JP4123047B2

JP4123047B2 - USB scanner, USB system, USB scanner control method, and USB system control method

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Publication number: JP4123047B2
Application number: JP2003135774A
Authority: JP
Inventors: 利治石橋
Original assignee: Denso Wave Inc
Current assignee: Denso Wave Inc
Priority date: 2003-05-14
Filing date: 2003-05-14
Publication date: 2008-07-23
Anticipated expiration: 2023-05-14
Also published as: JP2004341699A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ＵＳＢデバイスとして構成される情報コードを読み取るためのスキャナ，複数のＵＳＢデバイスのうち少なくとも１つがスキャナであるＵＳＢシステム、ＵＳＢスキャナの制御方法及びＵＳＢシステムの制御方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
ＵＳＢ（Universal Serial Bus）システムにおいては、例えば新たなＵＳＢデバイスがバスに接続された場合などに、ＵＳＢホストによってシステムコンフィギュレーション（エニュメレーション）が実行される。その際、ＵＳＢバスを介して電源供給を受ける構成のデバイスが複数接続される場合、電源供給能力の制限によってデバイスの消費電流を制限する必要が生じることがある。
【０００３】
即ち、ＵＳＢデバイスは、電流消費レベルに応じてローパワーデバイスとハイパワーデバイスとが区別されており、前者は、消費電流が１００ｍＡまで許容され、後者は消費電流が５００ｍＡまで許容されている。ホストは、コンフィギュレーションにおいて、ＵＳＢバスに接続されている各デバイスが夫々何れのクラスで動作しようとしているのかを認識し、バスに許容されている電流供給能力を超える場合には、ハイパワーデバイスとして動作しようとするデバイスの接続を拒否する場合がある。そして、ハイパワーデバイスクラスのＵＳＢデバイスは、その動作要求が拒否されてしまえば実質的に動作不能となってしまう。
【０００４】
ところで、バーコードや２次元コードなどの情報を光学的に読取るための読取装置であるスキャナ（コードリーダ）にも、ホストであるパーソナルコンピュータとの通信を行うためにＵＳＢインターフェイスを備えているものが多い。そして、スキャナにおいては、読み取りが対応している情報コードの種類や、読取り処理性能が様々に規定されている。
【０００５】
そして、多種類の情報コードに対応していたり、読取り処理性能が高いスキャナであれば消費電力は当然に大きくなるので、最大能力で動作する場合を考慮すると、ＵＳＢデバイスとしてはハイパワーデバイスとなるものがある。
ところが、上述したように、ＵＳＢシステムの構成態様によっては、ホストによりデバイスの消費電流が制限された結果、ハイパワーデバイスとしての動作が拒否される場合があり、その場合、スキャナは使用不能となってしまう。
【０００６】
しかしながら、例えば多種類の情報コードに対応するスキャナであっても、その時はバーコードを読み取るためにしか使用しない場合がある。また、読取り処理性能が高いスキャナであっても、ユーザの使用態様によっては、処理性能を低下させて読み取りを行っても問題がない場合もある。そして、実際にはそのような使用形態が想定されるにもかかわらず、上記のようにハイパワーデバイスとしての動作が拒否されれば、そのスキャナは使用することができない。
【０００７】
例えば、特許文献１には、デジタルカメラにＵＳＢインターフェイスを介してパソコンが接続された場合に、デジタルカメラの制御部がパソコンより供給可能な電力量の確認を行い、その確認結果に基づいて電力を機能ブロックに対して選択的に供給する構成が開示されている。
【０００８】
【特許文献１】
特開２００１−１００８６９
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
この特許文献１に開示された技術では、パソコンより供給可能な電力量がローパワーデバイスクラスである場合は、それに応じてデジタルカメラ側が自動的に機能を限定するようになっている。
【００１０】
しかしながら、情報コード読取り用のスキャナのように、ユーザアプリケーションに応じて使用形態が様々に想定されるものについては、使用可能な機能がデバイス側において一方的に限定されてしまうと、ユーザが所望する形態での使用ができなくなってしまうことがあり、利便性に問題がある。
【００１１】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、システム上でスキャナ側の電力消費を抑制する必要がある場合でも、ユーザの使用形態を極力反映させた上で機能を限定することが可能なＵＳＢスキャナ、ＵＳＢシステム、ＵＳＢスキャナ並びにＵＳＢシステムの制御方法を提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
請求項１記載のＵＳＢスキャナによれば、ハイパワーデバイス動作要求がＵＳＢホストによって拒否されると、複数の機能の内、使用形態を限定することにより機能の低下又は停止が可能なものを表示手段に表示させることでユーザに提示して選択させる。そして、選択された機能の組み合わせによる消費電流の合計がローパワーデバイスクラスとなるように設定を変更し、ローパワーデバイス動作要求をＵＳＢホストに対して再度送信する。
【００１３】
従って、ユーザは、ＵＳＢスキャナの機能がバス上の消費電力制限に基づいて限定される場合でも、表示手段を参照しながら極力その時のアプリケーションにふさわしい機能を選択することができるので、利便性を向上させることが可能となる。
【００１４】
請求項２記載のＵＳＢシステムによれば、ＵＳＢホストは、ＵＳＢスキャナより送信されたハイパワーデバイス動作要求を承認できない場合はその要求を拒否して、ローパワーデバイス動作要求を送信するまで待機する。すると、ＵＳＢスキャナは、バス接続状態をリセットしてローパワーデバイス動作要求をＵＳＢホストに送信し、ＵＳＢホストは、ＵＳＢスキャナがローパワーデバイスとしての動作が可能な範囲での機能の組み合わせによる使用形態を表示手段に表示させることでユーザに提示し、選択された使用形態に基づく機能設定をＵＳＢデバイスに送信する。そして、ＵＳＢスキャナは、送信された機能設定に応じて自身の機能を選択的に低下又は停止させる設定を行う。
【００１５】
従って、ユーザは、ＵＳＢスキャナの機能がバス上の消費電力制限に基づいて限定される場合でも、ＵＳＢホストの表示手段を参照しながら極力その時のアプリケーションにふさわしい使用形態を選択することができるので、利便性を向上させることが可能となる。
【００１６】
請求項３記載のＵＳＢシステムによれば、ＵＳＢホストは、ＵＳＢスキャナより送信されたハイパワーデバイス動作要求を承認できない場合はその要求を拒否して、ＵＳＢスキャナがローパワーデバイス動作要求を送信するまで待機する。すると、ＵＳＢスキャナは、バス接続状態をリセットしてローパワーデバイス動作要求をＵＳＢホストに対して送信し、ＵＳＢホストは、ＵＳＢスキャナの消費電流を低下させた状態で動作が可能な使用形態を想定し、その使用形態に応じて各機能に加える制限の内容を表示手段に表示させることでユーザに提示し選択させる。そして、選択された機能の組み合わせによる消費電流の合計がローパワーデバイスクラスになると機能設定情報をＵＳＢスキャナに送信し、ＵＳＢスキャナは、送信された機能設定に応じて自身の機能を選択的に低下又は停止させる設定を行う。
【００１７】
従って、ユーザは、ＵＳＢホストの表示手段を参照しながら、極力その時の使用形態に沿うように選択的に機能を限定することができるので、請求項２と同様に、利便性を向上させることが可能となる。
【００２０】
請求項４記載のＵＳＢシステムによれば、ＵＳＢホストは、ユーザがＵＳＢスキャナを使用する状態を反映した表現によってユーザに対する提示を行うので、ユーザは、自身の使用状況に応じた理解し易い表現に基づいて機能選択を行なうことが可能となる。
【００２１】
【発明の実施の形態】
（第１実施例）
以下、本発明の第１実施例について図１乃至図７を参照して説明する。図５は、情報コード読取装置であるスキャナを中心とする電気的構成を示す機能ブロック図である。ＣＣＤセンサ（受光センサ）１は、照明ＬＥＤ２によって照射された情報コードを光学的に読み取るためのエリアセンサである。ＣＣＤセンサ１によって読取られ、出力される画像データはＡ／Ｄ変換部３によりＡ／Ｄ変換される。そして、Ａ／Ｄ変換されたデジタルデータはシステムバス４上に出力可能であり、ＣＰＵ５によってメモリ６に書き込まれるようになっている。
【００２２】
ゲートアレイ７は、２次元コードなどの特定コードをデコードする機能を備えると共に、ＣＰＵ５が周辺回路操作を行うために使用するロジック回路であり、特定コードをデコードする動作モードでは、Ａ／Ｄ変換部３より出力されるデータをデコードするようになっている。尚、図７（ａ）には、２次元コードの１つであるＰＤＦ４１７（登録商標）、図７（ｂ）には、ＱＲコード（登録商標）を示す。
【００２３】
システムバス４には、トランジスタ８，９を駆動して前述した照明ＬＥＤ２及びマーカ１０を点灯させる駆動制御部１１が接続されており、ＣＰＵ５は、ゲートアレイ７を介して駆動制御部１１に対する制御信号を出力するようになっている。
【００２４】
また、システムバス４には、スキャナの設定情報やＣＰＵ５によってデコードされた情報コードのデータなどを表示するためのＬＣＤ（Liquid Crystal Display，表示手段）１２が接続されている。更に、システムバス４には、ＵＳＢインターフェイス回路１３が接続されており、そのＵＳＢインターフェイス回路１３は、ＵＳＢバス１４を介してＵＳＢホストであるパーソナルコンピュータ（ＰＣ）１５に接続されている。
【００２５】
即ち、以上のように構成されるスキャナ（ＵＳＢスキャナ）１６は、ＵＳＢデバイスとしての機能を有しており、ＣＰＵ５は、ＵＳＢインターフェイス回路１３を介してＰＣ１５との間でシリアル通信を行うようになっている。そして、スキャナ１６は、ＵＳＢバス１４を介してＰＣ１５側より動作用電源Ｖ-inが供給されるようになっている。
【００２６】
図６は、スキャナ１６の各構成要素の動作態様と、対応する消費電流とを示すものである。「センサ回路部」はＣＣＤセンサ１を含む部分であり、その消費電流は１０ｍＡである。「その他回路部」は、ゲートアレイ７の一部，ＬＣＤ１２やＵＳＢインターフェイス回路１３などを含む部分であり、消費電流は２０ｍＡである。これらは、スキャナ１６が動作する場合は必ず機能する部分である。
【００２７】
照明ＬＥＤ回路部は、照明ＬＥＤ２を含む部分である。照明ＬＥＤ２は、周囲環境の照度が変化する場合に対応するため複数個存在しており、その全てを点灯させると消費電流は４０ｍＡ、半分を点灯させると消費電流は２０ｍＡである。また、周囲の照度が十分であれば照明ＬＥＤ２を点灯させる必要がない場合もあり、そのときの消費電流は０ｍＡとなる。
【００２８】
「マーカ部」は、マーカ１０を含む部分であり、強点灯での消費電流は１０ｍＡ、弱点灯での消費電流は５ｍＡである。マーカ１０については、使用時における見栄えやユーザの読取り習熟度に応じて要否が決まるものであり、マーカ１０を点灯させずとも情報コードの読み取りは可能である。無点灯であれば、消費電流は０ｍＡである。
【００２９】
「ＣＰＵ部」は、ＣＰＵ５を含む部分であり、やはりスキャナ１６が動作する場合は必ず機能する。しかし、ＣＰＵ５は、図示しないＰＬＬ回路によって動作クロック信号の逓倍率、即ち周波数が変更可能であり、そのクロック周波数に応じて消費電流は変化する。逓倍率が「×１」（例えば周波数４０ＭＨｚ，「低速」）であれば消費電流は２０ｍＡであり、逓倍率が「×２」（「中速」），「×３」（「高速」）になると、消費電流は４０ｍＡ，１００ｍＡに変化する。
【００３０】
「ゲートアレイ回路部」は、ゲートアレイ７を含む部分であり、消費電流は４０ｍＡである。そして、特定コードの読取りモードではなく、ゲートアレイ７のデコード機能部が動作しなければ消費電流は０ｍＡである。
従って、これらの構成要素が全てフル機能で動作した場合の消費電流の合計は２２０ｍＡとなり、ＵＳＢデバイスとしてはハイパワーデバイスクラスとなっている。
【００３１】
次に、本実施例の作用について図１乃至図４も参照して説明する。図４は、一般的なＵＳＢデバイスのステート・ダイアグラムである。
▲１▼アタッチド(Attached)
ＵＳＢデバイスがＵＳＢシステムのハブに接続（プラグ・イン）された直後の初期状態である。ホスト側には、ハブを介して新たに接続されたデバイスがあることが通知される。
▲２▼パワード(Powered)
ＵＳＢデバイスが、接続されたハブを介して電源の供給を受けるステートである。ホストが、このステートにおいてデバイスにリセット信号を与えることで、ステートは次の“デフォルト”に移行する。
▲３▼デフォルト(Default)
デバイスは、リセットが解除されると“デフォルト”となり、デバイスが有している全てのレジスタはリセットされた状態にある。そして、デバイスは、エンドポイント０によってデフォルト・アドレスや、バスのアクセス頻度，バス幅や最大パケットサイズなどのコンフィギュレーション情報をホストに転送する。
【００３２】
▲４▼アドレス(Address)
続いて、各デバイスには、ホストによってユニークなアドレスが夫々割り付けられる。
▲５▼コンフィギュアド(Configured)
ホストは、各デバイスより得たコンフィギュレーション情報に基づいて各デバイスがどのように使用されるのかを認識すると、各デバイスに対してコンフィギュレーション値を設定する。すると、各デバイスはホストによって使用可能な状態となる。
【００３３】
以上の▲１▼〜▲５▼は、ホスト側から見るとエニュメレーション（識別）というプロセスとなり、ＵＳＢシステムに対して新たなデバイスが接続された場合、または、システムを構成しているデバイスが取り除かれる毎に実行される。そして、ホストは、各デバイスに行った設定に基づいてデータの転送タイミング等を管理するようになっている。
【００３４】
また、以上の▲２▼〜▲５▼のステートの何れか、或いは、エニュメレーションの終了後における通常の使用状態においては、デバイスは次の▲６▼のステートに移行する場合がある。
▲６▼サスペンデッド(Suspended)
所定期間の間、バス上においてデータや信号の転送が全く無い場合、デバイスはサスペンド・モードとなり、アドレスやコンフィギュレーション情報などの内部情報を保持した上で、消費電力を低減する状態となる。また、バス上において何らかのデータや信号の転送が発生すると、デバイスはサスペンド・モードを抜けて起動しアクティブとなる。
【００３５】
図３は、本実施例におけるＵＳＢデバイスであるスキャナ１６と、ＵＳＢホストであるＰＣ１５との間におけるシステム・コンフィギュレーション・シーケンスの一部を概略的に示すものである。尚、このシーケンスは、「デフォルト」の段階から示されている。
【００３６】
スキャナ１６は、本シーケンスを開始する場合は、初期状態で最低の通信機能だけがアクティブとなっているローパワーデバイスとして設定されている。そして、本来はハイパワーデバイスとして動作するものであるから、ＰＣ１５に対してハイパワーデバイスとして動作するための設定を送信する（▲１▼）。
【００３７】
この場合、ＰＣ１５は、ＵＳＢバス１４に接続されている他のデバイスも考慮した結果、スキャナ１６によるハイパワーデバイス動作要求を拒絶（リジェクト）したとする（▲２▼）。すると、スキャナ１６は、一旦「サスペンデッド」へ移行して（▲３▼）、自身がローパワーデバイスとして動作するための設定変更処理を行なう（▲４▼）。この設定変更処理については、後述する。
【００３８】
上記処理が完了すると、スキャナ１６は、ＵＳＢバス１４上にリセット信号を出力してステートを「パワード」に戻す（▲５▼）。それから、「デフォルト」に移行し、ＰＣ１５に対してローパワーデバイスとして動作するための設定を送信する（▲６▼）。すると、ＰＣ１５は、今度はスキャナ１６の動作要求を承認し（▲７▼）、スキャナ１６は、「アドレス」、「コンフィギュアド」へと移行してＰＣ１５との間の通信リンクが確立される（▲８▼）。従って、以降、スキャナ１６は、ローパワーデバイスとして動作することが可能となる。
【００３９】
図１は、スキャナ１６側において行われる設定変更処理（▲４▼）の内容を示すフローチャートである。ローパワーデバイスとして動作するためには、消費電流の合計が１００ｍＡ以下である必要がある。ＣＰＵ５は、先ず、照明ＬＥＤ２を消灯させ（ステップＳ１，−４０ｍＡ）、続いてＣＰＵクロックを「低速」に設定する（ステップＳ２，−８０ｍＡ）。この段階で消費電流の合計は１００ｍＡとなることから、スキャナ１６はローパワーデバイスとしての動作が可能となる。
【００４０】
次に、ＣＰＵ５は、ＬＣＤ１２に図２（ａ）に示すようなメッセージを表示させ、ユーザに対して特定コードの読み取りを行なうか否かを選択させる（ステップＳ３）。選択は、例えば読取り用の操作キーを操作することで行なうようにしても良い。そして、ユーザが特定コードの読み取りを行なうことを選択すれば(「ＹＥＳ」)その時点で処理を終了する。この場合、ＬＣＤ１２には、図２（ｂ）に示すように、スキャナ１６の設定が完了したことを示す表示が行われる。
【００４１】
一方、ステップＳ３において、ユーザが特定コードの読み取りを行なうことを選択しなかった場合(「ＮＯ」)、ＣＰＵ５は、ゲートアレイ７の機能の内、特定コードのデコードを行なう機能部分をＯＦＦにする（ステップＳ４，−４０ｍＡ）。当該機能部分は、ゲートアレイ７の消費電流の殆どを占めるため、ＯＦＦにすることで４０ｍＡの電流が削減される。この場合、スキャナ１６は、バーコード読取りモードとなる。
【００４２】
そして、この時点における消費電流の合計は６０ｍＡであるから、ユーザは残りの機能設定について選択の余地がある。従って、ＣＰＵ５は、図２（ｃ）に示すように、ユーザに対してバーコードの読取り試行を促すため「コードの読み取りを１０回行って下さい」というようなメッセージをＬＣＤ１２に表示させる（ステップＳ５）。即ち、その時点では照明ＬＥＤ２が消灯しているため、その状態でのコード読み取りが可能か否かを判断するためである。
【００４３】
ここで、ユーザがＬＣＤ１２の表示に基づいてバーコードの読み取りを１０回試行したとする。そして、それらの読み取りが全て成功すれば（ステップＳ６，「ＹＥＳ」），ＣＰＵ５はＰＬＬ回路を操作してＣＰＵクロックを「中速」に設定する（ステップＳ７，＋２０ｍＡ）。すると、この時点で消費電流の合計は８０ｍＡとなってスキャナ１６の設定が確定し、ＣＰＵ５は、図２（ｄ）に示す表示をＬＣＤ１２に行って処理を終了する。
【００４４】
また、ステップＳ６において、１０回の読取り試行の内１回でも失敗があった場合(「ＮＯ」)、ＣＰＵ５は照明ＬＥＤ２を半分だけ点灯させる（ステップＳ８，＋２０ｍＡ）。そして、図２（ｅ）に示す表示をＬＣＤ１２に行い、ユーザに対して再度読取り試行を促す（ステップＳ９）。この段階で読み取りが全て成功すれば（ステップＳ１０，「ＹＥＳ」）ＣＰＵ５はステップＳ７に移行する。すると、この時点で消費電流の合計は丁度１００ｍＡとなってスキャナ１６の設定が確定する。尚、この場合のＬＣＤ１２における表示は、図２（ｄ）の「照明ＬＥＤ消灯」が「照明ＬＥＤ半分点灯」に変わったものとなる。
【００４５】
一方、ステップＳ１０において、再度の読取り試行の内１回でも失敗があった場合(「ＮＯ」)、ＣＰＵ５は照明ＬＥＤ２を全て点灯させる（ステップＳ１１，＋２０ｍＡ）。すると、この時点でも消費電流の合計は丁度１００ｍＡとなってスキャナ１６の設定が確定する。尚、この場合のＬＣＤ１２における表示は、図２（ｄ）の「照明ＬＥＤ消灯」が「照明ＬＥＤ全部点灯」に、「ＣＰＵクロック中速」が「ＣＰＵクロック低速」に変わったものとなる。
【００４６】
以上のように本実施例によれば、スキャナ１６は、ハイパワーデバイス動作要求がＵＳＢホストであるＰＣ１５によって拒否されると、複数の機能の内、使用形態を限定することにより機能の低下又は停止が可能なものをＬＣＤ１２に表示させることでユーザに提示して選択させる。そして、選択された機能の組み合わせによる消費電流の合計がローパワーデバイスクラスである１００ｍＡ以内となるように設定を変更し、ローパワーデバイス動作要求をＰＣ１５に対して再度送信するようにした。
【００４７】
従って、ユーザは、スキャナ１６の機能がＵＳＢバス１４上の消費電力制限に基づいて限定される場合でも、ＬＣＤ１２を参照しながら極力その時のアプリケーションにふさわしい機能を選択することができるので、利便性を向上させることが可能となる。
【００４８】
（第２実施例）
図８及び図９は本発明の第２実施例を示すものであり、第１実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。第２実施例では、第１実施例においてスキャナ１６側で行われた設定処理を、ＰＣ１５側において行なうものである。
【００４９】
図３相当図である図８において、▲１▼,▲２▼を第１実施例と同様に行うと、スキャナ１６は、ＵＳＢバス１４上にリセット信号を出力してステート「パワード」へ移行する（▲３▼）。それから、「デフォルト」において、初期状態と同様の設定に戻り、ＰＣ１５に対してローパワーデバイス動作要求を送信する（▲４▼）。すると、ＰＣ１５はスキャナ１６の動作要求を承認し（▲５▼）、スキャナ１６は「アドレス」、「コンフィギュアド」へと移行するので、この段階で、ＰＣ１５との間の通信リンクが取り敢えず確立される（▲６▼）。
【００５０】
すると、ＣＰＵ１６は、▲１▼の段階で得たスキャナ１６のコンフィギュレーション情報に基づいて、スキャナ１６をユーザの所望する機能でローパワーデバイスとして動作させるための設定変更処理を行なう（▲７▼）。そして、その変更処理に基づく機能設定指示をスキャナ１６側に送信すると（▲８▼）、スキャナ１６は、その指示に応じて機能設定を行なう（▲９▼）。
【００５１】
図９は、▲７▼における設定変更処理の一例であり、その過程においてＰＣ１５のディスプレイ（表示手段）１５ａに表示されるメニュー画面と、ＰＣ１５側のソフトウエア処理の概略とを示すものである。先ず、ＰＣ１５は、図９（ａ）に示すように、「あなたはこのスキャナを使用するのは／１．初めてです／２．たまに使用します／３．相当に使い込んでます」といったような表示を行い、ユーザに１〜３の何れかを選択させる。
【００５２】
これは、マーカ１０の点灯態様を設定するためである。即ち、ユーザの読取り習熟度が高い場合は、マーカ１０を消灯させた状態でも情報コードの読み取りは十分に可能であると想定されるからである。従って、ユーザが１，２，３を選択した場合は、それに応じてマーカ１０を強点灯，弱点灯，消灯に夫々設定する。
【００５３】
ユーザが「次へ」を選択すると、ＰＣ１５は、図９（ｂ）に示すように、「今、あなたの周りは／１．明るい／２．薄暗い／３．暗い」といったような表示を行い、ユーザに１〜３の何れかを選択させる。これは、照明ＬＥＤ２の点灯態様を設定するためであり、ユーザが１，２，３を選択した場合は、それに応じて照明ＬＥＤ２を消灯，半点灯，全点灯に夫々設定する。
【００５４】
ユーザが「次へ」を選択すると、ＰＣ１５は、図９（ｃ）に示すように、「あなたはこういうコードを読取ることがありますか／１．あります／２．ありません／３．知りません」といったような表示と共に、例えばＰＤＦ４１７のコードパターンを表示させ、ユーザに１〜３の何れかを選択させる。ユーザが１，３を選択した場合は、特定コードであるＰＤＦ４１７の読み取りを行なう可能性があるので、ゲートアレイ７をＯＮにし、２を選択した場合はＯＦＦにする。
【００５５】
尚、図９（ａ）〜（ｃ）の例では、ユーザによって夫々１，２，３が選択されたものとする。その場合の消費電流合計は、ＣＰＵクロック設定がデフォルトで低速であれば、
（定常動作：３０ｍＡ）＋（マーカ：１０ｍＡ）＋（照明ＬＥＤ：２０ｍＡ）＋（ゲートアレイ：４０ｍＡ）＋（ＣＰＵ：２０ｍＡ）＝１２０ｍＡ
となる。
【００５６】
また、図９（ａ）〜（ｃ）の提示順は、ユーザが機能選択を行なうに当たって想定される優先順位に基づいて設定されているものである。即ち、▲１▼ユーザの読取り習熟度（スキャナ１６の使い勝手の良さ）、▲２▼周囲の環境状態に基づく読取りの容易さ、▲３▼特定コードを読取るかどうかの機能性、の順で優先順位が設定されている。
【００５７】
そして、ユーザが「次へ」を選択した場合、ＰＣ１５は、この段階から消費電流合計を１００ｍＡ以下に抑えるための選択肢を、ユーザに対して具体的に提示する。即ち、図９（ｄ）に示すように、「１．＜ＰＤＦ４１７＞を読取ることはできませんが、読取りスピードが速くなります。／２．＜ＰＤＦ４１７＞を読取ることもできます。但し、マーカが点灯しないので少し操作しにくいかもしれません。照明ＬＥＤが少し暗くなります。」といった表示を行う。
【００５８】
ユーザが１を選択すれば、ゲートアレイ７のデコード機能をＯＦＦとし（−４０ｍＡ）、ＣＰＵクロックを中速に設定することで（＋２０ｍＡ）合計を１００ｍＡとする。また、ユーザが２を選択すれば、マーカ１０をＯＦＦとし（−１０ｍＡ）、照明ＬＥＤ２を半分点灯させることで（−１０ｍＡ）合計を１００ｍＡとする。そして、ユーザが「完了」を選択すると、上記設定がスキャナ１６側に送信され、スキャナ１６のＣＰＵ５が機能設定を行なう。
【００５９】
以上のように第２実施例によれば、ＵＳＢホストであるＰＣ１５は、スキャナ１６より送信されたハイパワーデバイス動作要求を承認できない場合はその要求を拒否し、スキャナ１６がバス接続状態をリセットしてローパワーデバイス動作要求を送信する。それから、スキャナ１６がローパワーデバイスとしての動作が可能な範囲での機能の組み合わせによる使用形態をディスプレイ１５ａに表示させることでユーザに提示し、選択された使用形態に基づく機能設定をスキャナ１６に送信する。そして、スキャナ１６は、送信された機能設定に応じて自身の機能を選択的に低下又は停止させる設定を行う。
【００６０】
従って、ユーザは、ＵＳＢスキャナの機能がバス上の消費電力制限に基づいて限定される場合でも、ＵＳＢホストの表示手段を参照しながら極力その時のアプリケーションにふさわしい使用形態を選択することができるので、利便性を向上させることが可能となる。
【００６１】
また、ＰＣ１５は、想定される使用形態について機能設定の優先順位を設定しておき、その優先順位に基づいてユーザに提示を行うので、ユーザは、より効率的に選択を行うことができる。そして、ＰＣ１５は、ユーザがスキャナ１６を使用する状態を反映した表現によってユーザに対する提示を行うので、ユーザは、自身の使用状況に応じた理解し易い表現に基づいて機能選択を行なうことが可能となる。
【００６２】
（第３実施例）
図１０は本発明の第３実施例を示すものであり、第２実施例と異なる部分について説明する。第３実施例では、スキャナ１６とＰＣ１５との間におけるインターフェイス処理は、図８に示すものと同様であり、ＰＣ１５側におけるスキャナ１６の設定変更処理が異なっている。
【００６３】
即ち、ＰＣ１５は、図１０に示すメニュー画面をディスプレイ１５ａに表示させて、ユーザによる選択を促す。このメニュー画面では、スキャナ１６がローパワーデバイスとして動作可能な、つまり、消費電力の合計が１００ｍＡ以下となるような各機能の組み合わせが一覧として提示されており、ユーザは、モード１〜ｚの内から何れかのモードを選択し、上段の対応するチェックボックスをチェックする。
【００６４】
図１０において、「特定コード」の「○」は読取り可、「×」は読取り不可を示す。「読取り速度」の「Ｌ」は低速、「Ｍ」は中速である。また、「照明」、「マーカ」における「Ｆ」は全点灯、「Ｈ」は半分点灯若しくは弱点灯、「ＯＦＦ」は消灯である。
【００６５】
そして、ＰＣ１５は、ユーザによって選択されたモードに応じて、第２実施例と同様にスキャナ１６に対して機能設定指示を送信し、スキャナ１６は、与えられた指示に基づいて自身の機能を設定する。
【００６６】
以上のように構成された第３実施例によれば、ＰＣ１５は、スキャナ１６がローパワーデバイスとしての動作が可能な範囲での機能の組み合わせによる使用形態（モード）をディスプレイ１５ａに表示させることでユーザに提示し、ユーザによって選択された使用形態に基づく機能設定指示をスキャナ１６に送信する。そして、スキャナ１６は、送信された機能設定に応じて自身の機能を選択的に低下又は停止させる設定を行う。従って、第２実施例と同様の効果が得られる。
【００６７】
（第４実施例）
図１１は本発明の第４実施例を示すものである。第４実施例では、例え、スキャナ１６がハイパワーデバイスとしての動作要求をＰＣ１５によって許可された場合でも、ユーザの選択によって消費電流値を任意に選択できるようにしたものである。
【００６８】
即ち、ＰＣ１５は、図１１に示すメニュー画面をディスプレイ１５ａに表示させて、ユーザによる選択を促す。メニュー画面では、「マーカ照明」、「ゲートアレイ」、「ＣＰＵ周波数」の各機能項目について、電流低減効果の内容説明が提示され、ユーザは、電流を低減させる場合は対応するチェックボックスをチェックする。そして、「適用」のボタンを画面上でクリックすれば、ＰＣ１５より機能設指示がスキャナ１６に送信される。そして、スキャナ１６は、送信された機能設定に応じて自身の機能を選択的に低下又は停止させる設定を行う。
尚、図１１では省略したが、照明ＬＥＤ２についても同様に提示を行っても良いことは言うまでも無い。
【００６９】
以上のように構成された第４実施例によれば、ユーザは、スキャナ１６のハイパワーデバイスとしての動作が許可された場合であっても、自身の読取り習熟度などに応じて不要と考える機能を停止又は低下させることで、任意に消費電流を低減させることが可能となる。
【００７０】
本発明は上記し且つ図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
第１実施例における設定変更の処理順はあくまでも一例であり、図１の例に限ることなく要旨を逸脱しない範囲で適宜変更しても良い。
第２実施例においては、スキャナ１６のＬＣＤ１２は削除しても良い。
また、第２実施例における設定優先順位を、ＰＣ１５を操作することでユーザが変更可能としても良い。斯様に構成すれば、各ユーザの実際の使用形態に応じた優先順位を設定することができる。
第１実施例においてスキャナ１６側で行なった処理を、第２実施例のようにＰＣ１５側で行うようにしても良い。
また、この場合、図１に示すステップの配列は機能設定の優先順位に対応するので、上述したものと同様に、その優先順位をＰＣ１５において操作を行うことでユーザが変更可能としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施例であり、スキャナ側において行われる設定変更処理の内容を示すフローチャート
【図２】図１の処理が実行される際に、スキャナのＬＣＤに表示される内容の一例を示す図
【図３】スキャナとＰＣとの間におけるシステムコンフィギュレーションのシーケンスを概略的に示す図
【図４】ＵＳＢデバイスのステート・ダイアグラム
【図５】情報コード読取装置であるスキャナを中心とする電気的構成を示す機能ブロック図
【図６】スキャナの各構成要素の動作態様と対応する消費電流とを示す図
【図７】（ａ）はＰＤＦ４１７、（ｂ）はＱＲコードの一例を示す図
【図８】本発明の第２実施例を示す図３相当図
【図９】ＰＣ側のディスプレイにおいて表示される画面の一例を示す図
【図１０】本発明の第３実施例を示す図９相当図
【図１１】本発明の第４実施例を示す図１０相当図
【符号の説明】
１はＣＣＤセンサ（受光センサ）、１２はＬＣＤ（表示手段）、１４はＵＳＢバス、１５はパーソナルコンピュータ（ＵＳＢホスト）、１５ａはディスプレイ（表示手段）、１６はスキャナ（ＵＳＢデバイス，ＵＳＢスキャナ）を示す。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a scanner for reading an information code configured as a USB device, a USB system in which at least one of a plurality of USB devices is a scanner, a USB scanner control method, and a USB system control method.
[0002]
[Prior art]
In a USB (Universal Serial Bus) system, for example, when a new USB device is connected to the bus, system configuration (enumeration) is executed by the USB host. At this time, when a plurality of devices configured to receive power supply via the USB bus are connected, it may be necessary to limit the current consumption of the device due to the limitation of the power supply capability.
[0003]
That is, the USB device is distinguished from the low power device and the high power device according to the current consumption level. The former is allowed up to 100 mA, and the latter is allowed up to 500 mA. In the configuration, the host recognizes in which class each device connected to the USB bus is going to operate, and if it exceeds the current supply capability allowed for the bus, it is considered as a high power device. The device that tries to operate may be refused connection. The USB device of the high power device class becomes substantially inoperable if the operation request is rejected.
[0004]
Incidentally, a scanner (code reader) that is a reading device for optically reading information such as a barcode and a two-dimensional code also includes a USB interface for communication with a personal computer that is a host. Many. In the scanner, various types of information codes that can be read and various reading processing performances are defined.
[0005]
And if a scanner that supports multiple types of information codes or has a high reading processing performance, the power consumption will naturally increase. Therefore, considering the case of operating at maximum capacity, the USB device is a high power device. There is something.
However, as described above, depending on the configuration of the USB system, the current consumption of the device is restricted by the host, and as a result, the operation as a high-power device may be rejected. In this case, the scanner cannot be used. End up.
[0006]
However, for example, even a scanner corresponding to various types of information codes may be used only for reading a bar code at that time. Even if the scanner has high reading processing performance, there may be no problem even if reading is performed with reduced processing performance, depending on the usage mode of the user. Even though such a usage pattern is actually assumed, if the operation as a high power device is rejected as described above, the scanner cannot be used.
[0007]
For example, in Patent Document 1, when a personal computer is connected to a digital camera via a USB interface, the control unit of the digital camera confirms the amount of power that can be supplied from the personal computer, and power is supplied based on the confirmation result. A configuration for selectively supplying functional blocks is disclosed.
[0008]
[Patent Document 1]
JP 2001-1000086
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
In the technique disclosed in Patent Document 1, when the amount of power that can be supplied from a personal computer is a low power device class, the digital camera side automatically limits the function accordingly.
[0010]
However, with respect to what is supposed to be used in various ways depending on the user application, such as a scanner for reading information codes, the user desires that the usable functions are unilaterally limited on the device side. It may become impossible to use in the form, and there is a problem in convenience.
[0011]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and its purpose is to limit the function after reflecting the usage pattern of the user as much as possible even when it is necessary to suppress power consumption on the scanner side on the system. It is to provide a USB scanner, a USB system, a USB scanner, and a control method of the USB system.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, when the high power device operation request is rejected by the USB host, a display unit that can reduce or stop the function by limiting the use form among a plurality of functions. To be displayed and displayed to the user. Then, the setting is changed so that the total current consumption by the combination of the selected functions becomes the low power device class, and the low power device operation request is transmitted again to the USB host.
[0013]
Therefore, even when the function of the USB scanner is limited based on the power consumption limitation on the bus, the user can select a function suitable for the application at that time while referring to the display means, thereby improving convenience. It becomes possible to make it.
[0014]
According to the USB system of the second aspect, if the high-power device operation request transmitted from the USB scanner cannot be approved, the USB host rejects the request and waits until a low-power device operation request is transmitted. Then, the USB scanner resets the bus connection state and transmits a low power device operation request to the USB host, and the USB host uses the combination of functions within a range in which the USB scanner can operate as a low power device. Is displayed on the display means, and the function setting based on the selected usage pattern is transmitted to the USB device. And USB Scanner Performs a setting to selectively lower or stop its own function according to the transmitted function setting.
[0015]
Therefore, even when the function of the USB scanner is limited based on the power consumption limitation on the bus, the user can select the usage pattern suitable for the application at that time while referring to the display means of the USB host. Convenience can be improved.
[0016]
According to the USB system of claim 3, when the USB host cannot approve the high power device operation request transmitted from the USB scanner, the USB host rejects the request and until the USB scanner transmits the low power device operation request. stand by. Then, the USB scanner resets the bus connection state and transmits a low power device operation request to the USB host, and the USB host assumes a usage pattern in which the operation can be performed with the current consumption of the USB scanner lowered. Then, the contents of restrictions to be added to each function are displayed on the display means according to the usage pattern, and presented to the user for selection. When the total current consumed by the combination of the selected functions becomes the low power device class, the function setting information is transferred to the USB. Scanner The USB scanner performs setting for selectively reducing or stopping its own function according to the transmitted function setting.
[0017]
Therefore, since the user can selectively limit the function so as to follow the usage pattern at that time as much as possible while referring to the display means of the USB host, the convenience can be improved as in the second aspect. It becomes possible.
[0020]
Claim 4 According to the described USB system, the USB host Scanner Therefore, the user can select a function based on an easily understandable expression according to his / her usage status.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 5 is a functional block diagram showing an electrical configuration centered on a scanner which is an information code reader. The CCD sensor (light receiving sensor) 1 is an area sensor for optically reading the information code irradiated by the illumination LED 2. Image data read and output by the CCD sensor 1 is A / D converted by the A / D converter 3. The A / D converted digital data can be output to the system bus 4 and written into the memory 6 by the CPU 5.
[0022]
The gate array 7 has a function of decoding a specific code such as a two-dimensional code, and is a logic circuit used by the CPU 5 to perform peripheral circuit operations. In an operation mode for decoding the specific code, an A / D conversion unit The data output from 3 is decoded. 7A shows PDF417 (registered trademark), which is one of the two-dimensional codes, and FIG. 7B shows QR code (registered trademark).
[0023]
The system bus 4 is connected to a drive control unit 11 that drives the transistors 8 and 9 to light the illumination LED 2 and the marker 10 described above. The CPU 5 controls the drive control unit 11 via the gate array 7. Is output.
[0024]
Also connected to the system bus 4 is an LCD (Liquid Crystal Display, display means) 12 for displaying scanner setting information, information code data decoded by the CPU 5, and the like. Further, a USB interface circuit 13 is connected to the system bus 4, and the USB interface circuit 13 is connected to a personal computer (PC) 15 that is a USB host via a USB bus 14.
[0025]
That is, the scanner (USB scanner) 16 configured as described above has a function as a USB device, and the CPU 5 performs serial communication with the PC 15 via the USB interface circuit 13. ing. The scanner 16 is supplied with operating power V-in from the PC 15 side via the USB bus 14.
[0026]
FIG. 6 shows an operation mode of each component of the scanner 16 and a corresponding consumption current. The “sensor circuit portion” is a portion including the CCD sensor 1, and its current consumption is 10 mA. The “other circuit portion” is a portion including a part of the gate array 7, the LCD 12, the USB interface circuit 13, etc., and consumes 20 mA. These are parts that always function when the scanner 16 operates.
[0027]
The illumination LED circuit portion is a portion including the illumination LED 2. There are a plurality of illumination LEDs 2 to cope with a change in the illuminance of the surrounding environment. When all of them are lit, the current consumption is 40 mA, and when half are lit, the current consumption is 20 mA. Further, if the ambient illuminance is sufficient, it may not be necessary to turn on the illumination LED 2, and the current consumption at that time is 0 mA.
[0028]
The “marker part” is a part including the marker 10, and the current consumption in the strong lighting is 10 mA and the current consumption in the weak lighting is 5 mA. The necessity of the marker 10 is determined according to the appearance at the time of use and the user's reading proficiency level, and the information code can be read without turning on the marker 10. If it is not lit, the current consumption is 0 mA.
[0029]
The “CPU unit” is a part including the CPU 5 and always functions when the scanner 16 operates. However, the CPU 5 can change the multiplication rate of the operation clock signal, that is, the frequency by a PLL circuit (not shown), and the current consumption changes according to the clock frequency. If the multiplication rate is “× 1” (for example, frequency 40 MHz, “low speed”), the current consumption is 20 mA, and the multiplication rate is “× 2” (“medium speed”) and “× 3” (“high speed”). Then, the current consumption changes to 40 mA and 100 mA.
[0030]
The “gate array circuit portion” is a portion including the gate array 7 and consumes 40 mA. If the decoding function unit of the gate array 7 does not operate in the specific code reading mode, the current consumption is 0 mA.
Therefore, when all of these components operate at full functions, the total current consumption is 220 mA, which is a high power device class as a USB device.
[0031]
Next, the operation of this embodiment will be described with reference to FIGS. FIG. 4 is a state diagram of a general USB device.
▲ 1 ▼ Attached
This is an initial state immediately after the USB device is connected (plugged in) to the hub of the USB system. The host side is notified that there is a device newly connected via the hub.
▲ 2 ▼ Powered
This is a state in which the USB device is supplied with power via the connected hub. When the host gives a reset signal to the device in this state, the state shifts to the next “default”.
(3) Default
The device becomes “default” when the reset is released, and all the registers of the device are in a reset state. Then, the device transfers configuration information such as a default address, bus access frequency, bus width, and maximum packet size to the host by the endpoint 0.
[0032]
(4) Address
Subsequently, each device is assigned a unique address by the host.
▲ 5 ▼ Configured
When the host recognizes how each device is used based on the configuration information obtained from each device, the host sets a configuration value for each device. Then, each device can be used by the host.
[0033]
The above (1) to (5) are processes called enumeration (identification) when viewed from the host side. When a new device is connected to the USB system, or the devices constituting the system are Runs every time it is removed. The host manages data transfer timing and the like based on the settings made for each device.
[0034]
Further, in any of the above states (2) to (5) or in a normal use state after the end of enumeration, the device may shift to the next state (6).
▲ 6 ▼ Suspended
If there is no data or signal transfer on the bus for a predetermined period, the device enters a suspend mode, and maintains power consumption while retaining internal information such as address and configuration information. When any data or signal transfer occurs on the bus, the device exits the suspend mode and is activated and becomes active.
[0035]
FIG. 3 schematically shows a part of a system configuration sequence between the scanner 16 which is a USB device and the PC 15 which is a USB host in this embodiment. This sequence is shown from the “default” stage.
[0036]
When starting this sequence, the scanner 16 is set as a low power device in which only the lowest communication function is active in the initial state. Then, since it originally operates as a high power device, a setting for operating as a high power device is transmitted to the PC 15 ((1)).
[0037]
In this case, it is assumed that the PC 15 rejects the high power device operation request from the scanner 16 as a result of considering other devices connected to the USB bus 14 ((2)). Then, the scanner 16 once shifts to “suspended” ((3)), and performs setting change processing for operating itself as a low power device ((4)). This setting change process will be described later.
[0038]
When the above processing is completed, the scanner 16 outputs a reset signal on the USB bus 14 to return the state to “powered” ((5)). Then, the process shifts to “default”, and the setting for operating as a low power device is transmitted to the PC 15 ((6)). Then, the PC 15 approves the operation request of the scanner 16 (7), and the scanner 16 shifts to “address” and “configured” to establish a communication link with the PC 15. (8). Therefore, thereafter, the scanner 16 can operate as a low power device.
[0039]
FIG. 1 is a flowchart showing the contents of the setting change process (4) performed on the scanner 16 side. In order to operate as a low power device, the total current consumption needs to be 100 mA or less. The CPU 5 first turns off the illumination LED 2 (step S1, −40 mA), and then sets the CPU clock to “low speed” (step S2, −80 mA). At this stage, the total current consumption is 100 mA, so that the scanner 16 can operate as a low power device.
[0040]
Next, the CPU 5 displays a message as shown in FIG. 2A on the LCD 12, and allows the user to select whether or not to read the specific code (step S3). The selection may be performed, for example, by operating an operation key for reading. If the user selects to read the specific code (“YES”), the process is terminated at that time. In this case, as shown in FIG. 2B, the LCD 12 displays that the setting of the scanner 16 has been completed.
[0041]
On the other hand, if the user does not choose to read the specific code (“NO”) in step S3, the CPU 5 turns off the functional portion that decodes the specific code among the functions of the gate array 7. (Step S4, −40 mA). Since the functional part occupies most of the current consumption of the gate array 7, the current of 40 mA is reduced by turning it off. In this case, the scanner 16 is in a barcode reading mode.
[0042]
Since the total current consumption at this time is 60 mA, the user has a choice for the remaining function settings. Accordingly, as shown in FIG. 2C, the CPU 5 displays a message such as “Please read the code 10 times” on the LCD 12 in order to prompt the user to read the barcode (step S5). ). That is, since the illumination LED 2 is turned off at that time, it is determined whether or not the code can be read in that state.
[0043]
Here, it is assumed that the user tries to read the barcode 10 times based on the display on the LCD 12. If all of these readings are successful (step S6, “YES”), the CPU 5 operates the PLL circuit to set the CPU clock to “medium speed” (step S7, +20 mA). At this time, the total current consumption is 80 mA, and the setting of the scanner 16 is confirmed. The CPU 5 displays the display shown in FIG. 2D on the LCD 12 and ends the process.
[0044]
In step S6, if one of the 10 reading attempts has failed ("NO"), the CPU 5 turns on the illumination LED 2 by half (step S8, +20 mA). Then, the display shown in FIG. 2E is displayed on the LCD 12, and the user is prompted to read again (step S9). If all readings are successful at this stage (step S10, "YES"), the CPU 5 proceeds to step S7. At this time, the total current consumption is just 100 mA, and the setting of the scanner 16 is confirmed. In this case, the display on the LCD 12 is obtained by changing “illumination LED off” in FIG. 2D to “illumination LED half-on”.
[0045]
On the other hand, in step S10, if there is a failure in one of the reading attempts again (“NO”), the CPU 5 turns on all the illumination LEDs 2 (step S11, +20 mA). At this time, the total current consumption is just 100 mA, and the setting of the scanner 16 is confirmed. In this case, the display on the LCD 12 is such that “illumination LED off” in FIG. 2D is changed to “all illumination LEDs are on” and “medium CPU clock speed” is changed to “CPU clock low speed”.
[0046]
As described above, according to the present embodiment, when the high-power device operation request is rejected by the PC 15 that is the USB host, the scanner 16 reduces or stops the function by limiting the usage mode among a plurality of functions. Is displayed on the LCD 12 and presented to the user for selection. Then, the setting is changed so that the total current consumption by the combination of the selected functions is within 100 mA which is the low power device class, and the low power device operation request is transmitted to the PC 15 again.
[0047]
Therefore, even when the function of the scanner 16 is limited based on the power consumption limitation on the USB bus 14, the user can select a function suitable for the application at that time while referring to the LCD 12, and thus the convenience is improved. It becomes possible to improve.
[0048]
(Second embodiment)
8 and 9 show a second embodiment of the present invention. The same parts as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals and the description thereof is omitted, and only different parts will be described below. In the second embodiment, the setting process performed on the scanner 16 side in the first embodiment is performed on the PC 15 side.
[0049]
In FIG. 8 corresponding to FIG. 3, when (1) and (2) are performed in the same manner as in the first embodiment, the scanner 16 outputs a reset signal on the USB bus 14 and shifts to the state “powered”. (▲ 3 ▼). Then, in “default”, the setting returns to the same setting as in the initial state, and a low power device operation request is transmitted to the PC 15 ((4)). Then, the PC 15 approves the operation request of the scanner 16 ((5)), and the scanner 16 shifts to “address” and “configured”. At this stage, the communication link with the PC 15 is established for the time being. (6).
[0050]
Then, the CPU 16 performs setting change processing for operating the scanner 16 as a low power device with a function desired by the user based on the configuration information of the scanner 16 obtained in the step (1) ((7)). . When a function setting instruction based on the change process is transmitted to the scanner 16 ((8)), the scanner 16 performs function setting in accordance with the instruction ((9)).
[0051]
FIG. 9 is an example of the setting change process in (7), and shows the menu screen displayed on the display (display means) 15a of the PC 15 and the outline of the software process on the PC 15 side in the process. First, as shown in Fig. 9A, the PC 15 displays such as "You are using this scanner / 1. It is the first time / 2. It is used occasionally / 3. It is used considerably" To allow the user to select one of 1 to 3.
[0052]
This is for setting the lighting mode of the marker 10. That is, when the reading proficiency level of the user is high, it is assumed that the information code can be sufficiently read even when the marker 10 is turned off. Therefore, when the user selects 1, 2, or 3, the marker 10 is set to strong lighting, weak lighting, or extinguishing, respectively.
[0053]
When the user selects “next”, the PC 15 performs a display such as “Now you are / 1. Bright / 2. Dim / 3. Dark” as shown in FIG. Let the user select one of 1 to 3. This is for setting the lighting mode of the illumination LED 2. When the user selects 1, 2, and 3, the illumination LED 2 is set to be extinguished, half-lit, and fully lit accordingly.
[0054]
When the user selects “Next”, the PC 15 will ask “Do you read such a code / 1. Yes / 2. No / 3. Don't know” as shown in FIG. Along with such a display, for example, a code pattern of PDF417 is displayed, and the user is allowed to select any one of 1 to 3. If the user selects 1 or 3, there is a possibility of reading the PDF 417, which is a specific code, so the gate array 7 is turned on, and if 2 is selected, it is turned off.
[0055]
In the examples of FIGS. 9A to 9C, it is assumed that 1, 2, and 3 are selected by the user, respectively. In that case, if the CPU clock setting is low by default, the total current consumption is
(Steady operation: 30 mA) + (marker: 10 mA) + (illumination LED: 20 mA) + (gate array: 40 mA) + (CPU: 20 mA) = 120 mA
It becomes.
[0056]
Further, the presentation order of FIGS. 9A to 9C is set based on the priority order assumed when the user selects a function. (1) User reading proficiency (ease of use of the scanner 16), (2) Ease of reading based on surrounding environmental conditions, and (3) Functionality of whether or not to read a specific code. The ranking is set.
[0057]
When the user selects “next”, the PC 15 specifically presents options to the user for suppressing the total current consumption to 100 mA or less from this stage. That is, as shown in Fig. 9 (d), “1. <PDF417> cannot be read, but the reading speed will be faster./2. <PDF417> can be read. However, the marker is lit. It may be a little difficult to operate because the lighting LED is a little dark. "
[0058]
If the user selects 1, the decoding function of the gate array 7 is turned off (−40 mA), and the CPU clock is set to a medium speed (+20 mA), so that the total is 100 mA. If the user selects 2, the marker 10 is turned OFF (−10 mA), and the illumination LED 2 is turned on half (−10 mA), so that the total is 100 mA. When the user selects “Complete”, the above settings are transmitted to the scanner 16 side, and the CPU 5 of the scanner 16 performs function settings.
[0059]
As described above, according to the second embodiment, if the PC 15 as the USB host cannot approve the high-power device operation request transmitted from the scanner 16, it rejects the request and the scanner 16 resets the bus connection state. Send a low-power device operation request. Then, the usage pattern based on the combination of functions within the range in which the scanner 16 can operate as a low-power device is displayed on the display 15a to present to the user, and the function setting based on the selected usage pattern is transmitted to the scanner 16. To do. Then, the scanner 16 performs a setting for selectively reducing or stopping its own function according to the transmitted function setting.
[0060]
Therefore, even when the function of the USB scanner is limited based on the power consumption limitation on the bus, the user can select the usage pattern suitable for the application at that time while referring to the display means of the USB host. Convenience can be improved.
[0061]
Further, since the PC 15 sets the priority order of function setting for the assumed usage pattern and presents it to the user based on the priority order, the user can select more efficiently. Since the PC 15 presents the user with an expression that reflects the state in which the user uses the scanner 16, the user can select a function based on an easy-to-understand expression according to his / her usage status. Become.
[0062]
(Third embodiment)
FIG. 10 shows a third embodiment of the present invention, and the differences from the second embodiment will be described. In the third embodiment, the interface process between the scanner 16 and the PC 15 is the same as that shown in FIG. 8, and the setting change process of the scanner 16 on the PC 15 side is different.
[0063]
That is, the PC 15 displays the menu screen shown in FIG. 10 on the display 15a and prompts the user to make a selection. In this menu screen, the scanner 16 is operable as a low-power device, that is, a combination of functions such that the total power consumption is 100 mA or less is presented as a list. Select one of the modes and check the corresponding check box at the top.
[0064]
In FIG. 10, “O” in “specific code” indicates that reading is possible, and “×” indicates that reading is not possible. “L” of “reading speed” is low speed, and “M” is medium speed. In “illumination” and “marker”, “F” is fully lit, “H” is half lit or weakly lit, and “OFF” is unlit.
[0065]
Then, the PC 15 transmits a function setting instruction to the scanner 16 according to the mode selected by the user as in the second embodiment, and the scanner 16 sets its function based on the given instruction. To do.
[0066]
According to the third embodiment configured as described above, the PC 15 causes the display 15a to display a usage pattern (mode) based on a combination of functions within a range in which the scanner 16 can operate as a low power device. A function setting instruction based on the usage pattern presented to the user and selected by the user is transmitted to the scanner 16. Then, the scanner 16 performs a setting for selectively reducing or stopping its own function according to the transmitted function setting. Therefore, the same effect as in the second embodiment can be obtained.
[0067]
(Fourth embodiment)
FIG. 11 shows a fourth embodiment of the present invention. In the fourth embodiment, for example, even if the scanner 16 is permitted to operate as a high power device by the PC 15, the current consumption value can be arbitrarily selected by the user's selection.
[0068]
That is, the PC 15 displays the menu screen shown in FIG. 11 on the display 15a to prompt the user to make a selection. In the menu screen, a description of the current reduction effect is presented for each function item of “marker illumination”, “gate array”, and “CPU frequency”, and the user checks the corresponding check box to reduce the current. . When the “Apply” button is clicked on the screen, a function setting instruction is transmitted from the PC 15 to the scanner 16. Then, the scanner 16 performs a setting for selectively reducing or stopping its own function according to the transmitted function setting.
Although omitted in FIG. 11, it goes without saying that the illumination LED 2 may be presented in the same manner.
[0069]
According to the fourth embodiment configured as described above, even if the user is permitted to operate the scanner 16 as a high-power device, the function is considered unnecessary according to his / her reading proficiency level. It is possible to arbitrarily reduce the current consumption by stopping or lowering.
[0070]
The present invention is not limited to the embodiments described above and shown in the drawings, and the following modifications or expansions are possible.
The processing order of setting change in the first embodiment is merely an example, and is not limited to the example in FIG. 1 and may be changed as appropriate without departing from the scope of the invention.
In the second embodiment, the LCD 12 of the scanner 16 may be deleted.
The setting priority in the second embodiment may be changed by the user by operating the PC 15. If comprised in this way, the priority according to the actual usage pattern of each user can be set.
The processing performed on the scanner 16 side in the first embodiment may be performed on the PC 15 side as in the second embodiment.
Further, in this case, since the sequence of steps shown in FIG. 1 corresponds to the priority order of function setting, the priority order may be changed by the user by operating the PC 15 as described above.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a flowchart illustrating the contents of a setting change process performed on the scanner side according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing an example of contents displayed on the LCD of the scanner when the process of FIG. 1 is executed.
FIG. 3 is a diagram schematically showing a system configuration sequence between a scanner and a PC.
FIG. 4 USB device state diagram
FIG. 5 is a functional block diagram showing an electrical configuration centered on a scanner which is an information code reader;
FIG. 6 is a diagram showing an operation mode of each component of the scanner and a corresponding current consumption.
7A is an example of a PDF 417, and FIG. 7B is an example of a QR code.
FIG. 8 is a view corresponding to FIG. 3 showing a second embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a diagram showing an example of a screen displayed on the display on the PC side
FIG. 10 is a view corresponding to FIG. 9 showing a third embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a view corresponding to FIG. 10 showing a fourth embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 is a CCD sensor (light receiving sensor), 12 is an LCD (display means), 14 is a USB bus, 15 is a personal computer (USB host), 15a is a display (display means), and 16 is a scanner (USB device, USB scanner). Show.

Claims

A scanner configured as a USB device and having a function of decoding an information code read by an optical reading means,
The power consumption in the state of operating a plurality of functions included in the normal usage pattern is a high power device class,
In the system configuration, when an operation request as a high-power device is rejected by the USB host, the display unit displays a function whose function can be reduced or stopped by limiting the use form among the plurality of functions. And present it to the user for selection,
Change the settings so that the total current consumption by the combination of selected functions is in the low power device class,
A USB scanner configured to transmit an operation request as a low power device to a USB host again.

In a USB system which is a USB scanner composed of a USB host and a plurality of USB devices, and at least one of the plurality of USB devices is a USB scanner having a function of decoding an information code read by an optical reading means.
If the USB host cannot approve the operation request as the high power device transmitted from the USB scanner in the system configuration, the USB host rejects the request, and the USB scanner transmits the operation request as the low power device. Wait,
When the USB host rejects an operation request as a high power device, the USB scanner resets the bus connection state and transmits an operation request as a low power device to the USB host.
When the USB scanner transmits an operation request as a low power device, the USB host functions based on the configuration information transmitted from the USB scanner in a range in which the USB scanner can operate as a low power device. By displaying the usage pattern based on the combination on the display means, the function setting based on the usage pattern selected by the user is transmitted to the USB scanner ,
The USB system, wherein the USB scanner is configured to selectively reduce or stop its function according to a function setting transmitted by the USB host.

In a USB system which is a USB scanner composed of a USB host and a plurality of USB devices, and at least one of the plurality of USB devices is a USB scanner having a function of decoding an information code read by an optical reading means.
If the USB host cannot approve the operation request as the high power device transmitted from the USB scanner in the system configuration, the USB host rejects the request, and the USB scanner transmits the operation request as the low power device. Wait,
When the USB host rejects an operation request as a high power device, the USB scanner resets the bus connection state and transmits an operation request as a low power device to the USB host.
Based on the configuration information transmitted from the USB scanner, the USB host assumes a usage pattern that can be operated in a state where the current consumption of the USB scanner is reduced. By displaying the contents of the restriction to be added on the display means, the user is presented and selected, and the function setting information is transmitted to the USB scanner so that the total current consumption by the combination of the selected functions becomes the low power device class. And
The USB system, wherein the USB scanner is configured to selectively reduce or stop its function according to a function setting transmitted by the USB host.

4. The USB system according to claim 2, wherein the USB host presents the user with an expression reflecting a state in which the user uses the USB scanner .

A method for controlling a scanner configured as a USB device and having a function of decoding an information code read by an optical reading means,
The power consumption in the state of operating a plurality of functions included in the normal usage pattern is a high power device class,
In the system configuration, when an operation request as a high-power device is rejected by the USB host, the display unit displays a function whose function can be reduced or stopped by limiting the usage mode among the plurality of functions. And present it to the user for selection,
Change the settings so that the total current consumption by the combination of selected functions is in the low power device class,
A USB scanner control method, wherein an operation request as a low power device is transmitted again to a USB host.

In a control method of a USB system, which is composed of a USB host and a plurality of USB devices, and at least one of the plurality of USB devices is a USB scanner having a function of decoding an information code read by an optical reading unit.
If the USB host cannot approve the operation request as the high power device transmitted from the USB scanner in the system configuration, the USB host rejects the request and until the USB scanner transmits the operation request as the low power device. Wait,
When the USB host rejects an operation request as a high power device, the USB scanner resets the bus connection state and transmits an operation request as a low power device to the USB host.
When the USB scanner transmits an operation request as a low power device, the USB host functions based on the configuration information transmitted from the USB scanner in a range in which the USB scanner can operate as a low power device. By displaying the usage pattern based on the combination on the display means, the function setting based on the usage pattern selected by the user is transmitted to the USB scanner,
The USB system control method, wherein the USB scanner performs setting to selectively lower or stop its function according to the function setting transmitted by the USB host.

In a method for controlling a USB system, which includes a USB host and a plurality of USB devices, and at least one of the plurality of USB devices is a USB scanner having a function of decoding an information code read by an optical reading unit .
If the USB host cannot approve the operation request as the high power device transmitted from the USB scanner in the system configuration, the USB host rejects the request, and the USB scanner transmits the operation request as the low power device. Wait,
When the USB host rejects an operation request as a high power device, the USB scanner resets the bus connection state and transmits an operation request as a low power device to the USB host.
Based on the configuration information transmitted from the USB scanner, the USB host assumes a usage pattern that can be operated in a state where the current consumption of the USB scanner is reduced. By displaying the contents of the restriction to be added on the display means, the user is presented and selected, and the function setting information is transmitted to the USB scanner so that the total current consumption by the combination of the selected functions becomes the low power device class. And
The USB system control method , wherein the USB scanner performs setting to selectively lower or stop its function according to the function setting transmitted by the USB host .

8. The USB system control method according to claim 6, wherein the USB host presents the user with an expression reflecting a state in which the user uses the USB scanner .