JP4130888B2 - Fixing apparatus and image forming apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録材上の未定着トナーを加熱することで、その未定着トナーを記録材に定着させる定着装置及びこれを備える複写機、プリンタ、ファクシミリ、印刷機等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の定着装置としては、例えば、管状ランプヒータを内部に備える加熱ローラと、この加熱ローラに圧接して定着ニップを形成する加圧ローラとを備えたものが知られている。この定着装置では、トナー像を担持した状態の記録材を定着ニップに送り込んで、そのトナー像を構成する未定着トナーを熱と圧力により記録材上に定着させる。このように熱を利用する定着装置では、未定着トナーを記録材上に定着させるのに必要な熱量を確保する必要がある。ヒータを内部に備える加熱ローラの場合、輻射熱によって加熱ローラ表面を昇温させるので、定着処理の期間中にわたって必要な熱量を確保するために、一般には、熱容量の大きな加熱ローラが利用される。このような加熱ローラであれば、定着処理の期間にわたって必要となる熱量を予め蓄えておくことができるので、定着処理の最後まで十分な熱量で未定着トナーを加熱することができる。しかし、この場合には、加熱ローラを定着に必要な温度まで昇温させるまでの待機時間が長くなるという欠点がある。この欠点を解消するには加熱ローラを常時暖めておけばよいが、これでは待機時間中に無駄な電力を消費することになり、近年の省エネルギー化の要求に反する結果となる。
【0003】
一方、回転発熱体に電力を供給して発熱させ、記録材上の未定着トナーを加熱して該未定着トナーを該記録材上に定着させる定着装置も知られている。具体的には、例えば薄肉な円筒状基体に抵抗発熱体を貼り付け又は塗布した加熱ローラを利用した定着装置が提案されている(特許文献1、特許文献2等参照)。この定着装置においては、抵抗発熱体で発生した熱が加熱ローラ表面に直接伝搬するので、加熱ローラ表面が失った熱量をすぐに補うことができる。よって、加熱ローラの熱容量が小さくても、定着処理の期間にわたって必要な熱量を十分に確保することができる。したがって、この定着装置によれば、加熱ローラの熱容量を小さくできる結果、上記待機時間を短縮し、かつ、消費電力を低減させることができる。
【0004】
なお、後述する課題を解決するための手段に記載した定着装置と同様に、記録材上の未定着トナーに対して供給する熱を発生させる発熱体に対して蓄電装置から電力供給を行う定着装置が提案されている(特許文献3、特許文献4、特許文献5等参照)。しかし、これらは、回転発熱体を用いるものではなく、ヒータ内蔵の加熱ローラやフラッシュランプを用いるものである。しかも、それぞれの定着装置で蓄電装置を用いる狙いは、立ち上がり時間を短縮したり、フラッシュランプの発光初期に生じる過大な発光エネルギーによる現像剤の昇華を抑制したりすることである。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−64439号公報
【特許文献2】
特開平9−44018号公報
【特許文献3】
特開2000−98799号公報
【特許文献4】
特開2002−174988号公報
【特許文献5】
特開2001−142347号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように回転発熱体を用いて定着を行う定着装置においては、電力供給の対象となる発熱体が回転するので、この回転発熱体に対して電力供給を行うための給電方式が必要になる。このような給電方式としては、一般に、回転発熱体に電気接続された加熱ローラ上の電極部材に、外部電源に電気接続された導電部材を接触させて電力供給を行う接触給電方式が採用されている。具体的には、上記特許文献1では、外部電源に電気接続された導電ブラシ(導電部材)を加熱ローラ上の電極(電極部材)に摺擦させながら給電を行っている。また、上記特許文献2では、外部電源に電気接続された導電性のギヤ(導電部材)を加熱ローラに設けられる導電性のギヤ(電極部材)と噛み合わせることで、加熱ローラへの駆動力伝達とともに給電を行っている。
【0007】
このような接触給電方式の場合、電力供給経路上に、上記電極部材及び上記導電部材という2つの部材が互いに摺動するなどして相対移動する部分が存在する。そのため、その相対移動する接触部分において、両部材は摺擦などの負荷を受けることになる。その結果、両部材において摩耗等が発生し、この摩耗等によって接触部分で接触不良が起こるおそれがあった。このような接触不良が生じると、その接触不良によるノイズが発生して、電力供給が不安定になるという問題が生じる。特に、定着装置の回転発熱体に供給される電力は、画像形成装置を構成する他の回転体に供給される電力に比べて非常に大きなものである。このような大電力供給では高い信頼性が必要となるが、接触給電方式では上述したように電力供給が不安定になるおそれがあり、この大電力供給に対する高い信頼性を得ることはできない。
【0008】
本発明は、以上の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、回転発熱体に対して安定した電力供給を行うことができる定着装置及び画像形成装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、回転発熱体に電力を供給して発熱させ、記録材上の未定着トナーを加熱して該未定着トナーを該記録材上に定着させる定着装置において、上記回転発熱体とともに回転するように蓄電装置を設け、一端が該蓄電装置に対して相対移動しないように電気接続され、かつ、他端が該回転発熱体に対して相対移動しないように電気接続された導電性の電力供給部材を用いて、該該蓄電装置から該回転発熱体に電力を供給することを特徴とするものである。
この定着装置においては、一端が該蓄電装置に電気接続され、かつ、他端が該回転発熱体に電気接続された電力供給部材によって、その蓄電装置からの電力を回転発熱体に供給する。そして、この電力供給部材の両端は、それぞれ蓄電装置及び回転発熱体に対して相対移動しない状態で電気接続されている。よって、本定着装置では、電力供給経路上に複数の部材が互いに摺動等する相対移動部分が存在しないので、上述した接触給電方式に比べて、回転発熱体に必要な大電力を安定して供給することができる。ここで、外部電源からの電力を上述した電力供給部材を通じて回転発熱体に供給する構成とした場合、回転発熱体が回転すると、その外部電源が固定配置されている関係で電力供給部材が捻れたり変形したりする。この場合、電力供給部材がその捻れや変形に耐えられなくなると、断線等によって電力供給できなくなる。そこで、本定着装置では、蓄電装置から回転発熱体に電力供給することとし、この蓄電装置を回転発熱体とともに回転させることとしている。これにより、回転発熱体が回転しても、電力供給部材が捻れたり変形したりすることがない。よって、本定着装置によれば、電力供給部材が断線等することなく、回転発熱体に対して連続的に安定した電力供給を行うことができる。
【0010】
また、請求項2の発明は、請求項1の定着装置において、上記回転発熱体として、その形状が中空状のものを用い、上記蓄電装置を、該回転発熱体の中空部分に配置したことを特徴とするものである。
本定着装置においては、回転発熱体の中空部分に蓄電装置を配置している。これにより、回転発熱体の外側に蓄電装置の配置スペースを確保する必要がなくなる。しかも、回転発熱体の中空部分は、通常、空きスペースとなっており、この部分に蓄電装置を設けることで、空きスペースの有効利用を図ることができる。
【0011】
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の定着装置において、上記蓄電装置を定着装置本体に対して着脱可能に構成したことを特徴とするものである。
この定着装置においては、本定着装置を分解することなく、蓄電装置の交換を行うことができる。これにより、蓄電装置が1次電池の場合には蓄電された電力がなくなったときや、蓄電装置が2次電池の場合には蓄電装置の蓄電能力が低下したときなどに、ユーザーや専門の作業員等によって新しい蓄電装置に交換することができる。
【0012】
また、請求項4の発明は、請求項1、2又は3の定着装置において、上記蓄電装置は2次電池であり、該蓄電装置に対する充電用の電力供給は、該蓄電装置の回転が停止しているときに行うことを特徴とするものである。
本定着装置では、蓄電装置が回転するので、この回転する蓄電装置に対して充電用の電力供給を行う場合には、上記接触給電方式等によって給電を行う必要がある。そのため、上述した従来の回転発熱体への電力供給と同様に、安定した電力供給が困難となる場合がある。特に、蓄電装置を急速に充電させるために蓄電装置に大電力を供給する場合には高い信頼性が必要となるが、安定した電力供給が困難である結果、その大電力供給に対する高い信頼性を得ることができない。そこで、本定着装置では、蓄電装置の回転が停止しているときに充電用の電力供給を行うこととしている。安定した電力供給が困難になる主な理由は、電力供給経路上に存在する2つの部材が互いに摺擦しながら電力供給を行っていたために、その摺擦部分で火花やノイズが発生することによるものである。よって、本定着装置のように蓄電装置の回転が停止しているときに電力供給を行えば、摺擦による火花やノイズが発生することがなく、安定した電力供給を実現することが可能となる。
【0013】
また、請求項5の発明は、請求項1、2、3、4、5又は6の定着装置において、上記蓄電装置は2次電池であり、該蓄電装置とは非接触の状態で、該蓄電装置に対して充電用の電力を供給する非接触給電手段を設けたことを特徴とするものである。
この定着装置では、蓄電装置に対する充電用の電力供給を非接触の状態で行うので、電力供給経路上に存在する2つの部材が互いに摺擦することにより発生する火花やノイズによって、電力供給が不安定になることがない。このように非接触の状態で電力供給を行う方法としては、例えば、外部電源に電気接続された1次コイルを蓄電装置に設けられる2次コイルと磁気結合させることで、2次コイル側に誘導電流を発生させるものが挙げられる。
【0014】
また、請求項6の発明は、請求項1、2、3、4又は5の定着装置において、上記回転発熱体と上記蓄電装置との間に、断熱部材を配置したことを特徴とするものである。
本定着装置では、蓄電装置が回転発熱体とともに回転するので、その蓄電装置を回転発熱体近傍に配置することが多い。そのため、回転発熱体からの熱により蓄電装置が加熱され、蓄電装置の温度上昇により、蓄電装置の電力供給能力が低下したり、蓄電装置の寿命が短くなったりするおそれがある。そこで、本定着装置では、回転発熱体と上記蓄電装置との間に断熱部材を配置し、蓄電装置が回転発熱体からの熱により加熱されるのを抑制している。これにより、蓄電装置の温度上昇を抑制できる。
【0015】
また、請求項7の発明は、請求項1、2、3、4、5又は6の定着装置において、上記蓄電装置を冷却する冷却手段を設けたことを特徴とするものである。
この定着装置においては、冷却手段によって蓄電装置を冷却することができるので、蓄電装置の温度上昇を抑制することができる。これにより、蓄電装置の温度上昇による蓄電装置の電力供給能力の低下や、蓄電装置の短寿命化を抑制することができる。
【0016】
また、請求項8の発明は、請求項1、2、3、4、5、6又は7の定着装置において、上記回転発熱体の加熱面又は該回転発熱体に接触する加熱面形成部材によって形成される加熱面を上記記録材に当接させた状態で、該記録材上の未定着トナーを加熱することを特徴とするものである。
この定着装置においては、回転発熱体からの熱が、その回転発熱体の加熱面を通じて、又は、回転発熱体に接触する加熱面形成部材の加熱面を通じて、直接的に記録材上の未定着トナーに伝搬する。よって、ヒータの輻射熱で加熱面を加熱させる従来のものに比べて、小さな熱容量で定着に必要な熱量を確保することが可能となる。
【0017】
また、請求項9の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7又は8の定着装置において、上記回転発熱体からの熱によって上記記録材上の未定着トナーが加熱される加熱領域を変更する加熱領域変更手段を設けたことを特徴とするものである。
回転発熱体の回転軸方向長さは、通常、定着処理の対象となる記録材のうちの最大サイズに対応するように形成されている。このような定着装置において、その最大サイズよりも小さいサイズの記録材に対して定着処理を行う場合、定着処理に寄与しない回転発熱体部分が存在することになる。この回転発熱体部分が発熱しても、その熱は定着処理に貢献することはないので、その発熱のために消費される電力は無駄なものである。また、同一サイズの記録材であっても、形成すべき画像によってはその記録材上のごく一部にしかトナーが付着していないことがある。このように一部にしかトナーが付着していない記録材に対して記録材全体に対する定着処理を行う場合にも、定着処理に寄与しない回転発熱体部分が存在し、無駄に電力を消費することになる。そこで、本請求項の定着装置では、加熱領域変更手段により、回転発熱体からの熱によって記録材上の未定着トナーが加熱される加熱領域を変更することとしている。具体的には、例えば、上記回転発熱体を、複数の回転発熱体部分に分割し、各回転発熱体部分についての電力供給のON/OFF制御を行う。これにより、定着処理に貢献する部分の回転発熱体には電力供給し、定着処理に貢献しない部分の回転発熱体には電力供給しないような制御が可能となる。
【0018】
また、請求項10の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9の定着装置において、上記記録材上の未定着トナーに熱を伝達する加熱面を形成する加熱面形成部材を、上記回転発熱体の外側に配置し、該加熱面形成部材を該加熱面側から加熱する補助加熱手段とを設けたことを特徴とするものである。
この定着装置においては、加熱面形成部材を、回転発熱体からの熱だけでなく補助加熱手段による熱によっても加熱することができる。しかも、補助加熱手段から加熱面形成部材に伝達される熱は、回転発熱体からの熱が伝達される側とは反対側の面から供給されるので、加熱面形成部材をその両面から加熱することができる。これにより、加熱面形成部材により形成される加熱面を定着に必要な温度まで昇温させるまでの待機時間を短縮することができる。また、本定着装置によれば、加熱面を定着に必要な温度まで昇温させるのに必要な熱量の一部を補助加熱手段が負担するので、回転発熱体の発熱量を少なくすることができ、この回転発熱体に電力を供給する蓄電装置の小型化、ひいては定着装置の小型化を図ることが可能となる。
【0019】
また、請求項11の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9の定着装置において、上記回転発熱体からの熱によって上記記録材上の未定着トナーが加熱される加熱領域に対して記録材搬送方向上流側で、該記録材及び該記録材上の未定着トナーを加熱する予熱手段を設けたことを特徴とするものである。この定着装置においては、発熱体からの熱による定着処理を行うまでに、予熱手段によって予め記録材及び記録材上の未定着トナーを加熱しておく。これにより、定着処理時には、記録材及び記録材上の未定着トナーの温度は上昇している。本定着装置によれば、定着処理に必要となる熱量の一部を予熱手段が負担するので、回転発熱体の発熱量を少なくすることができる。よって、回転発熱体を定着に必要な温度まで昇温させるまでの待機時間を短縮できるとともに、その回転発熱体に電力を供給する蓄電装置の小型化、ひいては定着装置の小型化を図ることが可能となる。
【0020】
また、請求項12の発明は、記録材上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、該トナー像形成手段によって記録材上に形成されたトナー像を構成する未定着トナーを加熱することで、該未定着トナーを該記録材上に定着させる定着手段とを備えた画像形成装置において、上記定着手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10の定着装置を用いたことを特徴とするものである。
この画像形成装置においては、定着手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10の定着装置を用いることで、これらの定着装置がもつ有用な効果をもって定着処理を行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、電子写真式の画像形成装置であるレーザプリンタ(以下、「プリンタ」という。)に適用した実施形態について説明する。
図2は、本実施形態に係るプリンタ全体の概略構成図である。このプリンタは、潜像担持体としての感光体ドラム1を有している。感光体ドラム1は、図中矢印A方向に回転駆動されながら、感光体ドラム1に接触する帯電手段としての帯電ローラ2により、その表面が一様に帯電される。その後、潜像形成手段としての光書込ユニット3により画像情報に基づき走査露光されて、感光体ドラム1の表面に静電潜像が形成される。なお、帯電手段及び潜像形成手段としては、帯電ローラ2及び光書込ユニット3とは異なるものを用いることもできる。感光体ドラム1上に形成された静電潜像は、現像手段としての現像装置4により現像され、感光体ドラム1上にトナー像が形成される。感光体ドラム1上に形成されたトナー像は、転写ベルト5を備えた転写手段としての転写ユニットにより、給紙カセット6から給紙ローラ7a及びレジストローラ対7bを経て搬送される記録材としての転写紙P上に転写される。転写終了後の転写紙Pは、定着手段としての定着装置10によりトナー像が定着され、機外に排出される。なお、転写されずに感光体ドラム1上に残留した転写残トナーは、クリーニング手段としてのクリーニングユニット8により感光体ドラム1の表面から除去される。また、感光体ドラム1上の残留電荷は、除電手段としての除電ランプ9で除去される。
【0022】
次に、本実施形態における定着装置10の構成について説明する。
図1は、本実施形態における定着装置10の概略構成図である。この定着装置10は、主に、加熱ローラ11と加圧ローラ12とから構成されている。これらのローラ11,12は、互いに圧力が加わる当接状態で配置されており、これらの間に定着ニップが形成されている。加熱ローラ11及び加圧ローラ12は、互いに同じ表面移動速度で図中矢印の方向(連れ回り方向)にそれぞれ回転駆動している。転写紙Pが定着ニップを通過する際、その転写紙P上の未定着トナーTには、所定の熱量が与えられる。これにより、その未定着トナーは溶融し、定着ニップにおける圧力作用も伴うことで、転写紙P上に定着される。
【0023】
加熱ローラ11は、金属、ガラス、セラミック、耐熱プラスチックなどの円筒状基体13の内周面に、回転発熱体であるシート状の抵抗発熱体14を貼り付けたり、塗布したりしたものである。また、加熱ローラ11の外周表面には、トナーに対する剥離性を有するテフロン(登録商標)系樹脂などの離型層15がコーティングされている。この離型層15は、好適な定着ニップを形成するために弾性を有するものが好ましい。抵抗発熱体14の内周面には、加熱ローラ11の内部(中空部分)に配置されている蓄電装置16に一端が固定された電力供給部材としての電力供給線17の他端が固定されている。すなわち、電力供給線17の両端はそれぞれ蓄電装置16及び抵抗発熱体14に対して相対移動しない状態で電気接続されている。蓄電装置16からの電力は、電力供給線17を介して抵抗発熱体14に供給される。この電力供給により抵抗発熱体14が発熱すると、その発生した熱は円筒状基体13及び離型層15を通じて加熱ローラ11の表面に達する。
【0024】
本実施形態の加熱ローラ11は、シート状の抵抗発熱体14を円筒状基体13に貼り付けたものを用いている。この抵抗発熱体14は、主にシート状基材と発熱材料とから形成される。このシート状基材としては、例えば、シリコンゴム、ポリイミド等の絶縁体フィルムや、ポリエステル不織布などの絶縁体材料を用いることができる。また、発熱材料としては、鋼ニッケル、ニクロム線等の金属抵抗体からなる線材や、アルミ箔、ステンレス箔等の金属箔抵抗体などを用いることができる。このような抵抗発熱体14のほか、ガラス芯、シリコンゴム芯等の基材にニクロム線等の金属抵抗線を巻きつけ、シリコンゴム、フッ素樹脂等で被覆したコード状ヒータを用いることもできる。また、円筒状基体13の内周面に金属抵抗線を線材渦巻状に巻きつけたものや、セラミックヒータなども、抵抗発熱体14として用いることができる。なお、回転する発熱体であれば、これ以外の構成を有する発熱体を用いることもでき、本実施形態のように円筒状の回転発熱体に限らず、例えば無端ベルト状の回転発熱体であってもよい。
【0025】
本実施形態で使用する抵抗発熱体14は、厚さが1.0mmのシート状シリコーンゴム基材にニクロム線を巻き付けたものである。この抵抗発熱体14のワット密度は2.0W/cm2である。なお、抵抗発熱体14のワット密度は、使用される円筒状基体13の厚みや径等の諸条件に応じて任意に設定、調整する。例えば、円筒状基体13の厚みが1.5mmの場合、ワット密度が3.5W/cm2の抵抗発熱体14を使用するのが好ましい。
【0026】
加圧ローラは、加熱ローラ11との間で転写紙Pを挟み込み、その転写紙Pと未定着のトナーとを密着させるためのものである。その表面には、シリコンゴムなどの離形性、耐熱性のよい弾性層が設けられている。未定着のトナーを載せた転写紙Pが加圧ローラ12と加熱ローラ11との間の定着ニップに進入すると、その定着ニップにおいて加熱ローラ11による熱処理を受けてトナーが溶融し、定着される。
【0027】
蓄電装置16としては、電力を蓄える機能を有し、かつ、その蓄えられた電力を必要に応じて抵抗発熱体14に供給できるものであれば、どのようなものでも利用することができる。例えば、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、鉛蓄電池などの化学反応を利用した2次電池、電気二重層コンデンサ等の大容量キャパシタなどを利用することができる。特に、抵抗発熱体14に供給する電力量を制御できるものであるのがより好ましい。なお、本実施形態の蓄電装置16としては、2次電池を使用している。
【0028】
図3は、本実施形態における加熱ローラ11の回転軸に直交する方向の断面図である。
図4は、本実施形態における加熱ローラ11の軸方向断面図である。
加熱ローラ11の外周面における軸方向両端部分は、ボールベアリングを有する回転軸受11bに軸受けされており、その加熱ローラ11の一端は図示しない駆動モータに接続されている。この駆動モータからの駆動力により加熱ローラ11が回転駆動し、これに伴って抵抗発熱体14も回転駆動する。また、蓄電装置16から加熱ローラ11の軸方向外側に延出した部分には給電電極16aが設けられている。そして、この給電電極216aに接触するように、外部電源20に接続された給電端子21が配置されている。この給電端子21と外部電源20との間には、スイッチ部22が設けられている。このスイッチ部22は、スイッチ切替部23によって制御されており、このスイッチ切替部23によって、蓄電装置16への電力供給をON/OFF制御することができる。
【0029】
次に、本発明の特徴部分である蓄電装置16の構成及び動作について説明する。
本実施形態では、蓄電装置16及び電力供給線17が抵抗発熱体14とともに回転する構成となっている。具体的に説明すると、蓄電装置16は、円柱形状を有し、その中心軸が抵抗発熱体14の回転軸上すなわち加熱ローラ11の回転軸上に位置するように、保持部材18によって加熱ローラ11に対して固定されている。よって、抵抗発熱体14が回転すると、蓄電装置16も抵抗発熱体14と同じ角速度で回転することになる。なお、本実施形態では、蓄電装置16を抵抗発熱体14に固定することで抵抗発熱体14とともに回転する構成としているが、独立した駆動装置によって蓄電装置16を回転させてもよい。なお、この場合には、蓄電装置16の回転と抵抗発熱体14の回転とが同期するようにする。
【0030】
本定着装置10によって定着処理を行う場合、加熱ローラ11の回転開始とともに蓄電装置16及び電力供給線17も回転を開始し、蓄電装置16から電力供給線17を通じて加熱ローラ11の抵抗発熱体14に電力が供給される。これにより、抵抗発熱体14が発熱し、加熱ローラ11の表面が所定の定着温度に達すると、定着ニップに未定着トナーTを載せた転写紙Pが搬送され、定着処理が行われる。
【0031】
このような定着処理を繰り返すことで、蓄電装置16内に蓄えられた電力は消費されていくが、本実施形態では蓄電装置16が2次電池であるため、これを充電することができる。この充電の際、本実施形態では、蓄電装置16の給電電極16aに接触する外部電源20の給電端子21から電力供給がなされる。蓄電装置16が回転している間は、その給電電極16aも回転するため、この給電電極16aと給電端子21とが摺動することになる。そのため、その接触部分の摺擦によって上述した従来の回転発熱体への電力供給と同様の不具合、すなわち、これらの給電電極16a及び給電端子21の摩耗が生じて接触不良が生じやすい。
【0032】
しかし、蓄電装置16に供給される充電用の電力は、一般に抵抗発熱体14に供給される電力に比べて小さいため、その接触不良によって電力供給が不安定になりにくい。しかも、本実施形態では、蓄電装置16に対する充電用の電力供給を蓄電装置16の回転が停止しているときに行う構成としている。具体的には、加熱ローラ11の回転が開始すると、スイッチ切替部23に制御信号が入力され、これによりスイッチ切替部23は、スイッチ部22をOFF状態にする。よって、蓄電装置16への充電は、給電端子21と給電電極16aとが互いに相対移動しない状態で行われる。したがって、これらが相対移動している状態すなわち摺動している状態で充電する場合に比べて、給電電極16aと給電端子21との間の電気的な接続状態を安定化させることができる。したがって、本実施形態によれば、充電用の電力を蓄電装置16に対して安定して供給することができる。
【0033】
なお、本実施形態では、抵抗発熱体14の表面を転写紙Pに当接させた状態で定着処理を行う構成について説明したが、定着処理の際に抵抗発熱体14の表面と転写紙Pとの間に加熱面形成部材としての定着ベルトなどを挟み込む構成を採用してもよい。このような構成であっても、抵抗発熱体14からの熱が直接的に転写紙P上の未定着トナーTに伝搬するので、ヒータの輻射熱で加熱する構成に比べて、小さな熱容量で定着に必要な熱量を確保することが可能となり、待機時間の短縮、省電力化を図ることができる。また、抵抗発熱体14とともに回転する1又は2以上のヒータ等による輻射熱で加熱ローラ11の表面を加熱する構成とし、そのヒータ等に上記蓄電装置16から電力を供給する構成としても、同様の効果を得ることができる。
【0034】
〔変形例1〕
次に、上記実施形態における定着装置の変形例(以下、本変形例を「変形例1」という。)について説明する。
本変形例1における定着装置の基本構成及び動作は上記実施形態と同様であるが、蓄電装置16が定着装置10本体に対して着脱可能に構成されている点で、上記実施形態と異なっている。以下、上記実施形態とは異なる点についてのみ説明する。
【0035】
図5は、本変形例1における加熱ローラの軸方向断面図である。この定着装置の加熱ローラ11の中空内部には、その中空内部に対して蓄電装置16を加熱ローラの軸方向(図中矢印Bの方向)に抜き差しするためのスライド支持部材122が設けられている。蓄電装置16を加熱ローラ11から取り外す場合、このスライド支持部材122を引き抜くことで、そのスライド支持部材122とともに蓄電装置16が加熱ローラ11の外部に引き出すことができる。そして、そのスライド支持部材122から蓄電装置16を取り外すことで、蓄電装置16を交換したり、点検したりすることができる。一方、蓄電装置16を加熱ローラ11に装着する場合、まず、その蓄電装置16をスライド支持部材122に取り付ける。これにより、蓄電装置16は図示しない固定手段によりスライド支持部材122内部に固定される。そして、そのスライド支持部材122を加熱ローラ11の中空内部に挿入する。加熱ローラ11の中空内部には、スライド支持部材122の挿入動作又は引き抜き動作を案内する案内手段が設けられており、この案内手段によってスライド支持部材122を適切に加熱ローラ11の中空内部に挿入することができる。スライド支持部材122を完全に加熱ローラ11の中空内部へ挿入すると、図示しない固定手段によりスライド支持部材122が加熱ローラ11の中空内部に固定される。これにより、蓄電装置16は、加熱ローラ11が回転したときにはこれと一緒に回転することができるようになる。
【0036】
また、スライド支持部材122が加熱ローラ11の中空内部に固定されたとき、蓄電装置16に設けられた抵抗発熱体14に電力を供給するための接触端子117aが、抵抗発熱体14に設けられた接触電極117bに接触した状態となる。接触端子117aは、板バネ状に形成されたものであり、そのバネ弾性によって接触端子117aと接触電極117bとの電気的な接続状態が確保される。また、同様に、スライド支持部材122が加熱ローラ11の中空内部に固定されると、蓄電装置16の給電電極16aと外部電源20の給電端子21との接触状態が確立され、蓄電装置16への充電が可能な状態になる。
【0037】
なお、本変形例1では、これら接触端子117a及び接触電極117bの少なくとも一方が電力供給部材として機能する。接触端子117aが電力供給部材として説明すると、抵抗発熱体14が回転しても、これとともに蓄電装置16も回転するので、その接触端子117aは、抵抗発熱体14の接触電極117bに対して相対移動しない。よって、蓄電装置16からの電力を抵抗発熱体14に対して安定して供給することができる。
【0038】
〔変形例2〕
次に、上記実施形態における定着装置の他の変形例(以下、本変形例を「変形例2」という。)について説明する。
本変形例2における定着装置の基本構成及び動作は上記実施形態と同様であるが、蓄電装置216への充電を非接触給電手段により行う点で、上記実施形態と異なっている。以下、上記実施形態とは異なる点についてのみ説明する。
【0039】
図6は、本変形例2における加熱ローラの軸方向断面図である。この定着装置でも、上記実施形態と同様に外部電源20からの電力によって蓄電装置216を充電する構成を採用している。ここで、このような接触給電方式を採用した場合、上述したように給電電極16aと給電端子21とが互いに摺動した状態で電力供給を行うと、電力供給が不安定になるおそれがある。そのため、本変形例でも、上記実施形態と同様に、加熱ローラ11が回転して給電電極16aと給電端子21とが互いに摺動している間は、外部電源20から蓄電装置216への給電を行わない。しかし、定着処理を連続して行う場合には、加熱ローラ11が長期的に連続回転することになり、その間は充電を行うことができない。
【0040】
そこで、本変形例2では、加熱ローラ11に対して加熱ローラ軸方向外側に1次コイル224及び2次コイル225を設けている。2次コイル225は、この2次コイル225で発生した電力が蓄電装置216に供給されるように蓄電装置216に電気的に接続されている。この2次コイル225は蓄電装置216に固定されているので、加熱ローラが回転すると、2次コイル225及び蓄電装置216も一緒に回転することになる。また、1次コイル224は、2次コイル225の外周を覆う囲むように配置されており、交流電源220に電気的に接続されている。これにより、交流電源220から電流が供給されると、1次コイル224の周囲に交番磁界が発生し、2次コイル225に誘導電流が発生して蓄電装置216への充電が行われる。
【0041】
交流電源220、1次コイル224及び2次コイル225によって構成される非接触給電手段による充電は、蓄電装置216に対して非接触の状態で行われる。そのため、電力供給経路上に2つの部材が互いに接触する部分が存在しない。よって、加熱ローラ11が回転している間でも、蓄電装置216に対して充電用の電力を安定して供給することができる。
本変形例2において、加熱ローラ11の回転が停止している間は、非接触給電手段による電力供給と外部電源20からの電力供給とを併用して、蓄電装置216への充電を行う。そして、加熱ローラ11が回転している間は、外部電源20からの電力供給を停止するが、非接触給電手段による電力供給を継続して充電を行う。よって、加熱ローラ11が長期的に連続回転する場合でも、蓄電装置216に対して安定した電力供給を継続することができる。これにより、充電装置21を常に良好な充電状態に維持することが可能となる。
【0042】
なお、本変形例2では、非接触給電手段による電力供給と外部電源20からの充電を併用した構成について説明したが、非接触給電手段のみで蓄電装置216の充電を行うように構成してもよい。
【0043】
〔変形例3〕
次に、上記実施形態における定着装置の更に他の変形例(以下、本変形例を「変形例3」という。)について説明する。
本変形例3における定着装置の基本構成及び動作は上記実施形態と同様であるが、蓄電装置16の温度上昇を抑えるための構成を備えている点で、上記実施形態と異なっている。以下、上記実施形態とは異なる点についてのみ説明する。
【0044】
図7は、本変形例3における加熱ローラの軸方向断面図である。この定着装置では、抵抗発熱体14と蓄電装置16との間のスペースに断熱部材326が充填されている。この断熱部材326は、上記実施形態における保持部材18としての機能も果たしており、断熱部材326によって蓄電装置16が加熱ローラ11に対して固定されている。本変形例3では、断熱部材326として、セラミックファイバーを使用しているが、これに限られるものではなく、例えば、耐熱・耐火レンガ、石綿、ケイ酸カルシウムなどの多孔構造材質で形成されたものや、セル状構造材質で形成されたものなども使用することができる。
本変形例3によれば、断熱部材326を配置したことにより、抵抗発熱体14で発生した熱が蓄電装置16に伝達されるのを抑制することができる。よって、蓄電装置16の温度上昇を抑えることができ、蓄電装置の蓄電能力を維持でき、寿命を延ばすことができる。
【0045】
〔変形例4〕
次に、上記実施形態における定着装置の更に他の変形例(以下、本変形例を「変形例4」という。)について説明する。
本変形例4における定着装置の基本構成及び動作は上記実施形態と同様であるが、上記変形例3の場合と同様に蓄電装置16の温度上昇を抑えるための構成を備えている点で、上記実施形態と異なっている。以下、上記実施形態とは異なる点についてのみ説明する。
【0046】
図8は、本変形例4における加熱ローラの軸方向断面図である。この定着装置には、蓄電装置16を冷却する冷却手段としての空冷用ファン427を備えている。この空冷用ファン427は、加熱ローラ11の軸方向外側の一方に設けられ、外気を加熱ローラ11の中空内部に送り込む。空冷用ファン427によって加熱ローラ11の中空内部に発生した気流により、蓄電装置16の熱を奪う。そして、熱を奪った気流は、空冷用ファン427が配置された端部とは反対側から、加熱ローラ11の外部に排出される。
本変形例4によれば、空冷用ファン427によって発生した気流によって、抵抗発熱体14からの熱等によって加熱された蓄電装置16の熱を奪うことができる。よって、蓄電装置16の温度上昇を抑えることができ、蓄電装置の蓄電能力を維持でき、寿命を延ばすことができる。
【0047】
なお、本変形例4では、冷却手段として空冷用ファン427を用いた構成について説明したが、これに限らず、他の公知の冷却手段を用いることもできる。例えば、放熱フィンやヒートパイプを利用したものや、水冷方式を採用したものなども利用できる。
また、蓄電装置16の温度上昇の原因は、主に抵抗発熱体14で発生する熱であるので、図9に示すように、本変形例4の構成にも、上記変形例3における断熱部材426を設けるのが望ましい。このとき、図示のように、冷却手段として空冷用ファン427のように気流によって熱を奪う構成を採用する場合には、加熱ローラ11の中空内部に気流が通過できるスペースを確保しておくのが望ましい。
【0048】
〔変形例5〕
次に、上記実施形態における定着装置の更に他の変形例(以下、本変形例を「変形例5」という。)について説明する。
本変形例5における定着装置の基本構成及び動作は上記実施形態と同様であるが、円筒状基体13の内周面に設けられる抵抗発熱体を複数分割して設けている点で、上記実施形態とは異なっている。以下、上記実施形態とは異なる点についてのみ説明する。
【0049】
図10は、本変形例5における加熱ローラの軸方向断面図である。この定着装置では、加熱ローラ511の回転軸方向に沿って3つの抵抗発熱体514a,514b,514cを円筒状基体13の内周面に設けている。このうち、真ん中の抵抗発熱体514bにおける加熱ローラ回転軸方向の長さは、A4版サイズの転写紙Pがその長手方向に搬送される場合の転写紙Pの幅に対応している。また、3つの抵抗発熱体514a,514b,514cを合わせた加熱ローラ回転軸方向の長さは、A4版サイズの転写紙Pがその長手方向に直交する方向に搬送される場合の転写紙Pの幅に対応している。そして、各抵抗発熱体514a,514b,514cには、それぞれ電力供給線517a,517b,517cが固定されている。蓄電装置516内には、各抵抗発熱体514a,514b,514cへの電力供給を個別にON/OFF制御する図示しない切替回路が設けられている。この切替回路により加熱領域変更手段が構成されている。
【0050】
蓄電装置516から加熱ローラ11の軸方向外側に延出した部分には、情報入力電極516aが設けられている。そして、この情報入力電極516aに接触するように、図示しない制御部に接続された情報入力端子521が配置されている。情報入力端子521には、制御部から、定着処理の対象となる転写紙Pのサイズ情報が入力される。そして、そのサイズ情報は、情報入力電極516aを介して蓄電装置516内の切替回路に伝達される。これにより、切替回路は、そのサイズ情報に応じて、真ん中の抵抗発熱体14bにだけ電力供給を行うか、すべての抵抗発熱体14bに電力供給を行うかを決定する。
本変形例5によれば、定着処理に貢献しない部分の抵抗発熱体には電力供給しないので、無駄な電力消費を抑えることができる。
【0051】
〔変形例6〕
次に、上記実施形態における定着装置の更に他の変形例(以下、本変形例を「変形例6」という。)について説明する。
本変形例6における定着装置の基本構成及び動作は上記実施形態と同様であるが、抵抗発熱体14とは別個に加熱ローラ11を加熱する補助加熱手段を設けている点で、上記実施形態とは異なっている。以下、上記実施形態とは異なる点についてのみ説明する。
【0052】
図11は、本変形例6における加熱ローラ11の回転軸に直交する方向の断面図である。本変形例における定着装置には、加熱ローラ11の外側に、加熱ローラ11の表面とは非接触の状態で加熱ローラ11を加熱する補助加熱手段としての管状ランプヒータ614が設けられている。この管状ランプヒータ614は、ハロゲンランプからなるヒータ部614aと、ヒータ部614aで発生した光を加熱ローラ11の表面に向けて集光するための反射版614bとから構成されている。ヒータ部614aで発生した光は、反射版614bによって集約され、加熱ローラ11の表面を加熱する。
【0053】
本変形例6によれば、加熱ローラ11の円筒状部材13及び離型層15からなる加熱面形成部材を、抵抗発熱体14及び管状ランプヒータ614によって両面から加熱することができる。これにより、加熱ローラ11の表面(加熱面)を定着に必要な温度まで昇温させるまでの待機時間を短縮することができる。また、本定着装置によれば、加熱ローラ11の表面を定着に必要な温度まで昇温させるのに必要な熱量の一部を管状ランプヒータ614が負担するので、抵抗発熱体14の発熱量を少なくすることができる。よって、抵抗発熱体14に電力を供給する蓄電装置16の小型化、ひいては定着装置の小型化を図ることが可能となる。
【0054】
なお、本変形例6では、補助加熱手段として管状ランプヒータ614のヒータ部614aとしてハロゲンランプを用いているが、近赤外線ランプや遠赤外線ランプ等を用いることもできる。また、本変形例6では、加熱ローラ11とは非接触の状態で加熱する補助加熱手段について説明したが、熱源を加熱ローラ11の表面に接触させた状態で加熱するものであってもよい。この場合、加熱ローラ11の内部に配置されている抵抗発熱体14やセラミックヒータなどを、補助加熱手段として利用することができる。
【0055】
〔変形例7〕
次に、上記実施形態における定着装置の更に他の変形例(以下、本変形例を「変形例7」という。)について説明する。
本変形例7における定着装置の基本構成及び動作は上記実施形態と同様であるが、未定着トナーを載せた転写紙Pが定着ニップに侵入する前に、その転写紙P及び未定着トナーTを加熱する予熱手段を設けている点で、上記実施形態とは異なっている。以下、上記実施形態とは異なる点についてのみ説明する。
【0056】
図12は、本変形例7における加熱ローラの軸方向断面図である。この定着装置では、定着ニップに侵入する前の転写紙P及び未定着トナーTを加熱する予備加熱手段としての管状ランプヒータ714が設けられている。この管状ランプヒータ714としては、上記変形例6の管状ランプヒータ614と同様のものを利用することができる。
本変形例7によれば、加熱ローラ11及び加圧ローラ12による定着処理時には、転写紙P及び未定着トナーTの温度が予め上昇しているので、加熱ローラ11による加熱処理に必要な発熱量が少なくて済む。よって、その加熱ローラ11を定着に必要な温度まで昇温させるまでの待機時間を短縮できる。しかも、その抵抗発熱体14に電力を供給する蓄電装置16の小型化、ひいては定着装置の小型化を図ることも可能となる。
【0057】
なお、本実施形態では、円筒状基体13の内周面に抵抗発熱体14,514を設けた構成であるが、その外周面に設けても、同様の効果を得ることができる。また、、本実施形態では、加熱ローラ11の中空内部に蓄電装置16,216,516を配置した構成であるが、加熱ローラ11の軸方向外側や加熱ローラ11の外周面外側など、加熱ローラ11の外部に設けてもよい。
【0058】
【発明の効果】
請求項1乃至12の発明によれば、回転発熱体に対して安定した電力供給を行うことができるという優れた効果がある。
特に、請求項2の発明によれば、定着装置の小型化が可能となるという優れた効果がある。
また、請求項3の発明によれば、定着装置のメンテナンスが容易となるという優れた効果がある。
また、請求項4及び5の発明によれば、蓄電装置に対する充電用の電力を安定して電力供給することが可能となるという優れた効果がある。これにより、大電力供給に対する信頼性が高まり、蓄電装置を急速に充電させることが可能となる。
また、請求項6及び7の発明によれば、蓄電装置の蓄電能力を維持でき、寿命を延ばすことができるという優れた効果がある。
また、請求項8の発明によれば、加熱面を定着に必要な温度まで昇温させるまでの待機時間を短縮することが可能し、かつ、消費電力を低減させることが可能となる。
また、請求項9の発明によれば、無駄な電力消費を抑えることができるという優れた効果がある。
また、請求項10及び11の発明によれば、待機時間を更に短縮できるとともに、蓄電装置の小型化、ひいては定着装置の小型化を図ることが可能となるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るプリンタの定着装置を示す概略構成図。
【図2】同プリンタ全体の概略構成図。
【図3】同定着装置の加熱ローラの回転軸に直交する方向の断面図。
【図4】同加熱ローラの軸方向断面図。
【図5】変形例1における加熱ローラの軸方向断面図。
【図6】変形例2における加熱ローラの軸方向断面図。
【図7】変形例3における加熱ローラの軸方向断面図。
【図8】変形例4における加熱ローラの軸方向断面図。
【図9】同変形例の他の構成を示す加熱ローラの軸方向断面図。
【図10】変形例5における加熱ローラの軸方向断面図。
【図11】変形例6における加熱ローラの回転軸に直交する方向の断面図。
【図12】変形例7における加熱ローラの軸方向断面図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム
10 定着装置
11,511 加熱ローラ
12 加圧ローラ
13 円筒状基体
14,514a,514b,514c 抵抗発熱体
16,516 蓄電装置
16a 給電電極
17,517a,517b,517c 電力供給線
18 保持部材
20 外部電源
21 給電端子
22 スイッチ部
23 スイッチ切替部
117a 接触端子
117b 接触電極
122 スライド支持部材
220 交流電源
224 1次コイル
225 2次コイル
326,426 断熱部材
427 空冷用ファン
516a 情報入力電極
521 情報入力端子
614,714 管状ランプヒータ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fixing device that fixes unfixed toner on a recording material by heating the unfixed toner on the recording material, and an image forming apparatus such as a copying machine, a printer, a facsimile, and a printing machine including the fixing device. is there.
[0002]
[Prior art]
As this type of fixing device, for example, a fixing device including a heating roller having a tubular lamp heater therein and a pressure roller that presses the heating roller to form a fixing nip is known. In this fixing device, a recording material carrying a toner image is fed into a fixing nip, and unfixed toner constituting the toner image is fixed on the recording material by heat and pressure. In such a fixing device using heat, it is necessary to secure an amount of heat necessary for fixing unfixed toner on a recording material. In the case of a heating roller provided with a heater, the surface of the heating roller is heated by radiant heat, so that a heating roller having a large heat capacity is generally used in order to secure a necessary amount of heat throughout the fixing process. With such a heating roller, the amount of heat necessary for the fixing process period can be stored in advance, so that the unfixed toner can be heated with a sufficient amount of heat until the end of the fixing process. However, in this case, there is a drawback that the waiting time until the temperature of the heating roller is raised to the temperature necessary for fixing becomes long. In order to eliminate this drawback, the heating roller may be always warmed. However, this consumes wasteful power during the standby time, which is contrary to the recent demand for energy saving.
[0003]
On the other hand, a fixing device is also known in which electric power is supplied to a rotating heating element to generate heat, and unfixed toner on a recording material is heated to fix the unfixed toner on the recording material. Specifically, for example, a fixing device using a heating roller in which a resistance heating element is attached or applied to a thin cylindrical base has been proposed (see Patent Document 1,
[0004]
A fixing device that supplies power from a power storage device to a heating element that generates heat to be supplied to unfixed toner on a recording material, similarly to the fixing device described in the means for solving the problems described later. Has been proposed (see
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 7-64439
[Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 9-44018
[Patent Document 3]
JP 2000-98799 A
[Patent Document 4]
JP 2002-174988 A
[Patent Document 5]
JP 2001-142347 A
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in a fixing device that performs fixing using a rotating heating element, the heating element that is the target of power supply rotates, so a power supply method is required to supply power to the rotating heating element. . As such a power feeding method, a contact power feeding method is generally adopted in which power is supplied by bringing a conductive member electrically connected to an external power source into contact with an electrode member on a heating roller electrically connected to a rotating heating element. Yes. Specifically, in Patent Document 1, power is supplied while a conductive brush (conductive member) electrically connected to an external power source is rubbed against an electrode (electrode member) on a heating roller. In
[0007]
In the case of such a contact power supply method, there is a portion on the power supply path where the two members such as the electrode member and the conductive member slide relative to each other. Therefore, both members are subjected to a load such as rubbing at the relative moving contact portion. As a result, wear or the like occurs in both members, and there is a risk that contact failure may occur at the contact portion due to this wear or the like. When such a contact failure occurs, noise due to the contact failure occurs, causing a problem that power supply becomes unstable. In particular, the electric power supplied to the rotating heating element of the fixing device is much larger than the electric power supplied to other rotating bodies constituting the image forming apparatus. In such a large power supply, high reliability is required. However, in the contact power supply method, the power supply may become unstable as described above, and high reliability for this large power supply cannot be obtained.
[0008]
The present invention has been made in view of the above problems, and an object thereof is to provide a fixing device and an image forming apparatus capable of stably supplying power to a rotating heat generating element.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, an electric power is supplied to a rotating heating element to generate heat, and unfixed toner on a recording material is heated to fix the unfixed toner on the recording material. In the fixing device, a power storage device is provided so as to rotate together with the rotary heating element, one end is electrically connected so as not to move relative to the power storage device, and the other end does not move relative to the rotary heating element. Thus, electric power is supplied from the power storage device to the rotary heating element using the electrically connected conductive power supply member.
In this fixing device, power from the power storage device is supplied to the rotating heat generator by a power supply member having one end electrically connected to the power storage device and the other end electrically connected to the rotating heat generator. Then, both ends of the power supply member are electrically connected in a state where they do not move relative to the power storage device and the rotating heating element, respectively. Therefore, in this fixing device, there is no relative moving part where a plurality of members slide on each other on the power supply path, so that the large power required for the rotary heating element can be stably compared with the above-described contact power feeding method. Can be supplied. Here, when the power from the external power source is configured to be supplied to the rotary heating element through the power supply member described above, when the rotary heating element rotates, the power supply member may be twisted because the external power source is fixedly arranged. Or deform. In this case, if the power supply member cannot withstand the twisting and deformation, power cannot be supplied due to disconnection or the like. Therefore, in this fixing device, power is supplied from the power storage device to the rotating heat generator, and the power storage device is rotated together with the rotating heat generator. Thereby, even if a rotary heat generating body rotates, a power supply member does not twist or deform | transform. Therefore, according to the present fixing device, the power supply member can continuously and stably supply power to the rotating heat generating member without disconnection or the like.
[0010]
Further, the invention of
In the fixing device, the power storage device is disposed in the hollow portion of the rotating heat generator. As a result, it is not necessary to secure an arrangement space for the power storage device outside the rotating heating element. In addition, the hollow portion of the rotating heating element is normally an empty space, and the empty space can be effectively used by providing a power storage device in this portion.
[0011]
According to a third aspect of the present invention, in the fixing device according to the first or second aspect, the power storage device is configured to be detachable from the fixing device main body.
In this fixing device, the power storage device can be replaced without disassembling the fixing device. As a result, when the power storage device is a primary battery, when the stored power is exhausted, or when the power storage device is a secondary battery, the power storage capability of the power storage device is reduced. It can be replaced with a new power storage device by a member or the like.
[0012]
According to a fourth aspect of the present invention, in the fixing device according to the first, second, or third aspect, the power storage device is a secondary battery, and the power supply for charging the power storage device stops rotation of the power storage device. It is characterized by being performed when
In this fixing device, since the power storage device rotates, when charging power is supplied to the rotating power storage device, it is necessary to supply power by the contact power supply method or the like. For this reason, as in the case of the power supply to the above-described conventional rotary heating element, stable power supply may be difficult. In particular, when supplying a large amount of power to a power storage device in order to charge the power storage device rapidly, high reliability is required.However, as a result of the difficulty in stable power supply, high reliability for the large power supply is achieved. Can't get. In view of this, in the present fixing device, charging power is supplied when the rotation of the power storage device is stopped. The main reason why stable power supply becomes difficult is that the two members existing on the power supply path are supplying power while rubbing each other, and therefore sparks and noise are generated at the rubbing part. Is. Therefore, if power is supplied when the rotation of the power storage device is stopped as in this fixing device, a stable power supply can be realized without generating sparks or noise due to friction. .
[0013]
According to a fifth aspect of the present invention, in the fixing device according to the first, second, third, fourth, or sixth aspect, the power storage device is a secondary battery, and the power storage device is in a non-contact state with the power storage device. Non-contact power supply means for supplying charging power to the apparatus is provided.
In this fixing device, the power supply for charging the power storage device is performed in a non-contact state, so that the power supply is not possible due to sparks or noise generated by the two members existing on the power supply path rubbing each other. It will never be stable. As a method of supplying power in a non-contact state in this way, for example, a primary coil electrically connected to an external power source is magnetically coupled to a secondary coil provided in the power storage device, thereby inducing to the secondary coil side. One that generates an electric current can be mentioned.
[0014]
According to a sixth aspect of the present invention, in the fixing device of the first, second, third, fourth, or fifth aspect, a heat insulating member is disposed between the rotary heating element and the power storage device. is there.
In this fixing device, since the power storage device rotates together with the rotating heat generator, the power storage device is often arranged near the rotating heat generator. For this reason, the power storage device is heated by the heat from the rotating heat generator, and the power supply capability of the power storage device may be reduced or the life of the power storage device may be shortened due to the temperature rise of the power storage device. Therefore, in this fixing device, a heat insulating member is disposed between the rotating heat generator and the power storage device to suppress the power storage device from being heated by the heat from the rotating heat generator. Thereby, the temperature rise of an electrical storage apparatus can be suppressed.
[0015]
According to a seventh aspect of the invention, in the fixing device of the first, second, third, fourth, fifth or sixth aspect, a cooling means for cooling the power storage device is provided.
In this fixing device, since the power storage device can be cooled by the cooling means, the temperature increase of the power storage device can be suppressed. Accordingly, it is possible to suppress a decrease in power supply capability of the power storage device due to a temperature rise of the power storage device and a shortening of the life of the power storage device.
[0016]
According to an eighth aspect of the present invention, in the fixing device according to the first, second, third, fourth, sixth, or seventh aspect, the heating surface of the rotating heating element or a heating surface forming member in contact with the rotating heating element is formed. The unfixed toner on the recording material is heated in a state where the heated surface is in contact with the recording material.
In this fixing device, the heat from the rotating heating element is directly transferred to the unfixed toner on the recording material through the heating surface of the rotating heating element or through the heating surface of the heating surface forming member that contacts the rotating heating element. Propagate to. Therefore, it is possible to secure the amount of heat necessary for fixing with a small heat capacity compared to the conventional one in which the heating surface is heated by the radiant heat of the heater.
[0017]
According to a ninth aspect of the present invention, in the fixing device of the first, second, third, fourth, fifth, sixth, seventh, or eighth aspect, unfixed toner on the recording material is heated by heat from the rotating heating element. The heating area changing means for changing the heating area is provided.
The length of the rotary heating element in the rotation axis direction is usually formed so as to correspond to the maximum size of the recording material to be fixed. In such a fixing device, when a fixing process is performed on a recording material having a size smaller than the maximum size, there is a rotating heating element portion that does not contribute to the fixing process. Even if the rotating heat generating portion generates heat, the heat does not contribute to the fixing process, so that the electric power consumed for the heat generation is useless. Even for recording materials of the same size, depending on the image to be formed, toner may adhere to only a small part of the recording material. Even when the fixing process for the entire recording material is performed on the recording material in which the toner is only partially attached in this way, there is a rotating heating element portion that does not contribute to the fixing process and wastes power. become. Therefore, in the fixing device according to the present invention, the heating region changing means changes the heating region in which the unfixed toner on the recording material is heated by the heat from the rotating heating element. Specifically, for example, the rotary heating element is divided into a plurality of rotary heating element parts, and power supply ON / OFF control is performed for each rotary heating element part. As a result, it is possible to perform control such that power is supplied to the rotational heating elements in the portion that contributes to the fixing process, and power is not supplied to the rotational heating elements in the portion that does not contribute to the fixing process.
[0018]
According to a tenth aspect of the present invention, in the fixing device according to the first, second, third, fourth, fifth, sixth, seventh, eighth, or ninth aspect, a heating surface that transfers heat to unfixed toner on the recording material is formed. The heating surface forming member is disposed outside the rotary heating element, and auxiliary heating means for heating the heating surface forming member from the heating surface side is provided.
In this fixing device, the heating surface forming member can be heated not only by the heat from the rotating heat generator but also by the heat from the auxiliary heating means. In addition, since the heat transmitted from the auxiliary heating means to the heating surface forming member is supplied from the surface opposite to the side to which the heat from the rotary heating element is transmitted, the heating surface forming member is heated from both surfaces. be able to. Thereby, the waiting time until the temperature of the heating surface formed by the heating surface forming member is raised to the temperature necessary for fixing can be shortened. Further, according to the present fixing device, since the auxiliary heating means bears a part of the amount of heat necessary for raising the temperature of the heating surface to the temperature required for fixing, the amount of heat generated by the rotating heating element can be reduced. Thus, it is possible to reduce the size of the power storage device that supplies electric power to the rotating heating element, and consequently to the size of the fixing device.
[0019]
According to an eleventh aspect of the present invention, in the fixing device of the first, second, third, fourth, fifth, sixth, seventh, eighth, or ninth aspect, unfixed toner on the recording material is removed by heat from the rotating heating element. A preheating means for heating the recording material and unfixed toner on the recording material is provided upstream of the heating region in the recording material conveyance direction. In this fixing device, the recording material and the unfixed toner on the recording material are heated in advance by the preheating means before the fixing process by the heat from the heating element is performed. Thereby, during the fixing process, the temperature of the recording material and the unfixed toner on the recording material is increased. According to the present fixing device, since the preheating means bears a part of the heat amount required for the fixing process, it is possible to reduce the heat generation amount of the rotating heat generating element. Therefore, it is possible to shorten the standby time until the temperature of the rotating heating element is raised to the temperature required for fixing, and it is possible to reduce the size of the power storage device that supplies power to the rotating heating element, and thus the fixing device. It becomes.
[0020]
According to a twelfth aspect of the present invention, a toner image forming unit that forms a toner image on a recording material and an unfixed toner constituting the toner image formed on the recording material by the toner image forming unit are heated. An image forming apparatus comprising a fixing unit that fixes the unfixed toner onto the recording material, wherein the fixing unit is any one of
In this image forming apparatus, by using the fixing device according to
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment in which the present invention is applied to a laser printer (hereinafter referred to as “printer”) which is an electrophotographic image forming apparatus will be described.
FIG. 2 is a schematic configuration diagram of the entire printer according to the present embodiment. This printer has a photosensitive drum 1 as a latent image carrier. The surface of the photosensitive drum 1 is uniformly charged by a charging
[0022]
Next, the configuration of the fixing
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a fixing
[0023]
The
[0024]
The
[0025]
The
[0026]
The pressure roller is for sandwiching the transfer paper P between the
[0027]
Any
[0028]
FIG. 3 is a cross-sectional view in a direction orthogonal to the rotation axis of the
FIG. 4 is an axial sectional view of the
Both end portions in the axial direction on the outer peripheral surface of the
[0029]
Next, the configuration and operation of the
In the present embodiment, the
[0030]
When the fixing process is performed by the fixing
[0031]
By repeating such a fixing process, the electric power stored in the
[0032]
However, since the charging power supplied to the
[0033]
In the present embodiment, the configuration in which the fixing process is performed in a state where the surface of the
[0034]
[Modification 1]
Next, a modified example of the fixing device in the above embodiment (hereinafter, this modified example is referred to as “modified example 1”) will be described.
The basic configuration and operation of the fixing device in Modification 1 are the same as those in the above embodiment, but differ from the above embodiment in that the
[0035]
FIG. 5 is an axial cross-sectional view of the heating roller in the first modification. In the hollow interior of the
[0036]
Further, when the
[0037]
In the first modification, at least one of the contact terminal 117a and the contact electrode 117b functions as a power supply member. If the contact terminal 117a is described as a power supply member, even if the
[0038]
[Modification 2]
Next, another modified example of the fixing device in the above embodiment (hereinafter, this modified example is referred to as “Modified Example 2”) will be described.
The basic configuration and operation of the fixing device in
[0039]
FIG. 6 is an axial cross-sectional view of the heating roller in the second modification. This fixing device also employs a configuration in which the
[0040]
Therefore, in the second modification, the
[0041]
Charging by the non-contact power feeding means configured by the
In the second modification, while the rotation of the
[0042]
In the second modification, the configuration in which the power supply by the non-contact power feeding unit and the charging from the
[0043]
[Modification 3]
Next, still another modified example (hereinafter, this modified example will be referred to as “modified example 3”) of the fixing device in the above-described embodiment will be described.
The basic configuration and operation of the fixing device in
[0044]
FIG. 7 is an axial cross-sectional view of the heating roller in the third modification. In this fixing device, a
According to the third modification, by disposing the
[0045]
[Modification 4]
Next, still another modified example (hereinafter, this modified example will be referred to as “modified example 4”) of the fixing device in the above-described embodiment will be described.
The basic configuration and operation of the fixing device in
[0046]
FIG. 8 is a sectional view in the axial direction of the heating roller according to the fourth modification. The fixing device includes an
According to the fourth modification, the heat of the
[0047]
In the fourth modification, the configuration using the
In addition, since the cause of the temperature rise of the
[0048]
[Modification 5]
Next, still another modified example (hereinafter, this modified example is referred to as “modified example 5”) of the fixing device in the above-described embodiment will be described.
The basic configuration and operation of the fixing device in Modification 5 are the same as those in the above embodiment, but in the above embodiment, the resistance heating element provided on the inner peripheral surface of the
[0049]
FIG. 10 is a sectional view in the axial direction of the heating roller in the fifth modification. In this fixing device, three
[0050]
An
According to the fifth modification, power is not supplied to the portion of the resistance heating element that does not contribute to the fixing process, so that wasteful power consumption can be suppressed.
[0051]
[Modification 6]
Next, still another modified example (hereinafter, this modified example will be referred to as “modified example 6”) of the fixing device in the above embodiment will be described.
The basic configuration and operation of the fixing device in Modification 6 are the same as those in the above embodiment, except that auxiliary heating means for heating the
[0052]
FIG. 11 is a cross-sectional view in a direction perpendicular to the rotation axis of the
[0053]
According to the sixth modification, the heating surface forming member composed of the
[0054]
In the sixth modification, a halogen lamp is used as the
[0055]
[Modification 7]
Next, still another modified example (hereinafter, this modified example is referred to as “modified example 7”) of the fixing device in the above-described embodiment will be described.
The basic configuration and operation of the fixing device in Modification 7 are the same as those in the above embodiment, but before the transfer paper P on which the unfixed toner is placed enters the fixing nip, the transfer paper P and the unfixed toner T are removed. This is different from the above embodiment in that a preheating means for heating is provided. Only differences from the above embodiment will be described below.
[0056]
FIG. 12 is a sectional view in the axial direction of the heating roller according to the seventh modification. In this fixing device, a
According to the seventh modification, during the fixing process by the
[0057]
In the present embodiment, the
[0058]
【The invention's effect】
According to the first to twelfth aspects of the present invention, there is an excellent effect that stable power supply can be performed to the rotary heating element.
In particular, according to the second aspect of the invention, there is an excellent effect that the fixing device can be downsized.
According to the invention of
Moreover, according to the invention of
In addition, according to the inventions of claims 6 and 7, there is an excellent effect that the power storage capacity of the power storage device can be maintained and the life can be extended.
According to the eighth aspect of the invention, it is possible to shorten the standby time until the temperature of the heating surface is raised to the temperature necessary for fixing, and to reduce power consumption.
According to the invention of claim 9, there is an excellent effect that wasteful power consumption can be suppressed.
Further, according to the tenth and eleventh aspects of the present invention, there is an excellent effect that the standby time can be further shortened and the power storage device can be downsized and thus the fixing device can be downsized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram illustrating a fixing device of a printer according to an embodiment.
FIG. 2 is a schematic configuration diagram of the entire printer.
FIG. 3 is a cross-sectional view in a direction orthogonal to a rotation axis of a heating roller of the identification apparatus.
FIG. 4 is an axial sectional view of the heating roller.
FIG. 5 is an axial cross-sectional view of a heating roller in Modification 1.
6 is a sectional view in the axial direction of a heating roller in
7 is a sectional view in the axial direction of a heating roller in
FIG. 8 is a sectional view in the axial direction of a heating roller in
FIG. 9 is an axial sectional view of a heating roller showing another configuration of the modification.
10 is a cross-sectional view in the axial direction of a heating roller in Modification 5. FIG.
11 is a cross-sectional view in a direction perpendicular to the rotation axis of a heating roller in Modification 6. FIG.
12 is a sectional view in the axial direction of a heating roller in Modification 7. FIG.
[Explanation of symbols]
1 Photosensitive drum
10 Fixing device
11,511 Heating roller
12 Pressure roller
13 Cylindrical substrate
14, 514a, 514b, 514c resistance heating element
16,516 power storage device
16a Feed electrode
17, 517a, 517b, 517c Power supply line
18 Holding member
20 External power supply
21 Feeding terminal
22 Switch part
23 Switch selector
117a Contact terminal
117b Contact electrode
122 Slide support member
220 AC power supply
224 Primary coil
225 Secondary coil
326,426 Thermal insulation member
427 Fan for air cooling
516a Information input electrode
521 Information input terminal
614,714 Tubular lamp heater
Claims (12)
上記回転発熱体とともに回転するように蓄電装置を設け、
一端が該蓄電装置に対して相対移動しないように電気接続され、かつ、他端が該回転発熱体に対して相対移動しないように電気接続された導電性の電力供給部材を用いて、該該蓄電装置から該回転発熱体に電力を供給することを特徴とする定着装置。In a fixing device for supplying power to a rotating heating element to generate heat, heating unfixed toner on a recording material, and fixing the unfixed toner on the recording material,
A power storage device is provided to rotate together with the rotating heating element,
Using a conductive power supply member having one end electrically connected so as not to move relative to the power storage device and the other end electrically connected so as not to move relative to the rotating heating element, A fixing device, wherein power is supplied from a power storage device to the rotating heating element.
上記回転発熱体として、その形状が中空状のものを用い、
上記蓄電装置を、該回転発熱体の中空部分に配置したことを特徴とする定着装置。The fixing device according to claim 1.
As the rotating heating element, a hollow one is used.
A fixing device, wherein the power storage device is disposed in a hollow portion of the rotary heating element.
上記蓄電装置を定着装置本体に対して着脱可能に構成したことを特徴とする定着装置。The fixing device according to claim 1 or 2,
A fixing device, wherein the power storage device is configured to be detachable from a fixing device main body.
上記蓄電装置は2次電池であり、
該蓄電装置に対する充電用の電力供給は、該蓄電装置の回転が停止しているときに行うことを特徴とする定着装置。The fixing device according to claim 1, 2 or 3.
The power storage device is a secondary battery,
A fixing device, wherein the power supply for charging the power storage device is performed when rotation of the power storage device is stopped.
上記蓄電装置は2次電池であり、
該蓄電装置とは非接触の状態で、該蓄電装置に対して充電用の電力を供給する非接触給電手段を設けたことを特徴とする定着装置。The fixing device according to claim 1, 2, 3 or 4.
The power storage device is a secondary battery,
A fixing device comprising: a non-contact power supply unit that supplies charging power to the power storage device in a non-contact state with the power storage device.
上記回転発熱体と上記蓄電装置との間に、断熱部材を配置したことを特徴とする定着装置。The fixing device according to claim 1, 2, 3, 4 or 5.
A fixing device, wherein a heat insulating member is disposed between the rotary heating element and the power storage device.
上記蓄電装置を冷却する冷却手段を設けたことを特徴とする定着装置。The fixing device according to claim 1, 2, 3, 4, 5 or 6.
A fixing device comprising cooling means for cooling the power storage device.
上記回転発熱体の加熱面又は該回転発熱体に接触する加熱面形成部材によって形成される加熱面を上記記録材に当接させた状態で、該記録材上の未定着トナーを加熱することを特徴とする定着装置。The fixing device according to claim 1, 2, 3, 4, 5, 6 or 7.
Heating the unfixed toner on the recording material in a state where the heating surface of the rotating heating element or a heating surface formed by a heating surface forming member in contact with the rotating heating element is in contact with the recording material. A fixing device characterized.
上記回転発熱体からの熱によって上記記録材上の未定着トナーが加熱される加熱領域を変更する加熱領域変更手段を設けたことを特徴とする定着装置。The fixing device according to claim 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7 or 8.
A fixing device comprising: a heating region changing means for changing a heating region in which the unfixed toner on the recording material is heated by heat from the rotating heating element.
上記記録材上の未定着トナーに熱を伝達する加熱面を形成する加熱面形成部材を、上記回転発熱体の外側に配置し、
該加熱面形成部材を該加熱面側から加熱する補助加熱手段とを設けたことを特徴とする定着装置。The fixing device according to claim 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, or 9.
A heating surface forming member for forming a heating surface for transferring heat to the unfixed toner on the recording material is disposed outside the rotating heating element;
An auxiliary heating means for heating the heating surface forming member from the heating surface side is provided.
上記回転発熱体からの熱によって上記記録材上の未定着トナーが加熱される加熱領域に対して記録材搬送方向上流側で、該記録材及び該記録材上の未定着トナーを加熱する予熱手段を設けたことを特徴とする定着装置。The fixing device according to claim 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, or 9.
Preheating means for heating the recording material and the unfixed toner on the recording material upstream of the heating region in which the unfixed toner on the recording material is heated by the heat from the rotating heating element. And a fixing device.
該トナー像形成手段によって記録材上に形成されたトナー像を構成する未定着トナーを加熱することで、該未定着トナーを該記録材上に定着させる定着手段とを備えた画像形成装置において、
上記定着手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10の定着装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。Toner image forming means for forming a toner image on a recording material;
In an image forming apparatus provided with fixing means for fixing the unfixed toner on the recording material by heating the unfixed toner constituting the toner image formed on the recording material by the toner image forming means.
An image forming apparatus using the fixing device of claim 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, or 10 as the fixing unit.
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