JP4120982B2 - パンチ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多数枚の紙に孔を穿孔するパンチに係り、特に簡単な構造で穴開け操作に係る操作性の改善を図ったパンチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、書類を綴じ込むために、その綴じ込み側縁部に沿って穴を穿孔することができるように構成されたパンチが知られている。この種の一般的なものは、基端を回転可能に取り付けられた操作ハンドルのその回転中心から偏位した取付位置にリンクを介してパンチング軸が取り付けてあり、操作ハンドルを操作始端位置から回転させることによって、パンチング軸を降下させ、書類の対応箇所にてこの作用によって穴を穿孔することができるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、リンクの下端側のパンチング軸への取付位置は通常パンチング軸の軸心上に設定するのが通例であり、リンクの上端側の操作ハンドルへの取付位置を選択することによって、操作ハンドルの回転とパンチング軸の昇降動作との関連づけを設定するようにしている。しかしながら、このような構成では、取付位置が決まると一意的にパンチング軸の全体の動きが規定されてしまうため、操作性の向上を追求するには一定の限界がある。
【0004】
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、その目的とするところは、穴開け操作に係る操作性を微妙に調整できる手段を講じることによってこの種のパンチにおける操作性の一層の改善を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような構成を採用したものである。
【0006】
すなわち、本発明のパンチの一つは、操作ハンドルの回転操作力をカム機構を介してパンチング軸に伝達するようにしたものであって、前記カム機構に、操作ハンドルに加える操作力とパンチング軸に伝達される力との配分を変化させる機能を付与してなり、カム機構が、操作ハンドルの回転中心から径方向へ離間した位置に設けたカム面と、このカム面に沿ってパンチング軸を案内すべく該パンチング軸側の一部に設けたカムフォロアとの係わり合いによって構成されているとともに、カム面の回転中心からの離間距離が操作ハンドルの角度によって変化するものであり、操作ハンドルが直立姿勢から所定角度回転するまでの初期操作領域では、その後の穴開け開始位置として設定した一定領域よりも離間距離の単位角度あたりの変化の割合を大きくしてパンチング軸の降下速度が速くなるようにようにし、前記一定領域ではカム面がパンチング軸となす角度が他の領域と比較して直角に近くなるようにし、さらに、操作ハンドルが穴開け開始位置として設定した一定領域を通過した後、略水平姿勢に至るまでの領域では、離間距離の単位角度あたりの変化の割合を漸次大きくしてパンチング軸の降下速度が次第に速くなるようにしていることを特徴とする。
また、本発明のパンチの他の一つは、操作ハンドルの回転操作力をカム機構を介してパンチング軸に伝達するようにしたものであって、前記カム機構に、操作ハンドルに加える操作力とパンチング軸に伝達される力との配分を変化させる機能を付与してなり、カム機構が、操作ハンドルの回転中心から径方向へ離間した位置に設けたカム面と、このカム面に沿ってパンチング軸を案内すべく該パンチング軸側の一部に設けたカムフォロアとの係わり合いによって構成されているとともに、操作ハンドルが直立姿勢から所定角度回転するまでの初期回転領域を通過した後、穴開け開始位置として設定した一定領域に位置する間は、それまでの初期回転領域よりも離間距離の単位角度あたりの変化の割合を小さくしてパンチング軸の降下速度が遅くなるようにようにし、前記一定領域ではカム面がパンチング軸となす角度が他の領域と比較して直角に近くなるようにし、さらに、操作ハンドルが穴開け開始位置として設定した一定領域を通過した後、略水平姿勢に至るまでの領域では、離間距離の単位角度あたりの変化の割合を漸次大きくしてパンチング軸の降下速度が次第に速くなるようにしていることを特徴とする。
【0007】
カム機構は、リンクとは異なり、カム面の設計の自由度が遥かに高い。このため、カム機構を介して操作ハンドルとパンチング軸とを連動させ、操作ハンドルに加える操作力とパンチング軸に伝達される力との配分を変化させるようにすれば、パンチング軸に多様な動きを与えることができる。
【0008】
また、操作ハンドルの回転中心から径方向へ離間した位置に設けたカム面と、このカム面に沿ってパンチング軸を案内すべく該パンチング軸側の一部に設けたカムフォロアとを係わり合わせるようにしているので、簡素な構造によってこのようなパンチを有効に実現することができる。
【0009】
その上、カム面の回転中心からの離間距離が操作ハンドルの角度によって変化するものであり、操作ハンドルが直立姿勢から所定角度回転するまでの初期操作領域では、その後の穴開け開始位置として設定した一定領域よりも離間距離の単位角度あたりの変化の割合を大きくしてパンチング軸の降下速度が速くなるように、又は操作ハンドルが直立姿勢から所定角度回転するまでの初期回転領域を通過した後、穴開け開始位置として設定した一定領域の間は、それまでの初期回転領域よりも離間距離の単位角度あたりの変化の割合を小さくしてパンチング軸の降下速度が遅くなるように設定しているので、穴明けを速やかに開始し、開始前後はてこの作用を最大限に生かし穴明けを行うことができる。
加えて、操作ハンドルが穴開け開始位置として設定した一定領域を通過した後、略水平姿勢に至るまでの領域では、離間距離の単位角度あたりの変化の割合を漸次大きくしてパンチング軸の降下速度が次第に速くなるように設定しているので、操作ハンドルがある程度寝た時点からは一気に穿孔を完了することができるようにすることができる。
【0010】
操作力とパンチング軸に伝達される力との具体的な配分の態様としては、相対的に穿孔負荷の小さい回転位置ほど、操作ハンドルの回転速度に対しパンチング軸の降下速度が速くなるように設定したものや、操作ハンドルを押し下げる際のトルクアームが大きくなるほど、操作ハンドルの回転速度に対しパンチング軸の降下速度が速くなるように設定したものが挙げられる。
【0011】
穴開けが完了した後にパンチング軸を的確に引き揚げることができるようにするためには、カム面の対向位置に、穿孔負荷がないときにパンチング軸を吊り下げて支持する支持面を設けていることが望ましい。
【0012】
以上の構成は、パンチング軸が中空体状であって穿孔負荷が略一定となり、一見操作力の改善の余地がないと思われるいわゆる強力パンチに適用した場合に特に有用なものとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
【0014】
この実施形態のパンチは、1穴タイプのもので、図1〜図3に示すように、基台1と、この基台1の上端側より一体に立ち上がる保持構体2と、この保持構体2内に昇降可能に収容されてパンチング軸3を保持する軸ホルダー4と、前記保持構体2の上端側に基端側を回転可能に支持させた操作ハンドル5と、保持構体2内にあって操作ハンドル5の回転操作に軸ホルダー4の昇降動作を連動させるカム機構6とを具備してなる。
【0015】
基台1は、保持構体2及びその付属物である操作ハンドル5等を支持するに足る剛性を有した板状のもので、上面を紙の載置面1aとしているとともに、その上端近傍部におけるパンチング軸3の対応箇所に、同パンチング軸3の刃先3aを受ける樹脂製の円形マット11を上面を載置面1aと略面一にした状態で埋設している。
【0016】
保持構体2は、基台1に接地する部分に対して、軸ホルダー4の収納部、操作ハンドル5の取付部、連動機構6の収容部を前方(すなわち載置面1a側)に持ち出しているもので、そのオーバーハングした部分の下面2aと、基台1の上面1aとの間に、紙の束の上端側を差し込むようにしている。軸ホルダー4及びカム機構6の収容部は、そのオーバーハングしたブロック体状の保持構体2に前方に向けて開口させた上下方向の溝22内に設定されているもので、この溝22は保持構体2の前述したオーバーハング部分の下面2a及び上面2bに開口している。図において各要素部品を取り付けるために必要なボルト等は省略してある。
【0017】
軸ホルダー4は、前記溝22の幅寸法及び奥行寸法に略対応した外形寸法を有する概略直方体形状のもので、溝22内に上下摺動可能に収容されている。この軸ホルダー4に取り付けられるパンチング軸3は、中空パイプ状のもので、下端側の刃先3aが紙の束に切り込むことによって、切り取られた屑をその中空部に取り込み、順次押し上げられた屑を上方に設けた竪穴4aを介して排出口4bより排出するようにしている。
【0018】
操作ハンドル5は、剛性のある板材51の操作端側に樹脂製のハンドル操作部52を取り付け、基端側にカム構造体53を取り付けたもので、このカム構造体53を前記溝22の上端近傍部分に挿入して、その部位を水平軸54を介して保持構体2に回転可能に取り付けている。本実施形態の操作ハンドル5は、直立から略15°後傾した図5(a)の回転始端位置より略105°回転して前方へ略水平に横臥する図6(d)の回転終端位置までの領域を回転領域としており、回転始端位置では後述するカムフォロア62がカム構造体53の後述するカム面61の一端側に設けた停止壁64に突き当たってその位置に保持され、回転終端位置ではそのカムフォロア62がカム構造体53のカム面61の他端側に設けた停止壁63に突き当たってその位置に保持されるようになっている。なお、「操作ハンドル」なる用語は、その形状や機能を限定する意味を有するものではなく、いわゆる操作レバーもこの操作ハンドルの概念に含まれる。
【0019】
カム機構6は、操作ハンドル5とパンチング軸3との間に介在して操作ハンドル5に加えられる操作力を軸ホルダー4を介してパンチング軸3に伝達する役割をなすもので、前記操作ハンドル5の基端側に位置するカム構造体53に設けたカム面61と、このカム面61に係わり合って習い動作をすべくパンチング軸3を支持する軸ホルダー4の上端部にピン41を介して取り付けた樹脂製のカムフォロア62との係わり合いによって構成されている。カム構造体53のカム面61近傍は、当該カム面61を溝底とする断面コ字型の溝形状をなしており、その側壁にカム面61に沿った貫通孔55を設けて、この貫通孔55を貫通して軸ホルダー4に支持させたピン41の中央部に前記カムフォロア62を取り付けている。穿孔負荷によってパンチング軸3が上向きの反力を受けるときにはカムフォロア62がカム面61に突き当たり、穿孔負荷がない状態では自重によりピン41が貫通孔55の下縁55aに当たって、パンチング軸3が軸ホルダ4を介してこの下縁55aに吊り下げた状態に支持されるものである。この下縁55aが本発明の支持面に相当している。
【0020】
しかして、前記カム面61は、操作ハンドル5の回転中心mから実際にカムフォロア62と接触して機能する部分までの径方向への離間距離R(図2参照)が、操作ハンドル5の角度によって変化するように設定されている。図4(a)はカム構造体53上において10°ピッチで回転中心mからカム面61までの離間距離(但し、図ではカム面61と係わり合うカムフォロア62の中心までの距離として表わしてある)R´の変化の様子が表してあり、図4(b)は横軸に回転角度α、縦軸に離間距離R´をとってその変化の様子が表してある。操作ハンドル5の回転に伴って離間距離R(したがってR´)が変わらなければパンチング軸3は押し下げられることはないが、離間距離Rが変化すれば、単位回転角度あたりの離間距離の変化の割合が大きいほど、ハンドル操作に対してパンチング軸3の降下速度が速くなる。
【0021】
そして、本実施形態は、図4(b)に示すように、操作ハンドル5が直立姿勢から所定角度(0°〜30°)回転するまでの初期操作領域A1では、その後の穴開け開始位置として設定した一定領域A2(30°〜60°)よりも離間距離Rの単位角度あたりの変化の割合を大きくしてパンチング軸3の降下速度が速くなるように設定し、また、操作ハンドル5がこの初期回転領域A1を通過した後、穴開け開始位置として設定した一定領域A2を通過する間は、それまでの初期回転領域A1よりも離間距離Rの単位角度あたりの変化の割合を小さくしてパンチング軸3の降下速度が遅くなるように設定し、さらに、操作ハンドル5が穴開け開始位置として設定した一定領域A2を通過した後、略水平姿勢に至るまでの領域A3(60°〜90°)では、最後の切り終わり近傍を除き、離間距離Rの単位角度あたりの変化の割合を漸次大きくしてパンチング軸3の降下速度が次第に速くなるように設定している。図5(a)〜図6(d)までは、操作ハンドル5が回転始端位置から一旦直立になり、その後90°回転して水平な回転終端位置に至るまでのカム機構6、パンチング軸3等の様子が表わしてある。
【0022】
すなわち、本実施形態において、穿孔を要する紙の束をセットした状態で操作ハンドル5を操作すると、パンチング軸3の刃先3aが最初の紙に切り込む位置近傍までは当該パンチング軸3に比較的早い降下速度が付与され、刃先3aが最初の紙に切り込む位置近傍(穿孔枚数によって変化するが概ね100枚から150枚程度の紙の束を想定)においてはパンチング軸3は比較的緩やかな降下速度に保たれて操作力が効果的にパンチング軸3に伝達され、その後、操作ハンドル5のトルクアーム(すなわち操作ハンドル5の水平方向の腕の長さ)が大きくなるにつれて、パンチング軸3に徐々に速くなる降下速度が付与されることとなる。このため、穴明けを速やかに開始し、開始前後はてこの作用を最大限に生かし、操作ハンドル5がある程度寝た時点からは一気に穿孔を完了することができるようになる。
【0023】
以上のようにして、本実施形態のパンチは、操作ハンドル5の回転操作力をカム機構6を介してパンチング軸3に伝達するようにしたものであり、そのカム機構6に、操作ハンドル5に加える操作力とパンチング軸3に伝達される力との配分を変化させる機能を付与している。
【0024】
このため、従来のリンク式のものでは設計上の制約からなし得なかった態様、すなわち、操作ハンドル5に加える操作力とパンチング軸3に伝達される力との配分を操作性の向上のために多様に変化させるという態様を有効に実現することができる。
【0025】
その具体的な配分の態様として、相対的に穿孔負荷の小さい回転位置ほど、操作ハンドル5の回転速度に対しパンチング軸3の降下速度が速くなるように設定しているため、未だ紙に切り込んでいない初期操作段階などはパンチング軸3を速やかに降下させて穿孔作業の効率化を図ることができる。
【0026】
また、操作ハンドル5を押し下げる際のトルクアームが大きくなるほど、操作ハンドル5の回転速度に対しパンチング軸3の降下速度が速くなるように設定しているため、操作ハンドル5が十分に寝た状態からはてこの作用を十二分に利用して速やかに穿孔作業を完了することができる。
【0027】
そして、カム機構6の具体的な構成として、操作ハンドル5の回転中心から径方向へ離間した位置に設けたカム面61と、このカム面61に沿ってパンチング軸3を案内すべく該パンチング軸3側の一部(すなわち軸ホルダー4)に設けたカムフォロア62とを係わり合わせたものにしているため、簡素な構造によって上記機能を有効に実現することができる。
【0028】
これらの具体的な配分は、カム面61の回転中心からの離間距離R(あるいはR´)に着目し、この離間距離の単位操作角度あたりの変化の割合に基づいて簡単に規定することができるので、所望の機能を付与するための設計を簡単、確実に行うことができる。
【0029】
さらに、カム面61の対向位置に、穿孔負荷がないときにパンチング軸3を吊り下げて支持する支持面55aを設けているので、穴開けが完了した後は、スプリング等を使わずともパンチング軸3を操作ハンドル5の戻し操作に伴って的確に引き揚げることが可能となる。
【0030】
特に、この実施形態のパンチング軸3は、中空体状であって穿孔負荷が略一定のものであり、一見操作力の改善の余地がないと思われるいわゆる強力パンチにおいて操作性の改善を実現した点において、大きな意義を有するものである。
【0031】
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。例えば、上記実施形態は1穴パンチとして構成されているが、2穴パンチ或いはそれ以上として構成してもよいのは勿論である。この場合、カム機構は、複数のパンチング軸の穴開けタイミングをずらす目的でも有効利用することができる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、穿孔負荷が紙の枚数によらず略一定となり、一見操作性の向上の余地がないように思われるいわゆる強力パンチ等においても、操作ハンドルの回転操作力をカム機構を介してパンチング軸に伝達するようにし、そのカム機構に、操作ハンドルに加える操作力とパンチング軸に伝達される力との配分を変化させる機能を付与したため、操作性の向上を有効に実現することが可能となる。
また、操作ハンドルの回転中心から径方向へ離間した位置に設けたカム面と、このカム面に沿ってパンチング軸を案内すべく該パンチング軸側の一部に設けたカムフォロアとを係わり合わせるようにしているので、簡素な構造によってこのようなパンチを有効に実現することができる。
その上、カム面の回転中心からの離間距離が操作ハンドルの角度によって変化するものであり、操作ハンドルが直立姿勢から所定角度回転するまでの初期操作領域では、その後の穴開け開始位置として設定した一定領域よりも離間距離の単位角度あたりの変化の割合を大きくしてパンチング軸の降下速度が速くなるように、又は操作ハンドルが直立姿勢から所定角度回転するまでの初期回転領域を通過した後、穴開け開始位置として設定した一定領域の間は、それまでの初期回転領域よりも離間距離の単位角度あたりの変化の割合を小さくしてパンチング軸の降下速度が遅くなるように設定しているので、穴明けを速やかに開始し、開始前後はてこの作用を最大限に生かし穴明けを行うことができる。
加えて、操作ハンドルが穴開け開始位置として設定した一定領域を通過した後、略水平姿勢に至るまでの領域では、離間距離の単位角度あたりの変化の割合を漸次大きくしてパンチング軸の降下速度が次第に速くなるように設定しているので、操作ハンドルがある程度寝た時点からは一気に穿孔を完了することができるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す斜視図。
【図2】同実施形態の側断面図。
【図3】同実施形態の正断面図。
【図4】同実施形態の原理図。
【図5】同実施形態の作用説明図。
【図6】同実施形態の作用説明図。
【符号の説明】
3…パンチング軸
5…操作ハンドル
6…カム機構
55a…支持面
61…カム面
62…カムフォロア

Claims (6)

  1. 操作ハンドルの回転操作力をカム機構を介してパンチング軸に伝達するようにしたものであって、
    前記カム機構に、操作ハンドルに加える操作力とパンチング軸に伝達される力との配分を変化させる機能を付与してなり、
    カム機構が、操作ハンドルの回転中心から径方向へ離間した位置に設けたカム面と、このカム面に沿ってパンチング軸を案内すべく該パンチング軸側の一部に設けたカムフォロアとの係わり合いによって構成されているとともに、
    カム面の回転中心からの離間距離が操作ハンドルの角度によって変化するものであり、操作ハンドルが直立姿勢から所定角度回転するまでの初期操作領域では、その後の穴開け開始位置として設定した一定領域よりも離間距離の単位角度あたりの変化の割合を大きくしてパンチング軸の降下速度が速くなるようにし、前記一定領域ではカム面がパンチング軸となす角度が他の領域と比較して直角に近くなるようにし
    さらに、操作ハンドルが穴開け開始位置として設定した一定領域を通過した後、略水平姿勢に至るまでの領域では、離間距離の単位角度あたりの変化の割合を漸次大きくしてパンチング軸の降下速度が次第に速くなるようにしていることを特徴とするパンチ。
  2. 操作ハンドルの回転操作力をカム機構を介してパンチング軸に伝達するようにしたものであって、
    前記カム機構に、操作ハンドルに加える操作力とパンチング軸に伝達される力との配分を変化させる機能を付与してなり、
    カム機構が、操作ハンドルの回転中心から径方向へ離間した位置に設けたカム面と、このカム面に沿ってパンチング軸を案内すべく該パンチング軸側の一部に設けたカムフォロアとの係わり合いによって構成されているとともに、
    操作ハンドルが直立姿勢から所定角度回転するまでの初期回転領域を通過した後、穴開け開始位置として設定した一定領域に位置する間は、それまでの初期回転領域よりも離間距離の単位角度あたりの変化の割合を小さくしてパンチング軸の降下速度が遅くなるようにし、前記一定領域ではカム面がパンチング軸となす角度が他の領域と比較して直角に近くなるようにし
    さらに、操作ハンドルが穴開け開始位置として設定した一定領域を通過した後、略水平姿勢に至るまでの領域では、離間距離の単位角度あたりの変化の割合を漸次大きくしてパンチング軸の降下速度が次第に速くなるようにしていることを特徴とするパンチ。
  3. 相対的に穿孔負荷の小さい回転位置ほど、操作ハンドルの回転速度に対しパンチング軸の降下速度が速くなるように設定している請求項1又は2記載のパンチ。
  4. 操作ハンドルを押し下げる際のトルクアームが大きくなるほど、操作ハンドルの回転速度に対しパンチング軸の降下速度が速くなるように設定している請求項1又は2記載のパンチ。
  5. カム面の対向位置に、穿孔負荷がないときにパンチング軸を吊り下げて支持する支持面を設けている請求項1、2、3又は4記載のパンチ。
  6. パンチング軸が中空体状のものである請求項1、2、3、4又は5記載のパンチ。
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