挿入していくときに当該金属片における折り返した内側部分と係止し、金属片自体の抜け止めが図られる。この状態ではU型に折り返した金属片が蓋体の一部を跨ぐようにして筺体の側に挿入されて抜け止めされることになり、筺体と蓋体とは相対的に移動不能となる。従って、両者は封止される。
【0024】
ここで、バネ片は金属片における折り返した内側部分と係止するので、金属片の形状自体からも外部からの不正な攻撃を妨げることができる。しかしながら、側面方向からの攻撃には弱く、この方向について金属片を遮蔽する位置に上述した収容部位を形成すればよい。
手段14
また、各種の遊技機に適用可能であり、遊技機の一例として、パチンコ機に適用し、筺体封止構造が、同パチンコ機の背面側から視認できる位置に配置する構成とする。
【0025】
パチンコ機は、営業時間中を含めて頻繁に開いてその背面側が目に触れるものである。このため、同筺体封止構造が背面側から視認できる位置にあることによって不正を防止できる。
パチンコ機のような遊技機では、ゲーム内容に対応する遊技プログラムを記録したICが制御ボックスに収容され、当該ICの内容を書き換える不正が行われる可能性がある。このため、同制御ボックスに本発明の筺体封止構造を適用することにより、不正を未然に防ぐことができる。
【0026】
手段15
また、上記遊技機はスロットマシンであり、この筺体封止構造を遊技機の制御ボックスに適用する場合、当該制御ボックスは同スロットマシンの内部あるいは背面側に配置され、同スロットマシンを開いたときに同筺体封止構造を容易に視認できる位置に配置した構成とする。
スロットマシンも、営業時間中を含めて頻繁に開いてその背面側が目に触れるものである。このため、同筺体封止構造が背面側から視認できる位置にあることによって不正を防止できる。
【0027】
手段16
また、上記遊技機はパチロットであり、この筺体封止構造を遊技機の制御ボックスに適用する場合、当該制御ボックスは同パチロットの内部あるいは背面側に配置され、同パチロットを開いたときに同筺体封止構造を容易に視認できる位置に配置した構成とする。
パチロットは、メダルの代わりに一定数のパチンコ球を使用して絵合わせを行うパチンコ機とスロットマシンの両方の特徴を備えた遊技機である。このようなパチロットも、営業時間中を含めて頻繁に開いてその背面側が目に触れるものである。このため、同筺体封止構造が背面側から視認できる位置にあることによって不正を防止できる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、不正を行いにくくすることが可能な筺体封止構造を採用した遊技機を提供することができる。
また、手段1にかかる発明によれば、複数個の筺体封止構造を並べてその並び方向の端の部位で遮蔽するようにしたため、側方からの不正な行為を防御できる。
さらに、手段2にかかる発明によれば、板状に形成された金属片を複数枚を重ねることにより、厚みを増して防御を強固にすることができる。
【0029】
さらに、手段3にかかる発明によれば、板状の金属片を面状に収容するので、隙間をできるだけ少なくして外部から破損させにくくできる。
さらに、手段4にかかる発明によれば、枠材と金属片とはほぼ隙間なく完全な一枚板を形成するので、外部からの不正な破損を防御しやすくなる。
さらに、手段5にかかる発明によれば、金属片が凹凸を有するときでも隙間をできるだけ小さくして不正を防御できる。
【0030】
さらに、手段6にかかる発明によれば、筺体封止構造の奥側から破損させようとする攻撃に対処できる。
さらに、手段7にかかる発明によれば、蓋体と筺体本体とをスライドさせて合体する制御ボックスを提供できる。
さらに、手段8にかかる発明によれば、金属片自体の破断耐久力で制御ボックスが開かれるのを防止できるため、極めて強固に不正を防止できる。
さらに、手段9にかかる発明によれば、連結部位の数を相違させて制御ボックスの開閉の必要性に対応することができる。
【0031】
さらに、手段10にかかる発明によれば、破損箇所を容易に視認できるようにして、不正を防止できる。
さらに、手段11にかかる発明によれば、遊技機における制御基板上のICに不正を行いにくくなる。
さらに、手段12にかかる発明によれば、遊技機におけるケーブルの引き出し部位からの不正を行いにくくできる。
さらに、手段13にかかる発明によれば、本発明がより有効に利用されうる筺体封止構造を提供することができる。
【0032】
さらに、手段14にかかる発明によれば、パチンコ機の遊技領域における背面側から視認でき、営業時間中を含めて頻繁に開かれるので目に触れ易く、早期に発見して不正に基づく損失を最小限とすることができるし、未然に不正を防止できる。
さらに、手段15にかかる発明によれば、スロットマシンの内部に配置されつつ、同スロットマシンを開いたときに視認できるので、早期に発見して不正に基づく損失を最小限とすることができるし、未然に不正を防止できる。
【0033】
さらに、手段16にかかる発明によれば、パチロットの内部に配置されつつ、同パチロットを開いたときに視認できるので、早期に発見して不正に基づく損失を最小限とすることができるし、未然に不正を防止できる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる筺体封止構造を適用した遊技機の制御ボックスを斜視図により示しており、図2は要部を拡大しつつ破断した斜視図により示している。
【0035】
図において、筺体本体10は略矩形状とした全体形状のうち、相対面する辺にレール状のガイド部11,11を有しており、同様に略矩形形状とした蓋体20における相対面する辺に形成した鍔状部24,24を同ガイド部11,11に沿わせるようにしてスライドして装着できるようになっている。この例では、蓋体20の側が深みのある形状となっており、遊技機に使用する制御基板30をその部品載置面31の側から内面に対面させつつ、同制御基板30を保持するようにしている。
【0036】
筺体本体10における上記ガイド部11,11の挿入端とは反対側の辺には挿入穴形成部12が五つ連結されて形成されている。
一方、スライドして装着されてくる蓋体20の側には各挿入穴形成部12を覆蓋して対面する位置に上記金属片40を挿入可能なスリットを有する金属片挿入部21が形成され、この金属片挿入部21は周囲の部材に対して比較的破損し易いようにした樹脂壁22a,22bを介して連結されている。なお、挿入穴形成部12には、板バネ50が収容されている。
【0037】
筺体本体10における五つの挿入穴形成部12を挟むようにその外側には金属片40の予備を収容する予備収容部13が二つ形成されており、それぞれに金属片40を2つずつ、合計4つの予備を入れることができる。予備収容部13は上方に開口を有しており、金属片40を上方から挿入可能である。また、蓋体20の側には、筺体本体10に対してスライドして装着されるときに同予備収容部13の上方を覆蓋する位置に予備収容部用蓋部23が形成されている。
【0038】
この予備収容部13は予備の金属片40を収容するだけにとどまるものではなく、筺体封止構造に対する不正を防止する役割も担っている。同役割について説明する前に、同筺体封止構造について説明する。
図3は筺体封止構造を断面図により示している。金属片40はU型に折り返して二つの足部41a,41bを有する形状となっており、この例では一方の足部41aが長く、他方の足部41bが短く形成されている。長い側の足部41aにおける内側の辺には三つの切り欠き部位41cを形成してあり、各切り欠き部位41cは鋸刃状の突起41dの凹部として形成されている。鋸刃状の突起41dは足部41aを挿入していくときに障害物を乗り越えやすくなる斜面が対面し、足部41aを引き抜こうとするときに障害物に食い込みやすくする方向性となっている。
【0039】
板バネ50は、短冊状の金属板片を概略L字形に屈曲して形成されている。より詳細には、長片51の部分の先端51aを短片52の部分とは反対方向に鋭角にして折り返してあり、また、長片51の部分の両サイドにて短片の側から切り起こし弾性支持爪51c,51cを形成すると共に、当該長片51の中央部分には長さ方向に沿って三ヶ所をコの字型に切りつつその内部を起こして切り起こし爪51dを形成してある。
【0040】
弾性支持爪51cは長片51に対して斜めに起こされているが、その先端部分は再度折り曲げて長片51と平行となるように形成してある。切り起こし爪51dは、長片51の先端側に向かう側が起こされており、図3に示すように、金属片40の足部41aを挿入していくときに、上記鋸刃状の突起41dの挿入を妨げないが、足部41aを引き抜こうとするときには先端が切り欠き部位41c内に入り込んで抜け止めを図るようになっている。
【0041】
この切り起こし爪51dの幅は、金属片40の足部41aとほぼ同等か、それ以下になるようにする。このようにすると、下方から見たときに切り起こし爪51dは金属片40にカバーされ、外部から異物を挿入して切り起こし爪51dを寝かせるとということが困難になる。
切り起こし爪51dを切り起こす方向については、制御ボックスの内部に向けている。このようにすれば、切り起こし爪51dを寝かせようとするためには制御ボックスの内側から穴を開けなければならず、制御ボックスが開いていて初めて実現できるので、不正行為を防止できることになる。
【0042】
なお、短片52の先端52aは長片51の先端51aと同方向に折り返してある。このように短片52の先端52aを折り返すことにより、後述するように壁材12cの反対面に引っかかり、板バネ50を図3にて下方に引き抜こうとする不正行為に対向することができる。
挿入穴形成部12は上記金属片40の足部41a,41bに対応して二つの挿入穴12a,12bが形成されている。長い方の足部41aに対応する挿入穴12aには上記板バネ50の長片51が挿入されるようになっており、さらに際奥部には長片51の先端51aが入り込んで係止可能な凹部12a1を形成してある。
【0043】
板バネ50を挿入穴12aに挿入していくとき、先端51aが凹部12a1に入り込んで抜け止めが図られると共に、上記弾性支持爪51cは挿入穴12aの壁面に当接して長片51がやや浮いた状態で支持される。ここで、短片52は挿入穴12a内には入らず、挿入穴12aと挿入穴12bの間に形成される壁材12cに当接し、さらに、短片52における折り返した先端52aが挿入穴12bの側に入り込む。従って、長片51は短片52と接続する根本の側で壁材12cにて移動を規制されつつ、中間の部位では弾性支持爪51cによって上記壁材12cから離れる側に付勢され、先端51aが凹部12a1内にしっかりと入り込んで抜けないように保持されることになる。
【0044】
筺体本体10の挿入穴形成部12に対応する蓋体20の金属片挿入部21は板状の金属片40を挿入できるようにスリット状の開口21a1を有する平たい筒状の本体部分21aを有しており、この本体部分21aはその長手方向の一端で蓋体20と樹脂壁22aを介してに連結されている。樹脂壁22aは他の部位の壁部よりもやや薄目に形成されており、この部位で比較的容易に破壊できるようになっている。また、本体部分21a同士を横並び方向に連結する樹脂壁22bは全体的には幅広に形成されているが、中央には一端から切り欠き22b1を形成しており、実質的には短い幅でのみ連結されている。従って、この部位で比較的容易に破壊できるようになっている。なお、スリット状の開口21a1内には二股とした金属片40の足部41a,41bがそれぞれ挿入可能な開口を形成するための架橋部21bが形成されている。
【0045】
上記構成からなる筺体封止構造は、金属片40と板バネ50とを係合させて筺体本体10と蓋体20とを封止している。金属片40と板バネ50との係合は、切り起こし爪51dが切り欠き部位41cに入り込んで行われる。
ここで、図1には、A,B,C,D,E,Fの各方向を図示しており、これは筺体封止構造へ不正を行うための攻撃方向を示している。A方向は挿入穴形成部12に対して外部からスライド方向に平行な方向に攻撃を加えることを示している。この場合、樹脂製の挿入穴形成部12は切削できるとしても板バネ50の長片51が金属であるため、それ以降の切削は困難であり、不正を防止できる。また、同様にB方向は挿入穴形成部12に対してスライド方向に平行な方向であるものの、内部からの攻撃方向となるので考慮する必要はない。C方向は挿入穴形成部12の下方からの攻撃であり、切り起こし爪51dが切り欠き部位41cに入り込んでいるので外部からの攻撃は難しい。また、板バネ50を下方に引き出そうとしても短片52と先端52aが壁材12cをくわえ込んでいるので不可能である。さらに、D方向は金属片40がU字形に形成されているので、係合部位を完全に覆い隠し、攻撃は難しい。
【0046】
これに対してE方向とF方向については、本来であると樹脂製の壁材があるだけなので、攻撃を受けやすい。しかし、本実施例においては、二つの予備収容部13,13が五つの挿入穴形成部12を挟むようにその外側に配置されている。そして、各予備収容部13,13には予備の金属片40が収容されているので、予備収容部13における外側の側壁については切削できるものの金属片40に突き当たることになり、それ以降の切削がほぼ不可能になる。それにより、挿入穴形成部12まで到達することもできず、筺体封止構造への不正を実質的に不可能とできる。
【0047】
予備の金属片40を収容する予備収容部13の位置は、必ずしも挿入穴形成部12の並び方向における外側で挟み込む位置に限られるものではない。
図4と図5は予備収容部の配置についての変形例を示している。この例では、側方に予備収容部13を残しつつ、挿入穴形成部12における底の部分に予備収容部113を配置している。より、具体的には先の実施形態において長片51の折り返した先端51aが入り込む凹部12a1を図1に示すB方向へ延出するようにして一枚の金属片40を収容可能な構成としている。この予備収容部113は、言い換えれば、当該制御ボックスにおける底面から上記筺体封止構造の奥側へ向かう側方への凹部12a1を形成し、同筺体封止構造の奥側に金属片40を収容して遮蔽している。
【0048】
このようにして予備の金属片40を同予備収容部113に収容しておけば、C方向からヤスリなどを使って挿入穴形成部12を切削しようとしても金属片40に突き当たってしまい、それ以上は切削できなくなる。むろん、この実施例自体では下方からの攻撃に対応した構成となっているが、図10に示すような従来のタイプのものでは下方からの攻撃に弱いことは前述したとおりである。従って、予備のネジ3を収容する凹部を制御ボックスの底面から側方へ形成し、攻撃に弱かった筺体封止構造の奥側を遮蔽することで不正な攻撃に対する防御を行うことができる。
【0049】
同様にして、予備収容部113は不正な攻撃に対する遮蔽となる位置にて適宜形成することができる。
遮蔽に利用される予備の金属片40の形状によっては遮蔽範囲が狭い場合もある。このため、できるだけ面状に遮蔽範囲を形成できるようにした変形例を図6と図7に示している。
金属片40がプレスで打ち抜かれて形成されるような場合、素材の側には打ち抜いた金属片40と同形状の穴があく。このことを利用して素材の側も広めの枠42を打ち抜いておき、使用するまでは一体にしておいて予備収容部213に収容する。なお、予備収容部213では、金属片40と枠42とが外れてしまわないように金属片40の厚みに対応したスリット213aを形成しておき、金属片40と枠42とを合体させた状態で挿入しておく。
【0050】
このようにすれば、ほぼ面状の金属板材が遮蔽することになるので、不正な攻撃に対する防御を確実に行える。また、使用後の素材も有効に利用できる。
さらに、図8と図9は面状を構成する他の変形例を示している。この例では、金属片40の切り欠き部位41cの形状を変え、図8に示すように互いに逆さまにした金属片40同士の凹凸を対称形状にして形成している。このように対称に形成しておくと、図9に示すように両者を近接させてほぼ隙間なく合体させることができ、一枚の金属板片を形成できる。そして、先の例と同様にして図10に示すように予備収容部313のスリット313aに挿入して保持しておく。
【0051】
このようにすれば、敢えて枠42と金属片を別に打ち抜く必要がなく、ほぼ隙間のない面状の金属板片を形成して不正な攻撃から防御できる。
次に、筺体封止構造についても説明する。
予め上記挿入穴形成部12に対して上記板バネ50を挿入しておく。板バネ50の長片51が挿入穴12aの奥まで挿入された状態では折り返した先端51aが凹部12a1内に入り込み、当該板バネ50が抜け出ることを防止する。また、短片52は壁材12cに当接しつつその折り返した先端52aが反対側の挿入穴12bに入り込むようにして引っかかる。このとき、途中に形成した弾性支持爪51cは当該板バネ50を壁材12cから微少距離だけ浮かせて支持することになる。なお、板バネ50は五つの各挿入穴形成部12内に装着しておき、予備収容部13内にはそれぞれ二つずつの金属片40を挿入しておく。以上で筺体本体10の側の準備は完了する。
【0052】
蓋体20の側では、遊技機に使用する制御基板30をその部品載置面31の側から内面に対面させ、同制御基板30を蓋体20内部に保持させる。そして、鍔状部24,24を筺体本体10のガイド部11,11に沿わせるようにしてスライドして装着する。蓋体20と筺体本体10とが対応する位置関係になると、上記金属片挿入部21と挿入穴形成部12とが重なり合うことになる。そこで、金属片挿入部21におけるスリット状の開口21a1に金属片40を挿入していくと、両足部41a,41bが架橋部21bを挟み込むようにしてそれぞれ挿入穴形成部12の挿入穴12a,12b内に入っていく。足部41aが挿入穴12a内に進入していくときに、切り起こし爪51dが干渉するが、切り起こし爪51dの起こされている傾斜と足部41aに形成されている鋸刃状の突起41dの傾斜面とが互いに乗り過ごせる方向になっており、足部41aは挿入穴12a内の所定位置まで挿入できる。むろん、挿入後は両者が食い込むように対面するので、抜け止めを図ることができる。そして、板バネ50自体は先端51aにて挿入穴12aの奥の凹部12a1内に入り込んで保持されているため、金属片40が挿入穴形成部12から抜け出ることはできなくなる。
【0053】
足部41aが挿入穴12a内に挿入されるのに伴って足部41bも挿入穴12b内に挿入され、この状態でU型の金属片40は両足部41a,41bの先端を挿入穴形成部12にて固定される。そして、金属片40の折り返される部分は蓋体20の金属片挿入部21の開口21a1内で架橋部21bを挟み込みつつ止まっているので、蓋体20をスライドさせることもできなくなり、結果として蓋体20と筺体本体10とは封止されることになる。
【0054】
この後、封止を解除して制御ボックスを開ける必要が生じたときには、樹脂壁22aと樹脂壁22bとを破壊する。U型とした金属片40が挿入されている金属片挿入部21は架橋部21bで挿入穴形成部12の上に押さえつけられているので、蓋体20を筺体本体10からスライドさせると、一度封止された部分の金属片挿入部21だけが筺体本体10上に残ったまま、蓋体20は筺体本体10から離れることができる。
【0055】
ところで、挿入穴形成部12は横並び方向に対称に形成されており、一見すると各挿入穴形成部12を支持する樹脂壁22a,22bの数は同様であるが、実際の使用時には異なる。例えば、図11に示すように、一番下にある挿入穴形成部12に対する樹脂壁22a,22bを破壊するときには、初めてであるなら○で示すように三つの破損部位となる。しかしながら、下から二つ目の挿入穴形成部12を解除するときには△で示すように破損すべき部位は二ヶ所になる。この差異は、解除のしやすさに影響を与えるので、通常は解除すること自体が殆ど無いのであれば、最初に解除する際に破損すべき樹脂壁22a,22bの数が多いほど不正をしにくくなる。
【0056】
また、検査の工程を経る前に一度組み付ける必要があるというようなときには必ず一度は解除しなければならないことが明らかである。このため、最初の挿入穴形成部12については樹脂壁22aだけで支持する構成としておき、横並びの間の樹脂壁22bを形成しておかないというようにしても良い。このようにすれば、検査工程の際に一つの樹脂壁22aだけを破損すればよくなるので、解除の手間が低減される。
【0057】
なお、樹脂壁22a,22bの破損させやすさは、その数だけでなく、厚みによって調整してもよい。
本実施形態では、スライドして脱着される蓋体20の側に制御基板30を保持させる構成としてある。図12は保持状態を断面図により示している。通常、筺体本体に制御基板を保持してあると、蓋体というのは制御基板に対して密着させることができず、どこかに隙間が生じがちである。例えば、ケーブルの引き出し部位に隙間が生じ、この隙間から異物を差し込んで不正を行おうとする可能性がある。
【0058】
しかしながら、本実施形態では、深みのある形状となっている蓋体20に対して制御基板30をその部品載置面31の側から内面に対面させて収容している。また、蓋体20の内周面から制御基板30上の重要部品であるICソケット32とIC33を取り囲むように遮蔽壁材25を立設させ、同遮蔽壁材25の先端がほぼ制御基板30の表面に当接している。このため、異物にてIC33に到達しうることは不可能となっている。
【0059】
また、ケーブル34についても、ケーブル34自体は外部に導出させなければならないので制御基板30の表面を外部に露出させなければならない。しかし、開口部位から当該ケーブル34の周囲で制御基板30に当接しうる程度の長さの遮蔽壁材26を形成しておくことにより、隙間が生じない。これにより、異物などを挿入させること自体も不可能になる。
なお、図13はパチンコ機を背面図により示しており、本筺体封止構造を適用した制御ボックスが背面側から視認できるように装着されている。
【0060】
パチンコ機60の背面側には矩形箱形の制御ボックス70が装着されている。ここで、同制御ボックス70は長片の一辺に形成した蝶番機構にて蓋体と筺体とが開閉可能になっており、両方の短辺には本筺体封止構造が採用されている。すなわち、蓋体の金属片挿入部21と筺体の挿入穴形成部12はそれぞれ蓋体と筺体の短辺にそれぞれ4対ずつ形成されており、封止可能となっている。むろん、必要に応じて開口させることもできる。図に示すように、パチンコ機60の背面側から直に視認できる位置に配設されているため、メンテナンスのためにパチンコ機60を開いたときには容易に視認できる。従って、制御ボックス70内に手を加えるなどのために金属片挿入部21や挿入穴形成部12を破損させれば、次のメンテナンス時にはすぐに見つかってしまう。
【0061】
また、図14はスロットマシン(パチスロ)80の背面を示している。同スロットマシン80の背面側にも矩形箱形の制御ボックス90が装着されている。ここで、同制御ボックス90は図示しない蝶番機構にて蓋体と筺体とが開閉可能になっており、両方の短辺には本筺体封止構造が採用されている。すなわち、蓋体の金属片挿入部21と筺体の挿入穴形成部12はそれぞれ蓋体と筺体の短辺にそれぞれ4対ずつ形成されており、封止可能であるし、必要に応じて開口させることもできる。
【0062】
同図に示すように、スロットマシン80の背面側にも制御ボックス90が装着され、メンテナンスのためにスロットマシン80を開いたときには容易に筺体封止構造を視認できる。従って、制御ボックス90内に手を加えるなどのために金属片挿入部21や挿入穴形成部12を破損させれば、次のメンテナンス時にはすぐに見つかってしまう。
図示していないが、パチロットにも同様に適用可能である。パチロットは、メダルの代わりにパチンコ遊技球を利用するものであり、例えば、パチンコ球の5個がメダル1個に相当して遊技を楽しむことができる。
【0063】
このように、スライドして開閉する筺体本体10と蓋体20とを合体させて制御ボックスを形成するに際し、予め筺体本体10の側には五つの挿入穴形成部12を並べて形成しておくとともに、その外側で挟み込むように予備収容部13を二つ形成している。予備収容部13に予備の金属片40を収容しておくとともに挿入穴形成部12には板バネ50を挿入しておき、蓋体20と筺体本体10とが対応する位置関係になったら、金属片挿入部21に金属片40を挿入していき板バネ50にて係止させる。この状態でかかる係止部位は両側の予備収容部13,13にて挟まれており、かつ、同予備収容部13,13には金属片40が収容されているので外部から切削するなどの不正な攻撃から防御される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる筺体封止構造を適用した遊技機の制御ボックスの斜視図である。
【図2】同筺体封止構造を示す制御ボックスの一部破断斜視図である。
【図3】同筺体封止構造を示す制御ボックスの要部断面図である。
【図4】変形例を示す制御ボックスの要部断面図である。
【図5】変形例を示す制御ボックスの要部斜視図である。
【図6】変形例を示す金属片と枠の斜視図である。
【図7】同変形例にかかる金属片と枠を予備収容部に収容する際の斜視図である。
【図8】変形例を示す金属片と金属片の離れた状態を示す平面図である。
【図9】変形例を示す金属片と金属片の近接した状態を示す平面図である。
【図10】同変形例にかかる金属片と金属片とを予備収容部に収容する際の斜視図である。
【図11】樹脂壁の破損箇所を示す平面図である。
【図12】制御基板を保持した蓋体の断面図である。
【図13】本筺体封止構造を適用した制御ボックスを使用するパチンコ機の背面図である。
【図14】本筺体封止構造を適用した制御ボックスを使用するスロットマシンの背面図である。
【図15】従来の筺体封止構造が適用される制御ボックスの外観を示す斜視図である。
【図16】従来の筺体封止構造の概略断面図である。
【符号の説明】
10…筺体本体
12…挿入穴形成部
13…予備収容部
20…蓋体
21…金属片挿入部
22a,22b…樹脂壁
23…予備収容部用蓋部
25,26…遮蔽壁材
30…制御基板
31…部品載置面
32…ICソケット
34…ケーブル
40…金属片
42…枠
50…板バネ
60…パチンコ機
70…制御ボックス
80…スロットマシン
90…制御ボックス
113…予備収容部
213…予備収容部
140…金属片
313…予備収容部
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a gaming machine having a control box that can be sealed with a housing sealing structure.
[0002]
[Prior art]
A gaming machine such as a pachinko machine employs a housing sealing structure that prevents the control box from being easily opened and closed in order to prevent unauthorized modification of the control unit.
Conventionally, what is shown in FIG. 15 and FIG. 16 is known as this kind of enclosure sealing structure.
In the figure, a housing made up of a resin lid 1 and a housing body 2 is a control box. Four enclosure sealing structures are formed at the opening edge of the control box. The casing sealing structure includes a protruding piece 1a on the lid 1 side and a nut holding portion 2a on the casing body 2 side.
[0003]
As shown in FIG. 11, the protruding piece 1a is formed with a through hole 1a1 through which the screw 3 passes. The shaft portion of the screw 3 is formed with a male screw portion 3b only at the tip, and is an extension portion 3a in which no male screw is formed. On the other hand, a cylindrical insert nut 4 having a female thread portion 4a formed on the inner peripheral surface is fitted into the nut holding portion 2a. The length of the insert nut 4 is generally slightly shorter than the extension portion 3a. In addition, a donut-shaped leaf spring member 5 is inserted further into the insert nut 4.
[0004]
In the above configuration, when the lid body 1 is aligned with the housing body 2 and the protruding piece 1a and the nut holding portion 2a overlap, the screw 3 is inserted into the through hole 1a1 of the protruding piece 1a, Screwed into the insert nut 4. When the screw 3 is rotated, the male screw portion 3b is screwed into the female screw portion 4a of the insert nut 4, but since the extension portion 3a is formed on the screw 3, the male screw portion 3b is formed at a certain point. The part 3b penetrates the insert nut 4. Further, when threaded, the male screw portion 3 b also penetrates the leaf spring member 5 and is biased in the back direction by the leaf spring member 5. And the state immediately after penetration will be the state by which the housing main body 2 and the cover body 1 were sealed.
[0005]
After this, even if the screw 3 is rotated in the reverse direction to remove the lid 1 from the housing body 2, the male screw portion 3 b is biased in the back direction by the leaf spring member 5. It does not screw into the female screw part 4a. For this reason, the screw 3 cannot be removed, and the lid 1 cannot be removed from the housing body 2. The only way to open as needed is to break either or both of the resin protruding piece 1a and the nut holding portion 2a. In the case of the illustrated control box, four pairs of enclosure sealing structures are provided, which corresponds to the case where maintenance is required and opening is required.
[0006]
Further, a plate-like spare screw holding piece 2a1 is extended to the protruding piece 2a outside the control box at a position shown below in the figure, and the spare screw 3 penetrates the spare screw holding piece 2a1. It is held in the state.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The conventional opening portion sealing structure described above has the following problems.
Since only the resin wall material is disposed on the back side of the nut holding portion, there is a possibility that the screw 3 can be removed if this portion is broken and the screw 3 is rotated backward while urging the screw 3 forward. In this case, since only the back side is destroyed, it is not easily known that the front side is destroyed, and fraud may not be found for a long time.
[0008]
Since the spare screw 3 is held outside, there is a possibility that it will be lost. In addition, if the spare screw 3 is improperly made in advance, it may be modified so that it can be released at the time of sealing. There was also sex.
The present invention has been made in view of the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a gaming machine that employs a casing sealing structure that can make unauthorized modification difficult.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an invention according to claim 1 is a gaming machine having a control box that can be sealed with a casing sealing structure, wherein the casing sealing structure is sealed using a metal piece. In addition, the control box has a configuration in which an accommodating portion capable of holding a reserve of the metal piece is formed at a position where the metal piece is shielded.
[0010]
In the invention according to claim 1 configured as described above, it is assumed that the casing sealing structure is sealed using a metal piece, and the metal box is preliminarily held in the control box. If a part is formed and a spare metal piece is accommodated in the accommodation part, the spare metal piece shields the metal piece acting as a housing sealing structure. Therefore, even if a part of the control box is broken and fraud is attempted, the spare metal piece becomes a barrier, and the control box cannot be easily broken.
[0011]
As described above, there are various portions for shielding the metal piece of the casing sealing structure, and even if it is referred to as shielding, it is not necessary to completely cover it. Therefore, the shielding may be any part that makes it difficult to damage such a part of the enclosure sealing structure by breaking it in some way.
The present invention is not limited to the above configuration, and includes the following means.
Mean 1
A plurality of the casing sealing structures are formed side by side, and the housing part is formed at an end part in the direction of arrangement.
[0012]
When configured as described above, since the spare metal piece is located outside the arrangement direction, when assuming an attack that tries to damage the enclosure sealing structure from the side, the spare is placed on the outermost side in the arrangement direction. Guard and make it harder to do fraud.
Mean 2
Each of the metal pieces may be formed in a plate shape, and a plurality of metal pieces may be stacked and stored in the storage portion.
If the metal piece is plate-shaped, it can be accommodated in an overlapping manner, and if it is accommodated in an overlapping manner, it becomes difficult to be destroyed from the outside by the amount of the accumulated thickness.
[0013]
Mean 3
The plate-shaped metal piece may be accommodated in a planar shape.
By making it planar, the gap is reduced and it is difficult to damage from the outside.
Mean 4
As a method of forming a planar shape using a plate-shaped metal piece, it may be fitted into a frame member in which a hole substantially matching the outer shape of the metal piece is formed to form a single plate shape.
In this case, since the metal piece and the frame form a substantially complete single plate, the gap is the smallest. Also, such a frame itself is efficient if it is formed by processing the remainder when the metal piece is die-cut with a die punch.
[0014]
Mean 5
Further, when the plurality of metal pieces have irregularities, they may be alternately faced to form a planar shape.
For example, if the metal piece is L-shaped, one side may be turned upside down and brought close to each other, and if it is U-shaped, the other straight part is inserted into the U-shaped recess while being turned upside down. And close.
Mean 6
Further, as another configuration example of the housing part, when a housing sealing structure is formed on one side of the control box, a housing hole is formed on the side of the control box from the bottom surface to the back side of the housing sealing structure. And you may make it shield the back side of the enclosure sealing structure.
[0015]
If it does in this way, the attack which is going to be damaged from the back | inner side of the same enclosure sealing structure can be coped with.
In this example, the bottom surface of the control box is illustrated, but in the opposite case, that is, the housing hole from the ceiling surface to the side may be formed on the lid side as well.
Mean 7
The control box is composed of a housing body and a lid, but may be configured to slide both together.
Mean 8
When sliding and uniting, the mounting direction of the metal piece used in the casing sealing structure and the opening / closing direction of the lid body and the casing can be orthogonal or parallel to each other. However, if both directions are orthogonal, it is easy to effectively prevent the lid and the casing from being opened simply by preventing the metal piece from coming off.
[0016]
For example, an insertion hole is formed in the casing along the orthogonal direction, and a through hole facing the hole is formed in the lid, so that the metal is aligned when the lid and the casing are aligned. The piece is fixed by inserting the insertion hole from the through hole. At this time, a part of the metal piece is stopped in the insertion hole.
When this is done, the mounting direction of the metal piece and the sliding direction of the lid and the housing are orthogonal. And since it is the fracture endurance of the metal piece itself that prevents the sliding of the lid and the casing, it cannot be opened unless an extremely great force is applied.
[0017]
Mean 9
When a plurality of enclosure sealing structures are formed as described above, the control box itself may have to be opened and closed depending on the application. If a portion to be damaged when releasing the housing sealing structure is called a connecting portion, the number of the connecting portions in each housing sealing structure may be different.
For example, on the premise that opening and closing is basically impossible, it is difficult to perform fraud if the initial sealing is most difficult to be illegitimately opened. Therefore, in such a thing, what is necessary is just to increase the number of the connection parts sealed initially. Further, if the sealing is always opened twice when the inspection process or the like is performed, the number of connecting portions in the casing sealing structure used for the third sealing may be increased. The number of connected parts in this case is the number that requires breaking when unsealing, and it may be counted so as not to include the number of wall materials that have already been broken when sequentially breaking. Good.
[0018]
Mean 10
Such a connection part may be arranged on a plane when the control box is viewed from the front.
Although it is hard to notice fraudulently if it is in a place where it is difficult to see even if the connecting part is damaged, if the connecting part is arranged on a flat surface when the control box is viewed from the front, the damaged part can be easily seen, preventing fraud. it can.
Mean 11
When the housing and the lid are slid and attached, the lid holds the control board of the gaming machine, and is slid and attached to the housing body in the held state, and the inside of the lid A wall material may be extended from the wall surface so as to surround the IC disposed on the control board.
[0019]
Conventionally, when placing the control board on the housing body, the component placement surface is directed to the opening side, and the lid body connected to the housing body by a hinge or the like is rotated to close the opening. Yes. That is, the IC or the like faces the opening side, and even if the opening is closed by the lid, there is nothing that covers the IC in the lid. For this reason, if there is a gap or the like, there is a possibility that a clever fraud is performed from the outside.
On the other hand, in the invention configured as described above, the control board of the gaming machine is held by the lid. At this time, the component mounting surface of the control board is directed toward the inner surface of the cover body, and a wall material is extended from the inner peripheral wall surface of the cover body so as to surround the mounted IC. ing. As a result, it is possible to cover the side of the IC completely, and when it is covered in this way, it is possible to prevent fraud such as inserting foreign matter into the lower surface of the IC from the gap of the housing. And if it slides with respect to a housing main body in the state which the surface opposite to a component mounting surface is exposed mainly, it will mount | wear easily.
[0020]
Mean 12
Further, cables and connectors led out to the outside are attached to the control board, and an opening is required on the housing side corresponding to the cables and connectors. When the case body and the lid are connected by a hinge, the opening of the cable outlet must be enlarged so that it does not interfere with the cable or connector because of the relationship of drawing an arc when opening and closing. The shape could not be in close contact with the board surface.
[0021]
However, when the control board of the gaming machine is held by the lid body and is slid and attached to the housing body in the held state, the cable take-out position and connector on the component placement surface on the control board A wall material may be extended from the inner peripheral wall surface of the lid body facing the peripheral portion of the mounting position, and the tip of the wall material may be in contact with the control board so that no gap is generated.
Even in this case, since the component mounting surface is attached toward the inner surface of the lid, the wall material can be extended so that the opening for the cable and the connector is in close contact with the substrate surface. Injustice can be prevented by reducing the gap generated between the outside world as much as possible.
[0022]
Mean 13
The superiority of the configuration in which the housing part is formed at the position where the metal piece is shielded to hold the reserve of the metal piece is improved by the shape of the metal piece. As an example, the casing sealing structure has a metal piece that forms a U-shaped folded portion, and the U side of the metal piece faces the contact surface between the casing and the lid on the casing side. An insertion hole into which both ends folded back into the mold can be inserted, and a spring piece for locking the inner side of the metal piece that is folded back in the insertion hole to prevent the metal piece from being inserted; It is set as the structure provided with the penetration hole which can be penetrated through the both ends which turned up the U shape in the said metal piece facing the hole.
[0023]
In this case, when sealing, in the state where the insertion hole of the housing and the insertion hole of the lid are aligned so as to face the contact surface of the housing and the lid, the side of the insertion hole Insert metal pieces folded back into U shape. A spring piece is provided inside the insertion hole of the housing, and when the metal piece is inserted, the metal piece is engaged with the folded back inner portion to prevent the metal piece itself from coming off. In this state, the metal piece folded back into the U shape is inserted into the housing side so as to straddle part of the lid body and is prevented from coming off, and the housing body and the lid body are relatively immovable. Therefore, both are sealed.
[0024]
Here, since the spring piece is engaged with the folded inner portion of the metal piece, an illegal attack from the outside can be prevented from the shape of the metal piece itself. However, it is weak against attack from the side surface direction, and the above-described accommodation site may be formed at a position where the metal piece is shielded in this direction.
Mean 14
Further, the present invention can be applied to various gaming machines, and is applied to a pachinko machine as an example of the gaming machine, and the casing sealing structure is arranged at a position that can be viewed from the back side of the pachinko machine.
[0025]
Pachinko machines are opened frequently during business hours and the back side is visible. For this reason, fraud can be prevented by having the same enclosure sealing structure in the position which can be visually recognized from the back side.
In a gaming machine such as a pachinko machine, an IC in which a game program corresponding to the game content is recorded is accommodated in the control box, and there is a possibility that fraud in which the content of the IC is rewritten is performed. For this reason, fraud can be prevented beforehand by applying the housing sealing structure of the present invention to the control box.
[0026]
Mean 15
In addition, the gaming machine is a slot machine, and when this enclosure sealing structure is applied to a control box of a gaming machine, the control box is disposed inside or on the back side of the slot machine, and the slot machine is opened. It is set as the structure arrange | positioned in the position which can visually recognize the enclosure sealing structure easily.
Slot machines are also opened frequently during business hours, and the back side is visible. For this reason, fraud can be prevented by having the same enclosure sealing structure in the position which can be visually recognized from the back side.
[0027]
Mean 16
In addition, the gaming machine is a pachilot, and when this enclosure sealing structure is applied to a control box of a gaming machine, the control box is disposed inside or on the back side of the pachilot, and the same enclosure is opened when the pachilot is opened. It is set as the structure arrange | positioned in the position which can visually recognize a sealing structure easily.
Pachilot is a gaming machine that has the characteristics of both a pachinko machine and a slot machine that perform picture matching using a certain number of pachinko balls instead of medals. Such pachilots are also opened frequently during business hours, and the back side is visible. For this reason, fraud can be prevented by having the same enclosure sealing structure in the position which can be visually recognized from the back side.
[0028]
【The invention's effect】
As described above, the present invention can provide a gaming machine that employs a casing sealing structure that can make fraud difficult.
Moreover, according to the invention concerning the means 1, since a plurality of enclosure sealing structures are arranged and shielded at the end portion in the arrangement direction, an illegal act from the side can be prevented.
Furthermore, according to the invention concerning the means 2, the thickness can be increased and the defense can be strengthened by stacking a plurality of metal pieces formed in a plate shape.
[0029]
Furthermore, according to the invention relating to the means 3, since the plate-like metal piece is accommodated in a planar shape, the gap can be made as small as possible and hardly damaged from the outside.
Furthermore, according to the invention relating to the means 4, since the frame member and the metal piece form a complete single plate with almost no gap, it becomes easy to prevent unauthorized damage from the outside.
Furthermore, according to the invention concerning the means 5, even when the metal piece has irregularities, the gap can be made as small as possible to prevent fraud.
[0030]
Furthermore, according to the invention concerning the means 6, it is possible to cope with an attack that is going to be damaged from the back side of the housing sealing structure.
Furthermore, according to the invention concerning the means 7, it is possible to provide a control box that slides and combines the lid body and the housing body.
Further, according to the invention according to the means 8, since the control box can be prevented from being opened by the breaking durability of the metal piece itself, the fraud can be prevented extremely firmly.
Furthermore, according to the invention concerning the means 9, it is possible to cope with the necessity of opening and closing the control box by changing the number of connecting parts.
[0031]
Furthermore, according to the invention relating to the means 10, it is possible to easily recognize the damaged portion and prevent fraud.
Furthermore, according to the invention concerning means 11, it becomes difficult to cheat on the IC on the control board in the gaming machine.
Furthermore, according to the invention relating to the means 12, it is possible to make it difficult to carry out fraud from a cable drawing portion in a gaming machine.
Furthermore, according to the invention concerning the means 13, it is possible to provide a housing sealing structure in which the present invention can be used more effectively.
[0032]
Furthermore, according to the invention according to the means 14, it can be visually recognized from the back side in the game area of the pachinko machine, and is easily opened because it is frequently opened including during business hours. It can be limited, and fraud can be prevented.
Furthermore, according to the invention according to the means 15, since it can be visually recognized when the slot machine is opened while being arranged inside the slot machine, it is possible to detect it early and minimize the loss based on fraud. , Can prevent fraud in advance.
[0033]
Furthermore, according to the invention according to the means 16, since it can be visually recognized when the patty lot is opened while being arranged in the inside of the patty lot, it can be detected early and the loss based on fraud can be minimized. Can prevent fraud.
[0034]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a perspective view showing a control box of a gaming machine to which a housing sealing structure according to an embodiment of the present invention is applied, and FIG. 2 is a perspective view broken away while enlarging a main part.
[0035]
In the figure, the main body 10 has rail-shaped guide portions 11 and 11 on the sides facing each other out of the overall shape of a substantially rectangular shape. The hook-shaped portions 24, 24 formed on the sides can be slid and mounted along the guide portions 11, 11. In this example, the lid 20 side has a deep shape, and the control board 30 used in the gaming machine is held from the component placement surface 31 side to the inner face while holding the control board 30. I have to.
[0036]
Five insertion hole forming portions 12 are connected to the side opposite to the insertion end of the guide portions 11, 11 in the housing body 10.
On the other hand, a metal piece insertion portion 21 having a slit into which the metal piece 40 can be inserted is formed at a position facing and covering each insertion hole forming portion 12 on the side of the lid 20 that is slid and mounted. The metal piece insertion portion 21 is connected to surrounding members via resin walls 22a and 22b that are relatively easily damaged. Note that a leaf spring 50 is accommodated in the insertion hole forming portion 12.
[0037]
Two preliminary accommodating portions 13 for accommodating spare metal pieces 40 are formed on the outside so as to sandwich the five insertion hole forming portions 12 in the main body 10, and each of the two metal pieces 40 is totaled. Four spares can be entered. The preliminary accommodating portion 13 has an opening upward, and the metal piece 40 can be inserted from above. Further, on the side of the lid 20, a preliminary accommodating portion lid portion 23 is formed at a position where the upper portion of the preliminary accommodating portion 13 is covered when being slid and attached to the housing body 10.
[0038]
The preliminary accommodating portion 13 is not limited to only accommodating the spare metal piece 40 but also plays a role of preventing fraud with respect to the casing sealing structure. Before explaining the same role, the same enclosure sealing structure will be explained.
FIG. 3 is a cross-sectional view of the housing sealing structure. The metal piece 40 is folded into a U shape and has two legs 41a and 41b. In this example, one leg 41a is long and the other leg 41b is short. Three cutout portions 41c are formed on the inner side of the long foot portion 41a, and each cutout portion 41c is formed as a concave portion of a saw blade-like protrusion 41d. The saw-toothed projection 41d faces a slope that makes it easy to get over the obstacle when the foot 41a is inserted, and has a direction that makes it easier to bite into the obstacle when the foot 41a is to be pulled out.
[0039]
The leaf spring 50 is formed by bending a strip-shaped metal plate piece into an approximately L shape. More specifically, the tip 51a of the long piece 51 is folded at an acute angle in the opposite direction to the short piece 52, and is elastically supported by cutting from both sides of the long piece 51 from the short piece side. The claws 51c and 51c are formed, and at the center portion of the long piece 51, three portions are cut into a U-shape along the length direction, and the inside thereof is raised and cut and raised to form a claw 51d.
[0040]
The elastic support claw 51 c is raised obliquely with respect to the long piece 51, but its tip is bent again to be parallel to the long piece 51. The cut-and-raised claw 51d is raised on the side toward the distal end side of the long piece 51. As shown in FIG. 3, when inserting the foot portion 41a of the metal piece 40, the saw blade-like projection 41d Although the insertion is not hindered, when the foot 41a is to be pulled out, the tip is inserted into the cutout portion 41c to prevent the removal.
[0041]
The width of the cut-and-raised claw 51d is set to be substantially equal to or less than the foot portion 41a of the metal piece 40. If it does in this way, when it sees from the downward | lower direction, the cut-and-raised claw 51d will be covered with the metal piece 40, and it will become difficult to insert a foreign material from the outside and to cut and raise the claw 51d.
About the direction which raises and raises the nail | claw 51d, it has turned to the inside of a control box. In this way, in order to lay the cut and raised claw 51d, it is necessary to make a hole from the inside of the control box, which can be realized only after the control box is opened, so that illegal actions can be prevented.
[0042]
Note that the tip 52 a of the short piece 52 is folded back in the same direction as the tip 51 a of the long piece 51. By folding back the tip 52a of the short piece 52 as described above, it is possible to face an illegal act of catching the opposite surface of the wall member 12c and pulling the leaf spring 50 downward in FIG.
The insertion hole forming portion 12 has two insertion holes 12a and 12b corresponding to the foot portions 41a and 41b of the metal piece 40. The long piece 51 of the leaf spring 50 is inserted into the insertion hole 12a corresponding to the longer foot portion 41a, and further, the distal end 51a of the long piece 51 enters and can be locked in the deeper portion. A concave portion 12a1 is formed.
[0043]
When the leaf spring 50 is inserted into the insertion hole 12a, the tip 51a enters the recess 12a1 and is prevented from coming off, and the elastic support claw 51c abuts against the wall surface of the insertion hole 12a and the long piece 51 slightly floats. It is supported in the state. Here, the short piece 52 does not enter the insertion hole 12a, but abuts against the wall material 12c formed between the insertion hole 12a and the insertion hole 12b, and the folded tip 52a of the short piece 52 is on the side of the insertion hole 12b. Get in. Therefore, the long piece 51 is urged to the side away from the wall material 12c by the elastic support claw 51c while the movement of the long piece 51 is restricted by the wall material 12c on the base side connected to the short piece 52, and the tip 51a is It will be securely held in the recess 12a1 so as not to come out.
[0044]
The metal piece insertion portion 21 of the lid 20 corresponding to the insertion hole forming portion 12 of the housing body 10 has a flat cylindrical main body portion 21a having a slit-like opening 21a1 so that a plate-like metal piece 40 can be inserted. The main body portion 21a is connected at one end in the longitudinal direction via the lid 20 and the resin wall 22a. The resin wall 22a is formed to be slightly thinner than the wall portions of other portions, and can be relatively easily broken at this portion. In addition, the resin wall 22b that connects the main body portions 21a in the side-by-side direction is formed to be wide as a whole, but a notch 22b1 is formed in the center from one end, and substantially only with a short width. It is connected. Therefore, it can be destroyed relatively easily at this site. In addition, in the slit-shaped opening 21a1, a bridging portion 21b for forming an opening into which the leg portions 41a and 41b of the bifurcated metal piece 40 can be respectively inserted is formed.
[0045]
The casing sealing structure having the above configuration seals the casing body 10 and the lid body 20 by engaging the metal piece 40 and the leaf spring 50. The engagement between the metal piece 40 and the leaf spring 50 is performed by the cut and raised claw 51d entering the cutout portion 41c.
Here, FIG. 1 illustrates directions A, B, C, D, E, and F, which indicate attack directions for performing fraud on the enclosure sealing structure. The direction A indicates that the insertion hole forming portion 12 is attacked from the outside in a direction parallel to the sliding direction. In this case, even if the resin insertion hole forming portion 12 can be cut, since the long piece 51 of the leaf spring 50 is made of metal, subsequent cutting is difficult and fraud can be prevented. Similarly, the B direction is a direction parallel to the sliding direction with respect to the insertion hole forming portion 12, but does not need to be considered because it is an attack direction from the inside. The C direction is an attack from the lower side of the insertion hole forming portion 12, and since the cut and raised claw 51d enters the cutout portion 41c, an attack from the outside is difficult. Further, it is impossible to pull the leaf spring 50 downward because the short piece 52 and the tip 52a sandwich the wall material 12c. Further, since the metal piece 40 is formed in a U shape in the D direction, the engagement site is completely covered and attacked is difficult.
[0046]
On the other hand, the E direction and the F direction are susceptible to attack because there is only a resin wall material. However, in the present embodiment, the two preliminary accommodating portions 13 are arranged on the outside so as to sandwich the five insertion hole forming portions 12. And since the spare metal piece 40 is accommodated in each preliminary | backup accommodating part 13 and 13, although it can cut about the outer side wall in the preliminary | backup accommodating part 13, it will contact | abut the metal piece 40, and subsequent cutting is carried out. Almost impossible. As a result, the insertion hole forming portion 12 cannot be reached, and fraud to the housing sealing structure can be substantially impossible.
[0047]
The position of the preliminary accommodating portion 13 that accommodates the spare metal piece 40 is not necessarily limited to the position sandwiched outside in the arrangement direction of the insertion hole forming portions 12.
4 and 5 show a modification of the arrangement of the preliminary accommodating portion. In this example, the preliminary accommodating portion 113 is disposed on the bottom portion of the insertion hole forming portion 12 while leaving the preliminary accommodating portion 13 on the side. More specifically, in the previous embodiment, the concave portion 12a1 into which the folded tip 51a of the long piece 51 enters is extended in the direction B shown in FIG. . In other words, the preliminary accommodating portion 113 forms a concave portion 12a1 extending from the bottom surface of the control box toward the back side of the housing sealing structure, and houses the metal piece 40 on the back side of the housing sealing structure. And shielding.
[0048]
If the spare metal piece 40 is accommodated in the spare accommodating portion 113 in this way, it will hit the metal piece 40 even if it is attempted to cut the insertion hole forming portion 12 using a file or the like from the C direction. Can no longer cut. Of course, this embodiment itself has a configuration corresponding to an attack from below, but the conventional type as shown in FIG. 10 is vulnerable to an attack from below as described above. Therefore, a recess for accommodating the spare screw 3 is formed laterally from the bottom surface of the control box, and the inner side of the enclosure sealing structure that is vulnerable to attack can be shielded to prevent unauthorized attacks.
[0049]
Similarly, the preliminary accommodating portion 113 can be appropriately formed at a position that serves as a shield against unauthorized attacks.
Depending on the shape of the spare metal piece 40 used for shielding, the shielding range may be narrow. For this reason, the modification which enabled it to form a shielding range as planar as possible is shown in FIG. 6 and FIG.
When the metal piece 40 is formed by punching with a press, a hole having the same shape as the punched metal piece 40 is formed on the material side. By utilizing this fact, the wider frame 42 is punched out on the material side, and it is integrated and accommodated in the preliminary accommodating portion 213 until it is used. In the preliminary accommodating portion 213, a slit 213a corresponding to the thickness of the metal piece 40 is formed so that the metal piece 40 and the frame 42 are not detached, and the metal piece 40 and the frame 42 are combined. Insert it with.
[0050]
In this way, since the substantially planar metal plate material is shielded, it is possible to reliably protect against unauthorized attacks. In addition, the used material can be used effectively.
Further, FIG. 8 and FIG. 9 show other modified examples constituting the planar shape. In this example, the shape of the cutout portion 41c of the metal piece 40 is changed, and as shown in FIG. 8, the unevenness of the metal pieces 40 turned upside down is made symmetrical. If formed symmetrically in this way, as shown in FIG. 9, they can be brought into close proximity and merged with almost no gap, and a single metal plate piece can be formed. Then, in the same manner as the previous example, as shown in FIG. 10, it is inserted into the slit 313a of the preliminary accommodating portion 313 and held.
[0051]
In this way, it is not necessary to dare to punch out the frame 42 and the metal piece separately, and it is possible to form a planar metal plate piece with almost no gap to protect against unauthorized attacks.
Next, the casing sealing structure will also be described.
The leaf spring 50 is inserted into the insertion hole forming portion 12 in advance. When the long piece 51 of the leaf spring 50 is inserted all the way into the insertion hole 12a, the folded tip 51a enters the recess 12a1 and prevents the leaf spring 50 from coming out. Further, the short piece 52 is caught so that the folded tip 52a enters the insertion hole 12b on the opposite side while contacting the wall material 12c. At this time, the elastic support claw 51c formed in the middle supports the leaf spring 50 by floating a small distance from the wall material 12c. In addition, the leaf | plate spring 50 is mounted | worn in each of the five insertion hole formation parts 12, and the two metal pieces 40 are each inserted in the preliminary | backup accommodating part 13. As shown in FIG. Thus, the preparation on the side of the main body 10 is completed.
[0052]
On the lid 20 side, the control board 30 used in the gaming machine is made to face the inner surface from the component placement surface 31 side, and the control board 30 is held inside the lid body 20. Then, the bowl-shaped parts 24 and 24 are slid and mounted so as to be along the guide parts 11 and 11 of the casing body 10. When the lid 20 and the housing body 10 have a corresponding positional relationship, the metal piece insertion portion 21 and the insertion hole forming portion 12 overlap each other. Therefore, when the metal piece 40 is inserted into the slit-shaped opening 21a1 in the metal piece insertion portion 21, the insertion holes 12a and 12b of the insertion hole forming portion 12 are set such that both the foot portions 41a and 41b sandwich the bridging portion 21b. Go inside. When the foot portion 41a enters the insertion hole 12a, the cut-and-raised claw 51d interferes, but the inclination of the cut-and-raised claw 51d and the saw-toothed projection 41d formed on the foot portion 41a. The sloping surfaces are in a direction in which they can ride over each other, and the foot 41a can be inserted to a predetermined position in the insertion hole 12a. Of course, after insertion, they face each other so that they can bite in, so that they can be prevented from coming off. And since the leaf | plate spring 50 itself enters and hold | maintains in the recessed part 12a1 of the back of the insertion hole 12a in the front-end | tip 51a, the metal piece 40 cannot escape from the insertion hole formation part 12. FIG.
[0053]
As the foot portion 41a is inserted into the insertion hole 12a, the foot portion 41b is also inserted into the insertion hole 12b. In this state, the U-shaped metal piece 40 connects the tips of both foot portions 41a and 41b to the insertion hole forming portion. 12 is fixed. And since the part by which the metal piece 40 is folded back is stopped while sandwiching the bridging portion 21b in the opening 21a1 of the metal piece insertion portion 21 of the lid body 20, the lid body 20 cannot be slid, and as a result, the lid body 20 and the housing body 10 are sealed.
[0054]
Thereafter, when it becomes necessary to release the seal and open the control box, the resin wall 22a and the resin wall 22b are destroyed. Since the metal piece insertion portion 21 into which the U-shaped metal piece 40 is inserted is pressed onto the insertion hole forming portion 12 by the bridging portion 21b, when the lid 20 is slid from the housing body 10, it is sealed once. The lid body 20 can be separated from the housing body 10 while only the stopped metal piece insertion portion 21 remains on the housing body 10.
[0055]
By the way, the insertion hole forming portions 12 are formed symmetrically in the horizontal direction. At first glance, the number of resin walls 22a and 22b that support each insertion hole forming portion 12 is the same, but is different in actual use. For example, as shown in FIG. 11, when the resin walls 22a and 22b with respect to the insertion hole forming portion 12 at the bottom are destroyed, if it is the first time, there are three breakage sites as indicated by ◯. However, when the second insertion hole forming portion 12 from the bottom is released, there are two parts to be damaged as indicated by Δ. Since this difference affects the ease of release, normally, if there is almost no release itself, the more the number of resin walls 22a and 22b that should be damaged at the time of the first release, the more fraudulent. It becomes difficult.
[0056]
In addition, it is clear that it must be released once when it is necessary to assemble it once before going through the inspection process. For this reason, the first insertion hole forming portion 12 may be supported only by the resin wall 22a, and the resin wall 22b between the side by side may not be formed. In this way, since only one resin wall 22a needs to be damaged during the inspection process, the time and effort for release is reduced.
[0057]
The ease with which the resin walls 22a and 22b are damaged may be adjusted not only by the number but also by the thickness.
In the present embodiment, the control board 30 is held on the side of the lid 20 that is slid and removed. FIG. 12 is a sectional view showing the holding state. Usually, when the control board is held on the housing body, the lid cannot be brought into close contact with the control board, and a gap tends to be generated somewhere. For example, there is a possibility that a gap is generated in the cable drawing portion, and a foreign object is inserted through the gap to try fraud.
[0058]
However, in this embodiment, the control board 30 is accommodated with the lid 20 having a deep shape facing the inner surface from the component placement surface 31 side. Further, the shielding wall member 25 is erected from the inner peripheral surface of the lid 20 so as to surround the IC socket 32 and the IC 33 which are important components on the control board 30, and the tip of the shielding wall member 25 is substantially the control board 30. It is in contact with the surface. For this reason, it is impossible to reach the IC 33 with foreign matter.
[0059]
Further, since the cable 34 itself must be led out to the outside, the surface of the control board 30 must be exposed to the outside. However, the gap is not generated by forming the shielding wall member 26 having a length that can contact the control board 30 around the cable 34 from the opening portion. As a result, it becomes impossible to insert a foreign object or the like.
In addition, FIG. 13 shows the pachinko machine in a rear view, and a control box to which the main body sealing structure is applied is mounted so as to be visible from the rear side.
[0060]
A rectangular box-shaped control box 70 is mounted on the back side of the pachinko machine 60. Here, the control box 70 can be opened and closed by a hinge mechanism formed on one side of a long piece, and a main body sealing structure is adopted on both short sides. That is, the metal piece insertion portion 21 of the lid and the insertion hole forming portion 12 of the housing are formed in pairs of four on the short sides of the lid and the housing, respectively, and can be sealed. Of course, it can be opened as required. As shown in the figure, since the pachinko machine 60 is disposed at a position that can be directly seen from the back side of the pachinko machine 60, it can be easily seen when the pachinko machine 60 is opened for maintenance. Therefore, if the metal piece insertion portion 21 or the insertion hole forming portion 12 is damaged to add a hand to the control box 70 or the like, it will be found immediately during the next maintenance.
[0061]
FIG. 14 shows the back of the slot machine (pachi slot) 80. A rectangular box-shaped control box 90 is also mounted on the back side of the slot machine 80. Here, the control box 90 can be opened and closed by a hinge mechanism (not shown), and a main housing sealing structure is adopted on both short sides. That is, the metal piece insertion portion 21 of the lid body and the insertion hole forming portion 12 of the housing body are formed in pairs of four on the short sides of the lid body and the housing body, respectively, can be sealed, and opened as necessary. You can also.
[0062]
As shown in the figure, a control box 90 is also mounted on the back side of the slot machine 80, and when the slot machine 80 is opened for maintenance, the housing sealing structure can be easily visually confirmed. Therefore, if the metal piece insertion portion 21 or the insertion hole forming portion 12 is damaged to add a hand to the control box 90 or the like, it will be found immediately during the next maintenance.
Although not shown, the present invention can be similarly applied to a patty lot. The pacilot uses a pachinko game ball instead of a medal. For example, five pachinko balls can be equivalent to one medal and enjoy a game.
[0063]
In this way, when the control box is formed by combining the housing body 10 and the lid body 20 that are slid to open and close, the five insertion hole forming portions 12 are previously formed side by side on the housing body 10 side. Two preliminary accommodating portions 13 are formed so as to be sandwiched outside. When the spare metal piece 40 is accommodated in the preliminary accommodating portion 13 and the leaf spring 50 is inserted into the insertion hole forming portion 12, and the lid 20 and the housing body 10 are in a corresponding positional relationship, the metal The metal piece 40 is inserted into the piece insertion portion 21 and is locked by the leaf spring 50. In this state, the locking portion is sandwiched between the preliminary accommodating portions 13 and 13 on both sides, and the spare accommodating portions 13 and 13 contain the metal piece 40, so that the illegal cutting such as cutting from the outside is performed. Protected from violent attacks.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a control box of a gaming machine to which a housing sealing structure according to an embodiment of the present invention is applied.
FIG. 2 is a partially cutaway perspective view of a control box showing the same housing sealing structure.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a main part of a control box showing the same housing sealing structure.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a main part of a control box showing a modified example.
FIG. 5 is a perspective view of a main part of a control box showing a modified example.
FIG. 6 is a perspective view of a metal piece and a frame showing a modification.
FIG. 7 is a perspective view when the metal piece and the frame according to the modification are accommodated in the preliminary accommodating portion.
FIG. 8 is a plan view showing a state in which a metal piece and a metal piece showing a modified example are separated from each other.
FIG. 9 is a plan view showing a state in which a metal piece and a metal piece approaching each other according to a modified example.
FIG. 10 is a perspective view when the metal piece and the metal piece according to the modification are accommodated in the preliminary accommodating portion.
FIG. 11 is a plan view showing a damaged portion of a resin wall.
FIG. 12 is a cross-sectional view of a lid holding a control board.
FIG. 13 is a rear view of a pachinko machine using a control box to which the present housing sealing structure is applied.
FIG. 14 is a rear view of a slot machine using a control box to which the present housing sealing structure is applied.
FIG. 15 is a perspective view showing an appearance of a control box to which a conventional casing sealing structure is applied.
FIG. 16 is a schematic cross-sectional view of a conventional housing sealing structure.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Housing main body 12 ... Insertion hole formation part 13 ... Preliminary accommodating part 20 ... Lid 21 ... Metal piece insertion part 22a, 22b ... Resin wall 23 ... Preliminary accommodating part cover parts 25, 26 ... Shielding wall material 30 ... Control board 31 ... Part placement surface 32 ... IC socket 34 ... Cable 40 ... Metal piece 42 ... Frame 50 ... Plate spring 60 ... Pachinko machine 70 ... Control box 80 ... Slot machine 90 ... Control box 113 ... Spare container 213 ... Spare container 140 ... metal piece 313 ... preliminary accommodating part

Claims (1)

筺体封止構造にて封止可能な制御ボックスを有する遊技機であって、
上記筺体封止構造は、金属片を利用して封止するとともに、上記制御ボックスには、上記金属片を遮蔽する位置に同金属片の予備を保持可能な収容部位を形成していることを特徴とする遊技機。
A gaming machine having a control box that can be sealed with a housing sealing structure,
The enclosure sealing structure is sealed using a metal piece, and the control box is formed with a receiving portion capable of holding a reserve of the metal piece at a position where the metal piece is shielded. A featured gaming machine.
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