JP4120471B2 - Refrigeration equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍装置に関し、特に、空調用の利用側熱交換器と冷蔵・冷凍用の利用側熱交換器とを備えた冷媒回路の圧縮機構として、3台の圧縮機(圧縮機手段)を組み合わせたものを用いた冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、冷凍サイクルを行う冷凍装置が知られており、食品等を貯蔵する冷蔵庫、冷凍庫またはショーケース等の冷却機や、室内を冷暖房する空調機として広く利用されている。この冷凍装置には、冷蔵・冷凍と空調の両方を行うものがある(例えば、特許文献1参照)。この種の冷凍装置は、冷蔵・冷凍用と空調用の2系統の利用側熱交換器を備え、コンビニエンスストア等に設置されている。
【0003】
上記特許文献1の冷凍装置では、各利用側熱交換器の動作状況に応じて圧縮機容量を幅広く変化させるために、3台の圧縮機を組み合わせて圧縮機構を構成している。そして、この冷凍装置においては、圧縮機を3台とも冷蔵・冷凍側か空調側に用いることや、2台と1台、あるいは1台ずつを冷蔵・冷凍側と空調側に分けて用いることが可能であり、それによって、3台の圧縮機を様々なパターンで組み合わせた運転をすることができるようになっている。
【0004】
ところで、本願出願人は、この種の冷凍装置において、圧縮機構を、冷蔵・冷凍系統に専用で用いる可変容量の第1圧縮機と、冷蔵・冷凍系統と空調系統とで切り換えて用いる第2圧縮機と、空調系統に専用で用いる第3圧縮機とから構成したものを提案している(例えば特願2002−015958号参照)。このように構成すると、冷蔵・冷凍側と空調側に切り換える圧縮機が一台(第2圧縮機)だけで済むために、回路構成や切り換え制御が比較的簡単になる。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−357374号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記冷凍装置においては、例えば冷蔵・冷凍側に用いる圧縮機構の容量を増やすときには、第2圧縮機が停止した状態で第1圧縮機の容量を最大に達するまで増大させた後、第1圧縮機を一旦停止または最低容量にするのと同時に第2圧縮機を起動し、再度第1圧縮機の容量を増やすようにしている。つまり、容量がリニアに変化するような制御を行っており、これは、容量を減らすときも同様である。
【0007】
しかし、真夏などの高外気温時に冷蔵・冷凍側で第1圧縮機だけを大容量で運転していて、それでも能力が不足するような場合には、上記のリニアな制御では問題が生じる。具体的には、高外気温時に第2圧縮機を空調側から冷蔵・冷凍側に切り換える運転制御を行う際には、第1圧縮機を一旦停止または最低容量にしてからしばらくの間は能力が不足気味になってしまうことがある。
【0008】
このように、従来の装置では外気温が高いときに安定した制御を行うことは困難であり、能力不足が生じやすい問題があった。本発明は、このような問題点に鑑みて創案されたものであり、その目的は、容量調整可能で冷蔵・冷凍系統専用の第1圧縮機と、冷蔵・冷凍系統と空調系統とで切り換えられる第2圧縮機と、空調系統専用の第3圧縮機とを備えた冷凍装置において、高外気温時でも運転動作を安定させることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、真夏などの高外気温時には、運転中に第1圧縮機手段(2A)の容量を低下させずに維持する制御を行うようにしたものである。
【0010】
具体的に、請求項1に記載の発明は、圧縮機構(2D,2E)と、室外熱交換器(4)と、膨張機構(26,42,46,52)と、冷蔵・冷凍系統の利用側熱交換器(45,51)と、空調系統の利用側熱交換器(41)とを有する冷媒回路(1E)を備え、圧縮機構(2D,2E)が、容量調整可能で冷蔵・冷凍系統専用の第1圧縮機手段(2A)と、冷蔵・冷凍系統と空調系統とに切り換えられる定容量の第2圧縮機手段(2B)と、空調系統専用の定容量の第3圧縮機手段(2C)とからなる冷凍装置を前提としている。
【0011】
そして、この冷凍装置は、通常運転中に少なくとも冷媒回路( 1E )の低圧圧力と目標値との差圧が所定値以下になる第1圧縮機手段(2A)の容量の低下条件が成立すると該第1圧縮機手段(2A)の容量を低下させる一方、外気温度が所定温度以上の高外気温の状態では、運転中に第1圧縮機手段(2A)の容量の上記低下条件が成立しても該第1圧縮機手段(2A)の容量を低下させずに維持する制御を行うことを特徴としている。なお、この制御は、冷凍装置に設けられるコントローラ(制御手段)が行う。また、上記構成において、各々の「圧縮機手段」は、1台の圧縮機であってもよいし、2台以上の圧縮機を組み合わせたものであってもよい。
【0012】
請求項2に記載の発明は、圧縮機構(2D,2E)と、室外熱交換器(4)と、膨張機構(26,42,46,52)と、冷蔵・冷凍系統の利用側熱交換器(45,51)と、空調系統の利用側熱交換器(41)とを有する冷媒回路(1E)を備え、圧縮機構(2D,2E)が、容量調整可能で冷蔵・冷凍系統専用の第1圧縮機手段(2A)と、冷蔵・冷凍系統と空調系統とに切り換えられる定容量の第2圧縮機手段(2B)と、空調系統専用の定容量の第3圧縮機手段(2C)とからなる冷凍装置を対象としている。
【0013】
そして、この冷凍装置は、外気温度が所定温度以上の状態では、第1圧縮機手段(2A)のみを冷蔵・冷凍系統に用いている運転状態から、第2圧縮機手段(2B)を冷蔵・冷凍系統に切り換えるときに、第1圧縮機手段(2A)の容量を低下させずに最大容量を維持する制御を行うことを特徴としている。この場合、第1圧縮機手段(2A)の容量は、最大容量にすることが好ましい。なお、この制御は、冷凍装置に設けられるコントローラ(制御手段)が行う。また、上記構成において、各々の「圧縮機手段」は、1台の圧縮機であってもよいし、2台以上の圧縮機を組み合わせたものであってもよい。
【0014】
これら請求項1,2の発明では、外気温度が所定温度以上となる真夏などの高外気温時に冷蔵・冷凍側で第1圧縮機手段(2A)だけを例えば最大容量で運転していて、それでも能力が不足する場合には、第1圧縮機手段(2A)を最大容量に維持したままで、第2圧縮機手段(2B)を冷蔵・冷凍系統に切り換えることができる。具体的には、空調系統に用いている第2圧縮機手段(2B)を冷蔵・冷凍系統に切り換えたり、停止している第2圧縮機手段(2B)を冷蔵・冷凍系統に用いたりするときに、該冷蔵・冷凍系統の能力が不足する状態は生じない。
【0015】
一方、外気温度が所定温度よりも低いときに冷蔵・冷凍側で第1圧縮機手段(2A)だけを最大容量で運転していて能力が不足するときは、第1圧縮機を最大容量にしていると、切り換え時の能力が高くなりすぎてしまう。その結果、冷媒回路の低圧圧力が低下して圧縮機の保護スイッチが働き、結局は第2圧縮機を止めなければならなくなることが考えられる。そして、このような動きが繰り返されると、第2圧縮機の発停が多くなってしまう。
【0016】
しかし、このようなときは、第1圧縮機手段(2A)の容量を一旦低下させてから第2圧縮機手段(2B)を冷蔵・冷凍系統に切り換えた後、第1圧縮機手段(2A)の容量を増やすとよい。つまり、圧縮機構(2D,2E)の容量をリニアに変化させる制御を行うとよい。こうすると、冷媒回路(1E)の低圧圧力が急激に低下することはなく、第2圧縮機手段(2B)の発停も生じない。
【0017】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の冷凍装置において、外気温度が所定温度以上で第1圧縮機手段(2A)のみを冷蔵・冷凍系統に用いている運転状態で、冷蔵・冷凍系統における冷却能力の不足量を基準値と比較し、該冷却能力の不足量に応じて第2圧縮機手段(2B)の切換制御を行うことを特徴としている。
【0018】
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の冷凍装置において、冷蔵・冷凍系統における冷却能力の不足量が基準値よりも大きいと、第2圧縮機手段(2B)をすぐに冷蔵・冷凍側に切り換えることを特徴としている。
【0019】
また、請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の冷凍装置において、冷蔵・冷凍系統における冷却能力の不足量が基準値よりも小さいと、第2圧縮機手段(2B)を冷蔵・冷凍側に切り換える際に所定の待機時間を設定することを特徴としている。
【0020】
請求項3から5の発明においては、第1圧縮機手段(2A)のみを冷蔵・冷凍系統に用いている運転状態で、該冷蔵・冷凍系統における冷却能力の不足量を基準値と比較し、該冷却能力の不足量に応じて第2圧縮機手段(2B)の切換制御を行うようにしているので、冷却能力の不足量が大きいときでも小さいときでも第2圧縮機手段(2B)の適切な切換制御を行うことが可能になる。
【0021】
特に、請求項4の発明では、冷蔵・冷凍系統における冷却能力の不足量が基準値よりも大きいときに、第2圧縮機手段(2B)を冷蔵・冷凍側にすぐに切り換えるようにしており、その際にも第1圧縮機手段(2A)の容量が維持されるので、圧縮機構(2D,2E)の能力が不足するのを確実に防止できる。
【0022】
また、請求項5の発明では、冷蔵・冷凍系統における冷却能力の不足量が基準値よりも小さいときには、第2圧縮機手段(2B)を冷蔵・冷凍側に切り換える際に所定の待機時間を設定するようにしている。つまり、このときは能力の不足量が少ないため、しばらくは冷蔵・冷凍系統を大容量の第1圧縮機手段(2A)だけで運転する状態を継続することにしている。こうすると、第1圧縮機手段(2A)の容量を維持したまま第2圧縮機手段(2B)を起動する場合に考えられる発停過多を確実に防止できる。
【0023】
請求項6に記載の発明は、請求項2から5のいずれか1に記載の冷凍装置において、外気温度が所定温度以上で第1圧縮機手段(2A)のみを冷蔵・冷凍系統に用いている運転状態から、第2圧縮機手段(2B)を冷蔵・冷凍系統に切り換える制御を行った後、サーモオン/サーモオフの切り換えを所定時間禁止することを特徴としている。
【0024】
この請求項6の発明では、外気温度が所定温度以上で第1圧縮機手段(2A)のみを冷蔵・冷凍系統に用いている運転状態から、第2圧縮機手段(2B)を冷蔵・冷凍系統に切り換える制御を行った後は、圧縮機構(2D,2E)の能力が増大して冷媒回路(1E)の低圧圧力が低下するのに対して、そのときに誤ってサーモオン(冷却運転)からサーモオフ(休止運転)になるのを防止できる。つまり、冷媒回路の低圧圧力に基づく制御では上記低圧圧力が下がると冷蔵・冷凍系統が冷えていると判断してサーモオフになりやすいのに対して、そのような誤動作が生じない。
【0025】
請求項7に記載の発明は、請求項2から6のいずれか1に記載の冷凍装置において、外気温度が所定温度以上で第1圧縮機手段(2A)のみを冷蔵・冷凍系統に用いている運転状態で、該第1圧縮機手段(2A)の容量を増やせないときに、第2圧縮機手段(2B)を冷蔵・冷凍系統に切り換える制御を行うことを特徴としている。
【0026】
この場合、第1圧縮機手段(2A)が実際の最大容量かどうかに拘わらず、第1圧縮機手段(2A)の容量をそれ以上に増やせないときに第2圧縮機手段(2B)を冷蔵・冷凍系統に切り換える制御を行う。具体的には、第1圧縮機手段(2A)がインバータ圧縮機である場合に最大周波数で運転されているときのほか、インバータの電流値が所定値よりも高くなっていたり、インバータのフィン温度が所定温度よりも高温になっていて、それ以上容量を増やすとインバータ自体が停止してしまうときなどである。このようなときに第2圧縮機手段(2B)を冷蔵・冷凍側に切り換えることで、動作が不安定になるのを防止できる。
【0027】
請求項8に記載の発明は、圧縮機構(2D,2E)と、室外熱交換器(4)と、膨張機構(26,42,46,52)と、冷蔵・冷凍系統の利用側熱交換器(45,51)と、空調系統の利用側熱交換器(41)とを有する冷媒回路(1E)を備え、 圧縮機構(2D,2E)が、容量調整可能で冷蔵・冷凍系統専用の第1圧縮機手段(2A)と、冷蔵・冷凍系統と空調系統とに切り換えられる定容量の第2圧縮機手段(2B)と、空調系統専用の定容量の第3圧縮機手段(2C)とからなる冷凍装置を対象としている。
【0028】
そして、この冷凍装置は、外気温度が所定温度以上で第1圧縮機手段(2A)と第2圧縮機手段(2B)を冷蔵・冷凍系統に用いている運転状態では、冷蔵・冷凍系統の冷却負荷が所定値より小さくても第1圧縮機手段(2A)の容量の低下を禁止することを特徴としている。なお、この制御は、冷凍装置に設けられるコントローラ(制御手段)が行う。また、上記構成において、各々の「圧縮機手段」は、1台の圧縮機であってもよいし、2台以上の圧縮機を組み合わせたものであってもよい。
【0029】
この請求項8の発明では、外気温度が所定温度以上で第1圧縮機手段(2A)と第2圧縮機手段(2B)を冷蔵・冷凍系統に用いている運転状態で、冷蔵・冷凍系統の冷却負荷が所定値より小さくても、第1圧縮機手段(2A)の容量は低下せずに維持される。こうすると、室内の冷房負荷に拘わらず、冷蔵・冷凍の庫内における食品などを優先的に品質維持できるうえ、冷蔵・冷凍側がショーケースである場合には庫内の冷気が室内に流れることで、室内の能力低下も抑えられる。
【0030】
請求項9に記載の発明は、圧縮機構(2D,2E)と、室外熱交換器(4)と、膨張機構(26,42,46,52)と、冷蔵・冷凍系統の利用側熱交換器(45,51)と、空調系統の利用側熱交換器(41)とを有する冷媒回路(1E)を備え、圧縮機構(2D,2E)が、容量調整可能で冷蔵・冷凍系統専用の第1圧縮機手段(2A)と、冷蔵・冷凍系統と空調系統とに切り換えられる定容量の第2圧縮機手段(2B)と、空調系統専用の定容量の第3圧縮機手段(2C)とからなる冷凍装置を対象としている。
【0031】
そして、この冷凍装置は、外気温度が所定温度以上で第1圧縮機手段(2A)と第2圧縮機手段(2B)を冷蔵・冷凍系統に用いている運転状態では、冷蔵・冷凍系統の冷却負荷が所定値より小さくかつ室内の冷房負荷が所定値よりも大きいと、第1圧縮機手段(2A)の容量を最大容量に維持しながら第2圧縮機手段(2B)を空調系統に切り換える制御を行うことを特徴としている。なお、この制御は、冷凍装置に設けられるコントローラ(制御手段)が行う。また、上記構成において、各々の「圧縮機手段」は、1台の圧縮機であってもよいし、2台以上の圧縮機を組み合わせたものであってもよい。
【0032】
この請求項9の発明では、外気温度が所定温度以上で第1圧縮機手段(2A)と第2圧縮機手段(2B)を冷蔵・冷凍系統に用いている運転状態で、冷蔵・冷凍系統の冷却負荷が所定値より小さくかつ室内の冷房負荷が所定値よりも大きいときは、第2圧縮機手段(2B)が空調系統に切り換えられる。このときでも、冷蔵・冷凍系統において第1圧縮機手段(2A)の能力は維持されている。こうすると、冷却負荷が所定値よりも小さい冷蔵・冷凍系統を第1圧縮機手段(2A)で冷却しながら、冷房負荷の大きな室内を第2圧縮機手段(2B)と第3圧縮機手段(2C)で冷却することができる。また、冷蔵・冷凍側がショーケースである場合は、ショーケースの周囲の室内空気を冷やすことで、ショーケースも効率よく冷却できる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0034】
図1に示すように、本実施形態に係る冷凍装置(1)は、コンビニエンスストアに設けられ、ショーケースの冷却と店内の冷暖房とを行うためのものである。
【0035】
上記冷凍装置(1)は、室外ユニット(1A)と室内ユニット(1B)と冷蔵ユニット(1C)と冷凍ユニット(1D)とを有し、蒸気圧縮式冷凍サイクルを行う冷媒回路(1E)を備えている。この冷媒回路(1E)は、冷蔵・冷凍用の第1系統側回路と、空調用の第2系統側回路とを備えている。上記冷媒回路(1E)は、冷房サイクルと暖房サイクルとに切り換わるように構成されている。
【0036】
上記室内ユニット(1B)は、冷房運転と暖房運転とを切り換えて行うように構成され、例えば、売場などに設置される。また、上記冷蔵ユニット(1C)は、冷蔵用のショーケースに設置されて該ショーケースの庫内空気を冷却する。上記冷凍ユニット(1D)は、冷凍用のショーケースに設置されて該ショーケースの庫内空気を冷却する。
【0037】
〈室外ユニット〉
上記室外ユニット(1A)は、第1圧縮機手段としてのインバータ圧縮機(2A)と、第2圧縮機手段としての第1ノンインバータ圧縮機(2B)と、第3圧縮機手段としての第2ノンインバータ圧縮機(2C)とを備えると共に、第1四路切換弁(3A)、第2四路切換弁(3B)、及び第3四路切換弁(3C)と、熱源側熱交換器である室外熱交換器(4)とを備えている。
【0038】
上記各圧縮機(2A,2B,2C)は、例えば、密閉型の高圧ドーム型スクロール圧縮機で構成されている。上記インバータ圧縮機(2A)は、電動機がインバータ制御されて容量が段階的又は連続的に可変となる可変容量圧縮機である。上記第1ノンインバータ圧縮機(2B)及び第2ノンインバータ圧縮機(2C)は、電動機が常に一定回転数で駆動する定容量圧縮機である。
【0039】
上記インバータ圧縮機(2A)と第1ノンインバータ圧縮機(2B)と第2ノンインバータ圧縮機(2C)は、この冷凍装置(1)の圧縮機構(2D,2E)を構成し、該圧縮機構(2D,2E)は、第1系統の圧縮機構(2D)と第2系統の圧縮機構(2E)とから構成されている。具体的に、圧縮機構(2D,2E)は、運転時に、上記インバータ圧縮機(2A)と第1ノンインバータ圧縮機(2B)とが第1系統の圧縮機構(2D)を構成し、第2ノンインバータ圧縮機(2C)が第2系統の圧縮機構(2E)を構成する場合と、上記インバータ圧縮機(2A)が第1系統の圧縮機構(2D)を構成し、第1ノンインバータ圧縮機(2B)と第2ノンインバータ圧縮機(2C)とが第2系統の圧縮機構(2E)を構成する場合とがある。つまり、インバータ圧縮機(2A)が冷蔵・冷凍用の第1系統側回路に、第2ノンインバータ圧縮機(2C)が空調用の第2系統側回路に固定的に用いられる一方、第1ノンインバータ圧縮機(2B)は第1系統側回路と第2系統側回路に切り換えて用いることができるようになっている。
【0040】
上記インバータ圧縮機(2A)、第1ノンインバータ圧縮機(2B)及び第2ノンインバータ圧縮機(2C)の各吐出管(5a,5b,5c)は、1つの高圧ガス管(吐出配管)(8)に接続され、該高圧ガス管(8)が第1四路切換弁(3A)の1つのポートに接続されている。上記第1ノンインバータ圧縮機(2B)の吐出管(5b)及び第2ノンインバータ圧縮機(2C)の吐出管(5c)には、それぞれ逆止弁(7)が設けられている。
【0041】
上記室外熱交換器(4)のガス側端部は、室外ガス管(9)によって第1四路切換弁(3A)の1つのポートに接続されている。上記室外熱交換器(4)の液側端部には、液ラインである液管(10)の一端が接続されている。該液管(10)の途中には、レシーバ(14)が設けられ、液管(10)の他端は、第1連絡液管(11)と第2連絡液管(12)とに分岐されている。
【0042】
尚、上記室外熱交換器(4)は、例えば、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器であって、熱源ファンである室外ファン(4F)が近接して配置されている。
【0043】
上記第1四路切換弁(3A)の1つのポートには、連絡ガス管(17)が接続されている。上記第1四路切換弁(3A)の1つのポートは、接続管(18)によって第2四路切換弁(3B)の1つのポートに接続されている。該第2四路切換弁(3B)の1つのポートは、補助ガス管(19)によって第2ノンインバータ圧縮機(2C)の吐出管(5c)に接続されている。また、第2四路切換弁(3B)の1つのポートは、第2ノンインバータ圧縮機(2C)の吸入管(6c)が接続されている。尚、上記第2四路切換弁(3B)の1つのポートは、閉塞された閉鎖ポートに構成されている。つまり、上記第2四路切換弁(3B)は、三路切換弁であってもよい。
【0044】
上記第1四路切換弁(3A)は、高圧ガス管(8)と室外ガス管(9)とが連通し且つ接続管(18)と連絡ガス管(17)とが連通する第1状態(図1実線参照)と、高圧ガス管(8)と連絡ガス管(17)とが連通し、且つ接続管(18)と室外ガス管(9)とが連通する第2状態(図1破線参照)とに切り換わるように構成されている。
【0045】
また、上記第2四路切換弁(3B)は、補助ガス管(19)と閉鎖ポートとが連通し、且つ接続管(18)と第2ノンインバータ圧縮機(2C)の吸入管(6c)とが連通する第1状態(図1実線参照)と、補助ガス管(19)と接続管(18)とが連通し、且つ吸入管(6c)と閉塞ポートとが連通する第2状態(図1破線参照)とに切り換わるように構成されている。
【0046】
上記インバータ圧縮機(2A)の吸入管(6a)は、第1系統側回路の低圧ガス管(15)に接続されている。第2ノンインバータ圧縮機(2C)の吸入管(6c)は、第1,第2四路切換弁(3A,3B)を介して第2系統側回路の低圧ガス管(連絡ガス管(17)または室外ガス管(9))に接続されている。また、第1ノンインバータ圧縮機(2B)の吸入管(6b)は、後述の第3四路切換弁(3C)を介してインバータ圧縮機(2A)の吸入管(6a)及び第2ノンインバータ圧縮機(2C)の吸入管(6c)に接続されている。
【0047】
具体的には、インバータ圧縮機(2A)の吸入管(6a)には分岐管(6d)が接続され、第2ノンインバータ圧縮機(2C)の吸入管(6c)には分岐管(6e)が接続されている。そして、インバータ圧縮機(2A)の吸入管(6a)の分岐管(6d)が逆止弁(7)を介して第3四路切換弁(3C)の第1ポート(P1)に接続され、第1ノンインバータ圧縮機(2B)の吸入管(6b)が第3四路切換弁(3C)の第2ポート(P2)に接続され、第2ノンインバータ圧縮機(2C)の吸入管(6c)の分岐管(6e)が逆止弁(7)を介して第3四路切換弁(3C)の第3ポート(P3)に接続されている。また、第3四路切換弁(3C)の第4ポート(P4)には、後述する液封防止管(28)の分岐管(28a)が接続されている。上記分岐管(6d,6e)に設けられている逆止弁は、第3四路切換弁(3C)へ向かう冷媒流れのみを許容するものである。
【0048】
上記第3四路切換弁(3C)は、第1ポート(P1)と第2ポート(P2)が連通し、第3ポート(P3)と第4ポート(P4)が連通する第1の状態(図の実線参照)と、第1ポート(P1)と第4ポート(P4)が連通し、第2ポート(P2)と第3ポート(P3)が連通する第2の状態(図の破線参照)とに切り換え可能に構成されている。
【0049】
上記各吐出管(5a,5b,5c)と高圧ガス管(8)と室外ガス管(9)とが冷房運転時の高圧ガスライン(1L)を構成している。また、上記各吐出管(5a,5b,5c)と高圧ガス管(8)と連絡ガス管(17)とが暖房運転時の高圧ガスライン(1N)を構成している。一方、上記低圧ガス管(15)と第1系統の圧縮機構(2D)の各吸入管(6a,6b)が第1の低圧ガスライン(1M)を構成している。また、上記連絡ガス管(17)と第2系統の圧縮機構(2E)の吸入管(6c)が冷房運転時の低圧ガスライン(1N)を構成し、室外ガス管(9)と該吸入管(6c)が暖房運転時の低圧ガスライン(1L)を構成している。
【0050】
上記第1連絡液管(11)と第2連絡液管(12)と連絡ガス管(17)と低圧ガス管(15)とは、室外ユニット(1A)から外部に延長され、室外ユニット(1A)内にはこれらに対応して閉鎖弁(20)が設けられている。さらに、上記第2連絡液管(12)は、液管(10)からの分岐側端部に逆止弁(7)が設けられ、レシーバ(14)から閉鎖弁(20)に向かって冷媒が流れるように構成されている。
【0051】
上記液管(10)には、レシーバ(14)をバイパスする補助液管(25)が接続されている。該補助液管(25)は、主として暖房時に冷媒が流れ、膨張機構である室外膨張弁(26)が設けられている。上記液管(10)における室外熱交換器(4)とレシーバ(14)との間には、レシーバ(14)に向かう冷媒流れのみを許容する逆止弁(7)が設けられている。該逆止弁(7)は、液管(10)における補助液管(25)の接続部とレシーバ(14)との間に位置している。
【0052】
上記液管(10)は、この逆止弁(7)とレシーバ(14)との間で分岐して(分岐液管(36)という)、該分岐液管(36)が、上記第2液管(12)における閉鎖弁(20)と逆止弁(7)との間に接続されている。該分岐液管(36)には、第2液管(12)からレシーバ(14)へ向かう冷媒流れのみを許容する逆止弁(7)が設けられている。
【0053】
上記補助液管(25)と低圧ガス管(15)との間には、リキッドインジェクション管(27)が接続されている。該リキッドインジェクション管(27)には、電子膨張弁(29)が設けられている。また、このリキッドインジェクション管(27)における補助液管(25)との接続点と電子膨張弁(29)の間と、高圧ガス管(8)とに、液封防止管(28)が接続されている。この液封防止管(28)には、リキッドインジェクション管(27)から高圧ガス管(8)へ向かう冷媒流れのみを許容する逆止弁(7)が設けられている。また、上述したように、この液封防止管(28)の分岐管(28a)は上記第3四路切換弁(3C)の第4ポート(P4)に接続されている。
【0054】
上記高圧ガス管(8)には、オイルセパレータ(30)が設けられている。該オイルセパレータ(30)には、油戻し管(31)の一端が接続されている。該油戻し管(31)は、他端が第1油戻し管(31a)と第2油戻し管(31b)に分岐している。第1油戻し管(31a)は、電磁弁(SV0)が設けられ、リキッドインジェクション管(27)を介してインバータ圧縮機(2A)の吸入管(6a)に接続されている。また、第2油戻し管(31b)は、電磁弁(SV4)が設けられ、第2ノンインバータ圧縮機(2C)の吸入管(6c)に接続されている。
【0055】
上記インバータ圧縮機(2A)のドーム(油溜まり)と第1ノンインバータ圧縮機(2B)の吸入管(6b)との間には、第1均油管(32)が接続されている。上記第1ノンインバータ圧縮機(2B)のドームと第2ノンインバータ圧縮機(2C)の吸入管(6c)との間には、第2均油管(33)が接続されている。上記第2ノンインバータ圧縮機(2C)のドームとインバータ圧縮機(2A)の吸入管(6a)との間には、第3均油管(34)が接続されている。第1均油管(32)、第2均油管(33)、及び第3均油管(34)には、それぞれ、開閉機構として電磁弁(SV1,SV2,SV3)が設けられている。また、第2均油管(33)は、第1ノンインバータ圧縮機(2B)のドームと電磁弁(SV2)との間で第4均油管(35)に分岐している。第4均油管(35)は、電磁弁(SV5)が設けられ、第1圧縮機(2A)の吸入管(6a)に合流している。
【0056】
〈室内ユニット〉
上記室内ユニット(1B)は、利用側熱交換器である室内熱交換器(空調熱交換器)(41)と膨張機構である室内膨張弁(42)とを備えている。室内膨張弁(42)には電子膨張弁が用いられている。上記室内熱交換器(41)のガス側は、連絡ガス管(17)が接続されている。一方、上記室内熱交換器(41)の液側は、室内膨張弁(42)を介して第2連絡液管(12)が接続されている。尚、上記室内熱交換器(41)は、例えば、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器であって、利用側ファンである室内ファン(43)が近接して配置されている。
【0057】
〈冷蔵ユニット〉
上記冷蔵ユニット(1C)は、冷却熱交換器である冷蔵熱交換器(45)と膨張機構である冷蔵膨張弁(46)とを備えている。冷蔵膨張弁(46)には電子膨張弁が用いられている。上記冷蔵熱交換器(45)の液側は、冷蔵膨張弁(46)を介して第1連絡液管(11)が接続されている。一方、上記冷蔵熱交換器(45)のガス側は、低圧ガス管(15)が接続されている。
【0058】
上記冷蔵熱交換器(45)は、第1系統の圧縮機構(2D)の吸込側に連通する一方、上記室内熱交換器(41)は、冷房運転時に第2ノンインバータ圧縮機(2C)の吸込側に連通している。上記冷蔵熱交換器(45)の冷媒圧力(蒸発圧力)は室内熱交換器(41)の冷媒圧力(蒸発圧力)より低くなる。この結果、上記冷蔵熱交換器(45)の冷媒蒸発温度は、例えば、−10℃となり、室内熱交換器(41)の冷媒蒸発温度は、例えば、+5℃となって冷媒回路(1E)が異温度蒸発の回路を構成している。
【0059】
尚、上記冷蔵熱交換器(45)は、例えば、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器であって、冷却ファンである冷蔵ファン(47)が近接して配置されている。
【0060】
〈冷凍ユニット〉
上記冷凍ユニット(1D)は、冷却熱交換器である冷凍熱交換器(51)と膨張機構である冷凍膨張弁(52)と冷凍圧縮機であるブースタ圧縮機(53)とを備えている。冷凍膨張弁(52)には電子膨張弁が用いられている。上記冷凍熱交換器(51)の液側は、第1連絡液管(11)より分岐した分岐液管(13)が冷凍膨張弁(52)を介して接続されている。
【0061】
上記冷凍熱交換器(51)のガス側とブースタ圧縮機(53)の吸込側とは、接続ガス管(54)によって接続されている。該ブースタ圧縮機(53)の吐出側には、低圧ガス管(15)より分岐した分岐ガス管(16)が接続されている。該分岐ガス管(16)には、逆止弁(7)とオイルセパレータ(55)とが設けられている。該オイルセパレータ(55)と接続ガス管(54)との間には、キャピラリチューブ(56)を有する油戻し管(57)が接続されている。
【0062】
上記ブースタ圧縮機(53)は、冷凍熱交換器(51)の冷媒蒸発温度が冷蔵熱交換器(45)の冷媒蒸発温度より低くなるように第1系統の圧縮機構(2D)との間で冷媒を2段圧縮している。上記冷凍熱交換器(51)の冷媒蒸発温度は、例えば、−40℃に設定されている。
【0063】
尚、上記冷凍熱交換器(51)は、例えば、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器であって、冷却ファンである冷凍ファン(58)が近接して配置されている。
【0064】
また、上記ブースタ圧縮機(53)の吸込側である接続ガス管(54)とブースタ圧縮機(53)の吐出側である分岐ガス管(16)の逆止弁(7)の下流側との間には、逆止弁(7)を有するバイパス管(59)が接続されている。該バイパス管(59)は、ブースタ圧縮機(53)の故障等の停止時に該ブースタ圧縮機(53)をバイパスして冷媒が流れるように構成されている。
【0065】
〈制御系統〉
上記冷媒回路(1E)には、各種センサ及び各種スイッチが設けられている。上記室外ユニット(1A)の高圧ガス管(8)には、高圧冷媒圧力を検出する圧力検出手段である高圧圧力センサ(61)と、高圧冷媒温度を検出する温度検出手段である吐出温度センサ(62)とが設けられている。上記第2ノンインバータ圧縮機(2C)の吐出管(5c)には、高圧冷媒温度を検出する温度検出手段である吐出温度センサ(63)が設けられている。また、上記インバータ圧縮機(2A)、第1ノンインバータ圧縮機(2B)及び第2ノンインバータ圧縮機(2C)の各吐出管(5a,5b,5c)には、それぞれ、高圧冷媒圧力が所定値になると開く圧力スイッチ(64)が設けられている。
【0066】
上記低圧ガス管(15)と、第2ノンインバータ圧縮機(2C)の吸入管(6c)とには、低圧冷媒圧力を検出する圧力検出手段である低圧圧力センサ(65,66)が設けられている。また、上記インバータ圧縮機(2A)及び第2ノンインバータ圧縮機(2C)の各吸入管(6a,6c)には、低圧冷媒温度を検出する温度検出手段である吸入温度センサ(67,68)が設けられている。
【0067】
また、上記室外ユニット(1A)には、室外空気温度を検出する温度検出手段である外気温センサ(70)が設けられている。
【0068】
上記室内熱交換器(41)には、室内熱交換器(41)における冷媒温度である凝縮温度又は蒸発温度を検出する温度検出手段である室内熱交換センサ(71)が設けられると共に、ガス側にガス冷媒温度を検出する温度検出手段であるガス温センサ(72)が設けられている。また、上記室内ユニット(1B)には、室内空気温度を検出する温度検出手段である室温センサ(73)が設けられている。
【0069】
上記冷蔵ユニット(1C)には、冷蔵用のショーケース内の庫内温度を検出する温度検出手段である冷蔵温度センサ(74)が設けられている。また、上記冷蔵熱交換器(45)には、冷蔵熱交換器(45)における冷媒温度である蒸発温度を検出する温度検出手段としての冷蔵熱交換センサ(76)が設けられると共に、ガス側にガス温センサ(77)が設けられている。
【0070】
上記冷凍ユニット(1D)には、冷凍用のショーケース内の庫内温度を検出する温度検出手段である冷凍温度センサ(75)が設けられている。また、上記冷凍熱交換器(51)には、冷凍熱交換器(51)における冷媒温度である蒸発温度を検出する温度検出手段としての冷凍熱交換センサ(78)が設けられると共に、ガス側にガス温センサ(79)が設けられている。ブースタ圧縮機(53)の吐出側には、吐出冷媒圧力が所定値になると開く圧力スイッチ(64)が設けられている。
【0071】
上記各種センサ及び各種スイッチの出力信号は、制御手段であるコントローラ(80)に入力される。このコントローラ(80)は、冷媒回路(1E)の運転を制御し、後述する8種類の運転モードを切り換えて制御するように構成されている。そして、該コントローラ(80)は、運転時に、インバータ圧縮機(2A)の起動、停止及び容量制御や、第1ノンインバータ圧縮機(2B)及び第2ノンインバータ圧縮機(2C)の起動及び停止、さらには各膨張弁(26,29,42,46,52)の開度調節などに関して制御を行うとともに、各四路切換弁(3A,3B,3C)の切り換えや、油戻し管(31a,31b)及び均油管(32,33,34)の電磁弁(SV0,SV1,SV2,SV3,SV4)についての開閉操作なども行う。
【0072】
−運転動作−
次に、上記冷凍装置(1)が行う運転動作について各運転毎に説明する。本実施形態では、例えば8種類の運転モードを設定することができるように構成されている。具体的には、(1)室内ユニット(1B)の冷房のみを行う冷房運転、(2)冷蔵ユニット(1C)と冷凍ユニット(1D)の冷却のみを行う冷凍運転、(3)室内ユニット(1B)の冷房と冷蔵ユニット(1C)及び冷凍ユニット(1D)の冷却とを同時に行う第1冷房冷凍運転、(4)第1冷房冷凍運転時の室内ユニット(1B)の冷房能力が不足した場合の運転である第2冷房冷凍運転、(5)室内ユニット(1B)の暖房のみを行う暖房運転、(6)室内ユニット(1B)の暖房と冷蔵ユニット(1C)及び冷凍ユニット(1D)の冷却を室外熱交換器(4)を用いずに熱回収運転で行う第1暖房冷凍運転、(7)第1暖房冷凍運転時に室内ユニット(1B)の暖房能力が余る暖房の能力過剰運転である第2暖房冷凍運転、そして(8)第1暖房冷凍運転時に室内ユニット(1B)の暖房能力が不足する暖房の能力不足運転である第3暖房冷凍運転が可能に構成されている。
【0073】
以下、個々の運転の動作について具体的に説明する。
【0074】
〈冷房運転〉
この冷房運転は、室内ユニット(1B)の冷房のみを行う運転である。この冷房運転時は、図2に示すように、インバータ圧縮機(2A)が第1系統の圧縮機構(2D)を構成し、第1ノンインバータ圧縮機(2B)と第2ノンインバータ圧縮機(2C)とが第2系統の圧縮機構(2E)を構成する。そして、上記第2系統の圧縮機構(2E)である第1ノンインバータ圧縮機(2B)及び第2ノンインバータ圧縮機(2C)のみを駆動する。
【0075】
また、図2の実線で示すように、第1四路切換弁(3A)及び第2四路切換弁(3B)はそれぞれ第1の状態に切り換わり、第3四路切換弁(3C)は第2の状態に切り換わる。また、室外膨張弁(26)、冷蔵膨張弁(46)及び冷凍膨張弁(52)は閉鎖している。
【0076】
この状態において、第1ノンインバータ圧縮機(2B)及び第2ノンインバータ圧縮機(2C)から吐出した冷媒は、第1四路切換弁(3A)から室外ガス管(9)を経て室外熱交換器(4)に流れて凝縮する。凝縮した液冷媒は、液管(10)を流れ、レシーバ(14)を経て第2連絡液管(12)を流れ、さらに室内膨張弁(42)を経て室内熱交換器(41)に流れて蒸発する。蒸発したガス冷媒は、連絡ガス管(17)から第1四路切換弁(3A)及び第2四路切換弁(3B)を経て第2ノンインバータ圧縮機(2C)の吸入管(6c)を流れる。この低圧のガス冷媒の一部は第2ノンインバータ圧縮機(2C)に戻り、ガス冷媒の他の一部は第2ノンインバータ圧縮機(2C)の吸入管(6c)から分岐管(6e)に分流し、第3四路切換弁(3C)を通って第1ノンインバータ圧縮機(2B)に戻る。冷媒が以上の循環を繰り返すことで、店内の冷房が行われる。
【0077】
なお、この運転状態では、室内の冷房負荷に応じて、第1ノンインバータ圧縮機(2B)と第2ノンインバータ圧縮機(2C)の起動と停止や、室内膨張弁(42)の開度などが制御される。圧縮機(2B、2C)は1台のみを運転することも可能である。
【0078】
〈冷凍運転〉
冷凍運転は、冷蔵ユニット(1C)と冷凍ユニット(1D)の冷却のみを行う運転である。この冷凍運転時は、図3に示すように、インバータ圧縮機(2A)と第1ノンインバータ圧縮機(2B)とが第1系統の圧縮機構(2D)を構成し、第2ノンインバータ圧縮機(2C)が第2系統の圧縮機構(2E)を構成する。そして、上記第1系統の圧縮機構(2D)であるインバータ圧縮機(2A)及び第1ノンインバータ圧縮機(2B)を駆動すると共に、ブースタ圧縮機(53)も駆動する一方、第2ノンインバータ圧縮機(2C)は停止している。
【0079】
また、図3の実線で示すように、第1四路切換弁(3A)及び第2四路切換弁(3B)は第1の状態に切り換わり、第3四路切換弁(3C)も第1の状態に切り換わる。さらに、冷蔵膨張弁(46)及び冷凍膨張弁(52)が所定開度に開口される一方、室外膨張弁(26)及び室内膨張弁(42)が閉鎖している。
【0080】
この状態において、インバータ圧縮機(2A)及び第1ノンインバータ圧縮機(2B)から吐出した冷媒は、第1四路切換弁(3A)から室外ガス管(9)を経て室外熱交換器(4)に流れて凝縮する。凝縮した液冷媒は、液管(10)を流れ、レシーバ(14)を経て第1連絡液管(11)を流れ、一部が冷蔵膨張弁(46)を経て冷蔵熱交換器(45)に流れて蒸発する。
【0081】
一方、第1連絡液管(11)を流れる他の液冷媒は、分岐液管(13)を流れ、冷凍膨張弁(52)を経て冷凍熱交換器(51)に流れて蒸発する。この冷凍熱交換器(51)で蒸発したガス冷媒は、ブースタ圧縮機(53)に吸引されて圧縮され、分岐ガス管(16)に吐出される。
【0082】
上記冷蔵熱交換器(45)で蒸発したガス冷媒とブースタ圧縮機(53)から吐出したガス冷媒とは、低圧ガス管(15)で合流し、インバータ圧縮機(2A)及び第1ノンインバータ圧縮機(2B)に戻る。冷媒が以上の循環を繰り返すことで、冷蔵用ショーケースと冷凍用ショーケースの庫内が冷却される。
【0083】
上記冷凍熱交換器(51)における冷媒圧力は、ブースタ圧縮機(53)で吸引されるので、冷蔵熱交換器(45)における冷媒圧力より低圧となる。この結果、例えば、上記冷凍熱交換器(51)における冷媒温度(蒸発温度)が−40℃となり、上記冷蔵熱交換器(45)における冷媒温度(蒸発温度)が−10℃となる。
【0084】
この冷凍運転時には、例えば低圧圧力センサ(65)が検出する低圧冷媒圧力(LP)に基づいて第1ノンインバータ圧縮機(2B)の起動と停止やインバータ圧縮機(2A)の起動、停止または容量制御を行い、冷凍負荷に応じた運転を行う。
【0085】
例えば、通常の運転時に圧縮機構(2D)の容量を増大する制御は、まず第1ノンインバータ圧縮機(2B)が停止した状態でインバータ圧縮機(2A)を駆動する。インバータ圧縮機(2A)が最大容量に上昇した後にさらに負荷が増大すると、第1ノンインバータ圧縮機(2B)を駆動すると同時にインバータ圧縮機(2A)を最低容量に減少させる。その後、さらに負荷が増加すると、第1ノンインバータ圧縮機(2B)を起動したままでインバータ圧縮機(2A)の容量を上昇させる。圧縮機容量の減少制御では、この増大制御と逆の動作が行われる。
【0086】
また、外気温度が所定温度以上のときは、圧縮機構(2D)の容量を増大する制御は、インバータ圧縮機(2A)が最大容量になって第1ノンインバータ圧縮機(2B)を冷蔵・冷凍側に起動する際に、インバータ圧縮機(2A)の容量を低下させず、最大容量に維持したままで行う。なお、制御の詳細については後述する。
【0087】
〈第1冷房冷凍運転〉
この第1冷房冷凍運転は、室内ユニット(1B)の冷房と冷蔵ユニット(1C)及び冷凍ユニット(1D)の冷却とを同時に行う運転である。この第1冷房冷凍運転時は、図4に示すように、インバータ圧縮機(2A)と第1ノンインバータ圧縮機(2B)とが第1系統の圧縮機構(2D)を構成し、第2ノンインバータ圧縮機(2C)が第2系統の圧縮機構(2E)を構成する。そして、上記インバータ圧縮機(2A)、第1ノンインバータ圧縮機(2B)及び第2ノンインバータ圧縮機(2C)を駆動すると共に、ブースタ圧縮機(53)も駆動する。
【0088】
また、第1四路切換弁(3A)、第2四路切換弁(3B)及び第3四路切換弁(3C)は、図4の実線で示すように、それぞれ第1の状態に切り換わる。さらに、室内膨張弁(42)、冷蔵膨張弁(46)及び冷凍膨張弁(52)が所定開度に開口される一方、室外膨張弁(26)は閉鎖している。
【0089】
この状態において、インバータ圧縮機(2A)と第1ノンインバータ圧縮機(2B)と第2ノンインバータ圧縮機(2C)から吐出した冷媒は、高圧ガス管(8)で合流し、第1四路切換弁(3A)から室外ガス管(9)を経て室外熱交換器(4)に流れて凝縮する。凝縮した液冷媒は、液管(10)を流れ、レシーバ(14)を経て第1連絡液管(11)と第2連絡液管(12)とに分かれて流れる。
【0090】
上記第2連絡液管(12)を流れる液冷媒は、室内膨張弁(42)を経て室内熱交換器(41)に流れて蒸発する。蒸発したガス冷媒は、連絡ガス管(17)から第1四路切換弁(3A)及び第2四路切換弁(3B)を経て吸入管(6c)を流れて第2ノンインバータ圧縮機(2C)に戻る。
【0091】
一方、上記第1連絡液管(11)を流れる液冷媒の一部が冷蔵膨張弁(46)を経て冷蔵熱交換器(45)に流れて蒸発する。また、上記第1連絡液管(11)を流れる他の液冷媒は、分岐液管(13)を流れ、冷凍膨張弁(52)を経て冷凍熱交換器(51)に流れて蒸発する。この冷凍熱交換器(51)で蒸発したガス冷媒は、ブースタ圧縮機(53)に吸引されて圧縮され、分岐ガス管(16)に吐出される。
【0092】
上記冷蔵熱交換器(45)で蒸発したガス冷媒とブースタ圧縮機(53)から吐出されたガス冷媒とは、低圧ガス管(15)で合流し、インバータ圧縮機(2A)及び第1ノンインバータ圧縮機(2B)に戻る。
【0093】
冷媒が以上のように循環を繰り返すことにより、店内が冷房されると同時に、冷蔵用ショーケースと冷凍用ショーケースの庫内が冷却される。
【0094】
〈第2冷房冷凍運転〉
第2冷房冷凍運転は、上記第1冷房冷凍運転時の室内ユニット(1B)の冷房能力が不足した場合の運転であり、第1ノンインバータ圧縮機(2B)を空調側に切り換えた運転である。この第2冷房冷凍運転時の設定は、図5に示すように、基本的に第1冷房冷凍運転時と同様であるが、第3四路切換弁(3C)が第2の状態に切り換わる点が第1冷房冷凍運転と異なる。
【0095】
したがって、この第2冷房冷凍運転時においては、第1冷房冷凍運転と同様に、インバータ圧縮機(2A)、第1ノンインバータ圧縮機(2B)及び第2ノンインバータ圧縮機(2C)から吐出した冷媒は、室外熱交換器(4)で凝縮し、室内熱交換器(41)と冷蔵熱交換器(45)と冷凍熱交換器(51)で蒸発する。
【0096】
そして、上記室内熱交換器(41)で蒸発した冷媒は、第1ノンインバータ圧縮機(2B)及び第2ノンインバータ圧縮機(2C)に戻り、冷蔵熱交換器(45)及び冷凍熱交換器(51)で蒸発した冷媒は、インバータ圧縮機(2A)に戻ることになる。空調側に2台の圧縮機(2B,2C)を使うことで、冷房能力の不足が補われる。
【0097】
なお、第1冷房冷凍運転と第2冷房冷凍運転の具体的な切り換え制御については後述する。
【0098】
〈暖房運転〉
この暖房運転は、室内ユニット(1B)の暖房のみを行う運転である。この暖房運転時は、図6に示すように、インバータ圧縮機(2A)が第1系統の圧縮機構(2D)を構成し、第1ノンインバータ圧縮機(2B)と第2ノンインバータ圧縮機(2C)とが第2系統の圧縮機構(2E)を構成する。そして、上記第2系統の圧縮機構(2E)である第1ノンインバータ圧縮機(2B)及び第2ノンインバータ圧縮機(2C)のみを駆動する。
【0099】
また、図6の実線で示すように、第1四路切換弁(3A)は第2の状態に切り換わり、第2四路切換弁(3B)は第1の状態に切り換わり、第3四路切換弁(3C)は第2の状態に切り換わる。一方、冷蔵膨張弁(46)及び冷凍膨張弁(52)は閉鎖している。
【0100】
この状態において、第1ノンインバータ圧縮機(2B)及び第2ノンインバータ圧縮機(2C)から吐出した冷媒は、第1四路切換弁(3A)から連絡ガス管(17)を経て室内熱交換器(41)に流れて凝縮する。凝縮した液冷媒は、第2連絡液管(12)を流れ、分岐液管(36)からレシーバ(14)に流入する。その後、上記液冷媒は、補助液管(25)の室外膨張弁(26)を経て室外熱交換器(4)に流れて蒸発する。蒸発したガス冷媒は、室外ガス管(9)から第1四路切換弁(3A)及び第2四路切換弁(3B)を経て第2ノンインバータ圧縮機(2C)の吸入管(6c)を流れ、第1ノンインバータ圧縮機(2B)及び第2ノンインバータ圧縮機(2C)に戻る。この循環を繰り返し、室内が暖房される。
【0101】
なお、冷房運転と同様、圧縮機(2B,2C)は1台で運転することも可能である。
【0102】
〈第1暖房冷凍運転〉
この第1暖房冷凍運転は、室外熱交換器(4)を用いず、室内ユニット(1B)の暖房と冷蔵ユニット(1C)及び冷凍ユニット(1D)の冷却を行う熱回収運転である。この第1暖房冷凍運転は、図7に示すように、インバータ圧縮機(2A)と第1ノンインバータ圧縮機(2B)とが第1系統の圧縮機構(2D)を構成し、第2ノンインバータ圧縮機(2C)が第2系統の圧縮機構(2E)を構成する。そして、上記インバータ圧縮機(2A)及び第1ノンインバータ圧縮機(2B)を駆動すると共に、ブースタ圧縮機(53)も駆動する。上記第2ノンインバータ圧縮機(2C)は、停止している。
【0103】
また、図7の実線で示すように、第1四路切換弁(3A)は第2の状態に切り換わり、第2四路切換弁(3B)及び第3四路切換弁(3C)は第1の状態に切り換わる。さらに、冷蔵膨張弁(46)及び冷凍膨張弁(52)が所定開度に開口する一方、室外膨張弁(26)が閉鎖し、室内膨張弁(42)は全開となる。
【0104】
この状態において、インバータ圧縮機(2A)と第1ノンインバータ圧縮機(2B)から吐出した冷媒は、第1四路切換弁(3A)から連絡ガス管(17)を経て室内熱交換器(41)に流れて凝縮する。凝縮した液冷媒は、第2連絡液管(12)からレシーバ(14)を経て第1連絡液管(11)を流れる。
【0105】
上記第1連絡液管(11)を流れる液冷媒の一部が冷蔵膨張弁(46)を経て冷蔵熱交換器(45)に流れて蒸発する。また、上記第1連絡液管(11)を流れる他の液冷媒は、分岐液管(13)を流れ、冷凍膨張弁(52)を経て冷凍熱交換器(51)に流れて蒸発する。この冷凍熱交換器(51)で蒸発したガス冷媒は、ブースタ圧縮機(53)に吸引されて圧縮され、分岐ガス管(16)に吐出される。
【0106】
上記冷蔵熱交換器(45)で蒸発したガス冷媒とブースタ圧縮機(53)から吐出したガス冷媒とは、低圧ガス管(15)で合流し、インバータ圧縮機(2A)及び第1ノンインバータ圧縮機(2B)に戻る。この循環を繰り返し、店内を暖房すると同時に、冷蔵用ショーケースと冷凍用ショーケースの庫内を冷却する。つまり、冷蔵ユニット(1C)と冷凍ユニット(1D)との冷却能力(蒸発熱量)と、室内ユニット(1B)の暖房能力(凝縮熱量)とがバランスし、100%の熱回収が行われる。
【0107】
〈第2暖房冷凍運転〉
この第2暖房冷凍運転は、上記第1暖房冷凍運転時に室内ユニット(1B)の暖房能力が余る暖房の能力過剰運転である。この第2暖房冷凍運転時は、図8に示すように、インバータ圧縮機(2A)と第1ノンインバータ圧縮機(2B)とが第1系統の圧縮機構(2D)を構成し、第2ノンインバータ圧縮機(2C)が第2系統の圧縮機構(2E)を構成する。そして、上記インバータ圧縮機(2A)及び第1ノンインバータ圧縮機(2B)を駆動すると共に、ブースタ圧縮機(53)も駆動する。上記第2ノンインバータ圧縮機(2C)は、停止している。
【0108】
この第2暖房冷凍運転は、上記第1暖房冷凍運転時において、暖房能力が余る場合の運転であり、第2四路切換弁(3B)が図8の実線で示すように第2の状態に切り換わっている他は、上記第1暖房冷凍運転と同じである。
【0109】
したがって、インバータ圧縮機(2A)と第1ノンインバータ圧縮機(2B)から吐出した冷媒の一部は、上記第1暖房冷凍運転と同様に室内熱交換器(41)に流れて凝縮する。凝縮した液冷媒は、第2連絡液管(12)から分岐液管(36)を経てレシーバ(14)へ流れ、第1連絡液管(11)を流れる。
【0110】
一方、上記インバータ圧縮機(2A)と第1ノンインバータ圧縮機(2B)から吐出した他の冷媒は、補助ガス管(19)から第2四路切換弁(3B)及び第1四路切換弁(3A)を経て室外ガス管(9)を流れ、室外熱交換器(4)で凝縮する。この凝縮した液冷媒は、液管(10)を流れ、第2連絡液管(12)からの液冷媒と合流してレシーバ(14)に流れ、第1連絡液管(11)を流れる。
【0111】
その後、上記第1連絡液管(11)を流れる液冷媒の一部が冷蔵熱交換器(45)に流れて蒸発する。また、上記第1連絡液管(11)を流れる他の液冷媒は、冷凍熱交換器(51)に流れて蒸発し、ブースタ圧縮機(53)に吸入される。上記冷蔵熱交換器(45)で蒸発したガス冷媒とブースタ圧縮機(53)から吐出したガス冷媒とは、低圧ガス管(15)で合流し、インバータ圧縮機(2A)及び第1ノンインバータ圧縮機(2B)に戻る。この循環を繰り返し、店内を暖房すると同時に、冷蔵用ショーケースと冷凍用ショーケースの庫内を冷却する。つまり、冷蔵ユニット(1C)と冷凍ユニット(1D)との冷却能力(蒸発熱量)と、室内ユニット(1B)の暖房能力(凝縮熱量)とがバランスせず、余る凝縮熱を室外熱交換器(4)で室外に放出する。
【0112】
〈第3暖房冷凍運転〉
この第3暖房冷凍運転は、上記第1暖房冷凍運転時に室内ユニット(1B)の暖房能力が不足する暖房の能力不足運転である。この第3暖房冷凍運転は、図9に示すように、インバータ圧縮機(2A)と第1ノンインバータ圧縮機(2B)とが第1系統の圧縮機構(2D)を構成し、第2ノンインバータ圧縮機(2C)が第2系統の圧縮機構(2E)を構成する。そして、上記インバータ圧縮機(2A)、第1ノンインバータ圧縮機(2B)、及び第2ノンインバータ圧縮機(2C)を駆動すると共に、ブースタ圧縮機(53)も駆動する。
【0113】
この第3暖房冷凍運転は、上記第1暖房冷凍運転時において、暖房能力が不足する場合の運転で、つまり、蒸発熱量が不足している場合であり、室外膨張弁(26)の開度が制御され、第2ノンインバータ圧縮機(2C)が駆動されている点の他は、上記第1暖房冷凍運転と同じである。
【0114】
したがって、インバータ圧縮機(2A)と第1ノンインバータ圧縮機(2B)と第2ノンインバータ圧縮機(2C)から吐出した冷媒は、上記第1暖房冷凍運転と同様に連絡ガス管(17)を経て室内熱交換器(41)に流れて凝縮する。凝縮した液冷媒は、第2連絡液管(12)から分岐液管(36)を介してレシーバ(14)に流れる。
【0115】
その後、レシーバ(14)からの液冷媒の一部は、第1連絡液管(11)を流れ、該第1連絡液管(11)を流れる液冷媒の一部が冷蔵熱交換器(45)に流れて蒸発する。また、上記第1連絡液管(11)を流れる他の液冷媒は、冷凍熱交換器(51)に流れて蒸発し、ブースタ圧縮機(53)に吸入される。上記冷蔵熱交換器(45)で蒸発したガス冷媒とブースタ圧縮機(53)から吐出したガス冷媒とは、低圧ガス管(15)で合流し、インバータ圧縮機(2A)と第1ノンインバータ圧縮機(2B)に戻る。
【0116】
一方、上記レシーバ(14)からの他の液冷媒は、液管(10)を経て室外熱交換器(4)に流れ、蒸発する。蒸発したガス冷媒は、室外ガス管(9)を流れ、第1四路切換弁(3A)及び第2四路切換弁(3B)を経て第2ノンインバータ圧縮機(2C)の吸入管(6c)を流れ、該第2ノンインバータ圧縮機(2C)に戻る。
【0117】
この循環を繰り返し、店内を暖房すると同時に、冷蔵用ショーケースと冷凍用ショーケースの庫内を冷却する。つまり、冷蔵ユニット(1C)と冷凍ユニット(1D)との冷却能力(蒸発熱量)と、室内ユニット(1B)の暖房能力(凝縮熱量)とがバランスせず、不足する蒸発熱を室外熱交換器(4)から得る。
【0118】
〈圧縮機構の能力制御〉
次に、圧縮機構(2D,2E)の具体的な制御内容(インバータ圧縮機(2A)の容量制御や、第1ノンインバータ圧縮機(2B)を冷蔵・冷凍側と空調側(もしくは停止状態)とで切り換える制御など)について説明する。以下では、第1冷房冷凍運転時と第2冷房冷凍運転時の制御について説明する。
【0119】
(高外気判断)
まず、本実施形態では、高外気であるかどうか(室外温度が所定温度以上であるかどうか)を判断しながら制御を行うようにしている。これは、高外気温時には、冷蔵ショーケース、冷凍ショーケース、及び店内のすべてについて高能力で運転することが望ましく、そのような制御を可能にするためである。
【0120】
高外気であるかどうかの判断は、図10のフローチャートに基づいて行う。このフローで用いている高外気フラグは、室外温度が所定温度以上であるかどうかを判断するためのフラグであり、「1」は高外気の状態を表し、「0」は高外気でない状態(以下ではこの状態を低外気という)を表す。
【0121】
このフローのステップST11では、高外気フラグが「0」であり、かつ外気温度が(32+SW1)℃以上かどうかを判別する。ここで、「SW1」は例えば機械ごとに個別に設定される値であり、高外気の判断基準を調整するために用いられている。例えばSW1がゼロのときは、高外気フラグが「0」で外気温度が32℃以上であればこの条件が満たされるため、ステップST12に進んで高外気フラグを「1」にセットする。このとき、機械は室外が高温であると判断したことになる。
【0122】
ステップST11の判別結果が「NO」のときは、高外気フラグが既に「1」であるか、外気温度が32℃よりも低い状態である。このときは、ステップST13へ進み、高外気フラグが「1」であり、かつ外気温度が(29+SW1)℃よりも低いかどうかを判別する。SW1がゼロのときは、高外気フラグが「1」で外気温度が29℃より低いと、この条件が満たされるため、ステップST14に進んで高外気フラグを「0」にセットする。このとき、機械は室外が高温でないと判断したことになる。
【0123】
また、ステップST13の判別結果が「NO」であると、高外気フラグが「1」であって外気が32℃以上であるか、高外気フラグが「0」であって外気が29℃よりも低い状態である。つまり、既に外気温度に応じた高外気フラグが立てられた状態である。したがって、このときは高外気フラグの操作をせずにリターンする。
【0124】
(低圧圧力による能力制御)
図11は、冷媒回路の低圧圧力に基づく圧縮機構(2D,2E)の能力制御を示すフローチャートである。このフローチャートの動作は、少なくとも冷蔵・冷凍系統の運転が行われている状態(空調系統は運転中でも停止中でもよい)で実行されるが、ここでは、上述のように第1冷房冷凍運転時と第2冷房冷凍運転時の動作として説明する。
【0125】
このフローチャートのステップST21では、まず冷蔵・冷凍側の低圧圧力の目標値(LPm)を設定する。次にステップST22では、冷蔵・冷凍側の低圧圧力の実測値(LP1)と目標値(LPm)との差を求め、その圧力差から、冷蔵・冷凍側が能力ダウン条件、能力アップ条件、能力維持条件のいずれの状態であるかを判断する。
【0126】
ここで、能力ダウン条件は、上記低圧圧力の実測値(LP1)と目標値(LPm)との圧力差(LP1−LPm)が、機械ごとの調整値SW2を加味したときに、
(LP1−LPm)<−(14.7(KPa)+SW2)(−(0.15(Kg/cm2)+SW2))である場合、
能力アップ条件は、
(LP1−LPm)>(14.7(KPa)+SW2)である場合、
能力維持条件は、
−(14.7(KPa)+SW2)≦(LP1−LPm)≦(14.7(KPa)+SW2)である場合とする。
【0127】
なお、上述の能力ダウン条件は、詳しくはインバータ圧縮機(2A)が最低周波数よりも高い周波数で運転されている場合の条件であり、インバータ圧縮機(2A)が最低周波数で運転されている場合は、さらに以下の条件を付加する。
(a).(LP1−LPm)<−14.7(KPa)が連続5分以上
(b).(LP1−LPm)<−29.4(KPa)が連続1分以上
(c).(LP1−LPm)<−39.2(KPa)
このうち、(a)は圧力差が比較的小さい状態が長い時間続いているとき、(b)は圧力差が中程度で連続時間も中程度であるとき、(c)は圧力差が一瞬でもかなり大きくなったときを示す。いずれも冷蔵・冷凍側が冷えすぎていると考えられるときであり、このようなときにはインバータ圧縮機(2A)の能力ダウンを可能とする。なお、上記(a)〜(c)の条件を設定しているのは、インバータ圧縮機(2A)を最低周波数で運転しているときでも、特に高外気のときには、極端に冷えすぎにならない限りはインバータ圧縮機(2A)をすぐには停止させず、冷蔵・冷凍能力を確保することを目的としている。
【0128】
上記ダウン条件に該当するときは、ステップST23へ進む。このステップST23では、高外気フラグが「1」であり、かつ運転モードが図4の第1冷房冷凍運転であるかどうかを判別する。この両方が満たされているときは、高外気でかつインバータ圧縮機(2A)と第1ノンインバータ圧縮機(2B)の両方を冷蔵・冷凍側に用いている運転状態である。このときは、冷蔵・冷凍の能力を維持するために、冷媒回路の低圧圧力が上記のように低くても圧縮機構(2D,2E)の能力を落とさずにリターンする。これは、高外気温時には、冷蔵ショーケース及び冷凍ショーケースを高能力で運転することが望ましいからであり、しかもこのようにすると、冷蔵ショーケースや冷凍ショーケースの冷気を室内の冷房に利用することも可能となる。
【0129】
ステップST23の判別結果が「NO」の場合、つまり第1冷房冷凍運転中でも低外気の場合や、運転モードが第2冷房冷凍運転(インバータ圧縮機(2A)のみを冷蔵・冷凍側に用いている運転状態)であるときは、ステップST24へ進んで冷蔵冷凍能力のダウン条件を成立させる。そして、ステップST25においてインバータ圧縮機(2A)の周波数レベルを1段階低下させる制御を行う。なお、第1冷房冷凍運転中にインバータ圧縮機(2A)が最低周波数で回っているときは、インバータ圧縮機(2A)を停止してノンインバータ圧縮機(2A)のみでの運転に切り換える制御を行うこともある。
【0130】
一方、上述したステップST22の能力アップ条件は、詳しくはインバータ圧縮機(2A)が最大周波数よりも低い周波数で運転されている場合の条件であって、インバータ圧縮機(2A)が最大周波数で運転されている場合は、さらに以下の条件を付加する。
(a).(LP1−LPm)>14.7(KPa)が連続10分以上
(b).(LP1−LPm)>29.4(KPa)が連続1分以上
(c).(LP1−LPm)>49(KPa)
このうち、(a)は圧力差が比較的小さい状態が長い時間続いているとき、(b)は圧力差が中程度で連続時間も中程度であるときで、(c)は圧力差が一瞬でもかなり大きくなったときを示す。いずれも冷蔵・冷凍側の能力が不足しており、あまり冷えていないと考えられるときである。
【0131】
以上の条件に該当するときは、ステップST26で冷蔵冷凍能力のアップ条件を成立させ、ステップST27でインバータ圧縮機(2A)の能力アップを要求する。つまり、能力が不足している場合は、その能力の不足量が大きいとき(上記(c)の場合)にはすぐにインバータ圧縮機(2A)の容量を増大させるが、能力の不足量がそれよりも少ないときは、その不足の程度と不足時間を加味した制御を行う。この制御を行う際に、ステップST27において既にインバータ圧縮機(2A)が最大周波数であるときは、第1ノンインバータ圧縮機(2B)を起動する制御も行う。
【0132】
なお、ステップST22で能力維持条件に該当するときは、圧縮機(2A,2B)の能力の調整は行わず、リターンする。
【0133】
以上のように、この図11のフローチャートでは、高外気で第1冷房冷凍運転を行っているときは、冷媒回路(1E)の低圧圧力がある程度下がっても圧縮機構(2D,2E)の容量を低下させず、能力を維持する運転を行う。これにより、冷蔵・冷凍側の能力を維持できるだけでなく、冷蔵ショーケースや冷凍ショーケースの冷気を室内にも流せるため、室内の能力低下も防止できる。
【0134】
また、逆に冷媒回路(1E)の低圧圧力がある程度上がっても、能力の不足量が小さいときは圧縮機(2A,2B)の容量を一定時間は増やさずに維持するようにしているので、低圧圧力の急激な低下による圧縮機(2A,2B)の停止などの不具合も防止できる。また、能力の不足量が大きいときはすぐに圧縮機構(2D,2E)の容量を増やすので、能力不足は生じない。したがって、能力の不足度合いに応じた適切な運転制御を行うことができる。
【0135】
(第3四路切換弁の切換制御)
次に、図12のフローチャートを用いて、第3四路切換弁(3C)を図4の第1冷房冷凍運転時の位置(オフ位置という)と図5の第2冷房冷凍運転時の位置(オン位置という)とで切り換える制御について説明する。
【0136】
このフローチャートでは、まずステップST31において、運転モードが図5の第2冷房冷凍運転であるかどうかを判別する。判別結果が「YES」のときはステップST32へ進み、第2冷房冷凍運転から第1冷房冷凍運転へ切り換える条件(第3四路切換弁(3C)をオンからオフへ切り換える条件)が満たされているかどうかを判別し、その判別結果が「YES」の場合にはステップST33で切り換え条件を成立させ、図15のフローチャート(運転モード切り換え(A))に進む。
【0137】
なお、ステップST32では、図13の条件が満たされているかどうかを判断する。そして、この条件が満たされていると、ショーケースの庫内は冷えていないが室内は冷えているため、第2冷房冷凍運転から第1冷房冷凍運転への切り換え条件が成立したと判断する。
【0138】
(1)では、空調側における室内吸い込み温度(Tr)と設定温度(Set)の差が所定値(SW3をゼロとするとこの所定値はゼロとなる)よりも小さい状態が連続して15分以上続いており、しかも冷蔵・冷凍側における低圧圧力の実測値と目標値との差(LP1−LPm)が(14.7(KPa)+SW2)よりも大きいことを条件とする。この場合、室内が冷えていてサーモオフ領域に入っているが、冷媒回路(1E)の低圧圧力が高いことから庫内は冷えていないと判断する。
【0139】
(2)では、第2冷房冷凍運転が所定時間(5分、10分、または15分程度)連続しているときに、インバータ圧縮機(2A)が最大周波数で回っており、しかも冷蔵・冷凍能力のアップ条件が成立したときに切り換え条件が満たされたと判断する。つまり、第2冷房冷凍運転でインバータ圧縮機(2A)が最大周波数であるのに冷蔵・冷凍能力が不足していると、インバータ圧縮機(2A)のみではそれ以上容量を上げられないので、第1ノンインバータ圧縮機(2B)を冷蔵・冷凍側に回す制御(第1冷房冷凍運転に切り換える制御)を行うと判断する。
【0140】
(3)では、第2冷房冷凍運転中にインバータ圧縮機(2A)が最大周波数で回っており、空調能力のダウン条件が成立したときには、運転モードを第1冷房冷凍運転に切り換えて空調側の能力を冷蔵・冷凍側に回せる状態であると判断する。
【0141】
(4)では、第2冷房冷凍運転が所定時間(5分、10分、または15分程度)続いていること、冷蔵・冷凍側における低圧圧力の実測値と目標値との差(LP1−LPm)が(14.7(KPa)+SW2)よりも大きい(庫内が冷えていない)こと、そしてインバータの電流値(ADC)及びインバータのフィン温度(Tf)が図の値よりも高いことをすべて満たしているうえで、
(a).(LP1−LPm)>14.7(KPa)が連続10分以上
(b).(LP1−LPm)>29.4(KPa)が連続1分以上
(c).(LP1−LPm)>49(KPa)
のいずれか一つに当てはまると、切り換え条件が成立したと判断する。
【0142】
要するに、第2冷房冷凍運転がある程度の時間連続しているときに冷蔵・冷凍の能力が不足する状態になると、冷蔵・冷凍の能力を高める必要があると判断する。このときは、インバータの電流値(ADC)及びインバータのフィン温度(Tf)が高めであるため、インバータの周波数をそれ以上高くするとインバータ自体が停止してしまう。そこで、インバータ圧縮機(2A)の周波数は保ったままで冷蔵・冷凍側の圧縮機構(2D,2E)の容量を増やすため、運転モードを第1冷房冷凍運転に切り換えて第1ノンインバータ圧縮機(2B)を冷蔵・冷凍側に回す操作を行う。
【0143】
この場合、ショーケースの庫内の能力不足が比較的小さい(a)の状態が10分以上続くか、能力不足がそれよりも大きい(b)の状態が1分以上続くか、さらに能力不足の大きい(c)の状態に一瞬でもなるかに判断条件を分けて圧縮機の切り換えタイミングを制御している。このことにより、上記の圧力差が小さいのにすぐに容量を増やすような場合に起こりうる急激な能力変化を抑制できるため、能力不足を抑えながら圧縮機の発停を防止できる。
【0144】
次に、ステップST31の判別結果が「NO」であったときの動作を説明する。このときはステップST34へ進み、運転モードを第1冷房冷凍運転から第2冷房冷凍運転へ切り換える条件(第3四路切換弁(3C)をオフからオンへ切り換える条件)が満たされているかどうかを判別する。その判別結果が「YES」の場合にはステップST35で切り換え条件を成立させ、図16のフローチャート(運転モード切り換え(B))に進む。なお、ステップST34の判断を行うときは、第1ノンインバータ圧縮機(2B)は冷蔵・冷凍側に切り換わっており、空調側は第2ノンインバータ圧縮機(2A)のみで駆動している。
【0145】
ステップST34では、図14の条件が満たされているかどうかを判断する。そして、この条件が満たされていると、ショーケースの庫内はある程度冷えているが室内は冷えていない状態とみなし、第1冷房冷凍運転から第2冷房冷凍運転への切り換え条件が成立したと判断する。このとき、図14の(1)に示す空調能力アップ条件(冷房負荷が所定値より大きいこと)が成立していることが前提であり、その上で(2)、(3)、(4)のいずれかの条件が満たされていると空調の能力アップを行う。
【0146】
(2)では、冷蔵・冷凍側における低圧圧力の実測値と目標値との差(LP1−LPm)が−(14.7(KPa)+SW2)よりも小さいと、庫内が冷えていると判断する。この判断は、高外気フラグが「0」である(低外気である)ときに行う。この条件が満たされると、第1ノンインバータ圧縮機(2B)を空調側に回すことが可能となる。
【0147】
(3)では、高外気フラグが「1」のとき(外気温度が高いとき)には、上記の値(LP1−LPm)が−(14.7(KPa)+SW2)よりも小さい(冷却負荷が小さい)状態で、冷媒回路(1E)の低圧圧力が245KPaより低い状態が所定時間(5分、10分、または15分程度)続くと、切り換え条件が成立したと判断する。そして、インバータ圧縮機(2A)の容量を維持したまま、第1ノンインバータ圧縮機(2B)を空調側に回すことを可能とする。
【0148】
(4)では、第1冷房冷凍運転が連続して20分以上続き、室内吸い込み温度の最大値が25(+SW4)℃より高いと、切り換え条件が成立したと判断する。これは、第1ノンインバータ圧縮機(2B)が冷蔵・冷凍に用いられる第1冷房冷凍運転が長時間続くと(2)や(3)の状態に陥りやすくなるため、その予防策として設定したものである。
【0149】
なお、図12においてステップST32及びステップST34の判別結果がいずれも「NO」であった場合は、第3四路切換弁(3C)の切り換えは行わず、運転モードをそのままにしてリターンする。
【0150】
(運転モード切り換え(A))
図15は、運転モードを第2冷房冷凍運転から第1冷房冷凍運転に切り換える制御のフローチャートである。このフローでは、まずステップST41で電源周波数が50Hzか60Hzかを判断する。この判断は、電源周波数が50Hzか60Hzかに応じてインバータの周波数を適切に制御するために行う。
【0151】
電源周波数が50Hzである場合、ステップST42へ進む。ここでは、N>9であり、かつ高外気フラグが「0」であるかどうかを判別する。この判別に用いている値「N」は、インバータの周波数ステップを示す値で、最大値を20とする。したがって、判別結果が「YES」であるとインバータ圧縮機(2A)が半分よりも高周波数側で駆動されていることと、低外気であることが分かる。そして、このときは、ステップST43において周波数ステップを全周波数のほぼ中間の「9」に固定する操作を行う。
【0152】
また、ステップST42の判別結果が「NO」であるときは外気温度が高いときであり、このときはインバータの周波数ステップを操作せず、高めに維持しておく。これは、高外気のときに運転モードを切り換える際に能力がダウンしてしまうのを抑えるためであり、このためにはインバータの周波数を最大に維持しておくことが好ましい。以上の操作の後、ステップST44へ進み、インバータ圧縮機(2A)を冷蔵・冷凍側に切り換えるモード切り換えの操作を含む通常の運転制御を行う。
【0153】
ステップST41の判別結果が「NO」のとき、電源周波数は60Hzである。このときは、電源周波数が50Hzである場合とほぼ同容量になるようにインバータ圧縮機(2A)の駆動周波数を調整する。
【0154】
このため、まずステップST45において、N>7であり、高外気フラグが「0」であるかを判別する。この場合も、判別結果が「YES」であるとインバータ圧縮機(2A)が比較的高容量で駆動されていることと、低外気であることが分かる。そして、このときは、ステップST46において周波数ステップを「7」に固定する操作を行う。また、ステップST45の判別結果が「NO」であるときは外気温度が高いときであり、このときはインバータの周波数ステップを操作せず、高めに維持したままでステップST44へ進む。この場合も周波数は最大にすることが好ましい。
【0155】
以上のように、このフローの制御では、高外気温時に運転モードを第2冷房冷凍運転から第1冷房冷凍運転に切り換える際に、インバータ圧縮機(2A)を低い周波数に落とす制御は行わず、インバータの周波数を高いままに維持している。また、低外気のときでもインバータの周波数を中間値に設定している。これにより、切り換え時に能力が一旦低下するのを防止できる。
【0156】
一方、上記のステップST44では、室外ファン(4F)、室内ファン(43)、各電子膨張弁(26,29,42,46,52)及び電磁弁(SV0〜SV5)などを制御した後、第3四路切換弁(3C)をオフにし、室内膨張弁(42)などの制御も行う。ここで、運転モードが第2冷房冷凍運転から第1冷房冷凍運転に切り換わる。
【0157】
運転モードが切り換わった瞬間は圧縮機構(2D,2E)の吸引力が強いので、冷媒回路の低圧圧力が急激に低下する可能性がある。そこで、ステップST47からステップST49では、そのときの運転動作の乱れを防止している。具体的には、通常運転時には低圧圧力が所定値まで下がるとサーモオフ(休止運転)になるようにしているのに対して、ステップST47からステップST49ではサーモオフを1分間禁止している。これは、低圧圧力が一瞬下がっても単に圧縮機構(2D,2E)の吸引力が強いだけなので、その状態をサーモオフと誤検知しないための制御である。以上により切換制御が終わると、第1冷房冷凍運転のモードで通常の運転制御が行われる。
【0158】
(運転モード切り換え(B))
図16は、運転モードを第1冷房冷凍運転から第2冷房冷凍運転に切り換える制御のフローチャートである。このフローでは、ステップST51において第3四路切換弁(3C)をオンに切り換えた後、室外ファン(4F)、室内ファン(43)、各電子膨張弁(26,29,42,46,52)及び電磁弁(SV0〜SV5)などを適宜制御する。その後、ステップST52でインバータ圧縮機(2A)の運転周波数を最大にする。これは、それまでは第1冷房冷凍運転において冷蔵冷凍側を2台(インバータ圧縮機(2A)と第1ノンインバータ圧縮機(2B))で運転していたため、第2冷房冷凍運転で圧縮機が1台になったときの能力の急激な低下を抑えるための制御である。そして、この状態をステップST53で1分間保持し、その後は第2冷房冷凍運転でのモードで通常の運転制御を行う。
【0159】
〈水噴霧制御〉
本実施形態では、高外気温時には能力不足が生じたり、電気代が高くなりやすいことから、これらを防止するために室外熱交換器(4)に水を噴霧するようにしている。そこで、この制御について図17のフローチャートを用いて説明する。
【0160】
ステップST71では、現在の運転モードが、冷房運転を行っていて圧縮機(2A,2B,2C)を2台以上起動している運転モードかどうかを検出する。この運転状態であることを検出すると、ステップST72において水噴霧のオン指令中であるかどうかを判別する。判別結果が「YES」のときはステップST73へ進み、水噴霧が連続30分経過しているかどうかを判別し、その後にステップST74で水噴霧のオフ指令を出すことで、最低30分間は水噴霧を継続する。
【0161】
ステップST72の判別結果が「NO」のときはステップST75へ進み、外気温度が30℃より高く、高圧圧力が2.5MPaより高いかどうかを判別する。そして、判別結果が「YES」のときはステップST76で水噴霧を実行し、判別結果が「NO」のときはステップST77で水噴霧のオフ指令を出してリターンする。また、ステップST71の検出結果がその他の運転モードであるときも水噴霧は行わない。
【0162】
なお、室外熱交換器(4)への水噴霧は、外気温度が所定値(30℃)以上である場合や、高圧圧力が所定値(2.5MPa)以上である場合の他、インバータの電流値が高いときや、インバータのフィン温度が高いとき、さらには装置の総合電流値が高いときなどに行ってもよい。特に、インバータのフィン温度や電流値を測定して室外熱交換器(4)に水を噴霧すると、単に外気温度を測る場合よりも誤検知しにくくなる利点がある。また、インバータを基準に水噴霧の制御を行うとインバータ自体が停止しにくくなるため、装置の能力ダウンも防ぐことができる。
【0163】
−実施形態の効果−
以上説明したように、本実施形態によれば、インバータ圧縮機(2A)から吐出された冷媒が第1系統側回路のみを循環するとともに、第2ノンインバータ圧縮機(2C)から吐出された冷媒が第2系統側回路を循環する構成において、第1ノンインバータ圧縮機(2B)から吐出された冷媒が第1系統側回路を循環する状態と第2系統側回路を循環する状態とを切り換えられるようにして、インバータ圧縮機(2A)を第1系統側に、第2ノンインバータ圧縮機(2C)を第2系統側に固定的に使用し、第1ノンインバータ圧縮機(2B)を両系統で切り換え可能にしている。
【0164】
そして、真夏などの高外気温時に、冷蔵・冷凍側でインバータ圧縮機(2A)だけを最大容量で運転していて、それでも能力が不足すると、インバータ圧縮機(2A)の容量を維持したまま、第1ノンインバータ圧縮機(2B)を冷蔵・冷凍系統に切り換えることができるため、冷蔵・冷凍系統における能力不足を防止できる。
【0165】
また、外気温度が所定温度よりも低いときに、冷蔵・冷凍側でインバータ圧縮機(2A)だけを最大容量で運転していて能力が不足すると、インバータ圧縮機(2A)の容量を一旦低下させてから第1ノンインバータ圧縮機(2B)を冷蔵・冷凍系統に切り換えるとよく、そうすることにより、冷媒回路(1E)の低圧圧力が急激に低下するのを防止できるため、第1ノンインバータ圧縮機(2B)の発停などの不安定な動作も防止できる。
【0166】
また、第1ノンインバータ圧縮機(2B)を冷蔵・冷凍系統に切り換える制御を行った後、サーモオン/オフの切り換えを所定時間禁止するようにしているので、上記切り換え後に誤ってサーモオフになるのを防止でき、動作が安定する。
【0167】
さらに、上記実施形態では、第1ノンインバータ圧縮機(2B)の切換制御を行うときに、冷蔵・冷凍系統における冷却能力の不足量を基準値と比較し、該冷却能力の不足量に応じた制御を行うようにしている。具体的には、冷蔵・冷凍系統における冷却能力の不足量が基準値よりも大きいときには、インバータ圧縮機(2A)の容量を維持しながら第1ノンインバータ圧縮機(2B)を冷蔵・冷凍側にすぐに切り換え、冷却能力の不足量が基準値よりも小さいときには冷蔵・冷凍系統をインバータ圧縮機(2A)だけで運転する状態をしばらく継続するようにしている。このことにより、圧縮機構(2D)の能力が不足気味になることを防止でき、しかも第1ノンインバータ圧縮機(2B)の発停が多くなるのも防止できる。
【0168】
また、第2冷房冷凍運転から第1冷房冷凍運転に切り換える際に、インバータ圧縮機(2A)が最高周波数で運転されているときのほか、インバータが電流値が所定値よりも高くなっているときや、インバータのフィン温度が所定温度よりも高温になっていて、それ以上容量を増やすとインバータ自体が停止してしまうときにも、第1ノンインバータ圧縮機(2B)を冷蔵・冷凍系統に回すようにしているため、動作が安定化する。
【0169】
さらに、外気温度が所定温度以上でインバータ圧縮機(2A)と第1ノンインバータ圧縮機(2B)を冷蔵・冷凍系統に用いている運転状態(第1冷房冷凍運転)では、冷蔵・冷凍系統の冷却負荷が所定値より小さくても、インバータ圧縮機(2A)の容量を低下させないようにしているので、冷蔵・冷凍の庫内における食品などの品質を確実に維持できるうえ、ショーケースの庫内の冷気が室内に流れることで、室内の能力不足も防止できる。
【0170】
また、高外気の第1冷房冷凍運転時に、冷蔵・冷凍系統の冷却負荷が所定値より小さくかつ室内の冷房負荷が所定値よりも大きいときは、第1ノンインバータ圧縮機(2B)を空調系統に切り換えるようにしているので、冷蔵・冷凍側と空調側を効率よく冷却でき、ショーケースの周囲の室内空気を冷やすことでショーケースの能力低下も効果的に抑えられる。
【0171】
【発明のその他の実施の形態】
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
【0172】
例えば、上記実施形態では、第1圧縮機をインバータ圧縮機に、第2圧縮機と第3圧縮機をそれぞれノンインバータ圧縮機にしているが、第2,第3圧縮機は、ノンインバータ圧縮機とインバータ圧縮機のいずれにしてもよい。
【0173】
また、第1圧縮機が冷蔵・冷凍系統に専用であり、第2圧縮機が冷蔵・冷凍系統と空調系統で切り換えることができ、第3圧縮機が空調系統に専用であれば、各圧縮機(圧縮機手段)はそれぞれが2台以上からなるものであってもよい。
【0174】
また、上記実施形態で説明した冷凍装置の冷媒回路は一例であり、本発明は、圧縮機構(2D,2E)と、室外熱交換器(4)と、膨張機構(26,42,46,52)と、冷蔵・冷凍系統の利用側熱交換器(45,51)及び空調系統の利用側熱交換器(41)とを有する冷媒回路(1E)を備え、圧縮機構(2D,2E)が、容量調整可能で冷蔵・冷凍系統専用の第1圧縮機手段(2A)と、冷蔵・冷凍系統と空調系統とで切り換えられる第2圧縮機手段(2B)と、空調系統専用の第3圧縮機手段(2C)とからなる冷凍装置であれば適用可能である。
【0175】
【発明の効果】
請求項1,2に記載の発明によれば、真夏などの高外気温時に冷蔵・冷凍側で第1圧縮機手段(2A)だけを最大容量で運転していても能力が不足する場合に、第1圧縮機手段(2A)を最大容量に維持したまま、第2圧縮機手段(2B)を冷蔵・冷凍系統に切り換えることができるため、その切り換え時に冷蔵・冷凍系統における能力不足を防止でき、動作が安定する。
【0176】
また、外気温度が所定温度よりも低いときに冷蔵・冷凍側で第1圧縮機手段(2A)だけを最大容量で運転していて能力が不足するときは、第1圧縮機手段(2A)の容量を一旦可変範囲の中間まで低下させてから第2圧縮機手段(2B)を冷蔵・冷凍系統に切り換え、さらに第1圧縮機手段(2A)の容量を増やすことによって、冷媒回路(1E)の低圧圧力が急激に低下するのを防止でき、第2圧縮機手段(2B)の発停などの不安定な動作も防止できる。
【0177】
請求項3に記載の発明によれば、第1圧縮機手段(2A)のみを冷蔵・冷凍系統に用いている運転状態で、該冷蔵・冷凍系統における冷却能力の不足量に応じて第2圧縮機手段(2B)の切換制御を行うようにしているので、冷却能力の不足量が大きいか小さいかに拘わらず、第2圧縮機手段(2B)の適切な切換制御を行うことが可能になる。
【0178】
請求項4に記載の発明によれば、冷蔵・冷凍系統における冷却能力の不足量が基準値よりも大きいときに、第1圧縮機手段(2A)の容量を維持しながら、第2圧縮機手段(2B)を冷蔵・冷凍側にすぐに切り換えるようにしているので、圧縮機構(2D,2E)の能力が不足気味になることを防止できる。
【0179】
請求項5に記載の発明によれば、冷蔵・冷凍系統における冷却能力の不足量が基準値よりも小さいときには、第2圧縮機手段(2B)を冷蔵・冷凍側に切り換える際に所定の待機時間を設定するようにして、しばらくは冷蔵・冷凍系統を第1圧縮機手段(2A)だけを大容量で運転する状態を継続することにしているため、低圧圧力が過度に低下することによる発停過多を確実に回避できる。
【0180】
請求項6に記載の発明によれば、外気温度が所定温度以上で第1圧縮機手段(2A)のみを冷蔵・冷凍系統に用いている運転状態から、第2圧縮機手段(2B)を冷蔵・冷凍系統に切り換える制御を行った後、サーモオン/オフの切り換えを所定時間禁止するようにしているので、上記切り換え後に誤ってサーモオフになるのを防止でき、動作が安定する。
【0181】
請求項7に記載の発明によれば、第1圧縮機手段(2A)がインバータ圧縮機である場合に、該圧縮機が最高周波数で運転されているときのほか、インバータの電流値が所定値よりも高くなっていたり、インバータのフィン温度が所定温度よりも高温になっていて、それ以上容量を増やすとインバータ自体が停止してしまうときなどに、第2圧縮機手段(2B)を冷蔵・冷凍系統に切り換える制御を行うことにより、動作が不安定になるのを防止できる。
【0182】
請求項8に記載の発明によれば、外気温度が所定温度以上で第1圧縮機手段(2A)と第2圧縮機手段(2B)を冷蔵・冷凍系統に用いている運転状態で、冷蔵・冷凍系統の冷却負荷が所定値より小さくても、第1圧縮機手段(2A)の容量を低下させないようにしているので、冷蔵・冷凍の庫内における食品などを確実に品質維持できるうえ、冷蔵・冷凍側がショーケースである場合には庫内の冷気が室内に流れることで、室内の能力不足も防止できる。
【0183】
請求項9に記載の発明によれば、外気温度が所定温度以上で第1圧縮機手段(2A)と第2圧縮機手段(2B)を冷蔵・冷凍系統に用いている運転状態で、冷蔵・冷凍系統の冷却負荷が所定値より小さくかつ室内の冷房負荷が所定値よりも大きいときは、第2圧縮機手段(2B)を空調系統に切り換えるようにしているので、冷蔵・冷凍側と空調側を効率よく冷却できる。また、冷蔵・冷凍側がショーケースである場合は、ショーケースの周囲の室内空気を冷やすことで、ショーケースも効率よく冷却できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る冷凍装置の冷媒回路図である。
【図2】 冷房運転の動作を示す冷媒回路図である。
【図3】 冷凍運転の動作を示す冷媒回路図である。
【図4】 第1冷房冷凍運転の動作を示す冷媒回路図である。
【図5】 第2冷房冷凍運転の動作を示す冷媒回路図である。
【図6】 暖房運転の動作を示す冷媒回路図である。
【図7】 第1暖房冷凍運転の動作を示す冷媒回路図である。
【図8】 第2暖房冷凍運転の動作を示す冷媒回路図である。
【図9】 第3暖房冷凍運転の動作を示す冷媒回路図である。
【図10】 高外気判断の動作を示すフローチャートである。
【図11】 低圧圧力に基づく圧縮機の能力制御を示すフローチャートである。
【図12】 第3四路切換弁の切換制御を示すフローチャートである。
【図13】 図12のステップST32における判断条件を示す図である。
【図14】 図12のステップST34における判断条件を示す図である。
【図15】 運転モード切り換えの第1の制御を示すフローチャートである。
【図16】 運転モード切り換えの第2の制御を示すフローチャートである。
【図17】 水噴霧制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
(1) 冷凍装置
(1E) 冷媒回路
(2A) インバータ圧縮機(第1圧縮機手段)
(2B) 第1ノンインバータ圧縮機(第2圧縮機手段)
(2C) 第2ノンインバータ圧縮機(第3圧縮機手段)
(2D) 圧縮機構
(2E) 圧縮機構
(4) 室外熱交換器
(26) 室外膨張弁(膨張機構)
(41) 室内熱交換器(利用側熱交換器)
(42) 室内膨張弁(膨張機構)
(45) 冷蔵熱交換器(利用側熱交換器)
(46) 冷蔵膨張弁(膨張機構)
(51) 冷凍熱交換器(利用側熱交換器)
(52) 冷凍膨張弁(膨張機構)
(80) コントローラ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a refrigeration apparatus, and in particular, three compressors (compressor means) as a compression mechanism of a refrigerant circuit including a use side heat exchanger for air conditioning and a use side heat exchanger for refrigeration / refrigeration. The present invention relates to a refrigeration apparatus using a combination of the above.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a refrigeration apparatus that performs a refrigeration cycle is known, and is widely used as a refrigerator for storing food or the like, a refrigerator such as a freezer or a showcase, or an air conditioner for cooling or heating a room. Some refrigeration apparatuses perform both refrigeration / freezing and air conditioning (see, for example, Patent Document 1). This type of refrigeration apparatus includes two systems of use side heat exchangers for refrigeration / freezing and air conditioning, and is installed in a convenience store or the like.
[0003]
In the refrigeration apparatus disclosed in
[0004]
By the way, the applicant of the present application, in this type of refrigeration apparatus, uses a variable compression first compressor used exclusively for the refrigeration / refrigeration system, and a second compression used by switching between the refrigeration / refrigeration system and the air conditioning system. And a third compressor used exclusively for an air conditioning system has been proposed (for example, see Japanese Patent Application No. 2002-015958). With this configuration, since only one compressor (second compressor) is required to switch between the refrigeration / freezing side and the air conditioning side, the circuit configuration and switching control are relatively simple.
[0005]
[Patent Document 1]
JP 2002-357374 A
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
In the refrigeration apparatus, for example, when increasing the capacity of the compression mechanism used on the refrigeration / freezing side, the first compressor is increased after the capacity of the first compressor is increased to the maximum with the second compressor stopped. Is temporarily stopped or set to the minimum capacity, the second compressor is started at the same time, and the capacity of the first compressor is increased again. That is, control is performed such that the capacitance changes linearly, and this is the same when the capacitance is reduced.
[0007]
However, when only the first compressor is operated at a large capacity on the refrigeration / refrigeration side at a high outdoor temperature such as midsummer and the capacity is still insufficient, the above linear control causes a problem. Specifically, when performing the operation control for switching the second compressor from the air-conditioning side to the refrigeration / freezing side at a high outside air temperature, the capacity is maintained for a while after the first compressor is temporarily stopped or set to the minimum capacity. It may be deficient.
[0008]
As described above, it is difficult for the conventional apparatus to perform stable control when the outside air temperature is high, and there is a problem in that insufficient capacity is likely to occur. The present invention has been made in view of such problems, and its purpose is switched between a capacity-adjustable first compressor dedicated to a refrigeration / refrigeration system, a refrigeration / refrigeration system, and an air conditioning system. In the refrigeration apparatus including the second compressor and the third compressor dedicated to the air conditioning system, the operation operation is stabilized even at a high outside air temperature.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In the present invention, control is performed to maintain the capacity of the first compressor means (2A) during operation at a high outside air temperature such as midsummer without being reduced.
[0010]
Specifically, the invention described in
[0011]
And this refrigeration system is in normal operationAt least the refrigerant circuit ( 1E ) The pressure difference between the low pressure and the target value is below the specified value.The capacity of the first compressor means (2A)Low quantityWhen the lower condition is satisfied, the capacity of the first compressor means (2A) is reduced. On the other hand, when the outside air temperature is higher than the predetermined temperature, the capacity of the first compressor means (2A) is increased during operation. Control is performed to maintain the capacity of the first compressor means (2A) without decreasing even if the reduction condition is satisfied. This control is performed by a controller (control means) provided in the refrigeration apparatus. Further, in the above configuration, each “compressor means” may be a single compressor or a combination of two or more compressors.
[0012]
The invention described in
[0013]
In this refrigeration apparatus, when the outside air temperature is equal to or higher than a predetermined temperature, the second compressor means (2B) is refrigerated / compressed from the operating state in which only the first compressor means (2A) is used in the refrigeration / refrigeration system. When switching to the refrigeration system, without reducing the capacity of the first compressor means (2A)Maximum capacityIt is characterized by performing control to maintain. In this case, the capacity of the first compressor means (2A) is preferably the maximum capacity. This control is performed by a controller (control means) provided in the refrigeration apparatus. Further, in the above configuration, each “compressor means” may be a single compressor or a combination of two or more compressors.
[0014]
In the first and second aspects of the invention, only the first compressor means (2A) is operated at, for example, the maximum capacity on the refrigeration / refrigeration side at a high outside air temperature such as midsummer when the outside air temperature is equal to or higher than a predetermined temperature. When the capacity is insufficient, the second compressor means (2B) can be switched to the refrigeration / refrigeration system while maintaining the first compressor means (2A) at the maximum capacity. Specifically, when the second compressor means (2B) used in the air conditioning system is switched to the refrigeration / refrigeration system, or the stopped second compressor means (2B) is used in the refrigeration / refrigeration system. In addition, there is no situation where the capacity of the refrigeration / freezing system is insufficient.
[0015]
On the other hand, when only the first compressor means (2A) is operated at the maximum capacity on the refrigeration / refrigeration side when the outside air temperature is lower than the predetermined temperature and the capacity is insufficient, the first compressor is set to the maximum capacity. If so, the ability to switch will be too high. As a result, it is conceivable that the low pressure of the refrigerant circuit is lowered and the protection switch of the compressor works to eventually stop the second compressor. And if such a motion is repeated, the start and stop of the second compressor will increase.
[0016]
However, in such a case, after the capacity of the first compressor means (2A) is temporarily reduced and then the second compressor means (2B) is switched to the refrigeration / refrigeration system, the first compressor means (2A) You should increase the capacity. That is, it is preferable to perform control to linearly change the capacity of the compression mechanism (2D, 2E). If it carries out like this, the low pressure of a refrigerant circuit (1E) will not fall rapidly, and the start and stop of the 2nd compressor means (2B) will not arise.
[0017]
According to a third aspect of the present invention, there is provided the refrigeration apparatus according to the second aspect, wherein the outside air temperature is equal to or higher than a predetermined temperature and only the first compressor means (2A) is used in the refrigeration / refrigeration system. The deficiency of the cooling capacity in the refrigeration system is compared with a reference value, and the switching control of the second compressor means (2B) is performed according to the deficiency of the cooling capacity.
[0018]
According to a fourth aspect of the present invention, in the refrigeration apparatus according to the third aspect, if the shortage of cooling capacity in the refrigeration / refrigeration system is larger than the reference value, the second compressor means (2B) is immediately turned on. It is characterized by switching to the refrigeration / freezing side.
[0019]
The invention according to claim 5 is the refrigeration apparatus according to
[0020]
In the inventions of
[0021]
Particularly, in the invention of
[0022]
In the invention of claim 5, when the shortage of the cooling capacity in the refrigeration / refrigeration system is smaller than the reference value, a predetermined waiting time is set when the second compressor means (2B) is switched to the refrigeration / refrigeration side. Like to do. That is, at this time, since the shortage of capacity is small, the state where the refrigeration / freezing system is operated only by the large-capacity first compressor means (2A) is continued for a while. In this way, it is possible to reliably prevent excessive start and stop that can occur when the second compressor means (2B) is started while maintaining the capacity of the first compressor means (2A).
[0023]
The invention according to claim 6 is the refrigeration apparatus according to any one of
[0024]
In the invention of claim 6, the second compressor means (2B) is refrigerated / refrigerated from an operating state where the outside air temperature is equal to or higher than a predetermined temperature and only the first compressor means (2A) is used in the refrigerated refrigeration system. After the control to switch to, the capacity of the compression mechanism (2D, 2E) increases and the low pressure of the refrigerant circuit (1E) decreases. At that time, the thermo-on (cooling operation) is erroneously switched to the thermo-off (Pause operation) can be prevented. That is, in the control based on the low pressure of the refrigerant circuit, when the low pressure is lowered, it is determined that the refrigeration / refrigeration system is cold and the thermo-off is likely to occur, but such a malfunction does not occur.
[0025]
The invention described in
[0026]
In this case, the second compressor means (2B) is refrigerated when the capacity of the first compressor means (2A) cannot be increased beyond that, regardless of whether the first compressor means (2A) has an actual maximum capacity.・ Control to switch to refrigeration system. Specifically, when the first compressor means (2A) is an inverter compressor, the inverter current value is higher than a predetermined value, or the inverter fin temperature Is when the temperature of the inverter is higher than the predetermined temperature, and the inverter itself stops when the capacity is further increased. In such a case, it is possible to prevent the operation from becoming unstable by switching the second compressor means (2B) to the refrigeration / freezing side.
[0027]
The invention described in claim 8 includes a compression mechanism (2D, 2E), an outdoor heat exchanger (4), an expansion mechanism (26, 42, 46, 52), and a use side heat exchanger of the refrigeration / refrigeration system. (45, 51) and a refrigerant circuit (1E) having a heat exchanger (41) on the use side of the air-conditioning system, and the compression mechanism (2D, 2E) has a capacity adjustable and is a first dedicated to a refrigeration / refrigeration system. Switch to compressor means (2A), refrigeration / refrigeration system and air conditioning systemConstant capacitySecond compressor means (2B) and dedicated air conditioning systemConstant capacityThe refrigeration apparatus comprising the third compressor means (2C) is intended.
[0028]
The refrigeration apparatus cools the refrigeration / refrigeration system when the outside air temperature is equal to or higher than a predetermined temperature and the first compressor means (2A) and the second compressor means (2B) are used in the refrigeration / refrigeration system. Even if the load is smaller than a predetermined value, a decrease in the capacity of the first compressor means (2A) is prohibited. This control is performed by a controller (control means) provided in the refrigeration apparatus. Further, in the above configuration, each “compressor means” may be a single compressor or a combination of two or more compressors.
[0029]
According to the eighth aspect of the present invention, in an operating state where the outside air temperature is equal to or higher than a predetermined temperature and the first compressor means (2A) and the second compressor means (2B) are used in the refrigeration / refrigeration system, Even if the cooling load is smaller than a predetermined value, the capacity of the first compressor means (2A) is maintained without decreasing. In this way, it is possible to preferentially maintain the quality of food in the refrigerator / freezer compartment regardless of the cooling load in the room, and when the refrigerator / freezer is a showcase, the cold air in the refrigerator flows into the room. In addition, a decrease in indoor capacity can be suppressed.
[0030]
The invention according to
[0031]
The refrigeration apparatus cools the refrigeration / refrigeration system when the outside air temperature is equal to or higher than a predetermined temperature and the first compressor means (2A) and the second compressor means (2B) are used in the refrigeration / refrigeration system. When the load is smaller than the predetermined value and the indoor cooling load is larger than the predetermined value, the capacity of the first compressor means (2A) is reduced.To maximum capacityThe second compressor means (2B) is controlled to be switched to the air conditioning system while maintaining. This control is performed by a controller (control means) provided in the refrigeration apparatus. Further, in the above configuration, each “compressor means” may be a single compressor or a combination of two or more compressors.
[0032]
According to the ninth aspect of the present invention, when the outside air temperature is equal to or higher than a predetermined temperature and the first compressor means (2A) and the second compressor means (2B) are used in the refrigeration / refrigeration system, When the cooling load is smaller than the predetermined value and the indoor cooling load is larger than the predetermined value, the second compressor means (2B) is switched to the air conditioning system. Even at this time, the capacity of the first compressor means (2A) is maintained in the refrigeration / refrigeration system. Thus, while the refrigeration / refrigeration system having a cooling load smaller than a predetermined value is cooled by the first compressor means (2A), the second compressor means (2B) and the third compressor means ( 2C) can be cooled. When the refrigerator / freezer side is a showcase, the showcase can be efficiently cooled by cooling the room air around the showcase.
[0033]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0034]
As shown in FIG. 1, the refrigeration apparatus (1) according to the present embodiment is provided in a convenience store, and is for cooling a showcase and air-conditioning / heating in a store.
[0035]
The refrigeration apparatus (1) includes an outdoor unit (1A), an indoor unit (1B), a refrigeration unit (1C), and a refrigeration unit (1D), and includes a refrigerant circuit (1E) that performs a vapor compression refrigeration cycle. ing. The refrigerant circuit (1E) includes a first system side circuit for refrigeration and freezing, and a second system side circuit for air conditioning. The refrigerant circuit (1E) is configured to switch between a cooling cycle and a heating cycle.
[0036]
The indoor unit (1B) is configured to perform switching between a cooling operation and a heating operation, and is installed in a sales floor, for example. The refrigeration unit (1C) is installed in a refrigerated showcase to cool the air in the showcase. The refrigeration unit (1D) is installed in a freezer showcase to cool the air in the showcase.
[0037]
<Outdoor unit>
The outdoor unit (1A) includes an inverter compressor (2A) as a first compressor means, a first non-inverter compressor (2B) as a second compressor means, and a second compressor means as a third compressor means. A non-inverter compressor (2C), a first four-way selector valve (3A), a second four-way selector valve (3B), a third four-way selector valve (3C), and a heat source side heat exchanger It has an outdoor heat exchanger (4).
[0038]
Each of the compressors (2A, 2B, 2C) is constituted by, for example, a hermetic high-pressure dome type scroll compressor. The inverter compressor (2A) is a variable capacity compressor whose capacity is variable stepwise or continuously by inverter control of the electric motor. The first non-inverter compressor (2B) and the second non-inverter compressor (2C) are constant capacity compressors in which an electric motor is always driven at a constant rotational speed.
[0039]
The inverter compressor (2A), the first non-inverter compressor (2B), and the second non-inverter compressor (2C) constitute the compression mechanism (2D, 2E) of the refrigeration apparatus (1), and the compression mechanism (2D, 2E) includes a first system compression mechanism (2D) and a second system compression mechanism (2E). Specifically, in the operation of the compression mechanism (2D, 2E), the inverter compressor (2A) and the first non-inverter compressor (2B) constitute a first system compression mechanism (2D) during operation. When the non-inverter compressor (2C) constitutes the second system compression mechanism (2E), the inverter compressor (2A) constitutes the first system compression mechanism (2D), and the first non-inverter compressor (2B) and the second non-inverter compressor (2C) may constitute a second-system compression mechanism (2E). That is, the inverter compressor (2A) is fixedly used for the first system side circuit for refrigeration / refrigeration, and the second non-inverter compressor (2C) is fixedly used for the second system side circuit for air conditioning. The inverter compressor (2B) can be used by switching between the first system side circuit and the second system side circuit.
[0040]
Each discharge pipe (5a, 5b, 5c) of the inverter compressor (2A), the first non-inverter compressor (2B), and the second non-inverter compressor (2C) is one high-pressure gas pipe (discharge pipe) ( 8), and the high-pressure gas pipe (8) is connected to one port of the first four-way selector valve (3A). A check valve (7) is provided on each of the discharge pipe (5b) of the first non-inverter compressor (2B) and the discharge pipe (5c) of the second non-inverter compressor (2C).
[0041]
The gas side end of the outdoor heat exchanger (4) is connected to one port of the first four-way switching valve (3A) by an outdoor gas pipe (9). One end of a liquid pipe (10) that is a liquid line is connected to the liquid side end of the outdoor heat exchanger (4). A receiver (14) is provided in the middle of the liquid pipe (10), and the other end of the liquid pipe (10) is branched into a first communication liquid pipe (11) and a second communication liquid pipe (12). ing.
[0042]
The outdoor heat exchanger (4) is, for example, a cross fin type fin-and-tube heat exchanger, and an outdoor fan (4F), which is a heat source fan, is disposed close to the outdoor heat exchanger (4).
[0043]
A communication gas pipe (17) is connected to one port of the first four-way selector valve (3A). One port of the first four-way selector valve (3A) is connected to one port of the second four-way selector valve (3B) by a connecting pipe (18). One port of the second four-way selector valve (3B) is connected to the discharge pipe (5c) of the second non-inverter compressor (2C) by an auxiliary gas pipe (19). Also, the suction pipe (6c) of the second non-inverter compressor (2C) is connected to one port of the second four-way selector valve (3B). One port of the second four-way selector valve (3B) is configured as a closed port. That is, the second four-way switching valve (3B) may be a three-way switching valve.
[0044]
The first four-way switching valve (3A) is in a first state in which the high pressure gas pipe (8) and the outdoor gas pipe (9) communicate with each other, and the connection pipe (18) and the communication gas pipe (17) communicate with each other. The second state (see the broken line in FIG. 1), the high pressure gas pipe (8) and the communication gas pipe (17) communicate with each other, and the connection pipe (18) and the outdoor gas pipe (9) communicate with each other. ).
[0045]
The second four-way selector valve (3B) is connected to the auxiliary gas pipe (19) and the closing port, and the connection pipe (18) and the suction pipe (6c) of the second non-inverter compressor (2C). The first state (see the solid line in FIG. 1), and the second state (see FIG. 1), the auxiliary gas pipe (19) and the connection pipe (18) communicate with each other, and the suction pipe (6c) and the closing port communicate with each other. 1 reference (see broken line 1).
[0046]
The suction pipe (6a) of the inverter compressor (2A) is connected to the low-pressure gas pipe (15) of the first system side circuit. The suction pipe (6c) of the second non-inverter compressor (2C) is connected to the low pressure gas pipe (communication gas pipe (17)) of the second system side circuit via the first and second four-way switching valves (3A, 3B). Or it is connected to the outdoor gas pipe (9)). The suction pipe (6b) of the first non-inverter compressor (2B) is connected to the suction pipe (6a) of the inverter compressor (2A) and the second non-inverter via a third four-way switching valve (3C) described later. It is connected to the suction pipe (6c) of the compressor (2C).
[0047]
Specifically, a branch pipe (6d) is connected to the suction pipe (6a) of the inverter compressor (2A), and a branch pipe (6e) is connected to the suction pipe (6c) of the second non-inverter compressor (2C). Is connected. The branch pipe (6d) of the suction pipe (6a) of the inverter compressor (2A) is connected to the first port (P1) of the third four-way selector valve (3C) via the check valve (7), The suction pipe (6b) of the first non-inverter compressor (2B) is connected to the second port (P2) of the third four-way selector valve (3C), and the suction pipe (6c) of the second non-inverter compressor (2C) ) Branch pipe (6e) is connected to the third port (P3) of the third four-way selector valve (3C) via the check valve (7). A branch pipe (28a) of a liquid seal prevention pipe (28), which will be described later, is connected to the fourth port (P4) of the third four-way selector valve (3C). The check valve provided in the branch pipe (6d, 6e) allows only the refrigerant flow toward the third four-way switching valve (3C).
[0048]
The third four-way selector valve (3C) is in a first state in which the first port (P1) and the second port (P2) communicate and the third port (P3) and the fourth port (P4) communicate ( The second state (refer to the broken line in the figure), the first port (P1) and the fourth port (P4) communicate, and the second port (P2) and the third port (P3) communicate. And can be switched to.
[0049]
The discharge pipes (5a, 5b, 5c), the high pressure gas pipe (8), and the outdoor gas pipe (9) constitute a high pressure gas line (1L) during cooling operation. The discharge pipes (5a, 5b, 5c), the high pressure gas pipe (8), and the communication gas pipe (17) constitute a high pressure gas line (1N) during heating operation. On the other hand, the low pressure gas pipe (15) and the suction pipes (6a, 6b) of the first system compression mechanism (2D) constitute a first low pressure gas line (1M). The communication gas pipe (17) and the suction pipe (6c) of the second system compression mechanism (2E) constitute a low-pressure gas line (1N) during cooling operation, and the outdoor gas pipe (9) and the suction pipe (6c) constitutes the low-pressure gas line (1L) during heating operation.
[0050]
The first communication liquid pipe (11), the second communication liquid pipe (12), the communication gas pipe (17), and the low pressure gas pipe (15) are extended from the outdoor unit (1A) to the outside, and the outdoor unit (1A Corresponding to these, a shut-off valve (20) is provided in). Further, the second communication liquid pipe (12) is provided with a check valve (7) at the branch side end from the liquid pipe (10), and the refrigerant flows from the receiver (14) to the closing valve (20). It is configured to flow.
[0051]
An auxiliary liquid pipe (25) that bypasses the receiver (14) is connected to the liquid pipe (10). The auxiliary liquid pipe (25) is provided with an outdoor expansion valve (26), which is an expansion mechanism, in which refrigerant mainly flows during heating. Between the outdoor heat exchanger (4) and the receiver (14) in the liquid pipe (10), a check valve (7) that allows only the refrigerant flow toward the receiver (14) is provided. The check valve (7) is located between the connection of the auxiliary liquid pipe (25) in the liquid pipe (10) and the receiver (14).
[0052]
The liquid pipe (10) branches between the check valve (7) and the receiver (14) (referred to as a branch liquid pipe (36)), and the branch liquid pipe (36) is connected to the second liquid. The pipe (12) is connected between the closing valve (20) and the check valve (7). The branch liquid pipe (36) is provided with a check valve (7) that allows only a refrigerant flow from the second liquid pipe (12) to the receiver (14).
[0053]
A liquid injection pipe (27) is connected between the auxiliary liquid pipe (25) and the low-pressure gas pipe (15). The liquid injection pipe (27) is provided with an electronic expansion valve (29). In addition, a liquid seal prevention pipe (28) is connected between the connection point of the liquid injection pipe (27) with the auxiliary liquid pipe (25) and the electronic expansion valve (29), and the high pressure gas pipe (8). ing. The liquid seal prevention pipe (28) is provided with a check valve (7) that allows only a refrigerant flow from the liquid injection pipe (27) to the high pressure gas pipe (8). As described above, the branch pipe (28a) of the liquid seal prevention pipe (28) is connected to the fourth port (P4) of the third four-way switching valve (3C).
[0054]
The high pressure gas pipe (8) is provided with an oil separator (30). One end of an oil return pipe (31) is connected to the oil separator (30). The other end of the oil return pipe (31) is branched into a first oil return pipe (31a) and a second oil return pipe (31b). The first oil return pipe (31a) is provided with a solenoid valve (SV0), and is connected to the suction pipe (6a) of the inverter compressor (2A) via the liquid injection pipe (27). The second oil return pipe (31b) is provided with a solenoid valve (SV4) and is connected to the suction pipe (6c) of the second non-inverter compressor (2C).
[0055]
A first oil leveling pipe (32) is connected between the dome (oil sump) of the inverter compressor (2A) and the suction pipe (6b) of the first non-inverter compressor (2B). A second oil leveling pipe (33) is connected between the dome of the first non-inverter compressor (2B) and the suction pipe (6c) of the second non-inverter compressor (2C). A third oil equalizing pipe (34) is connected between the dome of the second non-inverter compressor (2C) and the suction pipe (6a) of the inverter compressor (2A). The first oil equalizing pipe (32), the second oil equalizing pipe (33), and the third oil equalizing pipe (34) are provided with solenoid valves (SV1, SV2, SV3) as opening / closing mechanisms, respectively. The second oil leveling pipe (33) branches off to the fourth oil leveling pipe (35) between the dome of the first non-inverter compressor (2B) and the solenoid valve (SV2). The fourth oil leveling pipe (35) is provided with a solenoid valve (SV5) and merges with the suction pipe (6a) of the first compressor (2A).
[0056]
<Indoor unit>
The indoor unit (1B) includes an indoor heat exchanger (air conditioning heat exchanger) (41) that is a use side heat exchanger and an indoor expansion valve (42) that is an expansion mechanism. An electronic expansion valve is used as the indoor expansion valve (42). A communication gas pipe (17) is connected to the gas side of the indoor heat exchanger (41). On the other hand, the second communication liquid pipe (12) is connected to the liquid side of the indoor heat exchanger (41) through the indoor expansion valve (42). The indoor heat exchanger (41) is, for example, a cross fin type fin-and-tube heat exchanger, and an indoor fan (43), which is a use-side fan, is disposed close to the indoor heat exchanger (41).
[0057]
<Refrigerated unit>
The refrigeration unit (1C) includes a refrigeration heat exchanger (45) that is a cooling heat exchanger and a refrigeration expansion valve (46) that is an expansion mechanism. An electronic expansion valve is used for the refrigeration expansion valve (46). The liquid side of the refrigeration heat exchanger (45) is connected to the first communication liquid pipe (11) via the refrigeration expansion valve (46). On the other hand, a low-pressure gas pipe (15) is connected to the gas side of the refrigeration heat exchanger (45).
[0058]
The refrigeration heat exchanger (45) communicates with the suction side of the first system compression mechanism (2D), while the indoor heat exchanger (41) is connected to the second non-inverter compressor (2C) during cooling operation. It communicates with the suction side. The refrigerant pressure (evaporation pressure) of the refrigeration heat exchanger (45) is lower than the refrigerant pressure (evaporation pressure) of the indoor heat exchanger (41). As a result, the refrigerant evaporation temperature of the refrigeration heat exchanger (45) is, for example, −10 ° C., and the refrigerant evaporation temperature of the indoor heat exchanger (41) is, for example, + 5 ° C., so that the refrigerant circuit (1E) It forms a circuit for different temperature evaporation.
[0059]
The refrigeration heat exchanger (45) is, for example, a cross-fin type fin-and-tube heat exchanger, and a refrigeration fan (47), which is a cooling fan, is disposed close to the refrigeration heat exchanger (45).
[0060]
<Refrigeration unit>
The refrigeration unit (1D) includes a refrigeration heat exchanger (51) that is a cooling heat exchanger, a refrigeration expansion valve (52) that is an expansion mechanism, and a booster compressor (53) that is a refrigeration compressor. An electronic expansion valve is used as the refrigeration expansion valve (52). The liquid side of the refrigeration heat exchanger (51) is connected to a branch liquid pipe (13) branched from the first communication liquid pipe (11) via a refrigeration expansion valve (52).
[0061]
The gas side of the refrigeration heat exchanger (51) and the suction side of the booster compressor (53) are connected by a connection gas pipe (54). A branch gas pipe (16) branched from the low pressure gas pipe (15) is connected to the discharge side of the booster compressor (53). The branch gas pipe (16) is provided with a check valve (7) and an oil separator (55). An oil return pipe (57) having a capillary tube (56) is connected between the oil separator (55) and the connection gas pipe (54).
[0062]
The booster compressor (53) is connected to the first system compression mechanism (2D) so that the refrigerant evaporation temperature of the refrigeration heat exchanger (51) is lower than the refrigerant evaporation temperature of the refrigeration heat exchanger (45). The refrigerant is compressed in two stages. The refrigerant evaporation temperature of the refrigeration heat exchanger (51) is set to, for example, −40 ° C.
[0063]
The refrigeration heat exchanger (51) is, for example, a cross fin type fin-and-tube heat exchanger, and a refrigeration fan (58), which is a cooling fan, is disposed close to the refrigeration heat exchanger (51).
[0064]
The connection gas pipe (54) on the suction side of the booster compressor (53) and the downstream side of the check valve (7) of the branch gas pipe (16) on the discharge side of the booster compressor (53) A bypass pipe (59) having a check valve (7) is connected between them. The bypass pipe (59) is configured so that the refrigerant flows by bypassing the booster compressor (53) when the booster compressor (53) is stopped due to a failure or the like.
[0065]
<Control system>
The refrigerant circuit (1E) is provided with various sensors and various switches. The high-pressure gas pipe (8) of the outdoor unit (1A) includes a high-pressure pressure sensor (61) that is a pressure detection means for detecting high-pressure refrigerant pressure, and a discharge temperature sensor (temperature detection means for detecting the high-pressure refrigerant temperature). 62). The discharge pipe (5c) of the second non-inverter compressor (2C) is provided with a discharge temperature sensor (63) which is a temperature detection means for detecting the high-pressure refrigerant temperature. The discharge pipes (5a, 5b, 5c) of the inverter compressor (2A), the first non-inverter compressor (2B), and the second non-inverter compressor (2C) each have a predetermined high-pressure refrigerant pressure. There is a pressure switch (64) that opens when the value is reached.
[0066]
The low pressure gas pipe (15) and the suction pipe (6c) of the second non-inverter compressor (2C) are provided with low pressure pressure sensors (65, 66) which are pressure detecting means for detecting the low pressure refrigerant pressure. ing. The suction pipes (6a, 6c) of the inverter compressor (2A) and the second non-inverter compressor (2C) have suction temperature sensors (67, 68) which are temperature detection means for detecting the low-pressure refrigerant temperature. Is provided.
[0067]
The outdoor unit (1A) is provided with an outdoor air temperature sensor (70) which is a temperature detecting means for detecting the outdoor air temperature.
[0068]
The indoor heat exchanger (41) is provided with an indoor heat exchange sensor (71) which is a temperature detecting means for detecting a condensation temperature or an evaporation temperature, which is a refrigerant temperature in the indoor heat exchanger (41), and on the gas side A gas temperature sensor (72) is provided as temperature detecting means for detecting the gas refrigerant temperature. The indoor unit (1B) is provided with a room temperature sensor (73) which is a temperature detecting means for detecting the indoor air temperature.
[0069]
The refrigeration unit (1C) is provided with a refrigeration temperature sensor (74) which is a temperature detection means for detecting the temperature in the refrigerator inside the refrigeration showcase. The refrigeration heat exchanger (45) is provided with a refrigeration heat exchange sensor (76) as temperature detecting means for detecting the evaporation temperature, which is the refrigerant temperature in the refrigeration heat exchanger (45), and on the gas side. A gas temperature sensor (77) is provided.
[0070]
The refrigeration unit (1D) is provided with a refrigeration temperature sensor (75) which is a temperature detection means for detecting the internal temperature in the freezer showcase. The refrigeration heat exchanger (51) is provided with a refrigeration heat exchange sensor (78) as temperature detection means for detecting the evaporation temperature, which is the refrigerant temperature in the refrigeration heat exchanger (51), and on the gas side. A gas temperature sensor (79) is provided. On the discharge side of the booster compressor (53), a pressure switch (64) that opens when the discharge refrigerant pressure reaches a predetermined value is provided.
[0071]
Output signals from the various sensors and the various switches are input to a controller (80) which is a control means. The controller (80) is configured to control the operation of the refrigerant circuit (1E) and to switch and control eight types of operation modes described later. During operation, the controller (80) starts, stops, and controls the capacity of the inverter compressor (2A), and starts and stops the first non-inverter compressor (2B) and the second non-inverter compressor (2C). In addition, control is performed for adjusting the opening of each expansion valve (26, 29, 42, 46, 52), switching of each four-way switching valve (3A, 3B, 3C), and oil return pipe (31a, Perform opening and closing operations on solenoid valves (SV0, SV1, SV2, SV3, SV4) of 31b) and oil equalizing pipes (32, 33, 34).
[0072]
-Driving action-
Next, the operation performed by the refrigeration apparatus (1) will be described for each operation. In the present embodiment, for example, eight types of operation modes can be set. Specifically, (1) cooling operation that only cools the indoor unit (1B), (2) freezing operation that only cools the refrigeration unit (1C) and the refrigeration unit (1D), and (3) indoor unit (1B ) Cooling and refrigeration unit (1C) and refrigeration unit (1D) cooling at the same time, (4) When the cooling capacity of the indoor unit (1B) during the first cooling refrigeration operation is insufficient Second cooling / freezing operation, (5) Heating operation that only heats the indoor unit (1B), (6) Heating of the indoor unit (1B) and cooling of the refrigeration unit (1C) and the refrigeration unit (1D) The first heating / refrigeration operation performed in the heat recovery operation without using the outdoor heat exchanger (4), and (7) the second heating operation which is an excess capacity heating operation in which the heating capacity of the indoor unit (1B) is excessive during the first heating / refrigeration operation. Heating and refrigeration operation, and (8) indoor unit during the first heating and refrigeration operation. The third heating / refrigeration operation, which is a heating capacity deficient operation in which the heating capacity of the first (1B) is insufficient, is configured.
[0073]
Hereinafter, the operation of each operation will be specifically described.
[0074]
<Cooling operation>
This cooling operation is an operation in which only the indoor unit (1B) is cooled. During this cooling operation, as shown in FIG. 2, the inverter compressor (2A) constitutes the first system compression mechanism (2D), and the first non-inverter compressor (2B) and the second non-inverter compressor ( 2C) constitutes the second system compression mechanism (2E). Then, only the first non-inverter compressor (2B) and the second non-inverter compressor (2C), which are the second system compression mechanism (2E), are driven.
[0075]
Further, as shown by the solid line in FIG. 2, the first four-way switching valve (3A) and the second four-way switching valve (3B) are each switched to the first state, and the third four-way switching valve (3C) Switch to the second state. The outdoor expansion valve (26), the refrigeration expansion valve (46), and the refrigeration expansion valve (52) are closed.
[0076]
In this state, the refrigerant discharged from the first non-inverter compressor (2B) and the second non-inverter compressor (2C) exchanges outdoor heat from the first four-way switching valve (3A) through the outdoor gas pipe (9). Flows into the vessel (4) and condenses. The condensed liquid refrigerant flows through the liquid pipe (10), the receiver (14), the second communication liquid pipe (12), the indoor expansion valve (42), and the indoor heat exchanger (41). Evaporate. The evaporated gas refrigerant passes through the communication gas pipe (17), the first four-way switching valve (3A), the second four-way switching valve (3B), and the suction pipe (6c) of the second non-inverter compressor (2C). Flowing. Part of this low-pressure gas refrigerant returns to the second non-inverter compressor (2C), and the other part of the gas refrigerant passes from the suction pipe (6c) of the second non-inverter compressor (2C) to the branch pipe (6e). And return to the first non-inverter compressor (2B) through the third four-way selector valve (3C). As the refrigerant repeats the above circulation, the inside of the store is cooled.
[0077]
In this operating state, the first non-inverter compressor (2B) and the second non-inverter compressor (2C) are started and stopped, the opening of the indoor expansion valve (42), etc., depending on the indoor cooling load. Is controlled. Only one compressor (2B, 2C) can be operated.
[0078]
<Refrigeration operation>
The refrigeration operation is an operation that only cools the refrigeration unit (1C) and the refrigeration unit (1D). During this refrigeration operation, as shown in FIG. 3, the inverter compressor (2A) and the first non-inverter compressor (2B) constitute the first system compression mechanism (2D), and the second non-inverter compressor (2C) constitutes the second system compression mechanism (2E). And while driving the inverter compressor (2A) and the first non-inverter compressor (2B) which are the first system compression mechanism (2D), the booster compressor (53) is also driven, while the second non-inverter is driven. The compressor (2C) is stopped.
[0079]
Further, as shown by the solid line in FIG. 3, the first four-way switching valve (3A) and the second four-way switching valve (3B) are switched to the first state, and the third four-way switching valve (3C) is also the first. Switch to
[0080]
In this state, the refrigerant discharged from the inverter compressor (2A) and the first non-inverter compressor (2B) passes from the first four-way switching valve (3A) through the outdoor gas pipe (9) to the outdoor heat exchanger (4 ) To condense. The condensed liquid refrigerant flows through the liquid pipe (10), through the receiver (14), through the first communication liquid pipe (11), and partially through the refrigeration expansion valve (46) to the refrigeration heat exchanger (45). It flows and evaporates.
[0081]
On the other hand, the other liquid refrigerant flowing through the first communication liquid pipe (11) flows through the branch liquid pipe (13), passes through the refrigeration expansion valve (52), flows into the refrigeration heat exchanger (51), and evaporates. The gas refrigerant evaporated in the refrigeration heat exchanger (51) is sucked into the booster compressor (53), compressed, and discharged to the branch gas pipe (16).
[0082]
The gas refrigerant evaporated in the refrigeration heat exchanger (45) and the gas refrigerant discharged from the booster compressor (53) are merged in the low-pressure gas pipe (15), and the inverter compressor (2A) and the first non-inverter compression are combined. Return to machine (2B). As the refrigerant repeats the above circulation, the inside of the refrigerated showcase and the freezer showcase is cooled.
[0083]
Since the refrigerant pressure in the refrigeration heat exchanger (51) is sucked by the booster compressor (53), the refrigerant pressure is lower than the refrigerant pressure in the refrigeration heat exchanger (45). As a result, for example, the refrigerant temperature (evaporation temperature) in the refrigeration heat exchanger (51) is −40 ° C., and the refrigerant temperature (evaporation temperature) in the refrigeration heat exchanger (45) is −10 ° C.
[0084]
During this refrigeration operation, for example, the first non-inverter compressor (2B) is started and stopped and the inverter compressor (2A) is started, stopped, or capacity based on the low-pressure refrigerant pressure (LP) detected by the low-pressure sensor (65). Control and perform operation according to the refrigeration load.
[0085]
For example, in the control for increasing the capacity of the compression mechanism (2D) during normal operation, the inverter compressor (2A) is first driven with the first non-inverter compressor (2B) stopped. When the load further increases after the inverter compressor (2A) has increased to the maximum capacity, the first non-inverter compressor (2B) is driven and at the same time the inverter compressor (2A) is decreased to the minimum capacity. Thereafter, when the load further increases, the capacity of the inverter compressor (2A) is increased while the first non-inverter compressor (2B) is started. In the compressor capacity decrease control, an operation opposite to the increase control is performed.
[0086]
When the outside air temperature is higher than the specified temperature, the control to increase the capacity of the compression mechanism (2D) is such that the inverter compressor (2A) has the maximum capacity and the first non-inverter compressor (2B) is refrigerated / refrigerated. When starting to the side, do not decrease the capacity of the inverter compressor (2A), keep it at the maximum capacity. Details of the control will be described later.
[0087]
<First cooling / freezing operation>
The first cooling / freezing operation is an operation for simultaneously cooling the indoor unit (1B) and cooling the refrigeration unit (1C) and the refrigeration unit (1D). During the first cooling / freezing operation, as shown in FIG. 4, the inverter compressor (2A) and the first non-inverter compressor (2B) constitute the first system compression mechanism (2D), and the second non-cooling operation is performed. The inverter compressor (2C) constitutes the second system compression mechanism (2E). The inverter compressor (2A), the first non-inverter compressor (2B), and the second non-inverter compressor (2C) are driven, and the booster compressor (53) is also driven.
[0088]
Further, the first four-way switching valve (3A), the second four-way switching valve (3B), and the third four-way switching valve (3C) are each switched to the first state as shown by the solid line in FIG. . Furthermore, the indoor expansion valve (42), the refrigeration expansion valve (46), and the refrigeration expansion valve (52) are opened to a predetermined opening, while the outdoor expansion valve (26) is closed.
[0089]
In this state, the refrigerant discharged from the inverter compressor (2A), the first non-inverter compressor (2B), and the second non-inverter compressor (2C) merges in the high-pressure gas pipe (8), and the first four-way It flows from the switching valve (3A) through the outdoor gas pipe (9) to the outdoor heat exchanger (4) for condensation. The condensed liquid refrigerant flows through the liquid pipe (10) and is divided into the first communication liquid pipe (11) and the second communication liquid pipe (12) through the receiver (14).
[0090]
The liquid refrigerant flowing through the second communication liquid pipe (12) flows through the indoor expansion valve (42) to the indoor heat exchanger (41) and evaporates. The evaporated gas refrigerant flows from the communication gas pipe (17) through the first four-way switching valve (3A) and the second four-way switching valve (3B) through the suction pipe (6c) to the second non-inverter compressor (2C). Return to).
[0091]
On the other hand, part of the liquid refrigerant flowing through the first communication liquid pipe (11) flows through the refrigeration expansion valve (46) to the refrigeration heat exchanger (45) and evaporates. The other liquid refrigerant flowing through the first communication liquid pipe (11) flows through the branch liquid pipe (13), passes through the refrigeration expansion valve (52), flows into the refrigeration heat exchanger (51), and evaporates. The gas refrigerant evaporated in the refrigeration heat exchanger (51) is sucked into the booster compressor (53), compressed, and discharged to the branch gas pipe (16).
[0092]
The gas refrigerant evaporated in the refrigeration heat exchanger (45) and the gas refrigerant discharged from the booster compressor (53) merge in the low-pressure gas pipe (15), and the inverter compressor (2A) and the first non-inverter Return to compressor (2B).
[0093]
By repeating the circulation of the refrigerant as described above, the inside of the store is cooled, and at the same time, the inside of the refrigerated showcase and the freezer showcase is cooled.
[0094]
<Second cooling / freezing operation>
The second cooling / freezing operation is an operation when the cooling capacity of the indoor unit (1B) at the time of the first cooling / freezing operation is insufficient, and is an operation in which the first non-inverter compressor (2B) is switched to the air conditioning side. . As shown in FIG. 5, the setting during the second cooling / freezing operation is basically the same as that during the first cooling / freezing operation, but the third four-way switching valve (3C) is switched to the second state. This is different from the first cooling / freezing operation.
[0095]
Accordingly, during the second cooling and refrigeration operation, discharge is performed from the inverter compressor (2A), the first non-inverter compressor (2B), and the second non-inverter compressor (2C) as in the first cooling and refrigeration operation. The refrigerant condenses in the outdoor heat exchanger (4) and evaporates in the indoor heat exchanger (41), the refrigeration heat exchanger (45), and the refrigeration heat exchanger (51).
[0096]
Then, the refrigerant evaporated in the indoor heat exchanger (41) returns to the first non-inverter compressor (2B) and the second non-inverter compressor (2C), and the refrigeration heat exchanger (45) and the refrigeration heat exchanger The refrigerant evaporated in (51) returns to the inverter compressor (2A). The use of two compressors (2B, 2C) on the air conditioning side will compensate for the lack of cooling capacity.
[0097]
The specific switching control between the first cooling / freezing operation and the second cooling / freezing operation will be described later.
[0098]
<Heating operation>
This heating operation is an operation for heating only the indoor unit (1B). During the heating operation, as shown in FIG. 6, the inverter compressor (2A) constitutes the first system compression mechanism (2D), and the first non-inverter compressor (2B) and the second non-inverter compressor ( 2C) constitutes the second system compression mechanism (2E). Then, only the first non-inverter compressor (2B) and the second non-inverter compressor (2C), which are the second system compression mechanism (2E), are driven.
[0099]
Further, as shown by the solid line in FIG. 6, the first four-way selector valve (3A) is switched to the second state, the second four-way selector valve (3B) is switched to the first state, and the third fourth The path switching valve (3C) switches to the second state. On the other hand, the refrigeration expansion valve (46) and the refrigeration expansion valve (52) are closed.
[0100]
In this state, the refrigerant discharged from the first non-inverter compressor (2B) and the second non-inverter compressor (2C) passes through the communication gas pipe (17) from the first four-way switching valve (3A) to exchange heat in the room. Flows into the vessel (41) and condenses. The condensed liquid refrigerant flows through the second communication liquid pipe (12) and flows into the receiver (14) from the branch liquid pipe (36). Thereafter, the liquid refrigerant flows through the outdoor expansion valve (26) of the auxiliary liquid pipe (25) to the outdoor heat exchanger (4) and evaporates. The evaporated gas refrigerant passes through the suction pipe (6c) of the second non-inverter compressor (2C) from the outdoor gas pipe (9) through the first four-way switching valve (3A) and the second four-way switching valve (3B). The flow returns to the first non-inverter compressor (2B) and the second non-inverter compressor (2C). This circulation is repeated to heat the room.
[0101]
As in the cooling operation, the compressors (2B, 2C) can be operated alone.
[0102]
<First heating / freezing operation>
This first heating / freezing operation is a heat recovery operation in which the indoor unit (1B) is heated and the refrigeration unit (1C) and the refrigeration unit (1D) are cooled without using the outdoor heat exchanger (4). In this first heating and refrigeration operation, as shown in FIG. 7, the inverter compressor (2A) and the first non-inverter compressor (2B) constitute the first system compression mechanism (2D), and the second non-inverter operation is performed. The compressor (2C) constitutes the second-system compression mechanism (2E). The inverter compressor (2A) and the first non-inverter compressor (2B) are driven, and the booster compressor (53) is also driven. The second non-inverter compressor (2C) is stopped.
[0103]
Further, as shown by the solid line in FIG. 7, the first four-way switching valve (3A) switches to the second state, and the second four-way switching valve (3B) and the third four-way switching valve (3C) Switch to
[0104]
In this state, the refrigerant discharged from the inverter compressor (2A) and the first non-inverter compressor (2B) passes through the communication gas pipe (17) from the first four-way switching valve (3A) to the indoor heat exchanger (41 ) To condense. The condensed liquid refrigerant flows from the second communication liquid pipe (12) through the receiver (14) through the first communication liquid pipe (11).
[0105]
Part of the liquid refrigerant flowing through the first communication liquid pipe (11) flows through the refrigeration expansion valve (46) to the refrigeration heat exchanger (45) and evaporates. The other liquid refrigerant flowing through the first communication liquid pipe (11) flows through the branch liquid pipe (13), passes through the refrigeration expansion valve (52), flows into the refrigeration heat exchanger (51), and evaporates. The gas refrigerant evaporated in the refrigeration heat exchanger (51) is sucked into the booster compressor (53), compressed, and discharged to the branch gas pipe (16).
[0106]
The gas refrigerant evaporated in the refrigeration heat exchanger (45) and the gas refrigerant discharged from the booster compressor (53) are merged in the low-pressure gas pipe (15), and the inverter compressor (2A) and the first non-inverter compression are combined. Return to machine (2B). This circulation is repeated to heat the inside of the store, and at the same time, cools the inside of the refrigerated showcase and the freezer showcase. That is, the cooling capacity (evaporation heat amount) of the refrigeration unit (1C) and the refrigeration unit (1D) and the heating capacity (condensation heat amount) of the indoor unit (1B) are balanced, and 100% heat recovery is performed.
[0107]
<Second heating and freezing operation>
This second heating / freezing operation is an overheating operation of heating in which the heating capacity of the indoor unit (1B) is excessive during the first heating / freezing operation. During the second heating / refrigeration operation, as shown in FIG. 8, the inverter compressor (2A) and the first non-inverter compressor (2B) constitute the first system compression mechanism (2D), and the second non-refrigeration operation is performed. The inverter compressor (2C) constitutes the second system compression mechanism (2E). The inverter compressor (2A) and the first non-inverter compressor (2B) are driven, and the booster compressor (53) is also driven. The second non-inverter compressor (2C) is stopped.
[0108]
This second heating / freezing operation is an operation when the heating capacity is excessive during the first heating / freezing operation, and the second four-way switching valve (3B) is in the second state as shown by the solid line in FIG. Other than switching, it is the same as the first heating and refrigeration operation.
[0109]
Therefore, a part of the refrigerant discharged from the inverter compressor (2A) and the first non-inverter compressor (2B) flows into the indoor heat exchanger (41) and condenses in the same manner as in the first heating / refrigeration operation. The condensed liquid refrigerant flows from the second communication liquid pipe (12) through the branch liquid pipe (36) to the receiver (14), and then flows through the first communication liquid pipe (11).
[0110]
On the other hand, the other refrigerant discharged from the inverter compressor (2A) and the first non-inverter compressor (2B) flows from the auxiliary gas pipe (19) to the second four-way switching valve (3B) and the first four-way switching valve. It flows through the outdoor gas pipe (9) via (3A) and condenses in the outdoor heat exchanger (4). The condensed liquid refrigerant flows through the liquid pipe (10), merges with the liquid refrigerant from the second communication liquid pipe (12), flows to the receiver (14), and flows through the first communication liquid pipe (11).
[0111]
Thereafter, a part of the liquid refrigerant flowing through the first communication liquid pipe (11) flows into the refrigeration heat exchanger (45) and evaporates. The other liquid refrigerant flowing through the first communication liquid pipe (11) flows into the refrigeration heat exchanger (51), evaporates, and is sucked into the booster compressor (53). The gas refrigerant evaporated in the refrigeration heat exchanger (45) and the gas refrigerant discharged from the booster compressor (53) are merged in the low-pressure gas pipe (15), and the inverter compressor (2A) and the first non-inverter compression are combined. Return to machine (2B). This circulation is repeated to heat the inside of the store, and at the same time, cools the inside of the refrigerated showcase and the freezer showcase. In other words, the cooling capacity (evaporation heat amount) between the refrigeration unit (1C) and the refrigeration unit (1D) and the heating capacity (condensation heat amount) of the indoor unit (1B) are not balanced, and excess condensation heat is transferred to the outdoor heat exchanger ( 4) Discharge outside the room.
[0112]
<Third heating / freezing operation>
The third heating / freezing operation is a heating-deficient operation in which the heating capacity of the indoor unit (1B) is insufficient during the first heating / freezing operation. In the third heating / refrigeration operation, as shown in FIG. 9, the inverter compressor (2A) and the first non-inverter compressor (2B) constitute the first system compression mechanism (2D), and the second non-inverter operation is performed. The compressor (2C) constitutes the second-system compression mechanism (2E). The inverter compressor (2A), the first non-inverter compressor (2B), and the second non-inverter compressor (2C) are driven, and the booster compressor (53) is also driven.
[0113]
The third heating and refrigeration operation is an operation when the heating capacity is insufficient during the first heating and refrigeration operation, that is, when the amount of heat of evaporation is insufficient, and the degree of opening of the outdoor expansion valve (26) is Except for being controlled and driving the second non-inverter compressor (2C), it is the same as the first heating and refrigeration operation.
[0114]
Therefore, the refrigerant discharged from the inverter compressor (2A), the first non-inverter compressor (2B), and the second non-inverter compressor (2C) is connected to the communication gas pipe (17) in the same manner as in the first heating / refrigeration operation. Then, it flows into the indoor heat exchanger (41) and condenses. The condensed liquid refrigerant flows from the second communication liquid pipe (12) to the receiver (14) through the branch liquid pipe (36).
[0115]
Thereafter, a part of the liquid refrigerant from the receiver (14) flows through the first communication liquid pipe (11), and a part of the liquid refrigerant flowing through the first communication liquid pipe (11) is refrigerated heat exchanger (45). Flow and evaporate. The other liquid refrigerant flowing through the first communication liquid pipe (11) flows into the refrigeration heat exchanger (51), evaporates, and is sucked into the booster compressor (53). The gas refrigerant evaporated in the refrigeration heat exchanger (45) and the gas refrigerant discharged from the booster compressor (53) merge in the low-pressure gas pipe (15), and the inverter compressor (2A) and the first non-inverter compression Return to machine (2B).
[0116]
On the other hand, the other liquid refrigerant from the receiver (14) flows into the outdoor heat exchanger (4) through the liquid pipe (10) and evaporates. The evaporated gas refrigerant flows through the outdoor gas pipe (9), passes through the first four-way switching valve (3A) and the second four-way switching valve (3B), and the suction pipe (6c) of the second non-inverter compressor (2C). ) And return to the second non-inverter compressor (2C).
[0117]
This circulation is repeated to heat the inside of the store, and at the same time, cools the inside of the refrigerated showcase and the freezer showcase. In other words, the cooling capacity (evaporation heat amount) between the refrigeration unit (1C) and the refrigeration unit (1D) and the heating capacity (condensation heat amount) of the indoor unit (1B) are not balanced, and insufficient heat of evaporation is transferred to the outdoor heat exchanger. Get from (4).
[0118]
<Compression mechanism capacity control>
Next, the concrete control contents of the compression mechanism (2D, 2E) (capacity control of the inverter compressor (2A) and the first non-inverter compressor (2B) on the refrigeration / freezing side and the air conditioning side (or stopped state)) Will be described. Below, control at the time of the 1st air conditioning freezing operation and the 2nd air conditioning freezing operation is explained.
[0119]
(High outside air judgment)
First, in the present embodiment, control is performed while determining whether the temperature is high outside air (whether the outdoor temperature is equal to or higher than a predetermined temperature). This is because it is desirable to operate the refrigerated showcase, the refrigerated showcase, and the inside of the store with high capacity at a high outside temperature, and to enable such control.
[0120]
Judgment whether it is high outside air is performed based on the flowchart of FIG. The high outside air flag used in this flow is a flag for determining whether or not the outdoor temperature is equal to or higher than a predetermined temperature. “1” represents a state of high outside air, and “0” represents a state of no high outside air ( Hereinafter, this state is referred to as low outside air).
[0121]
In step ST11 of this flow, it is determined whether or not the high outside air flag is “0” and the outside air temperature is (32 + SW1) ° C. or higher. Here, “SW1” is a value that is individually set for each machine, for example, and is used to adjust a judgment criterion for high outside air. For example, when SW1 is zero, if the high outside air flag is “0” and the outside air temperature is 32 ° C. or higher, this condition is satisfied, so the routine proceeds to step ST12, where the high outside air flag is set to “1”. At this time, the machine has determined that the outdoor temperature is high.
[0122]
When the determination result in step ST11 is “NO”, the high outside air flag is already “1” or the outside air temperature is lower than 32 ° C. At this time, the process proceeds to step ST13 to determine whether or not the high outside air flag is “1” and the outside air temperature is lower than (29 + SW1) ° C. When SW1 is zero, if the high outside air flag is “1” and the outside air temperature is lower than 29 ° C., this condition is satisfied, so the routine proceeds to step ST14 where the high outside air flag is set to “0”. At this time, the machine has determined that the outdoor temperature is not high.
[0123]
If the determination result in step ST13 is “NO”, the high outside air flag is “1” and the outside air is 32 ° C. or higher, or the high outside air flag is “0” and the outside air is above 29 ° C. It is in a low state. That is, the high outside air flag corresponding to the outside air temperature is already set. Therefore, at this time, the process returns without operating the high outside air flag.
[0124]
(Capacity control by low pressure)
FIG. 11 is a flowchart showing the capacity control of the compression mechanism (2D, 2E) based on the low pressure of the refrigerant circuit. The operation of this flowchart is executed at least when the refrigeration / refrigeration system is in operation (the air-conditioning system may be in operation or stopped). It demonstrates as operation | movement at the time of 2 cooling freezing operation.
[0125]
In step ST21 of this flowchart, first, a target value (LPm) of the low pressure on the refrigeration / freezing side is set. Next, in step ST22, the difference between the measured value (LP1) and the target value (LPm) of the low-pressure pressure on the refrigeration / freezing side is obtained, and from the pressure difference, the refrigeration / freezing side has the capacity down condition, capacity up condition, and capacity maintenance Determine which state of the condition is in effect.
[0126]
Here, the capacity down condition is when the pressure difference (LP1−LPm) between the measured value (LP1) of the low pressure and the target value (LPm) takes into account the adjustment value SW2 for each machine.
(LP1−LPm) <− (14.7 (KPa) + SW2) (− (0.15 (Kg / cm2) + SW2))
The capacity improvement condition is
When (LP1−LPm)> (14.7 (KPa) + SW2),
Capacity maintenance conditions are
It is assumed that − (14.7 (KPa) + SW2) ≦ (LP1−LPm) ≦ (14.7 (KPa) + SW2).
[0127]
In addition, the above-mentioned capacity down condition is a condition when the inverter compressor (2A) is operated at a frequency higher than the minimum frequency in detail, and when the inverter compressor (2A) is operated at the minimum frequency. Adds the following conditions.
(a). (LP1-LPm) <-14.7 (KPa) for 5 minutes or more
(b). (LP1−LPm) <− 29.4 (KPa) for 1 minute or longer
(c). (LP1−LPm) <− 39.2 (KPa)
Among these, (a) is a state in which the pressure difference is relatively small for a long time, (b) is a medium pressure difference and a medium continuous time, and (c) is a pressure difference even for a moment. Indicates when it has become quite large. In both cases, the refrigeration / freezing side is considered to be too cold. In such a case, the capacity of the inverter compressor (2A) can be reduced. The above conditions (a) to (c) are set only when the inverter compressor (2A) is operated at the lowest frequency, particularly in the case of high outside air, unless it becomes extremely cold. Aims to ensure the refrigeration and freezing capacity without stopping the inverter compressor (2A) immediately.
[0128]
When the down condition is satisfied, the process proceeds to step ST23. In this step ST23, it is determined whether or not the high outside air flag is “1” and the operation mode is the first cooling / freezing operation of FIG. When both are satisfied, it is an operating state in which high outside air is used and both the inverter compressor (2A) and the first non-inverter compressor (2B) are used on the refrigeration / freezing side. At this time, in order to maintain the ability of refrigeration / refrigeration, the compressor circuit (2D, 2E) returns without degrading the ability of the compression mechanism (2D, 2E) even if the low pressure of the refrigerant circuit is low as described above. This is because it is desirable to operate the refrigerated showcase and the refrigerated showcase with high capacity at a high outside temperature, and in this case, the cold air in the refrigerated showcase and the frozen showcase is used for indoor cooling. It is also possible.
[0129]
When the determination result of step ST23 is “NO”, that is, when the outside air is low even during the first cooling / freezing operation, or when the operation mode is the second cooling / freezing operation (only the inverter compressor (2A) is used for the refrigerator / freezer side. In the operation state), the process proceeds to step ST24 to establish the down condition of the refrigeration capacity. In step ST25, control is performed to reduce the frequency level of the inverter compressor (2A) by one step. When the inverter compressor (2A) is rotating at the lowest frequency during the first cooling / freezing operation, the inverter compressor (2A) is stopped and the control is switched to the operation using only the non-inverter compressor (2A). Sometimes.
[0130]
On the other hand, the above-mentioned capacity increase condition in step ST22 is a condition when the inverter compressor (2A) is operated at a frequency lower than the maximum frequency, and the inverter compressor (2A) is operated at the maximum frequency. If so, add the following conditions.
(a). (LP1-LPm)> 14.7 (KPa) for 10 minutes or longer
(b). (LP1-LPm)> 29.4 (KPa) for 1 minute or longer
(c). (LP1-LPm)> 49 (KPa)
Among these, (a) is when the pressure difference is relatively small for a long time, (b) is when the pressure difference is medium and the continuous time is medium, and (c) is when the pressure difference is momentarily. But it shows when it gets quite large. In both cases, the capacity on the refrigeration / freezing side is insufficient, and it is considered that it is not so cold.
[0131]
When the above conditions are satisfied, the condition for increasing the refrigeration capacity is established in step ST26, and the capacity increase of the inverter compressor (2A) is requested in step ST27. In other words, when the capacity is insufficient, the capacity of the inverter compressor (2A) is immediately increased when the capacity is insufficient (in the case of (c) above). If it is less, control is performed in consideration of the degree of shortage and the shortage time. When performing this control, if the inverter compressor (2A) is already at the maximum frequency in step ST27, control for starting the first non-inverter compressor (2B) is also performed.
[0132]
When the capacity maintenance condition is met in step ST22, the capacity of the compressor (2A, 2B) is not adjusted and the process returns.
[0133]
As described above, in the flowchart of FIG. 11, when the first cooling and refrigeration operation is performed with high outside air, the capacity of the compression mechanism (2D, 2E) is increased even if the low pressure of the refrigerant circuit (1E) decreases to some extent. Do not decrease the power and maintain the capacity. Thus, not only the refrigeration / freezing side capacity can be maintained, but also the cold air from the refrigerated showcase and the freezer showcase can be flowed into the room, so that a decrease in the room capacity can be prevented.
[0134]
Conversely, even if the low pressure of the refrigerant circuit (1E) rises to some extent, if the capacity shortage is small, the capacity of the compressor (2A, 2B) is maintained without increasing for a certain period of time. It is possible to prevent problems such as the stoppage of the compressor (2A, 2B) due to a sudden drop in low pressure. Also, when the capacity shortage is large, the capacity of the compression mechanism (2D, 2E) is increased immediately, so there is no capacity shortage. Therefore, it is possible to perform appropriate operation control according to the lack of capability.
[0135]
(Switching control of the third four-way switching valve)
Next, using the flowchart of FIG. 12, the third four-way selector valve (3C) is moved to the position (referred to as the OFF position) during the first cooling / freezing operation in FIG. The control to be switched between (on position) will be described.
[0136]
In this flowchart, first, in step ST31, it is determined whether or not the operation mode is the second cooling / freezing operation of FIG. When the determination result is “YES”, the process proceeds to step ST32, and the condition for switching from the second cooling refrigeration operation to the first cooling refrigeration operation (condition for switching the third four-way switching valve (3C) from on to off) is satisfied. If the determination result is “YES”, the switching condition is established in step ST33, and the process proceeds to the flowchart of FIG. 15 (operation mode switching (A)).
[0137]
In step ST32, it is determined whether the condition of FIG. 13 is satisfied. If this condition is satisfied, it is determined that the condition for switching from the second cooling / freezing operation to the first cooling / freezing operation is satisfied because the interior of the showcase is not cooled but the room is cold.
[0138]
In (1), the difference between the indoor suction temperature (Tr) and the set temperature (Set) on the air conditioning side is continuously smaller than a predetermined value (when SW3 is zero, this predetermined value is zero) for 15 minutes or longer continuously. In addition, the difference (LP1-LPm) between the measured value and the target value of the low-pressure pressure on the refrigeration / freezing side is greater than (14.7 (KPa) + SW2). In this case, the room is cold and enters the thermo-off region, but it is determined that the interior is not cooled because the low pressure of the refrigerant circuit (1E) is high.
[0139]
In (2), when the second cooling / freezing operation is continued for a predetermined time (about 5 minutes, 10 minutes, or 15 minutes), the inverter compressor (2A) rotates at the maximum frequency, and the refrigerator / freezer It is determined that the switching condition is satisfied when the ability-up condition is satisfied. In other words, if the inverter compressor (2A) has the maximum frequency in the second cooling and refrigeration operation, but the refrigeration / refrigeration capacity is insufficient, the inverter compressor (2A) alone cannot increase the capacity further. It is determined that the control (the control to switch to the first cooling / freezing operation) for turning the 1 non-inverter compressor (2B) to the refrigeration / freezing side is performed.
[0140]
In (3), when the inverter compressor (2A) rotates at the maximum frequency during the second cooling and refrigeration operation and the air conditioning capacity down condition is satisfied, the operation mode is switched to the first cooling and refrigeration operation and the air conditioning side It is judged that the capacity can be turned to the refrigeration / freezing side.
[0141]
In (4), the second cooling / freezing operation continues for a predetermined time (about 5 minutes, 10 minutes, or 15 minutes), and the difference between the measured value of the low pressure on the refrigeration / freezing side and the target value (LP1-LPm ) Is greater than (14.7 (KPa) + SW2) (the interior is not cooled), and the inverter current value (ADC) and inverter fin temperature (Tf) are all higher than the values in the figure. In addition,
(a). (LP1-LPm)> 14.7 (KPa) for 10 minutes or longer
(b). (LP1-LPm)> 29.4 (KPa) for 1 minute or longer
(c). (LP1-LPm)> 49 (KPa)
If any one of the above is true, it is determined that the switching condition is satisfied.
[0142]
In short, when the second cooling / freezing operation is continued for a certain period of time, if the refrigeration / freezing capacity becomes insufficient, it is determined that the refrigeration / freezing capacity needs to be increased. At this time, since the current value (ADC) of the inverter and the fin temperature (Tf) of the inverter are high, if the frequency of the inverter is further increased, the inverter itself stops. Therefore, in order to increase the capacity of the compressor mechanism (2D, 2E) on the refrigeration / refrigeration side while maintaining the frequency of the inverter compressor (2A), the operation mode is switched to the first cooling refrigeration operation and the first non-inverter compressor (
[0143]
In this case, the shortage of capacity in the showcase chamber is relatively small (a) continues for more than 10 minutes, the capacity shortage is larger than that (b) continues for more than 1 minute, or the capacity is insufficient. The switching timing of the compressor is controlled by dividing the judgment condition according to whether the large (c) state is reached even for a moment. As a result, it is possible to suppress a sudden change in capacity that can occur when the capacity is increased immediately even though the pressure difference is small, and thus it is possible to prevent the compressor from starting and stopping while suppressing a shortage of capacity.
[0144]
Next, the operation when the determination result in step ST31 is “NO” will be described. At this time, the process proceeds to step ST34, and whether or not the condition for switching the operation mode from the first cooling refrigeration operation to the second cooling refrigeration operation (condition for switching the third four-way switching valve (3C) from OFF to ON) is satisfied. Determine. If the determination result is “YES”, the switching condition is established in step ST35, and the process proceeds to the flowchart of FIG. 16 (operation mode switching (B)). When the determination in step ST34 is made, the first non-inverter compressor (2B) is switched to the refrigeration / freezing side, and the air-conditioning side is driven only by the second non-inverter compressor (2A).
[0145]
In step ST34, it is determined whether or not the condition of FIG. 14 is satisfied. If this condition is satisfied, the inside of the showcase is cooled to some extent, but the room is not cooled, and the switching condition from the first cooling refrigeration operation to the second cooling refrigeration operation is satisfied. to decide. At this time, it is premised that the air conditioning capacity increasing condition (the cooling load is larger than a predetermined value) shown in (1) of FIG. 14 is satisfied, and then (2), (3), (4) If any of the above conditions is satisfied, the air conditioning capacity is increased.
[0146]
In (2), if the difference (LP1−LPm) between the measured value and the target value of the low pressure on the refrigeration / freezing side is smaller than − (14.7 (KPa) + SW2), it is determined that the interior is cold. This determination is made when the high outside air flag is “0” (low outside air). When this condition is satisfied, the first non-inverter compressor (2B) can be turned to the air conditioning side.
[0147]
In (3), when the high outside air flag is “1” (when the outside air temperature is high), the above value (LP1−LPm) is smaller than − (14.7 (KPa) + SW2) (the cooling load is small). In this state, when the low pressure of the refrigerant circuit (1E) is lower than 245 KPa for a predetermined time (about 5 minutes, 10 minutes, or 15 minutes), it is determined that the switching condition is satisfied. The first non-inverter compressor (2B) can be turned to the air conditioning side while maintaining the capacity of the inverter compressor (2A).
[0148]
In (4), if the first cooling / freezing operation continues for 20 minutes or more and the maximum value of the indoor suction temperature is higher than 25 (+ SW4) ° C., it is determined that the switching condition is satisfied. This is set as a preventive measure because the first non-inverter compressor (2B) tends to fall into the state of (2) or (3) if the first cooling / freezing operation used for refrigeration / freezing continues for a long time. Is.
[0149]
In FIG. 12, if the determination results of both step ST32 and step ST34 are “NO”, the third four-way switching valve (3C) is not switched, and the operation mode is left as it is and the process returns.
[0150]
(Operation mode switching (A))
FIG. 15 is a flowchart of control for switching the operation mode from the second cooling / freezing operation to the first cooling / freezing operation. In this flow, first, in step ST41, it is determined whether the power supply frequency is 50 Hz or 60 Hz. This determination is performed in order to appropriately control the inverter frequency depending on whether the power supply frequency is 50 Hz or 60 Hz.
[0151]
When the power supply frequency is 50 Hz, the process proceeds to step ST42. Here, it is determined whether N> 9 and the high outside air flag is “0”. The value “N” used for this determination is a value indicating the frequency step of the inverter, and the maximum value is 20. Therefore, if the determination result is “YES”, it can be seen that the inverter compressor (2A) is driven on the higher frequency side than half and that the outside air is low. At this time, in step ST43, an operation of fixing the frequency step to “9”, which is substantially in the middle of all frequencies, is performed.
[0152]
Further, when the determination result of step ST42 is “NO”, the outside air temperature is high, and at this time, the frequency step of the inverter is not operated and is kept high. This is to prevent the ability from being reduced when switching the operation mode when the outside air is high. For this purpose, it is preferable to keep the frequency of the inverter at a maximum. After the above operation, the process proceeds to step ST44, and normal operation control including a mode switching operation for switching the inverter compressor (2A) to the refrigeration / freezing side is performed.
[0153]
When the determination result in step ST41 is “NO”, the power supply frequency is 60 Hz. At this time, the drive frequency of the inverter compressor (2A) is adjusted so that the capacity is almost the same as when the power supply frequency is 50 Hz.
[0154]
Therefore, first, at step ST45, it is determined whether N> 7 and the high outside air flag is “0”. Also in this case, if the determination result is “YES”, it can be seen that the inverter compressor (2A) is driven at a relatively high capacity and that the outside air is low. At this time, an operation of fixing the frequency step to “7” is performed in step ST46. Further, when the determination result in step ST45 is “NO”, the outside air temperature is high. At this time, the frequency step of the inverter is not operated, and the process proceeds to step ST44 while keeping it high. In this case as well, it is preferable to maximize the frequency.
[0155]
As described above, in this flow control, when switching the operation mode from the second cooling refrigeration operation to the first cooling refrigeration operation at a high outside air temperature, the control for dropping the inverter compressor (2A) to a low frequency is not performed. The inverter frequency remains high. Further, the inverter frequency is set to an intermediate value even when the outside air is low. As a result, it is possible to prevent the capability from being temporarily reduced at the time of switching.
[0156]
On the other hand, after controlling the outdoor fan (4F), the indoor fan (43), the electronic expansion valves (26, 29, 42, 46, 52), the solenoid valves (SV0 to SV5), etc. 3. Turn off the four-way selector valve (3C) and control the indoor expansion valve (42). Here, the operation mode is switched from the second cooling / freezing operation to the first cooling / freezing operation.
[0157]
Since the suction force of the compression mechanism (2D, 2E) is strong at the moment when the operation mode is switched, the low-pressure pressure in the refrigerant circuit may drop rapidly. Therefore, from step ST47 to step ST49, the disturbance of the driving operation at that time is prevented. Specifically, in the normal operation, when the low pressure is lowered to a predetermined value, the thermo-off (resting operation) is performed, whereas in steps ST47 to ST49, the thermo-off is prohibited for one minute. This is a control to prevent erroneous detection of the state as a thermo-off because the suction force of the compression mechanism (2D, 2E) is merely strong even if the low pressure falls for a moment. When the switching control is completed as described above, normal operation control is performed in the first cooling / freezing operation mode.
[0158]
(Operation mode switching (B))
FIG. 16 is a flowchart of control for switching the operation mode from the first cooling refrigeration operation to the second cooling refrigeration operation. In this flow, after the third four-way selector valve (3C) is turned on in step ST51, the outdoor fan (4F), the indoor fan (43), and each electronic expansion valve (26, 29, 42, 46, 52) And the solenoid valves (SV0 to SV5) are controlled appropriately. After that, in step ST52, the inverter compressor (2A) operating frequency is maximized. Until then, since the refrigeration side was operated with two units (inverter compressor (2A) and first non-inverter compressor (2B)) in the first cooling / freezing operation, the compressor was operated in the second cooling / freezing operation. This is a control for suppressing a rapid decline in capacity when the number of units becomes one. And this state is hold | maintained for 1 minute by step ST53, and normal driving | operation control is performed after that in the mode in 2nd air_conditioning | cooling freezing operation.
[0159]
<Water spray control>
In the present embodiment, capacity shortages occur at high outdoor temperatures, and electricity costs tend to be high, so water is sprayed on the outdoor heat exchanger (4) to prevent these. This control will be described with reference to the flowchart of FIG.
[0160]
In step ST71, it is detected whether or not the current operation mode is an operation mode in which cooling operation is performed and two or more compressors (2A, 2B, 2C) are activated. When it is detected that this operation state is present, it is determined in step ST72 whether or not a water spray ON command is being issued. When the determination result is “YES”, the process proceeds to step ST73, where it is determined whether or not water spraying has continued for 30 minutes, and then a water spray off command is issued in step ST74, so that water spraying is performed for at least 30 minutes. Continue.
[0161]
When the determination result of step ST72 is “NO”, the process proceeds to step ST75, where it is determined whether or not the outside air temperature is higher than 30 ° C. and the high pressure is higher than 2.5 MPa. If the determination result is “YES”, water spray is executed in step ST76. If the determination result is “NO”, a water spray off command is issued in step ST77 and the process returns. Also, water spraying is not performed when the detection result of step ST71 is another operation mode.
[0162]
Note that the water spray on the outdoor heat exchanger (4) is not limited to the case where the outside air temperature is higher than a predetermined value (30 ° C) or the high pressure is higher than a predetermined value (2.5 MPa). May be performed when the temperature of the inverter is high, when the fin temperature of the inverter is high, or when the total current value of the device is high. In particular, when measuring the fin temperature and current value of the inverter and spraying water on the outdoor heat exchanger (4), there is an advantage that it is less likely to be erroneously detected than when simply measuring the outside air temperature. In addition, if the water spray is controlled based on the inverter, the inverter itself is difficult to stop, so that the capability of the apparatus can be prevented from being lowered.
[0163]
-Effect of the embodiment-
As described above, according to the present embodiment, the refrigerant discharged from the inverter compressor (2A) circulates only through the first system side circuit and the refrigerant discharged from the second non-inverter compressor (2C). In the configuration in which the refrigerant circulates in the second system side circuit, the refrigerant discharged from the first non-inverter compressor (2B) can be switched between a state in which the refrigerant circulates in the first system side circuit and a state in which the refrigerant circulates in the second system side circuit. Thus, the inverter compressor (2A) is fixedly used on the first system side, the second non-inverter compressor (2C) is fixedly used on the second system side, and the first non-inverter compressor (2B) is used on both systems. Can be switched with.
[0164]
And at high outside temperatures such as midsummer, only the inverter compressor (2A) is operated at the maximum capacity on the refrigeration / refrigeration side, and if the capacity is still insufficient, the capacity of the inverter compressor (2A) is maintained, Since the first non-inverter compressor (2B) can be switched to the refrigeration / refrigeration system, a shortage of capacity in the refrigeration / refrigeration system can be prevented.
[0165]
Also, if the capacity of the inverter compressor (2A) is insufficient when the outside air temperature is lower than the specified temperature and the inverter compressor (2A) is operating at its maximum capacity on the refrigeration / refrigeration side, the capacity of the inverter compressor (2A) is temporarily reduced. It is better to switch the first non-inverter compressor (2B) to the refrigeration / refrigeration system after that, so that the low-pressure pressure in the refrigerant circuit (1E) can be prevented from abruptly decreasing. Unstable operation such as starting and stopping the machine (2B) can also be prevented.
[0166]
In addition, after the control to switch the first non-inverter compressor (2B) to the refrigeration / refrigeration system is performed, switching of the thermo on / off is prohibited for a predetermined time. Can be prevented, and the operation is stable.
[0167]
Further, in the above embodiment, when the switching control of the first non-inverter compressor (2B) is performed, the deficiency of the cooling capacity in the refrigeration / refrigeration system is compared with the reference value, and the deficiency of the cooling capacity is determined. Control is performed. Specifically, when the cooling capacity deficiency in the refrigeration / refrigeration system is greater than the reference value, the first non-inverter compressor (2B) is moved to the refrigeration / refrigeration side while maintaining the capacity of the inverter compressor (2A). The system is immediately switched, and when the cooling capacity deficiency is smaller than the reference value, the refrigeration / freezing system is operated only by the inverter compressor (2A) for a while. As a result, the capacity of the compression mechanism (2D) can be prevented from becoming insufficient, and the number of start / stop of the first non-inverter compressor (2B) can be prevented from increasing.
[0168]
When switching from the second cooling refrigeration operation to the first cooling refrigeration operation, when the inverter compressor (2A) is operated at the maximum frequency, and when the inverter has a current value higher than a predetermined value Even when the inverter fin temperature is higher than the specified temperature and the inverter itself stops when the capacity is increased further, the first non-inverter compressor (2B) is turned to the refrigeration / refrigeration system. As a result, the operation is stabilized.
[0169]
Furthermore, in an operating state where the outside air temperature is equal to or higher than the predetermined temperature and the inverter compressor (2A) and the first non-inverter compressor (2B) are used in the refrigeration / refrigeration system (first cooling refrigeration operation), Since the capacity of the inverter compressor (2A) is not reduced even when the cooling load is smaller than the specified value, the quality of food in the refrigerator / freezer can be maintained reliably, and the inside of the showcase As the cool air flows into the room, it is possible to prevent insufficient indoor capacity.
[0170]
When the cooling load of the refrigeration / refrigeration system is smaller than the predetermined value and the indoor cooling load is larger than the predetermined value during the first cooling / freezing operation of the high outside air, the first non-inverter compressor (2B) is connected to the air conditioning system. Therefore, it is possible to efficiently cool the refrigeration / freezing side and the air conditioning side, and cooling the room air around the showcase effectively suppresses the deterioration of the showcase capacity.
[0171]
Other Embodiments of the Invention
The present invention may be configured as follows with respect to the above embodiment.
[0172]
For example, in the above embodiment, the first compressor is an inverter compressor, and the second compressor and the third compressor are non-inverter compressors, but the second and third compressors are non-inverter compressors. And an inverter compressor.
[0173]
If the first compressor is dedicated to the refrigeration / refrigeration system, the second compressor can be switched between the refrigeration / refrigeration system and the air conditioning system, and the third compressor is dedicated to the air conditioning system, each compressor Each (compressor means) may consist of two or more units.
[0174]
The refrigerant circuit of the refrigeration apparatus described in the above embodiment is an example, and the present invention relates to a compression mechanism (2D, 2E), an outdoor heat exchanger (4), and an expansion mechanism (26, 42, 46, 52). ) And a refrigerant circuit (1E) having a use side heat exchanger (45, 51) of the refrigeration / refrigeration system and a use side heat exchanger (41) of the air conditioning system, and the compression mechanism (2D, 2E) First compressor means (2A) for capacity adjustment and dedicated to the refrigeration / refrigeration system, second compressor means (2B) to be switched between the refrigeration / refrigeration system and the air conditioning system, and third compressor means dedicated to the air conditioning system Any refrigeration system comprising (2C) can be applied.
[0175]
【The invention's effect】
According to the first and second aspects of the present invention, when the capacity is insufficient even when only the first compressor means (2A) is operated at the maximum capacity on the refrigeration / freezing side at high outside air temperature such as midsummer, Since the second compressor means (2B) can be switched to the refrigeration / refrigeration system while maintaining the first compressor means (2A) at the maximum capacity, the lack of capacity in the refrigeration / refrigeration system can be prevented at the time of switching, Operation is stable.
[0176]
In addition, when only the first compressor means (2A) is operated at the maximum capacity on the refrigeration / refrigeration side when the outside air temperature is lower than the predetermined temperature, the capacity of the first compressor means (2A) is insufficient. Once the capacity is reduced to the middle of the variable range, the second compressor means (2B) is switched to the refrigeration / refrigeration system, and the capacity of the first compressor means (2A) is increased to increase the capacity of the refrigerant circuit (1E). The low pressure can be prevented from suddenly decreasing, and unstable operations such as starting and stopping of the second compressor means (2B) can also be prevented.
[0177]
According to the third aspect of the present invention, in the operating state where only the first compressor means (2A) is used in the refrigeration / refrigeration system, the second compression is performed according to the lack of cooling capacity in the refrigeration / refrigeration system. Since switching control of the compressor means (2B) is performed, it becomes possible to perform appropriate switching control of the second compressor means (2B) regardless of whether the cooling capacity deficiency is large or small. .
[0178]
According to the fourth aspect of the present invention, the second compressor means is maintained while maintaining the capacity of the first compressor means (2A) when the cooling capacity deficiency in the refrigeration / refrigeration system is larger than the reference value. Since (2B) is immediately switched to the refrigeration / freezing side, it is possible to prevent the compression mechanism (2D, 2E) from becoming insufficient.
[0179]
According to the fifth aspect of the present invention, when the cooling capacity deficiency in the refrigeration / refrigeration system is smaller than the reference value, a predetermined waiting time is required when the second compressor means (2B) is switched to the refrigeration / refrigeration side. For a while, the refrigeration / refrigeration system is kept in the state where only the first compressor means (2A) is operated at a large capacity, so that the low pressure pressure is excessively reduced. Excessiveness can be avoided reliably.
[0180]
According to the invention described in claim 6, the second compressor means (2B) is refrigerated from an operating state where the outside air temperature is equal to or higher than the predetermined temperature and only the first compressor means (2A) is used in the refrigeration / refrigeration system.・ After switching to the refrigeration system, the switching of the thermo-ON / OFF is prohibited for a predetermined time, so that it is possible to prevent the thermo-OFF from being accidentally switched after the switching, and the operation is stabilized.
[0181]
According to the invention described in
[0182]
According to the eighth aspect of the present invention, when the outside air temperature is equal to or higher than a predetermined temperature and the first compressor means (2A) and the second compressor means (2B) are used in the refrigeration / refrigeration system, Even if the cooling load of the refrigeration system is smaller than the predetermined value, the capacity of the first compressor means (2A) is not reduced, so that the quality of food in the refrigerator / freezer can be reliably maintained and refrigerated. -When the refrigeration side is a showcase, the cool air in the cabinet flows into the room, so that insufficient capacity in the room can be prevented.
[0183]
According to the ninth aspect of the present invention, when the outside air temperature is equal to or higher than the predetermined temperature and the first compressor means (2A) and the second compressor means (2B) are used in the refrigeration / refrigeration system, When the cooling load of the refrigeration system is smaller than the predetermined value and the indoor cooling load is larger than the predetermined value, the second compressor means (2B) is switched to the air conditioning system. Can be cooled efficiently. When the refrigerator / freezer side is a showcase, the showcase can be efficiently cooled by cooling the room air around the showcase.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a refrigerant circuit diagram of a refrigeration apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a refrigerant circuit diagram showing an operation of cooling operation.
FIG. 3 is a refrigerant circuit diagram showing the operation of the refrigeration operation.
FIG. 4 is a refrigerant circuit diagram showing the operation of the first cooling / freezing operation.
FIG. 5 is a refrigerant circuit diagram illustrating an operation of a second cooling / freezing operation.
FIG. 6 is a refrigerant circuit diagram showing an operation of heating operation.
FIG. 7 is a refrigerant circuit diagram showing the operation of the first heating and refrigeration operation.
FIG. 8 is a refrigerant circuit diagram illustrating an operation of a second heating / freezing operation.
FIG. 9 is a refrigerant circuit diagram showing the operation of the third heating / refrigeration operation.
FIG. 10 is a flowchart showing an operation for determining high outside air.
FIG. 11 is a flow chart showing compressor capacity control based on low pressure.
FIG. 12 is a flowchart showing switching control of a third four-way switching valve.
FIG. 13 is a diagram showing determination conditions in step ST32 of FIG.
FIG. 14 is a diagram showing determination conditions in step ST34 of FIG.
FIG. 15 is a flowchart showing a first control of operation mode switching.
FIG. 16 is a flowchart showing second control of operation mode switching.
FIG. 17 is a flowchart showing water spray control.
[Explanation of symbols]
(1) Refrigeration equipment
(1E) Refrigerant circuit
(2A) Inverter compressor (first compressor means)
(2B) First non-inverter compressor (second compressor means)
(2C) Second non-inverter compressor (third compressor means)
(2D) Compression mechanism
(2E) Compression mechanism
(4) Outdoor heat exchanger
(26) Outdoor expansion valve (expansion mechanism)
(41) Indoor heat exchanger (use side heat exchanger)
(42) Indoor expansion valve (expansion mechanism)
(45) Refrigerated heat exchanger (use side heat exchanger)
(46) Refrigeration expansion valve (expansion mechanism)
(51) Refrigeration heat exchanger (use side heat exchanger)
(52) Refrigeration expansion valve (expansion mechanism)
(80) Controller
Claims (9)
圧縮機構(2D,2E)が、容量調整可能で冷蔵・冷凍系統専用の第1圧縮機手段(2A)と、冷蔵・冷凍系統と空調系統とに切り換えられる定容量の第2圧縮機手段(2B)と、空調系統専用の定容量の第3圧縮機手段(2C)とからなる冷凍装置であって、
通常運転中に少なくとも冷媒回路( 1E )の低圧圧力と目標値との差圧が所定値以下になる第1圧縮機手段(2A)の容量の低下条件が成立すると該第1圧縮機手段(2A)の容量を低下させる一方、外気温度が所定温度以上の高外気温の状態では、運転中に第1圧縮機手段(2A)の容量の上記低下条件が成立しても該第1圧縮機手段(2A)の容量を低下させずに維持する制御を行うことを特徴とする冷凍装置。Compression mechanism (2D, 2E), outdoor heat exchanger (4), expansion mechanism (26, 42, 46, 52), use side heat exchanger (45, 51) of refrigeration / refrigeration system, and air conditioning system A refrigerant circuit (1E) having a use side heat exchanger (41)
The compression mechanism (2D, 2E) can adjust the capacity, and the first compressor means (2A) dedicated to the refrigeration / refrigeration system, and the second compressor means (2B) of constant capacity that can be switched between the refrigeration / refrigeration system and the air conditioning system ) And a constant capacity third compressor means (2C) dedicated to the air conditioning system,
At least a refrigerant circuit (1E) of the low pressure and the target value and the pressure difference capacity of the low-down condition is satisfied first compressor unit of the first compressor means becomes equal to or less than a predetermined value (2A) during normal operation While the capacity of (2A) is reduced, when the outside air temperature is a high outside air temperature that is equal to or higher than the predetermined temperature, the first compression is performed even if the above-described reduction condition of the capacity of the first compressor means (2A) is satisfied during operation. A refrigeration apparatus that performs control to maintain the capacity of the machine means (2A) without reducing it.
圧縮機構(2D,2E)が、容量調整可能で冷蔵・冷凍系統専用の第1圧縮機手段(2A)と、冷蔵・冷凍系統と空調系統とに切り換えられる定容量の第2圧縮機手段(2B)と、空調系統専用の定容量の第3圧縮機手段(2C)とからなる冷凍装置であって、
外気温度が所定温度以上の状態では、第1圧縮機手段(2A)のみを冷蔵・冷凍系統に用いている運転状態から、第2圧縮機手段(2B)を冷蔵・冷凍系統に切り換えるときに、第1圧縮機手段(2A)の容量を低下させずに最大容量を維持する制御を行うことを特徴とする冷凍装置。Compression mechanism (2D, 2E), outdoor heat exchanger (4), expansion mechanism (26, 42, 46, 52), use side heat exchanger (45, 51) of refrigeration / refrigeration system, and air conditioning system A refrigerant circuit (1E) having a use side heat exchanger (41)
The compression mechanism (2D, 2E) can adjust the capacity, and the first compressor means (2A) dedicated to the refrigeration / refrigeration system, and the second compressor means (2B) of constant capacity that can be switched between the refrigeration / refrigeration system and the air conditioning system ) And a constant capacity third compressor means (2C) dedicated to the air conditioning system,
When the outside air temperature is higher than a predetermined temperature, when the second compressor means (2B) is switched to the refrigeration / refrigeration system from the operating state where only the first compressor means (2A) is used in the refrigeration / refrigeration system, A refrigeration apparatus that performs control to maintain the maximum capacity without reducing the capacity of the first compressor means (2A).
外気温度が所定温度以上で第1圧縮機手段(2A)のみを冷蔵・冷凍系統に用いている運転状態で、冷蔵・冷凍系統における冷却能力の不足量を基準値と比較し、該冷却能力の不足量に応じて第2圧縮機手段(2B)の切換制御を行うことを特徴とする冷凍装置。The refrigeration apparatus according to claim 2,
In an operating state where the outside air temperature is higher than a predetermined temperature and only the first compressor means (2A) is used in the refrigeration / refrigeration system, the cooling capacity deficiency in the refrigeration / refrigeration system is compared with the reference value, and the cooling capacity A refrigeration apparatus that performs switching control of the second compressor means (2B) according to the shortage.
冷蔵・冷凍系統における冷却能力の不足量が基準値よりも大きいと、第2圧縮機手段(2B)をすぐに冷蔵・冷凍側に切り換えることを特徴とする冷凍装置。The refrigeration apparatus according to claim 3,
A refrigerating apparatus characterized in that the second compressor means (2B) is immediately switched to the refrigerating / freezing side when the shortage of cooling capacity in the refrigerating / freezing system is larger than a reference value.
冷蔵・冷凍系統における冷却能力の不足量が基準値よりも小さいと、第2圧縮機手段(2B)を冷蔵・冷凍側に切り換える際に所定の待機時間を設定することを特徴とする冷凍装置。The refrigeration apparatus according to claim 3,
A refrigerating apparatus characterized by setting a predetermined waiting time when switching the second compressor means (2B) to the refrigerating / freezing side when the shortage of cooling capacity in the refrigerating / freezing system is smaller than a reference value.
外気温度が所定温度以上で第1圧縮機手段(2A)のみを冷蔵・冷凍系統に用いている運転状態から、第2圧縮機手段(2B)を冷蔵・冷凍系統に切り換える制御を行った後、サーモオン/サーモオフの切り換えを所定時間禁止することを特徴とする冷凍装置。The refrigeration apparatus according to any one of claims 2 to 5,
After performing the control to switch the second compressor means (2B) to the refrigeration / refrigeration system from the operating state where the outside air temperature is higher than the predetermined temperature and only the first compressor means (2A) is used for the refrigeration / refrigeration system, A refrigeration apparatus that prohibits switching between thermo-on and thermo-off for a predetermined time.
外気温度が所定温度以上で第1圧縮機手段(2A)のみを冷蔵・冷凍系統に用いている運転状態で、該第1圧縮機手段(2A)の容量を増やせないときに、第2圧縮機手段(2B)を冷蔵・冷凍系統に切り換える制御を行うことを特徴とする冷凍装置。The refrigeration apparatus according to any one of claims 2 to 6,
When the outside air temperature is equal to or higher than a predetermined temperature and only the first compressor means (2A) is used in the refrigeration / refrigeration system, and the capacity of the first compressor means (2A) cannot be increased, the second compressor A refrigeration apparatus that performs control to switch the means (2B) to a refrigeration / refrigeration system.
圧縮機構(2D,2E)が、容量調整可能で冷蔵・冷凍系統専用の第1圧縮機手段(2A)と、冷蔵・冷凍系統と空調系統とに切り換えられる定容量の第2圧縮機手段(2B)と、空調系統専用の定容量の第3圧縮機手段(2C)とからなる冷凍装置であって、
外気温度が所定温度以上で第1圧縮機手段(2A)と第2圧縮機手段(2B)を冷蔵・冷凍系統に用いている運転状態では、冷蔵・冷凍系統の冷却負荷が所定値より小さくても第1圧縮機手段(2A)の容量の低下を禁止することを特徴とする冷凍装置。Compression mechanism (2D, 2E), outdoor heat exchanger (4), expansion mechanism (26, 42, 46, 52), use side heat exchanger (45, 51) of refrigeration / refrigeration system, and air conditioning system A refrigerant circuit (1E) having a use side heat exchanger (41)
The compression mechanism (2D, 2E) can adjust the capacity, and the first compressor means (2A) dedicated to the refrigeration / refrigeration system, and the second compressor means (2B) of constant capacity that can be switched between the refrigeration / refrigeration system and the air conditioning system ) And a constant capacity third compressor means (2C) dedicated to the air conditioning system,
In an operating state where the outside air temperature is equal to or higher than a predetermined temperature and the first compressor means (2A) and the second compressor means (2B) are used in the refrigeration / refrigeration system, the cooling load of the refrigeration / refrigeration system is smaller than a predetermined value. Is a refrigeration apparatus which prohibits a decrease in the capacity of the first compressor means (2A).
圧縮機構(2D,2E)が、容量調整可能で冷蔵・冷凍系統専用の第1圧縮機手段(2A)と、冷蔵・冷凍系統と空調系統とに切り換えられる定容量の第2圧縮機手段(2B)と、空調系統専用の定容量の第3圧縮機手段(2C)とからなる冷凍装置であって、
外気温度が所定温度以上で第1圧縮機手段(2A)と第2圧縮機手段(2B)を冷蔵・冷凍系統に用いている運転状態では、冷蔵・冷凍系統の冷却負荷が所定値より小さくかつ室内の冷房負荷が所定値よりも大きいと、第1圧縮機手段(2A)の容量を最大容量に維持しながら第2圧縮機手段(2B)を空調系統に切り換える制御を行うことを特徴とする冷凍装置。Compression mechanism (2D, 2E), outdoor heat exchanger (4), expansion mechanism (26, 42, 46, 52), use side heat exchanger (45, 51) of refrigeration / refrigeration system, and air conditioning system A refrigerant circuit (1E) having a use side heat exchanger (41)
The compression mechanism (2D, 2E) can adjust the capacity, and the first compressor means (2A) dedicated to the refrigeration / refrigeration system, and the second compressor means (2B) of constant capacity that can be switched between the refrigeration / refrigeration system and the air conditioning system ) And a constant capacity third compressor means (2C) dedicated to the air conditioning system,
In an operating state where the outside air temperature is equal to or higher than the predetermined temperature and the first compressor means (2A) and the second compressor means (2B) are used in the refrigeration / refrigeration system, the cooling load of the refrigeration / refrigeration system is smaller than a predetermined value and When the indoor cooling load is larger than a predetermined value, control is performed to switch the second compressor means (2B) to the air conditioning system while maintaining the capacity of the first compressor means (2A) at the maximum capacity. Refrigeration equipment.
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