JP4127782B2 - コンベアライン構築方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、無端状のローラコンベヤ、リフター或いはスライダー等の各種のコンベアユニット装置(以下コンベアモジュールという)を組み合わせて所望の搬送設備を構築するコンベアライン構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のコンベア構築方法は、コンベアモジュールの配置を設計し、該設計に従ってコンベアモジュールを連結配備した後、各コンベアモジュールが設計通りに作動させるために、中央制御盤により直接各モジュールに起動、停止、駆動速度等の指令を行う集中制御方式を採用していた。しかしこの集中制御方式は、中央制御盤と各コンベアモジュール間の信号の送受のためにケーブルを配線しなければならず、自動化が進むにつれてモータやセンサーの数が増加すると配線が複雑となり取り扱いが煩雑となるばかりでなく、コンベアレイアウトの変更が生じると、配線や、中央制御盤での制御プログラムの変更を余儀なくされた。
【0003】
このような状況を避けるために、最近はコンベア構築方法として、分散制御方式が採用されている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−77915号公報(第2−4頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この分散制御方式は、各コンベアモジュール毎に制御装置を設け、統括制御盤と各制御装置とをオンラインで接続したものであるから、コンベアレイアウトの変更が生じた場合には伝送ラインをコネクターを介して接続すれば信号の授受を行うことができ便利であるが、レイアウト変更に伴う動作プログラムの作成は複雑であり、専門の技術者でなければできなかった。
【0006】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、ユーザサイドでコンベアラインの設計から、コンベアユニットの手配、設置及び動作プログラムの作成まで容易に行うことができるコンベアライン構築方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のコンベアライン構築方法は、情報端末上で仮想コンベアレイアウトを作成し、該仮想コンベアレイアウトに基づき実機コンベアラインを構築するコンベアライン構築方法であって、前記情報端末におけるライブラリ内に、動作定義と製品情報の属性を付加した複数種の仮想コンベアモジュールを作成するステップと、前記情報端末におけるレイアウト作成画面上で前記仮想コンベアモジュールを選択及び配置して仮想コンベアレイアウトを作成するステップと、前記選択配置した仮想コンベアモジュールの各動作定義を設定して前記仮想コンベアレイアウトの動作情報を作成するステップと、前記選択配置した仮想コンベアモジュールの製品情報を集計するステップとを備え、前記仮想コンベアモジュールの製品情報を集計するステップに基づき実機コンベアモジュールを集結した後、前記仮想コンベアレイアウトに基づき実機コンベアモジュールを設置して実機コンベアレイアウトを構築するステップと、前記情報端末と前記レイアウトされた実機コンベアモジュールの各制御装置とをオンライン接続して両者間で送受信可能とするステップと、前記情報端末より前記動作情報を前記各制御装置に送信して各実機コンベアモジュールの動作定義を仮想コンベアモジュールの各動作定義通りに設定するステップとを備えたことを特徴としている。
この特徴によれば、仮想コンベアモジュールの各動作定義を順次設定するだけで仮想コンベアレイアウトの動作情報が作成できるので、専門の技術者でなくても実機コンベアラインのための動作プログラムが準備でき、仮想コンベアモジュールの製品情報を集計することで、実機モジュールの購入のための手配も容易に行える。そして情報端末と実機コンベアモジュールの各制御装置とがオンライン接続されているので、仮想コンベアレイアウトで設定した動作情報をそのまま各制御装置に反映させることができる。
【0009】
本発明のコンベアライン構築方法において、前記各実機コンベアモジュールの動作定義は該モジュールの制御装置側にて設定変更が可能であり、前記各制御装置に収められている当該実機コンベアモジュールの製品情報と設定されている動作定義を前記情報端末に送信して、前記レイアウト作成画面に実機コンベアレイアウトを作図するステップを有することが好ましい。
このようにすれば、実機側でレイアウトの変更があって、実機側で動作定義を設定し直した場合でも、その情報を情報端末に取り込んで現実の実機コンベアレイアウトを作図できるので、改めて仮想コンベアレイアウトを作成し直す必要がない。
【0010】
本発明のコンベアライン構築方法において、前記実機コンベアモジュールの製品情報と設定されている動作定義を前記情報端末で管理可能なことが好ましい。このようにすれば、実機コンベアモジュールの情報を情報端末で管理することで、設計のやり直しとか、新たにコンベアラインを構築する場合、直ちに再利用することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】
図1〜図4は本発明の一実施形態を示すもので、図1はライブラリ内から選択された仮想コンベヤモジュールを配置して仮想コンベヤレイアウトを情報端末の画面上に表示したモデル図、図2は情報端末の画面上で仮想コンベヤレイアウトに各仮想コンベヤモジュールに基づく属性を設定する説明図、図3は画面上に設定されされた仮想コンベヤレイアウトを構築する仮想コンベアモジュール単位で動作をチェックする説明図、図4の(a)〜(c)は画面上に設定されされた仮想コンベヤレイアウトの各動作パターンを示す説明図、図5は仮想コンベアレイアウトに基づいて設置された実機コンベアレイアウトにおける実機コンベアモジュール毎の制御装置とオンライン接続された情報端末間で情報の授受を行う説明図、図6は実機コンベアモジュール単位毎に例示した斜視図であって、(a)は長尺ローラコンベアの実機モジュール、(b)はリフターの実機モジュール、(c)はターンテーブルの実機モジュールであり、図7は仮想コンベアレイアウトに基づいて設置された実機コンベアレイアウトの斜視図である。
【0013】
図1において、符号1は情報端末となる主制御装置の表示部(CRT)としての設定画面であり、この設定画面1は、各複数種の仮想コンベアモジュールを表示するライブラリ画面2と、このライブラリ画面2から選択された所望の仮想コンベアモジュール5をモジュール単位でマウスによりドラッグ及びドロップして選択及び配置し、所定パターンの仮想コンベアレイアウト6を作成するレイアウト作成画面4とから構成されている。
【0014】
ライブラリ画面2上に表示される仮想コンベアモジュールは、例えばWSタイプAとしての長尺ローラコンベア5a、及びWSタイプBとしての短尺ローラコンベア5b、リフター5c、スライドコンベア5d及びターンテーブル5eといった代表的なものが示されているがこれこれらに限定されるものではない。
【0015】
レイアウト作成画面4上で作成された仮想コンベアレイアウト6は、選択画面8で選択されたパターン1のもので、直列に連結される2つの短尺ローラコンベア5b、5bと、この短尺ローラコンベア5bの下流端に接続されるターンテーブル5eと、ターンテーブル5eの下流端に接続されるリフター5cと、このリフター5c上下段の出口側にそれぞれ接続された一対の長尺ローラコンベア5a、5aの下流端に接続されるリフター5cと、このリフター5cの下段出口側と上記短尺ローラコンベア5bの始端間に接続されたスライドコンベア5dとから構築されている。
【0016】
そして、このレイアウト作成画面4には、該画面上で作成される仮想コンベアレイアウト6の下方に、標準的なものとして動作定義と製品情報の属性が付加された各種パターンの仮想コンベアレイアウトモデルを選択できる選択画面8が表示されるようになっている。
【0017】
選択画面8には、パターン1、パターン2、パターン3…及びこれらパターン1〜3…に対応する推奨フローがフロー1〜3…が表示されるようになっており、パターン1、パターン2、パターン3…の何れかが選択されると、これらに対応する推奨フローがフロー1〜3…の中から選択的に表示されるようになっている。しかし、この選択画面8で推奨されるパターンと無関係に、独自に仮想コンベアモジュールを選択配置して仮想コンベアレイアウトを設計できることはいうまでもない。
【0018】
更に、レイアウト作成画面4には、表示された仮想コンベヤレイアウトに各仮想コンベヤモジュール単位で動作定義や製品情報等の属性が設定されるようになっており、例えば、各仮想コンベヤモジュールには、その接続端部に専用の接続ポイント方向及び接続可能な接続ポイント相手が設定されている。
【0019】
設定画面1のレイアウト作成画面4上には、図1に示すように選択画面8から選択されたパターン1及びフロー1のモデルとなる仮想コンベアレイアウト6が表示されており、この仮想コンベアレイアウト6において、各仮想コンベヤモジュールをクリックすると、図2に示される仮想コンベヤモジュールの属性を設定するカスタムプロパティ画面10が表示される。
【0020】
製品情報の属性として、製品名、例えば、製品コード、メーカー名、価格などが、動作定義の属性として、接続ポイント方向及び接続可能な接続ポイント相手並びに搬送速度等の設定ができるようになっている。
【0021】
次に、レイアウト作成画面4上で所定パターンの仮想コンベアレイアウト6を作成するに際し、図3に示すライブラリ画面2上から選択された各種仮想コンベアモジュール5をクリックした際にチェック画面12が表示され、選択された仮想コンベアモジュールが接続可能か否かがチェックできるようになっている。
【0022】
接続不能な属性の仮想コンベアモジュールが選択された場合は、「適切なモジュールが接続されていません」というコメントが表示され、仮想コンベアレイアウト6を作成する際に選択された仮想コンベアモジュールの属性の適合性がチェックされるようになっている。
【0023】
画面上で仮想コンベアレイアウト6が作成され、仮想コンベアモジュールの各動作定義が設定されると、その設定により図4の(a)〜(c)に示されるように、動作情報の異なる各種のコンベアレイアウトが構築できる。
【0024】
仮想コンベアレイアウト6を構成する各仮想コンベアモジュールの製品情報を集計することで、実機コンベアを構築するために必要な実機コンベアモジュールの数量、金額等が情報端末上で管理でき、見積りや手配を容易に行うことができる。
【0025】
図4の(a)に示すコンベアレイアウトは、選択されたパターン1の仮想コンベアレイアウト6におけるフロー1の動作モデルであって、搬送物は、矢印で示すように反時計回りの方向に循環搬送され、ターンテーブル5eの出口側に接続されたWSタイプAの長尺ローラコンベア5aでは搬送されず、リフター5c間に接続された上段の長尺ローラコンベア5aによって搬送されるパターンである。
【0026】
図4の(b)に示すコンベアレイアウトは、選択されたパターン1におけるフロー2の動作モデルであって、同様に矢印で示すように反時計回りに循環搬送される搬送物は、ターンテーブル5eの出口側に接続されたWSタイプAの長尺ローラコンベア5aと、リフター5cの上段間に接続された長尺ローラコンベア5a上を交互に搬送されるパターンである。
【0027】
また、図4の(c)に示すコンベアレイアウトは、図4の(a)に示す搬送方向とは逆に時計回りの方向に循環搬送されるパターンである。
【0028】
次に、実機コンベアレイアウトに付き図5を参照して説明する。
【0029】
前述した仮想コンベアレイアウト6は、パターン1のレイアウトとして説明したが、この実機コンベアレイアウト7は、例えばパターン2の仮想コンベアレイアウトに基づいて構築されたもので、製品情報の集計から実機モジュールを手配し、連結配備する。
【0030】
図6には各実機コンベアモジュールの斜視図が示されており、図6(a)に示す実機コンベアモジュールは、長尺ローラコンベア5Aであって、制御装置14a、起動停止ボタン16及び非常停止ボタン18を備えている。図6(b)に示す実機コンベアモジュールは、リフター5Cであって、昇降且つ搬送方向前後に搬送可能なローラコンベア20を有し、制御装置14gを備えている。また、図6(c)に示す実機コンベヤモジュールは、ターンテーブル5Eであって、180度旋回且つ前後に搬送可能なローラコンベア22を有し、制御装置14dを備えている。
【0031】
図5に示す実機コンベアレイアウト7は、スライドコンベア5Dと、このスライドコンベア5Dに接続されるWSタイプAとしての一対の長尺ローラコンベア5A、5Aと、この長尺ローラコンベア5Aの下流端に接続されるターンテーブル5Eと、ターンテーブル5Eの下流端に接続される一対の長尺ローラコンベア5A、5Aとから成る実機コンベヤモジュールから構築され、矢印で示される反時計回りの方向に循環搬送されるパターンとして設定されている。
【0032】
上記のスライドコンベア5Dとターンテーブル5Eの各実機コンベヤモジュールには、それぞれ制御装置14a、14dが設けられると共に、4本の長尺ローラコンベア5Aの各実機コンベヤモジュールにも、上流側から順に制御装置14b、14c、14e、14fが設けられ、これら制御装置は情報端末PCとオンライン接続されている。
【0033】
各実機コンベヤモジュールに付随した制御装置14a〜14fと情報端末PCとがオンライン接続されると、次に情報端末PC側から仮想コンベアレイアウトで構築した動作情報が制御装置14a〜14fへ送信される。これにより、各実機コンベアモジュールの動作定義を仮想コンベアモジュールの各動作定義通りに設定することができる。したがって、ユーザサイドにコンベアの専門の技術者がいなくても、各実機コンベアモジュールに設計通りの動作定義を与えることができる。
【0034】
また逆に、実機コンベアレイアウト7を構成する実機コンベアモジュールの各制御装置14a〜14fから、情報端末PCに製品情報や動作情報を取り込むことができ、これらを基にして実機コンベアレイアウトをレイアウト作成画面上に作成することができる。したがって、実機コンベアレイアウトを変更して現場で動作定義を設定した場合も、情報端末PCに改造変更した実機コンベアレイアウトを作図し、実機コンベアの運転や、監視、管理等に利用することができる。
【0035】
更に、図7に示す実機コンベアレイアウト9は、図4(a)に示すパターン1の仮想コンベアレイアウト6におけるフロー1の動作モデルに基づくものであって、この実機コンベアレイアウト9は、始端側から順に直列に連結される一対の短尺ローラコンベア5B、5Bと、この短尺ローラコンベア5Bの下流端に接続されるターンテーブル5Eと、ターンテーブル5Eの下流端に接続されるリフター5Cと、このリフター5C上下段の出口側にそれぞれ接続された一対の長尺ローラコンベア5A、5Aの下流端に接続されるリフター5Cと、このリフター5Cの下段出口側と上記短尺ローラコンベア5Bの始端間に接続されたスライドコンベア5Dとから成る数種のモジュールで構築されている。
【0036】
次に上記のように構築された実機コンベアレイアウト9によれば、一対の短尺ローラコンベア5B、5B上に載置された搬送物Wがターンテーブル5Eのローラコンベア22上に載置されると、この搬送物Wは、ローラコンベア22が180度旋回したのちリフター5Cの下段側に位置しているローラコンベア20上に移載される。
【0037】
リフター5Cのローラコンベア20上に搬送物Wが載置されると、ローラコンベア20が直ちに上段側に上昇することでローラコンベア20上の搬送物Wは、上段の長尺ローラコンベア5A上に移載される。、本動作定義では下段の長尺ローラコンベア5Aへは移送されないようになっている。
【0038】
そして、上段の長尺ローラコンベア5A上を搬送される搬送物Wは、上段に位置しているリフター5Cのローラコンベア20上に移載されたのち下降することで、このローラコンベア20上からスライドコンベア5Dのローラコンベア24上に移載され、パターン1によるフロー1のモデルの仮想コンベアレイアウト6に基づく実機コンベアレイアウト9の稼働が実現される。
【0039】
次に、本発明のコンベアライン構築手順に付き、図8を参照して詳述する。図8はコンベアラインを構築するための流れ図である。
【0040】
先ず、ステップ1では、情報端末PCの設定画面1上の左側に設けたライブラリ2内に、動作定義と製品情報の属性を付加した複数種の仮想コンベアモジュール5を図形モデルとして作成し記憶部に登録する。
【0041】
ステップ2では、ライブラリ2内の仮想コンベアモジュール5をレイアウト作成画面4上に選択及び配置して、例えば図1に示すような仮想コンベアレイアウト6を作成する。
【0042】
ステップ3では、選択配置した仮想コンベアモジュール5の各動作定義を設定して仮想コンベアレイアウト6の動作情報を作成する。この動作情報の作成に際し、仮想コンベアレイアウト6の各種仮想コンベアモジュール5をクリックすることで、図3に示すチェック画面12が表示されて選択された仮想コンベアモジュールが接続可能か否かがチェックでき、接続不能な属性の仮想コンベアモジュールが選択された場合は、「適切なモジュールが接続されていません」というコメントが表示される。
【0043】
ステップ4では、作成された仮想コンベアレイアウト6に選択配置された仮想コンベアモジュール単位で、その属性を設定するカスタムプロパティ画面10が図2に示される設定画面上に表示され、これにより製品情報が集計される。
【0044】
またステップ5では、集計された仮想コンベアモジュール5の製品情報に基づいて実機コンベヤモジュールを集結した後、仮想コンベアレイアウト6に基づく実機コンベヤモジュールを設置して、例えば図7に示す実機コンベアレイアウト9を構築する。
【0045】
ステップ6では、情報端末PCと、レイアウトされた実機コンベヤモジュールの各制御装置とをオンライン接続して両者間で送受信可能にする。
【0046】
更にステップ7では、情報端末PCより動作情報を各制御装置に送信し、各実機コンベヤモジュールの動作定義を仮想コンベアモジュール5の各動作定義通りに設定する。
【0047】
一方、各実機コンベアモジュールの動作定義は、各実機コンベアモジュールの制御装置側で設定変更が可能となっており、ステップ8では、各制御装置に収められている当該実機コンベアモジュールの製品情報と、設定されている動作定義を情報端末PCに送信することでレイアウト作成画面4上に実機コンベアレイアウト9を作図する。
【0048】
例えば、図7に示す実機コンベアレイアウト9が設置された現場にて、ターンテーブル5Eをスライドコンベア5Dへ変更することが余儀なくされた場合に、この変更に基づく新たな動作定義をスライドコンベア5Dを含めて各制御装置で設定し直し、これらの動作情報を情報端末PCに送信することでレイアウト作成画面4に変更後の実機コンベアレイアウトを作図し、これを新たなパターンN及びフローNとして登録することができる。
【0049】
従って、上記の実施形態に係るコンベアライン構築方法によれば、仮想コンベアモジュール5の各動作定義を順次設定するだけで仮想コンベアレイアウト6の動作情報が作成できるので、専門の技術者でなくても実機コンベアラインのための動作プログラムを準備することができ、仮想コンベアモジュール5の製品情報を集計することで、実機コンベアモジュールの購入のための手配も容易に行うことができる。
【0050】
また、情報端末PCと仮想コンベアモジュール5の各制御装置とがオンライン接続されているので、仮想コンベアレイアウト6で設定した動作情報をそのまま各制御装置に反映させることができる。
【0051】
そして、実機側でレイアウトの変更があって、実機側で動作定義を設定し直した場合でもその情報を情報端末に取り込み、現実の実機コンベアレイアウトを作図できるので、改めて仮想コンベアレイアウトを作成し直す必要がない。
【0052】
更に、実機コンベアモジュールの製品情報と、設定されている動作定義が情報端末PC上で管理可能となっているので、設計のやり直しとか、新たにコンベアラインを構築する場合、直ちに再利用することができる。
【0053】
【発明の効果】
本発明は以下の効果を奏する。
【0054】
(a)請求項1項の発明によれば、仮想コンベアモジュールの各動作定義を順次設定するだけで仮想コンベアレイアウトの動作情報が作成できるので、専門の技術者でなくても実機コンベアラインのための動作プログラムが準備でき、仮想コンベアモジュールの製品情報を集計することで、実機モジュールの購入のための手配も容易に行える。そして情報端末と実機コンベアモジュールの各制御装置とがオンライン接続されているので、仮想コンベアレイアウトで設定した動作情報をそのまま各制御装置に反映させることができる。
【0056】
(b)請求項2項の発明によれば、実機側でレイアウトの変更があって、実機側で動作定義を設定し直した場合でも、その情報を情報端末に取り込んで現実の実機コンベアレイアウトを作図できるので、改めて仮想コンベアレイアウトを作成し直す必要がない。
【0057】
(c)請求項3項の発明によれば、実機コンベアモジュールの情報を情報端末で管理することで、設計のやり直しとか、新たにコンベアラインを構築する場合、直ちに再利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係り、ライブラリ内から選択された仮想コンベヤモジュールを配置して仮想コンベヤレイアウトを情報端末の画面上に表示したモデル図である。
【図2】情報端末の画面上で仮想コンベヤレイアウトに各仮想コンベヤモジュールに基づく属性を設定する説明図である。
【図3】画面上に設定されされた仮想コンベヤレイアウトを構築する仮想コンベアモジュール単位で動作をチェックする説明図である。
【図4】(a)〜(c)は画面上に設定されされた仮想コンベヤレイアウトの各動作パターンを示す説明図である。
【図5】仮想コンベアレイアウトに基づいて設置された実機コンベアレイアウトにおける実機コンベアモジュール毎の制御装置とオンライン接続された情報端末間で情報の授受を行う説明図である。
【図6】実機コンベアモジュール単位毎に例示した斜視図であって、(a)は長尺ローラコンベアの実機モジュール、(b)はリフターの実機モジュール、(c)はターンテーブルの実機モジュールである。
【図7】仮想コンベアレイアウトに基づいて設置された実機コンベアレイアウトの斜視図である。
【図8】コンベアラインを構築するための流れ図である。
【符号の説明】
1 設定画面(表示部)
2 ライブラリ画面
4 レイアウト作成画面
5 仮想コンベアモジュール
5a、5A 長尺ローラコンベア
5b、5B 短尺ローラコンベア
5c、5C リフター
5d、5D スライドコンベア
5e、5E ターンテーブル
5 仮想コンベアモジュール
6 仮想コンベアレイアウト
7 実機コンベアレイアウト
8 選択画面
9 実機コンベアレイアウト
10 カスタムプロパティ画面
12 チェック画面
14a〜14j 制御装置
16 起動停止ボタン
18 非常停止ボタン
20、22、24 ローラコンベア
PC 情報端末
W 搬送物
Claims (3)
- 情報端末上で仮想コンベアレイアウトを作成し、該仮想コンベアレイアウトに基づき実機コンベアラインを構築するコンベアライン構築方法であって、前記情報端末におけるライブラリ内に、動作定義と製品情報の属性を付加した複数種の仮想コンベアモジュールを作成するステップと、前記情報端末におけるレイアウト作成画面上で前記仮想コンベアモジュールを選択及び配置して仮想コンベアレイアウトを作成するステップと、前記選択配置した仮想コンベアモジュールの各動作定義を設定して前記仮想コンベアレイアウトの動作情報を作成するステップと、前記選択配置した仮想コンベアモジュールの製品情報を集計するステップとを備え、前記仮想コンベアモジュールの製品情報を集計するステップに基づき実機コンベアモジュールを集結した後、前記仮想コンベアレイアウトに基づき実機コンベアモジュールを設置して実機コンベアレイアウトを構築するステップと、前記情報端末と前記レイアウトされた実機コンベアモジュールの各制御装置とをオンライン接続して両者間で送受信可能とするステップと、前記情報端末より前記動作情報を前記各制御装置に送信して各実機コンベアモジュールの動作定義を仮想コンベアモジュールの各動作定義通りに設定するステップとを備えたことを特徴とするコンベアライン構築方法。
- 前記各実機コンベアモジュールの動作定義は該モジュールの制御装置側にて設定変更が可能であり、前記各制御装置に収められている当該実機コンベアモジュールの製品情報と設定されている動作定義を前記情報端末に送信して、前記レイアウト作成画面に実機コンベアレイアウトを作図するステップを有する請求項1に記載のコンベアライン構築方法。
- 前記実機コンベアモジュールの製品情報と設定されている動作定義を前記情報端末で管理可能な請求項1または2に記載のコンベアライン構築方法。
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