JP4118665B2 - Coordinate detection device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、座標入力面に入力されたタッチ点の座標を算出する座標検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、ディスプレイ画面と座標入力装置とを一体化し、ディスプレイ画面上をタッチしながらディスプレイ画面に表示される画像を制御することができるタッチパネル付きディスプレイ装置が普及しつつある。また、学校の授業や企業のプレゼンテーション等での利用を想定した、比較的大型のタッチパネル付きディスプレイ装置も知られている。
【0003】
座標入力装置は、光学式のものが知られている。光学式の座標入力装置では、座標入力面に入力された位置の方向を2方向から検知することにより、その位置の座標を算出する。図12は、従来の光学式の座標検知装置の一例を示している。座標入力装置300は、座標入力面301の両端に配置された光学ユニット303a,303bと、座標を入力する際に使用する座標入力面301と、座標入力面301の三方を取り囲み、進入してきた光を進入してきた方向に再帰的に反射する反射部302a,302b,302cとを有している。
【0004】
光学ユニット303a,303bは、発光部および受光部(図示せず)を有している。発光部は、座標入力面301にほぼ平行に扇形に広がる光を照射し、受光部は、反射部302a,302b,302cで反射され再帰的に戻ってきた光を受光する。座標入力装置300は、2つの光学ユニット303a,303bでそれぞれ検知された光の遮蔽方向(θL,θR)と当該光学ユニット303a,303b間の距離に基づいて、座標入力面301に入力された座標の位置を算出することができる。
【0005】
近年では、光学ユニットに加えて、さらにミラーを配置し、ミラーを回転させ、回転角度から2点を検知する技術も知られている(例えば特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−55770号公報(第4−7頁,第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
光学ユニットは、光源、受光手段、光を拡散させるためのレンズ、および反射光を受光手段に受光させるためのレンズなどを有する大きなユニットである。従って、これらの光学ユニットにより、装置全体の小型化が制限されている。
【0008】
また、光学ユニットは、座標入力面の一辺の両端に配置されているため、座標を入力する際に利用者の邪魔となり、装置の利便性が悪い。
【0009】
この発明は上記に鑑みてなされたもので、低コストで、より小型化することができ、かつ利便性に優れた座標検知装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、座標入力面に入力されたタッチ点の座標を算出する座標検知装置であって、前記座標入力面に近接する位置に配置され、前記座標入力面に沿って扇状に広がる光を射出する発光手段と、前記座標入力面に近接する位置であって、かつ前記発光手段と隔たった位置に配置され、前記発光手段からの入射光の光軸を、前記座標入力面の方向に変換する光学素子と、前記発光手段から射出された光を反射する反射手段と、前記反射手段によって反射された第1の反射光、および前記反射手段によって反射され、さらに前記光学素子によって変換された第2の反射光を受光する受光手段と、前記受光手段が受光した前記第1の反射光および前記第2の反射光の反射光方向に基づいて、前記タッチ点のタッチ点座標を算出する算出制御手段とを備え、前記光学素子は、凸状の湾曲面を有するミラーであること、を特徴とする。
【0011】
この請求項1の発明によれば、光学ユニットを1つのみ設け、もうひとつの光学ユニットを設けるかわりに、光学素子を設けた。このように、光学ユニットを1つしか設けないので、当該座標検知装置を小型化することができる。また、このように小型化することにより、タッチ点座標算出の精度を低下させることなく、装置の利便性を向上させることができる。また、光学ユニットを1つしか設けないので、当該座標検知装置は、低コストで製造、提供することができる。また、光学素子は、凸面状のミラーであるので、発光手段から射出された光の一部を、より大きい角度を有する発散光に変換することができる。
【0018】
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の座標検知装置であって、前記ミラーは、前記発光手段からの前記入射光を少なくとも前記座標入力面の全面に扇状に広がる角度を有する発散光に変換する曲率に設けられていることを特徴とする。
【0019】
この請求項2の発明によれば、光学素子は、発光手段からの前記入射光を少なくとも前記座標入力面の全面に扇状に広がる幅を有する発散光に変換できるような曲率の、凸状の湾曲面を有するミラーである。従って、光学素子は、発光手段から射出された光の一部を、座標入力面の全体に扇状に広がる角度を有する発散光に変換することができる。従って、座標入力面のいずれの位置にタッチ点が入力された場合であっても、ミラーから射出された光の反射光に基づいて、正確にタッチ点座標を算出することができる。
【0020】
また、請求項3にかかる発明は、請求項1に記載の座標検知装置であって、前記光学素子は、負の屈折力を有するレンズと、前記レンズから射出される光を反射するミラーとを有することを特徴とする。
【0021】
この請求項3の発明によれば、光学素子は、負の屈折力を有するレンズと、光を反射するミラーとを有するので、発光手段から射出された光の一部を、より大きい角度を有する発散光に変換することができる。
【0022】
また、請求項4にかかる発明は、請求項1に記載の座標検知装置であって、前記光学素子は、正の屈折力を有するレンズと、前記レンズから射出される光を反射するミラーとを有することを特徴とする。
【0023】
この請求項4の発明によれば、光学素子は、正の屈折力を有するレンズと、光を反射するミラーとを有するので、発光手段から射出された光の一部を、レンズにより一度集光させた後、より大きい角度で発散させることができる。この結果、発光手段からの入射光をより大きい角度を有する発散光に変換することができる。
【0024】
なお、発光手段と正の屈折力を有するレンズとは、発光手段からの光線のうち、光軸と最も大きい角度(以下「入射角」と称す)をなす光線の光軸が、レンズにより、入射角よりも大きい角度(以下「射出角」と称す)で射出されるように配置されていることが望ましい。これにより、レンズを透過後、結像位置に集まった光線は、その後射出角で発散する発散光となる。この結果、正の屈折力を有するレンズを用いて、入射光を所望の角度を有する発散光へ変換することができる。
【0025】
また、請求項5にかかる発明は、請求項3または4に記載の座標検知装置であって、前記レンズは、前記発光手段からの前記入射光を少なくとも前記座標入力面の全面に扇状に広がる角度を有する発散光に変換可能な屈折力を有することを特徴とする。
【0026】
この請求項5の発明によれば、発光手段から射出された光の一部を、座標入力面の全体に扇状に広がる幅を有する発散光に変換することができるので、座標入力面のいずれの位置にタッチ点が入力された場合であっても、ミラーから射出された光の反射光に基づいて、正確にタッチ点座標を算出することができる。
【0027】
また、請求項6にかかる発明は、請求項1に記載の座標検知装置であって、前記発光素子は、前記入射光を前記座標入力面の全面に扇状に広がる角度を有する発散光に変換する回折素子と、前記回折素子から射出される光を反射するミラーとを有することを特徴とする。
【0028】
この請求項6の発明によれば、入射光を座標入力面の全面に扇状に広がる発散光に変換する回折素子と、光を反射するミラーとを有するので、発光手段から射出された光の一部を、座標入力面の全体に扇状に広がる幅を有する発散光に変換することができる。従って、座標入力面のいずれの位置にタッチ点が入力された場合であっても、ミラーから射出された光の反射光に基づいて、正確にタッチ点座標を算出することができる。
【0029】
また、請求項7にかかる発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の座標検知装置であって、前記光学素子は、前記発光手段から射出した光の一部を、前記座標入力面の全面に扇状に広がる光に偏向する位置に配置されたことを特徴とする。
【0030】
この請求項7の発明によれば、発光素子は、発光手段から射出された光の一部を、座標入力面の全体に扇状に広がる幅を有する発散光に変換することができるので、座標入力面のいずれの位置にタッチ点が入力された場合であっても、ミラーから射出された光の反射光に基づいて、正確にタッチ点座標を算出することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる座標検知装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0032】
図1は、この発明の実施の形態にかかる座標検知装置を含むタッチパネル付きディスプレイ装置100を示す図である。以下、図1を参照しつつタッチパネル付きディスプレイ装置100の特徴的な構成および機能について説明する。タッチパネル付きディスプレイ装置100は、座標入力面101と、座標入力面101の下辺の一端に近接して配置された光学ユニット102と、座標入力面101の下辺のうち光学ユニット102が配置された一端と他の一端に近接して配置されたミラー107と、座標入力面101の外縁に設けられた反射部103a,103b,103cと、メイン制御部105と、インターフェース部106とを備えている。ここで、ミラー107は、本発明の光学素子を構成する。
【0033】
座標入力面101は、矩形の面であって、ユーザがペンなどの指示棒や指によりタッチすることにより、タッチ点Aを入力するときに利用される。
【0034】
光学ユニット102は、配置された位置を基準とするタッチ点の方向であるタッチ点方向を検知する。ここで、タッチ点方向とは、本発明における反射光方向に相当する方向である。光学ユニット102は、発光部および受光部(図示せず)を有している。発光部は、扇形に広がる光を射出し、受光部は、反射部302a,302b,302cで反射され再帰的に戻ってきた光を受光する。受光部は、例えばラインセンサを有しており、これにより指や指示棒などによって遮蔽された方向であるタッチ点方向を検知する。
【0035】
ミラー107は、凸状に形成された、曲率rの湾曲面107aを有している。ミラー107は、発光部から射出された光の一部を入射光として受光する。そして、入射光の光軸を、座標入力面101の方向に変換する。これにより、入射光を座標入力面101の全面に広がる光に変換する。ミラー107はまた、反射部103からの反射光を受光部に導く。
【0036】
このように、発光部から射出された光のうち直接座標入力面101に到達しない光の一部は、ミラー107に入射する。そして、ミラー107によって座標入力面101の方向に偏向され、さらに反射部302a,302b,302cによって反射された後、再びミラー107によって偏向され、受光部に入射する。
【0037】
メイン制御部105は、装置全体を制御する。メイン制御部105は、例えば、光学ユニット102が検知した光の情報、すなわちタッチ点方向を示す情報をアナログデータとして取得する。そして、タッチ点方向に基づいてタッチ点の座標であるタッチ点座標を算出する。ここで、アナログデータは、扇状に照射された光のうち、受光部の光を受光しなかった位置で本来受光されるはずの光の光軸の方向を示す情報である。メイン制御部105はまた、光学ユニット102の駆動を制御する。ここで、メイン制御部105は、本発明の算出制御手段を構成する。インターフェース部106は、メイン制御部105からタッチ点座標を受け取り外部装置としてのパーソナルコンピュータ(PC)110に送る。インターフェース部106はまた、外部接続のパーソナルコンピュータ110のドライバから動作の指示を受けたりするコマンドのやり取りを行う。
【0038】
図2(A)は、ミラー107、ミラー107に入射する入射光、およびその反射光を示している。図2(B)は、図2(A)のミラー107において光が偏向される様子を模式的に示している。図2(B)に示すように、例えば、入射光600は、反射光602に偏向され、入射光610は、反射光612に偏向される。また、入射光620は、反射光622に偏向される。このように、ミラー107は、曲率rの湾曲面107aを有している。従って、ミラー107は、入射される光の角度θ1に比べて、より大きい角度θ2の光を射出する。
【0039】
このように、ミラー107は、発光部から射出された光の一部を、座標入力面101に扇状に広がる光に偏向することができる。また、逆に、ミラー107は、反射部103からの光を受光部に導くことができる。
【0040】
なお、光の角度θ1とは、ミラー107の一端107bに入射する光の光軸と、ミラー107の他端107cに入射する光の光軸とがなす角度である。また、光の角度θ2とは、ミラー107の一端107bにより反射された反射光の光軸と、ミラー107の他端107cにより反射された反射光の光軸とがなす角度である。
【0041】
次に、図3および図4を参照しつつ、光学ユニット102の詳細な構成および機能について説明する。図3は、光学ユニット102の詳細な構成を示す図である。図3(A)は、光学ユニット102を、座標入力面101に平行な面内で照射光の進行方向に直交する向き、すなわちx軸方向から見た状態を示している。また、図3(B)は、光学ユニット102を照射光の進行方向、すなわちy軸方向から見た状態を示している。図4は、受光部125がタッチ点方向を検知する原理を説明するための模式図である。
【0042】
光学ユニット102は、発光部121と、反射部103a〜dからの反射光を受光する受光部125と、光の方向を制御するハーフミラー124とを有している。さらに、発光部121は、光源122から射出された光を扇状に拡散するレンズ123a〜cとを含んでいる。また、受光部125は、ハーフミラー124を通過した光を集光する集光レンズ126と、フォトセンサなどの受光素子が複数個連なったラインセンサ127とを含んでいる。
【0043】
座標入力面101上のある位置Uに指が接触すると照射光が遮断され、その方向に対応するラインセンサ127上の対応する点に反射光が到達しなくなる。すなわち、図4に示すように座標入力面101上の位置Uに光を遮る指が接触すると、位置Uを通過する光が遮られ、ラインセンサ127上では位置Dにおいて受光強度の小さい領域、すなわち暗点が生じる。この暗点の位置Dは、遮蔽方向と一対一に対応する。したがって、ラインセンサ127が検知した暗点に基づいて遮蔽方向を検知することができる。
【0044】
このように、反射部103およびミラー107から射出された反射光は、ラインセンサ127の異なる位置に配置された受光素子に到達するので、反射光を検知した受光素子が配置された位置に基づいて、遮蔽方向を検出することができる。
【0045】
なお、ラインセンサ127における受光強度が均一になるように、シリンドリカルレンズ123cの後段もしくはラインセンサ127の前段に濃淡のついたフィルタを設けてもよい。これにより、ラインセンサ127の各素子に対して方向に依存した閾値を設定する必要が無くなり、制御が容易となる。
【0046】
θd=arctan(D/f) ・・・(1)
【0047】
なお、厳密には、受光レンズ126による光の屈折により、式(1)の関係は成立しない。しかし、検出角度θdとD/fとの関係は一意に決まるので、ここでは、簡単のため式(1)が成立するものとして取り扱う。なお、光軸とは受光レンズ126の光軸を示す。
【0048】
以上のようにして算出された角度、すなわちタッチ点方向θdに基づいて、タッチ点Uのタッチ点座標を算出することができる。
【0049】
図5は、タッチ点とタッチ点方向との関係を示す図である。本図を用いて、第1光学ユニット102が検知したタッチ点方向に基づいてタッチ点Tの座標を算出する場合について説明する。まず、メイン制御部105は、光学ユニット102が検知したタッチ点方向に基づいて、光学ユニット102とタッチ点Tとを通る直線500と、座標入力面101の下辺とのなす角の角度をθL、ミラー107とタッチ点Tとを通る直線510と、座標入力面101の下辺とのなす角の角度をθRを算出する。ここで、角度θL、θRは、タッチ点Tのタッチ点方向を示している。なお、角度θRは、図4を参照しつつ説明した、タッチ点方向θdに基づいて算出する。具体的には、角度θRとタッチ点方向θdとは、1対1に対応するので、予め、対応テーブルを作成しておき、この対応テーブルを参照して、タッチ点方向θdを角度θRに変換してもよい。
そして、角度θL,θRを以下の式に代入することによってタッチ点Tの座標(x,y)を算出する。
x=W×tanθR/(tanθL+tanθR) …(2)
y=(W×tanθR×tanθL)/(tanθL+tanθR)…(3)
なお、ここで、Wは、光学ユニット102の発光部の中心位置と、ミラー107の取り付け基準位置504との間の距離である。
【0050】
次に、図6および図7を参照しつつ、反射部103により反射された後、直接受光レンズ126に入射する反射光、および反射部103により反射された後、ミラー107に入射し、ミラー107によって反射された後に、受光レンズ126に入射する反射光について説明する。ここで、反射部103により反射された後、直接受光レンズ126に入射する反射光は、本発明の第1の反射光に相当する。また、反射部103により反射された後、ミラー107に入射し、ミラー107によって反射された後に、受光レンズ126に入射する反射光は、本発明の第2の反射光に相当する。
【0051】
図6は、ミラー107の位置を示す図である。図7は、反射部103から射出する光と、ミラー107から射出する光を模式的に示す図である。
【0052】
図6に示すように、ミラー107は、反射部103cから隔たった位置に配置されている。従って、受光レンズ126は、ミラー107と反射部103との間の隙間に対応する角度θ4の範囲からは光を受光することはない。一方、受光レンズ126は、ミラー107に対応する角度θ3の範囲から、すなわちミラー107から反射光を受光し、また、反射部103に対応する角度θ5の範囲から、すなわち反射部103から反射光を受光する。
【0053】
従って、図7に示すように、反射部103とミラー107の間に設けられた隙間160に対応する位置の素子162には、ミラー107および反射部103のいずれからも光が入射することはないため、素子162は、常に暗点となっている。そこで、この暗点を境界として、ミラー107からの反射光と反射部103からの反射光とを判別することができる。
【0054】
このため、ミラー107からの反射光と、反射部103からの反射光とを正確に認識することができる。また、このように、ある程度の大きさの隙間160を有しているので、反射光がラインセンサ127に到達したときに放射状に広がり、反射光が幅を有している場合であっても、反射部103からの反射光をミラー107からの反射光と誤認するのを避けることができる。
【0055】
本実施の形態においては、タッチ点方向と、タッチ点座標との対応を示す対応テーブルを予め保持している。従って、タッチ点方向を検知した場合には、対応テーブルにおける対応に基づいて、暗点Dの位置から座標(x,y)を決定する。
【0056】
次に、図8を参照しつつ、タッチパネル付きディスプレイ装置100の詳細なハードウェア構成について説明する。
【0057】
図8に示すMBU300は、装置全体を制御するものであり、図1において示したメイン制御部105およびインターフェース部106を実現するハードウェアである。
【0058】
光学ユニット102は、LDU200とSBU210とを有している。LDU200は、LD122を搭載する基板である。SBU210は、CCD212を搭載する基板である。CCD212は、画像処理LSI(後述)によって駆動される。
【0059】
MBU300は、CPU302と、装置全体を制御するプログラムを格納しているROM304と、ワークエリアとして使用されるRAM306と、外部PC110とのインターフェースを制御するインターフェース制御部308と、SBU210からアナログ信号を受け取り、デジタル信号に変換し、または画像処理を行う画像処理LSI310と、SBU210からのラインごとのデータを格納しておくデータ格納メモリ312と、シェーディング補正を行う基準となるデータを格納しているシェーディングメモリ314とを有している。
【0060】
なお、本実施の形態においては、ワークエリアとして使用しているROM308と、データ格納メモリ312とをそれぞれ別個に設けたが、他の例としては、1つのメモリ内で、エリアを分割して使用してもよい。
【0061】
ここで、タッチパネル付きディスプレイ装置100における基本的なデータの流れを説明する。まず、ROM304からの命令に従って、CPU302は、LD点灯信号をLDU200に送る。LDU200は、LDU点灯信号を受け取ると、LD122を点灯する。これに対して、SBU210のCCD212は、反射光を受光する。そして、SBU210は、受光した光のデータをMBU300の画像処理LSI310に送出する。
【0062】
画像処理LSI310は、受け取った光のデータをデジタル変換し、シェーディングメモリ314に格納されている基準データに基づいて、シェーディング補正する。そして、補正後のデータをデータ格納メモリ312に格納する。データ格納メモリ312に格納されたデータは、CPU302にて読み出され、タッチ点の位置の検出を行い、座標位置を算出し、算出した座標位置をインターフェース制御部308を通じて外部PC110に送出する。
【0063】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、上記実施の形態に多様な変更または改良を加えることができる。
【0064】
そうした第1の変更例を図9に示す。本実施の形態においては、座標入力面101の下辺の一端に光学ユニットを配置し、他方には、光学ユニットにかえて、湾曲型のミラー107を配置した。これに対し、第1変更例としては、ミラー107にかえて、凹レンズ610と平面状のミラー612を備えている。
【0065】
この場合、光学ユニット102からの射出された、入射角の角度θ1の光は、凹レンズ610とミラー612を通過することにより角度θ1よりも大きい角度θ2の光に偏向される。すなわち、凹レンズ610と平面状のミラー612は、本実施の形態におけるミラー107と同様に、光学ユニット102から射出された光を、座標入力面101の全面に扇状に広がる角度を有する発散光に変換する。
【0066】
またこの場合、光学ユニット102から射出された光を、座標入力面101の全面に広がる発散光に変換可能な負の屈折力を有するように、凹レンズ610の曲率および位置のうち少なくとも一方を制御する。
【0067】
さらに他の例としては、凹レンズ610と凸状に湾曲したミラー612とを備えてもよい。また他の例としては、凹レンズ610は、ミラー612によって反射された光が通過する位置、すなわちミラー612と座標入力面101との間に設けられてもよい。
【0068】
図10は、第2の変更例を示す。第2の変更例においては、ミラー107にかえて、凸レンズ620と平面状のミラー612を備えている。この場合、光学ユニット102から射出された、入射角θ1の光は、凸レンズ620によって、一度集光され、さらに入射光をより大きい角度θ2を有する発散光に変換される。なお、光学ユニット102と、凸レンズ620とは、凸レンズ620から射出される光の角度θ2が凸レンズ620に入射する入射光の角度θ1よりも大きくなるように配置されていることが望ましい。これにより、凸レンズ620を透過後、結像位置に集まった光線は、その後、角度θ2よりも大きい角度で発散する発散光となる。
【0069】
さらに他の例としては、凸レンズ620と凸状に湾曲したミラー612とを備えてもよい。また他の例としては、凸レンズ620は、ミラー612によって反射された光が通過する位置、すなわちミラー612と座標入力面101との間に設けられてもよい。
【0070】
図11は、第3の変更例を示す。第3の変更例においては、ミラー107にかえて、回折素子630および平面状のミラー612を備えている。本例においては、光学ユニット102から射出された幅θ1の光は、回折素子630とミラー612を通過することにより幅θ1よりも広い幅θ2の光に偏向される。すなわち、回折素子630と平面状のミラー612は、本実施の形態におけるミラー107と同様に、光学ユニット102から射出された光を、座標入力面101の全面に扇状に広がる幅を有する発散光に変換することができる。
【0071】
さらに他の例としては、回折素子630と凸状に湾曲したミラー612とを備えてもよい。また、他の例としては、回折素子630は、ミラー612と座標入力面101との間に設けられてもよい。
【0072】
またこの場合、光学ユニット102から射出された光を、座標入力面101の全面に広がる発散光に変換可能な負の屈折力を有するような回折素子630を配置する。
【0073】
このように、光学ユニット102から射出された光を座標入力面101の全面を照射するような光に変換することができればよく、上記変更例の他、複数のレンズを組み合わせることにより光学素子を実現してもよく、その自由度は高い。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1にかかる発明によれば、光学ユニットを1つしか設けないので、当該座標検知装置を小型化することができる。また、このように小型化することにより、タッチ点座標算出の精度を低下させることなく、装置の利便性を向上させることができる。また、光学ユニットを1つしか設けないので、当該座標検知装置は、低コストで製造、提供することができるという効果を奏する。また、光学素子は、凸面状のミラーであるので、発光手段から射出された光の一部を、より大きい角度を有する発散光に変換することができるという効果を奏する。
【0078】
また、請求項2にかかる発明によれば、光学素子は、発光手段から射出された光の一部を、座標入力面の全体に扇状に広がる角度を有する発散光に変換することができる。従って、座標入力面のいずれの位置にタッチ点が入力された場合であっても、ミラーから射出された光の反射光に基づいて、正確にタッチ点座標を算出することができるという効果を奏する。
【0079】
また、請求項3にかかる発明によれば、光学素子は、負の屈折力を有するレンズと、光を反射するミラーとを有するので、発光手段から射出された光の一部を、より大きい角度を有する発散光に変換することができるという効果を奏する。
【0080】
また、請求項4にかかる発明によれば、発光手段から射出された光の一部を、レンズにより一度集光させた後、より大きい角度で発散させることができる。この結果、発光手段からの入射光をより大きい角度を有する発散光に変換することができるという効果を奏する。
【0081】
また、請求項5にかかる発明によれば、発光手段から射出された光の一部を、座標入力面の全体に扇状に広がる幅を有する発散光に変換することができるので、座標入力面のいずれの位置にタッチ点が入力された場合であっても、ミラーから射出された光の反射光に基づいて、正確にタッチ点座標を算出することができるという効果を奏する。
【0082】
また、請求項6にかかる発明によれば、発光手段から射出された光の一部を、座標入力面の全体に扇状に広がる幅を有する発散光に変換することができる。従って、座標入力面のいずれの位置にタッチ点が入力された場合であっても、ミラーから射出された光の反射光に基づいて、正確にタッチ点座標を算出することができるという効果を奏する。
【0083】
また、請求項7にかかる発明によれば、発光素子は、発光手段から射出された光の一部を、座標入力面の全体に扇状に広がる幅を有する発散光に変換することができるので、座標入力面のいずれの位置にタッチ点が入力された場合であっても、ミラーから射出された光の反射光に基づいて、正確にタッチ点座標を算出することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】タッチパネル付きディスプレイ装置を示す図である。
【図2】ミラー、ミラーに入射する入射光、およびミラーからの反射光を示す図である。
【図3】光学ユニットの構成を示す図である。
【図4】受光部がタッチ点方向を検知する原理を説明するための図である。
【図5】タッチ点とタッチ点座標との関係を示す図である。
【図6】タッチパネル付きディスプレイ装置におけるミラーの設置位置を示す図である。
【図7】反射部から射出する光と、ミラーから射出する光を模式的に示す図である。
【図8】タッチパネル付きディスプレイ装置の詳細なハードウェア構成を示す図である。
【図9】タッチパネル付きディスプレイ装置の第1の変更例を示す図である。
【図10】タッチパネル付きディスプレイ装置の第2の変更例を示す図である。
【図11】タッチパネル付きディスプレイ装置の第3の変更例を示す図である。
【図12】従来の光学式の座標入力装置を示した図である。
【符号の説明】
100 タッチパネル付きディスプレイ装置
101 座標入力面
102 光学ユニット
103a,103b,103c 反射部
105 メイン制御部
106 インターフェース部
107 ミラー
107a 湾曲面
110 パーソナルコンピュータ
122 光源
123a レンズ
123c シリンドリカルレンズ
124 ハーフミラー
125 受光部
126 受光レンズ
127 ラインセンサ
308 インターフェース制御部
310 画像処理LSI
312 データ格納メモリ
314 シェーディングメモリ
612 ミラー
610,620 凸レンズ
630 回折素子[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a coordinate detection device that calculates the coordinates of a touch point input to a coordinate input surface.
[0002]
[Prior art]
Currently, a display device with a touch panel that integrates a display screen and a coordinate input device and can control an image displayed on the display screen while touching the display screen is becoming widespread. In addition, a relatively large display device with a touch panel, which is assumed to be used in school lessons or company presentations, is also known.
[0003]
An optical type coordinate input device is known. The optical coordinate input device calculates the coordinates of the position by detecting the direction of the position input to the coordinate input surface from two directions. FIG. 12 shows an example of a conventional optical coordinate detection device. The
[0004]
The
[0005]
In recent years, in addition to the optical unit, a technique is also known in which a mirror is further arranged, the mirror is rotated, and two points are detected from the rotation angle (see, for example, Patent Document 1).
[0006]
[Patent Document 1]
JP 2002-55770 A (page 4-7, FIG. 1)
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The optical unit is a large unit having a light source, a light receiving unit, a lens for diffusing light, a lens for causing the light receiving unit to receive reflected light, and the like. Therefore, downsizing of the entire apparatus is limited by these optical units.
[0008]
In addition, since the optical units are arranged at both ends of one side of the coordinate input surface, the user becomes inconvenienced when inputting the coordinates, and the convenience of the apparatus is poor.
[0009]
The present invention has been made in view of the above, and an object of the present invention is to obtain a coordinate detection apparatus that can be further reduced in size and is excellent in convenience.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention according to
[0011]
According to the first aspect of the present invention, instead of providing only one optical unit and providing another optical unit, an optical element is provided. Thus, since only one optical unit is provided, the coordinate detection apparatus can be reduced in size. Further, by reducing the size in this way, it is possible to improve the convenience of the device without reducing the accuracy of touch point coordinate calculation. In addition, since only one optical unit is provided, the coordinate detection device can be manufactured and provided at low cost.Further, since the optical element is a convex mirror, a part of the light emitted from the light emitting means can be converted into divergent light having a larger angle.
[0018]
Claims2The invention according to claim1The mirror is provided with a curvature that converts the incident light from the light emitting means into divergent light having an angle that spreads in a fan shape over the entire surface of the coordinate input surface. Features.
[0019]
This claim2According to the invention, the optical element is a mirror having a convex curved surface having such a curvature that the incident light from the light emitting means can be converted into divergent light having a fan-shaped width at least over the entire coordinate input surface. It is. Therefore, the optical element can convert a part of the light emitted from the light emitting means into divergent light having an angle spreading in a fan shape over the entire coordinate input surface. Therefore, even if the touch point is input at any position on the coordinate input surface, the touch point coordinates can be accurately calculated based on the reflected light of the light emitted from the mirror.
[0020]
Claims3The invention according to claim1The coordinate detection apparatus according to
[0021]
This claim3According to the invention, since the optical element has a lens having negative refractive power and a mirror that reflects light, a part of the light emitted from the light emitting means is converted into divergent light having a larger angle. can do.
[0022]
Claims4The invention according to claim12. The coordinate detection device according to
[0023]
This claim4According to the invention, since the optical element has a lens having a positive refractive power and a mirror that reflects light, after a part of the light emitted from the light emitting means is once condensed by the lens, Can diverge at larger angles. As a result, incident light from the light emitting means can be converted into divergent light having a larger angle.
[0024]
The light emitting means and the lens having a positive refractive power means that the optical axis of the light beam that forms the largest angle with the optical axis (hereinafter referred to as “incident angle”) is incident on the lens by the lens. It is desirable that they are arranged so as to be emitted at an angle larger than the angle (hereinafter referred to as “injection angle”). Thereby, after passing through the lens, the light rays gathered at the imaging position become divergent light that diverges at the exit angle thereafter. As a result, it is possible to convert incident light into divergent light having a desired angle using a lens having positive refractive power.
[0025]
Claims5The invention according to claim3Or4The coordinate detection device according to
[0026]
This claim5According to the invention, since a part of the light emitted from the light emitting means can be converted into divergent light having a fan-like width across the coordinate input surface, the touch point can be placed at any position on the coordinate input surface. Even when is inputted, it is possible to accurately calculate the touch point coordinates based on the reflected light of the light emitted from the mirror.
[0027]
Claims6The invention according to claim1The light emitting element includes: a diffractive element that converts the incident light into divergent light having an angle that spreads in a fan shape over the entire coordinate input surface; and light emitted from the diffractive element. And a reflecting mirror.
[0028]
This claim6According to the invention, since the diffractive element that converts incident light into divergent light that spreads in a fan shape over the entire surface of the coordinate input surface and the mirror that reflects the light are provided, a part of the light emitted from the light emitting means is coordinated. It can be converted into divergent light having a fan-like width across the entire input surface. Therefore, even if the touch point is input at any position on the coordinate input surface, the touch point coordinates can be accurately calculated based on the reflected light of the light emitted from the mirror.
[0029]
Claims7The invention according to
[0030]
This claim7According to the invention, the light emitting element can convert a part of the light emitted from the light emitting means into divergent light having a fan-like width across the entire coordinate input surface. Even when the touch point is input at the position, the touch point coordinates can be accurately calculated based on the reflected light of the light emitted from the mirror.
[0031]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Exemplary embodiments of a coordinate detection apparatus according to the present invention will be explained below in detail with reference to the accompanying drawings.
[0032]
FIG. 1 is a diagram showing a
[0033]
The coordinate
[0034]
The
[0035]
The
[0036]
Thus, a part of the light emitted from the light emitting unit that does not directly reach the coordinate
[0037]
The
[0038]
FIG. 2A shows the
[0039]
In this way, the
[0040]
The light angle θ1 is an angle formed by the optical axis of light incident on the one
[0041]
Next, a detailed configuration and function of the
[0042]
The
[0043]
When the finger touches a certain position U on the coordinate
[0044]
As described above, the reflected light emitted from the reflecting
[0045]
Note that a shaded filter may be provided at the rear stage of the
[0046]
θd = arctan (D / f) (1)
[0047]
Strictly speaking, the relationship of formula (1) does not hold due to light refraction by the
[0048]
The touch point coordinates of the touch point U can be calculated based on the angle calculated as described above, that is, the touch point direction θd.
[0049]
FIG. 5 is a diagram illustrating a relationship between a touch point and a touch point direction. A case where the coordinates of the touch point T are calculated based on the touch point direction detected by the first
Then, the coordinates (x, y) of the touch point T are calculated by substituting the angles θL and θR into the following equations.
x = W × tan θR / (tan θL + tan θR) (2)
y = (W × tan θR × tan θL) / (tan θL + tan θR) (3)
Here, W is the distance between the center position of the light emitting part of the
[0050]
Next, referring to FIG. 6 and FIG. 7, the light reflected by the reflecting
[0051]
FIG. 6 is a diagram showing the position of the
[0052]
As shown in FIG. 6, the
[0053]
Accordingly, as shown in FIG. 7, no light is incident on the
[0054]
For this reason, the reflected light from the
[0055]
In the present embodiment, a correspondence table indicating correspondence between touch point directions and touch point coordinates is held in advance. Therefore, when the touch point direction is detected, the coordinates (x, y) are determined from the position of the dark spot D based on the correspondence in the correspondence table.
[0056]
Next, a detailed hardware configuration of the display device with a
[0057]
The
[0058]
The
[0059]
The
[0060]
In this embodiment, the
[0061]
Here, a basic data flow in the
[0062]
The
[0063]
As described above, the present invention has been described using the embodiment, but various changes or improvements can be added to the above embodiment.
[0064]
Such a first modification is shown in FIG. In the present embodiment, an optical unit is disposed at one end of the lower side of the coordinate
[0065]
In this case, the light having an incident angle of θ1 emitted from the
[0066]
Further, in this case, at least one of the curvature and the position of the
[0067]
As another example, a
[0068]
FIG. 10 shows a second modification. In the second modified example, a
[0069]
As another example, a
[0070]
FIG. 11 shows a third modification. In the third modified example, a
[0071]
As yet another example, a
[0072]
In this case, a
[0073]
As described above, it is only necessary to convert the light emitted from the
[0074]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, since only one optical unit is provided, the coordinate detection apparatus can be reduced in size. Further, by reducing the size in this way, it is possible to improve the convenience of the device without reducing the accuracy of touch point coordinate calculation. In addition, since only one optical unit is provided, the coordinate detection apparatus can be manufactured and provided at a low cost.Further, since the optical element is a convex mirror, there is an effect that part of the light emitted from the light emitting means can be converted into divergent light having a larger angle.
[0078]
Claims2According to the invention, the optical element can convert a part of the light emitted from the light emitting means into divergent light having an angle spreading in a fan shape over the entire coordinate input surface. Therefore, even if a touch point is input at any position on the coordinate input surface, the touch point coordinates can be calculated accurately based on the reflected light of the light emitted from the mirror. .
[0079]
Claims3According to the invention, since the optical element includes the lens having negative refractive power and the mirror that reflects light, a part of the light emitted from the light emitting means is converted into divergent light having a larger angle. There is an effect that it can be converted.
[0080]
Claims4According to the invention, a part of the light emitted from the light emitting means can be once condensed by the lens and then diverged at a larger angle. As a result, there is an effect that incident light from the light emitting means can be converted into divergent light having a larger angle.
[0081]
Claims5According to the invention, since a part of the light emitted from the light emitting means can be converted into divergent light having a fan-like width over the entire coordinate input surface, any position on the coordinate input surface can be touched. Even when a point is input, the touch point coordinates can be accurately calculated based on the reflected light of the light emitted from the mirror.
[0082]
Claims6According to the invention, it is possible to convert part of the light emitted from the light emitting means into divergent light having a fan-like width across the entire coordinate input surface. Therefore, even if a touch point is input at any position on the coordinate input surface, the touch point coordinates can be calculated accurately based on the reflected light of the light emitted from the mirror. .
[0083]
Claims7According to the invention, the light emitting element can convert a part of the light emitted from the light emitting means into divergent light having a fan-like width extending over the entire coordinate input surface. Even when the touch point is input at the position, it is possible to accurately calculate the touch point coordinates based on the reflected light of the light emitted from the mirror.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a display device with a touch panel.
FIG. 2 is a diagram showing a mirror, incident light incident on the mirror, and reflected light from the mirror.
FIG. 3 is a diagram illustrating a configuration of an optical unit.
FIG. 4 is a diagram for explaining a principle that a light receiving unit detects a touch point direction.
FIG. 5 is a diagram illustrating a relationship between touch points and touch point coordinates.
FIG. 6 is a diagram illustrating a mirror installation position in a display device with a touch panel.
FIG. 7 is a diagram schematically showing light emitted from a reflecting portion and light emitted from a mirror.
FIG. 8 is a diagram showing a detailed hardware configuration of a display device with a touch panel.
FIG. 9 is a diagram showing a first modification of the display device with a touch panel.
FIG. 10 is a diagram showing a second modification of the display device with a touch panel.
FIG. 11 is a diagram showing a third modification of the display device with a touch panel.
FIG. 12 is a diagram showing a conventional optical coordinate input device.
[Explanation of symbols]
100 Display device with touch panel
101 Coordinate input surface
102 Optical unit
103a, 103b, 103c Reflector
105 Main control unit
106 Interface section
107 mirror
107a Curved surface
110 Personal computer
122 Light source
123a lens
123c cylindrical lens
124 half mirror
125 Receiver
126 Light receiving lens
127 Line sensor
308 Interface control unit
310 Image Processing LSI
312 Data storage memory
314 Shading memory
612 mirror
610, 620 Convex lens
630 Diffraction element
Claims (7)
前記座標入力面に近接する位置に配置され、前記座標入力面に沿って扇状に広がる光を射出する発光手段と、
前記座標入力面に近接する位置であって、かつ前記発光手段と隔たった位置に配置され、前記発光手段からの入射光の光軸を、前記座標入力面の方向に変換する光学素子と、
前記発光手段から射出された光を反射する反射手段と、
前記反射手段によって反射された第1の反射光と、前記反射手段によって反射され、さらに前記光学素子によって変換された第2の反射光を受光する受光手段と、
前記受光手段が受光した前記第1の反射光の反射光方向および前記第2の反射光の反射光方向に基づいて、前記タッチ点のタッチ点座標を算出する算出制御手段とを備え、
前記光学素子は、凸状の湾曲面を有するミラーであること、を特徴とする座標検知装置。A coordinate detection device that calculates the coordinates of a touch point input on a coordinate input surface,
A light emitting means that is arranged at a position close to the coordinate input surface and emits light that spreads in a fan shape along the coordinate input surface;
An optical element disposed at a position close to the coordinate input surface and separated from the light emitting means, and converting an optical axis of incident light from the light emitting means into a direction of the coordinate input surface;
Reflecting means for reflecting light emitted from the light emitting means;
A light receiving means for receiving a first reflected light reflected by the reflecting means and a second reflected light reflected by the reflecting means and further converted by the optical element;
Calculation control means for calculating touch point coordinates of the touch point based on the reflected light direction of the first reflected light and the reflected light direction of the second reflected light received by the light receiving means ;
The coordinate detecting device , wherein the optical element is a mirror having a convex curved surface .
負の屈折力を有するレンズと、
前記レンズから射出される光を反射するミラーと
を有することを特徴とする請求項1に記載の座標検知装置。The optical element is
A lens having negative refractive power;
The coordinate detection apparatus according to claim 1 , further comprising a mirror that reflects light emitted from the lens.
正の屈折力を有するレンズと、
前記レンズから射出される光を反射するミラーと
を有することを特徴とする請求項1に記載の座標検知装置。The optical element is
A lens having a positive refractive power;
The coordinate detection apparatus according to claim 1 , further comprising a mirror that reflects light emitted from the lens.
前記入射光を、前記座標入力面の全面に扇状に広がる角度を有する発散光に変換する回折素子と、
前記回折素子から射出される光を反射するミラーと
を有することを特徴とする請求項1に記載の座標検知装置。The optical element is
A diffractive element that converts the incident light into divergent light having a fan-shaped angle over the entire coordinate input surface;
The coordinate detection apparatus according to claim 1 , further comprising a mirror that reflects light emitted from the diffraction element.
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