JP4114914B2 - Soil improvement material - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ペーパースラッジの焼却灰、特に、焼却することにより得られる飛灰を利用した土壌改良材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、製紙工場の廃液中の固形分はペーパースラッジとして分離回収されていて、焼却により減容化された後、焼却灰として処分されている。しかし、焼却灰が多量に発生するため、その処分が容易でなく、焼却灰の再利用が検討されている。
【0003】
例えば土木、建築の用途では、焼却灰をセメント原料や軽量骨材に利用するものが知られている。セメント原料として利用する場合、焼却灰はセメントと類似の成分を含有しているが、それ自体には水硬性がなく、石灰石、粘土、珪石等とともに焼却灰を調合及び焼成してクリンカを形成することにより利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ペーパースラッジを焼却すると、焼却後に炉内に残留する炉底灰が発生する他に、焼却炉から燃焼ガスとともに排出される飛灰も発生する。
【0005】
このような飛灰は、通常の処分場ではなく、管理型の最終処分場に廃棄しなければならず、焼却炉内に残留する炉底灰に比べて手間を要するものである。しかも、この飛灰は、焼却炉の形式によっては、焼却炉内に残留する炉底灰より多く発生する場合もあり、廃棄処理が容易でなかった。
【0006】
そこで、この発明では、ペーパースラッジを焼却することにより発生する飛灰を有効に再利用することができる土壌改良材を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために、請求項1の発明は、水分により硬化可能な成分を含有する水硬性固化材と、ペーパースラッジを燃焼したときの燃焼ガスから捕集して得られ、比表面積が5000cm 2 /g以上である飛灰とを混合してなり、前記水硬性固化材に対する前記飛灰の混合割合が、0.5重量倍以上2重量倍以下であることを特徴とする。
【0008】
また、請求項2の発明は、請求項1の構成に加え、前記飛灰は、前記ペーパースラッジを900℃以上の温度で燃焼したときの燃焼ガスから捕集したものであることを特徴とする。
【0009】
さらに、請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の構成に加え、前記飛灰が、20〜55wt%のCaO、15〜30wt%のSiO2、5〜20wt%のAl2O3、1〜10wt%のMgO、10wt%未満のK2O、及び10wt%未満のP2O5を主成分として含有し、該主成分が70wt%以上であることを特徴とする。
【0010】
【実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について説明する。
【0011】
この発明の土壌改良材は、水硬性固化材と飛灰とを混合したものであって、水分を多量に含有した泥土に散布或いは混合することにより、泥土の性状を改善して改良土とし、運搬、締め固めを容易にするものであり、また、改良土の強度を増進するものである。
【0012】
まず、この発明の土壌改良材に使用される水硬性固化材は、泥土中の水分により硬化可能な成分を含有したものであり、例えばセメント系固化材、石灰系固化材等が挙げられる。
【0013】
セメント系固化材としては、各種ポルトランドセメント、アルミナセメント等の特殊セメント、高炉セメント、フライアッシュセメント等の混合セメントなどの水硬性セメントが例示できる。前記混合セメントとしては、ペーパースラッジを焼却して得られる焼却灰を、他のセメント原料とともに調合して、焼成及び粉砕することにより製造されたセメントであってもよい。
【0014】
また、石灰系固化材は、生石灰を含有する固化材であり、例えば水硬性セメントに生石灰を混合したもの等、従来から土壌改良材として使用されているものであってもよい。
【0015】
次に、この発明において使用される飛灰は、ペーパースラッジを焼却して得られる飛灰であり、再生紙の精製工程の廃液等、製紙工場の廃液から分離されたペーパースラッジを焼却することにより得られる焼却灰のうち、燃焼ガスとともに焼却炉から排出される粒子やそれと同等の粒子からなる飛灰である。この飛灰は、例えば燃焼ガスからバグフィルタ等を用いて捕集することで得ることができる。
【0016】
このような飛灰は、焼却後に炉内に残留し、水封装置等により冷却されて排出される砂状の炉底灰に比べて微細な粒子が多く含まれた粉末であり、30μm以下の微粒子が多量に含まれている。そのため、単位重量当たりの表面積(比表面積)が大きく、焼却後に炉内に残留し、冷却されて排出される炉底灰に比べて格段に大きな比表面積を有している。その比表面積は、水硬性固化材の比表面積よりも大きなものである。本発明では、ペーパースラッジの飛灰が微粒子化するための粉砕等の処理を施さなくてもこのような比表面積を有しているために、そのまま利用することができる。ここでは、5000cm2/g以上の比表面積を有するものを用いるのが好ましく、特に8000cm2/g以上のものを用いるのが好適である。
【0017】
また、この飛灰は、ペーパースラッジが高温、例えば900℃以上の温度で燃焼されることにより炭素分が十分に除去された灰分であり、20〜55wt%のCaO、15〜30wt%のSiO2、5〜20wt%のAl2O3、1〜10wt%のMgO、10wt%未満のK2O、及び10wt%未満のP2O5を主成分として含有していて、通常、この主成分の含有の合計量が70wt%以上となっている。この飛灰の成分は、ごみ等の一般焼却灰に比べて組成が安定していて、重金属等の有害物質の含有量が非常に少ない。また、飛灰は水と接触させることなく捕集したものであるため、焼却炉から水と接触させてから取り出された炉底灰とも異なる成分となっている。
【0018】
飛灰は、このような成分を含有していて、しかも前記のように大きな比表面積を有するものであるため、まず、比表面積が大きくて水を吸着し易く、泥土中を自由に移動できて泥土の流動性に大きく寄与する自由水を減少させて補強しやすい。また、小さい粒子が多く存在するため、土粒子の間に入り込んで改良土を補強することができる。さらに、SiO2が多く含まれた微粒子であるため、水硬性固化材中の石灰とのポゾラン反応を起こし易く、改良土の強度を増加することができる。しかも、組成が安定していて重金属等の有害物質の含有量が少ないため、溶出物が生じにくい。
【0019】
本発明では、このような飛灰を前記の水硬性固化材と混合することにより土壌改良材として使用する。
【0020】
飛灰と水硬性固化材との混合割合は、水硬性固化材の成分、飛灰の成分、泥土の含水量等に応じて、水硬性固化材の重量に対して飛灰の重量が、0.5倍以上2倍以下の範囲となるように調整される。飛灰の重量が0.5倍より小さい場合には、改良土の締め固め後の強度の改善効果が少なくて水硬性固化材の使用量が増えるとともに、飛灰の使用量が少なくて飛灰の有効利用を十分に図れない。一方、飛灰の重量が2倍より大きい場合には、飛灰の使用量に応じた改良土の強度が得られず、また、飛灰の使用量が多くて泥土を廃棄する必要が生じて手間がかかるからである。
【0021】
このような本発明の土壌改良材は、泥土に対して散布或いは混合し、その後放置して養生することにより使用する。泥土に対する土壌改良材の混合割合は、泥土の含水率、組成、粒度分布等の性状などにより調整すればよく、例えば、予め対象となる泥土の一部に対して試し練り試験を行うことにより、使用割合を決定することができる。
【0022】
なお、この発明の土壌改良材は、ペーパースラッジを焼却することにより得られる飛灰をそのまま水硬性固化材と混合したものであるが、飛灰の組成が大きく変動して飛灰中に塩素化合物や重金属等の有害物質が含まれるような場合には、予めこれらの成分を除去する処理を飛灰に施したり、これらの溶出を防ぐ安定剤を添加して使用することも可能である。
【0023】
【実施例】
以下この発明の実施例について説明する。
【0024】
〔比較例1〜4〕
まず、泥土にペーパースラッジの飛灰を異なる混合割合で混合して締め固め後の改良土の強度の変化を測定した。
【0025】
用いた泥土は、表1に示すような粒度分布を有する粘性土であり、含水比は57.1%であり、スランプは21cmであった。
【0026】
【表1】
【0027】
一方、用いた飛灰は、再生紙の精製工程の廃液から回収されたペーパースラッジを流動床焼却炉で900℃で焼却し、その際燃焼ガスとともに排出されてバグフィルタにより捕集されたものであり、表2に示すような成分を含有していた。また、複数のサンプルを採取して比表面積をブレーン値により測定したところ8000cm2/g〜8800cm2/gの範囲であった。
【0028】
【表2】
【0029】
そして、改良土の締め固め後の強度は、一定量の泥土に異なる量の飛灰を混練りし、1時間の養生時間の経過後に、地盤工学基準T716の「締固めた土のコーン指数試験」に準拠したコーン貫入試験により改良土のコーン指数として測定した。
【0030】
結果を表3に示す。
【0031】
【表3】
【0032】
表3から明らかな通り、飛灰を混合しない比較例1に比べ、飛灰を混合した比較例2〜4ではコーン指数が僅かに増加し、飛灰の混合割合に比例して泥土の強度が増加した。
【0033】
しかしながら、比較例2〜4のように飛灰だけを混合する場合、第3種処理土に要求されるコーン指数400KN/m2以上の強度や、第2種処理土に要求されるコーン指数800KN/m2以上の強度を得るには、飛灰の混合量を極めて多量に使用しなければならず、再利用や廃棄する改良土も多量になるため好ましくない。
【0034】
〔比較例5〕
ペーパースラッジの飛灰を混合する代わりに、泥土に普通ポルトランドセメントを50kg/m3となるように混合して、泥土の締め固め後の強度を測定した。
【0035】
まず、用いた普通ポルトランドセメントは、JIS規格品であり、比表面積が2500cm2/g以上のものである。
【0036】
また、泥土は、含水比が49.8%でスランプが11cmである他は、比較例1〜4と同一の泥土を使用した。
【0037】
そして泥土の締め固め後の強度は、普通ポルトランドセメントを泥土に混練りし、1時間、3時間、6時間、24時間の養生時間経過後に、比較例1〜4と同一の方法によりコーン指数として測定した。
【0038】
得られた結果を、養生時間に対するコーン指数の変化として図1に示し、24時間経過後の強度を表4に示した。
【0039】
〔実施例1〜4〕
比較例1〜4で用いた飛灰と比較例5で用いた普通ポルトランドセメントとを、異なる混合割合で混合することにより、実施例1〜4の土壌改良材を作成し、この土壌改良材を比較例5で用いた泥土に混合して、改良土の締め固め後の強度の変化を測定した。普通ポルトランドセメントに対する飛灰の混合割合は、実施例1の0.5重量倍から実施例4の2重量倍までとした。
【0040】
そして改良土の締め固め後の強度は、普通ポルトランドセメント量が泥土に対して50kg/m3となるように各実施例の土壌改良材を泥土に混練りしてから、比較例5と同一にして測定した。
【0041】
得られた結果を、養生時間に対するコーン指数の変化として図1に示し、24時間経過後の強度を表4に示した。
【0042】
【表4】
【0043】
表4から明らかな通り、比較例5及び実施例1〜4では泥土に対して同じ量の普通ポルトランドセメントを混合したが、飛灰を混合していない比較例5に比べて、飛灰を混合した実施例1〜4ではコーン指数が増加した。しかも、普通ポルトランドセメントに対する飛灰の混合割合の増加に伴い、コーン指数が増加している。
【0044】
ここでは、実施例1〜4のコーン指数が、普通ポルトランドセメントのみを混合した比較例5のコーン指数より300〜900KN/m2以上大きい値となっている。実施例1〜4と同等以上の飛灰を混合して測定した前記の比較例2〜4のコーン指数の増加分が20〜64KN/m2であることを考慮すれば、著しく大きな値であるといえる。
【0045】
また、図1では、飛灰を混合していない比較例5と、飛灰を混合した実施例1〜4とのコーン指数の差は養生時間が少ない間は小さく、養生時間の経過とともにその差が混合割合に比例して拡大していた。これは、実施例1〜4では遅い反応速度で継続するポゾラン反応によるものと推測することができる。
【0046】
従って、表4及び図1から普通ポルトランドセメントと飛灰との相乗的な作用により改良土の締め固め後の強度が増加できることが確認できた。
【0047】
【発明の効果】
以上詳述の通り、この発明によれば、水分により硬化可能な成分を含有する水硬性固化材と、ペーパースラッジを焼却することにより得られる飛灰とを混合し、水硬性固化材に対する飛灰の混合割合を、0.5重量倍以上2重量倍以下にして土壌改良材としたので、飛灰が泥土中の自由水を吸着しやすいとともに水硬性固化材とのポゾラン反応を起こし易くて、水硬性固化材により得られる改良土の強度を飛灰により向上することができ、そのためペーパースラッジを焼却することにより発生する飛灰を有効に再利用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 養生時間に対するコーン指数の変化を示すグラフである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a soil improvement material using incinerated ash of paper sludge, particularly fly ash obtained by incineration.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, the solid content in the waste liquid of a paper mill is separated and recovered as paper sludge, and after being reduced in volume by incineration, it is disposed as incineration ash. However, since a large amount of incineration ash is generated, its disposal is not easy, and reuse of the incineration ash is being studied.
[0003]
For example, in civil engineering and construction applications, incineration ash is known as a raw material for cement and lightweight aggregate. When used as a raw material for cement, incineration ash contains components similar to cement, but it is not hydraulic in itself, and clinker is formed by preparing and firing incineration ash together with limestone, clay, silica stone, etc. It is used by.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, when paper sludge is incinerated, in addition to generating bottom ash remaining in the furnace after incineration, fly ash discharged from the incinerator together with combustion gas is also generated.
[0005]
Such fly ash has to be disposed of in a final disposal site, not a normal disposal site, and requires more labor than the bottom ash remaining in the incinerator. Moreover, depending on the type of the incinerator, the fly ash may be generated more than the bottom ash remaining in the incinerator, and the disposal process is not easy.
[0006]
Therefore, an object of the present invention is to provide a soil conditioner that can effectively reuse fly ash generated by incinerating paper sludge.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
To solve such problems, a first aspect of the present invention, a hydraulic solidifying material containing curable components by water, obtained was collected from the combustion gases when burning paper sludge, the ratio The fly ash having a surface area of 5000 cm 2 / g or more is mixed, and the mixing ratio of the fly ash to the hydraulic solidified material is 0.5 to 2 times by weight.
[0008]
The invention of
[0009]
Further, the invention of claim 3, in addition to the configuration according to
[0010]
Embodiment
Embodiments of the present invention will be described below.
[0011]
The soil improvement material of the present invention is a mixture of hydraulic solidification material and fly ash, and is applied to the mud containing a large amount of moisture to improve or improve the properties of the mud. It facilitates transportation and compaction, and increases the strength of the improved soil.
[0012]
First, the hydraulic solidification material used for the soil improvement material of this invention contains the component hardenable with the water | moisture content in mud, for example, a cement type solidification material, a lime type solidification material, etc. are mentioned.
[0013]
Examples of the cement-based solidifying material include hydraulic cements such as various cements such as special cements such as Portland cement and alumina cement, blast furnace cement and fly ash cement. The mixed cement may be a cement produced by preparing incinerated ash obtained by incinerating paper sludge together with other cement raw materials, followed by firing and pulverization.
[0014]
The lime-based solidified material is a solidified material containing quicklime, and may be one conventionally used as a soil improving material, such as a mixture of quicklime with hydraulic cement.
[0015]
Next, the fly ash used in the present invention is fly ash obtained by incinerating paper sludge, and by incinerating paper sludge separated from the waste liquid of the paper mill, such as the waste liquid of the refining process of recycled paper. Among the incineration ash obtained, it is fly ash consisting of particles discharged from the incinerator together with the combustion gas or particles equivalent thereto. This fly ash can be obtained, for example, by collecting it from combustion gas using a bag filter or the like.
[0016]
Such fly ash is a powder that contains more fine particles than sand-like hearth ash that remains in the furnace after incineration and is cooled and discharged by a water seal device or the like, and is 30 μm or less. Contains a large amount of fine particles. For this reason, the surface area per unit weight (specific surface area) is large, and it remains in the furnace after incineration, and has a significantly larger specific surface area than the furnace bottom ash that is cooled and discharged. The specific surface area is larger than the specific surface area of the hydraulic solidified material. In the present invention, the paper sludge fly ash can be used as it is because it has such a specific surface area without being subjected to a treatment such as pulverization for making fine particles. Here, a material having a specific surface area of 5000 cm 2 / g or more is preferably used, and a material having a specific surface area of 8000 cm 2 / g or more is particularly preferable.
[0017]
Moreover, this fly ash is an ash from which carbon content is sufficiently removed by burning paper sludge at a high temperature, for example, a temperature of 900 ° C. or higher, and 20 to 55 wt% CaO, 15 to 30 wt% SiO 2. 5 to 20 wt% Al 2 O 3 , 1 to 10 wt% MgO, less than 10 wt% K 2 O, and less than 10 wt% P 2 O 5 as main components. The total content is 70 wt% or more. The components of this fly ash have a stable composition compared to general incineration ash such as garbage, and the content of harmful substances such as heavy metals is very small. Moreover, since fly ash is collected without being brought into contact with water, it is a different component from the bottom ash extracted from the incinerator after being brought into contact with water.
[0018]
Since fly ash contains such components and has a large specific surface area as described above, first, it has a large specific surface area, is easy to adsorb water, and can move freely in mud. It is easy to reinforce by reducing the free water that greatly contributes to the fluidity of the mud. Further, since there are many small particles, the improved soil can be reinforced by entering between the soil particles. Furthermore, since the fine particles contain a large amount of SiO 2 , it is easy to cause a pozzolanic reaction with lime in the hydraulic solidified material, and the strength of the improved soil can be increased. In addition, since the composition is stable and the content of toxic substances such as heavy metals is small, elution is unlikely to occur.
[0019]
In the present invention, such fly ash is used as a soil conditioner by mixing it with the hydraulic solidifying material.
[0020]
The mixing ratio of the fly ash and the hydraulic solidifying material is such that the weight of the fly ash is 0 with respect to the weight of the hydraulic solidifying material according to the components of the hydraulic solidifying material, the components of the fly ash, the moisture content of the mud, etc. It is adjusted to be in the range of 5 to 2 times. If the weight of fly ash is less than 0.5 times, the effect of improving the strength after compacting of the improved soil is small, the amount of hydraulic solidification material used is increased, and the amount of fly ash used is less Cannot be used effectively. On the other hand, when the weight of fly ash is more than twice, the strength of the improved soil according to the amount of fly ash used cannot be obtained, and the amount of fly ash used is large and it is necessary to dispose of mud. This is because it takes time and effort.
[0021]
Such a soil improvement material of the present invention is used by being sprayed or mixed with mud and then left to be cured. The mixing ratio of the soil improvement material to the mud may be adjusted depending on the moisture content, composition, particle size distribution, etc. of the mud, for example, by performing a trial kneading test on a part of the target mud beforehand, The usage rate can be determined.
[0022]
In addition, the soil improvement material of the present invention is a mixture of fly ash obtained by incineration of paper sludge as it is with a hydraulic solidification material, but the composition of the fly ash greatly fluctuates and chlorine compounds in the fly ash In the case where harmful substances such as heavy metals are contained, it is possible to apply a treatment to remove these components to the fly ash in advance, or to add a stabilizer for preventing these elutions.
[0023]
【Example】
Examples of the present invention will be described below.
[0024]
[Comparative Examples 1-4]
First, paper sludge fly ash was mixed with mud at different mixing ratios, and the change in strength of the improved soil after compaction was measured.
[0025]
The mud used was a viscous soil having a particle size distribution as shown in Table 1, a water content ratio of 57.1%, and a slump of 21 cm.
[0026]
[Table 1]
[0027]
On the other hand, the fly ash used was paper sludge collected from the waste liquid from the recycled paper refining process, incinerated at 900 ° C in a fluidized bed incinerator, and was discharged together with combustion gas and collected by a bag filter. Yes, it contained components as shown in Table 2. Further, it ranged from 8000cm 2 / g~8800cm 2 / g was a specific surface area were taken several samples was measured by Blaine value.
[0028]
[Table 2]
[0029]
The strength of the improved soil after compaction is determined by mixing different amounts of fly ash in a certain amount of mud, and after the curing time of 1 hour, the “Concrete soil corn index test of T716” The cone index of the improved soil was measured by a cone penetration test according to
[0030]
The results are shown in Table 3.
[0031]
[Table 3]
[0032]
As is apparent from Table 3, the corn index slightly increased in Comparative Examples 2 to 4 in which fly ash was mixed as compared with Comparative Example 1 in which fly ash was not mixed, and the strength of mud was proportional to the mixing ratio of fly ash. Increased.
[0033]
However, when only fly ash is mixed as in Comparative Examples 2 to 4, the strength of the
[0034]
[Comparative Example 5]
Instead of mixing the fly ash of paper sludge, ordinary Portland cement was mixed with the mud so as to be 50 kg / m 3, and the strength after the mud was compacted was measured.
[0035]
First, the ordinary Portland cement used is a JIS standard product and has a specific surface area of 2500 cm 2 / g or more.
[0036]
Moreover, the mud used the same mud as Comparative Examples 1-4 except that the moisture content is 49.8% and the slump is 11 cm.
[0037]
And the strength after compaction of the mud is kneaded with ordinary Portland cement into the mud, and after a curing time of 1 hour, 3 hours, 6 hours, and 24 hours, the corn index is obtained by the same method as in Comparative Examples 1 to 4. It was measured.
[0038]
The obtained results are shown in FIG. 1 as the change of the corn index with respect to the curing time, and the strength after 24 hours is shown in Table 4.
[0039]
[Examples 1 to 4]
By mixing the fly ash used in Comparative Examples 1 to 4 and the ordinary Portland cement used in Comparative Example 5 at different mixing ratios, the soil improvement materials of Examples 1 to 4 were created, and this soil improvement material was used. Mixing with the mud used in Comparative Example 5, the change in strength after compaction of the improved soil was measured. The mixing ratio of fly ash with respect to ordinary Portland cement was set to 0.5 times the weight of Example 1 to 2 times the weight of Example 4.
[0040]
The strength after compaction of the improved soil is the same as that of Comparative Example 5 after the soil conditioner of each Example is kneaded into the mud so that the ordinary Portland cement amount is 50 kg / m 3 with respect to the mud. Measured.
[0041]
The obtained results are shown in FIG. 1 as the change of the corn index with respect to the curing time, and the strength after 24 hours is shown in Table 4.
[0042]
[Table 4]
[0043]
As is clear from Table 4, in Comparative Example 5 and Examples 1 to 4, the same amount of ordinary Portland cement was mixed with mud, but compared with Comparative Example 5 in which fly ash was not mixed, fly ash was mixed. In Examples 1 to 4, the cone index increased. Moreover, the corn index has increased with the increase in the mixing ratio of fly ash to normal Portland cement.
[0044]
Here, the cone index of Examples 1 to 4 is a value that is 300 to 900 KN / m 2 or more larger than the cone index of Comparative Example 5 in which only ordinary Portland cement is mixed. Considering that the increase in cone index of Comparative Examples 2 to 4 measured by mixing fly ash equivalent to or higher than that of Examples 1 to 4 is 20 to 64 KN / m 2 , the value is remarkably large. It can be said.
[0045]
Moreover, in FIG. 1, the difference of the cone index of the comparative example 5 which does not mix fly ash, and Examples 1-4 which mixed fly ash is small while curing time is short, and the difference is with progress of curing time. Increased in proportion to the mixing ratio. This can be assumed to be due to the pozzolanic reaction that continues at a low reaction rate in Examples 1 to 4.
[0046]
Therefore, it was confirmed from Table 4 and FIG. 1 that the strength after compaction of the improved soil can be increased by the synergistic action of ordinary Portland cement and fly ash.
[0047]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, the hydraulic solidified material containing a component curable by moisture and the fly ash obtained by incineration of paper sludge are mixed, and the fly ash for the hydraulic solidified material is mixed. As the soil improvement material with a mixing ratio of 0.5 to 2 times by weight, fly ash easily adsorbs free water in the mud and easily causes a pozzolanic reaction with the hydraulic solidification material. The strength of the improved soil obtained from the hydraulic solidification material can be increased by fly ash, and therefore, fly ash generated by incineration of paper sludge can be effectively reused.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a graph showing changes in corn index with respect to curing time.
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