JP4119769B2

JP4119769B2 - ring

Info

Publication number: JP4119769B2
Application number: JP2003041717A
Authority: JP
Inventors: 正敏大芝
Original assignee: 株式会社大芝
Priority date: 2003-02-19
Filing date: 2003-02-19
Publication date: 2008-07-16
Anticipated expiration: 2023-02-19
Also published as: JP2004248843A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、指輪の径の調整用の割欠きを備え、この割欠きに接する両端部間の間隔を広げる向き、及び、狭める向きに変形可能な指輪の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】
指輪の一部に切離部を設けて、この切離部のピッチを広げ、または、狭めるように変形させて指輪の径を調整できるようにした指輪として、特許文献１に示されるものがある。
【０００３】
【特許文献１】
特開平８−１８２５１９号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献１に示されるような構成を備えた指輪の内面部、つまり、指にはめられた際に指に接する面部に、さらに、図７に示されるように、この内面部から外面部１０２側に向かって彫り込まれた溝１０１を設けておけば、指輪１００に対してこの指輪１００を前記のように変形させる力を作用させた際に、この溝１０１の溝幅を広げさせ、あるいは、狭めさせることができ、これにより指輪１００をより容易に変形させることが可能とされる。
【０００５】
しかしながら、このように単純に指輪１００の内面部に溝１０１を設けさせた場合、溝１０１の溝底１０１ａと指輪１００の外面部１０２との間に力が集中してしまい、この両者の間の部分１０３に金属疲労が生じ易くなる。
【０００６】
そこでこの発明は、指輪の径の調整用の割欠きを有すると共に、内面部に指輪の変形用溝を有する指輪において、指輪に加えられるこの変形用溝の溝幅を可変させる向きの力がこの変形用溝の溝底と指輪の外面部との間に集中し難いようにして、指輪の径の調整を高い頻度で行っても、この両者の間の部分に金属疲労を生じさせ難いようにすることを主たる目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項１記載の発明にあっては、指輪が以下の（１）〜（３）の構成を備えたものとした。
（１）指輪の径の調整用の割欠きを備え、この割欠きに接する両端部間の間隔を広げる向き、及び、狭める向きに変形可能な指輪であって、
（２）指輪の内面部に、この内面部と指輪の外面部との間に亘る指輪の側面部において溝端を開放させた複数の変形用溝が、指輪の円周方向において隣り合う変形用溝との間に間隔を開けて設けてあると共に、
（３）この変形用溝の一方溝壁面を変形用溝の内方を湾曲内側とさせた弧状面とし、かつ、この変形用溝の他方溝壁面を変形用溝の内方を湾曲外側とさせた弧状面として、この変形用溝における一方溝壁面と他方溝壁面との接し合う箇所が指輪の円周方向に向くようにしてある。
【０００８】
かかる構成によれば、前記複数の変形用溝によって、指輪の径を調整する変形をより行い易くさせることができる。すなわち、前記割欠きに接する指輪の両端部間の間隔を広げる向きへ外力を指輪に加えることに伴って、変形用溝の溝幅を広げさせることができ、これにより、指輪の径を広げさせ易くすることができる。
【０００９】
また、前記割欠きに接する指輪の両端部間の間隔を狭める向きへの外力を指輪に加えることに伴って、変形用溝の溝幅を狭めさせることができ、これにより、指輪の径を狭めさせ易くすることができる。
【００１０】
また、指輪の径を調整するようにこの指輪に外力を作用させた場合に変形用溝における一方溝壁面と他方溝壁面との接し合う箇所に生じる力を、指輪の円周方向に逃すことができ、これにより、こうした外力の作用によってこの変形用溝の溝底と指輪の外面部との間に集中的に金属疲労が生じないようにすることができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、図１ないし図６に基づいて、この発明の典型的な実施の形態について説明する。
【００１２】
なお、ここで図１ないし図４は、この発明の実施の形態の一つを示しており、図４は特にかかる指輪Ｒの要部を断面の状態として示している。また、図５は、図１ないし図４に示される実施の形態と構成の一部を異ならせたこの発明の実施の形態の他の一つにかかる指輪Ｒの要部を断面の状態として示しており、また、図６は、図１ないし図４に示される実施の形態と構成の一部を異ならせたこの発明の実施の形態のさらに他の一つにかかる指輪Ｒの要部を断面の状態として示している。
【００１３】
この実施の形態にかかる指輪Ｒは、指輪Ｒの径の調整用の割欠き１を備え、この割欠き１に接する両端部２、２間の間隔を広げる向き、及び、狭める向きに変形可能なものである。すなわち、かかる指輪Ｒは、かかる変形によって、フリーサイズの指輪となるものである。
【００１４】
かかる指輪Ｒは、典型的には、銀、プラチナ、金、真鍮、ステンレスなどの金属によって構成される。また、かかる指輪Ｒには、必要に応じて、模様が施されたり、宝石が取り付けられたり、宝石が埋め込まれる。
【００１５】
また、この実施の形態にかかる指輪Ｒは、指輪Ｒの内面部３に、この内面部３と指輪Ｒの外面部４との間に亘る指輪Ｒの側面部５において溝端を開放させた複数の変形用溝６、６…が、指輪Ｒの円周方向において隣り合う変形用溝６との間に間隔を開けて設けてある。
【００１６】
すなわち、かかる指輪Ｒにあっては、指輪Ｒにおける指に接する面部（つまり、前記内面部３）に、この内面部３と反対の面部（つまり前記外面部４）に至らない深さの複数の変形用溝６、６…を備えている。また、この変形用溝６の両溝端は、指輪Ｒの側面部５において外方に開放されている。
【００１７】
これにより、この実施の形態にかかる指輪Ｒにあっては、この複数の変形用溝６、６…によって、指輪Ｒの径を調整する前記変形をより行い易くさせることができる。すなわち、前記割欠き１に接する指輪Ｒの両端部２、２間の間隔を広げる向きへ外力を指輪Ｒに加えることに伴って、変形用溝６の溝幅を広げさせることができ、これにより、指輪Ｒの径を広げさせ易くすることができる。
【００１８】
また、前記割欠き１に接する指輪Ｒの両端部２、２間の間隔を狭める向きへの外力を指輪Ｒに加えることに伴って、変形用溝６の溝幅を狭めさせることができ、これにより、指輪Ｒの径を狭めさせ易くすることができる。
【００１９】
また、この実施の形態にかかる指輪Ｒにあっては、前記変形用溝６の一方溝壁面６ａを変形用溝６の内方を湾曲内側とさせた弧状面とし、かつ、この変形用溝６の他方溝壁面６ｂを変形用溝６の内方を湾曲外側とさせた弧状面として、この変形用溝６における一方溝壁面６ａと他方溝壁面６ｂとの接し合う箇所が指輪Ｒの円周方向ｘに向くようにしてある。
【００２０】
この結果、この実施の形態にかかる指輪Ｒにあっては、指輪Ｒの径を調整するようにこの指輪Ｒに外力を作用させた場合に変形用溝６における一方溝壁面６ａと他方溝壁面６ｂとの接し合う箇所に生じる力を、指輪Ｒの円周方向ｘに逃すことができ、これにより、こうした外力の作用によってこの変形用溝６の溝底と指輪Ｒの外面部４との間に集中的に金属疲労が生じないようにすることができる。すなわち、この実施の形態にかかる指輪Ｒにあっては、指輪Ｒの径の調整を高い頻度で行っても、経時的に、指輪Ｒが痛み難く、こうした調整を高い頻度で行っても、指輪Ｒに亀裂や破断を生じさせ難い。
【００２１】
図１ないし図４に示される例にあっては、割欠部に接する指輪Ｒの端部２との間に変形用溝６の設けられていない第一無傷部分７を残し、かつ、この割欠部に対向する位置に第二無傷部分８を残し、この第一無傷部分７と第二無傷部分８との間を、変形用溝６の形成部分９としている。
【００２２】
変形用溝６の形成部分９においては、指輪Ｒの円周方向ｘにおいて、隣り合う変形用溝６との間にほぼ等しい間隔を開けるようにして、複数の変形用溝６、６…が条設されている。
【００２３】
図１ないし図４に示される例にあっては、隣り合う変形用溝６の一方と他方との間に、隣り合う変形用溝６によって、円弧状の突き出し部１０が形成されるように、複数の変形用溝６、６…を形成させるようにしている。すなわち、図１ないし図４に示される例にあっては、隣り合う変形用溝６の一方における一方溝壁面６ａと他方溝壁面６ｂとが共に、隣り合う変形用溝６の他方の側を湾曲内側とするように形成されており、かつ、隣り合う変形用溝６の他方における一方溝壁面６ａと他方溝壁面６ｂとが共に、隣り合う変形用溝６の一方の側を湾曲内側とするように形成されている。このようにした場合、隣り合う変形用溝６の間に残された部分、つまり、指輪Ｒの内方に向けられた縁部を円弧状とする前記突き出し部１０とすることができる。
【００２４】
また、図１ないし図４に示される例にあっては、変形用溝６の一方溝壁面６ａの奥端と他方溝壁面６ｂの奥端とが、両溝壁面６ａ、６ｂが接し合う箇所においてエッジ状をなす溝内奥部６ｃを形成するように接し合っている。
【００２５】
なお、この図１ないし図４に示される例とは異なり、図５に示されるように、変形用溝６の一方溝壁面６ａの奥端と他方溝壁面６ｂの奥端とを、両溝壁面６ａ、６ｂが接し合う箇所においてアール状をなす溝内奥部６ｃを形成するように接し合わせておくこともある。
【００２６】
また、図１ないし図４に示される例とは異なり、図６に示されるように、隣り合う変形用溝６の一方における一方溝壁面６ａと他方溝壁面６ｂとが共に、隣り合う変形用溝６の他方の側を湾曲内側とするように形成されており、かつ、隣り合う変形用溝６の他方における一方溝壁面６ａと他方溝壁面６ｂとが共に、隣り合う変形用溝６の一方の側を湾曲外側とするように形成しておくこともある。
【００２７】
【発明の効果】
この発明にかかる指輪によれば、指輪の内面部に設けられた指輪の変形用溝を構成する一方溝壁面と他方溝壁面とが接し合う箇所が指輪の円周方向に向くようにしてあることから、指輪に加えられるこの変形用溝の溝幅を可変させる向きの力がこの変形用溝の溝底と指輪の外面部との間に集中し難く、これにより、指輪の径の調整を高い頻度で行っても、この両者の間の部分に金属疲労を生じさせ難くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】指輪Ｒの斜視図
【図２】同側面図
【図３】同断面図
【図４】同要部断面図
【図５】図１ないし図４に示される実施の形態と構成の一部を異ならせた他の実施の形態の一つにかかる指輪Ｒの要部断面図
【図６】図１ないし図４に示される実施の形態と構成の一部を異ならせた他の実施の形態のさらに他の一つにかかる指輪Ｒの要部断面図
【図７】指輪Ｒの検討例を示す要部断面構成図
【符号の説明】
Ｒ指輪
１割欠き
２端部
３内面部
４外面部
５側面部
６変形用溝
６ａ一方溝壁面
６ｂ他方溝壁面
ｘ円周方向[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an improvement in a ring that includes a notch for adjusting the diameter of the ring and that can be deformed in a direction that widens and narrows the distance between both ends in contact with the notch.
[0002]
[Prior art]
Patent Document 1 discloses a ring in which a part of the ring is provided with a separation part and the diameter of the separation part can be adjusted by expanding or narrowing the pitch of the separation part. .
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-8-182519 [0004]
[Problems to be solved by the invention]
An inner surface portion of a ring having a configuration as shown in Patent Document 1, that is, a surface portion that comes into contact with a finger when fitted on the finger, and further, from the inner surface portion to the outer surface portion 102 side as shown in FIG. If the groove 101 engraved toward the surface is provided, when the force for deforming the ring 100 is applied to the ring 100 as described above, the groove width of the groove 101 is increased or narrowed. Accordingly, the ring 100 can be more easily deformed.
[0005]
However, when the groove 101 is simply provided in the inner surface portion of the ring 100 in this way, the force is concentrated between the groove bottom 101a of the groove 101 and the outer surface portion 102 of the ring 100, and the gap between the two. Metal fatigue is likely to occur in the portion 103.
[0006]
Therefore, in the present invention, in a ring having a notch for adjusting the diameter of the ring and having a groove for deforming the ring on the inner surface, a force in a direction for changing the groove width of the deformation groove applied to the ring is obtained. It is difficult to concentrate between the groove bottom of the groove for deformation and the outer surface of the ring, and even if the diameter of the ring is adjusted frequently, it is difficult to cause metal fatigue between the two. The main purpose is to do.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in the invention according to claim 1, the ring has the following configurations (1) to (3).
(1) A ring provided with a notch for adjusting the diameter of the ring and capable of being deformed in a direction to widen and narrow a distance between both ends in contact with the notch,
(2) A plurality of deformation grooves whose groove ends are opened at the side surface portion of the ring extending between the inner surface portion and the outer surface portion of the ring are adjacent to each other in the circumferential direction of the ring. With a gap between and
(3) One groove wall surface of the deformation groove is an arcuate surface in which the inner side of the deformation groove is curved inward, and the other groove wall surface of the deformation groove is inwardly curved outward. As the arcuate surface, the portion of the deforming groove where the one groove wall surface and the other groove wall surface contact each other is oriented in the circumferential direction of the ring.
[0008]
According to such a configuration, it is possible to make the deformation for adjusting the diameter of the ring easier by the plurality of deformation grooves. That is, by applying an external force to the ring in a direction that widens the distance between both ends of the ring that contacts the notch, the groove width of the deformation groove can be increased, thereby increasing the diameter of the ring. Can be made easier.
[0009]
Further, by applying an external force to the ring in a direction to reduce the distance between both ends of the ring in contact with the notch, the groove width of the deformation groove can be reduced, thereby reducing the diameter of the ring. It can be made easy.
[0010]
Further, when an external force is applied to the ring so as to adjust the diameter of the ring, the force generated at the location where the one groove wall surface and the other groove wall surface contact each other in the deformation groove can be released in the circumferential direction of the ring. Thus, it is possible to prevent intensive metal fatigue from occurring between the groove bottom of the deformation groove and the outer surface portion of the ring by the action of such an external force.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, typical embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0012]
1 to 4 show one of the embodiments of the present invention, and FIG. 4 particularly shows the main part of the ring R as a cross-sectional state. FIG. 5 shows, as a cross-sectional view, a main part of a ring R according to another embodiment of the present invention in which a part of the configuration is different from that of the embodiment shown in FIGS. FIG. 6 is a cross-sectional view of the main part of a ring R according to still another embodiment of the present invention in which a part of the configuration is different from that of the embodiment shown in FIGS. Shown as a state.
[0013]
The ring R according to this embodiment includes a notch 1 for adjusting the diameter of the ring R, and can be deformed in a direction to widen and narrow a distance between both ends 2 and 2 in contact with the notch 1. Is. That is, the ring R becomes a free size ring by such deformation.
[0014]
Such a ring R is typically made of metal such as silver, platinum, gold, brass, and stainless steel. Moreover, a pattern is given to such a ring R, a jewel is attached, or a jewel is embedded as needed.
[0015]
In addition, the ring R according to this embodiment includes a plurality of inner surface portions 3 of the ring R in which groove ends are opened in the side surface portion 5 of the ring R extending between the inner surface portion 3 and the outer surface portion 4 of the ring R. Deformation grooves 6, 6... Are provided with a space between the deformation grooves 6 adjacent in the circumferential direction of the ring R.
[0016]
That is, in such a ring R, a plurality of depths that do not reach the surface portion opposite to the inner surface portion 3 (that is, the outer surface portion 4) to the surface portion (that is, the inner surface portion 3) in contact with the finger in the ring R. Deformation grooves 6 are provided. Further, both groove ends of the deformation groove 6 are opened outward in the side surface portion 5 of the ring R.
[0017]
Thereby, in the ring R according to this embodiment, the deformation for adjusting the diameter of the ring R can be more easily performed by the plurality of deformation grooves 6, 6. That is, as the external force is applied to the ring R in such a direction as to widen the distance between the both ends 2 and 2 of the ring R in contact with the notch 1, the groove width of the deformation groove 6 can be increased. The diameter of the ring R can be easily increased.
[0018]
Further, as the external force is applied to the ring R in the direction of narrowing the distance between the two end portions 2 and 2 of the ring R in contact with the notch 1, the groove width of the deformation groove 6 can be reduced. Thus, the diameter of the ring R can be easily reduced.
[0019]
Further, in the ring R according to this embodiment, the one groove wall surface 6a of the deformation groove 6 has an arcuate surface in which the inside of the deformation groove 6 is curved inward, and the deformation groove 6 The other groove wall surface 6b is an arcuate surface in which the inside of the deformation groove 6 is curved outward, and the portion of the deformation groove 6 where the one groove wall surface 6a and the other groove wall surface 6b contact each other is in the circumferential direction of the ring R It is aimed at x.
[0020]
As a result, in the ring R according to this embodiment, when an external force is applied to the ring R so as to adjust the diameter of the ring R, the one groove wall surface 6a and the other groove wall surface 6b in the deformation groove 6 are used. Can be released in the circumferential direction x of the ring R, so that the external force acts between the groove bottom of the deformation groove 6 and the outer surface portion 4 of the ring R. Metal fatigue can be prevented from occurring intensively. That is, in the ring R according to this embodiment, even if the diameter of the ring R is adjusted with high frequency, the ring R is less painful over time, and even when such adjustment is performed with high frequency, It is difficult to cause cracks and breaks in R.
[0021]
In the example shown in FIGS. 1 to 4, the first intact portion 7 not provided with the deformation groove 6 is left between the end portion 2 of the ring R that is in contact with the notched portion, and this split portion is left. A second intact portion 8 is left at a position facing the notch, and a portion 9 between the first intact portion 7 and the second intact portion 8 is used as a forming portion 9 of the deformation groove 6.
[0022]
In the forming portion 9 of the deformation groove 6, a plurality of deformation grooves 6, 6... Are formed in the circumferential direction x of the ring R so as to have a substantially equal interval between adjacent deformation grooves 6. It is installed.
[0023]
In the example shown in FIGS. 1 to 4, an arcuate protruding portion 10 is formed between one of the adjacent deformation grooves 6 and the other by the adjacent deformation grooves 6. A plurality of deformation grooves 6, 6... Are formed. That is, in the example shown in FIGS. 1 to 4, the one groove wall surface 6 a and the other groove wall surface 6 b in one of the adjacent deformation grooves 6 are curved on the other side of the adjacent deformation groove 6. Both the one groove wall surface 6a and the other groove wall surface 6b in the other of the adjacent deformation grooves 6 are formed so that one side of the adjacent deformation groove 6 is a curved inner side. Is formed. In this case, it is possible to form the protruding portion 10 in which the portion left between the adjacent deformation grooves 6, that is, the edge directed inward of the ring R, has an arc shape.
[0024]
Further, in the example shown in FIGS. 1 to 4, at the place where the inner end of one groove wall surface 6 a of the deformation groove 6 and the inner end of the other groove wall surface 6 b are in contact with both groove wall surfaces 6 a, 6 b. The grooves 6a are in contact with each other so as to form an edge portion 6c in the groove.
[0025]
Unlike the example shown in FIGS. 1 to 4, as shown in FIG. 5, the inner end of one groove wall surface 6a and the inner end of the other groove wall surface 6b of the deformation groove 6 are connected to both groove wall surfaces. In some cases, 6a and 6b may be in contact with each other so as to form an in-groove inner portion 6c having a rounded shape.
[0026]
Further, unlike the example shown in FIGS. 1 to 4, as shown in FIG. 6, one of the adjacent groove walls 6a and the other groove wall surface 6b of one of the adjacent deformation grooves 6 are adjacent to each other. 6, and the other groove wall surface 6 b in the other of the adjacent deformation grooves 6 is one of the adjacent deformation grooves 6. It may be formed so that the side is the curved outer side.
[0027]
【The invention's effect】
According to the ring according to the present invention, the portion where the groove surface of the one groove and the wall surface of the other groove that make up the groove for deforming the ring provided on the inner surface of the ring are in contact with the circumferential direction of the ring. Therefore, it is difficult for the force in the direction to change the groove width of the deformation groove applied to the ring to be concentrated between the groove bottom of the deformation groove and the outer surface portion of the ring, thereby increasing the adjustment of the diameter of the ring. Even if it carries out with frequency, it can make it hard to produce metal fatigue in the part between both.
[Brief description of the drawings]
1 is a perspective view of a ring R. FIG. 2 is a side view of the ring. FIG. 3 is a cross-sectional view of the ring. FIG. 4 is a cross-sectional view of the main part. FIG. 6 is a cross-sectional view of the main part of a ring R according to one of other embodiments in which a part is different. FIG. 6 is another embodiment in which a part of the configuration is different from the embodiment shown in FIGS. Fig. 7 is a cross-sectional view of the main part of a ring R according to still another embodiment of the present invention.
R ring 1 split 2 end 3 inner surface 4 outer surface 5 side surface 6 deformation groove 6a one groove wall surface 6b other groove wall surface x circumferential direction

Claims

A ring that is provided with a notch for adjusting the diameter of the ring and that can be deformed in a direction that widens and narrows the gap between both ends in contact with the notch,
A plurality of deformation grooves having groove ends opened in the side surface portion of the ring extending between the inner surface portion and the outer surface portion of the ring are formed between the deformation grooves adjacent to each other in the circumferential direction of the ring. Are provided at intervals,
An arcuate surface in which one wall surface of the deformation groove is an arcuate surface with the inside of the deformation groove being curved inward, and the other wall surface of the deformation groove is an inward curve of the deformation groove As described above, the ring is characterized in that the portion of the deforming groove where the one groove wall surface and the other groove wall surface contact each other is oriented in the circumferential direction of the ring.