JP4122263B2

JP4122263B2 - Architectural bracket

Info

Publication number: JP4122263B2
Application number: JP2003166101A
Authority: JP
Inventors: 和芳高木
Original assignee: トリスミ集成材株式会社
Priority date: 2003-06-11
Filing date: 2003-06-11
Publication date: 2008-07-23
Anticipated expiration: 2023-06-11
Also published as: JP2005002636A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、木材の接合、具体的には仕口（二つの木材を直角あるいは斜めに接合する方法）の際に用いる建築用金具。例えば木造住宅等の柱材や梁材など建築木材の接合に用いる建築用金具に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、木造の建物を建築する際には、柱や梁を構成する木材を仕口という結合方法により、結合することが知られている。
【０００３】
この仕口の際に用いられる建築用金具については、作業者が容易に仕口作業を行えるように、様々なものが提案されている。
【０００４】
例えば、先行技術１（特許文献１参照）には、図７に示す如く、一方の木材に設けられたスリットに対して差込固定される平板状の差込片５０と、その差込片の端部に直交して設けられ、接合する他方の木材に対して接合固定される平板状の接合片５０とを有し、その接合片にボルト・ナット等の座として機能する円筒状の突起部（座金部）５２を設け、この突起部５２を他方の木材に嵌合させることにより仕口作業の作業性を向上させる建築用金具が開示されている。
【０００５】
この先行技術によると、平板状の接合片に突起部を設けたことにより、他方の木材と建築用金具との位置ズレがなくなり、仕口作業が確実かつ容易に行えるため、仕口作業の作業性を向上することができる。
【０００６】
しかし、この建築用金具には所定の厚みを有する平板状の接合片５１が設けられていることから、木材の当接面にその接合片の厚みに対応した凹み部が必要となり、木材に、別途その凹み部の加工が必要となる。
【０００７】
そこで、先行技術２（特許文献２参照）には、こうした平板状の接合片を無くした建築用金具が開示されている。
【０００８】
この先行技術２は、ボルト・ナットの座として機能する円筒状の突起部（座金部）を平板状の差込片に対して、直接溶接するか、若しくは鋳造成形することにより一体成形して、仕口用の建築用金具を構成している。
【０００９】
この先行技術によると、確かに、平板状の接合片がないため、木材に接合片の厚みに対応した凹み部の加工が不要となり、前述の先行技術１に比して、さらに仕口作業の作業性を向上させることができる。
【００１０】
しかしながら、この先行技術２の場合、平板状の接合片を無くしたことにより、別途、新たな課題が生じる。それは、ボルト・ナットの座としての機能を有する円筒状の突起部（座金部）と平板状の差込片との結合力が低下し、仕口用の建築用金具として充分な耐久力を確保することができず、建築用金具として適用できる場所が限定されるという問題である。
【００１１】
すなわち、円筒状の突起部（座金部）の開口端と板状の差込片の端縁とが、対向して一体形成されているため、両者は構造上、点結合とならざるを得ず、結合面積が不足し、必然的に突起部と差込片との結合力が弱くなるのである。
【００１２】
【特許文献１】
特開２００１−２２７０７０公報
【特許文献２】
特開２００２−２９４８６８公報。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、円筒状の座金部と平板状の差込部とから成る建築用金具の仕口作業の作業性向上の利点を活かしつつ、座金部と差込部との結合強度を増加して、仕口用の建築用金具として、充分な耐久力を確保することにより、様々な場所に適用できる建築用金具を提供することを目的とする。
【００１４】
【課題を解決するための手段】
この発明は、複数の木材を角度をもって接合固定する建築用金具であって、一方の木材を差込固定する平板状の差込部と、他方の木材をボルト固定する円筒状の座金部とから成り、その差込部とその座金部とを差込部の端縁部が座金部の開口端に対向するように一体形成し、少なくともその座金部の円筒内壁で、その差込部の端縁部に沿って円筒内方に突出するリブ部を設けることにより、その座金部に座金部と差込部との結合強度を増加して形成したことを特徴とする。
【００１５】
すなわち、差込部と座金部とを差込部の端縁部に座金部の開口端が対向するように一体形成することにより、平板状の接合片がないため、木材に接合片の厚みに対応した凹み部の加工が不要となり、仕口作業の作業性を向上させることができる。
【００１６】
さらに、少なくともその座金部の円筒内壁で、その差込部の端縁部に沿って円筒内方に突出するリブ部を設けることにより、その座金部に座金部と差込部との結合強度を増加することができる。
【００１７】
このようなリブ部を設けることにより、単純な構造で結合強化を図ることができる。
【００１８】
特に座金部の円筒内壁にのみ設けた場合は、座金部の外側に突出することなく構成することができる。
【００１９】
また、別の発明では、リブ部を円筒内壁の対向する位置に複数設け、該リブの間隔をボルト・ナットの頭部と略一致するように設定したことを特徴とする。
【００２０】
リブ部の間隔をこのような設定にしたことにより、ボルト・ナットの回転方向の動きが規制されるため、ボルト・ナット用の操作工具（ソケットレンチ等）を用いなくとも、ボルト・ナットの回り止めを行うことができる。
【００２１】
【発明の効果】
この発明によれば、前記建築用金具は、座金部と差込部との結合関係を強固にすることができるため、建築用金具の仕口作業の作業性向上の利点を活かしつつ、座金部と差込部との結合強度を増加して、仕口用の建築用金具として、充分な耐久力を確保することができる。よって、建築用金具として様々な場所に適用できる。
【００２２】
また、リブ部を、前記座金部の円筒内壁で前記差込部の端縁部に沿って円筒内方にのみ突出するリブ部とした場合は、座金部の外側に突出させることなく構成することができるため、木材側にリブ部に対応した加工をする必要がない。よって仕口作業の作業性を向上することができる。
【００２３】
さらに、リブ部の間隔をボルト・ナットの頭部と略一致するように設定した場合には、ボルト・ナットの操作工具を用いなくとも、リブ部がボルト・ナットの回り止めを行うことができるため、ボルト固定の作業が容易になり、仕口作業の作業性をさらに向上することができる。
【００２４】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施形態を、以下図面を用いて説明する。
図１は、本発明に係る建築用金具を仕口作業の作業工程を含めて説明する全体斜視図である。図２は、仕口作業終了後の建築用金具組み付け後を示す縦断面図である。
【００２５】
本発明の建築用金具（以下、金具と記す）Ｋは、建物の柱を構成する柱材Ｗと梁を構成する梁材Ｖを接合するものであり、柱材Ｗに対してボルト固定される円筒状のカップ座金部１０と梁材Ｖに対して差込固定される平板状の平板差込部２０とから成る。
【００２６】
まず、円筒状のカップ座金部１０は、上下に２つ、柱材Ｗに形成された２つの嵌合凹部Ｗ１に対応する位置に設けられ、それぞれ、内部にナットNが収納可能な径を有する有底円筒形状に構成される。この円筒状のカップ座金部１０は、平板差込部２０とは別にプレス加工によって成形され、溶接加工によって結合させる。この円筒状のカップ座金部の底部（柱材側）１１には、柱材Ｗに挿通されたボルトＢのねじ部を貫通させるための貫通穴１２が形成される（図１には図示せず）。
【００２７】
一方、平板状の平板差込部２０は、端縁部２１に上下に２つの円筒状のカップ座金部１０が結合される長方形の一枚の平板で構成される。この平板差込部２０には、梁材ＶのスリットＶ１に差込まれた状態で梁材の側方から打ち込まれる係止ピンＰに対して係合する係止穴２２が、上下方向に３つ穿設され、円筒状のカップ座金部１０に対応した位置にはナットＮ及びソケットレンチ（図示せず）を円筒状のカップ座金部１０内に案内するための逃切欠き部２３が設けられている。
【００２８】
なお、係止穴の形状や個数は、これに限定されるものではなく、仮預けをするため、一部切欠きなどを設けてもよい。
【００２９】
次に、仕口作業の作業工程について説明する。
まず、前作業として、柱材Ｗや梁材Ｖに対して、電動ドリルや電動ノコギリ等の木工工具によって、嵌合凹部Ｗ１、ボルト通し穴Ｗ２、スリットＶ１、係止ピン通し穴Ｖ２等を形成する。
【００３０】
次に、柱材のボルト通し穴Ｗ２にボルトＢを挿通し、金具Ｋのカップ座金部１０を嵌合凹部Ｗ１に嵌め込むと共に、カップ座金部の貫通穴１２を介してボルトＢのねじ部をカップ座金部１０内に位置させる。そして、ナットＮを平板差込部の逃切欠き部２３を介してボルトＢのねじ部に螺合し、ソケットレンチで締付け固定する。
【００３１】
こうして、金具Ｋは柱材Ｗにボルト固定され、平板差込部２０のみが柱材Ｗの外部に露出した状態になる。
【００３２】
この状態において、梁材Ｖに設けたスリットＶ１に平板差込部２０を挿入するように梁材Ｖを移行させ、柱材Ｗと梁材Ｖとを仮の接合状態にする。そして、この仮の接合状態で係合ピンＰを梁材の側方から打ち込むことにより、平板差込部２０は梁材Ｖに差込固定される。
【００３３】
以上のような工程を経て、仕口作業は完了し、柱材Ｗと梁材Ｖは接合される。
【００３４】
このように、カップ座金部１０と平板差込部２０とからなるこの金具Ｋを用いて仕口作業を行うと、前作業工程で柱材等に行う加工を低減でき作業性を向上できる。
【００３５】
次に、図３、図４を用いて、金具Ｋの詳細構造を説明する。
図３は金具Ｋの全体を示した図であり、（ａ）は側面図、（ｂ）は正面図、（ｃ）は背面図、（ｄ）は上面図である。図４はカップ座金部１０のみを示した図であり、（ａ）はカップ座金部の上半部を切欠いた状態の側面図、（ｂ）はカップ座金部を平板差込部側から見た背面図である。
【００３６】
金具Ｋは、前述のように、円筒状のカップ座金部１０と平板状の平板差込部２０とからなり、カップ座金部１０は、開口端部１３を平板差込部の端縁部２４に対向するようにして溶接結合され、平板差込部２０と一体形成されている。
【００３７】
もっとも、結合方法は溶接に限定されるものではなく、鋳造成形などで一体形成してもよい。
【００３８】
なお、図３（ｄ）に二点鎖線でも示すように、カップ座金部１０と平板差込部２０は、柱材Ｗと梁材Ｖとの接合角度に応じて所定角度θをもって結合されてもよく、直角方向に限定されない。
【００３９】
このように、カップ座金部１０と平板差込部２０とは、図３（ｃ）からも分かるように、円筒の端面と平板の端面との結合となるため、点結合とならざるを得ず、必然的に充分な接合面積を確保することができない。
【００４０】
そこで、図４に示すように、カップ座金部１０の内筒壁面に接合面積を増加させるため、平板差込部に対応して内方に突出したリブ部１４を立設している。このリブ部１４は、カップ座金部の底面１１から平板差込部の端縁部２４を連結するよう軸方向に延び、カップ座金部１０と平板差込部２０との結合強度を高めている。
【００４１】
そして、このリブ部１４の厚みは、平板差込部２０の厚みと略一致するように設定され、さらに上下一対設けることで、平板差込部の端縁部２４に対する結合面積を最大限確保している。
【００４２】
もっとも、このリブ部１４の突出量は、ナットＮを操作するソケットレンチ（図示せず）を出し入れできるよう、ナットＮを螺合した状態（二点破線で示す状態）でナットNとの間に隙間が生じるように設定されている。
【００４３】
このように、カップ座金部の内筒壁面１４にリブ部１５を立設して、平板差込部２０とカップ座金部１０との間の結合面積を増加させることにより、平板差込部とカップ座金部との間の結合強度が増加され、仕口用の建築用金具として適用できる場所を広げることができる。
【００４４】
特に、本実施例のように、カップ座金部の内筒壁面１４にリブ部１５を設けた場合には、柱材Ｗに対する加工も嵌合凹部Ｗ１のみで足りるため、木材に対する前作業も増加させることはなく、仕口作業の作業性を向上できる。
【００４５】
次に、図５に示す他の実施の形態について説明する。
図５も、図４（ｂ）同様にカップ座金部を平板差込部側から見た背面図である。この実施の形態においては、カップ座金部の円筒外壁１６側にも、外方に突出する外部リブ部１７を立設している。
【００４６】
この外部リブ部１７もリブ部１５同様、軸方向に延びて、平板差込部２０に結合され、カップ座金部１０と平板差込部２０との結合強度を高めている。
【００４７】
こうした外部リブ部１７を設けることにより、カップ座金部１０の円筒の径に制限されることなく、結合面積を増加させることができるため、よりカップ座金部と平板差込部との結合強度を高めることができる。
【００４８】
なお、本例ではリブ部１５と外部リブ部１７とを設けているが、本発明は外部リブ部のみを設けるものでもよい。
【００４９】
次に、図６に示す他の実施の形態について説明する。
図６も、図４（ｂ）同様にカップ座金部を平板差込部側から見た背面図である。この実施の形態においては、カップ座金部の内壁に設けられた上下のリブ部１８、１８の間隔Ｌをボルト・ナットNの頭部（二点鎖線で示す）と略一致するように設定している。
【００５０】
このようにリブ部１８、１８の間隔Ｌを設定したことにより、ボルト・ナットの回転方向の動きが規制されるため、ソケットレンチ等を用いなくとも、ボルト・ナットの回り止めを行うことができる。よって、ボルト固定の作業が容易になり、仕口作業の作業性をさらに向上することができる。
【００５１】
上述の実施形態と、この発明の構成との対応において、
この実施形態のカップ座金部１０は、この発明の円筒状の座金部に対応し、
以下同様に、
平板差込部２０は、平板状の差込部に対応し、
外部リブ部１７及びリブ部１８は、リブ部に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の建築用金具を用いた仕口作業の組付け斜視図。
【図２】仕口作業後の組付け縦断面図。
【図３】（ａ）建築用金具の全体側面図、（ｂ）正面図、（ｃ）背面図、（ｄ）上面図。
【図４】（ａ）カップ座金部の上半部を切欠いた状態の側面図、（ｂ）カップ座金部を平板差込部側から見た背面図。
【図５】他の実施形態のカップ座金部を平板差込部側から見た背面図。
【図６】さらに他の実施形態のカップ座金部を平板差込部側から見た背面図。
【図７】先行技術１の建築用金具を示す斜視図。
【符号の説明】
Ｋ…建築用金具
１０…カップ座金部
２０…平板差込部
１５…リブ部
１７…外部リブ部
１８…リブ部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a metal fitting for building used for joining wood, specifically, a joint (a method for joining two pieces of wood at right angles or obliquely). For example, the present invention relates to a construction metal fitting used for joining architectural wood such as a pillar material or a beam material of a wooden house or the like.
[0002]
[Prior art]
In general, when building a wooden building, it is known to join the timbers constituting columns and beams by a joining method called a joint.
[0003]
Various construction metal fittings have been proposed for use in the joint so that the worker can easily perform the joint work.
[0004]
For example, in Prior Art 1 (see Patent Document 1), as shown in FIG. 7, a flat plate-like insertion piece 50 that is inserted and fixed into a slit provided in one piece of wood , and the insertion piece Cylindrical protrusions which are provided perpendicular to the end portions and have flat plate-like joining pieces 50 which are joined and fixed to the other wood to be joined, and function as seats for bolts, nuts and the like on the joining pieces There is disclosed a metal fitting for construction which is provided with a (washer portion) 52 and improves the workability of the joint work by fitting the projection 52 to the other wood.
[0005]
According to this prior art, by providing a projection on the flat plate-shaped joining piece, there is no positional deviation between the other wood and the construction bracket, and the jointing work can be performed reliably and easily. Can be improved.
[0006]
However, since this building bracket is provided with a flat plate-like joining piece 51 having a predetermined thickness, a concave portion corresponding to the thickness of the joining piece is required on the contact surface of the wood, It is necessary to process the recess separately.
[0007]
Therefore, Prior Art 2 (see Patent Document 2) discloses a construction metal fitting that eliminates such a flat joint piece.
[0008]
In this prior art 2, a cylindrical protrusion (washer) functioning as a bolt / nut seat is directly welded to a flat insertion piece or integrally formed by casting, Constructs metal fittings for joints.
[0009]
According to this prior art, since there is certainly no flat joint piece, it is not necessary to process the recess in the wood according to the thickness of the joint piece. Workability can be improved.
[0010]
However, in the case of this prior art 2, a new problem arises separately by eliminating the flat plate-like joining piece. It reduces the coupling force between the cylindrical protrusion (washer part) that functions as a bolt / nut seat and the flat insertion piece, ensuring sufficient durability as a fitting construction fitting. It is a problem that the place which can not be applied and is applicable as a metal fitting for construction is limited.
[0011]
That is, since the opening end of the cylindrical protrusion (washer) and the edge of the plate-like insertion piece are integrally formed facing each other, both of them must be point-coupled due to the structure. The bonding area is insufficient, and the bonding force between the protrusion and the insertion piece is inevitably weakened.
[0012]
[Patent Document 1]
JP 2001-227070 A [Patent Document 2]
JP 2002-294868.
[0013]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, the present invention increases the bond strength between the washer part and the insertion part, while taking advantage of the improvement in workability of the fitting work of the construction metal fittings composed of the cylindrical washer part and the flat plate insertion part. Thus, an object of the present invention is to provide a construction fitting that can be applied to various places by securing sufficient durability as a construction fitting for a joint.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is an architectural bracket for joining and fixing a plurality of timbers at an angle, and includes a flat plug-in part for inserting and fixing one timber and a cylindrical washer part for fixing the other timber by bolts. The insertion portion and the washer portion are integrally formed so that the edge of the insertion portion faces the opening end of the washer portion , and at least the cylindrical inner wall of the washer portion, the edge of the insertion portion By providing a rib portion projecting inward of the cylinder along the portion, the coupling strength between the washer portion and the insertion portion is increased in the washer portion.
[0015]
That is, by integrally forming the insertion part and the washer part so that the opening end of the washer part faces the edge part of the insertion part, there is no flat joint piece, so the thickness of the joint piece on the wood The processing of the corresponding dent portion is not necessary, and the workability of the splicing work can be improved.
[0016]
Furthermore, at least the inner wall of the washer portion is provided with a rib portion projecting inwardly along the edge of the insertion portion so that the coupling strength between the washer portion and the insertion portion can be increased. it is possible to increase.
[0017]
By providing the rib portion, such as this, Ru can reinforcing the coupling with a simple structure.
[0018]
In particular , when it is provided only on the cylindrical inner wall of the washer part, it can be configured without protruding to the outside of the washer part.
[0019]
Another invention is characterized in that a plurality of rib portions are provided at opposing positions on the inner wall of the cylinder, and the interval between the ribs is set to substantially coincide with the heads of the bolts and nuts.
[0020]
By setting the rib spacing in this way, the movement of the bolts and nuts in the rotational direction is restricted, so there is no need to use an operation tool for the bolts and nuts (such as a socket wrench). Stop can be done.
[0021]
【The invention's effect】
According to this invention, the metal fitting for construction can strengthen the coupling relationship between the washer part and the plug-in part, so that the washer part is utilized while taking advantage of the workability improvement of the fitting work of the metal fitting for construction. As a result, it is possible to secure sufficient durability as a metal fitting for construction. Therefore, it can be applied to various places as an architectural bracket.
[0022]
Further, a rib portion, when the rib portion projecting only the cylindrical inward cylindrical inner wall of the washer portion along the edge portion of the insertion portion, Ku constitute such that protrude to the outside of the washer portion Therefore, it is not necessary to perform processing corresponding to the rib portion on the wood side. Therefore, the workability of the joint work can be improved.
[0023]
Furthermore, when the interval between the rib portions is set so as to substantially coincide with the bolt / nut head, the rib portion can prevent the bolt / nut from rotating without using a bolt / nut operation tool. For this reason, the bolt fixing work is facilitated, and the workability of the joint work can be further improved.
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is an overall perspective view illustrating a construction metal fitting according to the present invention including a work process of a joint work. FIG. 2 is a longitudinal cross-sectional view showing the assembled metal fitting after assembly.
[0025]
A construction metal fitting (hereinafter referred to as a metal fitting) K of the present invention joins a column material W constituting a pillar of a building and a beam material V constituting a beam, and is bolted to the column material W. It consists of a cylindrical cup washer portion 10 and a flat plate insertion portion 20 which is fixed to the beam member V.
[0026]
First, the cylindrical cup washer portion 10 is provided at a position corresponding to two fitting recesses W1 formed in the column member W, two in the vertical direction, and has a diameter in which the nut N can be accommodated. Consists of a bottomed cylindrical shape. The cylindrical cup washer portion 10 is formed by press work separately from the flat plate insertion portion 20, and is joined by welding. A through-hole 12 is formed in the bottom (column material side) 11 of the cylindrical cup washer for passing through the threaded portion of the bolt B inserted through the column W (not shown in FIG. 1). ).
[0027]
On the other hand, the flat plate insertion portion 20 is composed of a single rectangular plate in which two cylindrical cup washers 10 are coupled to the end edge portion 21 in the vertical direction. The flat plate insertion portion 20 has three locking holes 22 in the vertical direction that engage with the locking pins P driven from the side of the beam material while being inserted into the slits V1 of the beam material V. An escape notch 23 for guiding a nut N and a socket wrench (not shown) into the cylindrical cup washer 10 is provided at a position corresponding to the cylindrical cup washer 10. Yes.
[0028]
Note that the shape and number of the locking holes are not limited to this, and a partial cutout may be provided for temporary storage.
[0029]
Next, the work process of the joint work will be described.
First, as a preparatory work, a fitting recess W1, a bolt through hole W2, a slit V1, a locking pin through hole V2, and the like are formed on the pillar material W and the beam material V by a woodworking tool such as an electric drill or an electric saw. To do.
[0030]
Next, the bolt B is inserted into the bolt through hole W2 of the column member, the cup washer portion 10 of the metal fitting K is fitted into the fitting recess W1, and the threaded portion of the bolt B is passed through the through hole 12 of the cup washer portion. It is located in the cup washer 10. Then, the nut N is screwed into the threaded portion of the bolt B via the relief cutout portion 23 of the flat plate insertion portion, and is tightened and fixed with a socket wrench.
[0031]
Thus, the metal fitting K is bolted to the column member W, and only the flat plate insertion portion 20 is exposed to the outside of the column member W.
[0032]
In this state, the beam material V is moved so that the flat plate insertion portion 20 is inserted into the slit V1 provided in the beam material V, so that the column material W and the beam material V are in a temporarily joined state. Then, the flat plate insertion portion 20 is inserted and fixed to the beam material V by driving the engagement pin P from the side of the beam material in this temporarily joined state.
[0033]
Through the above processes, the joint work is completed, and the column member W and the beam member V are joined.
[0034]
As described above, when the fitting work is performed using the metal fitting K composed of the cup washer portion 10 and the flat plate insertion portion 20, it is possible to reduce the work to be performed on the column material or the like in the previous work step and to improve workability.
[0035]
Next, the detailed structure of the metal fitting K is demonstrated using FIG. 3, FIG.
3A and 3B are views showing the entire metal fitting K, where FIG. 3A is a side view, FIG. 3B is a front view, FIG. 3C is a rear view, and FIG. 4A and 4B are views showing only the cup washer portion 10, wherein FIG. 4A is a side view in which the upper half of the cup washer portion is cut away, and FIG. 4B is a view of the cup washer portion viewed from the flat plate insertion portion side. It is a rear view.
[0036]
As described above, the metal fitting K is composed of the cylindrical cup washer portion 10 and the flat plate insertion portion 20, and the cup washer portion 10 has the opening end portion 13 at the edge 24 of the flat plate insertion portion. They are welded so as to face each other and are integrally formed with the flat plate insertion portion 20.
[0037]
However, the coupling method is not limited to welding, and may be integrally formed by casting or the like.
[0038]
3D, the cup washer portion 10 and the flat plate insertion portion 20 may be coupled with a predetermined angle θ according to the joining angle between the column member W and the beam member V. Well, not limited to the right-angle direction.
[0039]
As described above, the cup washer portion 10 and the flat plate insertion portion 20 are combined with the end surface of the cylinder and the end surface of the flat plate, as can be seen from FIG. Inevitably, a sufficient bonding area cannot be secured.
[0040]
Therefore, as shown in FIG. 4, in order to increase the bonding area on the inner cylinder wall surface of the cup washer portion 10, a rib portion 14 projecting inward corresponding to the flat plate insertion portion is erected. The rib portion 14 extends in the axial direction so as to connect the end edge portion 24 of the flat plate insertion portion from the bottom surface 11 of the cup washer portion, and increases the coupling strength between the cup washer portion 10 and the flat plate insertion portion 20.
[0041]
And the thickness of this rib part 14 is set so that it may be substantially corresponded with the thickness of the flat plate insertion part 20, and also the maximum coupling area with respect to the edge part 24 of a flat plate insertion part is ensured by providing a pair of upper and lower sides. ing.
[0042]
However, the protruding amount of the rib portion 14 is between the nut N in a state in which the nut N is screwed (a state indicated by a two-dot broken line) so that a socket wrench (not shown) for operating the nut N can be taken in and out. The gap is set to occur.
[0043]
In this way, the rib portion 15 is erected on the inner cylindrical wall surface 14 of the cup washer portion, and the coupling area between the flat plate insertion portion 20 and the cup washer portion 10 is increased, whereby the flat plate insertion portion and the cup. The bonding strength between the washer part is increased, and the place where it can be applied as a fitting for construction is widened.
[0044]
In particular, when the rib portion 15 is provided on the inner cylindrical wall surface 14 of the cup washer portion as in the present embodiment, the column material W can be processed only by the fitting recess W1, so that the pre-work on the wood is also increased. This improves the workability of the splicing operation.
[0045]
Next, another embodiment shown in FIG. 5 will be described.
FIG. 5 is also a rear view of the cup washer portion as seen from the flat plate insertion portion side as in FIG. In this embodiment, an external rib portion 17 protruding outward is also provided on the cylindrical outer wall 16 side of the cup washer portion.
[0046]
Like the rib portion 15, the external rib portion 17 extends in the axial direction and is coupled to the flat plate insertion portion 20, thereby increasing the coupling strength between the cup washer portion 10 and the flat plate insertion portion 20.
[0047]
By providing such an external rib portion 17, the coupling area can be increased without being limited to the diameter of the cylinder of the cup washer portion 10, so that the coupling strength between the cup washer portion and the flat plate insertion portion is further increased. be able to.
[0048]
In this example, the rib portion 15 and the external rib portion 17 are provided. However, in the present invention, only the external rib portion may be provided.
[0049]
Next, another embodiment shown in FIG. 6 will be described.
FIG. 6 is also a rear view of the cup washer portion as seen from the flat plate insertion portion side as in FIG. In this embodiment, the interval L between the upper and lower rib portions 18, 18 provided on the inner wall of the cup washer is set so as to substantially match the head of the bolt / nut N (indicated by a two-dot chain line). Yes.
[0050]
By setting the distance L between the rib portions 18 and 18 in this way, the movement of the bolt and nut in the rotational direction is restricted, so that the rotation of the bolt and nut can be prevented without using a socket wrench or the like. . Therefore, the bolt fixing work is facilitated, and the workability of the joint work can be further improved.
[0051]
In the correspondence between the above-described embodiment and the configuration of the present invention,
The cup washer portion 10 of this embodiment corresponds to the cylindrical washer portion of the present invention,
Similarly,
The flat plate insertion portion 20 corresponds to a flat plate insertion portion,
The external rib portion 17 and the rib portion 18 correspond to the rib portion ,
The present invention is not limited only to the configuration of the above-described embodiment, and many embodiments can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an assembled perspective view of a joint work using a metal fitting for building of the present invention.
FIG. 2 is a vertical cross-sectional view of assembly after jointing work.
FIGS. 3A and 3B are a side view of the whole of a construction metal fitting, FIG. 3B is a front view, FIG. 3C is a rear view, and FIG.
4A is a side view showing a state in which the upper half of the cup washer is cut away, and FIG. 4B is a rear view of the cup washer viewed from the flat plate insertion portion side.
FIG. 5 is a rear view of a cup washer portion of another embodiment as viewed from the flat plate insertion portion side.
FIG. 6 is a rear view of a cup washer portion of still another embodiment as viewed from the flat plate insertion portion side.
7 is a perspective view showing a construction metal fitting of Prior Art 1. FIG.
[Explanation of symbols]
K ... Building metal fitting 10 ... Cup washer part 20 ... Flat plate insertion part 15 ... Rib part 17 ... External rib part 18 ... Rib part

Claims

An architectural bracket for joining and fixing multiple timbers at an angle,
It consists of a flat plug-in part that inserts and fixes one piece of wood, and a cylindrical washer part that bolts the other piece of wood,
The insertion part and the washer part are integrally formed so that the edge part of the insertion part faces the opening end of the washer part,
By providing a rib portion projecting inward into the cylinder along the edge of the insertion portion at least on the cylindrical inner wall of the washer portion, the coupling strength between the washer portion and the insertion portion is increased in the washer portion. It was formed Te <br/> architectural metal fittings.

Wherein a plurality of ribs on opposite positions of the cylindrical inner wall, building fitting according to claim 1, wherein based on a set interval of the ribs so as to substantially coincide with the head of the bolt and nut.